JP6691591B2 - ステルス搾乳装置 - Google Patents

Description

本発明は、一種の搾乳装置に関わり、特に一体化、軽量化された設計を有し、且つ単一な材料によって製造されたステルス搾乳装置に関する。

母乳は乳児を養うのに最も適した天然食品で、乳児の成長に必要な栄養素を提供することができる。母乳自体の栄養バランスが取れており、消化しやすく、吸収速度とバイオアベイラビリティが高く、乳児にかける負担も少ない。母乳で育児の利点により、産後の女性が母乳で育児する方を選ぶことがだんだん多くなっている。

母親が母乳育児に不便である場合、または乳児が満足に吸うことができない場合、予め母乳を搾乳器で絞り出して凍結保存することができるので、その後に母乳を哺乳瓶に入れて加熱して乳児に飲ませることができる。しかしながら、既存の搾乳器は、構造が複雑で大型であり、且つパーツが多くて分解が困難であり、清潔が不便で衛生上の問題が発生しやすいという問題がある。

上述したように、本発明者らは、従来技術の欠点を改善し、産業的利用を向上させるために、一種のステルス搾乳装置を考案して設計した。

上述の課題を鑑て、本発明の目的は、上記の課題を解決するように一種のステルス搾乳装置を提供することにある。

上記の目的に基づいて、本発明は主体ユニットと、押圧ユニットと、集乳袋と、バルブユニットと、駆動ユニットとを備えるステルス搾乳装置を提供する。主体ユニットの一端は内側に凹んで通路を形成し、主体ユニットの外縁が外側に延出して突出部を形成し、突出部は通孔を有し、通孔は通路と連通し、主体ユニットの他端の中心は内側に凹んで凹部を形成し、凹部の内壁に螺旋凸部を有し、押圧ユニットはカップ状構造であり、主体ユニットの一端に嵌装し、集乳袋の一端は突出部に接続され、他端は開口を有し、開口の両側がそれぞれ延出して二つの延出部を形成し、二つの延出部は選択的に固定具によって固定され、バルブユニットは、集乳袋内に設置され、且つバルブユニットの一端は突出部に接続され、他端は隙間を有し、隙間は開閉可能であり、バルブユニットは流路を有し、流路の一端は通孔に連通し、他端は隙間に連通し、駆動ユニットの本体が外側に延出して係合部及び制御部をそれぞれ形成し、係合部及び制御部は中空構造であり、係合部の内部は制御部の内部と連通し、係合部は着脱可能に主体ユニットの他端に係合し、制御部は外部装置と接続する。

より好ましくは、制御部と係合部の内部の気体が外部装置により吸引された場合、主体ユニットの一端は係合部の内部に移動し、押圧ユニットを収縮するように駆動される。

より好ましくは、外部装置が圧力を解放して制御部と係合部の内部に気体を供給する場合、主体ユニットの一端は係合部の外部に移動し、押圧ユニットを開放するように駆動される。

より好ましくは、主体ユニット、押圧ユニット、集乳袋及びバルブユニットは一体化される。

より好ましくは、主体ユニット、押圧ユニット、集乳袋及びバルブユニットはシリコン製である。

より好ましくは、流路は円錐形である。

より好ましくは、バルブユニットの他端は扁平状である。

より好ましくは、集乳袋の内壁に複数のリブ状構造を有する。

より好ましくは、集乳袋の外壁に複数のフックリングを有する。

上述のように、本発明のステルス搾乳装置は、主体ユニット、押圧ユニット、集乳袋及びバルブユニットの四つのパーツを一体化に設計され、死角がなくきれいに清潔することができる。また、本発明は一体化設計により軽量化されたため、使用者は任意の時間で使用することができ、便利性が大幅に向上される。

図１は本発明のステルス搾乳装置の第一実施例の第一断面図。 図２は本発明のステルス搾乳装置の第一実施例の第二断面図。 図３は本発明のステルス搾乳装置の第一実施例の第一概略図。 図４は本発明のステルス搾乳装置の第一実施例の第二概略図。 図５は本発明のステルス搾乳装置の第一実施例の第三概略図。 図６は本発明のステルス搾乳装置の第二実施例の断面図。

本発明をより完全に理解するために、本発明の技術特徴、内容と長所及びそれが達成できる作用効果について、添付図面を参照して、実施例の表現形式で以下のように詳細に説明する。但し、図示された図面は、単に例示または明細書内容を補助することを目的としたものであって、本発明の実施後の原寸に比例したものや精確に配置したものには何ら拘束されない。

本発明の長所、特徴及び達成するための技術方法をより容易に理解するために、例示的な実施例及び添付図面を参照しながらより詳細に説明する。なお、本発明は、本明細書に記載した実施形態に限定されるものではなく、異なる形態で実施することができる。むしろ、提供された実施形態は、本開示が完全なものとなるように、また当業者に本発明の範囲を完全に伝えるために提供されるものである。よって、本発明は、添付の特許請求の範囲に定義される。

図１〜５を参照し、図１は本発明のステルス搾乳装置の第一実施例の第一断面図、図２は本発明のステルス搾乳装置の第一実施例の第二断面図、図３は本発明のステルス搾乳装置の第一実施例の第一概略図、図４は本発明のステルス搾乳装置の第一実施例の第二概略図、図５は本発明のステルス搾乳装置の第一実施例の第三概略図。図面に示されるように、本発明のステルス搾乳装置１００は、主体ユニット１１０、押圧ユニット１２０、集乳袋１３０、バルブユニット１４０及び駆動ユニット１５０を備える。そのうち、主体ユニット１１０、押圧ユニット１２０、集乳袋１３０及びバルブユニット１４０は一体化される可能な構造である。そして、主体ユニット１１０、押圧ユニット１２０、集乳袋１３０及びバルブユニット１４０は、シリコン材料からなることができる。

そして、主体ユニット１１０の一端は内側に凹んで通路１１１を形成し、主体ユニット１１０の外縁が外側に延出して突出部１１２を形成し、突出部１１２は通孔１１３を有し、通孔１１３は通路１１１と連通し、主体ユニット１１０の他端の中心は内側に凹んで凹部１１４を形成し、凹部１１４の内壁に螺旋凸部１１５を有する。押圧ユニット１２０はカップ状構造であり、主体ユニット１１０の一端に嵌装する。

集乳袋１３０の一端は突出部１１２に接続され、他端は開口１３１を有し、開口１３１の両側がそれぞれ延出して二つの延出部１３２を形成し、二つの延出部は選択的に固定具１６０によって固定される。

バルブユニット１４０の相対的位置は集乳袋１３０内にある。バルブユニット１４０の一端は突出部１１２に接続され、他端は隙間Ａを有し、隙間Ａは開閉可能であり、バルブユニット１４０は流路１４１を有し、流路１４１の一端は通孔１１３に連通し、他端は隙間Ａに連通する。

駆動ユニット１５０の本体が外側に延出して係合部１５１及び制御部１５２をそれぞれ形成し、係合部１５１及び制御部１５２は中空構造であり、係合部１５１の内部は制御部１５２の内部と連通し、係合部１５１は着脱可能に主体ユニット１１０の他端に係合し、制御部１５２は外部装置２００と接続する。そのうち、押圧ユニット１２０の本体ユニット１１０と反対側の面は、複数の押圧部を形成するように突出する事ができる。

更に、制御部１５２と係合部１５１の内部の気体が外部装置２００により吸引された場合、主体ユニット１１０の一端は係合部１５１の内部に移動し、押圧ユニット１２０を収縮するように駆動される。また、外部装置２００が圧力を解放して制御部１５２と係合部１５１の内部に気体を供給する場合、主体ユニット１１０の一端は係合部１５１の外部に移動し、押圧ユニット１２０を開放するように駆動される。そのうち、主体ユニット１１０の他端の中心は内側に凹んで凹部１１４を形成し、凹部１１４の内壁には、主体ユニット１１０の一端が元位置に戻れるように構造を増強する螺旋凸部１１５を有する。

具体的に、使用者が本発明のステルス搾乳装置１００を使用する場合、まずは突出部１１２を下に向けて、押圧ユニット１２０をもって乳輪を覆う。そして、搾乳時には、外部装置２００であるポンプを介して、本体ユニット１１０の一端を係合部１５１の内部に移動するように、制御部１５２の内部及び係合部１５１の内部の気体を吸引して、その内部を負圧にする。そして、通路１１１も負圧になり、押圧ユニット１２０が収縮させることにより、覆われた乳輪との間も負圧になって、搾乳機能を発揮する。同時に、押圧ユニット１２０が複数の押圧部を有する場合、押圧ユニット１２０によって押圧部を作動させて乳房に押圧して搾乳効果を高めることができる。押し出された母乳は通路１１１を介して流路１４１に流入し、突出部１１２及び流路１４１に貯留される。

特に注目したいのは、押圧ユニット１２０が乳輪を覆う領域の内部では負圧が発生する同時に、バルブユニット１４０の隙間Ａは密閉されて空気が侵入することができない。そのうち、通路１１１に負圧があると、乳汁を吸引する効果も生じるため、押圧ユニット１２０の構造に連動して乳房を押圧して、乳汁の取得が加速される。

一回の押圧作動が完成すると、外部装置２００のリリーフバルブは制御部１５２を介して気体を制御部１５２の内部及び係合部１５１の内部に導入して、制御部１５２の内部及び係合部１５１の内部を１大気圧に復元する。このとき、主体ユニット１１０の一端は負圧が解消されるときに係合部１５１の外部に移動し、押圧ユニット１２０が開放されて乳輪に押圧せずと同時に、複数の押圧部も乳房に押圧しなくなる。そして、押圧ユニット１２０と覆われた乳輪との間が１大気圧に復元した後、バルブユニット１４０の隙間Ａは閉合状態から一部開放または全開放状態に変換し、突出部１１２及び流路１４１に貯留された乳汁が隙間Ａを介して集乳袋１３０に流れる。搾乳が完了すると、二つの延出部１３２を固定する固定具１６０を取り外し、または固定具１６０の流通孔を開けて、乳汁が集乳袋１３０から開口１３１を経由して使用者に収集される。また、固定具１６０を取り外すことにより、集乳袋１３０の内部を清潔にすることができる。

更に、前記流路１４１は円錐形であることができる。バルブユニット１４０の隙間Ａを有する一端は扁平状であることができる。しかしながら、上記の形態は一例に過ぎず、これに限定されるものではない。

また、集乳袋１３０の内壁に複数のリブ状構造１３３を有することができる。使用者が本発明の装置を下着の内側に装着する場合、集乳袋１３０は下着の下に位置するため、集乳袋１３０の一部は下着に縛られることがある。乳汁を順著に集乳袋１３０の底部に流すために、前記リブ状構造を設置して、流通できる空間を支持する。

一方、集乳袋１３０の外壁に複数のフックリング１３４を有することができる。そのフックリング１３４は、集乳袋１３０が外カバー（駆動ユニットを内蔵する）に固定されるとき、シリコン体は外カバーに係合して位置決められるので、使用者が便利に利用することができる。

更に、主体ユニット１１０の本体の外縁は、外側に突出して接続部１１６を形成することができる。接続部１１６の内壁は主体ユニット１１０の本体に向かって突出して位置決め構造１１７を形成することができる。そして、駆動ユニット１５０の係合部１５１の外縁も位置決め構造１１７に応じて嵌合部１５３を形成することができる。よって、駆動ユニット５０の係合部１５１及び主体ユニット１１０の他端の接続部１１６に接続する場合、嵌合部１５３と位置決め構造１１７を係合することにより、係合部１５１が主体ユニット１１０の接続部１１６に密接されて、係合部１５１を閉合真空状態にする。

図６を参照し、図６は本発明のステルス搾乳装置の第二実施例の断面図。図面に示されるように、前記第一実施例との差別は、バルブユニット１４０は上下重なっている二つの凸部１４２からなる構造である。二つの凸部の間に隙間Ａを有する。しかしながら、上記の形態は一例に過ぎず、これに限定されるものではない。

上述のように、本発明のステルス搾乳装置は、主体ユニット、押圧ユニット、集乳袋及びバルブユニットの四つのパーツを一体化に設計され、死角がなくきれいに清潔にすることができる。また、本発明は一体化設計により軽量化されたため、使用者は任意の時間と場所で胸の前に設置して使用することができ、便利性が大幅に向上される。

上記実施形態を、添付図面を参照し、本発明の技術思想及び特徴を説明してきたが、その目的は本発明の範囲を限定するためのものではなく、当業者が本発明の内容を理解して実施するためのものである。即ち、本発明の範囲及び趣旨を逸脱することなく均等範囲内における変更及び修正は、いずれも添付の特許請求の範囲で扱うものとする。

１００：ステルス搾乳装置
１１０：主体ユニット
１１１：通路
１１２：突出部
１１３：通孔
１１４：凹部
１１５：螺旋凸部
１１６：接続部
１１７：位置決め構造
１２０：押圧ユニット
１３０：集乳袋
１３１：開口
１３２：延出部
１３３：リブ状構造
１３４：フックリング
１４０：バルブユニット
１４１：流路
１４２：凸部
１５０：駆動ユニット
１５１：係合部
１５２：制御部
１５３：嵌合部
１６０：固定具
２００：外部装置
Ａ：隙間

Claims (7)

1. 主体ユニットと、押圧ユニットと、集乳袋と、バルブユニットと、駆動ユニットとを備える、ステルス搾乳装置であって、
   前記主体ユニットの第一端は内側に凹んで通路を形成し、前記主体ユニットの外縁が外側に延出して突出部を形成し、前記突出部は通孔を有し、前記通孔は前記通路と連通し、前記主体ユニットの第二端の中心は内側に凹んで凹部を形成し、前記凹部の内壁に螺旋凸部を有し、
   前記押圧ユニットはカップ状構造であり、前記主体ユニットの第一端に嵌装し、
   前記集乳袋の一端は前記突出部に接続され、他端は開口を有し、前記開口の両側がそれぞれ延出して二つの延出部を形成し、前記二つの延出部は選択的に固定具によって固定され、
   前記バルブユニットは、前記集乳袋内に設置され、且つ前記バルブユニットの一端は前記突出部に接続され、他端は隙間を有し、前記隙間は開閉可能であり、前記バルブユニットは流路を有し、前記流路の一端は前記通孔に連通し、他端は前記隙間に連通し、
   前記駆動ユニットの本体が外側に延出して係合部及び制御部をそれぞれ形成し、前記係合部及び前記制御部は中空構造であり、前記係合部の内部は前記制御部の内部と連通し、前記係合部は着脱可能に前記主体ユニットの第二端に係合し、前記制御部は外部装置と接続し、
   前記主体ユニット、前記押圧ユニット、前記集乳袋及び前記バルブユニットはシリコン製であり、且つ一体化されることを特徴とする、ステルス搾乳装置。
2. 前記制御部と前記係合部の内部の気体が前記外部装置により吸引された場合、前記主体ユニットの第一端は前記係合部の内部に移動し、前記押圧ユニットを収縮するように駆動されることを特徴とする、請求項１に記載のステルス搾乳装置。
3. 前記外部装置が圧力を解放して前記制御部と前記係合部の内部に気体を供給する場合、前記主体ユニットの第一端は前記係合部の外部に移動し、前記押圧ユニットを開放するように駆動されることを特徴とする、請求項２に記載のステルス搾乳装置。
4. 前記流路は円錐形であることを特徴とする、請求項１に記載のステルス搾乳装置。
5. 前記バルブユニットの他端は扁平状であることを特徴とする、請求項１に記載のステルス搾乳装置。
6. 前記集乳袋の内壁に複数のリブ状構造を有することを特徴とする、請求項１に記載のステルス搾乳装置。
7. 前記集乳袋の外壁に複数のフックリングを有することを特徴とする、請求項１に記載のステルス搾乳装置。

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