JP6700717B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真プロセスを利用した画像形成装置に関する。
電子写真方式や静電記録方式の画像形成装置において、低オゾン、省電力化、小型化を目指し、像担持体である感光体の表面を帯電する帯電手段としての帯電ローラに帯電電圧として直流電圧を印加するDC接触帯電方式が用いられている。更に、高圧ユニットの小型化を狙って、帯電ローラに印加する直流電圧を所定の電圧値に固定する構成が用いられることがある。この場合、感光体の膜厚変化や使用環境の変化による帯電後の感光体の表面電位の変化に対応するため、露光手段で感光体上の潜像形成部以外の領域も、潜像形成部を露光するときよりも弱い露光量で露光する方法が知られている(例えば特許文献1参照)。以下、この露光方法をバックグラウンド露光と称する。また、バックグラウンド露光は、上述した帯電電圧を所定の電圧値に固定する目的以外に、転写メモリによる画像濃度差を抑制するためにも行うことが知られている(例えば特許文献2参照)。バックグラウンド露光の方法としては、弱い光量で感光体の表面全域を露光する手法と、潜像形成部分と同じ光量で、潜像形成部分よりも短い露光時間で露光する手法(微小発光)が知られている(例えば特許文献3参照)。前者の手法はアナログバックグラウンド露光といい、後者の手法はデジタルバックグラウンド露光という。
特開2002−296853号公報 特開2008−8991号公報 特開平8−194355号公報
従来、上述したデジタルバックグラウンド露光機能を備えた画像形成装置では、画像信号を生成するコントロール基板と、感光体を露光するためにレーザ光を出射するレーザドライバ基板との間には、信号伝送路が設けられている。そして、バックグラウンド露光を行う場合には、信号伝送路を介して、コントロール基板からレーザドライバ基板にバックグラウンド露光用のパルス信号が送信される。このとき送信されるバックグラウンド露光用のパルス信号は、画像データを露光するときのパルス幅よりも、パルス幅が短い。このため、バックグラウンド露光用のパルス信号に相当する高い周波数の不要な輻射電波が発生するという課題がある。
本発明はこのような状況のもとでなされたもので、デジタルバックグラウンド露光での不要な輻射電波を低減することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明では、以下の構成を備える。
(1)像担持体に形成された潜像にトナーを付着させて現像されたトナー像を記録材に転写して画像形成する画像形成装置であって、前記像担持体を露光する露光データを生成する生成部と、前記像担持体を露光するレーザ光を出射するレーザ素子と、を有し、前記露光データに応じて、前記像担持体を露光する前記レーザ素子の点灯制御を行う第一の基板と、前記第一の基板と接続された第一の伝送路前記第一の伝送路に接続され、前記像担持体に前記潜像を形成するための画像データを、前記第一の伝送路を介して前記第一の基板に送信する第二の基板と、前記第一の基板と接続され、前記第一の伝送路よりも伝送路の長さが短い第二の伝送路であって、前記第一の伝送路を伝わる画像データの信号のパルス幅よりも短いパルス幅の信号を伝送する第二の伝送路前記第二の伝送路に接続され、前記像担持体に前記潜像を形成しない領域に対して微小発光するための露光データを指定する微小発光データを、前記第二の伝送路を介して前記第一の基板に送信する第三の基板と、を備え、前記生成部は、前記微小発光データに基づいて前記微小発光するために生成した露光データと、前記第二の基板より受信した前記画像データと、に基づいて、前記像担持体を露光する露光データを生成することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、デジタルバックグラウンド露光での不要な輻射電波を低減することができる。
実施例1、2の画像形成装置の構成を示す図 実施例1、2のレーザドライバ基板の構成を示すブロック図 実施例1、2のタイミングジェネレータの入力信号、出力信号を説明する図、及び点灯パターンレジスタの設定データの例を示す図 実施例1の画像形成動作の制御シーケンスを示すフローチャート 実施例1の画像形成動作を示すタイミングチャート 実施例1と従来例の放射ノイズ測定結果を示す図 実施例1の画像形成装置の制御基板の構成を示す図 実施例2の画像形成動作の制御シーケンスを示すフローチャート
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[画像形成装置の構成]
図1は、実施例1の画像形成装置の構成を示す図である。本実施例では、画像形成装置の一例として、ブラックトナーを使用したモノクロタイプのレーザビームプリンタ(以下、LBPという)2を用いて説明するが、LBPに限定するものではなく、他の構成の画像形成装置であってもよい。図1において、第二の基板であるシステムコントロール基板100は、外部のパーソナルコンピュータ(PC)であるホストPC1との通信により、プリントジョブの実行指示や画像データを受信し画像処理を行うとともに、LBP2全体の制御を行う。また、第三の基板であるエンジンコントロール基板300は、システムコントロール基板100と伝送路30を介して接続され、システムコントロール基板100からの指示に基づいて、画像形成を行うエンジン部分の制御を行う。レーザスキャナ230は、画像データに応じてレーザ素子の点灯制御を行う第一の基板であるレーザドライバ基板200と、不図示のスキャナモータ、光学素子、BDセンサ等から構成されている。また、レーザドライバ基板200は、レーザ光を出射するレーザ素子201と、レーザ素子201の点灯制御を行うレーザドライバ210から構成されている。
システムコントロール基板100とレーザドライバ基板200とは、第一の伝送路である伝送路10を介して接続されており、システムコントロール基板100で画像処理された画像データは、伝送路10を経由して、レーザドライバ基板200に送信される。レーザドライバ基板200では、受信した画像データに基づいて、レーザ素子201の発光制御を行う。また、レーザドライバ基板200は、エンジンコントロール基板300と第二の伝送路である伝送路20を介して接続されており、伝送路20を経由して、エンジンコントロール基板300から後述する点灯パターンレジスタ設定のための通信が行われる。このように、伝送路10では、画像データのような比較的高速の信号(例えば、数十MHz)が送信され、一方、伝送路20では、伝送路10に比べ、低速の信号(例えば、数百KHz)が送信される。
画像形成時には、像担持体である感光ドラム6は、図中、矢印方向(時計回り方向)に回転し、まず、帯電部7により一様な電位に帯電される。続いて、レーザ素子201からのレーザ光で感光ドラム6の表面を露光することにより、感光ドラム6上に静電潜像が形成される。感光ドラム6上に形成された静電潜像は、現像部8でトナーを付着させることにより、トナー像として現像される。一方、給紙部3からは、給紙ローラ5が駆動されることにより、記録材4が給紙される。給紙された記録材4は、感光ドラム6上のトナー像が転写部9に到達するタイミングに合わせて、搬送ローラ11により転写部9に搬送され、転写部9にて感光ドラム6上に形成されたトナー像が転写される。トナー像が転写された記録材4は、定着装置12に搬送され、定着装置12にて加熱・加圧されてトナー像が記録材4に定着される。トナー像が定着された記録材4は、排紙ローラ13により搬送され、排紙部14へ排出される。このような画像形成動作により、記録材4への画像形成が行われる。
[レーザドライバ部]
図2は、レーザ光を出射し、感光ドラム6を露光するレーザドライバ基板200の構成を示すブロック図である。レーザドライバ基板200は、レーザ光を出射するレーザ素子201と、レーザ素子201の点灯制御を行うレーザドライバ210から構成されている。レーザドライバ210は、出力ドライバ211、APC部212、点灯パターン制御部220から構成されている。出力ドライバ211は、点灯パターン制御部220から出力される出力信号に応じて、レーザ素子201を点灯駆動する駆動回路で構成されている。APC部212はオートパワーコントロール部であり、フォトダイオード等を接続し、レーザ素子201の出力(発光)状態をモニターし、モニター結果に基づいてレーザ素子201の出力制御を行う。また、APC部212は、エンジンコントロール基板300から信号線を介して送信されるSH信号(サンプルホールド信号)に基づいて、モニター電流のサンプルホールドを行う。
点灯パターン制御部220は、シリアル通信部221、点灯パターンレジスタ222、生成部であるタイミングジェネレータ223から構成されている。シリアル通信部221は、エンジンコントロール基板300と伝送路20を介して接続されており、エンジンコントロール基板300からシリアル通信により送信されたデータを受信し、受信したデータを点灯パターンレジスタ222に設定する。点灯パターンレジスタ222は、バックグラウンド露光用の信号を指示する点灯パターンデータをタイミングジェネレータ223に出力する。また、タイミングジェネレータ223は、点灯パターンレジスタ222から出力された点灯パターンデータに基づいて、バックグラウンド露光(微小発光ともいう)用の信号を生成する。タイミングジェネレータ223には、伝送路10を介して、システムコントロール基板100から画像データが入力される。タイミングジェネレータ223は、システムコントロール基板100から出力された画像データと、点灯パターンデータに基づいて生成したバックグラウンド露光用の信号に基づいて、出力ドライバ211にレーザ素子201を点灯させる信号を生成し出力する。なお、本実施例では、エンジンコントロール基板300は、バックグラウンド露光用の信号を生成するための点灯パターンデータであるレジスタ設定値を点灯パターン制御部220に送信する。点灯パターン制御部220のシリアル通信部221では、受信したレジスタ設定値を点灯パターンレジスタ222に設定する。
[タイミングジェネレータ]
図3は、タイミングジェネレータ223の入力信号、出力信号の例を示す図である。図3では、上から順に、(A)デジタルバックグラウンド露光用の信号(露光データ)、(B)トナー像形成用の信号(画像データ)と、タイミングジェネレータ223から出力ドライバ211に出力される(C)出力信号(露光データ)を示す。図3(A)に示すデジタルバックグラウンド露光用の信号では、1ドットの期間は、パルス信号がオン状態のON期間(オン期間)と、オフ状態のOFF期間(オフ期間)から構成されている。デジタルバックグラウンド露光用の信号は、点灯パターンレジスタ222に設定されたレジスタ設定値に基づいて、パルス信号のON期間が設定され、タイミングジェネレータ223において、デジタルバックグラウンド露光用の信号(図3(A))が生成される。なお、点灯パターンレジスタ222の詳細については後述する。システムコントロール基板100から伝送路10を介して送信されるトナー像形成用の信号(図3(B))は、1ドットごとに100%のOFF期間又は100%のON期間が設定されている。タイミングジェネレータ223は、2つの信号(図3(A)、(B))に基づいて、出力信号(図3(C))を生成し、出力ドライバ211に出力する。図3(C)の出力信号に示すように、出力信号は、デジタルバックグラウンド露光用の信号(図3(A))と、トナー像形成用の信号(図3(B))の論理和をとった信号である。即ち、トナー像形成用の信号(図3(B))の1ドットがONであれば、出力信号(図3(C))の(a)に示す、1ドットの期間がON状態の出力信号が生成される。一方、トナー像形成用の信号(図3(B))の1ドットがOFFの場合には、出力信号(図3(C))の(b)に示す、デジタルバックグラウンド露光用の信号(図3(A))のON期間だけがON状態の出力信号が生成される。
[点灯パターンレジスタ]
点灯パターンレジスタ222は、エンジンコントロール基板300から送信されたレジスタ設定値が書き込まれ、画像形成時にレジスタ設定値をタイミングジェネレータ223に出力する。デジタルバックグラウンド露光用の信号のON期間を制御するON期間レジスタは、8ビット構成のレジスタであり、0〜255(2進数では“11111111”)のレジスタ値に応じて、デジタルバックグラウンド露光用の信号のON期間が設定される。図3(D)は、エンジンコントロール基板300から送信された、点灯パターンレジスタ222のON期間レジスタに設定される設定値の一例である。図3(D)に示すように、ON期間レジスタに2進数で“00001111”(=15(10進数))を設定した場合には、1ドット中のON期間が15/255であるデジタルバックグラウンド露光用の信号がタイミングジェネレータ223にて生成される。なお、本実施例では、1ドット分の時間内でON期間、OFF期間を設定する例を示しているが、これに限定するものではなく、例えば複数ドット分の時間内でON期間、OFF期間を設定するようにしてもよい。
[プリントジョブの制御シーケンス]
図4は、本実施例の1枚の記録材のプリントを行うプリントジョブの制御シーケンスを示すフローチャートである。図4に示す処理は、システムコントロール基板100がホストPC1から、プリントジョブの実行指示とともに画像データを受信すると起動される。ステップ(以下、Sという)100では、エンジンコントロール基板300は、伝送路20を介して、デジタルバックグラウンド露光用の信号(BG露光用信号)のON期間を指定する点灯パターンデータを点灯パターン制御部220に送信する。点灯パターン制御部220のシリアル通信部221は、受信した点灯パターンデータを点灯パターンレジスタ222のON期間レジスタに書き込む。S101では、点灯パターンレジスタ222は、ON期間レジスタに書き込まれたレジスタ値をタイミングジェネレータ223に出力する。S102では、タイミングジェネレータ223は、システムコントロール基板100から伝送路10を介して送信された画像データと、点灯パターンレジスタ222からのレジスタ値に応じて生成したBG露光用信号と、から出力信号を生成する。そして、タイミングジェネレータ223は、生成した出力信号を出力ドライバ211へ出力する。出力ドライバ211は、タイミングジェネレータ223からの出力信号に応じて、レーザ素子201の点灯制御を行う。S103では、記録材1ページ分の印刷が終了したかどうかを判断し、終了していなければ処理をS101に戻し、終了していればプリントジョブを終了する。
[画像形成動作のタイミングチャート]
図5は、画像形成装置の画像形成動作の状態と伝送路10、伝送路20におけるデータ伝送のタイミングを示すタイミングチャートであり、1枚の記録材に画像形成を行うプリントジョブの例を示す。図中の横軸は時間を示し、t1〜t4は時刻を示す。また、図5では、画像形成動作を、画像形成を開始する前の前回転動作(図中、T1)、画像形成動作(図中、T2)、画像形成を終了した後の後回転動作(図中、T3)の期間に分けている。時刻t1で、プリント処理を開始すると、まず前回転動作を行う。前回転動作の期間T1では、高圧制御用のデータ取得等を行う。そして、エンジンコントロール基板300は、デジタルバックグラウンド露光のための点灯パターンデータを、伝送路20を経由してレーザドライバ基板200に送信し、点灯パターン制御部220は点灯パターンレジスタ222に点灯パターンデータを設定する。次に、時刻t2になり、画像形成動作の期間T2では、伝送路10を経由し、画像データがシステムコントロール基板100からレーザドライバ基板200へ伝送される。レーザドライバ基板200では、画像データと微小発光データを含んだタイミングジェネレータ223からの出力信号に基づいて、レーザ素子201の点灯制御が行われ、感光ドラム6上に静電潜像が形成される。そして、静電潜像は現像部8によりトナー像として現像され、前述した画像形成動作により記録材4への画像形成が行われる。時刻t3になり、後回転動作の期間T3では、記録材4が排出され、感光ドラム6のクリーニング等が行われ、プリント処理が終了する。なお、複数の記録材への画像形成動作が行われる場合には、記録材の枚数分、期間T2の画像形成動作が繰り返される。
[本実施例と従来例の放射ノイズの比較]
図6は、本実施例の構成を備えた画像形成装置と、従来の構成の画像形成装置における放射ノイズを測定した結果を示すグラフである。図6(a)は、従来の構成の画像形成装置における放射ノイズを測定した結果を示すグラフであり、図6(b)は、本実施例の構成を備えた画像形成装置における放射ノイズを測定した結果を示すグラフである。図6(a)、(b)共に、横軸は周波数(単位:MHz)で30MHz〜1000MHzの範囲であり、縦軸はノイズレベル(単位:dB)を示す。図6(a)の波形401は、従来例の放射ノイズを示す波形であり、波形402は、放射ノイズの規格レベルを示す。また、図6(b)の波形403は、本実施例の放射ノイズを示す波形である。図6(b)に示す本実施例での放射ノイズでは、図6(a)に示す従来例の放射ノイズと比べ、図6(a)の円で囲まれた領域で図中、上下方向の波形で表された輻射電波が低減されていることがわかる。即ち、本実施例の場合には、画像データが伝送される伝送路10にデジタルバックグラウンド露光のための幅の短いパルス信号が伝送されないので、従来例に比べ、相対的に波形403での輻射電波が低減される。
また、レーザドライバ210の回路は、例えばICで構成されているので、同一基板上に実装された点灯パターンレジスタ222とタイミングジェネレータ223は、信号が流れる信号路で接続されている。この信号路の長さは、システムコントロール基板100とレーザドライバ基板200との間の伝送路10の長さに比べ、短い。例えば、小型のLBP2等では、システムコントロール基板100からレーザドライバ基板200への伝送路10の長さが30cm程度に対して、点灯パターンレジスタ222からタイミングジェネレータ223への信号路は1mm程度である。信号が流れる伝送路の距離が短いことにより、放射ノイズへの輻射電波の影響は低減される。そのため、点灯パターンレジスタ222からタイミングジェネレータ223へのBG露光用のデータ転送による放射ノイズは、システムコントロール基板100からレーザドライバ基板200へのBG露光用のデータの転送による放射ノイズよりも、小さくなる。
また、本実施例の図4に示す制御シーケンスでは、S101において、点灯パターンレジスタ222の設定値をタイミングジェネレータ223に取り込む処理が行われるため、1ページ分の印刷が終了するまで、この処理が繰り返されることになる。そこで、S101の処理を前回転動作の期間T1に行い、取り込まれた点灯パターンレジスタ222の設定値をタイミングジェネレータ223に保持しておくことにする。これにより、プリントジョブを実行している間は、点灯パターンレジスタ222からタイミングジェネレータ223へのON期間レジスタに書き込まれたレジスタ値の送信を行わなくてもよいので、更に放射ノイズを低減することができる。そして、本実施例により、デジタルバックグラウンド露光を行うために追加すべきノイズ対策部品を低減させることができる。本実施例による輻射電波の低減効果は、装置の構成、例えばシステムコントロール基板100とレーザドライバ基板200の位置関係や伝送路10の長さ、伝送路の引き回し等により変化する。上述した放射ノイズの測定を行った本発明者の検討装置では、10dB以上の輻射電波の低減効果が確認されている。
また、本実施例では、システムコントロール基板100とエンジンコントロール基板300をそれぞれ異なる基板で構成した例について説明した。上述した本実施例の制御基板の構成とは異なる構成の画像形成装置を図7に示す。なお、図7では、図1の構成と同一の構成については同じ符号を付している。例えば、図7(a)に示すように、システムコントロール基板100とエンジンコントロール基板300を1つの基板にまとめてコントロール基板400として構成してもよい。また、図7(b)に示すように、伝送路10をエンジンコントロール基板300経由でレーザドライバ基板200に接続する構成にしてもよい。図7(a)の場合も、図7(b)の場合も、伝送路10は画像データを伝送し、比較的高速で信号を伝送する。一方、伝送路20はレーザドライバ210へのレジスタ設定のためのシリアル通信に使用され、伝送路10に比べ低速で信号を伝送する。そのため、図7(a)、(b)の構成においても、上述した本実施例の構成と同様の効果を奏することができる。
また、本実施例の図5では、伝送路20経由での点灯パターンレジスタ222の設定処理を前回転動作時の期間T1にて実施している。例えば、この処理を画像形成動作時の期間T2で、画像形成に影響しないタイミング、即ち伝送路10に画像データが流れていないタイミングで設定するようにしてもよい。また、後回転動作時の期間T3で、点灯パターンレジスタ222の設定を行い、次のプリント動作に事前に備えるようにしてもよい。
以上説明したように、本実施例によれば、デジタルバックグラウンド露光での不要な輻射電波を低減することができる。
実施例1では、デジタルバックグラウンド露光用の点灯パターンレジスタ222のデータ設定は、プリントジョブの実行時に毎回行われている。本実施例では、例えば点灯パターン制御部220に不揮発性メモリを設けておき、少なくとも1つ以上のデジタルバックグラウンド露光用の点灯パターンデータを記憶させておく。そして、画像形成装置の電源オン時に、不揮発性メモリからデジタルバックグラウンド露光用の点灯パターンデータを読み出し、点灯パターンレジスタ222のON期間レジスタに初期値として設定する。これにより、デジタルバックグラウンド露光用の点灯パターンは予め点灯パターンレジスタ222に設定されているため、プリントジョブの実行時に毎回行われていた点灯パターンレジスタ222のデータ設定が不要となる。その結果、デジタルバックグラウンド露光の実施が容易となる。
[画像形成動作の制御シーケンス]
図8は、本実施例の1枚の記録材のプリントを行うプリントジョブの制御シーケンスを示すフローチャートである。図8に示す処理は、システムコントロール基板100がホストPC1から、プリントジョブの実行指示とともに画像データを受信すると起動される。
S201では、点灯パターンレジスタ222は、電源オン時に予めON期間レジスタに書き込まれたレジスタ値をタイミングジェネレータ223に出力する。S202では、タイミングジェネレータ223は、システムコントロール基板100から伝送路10を介して送信された画像データと、点灯パターンレジスタ222からのレジスタ値に応じて生成したBG露光用信号と、に基づいて出力信号を生成する。そして、タイミングジェネレータ223は、生成した出力信号を出力ドライバ211へ出力する。出力ドライバ211は、タイミングジェネレータ223からの出力信号に応じて、レーザ素子201の点灯制御を行う。S203では、記録材1ページ分の印刷が終了したかどうかを判断し、終了していなければ処理をS201に戻し、終了していればプリントジョブを終了する。
本実施例では、画像形成装置の電源オン時に、不揮発性メモリからデジタルバックグラウンド露光用の点灯パターンデータを読み出し、点灯パターンレジスタ222に設定する実施例について説明した。本実施例では、画像形成装置が電源オンされる度に、異なる点灯パターンデータを点灯パターンレジスタ222に設定することも可能であるが、電源がオンされている間は、デジタルバックグラウンド露光用信号としては、同じ信号が出力されることになる。そこで、点灯パターンレジスタ222を複数設け、画像形成装置の電源オン時にそれぞれ異なる点灯パターンデータを設定する。そして、プリントジョブの実行時に、エンジンコントロール基板300から伝送路20経由で、タイミングジェネレータ223が使用する点灯パターンレジスタ222を指定するように構成してもよい。これにより、複数のデジタルバックグラウンド露光の点灯パターンを使い分けることができる。また、タイミングジェネレータ223が使用する点灯パターンレジスタ222を1ライン分の画像形成が終了する度に切り替えるように、エンジンコントロール基板300から指示してもよい。
以上説明したように、本実施例によれば、デジタルバックグラウンド露光での不要な輻射電波を低減することができる。
10 伝送路
20 伝送路
100 システムコントロール基板
200 レーザドライバ基板
223 タイミングジェネレータ
300 エンジンコントロール基板

Claims (11)

  1. 像担持体に形成された潜像にトナーを付着させて現像されたトナー像を記録材に転写して画像形成する画像形成装置であって、
    前記像担持体を露光する露光データを生成する生成部と、前記像担持体を露光するレーザ光を出射するレーザ素子と、を有し、前記露光データに応じて、前記像担持体を露光する前記レーザ素子の点灯制御を行う第一の基板と、
    前記第一の基板と接続された第一の伝送路
    前記第一の伝送路に接続され、前記像担持体に前記潜像を形成するための画像データを、前記第一の伝送路を介して前記第一の基板に送信する第二の基板と、
    前記第一の基板と接続され、前記第一の伝送路よりも伝送路の長さが短い第二の伝送路であって、前記第一の伝送路を伝わる画像データの信号のパルス幅よりも短いパルス幅の信号を伝送する第二の伝送路
    前記第二の伝送路に接続され、前記像担持体に前記潜像を形成しない領域に対して微小発光するための露光データを指定する微小発光データを、前記第二の伝送路を介して前記第一の基板に送信する第三の基板と、
    を備え、
    前記生成部は、前記微小発光データに基づいて前記微小発光するために生成した露光データと、前記第二の基板より受信した前記画像データと、に基づいて、前記像担持体を露光する露光データを生成することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記微小発光データは、前記微小発光するために生成した露光データのオン期間を指定するデータであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記オン期間は、前記画像データの1ドットの期間におけるオン状態の時間であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記オン期間は、前記画像データの複数ドットの期間におけるオン状態の時間であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記微小発光データは、1枚の記録材に画像形成を行う度に、前記第三の基板から送信されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第三の基板は、画像形成を開始する前の前回転動作時に、前記微小発光データを前記第一の基板に送信することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記第三の基板は、画像形成動作時の、前記第二の基板から前記画像データが送信されていないときに、前記微小発光データを前記第一の基板に送信することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 前記第三の基板は、画像形成を終了した後の後回転動作時に、前記微小発光データを前記第一の基板に送信することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  9. 前記生成部は、前記微小発光データを記憶する記憶手段を有し、
    前記生成部は、電源がオンされた際に前記記憶手段より前記微小発光データを読み出し、前記読み出した微小発光データに基づいて、前記微小発光するための露光データを生成することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記生成部は、複数の前記微小発光データを記憶する記憶手段を有し、
    前記生成部は、電源がオンされた際に、前記記憶手段より、前記複数の微小発光データのうち、前記第三の基板から指示された微小発光データを読み出し、前記読み出した微小発光データに基づいて、前記微小発光するための露光データを生成することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記生成部は、前記微小発光データを記憶する複数の記憶手段を有し、
    前記生成部は、前記第三の基板から指示された前記記憶手段より前記微小発光データを読み出し、前記読み出した微小発光データに基づいて、前記微小発光するための露光データを生成することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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