JP6700287B2 - 船舶用複合材パネル及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は船舶用複合材パネル及びその製造方法に関する。
一般的に船舶が航行する場合、船舶は水、波による抵抗とともに、空気や風による抵抗を受ける。実際に空気抵抗は、船舶の燃費を悪化させ、船舶の最高速度を低下させることができ、船舶の操縦性能を低下させる要因として作用している。
特に、超大型コンテナ船舶、貨物運搬船などのように、水面上の主船体及び貨物の積載形状が直方体に近く、水面上から高い位置に露出し、風圧面積が大きい船舶の場合には、空気、風、船舶が水面とぶつかりながら船首側に越えて来るグリーンウォーター(green water)による抵抗が非常に大きいため、船首側に加重される抵抗を多く受ける。このような船首にエアスポイラー、エアデフレクターのような抵抗低減装置を設置すれば、空気力学的設計効果で燃費向上をもたらすことができる。
このような抵抗低減装置は、強い風圧とグリーンウォーターに耐えなければならないので、強度が高くなければならない。高い強度を確保するために、従来技術では、金属加工及び溶接による抵抗低減装置の製作が行われることがある。しかし、この場合、抵抗低減装置の製作が容易であるが、大型化されるほど、設置作業の効率性が劣り、重量が増加し、重心が異常に位置するようになって輸送の効率性が低下することがある。
このような問題点を解決するために、相対的に軽量の材料からなる単位パネルを互いに連結することで、抵抗低減装置を形成することができる。例えば、繊維強化複合材料からなる単位パネルを用いることができる。しかし、複合材からなる単位パネルの場合、材料の特性上、溶接による相互連結が難しい。また、接着剤を用いて接着して連結する方式を用いるとしても、接着面の表面処理が難しく、異物による接着力の低下の恐れがあるため、連結の信頼性は高くない。
また、繊維強化複合材料パネルは厚み方向の強度が低いという短所を有する。特に、サンドイッチ構造で形成されたパネルの場合、厚み方向に対しては抵抗低減装置を構成するための必要な強度を十分に発揮できないこともある。
本発明の実施例は、船舶用の抵抗低減装置を構成できる複合材単位パネルにおいて、フレーム構造物に容易且つ安定的に締結できるだけではなく、設置及び運搬が容易であり高い荷重に耐えることのできる船舶用複合材パネル及びその製造方法を提供する。
本発明の一態様によれば、船舶のデック上に設置されたフレームに複数個が結合されて抵抗低減装置の形状を成す船舶用複合材パネルにおいて、板状のコアと、繊維強化複合材からなり前記コアの外面に接合される板材とを含む胴体と;前記胴体の周囲に沿って前記コアの外側に形成され、前記板材が複数個積層されてなる締結部と;前記胴体と前記締結部との間に形成され、前記胴体の外面と前記締結部の外面とを連結する傾斜面を含むランプ部と;前記胴体に厚み方向に挿入される1つ以上のピンと;を含む船舶用複合材パネルが提供される。
本発明の他の側面によれば、縁部分が傾斜面に形成され、少なくとも一面に樹脂注入溝及び樹脂注入口が形成されたコアがモールド上に配置されるステップと;前記コアの外面に、含浸された樹脂が硬化されて板材を形成する強化繊維シートが積層されるステップと;前記積層された強化繊維シートとコアに1つ以上のピンが厚み方向に挿入されるステップと;前記積層された強化繊維シートとコアに前記樹脂が注入され、前記注入された樹脂が前記樹脂注入溝及び前記樹脂注入口を流れて前記強化繊維シートと前記コアに含浸されるステップと;前記樹脂が熱硬化されるステップと;前記板材の前記コアの外側部分に1つ以上の締結孔が形成されるステップと;を含む船舶用複合材パネルの製造方法が提供される。
本発明の実施例は、フレーム構造物に容易かつ安定的に締結されることができ、設置及び運搬が容易である。また、高い荷重に耐えることができ、品質安定性を確保できる船舶用複合材パネル及びその製造方法を提供することができる。本実施例によって提供される船舶用複合材パネルを用いる場合、船舶の抵抗低減装置の設置及びメンテナンスが容易になり、このような抵抗低減装置はグリーンウォーターからデック及び船首部を保護すると共に、燃費を効率的に向上させることができる。
本発明に一実施例による船舶用複合材パネルを含む船舶の抵抗低減装置が船舶に適用された状態を示す図である。 図1に示された抵抗低減装置のフレーム及び船舶用複合材パネルを示す図である。 本発明の一実施例による船舶用複合材パネルを示す斜視図である。 図3の船舶用複合材パネルをA−A’線に沿って切断した断面図である。 図3のピンを拡大した図である。 図4のコアを示す斜視図である。 図6のコアをB−B’線に沿って切断した断面図である。 図3の締結部とフレームとの結合形態を示す断面図である。 本実施例の船舶用複合材パネルとフレームとの結合形態を示す分解斜視図である。 本発明の他の実施例による船舶用複合材パネルの締結部とランプ部を拡大して示す断面図である。
以下では、添付の図面を参照して本発明に実施例による構成及び作用について詳しく説明する。以下の説明は特許請求可能な本発明の様々な様態(aspects)の1つであり、下記の説明は本発明に関する詳細な技術の一部を成すことができる。但し、本発明の説明にあたり、公知の構成又は機能に関する具体的な説明は、本発明を明確にするために省略する。
本発明は多様な変更を行うことができ、様々な実施例を含むことができるので、特定の実施例を図面に例示し、詳細な説明で説明する。しかし、これは本発明の特定の実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれる全ての変更、均等物乃至代替物を含むものと理解されなければならない。
そして、第1、第2等のように、序数を含む用語は多様な構成要素の説明に用いられるが、当該構成要素はこのような用語に限られるものではない。当該用語は1つの構成要素を他の構成要素と区別する目的としてのみ使われる。ある構成要素が他の構成要素に「連結されて」いるか、「接続されて」いると述べられた場合には、その他の構成要素に直接的に連結されているか、接続されていることもあるが、その間に他の構成要素が存在し得ると理解すべきである。本出願で使われた用語は、単に特定の実施例を説明するために使われたもので、本発明を限定するものではない。単数の表現は文脈上、明らかに異なるものを意味しない限り、複数の表現を含む。
図1は本発明の一実施例による船舶用複合材パネルを含む船舶の抵抗低減装置が船舶に適用された状態を示したもので、図2は図1に示された抵抗低減装置のフレーム及び船舶用複合材パネルを示すものである。
図1及び図2を参照すれば、抵抗低減装置10は船舶20の船首に配置され得る。ここで、船舶20は超大型コンテナ船舶であり得るが、これに限定されない。抵抗低減装置10は、船舶20の航行中に空気、水(例えば、グリーンウォーター)、風による抵抗を阻止するか減少させて、船舶20の燃費を向上させ、船舶20の最高速度低下を防止するか、船舶20の操縦性能の向上させることができる。
本実施例において、船舶の抵抗低減装置10は、フレーム200と複数の船舶用複合材パネル100とを含むことができる。
ここで、フレーム200は抵抗低減装置10の骨組を構成することができ、船舶20の上部デック(upper deck)に設置されて船舶20の船体(hull)に固定され得る。一例として、図2に示されたように、フレーム200は格子形状の骨組を形成することができる。
船舶用複合材パネル100は、複数個がフレーム200に結合されて船舶の抵抗低減装置10の形状を成すことができる。例えば、それぞれの船舶用複合材パネル100は、単位パネル100として機能することができ、格子形状のフレーム200間の空間をカバーするようにフレーム200に結合され得る。複数の船舶用複合材パネル100が連続的にフレーム200の間に配列及び結合されることによって、エアスポイラー、エアデフレクターなどのような作用原理を有する抵抗低減装置10の形状を成すようになる。
このとき、船舶用複合材パネル100の形状は、四角形、三角形等の多角形だけでなく、円形を含み、曲面の輪郭を有する形態であることができる。また、船舶用複合材パネル100は空気、風、水などを効果的に遮断しながら、優れた軽量性及び強度を同時に有するように、複合素材を用いたサンドイッチ構造の板からなることができる。このような船舶用複合材パネル100は、リベット、ボルト等の締結部材400を用いてフレーム200と機械式に連結又は結合されることができる。
以下においては、図3乃至図10を参照して上述の船舶用複合材パネルの具体的な構成と、フレームとの締結構造について説明する。
図3は本発明の一実施例による船舶用複合材パネルを示す斜視図であって、図4は図3の船舶用複合材パネルをA−A’線に沿って切断した断面図である。図5は図3のピンを拡大した図である。
本実施例において、船舶用複合材パネル100はコア110及び前記コア110の外面に接合される板材120を含むサンドイッチ構造の板からなることができる。ここで、一対の板材120がコア100両面にそれぞれ接合されることができ、前記板材120は繊維強化複合材からなることができる。例えば、前記板材120は強化繊維に樹脂が含浸されたプリプレグが熱硬化されて形成されたものであり得る。この場合、樹脂は強化繊維がコア110と積層された後に、強化繊維に注入されて含浸されることができ、場合によって、コア110にも共に含浸されることができる。前記樹脂が熱硬化されることにより、接着剤のような役割をして板材120がコア110に接合されることができる。前記樹脂がコア110にも共に含浸された場合、前記樹脂が熱硬化されることにより、コア110と板材120が一体の部材のように強固に接合されることができる。
図3及び図4を参照すれば、具体的に、船舶用複合材パネル100は胴体101と、前記胴体101の周囲に形成される締結部103と、前記胴体101と前記締結部103とを連結するランプ部102とを含むことができる。
胴体101は板形状のコア110と、コア110の外面に接合される板材120を含むことができ、コア110と板材120はそれぞれ平状に形成され得る。胴体101では、一対の板材120がコア110の両面にそれぞれ接合されることができ、これにより、サンドイッチ構造を形成することができる。胴体101がサンドイッチ構造を形成することにより、板材120が軽量性及び高剛性を同時に確保することができる。
締結部103は胴体101の周囲に沿ってコア110の外側に形成されることができ、フレーム200と直接的に締結されることができる。締結部103は胴体101の周囲の少なくとも一部のみに沿って形成されることができる。例えば、締結部103は胴体101の周囲の一部のみに形成されることができ、又は胴体101の全周に亘って形成されることができる。
ここで、締結部103は、胴体101とは違って、複数の板材120がコア110無しで積層されて相互接合されたラミネート構造からなり得る。例えば、板材120が強化繊維に樹脂が含浸されたプリプレグからなる場合、締結部103は前記プリプレグが複数の層に積層された後、樹脂が熱硬化されて相互接合されることで、形成されることができる。締結部103はラミネート構造に形成されることにより、高い機械的な強度を有することができ、フレーム200と機械的な締結に必要な機械的な強度を確保することができる。
フレーム200との機械式締結のために、締結部103には締結部103を厚み方向に貫通する1つ以上の締結孔140が形成されることができる。複数の締結孔140が形成される場合、締結孔140はその中心が同一線上に位置するように一列に配置されることができる。または、締結孔140は複数の列に配置されることができる。図3には、複数の締結孔140が一列に配置された例が示されている。また、締結孔140は締結部103の全周に亘って均一な間隔で離隔されて形成されることができる。締結部103が胴体101の全周に亘って形成された場合、図3に示されたように、締結孔140も胴体101の全周に沿って所定間隔で離隔されて形成されることができる。
締結部103の締結孔140は船舶用複合材パネル100とフレーム200との機械式締結に用いられ得る。例えば、ボルト、リベットのような機械式締結部材400が締結孔140を通過した状態でフレーム200と締結されることで、船舶用複合材パネル100がフレーム200に固定され得る。締結孔140はラミネート構造の締結部130に形成されるので、締結孔140の周辺は機械式締結を保持するのに十分な強度を有することができる。締結孔140の直径や隣接した2つの締結孔140間の距離は、適用される機械式締結部材400の種類、機械式締結によりかかる荷重等に応じて決定され得る。一例として、締結孔140の直径は30mmで、隣接した2つの締結孔140の中心間の距離dは175mmであり得る。
ランプ部102は、胴体101と締結部103とを連結する部分であって、胴体101の表面と締結部103の表面とを連結する傾斜面Sを含むことができる。締結部103がコア110無しで板材120だけが積層されたラミネート構造を有する一方、胴体101は所定の厚さのコア110を含むサンドイッチ構造を有するので、ランプ部102の傾斜面Sは胴体101から締結部103に向けて低くなる形状に形成されることができる。
ランプ部102の傾斜面Sは、胴体101から延長されて締結部103まで繋がる板材120によって形成され得る。つまり、一つの板材120の中心部、端部、そしてその間の部分が、それぞれ胴体101、締結部103及びランプ部102に含まれ得る。ランプ部102はコア110を更に含むことができる。ランプ部102においては、コア110の少なくとも一面が傾斜面Sに対応する角度で傾くように形成されることができ、コア110の傾斜した部分が傾斜面Sを形成する板材120と接合されることができる。一例によると、1つのコア110の中心部が胴体101を成し、その端部が面取り(chamfered)されてランプ部102を成すことができる。他の方法では、傾斜面Sが形成された別途のコア110が胴体101のコア110の側面に配置されることで、ランプ部102を成すことができる。
上述のように、ランプ部102も胴体101と同様に、サンドイッチ構造に形成されることができる。このとき、ランプ部102の傾斜したコア110と板材120がラミネート構造の締結部103と胴体101を連続的に連結するので、パネル100がフレーム200に締結されるとき、締結部103に作用する応力がランプ部102を通じて胴体101に効果的に伝達されることができる。これにより、荷重がかかったとき、締結部103と胴体101との継ぎ目に作用する応力集中が最小化し、パネル100の破損や損傷の危険が減少することができる。
本実施例において、コア110はポリウレタンフォーム、ポリ塩化ビニルフォーム、ポリエステルフォーム、ビニルエステルフォーム、フェノールフォーム、またはこれらの混合物からなる発泡性フォームやアルミハニカム、ノーメックスハニカムなどのハニカム構造を有する部材からなることができる。
板材120は、上述のように、強化繊維に樹脂が含浸されたプリプレグからなり得るが、これに限られるものではない。例えば、板材120は多軸カーボン織物、多軸ガラス繊維織物、カーボン一方向プリプレグ、ガラス繊維一方向プリプレグ、カーボン織物プリプレグ、ガラス繊維織物プリプレグ、又はこれらの混合物等からなり得る。
板材120とコア110とに含浸される樹脂は、熱硬化性エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、又はこれらの混合物等を用いることができる。このような樹脂は優れた機械的物性を有し、成形時間の制御が容易である。また、樹脂の含量範囲は35%〜45%の範囲内に調節されることができる。樹脂の含量範囲は後述するコア110の樹脂注入溝111〜114の大きさ、樹脂注入口115の大きさ等によって変更されることができ、船舶用複合材パネル100が適用される抵抗低減装置の使用条件や荷重条件に応じて最適化された値に選択されることができる。但し、樹脂の含量は前記記載の範囲内に限られるものではなく、必要に応じて前記範囲外の数値を有することもできる。
一方、胴体101には、厚み方向に1つ以上のピン130が挿入されることができる。例えば、図4に示されたように、複数のピン130が胴体101の全周に亘って均一な間隔で挿入されることができる。ピン130は胴体101の何れの面からも挿入されることができ、コア110の外面に板材120が積層された状態で挿入されることができる。挿入されたピン130は、コア110と板材とを同時に固定するように、コア110と板材120とに同時にかけていることができる。
図5を参照すれば、ピン130は一方向に延長された円筒状のロード50と、ロード50の外周面に側方に突出形成された複数の突起51とが含むことができる。図5に示されたように、ロード50の一端はその端部が面取りされることで、相対的に尖った形状に形成され、前記一端を先端として胴体101に挿入されることができる。複数の突起51はロードの全周に亘って所定間隔で互いに離隔されて配置されることができ、長さ方向でも均一な間隔で離隔されるように形成されることができる。ここで、突起51はピン130の挿入を円滑にする一方、ピン130の脱落を防止できるように、ピン130の先端側から高くなるように傾斜した形状を有することができる。
ピン130を構成する材料、ピン130の大きさ、ピン130の個数、ピン130間の間隔、複数のピン130の配置形態等は、船舶用複合材パネル100に用いられるコア110と板材120の種類と物性に応じて決定されることができる。例えば、ピン130のロード50は0.2mmの直径を有し、隣接した2つのピン130断面の中心間の距離は40mmであり得る。ここで、複数のピン130は、胴体101の平面の横方向及び縦方向に前記間隔で互いに離隔されて配置されることができる。ピン130の長さは、胴体101の厚さと同一であるか、それよりも小さいことがある。ここで、胴体101の厚さはコア110の厚さと、一対の板材120の厚さとを合わせた長さであり得る。一例として、胴体101の厚さが33.36mmである場合、ピン130の長さは33.30mmであり得る。また、ピン130はスチール、繊維強化複合材料、又は高分子機資材からなり得る。
胴体101に1つ以上のピン130を挿入することで、サンドイッチ構造におけるコア110と板材120との層間分離が減少できる。特に、ピン130が挿入された以降に、樹脂が含浸されて熱硬化される場合、コア110と板材120との接合が極大化されることができる。これにより、胴体101の厚み方向の強度が面内方向の強度だけ向上できるので、船舶用複合材パネル100がより効果的に荷重を支持することができる。
本実施例によると、船舶用複合材パネル100は、基本的にサンドイッチ構造で形成されることで、軽量性を確保し、ラミネート構造の締結部103を通じて機械式締結のための十分な強度を確保することができる。また、樹脂が板材120は勿論、コア110にも含浸された後、熱硬化されることで、板材120とコア110とがまるで1つの部材のように形成されるだけではなく、胴体101には厚み方向にピン130が挿入されて板材120とコア110との層間分離を防止するので、サンドイッチ構造であるにも拘らず、厚み方向に十分な強度を有することができる。さらに、締結部103が形成された締結部103を用いてフレーム200との機械式締結を容易に具現することができる。結果的に、船舶の抵抗低減装置の組立及び設置が容易になり、コストを削減することができる。
図6は図4のコアを示した斜視図で、図7は図6のコアをB−B’線に沿って切断した断面図である。
図6及び図7を参照すれば、船舶用複合材パネル100に含まれるコア110には、樹脂注入の際に用いられる第1樹脂注入溝111と、第2樹脂注入溝112と、第3樹脂注入溝113と、第4樹脂注入溝114とが形成されることができる。また、第1及び第2樹脂注入溝112の交差地点には、コア110を貫通する樹脂注入口115が形成されることができる。
第1〜第4樹脂注入溝111〜114は、コア110の上面と下面のうち、少なくとも1つに形成されることができる。ここで、コア110の上面は傾斜面Sによって当該平面の広さが相対的に小さい面を指すことができる。第1樹脂注入溝111は、コア110の一側方向に延長することができ、第2樹脂注入溝112は第1樹脂注入溝111と垂直に延長することができる。コア110には、一連の第1樹脂注入溝111と、一連の第2樹脂注入溝112とが形成されることができ、これらはコア110の一面に格子形状の溝を形成することができる。
第3樹脂注入溝113は第1樹脂注入溝111と第2樹脂注入溝112との交差地点を通るが、第1樹脂注入溝111を基準として時計回りに45°傾いた方向に延長することができる。逆に、第4樹脂注入溝114は前記交差地点を通るが、第1樹脂注入溝111を基準として反時計回りに45°傾いた方向に延長することができる。つまり、1つの第1及び第2樹脂注入溝112の交差地点において、第3樹脂注入溝113は第1樹脂注入溝111を基準として時計回りに45°、225°方向に、そして第4樹脂注入溝114は第1樹脂注入溝111を基準として時計回りに135°、315°方向に形成されることができる。図6においては、第1〜第4樹脂注入溝111〜114何れもが形成された実施例が図示されているが、本発明に限られるものではなく、第1〜第4樹脂注入溝111〜114の一部のみが形成されることもある。
前記のように、コア110の少なくとも一面に第1〜第4樹脂注入溝111〜114を形成することで、注入された樹脂の流れ性を向上させることができる。外面に板材120が積層された状態で樹脂が注入された後、樹脂が前記樹脂注入溝111〜114に沿って流れることで、樹脂がコア110の面内方向に均一に含浸されることができる。これにより、面内方向に均一な形態の船舶用複合材パネル100を製作することができる。
第1〜第4樹脂注入溝111〜114の幅、深さ、そして互いに隣接した樹脂注入溝間の間隔は、注入される樹脂の種類や各種物性に応じて決定されることができる。例えば、2つの隣接した第1樹脂注入溝111間の間隔と、2つの隣接した第2樹脂注入溝112間の間隔は、同一に23mmであり得る。また、各樹脂注入溝の深さは、0.25mmであり得る。
一方、第1樹脂注入溝111と第2樹脂注入溝112との交差地点には、樹脂注入口115が形成されることができる。例えば、図6に示されたように、複数の樹脂注入口115のそれぞれが、第1樹脂注入溝111と第2樹脂注入溝112との交差地点のそれぞれに形成されることができる。樹脂注入口115はコア110を厚み方向に貫通するように形成され、樹脂注入口115の一側を介して樹脂が注入されることができる。注入された樹脂は第1〜第4樹脂注入溝111〜114に沿ってコア110の面内方向に流れると共に、樹脂注入口の内部空間に沿ってコア110の厚み方向に流れることができる。これにより、パネルの厚み方向に対する樹脂の流れ性が向上されることができる。また、樹脂注入口115を介してコア110の上面と下面に形成された樹脂注入溝111〜114が連結されるので、コア110のある一面のみに樹脂を注入するとしても、樹脂がコア110の反対側面まで効果的に流れることができる。
本実施例において、図7に示されたように、樹脂注入口は一側の直径と、他側の直径とが異なる形状に形成されることができる。つまり、樹脂注入口は円錐の上部を切り取った形状を有することができる。例えば、樹脂注入口の上部直径(a)は0.2mmで、下部直径(b)は0.4mmであり得る。このとき、樹脂は小さい直径が形成された側から樹脂注入口115に注入されることができる。上述の例においては、樹脂注入口115の直径が上部の方がより小さいので、樹脂は樹脂注入口115の上部を介して注入されることができる。
本実施例のように、樹脂注入口115を切断された円錐台形状に形成する場合、コア110の厚み方向に対する樹脂の流れ性が調節されることができる。つまり、樹脂が樹脂注入口115を通過するとき、樹脂の流れ性は樹脂注入口115の直径が大きくなるほど向上できるが、樹脂が注入され始まる部分と遠くなるほど、直径を大きくすることで、樹脂が注入される部分では、樹脂が相対的にゆっくり流れるようにし、反対側では樹脂が早く流れるようにすることができる。これにより、樹脂をコア110のある一面を介して注入するとき、コア110の両面での樹脂の流れ性の差を減少させることでき、結果的に、コア110の上部と下部で樹脂が含浸される程度を均一にすることができる。
図8は図3の締結部とフレームとの結合状態を断面図で示したもので、図9は本実施例の船舶用複合材パネルとフレームとの結合形態を分解斜視図に示したものである。
図8及び図9を参照すれば、締結部材400は船舶用複合材パネル100の締結部103に形成された締結孔140と、フレーム200に形成された固定孔210と、を同時に通過した状態で固定されることで、船舶用複合材パネル100をフレーム200に機械式に締結することができる。フレーム200に複数の固定孔210が形成される場合、固定孔210は締結部103の複数の締結孔140に対応する位置に形成されることができる。例えば、固定孔210は締結孔140と同一の間隔で離隔されて一直線上に形成されることができる。
船舶用複合材パネル100とフレーム200との安定的な機械式締結のために、締結部103の一側にはワッシャーが提供されることができる。ここで、ワッシャーは環状又は板状に形成されることができる。図8及び図9には、板状ワッシャー300が提供された実施例が図示された。ワッシャーは締結部103とフレーム200との間に提供されることができ、または図8及び図9に示されたように、フレーム200の反対側に提供されることができる。また、ワッシャーはスチール、カーボン複合材、ガラス繊維複合材、テフロン(登録商標)等で形成されることができる。
板状のワッシャー300には、1つ以上の貫通穴310が形成されることができ、複数の貫通孔310が形成される場合、前記貫通孔310も締結孔140と対応する位置に形成されることができる。つまり、貫通孔310が締結孔と同一の間隔で離隔されて一直線上に形成されることができる。板状ワッシャー300は、船舶用複合材パネル100がフレーム200と結合されるとき、締結部103と重なることができ、このとき、締結部材400は締結部103の締結孔140と、フレーム200の固定孔210と、そして板状のワッシャー300の貫通孔310とを同時に通過してフレーム200に締結されることができる。
ワッシャーは締結部材400によって集中的に加わる締結力を分散させて船舶用複合材パネル100やフレーム200の損傷を防止し、パネル100とフレーム200との間の機械式締結をより強固にすることができる。
図10は本発明の他の実施例による船舶用複合材パネルの締結部とランプ部の断面図を拡大して図示したものである。
本実施例によると、船舶用複合材パネル101は、締結部103の板材120と積層される補強材150を更に含むことができる。つまり、補強材150は締結部103を成す複数の板材120に追加的に積層されることができる。補強材150は締結部103だけではなく、ランプ部102の板材120にも積層できるように延長可能である。ランプ部102において、補強材150は板材120とコア110との間に提供されることができる。前記のように、補強材150が追加的に積層されることで、締結部103とランプ部102とは、ダブラーラミネート構造を形成することができる。図10においては、補強材150が板材120と板材120との間、又は板材120とコア110との間に挿入された例が図示されたが、補強材150は最外側の板材の外面に追加的に積層されることもある。
補強材150は板材120と同一の材料からなることができ、又は異なる材料からなることもできる。異なる材料からなる場合、補強材150は板材120よりも高強度の材料からなることができる。一例として、補強材150には多軸織物繊維が含まれ、これに樹脂が含浸されて熱硬化されることで、板材120及びコア110と強固に接合されることができる。
本実施例のように、補強材150を用いて締結部103とランプ部102とをダブラーラミネート構造に形成することにより、締結部103とランプ部102とを効果的に補強することができる。これにより、締結部材400を用いて船舶用複合材パネル101がフレーム200に締結されるとき、締結部103の破損や損傷を防止することができる。また、ランプ部102が傾斜面Sによって荷重に脆弱な点を効果的に補完することができる。それだけではなく、締結部103とランプ部102の何れにかけて補強材150を積層することで、締結部103のみに局部的に荷重が加わることにより、締結部103とランプ部102との連結の破損を防止できる。
以下においては、上述の複合材パネル100を製作する方法の一実施例を説明する。
先ず、モールド上に板材120を形成する強化繊維シートとコア110とを積層して位置付けることができる。前記モールドは、相互結合されて船舶用複合材パネル100の形態等の成形品の形状の内部空間を形成する上部モールド及び外部モールドを含むことができる。具体的に、積層された板材120とコア110は下部モールド上に提供されることができる。追って硬化されたパネル100の異型が容易になるように、モールドの内側面が異型処理されることがある。このとき、異型処理は離型紙、離型布、離型剤等を用いて行われ得る。また、追って注入される樹脂の流れ性を向上させるために、モールドは加熱され、加熱された状態で維持されることができる。
ここで、モールドに配置される強化繊維シートは、目標とするパネル100の大きさよりも5〜10%大きいサイズに裁断されたものであり得る。また、コア110には、上述のように、第1〜第4樹脂注入溝111〜114と樹脂注入口115とが形成されることができ、一側の端部が傾斜して形成されることができる。他の方法では、第1〜第4樹脂注入溝111〜114と樹脂注入口115とが形成されたコア110が配置された後、その側面に傾斜面Sを有するコア110が配置されることもできる。
板材120を形成する強化繊維シートとコア110とが積層された状態で、必要な場合、その縁に沿って所定の幅を有する補強材150を更に積層することができる。補強材150が積層されることで、完成されたパネル100で締結部103とランプ部102とがダブラーラミネート構造に形成されることができる。
また、強化繊維シートとコア110とが積層されると、胴体101に該当する領域に厚み方向にピン130を挿入することができる。ここで、ピン130はコア110の樹脂注入孔が形成された箇所と異なる位置に挿入されることができる。
前記のように、板材120を形成する強化繊維シートと、コア110と、補強材150とを積層しピン130を挿入する一方、2液型エポキシ樹脂を用いて主剤と硬化剤を割合に応じて配合した後、脱泡を行うことで、強化繊維シートとコア110に含浸させる樹脂を用意することできる。
ピン130を挿入した後、強化繊維シートとコア110との積層構造の上にバギングフィルムを覆って真空引きを行った後、樹脂を注入することができる。ここで、樹脂は複数の樹脂注入チャネルを通じて注入されることができ、前記複数のチャネルはそれぞれコア110の樹脂注入孔の上部に位置することができる。樹脂注入孔及び第1〜第4樹脂注入溝111〜114に沿って樹脂が流れてコア110の全体と強化繊維シートに十分に含浸されれば、別途形成された樹脂排出チャネルを通じて含浸されて残った樹脂が排出されることができる。
樹脂が前記樹脂排出チャネルを通じて排出され始まると、モールドを加熱して樹脂を熱硬化させることができる。硬化が完了すると、モールドから硬化されたパネル100を離型させ、締結部103の端部をパネル100を所望の大きさに合わせて切断してトリーミングを行い、締結部103に締結孔140を形成することができる。
以上では、添付の図面を参照して本発明の実施例を説明したが、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者なら、本発明の技術的思想や必須的な特徴を変更せずに他の具体的な形態に実施可能であるという点を理解できるであろう。例えば、当業者は構成要素の材質、大きさ等を適用分野に応じて変更するか、実施形態を組み合わせ又は置き換え等により本発明の実施例に明確に開示されていない形態に実施することができるが、これも本発明の範囲を逸脱するものではない。したがって、以上で記述した実施例は全ての面で例示的なもので、限定的なものと理解してはならず、このような変形された実施例は本発明の特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれるものと解釈すべきである。

ここに、出願当初の特許請求の範囲の記載事項を付記する。
[1] 船舶のデック上に設置されたフレームに複数個が結合されて抵抗低減装置の形状をなす船舶用複合材パネルにおいて、
板状のコアと、繊維強化複合材からなり前記コアの外面に接合される板材とを含む胴体と、
前記胴体の周囲に沿って前記コアの外側に形成され、前記板材が複数個積層されてなる締結部と、
前記胴体と前記締結部との間に形成され、前記胴体の外面と前記締結部の外面とを連結する傾斜面を含むランプ部と、
前記胴体に厚み方向に挿入される1つ以上のピンと、
を含むことを特徴とする船舶用複合材パネル。
[2] 前記コアの外面には、所定の深さを有し一方向に延長される一連の第1樹脂注入溝と、前記第1樹脂注入溝と垂直な方向に延長される一連の第2樹脂注入溝とが形成されることを特徴とする[1]に記載の船舶用複合材パネル。
[3] 前記コアの外面には、前記第1樹脂注入溝と前記第2樹脂注入溝との交差点を通りながら、前記第1樹脂注入溝に対して時計回りに45°傾いた方向に延長される第3樹脂注入溝と、前記交差点を通りながら、前記第1樹脂注入溝に対して反時計回りに45°傾いた方向に延長される第4樹脂注入溝とが更に形成されることを特徴とする[2]に記載の船舶用複合材パネル。
[4] 前記第1樹脂注入溝と前記第2樹脂注入溝の深さは、それぞれ0.25mmであることを特徴とする[2]に記載の船舶用複合材パネル。
[5] 2つの前記第1樹脂注入溝間の距離及び2つの前記第2樹脂注入溝間の距離は、それぞれ23mmであることを特徴とする[2]に記載の船舶用複合材パネル。
[6] 前記コアには、前記第1樹脂注入溝と前記第2樹脂注入溝とが交差する位置で前記コアを貫通する樹脂注入口が形成されたことを特徴とする[2]に記載の船舶用複合材パネル。
[7] 前記樹脂注入口の直径は、一側と他側とで異なる寸法で形成され、
小径側から樹脂が前記樹脂注入口に注入されることを特徴とする[6]に記載の船舶用複合材パネル。
[8] 前記樹脂注入口の前記一側の直径は0.2mmであり、前記他側の直径は0.4mmであることを特徴とする[7]に記載の船舶用複合材パネル。
[9] 前記ピンは、
一方向に延長されたロードと、
前記ロードの外周面に突出形成された複数の突起を含むことを特徴とする[1]に記載の船舶用複合材パネル。
[10] 前記1つ以上のピンは、40mmの間隔で互いに離隔されて挿入されることを特徴とする[1]に記載の船舶用複合材パネル。
[11] 前記締結部は厚み方向に貫通形成される1つ以上の締結孔を含み、
前記船舶用複合材パネルは、締結部材が前記締結孔を通過して前記フレームに締結されることを特徴とする[1]に記載の船舶用複合材パネル。
[12] 前記1つ以上の締結孔と同一の間隔で形成された1つ以上の貫通孔を含み、
締結部材が前記貫通孔と前記締結孔とを同時に通過して前記フレームに締結できるように、前記船舶用複合材パネルが前記フレームと結合されるとき、前記締結部と重なれる板状のワッシャーを更に含むことを特徴とする[1]に記載の船舶用複合材パネル。
[13] 前記締結部の板材と、前記ランプ部の板材に積層される補強材を更に含むことを特徴とする[1]に記載の船舶用複合材パネル。
[14] 前記補強材は、多軸繊維織物を含めて成すことを特徴とする[13]に記載の船舶用複合材パネル。
[15] 前記コアと前記板材とは、前記板材に含浸された樹脂が前記コアに共に含浸されて硬化されることにより、相互接合されることを特徴とする[1]に記載の船舶用複合材パネル。
[16] 縁部分が傾斜面に形成され、少なくとも一面に樹脂注入溝及び樹脂注入口が形成されたコアをモールド上に配置させるステップと、
前記コアの外面に、含浸された樹脂が硬化されて板材を形成する強化繊維シートが積層されるステップと、
前記積層された強化繊維シートとコアに1つ以上のピンを厚み方向に挿入させるステップと、
前記積層された強化繊維シートとコアに前記樹脂を注入し、前記注入された樹脂が前記樹脂注入溝及び前記樹脂注入口を流れて前記強化繊維シートと前記コアに含浸されるステップと、
前記樹脂を熱硬化させるステップと、
前記板材の前記コアの外側部分に1つ以上の締結孔を形成させるステップと、を含む船舶用複合材パネルの製造方法。

Claims (12)

  1. 船舶のデック上に設置されたフレームに複数個が結合されて抵抗低減装置の形状をなす船舶用複合材パネルにおいて、
    板状のコアと、繊維強化複合材からなり前記コアの外面に接合される板材とを含む胴体と、
    前記胴体の周囲に沿って前記コアの外側に形成され、前記板材が複数個積層されてなる締結部と、
    前記胴体と前記締結部との間に形成され、前記胴体の外面と前記締結部の外面とを連結する傾斜面を含むランプ部と、
    前記胴体に厚み方向に挿入される1つ以上のピンと、を含み、
    前記コアの外面には、所定の深さを有し一方向に延長される一連の第1樹脂注入溝と、前記第1樹脂注入溝と垂直な方向に延長される一連の第2樹脂注入溝とが形成され、
    前記コアには、前記第1樹脂注入溝と前記第2樹脂注入溝とが交差する位置で前記コアを貫通する樹脂注入口が形成され、
    前記樹脂注入口の直径は、一側と他側とで異なる寸法で形成され、
    小径側から樹脂が前記樹脂注入口に注入される
    船舶用複合材パネル。
  2. 前記コアの外面には、前記第1樹脂注入溝と前記第2樹脂注入溝との交差点を通りながら、前記第1樹脂注入溝に対して時計回りに45°傾いた方向に延長される第3樹脂注入溝と、前記交差点を通りながら、前記第1樹脂注入溝に対して反時計回りに45°傾いた方向に延長される第4樹脂注入溝とが更に形成されることを特徴とする請求項に記載の船舶用複合材パネル。
  3. 前記第1樹脂注入溝と前記第2樹脂注入溝の深さは、それぞれ0.25mmであることを特徴とする請求項に記載の船舶用複合材パネル。
  4. 2つの前記第1樹脂注入溝間の距離及び2つの前記第2樹脂注入溝間の距離は、それぞれ23mmであることを特徴とする請求項に記載の船舶用複合材パネル。
  5. 前記樹脂注入口の前記一側の直径は0.2mmであり、前記他側の直径は0.4mmであることを特徴とする請求項に記載の船舶用複合材パネル。
  6. 前記ピンは、
    一方向に延長されたロードと、
    前記ロードの外周面に突出形成された複数の突起を含むことを特徴とする請求項1に記載の船舶用複合材パネル。
  7. 前記1つ以上のピンは、40mmの間隔で互いに離隔されて挿入されることを特徴とする請求項1に記載の船舶用複合材パネル。
  8. 前記締結部は厚み方向に貫通形成される1つ以上の締結孔を含み、
    前記船舶用複合材パネルは、締結部材が前記締結孔を通過して前記フレームに締結されることを特徴とする請求項1に記載の船舶用複合材パネル。
  9. 前記1つ以上の締結孔と同一の間隔で形成された1つ以上の貫通孔を含み、
    締結部材が前記貫通孔と前記締結孔とを同時に通過して前記フレームに締結できるように、前記船舶用複合材パネルが前記フレームと結合されるとき、前記締結部と重なれる板状のワッシャーを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の船舶用複合材パネル。
  10. 前記締結部の板材と、前記ランプ部の板材に積層される補強材を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の船舶用複合材パネル。
  11. 前記補強材は、多軸繊維織物を含めて成すことを特徴とする請求項10に記載の船舶用複合材パネル。
  12. 前記コアと前記板材とは、前記板材に含浸された樹脂が前記コアに共に含浸されて硬化されることにより、相互接合されることを特徴とする請求項1に記載の船舶用複合材パネル。
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