JP6694273B2 - クッションクリップ - Google Patents

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Description

本発明は、固定部材又は該固定部材に対して開閉動作する開閉部材の少なくとも一方に取付けられて、開閉部材が衝突するときの衝撃を抑制するクッションクリップに関する。
例えば、自動車の車体には、ドア等の開閉部材が車体パネル等の固定部材に開閉可能に取付られている。しかし、開閉部材を閉じるときには、比較的大きな衝撃力が作用するので、衝撃音が問題となったり、開閉部材や固定部材が損傷したりするおそれがある。そのため、一般的には、固定部材と開閉部材との間には、衝撃を抑制するための、緩衝用の部品が取付けられている。
例えば、下記特許文献1には、スライドドアに係止部を介して取付られる略円錐台形状の基部と、該基部の上端中央に突設され、車両側に当接する当接部とを備え、基部が所定硬度の弾性体で形成され、当接部が基部よりも低高度の弾性体で形成された、クッション部材が記載されている。なお、基部と当接部とは、EPDMなどの合成ゴムで一体成形されている。
また、下記特許文献2には、クッション体と取付孔に結合される係止脚とを備え、クッション体は、開閉体による衝撃力の作用方向に関して二つのクッション部に分割され、両クッション部が互いに異なる硬度とされたクッションクリップが記載されている。係止脚は、基部及び一対の係止爪からなる。一方のクッション部は略台形状をなし、その内周に係止脚の基部が配置され、クッション部及び係止脚とが二色成形されることで、基部とクッション部とが一体的に接合される。他方のクッション部は、一方のクッション部よりも硬度が小さく且つ小型の略台形状をなし、その下端から連結脚が延設されている。この連結脚を、一方のクッション部の挿通孔を通して、係止脚の基部の係止孔に係合させることで、一方のクッション部の上方凹部に他方のクッション部が載置された状態で、両クッションが連結される。そして、開閉体からの衝撃力受け止め時には、まず、他方のクッション部が変形した後、一方のクッション部が変形する。なお、他方のクッション部の変形に基づく初期荷重は低く、一方のクッション部の変形に基づく荷重が高くなっている。
特開2006−57283号公報 特開2006−97326号公報
ところで、クッションクリップが適用される車種によっては、開閉部材の重量が異なるので、クッションクリップによって受け止め可能な荷重を、調整したい場合がある。
しかしながら、上記特許文献1のクッション部材では、基部と当接部とが一体成形されているので、荷重調整をするためには、クッション部材そのものを交換する必要があり、汎用性に劣る。
また、上記特許文献2のクッションクリップにおいては、受け止め荷重が高い一方のクッション部は、係止脚と一体的に接合されているので、一方のクッション部を交換することは容易ではない。そこで、受け止め荷重の低い他方のクッション部を交換することが考えられるが、他方のクッション部を交換することでは、荷重調整がしにくいという不都合があった。
したがって、本発明の目的は、汎用性に富み、開閉部材を閉じるときの受け止め可能な荷重を調整しやすい、クッションクリップを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のクッションクリップは、固定部材及び該固定部材に開閉可能に取付けられた開閉部材の、少なくとも一方に設けられた取付孔に取付けられ、前記開閉部材が衝突するときの衝撃を抑制するものであって、基部、及び、該基部に連結され、前記取付孔に挿入されて係止する係止脚を有するクリップと、前記固定部材又は前記開閉部材の荷重を受け止める受け面を有し、該受け面が、前記クリップの前記係止脚とは反対向きになるように前記基部に連結される、弾性材料からなる内側クッション体と、前記クリップ及び前記内側クッション体に対して別体に形成されると共に、前記内側クッション体の外周を囲むように、かつ、その先端面が前記内側クッション体の受け面よりも突出しないように取付けられ、前記内側クッション体よりも硬い弾性材料からなる外側クッション体とを有し、前記内側クッション体の外周と前記外側クッション体の内周との間に隙間が設けられ、前記受け面が前記固定部材又は前記開閉部材から所定の荷重を受けた状態で、前記内側クッション体が押圧変形して、前記外側クッション体の内周に当接可能とされていることを特徴とする。
本発明のクッションクリップにおいては、前記内側クッション体は、前記クリップに対して別体に形成されると共に、前記クリップの基部又は前記内側クッション体の一方には、前記固定部材又は前記開閉部材による、前記内側クッション体への押圧方向に対して交差する方向に、開口を設けた溝部が形成されており、前記クリップの基部又は前記内側クッション体の他方には、前記押圧方向に交差する方向から前記開口を通して前記溝部に挿入され、前記クリップに対して前記内側クッション体を前記押圧方向と反対側に抜け止めする挿入部が形成されており、前記外側クッション体は、前記開口の外側を囲むように配置されることが好ましい。
本発明のクッションクリップにおいては、前記溝部又は前記挿入部の一方には、前記溝部への前記挿入部の挿入方向に延びる筋状溝部が形成されており、前記溝部又は前記挿入部の他方には、前記筋状溝部に挿入可能とされる突条部が形成されることが好ましい。
本発明のクッションクリップにおいては、前記外側クッション体が前記クリップに連結されており、前記内側クッション体が、前記外側クッション体に対して、前記押圧方向において当接しないように前記クリップに連結されていることが好ましい。
本発明のクッションクリップにおいては、外側クッション体が、クリップ及び内側クッション体に対して別体で形成されているので、外側クッション体の弾性率等を、荷重が大きい場合や小さい場合に合わせて適宜変更することで、荷重の調整を容易に行うことができる。また、荷重調整の際には、外側クッション体のみの弾性率等を変更して、クリップや内側クッション体はそのまま転用して利用できるので、汎用性を向上することができる。
本発明のクッションクリップの一実施形態を示す分解斜視図である。 同クッションクリップを示しており、(a)は正面図、(b)は斜視図である。 同クッションクリップを取付孔に取付けた状態の断面図である。 図3に対して直交した場合における、クッションクリップを取付孔に取付けた状態の断面図である。 開閉部材を閉じるときのクッションクリップの状態を示しており、(a)は内側クッション体の受け面に開閉部材が当接した状態を示す断面図、(b)は内側クッション体が外側クッション体に当接した状態を示す断面図、(c)は内側クッション体により外側クッション体が押し広げられた状態を示す断面図である。 実施例1〜3における、変位−反力曲線を示す図表である。 比較例1〜3における、変位−反力曲線を示す図表である。
以下、図面を参照して、本発明に係るクッションクリップの一実施形態について説明する。
図1〜3に示すように、このクッションクリップ10は、固定部材1及び該固定部材1に開閉可能に取付けられた開閉部材5の、少なくとも一方に設けられた取付孔3に取付けられ、開閉部材5が衝突するときの衝撃を抑制するものであって、クリップ20と、弾性材料からなる内側クッション体40と、該内側クッション体40よりも硬い弾性材料からなる外側クッション体50とを有している。
固定部材1としては、例えば、車体パネルや車体フレーム、グローブボックスのボックス等が挙げられ、開閉部材5としては、例えば、車両のドア(スライドドア、ハッチバックドア等も含む)や、グローブボックスのリッド、ボンネット等を挙げることができる。この実施形態におけるクッションクリップ10は、固定部材1に形成された取付孔3に取付けられるようになっているが、開閉部材5に取付孔3を形成して、開閉部材5側に取付けるようにしてもよく、固定部材1及び開閉部材5の両方に、取付け位置を変えて取付けるようにしてもよい。
図1、図3及び図4に示すように、この実施形態におけるクリップ20は、基部21と、この基部21に連結され、取付孔3に挿入されて係止する係止脚30とを有している。前記基部21は、両端が丸みを帯びた長板状の底板22と、該底板22と同様の外周形状をなし、同底板22に対して平行に配置された天井板23と、これらを連結する周壁24とを有しており、内部に溝部25が形成されると共に、周方向所定位置に開口26を設けた長枠状をなしている。すなわち、図3に示すように、前記開口26は、固定部材1又は開閉部材5による、内側クッション体40への押圧方向F1(以下、単に「押圧方向F1」ともいう)に対して交差する方向に形成されている。なお、図1に示すように、前記押圧方向F1に交差する方向から、内側クッション体40の後述する挿入部46が、溝部25の開口26に挿入されるようになっている。
また、図1に示すように、基部21の天井板23には、外方が拡開し基部内方に向けて縮径したテーパ状溝及び丸孔からなる鍵溝状をなすと共に、溝部25に連通したスロット23aが形成されている。
更に図4に示すように、溝部25の内側、すなわち、天井板23の内面であって、スロット23aの両側周縁部には、溝部25に対する挿入部46の挿入方向に沿って突条に延びる、一対の第1突条部27,27が突設されている。同じく溝部25の内側、すなわち、底板22の内面であって、前記一対の第1突条部27,27よりも外側には、第1突条部27,27に対して平行となるように突条に延びる、一対の第2突条部28,28が突設されている。図4に示すように、一対の第1突条部27,27は、内側クッション体40の後述する一対の第1筋状溝部47,47に挿入可能とされ、一対の第2突条部28,28は、同じく内側クッション体40の後述する一対の第2筋状溝部48,48に挿入可能とされている。
なお、上記実施形態では、天井板及び底板の溝部内面に、押圧方向F1に沿って突条部を設けたが、天井板及び底板のどちら一方の内面のみに突条部を設けてもよい。また、上記実施形態では、天井板及び底板の溝部内面の幅方向両側に突条部を設けたが、幅方向のどちらか一側に突条部を設けてもよい。また、突条部の数は特に限定されず、更に、内側クッション体側に突条部を設け、クリップの溝部内面に筋状溝部を設けてもよい。更に図4の符号Hで示す位置、すなわち、基部を構成する周壁の溝部内面に、突条部又は筋状溝部を設けてもよい。この場合、内側クッション体の挿入部の外側面に、筋状溝部又は突条部が設けられることとなる。
一方、この実施形態における係止脚30は、基部21の底板22の下面から延出された筒部31を有している。筒部31は、一対の平行な平面と該平面の両側を連結する曲面とで構成され、該筒部31の一対の平行な平面に、コ字状のスリット31aを介して、撓み可能な弾性係止片33,33が形成されている。前記筒部31が取付孔3に挿入され、前記一対の弾性係止片33,33が取付孔3の裏側周縁に係合することで、取付孔3にクリップ20が固定される(図3参照)。
また、前記筒部31の上記平面のコ字状のスリット31aよりも基部側に、一対の係止突部35,35が形成されている。
なお、係止脚30としては、上記形態以外にも、例えば、基部21から延出した柱状のステム部と、該ステム部の先端から碇足状に延出した一対の係止片とを備えるもの、などであってもよく、取付孔3に係止可能であれば特に限定はない。
次に、内側クッション体40について説明する。
この実施形態の内側クッション体40は、その先端面に、固定部材1又は開閉部材5の荷重を受け止める受け面43を有する、受け部41を有している。この受け部41は、一対の平行な平面と、該平面の両側を連結する曲面とで外周面が構成された柱状をなしており、クリップ20の基部21の底板22や天井板23に整合する形状となっている。また、受け部41の受け面43には、複数の突部43aが形成されており、固定部材1又は開閉部材5の荷重を受け止める際には、まず、これらの突部43aが、固定部材1や開閉部材5に当接するようになっている。なお、本発明における「受け面」は、上記複数の突部43aを含む意味である。
一方、受け部41の受け面43とは反対側の基端面からは、前記クリップ20の基部21のスロット23aに差し込まれる首部45が突設されている。この首部45を介して、受け部41の基端面に対して所定間隔をあけて、板状をなした挿入部46が連結されている。この挿入部46が、クリップ20の基部21の、開口26を通して溝部25に挿入されて、クリップ20に対して内側クッション体40を前記押圧方向F1(図3参照)と反対側に抜け止めする部分となっている。すなわち、クリップ20に対して内側クッション体40が押圧方向F1と反対側に引っ張られると、挿入部46が溝部25内側の天井板23の内面に係止するので、内側クッション体40が抜け止めされる。また、図3に示すように、この挿入部46は、溝部25の開口26側に向けて長く延びるように偏って設けられており、天井板23との係止面を増大させて、内側クッション体40の抜け止め効果を高めている。
なお、この実施形態の挿入部46の形状は、クリップ20の溝部25の内周形状に対応して、薄肉板状のフランジ形状をなしているが、この態様に限定されるものではなく、溝部に挿入可能で且つ抜け止めされる形状であればよい。
更に、前記受け面43の中央からは、首部45まで至る深さで、円形状の凹部44が形成されている。この凹部44は、受け部41の柔軟性を高めると共に、押圧されたときに外周に広がりやすくしている。なお、複数の突部43aは、固定部材1や開閉部材5に当接したときに、貼り付きにくくさせる役割をなしている。
また、図4に示すように、前記挿入部46の、受け部41側の面であって、前記首部45の両側部には、溝部25への挿入部46の挿入方向に沿って延びる一対の第1筋状溝部47,47が形成されている。更に、図1及び図4に示すように、前記挿入部46の、受け部41とは反対側の面(係止脚30との連結面側)であって、前記一対の第1筋状溝部47,47よりも外側で、かつ、第1筋状溝部47,47に対して平行となるように延びる、一対の第2筋状溝部48,48が形成されている。そして、一対の第1筋状溝部47,47には、クリップ20の前記一対の第1突条部27,27が挿入可能とされ、一対の第2筋状溝部48,48には、クリップ20の前記一対の第2突条部28,28が挿入可能とされている(図4参照)。
なお、この実施形態では、挿入部の上下両面に筋状溝部を設けたが、どちら一方にのみ筋状溝部を設けてもよく、また、挿入部の幅方向両側に筋状溝部を設けたが、どちらか一側に筋状溝部を設けてもよい。また、筋状溝部の数は特に限定されず、前述したように、内側クッション体側に突条部を設け、クリップの溝部内面に筋状溝部を設けてもよい。更に図4の符号Hで示す位置、すなわち、内側クッション体の挿入部の外側面に、突条部又は筋状溝部を設けてもよい。この場合、クリップの基部を構成する周壁の溝部内面に、筋状溝部又は突条部が設けられることとなる。
また、上記内側クッション体40は、固定部材1に対して開閉部材5を閉じて、開閉部材5が押圧方向F1に向けて押圧されると、内側クッション体40の受け面43の複数の突部43aに当接して、受け面43が開閉部材5からの荷重を受け止めると共に、その押圧方向F1からの荷重によって、径方向外方に向けて拡径して(拡径方向F2という)、外側クッション体50の内周を押圧する。
更にこの実施形態においては、外側クッション体50がクリップ20に連結されており、内側クッション体40が、外側クッション体50に対して、押圧方向F1において当接しないようにクリップ20に連結されている。すなわち、図3及び図4に示すように、この実施形態においては、内側クッション体40の挿入部46が、クリップ20の溝部25に挿入されて抜け止め状態で連結されているが、内側クッション体40は、外側クッション体50に対して、押圧方向F1において当接したり係合したりしない構造となっている。
なお、この実施形態においては、クリップ20に対して内側クッション体40が別体で形成されているが、例えば、クリップ20に対して内側クッション体40をインサート成形するなどして、クリップ20と内側クッション体40とを一体形成してもよい。
上記内側クッション体40は、相手部材からの衝撃を吸収可能な弾性材料で形成されており、例えば、オレフィン系エラストマー(TPO)や、ポリエステル系エラストマー(TPEE)等の弾性エラストマー、エチレンプロピレンゴム(EPM,EPDM)、ブタジエンゴム、ウレタン系ゴム、シリコーン系ゴム、フッ素系ゴム、アクリル系ゴム等のゴム材料などを好ましく用いることができる。その中でも、JIS K 6253に規定される、デュロメータタイプA(ショアA)で計測した硬度が、40〜60度のものを好適に用いることができる。
次に、外側クッション体50について説明する。
この外側クッション体50は、前記クリップ20及び内側クッション体40に対して別体に形成され、かつ、内側クッション体40よりも硬い弾性樹脂材料からなるものであって、この実施形態の場合、前記内側クッション体40の受け部41の外周を囲むように、同受け部41の形状に適合した筒状、すなわち、長手方向両端が丸みを帯びた細長筒状をなした外周壁部51を有している。
また、外周壁部51の内周は、その先端面53側から基端面54側に向けて次第に縮径するように傾斜した逆テーパ状をなしている。なお、外周壁部51の基端面54は、固定部材1の表面に当接する部分となっている(図3及び図4参照)。
更に、外周壁部51の内周は、内側クッション体40の受部41外周に所定の隙間60を介して適合するように、一対の平行な平面と、該平面の両側を連結する曲面とで構成されている。外周壁部51の内周の上記曲面の基端側には、薄肉円弧状をなした一対の当接リブ55,55が突設され(図1及び図4参照)、上記平面の基端側であって、上記一対の当接リブ55,55の間には、一対の係止リブ57,57が突設されている(図1及び図3参照)。
図3に示すように、一対の係止リブ57,57が、クリップ20の一対の係止突部35,35に係止することで、クリップ20に対して外側クッション体50が取付けられて、クリップ20と外側クッション体50が連結されるようになっている。そして、この状態で、図2〜4に示すように、外側クッション体50の先端面53が、内側クッション体40の受け面43よりも突出しないようにされている。また、この取付状態においては、外側クッション体50の外周壁部51によって、クリップ20の溝部25の開口26の外側が囲まれるようになっている。
なお、この実施形態の外側クッション体50は、クリップ20に取付けられるようになっているが、例えば、内側クッション体の外周に係止凹部を設け、外側クッション体の内周に、係止凹部に係止する係止凸部を設ける構造などとして、外側クッション体を内側クッション体に取付けるようにしてもよく、特に限定はされない。ただし、外周壁部51の基端面54は、固定部材1の表面に当接するようにすることが必要である。
また、各当接リブ55の、先端面53側の面には、第1当接部55aが突設され、基端面54側の面には、第2当接部55bが突設されている(図1及び図4参照)。図4に示すように、第1当接部55aは、クリップ20と外側クッション体50とが連結された状態で、クリップ20の基部21の底板22の外面に当接し、一方、第2当接部55bは、例えば、固定部材1の肉厚が厚い場合等に、取付孔3の表側に当接して(図4の想像線参照)、板厚変動や係止脚の寸法バラツキ等を吸収可能となっている。
そして、このクッションクリップ10においては、図2(b)、図3、及び図4に示すように、外側クッション体がクリップ又は内側クッション体に取付けられた状態で(ここではクリップ20に取付けられている)、内側クッション体40の外周と、外側クッション体50の内周との間に隙間60が設けられている。図3及び図4に示すように、この実施形態の隙間60は、外側クッション体50の先端面53において、もっとも大きくなるように設定されており、その大きさSは、0.1〜0.3mmであることが好ましい。
更にこのクッションクリップ10においては、図5(a)〜(c)に示すように、内側クッション体40の受け面43が、固定部材1又は開閉部材5から所定の荷重を受けた状態で、内側クッション体40が押圧変形して、外側クッション体50の内周に当接可能とされている。
すなわち、図5(a)に示すように、固定部材1に対して開閉部材5を閉じて、押圧方向F1に向けて開閉部材5が押圧されると、同開閉部材5が内側クッション体40の受け面43の複数の突部43aに当接して、受け面43が開閉部材5からの荷重を受け止める。それによって、内側クッション体40が軸方向に押圧されると共に、図5(b)に示すように、内側クッション体40が径方向外方に向けて(拡径方向F2)広がるように押圧変形して、内側クッション体40の外周と外側クッション体50の内周との隙間60を埋めて、外側クッション体50の内周面に当接する。その結果、図5(c)に示すように、内側クッション体40の拡径方向F2の押圧力によって、外側クッション体50を内径側から押し広げて、その外周壁部51を膨張させて、内側クッション体40からの荷重が外側クッション体50へと伝達されることとなる。
図6及び図7には、内側クッション体の変位量と、内側クッション体及び外側クッション体から受ける反力(弾性復帰力)との関係を示す図表が示されている。これらの図6及び図7に示すように、内側クッション体が所定距離だけ変位したとき(この実施形態では概ね2mm)、外側クッション体へ荷重が伝達されるので、変位−反力曲線の傾きが変化する。すなわち、内側クッション体が所定距離だけ変位した箇所を、変曲点として、変位−反力曲線の特性が切り替わって、反力が急上昇するようになっている。
また、この実施形態においては、前述したように、外側クッション体50がクリップ20に取付けられた状態で、前記外周壁部51によって、クリップ20の溝部25の開口26の外側を囲むように配置され、内側クッション体40が脱落しないようになっている。
上記外側クッション体50は、内側クッション体40よりも硬い弾性材料で形成されており、例えば、オレフィン系エラストマー(TPO)や、ポリエステル系エラストマー(TPEE)等の弾性エラストマー、エチレンプロピレンゴム(EPM,EPDM)、ブタジエンゴム、ウレタン系ゴム、シリコーン系ゴム、フッ素系ゴム、アクリル系ゴム等のゴム材料などを好ましく用いることができる。その中でも、JIS K 6253に規定される、デュロメータタイプA(ショアA)で計測した硬度が、前記内側クッション体40よりも硬い、60〜80度のものを好適に用いることができる。
次に上記構成からなるクッションクリップ10の使用方法について説明する。
まず、図1に示すように、クリップ20の溝部25の内側の、第1突条部27,27及び第2突条部28,28に、内側クッション体40の挿入部46の、第1筋状溝部47,47及び第2筋状溝部48,48をそれぞれ整合させて、前記押圧方向F1に交差する方向から、内側クッション体40の挿入部46を、クリップ20の基部21の開口26を通して溝部25に挿入していく。
すると、第1突条部27,27及び第2突条部28,28が、第1筋状溝部47,47及び第2筋状溝部48,48にガイドされつつ、溝部25内に挿入部46が挿入されていくと共に、クリップ20のスロット23aに、内側クッション体40の首部45が挿入されていく。そして、挿入部46が溝部25の奥側壁部に当接するまで挿入することで、同挿入部46が、溝部25の内側の天井板23の内面に係止するので、クリップ20に対して内側クッション体40を、押圧方向F1と反対側に抜け止めした状態で、保持することができる。
その後、端面側から見て、外側クッション体50の長手方向に係止脚30の長手方向を整合させて、同係止脚30の先端側を、外側クッション体50の先端面53側の開口から挿入していき、外側クッション体50の一対の係止リブ57,57を、クリップ20の一対の係止突部35,35に係止させることで、クリップ20に外側クッション体50を取付けることができる。
このとき、この実施形態においては、上述したように、押圧方向F1に交差する方向から開口26を通して、内側クッション体40の挿入部46をクリップ20の溝部25に挿入することで(図1参照)、クリップ20に対して内側クッション体40を、押圧方向F1と反対側に抜け止めすることができると共に、溝部25の開口26の外側が外側クッション体50で囲まれるので(図3参照)、クリップ20に対して内側クッション体40を、押圧方向F1に交差する方向にも抜け止めすることができる。
また、この実施形態においては、内側クッション体40の挿入部46に、溝部25への挿入部46の挿入方向に延びる第1筋状溝部47及び第2筋状溝部48が形成され、クリップ20の溝部2に、第1筋状溝部47及び第2筋状溝部48に挿入可能とされる、第1突条部27及び第2突条部28が形成されているので、これらの筋状溝部と突条部とによって、溝部25に挿入部46を挿入するときのガイドとして作用すると共に、クリップ20に対して内側クッション体40が、押圧方向F1と反対側に引っ張られたときに、各筋状溝部47,48に対して各突条部27,28が食い込むように係合して、クリップ20に対して内側クッション体40をよりしっかりと抜け止めすることができる。
次いで、固定部材1の取付孔3の表側から、クリップ20の係止脚30を先端側から挿入していく。すると、取付孔3の内周に、一対の弾性係止片33,33が押圧されて撓んでいき、取付孔3の裏側から弾性係止片33の最も外方に突出した頂部が抜け出ると、一対の弾性係止片33,33が弾性復帰して取付孔3の裏側周縁に係合すると共に、外側クッション体50の基端面54が固定部材1の表面に当接して、取付孔3にクッションクリップ10を固定することができる。
上記のように、取付孔3にクッションクリップ10を固定した状態で、固定部材1に対して開閉部材5を閉じて、押圧方向F1に向けて開閉部材5が押圧されると、開閉部材5が内側クッション体40の受け面43の複数の突部43aに当接して、受け面43が開閉部材5からの荷重を受け止める(図5(a)参照)。それと共に、内側クッション体40が軸方向に押圧されて、図5(b)に示すように、内側クッション体40が拡径方向F2に広がるように押圧変形して、内側クッション体40の外周と外側クッション体50の内周との隙間60を埋めて、外側クッション体50の内周面に当接する。その結果、図5(c)に示すように、外側クッション体50を内径側から押し広げて、内側クッション体40からの荷重が外側クッション体50へと伝達されることとなり、内側クッション体40及び外側クッション体50の2部材によって、固定部材1又は開閉部材5からの荷重を吸収することができる。
そして、このクッションクリップ10においては、外側クッション体50が、クリップ20及び内側クッション体40に対して別体で形成されているので、外側クッション体50の弾性率や形状等を、荷重が大きい場合や小さい場合に合わせて適宜変更することで、荷重の調整を容易に行うことができる。また、そのような荷重調整の際には、外側クッション体50の弾性率や形状等のみを変更して、クリップ20や内側クッション体40はそのまま転用して利用できるので、汎用性を向上することができる。更に内側クッション体40の弾性率や形状等を変更することで、荷重の調整をより容易に行うことができる。
また、この実施形態においては、図3及び図4に示すように、外側クッション体50がクリップ20に連結され、内側クッション体40が、外側クッション体50に対して、押圧方向F1において当接しないようにクリップ20に連結されているので、固定部材1又は開閉部材5からの荷重を、内側クッション体40の受け面43で受け止めたとき、押圧方向F1に向いた荷重が、内側クッション体40から外側クッション体50に伝わりにくくすることができ、荷重の調整をより正確に且つ容易に行うことができる。すなわち、押圧方向F1に向いた荷重は、内側クッション体40の受け面43で受け止められて、受け部41や挿入部46を介してクリップ20の基部21側へは伝わるものの、直接的に外側クッション体50に伝達されず、外側クッション体50には、もっぱら内側クッション体40の拡径方向F2に向いた荷重が伝達されることとなるので、正確且つ容易に荷重の調整が可能となる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で、各種の変形実施形態が可能であり、そのような実施形態も本発明の範囲に含まれる。
クッションクリップについて、内側クッション体の変位量と、内側クッション体及び外側クッション体から受ける反力(弾性復帰力)との関係を測定した。
(実施例及び比較例の作製)
図1〜5に示すクッションクリップと同様の実施例1〜3及び比較例1〜3を、下記表1に示すように、内側クッション体及び外側クッション体の硬度をそれぞれ異なる硬度で製造した。内側クッション体40の材質はEPDMであり、外側クッション体50の材質はTPOである。
(表中の硬度は、JIS K 6253に規定される、デュロメータタイプA(ショアA)で計測した硬度である。)
(試験方法)
試験用の固定部材に形成した取付孔に、各実施例1〜3及び比較例1〜3を固定して、所定の加速度で開閉部材を衝突させて、内側クッション体の変位量と、内側クッション体及び外側クッション体から受ける反力(弾性復帰力)との関係を測定した。その結果を図6及び図7に示す。
図6及び図7に示すように、実施例及び比較例ともに、内側クッション体が概ね2mm変位したときに、変位−反力曲線の傾きが変わることが分かった。これは、内側クッション体から、外側クッション体に荷重が伝達されたものによると考えられる。また、図7に示すように、外側クッション体の硬度が一定で、内側クッション体の硬度を変更した比較例1〜3については、変位−反力曲線は、ほぼ似たような傾向となっているが、図6に示すように、内側クッション体の硬度が一定で、外側クッション体の硬度を変更した実施例1〜3については、変曲点を境に変位−反力曲線の傾向が大きく異なっている。このことから、固定部材又は開閉部材から受ける荷重を調整するためには、内側クッション体だけではなく、少なくとも外側クッション体を変更することが有効であることが分かった。
1 固定部材
3 取付孔
5 開閉部材
10 クッションクリップ
20 クリップ
21 基部
25 溝部
26 開口
27 第1突条部
28 第2突条部
30 係止脚
40 内側クッション体
43 受け面
46 挿入部
47 第1筋状溝部
48 第2筋状溝部
50 外側クッション体
53 先端面
60 隙間

Claims (4)

  1. 固定部材及び該固定部材に開閉可能に取付けられた開閉部材の、少なくとも一方に設けられた取付孔に取付けられ、前記開閉部材が衝突するときの衝撃を抑制するクッションクリップであって、
    基部、及び、該基部に連結され、前記取付孔に挿入されて係止する係止脚を有するクリップと、
    前記固定部材又は前記開閉部材の荷重を受け止める受け面を有し、該受け面が、前記クリップの前記係止脚とは反対向きになるように前記基部に連結される、弾性材料からなる内側クッション体と、
    前記クリップ及び前記内側クッション体に対して別体に形成されると共に、前記内側クッション体の外周を囲むように、かつ、その先端面が前記内側クッション体の受け面よりも突出しないように取付けられ、前記内側クッション体よりも硬い弾性材料からなる外側クッション体とを有し、
    前記内側クッション体の外周と前記外側クッション体の内周との間に隙間が設けられ、前記受け面が前記固定部材又は前記開閉部材から所定の荷重を受けた状態で、前記内側クッション体が押圧変形して、前記外側クッション体の内周に当接して、前記外側クッション体の内周と、前記基部の外周との間に隙間ができることを特徴とするクッションクリップ。
  2. 固定部材及び該固定部材に開閉可能に取付けられた開閉部材の、少なくとも一方に設けられた取付孔に取付けられ、前記開閉部材が衝突するときの衝撃を抑制するクッションクリップであって、
    基部、及び、該基部に連結され、前記取付孔に挿入されて係止する係止脚を有するクリップと、
    前記固定部材又は前記開閉部材の荷重を受け止める受け面を有し、該受け面が、前記クリップの前記係止脚とは反対向きになるように前記基部に連結される、弾性材料からなる内側クッション体と、
    前記クリップ及び前記内側クッション体に対して別体に形成されると共に、前記内側クッション体の外周を囲むように、かつ、その先端面が前記内側クッション体の受け面よりも突出しないように取付けられ、前記内側クッション体よりも硬い弾性材料からなる外側クッション体とを有し、
    前記内側クッション体の外周と前記外側クッション体の内周との間に隙間が設けられ、前記受け面が前記固定部材又は前記開閉部材から所定の荷重を受けた状態で、前記内側クッション体が押圧変形して、前記外側クッション体の内周に当接可能とされており、
    前記内側クッション体は、前記クリップに対して別体に形成されると共に、前記クリップの基部又は前記内側クッション体の一方には、前記固定部材又は前記開閉部材による、前記内側クッション体への押圧方向に対して交差する方向に、開口を設けた溝部が形成されており、
    前記クリップの基部又は前記内側クッション体の他方には、前記押圧方向に交差する方向から前記開口を通して前記溝部に挿入され、前記クリップに対して前記内側クッション体を前記押圧方向と反対側に抜け止めする挿入部が形成されており、
    前記外側クッション体は、前記開口の外側を囲むように配置されることを特徴とするクッションクリップ。
  3. 固定部材及び該固定部材に開閉可能に取付けられた開閉部材の、少なくとも一方に設けられた取付孔に取付けられ、前記開閉部材が衝突するときの衝撃を抑制するクッションクリップであって、
    基部、及び、該基部に連結され、前記取付孔に挿入されて係止する係止脚を有するクリップと、
    前記固定部材又は前記開閉部材の荷重を受け止める受け面を有し、該受け面が、前記クリップの前記係止脚とは反対向きになるように前記基部に連結される、弾性材料からなる内側クッション体と、
    前記クリップ及び前記内側クッション体に対して別体に形成されると共に、前記内側クッション体の外周を囲むように、かつ、その先端面が前記内側クッション体の受け面よりも突出しないように取付けられ、前記内側クッション体よりも硬い弾性材料からなる外側クッション体とを有し、
    前記内側クッション体の外周と前記外側クッション体の内周との間に隙間が設けられ、前記受け面が前記固定部材又は前記開閉部材から所定の荷重を受けた状態で、前記内側クッション体が押圧変形して、前記外側クッション体の内周に当接可能とされており、
    前記外側クッション体が前記クリップに連結されており、前記内側クッション体が、前記外側クッション体に対して、前記押圧方向において当接しないように前記クリップに連結されていることを特徴とするクッションクリップ。
  4. 前記溝部又は前記挿入部の一方には、前記溝部への前記挿入部の挿入方向に延びる筋状溝部が形成されており、
    前記溝部又は前記挿入部の他方には、前記筋状溝部に挿入可能とされる突条部が形成される請求項2記載のクッションクリップ。
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