JP6690021B2 - 事務用クリップ - Google Patents

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Description

本発明は、事務用クリップに関する。より具体的には、クリップ本体と加圧締結手段の着脱を介してメッキが円滑に行われるようにすることによって、メッキ不良によるクリップの腐食を防止することができるだけでなく、加圧締結手段で形成される装飾を介して重要文書、消防文書及び個人文書をそれぞれ区分し、個性あるように綴じることができると共に、視覚的な装飾効果を通して、利用者が所望する文書ファイルを容易に見つけ出すことができ、嵌合溝に挿入された結合板の締結突起と締結溝との締結を介して、クリップ本体と加圧締結手段の堅固な結合を簡単に達成することができ、締結溝に形成され、締結突起の下面に隣接する押圧突起を構成する押圧部を介して、クリップ本体と加圧締結手段の着脱を容易に行えるようにすることによって、簡単且つ清潔に使用できることはもちろん、分離及び保管を容易にすることができる事務用クリップに関するものである。
一般に、事務用書類の整理時、書類の量が多くない時には、通常の鉄線クリップを用いているが、書類の量が多い場合には、板材形状に作製された板材形状のクリップを用いる。
このような板材クリップとしては、1個の板材を圧着して書類を固定する専用道具が必要な機構式板材クリップと、クリップの柄部を押圧して書類を固定する柄型のピンセット式板材クリップが使用される。しかし、板材形状に作製された事務用板材クリップの場合には、書類を固定する接触部分が強い弾性により強く当接しているため、クリップ作製時、生産過程に鋭いバリが発生する。
従って、従来のクリップ作製時には、バリを除去し、光沢を出すための研磨工程が必要とされた。
ところで、前述のようなバリ除去及び研磨工程を行う時には、粒子に、非常に細かい異質物が発生するため、接触部分の隙間に堆積が生じる問題がある。これにより、接触部分の異質物を除去するための追加工程が必要とされ、腐食防止と製品の多様化のために、メッキ、コーティング、ペインティングなど表面処理を行わなければならなかった。
しかし、従来のクリップは、強い弾性力によって当接して接触する箇所にメッキを施すことができないので、接触部分での腐食が容易に生じていた。これにより、クリップの再使用ができないだけでなく、保管される文書ファイルが損なわれる問題が発生していた。
一方、最近、特許文献1に記載の「事務用クリップ」が開発されている。
韓国公開特許公報第10−2016−0031474号
前述した事務用クリップは、接触する部分を最小化するために、接触部に突起部材を構成したものであり、メッキの容易性を僅かに高めることはできるが、突起部材によって完璧なメッキ処理は不可能であり、クリップの接触部分に部分的な腐食が発生してしまう問題があった。
また、同じ形状のクリップによって、利用者が保管された文書ファイルを簡単に区分できないだけでなく、事務的な感じがとても強く、硬い感じを受ける問題もあった。
さらに、本出願人は、腐食発生を防止できると共に、文書ファイルを個人の好みに合わせるか、用途に合うように区分し、綴じることができる事務用クリップを開発するに至った。
本発明の目的は、クリップ本体と加圧締結手段の着脱を介して、メッキを円滑に行えるようにすることによって、メッキ不良によるクリップの腐食を防止することができる事務用クリップを提供することにある。
また、本発明の別の目的は、加圧締結手段で形成される装飾を介して、重要文書、消防文書及び個人文書をそれぞれ区分し、個性あるように綴じることができると共に、視覚的な装飾効果を通して、利用者が所望する文書ファイルを容易に見つけ出すことができる事務用クリップを提供することにある。
さらに、本発明のさらに別の目的は、嵌合溝に挿入された結合板の締結突起と締結溝との締結を介して、クリップ本体と加圧締結手段の堅固な結合を簡単に達成することができるだけでなく、締結溝に形成され、締結突起の下面に隣接する押圧突起を構成する押圧部を介して、クリップ本体と加圧締結手段の着脱を容易に行うことができるようにすることによって、簡単且つ清潔に使用することができ、分離及び保管の容易性の高い事務用クリップを提供することにある。
前記のような目的を達成するための本発明は、
書類を綴じて保管する事務用クリップであって、
弾性部、前記弾性部の下部に一体に形成され水平に配置されるガイド板、前記弾性部の上部に一体に形成され下方に傾斜するように配置され終端がガイド板の上側で離隔されるように構成される結合板、及び前記結合板に形成される締結突起からなるクリップ本体と、
前記クリップ本体の結合板が嵌め込まれる嵌合溝を形成した嵌合部、前記クリップ本体の締結突起に対応するように嵌合部に形成され嵌合溝に連通される締結溝、前記嵌合部に一体に形成されガイド板に隣接する加圧板、及び前記加圧板の終端に延長形成される加圧傾斜部からなる加圧締結手段と、
前記加圧締結手段で形成される装飾と、を含んで構成され、
前記クリップ本体と加圧締結手段を着脱できると共に、装飾を介して保管される文書ファイルを区分し、使用することができる事務用クリップを提供する。
本発明の事務用クリップによると、クリップ本体と加圧締結手段の着脱を介して、メッキを円滑に行うことができるので、メッキ不良によるクリップの腐食を防止できる長所がある。
また、本発明は、加圧締結手段で形成される装飾を介して、重要文書、消防文書及び個人文書をそれぞれ区分して、個性あるように綴じることができると共に、視覚的な装飾効果を通して利用者が所望する文書ファイルを容易に見つけ出すことができる長所がある。
さらに、本発明は、嵌合溝に挿入された結合板の締結突起と締結溝との締結を介して、クリップ本体と加圧締結手段の堅固な結合を簡単に達成することができるだけでなく、締結溝に形成され、締結突起の下面に隣接する押圧突起を構成する押圧部を介して、クリップ本体と加圧締結手段の着脱を容易に行うことができるので、簡単且つ清潔に使用することができ、分離及び保管の容易性を高めることができる効果を奏する。
本発明の事務用クリップに装飾が施された状態を示した斜視図である。 本発明の事務用クリップを着脱し分解して示した斜視図である 本発明の事務用クリップを結合して示した断面図である。 本発明の締結溝に、押圧部がさらに構成された状態を示した斜視図である。 本発明の押圧部が構成された事務用クリップを示した断面図である。
以下、前述のような問題点を解決するための本発明の構成を説明する。
本発明は、図1〜図5に示されるように、書類を綴じて保管する事務用クリップに関するものであり、
弾性部11、前記弾性部11の下部に一体に形成され水平に配置されるガイド板13、前記弾性部11の上部に一体に形成され下方に傾斜するように配置され、終端がガイド板13の上側に離隔されるように構成される結合板15、及び前記結合板15に形成される締結突起17からなるクリップ本体10と、
前記クリップ本体10の結合板15が嵌め込まれる嵌合溝21を形成した嵌合部23、前記クリップ本体10の締結突起17に対応するように嵌合部23に形成され嵌合溝21に連通される締結溝25、前記嵌合部23に一体に形成されガイド板13に隣接する加圧板27、及び前記加圧板27の終端に延長形成される加圧傾斜部29からなる加圧締結手段20と、
前記加圧締結手段20の嵌合部23及び加圧板27に形成される装飾30と、を含んで構成され、
前記クリップ本体10と加圧締結手段20を着脱できると共に、装飾30を通じて保管される文書ファイルを区分して使用できる。
以下、クリップ本体10と、加圧締結手段20と、装飾30を含んで構成された本発明の事務用クリップ100について詳細に説明する。
第1に、クリップ本体10は、書類を綴じるために使用される構成である。クリップ本体10は、弾性部11と、前記弾性部11の下部に一体に形成され、水平に配置されるガイド板13とから構成される。
さらに、前記弾性部11の上部には、弾性部11と一体に形成され、下方に傾斜するように配置される結合板15が構成される。本発明では、前記結合板15の終端がガイド板13の上側に離隔されるように短い長さで構成される。
従って、前記クリップ本体10は、結合板15の終端がガイド板13の上側に離隔されていることにより、クリップ本体10のメッキ処理を容易に行うことができる。これにより、メッキ不良による腐食が防止される作用効果がある。
また、前記結合板15には、切り欠きを介して下方に傾斜するように下側に突出し、弾性力を発揮する締結突起17が構成される。前記締結突起17は、結合板15の一部が切り欠きされることを通じて下方に傾斜するように突出する弾性体からなることで、加圧締結手段20とのワンタッチ結合をなすようにすることが好ましい。
第2に、加圧締結手段20は、前記クリップ本体10との締結を介して事務用クリップ100に組み立てられる構成である。射出によって作製されてもよい。加圧締結手段20は、前記クリップ本体10の結合板15が嵌め込まれる嵌合溝21を形成した嵌合部23を構成する。
また、前記嵌合部23には、クリップ本体10の締結突起17に対応するように形成される締結溝25が構成される。前記締結溝25は、嵌合溝21に嵌め込まれた締結突起17の終端が締結溝25に嵌め込まれ締結されるように前記嵌合溝21と連通して形成される。
また、前記嵌合部23には、加圧板27が嵌合部21で一体に延長形成される。嵌合部23は、ガイド板13に隣接するように構成されている。前記加圧板27の終端には、緩い弧状に延長形成されることによって、書類を容易に綴じることができるように開口を形成させる加圧傾斜部29が構成される。
また、本発明では、締結突起17と締結溝25のワンタッチ結合を通じて、締結されたクリップ本体10と加圧締結手段と20をさらに容易に着脱させることができる構成がさらに備えられていることが好ましい。このような構成は、前記締結突起17に対応するように下方に傾斜するように突出する押圧部40が締結溝25にさらに含まれる構成によって、容易に達成できる。
前述のように、締結溝25に押圧部40をさらに構成したときには、前記押圧部40の上面に上側に突出する押圧突起41をさらに含む構成にすることによって、締結溝25に締結された締結突起17の下面に、前記押圧突起41が隣接するようにすることがさらに好ましい。このように、押圧突起41が構成された押圧部40を締結溝25に構成すれば、前記押圧部40を上側へ押圧する動作だけで締結溝25に嵌め込まれた締結突起17を取り出すことができるようになるので、クリップ本体10と加圧締結手段20の着脱がより容易になる長所がある。
第3に、装飾30は前記加圧締結手段20で形成され、本発明の事務用クリップ100を利用者の好みに合わせて整理することができる構成である。重要文書は星状のものに飾り、消防関連書類は火の形状のものに飾る。その他の書類は、文書自体に合う多様なキャラクター形状に飾るなどして、視覚的効果を通して書類を自分だけの個性に合うように綴じることができる。これにより、保管された文書ファイル中、利用者が所望する書類ファイルを容易に見つけ出すことができるようになる。
一方、本発明では、前記装飾30が加圧締結手段20で施される構成を説明したが、射出により作製される加圧締結手段20の形状を多様な形状にすることによって、加圧締結手段20そのものを装飾として活用することもできる。
以下、本発明の好ましい構成に係る作用を説明する。
まず、クリップ本体10は、結合板15の終端がガイド板13の上側に離隔されるように構成される。この構成では、相互に接する部分が発生しないので、メッキ処理を容易に行うことができ、これにより、メッキ不良による不良が発生しなくなる。
また、加圧締結手段20は、通常の射出により作製する構成であり、多様な形状で簡単に作製することができる。
このように作製されたクリップ本体10と加圧締結手段20は、前記加圧締結手段20に構成された嵌合部23の嵌合溝21にクリップ本体10の結合板15を嵌め込むだけで簡単に組み立てることができる。前述のように、嵌合溝21に結合板15を嵌め込むだけで、クリップ本体10に構成された締結突起17が嵌合溝21に挿入され、弾性力を発揮することになる。
従って、前記締結突起17が加圧締結手段20の締結溝25に対応する位置に移動したときに、前記締結突起17の終端が弾性力によって締結溝25に締結される作用が生じる。これにより、クリップ本体10と加圧締結手段20とが堅固に結合され、本発明の事務用クリップ100の組み立てが完了する。
従って、利用者は、書類の種類に応じて、所望の装飾30が施された加圧締結手段20をクリップ本体10に結合させ、利用者が所望する個人の好み又は目的に合う事務用クリップ100に組み立て、それぞれの文書ファイルに視覚的な効果を与えることができる。これにより、保管中の文書ファイル中、所望の文書ファイルを利用者が容易に見つけ出すことができる、という作用効果を奏する。
一方、使用が完了し、再使用が求められる事務用クリップ100は、クリップ本体10と加圧締結手段20とが結合された状態で保管することもできるが、将来、文書ファイルを希望通りに飾ることができるように、クリップ本体10と加圧締結手段20とを分離して保管することが好ましい。このようなクリップ本体10と加圧締結手段20との分離保管は、押圧部40を押圧した状態でクリップ本体10を引っ張る動作だけで容易に行うことができる。
即ち、利用者が右手の人差し指をクリップ本体10の内部に挿入した状態で右手の親指と人差し指で加圧締結手段20の嵌合部23を上下方向に加圧した後、クリップ本体10を左手で引っ張るだけで、前記クリップ本体10と加圧締結手段20とを分離することができる。押圧部40の加圧により押圧突起41が嵌合溝21に嵌め込まれている締結突起17を上側に押し上げることによって、前記締結突起17が締結溝25から離脱する。
従って、利用者は、締結溝25から分離されたクリップ本体10を左手で引っ張るだけで、前記クリップ本体10と加圧締結手段20とを分離させることができ、分離保管及び再使用を容易に行うことができるようになる。
また、前記のようなクリップ本体10と加圧締結手段20との分離保管を通じて、クリップ本体10に構成されたガイド板13と、加圧締結手段20に構成された加圧板27及び加圧傾斜部29が互いに接触する部分の汚れ等を容易に除去することができる。よって、常に、清潔な使用及び保管が可能になり、再使用時に、本発明の事務用クリップ100により書類が綴じられる部分が汚れることを防止することもできる。
本発明では特定の実施例を限定して説明したが、特定の実施例及び添付された図面によって限定されるのではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で多様な変化と変形が可能である。このような変化は全て本特許の権利範囲に属することは添付された請求範囲から理解することができる。
10クリップ本体
11弾性部
13ガイド板
15結合板
17締結突起
20加圧締結手段
21嵌合溝
23嵌合部
25締結溝
27加圧板
29加圧傾斜部
30装飾
40押圧部
41押圧突起
100事務用クリップ

Claims (4)

  1. 書類を綴じて保管する事務用クリップであって、
    弾性部(11)と、前記弾性部(11)の下部に一体に形成され、水平に配置されるガイド板(13)と、前記弾性部(11)の上部に一体に形成され、下方に傾斜するように配置され、終端がガイド板(13)の上側に離隔されるように構成される結合板(15)と、前記結合板(15)に形成される締結突起(17)とからなるクリップ本体(10)と、
    前記クリップ本体(10)の結合板(15)が嵌め込まれる嵌合溝(21)を形成した嵌合部(23)と、前記クリップ本体(10)の締結突起(17)に対応するように嵌合部(23)に形成され、嵌合溝(21)に連通される締結溝(25)と、前記嵌合部(23)に一体に形成され、ガイド板(13)に隣接する加圧板(27)と、前記加圧板(27)の終端に延長形成される加圧傾斜部29とからなる加圧締結手段(20)と、
    前記加圧締結手段(20)に形成される装飾(30)と、
    を含んで構成され、
    前記クリップ本体(10)と加圧締結手段(20)とを着脱できると共に、装飾(30)を介して保管される文書ファイルを区分し、使用することができ
    前記クリップ本体(10)の締結突起(17)は、結合板(15)の一部が切り欠きされ、下方に傾斜するように突出する弾性体からなり、前記加圧締結手段(20)の締結溝(25)は、嵌合溝(21)に連通するように嵌合部(23)に形成され、締結突起(17)の終端が嵌め込まれるように構成されることを特徴とする事務用クリップ。
  2. 前記締結溝(25)は、クリップ本体(10)と加圧締結手段(20)とを容易に分離させるために、締結突起(17)に対応するように下方に傾斜するように突出する押圧部(40)をさらに含む構成であることを特徴とする請求項に記載の事務用クリップ。
  3. 前記押圧部(40)は、上側に突出形成され、締結溝(25)に締結された締結突起(17)の下面に隣接する押圧突起(41)をさらに含む構成であることを特徴とする請求項に記載の事務用クリップ。
  4. 前記装飾(30)は、射出作製される加圧締結手段(20)の形状によって形成されることを特徴とする請求項1に記載の事務用クリップ。
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