JP6694485B2 - 海洋観測ブイ - Google Patents

海洋観測ブイ Download PDF

Info

Publication number
JP6694485B2
JP6694485B2 JP2018183154A JP2018183154A JP6694485B2 JP 6694485 B2 JP6694485 B2 JP 6694485B2 JP 2018183154 A JP2018183154 A JP 2018183154A JP 2018183154 A JP2018183154 A JP 2018183154A JP 6694485 B2 JP6694485 B2 JP 6694485B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floating body
data
ocean
buoy
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018183154A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020050229A (ja
Inventor
喜代志 伊藤
喜代志 伊藤
Original Assignee
株式会社ブルーオーシャン研究所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ブルーオーシャン研究所 filed Critical 株式会社ブルーオーシャン研究所
Priority to JP2018183154A priority Critical patent/JP6694485B2/ja
Publication of JP2020050229A publication Critical patent/JP2020050229A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6694485B2 publication Critical patent/JP6694485B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)

Description

本発明は、海洋の種々の情報を観測するための海洋観測ブイに関する。
海洋観測の例は多岐にわたる。例えば魚群探知機のように、漁場を探索することが知られている。また、海洋環境(波高、潮流の向き及び速さ、水温など)をリアルタイムでモニタリングすることがなされている。海洋観測ブイは、大別すると、係留型と漂流型が知られている。係留型の海洋観測ブイとしては、浮沈する観測用ブイによって海洋情報を測定することが知られている(例えば特許文献1参照)。
かかる海洋観測ブイは、海底に係留されているもので、定点観測に使用されるものである。したがって、広範囲の海域の海洋情報を取得する用途には不向きであった。また、漂流型の海洋観測ブイとして、特許文献2には、小型で簡単な構成の観測用ブイが記載されている。特許文献2に記載のものは、GPS(Global Positioning System)受信機、観測
用センサ、コンピュータ(不揮発性メモリ)を備えた漂流体の構成である。
特開2013−103678号公報 特開2000−205859号公報
特許文献2に記載の海洋観測ブイは、漂流させることで、海域の海洋情報を取得することができ、構成も簡単である。しかしながら、陸上との通信のための構成を有しないので、回収しない限り測定情報を得ることできず,リアルタイムのモニタリングができない問題があった。
また、漂流型の海洋観測ブイの航行は、潮流などに依存するもので、航行の進路を陸上から制御することができないものであった。したがって、予め設定した海域における海洋情報を取得することができない問題があった。なお、海洋観測ブイに動力源及び推進機関を搭載し、バッテリーなどの電源で自力で走行する構成も可能であるが、構成が複雑化し、コストが高くなる欠点がある。
したがって、本発明の目的は、簡単な構成でありながら、陸上との通信機能を備え、進路を制御することが可能な海洋観測ブイを提供することにある。
海流によって漂流するボード状の浮体と、
浮体に設けられた制御ユニット及び電源と、
浮体に設けられ、浮体の航行方向を変更する舵と、
浮体に設けられ、浮体を風と並行に移動させるためのスパンカーと、
浮体に設けられ、浮体を風下方向へ移動させるための風受け部と、
浮体に設けられた測位装置と、
測位装置により得られた位置データと識別データを衛星通信によって陸上側に送信し、陸上側において、位置データ、気象予報データ及び海況予測データに基づいて求められた、複数の海洋観測ブイを最適配置するための設定位置へ航行するための進路制御データを衛星通信によって受信する衛星通信部と、
進路制御データによって、舵、スパンカー及び風受け部を制御する制御部と、
水深及び水温を測定し、超音波により水深及び水温の測定データを送信可能なセンサーを昇降装置によって昇降させ、測定データを衛星通信部によって陸上側に送信する測定部とを備え、
測定部は、浮体に取り付けられた他の浮体内に超音波受信器と、通信部と、電源を有し、
超音波受信器によってセンサーからの測定データを受信し、
受信した測定データを通信部によって測定部に送信するようにした海洋観測ブイである。
本発明によれば、自然エネルギーによって漂流する構成であり、推進機関が不要で、簡単で低消費電力の構成とできる。しかも、進路制御部を備えているので、陸上からその進路を制御することができる。さらに、かかる海洋観測ブイを複数個使用し、所定の海域に予め設定した条件に合致する最適な配置で海洋観測ブイが位置するように制御できる。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本明細書中に記載されたいずれかの効果であっても良い。
図1は、本発明の海洋観測システムの一実施形態の概略の構成を示すブロック図である。 図2A,図2B,図2C,図2D及び図2Eは、本発明による海洋観測ブイの一実施形態の平面図、音響ブイの側面図、風受け板の部分拡大図、進路制御部の部分拡大図、センサー昇降装置の部分拡大図である。 図3A、図3B及び図3Cは、進路制御部の他の例を説明するための略線図である。 図4は、海洋観測ブイの制御部の構成を示すブロック図である。 図5は、測定動作の説明に使用するフローチャートである。 図6は、進路制御動作の説明に使用するフローチャートである。 図7は、海洋観測ブイの最適配置制御の説明に使用するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において、特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの実施の形態に限定されないものとする。
本発明の説明は、以下の順序にしたがってなされる。
<1.一実施の形態>
<2.変形例>
<1.一実施の形態>
「海洋観測システム」
図1は、海洋観測システムの一実施形態を示すものである。海洋観測ブイ1は、後述するように、無人・無動力の浮体であり、海流・海上風・海洋渦の自然エネルギーを利用して航行する。海洋観測ブイ1には、測位装置として、GPS衛星31からの信号を受信するGPS受信機が設けられ、また、通信衛星32との双方向通信を行う衛星通信装置が設けられている。測位装置としては、GPS以外の衛星測位システムを使用してもよい。海洋観測ブイ1からの海洋観測ブイ1に固有の識別データ及び位置データが通信衛星32を介して陸上の送受信サーバー41に送信される。
送受信サーバー41は、例えばインターネット回線を通じてAI(Artificial Intelligence)サーバー51との通信を行う。AIサーバー51は、管理している全ての海洋観測ブイ1の位置データのサーバー52、気象予報データのサーバー53及び海況予測データのサーバー54を備えている。位置データは、海洋観測ブイ1から送信されてきたデータである。気象予報データ及び海況予測データは、外部のデータベースから取得することができる。気象予報データには、将来の天候、風に関する情報(風力、風向き)などの情報が含まれている。海況予測データには、将来の潮流(速さ、向き)、海洋渦,波高、水温などの情報が含まれている。
AIサーバー51は、後述するように、これらの情報を基に、海洋観測ブイ1の位置を設定した位置となるように、海洋観測ブイ1の進路制御部(航行装置)を制御する制御信号を求め、求められた制御信号を衛星通信を介して海洋観測ブイ1に対して送信する。このように、陸上から海洋観測ブイ1の進路を制御することができる。
「海洋観測ブイの一例」
図2A,図2B,図2C,図2D及び図2Eを参照して海洋観測ブイ1について説明する。図2Aは、海洋観測ブイ1の平面図である。海洋観測ブイ1は、ボード状の浮体2を有する。浮体2は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、スチロールなどの樹脂を発泡させた材料からなる。必要に応じて底部に錘を設けて安定させてもよい。
図2Aの浮体2の上側を前面、その下側を後面、その左右を側面と便宜上称する。浮体2の両側面にコ字状の開口が形成され、各開口に対して測定部としての音響ブイ6a及び6bがそれぞれ取り付けられている。音響ブイ6a,6bは、図2Bに示すように、上面が透明又は半透明なケースで密閉されており、それ自身が漂流ブイとしての機能を有する。音響ブイ6a及び6bは、密閉ケース内に超音波受信器と、通信部と、電源を有する。二つの音響ブイ6a及び6bを設ける理由は、浮力のバランスをとることと、各音響ブイで異なる機能をもたせるためである。
一方の音響ブイ6aは、既存の魚群探知機の機能と、センサー8からの超音波測定データを受信する機能を有する。他方の音響ブイ6bは、既存のものに比して高い分解能を有する魚群探知機の機能を有する。音響ブイ6bは、消費電力が大きいので、常時動作させずに、地上側のAIサーバー51からの制御及び音響ブイ6aで感知される魚群の大きさに応じて動作させる。例えば音響ブイ6aによって魚群が探知された時に、その魚群に関するより詳細な情報(魚種、体長など)を知りたい場合に音響ブイ6bの魚群探知機が動作される。音響ブイ6a及び6bによって得られた測定データは、制御部に対して無線通信で送信される。
海洋観測ブイ1の浮体2には、進路制御部として次の3個の装置が備えられている。
第1の装置として、図2A及び図2Dに示すように、浮体2の後面の切欠きに対して方向舵3が取り付けられている。海流・海洋渦の流れに対して、方向舵3を用いて、左右旋回することにより、航行方向を変更できる。
第2の装置として、図2A及び図2Dに示すように、方向舵3のほぼ直上にスパンカー4が設けられる。スパンカー4を立てることにより海上風と並行に海洋観測ブイ1を移動させることができる。スパンカー4を立てない場合、現状位置を保持するよう海洋観測ブイ1は方向舵3の向きに応じて回転し、風に流されにくくする。方向舵3及びスパンカー4は、駆動機構10によって制御可能とされている。
第3の装置として、図2A及び図2Cに示すように、風受け板5a及び5bが設けられている。風受け板5a及び5bは、前後方向と直交する方向に板面が延びる板体であって、浮体2から突出/収納自在に設けられ、突出量が調整可能とされている。海上風の向きが移動方向と合致している場合、風受け板5a及び5bを突出させることによって、風下方向への移動を加速させることができる。風向が指定された移動方向と異なる場合は、風受け板5a及び5bを格納し、風に対する抵抗を減らす。
なお、図3Aに示すように、駆動機構の回転軸17に対して板状体18を取り付け、板状体18を海中に位置させた時に方向舵として機能し、図3Bに示すように、板状体18を回転させて海中から空中に位置させることによって、板状体18をスパンカーとして機能させる構成としてもよい。図3Cに示すように、海面と板状体18の板面がほぼ平行な状態とすれば、板状体18が方向舵及びスパンカーの何れの機能を有しない中立状態となる。
海洋観測ブイ1は、図2Eに示すように、センサー8を海中の所定の水深まで降下させ、また、センサー8を上昇させる電動の昇降装置9を備えている。センサー8は、例えばCTD(電気伝導度(塩分)、水温、水深計)センサーである。CTDセンサーは、大型であるので、一実施形態では、より小型な構成で、水深及び水温を測定できるセンサーが使用される。このセンサーは、筒状のケース内に温度センサおよび圧力センサを搭載し、観測データをデジタルデータに変換して超音波として送出するものである。
かかるセンサー8からの超音波信号が音響ブイ6aが有する水中マイクロホンなどの受波器によって受信される。受信信号を処理することによって水温データおよび水深データが得られる。得られた水温データおよび水深データが制御ユニット11に対して無線で送信される。無線通信方式としては、Bluetooth (登録商標)、wifi(登録商標)などを使用することができる。
制御ユニット11は、防水ケース内に収納されている。海洋観測ブイ1は、電源として例えば太陽光パネル7a及び7bの電力を利用している。2次電池を搭載して、太陽光パネル7a及び7bの電力を2次電池に蓄えるようにしてもよい。
図4を参照して制御ユニット11の一例について説明する。制御ユニット11は、GPS受信機12と衛星通信装置13と通信部14を有する。アンテナ12aは、GPS受信のためのアンテナであり、アンテナ13aは、衛星通信のためのアンテナであり、14aは、通信部14のアンテナである。GPS受信機12の受信データ、衛星通信装置13の送受信データ及び通信部14の送受信データは、制御部15に対して入出力される。衛星通信によって、海洋観測ブイ1から陸上の送受信サーバー41に対して各種観測データが送信される。また、AIサーバー51において機械学習などを用いて解析して求められた制御指令を衛星通信を介して海洋観測ブイ1が受信する。
太陽光パネル7a及び7bの発電電力が電源部16に供給され、制御ユニット11の各回路が必要とする電力が生成される。通信部14は、音響ブイ6a及び6bとの間の通信を行う。すなわち、センサー8からの超音波信号が音響ブイ6aが有する水中マイクロホンなどの受波器によって受信され、受信信号を処理することによって水温データおよび水深データが得られる。得られたデータが制御ユニット11に対して無線で送信される。また、音響ブイ6a及び6bからの魚群探知データが同様に、無線通信によって制御ユニット11に対して送信される。無線通信方式としては、Bluetooth (登録商標)、wifi(登録商標)などが使用される。
制御部15は、CPU(Central Processing Unit )、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等で構成され、海洋観測ブイ1の各部を制御し、所期の動作を海洋観測ブイ1が行うようになされる。例えば制御部15から出力される制御信号によって、方向舵3及びスパンカ4の駆動機構10が制御される。さらに、図示しないが、制御部15には、加速度計が備えられており、加速度計によって波高が測定される。
「海洋観測処理」
図5に示すフローチャートを参照して、制御ユニット11の制御部15の制御のもとでなされる海洋観測ブイ1による観測処理について説明する。
ステップST1:観測前処理では、次の処理がなされる。
測定時刻(定時)GPS受信機12と、衛星通信装置13の電源を投入し、起動させる。
次に、制御部15内の加速度計から波高を算出する。
GPSより、現在位置と時刻を取得し、衛星通信を開始してGPS情報と自身の識別コードを陸上の送受信サーバー41に送信する。
陸上の送受信サーバー41から観測に関する指令を受け取る。
算出された波高が規定値以上の時は、波高情報を送受信サーバー41へ送り、観測を中止してGPS受信機12と衛星通信装置13の電源を遮断する。
波高が規定値より低いときは、方向舵3を中央位置へセットし、スパンカー4を立てる。そして、昇降装置9の電源を投入する。
ステップST2:観測処理では、次の処理がなされる。
最初に、陸上からの観測指令に従い、指定水深(例えば200m)まで昇降装置9によりセンサー8を降下させる。
音響ブイ6aによって、センサー8から超音波でもって送られてくる観測値を受信する。降下中の水深に対応する観測値が受信される。
指定された水深に達した後、昇降装置9によりにより、センサー8を巻き上げる。
音響ブイ6aにおいて受信した観測値を通信部14の無線通信により制御部15に送信する。
センサー8から取得した観測値を衛星通信によって陸上の送受信サーバー41に送信する。
ステップST3:観測後処理では、観測値を送受信サーバー41へ送信した後、海洋観測システムに関わる機器の電源を遮断する。
以上の観測処理によって海洋観測ブイ1の位置における観測データをリアルタイムで得ることができる。
「海洋観測ブイの最適漂流経路制御」
本発明による海洋観測ブイ1は、上述したように、自然エネルギーを利用した進路制御部(方向舵3、スパンカー4及び風受け板5a,5b)を備えているので、進路制御部を陸上から制御することによって、その漂流経路を最適なものに陸上から制御することが可能となる。例えば予め海域(例えば50km四方)を設定し、その海域内にとどまって漂流させるようにできる。この場合、海域内の隅々を漂流するような経路が最適となる。また、予め設定した回収海域に到達するように、海洋観測ブイ1の漂流経路を制御するようにしてもよい。さらに、所定期間の観測を行った後に、他の海域に移動するように海洋観測ブイ1の漂流経路を制御するようにしてもよい。図6を参照して最適漂流経路制御の処理について説明する。なお、図6では、海洋観測ブイ1を単にブイと表記する。
ステップST11:GPS受信機12によって現在位置情報が取得される。
ステップST12:現在位置情報が衛星通信を介して陸上の送受信サーバー41に送信される。
ステップST13:送受信サーバー41から例えばインターネット回線を介してAIサーバー51に対して海洋観測ブイ1の識別コードとその位置情報が送信される。
ステップST14:AIサーバー51内の最新の海況(海流・海洋渦)と気象(海上風の風向風速)の予測データをデータベースから取得して、機械学習を用いて識別コードに対応する海洋観測ブイ1の最適進路を算出する。
ステップST15:インターネット回線、送受信サーバー41及び衛星通信を介して対応する海洋観測ブイ1に対して最適進路情報を送信する。
ステップST16: 海洋観測ブイ1が最適進路情報を受信し、受信した最適進路を進
むように、進路制御部(航行装置)を制御する。
「複数の海洋観測ブイ(群)の最適配置制御」
この制御は、投入された複数の海洋観測ブイが特定の狭い海域に集中しないように、また逆に集中させるように、機械学習を用いた最適配置処理により各海洋観測ブイの位置を推定し、推定された位置に向かうように各海洋観測ブイを制御する。図7を参照して最適配置制御の処理について説明する。なお、図7では、海洋観測ブイ1を単にブイと表記する。
ステップST21:同時刻における複数の海洋観測ブイの現在位置が取得され、現在位置情報が衛星通信を介して陸上の送受信サーバー41に送信される。送受信サーバー41から例えばインターネット回線を介してAIサーバー51に対して複数の海洋観測ブイの識別コードとその位置情報が送信される。
ステップST22:AIサーバー51内の最新の海況(海流・海洋渦)と気象(海上風の風向風速)の予測データと、各海洋観測ブイの現在位置及び移動速度から、次回定時報告時刻までに予測される移動可能範囲を算出する。
ステップST23:各海洋観測ブイの移動可能範囲をもとに、指定された配置条件(密集度、配置海域など)を満足する最適な位置を、機械学習による最適配置処理を用いて算出する。
ステップST24:算出された最適位置情報を各海洋観測ブイへ送る。
ステップST25:各海洋観測ブイは、最適位置情報で示される位置に移動するのに必要な移動情報を予測し、予測移動情報に従い、進路制御部(航行装置)を制御する。
上述した海洋観測ブイの最適漂流経路制御、並びに複数の海洋観測ブイ(群)の最適配置制御に限らず、他の制御が可能である。本発明による海洋観測ブイは、無人且つ無動力のために安価な構成とできる。したがって、広範な海域に多数の海洋観測ブイを漂流させることができる。また、日本近海の黒潮の流れに沿って海洋観測ブイを漂流させることができる。
<2.変形例>
以上、本発明の実施の形態について具体的に説明したが、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。例えば、上述の実施形態において挙げた構成、方法、工程、形状、材料および数値などはあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる構成、方法、工程、形状、材料および数値などを用いてもよい。
1・・・海洋観測ブイ、2・・・浮体、3・・・方向舵、4・・・スパンカー、
5a,5b・・・風受け板、6a,6b・・・音響ブイ、8・・・センサー、
11・・・制御ユニット、12・・・GPS受信機、13・・・衛星通信装置、
14・・・通信部、15・・・制御部、41・・・送受信サーバー、
51・・・AIサーバー

Claims (1)

  1. 海流によって漂流するボード状の浮体と、
    前記浮体に設けられた制御ユニット及び電源と、
    前記浮体に設けられ、前記浮体の航行方向を変更する舵と、
    前記浮体に設けられ、前記浮体を風と並行に移動させるためのスパンカーと、
    前記浮体に設けられ、前記浮体を風下方向へ移動させるための風受け部と、
    前記浮体に設けられた測位装置と、
    前記測位装置により得られた位置データと識別データを衛星通信によって陸上側に送信し、前記陸上側において、前記位置データ、気象予報データ及び海況予測データに基づいて求められた、複数の海洋観測ブイを最適配置するための設定位置へ航行するための進路制御データを前記衛星通信によって受信する衛星通信部と、
    前記進路制御データによって、前記舵、前記スパンカー及び前記風受け部を制御する制御部と、
    水深及び水温を測定し、超音波により前記水深及び水温の測定データを送信可能なセンサーを昇降装置によって昇降させ、前記測定データを前記衛星通信部によって陸上側に送信する測定部とを備え、
    前記測定部は、前記浮体に取り付けられた他の浮体内に超音波受信器と、通信部と、電源を有し、
    前記超音波受信器によって前記センサーからの測定データを受信し、
    受信した測定データを前記通信部によって前記測定部に送信するようにした海洋観測ブイ。
JP2018183154A 2018-09-28 2018-09-28 海洋観測ブイ Active JP6694485B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018183154A JP6694485B2 (ja) 2018-09-28 2018-09-28 海洋観測ブイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018183154A JP6694485B2 (ja) 2018-09-28 2018-09-28 海洋観測ブイ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020050229A JP2020050229A (ja) 2020-04-02
JP6694485B2 true JP6694485B2 (ja) 2020-05-13

Family

ID=69995614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018183154A Active JP6694485B2 (ja) 2018-09-28 2018-09-28 海洋観測ブイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6694485B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111874158B (zh) * 2020-07-23 2024-07-19 中国海洋大学 一种智能实时通讯潜标及通讯方法
CN111983687A (zh) * 2020-09-14 2020-11-24 中国人民解放军海军工程大学 一种可组网的悬浮式海洋环境声学特性测量装置及其方法
CN112249232A (zh) * 2020-10-23 2021-01-22 冯会芹 一种深远海养殖海洋水质自动监测浮标
CN113386913A (zh) * 2021-07-08 2021-09-14 刘泽强 一种用于海上恶劣天气的海洋数据移动观测平台保护装置
CN113945891B (zh) * 2021-10-08 2024-08-13 厦门大学 一种水下智能装备定位系统及方法
CN113844591B (zh) * 2021-10-14 2024-05-24 山东交通学院 一种用于监测海水水质的浮标
KR102437460B1 (ko) * 2022-03-14 2022-08-30 국방과학연구소 소노부이 배치 정보를 제공하는 전자 장치 및 방법
CN115144883B (zh) * 2022-08-05 2024-08-16 福建吉星智能科技股份有限公司 航标位置漂移的辅助确认方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4521200A (en) * 1982-10-14 1985-06-04 Ubaldo Fatello Surfboard type boat convertible into sailboat or buoy
US5231609A (en) * 1992-09-28 1993-07-27 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Multiplatform sonar system and method for underwater surveillance
JP3488365B2 (ja) * 1997-07-07 2004-01-19 ジヤトコ株式会社 海洋移動体および海洋移動体管理システム
JP3854984B1 (ja) * 2006-03-24 2006-12-06 道南漁業資材株式会社 ブイおよびこのブイを用いた海洋環境モニタシステム
JP2008110656A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Kenwood Corp 水中撮影ブイ
JP2010122081A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Nec Corp 水測能力予測システム、水測能力予測方法、水測能力予測プログラム及び水測機器搭載移動体
US20160147223A1 (en) * 2012-03-27 2016-05-26 Thomas Edwards System and Method for Control of Autonomous Marine Vessels
IL228660B (en) * 2013-10-01 2020-08-31 Elta Systems Ltd Underwater system and method therefor
CN103538701B (zh) * 2013-11-05 2016-06-29 中国人民解放军海军航空工程学院青岛校区 一种自带发电装置的被动声纳浮标
JP5793769B1 (ja) * 2014-09-22 2015-10-14 防衛省技術研究本部長 水中情報計測装置
JP6819068B2 (ja) * 2016-03-31 2021-01-27 日本電気株式会社 アクティブソーナー制御装置と送信制御方法とプログラム
CN106218815A (zh) * 2016-07-28 2016-12-14 江苏科技大学 一种具有自动避让功能的海洋浮标

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020050229A (ja) 2020-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6694485B2 (ja) 海洋観測ブイ
US10589829B2 (en) Gliding robotic fish navigation and propulsion
US20230348033A1 (en) Unmanned sailing vehicle control system
CA2873874C (en) Satellite and acoustic tracking device
US20160359570A1 (en) Measurement system for seas, rivers and other large water bodies
CN203593143U (zh) 一种风光互补型无人海洋监测艇
CN103940411B (zh) 一种便携式无缆定点剖面仪
CN1631620A (zh) 巡逻机器鱼
Subbaraya et al. Circling the seas: Design of Lagrangian drifters for ocean monitoring
CN101854390A (zh) 移动式水下观测网络模拟平台
US20220390948A1 (en) Autonomous Transportation Of Cargo
JP2019043289A (ja) 航走制御装置及び航走制御方法
Senga et al. Development of a new spilled oil tracking autonomous buoy
US12057000B2 (en) System for dangerous current identification, characterization, alerting and for distressed swimmer location and assistance
RU2485447C1 (ru) Двухсредный исследовательский и навигационный комплекс с системой обеспечения точной навигационной привязки для подводных подвижных технических объектов
JP2019189059A (ja) 洋上移動体の姿勢制御システム並びに該姿勢制御システムを有するブイ
JPH05193554A (ja) 自己位置情報送信浮標
KR20170030212A (ko) 부력과 발전력을 이용한 해저수심 측량장치
WO2022239145A1 (ja) 定点観測装置、定点観測システム
Leo et al. Unmanned Autonomous Surface Vehicle for the Shallow Water Bathymetry Applications
Pujari et al. Real-Time Ocean Prediction via a Grid of Autonomous Self-powered Swarm of Ocean Sensors
Subbaraya et al. g the Seas
Anderson et al. Development and implementation of a marine robotics algorithm validation testbed
Pujari et al. of Autonomous Self-powered Swarm

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190227

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190711

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20191009

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191015

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200331

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200414

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200417

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6694485

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250