JP2021515646A - 搾乳ポンプのための乳房シールド構成 - Google Patents
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Abstract
搾乳ポンプ用の乳房シールド構成300が提供される。該乳房シールド構成は、2K製造により単一のユニットとしてつくられる柔軟な折り畳み可能な漏斗301と剛性のフレーム340とを持つ、乳房受容部300aを有する。柔軟な漏斗330は、周方向に延在する壁部301aを持つ。乳房受容部300aは、第1の端部及び第2の端部310、320を持つ。柔軟な漏斗330と剛性のフレーム340とは、2K製造時に乳房受容部300aの第1及び第2の端部310、320において接続される。柔軟な漏斗330は、乳房受容部300aに真空が印加された場合に折り畳まれるように構成される。
Description
本発明は、搾乳ポンプのための乳房シールド構成、及び搾乳ポンプに関する。
授乳は、乳児に栄養を与えるための自然な方法である。WHOは、6ヶ月間は母乳のみで授乳し、その後少なくとも2歳までは母乳での授乳を続けることを推奨している。しかしながら、医学的な問題や不在などの理由で、母親が乳児に直接母乳を与えることができない場合には、搾乳ポンプを使用して母乳を採取し、哺乳瓶などの他の方法で母乳を乳児に与えることができる。
授乳中、幼児又は乳児は蠕動性舌運動を行う。同時に、乳児は母親の乳房を吸う。母親の乳房を吸うことで、負の圧力が生まれ、乳児は乳首、乳輪、乳房の下の乳房組織から乳頭を形成することができる。乳児は、乳児の口の中で乳頭を保持するための基準真空を保持することができる。基準真空に加えて、顎と舌で交互に圧力をかける。
図1A及び1Bは、乳児の吸啜の一般的な解剖学的構造を模式的かつ例示的に示している。図1A及び1Bでは、舌110が前方部分111及び後方部分112を有する乳児又は乳児100が描かれている。更に、乳管210、乳輪220及び乳首230を含む授乳女性の乳房200が描かれている。乳児又は乳児100は、乳首230が口の中に留まるように、口の中の基準真空を維持することができる。更に、乳児100は、授乳中の女性の乳房から母乳を抽出するために、蠕動性舌運動を行う。また、乳児は、舌で波を発生させることができる。図1Aに見られるように、舌110は、丘部又は凸状部113(その前の部分で)と、更なる丘部又は凸状部114(その後の部分112で)とを形成する。これら2つの凸状部113、114の間には、谷部116が存在する。図1Bに見られるように、凸状部又は丘部113、114は、乳児の舌に沿って移動する。谷部116,117についても同様である。このようにして、乳管110からの母乳は、乳首230を通って谷部116、117内を乳児の口の中に運ばれる。丘部113,114の存在により、母乳を乳児の口に向かって押し出すことができる。乳首の先端では、谷部116、117の存在が、乳首の先端での真空の生成を担う空間を増加させる。同時に、丘部113、114は、乳児110が排出された母乳Mを飲むことができるように、母乳を出口に向かって押し出している。丘部や谷部を形成する舌の動きは、母乳の排出反射を促進し、母乳の流れを維持するために重要である。
乳房シールドは、真空が乳房シールド構成に適用されたときに折り畳まれるような柔軟な材料で作られた漏斗を有することが知られている。柔軟な漏斗は、典型的には、柔軟な漏斗を保持するために剛性のフレームに挿入することができる。しかしながら、柔軟な漏斗と剛体フレームとが取り付けられたときに問題が生じることがある。特に、柔軟な漏斗がフレームに正しく取り付けられていない場合、漏斗に張力及び応力が発生し、これが搾乳ポンプの性能に悪影響を及ぼす可能性がある。
米国特許出願公開2016/0015876A1は、搾乳ポンプのための乳房インタフェースを開示している。この乳房インタフェースは、ライナー及びライナー支持フレームを有する。ライナーは折り畳み可能である。ライナー及び支持フレームは、共成形によって単一の構造部品として製造することができる。
国際特許出願公開WO2018/041365は、乳房が配置される漏斗を有する乳房シールド構成を開示している。漏斗は、乳房シールド構成に別個の真空を印加するための2つのポートを有する。2つの真空ポートは漏斗の開放端に配置され、第2のポートは漏斗の外側に配置される。
それ故、本発明の目的は、乳房シールド構成をより快適に使用することを可能にする改良された乳房シールド構成を提供することである。
本発明の一態様によれば、搾乳ポンプのための乳房シールド構成が提供される。乳房シールド構成は、2K(2部品)製造によって製造された、柔軟な折り畳み可能な漏斗と剛性のフレームとを有する乳房受容部を有する。柔軟な漏斗は、周方向に延在する壁を有する。乳房受容部は、第1の端と第2の端を有する。柔軟な漏斗と剛性のフレームとは、2K(2部品)製造時に乳房受容部の第1の端部と第2の端部で連結されている。柔軟な漏斗は、乳房受容部の第2の端部を介して真空が印加された場合に折り畳まれるように構成されている。柔軟な漏斗は、乳房受容部の第1の端部から見て、少なくとも部分的に円周方向に延在する凹状部を構成する。凹状部は、乳房受容部の第1の端部に結合されている。乳房受容部の第2の端部で適用される真空は、乳房シールド構成における唯一の真空である。
2K(2部品)製造による柔軟な折り畳み可能な漏斗と剛性のフレームの製造は、組み立ての必要がない1つのユニットで済むという利点がある。更に、漏斗とフレームが一体となっているため、漏斗と剛性のフレームの間に応力が発生しない。更に、漏斗とフレームの組み立て中に漏斗の内面に触れる必要がなくなり、快適性、使いやすさ、及び乳房シールドのクリーニング時の衛生面が大幅に改善される。更に、漏斗と剛性のあるフレームが一体になっているため、乳房シールド構成に真空を印加する際に漏斗とフレームとが切り離されない。更に、柔軟性のある漏斗のため、乳房シールド構成は、多くの乳首及び乳輪のサイズに適応可能である。
本発明の一態様によれば、柔軟な漏斗は、漏斗の折り畳まれた状態で、乳首及び/又は乳輪の一部を乳房受け口内の真空に対して封止するように構成された封止部を形成する凸状部を有する。
本発明の更なる態様によれば、柔軟な漏斗は、折り畳まれた状態で少なくとも2つのローブ、好適には3つのローブを有する。
本発明の更なる態様によれば、剛性のフレームは、第1の端部と第2の端部と、第1の端部と第2の端部との間に設けられた少なくとも1つの脚部とを有する。柔軟な漏斗及び少なくとも2つの脚部は、少なくとも第1及び第2の位置で2K(2部品)製造中に少なくとも部分的に接続される。それ故、柔軟な漏斗は、それによって柔軟な漏斗を少なくとも第1の位置及び第2の位置で2つの脚部で保持し、それによってユーザの乳首から離れるように剛性のフレームの脚部に結合されている。従って、柔軟な折り畳み可能漏斗の折り畳みは、剛性のフレームの脚部に結合されている柔軟な折り畳み可能漏斗のその部分が、折り畳まれた状態の柔軟な漏斗のロープに対応するように、偶発的ではなく、所定の態様で行われる。折り畳まれた漏斗と直接接触している乳首のそれらの領域は、乳房シールド構成に印加される真空の影響を受けない。従って、乳首のそれらの部分は、同じ量の応力を受けないので、乳首の痛み(乳首のひび割れ、炎症)の場合に特に有用である。更に、折り畳み可能な漏斗は回転対称ではなく、柔軟な漏斗が折り畳まれた状態にあるときに存在するロープのために、乳首は、漏斗が折り畳まれた状態にあるときに柔軟な漏斗内の中央に位置することになる。
本発明の更なる態様によれば、柔軟な漏斗は凸状部を構成し、少なくとも第1の位置及び第2の位置が凸状部に配置されている。柔軟な漏斗が凸状部で脚部に連結されているので、凸状部は、柔軟な漏斗とユーザの乳首との間の第1の接触点が第2の端部と凸状部との間の漏斗の一部にあるような第1及び第2の位置の領域では、ユーザの乳輪及び乳輪と接触しない。このことは、漏斗とユーザの乳房との間の第1の接触点がユーザの乳首であるために有利であり、乳児の吸う動作に類似しているため、より自然な母乳の搾出を可能にする。
本発明の更なる態様によれば、柔軟な漏斗の第1の端部及び/又は剛性のフレームの第1の端部は、ユーザの乳房に対して乳房シールド構成を封止するのに役立つ第1の封止部を形成する。
本発明の更なる態様によれば、柔軟な漏斗は、凸状部と第2の端部との間に凹状部を形成する。凹状部は、漏斗の折り畳まれた状態で、乳房受容部の真空に対して乳首の一部を封止するように構成された第2の封止部を形成する。
本発明の更なる態様によれば、乳房シールド構成は、第1のポート及び第2のポートを有する圧搾具を有する。第1のポートは、乳房受容部の第2の端部を受けるように構成されている。柔軟な漏斗は、第2の端部において第3の周方向の封止部を有する。第3の封止部は、乳房受容部を圧搾具に対して封止するように構成されている。
本発明の更なる態様によれば、乳房シールド構成は、第1のポート及び第2のポートを有する圧搾具からなり、第1のポートは、乳房受容部の第2の端部を受けるように構成されている。柔軟な漏斗は、凹状部と第2の端部との間に第3の周方向の封止部を有する。当該第3の封止部は、乳房受容部を圧搾具に対して封止する役割を果たす。
本発明の一態様によれば、中間部の第1の端部と第2の端部との間で、中間部の内径が連続的に減少している。
本発明の更なる態様によれば、湾曲部の壁厚は略一定である。
乳房シールド構成が、搾乳ポンプのために提供される。該乳房シールド構成は、剛性のあるフレームと、柔軟な折り畳み可能な漏斗を有する乳房受容部を有する。漏斗とフレームは、2K製造により単一のユニットとして作られる。柔軟な漏斗は周方向に延在する壁部を有し、乳房受容部は第1の端と第2の端とを有する。柔軟な漏斗と剛性のフレームとは、2K製造時に乳房受容部の第1の端部及び第2の端部の少なくとも第1の位置及び第2の位置で連結される。前記柔軟な漏斗は、前記乳房受容部に真空が印加された場合に、前記乳房が折り畳まれるように構成されている。剛性のフレームは、第1の端部と第2の端部と、第1の端部と第2の端部との間の少なくとも1つの脚部とから構成されており、前記剛性のフレームは、前記第1の端部と第2の端部との間の少なくとも1つの脚部とを有する。柔軟な漏斗と少なくとも1つの脚部とは、少なくとも第3の位置で2K製造中に少なくとも部分的に接続される。
本発明の一態様によれば、搾乳ポンプは、上述したような乳房シールド構成を備える。
本発明の一態様による2K(2部品)製造は、2K射出成型、3K(3部品)射出成型、3次元印刷、及びラピッドプロトタイピングに対応し得る。更に、2K製造中に、漏斗及び剛性のフレームの部分が接着されることも可能である。従って、2K製造は、典型的には異なる材料特性を有する少なくとも2つの部品(2K)を用いた製造に関連している。2K製造の間に、2つの異なる構成要素を有することができる1つの部品が製造される。換言すれば、2K製造の間に、異なる材料特性を有する少なくとも2つの構成要素が1つの部品に結合される。
本発明の態様による乳房シールド構成は、真空にさらされる乳首の領域が減少され、それはまた、組織の伸張を減少させることにつながるため、より快適に使用することができる。更に、乳首の真空にさらされる実際の領域を減少させることができるので、ユーザのための快適さを損なうことなく真空レベルを増加させることができる。更に、痛んだりひび割れたりした乳首は、折り畳まれた漏斗によって支持されることができ、真空にさらされることはない。
更に、柔軟な漏斗の非回転的な折り畳みにより、乳房シールドを回転させることにより、ひび割れた乳首又は痛んだ乳首における増大した組織支持が可能である。更に、本発明の態様による乳房シールドは、詰まっているかもしれない又は炎症を起こしているかもしれない乳房からより迅速に搾出することを可能にする。
本発明の一実施例によれば、その第2の端部を介して乳房シールド構成に真空が印加されていないとき、柔軟な漏斗は、ユーザの乳首が凹状部に接触することなく挿入できるように構成されている。真空が印加された場合にのみ、柔軟な漏斗は折り畳まれることができ、ユーザの少なくとも乳首と接触することができる。本発明の好適な実施例はまた、従属請求項又は上記の実施例の、それぞれの独立請求項との任意の組み合わせであっても良いことが理解されるであろう。
本発明のこれらの態様及び他の態様は、以下に記載される実施例を参照して説明され、明らかとなるであろう。
図2は、本発明の一態様による搾乳ポンプの模式的な設定を示す。この搾乳ポンプは、漏斗状の乳房シールド300と、任意に瓶400と、真空ポンプ500と、真空導管510とを備えた圧搾具501を有する。ユーザの乳房が乳房シールド300の中に入れられ、ポンプ500がスイッチオンされると、ポンプ500は、導管510を介して乳房シールド300及び圧搾具501の一部に真空を作り出す。このようにして、母乳の抽出を行うことができる。乳房から抽出された母乳は、瓶400に流入する。圧搾具501は、乳房シールド300の一端が、乳房シールド内に真空を印加することができるように結合され得る第1のポート530を有する。
乳房シールド300の一端を介して適用される真空は、乳房シールド構成に印加される唯一の真空である。従って、乳房シールドは、乳房シールドの一端部の真空によって折り畳まれることができる。
図3は、本発明の一態様による乳房シールド構成の模式的な断面図である。図3において、乳房シールド300によって定義される体積V1内に配置される乳房200が描かれている。乳房シールド300は、挿入具(漏斗のような)301と同様に、硬質材料から作られた支持フレーム又は構造340を有する乳房受容部又はボリューム300aから構成されても良い。挿入具又は漏斗301は、好適には、軟質シリコン(ショア硬さ30乃至50、好適にはショア硬さ40を持つ)のような軟質材料から作られている。支持構造340及び挿入具/漏斗は、2K射出成型工程によって製造される。従って、支持構造340と挿入具/漏斗とは、一体のユニットとして製造される。挿入具/漏斗301は、(第1の)封止部310として機能する第1の端部310を有する。挿入具301はまた、第2の端部320を有する。第2の端部320は、第1のポート及び第2の端部320を介して乳房シールド、即ち漏斗に真空を印加することができるように、圧搾具501の第1のポート530に結合することができる。乳房シールド300の第1の端部310は、授乳中の女性の乳房200を受けるように設計されている。乳房シールド300の第2の端部320を介して、抽出された母乳は、図2に示すように、例えば瓶400に流入することができる。
挿入具301はまた、封止部又は第1の端部310と乳房シールド300の第2の端部320との間の中間部330を有する。このように、乳房200は、ユーザの乳房200とその周囲の中間部330とによって定義される空間内に真空を作り出すことができるように、外気に対して遮蔽される。挿入具301の外側は、大気圧の影響を受ける。従って、柔軟な挿入具301の一端に印加される真空のために、柔軟な挿入具301は折り畳まれる。
図3では、乳房200が空間V1内に配置され真空が印加されるよう、乳房シールド300がユーザの乳房に対して配置されるときの種々のステップが描かれている。まず、(第1の)封止部310は、ユーザの乳輪220に対して配置される。次いで、真空が印加されると、折り畳み可能な中間部330は、中間部330がユーザの乳輪220と接触する前に、折り畳まれてユーザの乳輪210と接触する。本発明による乳房シールド構成では、乳児の吸乳に対応する自然なポンピングを模倣することが可能である。このことは、乳輪220が中間部330によって乳輪220に接触する前に、まず乳首210を中間部330に接触させることによって母乳の流出を刺激することによって達成される。もちろん、封止部310は、真空を発生させることができるように、最初に乳輪とユーザの乳房とを接触させなければならないことに留意すべきである。しかしながら、折り畳み可能な中間部330は、最初に乳首210と接触し、その後にのみ乳輪220と接触する。このことは、乳頭を形成しながら乳首が圧縮されて支持され、過度の伸縮又は擦れを避けることができるため、有利である。本発明による乳房シールドは、略全ての乳首サイズに適合するため、有利である。
中間部330は、真空が印加されたときに折り畳まれるように設計されている。この場合、中間部330は、ユーザの乳首210に付着又は包囲する。
好適には、支持フレーム又は支持構造340は、剛性を有することが好ましく、挿入具301の支持を提供することができる硬質プラスチック製の本体部分として実装される。挿入具301及び支持構造340は、2K(2部品)の射出成型によって形成される。挿入具301の封止部310は、支持構造340の第1の端部341と一緒に、ユーザの乳首と中間部330によって定義される体積内の真空を可能にするためのシール機能を実装することができる。好適には、挿入具の封止部310は、乳房シールド300がユーザの乳房200上に配置されたときに、乳首210が封止部310と典型的には接触しないように、ユーザの乳輪220に対して少なくとも部分的に配置される。特に、中間部330は、印加された真空のために折り畳まれているときに、折り畳まれている中間部が、乳輪に触れる前に最初に乳首に触れるように実装される。更に好適には、中間部330は、真空サイクルの間、乳首の表面が支持されるように実装される。好適には、挿入具は、軟質シリコンで形成されており、折り畳み動作を可能にするような柔軟性を有する。
真空ポンプ500によって乳房シールドに真空が印加され、乳房と乳房シールドによって画定される空間内の圧力(即ち中間部330)が中間部330の外の雰囲気(例えば大気圧)よりも十分に小さいとき、中間部330は折り畳まれて、乳輪220及び乳首210と接触するようになる。
図4は、本発明の更なる態様による乳房シールド構成の模式的な断面図である。図4では、真空の生成中の中間ステップが描かれている。乳房200は、乳房シールド300(特に漏斗301)によって定義される第1の空間V1内に配置される。漏斗301は、ユーザの乳房200に対して乳房受容部を封止するための第1の密封部分310を有する。封止部310に隣接して、好適には円周方向に延在する凹状部332aが提供される。凹状部332aと漏斗301の第2の端部320との間には、凸状部332cが設けられている。ここで、中間部330の湾曲部332、特に第2の湾曲部(凸状部)332cは、ユーザの乳首310と接触している。第2の湾曲部332cが乳首310と接触している間は、第1の封止部310と、乳首210と湾曲部332cとの間の接触点によって定義される第2の封止部332cとの間に第2の体積V2が生成されるように、第2の湾曲部332e(ローブの形で)は接触していない。中間部330は、図4に示すように、実質的に三角形を形成する。これらの部分332eによって、ユーザの乳輪220に向かって真空接続が依然として存在する。
図5A乃至5Cは、本発明の一態様による折り畳み可能な中間部の模式的な図である。図5A乃至5Cは、中間部330の側面図を示す。折り畳み可能な部分が折り畳まれたとき、中間部330は、2つのロープ330aを有することになる。図5A乃至5Cでは、中間部330は、折り畳まれていない状態(破線)、及び折り畳まれた状態(実線)で示されている。図5Bでは、中間部330は、折り畳まれた状態では、複数のロープ330aを構成している。図5Cでは、折り畳まれたときに3つのロープ330aを構成する中間部330が描かれている。中間部330の寸法のために(特に中間部330の長さが減少しているために)、中間部330は、中間部が折り畳まれた状態にあるときに、複数のロープ330aを構成する。中間部330が折り畳まれたときに中間部330と直接接触するユーザの乳首210の表面を増大させるために、(図5Bと図5Cとの間で比較して)ロープの数を減少させると有利である。
図6A乃至図6Cは、本発明の一態様による漏斗の模式的な断面図である。図6Aでは、真空が印加されていないときの漏斗301、330が示されている。乳首210が漏斗301、330内に配置されている。図6Bでは、真空が印加された状態が描かれている。特に、漏斗301、330は折り畳まれており、3つのロープ330aを有する。図6Cでは、漏斗301、330が折り畳まれ、5つのロープ330aを有する状況が描かれている。
図7は、本発明の一態様による乳房受容部の模式的な図である。図7では特に、乳房シールドの形をした乳房受容部が描かれている。乳房シールドは、支持構造340と、2K(2部品)射出成型によって一体的に製造された柔軟な折り畳み可能な漏斗301、310、320、330の形をとる挿入具と、からつくられる。漏斗301は、第1の封止部として機能する第1の端部310と、圧搾具のポートに配置することができる第2の端部320とを有する。第1の端部310と第2の端部320との間には、中間部330が設けられている。支持フレーム340と同様に、挿入具又は漏斗301は、2K射出成型工程によって製造される。支持フレーム340は、第1の端部341、第2の端部342、及び第1及び第2の端部310、320の間に接続される少なくとも1つの脚部343を有する。支持フレーム340の第1の端部341は、2K射出成型プロセス中に挿入具の第1の端部310と接続される。支持フレーム340の第2の端部342は、2K射出成型プロセス中に、柔軟な漏斗の第2の端部320に結合される。更に、中間部330は、湾曲部分332を有しても良い。湾曲部分332は、外向きに湾曲することができる(そして凹状部を形成する)。湾曲部分332(特に凹状部)は、2K射出成型の間に脚部343のうちの1つに結合される。換言すれば、挿入具301は、3つの点、即ち第1の点361(支持フレームの第1の端部341と挿入具の第1の端部310とを接続する)で支持フレームに結合される。第2の接触点362が、支持フレームの第2の端部342と同様に、挿入具の第2の端部320に設けられている。第3の接触点363が、脚部343と湾曲部332(特に凹状部)との間に設けられている。第3の接触点363は、第1の端部と第2の端部との間の中間に配置することができる。この第3の接触点363は、ローブの数を制御することができ、また、ローブがどの位置で折り畳まれるかを予測することができるため有利である。第3の接触点363の位置及び第3の接触点363の位置の知識は、ひび割れた又は痛んだ乳首組織への余分なストレスを回避するために、漏斗のユーザが使用することができることに留意すべきである。更にこのことは、詰まっている可能性のある乳管から搾出するためにも使用することができる。特に、第3の接触点の知識を用いて、ユーザは、ひび割れた組織や痛んだ組織を有するそれらの領域に漏斗を配置することができ、又は詰まった乳管から圧搾することを可能にすることができる。特に、本発明の一態様による乳房シールド構成では、乳首の痛み及び乳房の炎症を著しく防止又は減少させることができる。
図8は、本発明の一態様による乳房シールド構成の模式的な断面図である。図8において、乳房シールド300によって定義された空間V1内に配置される乳房200が描かれており、乳輪220及び乳首210を有する乳房200が示されている。乳房シールド300は、硬質材料から作られた支持フレーム又は構造340と、柔軟な挿入具301、310、320、330とを有する乳房受容部300aを有しても良い。挿入具301は、好適には、軟質シリコンのような軟質材料から作られている。支持構造340及び挿入具/漏斗は、2K射出成型プロセスによって製造される。従って、支持構造340及び挿入具/漏斗は、単一のユニットとして製造される。挿入具301は、封止部310として機能する第1の端部310を構成する。また、挿入具は、第2の端部320を構成する。乳房シールド300の第1の端部310は、授乳中の女性の乳房200を受けるように設計されている。乳房シールド300の第2の端部320又はポートを介して、抽出された母乳は、図2に示すように、例えば瓶400に流れ込むことができる。母乳の流れと真空の流れとが、分離されることができる。複数の開口部が乳房シールドに存在しても良い。
挿入具301はまた、乳房シールド300の封止部又は第1の端部310と第2の端部320との間に、柔軟で折り畳み可能な中間部330を有する。
封止部310は、第1の端部311と第2の端部312とを有する。封止部310の第2の端部312は、乳輪220又はユーザの乳房200に対して配置される。このようにして、乳房200は、ユーザの乳房200と周囲の中間部330とによって定義される体積内に真空を作り出すことができるように、外気に対して遮蔽される。
本発明によれば、支持フレーム340は、第1の端部341と第2の端部342とを有する。第1の端部341は、封止部310の第1の端部311と接触することができる。それぞれが封止部として機能することができる。第2の端部342は、乳房シールド300の第2の端部320と接触している。更に、中間部330は、他の点で支持フレーム又は構造体340と接触していても良い。中間部330は、真空が印加されたときに折り畳まれるように設計されている。この場合、中間部330は、ユーザの乳首210に付着又は包囲する。
好適には、支持フレーム又は構造体340は、剛性を有することが好ましく、挿入具の支持を提供することができる硬質プラスチックの本体部分として実装される。支持構造340の第1の端部341と共に挿入具の封止部310は、ユーザの乳首と中間部330によって定義される体積内の真空を可能にするための封止機能を実装することができる。好適には、挿入具の封止部310は、乳房シールド300がユーザの乳房200上に配置されたときに、乳首が封止部310と典型的には接触しないように、ユーザの乳房又は乳輪に対して少なくとも部分的に配置される。特に、中間部330は、印加された真空のために折り畳まれているとき、折り畳まれている中間部は、乳房の残りの部分に触れる前に、最初に乳首又は乳輪に触れるように実施される。更に好適には、中間部330は、真空サイクルの間、乳首の表面が支持されるように実装される。好適には、挿入具は、軟質シリコンで形成されており、折り畳み動作を可能にするような柔軟性を有する。
図8に示すように、中間部330は、封止部310と結合される第1の端部331を有する。中間部330は、更に、乳房シールド300の第2の端部320に配置された第2の端部333を構成する。第1及び第2の端部331、333の間には、湾曲部332が存在する。中間部330は、第1の端部331、第2の端部333、及び第1及び第2の端部331、333の間に湾曲部分332が存在するように構成されている。換言すれば、湾曲部分332の長さは、中間部の第1の端部331と第2の端部333との間の距離よりも大きい。湾曲部分332は、第1の端部332a、第2の端部332d、及び任意に、第1及び第2の端部332a、332dの間の第1及び第2の湾曲部分332a、332cを有する。第1湾曲部は凹状部に相当し、第2湾曲部は凸状部に相当する。図8の左側の図では、中間部330の第1の端部331は、封止部310の第2の端部332に結合されている。第2の図では、中間部330の第1の端部331は、第2の端部332から所定の距離において封止部310に結合されている。第3の図では、第1の端部331は、封止部310の第2の端部312から所定の距離において封止部310に結合されている。第4の図では、封止部310の第2の端部312は、中間部330の第1の端部331に結合されている。
中間部330の長さ、特に湾曲部分332の長さに応じて、少なくとも第1及び第2の湾曲部分332b,332cが存在する。
真空ポンプ500によって乳房シールドに真空が印加され、乳房と乳房シールド(即ち中間部330)によって画定される体積内の圧力が中間部330の外の雰囲気(例えば大気圧)よりも十分に小さいとき、中間部330は折り畳まれて、乳輪220及び乳首210と接触することになる。特に、ローブの位置は、接触点363の位置によっても決定される。
図9A及び9Bはそれぞれ、本発明の一態様による乳房受容ユニットの異なる模式的な図を示している。図9A及び9Bによる乳房受容ユニットの構造は、2K射出成型の間、脚部343が必ずしも中間部330の湾曲部分332に結合されていないことを除いて、図7による乳房受けユニットの構造に実質的に対応している。
図10A乃至10Dは、それぞれ、乳房受容部の製造中の模式的な図を示している。図10A及び10Bでは、支持フレームの製造が描かれている。射出成型2Kのための下方金型610及び上方金型620が設けられている。図10Bでは、上方金型620は、支持フレーム340と共に取り外されている。柔軟な漏斗を製造するためには、3つの金型630、640、650が必要である。特に、底型630、上方金型650、及び中間金型640が必要である。好適には、中間金型640は、支持フレーム340の脚部343に沿って移動するために、異なる部分に分割することができる。
図11及び12は、それぞれ、本発明の一態様による乳房シールド構成の模式的な図である。図11において、柔軟な漏斗301は、その第2の端部320に封止部321を構成し、この封止部321によって漏斗301が圧搾具501のポート530に対してシールされ得るようになっている。柔軟な漏斗310、320、330及び支持構造340を有する乳房シールド300は、柔軟な漏斗の第2の端部320に封止部321を有しても良い。封止部321は、支持構造340の第2の端部342を越えて延在し、乳房シールド300が圧搾具501のポート530内に配置されたときに、乳房シールド300の封止を可能にする。
図12は、圧搾具のポートに対する漏斗の封止の代替的な態様を開示している。図12による態様では、第2の端部320の端部には封止部321が設けられていないが、封止部321は、支持構造の第2の端部342の孔342aを通って延在しても良い。その後、乳房シールドが圧搾具501のポート530内に導入されると、封止部321は、乳房シールド構成をポート530に対して封止することができる。
図13A及び13Bはそれぞれ、本発明の一態様による乳房シールド構成の模式的な断面を示す。図13A及び13Bにおいては、乳房シールド構成の断面は、中間部330及び2つ又は3つの脚部343を伴って示されている。
本発明の一態様によれば、搾乳ポンプ用の乳房シールド構成300が提供され、該乳房シールド構成は、ユーザの乳房200に対して乳房シールド構成300を封止するように適合された第1の封止部310としての第1の端部と、圧搾具500に結合されるように適合された第2の端部320と、乳房シールド構成300の第1及び第2の端部310、320の間の柔軟な折り畳み可能な中間部330と、を有し、前記中間部330は、乳首210及びユーザの乳房200の乳輪220の少なくとも一部220を受けるように適合された第1の空間V1を定義する周方向に延在する壁部を持ち、前記中間部330は、第1の端部331、湾曲部332及び第2の端部333を有し、湾曲部332は、第2の封止部332cを有し、前記第2の封止部332cは、乳房シールド構成300の第2の端部320で真空が印加されたときに、湾曲部332を乳首210及びユーザの乳房200の乳輪220の少なくとも一部220に対して封止するように構成され、中間部330の内径が、湾曲部分332の第1の端部から第2の端部までの間で連続的に減少しており、中間部330を支持するための支持構造240が設けられており、支持構造340及び中間部330は、2K射出成型によって製造される。
本発明の更なる態様によれば、搾乳ポンプのための乳房シールド構成300が提供され、該構成は更に、ユーザの乳房200に対して乳房シールド構成300を封止するように適合された封止部310としての第1の端部と、第2の端部320と、乳首210及びユーザの乳房200の乳輪220の少なくとも一部を受けるように適合された第1の端部310と第2の端部320との間の中間部330と、を有し、前記中間部330は、第1の端部331、湾曲部分332及び第2の端部333を有し、前記湾曲部分332の長さは、前記中間部330の第1の端部331と第2の端部333との間の距離よりも大きく、前記湾曲部分332は、前記中間部330の第1の端部331の近くに少なくとも凹状の形状を持ち、前記中間部330の内径は、前記湾曲部分332の第1の端部から第2の端部までの間で連続的に減少する。
本発明の更なる態様によれば、湾曲部分332は、少なくとも中間部330の第1の端部331の近傍に凹状の形状を有し、中間部330の第2の端部333の近傍に凸状の形状を有する。
本発明の一態様によれば、湾曲部分332は、第1及び第2の端部332a、332dと、第1及び第2の湾曲部分332b、332cとを有し、第1の湾曲部分332bは凹形状であり、第2の湾曲部分332cは凸形状であり、湾曲部332の第1及び第2の端部332a、332dが中間部330の第1及び第2の端部331、333に対応し、第1及び/又は第2の湾曲部332b,332cが、乳房シールド構成300に真空が印加されて中間部が折り畳まれたときにユーザの乳首210と接触する第1の接触点である第1の接触点に対応している。
図面、説明及び添付される請求項を読むことにより、請求される本発明を実施化する当業者によって、開示された実施例に対する他の変形が理解され実行され得る。
請求項において、「有する(comprising)」なる語は、他の要素又はステップの存在を除外するものではなく、不定冠詞「1つの(a又はan)」は、複数を除外するものではない。
単一のプロセッサ又はその他のユニットが、請求項に列記された幾つかのアイテムの機能を実行しても良い。特定の手段が相互に異なる従属請求項に列挙されているという単なる事実は、これら手段の組み合わせが有利に利用されることができないことを示すものではない。コンピュータプログラムは、他のハードウェアと共に又は他のハードウェアの一部として供給される光記憶媒体又は固体媒体のような適切な媒体上で保存/配布されても良いが、インターネット又はその他の有線若しくは無線通信システムを介してのような、他の形態で配布されても良い。
請求項におけるいずれの参照記号も、請求の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
Claims (14)
- 搾乳ポンプのための乳房シールド構成であって、
2部品製造により単一のユニットとして作られた柔軟な折り畳み可能な漏斗及び剛性のフレームを持つ、乳房受容部を有し、
前記柔軟な漏斗は、円周方向に延在する壁部を持ち、
前記乳房受容部は、第1の端部及び第2の端部を持ち、
前記柔軟な漏斗及び前記剛性のフレームは、前記2部品製造の間、少なくとも第1の位置及び第2の位置において、前記乳房受容部の前記第1の端部及び前記第2の端部において接続され、
前記柔軟な漏斗は、前記乳房受容部の前記第2の端部を介して前記乳房受容部に真空が印加された場合に、折り畳まれるよう構成され、
前記柔軟な漏斗は、前記乳房受容部の前記第1の端部から見て、少なくとも部分的に円周方向に延在する凹状部を有し、
前記凹状部は、前記乳房受容部の前記第1の端部に結合され、
前記乳房受容部の前記第2の端部に印加される真空は、前記乳房シールド構成における唯一の真空である、
乳房シールド構成。 - 前記柔軟な漏斗は更に、前記漏斗の折り畳まれた状態において、前記乳房シールド構成における真空に対して、乳首及び/又は乳輪の一部を封止するよう構成された封止部を形成する凸状部を有する、請求項1に記載の搾乳ポンプのための乳房シールド構成。
- 前記柔軟な漏斗は、折り畳まれた状態において、少なくとも2つのローブを持つ、請求項1に記載の搾乳ポンプのための乳房シールド構成。
- 前記剛性のフレームは、第1の端部及び第2の端部、並びに前記第1の端部と前記第2の端部との間の少なくとも1つの脚部を有し、前記柔軟な漏斗と少なくとも1つの脚部とは、前記2部品製造の間、少なくとも1つの第3の位置において少なくとも部分的に接続される、請求項1に記載の搾乳ポンプのための乳房シールド構成。
- 前記柔軟な漏斗の凹状部は、前記第3の位置において、前記少なくとも1つの脚部に結合された、請求項4に記載の搾乳ポンプのための乳房シールド構成。
- 搾乳ポンプのための乳房シールド構成において、
2部品製造により単一のユニットとして作られた柔軟な折り畳み可能な漏斗及び剛性のフレームを持つ、乳房受容部を有し、
前記柔軟な漏斗は、円周方向に延在する壁部を持ち、
前記乳房受容部は、第1の端部及び第2の端部を持ち、
前記柔軟な漏斗及び前記剛性のフレームは、前記2部品製造の間、少なくとも第1の位置及び第2の位置において、前記乳房受容部の前記第1の端部及び前記第2の端部において接続され、
前記柔軟な漏斗は、前記乳房受容部の前記第2の端部を介して前記乳房受容部に真空が印加された場合に、折り畳まれるよう構成され、
前記剛性のフレームは、第1の端部及び第2の端部、並びに前記第1の端部と前記第2の端部との間の少なくとも1つの脚部を有し、
前記柔軟な漏斗と少なくとも1つの脚部とは、前記2部品製造の間、少なくとも第3の位置において、少なくとも部分的に接続され、
前記乳房受容部の前記第2の端部において印加される真空は、前記乳房シールド構成における唯一の真空である、
乳房シールド構成。 - 前記柔軟な漏斗の前記第1の端部と前記剛性のフレームの前記第1の端部とは、ユーザの乳房を受容し該乳房に対して封止するよう構成された第1の封止部を形成する、請求項6に記載の搾乳ポンプのための乳房シールド構成。
- 前記柔軟な漏斗は、前記乳房シールド構成の前記第1の端部から見て少なくとも部分的に円周方向に延在する凹状部を有し、前記凹状部は、前記乳房受容部の前記第1の端部に結合された、請求項6に記載の搾乳ポンプのための乳房シールド構成。
- 前記柔軟な漏斗は、前記凹状部と前記乳房受容部の前記第2の端部との間に凸状部を有する、請求項8に記載の搾乳ポンプのための乳房シールド構成。
- 前記2部品製造は、2部品射出成型、3部品射出成型、3次元印刷又はラピッドプロトタイピングを有する、請求項1又は6に記載の搾乳ポンプのための乳房シールド構成。
- 前記第2の端部を介して前記乳房シールド構成に真空が印加されず、前記柔軟な漏斗は、ユーザの乳首が前記凹状部に接触することなく挿入されるよう構成された、請求項1に記載の搾乳ポンプのための乳房シールド構成。
- 請求項1に記載の乳房シールド構成と、
第1のポートを持つ圧搾具と、
を有し、
前記第1のポートは、前記乳房受容部の前記第2の端部を受容するよう構成され、
前記柔軟な漏斗は、前記第2の端部において第3の周縁封止部を有し、前記第3の封止部は、前記圧搾具に対して前記乳房受容部を封止するよう構成された、
搾乳ポンプ。 - 請求項6に記載の乳房シールド構成と、
第1のポートを持つ圧搾具と、
を有し、
前記第1のポートは、前記乳房受容部の前記第2の端部を受容するよう構成され、
前記柔軟な漏斗は、前記凸状部と前記第2の端部との間において第3の周縁封止部を有し、
前記第3の封止部は、前記圧搾具に対して前記乳房受容部を封止するよう構成された、
搾乳ポンプ。 - 乳房シールド構成及び圧搾具を有する搾乳ポンプを動作させる方法であって、前記乳房シールド構成は、2部品製造により単一のユニットとして作られた柔軟な折り畳み可能な漏斗及び剛性のフレームを持つ、乳房受容部を有し、前記柔軟な漏斗は、円周方向に延在する壁部を持ち、前記乳房受容部は、第1の端部及び第2の端部を持ち、前記柔軟な漏斗及び前記剛性のフレームは、前記2部品製造の間、少なくとも第1の位置及び第2の位置において、前記乳房受容部の前記第1の端部及び前記第2の端部において接続され、前記柔軟な漏斗は、前記乳房受容部の前記第1の端部から見て、少なくとも部分的に円周方向に延在する凹状部を有し、前記凹状部は、前記乳房受容部の前記第1の端部に結合され、前記方法は、
乳首を含む乳房の一部の上に前記柔軟な漏斗を配置するステップと、
前記乳房受容部の第2の端部において真空を印加するステップと、
を有し、前記乳房受容部の前記第2の端部において印加される真空は、前記乳房シールド構成における唯一の真空である、方法。
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