JP6688123B2 - 排水ポンプ設備および排水方法 - Google Patents

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Description

本発明は、底部に流入水路を備えた立坑の水を排水する排水ポンプ設備および排水方法に関する。
近年、底部に流入水路を備えた深い立坑の排水ポンプや残水排水ポンプのように高揚程の排水設備が増えている。しかし、そのような設備では実揚程の変動が大きく、ポンプの運転範囲が広くなると共に、単機ではポンプ容量(出力)が非常に大きくなったり、設備全体も含めて特殊設計が必要になることがあり、製作や運用などのコストが増大し不経済である。
かかる問題への対策として、例えば、複数の低揚程のポンプを直列に、上流側のポンプの排水口が下流側のポンプの吸水口に水密に接続されるよう配置することで、高揚程に対応する方法がある(特許文献1)。
特開昭60−228797号公報
しかし、前記従来の方法は貯水槽等における大きな水位変動への対応を目的とするものである。また、この方法では各ポンプの吐出量が安定せず、大きな振動や騒音が発生し、場合によってはキャビテーションの発生やポンプ原動機が過負荷運転状態となるなどの問題がある。そのため、各ポンプの吐出量を制御する必要があるが、複雑で高価な制御装置が必要となり、信頼性も低下する。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、複雑な制御を用いることなく安定した経済的な排水を行うことが可能な排水ポンプ設備および排水方法を提供することである。
本発明の一態様によれば、底部に流入水路を備えた立坑に設置する排水ポンプ設備であって、鉛直方向に下から上へと並ぶように配置された複数の排水ポンプと、鉛直方向に設置高さの異なる2台の排水ポンプの間に設けられ、かつ開放された、中間水槽と、を備え、前記2台の排水ポンプのうち鉛直方向下側かつ上流側の排水ポンプの排水口と、前記2台の排水ポンプのうち鉛直方向上側かつ下流側の排水ポンプの吸水口とが、同一の前記中間水槽に接続されている、排水ポンプ設備が提供される。
この構成によれば、複雑な制御を用いることなく安定した排水を行うことが可能である。
前記中間水槽は、前記立坑内に開放された開口を備え、前記中間水槽から溢れた排水が前記開口を通じて前記立坑内に排出されるように構成されているのが望ましい。
この構成によれば、ポンプの流量制御を単純化させることができる。
前記2台の排水ポンプのうち上流側の排水ポンプの吐出量は、前記2台の排水ポンプのうち下流側の排水ポンプの吐出量よりも大きくなるように設定されているのが望ましい。
この構成によれば、常に一定水位が保たれることから、下流側ポンプの運転を安定させるとともに、中間水槽の容量を小さくできる。吐出量が同じ場合には、余裕を取って中間水槽の容量を大きくする必要がある。
中間水槽の鉛直方向上側かつ下流側の排水ポンプの吸水口端面の中心を基準とした中間水槽の設計上の水面の高さが1.5d以上であるのが望ましい。ここで、dは前記排水ポンプの排水口の直径(配管径)をいう。
この構成によれば、排水ポンプによる排水をより確実に行うことができる。
前記立坑内の水位を検知する検知手段を備え、鉛直方向に最上部にある前記排水ポンプを除く前記排水ポンプのそれぞれについて、前記立坑内の水位が上昇する時に運転を停止する水位である運転停止水位が定められており、前記運転停止水位は、鉛直方向に上側にある排水ポンプに対応するものほど高く設定され、前記複数の排水ポンプのそれぞれについて、前記立坑内の水位が低下する時に運転を開始する水位である低下時運転開始水位が定められており、前記低下時運転開始水位は、鉛直方向に上側にある排水ポンプに対応するものほど高く設定され、前記複数の排水ポンプのそれぞれについて、前記立坑内の水位が上昇する時に運転を開始する水位である上昇時運転開始水位が定められており、前記上昇時運転開始水位は、前記運転停止水位のいずれよりも低く、前記排水ポンプは、前記検知手段の検知した水位に基づいて運転を停止すると共に、前記検知手段の検知した水位に基づいて運転を開始するのが望ましい。
この構成によれば、高水位時に不必要な排水ポンプの運転を停止でき、エネルギー効率を向上できる。また、水位低下に伴い動作が必要となる排水ポンプの運転を順次に開始でき、エネルギー効率を向上できる。また、水位上昇時に必要な排水ポンプの運転を一斉に開始できる。
同一の前記中間水槽に複数の前記排水ポンプの吸水口が接続されることで、同一の前記中間水槽の水が複数の前記排水ポンプにより排水されるのが望ましい。
この構成によれば、一部の排水ポンプが故障しても、残りの排水ポンプが動作することで、排水を継続できる。よって排水ポンプ設備の信頼性を向上することができる。
また、本発明の別の態様によれば、底部に流入水路を備えた立坑の水を排水する排水方法であって、鉛直方向に設置高さの異なる2台の排水ポンプのうち鉛直方向下側かつ上流側の排水ポンプを用いて、前記立坑内の水を、中間水槽に排出し、ここで前記中間水槽は、前記2台の排水ポンプの間に設けられ、かつ、開放されており、前記2台の排水ポンプのうち鉛直方向上側かつ下流側の排水ポンプを用いて、前記中間水槽内の水を排水する、排水方法が提供される。
本発明によれば、複雑な制御を用いることなく安定した排水を行うことが可能である。
第1実施形態に係る排水ポンプ設備100を側方から見た模式断面図 第1実施形態の第1変形例に係る中間水槽30の側方模式断面図 第1実施形態の第2変形例に係る中間水槽30の側方模式断面図 第1実施形態の第3変形例に係る中間水槽30の側方模式断面図 第1実施形態の第4変形例に係る中間水槽30aの側方模式断面図 第1実施形態の第5変形例に係る中間水槽内水位の模式図 第2実施形態に係る排水ポンプ設備200を側方から見た模式断面図 第3実施形態に係る排水ポンプ設備300を側方から見た模式断面図
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る排水ポンプ設備100を側方から見た模式断面図である。
排水ポンプ設備100は、底部に流入水路92を備えた立坑90に設置される排水ポンプ設備である。
「底部」とは、立坑の上端がなす開口が流入水路に含まれないことを意味する。流入水路の出口は、立坑の側壁ないし底面に形成されうる。例えば、立坑の底から、立坑の深さの3分の2より低い高さの位置に流入水路が形成されていてもよい。立坑の底から、立坑の深さの半分より低い高さの位置に流入水路が形成されていてもよい。立坑の底から、立坑の深さの3分の1より低い高さの位置に流入水路が形成されていてもよい。ここでいう「位置」とは流入水路の出口の中央部分の位置を意味する。なお、流入水路の大きさ、形状は特に限定されない。
排水ポンプ設備100は、複数の排水ポンプ10,20と、中間水槽30と、を備えている。
複数の排水ポンプ10,20は、鉛直方向に下から上へと並ぶように配置されている。図1に示す例では、鉛直方向に下から上へと順次、排水ポンプ10と排水ポンプ20とが配置されている。一部の排水ポンプが同一の高さに設置されてもよく、「鉛直方向に下から上へと並ぶ」とはかかる態様を含む。
複数の排水ポンプ10,20は、同一の型式であってもよいし、互いに異なる型式であってもよい。排水ポンプとしては、水中ポンプとすることができる。水中ポンプの型式としては、例えば、軸流ポンプ、斜流ポンプ、渦巻斜流ポンプ等とすることができる。
中間水槽30は、鉛直方向に設置高さの異なる2台の排水ポンプの間に設けられている。かつ、中間水槽30は、開放されている。図1に示す例では、中間水槽30は、排水ポンプ10と排水ポンプ20との間に設けられている。より具体的には、中間水槽30は、中間水槽30に水を排出する排水ポンプ10と略同じかそれよりも高く、中間水槽30から水を吸い込む排水ポンプ20と略同じかそれより低い位置に設けられている。図1に示す例では、中間水槽30と排水ポンプ20とは略同じ高さに設けられている。中間水槽30の鉛直方向上側かつ下流側の排水ポンプ20の吸水口22端面の中心を基準とした中間水槽30の設計上の水面の高さが1.5d以上であってもよい。ここで、dとは排水ポンプ20の排水口22の直径(配管径)をいう。
中間水槽30が「開放されている」とは、排水ポンプによる排水経路の外部に向かって開放されていることを言う。図1に示す例では、中間水槽30は立坑内部に開放されている。中間水槽30は大気開放され、立坑内部に溢水されるよう構成されていてもよい。中間水槽30の個数は1個でなくてもよく、特に限定されない。中間水槽30は、土木一体構造(コンクリート構造)であってもよいし、鋼製タンクを設置してもよい。中間水槽30の平面形状は特に限定されず、例えば、長方形、正方等の矩形としてもよい、略円形であってもよい。中間水槽30の天面には、格子またはバースクリーン状の安全板が設置されていてもよい。かかる構成は、ゴミの吸込防止および渦防止に有効である。
2台の排水ポンプ10,20のうち鉛直方向下側かつ上流側の排水ポンプ10の排水口(吐出管14の出口16)と、2台の排水ポンプ10,20のうち鉛直方向上側かつ下流側の排水ポンプ20の吸水口22とが、同一の中間水槽30に接続されている。図1に示す例では排水ポンプは2台が2段に設置されているが、3台が3段に設置されてもよいし、4台以上が4段以上に設定されてもよい。
以上のように構成された排水ポンプ設備100の動作について説明する。流入水路から水が流入し、吸込水槽95に一定量の水が滞留すると、排水ポンプ10、20の運転が開始される。
排水ポンプ10は、吸込水槽95内の水をくみ上げ、吐出管14を通じて出口16から中間水槽30へと排出する(流量=Q1)。排水ポンプ20は、中間水槽30内の水をくみ上げ、吐出管24を通じて吐出水槽(図示せず)へと排出する(流量=Q2)。中間水槽30は、上部に開口32が設けられており、余分な水はオーバーフロー(Q3)して再び吸込水槽95に戻る。流量が安定していれば、Q1=Q2+Q3となる。
本実施形態では、上段(下流側)の排水ポンプ20が、下段(上流側)の排水ポンプ10から直接的に水の供給を受けるのではなく、開放された中間水槽30を介して間接的に水の供給を受ける。言い換えれば、上段(下流側)の排水ポンプ20の吸水口と、下段(上流側)の排水ポンプ10の排水口とが、水密には接続されていない。よって、排水ポンプ20は、立坑内水位の変化(実揚程の変化)に伴う排水ポンプ10の送水量変動に関わりなく、安定して運転することが可能となる。
低揚程のポンプを直列かつ直接的に(途中の経路を外部に開放せずに、水密に)接続する場合、吸込水槽水位の変動等に伴い、排水ポンプの排水量Q1、Q2が変化する。製作・製造上の誤差などにより、寸分違わぬ同じ性能を有したポンプを製作することも不可能である。このため、Q1とQ2とで水量変化(運転点の変化)に時間差が発生し、どちらのポンプの運転も安定しない。安定化のためには、時間変化に対応して複雑な流量制御等(回転数制御等)を行う必要がある。
例えば、仮に吸水水槽の水位が低下し、排水量が減少する場合、一時的にQ1(=Q1’)<Q2となる。その後、Q2は、Q1’へと低下しようとする。一方、排水ポンプ10は排水ポンプ20(排水量Q2)により引っ張られることになる。よって、Q1はQ2へと上昇しようとする。これが繰り返されて、どちらの排水ポンプ10、20の運転も安定しない。吸込水槽95の水位変動もある。よって、各々のポンプの運転点の変動幅が大きくなり、運転点のハンチングが発生する。場合によっては、過小流量や過大流量での運転となり、大きな振動、騒音を発生させるおそれがある。
本実施形態によれば、各ポンプを単純に直列接続するのではなく一端縁を切ることにより、各ポンプが互いに影響を及ぼさなくなる。よって、複雑な制御を必要とせずに、高揚程の排水を実現できる。
図1に例示されるように、排水ポンプ10の吐出管14の出口末端は、中間水槽30の水面L1より低い位置まで伸ばし、サイホン形状としてもよい。排水ポンプ10の容量(実揚程)を小さくすることができる。また、中間水槽30の水位変動がほぼないため、排水ポンプ10の運転点が安定する。
[変形]
図1に例示されるように、吐出管14には、逆止弁18が設けられていてもよい。排水ポンプ20の吐出管24にも、逆止弁28が設けられていてもよい。
図1に例示されるように、中間水槽30は、立坑90内に開放された開口32を備え、中間水槽30から溢れた排水が開口32を通じて立坑90内に排出されるように構成されていてもよい。開口は配管として構成され、溢れた水が該配管を通じて下方へ流下するように構成してもよい。中間水槽が複数設けられる場合には、中間水槽から溢れた排水が鉛直下側の中間水槽へと流入するように構成されてもよい。
2台の排水ポンプ10,20のうち上流側の排水ポンプ10の吐出量Q1は、2台の排水ポンプ10,20のうち下流側の排水ポンプ20の吐出量Q2よりも大きくなるように設定されていてもよい。これにより中間水槽30をコンパクトにすること(小型化)ができる。また、排水時に中間水槽30の水位が低下することによる排水ポンプ20への給水不良を抑制できる。
2台の排水ポンプ10,20のうち上流側の排水ポンプ10の吐出量が、2台の排水ポンプ10,20のうち下流側の排水ポンプ20の吐出量よりも大きくなるように設定するための方法は特に限定されない。具体的には例えば、設計上の容量(吐出量)が異なるポンプを使用する、実揚程に差をつける(h2>h1)、管路損失に差をつける等の方法が採用し得る。
立坑90内の水位を検知する検知手段(図示せず)を備えてもよい。この場合において、鉛直方向に最上部にある排水ポンプを除く排水ポンプのそれぞれについて、立坑90内の水位が上昇する時に運転を停止する水位である停止水位が定められており、停止水位は、鉛直方向に上側にある排水ポンプに対応するものほど高く設定され、排水ポンプは、検知手段の検知した水位に基づいて運転を停止してもよい。
図1に示す例に基づいてより具体的に説明すれば、鉛直方向に最上部にある排水ポンプ20を除く排水ポンプ10について、立坑90内の水位が上昇する時に運転を停止する水位である停止水位はL1とされている。立坑90内の水位がL1より高いときは、排水ポンプ10の運転は停止されている。また立坑90内の水位がL1より高くなったときにも排水ポンプ10の運転が停止される。排水ポンプ10が動作しなくても、排水ポンプ20が動作することで、立坑90の適切な排水が可能だからである。L1の高さは、中間水槽30の最大水位と同じ高さとすることができる。
複数の排水ポンプ10,20のそれぞれについて、立坑90内の水位が低下する時に運転を開始する水位である低下時運転開始水位が定められており、低下時運転開始水位は、鉛直方向に上側にある排水ポンプに対応するものほど高く設定され、排水ポンプは、検知手段の検知した水位に基づいて運転を開始してもよい。
図1に示す例に基づいてより具体的に説明すれば、排水ポンプ20の動作により排水が進行し、立坑90内の水位が低下して低下時運転開始水位L1以下になると、排水ポンプ10の運転が開始される。これにより、中間水槽30内の水位が過度に低下して排水ポンプ20に給水不足が発生することが抑制される。
なお、図1に示す例では停止水位と低下時運転開始水位とが同一の高さとされていたが、両者が異なる高さであってもよい。
複数の排水ポンプ10,20のそれぞれについて、立坑90内の水位が上昇する時に運転を開始する水位である上昇時運転開始水位が定められており、上昇時運転開始水位は、運転停止水位のいずれよりも低く、かつ、排水ポンプの位置によらず一定とされ、排水ポンプは、検知手段の検知した水位に基づいて運転を開始してもよい。
図1に示す例に基づいてより具体的に説明すれば、上昇時運転開始水位はL2であり、流入水路92から立坑90の底部に形成される吸込水槽95へと水が流入して水位がL2を超えると、排水ポンプ10,20のそれぞれが一斉に運転を開始する。L2はL1よりも低くなっている。
具体的には、水位がL2以上L1未満の時は、排水ポンプ10、20の両方を動作させてもよい。水位がL1以上の時は、排水ポンプ20のみを動作させ、排水ポンプ10は停止させてもよい。
吐出管14、24の内部が空になっている状態で排水ポンプ10、20を始動すると、一時的に大水量運転となる。吐出管14、24の空気を抜くための空気抜き管ないし空気抜き弁が必要となる。ポンプの過大水量運転を避け、空気抜きの必要性を低減するため、吐出管14、24に逆流防止弁(逆止弁)を設けることが望ましい。設置位置は、特に限定されない。
[第1変形例]
図2は、第1実施形態の第1変形例に係る中間水槽30の側方模式断面図である。なお、中間水槽30周囲以外の構成については第1実施形態において図1を参照しつつ説明した構成と同様とすることができるので、詳細な説明を省略する。
図2に例示するように、第1変形例では、同一の中間水槽30に複数の排水ポンプ20a、20bの吸水口が接続されることで、同一の中間水槽30の水が複数の排水ポンプ20a、20bにより排水される。排水ポンプ20a、20bは、排水ポンプ20と同様とすることができる。排水ポンプ20a、20bは、互いに型式、仕様などが同一であってもよいし、異なっていてもよい。
図2に例示するように、同一の中間水槽30に複数の排水ポンプ10a、10bの排水口が接続されることで、中間水槽30の下段(吸込水槽95であってもよいし、他の中間水槽であってもよい)に貯留されている水が複数の排水ポンプ10a、10bにより中間水槽30へと送水されてもよい。排水ポンプ10a、10bは、排水ポンプ10と同様とすることができる。排水ポンプ10a、10bは、互いに型式、仕様などが同一であってもよいし、異なっていてもよい。
従来の直列運転では、一つのポンプが故障すると、他のポンプが健全であっても、排水が不可能となる。本変形例によれば、複数の排水ポンプのいずれかが故障したり、性能低下をしたりしても、他の排水ポンプとの相互運転が可能であるため、排水を継続することが可能である。よって、排水ポンプ設備の信頼性を向上することができる。
本変形例においても、第1実施形態と同様の変形が可能である。
[第2変形例]
図3は、第1実施形態の第2変形例に係る中間水槽30の側方模式断面図である。なお、中間水槽30周囲以外の構成については第1実施形態において図1を参照しつつ説明した構成と同様とすることができるので、詳細な説明を省略する。
図3に例示するように、第2変形例では、排水ポンプ10の吐出管14aの出口末端16aが、中間水槽30の側壁部を貫通して中間水槽30の内部に接続されている。かかる構成でも第1実施形態と同様な効果が得られる。
なお、中間水槽30に溜まる土砂等による目詰まりに配慮し、吐出管14aの出口末端16aは、中間水槽30の底部より少し高い位置に設置されるのが望ましい。
本変形例においても、第1実施形態と同様の変形が可能である。
[第3変形例]
図4は、第1実施形態の第3変形例に係る中間水槽30の側方模式断面図である。なお、中間水槽30周囲以外の構成については第1実施形態において図1を参照しつつ説明した構成と同様とすることができるので、詳細な説明を省略する。
図4に例示するように、第3変形例では、排水ポンプ10の吐出管14bの出口末端16bが、中間水槽30の底部を貫通して中間水槽30の内部に接続されている。かかる構成でも第1実施形態と同様な効果が得られる。
なお、中間水槽30に溜まる土砂等による目詰まりに配慮し、吐出管14bの出口末端16bは、中間水槽30の底部より少し高い位置に設置されるのが望ましい。
本変形例においても、第1実施形態と同様の変形が可能である。
[第4変形例]
図5は、第1実施形態の第4変形例に係る中間水槽30aの側方模式断面図である。なお、中間水槽30a周囲以外の構成については第1実施形態において図1を参照しつつ説明した構成と同様とすることができるので、詳細な説明を省略する。
図5に例示するように、第4変形例では、中間水槽30aに設置された排水ポンプ20の吐出管24が略水平方向に延び、立坑90の側壁を貫通して立坑90の外部へと導き出されている[特徴1]。
また、第4変形例では、排水ポンプ20の吸水口22aの形状がベンド型とされている。ベンド部は鋼製ライナーを設置し、周囲をコンクリートで巻くことにより構成され、排水ポンプ20はその上に設置される[特徴2]。
特徴1および特徴2のいずれか一方のみであってもよい。
かかる構成では、空気の吸込がベンドにより抑制されることから、中間水槽30aを図1に示す構成よりも小さくすることができる。また、L1を図1よりも低くすることができ、下段の排水ポンプの全揚程を下げることができる。
中間水槽30aの壁の高さを更に下げたい場合には、空気吸込渦が発生しないように、中間水槽30aの頂端開放部の一部に渦防止板(蓋)を設置してもよい。
本変形例においても、第1実施形態と同様の変形が可能である。
[第5変形例]
図6は、第1実施形態の第5変形例に係る中間水槽内水位の模式図である。なお、中間水槽30周囲以外の構成については第1実施形態において図1を参照しつつ説明した構成と同様とすることができるので、詳細な説明を省略する。
LM1は排水ポンプ10が停止する中間水槽内水位である。LM2は排水ポンプ10が始動する中間水槽内水位である。LM1はL1よりも低い。LMminは最低可能運転水位である。
第5変形例では、中間水槽30内の水位を計測する水位センサ(図示せず)を備えている。水位センサとしては、例えば電極式または圧力式などのレベルスイッチとすることができる。該水位センサの検出結果に基づいて、中間水槽30内の水位が常に最低可能運転水位LMminを上回るように排水ポンプ10の運転を制御する。すなわち、例えば、中間水槽30内の水位がLM2以下となったら排水ポンプ10の運転を開始し、中間水槽30内の水位がLM1以上となったら排水ポンプ10の運転を停止する。
かかる構成では、オーバーフローが抑制されることで、エネルギー効率が更に向上される。
本変形例においても、第1実施形態と同様の変形が可能である。
(第2実施形態)
図7は、第2実施形態に係る排水ポンプ設備200を側方から見た模式断面図である。第2実施形態では、立坑が、隔壁97により水貯留部94とドライエリア96に分かれており、排水ポンプ等の電気設備がドライエリア96に設置されている点で第1実施形態と異なっている。
排水ポンプ設備200では、排水ポンプ10、20がドライエリア96の内部に配置されている。排水ポンプ10は陸上ポンプであってもよいし水中ポンプとしてもよい。ポンプの型式、電動機の設置高さは特に限定されない。ポンプとしては、立軸(渦巻斜流ポンプ、横軸(渦巻斜流ポンプ)などが用いられてもよい。1床式であってもよいし、多床式(2床式以上)であってもよい。
排水ポンプ10の吸水口には吸水管11が取り付けられている。吸水管11は隔壁97を貫通しており、吸水管11の入口13は水貯留部94内へと接続されている。すなわち、入口13は排水ポンプ10の吸水口となる。吸水管11には吸込弁(開閉弁)が設けられている。
排水ポンプ10の排水口には吐出管15が取り付けられている。吐出管15は隔壁97を貫通しており、吐出管15の出口17は中間水槽30内へと接続されている。すなわち、出口17は排水ポンプ10の排水口となる。吐出管15には吐出弁(開閉弁)および逆止弁が設けられている。
排水ポンプ20の吸水口には吸水管21が取り付けられている。吸水管21は隔壁97を貫通しており、吸水管21の入口23は中間水槽30内へと接続されている。すなわち、入口23は排水ポンプ20の吸水口となる。吸水管21には吸込弁(開閉弁)が設けられている。
排水ポンプ20の排水口には吐出管25が取り付けられている。吐出管25は吐出水槽(図示せず)へと接続されている。吐出管25には吐出弁(開閉弁)および逆止弁が設けられている。
図7に例示されるように、排水ポンプ10の吐出管15の出口末端は、中間水槽30の水面L1より低い位置まで伸ばし、サイホン形状としてもよい。排水ポンプ10の容量(実揚程)を小さくすることができる。また、中間水槽30の水位変動がほぼないため、排水ポンプ10の運転点が安定する。
中間水槽30は、第1実施形態と同様とすることができる。図7に示す例では、中間水槽30は水貯留部94の内部に開放されている。中間水槽30は大気開放されていてもよい。中間水槽31から溢れた水(オーバーフローQ3)は、開放された上部開口を通じて、水貯留部94(吸込水槽95)へと戻る。中間水槽30の個数は1個でなくてもよく、特に限定されない。中間水槽30は、土木一体構造(コンクリート構造)であってもよいし、鋼製タンクを設置してもよい。中間水槽30の平面形状は特に限定されず、例えば、長方形、正方等の矩形としてもよい、略円形であってもよい。
中間水槽30と吐出管15との関係は、第1実施形態と同様の変形が可能である。具体的には例えば、吐出管15が中間水槽30の側壁部を貫通していてもよいし(図3:第2変形例)、吐出管15が中間水槽30の底部を貫通していてもよい(図4:第3変形例)。なお、中間水槽30に溜まる土砂等による目詰まりに配慮し、吐出管15の出口16末端は、中間水槽30の底部より少し高い位置に設置されるのが望ましい。
第2実施形態においても、水位がL2以上L1未満の時は、排水ポンプ10、20の両方を動作させてもよく、水位がL1以上の時は、排水ポンプ20のみを動作させ、排水ポンプ10は停止させてもよい。
以上に説明した構成を除き、第2実施形態に係る排水ポンプ設備200は、第1実施形態に係る排水ポンプ設備100と同一の構成とすることができる。よって、図1と図7とで共通する構成要素については、同一の名称および符号を付して詳細な説明を省略する。動作についても、第1実施形態と同様とすることができるので、詳細な説明を省略する。
第2実施形態によれば、排水ポンプをドライエリアに配置することで、電気機器類の防水対策がより容易となる。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様の変形が可能である。第2実施形態においても、第1〜第5変形例が適用可能である。
(第3実施形態)
図8は、第3実施形態に係る排水ポンプ設備300を側方から見た模式断面図である。第3実施形態では、中間水槽31がドライエリア96に設置されている点で第2実施形態と異なっている。
中間水槽31は、ドライエリア96側に設置されている。中間水槽31と水貯留部94との間には、隔壁97を貫通するように連通管33が設けられており、連通管33を通じて開放されている。中間水槽31から溢れた水(オーバーフローQ3)は、連通管33を通じて水貯留部94(吸込水槽95)へと戻る。連通管33は、隔壁97を貫通する連通孔であってもよい。
中間水槽31の個数は1個でなくてもよく、特に限定されない。中間水槽31は、土木一体構造(コンクリート構造)であってもよいし、鋼製タンクを設置してもよい。中間水槽31の平面形状は特に限定されず、例えば、長方形、正方等の矩形としてもよい、略円形であってもよい。
排水ポンプ10の排水口には吐出管15が取り付けられている。吐出管15の出口19は中間水槽31内へと接続されている。すなわち、出口19は排水ポンプ10の排水口となる。吐出管15には吐出弁(開閉弁)および逆止弁が設けられている。
排水ポンプ20の吸水口には吸水管21が取り付けられている。吸水管21は中間水槽31の壁を貫通しており、吸水管21の入口23は中間水槽31内へと接続されている。すなわち、入口23は排水ポンプ20の吸水口となる。吸水管21には吸込弁(開閉弁)が設けられている。
以上に説明した構成を除き、第3実施形態に係る排水ポンプ設備300は、第2実施形態に係る排水ポンプ設備200と同一の構成とすることができる。よって、図7と図8とで共通する構成要素については、同一の名称および符号を付して詳細な説明を省略する。動作についても、第2実施形態と同様とすることができるので、詳細な説明を省略する。
第3実施形態では、上段(下流側)の排水ポンプ20を設置する床面に中間水槽31を設置することができる。吸込水槽95の土木構造を簡素化できる。中間水槽31を鋼製のタンクとすることもでき、この場合にはコストも低減できる。排水ポンプをドライエリアに配置することで、電気機器類の防水対策もより容易となる。
第3実施形態においても、第1実施形態と同様の変形が可能である。第3実施形態においても、第1〜第5変形例が適用可能である。
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうることである。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲とすべきである。
10、20 排水ポンプ
11、21 吸水管
12、22 吸水口
13、23 入口
14、15、24、25 吐出管
16、17、19 出口
18、28 逆止弁
30、31 中間水槽
32 開口
33 連通管
90 立坑
92 流入水路
94 水貯留部
95 吸込水槽
96 ドライエリア
97 隔壁
100、200、300 排水ポンプ設備

Claims (7)

  1. 底部に流入水路を備えた立坑に設置する排水ポンプ設備であって、
    鉛直方向に下から上へと並ぶように配置された複数の排水ポンプと、
    鉛直方向に設置高さの異なる2台の排水ポンプの間に設けられ、かつ上部に設けられた開口によって開放された、中間水槽と、を備え、
    前記2台の排水ポンプのうち鉛直方向下側かつ上流側の排水ポンプの排水口と、前記2台の排水ポンプのうち鉛直方向上側かつ下流側の排水ポンプの吸水口とが、同一の前記中間水槽に接続されている、
    排水ポンプ設備。
  2. 前記中間水槽は、前記中間水槽から溢れた排水が前記開口を通じて前記立坑内に排出されるように構成されている、請求項1に記載の排水ポンプ設備。
  3. 前記2台の排水ポンプのうち上流側の排水ポンプの吐出量は、前記2台の排水ポンプのうち下流側の排水ポンプの吐出量よりも大きくなるように設定されている、請求項1または2に記載の排水ポンプ設備。
  4. 中間水槽の鉛直方向上側かつ下流側の排水ポンプの吸水口端面の中心を基準とした中間水槽の設計上の水面の高さが1.5d以上であり、
    ここで、dは前記排水ポンプの排水口の直径をいう、
    請求項1ないし3のいずれかに記載の排水ポンプ設備。
  5. 前記立坑内の水位を検知する検知手段を備え、
    鉛直方向に最上部にある前記排水ポンプを除く前記排水ポンプのそれぞれについて、前記立坑内の水位が上昇する時に運転を停止する水位である停止水位が定められており、
    前記停止水位は、鉛直方向に上側にある排水ポンプに対応するものほど高く設定され、
    前記複数の排水ポンプのそれぞれについて、前記立坑内の水位が低下する時に運転を開始する水位である低下時運転開始水位が定められており、
    前記低下時運転開始水位は、鉛直方向に上側にある排水ポンプに対応するものほど高く設定され、
    前記複数の排水ポンプのそれぞれについて、前記立坑内の水位が上昇する時に運転を開始する水位である上昇時運転開始水位が定められており、
    前記上昇時運転開始水位は、運転停止水位のいずれよりも低く、
    前記排水ポンプは、前記検知手段の検知した水位に基づいて運転を停止すると共に、前記検知手段の検知した水位に基づいて運転を開始する、
    請求項1ないし3のいずれかに記載の排水ポンプ設備。
  6. 同一の前記中間水槽に複数の前記排水ポンプの吸水口が接続されることで、同一の前記中間水槽の水が複数の前記排水ポンプにより排水される、請求項1ないし5のいずれかに記載の排水ポンプ設備。
  7. 底部に流入水路を備えた立坑の水を排水する排水方法であって、
    鉛直方向に設置高さの異なる2台の排水ポンプのうち鉛直方向下側かつ上流側の排水ポンプを用いて、前記立坑内の水を、中間水槽に排出し、
    ここで前記中間水槽は、前記2台の排水ポンプの間に設けられ、かつ、上部に設けられた開口によって開放されており、
    前記2台の排水ポンプのうち鉛直方向上側かつ下流側の排水ポンプを用いて、前記中間水槽内の水を排水する、
    排水方法。
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