JP6688745B2 - 基地局及びユーザ端末 - Google Patents
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Description
本出願は、移動通信システムにおける基地局及びユーザ端末に関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(Third Generation Partnership Project)において、マルチキャスト/ブロードキャスト伝送を実現する技術として、MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)が仕様化されている。
MBMSにおいて、複数のセルは、MBSFN(Multicast−Broadcast Single−Frequency Network)サブフレームと称される特別なサブフレームを使用して、同一のMBSFNエリアに属する複数のセルが同一のマルチキャスト/ブロードキャストデータを送信する。ユーザ端末は、複数のセルから送信されるマルチキャスト/ブロードキャストデータを受信する。
MBMSは、MBSFNサブフレームがMBMS用となってしまうことに加えて、MBSFNサブフレームを動的に変更することが困難であるため、無線リソースの無駄が生じ易い。
一方で、無線リソースの利用効率を高めつつマルチキャスト伝送を実現するために、単一セルPTM(SCPTM:Single−Cell Point−To−Multipoint)伝送が検討されている。MBSFNエリア単位でのマルチキャスト/ブロードキャスト伝送が適用されるMBMSとは異なり、SCPTMにはセル単位でのマルチキャスト伝送が適用される。また、SCPTMにおいて、複数のユーザ端末に対するマルチキャストデータを送信するために物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)が使用されることが想定されている。
3GPP寄書「RP−142205」
第1の特徴に係る基地局は、複数のユーザ端末を含むグループが在圏するセルを管理する。前記基地局は、前記複数のユーザ端末に対してマルチキャストデータの送信を開始する場合、半永続スケジューリングの有効化を前記複数のユーザ端末のそれぞれに指示する制御部と、前記半永続スケジューリングを使用して、物理下りリンク共有チャネルを介して前記複数のユーザ端末に前記マルチキャストデータを送信する送信部と、を備える。
第2の特徴に係るユーザ端末は、複数のユーザ端末を含むグループに属する。前記ユーザ端末は、基地局から半永続スケジューリングの有効化指示を受信した場合、前記半永続スケジューリングを有効化する制御部と、前記半永続スケジューリングを使用して、物理下りリンク共有チャネルを介して前記基地局から前記複数のユーザ端末に送信されるマルチキャストデータを受信する受信部と、を備える。
[実施形態の概要]
ところで、PDSCHにおける無線リソース割り当ては、通常、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)を介した動的スケジューリングである。具体的には、サブフレーム内のPDSCHの割り当てごとに、当該サブフレーム内のPDCCHを介してユーザ端末にスケジューリング情報が送信される。
ところで、PDSCHにおける無線リソース割り当ては、通常、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)を介した動的スケジューリングである。具体的には、サブフレーム内のPDSCHの割り当てごとに、当該サブフレーム内のPDCCHを介してユーザ端末にスケジューリング情報が送信される。
しかしながら、このような動的スケジューリングをSCPTMに適用する場合、スケジューリングが複雑になる懸念がある。
そこで、本出願は、複数のユーザ端末に対するマルチキャスト伝送を行う場合において効率的なスケジューリングを可能とする基地局及びユーザ端末を提供することを目的とする。
第1実施形態及び第2実施形態に係る基地局は、複数のユーザ端末を含むグループが在圏するセルを管理する。前記基地局は、前記複数のユーザ端末に対してマルチキャストデータの送信を開始する場合、半永続スケジューリングの有効化を前記複数のユーザ端末のそれぞれに指示する制御部と、前記半永続スケジューリングを使用して、物理下りリンク共有チャネルを介して前記複数のユーザ端末に前記マルチキャストデータを送信する送信部と、を備える。
第1実施形態において、前記有効化は、物理下りリンク制御チャネルを介して指示され、前記制御部は、前記グループ内のユーザ端末に対して前記有効化を繰り返し指示する。
第1実施形態において、前記制御部は、前記マルチキャストデータの送信を開始した後においても、前記グループ内のユーザ端末に対して前記有効化を指示する。
第1実施形態において、前記制御部は、前記グループ内のユーザ端末に対して、定期的に前記有効化を指示する。
第2実施形態において、前記送信部は、前記半永続スケジューリングの設定に関する設定情報を含むメッセージを送信する。前記メッセージを送信する場合、前記制御部は、前記半永続スケジューリングが有効化されていることを示す有効化通知情報を前記メッセージに含める。
第2実施形態において、前記制御部は、前記半永続スケジューリングの有効化を前記複数のユーザ端末のそれぞれに指示した後において前記メッセージを送信する場合、前記有効化通知情報を前記メッセージに含める。
第2実施形態において、前記メッセージは、ブロードキャストRRCメッセージ、個別RRCメッセージ、又はMACメッセージである。
第2実施形態において、前記基地局は、前記マルチキャストデータの受信に対する興味に関する興味通知をユーザ端末から受信する受信部を備える。前記半永続スケジューリングの有効化を前記複数のユーザ端末のそれぞれに指示した後において前記興味通知を受信した場合、前記送信部は、前記有効化通知情報を含む前記メッセージを前記ユーザ端末に送信する。
第1実施形態及び第2実施形態に係るユーザ端末は、複数のユーザ端末を含むグループに属する。前記ユーザ端末は、基地局から半永続スケジューリングの有効化指示を受信した場合、前記半永続スケジューリングを有効化する制御部と、前記半永続スケジューリングを使用して、物理下りリンク共有チャネルを介して前記基地局から前記複数のユーザ端末に送信されるマルチキャストデータを受信する受信部と、を備える。
第1実施形態において、前記有効化は、物理下りリンク制御チャネルを介して指示される。前記制御部は、前記有効化指示を受信した後において前記基地局から前記有効化指示を改めて受信した場合、該有効化指示を無視する。
第2実施形態において、前記受信部は、前記半永続スケジューリングの設定を示す設定情報を含むメッセージを前記基地局から受信する。前記半永続スケジューリングが有効化されていることを示す有効化通知情報が前記メッセージに含まれている場合、前記制御部は、前記設定情報に対応する前記半永続スケジューリングが有効化されていると判断する。
第2実施形態において、前記メッセージは、ブロードキャストRRCメッセージ、個別RRCメッセージ、又はMACメッセージである。
第2実施形態において、前記ユーザ端末は、前記マルチキャストデータの受信に対する興味に関する興味通知を前記基地局に送信する送信部を備える。前記興味通知の送信後、前記受信部は、前記有効化通知情報を含む前記メッセージを前記基地局から受信する。
[第1実施形態]
以下において、3GPP規格に基づく移動通信システムであるLTEシステムに本出願の内容を適用する場合の実施形態を説明する。
以下において、3GPP規格に基づく移動通信システムであるLTEシステムに本出願の内容を適用する場合の実施形態を説明する。
(LTEシステムの概要)
先ず、LTEシステムのシステム構成について説明する。図1は、LTEシステムの構成図である。
先ず、LTEシステムのシステム構成について説明する。図1は、LTEシステムの構成図である。
図1に示すように、LTEシステムは、UE(User Equipment)100、E−UTRAN(Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)10、及びEPC(Evolved Packet Core)20を備える。
UE100は、ユーザ端末に相当する。UE100は、移動型の通信装置であり、セル(サービングセル)との無線通信を行う。UE100の構成については後述する。
E−UTRAN10は、無線アクセスネットワークに相当する。E−UTRAN10は、eNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200は、基地局に相当する。eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。eNB200の構成については後述する。
eNB200は、1又は複数のセルを管理しており、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。eNB200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータ(以下、単に「データ」という)のルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能等を有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される他に、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用される。
EPC20は、コアネットワークに相当する。EPC20は、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)300を含む。MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行う。S−GWは、データの転送制御を行う。MME/S−GW300は、S1インターフェイスを介してeNB200と接続される。E−UTRAN10及びEPC20は、ネットワークを構成する。
また、E−UTRAN10は、MCE(Multi−Cell/Multicast Coordinating Entity)11を含む。MCE11は、M2インターフェイスを介してeNB200と接続され、M3インターフェイスを介してMME300と接続される。MCE11は、MBSFN無線リソース管理・割当等を行う。
EPC20は、MBMS GW(Multimedia Broadcast Multicast Service Gateway)21を含む。MBMS GW21は、M1インターフェイスを介してeNB200と接続され、Smインターフェイスを介してMME300と接続され、SG−mb及びSGi−mbインターフェイスを介してBM−SC22(後述)と接続される。MBMS GW21は、eNB200に対してIPマルチキャストのデータ伝送やセッション制御を行う。
また、EPC20は、BM−SC(Broadcast Multicast Service Center)22を含む。BM−SC22は、SG−mb及びSGi−mbインターフェイスを介してMBMS GW21と接続され、SGiインターフェイスを介してP−GW23と接続される。BM−SC22は、主にTMGI(Temporary Mobile Group Identity)の管理・割当等を行う。
さらに、EPC20の外部(すなわち、インターネット)には、GCS AS(Group Communication Service Application Server)31が設けられる。GCS AS31は、グループ通信用のアプリケーションサーバである。GCS ASは、MB2−U及びMB2−Cインターフェイスを介してBM−SC22と接続され、SGiインターフェイスを介してP−GW23と接続される。GCS AS31は、グループ通信におけるグループの管理やデータ配信(MBMSを使うか、ユニキャストを使うかの判断も含む)等を行う。
図2は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。図2に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルの第1層乃至第3層に区分されており、第1層は物理(PHY)層である。第2層は、MAC(Medium Access Control)層、RLC(Radio Link Control)層、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層を含む。第3層は、RRC(Radio Resource Control)層を含む。
物理層は、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100の物理層とeNB200の物理層との間では、物理チャネルを介してデータ及び制御信号が伝送される。
MAC層は、データの優先制御、ハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理、及びランダムアクセス手順等を行う。UE100のMAC層とeNB200のMAC層との間では、トランスポートチャネルを介してデータ及び制御信号が伝送される。eNB200のMAC層は、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS))及びUE100への割当リソースブロックを決定するスケジューラを含む。
RLC層は、MAC層及び物理層の機能を利用してデータを受信側のRLC層に伝送する。UE100のRLC層とeNB200のRLC層との間では、論理チャネルを介してデータ及び制御信号が伝送される。
PDCP層は、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRC層は、制御信号を取り扱う制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRC層とeNB200のRRC層との間では、各種設定のためのメッセージ(RRCメッセージ)が伝送される。RRC層は、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100はRRCコネクティッド状態であり、そうでない場合、UE100はRRCアイドル状態である。
RRC層の上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)層は、セッション管理及びモビリティ管理等を行う。
図3は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。LTEシステムは、下りリンクにはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、上りリンクにはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)がそれぞれ適用される。
図3に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成される。各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msであり、各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。各リソースブロックは、周波数方向に複数個のサブキャリアを含む。1つのシンボル及び1つのサブキャリアにより1つのリソースエレメント(RE)が構成される。また、UE100に割り当てられる無線リソース(時間・周波数リソース)のうち、周波数リソースはリソースブロックにより特定でき、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により特定できる。
下りリンクにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、主に下りリンク制御信号を伝送するための物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)として使用される領域である。また、各サブフレームの残りの部分は、主に下りリンクデータを伝送するための物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)として使用できる領域である。また、各サブフレームには、セル固有参照信号(CRS:Cell specific Reference Signal)などの下りリンク参照信号が配置される。
上りリンクにおいて、各サブフレームにおける周波数方向の両端部は、主に上りリンク制御信号を伝送するための物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)として使用される領域である。各サブフレームにおける残りの部分は、主に上りリンクデータを伝送するための物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)として使用できる領域である。また、各サブフレームには、サウンディング参照信号(SRS)などの上りリンク参照信号が配置される。
(UE100の構成)
図4は、UE100(ユーザ端末)の構成を示すブロック図である。図4に示すように、UE100は、受信部110、送信部120、及び制御部130を備える。
図4は、UE100(ユーザ端末)の構成を示すブロック図である。図4に示すように、UE100は、受信部110、送信部120、及び制御部130を備える。
受信部110は、制御部130の制御下で各種の受信を行う。受信部110は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部130に出力する。
送信部120は、制御部130の制御下で各種の送信を行う。送信部120は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部130が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
制御部130は、UE100における各種の制御を行う。制御部130は、プロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に使用される情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行うベースバンドプロセッサと、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサは、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサは、後述する各種の処理及び上述した各種の通信プロトコルを実行する。
UE100は、ユーザインターフェイス及びバッテリを備えてもよい。ユーザインターフェイスは、UE100を所持するユーザとのインターフェイスであり、例えば、ディスプレイ、マイク、スピーカ、及び各種ボタン等を含む。ユーザインターフェイスは、ユーザからの操作を受け付けて、該操作の内容を示す信号を制御部130に出力する。バッテリは、UE100の各ブロックに供給すべき電力を蓄える。
(eNB200の構成)
図5は、eNB200(基地局)のブロック図である。図5に示すように、eNB200は、送信部210、受信部220、制御部230、及びバックホール通信部240を備える。
図5は、eNB200(基地局)のブロック図である。図5に示すように、eNB200は、送信部210、受信部220、制御部230、及びバックホール通信部240を備える。
送信部210は、制御部230の制御下で各種の送信を行う。送信部210は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部130が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
受信部220は、制御部230の制御下で各種の受信を行う。受信部220は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部230に出力する。
制御部230は、eNB200における各種の制御を行う。制御部230は、プロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に使用される情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行うベースバンドプロセッサと、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサは、後述する各種の処理及び上述した各種の通信プロトコルを実行する。
バックホール通信部240は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。バックホール通信部240は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信等に使用される。
(単一セルPTM伝送)
以下において、単一セルPTM伝送(SCPTM)について説明する。SCPTMは、無線リソースの利用効率を高めつつマルチキャスト伝送を実現する。図6は、第1実施形態に係るSCPTM関連動作を説明するための図である。
以下において、単一セルPTM伝送(SCPTM)について説明する。SCPTMは、無線リソースの利用効率を高めつつマルチキャスト伝送を実現する。図6は、第1実施形態に係るSCPTM関連動作を説明するための図である。
図6に示すように、SCPTMにおいて、eNB200は、PDSCHを使用して、単一のセルによりマルチキャストデータを送信する。すなわち、MBSFNエリア単位でのマルチキャスト/ブロードキャスト伝送が適用されるMBMSとは異なり、SCPTMは、セル単位でのマルチキャスト伝送が適用される。
同一のマルチキャストデータを受信する複数のUE100(UE100−1、UE100−2…)は、UEグループを構成する。当該UEグループ内の各UE100には、共通のグループ識別子が割り当てられている。グループ識別子は、例えばTMGI(Temporary Mobile Group Identity)又はグループRNTIである。グループ識別子は、eNB200(又はMCE11)により割り当てられる。或いは、グループ識別子は、コアネットワーク(EPC20)のエンティティにより割り当てられてもよい。或いは、グループ識別子は、アプリケーションサーバ(例えば、GGS AS)により割り当てられてもよい。
SCPTMが適用される典型的なアプリケーションは、グループ通信サービス(主に、グループ通話サービス)である。グループ通信サービスにおいては、下りリンクにマルチキャスト伝送が適用され、上りリンクにユニキャスト伝送が適用され得る。
(半永続スケジューリング)
PDSCHにおける無線リソース割り当ては、通常、PDCCHを介した動的スケジューリングである。具体的には、サブフレーム内のPDSCHの割り当てごとに、当該サブフレーム内のPDCCHを介してUE100にスケジューリング情報が送信される。
PDSCHにおける無線リソース割り当ては、通常、PDCCHを介した動的スケジューリングである。具体的には、サブフレーム内のPDSCHの割り当てごとに、当該サブフレーム内のPDCCHを介してUE100にスケジューリング情報が送信される。
スケジューリング情報は、割り当て無線リソース(リソースブロック等)及びトランスポートフォーマットを示す情報である。動的スケジューリングにおいて、PDCCHを介して伝送されるスケジューリング情報は、1回限りの割当てに使用される。
しかしながら、このような動的スケジューリングをSCPTMに適用する場合、スケジューリングが複雑になる懸念がある。
そこで、第1実施形態において、動的スケジューリングに代えて、半永続スケジューリング(SPS:Semi−Persistent Scheduling)をSCPTMに適用する。以下において、半永続スケジューリング(SPS:Semi−Persistent Scheduling)について説明する。
SPSにおいて、1つのスケジューリング情報は、1サブフレームだけでなく、以後の多数のサブフレームにも適用される。すなわち、当該スケジューリング情報により示される無線リソース・トランスポートフォーマットを周期的に適用することで、スケジューリング情報の伝送に伴うオーバーヘッドを削減する。
SPSは、伝送すべきデータが周期的に発生し、且つ、データレートが一定であるサービス(例えば、音声サービス)に好適である。よって、SPSは、グループ通信(SCPTM)に好適である。
SPSの設定情報は、RRCメッセージによりeNB200からUE100に送信される。SPSの設定情報は、例えばSPS周期(semiPersistSchedInterval)を含む。SPSの設定情報は、後述するSPS C−RNTI(Cell−Radio Network Temporary ID)も含む。これに対し、SPSの有効化指示及びスケジューリング情報は、PDCCHを介してeNB200からUE100に送信される。
具体的には、SPSを有効化するPDCCH(以下、「SPS有効化PDCCH」と称する)は、特別なC−RNTIにより識別される。この特別なC−RNTIは、SPS C−RNTIと称される。SPS C−RNTIは、UE100に固有であり、各UE100に一意のSPS C−RNTIが割り当てられる。
eNB200は、SPS有効化PDCCHのCRCをSPS C−RNTIによりマスクする。UE100は、自身のSPS C−RNTIにより、SPS有効化PDCCHを受信(復号)した場合、SPS有効化PDCCH中のスケジューリング情報(無線リソース・トランスポートフォーマット)を記憶し、RRCメッセージにより設定されたSPS間隔ごとに、そのスケジューリング情報を適用する。なお、eNB200は、SPSを有効にするのと同様に、SPSを無効にすることもできる。
(eNB200の動作)
以下において、第1実施形態に係るeNB200の動作について説明する。第1実施形態において、eNB200は、複数のUE100を含むUEグループが在圏するセルを管理する。
以下において、第1実施形態に係るeNB200の動作について説明する。第1実施形態において、eNB200は、複数のUE100を含むUEグループが在圏するセルを管理する。
eNB200の制御部230は、複数のUE100に対してマルチキャストデータの送信を開始する場合、PDCCHを介してSPSの有効化を複数のUE100のそれぞれに指示する。eNB200の送信部210は、SPSを使用して、PDSCHを介して複数のUE100にマルチキャストデータを送信する。このように、PDSCHを介したマルチキャスト伝送(すなわち、SCPTM)にSPSを適用することにより、効率的なマルチキャスト伝送を実現することができる。
ここで、マルチキャストデータの送信を開始した後、UEグループに新たなUE100が参加する場合を想定する。このようなUE100(以下、「途中参加UE100」と称する)は、SPSの設定情報をRRCメッセージによりeNB200から受信することができても、SPS有効化PDCCHを受信することができない。この場合、途中参加UE100は、SPSを有効化することができないため、マルチキャストデータを受信することができない。
そこで、第1実施形態において、eNB200の制御部230は、マルチキャストデータの送信を開始した後においても、UEグループ内のUE100に対してSPSの有効化を少なくとも1回指示する。例えば、eNB200の制御部230は、当該有効化を繰り返し指示する。当該有効化を定期的にグループ内のUE100に指示してもよい。すなわち、SPS有効化PDCCHをUEグループに定期的に送信する。
ここで、SPS有効化PDCCHの送信間隔は、要求されるグループ通信セットアップ時間を満たすことが好ましい。グループ通信セットアップ時間とは、UE100がグループ通信を開始したいと判断してから、実際にグループ通信(主に受信)を開始するまでの時間である。例えば、要求されるグループ通信セットアップ時間が500ms以下である場合、SPS有効化PDCCHを少なくとも500msに1回送信していれば、当該仕様を満足できる。
(UE100の動作)
以下において、第1実施形態に係るUE100の動作について説明する。第1実施形態において、UE100は、複数のUE100を含むUEグループに属する。
以下において、第1実施形態に係るUE100の動作について説明する。第1実施形態において、UE100は、複数のUE100を含むUEグループに属する。
UE100の制御部130は、eNB200からSPSの有効化指示(SPS有効化PDCCH)を受信した場合、SPSを有効化する。UE100の受信部110は、SPSを使用して、PDSCHを介してeNB200から複数のUE100に送信されるマルチキャストデータを受信する。このように、PDSCHを介したマルチキャスト伝送(すなわち、SCPTM)にSPSを適用することにより、効率的なマルチキャスト伝送を実現することができる。
また、UE100が途中参加UE100である場合でも、上述したように、eNB200がSPS有効化PDCCHを繰り返し送信することにより、eNB200からSPS有効化PDCCHを受信することができる。
しかしながら、eNB200がSPS有効化PDCCHを繰り返し送信する場合、同一のUE100がSPS有効化PDCCHを複数回受信し得る。
そこで、第1実施形態において、UE100の制御部130は、SPS有効化PDCCHを受信した後においてeNB200からSPS有効化PDCCHを改めて受信した場合、該SPS有効化PDCCHを無視する。このように、2回目以降のSPS有効化PDCCHを無視することにより、同一のUE100がSPS有効化PDCCHを複数回受信しても、予期せぬエラーの発生を防止することができる。
(動作シーケンスの一例)
以下において、第1実施形態に係る動作シーケンスの一例について説明する。図7は、第1実施形態に係る動作シーケンスの一例を示す図である。本シーケンスにおいて、UE100−1を含む複数のUE100がSCPTMによるグループ通信を開始し、UE100−2がグループ通信に途中参加する場合を想定する。
以下において、第1実施形態に係る動作シーケンスの一例について説明する。図7は、第1実施形態に係る動作シーケンスの一例を示す図である。本シーケンスにおいて、UE100−1を含む複数のUE100がSCPTMによるグループ通信を開始し、UE100−2がグループ通信に途中参加する場合を想定する。
図7に示すように、ステップS101において、eNB200の送信部210は、SPSの設定情報(SPS−Config)をRRCメッセージにより各UE100(UE100−1、UE100−2)に送信する。SPSの設定情報は、SPS周期(semiPersistSchedInterval)、SPS C−RNTI等を含む。各UE100において、受信部110がSPSの設定情報を受信し、制御部130がSPSの設定情報を記憶する。なお、SPS C−RNTIに代えて、グループ識別子(例えば、グループRNTI)を用いてもよい。
ステップS102において、eNB200の送信部210は、SPS有効化PDCCH(SPS activation)をUE100−1に送信する。この時点では、UE100−2はグループ通信に参加していないことに留意すべきである。なお、eNB200の送信部210は、後述するステップS104の前において、SPS有効化PDCCHを複数回送信してもよい。
ステップS103において、UE100−1の受信部110がSPS有効化PDCCHを受信したことに応じて、UE100−1の制御部130は、当該SPS有効化PDCCH中のスケジューリング情報を記憶してSPSを有効化する。
ステップS104において、eNB200の送信部210は、UE100−1を含む複数のUE100に対するマルチキャストデータの送信を開始する。具体的には、eNB200の送信部210は、SPSを使用して、PDSCHを介して複数のUE100にマルチキャストデータを送信する。UE100−1の受信部110は、マルチキャストデータを受信する。
その後、ステップS105において、UE100−2は、グループ通信(UEグループ)に参加する。ここで、UE100−2には、ネットワーク側からグループ識別子が割り当てられてもよい。
なお、UE100−2は、ステップS101でSPSの設定情報を受信せずに、ステップS105でSPSの設定情報を受信してもよい。この場合、UE100−2は、後述する興味通知(GC Indication)をeNB200に送信することにより、SPSの設定情報をeNB200から受信してもよい。
ステップS106において、eNB200の送信部210は、SPS有効化PDCCHを各UE100(UE100−1、UE100−2)に送信する。各UE100において、受信部110がSPS有効化PDCCHを受信する。
ステップS107において、UE100−2の制御部130は、SPS有効化PDCCH中のスケジューリング情報を記憶してSPSを有効化する。
ステップS108において、UE100−1の制御部130は、2回目以降のSPS有効化PDCCHを無視する。
ステップS109において、eNB200の送信部210は、UE100−1及びUE100−2を含む複数のUE100にマルチキャストデータを送信する。具体的には、eNB200の送信部210は、SPSを使用して、PDSCHを介して複数のUE100にマルチキャストデータを送信する。各UE100(UE100−1、UE100−2)の受信部110は、マルチキャストデータを受信する。
(第1実施形態のまとめ)
上述したように、PDSCHを介したマルチキャスト伝送(すなわち、SCPTM)にSPSを適用することにより、効率的なマルチキャスト伝送を実現することができる。
上述したように、PDSCHを介したマルチキャスト伝送(すなわち、SCPTM)にSPSを適用することにより、効率的なマルチキャスト伝送を実現することができる。
また、マルチキャストデータの送信を開始した後においても、UEグループ内のUE100に対してSPSの有効化を繰り返し指示することにより、途中参加UE100がSPSを有効化してマルチキャストデータを受信することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態について、第1実施形態との相違点を主として説明する。
第2実施形態について、第1実施形態との相違点を主として説明する。
第2実施形態は、SCPTMにSPSを適用する点については第1実施形態と同様である。しかしながら、第2実施形態は、途中参加UE100に関する解決策が第1実施形態とは異なる。
(eNB200の動作)
以下において、第2実施形態に係るeNB200の動作について説明する。
以下において、第2実施形態に係るeNB200の動作について説明する。
上述したように、eNB200の送信部210は、SPSの設定に関する設定情報(SPS−Config)を含むメッセージ(RRCメッセージ)を送信する。第2実施形態において、マルチキャストデータの送信を開始した後において当該メッセージを送信する場合、eNB200の制御部230は、SPSが有効化されていることを示す有効化通知情報をメッセージに含める。
これにより、途中参加UE100は、SPSの設定情報をRRCメッセージによりeNB200から受信することにより、SPSが有効化されていることを把握することができる。よって、途中参加UE100は、SPSを有効化し、マルチキャストデータを受信することができる。
メッセージは、個別RRCメッセージである。例えば、メッセージは、RRC Connection Reconfigurationメッセージ、RRC Connection Reestablishmentメッセージ、又はRRC Connection Setupメッセージである。
但し、メッセージは、個別RRCメッセージに限定されない。メッセージは、ブロードキャストRRCメッセージ(例えば、システム情報メッセージ)であってもよいし、MACメッセージであってもよい。なお、有効化通知情報は、SPSに適用されるスケジューリング情報(無線リソース・トランスポートフォーマットの情報)を含むことが好ましい。
第2実施形態において、eNB200の受信部220は、マルチキャストデータの受信に対する興味に関する興味通知(GC Indication)をUE100から受信してもよい。マルチキャストデータの送信を開始した後において興味通知を受信した場合、eNB200の送信部210は、有効化通知情報を含むメッセージを当該UE100に送信する。
このように、eNB200が、途中参加UE100を特定し、有効化通知情報を含むメッセージを途中参加UE100に送信することにより、より確実に途中参加UE100にマルチキャストデータを受信させることができる。
(UE100の動作)
以下において、第2実施形態に係るUE100の動作について説明する。
以下において、第2実施形態に係るUE100の動作について説明する。
第2実施形態において、UE100の受信部110は、SPSの設定を示す設定情報(SPS−Config)を含むメッセージをeNB200から受信する。SPSが有効化されていることを示す有効化通知情報がメッセージに含まれている場合、UE100の制御部130は、設定情報(SPS−Config)に対応するSPSが有効化されていると判断する。これにより、UE100が途中参加UE100である場合でも、SPSが有効化されていることを把握することができる。
第2実施形態において、UE100の送信部120は、マルチキャストデータの受信に対する興味に関する興味通知(GC Indication)をeNB200に送信してもよい。興味通知は、UE100が興味を持つグループ通信(UEグループ)に対応するグループ識別子を含んでもよい。興味通知の送信後、UE100の受信部110は、有効化通知情報を含むメッセージをeNB200から受信する。これにより、UE100が途中参加UE100である場合でも、より確実にマルチキャストデータを受信することができる。
(動作シーケンスの一例)
以下において、第2実施形態に係る動作シーケンスの一例について説明する。図8は、第2実施形態に係る動作シーケンスの一例を示す図である。本シーケンスにおいて、UE100−1を含む複数のUE100がSCPTMによるグループ通信を開始し、UE100−2がグループ通信に途中参加する場合を想定する。
以下において、第2実施形態に係る動作シーケンスの一例について説明する。図8は、第2実施形態に係る動作シーケンスの一例を示す図である。本シーケンスにおいて、UE100−1を含む複数のUE100がSCPTMによるグループ通信を開始し、UE100−2がグループ通信に途中参加する場合を想定する。
図8に示すように、ステップS201において、eNB200の送信部210は、SPSの設定情報(SPS−Config)をRRCメッセージによりUE100−1に送信する。SPSの設定情報は、SPS周期(semiPersistSchedInterval)、SPS C−RNTI等を含む。UE100−1において、受信部110がSPSの設定情報を受信し、制御部130がSPSの設定情報を記憶する。
ステップS202において、eNB200の送信部210は、SPS有効化PDCCH(SPS activation)をUE100−1に送信する。この時点では、UE100−2はグループ通信に参加していないことに留意すべきである。
ステップS203において、UE100−1の受信部110がSPS有効化PDCCHを受信したことに応じて、UE100−1の制御部130は、当該SPS有効化PDCCH中のスケジューリング情報を記憶してSPSを有効化する。
ステップS204において、eNB200の送信部210は、UE100−1を含む複数のUE100に対するマルチキャストデータの送信を開始する。具体的には、eNB200の送信部210は、SPSを使用して、PDSCHを介して複数のUE100にマルチキャストデータを送信する。UE100−1の受信部110は、マルチキャストデータを受信する。
その後、ステップS205において、UE100−2は、グループ通信(UEグループ)に参加する。ここで、UE100−2には、ネットワーク側からグループ識別子が割り当てられてもよい。また、UE100−2の送信部120は、興味通知(GC Indication)をeNB200に送信してもよい(ステップS205)。
ステップS206において、eNB200の送信部210は、SPSの設定情報(SPS−Config)及び有効化通知情報(SPS currently activated)をRRCメッセージによりUE100−1に送信する。UE100−1において、受信部110がSPSの設定情報及び有効化通知情報を受信し、制御部130がSPSの設定情報を記憶する。有効化通知情報は、SPSのスケジューリング情報(無線リソース・トランスポートフォーマットの情報)を含む。
ステップS207において、UE100−2の制御部130は、SPSの設定情報及び有効化通知情報に基づいて、SPSを有効化する。
ステップS208において、eNB200の送信部210は、UE100−1及びUE100−2を含む複数のUE100にマルチキャストデータを送信する。具体的には、eNB200の送信部210は、SPSを使用して、PDSCHを介して複数のUE100にマルチキャストデータを送信する。各UE100(UE100−1、UE100−2)の受信部110は、マルチキャストデータを受信する。
(第2実施形態のまとめ)
上述したように、eNB200は、マルチキャストデータの送信を開始した後においてメッセージを送信する場合、SPSが有効化されていることを示す有効化通知情報を当該メッセージに含める。これにより、当該メッセージを受信した途中参加UE100は、SPSを有効化してマルチキャストデータを受信することができる。
上述したように、eNB200は、マルチキャストデータの送信を開始した後においてメッセージを送信する場合、SPSが有効化されていることを示す有効化通知情報を当該メッセージに含める。これにより、当該メッセージを受信した途中参加UE100は、SPSを有効化してマルチキャストデータを受信することができる。
[その他の実施形態]
上述した第1実施形態及び第2実施形態は、別個独立して実施される場合に限定されない。第1実施形態及び第2実施形態を組み合わせて実施してもよい。
上述した第1実施形態及び第2実施形態は、別個独立して実施される場合に限定されない。第1実施形態及び第2実施形態を組み合わせて実施してもよい。
上述した第1実施形態及び第2実施形態において、移動通信システムとしてLTEシステムを例示した。しかしながら、本出願の内容は、LTEシステムに限定されない。LTEシステム以外のシステムに本出願の内容を適用してもよい。
なお、米国仮出願第62/110045号(2015年1月30日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
Claims (13)
- 複数のユーザ端末を含むグループが在圏するセルを管理する基地局であって、
前記複数のユーザ端末に対してマルチキャストデータの送信を開始する場合、半永続スケジューリングの有効化を前記複数のユーザ端末のそれぞれに指示する制御部と、
前記半永続スケジューリングを使用して、物理下りリンク共有チャネルを介して前記複数のユーザ端末に前記マルチキャストデータを送信する送信部と、を備えることを特徴とする基地局。 - 前記有効化は、物理下りリンク制御チャネルを介して指示され、
前記制御部は、前記グループ内のユーザ端末に対して前記有効化を繰り返し指示することを特徴とする請求項1に記載の基地局。 - 前記制御部は、前記マルチキャストデータの送信を開始した後においても、前記グループ内のユーザ端末に対して前記有効化を指示することを特徴とする請求項1に記載の基地局。
- 前記制御部は、前記グループ内のユーザ端末に対して、定期的に前記有効化を指示することを特徴とする請求項2に記載の基地局。
- 前記送信部は、前記半永続スケジューリングの設定に関する設定情報を含むメッセージを送信し、
前記メッセージを送信する場合、前記制御部は、前記半永続スケジューリングが有効化されていることを示す有効化通知情報を前記メッセージに含めることを特徴とする請求項1に記載の基地局。 - 前記制御部は、前記半永続スケジューリングの有効化を前記複数のユーザ端末のそれぞれに指示した後において前記メッセージを送信する場合、前記有効化通知情報を前記メッセージに含めることを特徴とする請求項5に記載の基地局。
- 前記メッセージは、ブロードキャストRRCメッセージ、個別RRCメッセージ、又はMACメッセージであることを特徴とする請求項5に記載の基地局。
- 前記マルチキャストデータの受信に対する興味に関する興味通知をユーザ端末から受信する受信部を備え、
前記半永続スケジューリングの有効化を前記複数のユーザ端末のそれぞれに指示した後において前記興味通知を受信した場合、前記送信部は、前記有効化通知情報を含む前記メッセージを前記ユーザ端末に送信することを特徴とする請求項5に記載の基地局。 - 複数のユーザ端末を含むグループに属するユーザ端末であって、
基地局から半永続スケジューリングの有効化指示を受信した場合、前記半永続スケジューリングを有効化する制御部と、
前記半永続スケジューリングを使用して、物理下りリンク共有チャネルを介して前記基地局から前記複数のユーザ端末に送信されるマルチキャストデータを受信する受信部と、を備えることを特徴とするユーザ端末。 - 前記有効化は、物理下りリンク制御チャネルを介して指示され、
前記制御部は、前記有効化指示を受信した後において前記基地局から前記有効化指示を改めて受信した場合、該有効化指示を無視することを特徴とする請求項9に記載のユーザ端末。 - 前記受信部は、前記半永続スケジューリングの設定を示す設定情報を含むメッセージを前記基地局から受信し、
前記半永続スケジューリングが有効化されていることを示す有効化通知情報が前記メッセージに含まれている場合、前記制御部は、前記設定情報に対応する前記半永続スケジューリングが有効化されていると判断することを特徴とする請求項9に記載のユーザ端末。 - 前記メッセージは、ブロードキャストRRCメッセージ、個別RRCメッセージ、又はMACメッセージであることを特徴とする請求項11に記載のユーザ端末。
- 前記マルチキャストデータの受信に対する興味に関する興味通知を前記基地局に送信する送信部を備え、
前記興味通知の送信後、前記受信部は、前記有効化通知情報を含む前記メッセージを前記基地局から受信することを特徴とする請求項11に記載のユーザ端末。
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