JP6700963B2 - 印刷装置、印刷装置の制御方法、およびプログラム - Google Patents

印刷装置、印刷装置の制御方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、サーバに格納されたデータの出力技術に関する。
近年、インターネット上のサーバに格納されているデータを出力させる際、情報処理装置が出力要求として出力対象データを指定し、画像処理装置に出力させるシステムが実用化されている。ここで、情報処理装置は、スマートフォン等であり、画像処理装置は、MFP(Multi Function Printer)等のデータ出力装置である。このようなシステムのように、出力対象データの実体をサーバが一元管理することで、情報処理装置が出力対象データを保持する必要がなくなり、情報処理装置の記憶エリアを節約できるという利点がある。
ネットワークを介してサーバにアクセスする技術として、特許文献1には、画像処理装置と情報処理装置が同一のアカウントにログインすることにより、これらの装置が、ネットワークを介したサーバへのアクセスを実施することが開示されている。
特開2014−232340号公報
情報処理装置がサーバに対して出力要求を行い、出力要求に対応するデータをサーバから画像処理装置に出力させるシステムにおいて、情報処理装置の近隣に画像処理装置が存在する場合を考える。この場合、当該近隣の画像処理装置にデータを出力させることができれば、効率がよい。特許文献1の手法によれば、画像処理装置と情報処理装置が同一のアカウントにログインしていれば、情報処理装置は画像処理装置にデータを出力させることが可能である。しかし、情報処理装置は、近隣の画像処理装置のログイン状態を判別することはできず、当該画像処理装置にデータを出力させることができるか否かを判定することは、上記文献には開示されていなかった。
本技術は、このような課題に鑑みてなされたものであり、サーバにデータ出力を要求する装置の近隣に存在するデータ出力装置に対して、サーバから簡易にデータを出力させることを目的とする。
上記目的を達成するための一手段として、本発明の印刷装置は以下の構成を有する。すなわち、印刷装置であって、外部のサーバを介して実行される印刷サービスに関する所定のアカウントに前記印刷装置がログインしているかを判定する判定手段と、前記判定手段により前記所定のアカウントにログインしていると判定された場合に、前記所定のアカウントに関する情報をBLE(Bluetooth Low Energy)による通信を用いて送信する送信手段と、前記送信手段により送信した前記所定のアカウントに関する情報を受信した情報処理装置において当該情報に基づいて前記印刷装置が選択された場合、前記情報処理装置からの要求に応じた前記外部のサーバから前記印刷サービスに係る印刷データを受信する受信手段と、前記受信手段により受信した前記印刷データの出力処理を行う出力手段と、を有する。
本発明によれば、サーバにデータ出力を要求する装置の近隣に存在するデータ出力装置に対して、サーバから簡易にデータを出力させることが可能となる。
実施形態において想定されるシステムの構成例を示す図。 Capability情報群の一構成例を示す図。 Capability情報群をアドバタイズ送信する処理のフローチャート。 サービスリソースの利用状態を監視する処理のフローチャート。 ネットワークの動作状態を監視する処理のフローチャート。 ネットワークログイン状態を監視する処理のフローチャート。 Cloud Service 開始判定の処理のフローチャート。 第一の実施形態におけるシステムのシーケンスチャート。 フラグメントが不要なデータ長のログインアカウントとデバイス名をアドバタイズする際のアドバタイズパケットの構成例を示す図。 フラグメントが必要なデータ長のログインアカウント情報とデバイス名をアドバタイズする際のアドバタイズパケットの構成例を示す図。 画像サーバのハードウェア構成の一例を示す図。 情報処理装置(スマートフォン)のハードウェア構成の一例を示す図。 画像処理装置(MFP)のハードウェア構成の一例を示す図。 第二の実施形態におけるシステムのシーケンスチャート。
以下、添付の図面を参照して、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態において示す構成は一例に過ぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
図1は、以下に説明する実施形態において想定されるシステム構成100、110を示す図である。これらのシステムは、画像サーバ101、情報処理装置102、WLAN(Wireless Local Access Network)ルータ103、および画像処理装置104から構成される。情報処理装置102は、例えばスマートフォンであり、画像処理装置104は、例えば、印刷機能、スキャン機能及びFAX機能を有するMFP(Multi function Printer(多機能印刷装置))である。情報処理装置102は、公衆通信媒体、あるいは、WLANルータ103を経由する無線LAN媒体を利用してインターネットにアクセス可能である。また、画像処理装置104は、WLANルータ103を経由する無線LAN媒体を利用してインターネットにアクセス可能である。情報処理装置102と画像処理装置104は、インターネット経由で画像サーバ101にアクセス可能である。
情報処理装置102と画像処理装置104は、無線LAN通信路を用いた直接接続、あるいは、WLANルータ103経由での接続により、サービス用のペイロードデータの通信が可能である。また、情報処理装置102と画像処理装置104は、Bluetooth(登録商標) Low Energy(以降BLE)通信路を用いてサービス用のコントロールデータの通信が可能である。
ここで、画像サーバ101、情報処理装置(スマートフォン)102、および画像処理装置(MFP)104のハードウェア構成について説明する。図11は、画像サーバ101のハードウェア構成の一例を示す図である。画像サーバ101は、表示部1101、操作部1102、加入データ記憶部1103、電源部1104、情報記憶部1105、制御部1106、ROM1107、RAM1108、Primary通信部1109、Secondary通信部1110を備える。
表示部1101は、視覚で認知可能な情報の出力する機能を有し、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やLED(Light Emitting Diode)により構成される。表示部1101は、UI(User Interface)、アラームなどの表示を行うことも可能である。操作部1102は、画像サーバ101を操作するための機能を有し、各種入力等を受け付ける。加入データ記憶部1103は、画像サーバ101にアカウントを持つユーザに関するユーザアカウント情報と、アカウント毎の割当て容量等に関連設定情報を併せて記憶し、管理する。加入データ記憶部1103は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリまたは着脱可能なSD(Secure Digital)カードなどの記憶媒体により構成される。電源部1104は、装置全体を動作させるための電源を保持し、各ハードウェアに電力を供給する。情報記憶部1105は、加入データ記憶部1103と同様に、HDD、フラッシュメモリまたは着脱可能なSDカードなどの記憶媒体により構成され、画像データを記憶し、管理する。
制御部1106は、画像サーバ101の装置全体の動作を制御し、例えばCPU(Central Processing Unit)である。ROM(Read Only Memory)1107は、制御命令つまりプログラムを格納する。後述する各種動作は、ROM1107に記憶された制御プログラムを制御部1106が実行することにより実現される。RAM(Random Access Memory)1108は、プログラムを実行する際のワークメモリやデータの一時保存などに利用される。
Primary通信部1109は、イーサネット(登録商標)規格の有線通信を行う。なお、Primary通信部1109は、光ファイバー通信等の他の高速有線通信方式を用いてもよい。Secondary通信部1110は、インターネットとの通信の補完を行う。Secondary通信部1110は、LTE(Long Term Evolution)規格に準拠した公衆の無線通信を行う。なお、Secondary通信部1110は、3GPP(3rd Generation Partnership Project)規格に準拠した無線通信方式を用いてもよい。
図12は、情報処理装置(スマートフォン)102のハードウェア構成の一例を示す図である。情報処理装置102は、表示部1201、操作部1202、記憶部1203、電源部1204、制御部1205、ROM1206、RAM1207、無線LAN通信部1208、公衆通信部1209、BLE通信部1210を備える。表示部1201と操作部1202は、図11を用いて説明した画像サーバ101の表示部1101と操作部1102と同様であるため、説明を省略する。
記憶部1203は、例えば、HDD、フラッシュメモリまたは着脱可能なSDカードなどの記憶媒体により構成され、無線通信ネットワーク情報、データ送受信情報、画像データなど各種データを記憶し、管理する。電源部1204は、装置全体を動作させるための電源を保持し、各ハードウェアに電力を供給する。
制御部1205は、例えばCPUであり、情報処理装置(スマートフォン)102の装置全体の動作を制御する。ROM1206は、制御命令つまりプログラムを格納する。後述する各種動作は、ROM1206に記憶された制御プログラムを制御部1205が実行することにより実現される。RAM1207は、プログラムを実行する際のワークメモリやデータの一時保存などに利用される。無線LAN通信部1208は、IEEE802.11シリーズに準拠した無線通信を行う。なお、無線LAN通信部1208は、DECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunications)等の他の通信方式を用いてもよい。
公衆通信部1209は、3GPP規格、LTE規格等に準拠した公衆の無線通信を行う。BLE通信部1210は、Bluetooth Low Energy規格に準拠した無線通信を行う。また、BLE通信部1210は、通信可能範囲内に存在する装置から送信されるAdvertizing信号(BLE Advertizing信号(パケット))を、定常監視して受信できるようにしている。Advertizing 信号の受信処理については後述する。なお、BLE通信部1210は、Zigbee方式等、無線LAN通信部1208が用いる通信方式より通信速度が遅いが、低消費電力の通信方式を用いてもよい。
図13は、画像処理装置(Multi Function Printer(MFP))104のハードウェア構成の一例を示す図である。画像処理装置104は、画像出力部1301、操作部1302、表示部1303、電源部1304、画像入力部1305、制御部1306、ROM1307、RAM1308、無線LAN通信部1309、BLE通信部1310を備える。以下の実施形態において、画像処理装置104は、クラウドプリントサービス(印刷サービス)に対応可能である。表示部1303と操作部1302は、図11を用いて説明した画像サーバ101の表示部1101と操作部1102と同様であるため、説明を省略する。
画像出力部1301は、例えば、インクジェットヘッドや、トナーカートリッジを中心にしたプリントエンジンにより構成され、デコードした電子画像のプリントを行う。電源部1304は、装置全体を動作させるための電源を保持し、各ハードウェアに電力を供給する。画像入力部1305は、光学読取り機構を中心としたスキャナエンジンにより構成され、スキャンした画像の電子化を行う。
制御部1306は、例えばCPUであり、画像処理装置(Multi Function Printer)104の装置全体の動作を制御する。ROM1307は、制御命令つまりプログラムを格納する。後述する各種動作は、ROM1307に記憶された制御プログラムを制御部1306が実行することにより実現される。RAM1308は、プログラムを実行する際のワークメモリやデータの一時保存などに利用される。無線LAN通信部1309は、IEEE802.11シリーズに準拠した無線通信を行う。なお、無線LAN通信部1309は、DECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunications)等の他の通信方式を用いてもよい。
BLE通信部1310は、Bluetooth Low Energy規格に準拠した無線通信を行う。また、BLE通信部1310は、通信可能範囲内に存在する装置に対するAdvertizing 信号(BLE Advertizing信号(パケット))を、定常送信している。Advertizing 信号の送信処理については後述する。なお、BLE通信部1210は、Zigbee方式等、無線LAN通信部1208が用いる通信方式より通信速度が遅いが、低消費電力の通信方式を用いてもよい。
図1のシステム構成100では、情報処理装置(スマートフォン)102が、外部の画像サーバ101に公衆通信媒体を介しインターネット経由で接続している。ここで、システム構成100では、情報処理装置102と画像処理装置104は、互いの物理的距離が長い等の要因により、無線LAN通信路を用いた直接通信、BLE通信路を用いたデータ通信が不可能であるとする。情報処理装置102のユーザは、所定のアカウントにログインし(S120)、画像サーバ101上に記憶されている画像を閲覧している(S121)。なお、所定のアカウントにログインする際には、ユーザIDとパスワードがユーザから入力される。情報処理装置102は、ユーザの操作に応じて出力対象の画像を選択し(S122、S123)、出力対象画像データへアクセスするための情報(URI情報等)を、一時記憶する(S124)。その後、システム構成110へ移り、情報処理装置102の画像処理装置(MFP)104の近隣への移動を契機に、出力対象として選択された画像データが画像処理装置104へ出力される。以下、情報処理装置102と画像処理装置104が同一ユーザアカウントにログインしているか否かに応じた実施形態を、それぞれ第一の実施形態と第二の実施形態として説明する。
(第一の実施形態)
第一の実施形態では、情報処理装置102と画像処理装置104が同一ユーザアカウントにログインしている場合について説明する。図8は、本実施形態におけるシステムのシーケンスチャートである。
画像処理装置104は、WLANルータ103経由でインターネットへのアクセスが可能である。図8において、画像処理装置104は、当該インターネット上の画像サーバ101の所定のユーザアカウントにログイン中である(S800)。本実施形態において、画像処理装置104では、サービスとしてクラウドプリントサービスのアプリケーションが動作しているものとする。なお、本実施形態におけるクラウドプリントサービスとは、画像処理装置104が、画像サーバ101内に自装置宛ての出力対象データが存在するかを確認し、存在する場合には取得し出力するサービスである。なお、事前に情報処理装置102のユーザアカウントと画像処理装置104とが関連付けられている。
画像処理装置104は、クラウドプリントサービスの手順に則って自装置宛ての出力対象データの有無の確認を、画像サーバ101に対して実行する(S801、S802)。なお、当該確認は、画像処理装置104の画像処理サービスのリソースが占有されていない際に、一定周期で実施されることが想定されるが、その他の事象(装置操作等)をトリガとして実施されてもよい。
情報処理装置102は、画像処理装置104がログインしたアカウントと同一のユーザアカウントにログイン中である(S803)。情報処理装置102を携帯しているユーザは、画像サーバ101内に格納されている画像データを閲覧し(S804、S805)、出力対象データを選択する(S806、S123)。続いて、情報処理装置102は、選択された出力対象データにアクセスするためのURI等のアクセス先情報を一時記憶する(S807、S124)。
ここで、情報処理装置102を携帯するユーザが移動し、情報処理装置102が画像処理装置104の近隣に移動して、画像処理装置104の通信可能範囲に入ったとする。画像処理装置104の通信可能範囲内に位置する情報処理装置102は、画像処理装置104が所定間隔で送信しているAdvertizing信号を受信することが可能である(S808〜S811、S125、S126)。
ここで、本実施形態の画像処理装置104のAdvertizing 信号(BLE Advertizing信号(パケット))を用いて装置Capability情報群をアドバタイズ送信する手順について説明する。図2は、Capability情報群の一構成例を示す図である。図3は、画像処理装置104がCapability情報群をアドバタイズ送信する処理のフローチャートである。
画像処理装置104は、装置内の計時手段(不図示)を元に、Advertizing 信号の送信タイミングであるか否か(Advertizing間隔が経過したか否か)の判定を行う(S301)。Advertizing 信号の送信タイミングと判定された場合には(S301のYes)、画像処理装置104は、送信すべきCapability情報の種別が何であるかを判定する。すなわち、画像処理装置104は、現在のタイミングにより、“サービスリソース利用状態”、“ネットワーク動作状態”、“ネットワークログイン状態”の3つの情報の何れかを送信するかを判定する(S302、S303)。画像処理装置104は、S302とS303の判定に従った監視処理を行う(S304〜S306)。監視処理後、画像処理装置104は、“サービスリソース利用状態”の情報201、“ネットワーク動作状態”の情報202、“ネットワークログイン状態”の情報203の3つの情報を送信する。本実施形態では、画像処理装置104は、これらの情報を、Advertizing信号(パケット)を用いて順次繰り返して送信する(S307)。一例として、図2では、“ネットワークログイン状態”の情報が送信されている例が示されている(網掛け部分を参照)。
なお、本実施形態では、図2、図3に示した3つの状態を順次繰り返し報知する例を示したが、報知する情報の数や、タイミング、周期等はこの例に限定されない。例えば、送信すべきCapability情報の種別が何であるかの判定処理(S302、S303)を拡充することで、報知する情報の数や、タイミング、周期等を、Advertizing 信号の送信間隔を基準にカスタマイズしてもよい。
“サービスリソース利用状態”監視処理のフローチャートを図4に、“ネットワーク動作状態” 監視処理のフローチャートを図5に、“ネットワークログイン状態” 監視処理のフローチャートを図6に示す。
図4は、サービスリソース利用状態を監視する処理(S304)のフローチャートである。画像処理装置104は、自装置内のサービス用のリソースの利用状況を監視する(S401)。画像処理装置104は、当該監視に応じて、プリントジョブの稼働状況に応じたステータスのセット(S402〜S405)と、スキャンインタフェースの稼働状況に応じたステータスのセット(S406〜S409)を実施する。なお、本実施形態においては、稼働状況に関するステータス値をBluetooth規格にて規定されているService Class UUIDにステータス値をセットする例(S405、S409)を示したが、他の手法でも実現可能である。例えば、Manufacture Specific Data を用いてもよい。
図5は、ネットワーク動作状態を監視する処理(S305)のフローチャートである。画像処理装置104は、自装置内のネットワークインタフェースの動作状況を監視する(S501)。画像処理装置104は、当該監視に応じて、インターネットへのアクセス可否判定(S502〜S504)と、無線LANインタフェースの稼働状況確認(S505〜S507)後に、ステータス値をセットする(S508)。なお、本実施形態においては、稼働状況に関するステータス値をBluetooth規格にて規定されているGATT TDSでの規定値を利用する例(S508)を示したが、他の手法でも実現可能である。例えば、Manufacture Specific Data を用いてもよい。なお、GATT TDSは、Generic Attribute Profile Transport Discovery Serviceの略である。
図6は、ネットワークログイン状態を監視処理(S306)のフローチャートである。画像処理装置104は、自装置のクラウドストレージ用のログイン状況を監視する(601)。画像処理装置104は、当該監視に応じて、ログインアカウントに更新があるかの判定(S602)を行う。更新があった場合には、画像処理装置104は、Advertizing信号送信用に自装置内に記憶されているログインアカウント情報の更新を行う(S603)。ここで、アカウント情報とは、ログインしているアカウントのID情報またはパスワードである。また、画像処理装置104は、更新アカウント情報長と画像処理装置104に割り当てられたデバイス名長の加算値(ログイン情報長)が、1つのAdvertizing 信号のパケットの情報要素長以下であるかの判定を行う(S604)。
ログイン情報長が情報要素長以下である場合には(S604のNo)、画像処理装置104は、アカウント情報に続けて、デバイス名を格納したログイン情報を、単一パケット用の送信バッファに格納する(S605)。図9に、ログイン情報長が情報要素長以下である場合のAdvertizing信号のパケットの構成例を示す。図9に示すように、ログイン情報長が情報要素長以下である場合には、ログイン情報はフラグメント(分離)されず、単一のパケットに格納される。
一方、ログイン情報長が情報要素長を越える場合には(S604のYes)、画像処理装置104は、ログイン情報をフラグメントして複数パケット用の送信バッファに格納する(S606)。図10に、ログイン情報長が情報要素長を越える場合のAdvertizing信号のパケット(アドバタイズパケット)の構成例を示す。図10に示すように、ログイン情報長が情報要素長を越える場合には、ログイン情報はフラグメントされ、複数のパケットに格納される。
続いて、画像処理装置104は、送信バッファのフラグメント数を更新し一時記憶する(S607)。その後、画像処理装置104は、今回の送信タイミングでの送信バッファを選択する処理(S608〜S611)を実施する。
なお、本実施形態においては、Bluetooth規格にて規定されているComplete Local Nameエリアに、先頭STXコード(0x02)と末尾ETXコード(0x03)でログイン情報を挟む込むフォーマットを利用した(図9)。また、ログイン情報のフラグメントが必要な場合には、当該挟み込むフォーマットを利用する手法を利用した(図10)。しかし、ログイン情報を送信バッファに格納する手法はこれに限定されない。例えば、Manufacture Specific Data エリアを利用する方法や、TLV(Type, Length, Value)フォーマットを利用する等の手法を用いることも可能である。
図7は、画像処理装置104により定常的に間欠送信されたAdvertizing信号を受信した情報処理装置(スマートフォン)102がサービスを開始するための判定処理のフローチャートである。
まず、情報処理装置102は、Advertizing信号にて通知されるCapability情報群を認識し、送信元の画像処理装置104が、クラウドサービスに対応するかを、受信したAdvertizing信号に基づいて判定する。本実施形態では、画像処理装置104は、クラウドプリントサービスに対応しているので(S701のYes)、情報処理装置102は、画像処理装置104がアカウント登録済みかを判定する(S702)。すなわち、情報処理装置102は、画像処理装置104が、無線LAN経由でインターネットに接続済みであり、画像サーバ101へ同一ログインアカウントでログイン中かを判定する。本実施形態では、画像処理装置104は、情報処理装置102と同一のアカウントでログイン中であるので(S702のYes、S812、S813)、情報処理装置102は、クラウドサービスの開始を要求する。具体的には、情報処理装置102は、画像サーバ101に対して、選択済みの画像の出力先として、画像処理装置104のデバイス名をセット(設定)する(S814、S127)。続いて、情報処理装置102は、選択済みの画像データの出力を要求する(S815、S816)。なお、情報処理装置102は、画像処理装置104のデバイス名を、認識したCapability情報に含まれるログイン情報により抽出することが可能である。
画像サーバ101は、S815のメッセージで指定されたデバイス名に従って、データの出力先を、画像処理装置104としてセットし、確定する(S128)。この後、画像処理装置104が、クラウドプリントサービスの手順に則って自装置宛ての出力対象データの有無の確認を、画像サーバ101に対して実行する(S817、S818)。画像処理装置104は、出力対象データが画像サーバ101上に存在すること認識し、出力対象データの獲得処理を実施する(S819〜S821、S129〜S134)。
なお、画像処理装置104が、出力対象データの獲得し、出力処理であるプリントジョブを実施している間、情報処理装置102を含む近隣の装置に、プリントリソース利用中ステータスを報知する(S822)。具体的には、画像処理装置104は、“サービスリソース利用状態”監視処理(図4)に従って、プリントジョブ処理中のステータスをセットした(S403)Advertizing信号を送信する。なお、プリントジョブが終了すると、画像処理装置104は、“サービスリソース利用状態”監視処理(図4)に従って、プリントジョブ処理中のステータスがクリアされた(S404)されたAdvertizing信号を送信する。これにより、画像処理装置104は、同様にプリントリソース空きステータスを報知する。
このように、本実施形態では、画像処理装置104はCapability情報をAdvertizing信号を用いて報知し、情報処理装置102は、受信したAdvertizing信号に従った対応を実施する。これにより、情報処理装置102は、近隣に存在する画像処理装置104のログイン中のアカウント情報とデバイス名を認識し、画像サーバ上のデータの出力要求が可能なのかが判るようになる。
更に、本実施形態において、アカウント情報に基づいたデータ出力先装置指定機能を、情報処理装置に付加してもよい。このような構成により、情報処理装置の同一アカウントへログイン済みの画像処理装置近傍への移動を契機に、選択済み画像データを出力すること(いわゆる“近づきプリントサービス”等)が可能になる。
(第二の実施形態)
第二の実施形態では、情報処理装置102と画像処理装置104が異なるユーザアカウントにログインしている場合について説明する。以下、第二の実施形態について、第一の実施形態と異なる点について説明する。図14は、本実施形態におけるシステムのシーケンスチャートである。S1400〜S1412の処理は、図8のS800〜S812の処理と同様であるため説明を省略する。
本実施形態では、画像処理装置104は、情報処理装置102と異なるアカウントでログイン中である(S702のNo、S1413)。そこで、情報処理装置102は、画像処理装置104に対して、無線LAN通信路経由での通信路を設定する。具体的には、情報処理装置102は、BLE通信媒体を用いた、メディアハンドオーバー処理を実施する(S1414、S1415)。本実施形態では、このメディアハンドオーバー処理により、情報処理装置102は、WLANルータ103経由で、画像処理装置104との間の通信路を設定するために必要な情報を入手する。通信路を設定するために必要な情報は、例えば、無線LAN設定情報や、宛先アドレス情報、デバイス識別情報等の各種設定情報である。
通信路を設定するために必要な情報を入手した情報処理装置102は、無線LAN通信路での接続を実施する。(S703のYes、S704、S1416)。続いて、無線LAN通信路での接続に成功した情報処理装置102は、クラウドサービスの開始を要求する(S705)。具体的には、情報処理装置102は、画像サーバ101に対して、選択済みの画像の出力先として、情報処理装置102をセット(設定)する(S1417〜S1419)。情報処理装置102は、無線LAN通信路を介して、画像出力リソースの確保を指示し(S1420)、出力対象画像データの取得を開始する(S1421、S1422)。画像サーバ101から、出力対象画像データのペイロードを受信した情報処理装置102は、設定済みの無線LAN通信路を介して、画像処理装置104へ、当該ペイロードデータ(すなわち印刷データ)を転送する(S1423)。
なお、画像処理装置104が、出力対象データの転送を受付、出力処理であるプリントジョブを実施している間、第一の実施形態と同様に、プリントリソース利用中ステータスを報知する(S1424)。また、プリントジョブが終了すると、画像処理装置104は、第一の実施形態と同様に、プリントリソース空きステータスを報知する。
なお、上記例では、情報処理装置102は、無線LAN通信路の接続が可能であることを前提として説明した。しかし、当該接続が不可能である場合(S703のNo)、情報処理装置102は、ユーザに対しクラウドサービスの実施が不可能であることを通知する。当該通知には、例えば表示部1201が用いられる。
このように、本実施形態では、画像処理装置104はCapability情報をAdvertizing信号を用いて報知し、情報処理装置102は、受信したAdvertizing信号に従った対応を実施する。これにより、情報処理装置102は、近隣に存在する画像処理装置104のログイン中のアカウント情報とデバイス名を認識し、画像サーバ上のデータの出力要求が可能なのかが判るようになる。
更に、本実施形態において、アカウント情報に基づいたデータ出力先装置指定機能および受信ペイロードデータを無線LAN接続された他のデバイスに転送する機能を、情報処理装置に付加してもよい。このような構成により、異なるアカウントへログイン済みの画像処理装置近傍への移動を契機に指定済み画像データを出力すること(いわゆる“近づきプリントサービス”等)が可能になる。
(その他の実施形態)
以上に説明した実施形態では、転送するデータを画像データとして説明したが、転送可能なデータであれば画像データに限定されない。したがって、画像処理装置104は、情報処理装置として機能してもよい。
また、本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101 画像サーバ、 102 情報処理装置(スマートフォン)、103 WLANルータ、 104 画像処理装置

Claims (9)

  1. 印刷装置であって、
    外部のサーバを介して実行される印刷サービスに関する所定のアカウントに前記印刷装置がログインしているかを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記所定のアカウントにログインしていると判定された場合に、前記所定のアカウントに関する情報をBLE(Bluetooth Low Energy)による通信を用いて送信する送信手段と、
    前記送信手段により送信した前記所定のアカウントに関する情報を受信した情報処理装置において当該情報に基づいて前記印刷装置が選択された場合、前記情報処理装置からの要求に応じた前記外部のサーバから前記印刷サービスに係る印刷データを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した前記印刷データの出力処理を行う出力手段と、
    を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記受信手段は、BLEより通信速度が速い通信方式により前記印刷データを受信することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記印刷装置における前記印刷サービスのステータスを監視する監視手段と、
    前記送信手段は、前記監視手段により監視された前記印刷サービスのステータスの情報と、前記所定のアカウントに関する情報とをBLE(Bluetooth Low Energy)による通信を用いて送信することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
  4. 前記送信手段は、前記印刷サービスの情報と前記所定のアカウントに関する情報とを送信することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
  5. 前記送信手段は、前記ログインの情報をパケットに含めて送信し、
    前記所定のアカウントへのログインの情報が更新された場合に、当該更新されたログインの情報のデータの長さが、前記パケットの長さより長い場合、前記送信手段は、前記ログインの情報を複数のパケットに分離して格納して、送信することを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記ログインの情報には、前記所定のアカウントに関する情報と前記印刷装置を識別する情報が含まれることを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
  7. 前記受信手段は、IEEE802.11に準拠した通信により前記印刷データを受信するを行うことを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の印刷装置。
  8. 印刷装置の制御方法であって、
    外部のサーバを介して実行される印刷サービスに関する所定のアカウントに前記印刷装置がログインしているかを判定する判定工程と、
    前記判定工程において前記所定のアカウントにログインしていると判定された場合に、前記所定のアカウントに関する情報をBLE(Bluetooth Low Energy)による通信を用いて送信する送信工程と、
    前記送信工程において送信された前記所定のアカウントに関する情報を受信した情報処理装置において当該情報に基づいて前記印刷装置が選択された場合、前記情報処理装置からの要求に応じた前記外部のサーバから前記印刷サービスに係る印刷データを受信する受信工程と、
    前記受信工程において受信された前記印刷データの出力処理を行う出力工程と、
    を有することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  9. コンピュータを、請求項1からのいずれか1項に記載の印刷装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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