JP6697462B2 - 力締付チャック - Google Patents

力締付チャック Download PDF

Info

Publication number
JP6697462B2
JP6697462B2 JP2017529796A JP2017529796A JP6697462B2 JP 6697462 B2 JP6697462 B2 JP 6697462B2 JP 2017529796 A JP2017529796 A JP 2017529796A JP 2017529796 A JP2017529796 A JP 2017529796A JP 6697462 B2 JP6697462 B2 JP 6697462B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tightening chuck
movement
force tightening
slider
force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017529796A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018501971A (ja
Inventor
ヘンケ、フォルカー
Original Assignee
ハーファウエム テクノロジー ゲーエムベーハー
ハーファウエム テクノロジー ゲーエムベーハー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ハーファウエム テクノロジー ゲーエムベーハー, ハーファウエム テクノロジー ゲーエムベーハー filed Critical ハーファウエム テクノロジー ゲーエムベーハー
Publication of JP2018501971A publication Critical patent/JP2018501971A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6697462B2 publication Critical patent/JP6697462B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B31/00Chucks; Expansion mandrels; Adaptations thereof for remote control
    • B23B31/02Chucks
    • B23B31/10Chucks characterised by the retaining or gripping devices or their immediate operating means
    • B23B31/12Chucks with simultaneously-acting jaws, whether or not also individually adjustable
    • B23B31/16Chucks with simultaneously-acting jaws, whether or not also individually adjustable moving radially
    • B23B31/16233Jaws movement actuated by oblique surfaces of a coaxial control rod
    • B23B31/16254Jaws movement actuated by oblique surfaces of a coaxial control rod using fluid-pressure means to actuate the gripping means
    • B23B31/16258Jaws movement actuated by oblique surfaces of a coaxial control rod using fluid-pressure means to actuate the gripping means using mechanical transmission through the spindle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B31/00Chucks; Expansion mandrels; Adaptations thereof for remote control
    • B23B31/02Chucks
    • B23B31/10Chucks characterised by the retaining or gripping devices or their immediate operating means
    • B23B31/12Chucks with simultaneously-acting jaws, whether or not also individually adjustable
    • B23B31/16Chucks with simultaneously-acting jaws, whether or not also individually adjustable moving radially
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B2231/00Details of chucks, toolholder shanks or tool shanks
    • B23B2231/22Compensating chucks, i.e. with means for the compensation of irregularities of form or position
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B2231/00Details of chucks, toolholder shanks or tool shanks
    • B23B2231/30Chucks with four jaws
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T279/00Chucks or sockets
    • Y10T279/12Chucks or sockets with fluid-pressure actuator
    • Y10T279/1274Radially reciprocating jaws
    • Y10T279/1291Fluid pressure moves jaws via mechanical connection
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T279/00Chucks or sockets
    • Y10T279/19Radially reciprocating jaws
    • Y10T279/1926Spiral cam or scroll actuated
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T279/00Chucks or sockets
    • Y10T279/19Radially reciprocating jaws
    • Y10T279/1973Wedge actuated
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T279/00Chucks or sockets
    • Y10T279/25Compensation for eccentricity

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gripping On Spindles (AREA)
  • Jigs For Machine Tools (AREA)

Description

本発明は、ハウジングを有する力締付固定(パワーチャッキング)のための補償型締付チャックであって、該ハウジング内には締付(把握)軸線の方向において運動可能な牽引案内要素を有する駆動ユニットが配されておりかつ径方向において互いに向かい合うよう配置されているベースジョー(顎部材)の2つのペアが配されており、これらのベースジョーが締付軸線に対し実質的に直角に、有利には径方向において運動可能にハウジング内に案内されており、駆動ユニットが牽引案内要素の運動をベースジョーの運動に変換するよう構成されている、補償型締付チャックに関する。本発明の補償型締付チャックは、とりわけ、被加工材料(ワーク)をセントリックに(芯合せ状態で:zentrisch)締付固定するよう構成されている。
冒頭に記載した種類の締付チャックは、4ジョーチャックないし4ジョー締付チャックとも称される。セントリックに締付固定するための締付チャックは、ワークが機械加工のために工作機械に締付固定される必要がある場合、とりわけワークが回転されながら加工される場合、基本的に常に必要である。現代の製造環境では、回転のためにも切削加工のためにも使用可能な締付固定装置に対する要求は大きくなっている。かくして、本発明はそのような使用目的に関係する。
そもそも3ジョーチャックよりも4ジョーチャックの使用を検討する理由は、ワークをその周囲から掴む(押さえ付ける)締付ジョーの数がより多い程、個別の締付ジョーの各々に対する点荷重(Punktlast)は小さくなるという点にある。それにも拘らず、締付ジョーの数が多い程、ワークに作用し、従ってワークを変形させる力は、ワークの周にわたってより一様に分散される。このため、加工後のワークの寸法安定性は向上する。
WO2011/137884A1 DE 10 2004 001 839 A1 DE 10 2013 201 231 B3
セントリックに締付固定する4ジョー締付チャック(複数)は従来技術から知られている。しかしながら、これらの装置は、(軸線に垂直な横断面において)円形のワークの締付固定のためにのみ適合している、ないしは、締付固定の際に4つのすべてのジョーがワークに係合可能であるためには、両方の締付ジョー面が鏡像対称的に配置されていなければならない、という欠点を一般的に有する。そのような厳格にセントリックに締付固定する締付チャックは、ワーク幾何(輪郭)形状に関する補償(機能)が欠けているため、「非円形」ワークの場合には実用的な使用は限定されている。
更に、4ジョー補償型締付チャック(複数)も従来技術から知られているが、これらも重大な欠点を有する。補償機能を有する4ジョーチャックの多くのものでは、セントリックな締付固定の再現精度は限定的である。
刊行物WO2011/137884A1(特許文献1)は、例えば、補償機能を有する4ジョー締付チャックであって、締付チャックの隣り合う締付ジョーが1又は複数の振り子(レバー)ロッド(Pendelstange)を介して互いに連結されているものを記載している。回転対称的でないワークの場合、まず、締付ジョーの第1ペアがワークに接触する一方で、締付ジョーの他方の(第2)ペアがまだ接触していなければ、関連するレバーロッドが作動(制御)され(ausgelenkt)、次いで、第2の締付ジョーペアがワークに接近する。この動的な方策は、駆動力と締付ジョーの間に必然的に存在するレバー長さ(複数)のためにこのシステムにはある程度の弾力性が存在し、そのため、駆動力損が発生するという欠点を有する。部品(部分的構造)の複雑性が大きいため、これらのシステムは更に潜在的に故障しやすくなる。
4ジョー締付チャックにおける補償(機能)の更なる試みは、力締付によって作動可能な締付チャックの領域に見出される。DE 10 2004 001 839 A1(特許文献2)は、4つの締付ジョーが締付シリンダによって円錐状の(コニカルな)滑面に沿って牽引される4ジョー締付チャックを記載している。液圧的又は機械的に実行される力の方向転換により、円錐形の補償要素(複数)は締付方向と反対方向にシフトされるが、該補償要素は、まだ接触状態にない締付ジョーをワークに接近可能にすることが予定されている。このシステムでは、とりわけ、可能な最大補償経路が極めて小さくかつ締付装置の構造寸法が全体として所定の使用目的に対しては許容できないほど大きいことが、欠点として認められる。更に、このシステムもまた手動締付駆動に適している。
上記の欠点は、DE 10 2013 201 231 B3(特許文献3)において取り扱われている。この文献には、補償機能を有する4ジョー締付チャックが記載されており、この補償機能は幾つかの実施形態においては手動締付駆動について説明されているが、力締付操作についても説明されている。この文献に開示されている締付チャックは実用上非制限的(に利用可能)であることが実証されておりかつ締付プロセスにおいて芯合せ(調心)状態を維持(順守)する際に大きな補償範囲を有する補償機能を提供するものであるが、更に、既存の技術を更に発展させることが要求されている。とりわけ、製造に関しより経済的でありかつ可及的に駆動ユニットからベースジョーへの改善された力伝達を有するよう締付チャックを発展させることが望まれている。
このような背景に基づき、本発明は、冒頭に記載したタイプの締付チャックを、より経済的に製造可能であるように改良することを課題とする。とりわけ、本発明は、更に、補償型締付チャックを、ベースジョーへの力伝達が改善されるよう、更に発展させることを課題とする。
本発明は、冒頭に記載したタイプの補償型締付チャックにおいて、駆動ユニットがベースジョー(複数)に対し夫々1つの該ベースジョーに係合する連行要素を有し、連行要素が締付軸線を中心とする円軌道上で運動可能であるよう構成されることによって、その課題を解決する。即ち、本発明の一視点により、ハウジングを有する力締付チャックが提供される。該力締付チャックにおいては、該ハウジング内に、締付軸線の方向において運動可能な牽引案内要素を有する駆動ユニットが配されており、かつ、径方向において互いに向かい合うよう配置されているベースジョーの2つのペアが配されており、これらのベースジョーは、締付軸線に対し実質的に直角に運動可能にハウジング内に案内されており、駆動ユニットは、牽引案内要素の運動をベースジョーの運動に変換するよう構成されており、駆動ユニットは、各ベースジョーに対し夫々1つの該ベースジョーに係合する連行要素を有し、該連行要素は、或る運動成分によって締付軸線を中心とする円軌道上で運動可能に構成されている。締付方向に対し横方向に動かされる駆動キャリッジに駆動要素を配することにより、これは旋回レバーによる補償運動を引き起こしていたが(DE 10 2013 201 231 B3でもそうである)、運転時に大きな再現精度で所望の結果が提供されるものの、大きな部品数及び比較的大きな製造複雑性も伴っていたことが、本発明の枠内において認識されている。本発明の意義において、「実質的に直角(ないし垂直)」には、直角(ないし垂直)から±5°のずれも含まれると理解される。
ここから本発明は出発する。本発明では、各ベースジョーに対し1つの連行要素が設けられているが、連行要素は、締付軸線に対し実質的に直角(垂直)をなす、有利には径方向におけるベースジョーの運動に加えて、更に、締付軸線を中心とする円軌道上で運動可能である。これにより、とりわけ後述する好ましい実施形態からも明らかになるような多くの有利な効果を達成することができる。
本発明の枠内において、スライダの円軌道運動とは、円軌道形状のないし接線(方向)の運動(ベクトル)成分を有するが、例えば締付軸線に対し軸方向及び/又は径方向に更なる成分も有し得る運動として理解されるべきである。
本発明の第1の好ましい更なる形態では、駆動ユニットは各ベースジョーに対し1つのスライダを有し、該スライダは或る運動成分によって(を以って)締付軸線を中心とする円軌道上で運動可能である。好ましい一代替形態では、駆動ユニットは各ベースジョーペアに対し1つのスライダを有し、該スライダは或る運動成分によって(を以って)締付軸線を中心とする円軌道上で回転運動可能である。
スライダは、牽引案内要素の締付運動が径方向において互いに向かい合うスライダの同期的運動を引き起こすよう、牽引案内要素と、とりわけ互いに当接する滑面によって、連結されていると有利である。この同期的運動は、例えば、締付軸線に対して実質的に直角な、有利には半径方向の、スライダ(複数)の相互に接近し合う運動である。
有利には、スライダ(複数)は、夫々、締付軸線に対しある角度をなして延在する(1つの)滑面を有し、牽引案内要素は、同じ角度で延在する対応するコンタクト面、又は、スライダの滑面と当接する少なくとも1つの突出部を有する。なお、スライダは、締付軸線の方向における牽引案内要素の運動の際に、突出部に接して滑動する(滑ってシフトする:abgleiten)。
本発明の好ましい一実施形態では、ベースジョーは、夫々、スライダの対応する連行要素と係合する(1つの)リンク案内部(ないし制御カム)を有する。代替的に、ベースジョーではなく、スライダが、夫々、ベースジョーの対応する連行要素と係合する(1つの)リンク案内部を有する。
更なる有利な一実施形態では、リンク案内部は、スライダの無回転的運動が径方向において互いに向かい合うベースジョーの同期的運動を引き起こし、かつ、締付軸線を中心とする円軌道上におけるスライダの運動が第1ベースジョーペアに対する相対的な第2ベースジョーペアの相対運動を引き起こすよう、配向(構成)されている。
リンク案内部が締付軸線の方向に見て半径に対し配向されている角度の大きさに応じて、スライダを滑動のためにリンク案内部に沿って運動させるために、より大きな又はそれほど大きくない力が必要になる。半径に対する相対的なリンク案内部の角度は、リンク案内部に沿ったスライダの運動が、1つのベースジョーペアのベースジョーについてそれらの運動が障害物によって、とりわけベースジョーと連結された締付ジョーによる締め付けられるべきワークの把握によってブロック(阻止)されるときに初めて作動されるようにのみ、選択されると有利である。そのような実施形態では、ワークは関連するベースジョーペアのベースジョーの運動をブロックする一方で、他方のベースジョーペアはまだ当該ワークと係合していない。牽引案内要素は、そのような状態において、締付軸線の方向に更に押し進む(draengen)。既にワークによってブロックされているために、そのベースジョーが既に更に内方に退避する(ausweichen)ことができないスライダは、今や、牽引案内要素に従うためには、リンク案内部に沿って横方向に滑動する(滑ってシフトする)よりほかの選択肢は最早ない。その際、スライダは、円軌道上で或る運動成分によってずらされる(ないしシフトされる:ausgelenkt)。
有利には、スライダ(複数)は、それらの円軌道運動に関し強制的に同期化されている、即ち、それぞれ、同じ態様でのみ、とりわけ同じ形でのみ、円軌道上を運動することができる。
更なる好ましい一実施形態では、連行要素は、有利には締付軸線に平行な軸線の周りで、回動可能にスライダに支承されている。代替的に、連行要素がスライダにではなく、ベースジョーに配されている場合、連行要素は、有利には締付軸線に平行な軸線の周りで、回動可能にベースジョーに支承されていると有利である。連行要素が夫々割り当てられた部材に回動可能に支承されることによって、スライダが円軌道上で補償運動する際に、リンク案内部において連行要素が挟まって(引っ掛って)動かなくなることが回避される。
本発明の更なる好ましい一実施形態では、牽引案内要素は一体的に構成される、とりわけスライダ(複数)が連結される締付軸線を中心として回動可能なリング体として構成される。すべてのスライダが同じ回動可能なリング体に連結されている場合、円軌道上における補償機能を実現するために、これらのスライダがすべて一緒に運動することが保証される。その円軌道の半径は、締付状態に応じてより大きく又はより小さくなるが、これは、スライダ(複数)は、牽引案内要素によって、何れにせよ締付運動における第1障害物に到達するに至るまで、すべて同期的に締付軸線に向って動かされるからである。
代替的一実施形態では、牽引案内要素は、例えば締付軸線を中心とする円軌道上で運動可能な複数のセグメントを有し、該セグメントには、夫々、複数のスライダの1又は複数が連結される。
本発明の更なる好ましい一実施形態では、スライダ(複数)は、夫々、牽引案内要素の対応するスライダ受容部に案内されて可動に配されている。
本発明の力締付チャックを駆動するために、牽引案内要素は、有利には、牽引管のための受容部を有する。牽引管は、例えば、液圧的に作動可能なクランプ装置(Spanner)に接続されることができる。
更に、有利には、牽引案内要素は、牽引管を受容部に囲んで受容する(einschliessen)ための牽引リングを有する。
以下に本発明を好ましい実施例に基づいてかつ添付の図面を参照して詳細に説明する。なお、特許請求の範囲に付した図面参照符号は専ら発明の理解を助けるためのものであり、本発明を図示の態様に限定することは意図していない。
本発明の好ましい第1実施例の補償型締付チャックの全体図。 部分的に組み立てられた状態にある図1の締付チャックの斜視図。 図2aの一部の詳細図。 部分的に切開して示した、図1の締付チャックの側面図。 図1及び図2の締付チャックの他の斜視図。 部分的に切開して示した、とりわけ図3aの紙面に対する直交方向における、図3aの締付チャックの平面図。 好ましい第2実施例の補償型締付チャックの全体図。 部分的に組み立てられた状態にある図5の締付チャックの斜視図。 図6aの一部の詳細図。 部分的に組み立てられた状態にある図5、図6a及び図6bの締付チャックの他の斜視図。 下方から見た図5〜図7の締付チャックの斜視図。 上方から見た図5〜図8の締付チャックの平面図。 下方から見た図5〜図9aの締付チャックのベースジョーの側面図。
本発明の好ましい第1実施例の補償型締付チャック1を図1に示す。締付チャック1は、ハウジング底部材5上に組付けられるハウジング3を有する。ハウジングには、全部で4つのベースジョー7a〜7dが運動可能に案内されるよう収容されている案内部が夫々形成されている。ベースジョー7a及び7cは第1ベースジョーペアを形成する。ベースジョー7b及び7dは第2ベースジョーペアを形成する。各ペアのベースジョー7a、7c及び7b、7dは、夫々、径方向において互いに向かい合うよう配置されている。
ハウジング3は、駆動ユニット9への視界を遮る防塵管(汚染防止管:Schmutzrohr)[11]として構成されたハウジングカバーによってガードされている。駆動ユニット9によって、締付(把握)軸線Sの方向への牽引管(Zugrohr)(図3a、図3bの下側参照)の運動は、ハウジングによって予め設定される矢印Ra〜Rdの方向へのベースジョー7a〜7dの運動に変換される。駆動ユニット9の内部構造は、とりわけ図2a及び図2bから明らかになる。
図2aは、まず、ハウジング3を備えない(取り外した)補償型締付チャック1を斜視図で示す。使用されている図面参照符号が同じものについては図1参照。駆動ユニット9は牽引案内要素(Zugfuehrung)13を有する。牽引案内要素13は一体的なリング体として構成されている。牽引案内要素13には、全部で4つのスライダ15a、15b、15c及び15dが連結している。スライダ15a〜15dは夫々スライダ受容部17a〜17dに滑動可能に受容されている(図2bも参照)。牽引案内要素13が締付軸線Sの方向に(誤って)動かされると、スライダ15a〜15dは、受容部17a〜17dにおいて互いに密接する滑面(間の作用)により、牽引案内要素13の運動方向に応じて、(半径方向)内方又は外方にシフトする。スライダ15a〜15dは夫々連行要素19a〜19d(図4参照)を介してベースジョー7a〜7dと係合している。スライダとベースジョーの間の正確な連動態様(連携作用)については以下に図4を用いて更に詳細に説明する。
牽引案内要素13の駆動について、図3a及び図3bに基づいて詳細に説明する。まず、図3aから分かる通り、牽引案内要素13は牽引管25のための受容部14を有する。牽引管25は、図3aの図示の状態では、受容部14に嵌め込まれており、そこで、牽引リング21によって固定されている。牽引リング21は複数のネジ23によって牽引案内要素13に結合されている。有利には、牽引案内要素13の場合によって起こり得る回転運動が牽引管によって妨げられないようにするために、牽引管25は締付軸線Sの方向に、多少の遊びを以って、受容部14に受容される。好ましい実施形態(不図示)では、牽引リング21と牽引管25の間の摩擦を最小にするために、更に、潤滑材(ないし剤)及び/又はアキシャル軸受を設けることも可能である。
図3bを参照して補償型締付チャック1の基本的な駆動態様を示すと以下の通りである:牽引管25が締付軸線S(図1参照)の方向に動かされると、牽引案内要素13は同じ方向に一緒に動かされる。これにより、スライダ15a〜15dは夫々のスライダ受容部(図2a、図2b参照)において牽引案内要素13に対し相対的に動かされ、これらのスライダ15a〜15dによって(と一緒に)連行要素19a〜19dが動かされる。これらの連行要素は、夫々、ベースジョー7a〜7dに設けられているリンク案内部27a〜27dに係合している。連行要素19a〜19dがリンク案内部27a〜27dと係合することによって、矢印Ra、Rb、Rc、Rd(図1)の方向におけるベースジョー7a〜7dへの力の伝達も、ベースジョーの相互間の補償運動も実現される。これについては図4を用いて詳細に説明する。
図4は、補償型締付チャック1において、連行要素19a〜19dとリンク案内部27a〜27dの係合状態が視認できるように、ベースジョー7a〜7dの横断面(ハッチングで示す)を示している。
牽引案内要素13は、締付軸線Sを中心とする円軌道上を矢印Kの方向に運動(回転)することができる。スライダ15a〜15dは夫々のスライダ受容部17a〜17dを介して専ら牽引案内要素13に対し相対的に(滑面の方向における軸方向シフトに加えて)セントリックな即ち径方向の運動を行うことが可能なものであるため、スライダ15a〜15dは、或る運動(ベクトル)成分によって(を以って)強制的に牽引案内要素13と一緒に回転する。図4に示した構造例では、例えば、第1ベースジョーペア7a、7cのリンク案内部27a、27cは「左斜め上向き」に配向されており、他方、第2ベースジョーペア7b、7dのリンク案内部27b、27dはその反対に即ち「右斜め上向き」に配向されている。
以下に、本発明の意義における締付チャック1の補償機能を説明する。まず次の状況:ベースジョー7a、7b、7c、7dは、締付軸線Sの方向即ち図4の紙面の表側から裏側に向う方向における牽引案内要素13の運動によって、まず同期的に(同時に)(径方向)内方に動かされている、という状況から出発する。リンク案内部27a〜27dの夫々の傾斜角度のために、とりわけ係合摩擦力(Haftreibung)のために、連行要素19a〜19dにおける(に接した状態での)ベースジョーの滑動(滑りによるシフト:Abgleiten)はまだ生じていない。
図4に示した状態では、第1ベースジョーペア7a、7cは、ベースジョー7a、7cに結合された締付ジョー(不図示)と被加工部材(ワーク)との接触のために、最早更に内方には(図1の矢印Ra、Rcの方向に)動けないことが想定されている。
従って、今2つのベースジョー7a、7cが固定の状態において、牽引案内要素13が更に締付軸線Sの方向に押し付けられると、連行要素19a、19cはリンク案内部27a、27cの内部において矢印uの方向に滑動せざるを得ない。矢印uの方向への連行要素19a、19cのこの滑り運動によって、牽引案内要素13はその運動を続けることができる。同時に、牽引案内要素13は矢印Kの方向に運動(ベクトル)成分vで回転されるが、このため、スライダは一種のスクリュウ運動(螺旋運動)を行う。
すべての連行要素19a、19b、19c、19dは牽引案内要素13と結合しているため、連行要素19b、19dも矢印uの方向に更に動かされる。しかしながら、第2ベースジョーペアのベースジョー7b、7dはまだ運動が妨げられていないため(該2つのベースジョーに連結している締付ジョーはまだワークに当接していないため)、ベースジョー7b、7dは、これら2つのベースジョーも夫々の締付ジョーとワークとの接触のために更に動けなくなるまでの間、締付軸線Sに向うそれらの運動を続けることができる。
補償領域の大きさは、リンク案内部27a〜27dの角度と、連行要素19a〜19dがリンク案内部27a〜27dにおいて運動可能な最大の滑動ストロークとによって調整(制御)することができる。
好ましい第1実施例の補償型締付チャック1は、ベースジョー7a〜7dの各々にリング状の牽引案内要素13によって夫々動かされる別々のスライダ15a〜15dが割り当てられているという基本的アイデアに基づいている。好ましい第2実施例の以下に説明する補償型締付チャック101は、原理的に同じ機能ないし補償態様を有するが、以下に説明するように、ベースジョーとスライダの間の他の割当関係を利用する。
補償型締付チャック101は、ハウジング底部材105に組付けられるハウジング103を有する。ハウジングには、全部で4つのベースジョー107a〜107dが運動可能に案内されるよう収容されている案内部が夫々形成されている。ベースジョー107a及び107cは第1ベースジョーペアを形成し、ベースジョー107b及び107dは第2ベースジョーペアを形成する。各ペアのベースジョー107a、107c及び107b、107dは、夫々、径方向において互いに向かい合うよう配置されている。
ハウジング103は防塵管として構成されたハウジングカバー111によってガードされており、ハウジングカバー111の下方には駆動ユニット109が配されている。駆動ユニット109によって、締付軸線Sの方向への牽引管の運動は、ハウジングによって予め設定される矢印Ra〜Rdの方向へのベースジョー107a〜107dの運動に変換される。駆動ユニット109の内部構造は、とりわけ図6a〜図9bについての以下に説明から明らかになる。
図6aは、まず、ハウジング103を備えない(取り外した)補償型締付チャック101を斜視図で示す。使用されている図面参照符号が同じものについては図5参照。駆動ユニット109は牽引案内要素113を有する。牽引案内要素113は一体的に構成されている。牽引案内要素113には、全部で2つのスライダ115a、115bが連結している。スライダ115a、115bは夫々スライダ受容部117a、117bに滑動可能に受容されている(とりわけ図6b参照)。
牽引案内要素113が締付軸線Sの方向に引き動かされると、スライダ115a、115bは受容部117a、117bにおいて互いに密接する対応する滑面(間の作用)によってシフトし、牽引案内要素113の運動方向に応じて、互いに接近するよう又は互いに離隔するよう運動する。
スライダ115a、115bは、夫々において回動可能に支承された2つの連行要素119a、119b及び119c、119dを有する(図7及び図9a参照)。連行要素119a〜119dは、夫々、ベースジョー107a〜107dのリンク案内部127a〜127dと係合している。
補償型締付チャック101の駆動時に牽引管125が締付軸線Sの方向に牽引されると、スライダ115a、115bは或る運動(ベクトル)成分によって(を以って)矢印Ra’、Rb’の方向に運動する(図8)。付加的に、牽引案内要素112及びこれと共にスライダ115a、115bはハウジング103内で回動可能に支承されている。このため、第1ベースジョーペア107a、107c又は(第2ベースジョーペア)107b、107dが締付固定(把握)時に例えばワークのような障害物に衝突するや否や、牽引案内要素113は矢印Rの方向に付加的な運動成分を生成することができる(図8)。ハウジング103内の相応の切欠開放部によって可能にされるこの回転運動の結果、ベースジョー107a〜107dは不均整な運動を行うが、これによって、好ましい第1実施例の補償型締付チャック1と同様に、補償機能が保証される。連行要素119a〜119dとベースジョー107a〜107dの間の連動態様(連携作用)については図9a、図9bを用いて再度説明する。
スライダ115a及び115bに回動可能に支承された連行要素119a、119b及び119c、119dは、補償型締付チャックが締付(緊張)運動される間、ベースジョー107a〜107dの凹部(Ausnehmungen)127a〜127d内で滑動する(滑ってシフトする:abgleiten)。
第1障害物のために牽引案内要素113の無回転的運動が最早不可能になるや否や、牽引案内要素113は、牽引管125による連続的な締付運動により強制的に、付加的に或る運動成分によって(を以って)矢印K(図9)の方向に動き始める。かくして、更には、各ベースジョーペア107a、107c及び107b、107dにおけるリンク案内部127a、127b、127c、127dの異なる制御角度(複数)によって、最早すべてのベースジョーが同期的に(同時に)は互いに向って動くことはない。その代わりに、例えば2つのベースジョーペアの一つが既にワークとの接触によって固定状態になれば、一方のベースジョーペアは他方のベースジョーペアよりもより速く又はより遅く動かされる。
好ましい(第1及び第2)実施例の上記の説明を総合すると、従来技術と比べて信頼性の大きいセントリックな締付固定(把握)及び補償機能が可能になると同時に、構造複雑性の明確な減少が可能になることが、今一度明確になる。このことは、スライダが、とりわけ牽引案内要素13ないし113との連結によって、補償のために締付軸線Sを中心とする円軌道上を回転運動可能であることによって極めてうまくいく。
上記好ましい実施例は、夫々、本発明の好ましい実施形態(複数)のとりわけ好ましい特徴事項の組み合わせである。
尤も、本発明の枠内において、上記好ましい実施例(複数)と、冒頭に記載した種類の締付チャックの、とりわけ請求項1の上位概念部(前置部)に応じた締付チャックの特徴事項との種々異なる他のサブコンビネーションも、独立して(特許)保護対象とすることができる独立の技術的側面(視点)として理解することができる。従って、添付の特許請求の範囲の他に、例えば請求項1の上位概念部(前置部)の特徴事項と従属請求項又は上述の好ましい実施例の特徴事項から構成される更なる特徴事項の組み合わせも本発明の保護範囲に含まれる。
機能の原理については、換言すれば、以下のように、要約することができる。
上述したように、締付チャックは、本質的に、4つのベースジョー(締付固定(把握)部位)と駆動機構を有するハウジングを有し、駆動機構は、牽引管と、該牽引管上で回動可能に支承される牽引案内要素と、互いに対向して配置される少なくとも2つのスライダを有するリンク伝動機構とを1つにまとめたものである。スライダはすべて、締付固定プロセス中、中心軸線(Zentrum)に向って又は中心軸線から離隔するよう運動される。これらのスライダは、中心軸線を中心とする鏡像対称的運動が可能であるように、支承されている。スライダにおいて回動可能に支承される連行要素は、該運動をリンク伝動機構を介して夫々1つのベースジョー(締付固定(把握)部位)に伝達する。ベースジョー(締付固定(把握)部位)の制御カムは、駆動機構の運動時に、一方のベースジョーペア(のベースジョー)間の距離が縮小し、他方のベースジョーペア(のベースジョー)間の距離が拡大するように、配置(配向)されている。ベースジョーペアとは、径方向に互いに向かい合うよう配置される2つのベースジョーである。中心軸線に向う(近づく)又は中心軸線から離隔する(遠ざかる)ベースジョーの運動中に一方のベースジョーペアが障害物に当たると、当該ベースジョーペアの連行要素は、駆動機構が中心軸線の周りで回転するよう、該ベースジョーペアの制御カム内で案内され、その際、他方のベースジョーペアの制御カム内の連行要素は、当該ベースジョーペアが同様に障害物に衝突するまで、中心軸線に向う(近づく)又は中心軸線から離隔する(遠ざかる)運動が更に続くよう動作する。
以下に、本発明の好ましい態様を示す。
(態様1)ハウジングを有する力締付チャックが提供される。該力締付チャックにおいては、
該ハウジング内に、
・締付軸線の方向において運動可能な牽引案内要素を有する駆動ユニットが配されており、かつ、
・径方向において互いに向かい合うよう配置されているベースジョーの2つのペアが配されており、
これらのベースジョーは、締付軸線に対し実質的に直角に、有利には径方向において運動可能にハウジング内に案内されており、
・駆動ユニットは、牽引案内要素の運動をベースジョーの運動に変換するよう構成されており、
駆動ユニットは、各ベースジョーに対し夫々1つの該ベースジョーに係合する連行要素を有し、該連行要素は、或る運動成分によって締付軸線を中心とする円軌道上で運動可能に構成されている。
(態様2)上記の力締付チャックにおいて、駆動ユニットは、各ベースジョーに対し1つのスライダを有し、該スライダは或る運動成分によって締付軸線を中心とする円軌道上で運動可能であることが好ましい。
(態様3)上記の力締付チャックにおいて、駆動ユニットは、各ベースジョーペアに対し1つのスライダを有し、該スライダは或る運動成分によって締付軸線を中心とする円軌道上で運動可能であることが好ましい。
(態様4)上記の力締付チャックにおいて、スライダは、牽引案内要素の締付運動が径方向において互いに向かい合うスライダの同期的運動を引き起こすよう、牽引案内要素と、有利には互いに当接する滑面によって、連結されていることが好ましい。
(態様5)上記の力締付チャックにおいて、前記同期的運動は、締付軸線に対して実質的に直角な、有利には半径方向のスライダの相互に接近し合う運動であることが好ましい。
(態様6)上記の力締付チャックにおいて、ベースジョーは、夫々、スライダの対応する連行要素と係合するリンク案内部を有することが好ましい。
(態様7)上記の力締付チャックにおいて、スライダは、夫々、ベースジョーの対応する連行要素と係合するリンク案内部を有することが好ましい。
(態様8)上記の力締付チャックにおいて、リンク案内部は、
・スライダの無回転的運動が径方向において互いに向かい合うベースジョーの同期的運動を引き起こし、かつ、
・締付軸線を中心とする円軌道上におけるスライダの運動が第1ベースジョーペアに対する相対的な第2ベースジョーペアの相対運動を引き起こす
よう配向されていることが好ましい。
(態様9)上記の力締付チャックにおいて、連行要素は、有利にはスライダ又はベースジョーにおいて、とりわけ有利には締付軸線に平行な軸線の周りで、回動可能に支承されていることが好ましい。
(態様10)上記の力締付チャックにおいて、牽引案内要素は、とりわけスライダが連結されている締付軸線を中心として回動可能なリング体として、一体的に構成されていることが好ましい。
(態様11)上記の力締付チャックにおいて、スライダは、夫々、牽引案内要素の対応するスライダ受容部に案内されて可動に配されていることが好ましい。
(態様12)上記の力締付チャックにおいて、牽引案内要素は、有利には液圧的に作動される、牽引管のための受容部を有することが好ましい。
(態様13)上記の力締付チャックにおいて、牽引案内要素は、牽引管を受容部に閉じ込めるための牽引リングを有することが好ましい。

Claims (13)

  1. ハウジング(3、103)を有する力締付チャック(1、101)であって、
    該ハウジング内に、
    ・締付軸線(S)の方向において運動可能な牽引案内要素(13)を有する駆動ユニット(9)が配されており、かつ、
    ・径方向において互いに向かい合うよう配置されているベースジョーの2つのペア(7a、7c;7b、7d)が配されており、
    これらのベースジョー(7a〜7d)は、締付軸線(S)に対し実質的に直角に運動可能にハウジング内に案内されており、
    ・駆動ユニット(9)は、牽引案内要素(13)の運動をベースジョー(7a〜7d)の運動に変換するよう構成されており、
    駆動ユニット(9)は、各ベースジョー(7a〜7d)に対し夫々1つの該ベースジョーに係合する連行要素(19a〜19d)を有し、該連行要素は、締付軸線を中心とする円軌道(K)上で運動可能に構成されている、
    力締付チャック。
  2. 請求項1に記載の力締付チャックにおいて、
    駆動ユニット(9)は、各ベースジョーに対し1つのスライダ(15a〜15d)を有し、該スライダは或る運動成分によって締付軸線を中心とする円軌道(K)上で運動可能である、
    力締付チャック。
  3. 請求項1に記載の力締付チャックにおいて、
    駆動ユニット(109)は、各ベースジョーペア(107a、107b;107c、107c)に対し1つのスライダ(115a、115b)を有し、該スライダは或る運動成分によって締付軸線を中心とする円軌道(K)上で運動可能である、
    力締付チャック。
  4. 請求項2に記載の力締付チャックにおいて、
    スライダ(15a〜15d)は、牽引案内要素(13)の締付運動が径方向において互いに向かい合うスライダ(15a、15c;15b、15d)の同期的運動を引き起こすよう、牽引案内要素(13)と連結されている、
    力締付チャック。
  5. 請求項4に記載の力締付チャックにおいて、
    前記同期的運動は、締付軸線(S)に対して実質的に直角なスライダ(15a〜15d;115a、115b)の相互に接近し合う運動である、
    力締付チャック。
  6. 請求項2〜5の何れかに記載の力締付チャックにおいて、
    ベースジョー(7a〜7d)は、夫々、スライダの対応する連行要素(19a〜19d)と係合するリンク案内部(27a〜27d)を有する、
    力締付チャック。
  7. 請求項2〜5の何れかに記載の力締付チャックにおいて、
    スライダは、夫々、ベースジョーの対応する連行要素と係合するリンク案内部を有する、
    力締付チャック。
  8. 請求項6又は7に記載の力締付チャックにおいて、
    リンク案内部(29a〜29d)は、
    ・スライダ(15a〜15d)の無回転的運動が径方向において互いに向かい合うベースジョーの同期的運動を引き起こし、かつ、
    ・締付軸線を中心とする円軌道上におけるスライダの運動が第1ベースジョーペア(7a、7c)に対する相対的な第2ベースジョーペア(7b、7d)の相対運動を引き起こす
    よう配向されている、
    力締付チャック。
  9. 請求項1〜8の何れかに記載の力締付チャックにおいて、
    連行要素(19a、19b)は、締付軸線に平行な軸線の周りで回動可能に支承されている、
    力締付チャック。
  10. 請求項1〜9の何れかに記載の力締付チャックにおいて、
    牽引案内要素(13)は、一体的に構成されている、
    力締付チャック。
  11. 請求項1〜10の何れかに記載の力締付チャックにおいて、
    スライダ(15a〜15d)は、夫々、牽引案内要素(13)の対応するスライダ受容部(17a〜17d)に案内されて可動に配されている、
    力締付チャック。
  12. 請求項1〜11の何れかに記載の力締付チャックにおいて、
    牽引案内要素(13)は、牽引管(25)のための受容部(14)を有する、
    力締付チャック。
  13. 請求項12に記載の力締付チャックにおいて、
    牽引案内要素(13)は、牽引管(25)を受容部に閉じ込めるための牽引リング(21)を有する、
    力締付チャック。
JP2017529796A 2014-12-04 2015-12-03 力締付チャック Active JP6697462B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP14196237.3A EP3028794B1 (de) 2014-12-04 2014-12-04 Kraftspannfutter
EP14196237.3 2014-12-04
PCT/EP2015/078464 WO2016087563A1 (de) 2014-12-04 2015-12-03 Kraftspannfutter

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018501971A JP2018501971A (ja) 2018-01-25
JP6697462B2 true JP6697462B2 (ja) 2020-05-20

Family

ID=52013889

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017529796A Active JP6697462B2 (ja) 2014-12-04 2015-12-03 力締付チャック

Country Status (7)

Country Link
US (1) US10183336B2 (ja)
EP (1) EP3028794B1 (ja)
JP (1) JP6697462B2 (ja)
KR (1) KR102019574B1 (ja)
ES (1) ES2728302T3 (ja)
PL (1) PL3028794T3 (ja)
WO (1) WO2016087563A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105215423A (zh) * 2015-10-30 2016-01-06 重庆市璧山县振昌汽车配件有限公司 齿轮的钻孔装置
EP3450066B1 (de) 2017-08-29 2023-10-18 HVM Technology GmbH Ausgleichendes kraftspannfutter
EP3632598B1 (de) 2018-10-02 2022-10-12 HVM Technology GmbH Vierbacken-ausgleichsspannfutter
CN110052764B (zh) * 2019-04-12 2021-05-14 大族激光科技产业集团股份有限公司 一种圆盘夹紧定位机构及应用其的激光加工设备
DE102019112953B4 (de) * 2019-05-16 2022-01-27 SCHUNK GmbH & Co. KG Spann- Greiftechnik Spannfutter für Werkzeugmaschinen
DE102019112952B4 (de) * 2019-05-16 2022-10-20 SCHUNK GmbH & Co. KG Spann- Greiftechnik Spannfutter für Werkzeugmaschinen
EP3756820B1 (de) 2019-06-24 2022-12-14 HVM Technology GmbH Nullpunktspannsystem für werkzeugmaschinen, insbesondere dreh- und/oder fräsmaschinen
CN111570835B (zh) * 2020-05-07 2021-05-04 北京航天华世科技股份有限公司 应用于数控机床的四面自适应定心卡盘
EP4190471A1 (de) 2021-12-06 2023-06-07 HVM Technology GmbH Ausgleichsspannfutter zum zentrischen einstellen von werkstücken, und werkzeugmaschine mit selbigem
EP4249154A1 (de) 2022-03-22 2023-09-27 SMW-AUTOBLOK Spannsysteme GmbH Spannfutter

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB322991A (en) * 1929-01-21 1929-12-19 Forkardt Paul Kg Improvements in or relating to chucks
US1909658A (en) * 1931-11-09 1933-05-16 Casler Herman Lathe chuck
US2860881A (en) * 1955-07-18 1958-11-18 John Ramming Machine Company Chuck
US2921796A (en) * 1959-03-17 1960-01-19 Frederick I Ernest Work-holding chuck
US2980432A (en) * 1959-08-10 1961-04-18 Mollenberg Betz Machine Compan Fluid operated chuck
US3533639A (en) * 1968-04-26 1970-10-13 Miles Machinery Co Chuck construction
DE1752548A1 (de) * 1968-06-14 1971-05-19 David Fischer Vorrichtung zum axialen Spannen von Werkstuecken an Werkzeugmaschinen
US3698729A (en) * 1970-02-19 1972-10-17 Forkardt Paul Kg Power operated clamping device for machine tools
DE2556227C3 (de) * 1975-12-13 1988-02-11 SMW Schneider & Weißhaupt GmbH, 7996 Meckenbeuren Spannfutter
DE2631583C3 (de) * 1976-07-14 1981-06-25 Röhm, Günter Horst, 7927 Sontheim Kraftbetätigtes Spannfutter
JPS5859707A (ja) * 1981-10-05 1983-04-08 Tokichi Shimizu 二方向差動求心式4爪連動パワ−チヤツク
JPS58188109U (ja) * 1982-06-05 1983-12-14 豊田工機株式会社 多爪チヤツク
JPS6316905A (ja) * 1986-07-09 1988-01-23 Satoo Tsukamoto 4つ爪チヤツク
WO1990007394A1 (en) * 1989-01-05 1990-07-12 Tokichi Shimizu Four-clawed differential chuck
JP3760429B2 (ja) * 1997-10-03 2006-03-29 Smc株式会社 2駆動系流体圧チャック
US6655699B2 (en) 2002-01-11 2003-12-02 Illinois Tool Works Inc. Six jaw equalizing chuck
DE102004001839A1 (de) 2004-01-07 2005-08-04 Hainbuch Gmbh Spannende Technik Spanneinrichtung
WO2011137884A1 (de) 2010-05-05 2011-11-10 Birgit Karlein Zentrische spannvorrichtung
US20120319365A1 (en) * 2011-06-16 2012-12-20 Thomas Michael Grobbel Parallel power chuck
DE102013201231B3 (de) 2013-01-25 2014-02-13 Volker Henke Ausgleichsspannfutter
DE102015102100B3 (de) * 2015-02-13 2016-06-02 Birgitt Karlein Keilstangen-Kraftspannfutter

Also Published As

Publication number Publication date
KR102019574B1 (ko) 2019-09-06
JP2018501971A (ja) 2018-01-25
WO2016087563A1 (de) 2016-06-09
PL3028794T3 (pl) 2019-09-30
ES2728302T3 (es) 2019-10-23
US20170348776A1 (en) 2017-12-07
EP3028794A1 (de) 2016-06-08
KR20170091153A (ko) 2017-08-08
US10183336B2 (en) 2019-01-22
EP3028794B1 (de) 2019-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6697462B2 (ja) 力締付チャック
US10632544B2 (en) Chuck
US10888964B2 (en) Chuck mechanism
JP6498311B2 (ja) 加工物を中央に締付固定するためのコンペンセーティングチャック
KR101268571B1 (ko) 터릿 공구대
CN104551131A (zh) 钻夹头
JP2012161911A (ja) 締付チャック
US9757835B2 (en) Tool changer with cover means
JP2013119917A (ja) 駆動力伝達ベルトの歯飛び防止機構
JP2020116730A (ja) クランプ装置、特に万力
TW201408476A (zh) 胎圈供應裝置
EP3045264B1 (en) Processing device
JP2019150945A (ja) 工作機械、特に旋盤に使用するためのスピンドル装置、およびこのようなスピンドル装置を備えた工作機械
KR101599513B1 (ko) 원 웨지 센터링 유압척
US20220379387A1 (en) Chuck with improved gripping stroke
KR19980081346A (ko) 조오 브레이크를 구비한 클램핑 장치
JP6654405B2 (ja) チャック装置
KR102165418B1 (ko) 툴 매거진 시스템
CN112703081A (zh) 机床的电力驱动系统及其运转方法
JP6374284B2 (ja) ワーク保持ガイド付きチャック装置
TWM562725U (zh) 加工機之夾頭
JP2011255460A (ja) 工作機械
EP3894119B1 (en) Gripper and guide for bar stock
JP6876808B2 (ja) 工作機械とワークピースの締付けホルダとからなる構成体ならびにその構成体用のチャック
CN109352107A (zh) 一种线切割夹具

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170726

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170726

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170922

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20180314

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180807

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20181106

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190702

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200407

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200424

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6697462

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250