JP6695054B2 - Magnetization prevention device and current detection device using the same - Google Patents
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Description
本発明は、着磁防止装置及びこれを用いた電流検出装置に関する。 The present invention relates to a magnetization prevention device and a current detection device using the same.
従来の電流検出装置としては、例えばフラックスゲート方式の磁束検知方法を用いた電流検出装置が知られている(特許文献1参照)。 As a conventional current detection device, for example, a current detection device using a flux gate type magnetic flux detection method is known (see Patent Document 1).
特許文献1で開示された電流検出装置は、磁心とコイルとを含む磁気回路ユニットと、コイルへ磁心を磁気飽和させる電圧を印加する励磁回路とを含んでいる。電流検出装置では、励磁回路が印加した電圧でコイルに電流が流れる。磁心で発生する磁界は、電流の検出対象である導体に流れる電流の変化に応じて変化する。そして、磁界が変化すると、コイルに流れる電流も変化する。電流検出装置では、コイルに流れる電流の変化を検出することで、導体に流れる電流を検出している。 The current detection device disclosed in Patent Document 1 includes a magnetic circuit unit including a magnetic core and a coil, and an excitation circuit that applies a voltage that magnetically saturates the magnetic core to the coil. In the current detection device, current flows through the coil with the voltage applied by the excitation circuit. The magnetic field generated by the magnetic core changes according to the change in the current flowing through the conductor whose current is to be detected. When the magnetic field changes, the current flowing through the coil also changes. The current detection device detects the current flowing through the conductor by detecting the change in the current flowing through the coil.
従来の電流検出装置では、導体に大電流が流れた場合には、磁心が着磁する可能性があり、以降の電流検出において正確な検出が行えないという問題がある。 In the conventional current detecting device, when a large current flows through the conductor, the magnetic core may be magnetized, and there is a problem that accurate detection cannot be performed in the subsequent current detection.
本発明は上記課題に鑑みてなされ、導体に大電流が流れた場合であっても、磁心が着磁する可能性を低くすることができる着磁防止装置及びこれを用いた電流検出装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above problems, and provides a magnetization prevention device and a current detection device using the same, which can reduce the possibility of magnetizing a magnetic core even when a large current flows through a conductor. The purpose is to do.
本発明の一態様に係る着磁防止装置は、導体が挿通される磁心に巻かれた巻線と、前記巻線の両端間に接続され、前記巻線に生じる誘導起電圧に応じて、前記巻線の両端間を開状態又は閉状態とするスイッチ装置とを備え、前記スイッチ装置は、前記巻線に生じる誘導起電圧が所定値以下である場合には前記巻線の両端間を開状態とし、前記誘導起電圧が前記所定値より大きい場合には前記巻線の両端間を閉状態とし、前記磁心には、導体に流れる電流の検出に用いられ、前記巻線としての第1巻線とは別の第2巻線が巻かれており、前記スイッチ装置が閉状態である場合に前記第1巻線で発生する磁束の向きは、前記第2巻線で発生する磁束の向きに対して逆向きとなることを特徴とする。 An anti-magnetization device according to an aspect of the present invention is configured such that a winding wound around a magnetic core through which a conductor is inserted and a winding connected to both ends of the winding, and the induced electromotive voltage generated in the winding, A switch device for opening or closing both ends of the winding, wherein the switch device opens the both ends of the winding when an induced electromotive voltage generated in the winding is less than or equal to a predetermined value. When the induced electromotive voltage is larger than the predetermined value, both ends of the winding are closed, and the magnetic core is used for detection of a current flowing through a conductor, and the first winding as the winding is used. A second winding different from the wire is wound, and the direction of the magnetic flux generated in the first winding when the switch device is in the closed state is the direction of the magnetic flux generated in the second winding. On the other hand, it is characterized by the opposite direction .
また、本発明の一態様に係る電流検出装置は、上記の着磁防止装置と、前記磁心を用いて、フラックスゲート方式により前記導体に流れる電流を検出する電流検出部とを備えることを特徴とする。 Further, a current detection device according to one aspect of the present invention includes the above-described magnetization prevention device and a current detection unit that detects a current flowing through the conductor by a flux gate method using the magnetic core. To do.
本発明によれば、導体に大電流が流れた場合であっても、磁心が着磁する可能性を低くすることができる。 According to the present invention, it is possible to reduce the possibility of magnetizing the magnetic core even when a large current flows through the conductor.
以下の実施形態は、一般に着磁防止装置及び電流検出装置に関し、より詳細には導体を流れる被測定電流を検出する電流検出装置の着磁防止装置及びこれを用いた電流検出装置に関する。 The following embodiments generally relate to a magnetization prevention device and a current detection device, and more particularly to a magnetization prevention device for a current detection device that detects a measured current flowing through a conductor and a current detection device using the same.
(実施形態1)
以下、本実施形態のフラックスゲート型の電流検出装置(以下、電流検出装置)10について説明する。図1は、本実施形態の電流検出装置10の構成を説明する図であり、図2は、電流検出装置10の利用用途を説明する図である。
(Embodiment 1)
Hereinafter, the flux gate type current detection device (hereinafter, current detection device) 10 of the present embodiment will be described. FIG. 1 is a diagram for explaining the configuration of the
電流検出装置10は、図2に示すように、電動車両3の蓄電池を充電する充電システムで用いられる。電動車両3は、例えば電気自動車やプラグインハイブリッド車等である。具体的には、充電システムは、商用電源を供給する商用系統1と、電動車両3とが、変換装置2を介して電気的に接続される。そして、電流検出装置10は、商用系統1と変換装置2とを接続する導体30に設けられ、導体30に流れる被測定電流(不平衡な直流電流)を検出することで、商用系統1と電動車両3との間における漏電を検出する。なお、変換装置2は、交流電源を直流電源に変換、及び直流電源を交流電源に変換する機能を備える。ここで、導体30には、商用系統1から電動車両3の方向へと電流が流れる第1の導線と、電動車両3から商用系統1の方向へと電流が流れる第2の導線とがある。漏電が発生していない場合には第1の導線に流れる電流の量と第2の導線に流れる電流の量とは同一であるため被測定電流(不平衡電流)は発生しない。しかしながら、漏電が発生している場合には、第1の導線に流れる電流の量と第2の導線に流れる電流の量とは異なるため被測定電流が発生する。電流検出装置10は、この被測定電流を検出することで商用系統1と電動車両3との間の漏電を検出することができる。
The
これにより、電流検出装置10は、商用系統1と変換装置2との間で流れる交流電流、変換装置2に流れる高周波電流、及び変換装置2と電動車両3との間で流れる直流電流についての漏電を検出することができる。なお、変換装置2は、電動車両3に設けられていてもよい。また、本実施形態では、電源の供給元を商用系統1としたが、これに限定されない。電源の供給元は、太陽光発電等の分散電源であってもよい。
As a result, the
以下、本実施形態に係る電流検出装置10の各構成要素について説明する。
Hereinafter, each component of the
電流検出装置10は、図1に示すように、電流検出部10aと、着磁防止装置10bとから構成されている。
As shown in FIG. 1, the
電流検出部10aは、電源部11と、励磁部12と、磁心13と、励磁コイル14と、検出抵抗15(変換部)と、基準電圧発生部16と、検出部17とを備え、フラックスゲート方式による電流検出を行う。
The
電源部11は、片電源で構成されており、電源電圧V0を励磁部12、基準電圧発生部16及び検出部17に供給する。
The
励磁部12は、電源電圧V0の供給を受け、所定の周波数で発振される励磁電圧V1を生成する。励磁部12は、生成した励磁電圧V1を励磁コイル14に印加する。具体的には、励磁部12は、所定の周波数で発振する発振回路を備える。励磁部12は、発振回路で生成された励磁クロックを増幅し、所定の電圧振幅を有する方形波信号(励磁電圧V1)を生成し、励磁コイル14へ出力する。これにより、励磁電圧V1が励磁コイル14に印加されることになる。
The
磁心13は、例えば磁性体コアであり、導体30が挿通される開口部を有する環状に形成されている。励磁コイル14は、磁心13に巻かれたコイルである。
The
検出抵抗15は、一端が励磁コイル14に、他端が基準電圧発生部16にそれぞれ電気的に接続されている。検出抵抗15は、励磁コイル14から出力される励磁電流Iを、検出電圧V2に変換する。
One end of the
基準電圧発生部16は、電源電圧V0の供給を受けて、基準電圧V3(例えば、V3=V1/2)を生成し、励磁部12及び検出部17に出力する。
The reference
検出部17は、検出電圧V2と、基準電圧V3とを用いて導体30の電流(不平衡電流)の有無を検出する。例えば、検出部17は、検出電圧V2の平均値と、基準電圧V3との差分の絶対値が所定値以上である場合には商用系統1と電動車両3との間で漏電が発生していることを検出する。検出部17は、差分が所定値未満である場合には商用系統1と電動車両3との間で漏電が発生していないことを検出する。検出部17は、検出結果を出力する。例えば、検出部17は表示装置に検出結果を出力し、表示装置に検出結果を表示させる。
The
次に、着磁防止装置10bの構成について説明する。
Next, the configuration of the
着磁防止装置10bは、図1に示すように、コイル21(巻線)とスイッチ装置22とから構成されている。
As shown in FIG. 1, the
コイル21は、磁心13に巻かれている。導体30に流れる電流の量に応じて、コイル21には誘導起電圧が生じる。コイル21は、誘導起電圧により、励磁コイル14で発生する磁束(励磁磁束)の向きとは逆向きの磁束(キャンセル磁束)を発生させるように、磁心13に巻かれている。なお、コイル21の巻き数は、1以上であればよい。
The
スイッチ装置22は、コイル21の両端間に接続され、コイル21に生じる誘導起電圧に応じて、コイル21の両端間を開状態又は閉状態に切り替える。具体的には、スイッチ装置22は、コイル21に生じる誘導起電圧が所定値以下である場合にはコイル21の両端間を開状態とし、誘導起電圧が所定値より大きい場合にはコイル21の両端間を閉状態とする。ここで、所定値は、例えば0.7Vである。なお、この数値は、一例であり、この数値に限定する趣旨ではない。
The
ここで、スイッチ装置22の具体的な構成について、図3を用いて説明する。
Here, a specific configuration of the
スイッチ装置22は、電流の流れる向きが同一となるように1つ以上のダイオードが直列に接続された2つの直列回路を有している。2つの直列回路は、電流の流れる向きが異なるよう(逆向きとなるように)に並列に接続されている。なお、ここでは、1つのダイオードで構成される回路も直列回路の概念に含める。この概念の基、図3に示す第1ダイオード23と第2ダイオード24とが、それぞれ直列回路を形成している。第1ダイオード23と第2ダイオード24とは、第1ダイオード23で電流が流れる向きと、第2ダイオード24で電流が流れる向きとが逆向きとなるように並列に接続されて、スイッチ装置22を構成している。スイッチ装置22をこのように構成することで、コイル21に生じる誘導起電圧が所定値(ダイオードの順方向電圧値)以下である場合には両端間を開状態とし、誘導起電圧が所定値より大きい場合にはコイル21の両端間を閉状態とすることができる。なお、本実施形態では、1つのダイオードで直列回路を形成する構成としたが、この構成に限定されない。2以上のダイオードで直列回路を形成してもよい。直列回路を形成するダイオードの個数を変更することで、上述した所定値を変更することができる。
The
導体30に不平衡電流による大電流が流れると、コイル21では所定値より大きい誘導起電圧が発生する。そのため、コイル21の両端間は閉状態となり、コイル21による磁界が発生し、この磁界が励磁コイル14で発生する磁界を打ち消すことになる。これにより、導体30に大電流に流れた場合であっても磁心13が着磁する可能性を低くすることができる。
When a large current due to an unbalanced current flows through the
導体30に不平衡電流による大電流が流れていない場合には、コイル21では、所定値以下の誘導起電圧が発生する。このとき、コイル21の両端間は開状態となっているので、コイル21による磁界は発生せず、励磁コイル14による磁界のみが発生する。そのため、導体30に大電流が流れていない場合には、電流検出部10aによる電流検出が可能となる。
When a large current due to an unbalanced current does not flow in the
なお、本実施形態における励磁部12は、自励発振する構成であってもよい。
The
また、本実施形態の電源部11は、片電源構成であるとしたが、この構成に限定されない。電源部11は、両電源構成であってもよい。
Further, the
スイッチ装置22は、第1ダイオード23と第2ダイオード24とで構成されるとしたが、この構成に限定されない。スイッチ装置22は、CPU(Central Processing Unit)と、コイル21の両端間に接続されたスイッチとから構成されてもよい。この場合、CPUがコイル21の誘導起電圧が所定値以下であるか否を判断する。誘導起電圧が所定値以下であると判断する場合、CPUは、コイル21の両端間を開状態とするようスイッチを制御する。誘導起電圧が所定値より大きいと判断する場合、CPUは、コイル21の両端間を閉状態とするようスイッチを制御する。
Although the
以上説明したように、本実施形態の着磁防止装置10bは、コイル21(巻線)と、スイッチ装置22とを備える。コイル21は、導体30が挿通される磁心13に巻かれている。スイッチ装置22は、コイル21の両端間に接続され、コイル21に生じる誘導起電圧に応じて、コイル21の両端間を開状態又は閉状態とする。スイッチ装置22は、コイル21に生じる誘導起電圧が所定値以下である場合にはコイル21の両端間を開状態とし、誘導起電圧が所定値より大きい場合にはコイル21の両端間を閉状態とする。
As described above, the
導体30に不平衡電流による大電流が流れると、コイル21では所定値より大きい誘導起電圧が発生する。そのため、この構成によると、着磁防止装置10bは、コイル21の両端間を閉状態とすることでコイル21による磁界を発生させ、導体30に不平衡電流による大電流が流れることにより磁心13で発生した励磁磁束を打ち消すことができる。したがって、着磁防止装置10bは、導体30に不平衡電流による大電流が流れた場合であっても、磁心13が着磁する可能性を低くすることができる。
When a large current due to an unbalanced current flows through the
ここで、スイッチ装置22は、電流の流れる向きが同一となるように1つ以上のダイオードが直列に接続された2つの直列回路(第1ダイオード23、第2ダイオード24)を有している。2つの直列回路(第1ダイオード23、第2ダイオード24)は、電流の流れる向きが異なるように並列に接続されていることが好ましい。
Here, the
この構成によると、着磁防止装置10bは、複雑な回路構成を必要とすることなく、簡単な回路構成で実現することができる。また、直列回路を構成するダイオードの個数を変更することで、コイル21の両端間を閉状態及び開状態を切り替えるための電圧の所定値を変更することができる。
With this configuration, the
また、本実施形態の電流検出装置10は、上述した着磁防止装置10bと、電流検出部10aとを備える。電流検出部10aは、磁心13を用いて、フラックスゲート方式により導体30に流れる電流を検出する。
Further, the
この構成によると、電流検出装置10は、フラックスゲート方式による電流検出の際に、磁心13が着磁する可能性を低くすることができる。
With this configuration, the
(実施形態2)
本実施形態では、スイッチ装置22の構成が、実施形態1のスイッチ装置22の構成と異なっている。
(Embodiment 2)
In this embodiment, the configuration of the
以下、異なる点を中心に説明する。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。 Hereinafter, different points will be mainly described. The same components as those of the first embodiment are designated by the same reference numerals and the description thereof will be omitted as appropriate.
本実施形態のスイッチ装置22は、第1ダイオード23、第2ダイオード24及び調整抵抗25を有している。
The
第1ダイオード23及び第2ダイオード24は、実施形態1と同様に、電流の流れる向きが互いに異なるように並列に接続され、並列回路を形成している。
Similar to the first embodiment, the
調整抵抗25は、数Ω程度(例えば、1Ω)の抵抗であり、上述した並列回路の一端と接続されている。なお、調整抵抗25の抵抗値は、一例であり、この抵抗値に限定する趣旨ではない。調整抵抗25により、誘電起電圧は分圧される。
The
したがって、着磁防止装置10bは、調整抵抗25を設けることで、コイル21の両端間を閉状態又は開状態に切り替えるための電圧の所定値を調整することができる。
Therefore, the
以上説明したように、本実施形態のスイッチ装置22は、2つの直列回路(第1ダイオード23、第2ダイオード24)が並列に接続されている並列回路と、並列回路の電圧を調整するための調整抵抗25とが直列に接続された回路で構成されることが好ましい。
As described above, the
この構成によると、着磁防止装置10bは、コイル21の両端間を閉状態又は開状態に切り替えるための電圧の所定値を調整することができる。そのため、着磁防止装置10bは、磁心13が着磁することを防止するために、導体30に流れると考えられる大電流の量に応じてコイル21の両端間を閉状態又は開状態に切り替えるための電圧の所定値を設定することができる。
According to this configuration, the
(実施形態3)
本実施形態では、着磁防止装置10bがシールド26をさらに備える点が、実施形態1と異なる。
(Embodiment 3)
The present embodiment differs from the first embodiment in that the
以下、異なる点を中心に説明する。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。 Hereinafter, different points will be mainly described. The same components as those of the first embodiment are designated by the same reference numerals and the description thereof will be omitted as appropriate.
着磁防止装置10bのシールド26は、磁性体により形成されている。シールドを形成する磁性体は、例えばフェライトである。シールド26は、図5に示すように、磁性体ループを形成し、磁心13及び励磁コイル14の全体を覆っている。
The
コイル21は、シールド26に巻かれている。
The
導体30に不平衡電流による大電流が流れた場合に、コイル21がシールド26に巻かれることで、シールド26を設けない場合と比べて磁気抵抗が小さくなるので、より強いキャンセル磁束を発生させることができる。そのため、励磁磁束をキャンセルする効力が大きくなる。
When a large current due to an unbalanced current flows through the
本実施形態では、シールド26は、磁心13及び励磁コイル14の全体を覆う構成としたが、この構成に限定されない。シールド26は、磁性体ループを形成し、磁心13及び励磁コイル14の少なくとも一部を覆う構成であればよい。
In the present embodiment, the
また、本実施形態と実施形態2とを組み合わせてもよい。 Further, the present embodiment and the second embodiment may be combined.
以上説明したように、本実施形態の着磁防止装置10bは、磁心13の一部又はすべてを覆い、磁性体ループを形成するシールド26を、さらに備えることが好ましい。コイル21は、磁心13及びシールド26に巻かれることが好ましい。
As described above, the
この構成によると、着磁防止装置10bは、シールド26を備えない場合と比較して、より強いキャンセル磁束を発生させることができる。そのため、着磁防止装置10bは、磁心13が着磁する可能性をより低くすることができる。
According to this configuration, the
(変形例1)
実施形態1の電流検出装置10は、フラックスゲート方式による電流検出を行うとしたが、他の方式により電流検出を行ってもよい。
(Modification 1)
Although the
電流検出装置10は、オープンループ型の磁気センサ方式で電流電出を行ってもよい。この場合における電流検出装置10の構成を、図6を用いて説明する。以下、実施形態1とは異なる点を中心に説明する。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
The
本変形例の電流検出装置10は、図6に示すように、電流検出部10aと、着磁防止装置10bとから構成されている。
As shown in FIG. 6, the
電流検出部10aは、図6に示すように、磁心13a、ホール素子100及び増幅器101を有している。
As shown in FIG. 6, the
磁心13aは、C字状に形成されている。磁心13aは、導体30に流れる電流に比例した磁界を発生させる。
The
ホール素子100は、磁心13aで発生した磁界を電圧に変換する。
The
増幅器101は、ホール素子100と接続されており、ホール素子100から出力された電圧を増幅する。
The
電流検出部10aは、増幅された電圧、具体的には増幅器101の出力電圧v1と接地電圧v2と間の電圧Vaに基づいて導体30の電流を検出する。
The
なお本変形例の電流検出部10aは、実施形態2および実施形態3の電流検出装置10に適用してもよい。
The
(変形例2)
また、電流検出装置10は、別の検出方式として、クローズドループ型の磁気センサ方式を用いてもよい。この場合における電流検出装置10の構成を、図7を用いて説明する。以下、実施形態1とは異なる点を中心に説明する。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
(Modification 2)
Further, the
本変形例の電流検出装置10は、図7に示すように、電流検出部10aと、着磁防止装置10bとから構成されている。
As shown in FIG. 7, the
電流検出部10aは、図7に示すように、磁心13b、コイル14b、ホール素子110、増幅器111及び検出抵抗112を有している。
As shown in FIG. 7, the
磁心13bは、C字状に形成されている。磁心13bは、導体30に流れる電流によって磁界を発生させる。
コイル14bは、導体30に流れる電流によって生じる磁界を打ち消す方向に、磁心13bに巻かれている。
The
ホール素子110は、磁心13bで発生した磁界を電圧信号に変換する。
増幅器111は、電流増幅回路であり、ホール素子100から出力された電圧信号を入力信号として受け付け、受け付けた電圧信号を電流に変換する。増幅器111は、変換された電流をコイル14bの一端へ出力する。
The
増幅器111から出力された電流によりコイル14bで発生する磁界と、導体30に流れる電流により発生する磁界とが打ち消しあい、ホール素子110から出力される電圧が常に0となる。
The magnetic field generated by the
電流検出部10aは、コイル14bの他端と接続された検出抵抗112の両端間の電圧Vbに基づいて導体30の電流を検出する。
The
なお本変形例の電流検出部10aは、実施形態2および実施形態3の電流検出装置10に適用してもよい。
The
(その他の変形例)
電流検出装置10は、各実施形態、変形例1及び変形例2において、フラックスゲート方式、オープンループ型又はクローズドループ型の磁気センサ方式による電流検出を行うとした。しかしながら、電流検出装置10が行う電流検出の方式は、これらの方式に限定されない。電流検出装置10は、CT(Current Transformer)方式による電流検出を行ってもよい。
(Other modifications)
The
また、上記各実施形態では、電流検出装置10が電源部11をえる構成としたが、この構成に限定されない。電流検出装置10が電源部11を備える構成である必要はない。例えば、電源部11は、別の装置が備える構成であってもよい。
Further, in each of the above-described embodiments, the
上記各実施形態において、磁心13の形状は環状である構成としたが、この構成に限定されない。磁心13の形状は、磁性体ループが形成される形状であればよい。
In each of the above-described embodiments, the
10 電流検出装置
10a 電流検出部
10b 着磁防止装置
13,13a,13b 磁心
21 コイル(巻線)
22 スイッチ装置
23 第1ダイオード
24 第2ダイオード
25 調整抵抗
26 シールド
30 導体
10
22
Claims (5)
前記巻線の両端間に接続され、前記巻線に生じる誘導起電圧に応じて、前記巻線の両端間を開状態又は閉状態とするスイッチ装置とを備え、
前記スイッチ装置は、前記巻線に生じる誘導起電圧が所定値以下である場合には前記巻線の両端間を開状態とし、前記誘導起電圧が前記所定値より大きい場合には前記巻線の両端間を閉状態とし、
前記磁心には、導体に流れる電流の検出に用いられ、前記巻線としての第1巻線とは別の第2巻線が巻かれており、
前記スイッチ装置が閉状態である場合に前記第1巻線で発生する磁束の向きは、前記第2巻線で発生する磁束の向きに対して逆向きとなる
ことを特徴とする着磁防止装置。 A winding wound around a magnetic core through which a conductor is inserted,
A switch device which is connected between both ends of the winding and which opens or closes both ends of the winding according to an induced electromotive voltage generated in the winding;
The switch device opens the both ends of the winding when the induced electromotive force generated in the winding is less than or equal to a predetermined value, and when the induced electromotive voltage is greater than the predetermined value, Close both ends ,
A second winding, which is used for detecting a current flowing through a conductor and is different from the first winding as the winding, is wound around the magnetic core,
The magnetization preventing device , wherein the direction of the magnetic flux generated in the first winding when the switching device is closed is opposite to the direction of the magnetic flux generated in the second winding. .
前記2つの直列回路は、電流の流れる向きが異なるように並列に接続されている
ことを特徴とする請求項1に記載の着磁防止装置。 The switch device has two series circuits in which one or more diodes are connected in series so that current flows in the same direction.
The magnetizing prevention device according to claim 1, wherein the two series circuits are connected in parallel so that currents flow in different directions.
前記2つの直列回路が並列に接続されている並列回路と、前記並列回路の電圧を調整するための調整抵抗とが直列に接続された回路で構成されている
ことを特徴とする請求項2に記載の着磁防止装置。 The switch device is
A parallel circuit in which the two series circuits are connected in parallel, and an adjustment resistor for adjusting the voltage of the parallel circuit are configured in a circuit connected in series. The magnetization prevention device described.
前記巻線は、前記磁心及び前記シールドに巻かれた
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の着磁防止装置。 A shield that covers a part or all of the magnetic core and forms a magnetic loop,
The magnetization prevention device according to any one of claims 1 to 3, wherein the winding is wound around the magnetic core and the shield.
前記磁心を用いて、フラックスゲート方式により前記導体に流れる電流を検出する電流検出部とを備える
ことを特徴とする電流検出装置。 A magnetization preventing device according to any one of claims 1 to 4,
A current detecting device, which uses the magnetic core to detect a current flowing through the conductor by a flux gate method.
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