JP6690389B2 - フロー生成プログラム、フロー生成方法およびフロー生成装置 - Google Patents

フロー生成プログラム、フロー生成方法およびフロー生成装置 Download PDF

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Description

本発明は、フロー生成プログラム、フロー生成方法およびフロー生成装置に関する。
近年、業務システムが出力するログデータに基づいて、該業務システムが実行したイベントの流れを示す業務フロー図を生成し、生成された業務フロー図に基づいて、業務システムの運用状況の分析が行われるようになっている。
関連する技術として、発側イベント・着側イベントに対する業務間に因果関係が無く独立で並列実施されているものを見かけ上遷移として検出する技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
また、業務とは無関係な無関係イベントを自動的に検出し、業務フローから削除する技術が提案されている(例えば、特許文献2を参照)。また、業務システムへの負担を軽減して最適な粒度の業務プロセスモデルを生成する技術が用いられている(例えば、特許文献3を参照)。
特開2010−271806号公報 特開2010−020634号公報 国際公開第2013/153629号
ログデータに記録されたイベントの数が多くなると、生成される業務フロー図には複数の経路が含まれるため、業務フロー図が複雑になる。このため、イベント間に因果関係が無く独立で並列実施されるイベントや業務とは無関係な無関係イベント等が業務フロー図から除外されることで、業務フロー図を簡略化できる。
一方で、業務フロー図に含まれる経路から特定のイベントが除外されると、後に、業務フロー図に基づいて行われる分析が難しくなる場合がある。このような場合、業務フロー図の経路から特定のイベント(発生事象)が除外されることは好ましくない。
1つの側面として、本発明は、フローの経路から特定の発生事象が除外されることを抑制することを目的とする。
1つの態様では、フロー生成プログラムは、以下の処理をコンピュータに実行させる。情報処理システムのログデータに記録された複数の発生事象に関する情報から、遷移元の発生事象と遷移先の発生事象との組ごとに、遷移の発生回数を特定する。特定された前記遷移の発生回数に基づいて、該発生回数の多い順に選択された2以上の組を含み、且つ前記発生事象の数が異なる複数の発生事象群のそれぞれについて、前記発生事象の1以上の発生順序パターンと該1以上の発生順序パターンそれぞれの発生回数とを特定する。前記複数の発生事象群のそれぞれについて、前記1以上の発生順序パターンについての前記発生回数の分布の平均値に対する集中度合いと前記発生事象の遷移先の偏りの度合いである不平等度合いを算出する。前記複数の発生事象群の中から、前記不平等度合いが第1閾値以上であり、且つ前記集中度合いが最も低い発生事象群に基づいて、前記発生事象のフローを生成する。
1つの側面によれば、フローの経路から特定の発生事象が除外されることを抑制することができる。
実施形態のシステムの一例を示す図である。 業務フローの一例を示す図(その1)である。 業務フローの一例を示す図(その2)である。 ログデータの一例を示す図である。 経路データの一例を示す図である。 イベント間遷移表の一例を示す図である。 実施形態における経路の判定処理の一例を示す図である。 業務フローの一例を示す図(その2)である。 比較例における経路の判定処理の一例を示す図である。 業務フローの一例を示す図(その3)である。 他の例における経路データと尖度およびジニ係数とを示す図である。 業務フローの一例を示す図(その3)である。 実施形態の処理の流れの一例を示すフローチャート(その1)である。 実施形態の処理の流れの一例を示すフローチャート(その2)である。 フロー生成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。図1は、実施形態のシステム1の一例を示す。システム1において、情報処理システム2とフロー生成装置3とが通信可能に接続される。
情報処理システム2は、例えば、所定の業務を運用するシステムである。情報処理ステム2は、1以上のサーバやストレージ等を含むシステムであってよい。情報処理システム2は、該情報処理システム2に発生した事象(発生事象)に関するデータ(以下、ログデータと称する)を、例えばストレージ等に記憶する。
フロー生成装置3は、情報処理システム2に記憶されるログデータを取得し、取得したログデータに基づいて、発生事象(以下、イベントと称する)の流れを示す業務フローを生成する。業務フローは、フローの一例である。生成された業務フローに基づいて、例えば、業務改善やシステム移行時における現行システムの分析を行うことができる。
例えば、フロー生成装置3が生成した業務フローの証跡に基づいて、上記の分析を行う装置は、所定の業務プロセスが正常に実行されているかを判定することができる。また、上記の装置は、規則性のない業務フローを検出した場合に、想定された業務フローと規則性のない業務フローとの違いを分析することができる。
フロー生成装置3は、主制御部11と取得部12と第1特定部13と第2特定部14と算出部15と判定部16とフロー生成部17と表示制御部18と記憶部19とを含む。
主制御部11は、フロー生成装置3の各種の制御を行う。取得部12は、情報処理システム2からログデータを取得する。取得されたログデータには、上述したイベントに関する情報が記録されている。
実施形態の業務フローは、イベント間の対応関係を示す。第1特定部13は、ログデータに基づいて、遷移元のイベントと遷移先のイベントとを組として、該組ごとに、遷移の発生回数を特定する。
例えば、あるイベントの次に別のイベントが所定回数実行されたことを示す情報がログデータに記録されている場合、第1特定部13は、ログデータに基づき、遷移元のイベントと遷移先のイベントとの組について、遷移の発生回数を特定する。
第2特定部14は、第1特定部13が特定した遷移の発生回数が多い組から順番に、遷移元のイベントと遷移先のイベントとの組を選択し、選択された2以上の組を含むイベント群を生成する。
該イベント群には、1つずつイベントが追加される。第2特定部14は、追加されたイベントを含むイベント群について、該イベント群に含まれるイベントの発生順序パターンと該発生順序パターンに応じた発生回数とを特定する。イベント群は、発生事象群の一例である。
算出部15は、所定の演算を行い、第2特定部14が特定した、発生順序パターンに応じた発生回数について、尖度およびジニ係数を算出する。尖度は、発生順序パターンに応じた発生回数の分布の平均値に対する集中度合いの一例であり、ジニ係数は、不平等度合いの一例である。
判定部16は各種の判定を行う。フロー生成部17は、判定部16の判定結果に基づいて、業務フローを生成する。フロー生成部17は、生成された業務フローを可視化した業務フロー図を生成する。記憶部19は各種の情報を記憶する。表示制御部18は、フロー生成部17が生成した業務フロー図がディスプレイ20に表示されるように制御を行う。
<業務フロー図の一例>
業務フロー図の一例について、図2の例を参照して、説明する。図2の例において、「Initial State(IS)」は業務フロー図の始まりを示す。「Final State(FS)」は業務フロー図の終わりを示す。図2の業務フロー図は、保険金の支払い業務における事故状況調査についての業務フロー図である。
図2の業務フロー図において、案件内容確認というイベントが実行される。次に、契約内容確認というイベントが実行される。次に、ケースマネジメントに含まれる4つのイベントのうち一部または全部のイベントが実行される。
ケースマネジメントには、業務フローから除外されることを抑制する対象となる複数のイベントが含まれる。ケースマネジメントの中では、各イベントの実行順序は任意であってよい。
また、場合によっては、ケースマネジメントに含まれる一部のイベントが実行されない可能性もある。ただし、業務フローが生成される際に、ケースマネジメントに含まれる対象となるイベントは全て含まれるようにする。
図2の例では、調査方法と請求棄却と顧客に聞き取り調査と警察に聞き取り調査との4つのイベントがケースマネジメントに含まれる。該ケースマネジメントに含まれる各イベントは、調査方法の決定や実施する調査等を示す。
ケースマネジメントの次に、保険金支払額算出というイベントが実行され、その次に、顧客に連絡というイベントが実行される。図2の例の業務フローは、以上のようなイベントの流れを示す。
図3は、並列イベントが組み込まれている業務フローと並列イベントが組み込まれていない業務フローとの一例を示す。並列イベントが組み込まれている業務フロー図について説明する。
図3の例において、「CaseX」、「CaseY」、「CaseZ」および「CaseI」は、それぞれイベントを示す。「CaseX」と「CaseY」と「CaseZ」とは業務フローの主要な経路であるとする。
一方、「CaseI」は主要な経路との関連性の低いイベントであるものとする。ただし、該「CaseI」は、少ない頻度ではあるが、「CaseX」、「CaseY」または「CaseZ」との間に遷移関係を持つことがログデータに記録されているものとする。該「CaseI」を並列イベントと称することがある。
この場合、イベント間の全ての遷移関係を示す業務フローが生成されると、主要な経路に含まれる上記の3つのイベントと並列イベントとが重ね合わせられるため、業務フローが複雑になる。
図3の例に示されるように、並列イベントが組み込まれている業務フロー図は、主要な経路とは関連性の低いイベント「CaseI」についても遷移関係が表現されているため、業務フローが複雑になる。このため、イベント「CaseI」は、主要な経路とは別の経路として業務フローが生成されることが好ましい。
そこで、イベントの遷移に関する発生頻度および発生確率が所定の基準値以下のイベントの検出を行い、検出されたイベントを主要な経路から除外することで、主要な経路とは関連性の低いイベントが主要な経路とは別な経路として生成される。
図3の例のうち、並列イベントが組み込まれていない業務フローは、主要な経路とイベント「CaseI」の経路とが分離されており、業務フローが簡略化されている。
ログデータに記録されるイベントの種類数が増えるに応じて、業務フローに並列イベントが組み込まれると、業務フローがより複雑になる。このため、主要な経路とは関連性の低いイベントについては、主要な経路とは別な経路として生成されることが好ましい。
ただし、イベントの遷移に関する発生頻度および発生確率が所定の基準値以下のイベントの検出を行い、検出されたイベントを主要な経路から除外する場合、例えば、上述したケースマネジメントに含まれるイベントが除外される可能性がある。
例えば、上述したケースマネジメントに含まれる各イベントは、主要な経路に含まれる対象となる特定のイベントであり、業務フローにおいて、ケースマネジメントに含まれる各イベントは除外されないようにする必要がある。
実施形態では、業務フローにおいて、主要な経路と並列イベントの経路と分離し、且つケースマネジメントに含まれる各イベントが経路から除外されないようにする。
<ログデータの一例>
図4は、ログデータの一例を示す。ログデータは、情報処理システム2に記憶されており、取得部12が情報処理システム2からログデータを取得する。図4の例において、ログデータは、Identification(ID)とタイムスタンプとイベントとの項目を含む。
IDは、発生したイベントを識別する情報である。タイムスタンプは、イベントが発生した時間を示す。イベントは、発生したイベントを示す情報である。実施形態では、IDごとに、イベントの発生順序に応じた経路が生成される。
例えば、ID「001」の場合、「CaseI」→「CaseA」→「CaseB」→・・・の発生順序の経路が生成される。例えば、ID「002」の場合、「CaseA」→「CaseB」→「CaseI」→・・・の発生順序の経路が生成される。
<経路データの一例>
図5は、ログデータに基づいて生成される経路データの一例を示す。第1特定部13は、取得部12が取得したログデータに基づいて、複数の経路を生成する。図5の例において、「A」や「B」等は、イベントであることを示す(「Case」は省略されている)。
例えば、図5の例において、「「I」→「A」→「B」→「C」→「D」→「E」→「F」→「G」→「H」」は、1つの経路を示し、ログデータに基づいて生成される該経路は、100個存在することを示す。ログデータの1つのIDに対応するイベントの発生順序に基づいて1つの経路が生成されるため、上記の経路を辿るIDが、ログデータに100個記録されていることになる。
第1特定部13は、イベントの発生順序が異なる場合、異なるパターンの経路を生成する。図5の例の場合、第1特定部13は、各発生順序パターンの経路の合計は600であることを特定する。以下、生成された経路と該経路の個数とを含むデータを経路データと称する。第1特定部13は、経路データを記憶部18に記憶する。
<イベント間遷移表の一例>
図6は、遷移元のイベントと遷移先のイベントとの組ごとの遷移の発生回数の一例を示す表(イベント間遷移表と称する)である。第1特定部13は、経路データに基づいて、上記の組ごとに、遷移の発生回数を特定し、イベント間遷移表を記憶部18に記憶する。
図6の例において、「発」は遷移元のイベントを示し、「着」は遷移先のイベントを示す。例えば、遷移元のイベントAから遷移先のイベントBへの遷移の発生回数は「500」である。
一方、経路データには、イベントAからイベントCへの遷移を示す情報は記録されていない。従って、遷移元のイベントAから遷移先のイベントへの遷移の発生回数は「0」である。
「発Σ=T(着)」は、1つの遷移元のイベントから残りの9つのイベントへの遷移の発生回数の合計を示す。「着Σ=T(発)」は、1つの遷移先のイベントに遷移する残りの9つのイベントからの遷移の発生回数の合計を示す。
<実施形態の業務フロー生成の一例>
次に、実施形態の業務フローの生成の一例について説明する。第2特定部14は、イベント間遷移表および経路データを参照して、遷移の発生回数の多い順に、イベントを1つずつ選択して追加する。
イベント間遷移表では、イベントAからイベントBへの遷移の遷移回数(=500)と、イベントGからイベントHへの遷移の遷移回数(=500)とが最も多い。一方、経路データには、イベントAからイベントBの遷移は、イベントGからイベントHへの遷移の前に発生することが記録されている。
第2特定部14は、最初に、イベントAからイベントBへの遷移を特定する。図7の例に示されるように、第2特定部14は、1段階目として、遷移元のイベントAを選択する。次に、第2特定部14は、遷移元のイベントAの遷移先のイベントBを選択する。遷移元のイベントAと遷移先のイベントBとが1つの組となる。
次に発生回数が多い遷移は、イベントGからイベントHへの遷移である。第2特定部14は、3段階目として、イベントGを選択し、選択されたイベントGをイベント群に追加する。この場合、イベント群に含まれるイベント数は3つである。
次に、第2特定部14は、4段階目として、イベントHを選択し、選択されたイベントHをイベント群に追加する。この場合、イベント群に含まれるイベント数は4つである。
第2特定部14は、経路データを参照して、イベントAとイベントBとの組と、イベントGとイベントHとの組との間に、複数のイベントが存在することを検出する。また、上述したように、イベントAからイベントBの遷移は、イベントGからイベントHへの遷移の前に発生する。
この場合、第2特定部14は、イベントAとイベントBとの組のうち、遷移先のイベントであるイベントBを遷移元とする複数の遷移先のイベントのうち、遷移の発生回数が最も多いイベントを選択する。
遷移元がイベントBの場合、遷移の発生回数が最も多いイベントはイベントD(発生回数は310回)である。第2特定部14は、5段階目として、イベントDを選択し、イベント群にイベントDを追加する。この場合、イベント群に含まれるイベント数は5つである。
第2特定部14は、経路データを参照して、イベントAとBとDとGとHとの発生順序に複数のパターンがあるかを検出する。
経路データの各経路からは、「A」→「B」→「D」→「G」→「H」(以下、ABDGHのように記載)の発生順序のみが検出される。第2特定部14は、発生順序パターンは「ABDGH」の1パターンのみであり、発生回数は600回であることを特定する。
算出部15は、発生順序パターンの数および発生回数に基づいて、ジニ係数を算出する。ジニ係数は、イベントの遷移先の偏りの度合い(不平等度合い)を示す値である。ジニ係数は、均等分配線とローレンツ曲線とで囲まれる領域の面積を2倍した値である。実施形態では、不平等度合いを示す値としてジニ係数を用いるが、不平等度合いを示す値であれば、ジニ係数以外の値が用いられてもよい。
ジニ係数は「0」より大きく、「1」より小さい値である。ジニ係数が「1」に近づくほど、偏りの度合いが大きいことを示す。
算出部15は、上述した均等分配線とローレンツ曲線とに基づいて、ジニ係数が「0.833333」であることを算出する。5段階目の時点で、尖度は算出されない。
第2特定部14は、経路データを参照して、遷移元のイベントをイベントDとした場合における遷移の発生回数が最も多いイベントを検出する。該最も多いイベントは、イベントE(発生回数は320回)である。第2特定部14は、6段階目として、イベントEを選択し、イベント群にイベントEを追加する。この場合、イベント群に含まれるイベント数は6つである。
第2特定部14は、経路データを参照して、イベントAとBとDとEとGとHとの発生順序に複数のパターンがあるかを検出する。経路データの各経路からは、「ABDEGH」と「ABEDGH」との2つの発生順序パターンが検出される。
第2特定部14は、「ABDEGH」の発生順序パターンに対応する発生回数は480回であり、「ABEDGH」の発生順序パターンに対応する発生回数は120回であることを特定する。
算出部15は、発生順序パターンの数および発生回数に基づいて、ジニ係数を算出する。イベントEが追加されたイベント群の場合、ジニ係数は「0.8」になる。6段階目のジニ係数は5段階目のジニ係数よりも値が低くなっている。これは、発生順序パターンの偏りが少なくなったことを示す。
また、算出部15は、発生順序パターンに応じた発生回数に基づいて、尖度を算出する。尖度は、発生順序パターンに応じた発生回数の分布が平均値に集中する度合いを示す。尖度は、低い値から増加し、極大値を超えると、減少する。尖度が高いほど、イベント間の遷移に特徴があることを示す。この場合、イベント間の関連性が高くなる。
尖度は、確率密度関数と累積分布関数とにより表されるパレート分布(連続型の確率分布)に基づいて、所定の演算により算出される。実施形態では、発生順序パターンに応じた発生回数の分布の平均値に対する集中度合いを示す値として尖度を用いるが、該集中度合いを示す値であれば、尖度以外の値が用いられてもよい。
上述した2つの発生パターンとそれぞれの発生パターンに応じた発生回数とに基づいて、算出部15は、尖度を算出する。6段階目の時点における尖度は「0.25」である。イベントの数が少数の場合、イベント間の遷移に特徴が現れにくい。
そこで、算出部15は、イベント群に含まれるイベントの数がイベント数閾値以上になったときに、尖度の算出を行う。図7の例では、イベント群に含まれるイベント数が「6」になった時点で、算出部15は尖度の算出を行う。イベント数閾値は第2閾値の一例である。
これにより、イベント群に含まれるイベント数がイベント数閾値以上になるまでは、尖度の算出が行われないため、算出部15により計算量を少なくすることができる。
第2特定部14は、経路データを参照して、遷移元のイベントをイベントEとした場合における遷移の発生回数が最も多いイベントを検出する。該最も多いイベントは、イベントF(発生回数は330回)である。
第2特定部14は、7段階目として、イベントFを選択し、イベント群にイベントFを追加する。この場合、イベント群に含まれるイベント数は7つである。
第2特定部14は、経路データを参照して、イベントAとBとDとEとFとGとHとの発生順序に複数のパターンがあるかを検出する。経路データの各経路からは、6通りの発生順序パターンが検出される。
検出される発生順序パターンは「ABDEFGH」、「ABDFEGH」、「ABEDFGH」、「ABEFDGH」、「ABFDEGH」および「ABFEDGH」である。これらのうち、発生順序パターン「ABDEFGH」に対応する発生回数は400回であり、残りの5つの発生順序パターンに対応する発生回数は全て40回である。
算出部15は、上記の6通りの発生順序パターンとそれぞれの発生順序パターンに応じた発生回数とに基づいて、尖度およびジニ係数を算出する。算出される尖度は「0.4125」であり、ジニ係数は「0.775」である。
判定部16は、現段階(7段階目)の尖度と1つ前の段階(6段階目)の尖度とを比較し、尖度が減少しているかを判定する。1つ前の段階の尖度は「0.25」であり、現段階の尖度は「0.775」である。よって、尖度は増加しているため、判定部16は、尖度は減少していないと判定する。
第2特定部14は、経路データを参照して、遷移元のイベントをイベントFとした場合における遷移の発生回数が最も多いイベントを検出する。該最も多いイベントは、イベントC(発生回数は150回)である。
第2特定部14は、8段階目として、イベントCを選択し、イベント群にイベントCを追加する。この場合、イベント群に含まれるイベント数は8つである。
第2特定部14は、経路データを参照して、イベントAとBとCとDとEとFとGとHとの発生順序に複数のパターンがあるかを検出する。経路データの各経路からは、24通りの発生順序パターンが検出される。
そのうち、発生回数が100回の発生順序パターンは4通りあり、発生回数が10回の発生順序パターンは20通りある。
算出部15は、上記の24通りの発生順序パターンとそれぞれの発生順序パターンに応じた発生回数とに基づいて、尖度およびジニ係数を算出する。この場合における尖度は「0.38825」であり、ジニ係数は「0.555556」である。
判定部16は、現段階(8段階目)の尖度と1つ前の段階(7段階目)の尖度とを比較し、尖度が減少しているかを判定する。1つ前の段階の尖度は「0.4125」であり、現段階の尖度は「0.555556」である。よって、判定部16は、尖度が減少していると判定する。
尖度が減少していると判定部16が判定した場合、該判定部16は、現段階(8段階目)のジニ係数がジニ係数閾値以上であるかを判定する。実施形態では、ジニ係数閾値は「0.5」であるものとするが、ジニ係数閾値は「0.5」以外の値であってもよい。ジニ係数閾値は、第1閾値の一例である。
現段階のジニ係数は「0.555556」である。よって、判定部16は、該ジニ係数がジニ係数閾値以上であると判定する。実施形態では、判定部16は、尖度が減少したとしても、ジニ係数がジニ係数閾値以上であると判定した場合には、追加されたイベントCを経路の候補として残す。
経路データには、イベントA〜Iが記録されており、そのうち、イベントA〜Hは既に選択済みである。よって、第2特定部14は、残りの1つのイベントIを検出する。第2特定部14は、8段階目として、イベントIを選択し、イベント群にイベントIを追加する。この場合、イベント群に含まれるイベント数は9つである。
第2特定部14は、経路データを参照して、イベントAとBとCとDとEとFとGとHとIとの発生順序にパターンがあるかを検出する。経路データの各経路からは、24通りの発生順序パターンが検出される。
そのうち、発生回数が100回の発生順序パターンは4通りあり、発生回数が10回の発生順序パターンは20通りある。
算出部15は、上記の24通りの発生順序パターンとそれぞれの発生順序パターンに応じた発生回数とに基づいて、尖度およびジニ係数を算出される。この場合における尖度は「0.38825」であり、ジニ係数は「0.3」である。
判定部16は、現段階(9段階目)のジニ係数がジニ係数閾値以上であるかを判定する。現段階のジニ係数は「0.3」であり、ジニ係数閾値(=0.5)未満である。よって、判定部16は、該ジニ係数がジニ係数閾値未満であると判定する。
この段階で、判定部16は、尖度が減少しており、且つジニ係数がジニ係数閾値未満であると判定する。この場合、判定部16は、現段階の1つ前の段階(8段階目)のイベント群に含まれる各イベントによる経路を、ケースマネジメントを含む経路と判定する。
従って、8段階目のイベント群に含まれる各イベントによる経路が、ケースマネジメントを含む経路と判定されるため、9段階目で追加されるイベントIは、ケースマネジメントを含む経路とは判定されない。
つまり、イベントIは、並列イベントであると判定される。これにより、イベントA〜Hの経路(ケースマネジメントに含まれるイベントC〜Fを含む経路)とイベントIの経路とを分離することができる。
ジニ係数は、上述したように、不平等度合いを示す。8段階目において、イベントCがイベント群に追加されたとしても、ジニ係数はジニ係数閾値以上である。このため、イベントCの遷移先のイベントに偏りがあることになる。
ケースマネジメントに含まれる各イベントは、ケースマネジメントの範囲内で限定的に遷移することが多いため、イベント群にイベントCが追加された際のジニ係数が高いということは、該イベントCはケースマネジメントに含まれる可能性が高い。
そこで、判定部16は、8段階目において、イベントCはケースマネジメントに含まれる可能性が高いと判定し、該イベントCを、ケースマネジメントを含む経路から除外しない。
一方、9段階目において、イベントIが追加されると、ジニ係数はジニ係数閾値未満になる。この場合、イベントIの遷移先のイベントに偏りがないため、判定部16は、該イベントIはケースマネジメントに含まれる可能性が低いと判定し、該イベントIを、ケースマネジメントを含む経路から除外する。
また、判定部16は、6段階目以降、イベント群にイベントが1つ追加されるごとに、尖度を計算する。尖度は、該尖度が高いほど、イベント間の関係性が高いことを示すため、イベントがイベント群に追加されるごとに、尖度は低下する。
ケースマネジメントに含まれる対象となるイベントが、ケースマネジメントを含む経路から除外されないようにするためには、イベント群に含まれるイベントの数は多い方が好ましい。
そこで、判定部16は、イベントがイベント群に追加されるごとに尖度が減少したとしても、ジニ係数がジニ係数閾値より高いうちは、ケースマネジメントを含む経路を判定しない。
そして、判定部16は、ジニ係数がジニ係数閾値未満になったときのイベント群を、ケースマネジメントを含む経路と判定する。つまり、判定部16は、6段階目以降の各段階において、ジニ係数がジニ係数閾値以上であり、且つ尖度が最も低い段階のときのイベント群に含まれる各イベントによる経路を、ケースマネジメントを含む経路と判定する。
また、判定部16は、ジニ係数がジニ係数閾値以上の範囲内で、尖度が最も低い段階のときのイベント群に含まれる各イベントによる経路を、ケースマネジメントを含む経路と判定するため、この段階における尖度はある程度高いことが想定される。
このため、イベント間の関連性が高いイベントA〜Hによる経路と、イベント間の関連性の低いイベントIによる経路とを分離された経路とすることができる。これにより、業務フローを簡略化することができる。
フロー生成部17は、イベントA〜Hの経路とイベントIの経路とが分離された業務フローを生成する。イベントIが除外された経路データの全ての経路は、イベントAから始まり、次にイベントBが実行されたことを示す。
また、該全ての経路は、イベントGが実行された後、イベントHが実行されて終了されたことを示す。そして、イベントBとイベントGとの間に存在するイベントC、D、EおよびFについての発生順序のパターンは複数ある。
図8の例に示されるように、フロー生成部17は、ケースマネジメントに含まれるイベントをイベントC、D、EおよびFとした経路を生成し、該経路とは別の経路(イベントIのみの経路)を生成する。
フロー生成部17は、業務フローを可視化した業務フロー図を生成する。例えば、フロー生成部17は、図8に示されるような業務フロー図を生成する。表示制御部18は、生成された業務フロー図をディスプレイ20に表示する。
<比較例>
次に、比較例について説明する。図9は、尖度のみに基づいて、ケースマネジメントを含む経路を判定する場合の一例を示す。尖度のみに基づいて、ケースマネジメントを含む経路を判定する場合、尖度が増加から減少に変化した際のイベント群に含まれる各イベントによる経路を、ケースマネジメントを含む経路と判定することが考えられる。
この場合、7段階目のイベント群に含まれる各イベントによる経路が、ケースマネジメントを含む経路と判定される。7段階目のイベント群には、イベントCが含まれていない。
このため、フロー生成部17は、7段階目のイベント群に含まれる各イベントからイベントCとイベントIとをそれぞれ除外した経路と、イベントCのみの経路と、イベントIのみの経路とをそれぞれ生成する。
これにより、図10のような業務フロー図が生成される。図10の例では、ケースマネジメントに含まれる対象となるイベントCが除外されている。これは、尖度のみに基づいて、業務フローが生成されるためである。
一方、上述したように、実施形態では、尖度とジニ係数とに基づいて、イベント群に含まれる各イベントにより経路が判定されるため、フロー生成部17が生成する業務フローには、ケースマネジメントに含まれる対象となるイベントは全て経路に含まれる。これにより、ケースマネジメントに含まれる対象となるイベントが、該ケースマネジメントから除外されることを抑制できる。
<実施形態の業務フロー生成の他の例>
次に、実施形態の業務フロー生成の他の例について説明する。図11は、他の例における経路データと各段階における尖度およびジニ係数の一例を示す。経路データに基づいて、特定される発生順序パターンおよび該発生パターンに応じた遷移の発生回数が特定される。
算出部15は、各段階における尖度およびジニ係数を算出する。図11の例の場合、ジニ係数がジニ係数閾値(=0.5)以上のイベント群のうち、尖度が最も低いイベント群は、4段階目である。
図11の例に示されるように、イベントCは他のイベントに対して、実行される回数が少ない。しかし、尖度とジニ係数とに基づいて、経路に含まれるイベントが特定されるため、フロー生成部17は、図12の例に示されるように、イベントCがケースマネジメントに含まれる経路を生成する。
また、イベントIについては、イベントA〜Eと関連性が低いため、該イベントA〜Eの経路とは別の経路として業務フローが生成される。これにより、ケースマネジメントに含まれる対象となるイベントが、該ケースマネジメントに含まれなくなることを抑制でき、業務フロー図が複雑になることを抑制できる。
<実施形態のフローチャート>
次に、図13および図14のフローチャートを参照して、実施形態の処理の流れの一例について説明する。取得部12は、情報処理システム2からログデータを取得する(ステップS1)。取得されたログデータは記憶部19に記憶される。
第1特定部13は、取得されたログデータに基づいて、遷移元のイベントと遷移先のイベントとの組ごとに遷移の発生回数を特定する(ステップS2)。第1特定部13は、特定された遷移の発生回数に基づいて、イベント間遷移表を作成し(ステップS3)、作成されたイベント間遷移表を記憶部19に記憶する。
第2特定部14は、イベント間遷移表に基づいて、遷移の発生回数が多いイベントから順次、イベント群に追加する(ステップS4)。そして、第2特定部14は、イベント群に含まれる各イベントに基づいて、発生順序パターンと該発生順序パターンに応じた遷移の発生回数を特定する(ステップS5)。
第2特定部14は、イベントが追加されたイベント群に含まれるイベントの数がイベント数閾値に達したかを判定する(ステップS6)。ステップS6でNOの場合、処理はステップS4に戻る。
ステップS6でYESの場合、算出部15は、イベント群に含まれる各イベントの発生順序パターンと発生回数とに基づいて、尖度を算出する(ステップS7)。判定部16は、尖度が減少しているかを判定する(ステップS8)。ステップS8でNOの場合、処理はステップS4に戻る。
ステップS8でYESの場合、算出部15は、追加されたイベント群に含まれる各イベントの発生順序パターンに応じた発生回数に基づいて、ジニ係数を算出する(ステップS9)。判定部16は、算出されたジニ係数がジニ係数閾値以上であるかを判定する(ステップS10)。ステップS10でNOの場合、処理はステップS4に戻る。
ステップS10でYESの場合、処理は「A」に進む。「A」以降の処理について、図14のフローチャートを参照して説明する。フロー生成部17は、算出されたジニ係数がジニ係数閾値以上であると判定された場合、1段階前のイベント群に含まれる各イベントに基づく業務フローを生成する(ステップS11)。
主制御部11は、ステップS4〜ステップS11までの処理が所定回数行われたかを判定する(ステップS12)。該所定回数は任意の回数に設定されてよい。ステップS12でNOの場合、処理は「B」からステップS4に戻る。
ステップS12でYESの場合、フロー生成部17は、生成された業務フローを可視化した業務フロー図を生成する(ステップS13)。そして、表示制御部18は、生成された業務フロー図をディスプレイ20に表示する制御を行う(ステップS14)。以上で処理は終了する。
<フロー生成装置のハードウェア構成の一例>
次に、図15の例を参照して、フロー生成装置3のハードウェア構成の一例を説明する。図15の例に示すように、バス100に対して、プロセッサ111とRandom Access Memory(RAM)112とRead Only Memory(ROM)113とが接続される。また、該バス100に対して、補助記憶装置114と媒体接続部115とディスプレイ20とが接続される。
プロセッサ111はRAM112に展開されたプログラムを実行する。実行されるプログラムとしては、実施形態の処理を行うフロー生成プログラムが適用される。
ROM113はRAM112に展開されるプログラムを記憶する不揮発性の記憶装置である。補助記憶装置114は、種々の情報を記憶する記憶装置であり、例えばハードディスクドライブや半導体メモリ等を補助記憶装置114に適用してもよい。媒体接続部115は、可搬型記録媒体118と接続可能に設けられている。
可搬型記録媒体118としては、可搬型のメモリや光学式ディスク(例えば、Compact Disc(CD)やDigital Versatile Disc(DVD)、半導体メモリ等)を適用してもよい。この可搬型記録媒体118に実施形態の処理を行うフロー生成プログラムが記録されていてもよい。
記憶部19は、RAM112や補助記憶装置114等により実現されてもよい。主制御部11と取得部12と第1特定部13と第2特定部14と算出部15と算出部15と判定部16とフロー生成部17と表示制御部18とは、与えられたフロー生成プログラムをプロセッサ111が実行することにより実現されてもよい。
RAM112、ROM113、補助記憶装置114および可搬型記録媒体118は、何れもコンピュータ読み取り可能な有形の記憶媒体の一例である。これらの有形な記憶媒体は、信号搬送波のような一時的な媒体ではない。
<その他>
本実施形態は、以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、本実施形態の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または実施形態を取ることができる。
1 システム
2 情報処理システム
3 フロー生成装置
11 主制御部
12 取得部
13 第1特定部
14 第2特定部
15 算出部
16 判定部
17 フロー生成部
18 表示制御部
19 記憶部
20 ディスプレイ
111 プロセッサ
112 RAM
113 ROM

Claims (7)

  1. 情報処理システムのログデータに記録された複数の発生事象に関する情報から、遷移元の発生事象と遷移先の発生事象との組ごとに、遷移の発生回数を特定し、
    特定された前記遷移の発生回数に基づいて、該発生回数の多い順に選択された2以上の組を含み、且つ前記発生事象の数が異なる複数の発生事象群のそれぞれについて、前記発生事象の1以上の発生順序パターンと該1以上の発生順序パターンそれぞれの発生回数とを特定し、
    前記複数の発生事象群のそれぞれについて、前記1以上の発生順序パターンについての前記発生回数の分布の平均値に対する集中度合いと前記発生事象の遷移先の偏りの度合いである不平等度合いを算出し、
    前記複数の発生事象群の中から、前記不平等度合いが第1閾値以上であり、且つ前記集中度合いが最も低い発生事象群に基づいて、前記発生事象のフローを生成する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とするフロー生成プログラム。
  2. 前記発生事象群に前記発生事象を追加するごとに、前記集中度合いが減少しているかを判定し、
    前記集中度合いが減少していると判定された場合、前記発生事象群に前記発生事象を追加するごとに、前記不平等度合いが前記第1閾値以上であるかを判定し、
    前記不平等度合いが前記第1閾値以上であると判定された際の発生事象群に基づいて、前記発生事象のフローを生成する、
    処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1記載のフロー生成プログラム。
  3. 前記発生事象群に含まれる発生事象の数が第2閾値を超えた後に、前記集中度合いを算出する、
    処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項2記載のフロー生成プログラム。
  4. 前記遷移の発生回数が最も多い組の前記遷移先の発生事象から順番に前記発生事象群に追加する、
    処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項2または3記載のフロー生成プログラム。
  5. 作成された前記発生事象のフローを可視化したフロー図を作成し、
    作成されたフロー図を表示装置に表示する、
    処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1乃至4のうち何れか1項に記載のフロー生成プログラム。
  6. 情報処理システムのログデータに記録された複数の発生事象に関する情報から、遷移元の発生事象と遷移先の発生事象との組ごとに、遷移の発生回数を特定し、
    特定された前記遷移の発生回数に基づいて、該発生回数の多い順に選択された2以上の組を含み、且つ前記発生事象の数が異なる複数の発生事象群のそれぞれについて、前記発生事象の1以上の発生順序パターンと該1以上の発生順序パターンそれぞれの発生回数とを特定し、
    前記複数の発生事象群のそれぞれについて、前記1以上の発生順序パターンについての前記発生回数の分布の平均値に対する集中度合いと前記発生事象の遷移先の偏りの度合いである不平等度合いを算出し、
    前記複数の発生事象群の中から、前記不平等度合いが第1閾値以上であり、且つ前記集中度合いが最も低い発生事象群に基づいて、前記発生事象のフローを生成する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とするフロー生成方法。
  7. 情報処理システムのログデータに記録された複数の発生事象に関する情報から、遷移元の発生事象と遷移先の発生事象との組ごとに、遷移の発生回数を特定する第1特定部と、
    特定された前記遷移の発生回数に基づいて、該発生回数の多い順に選択された2以上の組を含み、且つ前記発生事象の数が異なる複数の発生事象群のそれぞれについて、前記発生事象の1以上の発生順序パターンと該1以上の発生順序パターンそれぞれの発生回数とを特定する第2特定部と、
    前記複数の発生事象群のそれぞれについて、前記1以上の発生順序パターンについての前記発生回数の分布の平均値に対する集中度合いと前記発生事象の遷移先の偏りの度合いである不平等度合いを算出する算出部と、
    前記複数の発生事象群の中から、前記不平等度合いが第1閾値以上であり、且つ前記集中度合いが最も低い発生事象群に基づいて、前記発生事象のフローを生成するフロー生成部と、
    を備えることを特徴とするフロー生成装置。
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