JP6696222B2 - 舌画像処理装置、舌画像処理方法及び舌画像処理用プログラム - Google Patents

舌画像処理装置、舌画像処理方法及び舌画像処理用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、舌画像処理装置、舌画像処理方法及び舌画像処理用プログラムの技術分野に属する。より詳細には、舌を撮像して得られた舌画像を処理するための舌画像処理装置、舌画像処理方法及び当該舌画像処理装置用のプログラムの技術分野に属する。
近年のいわゆる健康志向に鑑み、人の健康状態を外部から客観的に検出又は認識し得る方法の開発が進められている。そして、このような方法に関連する従来技術として、下記特許文献1に記載されている方法がある。
下記特許文献1に記載されている方法では、舌等の体の一部の画像情報に基づき、総合的な健康度の判定を行う構成とされている。より具体的に特許文献1に記載の方法では、デジタルスチルカメラで撮影された舌の画像から、舌の色、舌の形状、舌の周縁部の歯痕、舌表面の裂紋及び舌表面の苔の色等の九種類の特徴量の情報と、予め設定されている健康体基準サンプルと、の間の数学的なマハラノビス距離を求め、その値が健康度を求めるための尺度とされている。ここで上記歯痕とは、舌の側面が歯に普段から接触していることや、誤って歯で舌を噛んでしまったことなどに起因して、舌の側面又は先端等にできる歯の痕のことをいう。
このとき上記特徴量としての歯痕は、他の特徴量と同様に上記健康度の判定には重要な役割を担う。このような歯痕の検出についてより具体的に特許文献1では、舌に相当する舌画像において、舌の重心からその輪郭までの距離を利用し、隣接する二つの距離の差分の総和を算出し、それにより、差分の総和が大きい場合には歯痕があってその程度が大きいと判断し、差分の総和が小さい場合には、歯痕が殆どなくその程度も小さいと判断することとされている。
特許第4487535号
しかしながら、上記特許文献1記載の方法における歯痕の検出方法によると、二つの指標、即ち「歯痕の有無」と「歯痕がある場合の、その程度(歯痕が多いか少ないかの程度)」しか判断することができない。よってこの場合は、舌画像を用いた健康度の算出における重要な情報となる歯痕の数、位置、大きさ又は歯痕領域における色等の詳細な評価ができないという問題点があった。
そこで本発明は、上記の問題点に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、舌画像の撮像時の環境要因等に影響されることなく、より正確、高速且つ処理負担の軽減を図りつつ、舌画像から歯根を含む舌領域を抽出すると共に、当該各歯痕をそれぞれ別個に検出することが可能な舌画像処理装置、舌画像処理方法及び当該舌画像処理装置用のプログラムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、舌を撮像して得られた舌画像に相当する舌画像情報を取得するインターフェース等の舌画像情報取得手段と、前記舌にできた歯痕の検出に用いられる歯痕検出領域を前記舌画像において指定するために用いられる操作部等の指定手段と、前記指定された歯痕検出領域内の前記舌に相当する舌領域と、当該舌以外の当該歯痕検出領域内の背景に相当する背景領域と、を分けるための領域判定マスクであって前記歯痕検出領域の寸法に対応した領域判定マスクに相当する領域判定マスク情報を取得するインターフェース等のマスク情報取得手段と、前記領域判定マスクを用いて前記歯痕検出領域から前記舌領域を抽出する舌診領域抽出部等の舌領域抽出手段と、を備える。
上記の課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、舌を撮像して得られた舌画像を処理する舌画像処理装置において実行される舌画像処理方法において、前記舌画像に相当する舌画像情報を取得する舌画像情報取得工程と、前記舌にできた歯痕の検出に用いられる歯痕検出領域を前記舌画像において指定する指定工程と、前記指定された歯痕検出領域内の前記舌に相当する舌領域と、当該舌以外の当該歯痕検出領域内の背景に相当する背景領域と、を分けるための領域判定マスクであって前記歯痕検出領域の寸法に対応した領域判定マスクに相当する領域判定マスク情報を取得するマスク情報取得工程と、前記領域判定マスクを用いて前記歯痕検出領域から前記舌領域を抽出する舌領域抽出工程と、を含む。
上記の課題を解決するために、請求項8に記載の発明は、舌を撮像して得られた舌画像を処理する舌画像処理装置であって、前記舌画像のうち、前記舌にできた歯痕の検出に用いられる歯痕検出領域を指定するために用いられる操作部等の指定手段を備える舌画像処理装置に含まれるコンピュータを、前記舌画像に相当する舌画像情報を取得する舌画像情報取得手段、前記指定された歯痕検出領域内の前記舌に相当する舌領域と、当該舌以外の当該歯痕検出領域内の背景に相当する背景領域と、を分けるための領域判定マスクであって前記歯痕検出領域の寸法に対応した領域判定マスクに相当する領域判定マスク情報を取得するマスク情報取得手段、及び、前記領域判定マスクを用いて前記歯痕検出領域から前記舌領域を抽出する舌領域抽出手段、として機能させる。
請求項1、請求項7又は請求項8のいずれか一項に記載の発明によれば、歯痕検出領域の寸法に対応した領域判定マスクを用いて舌領域を抽出する。よって、歯痕検出領域の寸法に対応した領域判定マスクを用いて舌領域を抽出するので、歯痕検出領域の全てを用いて舌領域の検出処理を行う場合に比して、舌画像撮像時の環境要因等に影響されることなく、より正確、高速且つ処理負担の軽減を図りつつ舌領域を検出することができる。
上記の課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の舌画像処理装置において、前記領域判定マスクは、前記寸法に対応した半楕円形状を有し且つ前記舌自体の領域に相当する第1マスクと、前記寸法に対応し、前記第1マスクより大きく且つ前記背景領域に相当する第2マスクと、前記寸法に対応し、前記第1マスクの外縁と前記第2マスクの外縁との間の領域に外縁がある第3マスクと、が、それぞれの長手方向の中心線が一致するように重畳されて構成されており、前記舌領域抽出手段は、前記第3マスクの外縁と前記第1マスクの外縁との間の領域に相当する前記舌画像の領域を対象として、前記舌領域の抽出を行うように構成される。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、第1マスク、第2マスク及び第3マスクが、それぞれの長手方向の中心線が一致するように重畳されて領域判定マスクが構成されており、第3マスクの外縁と第1マスクの外縁との間の領域に相当する舌画像の領域を対象として舌領域の抽出を行う。よって、より高速且つ処理負担の軽減を図りつつ、各歯痕領域を別個に検出することができる。
上記の課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の舌画像処理装置において、前記舌領域抽出手段は、前記指定された歯痕検出領域を縮小した縮小歯痕検出領域の寸法に対応した舌領域抽出マスクを用いて当該縮小歯痕検出領域から縮小舌領域を抽出する処理部等の縮小舌領域抽出手段と、前記抽出された縮小舌領域を、当該縮小舌領域に対応した拡大率を用いて拡大する処理部等の拡大手段と、前記拡大された縮小舌領域に対応した舌領域マスクを生成する処理部等のマスク生成手段と、を備え、前記舌領域抽出手段は、前記生成された舌領域マスクを用いて前記歯痕検出領域から前記舌領域を抽出するように構成される。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の作用に加えて、指定された歯痕検出領域を縮小した縮小歯痕検出領域の寸法に対応した舌領域抽出マスクを用いて縮小舌領域を抽出し、その縮小舌領域を拡大した領域に対応した舌領域マスクを生成し、その舌領域マスクを用いて歯痕検出領域から舌領域を抽出する。よって、元の舌画像が舌画像情報として過大な情報量を有する場合でも、歯痕検出領域を縮小して舌領域の抽出を行うことで、高速且つ処理負担の軽減を図りつつ各歯痕領域を検出することができる。
上記の課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の舌画像処理装置において、前記抽出された舌領域から、前記舌の輪郭を抽出する舌診領域抽出部等の輪郭抽出手段と、前記抽出された輪郭に基づいて、当該輪郭に外接する凸包を検出する舌診領域抽出部等の凸包検出手段と、前記抽出された輪郭及び前記検出された凸包に基づいて、一又は複数の前記歯痕それぞれに相当する歯痕領域を、他の当該歯痕領域から識別しつつそれぞれ抽出する歯痕形態検出部等の歯痕領域抽出手段と、前記検出された歯痕領域を示す歯痕領域情報を出力するディスプレイ等の出力手段と、を更に備える。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明の作用に加えて、抽出された舌領域から抽出した舌の輪郭からそれに対応する凸包を検出し、当該輪郭及び凸包に基づいて各歯痕領域を相互に識別しつつそれぞれ検出し、その検出結果を示す歯痕領域情報を出力する。よって、歯痕検出領域の全てを用いて舌領域の検出処理を行う場合に比して、舌画像撮像時の環境要因等に影響されることなく、より正確、高速且つ処理負担の軽減を図りつつ各歯痕領域を別個に検出することができる。
上記の課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の舌画像処理装置において、前記歯痕領域抽出手段は、前記抽出された輪郭における歯痕の両端と前記検出された凸包との各接点を結んだ線分の中点を中心とし、且つ当該線分を直径とした半円であって、当該歯痕を含む半円に相当する前記舌画像の領域を、他の前記歯痕領域から識別しつつ、前記歯痕領域としてそれぞれ抽出するように構成される。
請求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明の作用に加えて、輪郭における歯痕の両端と凸包との各接点を結んだ線分の中点を中心とし、且つ当該線分を直径とした歯痕を含む半円に相当する舌画像の領域を、他の当該歯痕領域から識別しつつ歯痕領域としてそれぞれ検出するので、歯痕領域を簡易な処理で検出することができる。
上記の課題を解決するために、請求項6に記載の発明は、請求項4又は請求項5に記載の舌画像処理置において、前記出力手段は、前記出された歯痕領域の色を検出する歯痕形態検出部等の色検出手段と、前記色を予め設定された色レベルに分類するための閾値を示す閾値情報を記憶する記録部等の記憶手段と、を備え、当該出力手段は、前記記憶されている閾値情報と、前記検出された色を示す色情報と、に基づいて、前記検出された色に対応する前記色レベルを示す色情報を、前記歯痕領域情報として前記歯痕領域ごとに出力するように構成される。
請求項6に記載の発明によれば、請求項4又は請求項5に記載の発明の作用に加えて、歯痕領域の色を検出し、閾値との関係で当該色がいずれの色レベルに対応しているかを示す色情報を歯痕領域情報として歯痕領域ごとに出力するので、歯痕領域の色を簡易な方法で高速且つ歯痕領域ごとに判別することができる。
本発明によれば、歯痕検出領域の寸法に対応した領域判定マスクを用いて舌領域を抽出し、その舌領域から抽出した舌の輪郭からそれに対応する凸包を検出し、当該輪郭及び凸包に基づいて、各歯痕領域を相互に識別しつつそれぞれ検出し、その検出結果を示す歯痕領域情報を出力する。
従って、歯痕検出領域の寸法に対応した領域判定マスクを用いて舌領域を抽出するので、歯痕検出領域の全てを用いて舌領域の検出処理を行う場合に比して、舌画像撮像時の環境要因等に影響されることなく、より正確、高速且つ処理負担の軽減を図りつつ各歯痕領域を別個に検出することができる。
第1実施形態に係る歯痕検出システムの概要構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る領域判定マスクを例示する図であり、(a)は第1実施形態に係る舌診領域の指定を例示する図であり、(b)は第1実施形態に係る第1マスクを示す図であり、(c)は第1実施形態に係る第2マスクを示す図であり、(d)は第1実施形態に係る第3−1マスクを示す図であり、(e)は第1実施形態に係る第3−2マスクを示す図であり、(f)は第1実施形態に係る領域判定マスクの構成を示す図であり、(g)は第1実施形態に係る領域判定マスクを示す図である。 第1実施形態に係る歯痕検出処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る歯痕検出処理を説明する図(I)であり、(a)は第1実施形態にかかる舌診領域の指定を例示する図であり、(b)は当該指定された舌診領域を例示する図であり、(c)は第1実施形態に係る舌診領域の抽出結果を例示する図であり、(d)は第1実施形態に係る舌輪郭の抽出結果を例示する図であり、(e)は第1実施形態に係る近似曲線の抽出結果を例示する図である。 第1実施形態に係る歯痕検出処理を説明する図(II)であり、(a)は第1実施形態にかかる凸包の検出結果を例示する図であり、(b)は第1実施形態に係る歯痕の検出結果を例示する図である。 第1実施形態に係る舌診領域抽出処理の細部を示す図であり、(a)は当該細部を示すフローチャートであり、(b)は当該舌診領域抽出処理における舌診領域の指定を例示する図であり、(c)は当該指定された舌診領域を例示する図であり、(d)は当該舌診領域抽出処理に用いられる領域判定マスクを示す図であり、(e)は当該舌診領域の抽出結果を例示する図である。 第1実施形態に係る形態検出処理の細部を示す図(I)であり、(a)は当該細部を示すフローチャートであり、(b)は当該形態検出処理における歯痕検出を例示する図であり、(c)は当該形態検出処理に用いられる歯痕領域の設定を例示する図であり、(d)は当該形態検出処理における色判別画像を例示する図であり、(e)は当該形態検出処理における舌全体の歯痕領域を例示する図である。 第1実施形態に係る形態検出処理の細部を示す図(II)であり、(a)は当該形態検出処理における歯痕領域のみを例示する図であり、(b)は当該形態検出処理における歯痕領域の拡大図の一例である。 第2実施形態に係る舌診領域抽出処理の細部を示す図であり、(a)は当該細部を示すフローチャートであり、(b)は当該舌診領域抽出処理における舌診領域の指定を例示する図であり、(c)は当該指定された舌診領域を例示する図であり、(d)は当該舌診領域抽出処理に用いられる領域判定マスクを示す図であり、(e)は当該舌診領域の暫定的な抽出結果を例示する図であり、(f)は第2実施形態に係る舌診領域マスク等を例示する図であり、(g)は第2実施形態に係る舌診領域の最終的な抽出結果を例示する図である。
次に、本発明を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。なお以下に説明する各実施形態は、被験者の健康度をその被験者の舌の状態に基づいて判定する場合において、その舌に相当する舌画像からその舌にある歯痕を検出し、その検出結果を当該被験者又はその担当医師等に提示する歯痕検出システムに対して本発明を適用した場合の実施の形態である。
(I)第1実施形態
初めに、本発明に係る第1実施形態について、図1乃至図8を用いて説明する。なお、図1は第1実施形態に係る歯痕検出システムの概要構成を示すブロック図であり、図2は第1実施形態に係る領域判定マスクを例示する図であり、図3は第1実施形態に係る歯痕検出処理を示すフローチャートであり、図4及び図5は第1実施形態に係る歯痕検出処理をそれぞれ説明する図である。また、図6は第1実施形態に係る舌診領域抽出処理の細部を示す図であり、図7及び図8は第1実施形態に係る形態検出処理の細部を示す図である。
図1に示すように、第1実施形態に係る歯痕検出システムSSは、例えば従来と同様のデジタルスチルカメラ等からなるカメラCと、当該カメラCに接続された第1実施形態に係る歯痕検出装置Sと、により構成されている。そして、当該カメラCにより被験者の舌を撮像して得られた舌画像に基づき、当該舌にある歯痕を歯痕検出装置Sにより検出してその検出結果を当該被験者又はその担当医師等に提示する。なお以下の説明において、被験者の舌を撮像して得られた舌画像を、単に「舌画像」と称する。
そして第1実施形態に係る歯痕検出装置Sは、図1に示すように、インターフェース1と、CPU、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等からなる処理部2と、液晶ディスプレイ等からなるディスプレイ3と、キーボード及びマウス等からなる操作部4と、例えばハードディスク等からなる記録部5と、により構成されている。このとき歯痕検出装置Sは、具体的には例えばパーソナルコンピュータ等により構成される。また、上記インターフェース1が本発明に係る「舌画像情報取得手段」の一例及び「マスク情報取得手段」の一例にそれぞれ相当し、上記処理部2が本発明に係る「縮小舌領域抽出手段」の一例、「拡大手段」の一例及び「マスク生成手段」の一例にそれぞれ相当する。更に、上記記録部5が本発明に係る「記憶手段」の一例に相当し、ディスプレイ3が本発明に係る「出力手段」の一例に相当し、操作部4が本発明に係る「指定手段」の一例に相当する。
一方処理部2は、画像登録部20と、舌診領域抽出部21と、歯痕形態検出部22と、出力制御部23と、により構成されている。このとき、上記画像登録部20、舌診領域抽出部21、歯痕形態検出部22及び出力制御部23は、例えば処理部2を構成するハードウェアロジック回路により構成されていてもよいし、或いは、後述する第1実施形態に係る歯痕検出処理を示すフローチャートに相当するプログラムを処理部2のCPUが読み出して実行することにより、ソフトウェア的に実行されるものであってもよい。このとき当該プログラムは、処理部2を構成する上記ROM内又は記録部5内に予め記録されていてもよいし、必要に応じて、例えばインターネット等のネットワークを介して取得してもよい。
また、上記舌診領域抽出部21が本発明に係る「舌領域抽出手段」の一例、「輪郭抽出手段」の一例及び「凸包検出手段」の一例にそれぞれ相当し、上記歯痕形態検出部22が本発明に係る「歯痕領域抽出手段」の一例及び「色検出手段」の一例にそれぞれ相当する。
上記の構成において歯痕検出装置Sのインターフェース1は、後述するように被験者の舌がカメラCにより撮像されると、その舌画像に相当する舌画像情報をカメラCから取得して処理部2の画像登録部20に出力する。ここで当該舌画像には、第1実施形態に係る歯痕検出処理により検出される歯痕がある舌自体の他に、被験者が舌を出した際にその周辺に映り込むことになる上の歯や上唇及び下唇の両端部等が含まれている。次に画像登録部20は、出力されてきた舌画像情報を、例えば被験者又は担当医師等を他の者から識別するための識別情報に関連付けて、記録部5に記録(登録)する。なお以下の説明において、上記被験者又はその担当医師等を、単に「被験者等」と称する。
一方記録部5は、画像記録部50と、マスクデータベース51と、色判定閾値データベース52と、により構成されている。このとき、画像記録部50は上記舌画像情報を上記識別情報に関連付けて記録し、マスクデータベース51は第1実施形態に係る領域判定マスクに相当するデータを一又は複数記録し、色判定閾値データベース52は第1実施系形態に係る色判定閾値を一又は複数記録する。なお図1では、上記マスクデータベースを「マスクDB」と表し、上記色判定閾値データベースを「色判定閾値DB」と表している。また、上記第1実施形態に係る領域判定マスク及び上記第1実施形態に係る色判定閾値については、後ほどそれぞれ詳述する。
次に舌診領域抽出部21は、上記領域判定マスクを用いて、上記舌画像情報に相当する舌画像から第1実施形態に係る舌診領域の抽出を行い、当該抽出した舌診領域に相当する舌診領域情報を生成して歯痕形態検出部22に出力する。ここで上記舌領域とは、上記舌画像情報に相当する舌画像のうち、上記上の歯や上唇等を除いた、歯痕がある舌の部分を含む領域であって、第1実施形態に係る歯痕の検出対象たる領域をいう。そして歯痕形態検出部22は、上記舌診領域情報に相当する舌にある一又は複数の歯痕について、それらの数や色等を含む歯痕の形態検出を行い、その検出結果を出力制御部23に出力する。この形態検出についても、後ほど詳述する。その後出力制御部23は、上記歯痕形態検出部22から出力された各歯痕の形態検出結果に基づき、当該検出結果を被験者等に提示(表示)するための表示画面を生成し、当該表示画面に相当する情報をディスプレイ3に表示して、当該検出結果の表示を行う。
次に第1実施形態に係る歯痕検出処理について、具体的に図1乃至図8を用いて説明する。
初めに、第1実施形態に係る上記舌診領域の抽出に用いられる上記領域判定マスクについて、図2を用いて詳述する。上述したように領域判定マスクは、上の歯や上唇に相当する画像も含まれている上記舌画像から、舌に相当する上記舌診領域を抽出する際に用いられる。即ち第1実施形態に係る舌診領域の抽出では図2(a)に例示するように、上の歯や上唇が同時に映りこんでいる舌画像TGから舌Tに相当する舌診領域を切り出すべく、上記担当医師等により、舌画像TG内の舌Tの大きさに対応した幅W/長さHの寸法を有する矩形の抽出枠FMが手動で指定される。
このとき、舌画像TGから舌Tに相当する部分を切り出すための上記抽出枠FMであっても、その内側には、舌Tの背景として、図2(a)には図示していない被験者の顎の両側部や首、或いは上着の襟の部分等の画像が含まれることになる。これに対し、舌Tの上記背景を除外すべく、複雑な舌Tの外形に正確に沿った形状として抽出枠FMを指定するのは困難である。そこで第1実施形態に係る舌診領域の抽出では、指定された矩形の抽出枠FMの上記寸法に対応した形状の領域判定マスクを予め用意し、それに相当するデータをマスクデータベース51に記録しておく。この領域判定マスクは、例えば図2(a)に例示する舌画像TG上において、舌T自体に相当する舌診領域と、それ以外の背景等に相当する領域と、を区別して判定するための画像処理上のマスクである。そして領域判定マスクは、指定された抽出枠FMの上記幅W及び長さHに対応した形状を有し、且つ、舌Tの外形に沿った領域以外の舌画像TGの領域をマスクする(即ち、第1実施形態に係る歯痕検出処理の対象外とする)ために用いられる。ここで領域判定マスクの形状は、上記抽出枠FMの寸法(幅W×長さH)により決定されるため、例えばある被験者と他の被験者とで偶然に抽出枠FMの寸法が同じであれば、たとえ被験者が違っても同じ領域判定マスクを用いて舌診領域の抽出が行われる。
より具体的に第1実施形態に係る領域判定マスクMKは、図2(b)に実線で例示する半楕円形(幅Wa×長さHa)のマスクM1と、図2(c)に二点鎖線で例示する矩形(横Wb×縦Hb)のマスクM2と、図2(d)に破線で例示する半楕円形(幅Wc×長さHc)のマスクM3−1と、図2(e)に一点鎖線で例示する矩形(横Wd×縦Hd)のマスクM3−2と、を、図2(f)に例示するようにそれぞれの中心線が一致するように重ね合わせた構成を備えている。このとき図2に例示するように、幅Wa、横Wb、幅Wc及び横Wdの関係は幅Wa<横Wd<横Wb<幅Wcであり、長さHa、縦Hb、長さHc及び縦Hdの関係は長さHa<縦Hd<縦Hb及び長さHcである。そしてこれらの寸法と上記抽出枠FMの上記幅W及び長さHとの関係は実験的又は経験的に予め設定されるものであり、一例としては以下のように予め設定することができる。なお、以下に示す各定数は、抽出枠FMの寸法ごとに異ならせてもよい。
幅Wa=幅W×0.40、長さHa=長さH×0.85
横Wb=幅W×0.96、縦Hb=長さH×0.96
幅Wc=幅W×1.04、長さHc=長さH×1.1
横Wd=幅W×0.65、縦Hd=長さH×0.65
そして領域判定マスクMKは図2(g)に例示するように、マスクM1で画されるマスク領域MK1と、マスクM1とマスクM3−1の一部とマスクM3−2の一部とにより画されるマスク領域MK2と、マスクM3−1の一部とマスクM3−2の一部とマスクM2とにより画されるマスク領域MK3と、により構成されている。なお図2(g)において、マスク領域MK2はクロスハッチングで示されており、マスク領域MK3は右上ハッチングで示されている。以上の構成を有する領域判定マスクMKを示すデータがマスクデータベース51として記録部5内に不揮発性に記録されている。このとき、上記マスク領域MK1が抽出枠FMにより切り取られた舌画像TGにおける舌T自体の領域に相当し、マスク領域MK3が抽出枠FMにより切り取られた舌画像TGにおける背景の領域に相当し、マスク領域MK2が舌T自体であるか背景であるかが確定できない領域に相当する。そして第1実施形態に係る舌診領域の抽出では、マスク領域MK1を舌T自体の領域と確定し、マスク領域MK3を背景の領域と確定すると共に、マスク領域MK2に相当する舌画像TGの部分のみを処理対象として後述する舌診領域の抽出を行う。
次に、第1実施形態に係る色判定閾値について説明する。当該色判定閾値は、検出された一又は複数の歯痕それぞれの色(赤味)を歯痕形態検出部22により複数の色レベルに分類する際に用いられる閾値である。当該色判定閾値は、例えば医学的な知見に基づき、上記色レベルごとに予め設定されている。より具体的に例えば、各歯痕それぞれの色を五段階の色レベルに分ける場合、色判定閾値としては異なる四つの色判定閾値が、第1色判定閾値乃至第4色判定閾値として設定される。そして、各歯痕それぞれの色(赤味)を検出した結果、当該色が第1色判定閾値未満の赤味である場合は第1色レベルと分類され、当該色が第1色判定閾値以上第2色判定閾値未満の赤味である場合は第2色レベルと分類され、当該色が第2色判定閾値以上第3色判定閾値未満の赤味である場合は第3色レベルと分類され、当該色が第3色判定閾値以上第4色判定閾値未満の赤味である場合は第4色レベルと分類され、当該色が第4色判定閾値以上の赤味である場合は第5色レベルと分類される。そして出力制御部23により、当該分類された結果としての色レベルが、例えば当該色レベルに該当する歯痕の位置と共にディスプレイ3に表示され、被験者等に提示される。
次に第1実施形態に係る歯痕検出処理について纏めて説明する。
即ち図3に示すように、第1実施形態に係る歯痕検出処理は、例えば使用者たる担当医師等が歯痕検出装置Sの操作部4を用いて、当該歯痕検出処理の実行を指示する操作を行った場合等に開始される。そして当該歯痕検出処理が開始されると、先ずカメラCを用いて、被験者の舌の表側の表面を含む画像が撮像される(ステップS1)。ここで、上記ステップS1により撮像される画像は、例えば図4(a)に例示した被験者の舌Tを含む舌画像TGである。
上記ステップS1により舌画像TGを含む画像が撮像されたら、次に処理部2の画像登録部20は、インターフェース1を介して当該画像に相当する画像情報を取得し、これを一時的に記録部5に不揮発性に記録する(ステップS2)。このとき画像登録部20は、当該画像情報を、それに対応する上記識別情報に関連付けて記録部5に記録(登録)する。
次に処理部2の舌診領域抽出部21は、例えば操作部4における操作に基づき、記録部5に記録されている画像情報を読み出し、当該読み出した画像情報に相当する舌画像TGをディスプレイ3に表示しつつ、上記抽出枠FMを用いた、当該舌画像TGからの第1実施形態に係る舌診領域の抽出を行う(ステップS3)。より具体的にステップS3の舌診領域の抽出では、先ず図4(a)に例示するように舌画像TGをディスプレイ3に表示し、当該表示上において、上記操作に基づいて抽出枠FMを決定し、その後図4(b)に例示するように当該決定された抽出枠FM内の舌画像を切出舌画像TMとして切り出す。このとき図4(a)に例示する抽出枠FMは、操作部4の例えばマウスによる操作により、その各辺の位置や長さ(即ち、舌画像TG全体における抽出枠FMの位置及び大きさ)がディスプレイ3上で決定される。その後舌診領域抽出部21は、第1実施形態に係る上記領域判定マスクMKを用いて、切出舌画像TMから図4(c)に例示する舌Tに相当する舌診領域の抽出を行う。この場合の舌診領域は図4(c)に例示するように、舌T自体に相当する当該舌診領域と背景BGとが識別された状態で抽出される。このステップS3については、後ほど詳述する。
次に舌診領域抽出部21は、上記ステップS3の抽出結果を用いて、当該抽出された舌診領域の外縁に相当する舌輪郭RLを、図4(d)に例示するように抽出する(ステップS4)。更に舌診領域抽出部21は、当該抽出された舌輪郭RLにおける角状の突出部や細かな波打ち部を除去するため、当該舌輪郭RLに対する近似曲線ELを、図4(e)に破線で例示するように当該舌輪郭RLに基づいて算出する(ステップS5)。そして歯痕領域抽出部21は、ステップS5により算出された近似曲線ELについての凸包CHを、図5(a)に例示するように更に検出する(ステップS6)。
ここで上記ステップS6において検出される凸包について説明すると、先ず上記ステップS5により算出される近似曲線ELには、図4(e)及び図5(a)に例示するように、舌Tの中心側から見て舌輪郭RLに対応した凹凸が存在する。そしてステップS6により算出される凸包CHは、図5(a)に例示されるように近似曲線ELの凹凸において隣り合う凸部の先端同士を直線で結ぶことで構成される図形である。よって結果的に凸包CHは、舌Tの中心から見て舌Tの凸部を順に結んで得られる図形となる。
なお、上記ステップS4の舌輪郭RLの抽出処理自体、上記ステップS5の近似曲線ELの算出処理自体及び上記ステップS6の凸包の検出処理自体は、それぞれ従来と同様の抽出処理及び算出処理である。
次に舌診領域抽出部21は図5(b)に例示するように、上記凸包CH及び上記近似曲線ELにおいて、舌Tの中心から見た近似曲線ELの凹部と凸包CHとが離れている各部分(即ち、凸包CHと近似曲線ELとが、各歯痕の存在により結果として離れることとなる各部分)のそれぞれについて、最も離れている部分の距離Lをそれぞれ検出する。ここで図5(b)において、実線丸印は、近似曲線ELにおける各凹部(即ち歯痕TR)における上記最も離れている部分(即ち、凹部として最も深い部分)をそれぞれ示している。なお以下の説明において、各凹部(歯痕TR)における当該最も深い部分を「谷部」と称する。また図5(b)において、破線丸印は、当該各凹部の両端にある各凸部(即ちその凹部についての近似曲線ELと凸包CHとの二つの接点)をそれぞれ示している。なお以下の説明において、当該各凸部を歯痕TRの「頂点」と称する。そして舌診領域抽出部21は各凹部について、実験的又は経験的に予め設定されている歯痕検出閾値より上記距離Lが長い当該凹部を、歯痕TRとして、例えば付番等の方法により歯痕TRごとに識別しつつ検出する。その後舌診領域抽出部21は、当該検出結果を、処理部2の歯痕形態検出部22に相互識別可能に出力する(ステップS7)。図5(b)に例示する場合は、舌Tについて合計12個の歯痕TRが検出されている。
次に歯痕形態検出部22は、上記ステップS7までの各歯痕TRの検出結果に基づき、各歯痕TRをそれぞれに含み且つ第1実施形態に係る歯痕領域を、舌Tに対応する上記舌診領域から抽出する。そして歯痕形態検出部22は、当該抽出された各歯痕領域の画像に基づいて各歯痕領域の形態(特に、各歯痕領域の色)をそれぞれ検出し、その検出結果を処理部2の出力制御部23に出力する(ステップS8)。このステップS8については、後ほど詳述する。
その後出力制御部23は、ステップS8の形態の検出結果に基づき、各歯痕領域の形態の検出結果を歯痕領域ごとに表示するための表示画面を生成してディスプレイ3に出力し、第1実施形態に係る歯痕検出処理の結果として被験者等に提示させる(ステップS9)。このときの表示画面としては、例えば各歯痕領域とその形態の検出結果とが一対一に対応付けて表示するような表示画面であることが好ましい。
その後処理部2は、例えば歯痕検出装置Sとしての電源スイッチがオフとされたか、或いは操作部4において既定の終了操作が実行されたこと等を検出することにより、第1実施形態に係る歯痕検出処理を終了するか否かを判定する(ステップS10)。ステップS10の判定において引き続き当該歯痕検出処理を実行する場合(ステップS10;NO)、処理部2は上記ステップS1に戻って上述してきた歯痕検出処理を繰り返す。一方ステップS10の判定において当該歯痕検出処理を終了する場合(ステップS10;YES)、処理部2はそのまま当該歯痕検出処理を終了する。
次に、上記ステップS3の舌診領域の抽出処理について、より具体的に図6を用いて説明する。
図6(a)に示すように、上記ステップS3として舌診領域抽出部21は先ず、例えば操作部4における操作に基づいて図6(b)に例示する舌画像TGに相当する画像情報が記録部5から読み出されると(ステップS30)、当該読み出した画像情報に相当する舌画像TGをディスプレイ3に表示する。そして、当該舌画像TGに重ねて表示される抽出枠FMを用いた担当医師等の操作により舌診領域となるべき領域が指定されると(ステップS31。図6(b)参照。)、舌診領域抽出部21は、当該指定された領域に相当する切出舌画像TMを元の舌画像TGから切り出す(図6(c)参照。)。
次に舌診領域抽出部21は、切り出した切出舌画像TMの幅W及び長さH(換言すれば、抽出枠FMの幅W及び長さH)に対応した形状を有する領域判定マスクMKを示すデータをマスクデータベース51から取得する(ステップS32。図6(d)参照。)。このときの領域判定マスクMKは、図6(c)に示すように、上記切出舌画像TMの幅W及び長さHに対応した形状を有する三つのマスク領域MK1乃至マスク領域MK3により構成されている。そして舌診領域抽出部21は、切出舌画像TMにおいて、マスク領域MK1を舌T自体の領域と確定し、マスク領域MK3を背景の領域と確定すると共に、マスク領域MK2に相当する舌画像TGの部分のみを処理対象として舌診領域の抽出を行う(ステップS33)。ここで、当該舌診領域の抽出の具体的な手法としては従来と同様のものを用いることができる。より具体的に舌診領域抽出部21は、マスク領域MK2に相当する舌画像TGの部分のみを処理対象として、例えばいわゆるGraph Cut法を用いて舌診領域を抽出する。その後舌診領域抽出部21は、ステップS33の抽出結果に対して予め設定されたノイズ除去処理を施し、更に抽出された舌診領域のみを含む矩形の領域を元の切出舌画像TMから切り出す(ステップS34)。これにより図6(e)に例示するような、舌T自体に相当する当該舌診領域と背景BGとが識別された状態で舌診領域が抽出される。その後舌診領域抽出部21は、図3のステップS4に移行する。
最後に、上記ステップS8の歯痕領域の形態検出処理について、より具体的に図7及び図8を用いて説明する。
図7(a)に示すように、上記ステップS8として歯痕形態検出部22は先ず、上記ステップS7までの各歯痕TRの検出結果を、図7(b)に例示するように舌診領域抽出部21から取得する(ステップS80)。図7(b)に例示する場合、一つの舌Tに合計10個の歯痕TRが、番号により相互に識別可能に検出されている。次に歯痕形態検出部22は、各歯痕TRのそれぞれについて、第1実施形態に係る歯痕領域を設定し、当該設定された歯痕領域と、色判定閾値データベース52に記録されている上記色判定閾値に対応した色判別画像と、に基づいて歯痕領域ごとの色判定範囲を設定する(ステップS81)。このステップS81としてより具体的に歯痕形態検出部22は、先ず図7(c)に例示するように、各歯痕TRのそれぞれについて、歯痕TRを構成する各頂点を結ぶ線分の中点CRを中心とし且つ当該線分の半分を半径rとする円弧(即ち当該線分を直径とする円弧)を、当該線分の舌T側に設定する。そして歯痕形態検出部22は、当該設定された円弧と中点CRを含む上記線分とで囲まれた半円形内の舌Tの領域を、当該歯痕TRについての歯痕領域ARと設定する。その後歯痕形態検出部22は、図7(d)に例示する上記色判別画像と、各歯痕TRについてそれぞれ設定された歯痕領域ARとを図7(e)に例示するように重ね合わせることで、歯痕領域ARごとの上記色判定範囲を設定する(ステップS81)。
次に歯痕形態検出部22は、舌Tに対応する舌診領域から上記設定された各歯痕領域ARのみを図8(a)に例示するように抽出する(ステップS82)。そして歯痕形態検出部22は図8(b)に拡大図を例示するように、当該抽出された各歯痕領域ARのそれぞれについて、上記色判定閾値を用いた色レベルの判定及び分類を行う(ステップS83)。その後歯痕形態検出部22は、歯痕領域ARの形態の検出結果として、上記色レベルの判定及び分類の結果を、歯痕領域ARごとに識別可能に出力制御部23に出力する。その後歯痕形態検出部22は、図3のステップS9に移行する。
そして出力制御部23は、上記ステップS8による各歯痕領域ARの形態の検出結果を歯痕領域ARごとに識別可能にディスプレイ3を介して被験者等に提示する(ステップS9)。
以上説明したように、第1実施形態に係る歯痕検出処理によれば、抽出枠FMの寸法(幅W及び長さH)に対応した領域判定マスクMKを用いて舌診領域を抽出する(図3ステップS3参照)。よって、抽出枠FMの寸法に対応した領域判定マスクMKを用いて舌診領域を抽出するので、舌画像TGの全てを用いて舌診領域の抽出処理を行う場合に比して、舌画像TG撮像時の環境要因等に影響されることなく、より正確、高速且つ処理負担の軽減を図りつつ舌診領域を検出することができる。
また、マスクM1、マスクM2、マスクM3−1及びマスクM3−2が、それぞれの長手方向の中心線が一致するように重畳されて領域判定マスクMKが構成されており、当該第3マスクの外縁とマスク3−1及びマスクM3−2それぞれの外縁との間のマスク領域MK2に相当する舌画像TGの領域を対象として舌診領域の抽出を行うので(図2参照)、より高速且つ処理負担の軽減を図りつつ、各歯痕領域ARを別個に検出することができる。
また、抽出された舌診領域から抽出した舌Tの舌輪郭RLからそれに対応する凸包CHを検出し、当該舌輪郭RL及び凸包CHに基づいて、各歯痕領域ARを相互に識別しつつそれぞれ検出し、その検出結果を出力する(図3ステップS4乃至ステップS7参照)。よって、舌画像TGの全てを用いて舌診領域の抽出処理を行う場合に比して、舌画像TG撮像時の環境要因等に影響されることなく、より正確、高速且つ処理負担の軽減を図りつつ各歯痕領域ARを別個に検出することができる。
更にまた、舌輪郭RLにおける歯痕TRの両端の頂点を結んだ線分の中点CRを中心とし、且つ当該線分を直径とした歯痕TRを含む半円に相当する舌Tの領域を、他の当該歯痕領域ARから識別しつつ歯痕領域ARとしてそれぞれ検出する(図7(c)参照)ので、歯痕領域ARを簡易な処理で検出することができる。
また、各歯痕領域ARの色を検出し、色判定閾値との関係で当該色がいずれの色レベルに対応しているかを示す情報を歯痕領域ARごとに出力するので(図7ステップS83参照)、歯痕領域ARの色を簡易な方法で、高速且つ歯痕領域ARごとに判別することができる。
(II)第2実施形態
次に、本発明に係る他の実施形態である第2実施形態について、図9を用いて説明する。このとき図9は、第2実施形態に係る舌診領域抽出処理の細部を示す図である。なお図9(a)において、図6(a)に示す第2実施形態に係る舌診領域抽出処理と同様の処理には、同様のステップ番号を付して細部の説明は省略する。
上述してきた第1実施形態に係る歯痕検出処理では、被験者の舌Tに相当する舌画像TGから抽出枠FMを用いて切り出した切出舌画像TMを歯痕TRの検出対象とした。これに対して、以下に説明する第2実施形態では、処理部2の負担軽減及び処理の高速化を図るべく、上記切出舌画像TMを縮小し、当該縮小後の切出舌画像TMに対して領域判定マスクMKを用いた舌診領域の抽出を行い、その抽出結果を拡大した画像から、各歯痕TRの抽出を行う。
また、第2実施形態に係る歯痕検出システムのハードウェア的な構成は、基本的に第1実施形態に係る歯痕検出システムSSのハードウェア的な構成と同一である。よって以下の第2実施形態では、第1実施形態に係る歯痕検出システムSSと同様の部材番号を用いて、当該歯痕検出システムSSと異なる部分及び処理のみについて、第2実施形態に係る歯痕検出システムを説明する。
図9(a)に示すように、第2実施形態に係る歯痕検出システムでは、第1実施形態に係る歯痕検出システムSSに対して、舌診領域の抽出処理(図3ステップS3参照)の内容のみが異なっている。
即ち図9(a)に示すように、第2実施形態に係る舌診領域抽出処理では、初めに第1実施形態に係る舌診領域抽出処理と同様のステップS30及びステップS31が、図9(b)に例示する舌画像TGに対して抽出枠FMを用いて行われる。次に第2実施形態に係る舌診領域抽出部21は、当該抽出枠FMに相当する切出舌画像TMを予め設定された縮小率により縮小し、図9(c)に例示する縮小された切出舌画像TMMを生成する(ステップS31−1)。その後第2実施形態に係る舌診領域抽出部21は、切出舌画像TMMの寸法に対応した形状を有する領域判定マスクMK(従って、第1実施形態に係る領域判定マスクMKよりも小さい。図9(d)参照。)を示すデータをマスクデータベース51から取得し、それを用いて、第1実施形態に係る舌診領域抽出処理と同様のステップS32乃至ステップS33を行う。これらにより、背景BGを含む、舌Tに対応した小型の舌診領域が図9(e)に例示するように抽出される。
次に第2実施形態に係る舌診領域抽出部21は、図9(e)に例示する小型の舌診領域を、上記ステップS31−1で用いられた縮小率に対応した拡大率により拡大し(ステップS33−1)、更に当該拡大後の舌診領域及び背景BGを反転させることで、図9(f)左に例示する第2実施形態に係る舌診領域マスクRMを生成する(ステップS33−2)。この舌診領域マスクRMでは、図9(f)右に例示する元の切出舌画像TMにおける背景BGに相当する領域がマスクされ、舌Tに相当する領域のみが抽出可能とされている。なお、上記縮小率及び上記拡大率は、具体的には実験的又は経験的に設定されるのが好ましい。
その後第2実施形態に係る舌診領域抽出部21は、上記舌診領域マスクRMと、図9(f)右に例示する元の切出舌画像TMと、を用いて、当該切出舌画像TMから図9(g)に例示するように舌Tの舌診領域を抽出する(ステップS33−3)。そして第2実施形態に係る舌診領域抽出部21は、当該抽出した舌診領域に対して第1実施形態に係る舌診領域抽出処理と同様のステップS34を行い、その後、図3のステップS4に移行する。この後は、第1実施形態に係る舌診領域抽出処理と同様のステップS4以降が実行される(図3参照)。
以上説明したように、第2実施形態に係る歯痕検出処理によれば、第1実施形態に係る歯痕検出処理による効果に加えて、切出舌画像TMを縮小した切出舌画像TMMの寸法に対応した領域判定マスクMKを用いて小型の舌診領域を抽出し、それを拡大した領域に対応した舌診領域マスクRMを生成し、その舌診領域マスクRMを用いて舌診領域を抽出する。よって、元の舌画像TGが過大な情報量を有する場合でも、切出舌画像TMを縮小して舌診領域の抽出を行うことで、高速且つ処理負担の軽減を図りつつ各歯痕領域ARを検出することができる。
なお、図3、図6(a)、図7(a)及び図9(a)それぞれに示すフローチャートに対応するプログラムを例えば光ディスク等の記録媒体に記録しておき、或いはインターネット等のネットワークを介して取得して記録しておき、これらを例えばマイクロコンピュータ等により読み出して実行することにより、当該マイクロコンピュータ等を各実施形態に係る処理部2として機能させることも可能である。
以上それぞれ説明したように、本発明は例えば健康度の判定のために舌Tの歯痕TRを検出する歯痕検出システムの分野に利用することが可能であり、特に舌Tの舌画像TGを取得して歯痕TRを検出する歯痕検出システムの分野に適用すれば特に顕著な効果が得られる。
1 インターフェース
2 処理部
3 ディスプレイ
4 操作部
5 記録部
20 画像登録部
21 舌診領域抽出部
22 歯痕形態検出部
23 出力制御部
50 画像記録部
51 マスクデータベース
52 色判定閾値データベース
C カメラ
S 歯痕検出装置
SS 歯痕検出システム
TG 舌画像
T 舌
CR 中点
FM 抽出枠
MK 領域判定マスク
M1、M2、M3−1、M3−2 マスク
MK1、MK2、MK3 マスク領域
TM、TMM 切出舌画像
BG 背景
RL 舌輪郭
EL 近似曲線
CH 凸包
TR 歯痕
AR 歯痕領域

Claims (8)

  1. 舌を撮像して得られた舌画像に相当する舌画像情報を取得する舌画像情報取得手段と、
    前記舌にできた歯痕の検出に用いられる歯痕検出領域を前記舌画像において指定するために用いられる指定手段と、
    前記指定された歯痕検出領域内の前記舌に相当する舌領域と、当該舌以外の当該歯痕検出領域内の背景に相当する背景領域と、を分けるための領域判定マスクであって前記歯痕検出領域の寸法に対応した領域判定マスクに相当する領域判定マスク情報を取得するマスク情報取得手段と、
    前記領域判定マスクを用いて前記歯痕検出領域から前記舌領域を抽出する舌領域抽出手段と、
    を備えることを特徴とする舌画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の舌画像処理装置において、
    前記領域判定マスクは、
    前記寸法に対応した半楕円形状を有し且つ前記舌自体の領域に相当する第1マスクと、
    前記寸法に対応し、前記第1マスクより大きく且つ前記背景領域に相当する第2マスクと、
    前記寸法に対応し、前記第1マスクの外縁と前記第2マスクの外縁との間の領域に外縁がある第3マスクと、
    が、それぞれの長手方向の中心線が一致するように重畳されて構成されており、
    前記舌領域抽出手段は、前記第3マスクの外縁と前記第1マスクの外縁との間の領域に相当する前記舌画像の領域を対象として、前記舌領域の抽出を行うことを特徴とする舌画像処理装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の舌画像処理装置において、
    前記舌領域抽出手段は、
    前記指定された歯痕検出領域を縮小した縮小歯痕検出領域の寸法に対応した舌領域抽出マスクを用いて当該縮小歯痕検出領域から縮小舌領域を抽出する縮小舌領域抽出手段と、
    前記抽出された縮小舌領域を、当該縮小舌領域に対応した拡大率を用いて拡大する拡大手段と、
    前記拡大された縮小舌領域に対応した舌領域マスクを生成するマスク生成手段と、
    を備え、
    前記舌領域抽出手段は、前記生成された舌領域マスクを用いて前記歯痕検出領域から前記舌領域を抽出することを特徴とする舌画像処理装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の舌画像処理装置において、
    前記抽出された舌領域から、前記舌の輪郭を抽出する輪郭抽出手段と、
    前記抽出された輪郭に基づいて、当該輪郭に外接する凸包を検出する凸包検出手段と、
    前記抽出された輪郭及び前記検出された凸包に基づいて、一又は複数の前記歯痕それぞれに相当する歯痕領域を、他の当該歯痕領域から識別しつつそれぞれ抽出する歯痕領域抽出手段と、
    前記検出された歯痕領域を示す歯痕領域情報を出力する出力手段と、
    を更に備えることを特徴とする舌画像処理装置。
  5. 請求項4に記載の舌画像処理装置において、
    前記歯痕領域抽出手段は、前記抽出された輪郭における歯痕の両端と前記検出された凸包との各接点を結んだ線分の中点を中心とし、且つ当該線分を直径とした半円であって、当該歯痕を含む半円に相当する前記舌画像の領域を、他の前記歯痕領域から識別しつつ、前記歯痕領域としてそれぞれ抽出することを特徴とする舌画像処理装置。
  6. 請求項4又は請求項5に記載の舌画像処理置において、
    前記出力手段は、
    前記出された歯痕領域の色を検出する色検出手段と、
    前記色を予め設定された色レベルに分類するための閾値を示す閾値情報を記憶する記憶手段と、
    を備え、
    当該出力手段は、前記記憶されている閾値情報と、前記検出された色を示す色情報と、に基づいて、前記検出された色に対応する前記色レベルを示す色情報を、前記歯痕領域情報として前記歯痕領域ごとに出力することを特徴とする舌画像処理装置。
  7. 舌を撮像して得られた舌画像を処理する舌画像処理装置において実行される舌画像処理方法において、
    前記舌画像に相当する舌画像情報を取得する舌画像情報取得工程と、
    前記舌にできた歯痕の検出に用いられる歯痕検出領域を前記舌画像において指定する指定工程と、
    前記指定された歯痕検出領域内の前記舌に相当する舌領域と、当該舌以外の当該歯痕検出領域内の背景に相当する背景領域と、を分けるための領域判定マスクであって前記歯痕検出領域の寸法に対応した領域判定マスクに相当する領域判定マスク情報を取得するマスク情報取得工程と、
    前記領域判定マスクを用いて前記歯痕検出領域から前記舌領域を抽出する舌領域抽出工程と、
    を含むことを特徴とする舌画像処理方法。
  8. 舌を撮像して得られた舌画像を処理する舌画像処理装置であって、前記舌画像のうち、前記舌にできた歯痕の検出に用いられる歯痕検出領域を指定するために用いられる指定手段を備える舌画像処理装置に含まれるコンピュータを、
    前記舌画像に相当する舌画像情報を取得する舌画像情報取得手段、
    前記指定された歯痕検出領域内の前記舌に相当する舌領域と、当該舌以外の当該歯痕検出領域内の背景に相当する背景領域と、を分けるための領域判定マスクであって前記歯痕検出領域の寸法に対応した領域判定マスクに相当する領域判定マスク情報を取得するマスク情報取得手段、及び、
    前記領域判定マスクを用いて前記歯痕検出領域から前記舌領域を抽出する舌領域抽出手段、
    として機能させることを特徴とする舌画像処理用プログラム。
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