JP6684711B2 - テンサイ及び他の糖含有植物材料の加工における微生物制御の方法 - Google Patents

テンサイ及び他の糖含有植物材料の加工における微生物制御の方法 Download PDF

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Description

本願は、2013年12月5日付けで出願された先の米国仮特許出願第61/912037号(その内容全体が引用することにより本明細書の一部をなす)の米国特許法第119条(e)項に基づく利益を主張するものである。
本発明は、糖含有植物材料からの糖の生成における微生物制御の方法及び特にテンサイ加工における細菌制御に関する。
糖(スクロース)及び糖生成物は、主に植物原材料、例えばテンサイ及びサトウキビから、これらの植物を機械により分解し、植物の各部位からの糖含有溶液を抽出又は圧搾することにより得られる。ベタ・ブルガリス(Beta vulgaris:サトウダイコン)の栽培種である(cultivated)テンサイは、根部に高濃度のスクロースを含有する植物である。
テンサイ及び農業原材料から得られる他の糖含有植物は、特定の温度範囲、pH値、及び濃度限界内にて細菌、酵母、及び真菌による微生物腐敗を被る。テンサイ等の糖含有植物に関連した食品技術加工時の糖生成加工操作中と、このような操作に関連した原生成物、中間生成物、及び最終生成物の貯蔵中との両方で微生物が侵入する危険がある。微生物は、原材料及び加工材料に含有する糖を酸及び気体に分解し、糖生成物を消失させ、及び/又は生成物中の細菌集団を増大させることがある。微生物は、糖消失を生じることによるだけでなく、例えばpHの低下及び乳酸濃度の上昇によっても加工に負の影響を及ぼし得る。このことは、加工の他の工程(例えば、果肉の圧搾)に影響を及ぼし得る。さらに、ビート(又はサトウキビ)から糖を生成する加工は、微生物によって二糖のスクロースが単糖類のグルコース及びフルクトースに切断されるおそれがあり、これは、スクロースが即時に消失することに加え、例えば糖蜜の着色がより強くなり、アルカリ化物質が更に必要となり、糖液量の増加を生じさせる不利益を含む。
約50℃未満の温度では、糖含有溶液は、上述の微生物、すなわち細菌、酵母、及び真菌全てによる腐敗を被り得る。50℃を超える温度にて加熱セル開口法(thermal cell opening)により糖汁(juices:汁液)を抽出する場合には、典型的には好熱性細菌のみがなお代謝活動を行うことがある。好熱性細菌の代謝活動はいくつかの問題を生じるおそれがあり、細菌の増殖(成長)が問題を悪化させるおそれがある。このような加熱抽出法の一例としては、糖生成に使用され、広く適用されているテンサイの温水抽出(「拡散」)がある。糖産業において、ホルマリン、ジチオカルバミン酸、過酢酸、亜硫酸水素アンモニウム、及び第四級アンモニウム塩基は、ジュースフロー又は腐敗性中間生成物における抗菌剤として使用されている。これらの化合物は、処理された材料及びそれらの生成物内にて比較的安定し、滞留することができる。少なくとも数年間にわたり、テンサイ加工産業では処理剤としてホルムアルデヒドを使用している。(好熱性)細菌の活動を制御するために、例えばテンサイ加工時の拡散器に供給される水にホルムアルデヒドを注入している。ホルムアルデヒドは毒性があり、白砂糖生成物の明度を低下させる。
発明が解決しようする課題
したがって、本発明者らは、白砂糖の明度に有害な影響を及ぼさず、又は別様に糖生成物を汚染せず、飲用水として認められた技術としても使用され、糖生成操作内の処理の機会及び場所を拡大することができる、糖生成産業、例えばテンサイ加工において微生物の制御のための改良方法が必要であると確信した。
それゆえ、本発明の特徴は、糖含有植物材料からの糖の生成における微生物制御の方法を提供することである。
本発明の別の特徴は、生成物に有害な影響を及ぼすことなく、細菌の糖消費による糖消失を制御する、テンサイ加工における細菌汚染又は他の微生物汚染を制御するための酸化力の低い飲用水として認められた技術としてモノクロラミンを使用する方法を提供することである。
本発明の付加的な特徴及び利点は以下の記載に一部説明され、本明細書から一部明らかであり、又は本発明の実施によって習得され得る。本発明の目的及び他の利点は、本明細書及び添付の特許請求の範囲において具体的に指摘される要素及び組合せを用いて実現及び達成される。
これらの及び他の利点を達成するため、また本明細書において具体化され広く説明される本発明の目的に従って、本発明は、微生物制御を用いて糖含有植物材料から糖を生成する方法であって、糖含有植物原材料、上記原材料に由来する成分、又は上記植物原材料及び上記成分の少なくとも一方を含有する媒体の少なくとも1つを、モノクロラミンを用いて処理することを含む、方法に関する。
本発明は更に、微生物制御を用いた糖生成におけるテンサイを加工する方法であって、テンサイの原材料、上記原材料に由来する成分、又は上記テンサイの原材料及び上記成分の少なくとも一方を含有する媒体の少なくとも1つを、モノクロラミンを用いて処理することを含む、方法に関する。本方法のモノクロラミンの使用は、白砂糖生成物の明度に対して有害な影響又は他の汚染を生じることなく、テンサイの加工時の細菌の消費による糖の消失を抑えることができる。
上記の一般的記載及び以下の詳細な記載は両方とも例示的及び説明的なものにすぎず、特許請求されるような本発明の更なる説明を与えることを意図しているにすぎないことを理解すべきである。
引用することにより本願に組み込まれるとともに本願の一部をなす添付の図面は、本発明のいくつかの特徴を示し、本明細書とともに本発明の原理を説明する役割を果たすものである。
本発明は、添付の図面を参照してより完全に理解することができる。図面は、本発明の例示的な特徴を示すことを意図するものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
本発明の実施例による微生物制御を用いたテンサイ加工の方法を図示した加工フローチャートである。 本出願の実施例による微生物制御を用いたテンサイ加工の方法を図示した加工フローチャートである。 本出願の実施例による微生物制御を用いた糖含有液体の加工の方法を図示した加工フローチャートである。
本発明において、糖含有植物材料からの糖の加工時に微生物による糖の消費を制御することによって糖を保存する方法を提供する。本発明はまた、植物材料からの糖回収操作時に、微生物を制御する方法に関する。「植物」という用語は、他に明記されない限り、本明細書において植物学的に使用される。
上記に詳述された問題の効果的な制御を実現するために重要な点は、白砂糖結晶生成物の明度又は他の糖生成物の特性に対して有害な影響を及ぼすことなく、テンサイ等の糖含有植物材料の加工時に細菌による糖消費を制御することができるモノクロラミン処理を使用することである。感染制御はモノクロラミンを介して行われ、糖消費細菌等の糖消費微生物の存在を減少又は排除することができる。糖消失を制御することに加え、又はその代わりに、本発明のモノクロラミン処理は明示されたように、制御されない場合には果肉圧搾性に有害な影響を与え又はその他の問題を生じ得る、pHの低下を抑え若しくは防止し、乳酸濃度を増加させ、又はその両方を行うことができる。細菌の少なくとも1種の集団を制御することができ、集団を所望の水準(検出不能限界にまで)に減少させ、及び/又は少なくとも部分的に細菌の成長を阻害することができる。さらに、飲用水として認められた材料として、モノクロラミンを非局所的若しくは局所的に、又はその両方において注入することができ、これにより、糖生成系内における処理剤の潜在的な添加点が拡大される。モノクロラミンを使用し、糖含有植物原材料及び/又はその原材料に由来する成分、及び/又は植物原材料及び/又はその成分を含有する媒体、又はそれらの任意の組合せを処理することができる。モノクロラミンを水希釈形態に添加することができ、これにより糖生成ミル内の様々な箇所での多種多様な水性プロセス流、物質塊、及び材料へのモノクロラミンの導入が促進され得る。さらに、クロラミンは、(例えば、塩素処理とは異なり)独特な塩素臭がなく、そのため風味又は他の官能特性に対して有害な影響を及ぼすことがなく、したがって、より食品加工に適合する。更なる詳細、選択肢、及び実施例について以下に提供する。
本出願において、テンサイは、微生物制御が行われる方法において出発材料として使用することができる糖含有植物原材料として示される。本発明による方法をテンサイだけでなく、他の種類の糖含有植物原材料を含む糖加工に適用することができる。本発明の方法を、糖含有植物材料、例えばテンサイ、サトウキビ、トウモロコシ、ソルガム等、及び/又は糖含有果実材料、例えばネクタリン、パイナップル、マンゴー、ジャックフルーツ、モモ、カンタロープ、アプリコット、バナナ、ブドウ、リンゴ、西洋ナシ、サクランボ、オレンジ等、及び/又は糖含有樹液/糖汁、例えばカエデ樹液/糖汁、ヤシ糖液/糖汁、ココナッツ糖若しくは他の糖含有植物材料を個別に又は任意に組み合わせて含む糖生成において使用することができる。スクロースは、テンサイ(例えばベタ・ブルガリスの新鮮な根部)、サトウキビ(例えばサッカルム属の一種(Saccharum sp.)の新鮮な花軸/茎)、サトウカエデ(例えばサトウカエデ(例えば、A.ニグラム(A. nigrum))、ブラックカエデ(例えばアケル・サッカルム(Acer saccharum))等の樹液)、トウモロコシ、ソルガム(例えばスイートソルガムの茎糖汁/糖蜜、例えばソルガム・バルガレ変種サッカルム(Sorghum vulgare var. saccharatum))、及びヤシ(例えばサトウヤシ(シュガーパーム)(例えばアレンガ・ピナータ(Arenga pinnata))、ワイルドデーツパーム(例えばフェニックス・シルベストリス(Phoenix sylvestris))、パルミラパーム(例えばボラサス・フラベリファー(Borassus flabellifer))等の樹液由来のパームシュガー;及び/又はココナッツヤシ(例えばココス・ヌシフェラ(Cocos nucifera)の花房由来のココナッツ糖等)、並びに上記の果実、又は他のスクロース含有植物種を含み得る多種の植物種に貯蔵されている。好ましくは、本発明の方法を乾燥流動性結晶粒子状糖、液状糖濃縮物、及び/又は他の糖生成物及び副生成物を生成する糖生成において使用することができる。本発明の方法を上記のスクロース含有植物種又は他の供給源由来のスクロース生成を含む糖生成において使用することができる。本方法を、上記の植物材料源に含有される場合、及び/又は糖を回収可能な量にて含有する他の植物材料源から得られるときに、他の種類の糖、例えばフルクトース、グルコース、及び/又はガラクトース等の生成において使用することができる。本発明の方法において、単一の種類の糖(例えばスクロース又はグルコース又はフルクトース又はガラクトース等)は、生成される主要な種類(50重量%以上)の糖、生成される唯一若しくは本質的に唯一の糖、又は生成され得る様々な種類の糖の組合せであってよい。糖結晶、例えば糖由来の乾燥結晶を生成する本発明の方法の糖生成物は、少なくとも1種の特定の糖(例えばスクロース又はグルコース又はフルクトース又はガラクトース等)を少なくとも25 wt%若しくは少なくとも50 wt%若しくは少なくとも60 wt%若しくは少なくとも70 wt%若しくは少なくとも80 wt%若しくは少なくとも90 wt%若しくは少なくとも95 wt%若しくは少なくとも99 wt%若しくは50 wt%〜100 wt%若しくは50wt%〜99 wt%若しくは60 wt%〜95 wt%若しくは70 wt%〜90wt%又は他の量(全て固体基準)にて含有することができる。スクロース生成において、例えば非スクロース量が存在する場合、それは非糖不純物質、様々な糖、若しくは他の材料、又はこれらの組合せであってよい。これらの量は、結晶性糖生成物(例えば、白砂糖)又は他の糖生成物形態における純粋糖を基準にすることができる。
糖含有植物原材料は、(1)収穫され、その新鮮な(組織の)一部を場合により洗浄し、場合により機械的に細分し、若しくは加工によりその糖成分(例えば、テンサイ、サトウキビ、果実丸ごと)をそのまま取り除くことなく別様に加工された糖含有植物材料、又は(2)樹木若しくは果実由来の原料の天然の糖が豊富な液体、例えば樹液/糖汁及び/又は果汁(例えば、カエデ糖蜜、パームシュガー、ココナッツ糖、果汁)として回収された糖含有植物材料であってよい。収穫された植物材料又は果実材料の新鮮な部分から糖(例えばスクロース)を回収する糖生成加工は、細分(例えば、薄切り、乱切り等)及び温水抽出加工工程後、スクロースを回収(例えば、本明細書に示すライミング(炭酸化)、清澄化、蒸発、結晶化等)する更なる加工を含むことができる。原料の天然の糖が豊富な液体、例えば果実から圧搾した果汁及び/又は取り出した樹液/糖汁の使用を含む糖生成加工は、機械的な薄切り工程及び温水抽出工程を必要とせず、糖回収加工に直接進むことができる。回収された原料の天然の糖が豊富な液体に、加工までの貯蔵時、例えば貯蔵中及び更なる加工までの液体の微生物制御及び保存にモノクロラミン処理を行うことができる。モノクロラミン処理された果汁の更なる加工には、脱塩、脱色、様々な糖のクロマトグラフによる分離、蒸発/濃縮、乾燥流動性結晶粒子状糖の生成のための結晶化、及び/又は他の加工工程を含むことができる。
効果的な微生物制御を用いて糖含有植物材料から糖結晶又は他の糖生成物を生成する方法は、系において加工された糖含有植物原材料又は出発材料1トン(2000 lb.)当たり、約1 g〜約1000 gのモノクロラミン若しくは約3 g〜約1000 gのモノクロラミン若しくは約10 g〜約1000 gのモノクロラミン若しくは約50 g〜約1000 gのモノクロラミン若しくは約100 g〜約1000 gのモノクロラミン若しくは約1 g〜約500 gのモノクロラミン若しくは約3 g〜約500 gのモノクロラミン若しくは約10 g〜約500 gのモノクロラミン若しくは約50 g〜約500 gのモノクロラミン若しくは約1 g〜約300 gのモノクロラミン若しくは約3 g〜約300 gのモノクロラミン若しくは約10 g〜約300 gのモノクロラミン若しくは約20 g〜約300 gのモノクロラミン若しくは約30 g〜約300 gのモノクロラミン若しくは約40 g〜約300 gのモノクロラミン若しくは約50 g〜約300 gのモノクロラミン又は他の量の合計注入量(注入量の組合せ、全ての添加点)にて糖生成系に注入することを含むことができる。注入量を生成時に一定にすることができ、又はこれらの範囲において変更することができる。モノクロラミンの量は、24時間又は他の時間に対しての平均のモノクロラミン量であってよい。上記の処理範囲はモノクロラミン基準である。他のクロラミンをモノクロラミンに追加して使用することができる。
モノクロラミンを水性希釈形態において、約100 ppm〜約15000 ppm若しくは約200 ppm〜約15000 ppm若しくは約300 ppm〜約15000 ppm若しくは約500 ppm〜約15000 ppm若しくは約500 ppm〜約5000 ppm若しくは約1000 ppm〜約4500 ppm若しくは約1500 ppm〜約4000 ppm若しくは約2000 ppm〜約3500 ppm若しくは約2250 ppm〜約3250 ppm若しくは約2500 ppm〜約3000 ppm若しくは約500 ppm〜約13000 ppm若しくは約600 ppm〜約12000 ppm若しくは約700 ppm〜約10000 ppm若しくは約800 ppm〜約9000 ppm若しくは約900 ppm〜約8000 ppm又は他の範囲の濃度にて添加することができる。
少なくとも1種のクロラミンを含み、本質的に少なくとも1種のクロラミンからなり、又は少なくとも1種のクロラミンからなるクロラミン処理剤を使用することができる。クロラミン(複数の場合もあり)は、例えばモノクロラミン(MCA)(NH2Cl)、ジクロラミン(DCA)、又はそれらの組合せであってよい。クロラミンの大部分(重量基準)は、MCA(例えば、存在するクロラミンの少なくとも50.1重量%、少なくとも60重量%、少なくとも70重量%、少なくとも80重量%、少なくとも90重量%、少なくとも95重量%、少なくとも99重量%、90重量%〜100重量%、95重量%〜100重量%、99重量%〜100重量%、又は100重量%)であってよい。
モノクロラミン処理を、使用される糖生成系の各添加点にて任意の好適な方法において行うことができる。処理は連続、実質的に連続、間欠的、サイクル、一括、又はそれらの任意の組合せであってよい。処理は、糖生成系における1つ又は複数の段階又は箇所にて行うことができる。テンサイ加工植物において、処理は、加工した材料を通す容器において行うことができる。モノクロラミンを容器に直接添加することができ、又は後に容器に供給される加工流を介して間接的に導入することができ、又はそれらの組合せを行うことができる。処理は、加工容器内でのいかなる残留又は滞留期間も伴うことなく、in-lineにて流動加工流又は物質塊に適用することができる。処理を適用することができる糖生成操作における加工容器は、洗浄機、スライサー、拡散器、薄切りにした原料の植物材料の熱交換器、ライミング容器、炭酸化容器、蒸発容器、煮沸容器、乾燥容器、集塵機、貯蔵容器、及び/又は他の加工容器、又はそれらの任意の組合せである。モノクロラミン処理(複数の場合もあり)は、原料のビート材料(例えば、薄切りにする前の根部)の外面に、例えばモノクロラミンを含有する処理溶液の局所的な塗布により直接行うことができる。薄切りにした、又は少なくとも一部が分解した原料のビート材料の塊及び/又はその材料から得られた糖含有成分が媒体(例えば、水性媒体、例えば水溶液、糖汁、糖蜜に分散したもの又は果肉若しくは水性成分を有する他の流動性塊である媒体に含有したもの)に存在する場合、処理(複数の場合もあり)を行うことができる。加工水又は他の加工液を、モノクロラミンを用いて前処理した後に原料の植物材料、その糖含有成分、又は原料の植物材料及び/又はその糖含有成分を含有し、分散させ、若しくは塊状となった別の媒体の少なくとも1つと組み合わせることができる。モノクロラミン処理(複数の場合もあり)は、糖含有植物材料からの糖生成におけるこれらの箇所の少なくとも1つ又は任意の組合せにおいて行うことができる。
制御される微生物は、細菌、真菌、酵母、及び/又は始原細菌、及び/又は糖、例えば糖汁、果肉、糖蜜、若しくはテンサイ加工若しくは他の糖生成加工における加工水を消費し得る他の微生物であり得る。モノクロラミン処理を用いて制御することができる微生物は主に細菌であり、本質的に全体に又は全体に細菌であってよい。制御することができる細菌は古典的な好気性細菌、例えばリューコノストック・メゼンテロイデス(Leuconostoc mesenteroides)、ラクトバシラス(lactobacillus)、コッカス(coccus)、若しくは他の細菌種、又はそれらの任意の組合せであってよい。好熱性微生物を、モノクロラミン処理を用いて制御することができる。制御することができる好熱性微生物は、バシラス、サーモス(thermos)、及びクロストリジウム属(clostridia)の一種若しくは他の種、又はそれらの任意の組合せである。
本発明では、処理された加工水、液体、糖汁、糖蜜、果肉、又は他の材料は、細菌数が非常に少ない。細菌は、処理された材料に含有する植物材料及び/又はその成分の乾重量(d.w.)1グラム当たり約0.1未満のコロニー形成単位(cfu)、約10 cfu/g(処理された植物材料及び/又は成分のd.w.)未満、約1000cfu/g(処理された材料のd.w.)未満、約1.0×105 cfu/g(処理された植物材料及び/又は成分のd.w.)未満、約1.0×106 cfu/g(処理された植物材料及び/又は成分のd.w.)未満、約1.0×108 cfu/g(処理された植物材料及び/又は成分のd.w.)未満、約1.0×1010 cfu/g(処理された植物材料及び/又は成分のd.w.)未満、約1.0×1012 cfu/g(処理された植物材料及び/又は成分のd.w.)未満、約1.0×1015 cfu/g(処理された植物材料及び/又は成分のd.w.)未満にて存在し得る。
モノクロラミン又は他のクロラミンは任意の好適な供給源から得ることができる。モノクロラミンをストック溶液、例えばその水性希釈形態として形成させることができ、これを加工水及び/又は糖含有植物材料若しくはその糖含有成分を含有する水性媒体に導入することができる。モノクロラミンをストック溶液又は加工水においてin-situにて形成させることができる。モノクロラミンは現場又は現場外にて形成させることができる。例えばテネシー州メンフィスのBuckman Laboratories International, Inc.より入手可能なOXAMINE 6150、BUSPERSE 2454製品、BUSAN 1215製品、及びBUCKMAN 1250製品を、モノクロラミンを形成させる前駆体として使用することができる。モノクロラミンを任意の好適な方法に従い調製することができる。例えば、モノクロラミンを、それら全体を引用することにより本明細書の一部をなす、米国特許第4,038,372号、同第4,789,539号、同第6,222,071号、同第7,045,659号、及び同第7,070,751号に記載の技法の1つにより生成することができる。モノクロラミンをアンモニア希釈溶液若しくは少なくとも1つのアンモニウム塩又は他の窒素源と、少なくとも1種の塩素含有酸化剤とを反応させることにより形成させることができる。モノクロラミンをアンモニア希釈溶液と、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カルシウム、若しくは他の次亜塩素酸源、又はそれらの任意の組合せとを反応させることにより形成させることができる。モノクロラミンを、アンモニア及び次亜塩素酸ナトリウムの1:1のモル比が得られるようアンモニア溶液及び次亜塩素酸ナトリウムを希釈水に添加することにより調製することができる。モノクロラミンを、例えば約1液量部のOXAMINE 6150と約2.3液量部〜3液量部の漂白剤とを組み合わせることにより調製することができる。市販の漂白剤は、最大18.0% wt/wtの次亜塩素酸ナトリウム、例えば約14 %〜18 %wt/wtのNaOCl、又はその他の濃度となり得る濃度の次亜塩素酸ナトリウムを含有することができる。モノクロラミンを少なくとも1つのアンモニウム塩と次亜塩素酸ナトリウム又は他の次亜塩素酸源との反応により形成させることができる。例えば、アンモニウム塩は、臭化アンモニウム、硫酸アンモニウム、水酸化アンモニウム、塩化アンモニウム、又はそれらの組合せであってよい。モノクロラミンをアンモニウム塩と塩素とを1:1のモル比にて反応させることにより生成することができる。モノクロラミンを、上記の反応を使用して糖ミルで現場にて生成することができ、即時に使用することができ、又は使用まで貯蔵することができる。モノクロラミンを現場外にて生成することができ、使用時に現場に移動させることができる。
現場でのモノクロラミン生成において、少なくとも2つの反応物質又は成分、例えばアンモニア希釈溶液及び次亜塩素酸ナトリウムを混合し、所望の反応生成物を形成させる方法及び装置を使用することができる。装置は予備の縮小(makedown)装置を備えることができる。装置は、反応器、反応器システム、発生器、小型発生器、容器、直列ミキサー等を備えることができる。本方法及び装置は、本来危険であり得る反応を制御するときに有用であってよく、例えばこの場合、成分の混合が有害な化合物又は成分を生成する可能性を有する。確実に各反応物質のモル比を正確に計量し、反応に使用されたら補給水を入れるという注意が必要であり得る。例として、本方法及び装置は、性質は生来危険なものである、アンモニア含有化学物質(例えば、アンモニア)と次亜塩素酸含有化学物質(例えば、次亜塩素酸)とを混合するために使用され得る。アンモニア含有化学物質と次亜塩素酸含有化学物質との混合を注意深く制御し、ジクロラミン、トリクロラミン、及び塩素ガス等の有害化合物の生成を回避することができる。
少なくとも2つの反応物質又は成分、例えばアンモニア希釈溶液及び次亜塩素酸ナトリウムを混合してモノクロラミンを形成させるのに使用される装置は、場合により自動制御機構を備えることができる。制御機構は、1つ又は複数の加工制御パラメーターを温度等のモニタリングした反応条件に関連付けることができる。発熱性又は吸熱性の化学反応を制御する示差温度法を場合により使用することができる。化学反応は発熱性反応であってよく、温度差は温度上昇であってよい。化学反応は吸熱性反応であってよく、温度差は温度低下である。本方法は、第1の流速にて流れる第1の反応物質の温度を測定することと、第1の反応物質と第2の反応物質とを接触させることと、次いで第1の反応物質と第2の反応物質との間の反応により形成された反応生成物の温度を測定することとを含むことができる。第1の反応物質の測定された温度と反応生成物の測定された温度との間の温度差を使用し、反応をモニタリングすることができ、温度差に基づき調節することができる。第1の反応物質の流速を温度差に基づいて調節することができる。第2の反応物質を第2の流速にて流れるようにすることができ、第1の反応物質及び/又は第2の反応物質の流速を温度差に基づいて調節することができる。第1の温度の読取りは場合により、まさに反応物質が合わさる最初の時間又は所望の場合いずれかの他の時間であってよい。示差温度を得るために使用される第2の読取りは、最大温度増加又は減少(例えば、発熱性反応からの最大増加又は吸熱性反応からの最大減少であり、どちらの場合でもあってよい)が反応から生じる時間であってよい。反応からのこの温度差を、反応物及び反応由来の生成物が所望の反応生成物(例えば、モノクロラミン)となり、及び/又は反応が効率よく又は正しく進むことを確実にするよう反応を決定及び/制御するために使用することができる。装置を、1日当たり20ポンド以上のモノクロラミン又はこの量未満を含むがそれに限定されない任意の量のモノクロラミンを生成するよう構成することができる。
図1は、微生物制御の系内の1つ又は複数の箇所にて処理、例えば細菌制御のためにクロラミンを導入することを含む、テンサイからのスクロース(糖)の生成方法を示す加工フローチャートである。テンサイ又は他の天然の糖供給源、例えばサトウキビから糖を抽出する方法は通常、植物材料を洗浄して、土及び他の外表の汚染物質を除去することと、洗浄した植物材料を薄切り又は細分することと、薄切りにした材料を温水を用いて「拡散」し、テンサイの細胞から糖を抽出することとを含む。個々のテンサイそれぞれを従来「コセット」として知られる複数の薄いストリップ又はチップに細断する薄切り機械装置を使用することができる。サトウキビは更に、製粉した後に抽出することができる。多くの様々な機械及びコンポーネントを抽出系と合わせて使用することができる。抽出系は、コセットを加熱した水(例えば、約50℃超、例えば、約65℃〜85℃の温度又は他の加熱温度にて)の対向流に接触させて配置することで、コセットから糖含有材料を水に拡散させることを含むことができる。その結果、通常であればかなりの量のビート組織粒子を含む原料のビート糖汁生成物及びまた、水溶性材料(糖(スクロース)組成物を含む)、例えば約13 wt.%〜16 wt.%又はその他の量の水溶性材料が生成される。拡散器内の対向の動きは、回転スクリュー若しくは回転装置全体又は当産業において知られる他の手段により生じさせることができ、水及びコセットが内部チャンバーを介して動作する。これらの対向交換方法により、(本発明により更に包含され得る抽出方法を介して)温水タンク内に単に存在する場合より少ない水を使用してコセットからより多くの糖を抽出することができる。拡散器に存在する液体、すなわち抽出された糖含有溶液は、原料の糖汁を指す。原料の糖汁の色は、酸化の量に応じて黒色から暗赤色まで様々となり得るが、酸化量自体は拡散器の設計に依存し得る。使用されるコセット又は果肉を、高水分含量、例えば約95 wt.%の水分であるが低スクロース含量にて拡散器から排出することができる。スクリュー圧搾を使用して、次いで例えば湿潤な果肉を圧搾し、例えば75 wt.%の水分に又は他の水分含量に低下させることができる。これにより果肉から圧搾された液体中の追加のスクロースを回収することができ、果肉を乾燥させるのに必要なエネルギーを少なくすることができる。圧搾した果肉を乾燥させ、場合により動物の飼料又は他の用途に使用することができ、一方果肉から圧搾した液体を原料の糖汁と組み合わせることができ、又は対向加工において拡散器に再び導入することができる。図1に示されないが、原料の糖汁生成物をその後、物理的分離装置、例えば当産業において既知のものに通し、ビート糖汁粒子及びそれらの他の懸濁固体材料を除去した後に原料の糖汁を更に加工することができる。
図1に示されるように、次に原料の糖汁を精製した後に糖結晶生成を行うことができる。原料の糖汁は、スクロース以外の、植物由来の物質、鉱物、塩、及びタンパク質を含み、つまり溶解及び溶解されなかった固形分の両方を含む有機又は無機非糖不純物質を含有し得る。糖の適切な結晶化は原料の糖汁の不純物質の程度によりかなり影響され得るため、不純物質を少なくとも部分的に除去することができる。原料の糖汁からの非糖不純物質を除去する加工は、ライミング及び炭酸化として知られ、炭酸カルシウムの共析出に基づく。これらは多段階操作であってよく、石灰窯は多くの場合現場にて提供され、これらのそれぞれの操作に対して石灰(CaO)及びCO2がもたらされる。炭酸カルシウムは、いくつかの段階において石灰及びCO2を原料の糖汁に添加することにより生成される。石灰を石灰乳の形態(例えば、加熱した石灰乳)において原料の糖汁に添加することができる。析出されたチョーク及び非糖不純物質を濾去し、カルシウム濃度を更に脱灰により、例えばイオン交換技術により減少させ、濃度の低い糖汁を得る。図1に示されないが、糖汁を精製又は清澄させるために、濾過、例えば膜ろ過、活性炭濾過等を原料の糖汁生成物に行った後にライミングを行い、及び/又はその前にライミングを行い、及び/又は他の加工箇所にて行うことができる。精製後、濃度の低い糖汁を例えば約110℃〜120℃に加熱し、蒸発器に移すことができ、そこで水は溶液から除去される。濃度の低い糖汁を、糖含量を例えば約10 重量%〜16 重量%から約60 重量%〜70 重量%に上昇させるために蒸発器、例えば多段階蒸発器において濃縮させ、濃度の高い糖汁を得る。濃度の高い糖汁は結晶化させる条件(例えば、播種を用いた真空下等)において煮沸させることにより更に濃縮される。煮沸を使用し、濃度の高い糖汁を濃度の高い結晶混合物に濃縮させるが、この場合、糖結晶は糖蜜中に懸濁される。煮沸を低蒸気圧及び低温度にて行うことで、カラメル化を回避することができる。得られた結晶を遠心分離により糖蜜から分離することができる。回収された結晶は湿潤の白砂糖の結晶であり、これを、例えば温風(例えば回転造粒機において)乾燥させ、冷却させ、貯蔵及び/又は包装する。乾燥操作には、糖集塵機、例えば当産業においてこのために使用される装置を含むことができる。通常、市販の許容可能な糖生成物として濃度の高い糖汁中のスクロースを全て結晶することは容易ではない。遠心分離によって結晶から分離した糖蜜を再加工し、より多くの糖結晶を生成することができるが、これは品質のより低いものになる傾向があり、濃度の高い糖汁に再溶解させる。他の糖蜜はビート糖液として分離され、これはなお糖を含有しているが、あまりに多くの不純物質を含有するため経済的に更なる加工を行うことができない。ビート糖液を発酵、動物飼料、又は廃棄に使用することができる。
糖液をエタノール又は他の生成物への発酵のための原材料として更に使用することができる。モノクロラミン処理を用いた糖加工は、副生成物の糖液が系から回収される上流にて行われるが、一般に糖液を出発材料として使用しアルコールが生成される生物学的発酵の影響はない。テンサイ生成加工の処理に加え、糖生成系から回収されている糖液を、モノクロラミンを用いて処理し、使用までの貯蔵の間保存することができる。糖液を長期間(例えば、最大12か月以上の貯蔵)貯蔵した後、エタノール発酵加工又は他の用途に更に使用することができる。糖液にモノクロラミンを添加することにより、このような貯蔵の間及び使用までの微生物制御を行うことができる。エタノール発酵加工において、所望の発酵生成物の除去後にそのまま滞留した洗浄残留材料は、蒸留廃液又は蒸留かすと呼ばれ得る。モノクロラミンを蒸留廃液に添加し、その中において微生物制御を行うことができる。上記のモノクロラミン注入量及び濃度をこれらの処理又は微生物制御を行う他の処理量に使用することができる。
上記に示すように、限定されるものではないが、例えば図1に示したテンサイ生成のための上記の加工フローにおけるモノクロラミンを用いた処理は、系内の1つ又は複数の添加点、図中の「*」により示された箇所又は段階及び/又はこれらの箇所の直前及び/又はこれらの箇所の直後に生じ得る。モノクロラミンを、薄切りにする前に原料のビートに使用される1つ又は複数の洗浄液、拡散器に供給される加工水、拡散器に再循環される圧搾された果肉水、石灰乳等の精製液に、糖結晶乾燥段階での集塵機にて、及び/又は他の箇所、若しくは単一の部位、又はこれらの部位の任意の組合せにて添加することができる。好ましい添加点とは、液体媒体、例えば水希釈形態等の水性形態中に添加されるモノクロラミンを、テンサイ材料、テンサイ材料を含有する媒体、若しくは抽出物、及び/又はその他の部分(複数の場合もあり)、又は他の加工材料若しくは装置、又はこれらの任意の組合せ及び/又は他の添加箇所に接触させることができる添加点である。
図2は、テンサイ加工法、例えば図1において上述した一連の加工段階を示す加工フローチャートであり、モノクロラミンを好ましく導入することができるこれらの段階のいくつかを示す。モノクロラミンを上記のMCA添加選択肢の任意の1つ、任意の2つ、任意の3つ、若しくは4つ全て、又は他の箇所にて添加することができる。いくつかの添加段階を図示したが、モノクロラミンを図2に示される工程の任意の1つ又は複数(少なくとも1つ)において導入することができる。より詳細には、モノクロラミン(MCA)添加点の例として、薄切りの前のビート(例えば、ビートに洗浄の一部として、又は洗浄後及び薄切りの前にMCA注入水を噴霧)、拡散器の果肉圧搾水(例えば、圧搾水を導入するために拡散器に再循環させる前にMCAを添加)、拡散の補給水(例えば、補給水を拡散器に導入する前にMCAを添加)、薄切りにしたビートの熱交換器(例えば、拡散器熱交換器にMCAを添加)、浄化(精製)段階(例えば、石灰乳にMCAを添加)、糖集塵機、糖液(例えば、エタノールへの発酵のため又は他の用途のための原材料として使用されるビート糖液又はサトウキビ糖液にMCAを添加)、蒸留廃液(蒸留かす)(例えば、ビート糖液の発酵からのアルコール生成及び/又は他の添加箇所又はこれらの箇所の任意の組合せを含む一体化した操作の副生成物として生成される蒸留廃液にMCAを添加)があり得る。
モノクロラミンを、上記に示す、原料の天然の糖含有樹液、糖汁、及び/又は酒液、例えば、樹液/糖汁、果汁等の微生物制御を行うための方法において、例えば樹液、糖汁、酒液、糖蜜、溶液等(本明細書において「液体」と総称する)に糖結晶生成又は他の加工を行う前の貯蔵中の液体を保護する保存液として使用することができる。果実液はスクロース、単純糖(例えば、転化糖(1:1(重量基準)のフルクトースとグルコースとの混合物)、単糖の糖、例えばグルコース、フルクトース、ガラクトース等、又はそれらの任意の組合せ)を含有することができ、これらは結晶形態、液濃縮形態、又は他の形態において回収することができる。図3を参照して、加工フローチャートが結晶性粒子状糖の生成における微生物制御を用いた原料の天然の糖含有液の加工方法を図示する。示されるように、モノクロラミン(MCA)処理を樹木、樹木の一部、又は果実から回収後の原料の天然の糖含有液(例えば、糖汁、樹液、酒液、糖蜜、溶液等)に行うことができる。示されるように、MCA処理した果汁を更に加工し、糖結晶、糖が豊富な液体の濃縮物、又は他の糖が豊富な生成物を、1つ又は複数の脱塩及び脱色(例えば、イオン交換樹脂、吸収樹脂、活性炭等、若しくはそれらの任意の組合せ、又は炭酸化/ライミング(スクロースが液中において回収可能な糖である場合)を使用)、様々な糖が存在する場合クロマトグラフによる分離(例えば、米国特許出願公開第2008/0314379号に示され、その全体が引用することにより本明細書の一部をなす)、蒸発/濃縮、乾燥流動性結晶粒子状糖の作製のための結晶化、又はこれらの工程の任意の組合せ及び/又は他の更なる加工工程を含み得る加工工程により回収することができる。図3に示されるように、MCA処理を場合により、糖の回収のために処理された果汁の更なる加工時に1つ又は複数の他の加工箇所において使用することができる。上記のモノクロラミンの注入量及び濃度をこれらの処理又は微生物制御を行う他の処理量に使用することができる。
モノクロラミンを用いた糖含有材料又は関連の加工水の処理は、連続、実質的に連続、間欠的、サイクル、一括、又はそれらの任意の組合せであってよい。処理を任意の所望の回数繰り返すことができ、処理を一定又は異なる時間により分離することができる。モノクロラミン及び/又は前駆体の添加の割合は、一定又は異なっていてよい。モノクロラミンを、微生物制御を行う糖生成における糖含有植物材料に局所的に塗布し、非局所的に塗布し、又はその両方の方法にて塗布することができる。モノクロラミンを任意の方法において、糖含有材料又は加工水に、例えば流し込みにより、ノズルにより、噴霧により、霧状化により、幕により、堰により、噴水により、透過により、混合により、注入により、又はそれらの任意の組合せにより添加することができる。局所処理において、モノクロラミンを糖含有植物原材料に水性形態において噴霧することができる。モノクロラミンを水性希釈形態において、糖含有植物原材料又はそれに由来する成分の少なくとも一方と接触する又は接触させる糖生成加工において使用される加工水に添加することができる。
糖含有材料又は加工水を任意の時間、例えば、実質的に連続又は連続して、例えば少なくとも約6.0時間、少なくとも約12時間、少なくとも約24時間、少なくとも約36時間、又は少なくとも約(atleast about)7日間、少なくとも2週間、少なくとも1か月間、少なくとも2か月間、少なくとも3か月間、1日〜6か月間、1日〜12か月間以上処理することができる。添加されるモノクロラミンの量は異なる加工因子の任意の1つ又は組合せに対して異なり得る。
本発明は、任意の順序及び/又は任意の組合せでの以下の態様/実施形態/特徴を包含する:
1. 微生物制御を用いて糖含有植物材料から糖を生成する方法であって、糖含有植物原材料、上記原材料に由来する成分、又は上記植物原材料及び上記成分の少なくとも一方を含有する媒体の少なくとも1つを、モノクロラミンを用いて処理することを含む、方法。
2. 上記糖含有植物原材料がテンサイ、サトウキビ、トウモロコシ、ソルガム、シュガーパーム樹液若しくは糖汁、カエデ樹液若しくは糖汁、ココナッツ糖、ネクタリン、パイナップル、マンゴー、ジャックフルーツ、モモ、カンタロープ、アプリコット、バナナ、ブドウ、リンゴ、西洋ナシ、サクランボ、オレンジ、又はそれらの任意の組合せである、上記又は下記の実施形態/特徴/態様のいずれかに記載の方法。
3. 上記モノクロラミンが、上記方法が行われる系において糖含有植物原材料1トン当たり約1 g〜約1000 gのモノクロラミンの注入量にて注入される、上記又は下記の実施形態/特徴/態様のいずれかに記載の方法。
4. 上記モノクロラミンが水性希釈形態において添加される、上記又は下記の実施形態/特徴/態様のいずれかに記載の方法。
5. 上記モノクロラミンが約100 ppm〜約15000 ppmの濃度の水性希釈形態において添加される、上記又は下記の実施形態/特徴/態様のいずれかに記載の方法。
6. 上記モノクロラミンを水性形態において糖含有植物原材料に噴霧する、上記又は下記の実施形態/特徴/態様のいずれかに記載の方法。
7. 上記モノクロラミンが、水性形態において上記糖含有植物原材料、上記原材料に由来する成分、又は上記植物原材料及び上記原材料に由来する成分の少なくとも一方を含有する媒体の少なくとも1つと接触する又は接触させる加工水に添加される、上記又は下記の実施形態/特徴/態様のいずれかに記載の方法。
8. 微生物制御を用いた糖生成におけるテンサイを加工する方法であって、テンサイの原材料、上記原材料に由来する成分、又は上記テンサイの原材料及び上記成分の少なくとも一方を含有する媒体の少なくとも1つを、モノクロラミンを用いて処理することを含む、方法。
9. 上記モノクロラミンが、上記方法が行われる系においてテンサイの乾燥原材料1トン当たり約1 g〜約1000 gのモノクロラミンの注入量にて注入される、上記又は下記の実施形態/特徴/態様のいずれかに記載の方法。
10. 上記モノクロラミンが水性希釈形態において添加される、上記又は下記の実施形態/特徴/態様のいずれかに記載の方法。
11. 上記モノクロラミンが約100 ppm〜約15000 ppmの濃度の水性希釈形態において添加される、上記又は下記の実施形態/特徴/態様のいずれかに記載の方法。
12. 上記モノクロラミンを用いて少なくとも1つの微生物を制御することを含み、上記微生物がリューコノストック・メゼンテロイデス、ラクトバシラス、及び/又はコッカス種、又はそれらの任意の組合せである、上記又は下記の実施形態/特徴/態様のいずれかに記載の方法。
13. 原料のテンサイを洗浄する工程と、上記洗浄したテンサイを薄切りにする工程と、上記薄切りにしたテンサイから糖含有植物部を原料の糖汁として熱により抽出する工程と、上記原料の糖汁を精製し、濃度の低い糖汁を生成する工程と、上記濃度の低い糖汁を蒸発させ、濃度の高い糖汁を生成する工程と、上記濃度の高い糖汁を煮沸し、結晶−糖蜜混合物を形成させる工程と、遠心分離し、糖結晶を糖蜜から分離させる工程と、上記糖結晶を乾燥させる工程とを含み、上記モノクロラミンが上記工程の少なくとも1つにおいて導入される、上記又は下記の実施形態/特徴/態様のいずれかに記載の方法。
14. 上記モノクロラミンが上記工程の2つ以上において導入される、上記又は下記の実施形態/特徴/態様のいずれかに記載の方法。
15. モノクロラミン処理が薄切りにする前のビートに、拡散器の果肉圧搾水に、拡散の最終水に、薄切りにされたビートの熱交換器にて、浄化(精製)段階にて、糖集塵機にて、副生成物である糖液中に、蒸留廃液(蒸留かす)に、又はそれらの任意の組合せにおいて行われる、上記又は下記の実施形態/特徴/態様のいずれかに記載の方法。
16. 上記モノクロラミンが、上記方法がアンモニア又はアンモニウム塩と次亜塩素酸ナトリウムとを反応させることにより行われる現場にて調製される、上記又は下記の実施形態/特徴/態様のいずれかに記載の方法。
本発明は、文及び/又は段落に記載のような上記及び/又は下記のこれらの様々な特徴又は実施形態の任意の組合せを包含し得る。本明細書に開示される特徴の任意の組合せは本発明の一部とみなされ、組合せ特徴に関しては限定されないことが意図される。
出願人らはこの開示における全ての引用文献の内容全体を具体的に援用している。さらに、量、濃度又は他の値若しくはパラメーターが範囲、好ましい範囲、又は好ましい上限値と好ましい下限値とのリストのいずれかとして与えられる場合、これは範囲が別々に開示されているかに関わらず、任意の範囲上限又は好ましい値と、任意の範囲下限又は好ましい値との任意の組合せからなるあらゆる範囲を具体的に開示するものと理解されるものとする。数値の範囲が本明細書で言及されている場合、特に指定のない限り、範囲はその端点、並びに範囲内の全ての整数及び端数を含むことが意図される。本発明の範囲は、範囲を規定する場合に言及された特定の値に限定することは意図されない。
本発明の他の実施形態は、本明細書の検討、及び本明細書に開示される本発明の実施により当業者にとって明らかとなるであろう。本明細書及び実施例は例示的なものにすぎず、本発明の真の範囲及び趣旨は添付の特許請求の範囲及びその均等物により示されることが意図される。
図1
Raw sugar beets 原料のテンサイ
water 水
Washing 洗浄
waste water 廃棄水
Slicing 薄切り
Hot Water 温水
Extraction (diffusing) 抽出(拡散)
Wet beet pulp (by-product) 湿潤ビート果肉(副生成物)
Raw juice 原料の糖汁
press water 圧搾水
(e.g., as milk of lime) (例えば、石灰乳として)
Pre-liming 前ライミング
press 圧搾
Main-liming 主要ライミング
pressed pulp (by-product) 圧搾した果肉(副生成物)
Lime kiln 石灰窯
Purification 精製
1st Carbonation+clarification 第1の炭酸化+清澄化
2nd Carbonation+clarification 第2の炭酸化+清澄化
Carbonation mud (by-product) 炭酸化泥(副生成物)
Decalcification 脱灰
Thin juice 濃度の低い糖汁
Evaporation 蒸発
Thick juice 濃度の高い糖汁
Boiling (crystallization) 煮沸(結晶化)
syrup+crystals 糖蜜+結晶
re-processed syrup/crystals 再加工した糖蜜/結晶
Centrifuging 遠心分離
Beet Molasses (by-product) ビート糖液(副生成物)
Sugar crystal drying & cooling 糖結晶の乾燥及び冷却
Sugar crystals 糖結晶
MCA addition location (as alternatives) MCA添加箇所(代替として)

図2
washing raw sugar beets 原料のテンサイの洗浄
slicing washed sugar beets 洗浄したテンサイの薄切り
thermally-extracting (diffusing) 熱による抽出(拡散)
purifying the raw juice 原料の糖汁の精製
evaporating the thin juice 濃度の低い糖汁の蒸発
boiling the thick juice 濃度の高い糖汁の煮沸
centrifuging the crystal-syrup mixture 結晶−糖蜜混合物の遠心分離
drying the sugar crystals 糖結晶の乾燥

図3
Collection of raw natural sugar-containing liquid 原料の天然の糖含有液の回収
Storage of MCA-treated raw liquid MCA処理した原液の貯蔵
Purifying (demineralizing and/or decolorizing) theMCA-treated raw liquid MCA処理した原液の精製(脱塩及び/又は脱色)
Chromatographic separation of sugars 糖のクロマトグラフによる分離
Concentration of liquid 液体の濃縮
Drying the sugar crystals 糖結晶の乾燥

Claims (9)

  1. 微生物制御を用いて糖含有植物材料から糖を生成する方法であって、糖含有植物原材料、又は前記植物原材料を含有する媒体を、調製済みのモノクロラミンを用いて処理することを含み、前記糖含有植物原材料が糖含有野菜材料、及び/又は糖含有果物材料、及び/又は糖含有樹木の樹液若しくは糖汁、又は他の糖含有植物材料であって、別々であり又はそれらの任意の組合せであり、及び前記モノクロラミンが、上記方法が行われる系において糖含有植物原材料1トン当たり1 g〜1000 gのモノクロラミンの注入量にて注入され、ここで前記処理が前記モノクロラミンを前記糖含有植物原材料又は前記媒体に前記注入量にて添加することを含み、ここで前記モノクロラミンが100 ppm〜15000 ppmの濃度の水性希釈形態において添加され、該モノクロラミンは次亜塩素酸ナトリウム及びアンモニアのモル比が1:1で調製される、方法。
  2. 前記糖含有野菜材料がビート、サトウキビ、トウモロコシ及び/又はソルガムであり、及び前記糖含有果物材料がネクタリン、パイナップル、マンゴー、ジャックフルーツ、モモ、カンタロープ、アプリコット、バナナ、ブドウ、リンゴ、西洋ナシ、サクランボ及び/又はオレンジであり、及び前記糖含有樹木の樹液若しくは糖汁がカエデ樹液若しくは糖汁、シュガーパーム樹液若しくは糖汁及び/又はココナッツ糖である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記モノクロラミンを水性形態において前記糖含有植物原材料に噴霧する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記モノクロラミンが、水性形態において前記糖含有植物原材料又は前記植物原材料を含有する媒体と接触する又は接触させる加工水に添加される、請求項1に記載の方法。
  5. 微生物制御を用いた糖生成におけるビート糖を加工する方法であって、ビート糖の原材料又は前記ビート糖の原材料を含有する媒体を、調製済みのモノクロラミンを用いて処理することを含み、前記モノクロラミンが、前記方法が行われる系においてビート糖の乾燥原材料1トン当たり1 g〜1000 gのモノクロラミンの注入量にて注入され、ここで前記処理が前記モノクロラミンを前記ビート糖の原材料又は前記媒体に前記注入量にて添加することを含み、ここで前記モノクロラミンが100 ppm〜15000 ppmの濃度の水性希釈形態において添加され、該モノクロラミンは次亜塩素酸ナトリウム及びアンモニアのモル比が1:1で調製される、方法。
  6. 前記モノクロラミンを用いて微生物を制御することを含み、前記微生物がリューコノストック・メゼンテロイデス、ラクトバシラス、又はそれらの任意の組合せから選択される、請求項5に記載の方法。
  7. 原料のビートを洗浄する工程と、前記洗浄したビートを薄切りにする工程と、前記薄切りにしたビートから糖含有植物部を原料の糖汁として熱により抽出する工程と、前記原料の糖汁を精製し、濃度の低い糖汁を生成する工程と、前記濃度の低い糖汁を蒸発させ、濃度の高い糖汁を生成する工程と、前記濃度の高い糖汁を煮沸し、結晶−糖蜜混合物を形成させる工程と、遠心分離し、糖結晶を糖蜜から分離させる工程と、前記糖結晶を乾燥させる工程とを含み、前記モノクロラミンが前記工程の少なくとも1つにおいて導入される、請求項5に記載の方法。
  8. 前記モノクロラミンが前記工程の2つ以上において導入される、請求項7に記載の方法。
  9. モノクロラミン処理が薄切りにする前のビートに、拡散器の果肉圧搾水に、拡散の最終水に、薄切りにされたビートの熱交換器にて、精製段階である浄化段階にて、糖集塵機にて、副生成物である糖液中に、蒸留かすである蒸留廃液に、又はそれらの任意の組合せにおいて行われる、請求項5に記載の方法。
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