JP6697242B2 - Sewing machine balance - Google Patents
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Description
本発明は、2本針又は3本針が使用可能な家庭用ミシンに好適なミシンの天秤装置に関する。 The present invention relates to a sewing machine balance device suitable for a domestic sewing machine that can use two or three needles.
従来、1本の針棒に対して天秤は、一つ搭載されている。つまり、1本の上糸に対して一つの天秤及び1本の針棒にてミシンが構成される。ところで、家庭用ミシンにおいても、2本針又は3本針が使用可能なものが存在するようになった。この種のものでは、糸の本数は、針数に応じて上糸は2本又は3本となるが、家庭用のミシンでは、これらの上糸を1本の天秤にて対処している。つまり、1本の天秤で、2本以上の上糸を複数のミシン針に案内する。 Conventionally, one balance is mounted on one needle bar. That is, a sewing machine is composed of one balance and one needle bar for one needle thread. By the way, there are some household sewing machines that can use two or three needles. In this type of machine, the number of threads is two or three depending on the number of needles, but in household sewing machines, these upper threads are handled by a single balance. That is, one balance guides two or more upper threads to a plurality of sewing needles.
一般的な家庭用ミシンでは、複数のミシン針を備えたものに対して、一つの天秤の一つの糸案内孔で複数針のために複数の上糸をまとめて通しつつ、処理するので、糸同士の絡み等の縫い性能の問題が発生している。このような問題を解決しようとするための一例として、特許文献1が存在する。
In a general household sewing machine, a thread having a plurality of sewing needles is processed while one thread guide hole of one balance is used to pass a plurality of needle threads together for a plurality of needles. There is a problem with sewing performance such as entanglement between them.
特許文献1は、2本針又は3本針を使用したミシンの実施形態が開示されたものについて代表的なものとしてを挙げたものである。この特許文献1によれば、一つの天秤に設けた複数の糸通し孔が、2本針のそれぞれの上糸に対処している。この種のものには、以下に述べる欠点が存在する。
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2004-242242 cites a representative of the disclosed embodiments of the sewing machine using two or three needles. According to this
また、一般的な家庭用ミシンでは、一つの天秤の糸通し孔に複数本の上糸を全て通すため、上糸同士が捻じれあってしまい、縫い調子が安定しなかったり、縫い不良が発生する場合がある。さらに、特許文献1に開示されたミシンの場合、天秤の根本側の孔と先端側の孔で上糸の引締め量が異なり、各上糸の縫い調子が同じにならない。特許文献1に代表されるように、2本針又は3本針に対して一つの天秤にて対応した場合には、上記のような問題が発生する。
In addition, in a general household sewing machine, multiple upper threads are all threaded through the threading hole of one balance, so the upper threads are twisted together, resulting in unstable sewing conditions and poor sewing. There is a case. Further, in the case of the sewing machine disclosed in
上記問題点の原因を、以下に示す。まず、従来の家庭用ミシンのように、一つの天秤に一つの糸案内孔が形成されたタイプでは、ミシンの縫い動作中に、上糸は釜の動作により、釜の内部で反時計方向にねじられてしまう。そして、そのまま縫い動作を続けると、このねじれは、次第に天秤から針孔の間で溜まり、複数本の上糸は互い絡んでしまう。この解決策として、特許文献1に示すように、複数本の上糸は、天秤に空いた複数の孔に1本づつ通して、それぞれの上糸を分離させているので、糸同士が絡むことはない。
The causes of the above problems are shown below. First, in the type in which one thread guide hole is formed in one balance like a conventional household sewing machine, the needle thread moves counterclockwise inside the hook due to the operation of the hook during sewing operation of the sewing machine. It gets twisted. Then, when the sewing operation is continued as it is, this twist gradually accumulates between the balance and the needle hole, and the plural upper threads are entangled with each other. As a solution to this problem, as shown in
ミシンは、上糸に適正な緊張を与えるため、上糸を引き締める時に、天秤は根本を中心側とした円弧に近い運動をする。そのため、特許文献1のように天秤に上糸を通す孔が天秤の根本から先端方向にかけて一列に配置される形状であると、天秤根本側の孔は円弧運動の内側軌跡となり、反対に先端側の孔は円弧運動の外側軌蹴となる。この軌跡の違いにより上糸の引き締め量が異なる。そのために、各上糸の張力は異なり、縫製の仕上がりに大きく影響する。
Since the sewing machine applies proper tension to the upper thread, when the upper thread is tightened, the balance moves in an arc close to the root. Therefore, when the holes for passing the upper thread through the balance are arranged in a line from the root of the balance to the tip direction as in
本発明の目的(解決しようとする課題)は、上糸を捕捉する釜機構が一つで、2本針又は3本針等のような複数本の針が装着可能なミシンにおいて、天秤によって、各上糸同士が接触して、上糸同士が捻じれたり、こすれ合ったりすることを防止し、良好な縫い作業及び仕上がりができるようにすることにある。 An object (problem to be solved) of the present invention is to provide a hook mechanism for capturing an upper thread, and a sewing machine in which a plurality of needles such as a two-needle or a three-needle can be mounted by a balance. The purpose of the present invention is to prevent the upper threads from coming into contact with each other and twisting or rubbing the upper threads with each other so that good sewing work and finish can be performed.
そこで、発明者は上記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、上糸を捕捉する一つの釜機構と、複数の針を有するミシン針と、該ミシン針が装着される針棒と、該針棒と同期して上下動する複数の天秤とを備えたミシンにおいて、前記天秤は、複数の天秤部と、一つの天秤駆動部とを備え、複数の前記天秤部の糸保持部は、それぞれの糸道を分離させるための間隔を設けて並列に配置され、前記天秤部は、天秤腕部と連結部とで構成され、前記天秤駆動部に対して複数の前記連結部が一直線状に配置固定され、前記連結部の軸方向一端には係止部が形成され、他端には被係止部が形成され、連結時には、前記連結部の係止部と連結相手の前記連結部の被係止部とが係止してなるミシンの天秤装置としたことにより、上記課題を解決した。
Then, as a result of earnestly researching in order to solve the above-mentioned subject, the inventor has made the invention of
請求項2の発明を、複数の前記天秤部の前記糸保持部はほぼ一致する高さにしてなる請求項1に記載のミシンの天秤装置としたことにより、上記課題を解決した。
The above problem is solved by using the invention of
請求項3の発明を、複数の前記天秤部は少なくとも一つは前記天秤駆動部に対して着脱自在としてなる請求項1又は2に記載のミシンの天秤装置としたことにより、上記課題を解決した。
The above problem is solved by using the invention of claim 3 as a balance device for a sewing machine according to
請求項4の発明を、前記天秤は、2個及び3個をユニットにしたものを備え、それぞれを前記天秤駆動部に着脱自在となる構成としてなる請求項1,2又は3の何れか1項に記載のミシンの天秤装置としたことにより、上記課題を解決した。
4. The invention according to
請求項1及び請求項2の発明では、ミシンの2本針又は3本針に応じて天秤部の数を合わせることができ、これによって、全ての上糸にそれぞれ天秤部が備えられ、上糸の糸道を分離して独立した糸道とすることができる。特に、複数の前記天秤部の糸保持部はほぼ一致する高さにすると共に、前記天秤部同士は、それぞれの糸道が構成される程度に間隔を設けて並列に配置される構成とした。これによって、複数の天秤部同士の配列において余裕のある間隔を有しており、各天秤部を通過するそれぞれの上糸同士が絡み合ったり、捻じれあうことを防止できる。また、糸道が分離して安定した上糸の供給により、縫い性能が安定する。
According to the inventions of
さらに、天秤部は天秤駆動部から少なくとも一つの天秤部を着脱自在としたので、通常のミシン針が1本の場合では、天秤部を一つにすることができ、ミシン針が2本の場合では、天秤部を2つにすることができる。またさらに、ミシン針が3本の場合では、天秤部を3つにすることができる。このように、一つのミシンでミシン針が1本の場合及び複数本の場合に応じて天秤部の数を設定でき、種々の縫製作業に適応できる。 Further, since at least one balance unit is detachable from the balance drive unit in the balance unit, when the normal sewing machine needle is one, the balance unit can be one, and when the sewing machine needle is two. Then, it is possible to have two balance units. Furthermore, when the number of sewing machine needles is three, the number of balance units can be three. As described above, the number of the balance units can be set according to the case where one sewing machine has one sewing machine needle and a plurality of sewing machines, and it is possible to adapt to various sewing operations.
また、請求項1及び請求項2の発明では、天秤部は、天秤腕部と連結部とを有し、前記天秤駆動部に対して前記連結部を一直線状に配置固定した構成により、複数の天秤部の糸保持部が一列に配列される。これによって、天秤部は全て同一の揺動動作を行い上糸の引締めが均一となる。
Further, in the invention of
さらに、請求項1及び請求項2の発明では、連結部の軸方向一端には係止部が形成され、他端には被係止部が形成され、軸方向に隣接する前記連結部同士は係止部と被係止部とが係止される構成としたことで、ミシン作動時における天秤部同士の位置ずれを防止できる。
Further, in the inventions of
請求項3の発明では、複数の前記天秤部は少なくとも一つは前記天秤駆動部に対して着脱自在としてなる構成により、複数の天秤部を天秤駆動部に装着する構成を簡単にできる。請求項4の発明では、天秤部を2個及び3個をユニットにしたものを備え、それぞれを前記天秤駆動部に着脱自在となる構成としたので、複数の天秤部の交換を簡単且つ迅速にできる。また、前記連結部は中空管状とし、複数の前記連結部に挿通する螺子軸部を有する螺子部材と、該螺子部材の螺子軸部と螺合する内螺子部が天秤駆動部に形成されてなる構成とすることにより、複数の天秤部を天秤駆動部に装着する構成を簡単にできる。さらに、前記係止部は中空管内部に形成された突起とし、前記被係止部は前記突起が挿入する凹部としてなる構成とすることにより、係止構造を簡単にできる。
According to the third aspect of the present invention, at least one of the plurality of balance units is detachable from the balance drive unit, so that the configuration in which the plurality of balance units are attached to the balance drive unit can be simplified. According to the invention of
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、本発明は、図1に示すように、上糸nを捕捉する1つの釜機構98と、針棒7と天秤とを備えたミシン9であり、特に、2本又は3本の針を有するミシン針8に対応する天秤を備えたものである。該ミシン針8は、針棒7に装着されており、該針棒7は、天秤の上下動と共に移動する〔図1(A)参照〕。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. First, as shown in FIG. 1, the present invention is a sewing machine 9 including one
天秤は、主に、天秤部A1と天秤駆動部A2によって構成される。天秤部A1は天秤腕部1と連結部2とを有する。前記天秤部A1の天秤腕部1は、板状に形成され、上下方向に揺動する〔図1(B),(C)参照〕。天秤腕部1は、連結部2を揺動中心として、外方に向かって突出形成されている〔図2(A),図3(A)参照〕。
The balance is mainly composed of a balance section A1 and a balance drive section A2. The balance part A1 has a
天秤腕部1の自由端部分は、その自由端より下方に屈曲された屈曲先端部11が形成され、該屈曲先端部11には、略スリット状の糸導入部12が形成されている。該糸導入部12の終端には、糸保持部12aが形成されている。該糸保持部12aは、円形状の貫通孔である〔図3(A)参照〕。また、従来のミシンで採用されている天秤の自由端に設けられたスリットの存在しない貫通孔を糸保持部としてもよい。
A free end portion of the
前記連結部2は、複数の天秤部A1を連結する役目と、後述する天秤駆動部A2に連結する役目をなす(図2参照)。連結部2は、中空管状に形成され、前記天秤腕部1の一方側の面に対して垂直に固定されている〔図2(B),図3(B)参照〕。連結部2の軸方向一方側は、被挿入側2aとし、他方側は挿入側2bとする〔図3(B)参照〕。連結部2の内部は、軸方向に貫通する軸貫通孔21が形成されている。軸貫通孔21は、大径孔部21aと小径孔部21bとで構成されている〔図3(B)参照〕。そして、大径孔部21aは前記被挿入側2aに位置し、小径孔部21bは前記挿入側2bに位置する。
The connecting
大径孔部21aには、別の天秤部A1の連結部2の前記挿入側2bが挿入可能な内径となっている。複数の天秤部A1を連結するときには、連結部2の挿入側2aが、連結先の連結部2の被挿入側2bに挿入されて、軸方向に隣接する連結部2,2同士が所定の間隔を有して連結される〔図1(C)参照〕。
The large-
前記連結部2には、連結部2の被挿入側2aに被係止部31が形成され、挿入側2bに係止部32が形成されている。そして、連結部2,2同士が連結するときには、連結部2の挿入側2bが連結先の連結部2の被挿入側2aに挿入すると共に、係止部32が被係止部31に係止して回転を規制しながら挿入位置を規定する。
In the connecting
これによって、連結状態の連結部2,2が軸周方向に勝手に空転することはなく、よって、隣接する天秤腕部1,1同士も同一位相を維持しながら所定の間隔を有して固定される〔図1(B),図5(A)参照〕。
As a result, the connecting
被係止部31と係止部32には、複数の実施形態が存在する。その第1実施形態としては、被係止部31は、連結部2の被挿入側2aの内周側面に突起31aとして形成されたものであり、係止部32は、切欠き状の凹部32aとして形成されたものである(図3参照)。該凹部32aは、連結部2における挿入側2bの円周状縁の一部に前記係止部32が挿入する切欠き部であり、略方形状に形成されている。
There are a plurality of embodiments of the locked
次に、被係止部31と係止部32における別の実施形態について説明する(図4参照)。被係止部31は、連結部2の被挿入側2aの大径孔部21aが小判孔形状に形成されたものである。そして、連結部2の挿入側2bの外周形状も外周の一部にカット面が平行に形成されたものである。
Next, another embodiment of the locked
このような形状とした連結部2の挿入側2bを別の連結部2の被挿入側2aに挿入することにより、連結部2,2同士が相互に空転しない連結とすることができる。また、前記被係止部31,係止部32の形状は限定されない。
By inserting the
天秤駆動部A2は、主リンク4と、従リンク5とから構成される〔図2(A)参照〕。主リンク4は、駆動連結部41と第1軸支部42とが腕状部43にて接続される構成である。第1軸支部42の内周には軸受孔部42aと内螺子部42bとが形成されている。従リンク5は、揺動連結部51はと第2軸支部52とが腕状部53にて接続される構成である。
The balance drive unit A2 is composed of a
主リンク4の駆動連結部41は、枢支連結孔41aが形成されている。そして、該枢支連結孔41aを貫通する枢支連結ピン93によって、前記主リンク4がミシン本体9の上駆動軸91に装着された釣合錘92に枢支連結される〔図1(A),図2(A)参照〕。該釣合錘92には、前記枢支連結ピン93が取り付けられる取付孔92aが形成されている。前記主リンク4の第1軸支部42は、前記従リンク5の第2軸支部52に回動自在に挿入される。
The
そして、複数の天秤部A1において、まず一個目の天秤部A1の連結部2が、前記第1軸支部42の軸受孔部42aに挿入して固定される。ここで、前記第1軸支部42の軸受孔部42a内にも被係止部44が形成されている〔図2(B)参照〕。該被係止部44は、突起44aである。そして、該軸受孔部42aの被係止部44と、前記軸受孔部42a内に挿入された連結部23の係止部32とが係止され、天秤部A1の連結部2と、主リンク4の第1軸支部42とが周方向に固定され、駆動軸91,釣合錘92の動作が主リンク4及び天秤部A1に伝達される。
Then, in the plurality of balance portions A1, first, the connecting
次に、一個目の前記天秤部A1の被挿入側2aに、二個目の天秤部A1の挿入側2bが挿入されると共に、被係止部31と係止部32とが係止される。そして、一個目の前記天秤部A1と二個目の前記天秤部A1とが並列に配置され、且つそれぞれの糸保持部12a,12aの位置が一致する高さに揃うように設定される〔図1(B),(C)参照〕。
Next, the
また、複数の前記天秤部A1,A1における糸保持部12a,12aの位置が一致することとは、両糸保持部12a,12aのそれぞれの位置が上下方向に僅かにずれ(高低差)が存在する場合、つまり、ほぼ一致する場合も含まれる。この状態で、天秤部A1の軸貫通孔21と、第2軸支部52の内周側に形成された内螺子部42bに螺子部材6の連結軸61が挿入され、該連結軸61に形成された外螺子61aが内螺子42bと螺合する〔図1(B),(C)参照〕。
In addition, the fact that the positions of the
前記従リンク5の揺動連結部51には、枢支連結孔51aが形成されており、該枢支連結孔51aを貫通する取付ピン94によって、前記揺動連結部51がミシン本体9の所定位置に枢支連結される。このように、複数の天秤部A1,A1,…のそれぞれの糸保持部12a,12a,…は、ほぼ一致する高さとなる。
A pivot
そして、隣接する天秤部A1,A1,…同士は、それぞれの上糸nの糸道が構成される程度に間隔を設けて並列に配置されている〔図1(B),(C),図3等参照〕。これによって、複数の天秤部A1,A1,…同士の配列において余裕のある間隔を有しており、各天秤部A1を通過するそれぞれの上糸n同士が絡み合ったり、捻じれあうことを防止できる。また、糸道が分離して安定した上糸nの供給により、縫い性能が安定する。 The adjacent balance portions A1, A1, ... Are arranged in parallel at intervals such that the yarn paths of the respective upper yarns n are formed [FIG. 1 (B), (C), FIG. See 3rd grade]. As a result, the plurality of balance parts A1, A1, ... Have a sufficient space in the arrangement, and it is possible to prevent the upper threads n passing through each balance part A1 from being entangled or twisted. .. Further, the sewing performance is stabilized by the stable supply of the upper thread n by separating the thread path.
そして、ミシンを作動させると、前記上駆動軸91がミシンモータ95,プーリ96及びベルト97によって回転が伝達されると共に釣合錘92も回転し、該釣合錘92によって主リンク4の駆動連結部41が所定の軌跡に基づいて運動し、第1軸支部42が従リンク5の第2軸支部52と共に、ミシン本体9に枢支連結された揺動連結部51を回転中心にして揺動し、複数の天秤部A1,A1,…が所定の軌跡に基づいて上下方向に揺動運動する。本発明の説明において、天秤部A1の数は、図1乃至図4では、2個としたものである。また、図5(A)では、3個の天秤部A1,A1,…を天秤駆動部A2に装着したものである。
Then, when the sewing machine is operated, the rotation of the
第2軸支部52が第1軸支部42に回動自在に軸支され、前記第2軸支部52に前記天秤腕部1の連結部2が挿入される。複数の天秤部A1,A1,…を並列に配置し、該天秤部A1の軸貫通孔21と、第2軸支部52の内周側に形成された内螺子部42bに螺子部材6の連結軸61が挿入され、該連結軸61に形成された外螺子61aが内螺子42bと螺合する。
The second
次に、本発明の第2実施形態として、前記天秤部A1は、予め2個及び3個を一体化してユニットとしたものを備えておき、それぞれを前記天秤駆動部A2に着脱自在とする構成にすることもある〔図5(B)参照〕。この実施形態では、2個の天秤部A1を、一方の連結部2を介して分離不能に一体化する。
Next, as a second embodiment of the present invention, the balance unit A1 is provided with a unit in which two and three units are integrated in advance, and each unit is detachably attached to the balance drive unit A2. In some cases (see FIG. 5B). In this embodiment, the two balance parts A1 are inseparably integrated via one connecting
また、3個の天秤部A1を、二つの連結部2を介して分離不能に一体化する。そして、列の最後部に位置する天秤部A1の連結部2は、そのまま、天秤駆動部A2の第2軸支部52に対して螺子部材6によって着脱自在に固着するものである。このように、天秤部A1を2個又は3個を予め一体化して2個ユニット又は3個ユニットにしたものを揃えるのみで、2本針又は3本針に適応した天秤装置に組み付けることができる。また、複数の天秤部A1,A1,…の交換作業を簡単且つ迅速にできる。また、天秤部A1を単体(1個)とした場合には、通常のミシンとして使用することもできる。
Further, the three balance parts A1 are inseparably integrated via the two connecting
A1…天秤部、A2…天秤駆動部、2…連結部、31…被係止部、32…係止部、
51a…螺子軸部、6…螺子部材、7…針棒、8…ミシン針。
A1 ... Balance part, A2 ... Balance drive part, 2 ... Connection part, 31 ... Locked part, 32 ... Locking part,
51a ... screw shaft part, 6 ... screw member, 7 ... needle bar, 8 ... sewing needle.
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