JP6693126B2 - ユーザ認証システム、ユーザ認証方法及びプログラム - Google Patents

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本発明は、ユーザが各種システムにアクセスする際に要求される本人確認のためのユーザ認証システム、ユーザ認証方法及びプログラムに関するものである。
近年インターネットの普及は目覚ましいものがあり、あらゆる業種の企業等がウェブサイトを設け各種サービスを提供している。そのようなウェブサイトの中には、登録したユーザに対してのみサービスを提供するものも多く、登録したユーザのみが利用可能なウェブサイトにおいては、アクセスした者が登録したユーザであるか否かを確認するためのユーザ認証が行われる。
このユーザ認証は、ユーザIDとパスワードにより行われるのが一般的である。すなわち、ユーザは、上記ウェブサイトにアクセスした場合、ユーザを識別するためのユーザIDとユーザが本人であることを確認するためのパスワードを入力し、入力したユーザIDとパスワードが登録されているユーザIDとパスワードに一致する場合に、当該ウェブサイトにアクセス(ログイン)できる。
この場合、ユーザ認証における本人確認のために設定されたパスワードは、英数字等の文字で構成されることから、盗用されて不正使用される危険性が高い。このため、ユーザ認証の手段として、パスワード認証に代えて、あるいは、パスワード認証と共に生体認証の一つである声紋認証が提案されている。
例えば、特開2005−128307号公報(特許文献1)には、パスワードを構成する数字、文字等の要素の声紋データを登録者毎に記録し、パスワード形成手段が形成したランダムなパスワードの音声データと各要素の声紋データを組み合わせて形成される音声データを照合して、判定要求者が登録者であることを判定する声紋認証システムが開示されている。
また、特開2007−52496号公報(特許文献2)には、予めパスワードとユーザの声紋データを登録しておき、ユーザが入力したパスワードの発話音声を音声認識により認識して予め登録されたパスワードと一致しているかのパスワード認証を行い、このパスワード認証に成功した場合に、ユーザが入力したパスワードの発話音声の声紋データが予め登録されたユーザの声紋データと一致するか否かを判定するユーザ認証システムが開示されている。
さらに、特開2015−99470号公報(特許文献3)には、予めサーバーにユーザの声紋情報を登録しておき、サーバーの文字列生成部が一定の文字列を生成してそれをユーザが所有する情報携帯端末に送信し、情報携帯端末から、ユーザにより読み上げられた一定の文字列の音声をサーバーに送信し、サーバーの認証部が、情報携帯端末から受信した文字列の音声の声紋が、予め登録したユーザの声紋情報と一致するかによりユーザの認証を行う認証システムが開示されている。
しかしながら、特許文献1の声紋認証システムでは、ランダムなパスワード毎に各要素の声紋データを組み合わせて音声データを形成する必要があり、処理が複雑となるのみならず、各要素の声紋データが正確に組み合わされなければ判定ができないという問題がある。その上、特許文献1の声紋認証システムでは、ユーザが発した音声全体の声紋ではなく、各要素の声紋を組み合わせた声紋を照合して判定するため、判定の精度が悪くなるという問題がある。
また、特許文献2のユーザ認証システムにおいては、予め設定されたパスワード用いて、ユーザの発話音声から、音声認識と声紋認識を行うため、ユーザが発したパスワードの発話音声が録音された場合、その録音した音声を使用すればユーザの認証がなされ、不正使用される危険性がある。
さらに、特許文献3の認証システムでは、声紋認識に用いられるのは、サーバー側で生成された一定の文字列であるため、特許文献2と同様に、ユーザが発した一定の文字列の音声が録音されて不正使用される危険性がある。
特開2005−128307号公報 特開2007−52496号公報 特開2015−99470号公報
本発明が解決しようとする課題は、声紋認証によりユーザ認証を行うに際し、ユーザが容易に声紋データを入力でき、簡易な手段で精度の高い声紋認証ができるようにし、さらに、ユーザが発した声紋認証用の音声が録音されて不正使用されないようにすることである。
本発明は、所定の文字列を記憶する文字列記憶手段と、無作為な文字列を生成する文字列生成手段と、前記文字列記憶手段に記憶された所定の文字列及び前記文字列生成手段が生成する無作為な文字列を表示する文字列表示手段と、ユーザが発したユーザ音声データを入力する音声データ入力手段と、前記文字列表示手段に表示された前記所定の文字列及び前記無作為な文字列についてユーザ音声データの入力を要求する音声データ入力要求手段と、前記音声データ入力要求手段からの要求に従い、前記音声データ入力手段から入力された前記所定の文字列及び前記無作為な文字列についてのユーザ音声データを送信するユーザ音声データ送信手段とを備えた端末装置と、前記ユーザ音声データ送信手段が送信した前記所定の文字列及び前記無作為な文字列についてのユーザ音声データを受信するユーザ音声データ受信手段と、前記ユーザ音声データ受信手段が受信した前記所定の文字列及び前記無作為な文字列についてのユーザ音声データから声紋データを生成する声紋データ生成手段と、前記声紋データ生成手段が前記所定の文字列についてのユーザ音声データから生成した声紋データを登録する声紋データ登録手段と、前記声紋データ生成手段が前記無作為な文字列についてのユーザ音声データから生成した声紋データと、前記声紋データ登録手段が登録した声紋データとを照合し、その照合結果を出力する声紋データ照合手段とを備えたサーバーとを備えたユーザ認証システムを提供して、上記課題を解決するものである。
本発明は、前記サーバーは、前記ユーザ音声データ受信手段が受信した前記無作為な文字列についてのユーザ音声データから文字列を認識し、その認識した文字列と前記無作為な文字列が一致するかを判定する音声認識手段をさらに備えたユーザ認証システムを提供して、上記課題を解決するものである。
本発明は、端末装置と該端末装置に通信回線により接続されたサーバーを利用したユーザ認証方法であって、前記端末装置において、文字列記憶手段に記憶された所定の文字列を文字列表示手段に表示し、音声データ入力要求手段からの要求に従って、前記文字列表示手段に表示された前記所定の文字列についてユーザが発したユーザ音声データを音声データ入力手段から入力し、ユーザ音声データ送信手段が、前記音声データ入力手段から入力された前記所定の文字列についてのユーザ音声データを前記サーバーに送信し、前記サーバーにおいて、ユーザ音声データ受信手段が、前記ユーザ音声データ送信手段が送信した前記所定文字列についてのユーザ音声データを受信し、声紋データ生成手段が、前記ユーザ音声データ受信手段が受信した前記所定の文字列についてのユーザ音声データから声紋データを生成し、声紋データ登録手段が、声紋データ生成手段が前記所定の文字列についてのユーザ音声データから生成した声紋データを登録し、前記端末装置において、文字列生成手段が生成した無作為な文字列を文字列表示手段に表示し、前記音声データ入力要求手段からの要求に従って、前記文字列表示手段に表示された前記無作為な文字列についてユーザが発したユーザ音声データを前記音声データ入力手段から入力し、前記ユーザ音声データ送信手段が、前記音声データ入力手段から入力された前記無作為な文字列についてのユーザ音声データを前記サーバーに送信し、前記サーバーにおいて、前記ユーザ音声データ受信手段が、前記ユーザ音声データ送信手段が送信した前記無作為な文字列についてのユーザ音声データを受信し、前記声紋データ生成手段が、前記ユーザ音声データ受信手段が受信した前記無作為な文字列についてのユーザ音声データから声紋データを生成し、声紋データ照合手段が、前記声紋データ生成手段が前記無作為な文字列についてのユーザ音声データから生成した声紋データと、前記声紋データ登録手段が登録した声紋データとを照合し、その照合結果を出力するステップを備えたユーザ認証方法を提供して、上記課題を解決するものである。
本発明は、音声認識手段が、前記ユーザ音声データ受信手段が受信した前記無作為な文字列についてのユーザ音声データからから文字列を認識し、その認識した文字列と前記無作為な文字列が一致するかを判定するステップをさらに備えたユーザ認証方法を提供して、上記課題を解決するものである。
本発明は、前記ユーザ認証方法をコンピュータに実行させるプログラムを提供して、上記課題を解決するものである。
本発明のユーザ認証システムにおいては、端末装置側で、文字列記憶手段に記憶された所定の文字列を文字列表示手段に表示し、音声データ入力要求手段からの要求に従って、前記文字列表示手段に表示された前記所定の文字列についてユーザが発したユーザ音声データを音声データ入力手段から入力し、ユーザ音声データ送信手段が、前記音声データ入力手段から入力された前記所定の文字列についてのユーザ音声データを送信し、サーバー側で、ユーザ音声データ受信手段が、前記ユーザ音声データ送信手段が送信した前記所定文字列についてのユーザ音声データを受信し、声紋データ生成手段が、前記ユーザ音声データ受信手段が受信した前記所定の文字列についてのユーザ音声データから声紋データを生成し、声紋データ登録手段が、声紋データ生成手段が前記所定の文字列についてのユーザ音声データから生成した声紋データを登録し、また、前記端末装置側で、文字列生成手段が生成した無作為な文字列を文字列表示手段に表示し、前記音声データ入力要求手段からの要求に従って、前記文字列表示手段に表示された前記無作為な文字列についてユーザが発したユーザ音声データを前記音声データ入力手段から入力し、前記ユーザ音声データ送信手段が、前記音声データ入力手段から入力された前記無作為な文字列についてのユーザ音声データを送信し、前記サーバー側で、前記ユーザ音声データ受信手段が、前記ユーザ音声データ送信手段が送信した前記無作為な文字列についてのユーザ音声データを受信し、前記声紋データ生成手段が、前記ユーザ音声データ受信手段が受信した前記無作為な文字列についてのユーザ音声データから声紋データを生成し、声紋データ照合手段が、前記声紋データ生成手段が前記無作為な文字列についてのユーザ音声データから生成した声紋データと、前記声紋データ登録手段が登録した声紋データとを照合し、その照合結果を出力するため、通信回線を使用して声紋認証によりユーザ認証を行うに際し、ユーザが容易に声紋データの登録と入力ができ、簡易な手段で精度の高い声紋認証ができるという効果を奏する。
本発明のユーザ認証システムにおいては、前記サーバーは、前記ユーザ音声データ受信手段が受信した前記無作為な文字列についてのユーザ音声データから文字列を認識し、その認識した文字列と前記無作為な文字列が一致するかを判定する音声認識手段をさらに備えたているため、さらに、ユーザが発した声紋認証用の音声が録音されて不正使用されことを防止できるという効果を奏する。
本発明のユーザ認証方法においては、端末装置と該端末装置に通信回線により接続されたサーバーを利用したユーザ認証方法であって、前記端末装置において、文字列記憶手段に記憶された所定の文字列を文字列表示手段に表示し、音声データ入力要求手段からの要求に従って、前記文字列表示手段に表示された前記所定の文字列についてユーザが発したユーザ音声データを音声データ入力手段から入力し、ユーザ音声データ送信手段が、前記音声データ入力手段から入力された前記所定の文字列についてのユーザ音声データを送信し、前記サーバーにおいて、ユーザ音声データ受信手段が、前記ユーザ音声データ送信手段が送信した前記所定文字列についてのユーザ音声データを受信し、声紋データ生成手段が、前記ユーザ音声データ受信手段が受信した前記所定の文字列についてのユーザ音声データから声紋データを生成し、声紋データ登録手段が、声紋データ生成手段が前記所定の文字列についてのユーザ音声データから生成した声紋データを登録し、前記端末装置において、文字列生成手段が生成した無作為な文字列を文字列表示手段に表示し、前記音声データ入力要求手段からの要求に従って、前記文字列表示手段に表示された前記無作為な文字列についてユーザが発したユーザ音声データを前記音声データ入力手段から入力し、前記ユーザ音声データ送信手段が、前記音声データ入力手段から入力された前記無作為な文字列についてのユーザ音声データを送信し、前記サーバーにおいて、前記ユーザ音声データ受信手段が、前記ユーザ音声データ送信手段が送信した前記無作為な文字列についてのユーザ音声データを受信し、前記声紋データ生成手段が、前記ユーザ音声データ受信手段が受信した前記無作為な文字列についてのユーザ音声データから声紋データを生成し、声紋データ照合手段が、前記声紋データ生成手段が前記無作為な文字列についてのユーザ音声データから生成した声紋データと、前記声紋データ登録手段が登録した声紋データとを照合し、その照合結果を出力するステップを備えているため、通信回線を使用して声紋認証によりユーザ認証を行うに際し、ユーザが容易に声紋データの登録と入力ができ、簡易な手段で精度の高い声紋認証ができるという効果を奏する。
本発明のユーザ認証方法においては、音声認識手段が、前記ユーザ音声データ受信手段が受信した前記無作為な文字列についてのユーザ音声データからから文字列を認識し、その認識した文字列と前記無作為な文字列が一致するかを判定するステップをさらに備えているため、さらに、ユーザが発した声紋認証用の音声が録音されて不正使用されことを防止できるという効果を奏する。
本発明のプログラムにおいては、前記ユーザ認証方法が奏する効果と同じ効果を奏する。
本発明のユーザ認証システムの第1実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明のユーザ認証システムの第2実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明のユーザ認証システムの第3実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明のユーザ認証システムの第4実施の形態の構成を示すブロック図である。 ユーザ認証システム1の動作を示したフローチャートである。 ユーザ認証システム1による認証処理において、音声データ入力要求部3がユーザに音声入力を要求したときの表示部6の表示画面の例を示す説明図である。 ユーザ認証システム1による認証処理において、音声データ入力部2が音声データを入力しているときの表示部6の表示画面の例を示す説明図である。 ユーザ認証システム1による認証処理において、音声認識部7による音声認識から声紋データ照合部9による照合結果の出力までにおける表示部6の表示画面の例を示す説明図である。 外部システム100のログイン部101でログイン処理が行われた後の表示部6の画面110の例を示した説明図である。 ユーザ認証システム20による声紋データの登録処理を示したフローチャートである。 ユーザ認証システム20よる声紋データの登録処理において、音声データ入力要求部23がユーザに音声入力を要求したときの表示部26の表示画面の例を示した説明図である。 ユーザ認証システム20よる声紋データの登録処理において、音声データ入力部22が音声データを入力しているときの表示部26の表示画面の例を示した説明図である。 ユーザ認証システム20よる声紋データの登録処理において、声紋データ生成部28による声紋データの生成から声紋データ登録部31による声紋データの登録までにおける表示部26の表示画面の例を示した説明図である。 ユーザ認証システム20よる声紋データの登録処理において、声紋データ登録部31による声紋データの登録が終了したときの表示部26の表示画面の例を示した説明図である。 ユーザ認証システム40の動作を示したフローチャートである。 ユーザ認証システム70による声紋データの登録処理を示したフローチャートである。
[ユーザ認証システムの構成]
まず、本発明のユーザ認証システムの構成について説明する。
図1は、本発明のユーザ認証システムの第1実施の形態の構成を示すブロック図、図2は、本発明のユーザ認証システムの第2実施の形態の構成を示すブロック図、図3は、本発明のユーザ認証システムの第3実施の形態の構成を示すブロック図、図4は、本発明のユーザ認証システムの第4実施の形態の構成を示すブロック図である。
図1において、1はユーザ認証システム、2は音声データ入力部、3は音声データ入力要求部、4は音声データ保存部、5は文字列生成部、6は本発明の文字列表示手段となる表示部、7は音声認識部、8は声紋データ生成部、9は声紋データ照合部、10は本発明の声紋データ記憶手段となる声紋データベース(DB)である。
図2において、20はユーザ認証システム、21は文字列記憶部、22は音声データ入力部、23は音声データ入力要求部、24は音声データ保存部、25は文字列生成部、26は本発明の文字列表示手段となる表示部、27は音声認識部、28は声紋データ生成部、29は声紋データ照合部、30は本発明の声紋データ記憶手段となる声紋データベース(DB)、31は声紋データ登録部である。
図3において、40はユーザ認証システム、41は端末装置、42は音声データ入力部、43は音声データ入力要求部、44は音声データ保存部、45は文字列生成部、46は本発明の文字列表示手段となる表示部、47は送信部、48は受信部、50はサーバー、51は受信部、52は送信部、54はデータ保存部、57は音声認識部、58は声紋データ生成部、59は声紋データ照合部、60は本発明の声紋データ記憶手段となる声紋データベース(DB)、65、66は通信回線である。
図4において、70はユーザ認証システム、71は端末装置、72は音声データ入力部、73は音声データ入力要求部、74は音声データ保存部、75は文字列生成部、76は本発明の文字列表示手段となる表示部、77は文字列記憶部、78は送信部、79は受信部、80はサーバー、81は受信部、82は送信部、84はデータ保存部、87は音声認識部、88は声紋データ生成部、89は声紋データ照合部、90は本発明の声紋データ記憶手段となる声紋データベース(DB)、91は声紋データ登録部である。
また、図1〜4において、100は外部システム、101はそのログイン部である。
[ユーザ認証システム1]
本発明の第1実施の形態となるユーザ認証システム1は、図1に示すように、音声データ入力部2、音声データ入力要求部3、音声データ保存部4、文字列生成部5、表示部6、音声認識部7、声紋データ生成部8、声紋データ照合部9及び声紋DB10等から構成される。
音声データ入力部2は、マイクとその制御機器等から構成され、ユーザが発した音声を音声データとして取り込む。この場合、音声データ入力部2は、文字列生成部5が生成する無作為な文字列について、ユーザが発した音声を音声データとして取り込む。
音声データ入力要求部3は、ユーザが音声を発してそれを音声入力部2から取り込むために、ユーザに音声入力を要求する文字等を表示部6に表示させる。
音声データ保存部4は、音声データ入力部2から入力された音声データ(無作為な文字列についての音声データ)を一旦保存した後、保存した音声データを音声認識部7と声紋データ生成部8に送る。
文字列生成部5は、無作為な文字列、例えば、ランダムな数字を生成し、生成した無作為な文字列を表示部6及び音声認識部7に送る。
表示部6は、ディスプレイとその制御装置等から構成され、音声データ入力要求部3からのユーザに音声入力を要求する文字等や、文字列生成部5が生成する無作為な文字列、声紋データ照合部9から送られてくる照合結果等を表示する。
音声認識部7は、文字列認識部と文字列判定部(図示せず)より構成される。
文字列認識部は、音声データ保存部4から送られてくる音声データ(無作為な文字列についての音声データ)について音響分析を行ってその音声データをかな文字に変換し、そのかな文字を発音辞書等を使用して日本語としての文字列に変換し、その音声データがどのような文字列からなるかを認識する。
文字列判定部は、文字列認識部が認識した文字列と文字列生成部5から送られてくる無作為な文字列が一致するかを判定し、判定結果(一致する場合を音声認識に成功、一致しない場合を音声認識に不成功とする。)を声紋データ生成部8に送る。
声紋データ生成部8は、音声認識部7から音声認識に成功したとの判定結果が送られてきた場合、音声データ保存部4から送られてくる音声データ(無作為な文字列についての音声データ)から、どの時間に、どの周波数の音を、どのぐらい含んでいるかを示すスペクトログラム(時間、周波数、信号成分の強さを3次元のグラフで表したもの)によって表される声紋データを生成し、生成した声紋データを声紋データ照合部9に送る。
声紋データ照合部9は、声紋データ生成部8から送られてくる声紋データと、声紋DB10に記憶されたユーザの声紋データとを照合し、その相違が小さく一定の範囲内(閾値以下)であれば、声紋データの照合に成功(認証成功)との照合結果を出力する。
声紋DB10は、ユーザ認証システム1を利用するユーザの音声データから予め生成した声紋データ(ユーザIDで特定される声紋データ)を記憶する。
[ユーザ認証システム20]
本発明の第2実施の形態となるユーザ認証システム20は、図2に示すように、文字列記憶部21、音声データ入力部22、音声データ入力要求部23、音声データ保存部24、文字列生成部25、表示部26、音声認識部27、声紋データ生成部28、声紋データ照合部29及び声紋DB30、声紋データ登録部31等から構成される。
このユーザ認証システム20は、ユーザ認証システム1の構成に加えて文字列記憶部21と声紋データ登録部31を備えている点において、ユーザ認証システム1の構成と相違する。
文字列記憶部21は、所定の文字列、例えば0〜9までが連続した10ケタの数字を記憶する。
音声データ入力部22は、音声データ入力部2と同様にマイクとその制御機器等から構成され、ユーザが発した音声を音声データとして取り込む。この場合、音声データ入力部22は、文字列記憶部21に記憶された所定の文字列と文字列生成部5が生成する無作為な文字列について、ユーザが発した音声を音声データとして取り込む。
音声データ入力要求部23は、ユーザが音声を発してそれを音声入力部22から取り込むために、ユーザに音声入力を要求する文字等を表示部26に表示させる。
音声データ保存部24は、音声データ入力部22から入力された音声データを(所定の文字列または無作為な文字列についての音声データ)一旦保存した後、保存した音声データが無作為な文字列であれば、その無作為な文字列についての音声データを音声認識部27と声紋データ生成部28に送り、保存した音声データが所定の文字列であれば、その所定の文字列についての音声データを声紋データ生成部28に送る。
文字列生成部25は、無作為な文字列、例えば、ランダムな数字を生成し、生成した無作為な文字列を表示部26及び音声認識部27に送る。
表示部26は、ディスプレイとその制御装置等から構成され、音声データ入力要求部23からのユーザに音声入力を要求する文字等や、文字列記憶部21に記憶された所定の文字列、文字列生成部25が生成する無作為な文字列、声紋データ照合29から送られてくる照合結等を表示する。
音声認識部27は、音声認識部7と同様に、文字列認識部と文字列判定部(図示せず)より構成される。
文字列認識部は、音声認識部7の文字列認識部と同様の機能を有し、音声データ保存部24から送られてくる無作為な文字列についての音声データがどのような文字列からなるかを認識する。
文字列判定部は、音声認識部7の文字列判定部と同様の機能を有し、文字列認識部が認識した文字列と文字列生成部25から送られてくる無作為な文字列が一致するかを判定し、判定結果(一致する場合を音声認識に成功、一致しない場合を音声認識に不成功とする。)を声紋データ生成部28に送る。
声紋データ生成部28は、音声データ保存部24から送られてくる音声データ(所定の文字列または無作為な文字列についての音声データ)から、声紋データ生成部8と同様にして声紋データを生成するが、音声データの種類によってその処理が異なる。
すなわち、音声データ保存部24から所定の文字列についての音声データが送られてきた場合、声紋データ生成部28は、その音声データから声紋データを生成し、生成した声紋データを声紋データ登録部31に送る。
また、音声データ保存部24から無作為な所定の文字列についての音声データが送られてき場合であって、音声認識部27から音声認識に成功したとの判定結果が送られてきた場合、声紋データ生成部28は、その音声データから声紋データを生成し、生成した声紋データを声紋データ照合部29に送る。
声紋データ登録部31は、声紋データ生成部28から送られてくる声紋データ(所定の文字列についての音声データから生成された声紋データ)を、その音声を発したユーザの声紋データ(ユーザIDで特定される声紋データ)として声紋DB30に登録する。
声紋データ照合部29は、声紋データ生成部28から送られてくる声紋データ(無作為な文字列についての音声データから生成した声紋データ)と、声紋DB30に記憶されたユーザの声紋データとを照合し、その相違が小さく一定の範囲内(閾値以下)であれば、声紋データの照合に成功(認証成功)との照合結果を出力する。
声紋DB30は、声紋データ登録部31が登録した声紋データ(ユーザIDで特定される声紋データ)を記憶する。
[ユーザ認証システム40]
本発明の第3実施の形態となるユーザ認証システム40は、図3に示すように、端末装置41とサーバー50とこれらを接続する通信回線65、66等から構成される。
[端末装置41]
端末装置41は、音声データ入力部42、音声データ入力要求部43、音声データ保存部44、文字列生成部45、表示部46、送信部47、受信部48等から構成される。
音声データ入力部42と音声データ入力要求部43の機能は、ユーザ認証システム1の音声データ入力部2と音声データ入力要求部3の機能と同じである。
音声データ保存部44は、音声データ入力部42から入力された音声データ(無作為な文字列についての音声データ)を一旦保存した後、保存した音声データを送信部47に送る。
文字列生成部45は、無作為な文字列、例えば、ランダムな数字を生成し、生成した無作為な文字列を表示部46及び送信部47に送る。
表示部46は、ディスプレイとその制御装置等から構成され、音声データ入力要求部43からのユーザに音声入力を要求する文字等や、文字列生成部45が生成する無作為な文字列、受信部48が受信した声紋データ照合部59の照合結果等を表示する。
送信部47は、音声データ保存部44からの音声データ(無作為な文字列についての音声データ)と文字列生成部45からの無作為な文字列を、通信回線65を介してサーバー50に送る。
[サーバー50]
サーバー50は、受信部51、送信部52、データ保存部54、音声認識部57、声紋データ生成部58、声紋データ照合部59及び声紋DB60等から構成される。
受信部51は、端末装置41の送信部47から送信される音声データ(無作為な文字列についての音声データ)と無作為な文字列を受信し、受信したデータをデータ保存部54に送る。
データ保存部54は、受信部51から送られてくる音声データ(無作為な文字列についての音声データ)と無作為な文字列を一旦保存した後、保存した音声データと無作為な文字列を音声認識部57に送り、声紋データ生成部58には音声データのみを送る。
音声認識部57は、音声認識部7と同様に、文字列認識部と文字列判定部(図示せず)より構成され、文字列認識部は、音声認識部7の文字列認識部と同様の機能を有し、データ保存部54から送られてくる無作為な文字列についての音声データがどのような文字列からなるかを認識する。
また、文字列判定部は、音声認識部7の文字列判定部と同様の機能を有し、文字列認識部が認識した文字列とデータ保存部54から送られてくる無作為な文字列が一致するかを判定し、判定結果(一致する場合を音声認識に成功、一致しない場合を音声認識に不成功とする。)を声紋データ生成部58に送る。
声紋データ生成部58は、声紋データ生成部8と同様の機能を有し、音声認識部57から音声認識に成功したとの判定結果が送られてきた場合、データ保存部54から送られてくる音声データ(無作為な文字列についての音声データ)から声紋データを生成し、生成した声紋データを声紋データ照合部59に送る。
声紋データ照合部59は、声紋データ生成部58から送られてくる声紋データと、声紋DB60に記憶されたユーザの声紋データとを照合し、その相違が小さく一定の範囲内(閾値以下)であれば、声紋データの照合に成功(認証成功)との照合結果を出力する。
送信部52は、声紋データ照合部59から送られてくる照合結果を、通信回線66を介して端末装置41に送信する。
声紋DB60は、ユーザ認証システム40を利用するユーザの音声データから予め生成した声紋データ(ユーザIDで特定される声紋データ)を記憶する。
[ユーザ認証システム70]
本発明の第4実施の形態となるユーザ認証システム70は、図4に示すように、端末装置71とサーバー80とこれらを接続する通信回線95、96等から構成される。
[端末装置71]
端末装置71は、音声データ入力部72、音声データ入力要求部73、音声データ保存部74、文字列生成部75、表示部76、文字列記憶部77、送信部78、受信部79等から構成される。
この端末装置71は、ユーザ認証システム40の端末装置41の構成に加えて文字列記憶部77を備えている点において、端末装置41の構成と相違する。
音声データ入力部72と音声データ入力要求部73の機能は、ユーザ認証システム20の音声データ入力部22と音声データ入力要求部23の機能と同じである。
すなわち、音声データ入力部72は、文字列記憶部77に記憶された所定の文字列と文字列生成部75が生成する無作為な文字列について、ユーザが発した音声を音声データとして取り込む。
音声データ保存部74は、音声データ入力部42から入力された音声データ(所定の文字列または無作為な文字列についての音声データ)を一旦保存した後、保存した音声データを送信部47に送る。
文字列生成部75は、無作為な文字列、例えば、ランダムな数字を生成し、生成した無作為な文字列を表示部76及び送信部78に送る。
表示部76は、ディスプレイとその制御装置等から構成され、音声データ入力要求部73からのユーザに音声入力を要求する文字等や、文字列生成部75が生成する無作為な文字列、文字列記憶部77に記憶された所定の文字列、受信部79が受信した声紋データ照合部89の照合結果等を表示する。
送信部78は、音声データ保存部74からの音声データ(所定の文字列または無作為な文字列についての音声データ)と文字列生成部75からの無作為な文字列を、通信回線95を介してサーバー80に送る。
[サーバー80]
サーバー80は、受信部81、送信部82、データ保存部84、音声認識部87、声紋データ生成部88、声紋データ照合部89及び声紋DB90、声紋データ登録部91等から構成される。
このサーバー80は、ユーザ認証システム40のサーバー50の構成に加えて声紋データ登録部91を備えている点において、サーバー50の構成と相違する。
受信部81は、端末装置71の送信部78から送信される音声データ(所定の文字列または無作為な文字列についての音声データ)と無作為な文字列を受信し、受信したデータをデータ保存部84に送る。
データ保存部84は、受信部81から送られてくる音声データ(所定の文字列または無作為な文字列についての音声データ)と無作為な文字列を一旦保存した後、保存した音声データが無作為な文字列についての音声データであれば、その音声データを音声認識部87と声紋データ生成部88に送り、無作為な文字列を音声認識部87に送る、また、データ保存部84は、受信部81から送られてくる音声データが所定の文字列についての音声データであれば、その音声データを声紋データ生成部88に送る。
音声認識部87は、音声認識部7と同様に、文字列認識部と文字列判定部(図示せず)より構成され、文字列認識部は、音声認識部7の文字列認識部と同様の機能を有し、データ保存部84から送られてくる無作為な文字列についての音声データがどのような文字列からなるかを認識する。
また、文字列判定部は、音声認識部7の文字列判定部と同様の機能を有し、文字列認識部が認識した文字列とデータ保存部84から送られてくる無作為な文字列が一致するかを判定し、判定結果(一致する場合を音声認識に成功、一致しない場合を音声認識に不成功とする。)を声紋データ生成部88に送る。
声紋データ生成部88は声紋データ生成部28と同様の機能を有し、データ保存部84から所定の文字列についての音声データが送られてきた場合、声紋データ生成部88は、その音声データから声紋データを生成し、生成した声紋データを声紋データ登録部91に送る。
また、データ保存部84から無作為な所定の文字列についての音声データが送られてき場合であって、音声認識部87から音声認識に成功したとの判定結果が送られてきた場合、声紋データ生成部88は、その音声データから声紋データを生成し、生成した声紋データを声紋データ照合部89に送る。
声紋データ登録部91は、声紋データ登録部31と同様の機能を有し、声紋データ生成部88から送られてくる声紋データ(所定の文字列についての音声データから生成された声紋データ)を、その音声を発したユーザの声紋データ(ユーザIDで特定される声紋データ)として声紋DB90に登録する。
声紋データ照合部89は、声紋データ生成部88から送られてくる声紋データ(無作為な文字列についての音声データから生成した声紋データ)と、声紋DB90に記憶されたユーザの声紋データとを照合し、その相違が小さく一定の範囲内(閾値以下)であれば、声紋データの照合に成功(認証成功)との照合結果を出力する。
送信部82は、声紋データ照合部89から送られてくる照合結果を、通信回線96を介して端末装置71に送信する。
声紋DB90は、声紋データ登録部91が登録した声紋データ(ユーザIDで特定される声紋データ)を記憶する。
[外部システム]
上記のユーザ認証システム1、20、40、70に接続される外部システムについて説明する。
外部システム100は、企業等がインターネット上に設けたウェブサイト、例えば、銀行、証券会社、保険会社等が設けた口座開設用のウェブサイトであり、ユーザに対して口座開設等の特定のサービスを提供する。
この外部システム100は、ユーザ認証システム40、70では、サーバー50、80に接続される。
そして、外部システム100のログイン部101は、ユーザ認証システム1、20、40、70の声紋データ照合部9、29、59、89から照合成功(認証成功)の照合結果が送られてきた場合に、ユーザに外部システム100の利用を許可するログイン処理を行う。
また、ユーザ認証システム1、20、40、70の表示部6、26、46、79は、外部システムの表示部となっている。
[ユーザ認証システムの動作]
次に、ユーザ認証システム1、20、40、70の動作について、具体例を挙げて説明する。
この場合、ユーザ認証システム1とユーザ認証システム40は、認証処理のみを行い、ユーザ認証システム20とユーザ認証システム40は、声紋データの登録処理と認証処理を行う。
[ユーザ認証システム1の動作]
図5は、ユーザ認証システム1の動作を示したフローチャートであり、図6〜図8は、ユーザ認証システム1による認証処理において表示部6に表示される画面の例を示した説明図である。
以下図に基づいて、ユーザ認証システム1の動作すなわちユーザ認証システム1における認証処理を具体的に説明する。
ユーザ認証システム1が起動されてユーザIDが入力されると、まず、文字列生成部5が無作為な文字列を生成する(S1)。
具体的には、ランダムな英数字、記号、かな文字等を生成するが、ここでは、5ケタの乱数を生成する。この文字列生成部5が生成する5ケタの乱数(数字)は、毎回異なることとなる。
次いで、文字列生成部5が生成した無作為な文字列を表示部6に表示し、音声データ入力要求部3がユーザに音声入力を要求する(S2)。
図6は、音声データ入力要求部3がユーザに音声入力を要求したときの表示部6の表示画面を示している。図において、110は表示画面、111はユーザID表示部、112は乱数表示部、113は開始ボタン、114は文章表示部である。
図6に示すように、表示画面110には、上部のユーザID表示部111にユーザが入力したユーザID「00001」が表示され、その下の乱数表示部112に文字列生成部5が生成した5ケタの乱数がその読みとともに表示され、その下に開始ボタン113が表示され、その下の文章表示部114に、音声データ入力要求部3がユーザに音声入力を要求する旨の文章「開始ボタンを押して番号をお話し下さい。」が表示されている。
次いで、ユーザが、文章表示部114に表示された文章に従って開始ボタン113を押し、乱数表示部112に表示された数字「1」、「3」、「5」、「6」、「4」の読み「いち」、「さん」、「ご」、「ろく」、「よん」を音声で発すると、音声データ入力部2がユーザの発した音声データを入力する(S3)。
図7は、音声データ入力部2が音声データを入力しているときの表示部6の表示画面を示している。図において、115は文章表示部、116は終了ボタン、117はキャンセルボタンである。
図7に示すように、表示画面の中段の文章表示部115には、音声データ入力要求部3がユーザに音声入力の継続等を要求する旨の文章「ゆっくりお話し下さい。番号を読んだ後に終了を押して下さい。」が表示され、その下に終了ボタン116とキャンセルボタン117が表示されている。
そして、ユーザは、乱数表示部112に表示された数字の発音が終了すると、終了ボタン116を押し、これにより音声データ入力部2からの音声入力が終了する。なお、ユーザは、音声入力を取りやめる場合は、キャンセルボタン117を押す。
上記のようにして音声データ入力部2が入力したユーザの音声データは、音声データ保存部4が一旦保存する(S4)。
次いで、音声認識部7の文字列認識部が、音声データ保存部4から送られてくる音声データ(5ケタの数字についての音声データ)がどのような文字列からなるかを認識する(S5)。
次いで、音声認識部7の文字列判定部が、文字列認識部が認識した文字列と文字列生成部5が生成した無作為な文字列(5ケタの乱数(数字))(この数字は文字列生成部5から音声認識部7に送られる。)が一致するかを判定する(S6)。
そして、このステップS6において、一致すると判定した場合は、判定結果(音声認識に成功)を声紋データ生成部8に送り、次の声紋認証のステップ(S7)に進み、一致しないと判定した場合、声紋認証は行わずにステップS9に進む。
上記ステップS6で一致すると判定された場合は、声紋データ生成部8が、音声データ保存部4から送られてくる音声データ(5ケタの乱数(数字)についての音声データ)から、声紋データを生成する(S7)。
次いで、声紋データ照合部9が、声紋データ生成部8が生成した声紋データ(この声紋データは声紋データ生成部8から声紋データ照合部9に送られる。)と、声紋DB10に記憶されたユーザの声紋データ(ユーザID「00001」で特定される声紋データ)とを照合する(S8)。
そして、上記ステップS8での声紋データの照合において、照合する声紋データの相違が小さく一定の範囲内(閾値以下)であれば、声紋データの照合に成功(認証成功)との照合結果を出力し、照合する声紋データの相違が大きく一定の範囲外(閾値以上)であれば、声紋データの照合に不成功(認証不成功)との照合結果を出力し(S9)、処理を終了する。
また、上記ステップS6で音声データが一致しないと判定した場合、声紋認証(S7、S8)は行わずに、認証不成功の照合結果を出力し(S9)、処理を終了する。
図8は、音声認識部7による音声認識(S5)から声紋データ照合部9による照合結果の出力(S9)までにおける表示部6の表示画面を示している。図において、118は文字表示部である。
図8に示すように、音声認識部7が音声データ(5ケタの乱数(数字)についての音声データ)がどのような文字列からなるかを認識するステップ(S5)から、声紋データ照合部9が照合結果を出力するステップ(S9)までの間、画面110の中段の文字表示部118には「認証中」の文字が表示される。
上記のように、文字列生成部5が生成する無作為な文字列(5ケタの乱数)は毎回異なることから、音声データ入力部2が入力するユーザの音声データも毎回異なり、ユーザの音声データが録音されて認証に使用されても、上記ステップS6において音声認識不成功とされ、認証不成功の照合結果が出力され、その不正使用を防止することができる。
[外部システム100との接続]
上記ステップS9で声紋データ照合部9が出力する照合結果において、認証成功の照合結果の場合、その照合結果は、外部システム100のログイン部101に送られ、ログイン処理が行われる。
図9は、外部システム100のログイン部101でログイン処理が行われた後の表示部6の画面110の例を示した説明図であり、図において119は文章表示部である。
図9に示すように表示画面に文章表示部119には、「ようこそ〜AAカンパニーへ」等の文章が表示され、ユーザは外部サイト100を通じて種々のサービス(図示せず)を利用することができる。
[ユーザ認証システム20の動作]
上述のようにユーザ認証システム20は、声紋データの登録処理と認証処理を行うため、その各々について説明する。
[ユーザ認証システム20による声紋データの登録処理]
図10は、ユーザ認証システム20による声紋データの登録処理を示したフローチャートであり、図11〜図14は、ユーザ認証システム20よる声紋データの登録処理において、表示部6に表示される画面の例を示した説明図である。
以下図に基づいて、ユーザ認証システム20よる声紋データの登録処理を具体的に説明する。
ユーザ認証システム20が起動されてユーザIDが入力されると、まず、文字列記憶部21に記憶された所定の文字列を表示部26に表示し、音声データ入力要求部23がユーザに音声入力を要求する(S10)。
文字列記憶部21には、英数字、記号、かな文字等の所定の文字列が記憶されているが、ここでは、0から9までの連続する数字が記憶されており、表示部26には、この0から9までの連続する数字が表示される。
図11は、音声データ入力要求部23がユーザに音声入力を要求したときの表示部26の表示画面を示している。図において、120は表示画面、121は文字表示部、122は数字表示部、123は登録開始ボタン、124は文章表示部である。
図11に示すように、表示画面120には、上部の文字表示部121に声紋登録を行う旨の文字「声の登録」が表示され、その下の数字表示部122に文字列生成部5に記憶された0から9までの連続する数字がその読みとともに表示され、その下に登録開始ボタン123が表示され、その下の文章表示部124に、音声データ入力要求部23がユーザに音声入力を要求する旨の文章「登録開始ボタンを押してゆっくり番号をお話し下さい。」が表示されている。
次いで、ユーザが、文章表示部124に表示された文章に従って登録開始ボタン123を押し、数字表示部122に表示された0から9までの連続する数字「0」、「1」、「2」、「3」、・・・・、「9」の読み「ぜろ」「いち」、「に」、・・・・、「きゅう」を音声で発すると、音声データ入力部22がユーザの発した音声データを入力する(S11)。
図12は、音声データ入力部22が音声データを入力しているときの表示部26の表示画面を示している。図において、125は文章表示部、126は終了ボタンである。
図12に示すように、表示画面120の中段の文章表示部125には、音声データ入力要求部23がユーザに音声入力の継続等を要求する旨の文章「ゆっくりお話し下さい。番号を読んだ後に終了を押して下さい。」が表示され、その下に終了ボタン126が表示されている。
そして、ユーザは、数字表示部122に表示された数字の発音が終了すると、終了ボタン126を押し、これにより音声データ入力部22からの音声入力が終了する。
上記のようにして音声データ入力部22が入力したユーザの音声データは、音声データ保存部24が一旦保存する(S12)。
次いで、声紋データ生成部28が、音声データ保存部24から送られてくる音声データ(0から9までの連続する数字についての音声データ)から、声紋データを生成する(S13)。
次いで、声紋データ登録部31が、声紋データ生成部28が生成した声紋データ(ユーザIDで特定される声紋データ)を声紋DB30に登録し(S14)、処理を終了する。
図13は、声紋データ生成部28による声紋データの生成(S13)から声紋データ登録部31による声紋データの登録(S14)までにおける表示部26の表示画面を示し、図14は、声紋データ登録部31による声紋データの登録が終了したときの表示部26の表示画面を示している。
図13に示すように、声紋データ生成部28が、音声データ(0から9までの連続する数字についての音声データ)から声紋データを生成し(S13)、生成した声紋データを声紋データ登録部31が声紋DB30に登録するステップ(S14)までの間、画面120の中段の文字表示部127には「確認中」の文字が表示される。
また、図14に示すように、声紋データ登録部31による声紋データの登録が終了すると、画面120の上段の文字表示部128には「声の登録完了」の文字が表示され、画面120の中段の文章表示部129には文章「声の登録が完了しました。」が表示される。
[ユーザ認証システム20による認証処理]
ユーザ認証システム20による認証処理は、ユーザ認証システム1による認証処理と同じである。
すなわち、ユーザ認証システム20において、音声データ入力部22、音声データ入力要求部23、音声データ保存部24、文字列生成部25、表示部26、音声認識部27、声紋データ生成部28、声紋データ照合部29及び声紋DB30が行う認証処理は、ユーザ認証システム1において、音声データ入力部2、音声データ入力要求部3、音声データ保存部4、文字列生成部5、表示部6、音声認識部7、声紋データ生成部8、声紋データ照合部9及び声紋DB10が行う認証処理(図5に示すステップS1〜S9)と同じである。
[ユーザ認証システム40の動作]
図15は、ユーザ認証システム40の動作を示したフローチャートである。
以下図に基づいて、ユーザ認証システム40の動作すなわちユーザ認証システム40における認証処理を具体的に説明する。
ユーザ認証システム40が起動されてユーザIDが入力されると、まず、端末装置41において、文字列生成部45が無作為な文字列を生成する(S20)。
文字列生成部45が生成する無作為な文字列は、ユーザ認証システム1の文字列生成部5が生成する文字列と同じであり、ここでは、文字列生成部5と同様に毎回異なる5ケタの乱数を生成する。
次いで、文字列生成部45が生成した無作為な文字列を表示部46に表示し、音声データ入力要求部43がユーザに音声入力を要求する(S21)。
この場合、表示部46の表示画面の状態は、ユーザ認証システム1の表示部6の表示画面110の状態(図6)と同じである。
すなわち、表示部46の表示画面には、図6に示すように、ユーザID表示部111にユーザID「00001」が表示され、乱数表示部112に文字列生成部45が生成した5ケタの乱数(数字)とその読みが表示され、文章表示部114にユーザに音声入力を要求する旨の文章が表示され、さらに.開始ボタン113が表示される。
次いで、ユーザ認証システム1と同様に、ユーザが、開始ボタン113を押し、乱数表示部112に表示された数字「1」、「3」、「5」、「6」、「4」の読み「いち」、「さん」、「ご」、「ろく」、「よん」を音声で発すると、音声データ入力部42がユーザの発した音声データを入力する(S22)。
この場合、音声データ入力部42が音声データを入力しているときの表示部46の表示画面の状態は、ユーザ認証システム1の表示部6の表示画面110の状態(図7)と同じである。
すなわち、表示部46の表示画面には、図7に示すように、文章表示部115には音声データ入力要求部3がユーザに音声入力の継続等を要求する旨の文章が表示され、その下に終了ボタン116とキャンセルボタン117が表示されている。
そして、ユーザは、乱数表示部112に表示された数字の発音が終了すると、終了ボタン116を押し、これにより音声データ入力部42からの音声入力が終了する。なお、ユーザは、音声入力を取りやめる場合は、キャンセルボタン117を押す。
上記のようにして音声データ入力部42が入力したユーザの音声データは、音声データ保存部44が一旦保存する(S23)。
次いで、送信部47が、音声データ保存部44に保存された音声データ(5ケタの数字についての音声データ)と文字列生成部45が生成した5ケタの乱数(数字)を、通信回線65を介してサーバー50に送信する(S24)。
サーバー50においては、受信部51が、端末装置41の送信部47から送信される音声データ(5ケタの数字についての音声データ)と5ケタの乱数(数字)を受信する(S25)。
次いで、データ保存部54が、受信部51から送られてくる音声データ(5ケタの数字についての音声データ)と5ケタの乱数(数字)を一旦保存する(S26)。
次いで、音声認識部57の文字列認識部が、データ保存部54から送られてくる音声データ(5ケタの数字についての音声データ)がどのような文字列からなるかを認識する(S27)。
次いで、音声認識部57の文字列判定部が、文字列認識部が認識した文字列とデータ保存部54が保存した無作為な文字列(5ケタの乱数(数字))(この数字はデータ保存部54から音声認識部57に送られる。)が一致するかを判定する(S28)。
そして、このステップS28において、一致すると判定した場合は、判定結果(音声認識に成功)を声紋データ生成部58に送り、次の声紋認証のステップ(S30)に進み、一致しないと判定した場合、声紋認証は行わずにステップS31に進む。
上記ステップS28で一致すると判定された場合は、声紋データ生成部58が、データ保存部54から送られてくる音声データ(5ケタの乱数(数字)についての音声データ)から、声紋データを生成する(S30)。
次いで、声紋データ照合部59が、声紋データ生成部58が生成した声紋データ(この声紋データは声紋データ生成部58から声紋データ照合部59に送られる。)と、声紋DB60に記憶されたユーザの声紋データ(ユーザID「00001」で特定される声紋データ)とを照合する(S30)。
そして、上記S30での声紋データの照合において、照合する声紋データの相違が小さく一定の範囲内(閾値以下)であれば、声紋データの照合に成功(認証成功)との照合結果を出力し、照合する声紋データの相違が大きく一定の範囲外(閾値以上)であれば、声紋データの照合に不成功(認証不成功)との照合結果を出力し(S31)、処理を終了する。
また、上記S28で音声データが一致しないと判定した場合、声紋認証(S29、S30)は行わずに、認証不成功の照合結果を出力し(S31)、処理を終了する。
音声認識部57による音声認識(S27)から声紋データ照合部99による照合結果の出力(S31)までにおける表示部46の表示画面の状態は、ユーザ認証システム1の表示部6の表示画面110の状態(図8)と同じである。
すなわち、表示部46の表示画面には、図8に示すように、文字表示部118に「認証中」の文字が表示される。
上記のように、ユーザ認証システム40においては、ユーザ認証システム1と同様に、文字列生成部45が生成する無作為な文字列(5ケタの乱数)は毎回異なることから、音声データ入力部42が入力するユーザの音声データも毎回異なり、ユーザの音声データが録音されて認証に使用されても、上記S28において音声認識不成功とされ、認証不成功の照合結果が出力され、その不正使用を防止することができる。
[外部システム100への接続]
上記ステップS31で声紋データ照合部59が出力する照合結果において、認証成功の照合結果の場合、その照合結果は、外部システム100のログイン部101に送られ、ログイン処理が行われる。
外部システム100のログイン部101でログイン処理が行われた後の表示部46の表示画面の状態は、ユーザ認証システム1の表示部6の表示画面110の状態(図9)と同じである。
すなわち、図9に示すように、表示部46の表示画面の文章表示部119には、「ようこそ〜AAカンパニーへ」等の文章が表示され、ユーザは外部サイト100を通じて種々のサービス(図示せず)を利用することができる。
[ユーザ認証システム70の動作]
上述のようにユーザ認証システム70は、ユーザ認証システム20と同様に声紋データの登録処理と認証処理を行うため、その各々について説明する。
[ユーザ認証システム70による声紋データの登録処理]
図16は、ユーザ認証システム70による声紋データの登録処理を示したフローチャートである。
以下図に基づいて、ユーザ認証システム70よる声紋データの登録処理を具体的に説明する。
ユーザ認証システム70が起動されてユーザIDが入力されると、まず、端末装置71において、文字列記憶部77に記憶された所定の文字列を表示部76に表示し、音声データ入力要求部73がユーザに音声入力を要求する(S30)。
文字列記憶部77に記憶された所定の文字列は、ユーザ認証システム70の文字列記憶部21に記憶された文字列と同じであり、ここでは、文字列記憶部21と同様に0から9までの連続する数字が記憶されており、表示部76には、この0から9までの連続する数字が表示される。
この場合、表示部76の表示画面の状態は、ユーザ認証システム20の表示部26の表示画面120の状態(図11)と同じである。
すなわち、表示部76の表示画面には、図11に示すように、上部の文字表示部121に声紋登録を行う旨の文字「声の登録」が表示され、その下の数字表示部122に文字列生成部5に記憶された0から9までの連続する数字がその読みとともに表示され、その下に登録開始ボタン123が表示され、その下の文章表示部124に、音声データ入力要求部73がユーザに音声入力を要求する旨の文章が表示されている。
次いで、ユーザ認証システム20と同様に、ユーザが、登録開始ボタン123を押し、数字表示部122に表示された0から9までの連続する数字「0」、「1」、「2」、「3」、・・・・、「9」の読み「ぜろ」「いち」、「に」、・・・・、「きゅう」を音声で発すると、音声データ入力部72がユーザの発した音声データを入力する(S31)。
この場合、音声データ入力部72が音声データを入力しているときの表示部76の表示画面の状態は、ユーザ認証システム20の表示部26の表示画面120の状態(図12)と同じである。
すなわち、表示部76の表示画面には、図12に示すように、文章表示部125には、音声データ入力要求部73がユーザに音声入力の継続等を要求する旨の文章が表示され、その下に終了ボタン126が表示されている。
そして、ユーザは、数字表示部122に表示された数字の発音が終了すると、終了ボタン126を押し、これにより音声データ入力部72からの音声入力が終了する。
上記のようにして音声データ入力部72が入力したユーザの音声データは、音声データ保存部74が一旦保存する(S32)。
次いで、送信部78が、音声データ保存部44に保存された音声データ(0から9までの連続する数字についての音声データ)を、通信回線95を介してサーバー80に送信する(S33)。
サーバー80においては、受信部81が、端末装置71の送信部78から送信される音声データ(0から9までの連続する数字についての音声データ)を受信する(S34)。
次いで、データ保存部84が、受信部81から送られてくる音声データ(0から9までの連続する数字についての音声データ)を一旦保存する(S35)。
次いで、声紋データ生成部88が、データ保存部84から送られてくる音声データ(0から9までの連続する数字についての音声データ)から、声紋データを生成する(S36)。
次いで、声紋データ登録部91が、声紋データ生成部88が生成した声紋データ(ユーザIDで特定される声紋データ)を声紋DB90に登録し(S37)、処理を終了する。
この場合、声紋データ生成部88が声紋データを生成し、声紋データ登録部91が声紋データを登録しているときの表示部76の表示画面の状態は、ユーザ認証システム20の表示部26の表示画面120の状態(図13)と同じであり、声紋データ登録部91による声紋データの登録が終了したときの表示部76の表示画面の状態も、ユーザ認証システム20の表示部26の表示画面120の状態(図14)と同じである。
[ユーザ認証システム70による認証処理]
ユーザ認証システム70による認証処理は、ユーザ認証システム40による認証処理と同じである。
すなわち、ユーザ認証システム70の端末装置71において、音声データ入力部72、音声データ入力要求部73、音声データ保存部74、文字列生成部75、表示部76、送信部78及び受信部79が行う処理は、ユーザ認証システム40の端末装置41において、音声データ入力部42、音声データ入力要求部43、音声データ保存部44、文字列生成部45、表示部46、送信部47及び受信部48が行う処理と同じである。
また、ユーザ認証システム70のサーバー80において、受信部81、送信部82、データ保存部84、音声認識部87、声紋データ生成部88、声紋データ照合部89及び声紋DB90が行う処理は、ユーザ認証システム40のサーバー50において、受信部51、送信部52、データ保存部54、音声認識部57、声紋データ生成部58、声紋データ照合部59及び声紋DB60が行う処理(図15に示すステップS20〜S31)と同じである。
本発明のユーザ認証システム、ユーザ認証方法及びプログラムは、ユーザが各種システムにアクセスする際に要求される本人確認のためのユーザ認証を声紋認証により行うに際し、ユーザが容易に声紋データを入力でき、簡易な手段で精度の高い声紋認証ができ、ユーザが発した声紋認証用の音声が録音されて不正使用されることを防止できる。
1 ユーザ認証システム
2 音声データ入力部
3 音声データ入力要求部
4 音声データ保存部
5 文字列生成部
6 表示部
7 音声認識部
8 声紋データ生成部
9 声紋データ照合部
10 声紋データベース(DB)
20 ユーザ認証システム
21 文字列記憶部
22 音声データ入力部
23 音声データ入力要求部
24 音声データ保存部
25 文字列生成部
26 表示部
27 音声認識部
28 声紋データ生成部
29 声紋データ照合部
30 声紋データベース(DB)
31 声紋データ登録部
40 ユーザ認証システム
41 端末装置
42 音声データ入力部
43 音声データ入力要求部
44 音声データ保存部
45 文字列生成部
46 表示部
47 送信部
48 受信部
50 サーバー
51 受信部
52 送信部
54 データ保存部
57 音声認識部
58 声紋データ生成部
59 声紋データ照合部
60 声紋データベース(DB)
65、66 通信回線
70 ユーザ認証システム
71 端末装置
72 音声データ入力部
73 音声データ入力要求部
74 音声データ保存部
75 文字列生成部
76 表示部
77 文字列記憶部
78 送信部
79 受信部
80 サーバー
81 受信部
82 送信部
84 データ保存部
87 音声認識部
88 声紋データ生成部
89 声紋データ照合部
90 声紋データベース(DB)
91 声紋データ登録部
100 外部システム
101 ログイン部
110 表示画面
111 ユーザID表示部
112 乱数表示部
113 開始ボタン
114、115 文章表示部
116 終了ボタン
117 キャンセルボタン
118 文字表示部
119 文章表示部
120 表示画面、
121 文字表示部
122 数字表示部
123 登録開始ボタン
124、125 文章表示部
126 終了ボタン
127、128 文字表示部
129 文章表示部

Claims (5)

  1. 所定の文字列を記憶する文字列記憶手段と、
    無作為な文字列を生成する文字列生成手段と、
    前記文字列記憶手段に記憶された所定の文字列及び前記文字列生成手段が生成する無作為な文字列を表示する文字列表示手段と、
    ユーザが発したユーザ音声データを入力する音声データ入力手段と、
    前記文字列表示手段に表示された前記所定の文字列及び前記無作為な文字列についてユーザ音声データの入力を要求する音声データ入力要求手段と、
    前記音声データ入力要求手段からの要求に従い、前記音声データ入力手段から入力された前記所定の文字列及び前記無作為な文字列についてのユーザ音声データを送信するユーザ音声データ送信手段と
    を備えた端末装置と、
    前記ユーザ音声データ送信手段が送信した前記所定の文字列及び前記無作為な文字列についてのユーザ音声データを受信するユーザ音声データ受信手段と、
    前記ユーザ音声データ受信手段が受信した前記所定の文字列及び前記無作為な文字列についてのユーザ音声データから声紋データを生成する声紋データ生成手段と、
    前記声紋データ生成手段が前記所定の文字列についてのユーザ音声データから生成した声紋データを登録する声紋データ登録手段と、
    前記声紋データ生成手段が前記無作為な文字列についてのユーザ音声データから生成した声紋データと、前記声紋データ登録手段が登録した声紋データとを照合し、その照合結果を出力する声紋データ照合手段と
    を備えたサーバーと
    を備えたことを特徴とするユーザ認証システム。
  2. 前記サーバーは、前記ユーザ音声データ受信手段が受信した前記無作為な文字列についてのユーザ音声データから文字列を認識し、その認識した文字列と前記無作為な文字列が一致するかを判定する音声認識手段をさらに備えたことを特徴とする請求項記載のユーザ認証システム。
  3. 端末装置と該端末装置に通信回線により接続されたサーバーを利用したユーザ認証方法であって、
    前記端末装置において、
    文字列記憶手段に記憶された所定の文字列を文字列表示手段に表示し、
    音声データ入力要求手段からの要求に従って、前記文字列表示手段に表示された前記所定の文字列についてユーザが発したユーザ音声データを音声データ入力手段から入力し、
    ユーザ音声データ送信手段が、前記音声データ入力手段から入力された前記所定の文字列についてのユーザ音声データを前記サーバーに送信し、
    前記サーバーにおいて、
    ユーザ音声データ受信手段が、前記ユーザ音声データ送信手段が送信した前記所定文字列についてのユーザ音声データを受信し、
    声紋データ生成手段が、前記ユーザ音声データ受信手段が受信した前記所定の文字列についてのユーザ音声データから声紋データを生成し、
    声紋データ登録手段が、声紋データ生成手段が前記所定の文字列についてのユーザ音声データから生成した声紋データを登録し、
    前記端末装置において、
    文字列生成手段が生成した無作為な文字列を文字列表示手段に表示し、
    前記音声データ入力要求手段からの要求に従って、前記文字列表示手段に表示された前記無作為な文字列についてユーザが発したユーザ音声データを前記音声データ入力手段から入力し、
    前記ユーザ音声データ送信手段が、前記音声データ入力手段から入力された前記無作為な文字列についてのユーザ音声データを前記サーバーに送信し、
    前記サーバーにおいて、
    前記ユーザ音声データ受信手段が、前記ユーザ音声データ送信手段が送信した前記無作為な文字列についてのユーザ音声データを受信し、
    前記声紋データ生成手段が、前記ユーザ音声データ受信手段が受信した前記無作為な文字列についてのユーザ音声データから声紋データを生成し、
    声紋データ照合手段が、前記声紋データ生成手段が前記無作為な文字列についてのユーザ音声データから生成した声紋データと、前記声紋データ登録手段が登録した声紋データとを照合し、その照合結果を出力する
    ステップを備えたことを特徴とするユーザ認証方法。
  4. 音声認識手段が、前記ユーザ音声データ受信手段が受信した前記無作為な文字列についてのユーザ音声データからから文字列を認識し、その認識した文字列と前記無作為な文字列が一致するかを判定するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項記載のユーザ認証方法。
  5. 請求項3又は請求項4に記載したユーザ認証方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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