JP6684267B2 - 分相同期モータのコントローラ - Google Patents

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Description

関連出願
本特許出願は、2014年8月8日に出願された分相AC同期モータコントローラと名称が付された米国特許出願第62/034,909号に対する優先権を有し、その全体の内容は、参照することによって本願明細書に組み込まれる。本特許出願は、2012年11月14日に出願された分相AC同期モータコントローラと名称が付された米国特許出願第61/726,550号に対する優先権を有する2013年11月14日に出願された分相AC同期モータコントローラと名称が付された米国特許出願第14/080,785号に関し、それらの全体の内容は、参照することによって本願明細書に組み込まれる。
[連邦政府資金による研究開発]
適用せず。
[コンパクトディスク附属書]
適用せず。
環境に優しい法律がますます普及していることを考慮して、様々な種類のモータの改善が必要となっている。例えば、商業用及び住宅用冷却市場の双方において使用される低ワット範囲、例えば、4から16ワットの冷凍ファンモータは、伝統的に、約12%〜26%効率などの低効率であった。異なる種類のモータにおいて必要とされる改善に対処する技術を提供することが望ましい。
分相巻線回路は、モータ分相巻線と、分相巻線モータの中間点において少なくとも1つの電力スイッチ及び直流(DC)供給回路を全て備える電力スイッチ回路と、少なくとも1つの電力スイッチがオンであり且つ導通しているときにDC電源が崩壊するのを防止する非崩壊DC電源部品とを含む。非崩壊DC電源部品は、例えば、DC電源に電気的に接続されたモータ分相巻線からのタップ、電源に電力を供給するようにDC電源に接続された二次相コイル巻線、分相巻線と電力スイッチ回路との間の1つ以上の抵抗、分相巻線と電力スイッチ回路との間の1つ以上のツェナーダイオード、及び/又は電力スイッチ回路における少なくとも1つの電力スイッチがオンであり且つ導通しているときに電源が崩壊するのを防止するように、モータ分相巻線と電力スイッチ回路との間の電圧降下を形成するための電気部品のうちの1つ以上を含むことができる。
1つの例において、モータの相巻線回路は、回路のモータ相巻線の半分を形成する少なくとも2つの相巻線と、回路のモータ相巻線の他の半分を形成する他の少なくとも2つの相巻線とを含む。直流(DC)電源は、モータ相巻線の少なくともほぼ中間点に配置され、相巻線のうちの1つ以上から伝送された交流(AC)電力を受信して、AC電力をDC電力に変換する。第1段の電力スイッチ回路は、DC電源の外部に少なくとも1つの電力スイッチを備え、回路の各半分を構成する相巻線の間の少なくともほぼ中間点に電気的に接続されている。第2段の電力スイッチ回路は、DC電源の外部に他の少なくとも1つの電力スイッチを備え、モータ分相巻線からAC電力を受信するように、分相巻線の少なくともほぼ中間点に電気的に接続されている。非崩壊DC電源部品は、DC電源が少なくとも1つの電力スイッチ又は他の少なくとも1つの電力スイッチがオンであり且つ導通しているときに崩壊するのを防止する。
別の例において、モータの回路は、回路のモータ相巻線の半分を形成する少なくとも2つの相巻線と、回路のモータ相巻線の他の半分を形成する他の少なくとも2つの相巻線とを備える。少なくともほぼモータ相巻線の中間点にある直流(DC)電源は、相巻線のうちの1つ以上から伝送された交流(AC)電力を受信し、AC電力をDC電力に変換する。第1段の電力スイッチ回路は、DC電源の外部に少なくとも1つの電力スイッチを備え、回路の各半分を構成する相巻線のうちの少なくとも2つの間の少なくともほぼ中間点に電気的に接続されている。第2段の電力スイッチ回路は、DC電源の外部に他の少なくとも1つの電力スイッチを備え、モータ分相巻線からAC電力を受信するように、相巻線の少なくともほぼ中間点に電気的に接続されている。モータコントローラは、第1段の電力スイッチ回路及び第2段の電力スイッチ回路を制御する。モータコントローラは、(i)相巻線の少なくともほぼ中間点及び(ii)回路の各半分を構成する相巻線の少なくとも2つの少なくともほぼ中間点のうちの少なくともいずれかで電気的に接続されている。非崩壊DC電源部品は、DC電源に接続されて、少なくとも1つの電力スイッチ又は他の少なくとも1つの電力スイッチがオンであり且つ導通しているときにDC電源が崩壊するのを防止する。
別の例において、モータは、複数のモータ相(すなわち、モータ相巻線)と、相を通る供給ライン電圧とを有する。モータ相は、4つの部分(4分の1又は4半分)に分割され、2つのモータ相巻線は、回路のモータ相巻線の半分を形成し、他の2つのモータ相巻線は、回路のモータ相巻線の残りの半分を形成する。モータ用のモータコントローラ及びモータ用のパワーエレクトロニクスは、2分割された相の間の供給ライン電圧の「中間点」又は「中心点」、及び/又は回路の各半分をそれぞれ構成する2つの分割モータ相の中間点又は中心(例えば、「4分の1点」)に配置されている。(例えば、モータコントローラにおいて使用される電子機器用の)直流(DC)電源はまた、分割された相の間、2分割された相の間、及び/又は回路の各半分をそれぞれ構成する2つの分割モータ相の中間点若しくは中心に位置する。モータ相は、ライン電圧供給ラインから低電圧DCへの電流制限及び電圧降下をDC電源に提供し、それにより、DC電源部品数を低減させ、DC電源及びモータコントローラについての低電圧部品の使用を可能とする。
別の例において、モータ相は、4つの部分(4分の1又は4半分)に分割され、2つのモータ相巻線は、回路のモータ相巻線の半分を形成し、他の2つのモータ相巻線は、回路のモータ相巻線の残りの半分を形成する。モータ用のモータコントローラは、2つの段を有し、モータコントローラの第1段は、2分割されたモータ相巻線の間の供給ライン電圧における「中間点」又は「中心点」に配置され、モータコントローラの第2段は、2分割されたモータ相巻線の間の供給ライン電圧における「中間点」又は「中心点」に配置されている。モータ用のパワーエレクトロニクスは、2つの段を有し、パワーエレクトロニクスの第1段は、モータ相巻線の各半分における2つの分相モータ巻線の中間点又は中心(例えば、「4分の1点」)に配置され、パワーエレクトロニクスの第2段はまた、2分割されたモータ相巻線の間の供給ライン電圧における「中間点」又は「中心点」に配置されている。(例えば、モータコントローラにおいて使用される電子機器についての)直流(DC)電源はまた、分割モータ相巻線の間、2分割されたモータ相巻線の間、及び/又はモータ相巻線の各半分における2つの分相モータ巻線の中間点若しくは中心に位置する。
図1は、モータ相巻線の中間点に位置する制御回路によって分割されたモータ相巻線を示している。 図2は、単相電子整流モータ(ECM)を示している。 図3は、分相巻線回路を示している。 図4は、分相巻線コイルから直流(DC)電源へのタップを有する分相巻線回路を示している。 図5は、分相巻線と電力スイッチとの間に抵抗器を有する分相巻線回路を示している。 図6は、二次コイルを有する分相巻線回路を示している。 図7は、分相巻線回路における同期速度よりも低い起動時及び連続動作時における相電流方向の制御を示している。 図8は、4極分相巻線回路における1800回転/分(RPM)の同期速度における相電流方向の制御を示している。 図9は、2極分相巻線回路における3600回転/分(RPM)の同期速度における相電流方向の制御を示している。 図10は、DC電源蓄電コンデンサ充電期間を示している。 図11は、二次コイル及び1つの電力スイッチを有する分相巻線回路を示している。 図12は、二次コイル及び1つの電力スイッチを有する分相巻線回路を示している。 図13は、二次コイル及び1つの電力スイッチを有する分相巻線回路を示している。 図13Aは、二次コイル及び1つの電力スイッチを有する分相巻線回路を示している。 図14は、2つの電力スイッチを有する分相巻線回路を示している。 図15は、1つの電力スイッチを有する分相巻線回路を示している。 図16は、直列の2つの電力スイッチを有する分相巻線回路を示している。 図17は、分相巻線コイルから直流(DC)電源及び直列の2つの電力スイッチへのタップを有する分相巻線回路を示している。 図18は、並列の2つの電力スイッチを有する分相巻線回路を示している。 図19は、分相巻線コイルから直流(DC)電源及び並列の2つの電力スイッチへのタップを有する分相巻線回路を示している。 図20は、非崩壊DC電源を形成するために一次AC相巻線及び二次巻線を有する分相巻線回路を有するモータを示している。 図21は、1極のみに巻回された非崩壊DC電源を形成するために一次AC相巻線及び二次巻線を有する分相巻線回路を備えたモータを示している。 図22は、非崩壊DC電源を形成するためにタップ付き一次相巻線を有する分相巻線回路を備えたモータを示している。 図23は、非崩壊DC電源を形成するために抵抗器を有する分相巻線回路を備えたモータを示している。 図24は、非崩壊DC電源を形成するためにツェナーダイオードを有する分相巻線回路を備えたモータを示している。 図25は、4つのコイル及びパワーエレクトロニクスについての2つの段を有する分相巻線回路を示している。 図26は、4つのコイル及びパワーエレクトロニクスについての2つの段を有する分相巻線回路を示している。 図27は、4つのコイル及びパワーエレクトロニクスについての2つの段を有する分相巻線回路を示している。 図28は、4つのコイル及びパワーエレクトロニクスについての2つの段を有する分相巻線回路を示している。 図29は、4つのコイル及びパワーエレクトロニクスについての2つの段を有する分相巻線回路を示している。 図30Aは、4つのコイル及びパワーエレクトロニクスについての2つの段を有する分相巻線回路を示している。 図30Bは、4つのコイル及びパワーエレクトロニクスについての2つの段を有する分相巻線回路を示している。 図31は、4つのコイル及びパワーエレクトロニクスについての2つの段を有する分相巻線回路を示している。 図32は、4つのコイル及びパワーエレクトロニクスについての2つの段を有する分相巻線回路を示している。 図33は、4つのコイル及びパワーエレクトロニクスについての2つの段を有する分相巻線回路を示している。 図34は、4つのコイル及びパワーエレクトロニクスについての2つの段を有する分相巻線回路を示している。
同期ブラシレス永久磁石モータを制御するための従来技術を上回る利点を提供する新規且つ有用な回路が開示されている。本開示の1つの実施形態は、電子整流モータ(ECM)用の1つ以上の回路を含む。本開示の別の実施形態は、くま取り磁極モータ用の1つ以上の回路を含む。本開示の別の実施形態は、他の種類のモータ用の1つ以上の回路を含む。
1つの態様において、モータは、複数のモータ相(すなわち、モータ相巻線)と、相を通る供給ライン電圧とを有する。モータ相は、半分に分割され、モータ用のモータコントローラ及びモータ用のパワーエレクトロニクスは、双方とも、分割された相の間の供給ライン電圧の「中間点」又は「中心点」に配置されている。(例えば、モータコントローラにおいて使用される電子機器のための)直流(DC)電源はまた、分割された相の間に配置されている。モータ相は、ライン電圧供給ラインから低電圧DCへの電流制限及び電圧降下をDC電源に提供し、それにより、DC電源部品数を低減させ、DC電源及びモータコントローラについての低電圧部品の使用を可能とする。
従来のシステムは、電力スイッチ及びモータ相と直列に位置するツェナーダイオード又は他の電圧レギュレータを使用し、モータの最大電力をツェナーダイオードの最大ワット数に制限していた。本開示における回路は、ツェナーダイオード電圧レギュレータが電力スイッチ及びモータ相と直列に配置されないように、モータ相の一次電流経路からツェナーダイオード電圧レギュレータをなくし、ツェナーダイオードに必要とされるワット数仕様を低下させる必要性をなくす。代わりに、本開示のいくつかの実施形態において、ツェナーダイオード又は他の電圧レギュレータは、電力スイッチと並列に配置される。
別の態様において、モータは、複数のモータ相(すなわち、モータ相巻線)と、モータ相を通る供給ライン電圧とを有する。モータ相は、4つの部分(4分の1又は4半分)に分割され、2つのモータ相巻線は、回路のモータ相巻線の半分を形成し、他の2つのモータ相巻線は、回路のモータ相巻線の残りの半分を形成する。モータ用のモータコントローラ及びモータ用のパワーエレクトロニクスは、2分割された相の間で供給ライン電圧の「中間点」又は「中心点」に及び/又は回路の各半分をそれぞれ構成する2つの分割モータ相の中間点又は中心点に配置されている。(例えば、モータコントローラにおいて使用される電子機器についての)直流(DC)電源はまた、分割された相の間、2分割された相の間及び/又は回路の各半分をそれぞれ構成する2つの分割モータ相の中間点若しくは中心に位置する。モータ相は、ライン電圧供給ラインから低電圧DCへの電流制限及び電圧降下をDC電源に提供し、それにより、DC電源部品数を低減させ、DC電源及びモータコントローラについての低電圧部品の使用を可能とする。
1つの例において、モータ相は、4つの部分(4分の1又は4半分)に分割され、2つのモータ相巻線は、回路のモータ相巻線の半分を形成し、他の2つのモータ相巻線は、回路のモータ相巻線の残りの半分を形成する。モータ用のモータコントローラは、2つの段を有し、モータコントローラの第1段は、2分割されたモータ相巻線の間の供給ライン電圧における「中間点」又は「中心点」に配置され、モータコントローラの第2段は、2分割されたモータ相巻線の間の供給ライン電圧における「中間点」又は「中心点」に配置されている。モータ用のパワーエレクトロニクスは、2つの段を有し、パワーエレクトロニクスの第1段は、モータ相巻線の各半分における2つの分相モータ巻線の中間点又は中心(例えば、「4分の1点」)に配置され、パワーエレクトロニクスの第2段はまた、2分割されたモータ相巻線の間の供給ライン電圧における「中間点」又は「中心点」に配置されている。(例えば、モータコントローラにおいて使用される電子機器についての)直流(DC)電源はまた、分割モータ相巻線の間、2分割されたモータ相巻線の間、及び/又はモータ相巻線の各半分における2つの分相モータ巻線の中間点若しくは中心に位置する。
例えば、DC電源は、DC電源が「4分の1点」において第1段のモータコントローラに電力を供給するときに第1段によって位置する。しかしながら、第1段(段1)のパワーエレクトロニクスが通電され且つ第2段(段2)のパワーエレクトロニクスが通電されないとき、DC電源は、アクティブコイル(アクティブモータ相巻線)の中間にあり、且つ、他の2つのモータ相巻線(コイル)は、その時点でアクティブではないことから、DC電源は、モータ相巻線の「中間点」にあるように概念的に考えることができる。2つのアクティブコイルは、電流制限されている。第1段が通電されるとともに第2段が通電される場合、第1段のコイルは、第2段におけるコイルと並列である。
本開示における回路は、光アイソレータがモータコントローラの検知/制御電子部品とモータコントローラの電力スイッチとの間のスイッチングを可能とする必要性をなくす。従来のシステムは、2つのニュートラル基準値を有し、1つは検知/制御電子部品用であり、1つは電力スイッチ用であった。
本開示における回路は、ライン位相角検出を改善し、光アイソレータの入力にリンクされた精密抵抗ブリッジの必要性をなくす。それゆえに、この態様の回路は、より正確なライン位相角検出を有する。
本開示における回路は、電力スイッチ及びモータコントローラについての異なる電気的ニュートラル値を1つの値に低減する。これは、この態様を有する回路の電力スイッチが完全に「オフ」から完全に飽和状態へと確実に移行することを保証する。
2つのスイッチを含む従来のシステムは、ACサイクルの半分の間、1つのスイッチを完全にオフするのに困難な時間を有する。本開示における回路は、DC電源及びモータコントローラ回路の外部に1つ以上のスイッチを配置し、適切なスイッチングをもたらす。
これらの改善のそれぞれは、モータコントローラの動作の信頼性を高めるだけでなく、モータ/モータコントローラの組み合わせの効率を向上させる働きもする。
本開示における分相巻線回路は、DCブラシレスモータ/電子整流モータ(ECM)、くま取り磁極モータ、他の同期モータ、永久分割コンデンサ(PSC)モータなどの様々なモータにおいて使用されることができる。
例えば、図1は、分相モータ巻線104、106と、分相モータ巻線の中間点110に位置するモータ制御回路108とを有するモータ102を示している。モータ102は、固定子112と、シャフト116上に取り付けられた回転子114とを含む。回転子114は、積層コア構造又は他のコア構造などのコア構造において回転するように取り付けられている。回転子114は、形状が円筒形として示されている本体部を有する。本体の周囲には、円弧状の永久磁石部が配置されている。磁石部は、回転子の外側表面に隣接した北磁極を有し、磁石部は、回転子114の外周に隣接して位置する南磁極を有する。1つ以上の巻線又は1対の巻線は、コア構造の接続部に取り付けられている。モータ102はまた、各回転子磁石部の磁気極性に応答するためにその一部が回転子114の周囲に隣接して延在するホール効果スイッチング素子を含む。示されるような構成において、ホール効果スイッチは、回転子114の各回転の半分の間の磁石部の外周に隣接し且つ回転子の各回転の残りの半分の間の磁石部の外周に隣接して配置されている。
モータ102は、同期速度未満、同期速度において又は同期速度超で動作することができる。これは、半サイクルの一部が相巻線を流れることができるという事実に起因する。
図1の分相巻線回路は、ACライン電圧などの動作中に交流(AC)エネルギー源に接続されたリードL1及びL2上の入力接続を含む。リードL1及びL2は、制御回路108にわたって直列に接続されて示される分相巻線104、106を含む直列回路にわたって接続されている。例えば、制御回路108は、分相巻線104、106に直列に接続された全波ダイオード整流器ブリッジ回路と、全波ダイオード整流器ブリッジ回路の出力に接続された1つ以上のスイッチ又は他の電力制御可能なスイッチング素子を有する電力スイッチ回路とを含むことができる。
分相巻線104、106は、2本巻き又はラップ巻きとすることができる。交流電源は、第1の巻線104の開始側S1に接続されたリードL1を有する。F1とラベル付けされた巻線104の他端は、制御回路108の入力の一方に接続されている。制御回路108の入力側の他方は、第2の分相巻線106の開始側S2に取り付けられており、F2とラベル付けされた同じ分相巻線の終了側は、AC電源の入力リードL2に取り付けられている。
別の例として、図2は、モータ相巻線が分割された単相ECM202を示しており、モータコントローラ(モータ制御回路)は、分相モータ巻線の中間点に位置している。
図3は、モータのモータ巻線304、306(本願明細書においてモータ相又は相コイルとも称される)を半分に分け、モータ用のモータコントローラ308及びモータ用のパワーエレクトロニクスの双方を配置し、分割された相304、306の間の供給ライン電圧における「中間点」又は「中心点」314にDC電源310と1つ以上の電力スイッチを有する電力スイッチ回路312とを含む、分相巻線回路302を開示している。図3の例において、モータ相巻線は、半分に分割されている。中間点のゼロからプラス/マイナス20%の間など、半分分割からのいくつかのバリエーションが許容される。
図3の分相巻線回路302は、2つの分相巻線304、306を含み、それぞれACライン電圧L1及びL2に接続されている。DC電源310は、第1の相巻線304の終了側及び第2の相巻線306の開始側においてなど、分相巻線304、306に電気的に接続されている。分相巻線304、306は、DC電源310と互換性のある電圧にACライン電圧が低下するように動作する。それゆえに、分相巻線304、306における巻線数は、L1及びL2において受信されるACライン電圧を、DC電源310によって受信されることになる選択された低電圧まで低下するように選択されることができる。分相巻線304、306はまた、L1及びL2において受信したACライン電圧からのノイズをフィルタリングするように動作する。
DC電源310は、分相巻線304、306から受信された低電圧AC電力を、モータコントローラ308を含む分相巻線回路のDC駆動部品に電力供給するように構成されたDC電圧へと変換する。次いで、DC電源310は、モータコントローラ308に電力を供給する。
モータコントローラ308は、分相巻線回路302の起動及び動作を制御する。例えば、モータコントローラ308は、モータが同期モータである場合を含む起動を制御する。モータコントローラ308は、固定子に対する回転子の位置を判定する。モータコントローラ308はまた、モータが同期速度に到達したときなどのモータの動作パラメータを決定するために、回転/分(RPM)などの回転子の回転速度を判定して監視し、回転子の位置及び/又はモータの速度に基づいてモータを制御する。1つの例において、モータコントローラ308は、ホール効果スイッチ及び/又は他の回転判定素子を備えて回転子の位置を判定し、及び/又は、回転カウント素子若しくは速度判定素子を備えて回転子の速度を判定する。
電力スイッチ回路312は、1つ以上の金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)、シリコン制御整流器(SCR)、トランジスタ、又は他のスイッチ若しくはスイッチング素子などの1つ以上の電力スイッチを含む。1つ以上のスイッチは、オン若しくはオフであるか、又は、一方がオンであるとともに他方はオフである。例えば、ACサイクルの1つの半サイクルにおいて、第1の電力スイッチは、オンであり且つ導通している一方で、第2のスイッチは、オフであり且つ導通していない。ACサイクルの他の半サイクルにおいて、第2の電力スイッチはオンであり且つ導通している一方で、第1のスイッチは、オフであり且つ導通していない。1つのスイッチを有する回路において、スイッチは、ACサイクルの1つ以上の部分の間、オンであり且つ導通しているか又はオフであり且つ導通していないことがある。
電力スイッチ回路312は、DC電源310(その外部)から絶縁されており、DC電源内に(及びそれから絶縁されていない)電力スイッチ回路を有する回路よりも分相巻線回路302を安定化させる。
回路の電力スイッチがオンになると、電力スイッチの僅かな抵抗に起因して電力スイッチを介して僅かな電圧降下しか生じない。したがって、DC電源リードを電力スイッチ(又は複数の電力スイッチ)の両側に接続することによってDC電源の入力電圧が発生した場合、これは、電力スイッチが「オン」状態であるとき又は電力を受信不能であり且つ回路のDC部品に電力供給不能であるときに、DC電源崩壊(すなわち、DC電源からのDC電圧が、電力スイッチを通る電流のスイッチ「オン」抵抗倍の電圧レベル又はそれ未満の電圧レベル(ゼロに近い)まで低下する)をもたらすであろう。
例えば、電力スイッチがDC電源にわたって又はブリッジ整流器のDC側にわたって直接接続されている場合、及び、電力スイッチが導通している、すなわち「オン」であるときに電圧降下を形成するための、電力スイッチと直列に接続される1つ以上の部品がない場合、導通した電力スイッチは、DC電源のためのブリッジ整流器の正端子及び負端子をともに短絡させるか又はそれらを接続し、DC電圧を崩壊させる(DC電圧を、電力スイッチを通る電流の電力スイッチの「オン」抵抗倍のレベル又はそれ未満のレベル(ゼロに近い)まで低下させる)。電力スイッチの「オン」抵抗は、非常に低く又は典型的にはミリオームであることから、DC電圧は、ゼロに非常に近い。
分相巻線回路302は、1つ以上の非崩壊DC電源部品316、318(DC電源からのDC電圧が電力スイッチを通る電流の、スイッチ「オン」抵抗倍に又はそれ未満(ゼロに近い)に低下するのを防止するための部品)を含む。非崩壊DC電源部品316、318は、電圧降下部品又は直接DC電源駆動部品を含み、非崩壊DC電源を形成する。非崩壊DC電源部品316、318の例は、DC電源310に電気的に接続された一次相巻線304、306からのタップと、電源に電力供給するためにDC電源に接続された二次相コイル巻線と、分相巻線と電力スイッチ回路312との間の抵抗と、分相巻線と電力スイッチ回路との間の1つ以上のツェナーダイオードと、分相巻線と電力スイッチ回路312との間の不飽和半導体又は他の抵抗部品とを含み、抵抗は、十分な電圧降下を形成するように十分高く、この電圧降下は、電力スイッチ回路における電力スイッチがオンであり且つ導通しているときにDC電源が崩壊するのを防止するように、スイッチが「オン」であるときのDC電源又は他の部品に一次分相巻線と電力スイッチ回路との間の電圧降下を形成させる。したがって、分相巻線回路302は、電力スイッチ回路がオンであり且つ導通しているか又はオフであり且つ導通していないかにかかわらず一定の電力フローを提供する。
多くの電子的に制御される同期モータは、相巻線に印加されるAC電圧のゼロ交差を検出する回路を有する。このゼロ交差検出回路は、モータが同期速度にあるときを判定するために、モータコントローラ308に信号を送信する。AC電源電圧が通常同じ回路上で動作する他の機器に起因して乗る電気的ノイズを有する場合、この電気的ノイズは、モータの制御において通常はモータにおける音響ノイズとして現れる誤った影響を与えるように、ゼロ交差検出器を動作させることができる。
1つの例において、分相巻線回路302は、同期モータの一部である。同期モータは、L1及びL2においてライン電力(すなわち、電流及び電圧を有するAC電力)を受信する。本開示の関連した回路を使用した分相巻線を使用した同期モータは、モータを制御するために印加されるAC電圧のゼロ交差の検出に依存せず、むしろ電圧の極性、すなわち、極性L2がL1よりも高いか又はそれ未満であるかを検出し、電気的ノイズがAC供給に存在する場合であっても静かな動作を可能とする。
図3におけるDC電源310は、分相巻線304、306に直接電気的に接続されている。それゆえに、DC電源310は、電力スイッチ回路312の状態にかかわらず分相巻線304、306によって電力供給される。
図4は、モータのモータ相巻線404、406を半分に分け、モータ用のモータコントローラ408及びモータ用のパワーエレクトロニクスの双方を配置し、分割された相の間の供給ライン電圧の「中間点」又は「中心点」414において、DC電源410と1つ以上の電力スイッチを有する電力スイッチ回路412とを含む、別の分相巻線回路402を開示している。図4の分相巻線回路402は、DC電源410に電気的に接続された一次分相巻線404、406からのタップ416、418を含み、非崩壊DC電源(すなわち、DC電圧が、電力スイッチ回路を通る電流の電力スイッチ回路「オン」抵抗倍に又はそれ未満まで(ゼロに近い)低下しないDC電源)を形成する。
いくつかの回路において、モータが同期速度に到達すると、1つ以上の電力スイッチはオフになり、それにより、低電圧電力がモータコントローラに流れなくさせる。1つの例において、1つの分相巻線から電力スイッチを介した別の分相巻線への経路は、同期速度などにおいて短絡される。これは、短絡中に電荷を保持するためのコンデンサが存在しない場合又は存在するコンデンサが短絡中に電荷を十分に保持するほど大きくない場合においてなど、DC電源及びモータコントローラがもはや相巻線からの低電力電圧を受信しないことをもたらす。図4の回路402は、低電圧電力がモータコントローラ408(「分相モータコントローラ」)用の電力スイッチをバイパスして相巻線からDC電源に直接流れるように、相巻線404、406のコイルからDC電源410までのタップ416、418を含む。それにより、図4の回路402は、例えば、同期速度において低電圧電力がDC電源410に供給されることを保証する。
1つの例において、分相モータコントローラのためのDC電源410は、ツェナーダイオードと、電力スイッチがオフのときに交流(AC)サイクルの一部の間に電力を受信する蓄電コンデンサとによって形成される。モータが同期速度で動作しているとき、電力スイッチは、連続的に導通している。したがって、DC電源に供給される電圧量は、スイッチにわたる電圧降下と等しく、低い抵抗(RDS(ON))パワーMOSFETを使用するときに低電圧をもたらすことができる。
図5は、モータのモータ相巻線504、506を半分に分け、モータ用のモータコントローラ508及びモータ用のパワーエレクトロニクスの双方を配置し、分割された相の間の供給ライン電圧における「中間点」又は「中心点」514においてDC電源510と1つ以上の電力スイッチを有する電力スイッチ回路512とを含む、別の分相巻線回路502を開示している。図5の回路502は、モータ相巻線504、506と電力スイッチ回路512との間に抵抗R1及びR2を含み、相巻線からDC電源510に供給される低電圧電力を持続し、したがって維持し、非崩壊DC電源(DC電圧が、電力スイッチ回路を通る電流の電力スイッチ回路「オン」抵抗倍に又はそれ未満まで(ゼロに近い)低下しないDC電源)を形成する。それにより、図5の回路は、例えば、同期速度においてDC電源510への低電圧電力を維持する。
図6は、モータのモータ相巻線604、606を半分に分割し、モータ用のモータコントローラ608及びモータ用のパワーエレクトロニクスの双方を配置し、分割された相の間の供給ライン電圧における「中間点」又は「中心点」614においてDC電源610と1つ以上の電力スイッチを有する電力スイッチ回路612とを含む、別の分相巻線回路602を開示している。一次分相巻線604、606は、DC電源610に流れることができる電流を制限し、それにより、電力を浪費する電流制限部品の必要性をなくす。図6の分相回路602は、DC電源610に電気的に接続された二次相巻線616、618を含み、非崩壊DC電源(DC電圧が、電力スイッチを通る電流の電力スイッチ「オン」抵抗倍に又はそれ未満まで(ゼロに近い)低下しないDC電源)を形成する。
1つの例において、電力スイッチ回路612は、ツェナーダイオード又は他の電圧レギュレータと電力スイッチとを並列に含む。一方、従来のシステムは、他の部品と直列の電力回路を含んでいた。電力スイッチは、ツェナーダイオードと直列ではなく並列であることから、それは常にオンとすることができる。しかしながら、電力スイッチがオフである場合、電流はなおもツェナーダイオードを介して流れることができる。
図6の回路は、モータが起動するときなどにDC電源610に低電圧電力を供給する1つ以上の二次コイル(二次巻線とも称される)616、618を含む。1つ以上の二次コイル616、618はまた、DC電源610に供給される低電源電圧から高周波ノイズをフィルタリングするための高周波ノイズフィルタとして機能する。
二次巻線616、618は、第1及び第2の分相巻線604、606の間に均一に、1つの極に全て、又は、第1及び第2の分相巻線間に不均一に、ある二次巻線の巻数又はコイル数が別の二次巻線よりも多いなど、どこにでも分布することができる。
図6の例において、分相巻線回路602は、モータがオンであり且つ同期速度のときに、モータコントローラ608を含むDC電子部品をオフにすることができる。それゆえに、分相巻線回路602のモータコントローラ608は、モータの速度を判定し、モータが同期速度であるか否かを判定する。例えば、1800RPMを、4つの固定子極(2つの北固定子極及び2つの南固定子極)を有するモータについての同期速度とすることができる。全ての半ACサイクルにおいて、電力は、磁極の一方に供給される。したがって、4つの磁極に電力を供給するために2サイクルを要する。それゆえに、モータがラインACに同期されている場合、同期速度は、1800RPMである。同様に、8極固定子についての同期速度は、900RPMであろう。
図7は、起動中及び分相巻線回路702における同期速度未満の連続動作中の相電流方向の制御を示している。
図7に示されるように、電流は、常に、分相巻線704、706及び電力スイッチ回路708の双方にわたって、同じ方向に流れる。電力スイッチ回路708と直列の分相巻線704、706は、分相巻線中間点又は中心点に配置された電力スイッチ回路708によって1つの巻回を表す。分相巻線に印加される電流及び電圧は、常に双方のコイルを介して同じ方向になり、分相巻線の磁気極性は、同様に同じになる。
以下に記載するように、制御回路は、その出力が1つ以上の電力スイッチに接続されたダイオード整流ブリッジ回路を含むことができる。図7に示されるように、電力スイッチ回路708のダイオードブリッジ整流器の出力端子がリードL1上の電圧が正のとき短絡される場合、電流は、一方向であるが半サイクルインクリメントで巻線704、706を通って流れるのみである。リードL1及びL2にわたる電圧が60サイクルである場合、制御回路におけるダイオードブリッジ整流器回路の出力は、リードL1が正であるときにのみ短絡され、電流は、一方向に8ミリ秒だけ流れのみである。電流は、別の半サイクルにおいては8ミリ秒間流れない。そして、電流は、別の8ミリ秒間などに流れる。リードL2が正のときに制御回路のダイオードブリッジ回路の出力が短絡された場合、電力は、同様に流れる。磁気回転子の角度位置に基づいてブリッジの出力の短絡が選択的に達成された場合、連続的なモータ動作が生成される。制御回路におけるダイオードブリッジ整流回路の出力が上述したように磁気回転子の角度位置に基づいて選択的に半サイクルの一部について短絡された場合且つリードL1が正であるときにのみ、同期速度よりも速い速度を含むいずれかの所望の速度が達成されることができる。そのようなモータの特性は、入力にパルス電流を印加するDCモータと同様である。しかしながら、分相巻線のスイッチングを実現する複数の電力スイッチング部品を有するよりもむしろ、分相巻線回路は、1つの電力スイッチング部品と関連して交流電流がスイッチングを達成することができるという事実を利用する。
図8は、4極分相巻線回路における1800回転/分(RPM)の同期速度における相電流方向の制御の例を示している。同期速度において、制御された相は、ACライン入力と同期される。
図9は、2極分相巻線回路における3600回転/分(RPM)の同期速度における相電流方向の制御を示している。同期速度において、制御された相は、ACライン入力と同期される。
図10は、分相巻線回路におけるDC電源蓄電コンデンサ充電期間の例を示している。図7の波形との相関に留意されたい。
図11は、二次コイル1104、1106及び1つの電力スイッチ1108を有する分相巻線回路1102を示している。一次分相巻線1110、1112は、DC電源に流れることができる電流を制限する。
制御回路1114は、入力周波数及び回転子位置のタイミングに基づいて電力スイッチ回路1115についてのスイッチングを制御する。制御回路1114は、分相巻線回路の起動及び動作を制御する。例えば、制御回路1114は、モータが同期モータである場合を含む起動を制御する。制御回路1114は、固定子に対する回転子の位置を判定する。制御回路1114はまた、モータが同期速度に到達したときなどにモータの動作パラメータを判定するために、回転/分(RPM)などの回転子の速度を判定して監視し、回転子の位置及び/又はモータの速度に基づいてモータを制御する。1つの例において、制御回路1114は、ホール効果スイッチ及び/又は他の回転判定素子を備えて回転子の位置を判定し、及び/又は、回転カウント素子若しくは速度判定素子を備えて回転子の速度を判定する。
1つの例において、電力スイッチ回路1115は、ツェナーダイオード1116又は他の電圧レギュレータと電力スイッチ1108とを並列に含む。一方、従来のシステムは、他の部品と直列の電力回路を含んでいた。電力スイッチ1108は、ツェナーダイオード1116と直列ではなく並列であることから、それは常にオンにすることができる。しかしながら、電力スイッチがオフである場合、電流はなおもツェナーダイオードを介して流れることができる。
図11の回路は、モータが起動するときなどにDC電源に低電圧電力を供給する1つ以上の二次コイル(二次巻線とも称される)1104、1106を含む。1つ以上の二次コイル1104、1106はまた、DC電源に供給される低電源電圧から高周波ノイズをフィルタリングするための高周波ノイズフィルタとして機能する。
二次巻線1104、1106は、第1及び第2の分相巻線1110、1112の間に均一に、1つの極に全て、又は、第1及び第2の分相巻線間に不均一、ある二次巻線の巻数又はコイル数が別の二次巻線よりも多いなど、どこにでも分布することができる。
コイルがダイオードブリッジ整流器1118を介して回路に接続される方法は、電流がいずれかの時点で一方向のみにコイルに流れるのを可能にする。
このモータ及びコントローラに対して行われている改善は、より信頼性の高いロジック制御回路を可能とするDCロジック電源を非常に改善する。二次コイル1104、1106は、一次コイル1110、1112としてのモータコイルを使用して変圧器を形成する方法でモータコイルによって巻回される。図11の例は、20:1の比を使用している。図11の例は、モータ一次コイルあたり1000巻数と、同じ固定子極に巻回される二次コイルあたり50巻数とを含む。しかしながら、より高い又はより低い他の巻数比が使用されてもよい。一次モータコイル1110、1112と二次コイル1104、1106との間の比は、AC入力電力及び/又はDC電力要件を変化させることができる。この回路は、ラインからの高電圧から全てのDC回路を絶縁するのみならず、電力が入力L1及びL2に印加されたとき制御回路1114に対して非崩壊DC電源を形成する。
電力スイッチ回路1115は、MOSFET電力スイッチ1108に加えて、全波ブリッジ整流器1118を有する。全波ブリッジ整流器1118は、負電圧が電力スイッチ1108のドレイン(上部)に供給されないことを保証する。全波ブリッジ整流器1118はまた、正電圧が電力スイッチ1108のソース(下部)に供給されないことを保証する。これにより、電流は、抵抗R1を介して電力スイッチ1108のゲート上の正電圧によってバイアスされると、電力スイッチ1108のドレインからソースへと流れることしかできない。同時に、正の整流されたAC電源が電力スイッチ1108のドレインに存在するとき、電力スイッチ1108は、抵抗R1を介して同じ電圧信号によりバイアスされる。電力スイッチ1108を損傷又は破壊する可能性があまりないことから、ダイオード1116は、電力スイッチ1108のゲート上のいずれかの電圧が−0.7VDCよりも大きいことを保証することによって、電力スイッチ1108のゲートを保護する。抵抗R11及びコンデンサC5は、過渡的又は高周波のノイズをフィルタリングするための「スナバ」として使用される。R11及びC5は、特にノイズの多い環境において、MOSFET電力スイッチ1108のための追加の保護を提供する。
図12は、二次コイル1104、1106及び1つの電力スイッチ1108を有する分相巻線回路1202を示している。図12の回路は、図11と同じ電力スイッチ回路と、同じ二次コイル1104、1106とを含む。さらに、図12の制御回路1114Aは、同期速度を介して、モータの動作を制御するためのロジック制御回路1204と、電力スイッチ回路がオフにされたときに制御するためのロジック制御遮断回路1206と、ロジック制御回路及びロジック制御遮断回路にDC電力を供給するための非崩壊DC電源1208とを含む。ロジック制御回路1204及びロジック制御遮断回路1206は、単一のロジック制御回路として構成されることができる。
1つの実施形態において、分相巻線回路1202の1つの目的は、モータがAC電源ライン周波数(例えば、4極モータについて、60Hz=1800rpm及び50Hz=1500rpm)に同期して動作するのを可能とすることである。いずれの制御回路も有さずに、電力スイッチ回路は、コイル対L1及びL2が電力スイッチ回路を介して互いに短絡されているかのように電流が流れるのを可能にする。制御回路は、回転子がライン電圧に比べて適切な位置になるまで、電力スイッチ回路をオフにする。このため、1つの態様において、電力スイッチ回路は、AC電源ライン電圧について評価される。制御回路部品は、全てロジックレベル電圧(VCC)とすることができる。
ロジック電力は、一次モータコイル1110、1112と同極に巻回された二次コイル1104、1106によって供給される。二次コイル1104、1106は、二次電力がロジック電力要件を満たす限り、任意数の極上に巻回されることができる。1つの例において、制御回路は、モータを開始させて同期速度にもたらすために必要とされるだけであり、ロジック制御遮断回路は、任意で、主制御回路を遮断するために含まれる。ロジック制御遮断回路は、任意である。制御回路を遮断することにより、電力スイッチ回路は、モータに対するフルライン電力から、電力スイッチ回路における損失が差し引かれるのを許容する。これは、特にモータが長時間動作する場合に、全体の効率及び部品の寿命を向上させる。
図13及び図13Aは、二次コイル及び1つの電力スイッチを有する分相巻線回路を示している。回路は、モータの動作中にAC電源に接続される2つのAC供給ライン入力L1及びL2を有する。
電力スイッチ回路
電力スイッチ回路は、全波ブリッジ整流器BR1と、MOSFET電力スイッチQ1とを有する。全波ブリッジ整流器BR1は、負電圧が電力スイッチQ1のドレイン(上部)に供給されないことを保証する。全波ブリッジ整流器BR1はまた、正電圧が電力スイッチQ1のソース(下部)に供給されないことを保証する。これにより、抵抗R1を介して電力スイッチQ1のゲート上の正電圧によってバイアスされたときだけ、電流が電力スイッチQ1のドレインからソースに流れることができるようにする。正の整流されたAC電源は、電力スイッチQ1のドレインに存在し、電力スイッチQ1は、抵抗R1を介して同じ電圧信号によってバイアスされる。電力スイッチQ1を損傷又は破壊する可能性があまりないことから、ダイオードD5は、電力スイッチQ1のゲート上のいずれかの電圧が−0.7VDCよりも大きいことを保証することによって電力スイッチQ1のゲートを保護する。抵抗R11及びコンデンサC5は、過渡的又は高周波のノイズをフィルタリングするための「スナバ」として使用される。R11及びC5は、特にノイズの多い環境において、MOSFET電力スイッチQ1のための追加の保護を提供する。
DC電源
電力がモータに印加され且つ電流がモータ相巻線(モータ一次コイル)を流れるとすぐに、変圧器の動作と同様に二次巻線(二次コイル)上に電力が存在する。二次コイルの電圧値は、入力電圧と、二次コイルに対する一次コイルの巻数比とに直接比例する。図11における例を使用すると、一次コイルへの入力電圧が120VACであり且つ一次コイルから二次コイルへの巻数比が20:1である場合、二次コイルの電圧は、約6VACから損失を差し引いた分を算出する。二次コイルからの電力は、二次コイルからDC電源へと直接供給される。全波ブリッジ整流器BR2は、二次コイルからの低電圧AC電力を整流する。全波ブリッジ整流器BR2は、DC電力要件に基づいて低電力部品にすることができる。
ツェナーダイオードZ1及びZ2は、アノードに他のアノードが互いに直列に接続されており、各カソードは、全波ブリッジ整流器BR2のAC電源入力に接続されている。この方法は、部品の最大定格を超える可能性があるAC電源入力から全波ブリッジ整流器BR2を保護するために使用される。全波ブリッジ整流器BR2からの負の出力は、電力スイッチブロックと同じグラウンドにも接続された回路グラウンドに接続されている。全波ブリッジ整流器BR2からの正の出力は、低ドロップアウトレギュレータLDO1及びコンデンサC1に接続されている。コンデンサC1は、低ドロップアウトレギュレータLDO1の入力への整流されたAC電力信号を平滑化するために設けられている。バイパスコンデンサC7は、低ドロップアウトレギュレータLDO1の出力に使用されることによって、正のDCレール(VCC)のノイズを低減するのに役立つことができる。また、より大きなコンデンサC10は、低ドロップアウトレギュレータLDO1の出力に使用されることによって、正のDCレールを平滑化し且ついくつかの低電圧状況において電力を確保することができる。C7及びC10は、必須ではないが、特にノイズの多い環境において、低電圧DC部品についての信頼性及び保護を追加するために設けられる。
ロジック制御回路/モータコントローラ
ロジック制御回路(モータコントローラ)は、AC供給ライン入力周波数及び回転子位置のタイミングに基づいて電力スイッチ回路についてのスイッチングを制御する。AC供給ライン入力周波数のタイミングは、バイポーラ接合トランジスタ(BJT)Q2及びQ3並びにダイオードD6及びD7から構成されるACバッファを使用して検知される。ACバッファ入力に対する電流は、高い値の抵抗R3によって制限される。ダイオードD6は、ACバッファ入力が正のDC電源電圧よりも大きくないことを保証する。ダイオードD7は、ACバッファ入力がDC電源のグラウンドを基準として−0.7ボルトより大きいことを保証する。
ACバッファへの入力がロジックハイである場合、BJT Q2はバイアスされ、ACバッファの出力もまたロジックハイである。ACバッファへの入力がロジックローである場合、BJT Q3はバイアスされ、ACバッファの出力はロジックローである。ACバッファの出力は、コンデンサC6及び抵抗R13から構成されるフィルタに接続されている。フィルタは必須ではないが、ノイズの多い環境における保護及び信頼性を提供する。
回転子磁極は、ホール効果スイッチIC1を使用して検知される。しかしながら、回転子磁極及び/又は回転子位置を検知するために及び/又は速度を判定するために及び/又は回転子回転数を判定するために、別のスイッチ又は検知装置が使用されてもよい。ホール効果スイッチIC1は、オープンコレクタ出力であり、したがって、正のDCレール(VCC)への引き込みを必要とする。抵抗R2は、オープンコレクタ出力のために必要とされる引き込みを提供する。
ホール効果スイッチIC1の出力及びACバッファの出力は、単一の回路ロジックXOR IC2を使用して比較される。XOR IC2の出力は、ホール効果スイッチIC1とACバッファとの差異であり、電力スイッチ回路のMOSFET電力スイッチQ1をバイアスする。ホール効果スイッチIC1の出力がロジックローのとき、電力スイッチQ1は、モータへのAC供給入力L1が負である場合にのみバイアスされる。ホール効果スイッチIC1の出力がロジックハイであるとき、電力スイッチQ1は、モータへのAC供給入力L1が正である場合にのみバイアスされる。モータ起動時において、複数の入力ACサイクルが存在することができ、AC供給入力L1からの正のみ又は負のみの入力のいずれかが電力スイッチQ1を通過する。
電力スイッチQ1を使用して、波形は、電力スイッチQ1のドレイン電圧及びゲート電圧がバイアス電圧以上であるときにいずれかの時点で「チョップ」されることができるか又は遮断することができる。例えば、図7を参照されたい。電力スイッチQ1のゲートは、BJTQ4をバイアスすることによってXOR IC2の出力がロジックハイである場合にロジックローに保持される。BJTQ4がバイアスされると、抵抗R1から流れるいかなる電流も、電力スイッチQ1のゲートをバイパスし、電力スイッチQ1のゲートをそのソースに電気的に接続するコレクタからエミッタへとBJT Q4を流れ、電力スイッチQ1を遮断する。
ホール効果スイッチIC1の周波数が入力AC供給の周波数と一致する場合、モータは、同期して動作している。モータが同期して動作している場合、モータが同期から外れるか又はモータが停止して再起動するまで、制御回路は必要とされない。電圧レギュレータIC3がホール効果スイッチIC1から同期速度以上を検知すると、XOR IC2の出力は、電圧レギュレータIC3のオープンコレクタ出力を介してロジックローに保持される。電圧レギュレータIC3が入力AC電源の速度未満の速度を検知すると、電圧レギュレータIC3のオープンコレクタ出力はオフになり、XOR IC2の出力に影響を受けないままになる。
この方法は、モータが同期速度で動作しているとき、電力スイッチQ1がロジック制御によって遮断されないことを保証する。しかしながら、モータが同期速度以下に減速する場合、ロジックコントローラは、起動の場合と同様にモータタイミングを制御する。この方法を使用すると、全体的なモータ効率及び回路における部品の期待寿命を向上させる。
電圧レギュレータIC3のタイミングを設定するために外部部品が使用される。電圧レギュレータIC3が正確なパラメータ内で動作するように、抵抗R4、R5、R6及びR7は、1%の許容誤差にすることができる。コンデンサC1は、電圧レギュレータIC3のオープンコレクタ出力がオンになるときの周波数を設定するために抵抗R6及びR7と連携して動作する。コンデンサC3は、電圧レギュレータIC3における内部充電ポンプのために使用される。電圧レギュレータIC3は、ゼロ電圧交差を有する周波数を検出するのみであることから、コンデンサC4は、電圧レギュレータIC3へ入力をAC結合するために使用される。抵抗R8は、電圧レギュレータIC3の入力でAC結合コンデンサC4に対する電流を制限する。
図14は、2つの電力スイッチを有する分相巻線回路を示している。
図15は、1つの電力スイッチ回路を有する分相巻線回路を示している。
図16は、直列の2つの電力スイッチを有する分相巻線回路を示している。ダイオードD1及びD2は、1N4003ダイオードであり、ダイオードD3及びD4は、1N914ダイオードである。トランジスタQ3及びQ4は、2N3904である。IC1は、ホール効果スイッチ/センサである。ダイオードD5及びD6は、相電流が内部ダイオードの順方向定格電流を超えた場合にスイッチQ1及びQ2における内部ダイオード(d1及びd2)のための電流容量を増大させるために使用される。コンデンサC2及びC3は、ホールスイッチ/センサIC1についての素子選択に応じて、ホールスイッチ/センサIC1についての固体3.3VDC又は5VDC供給を保証するために必要に応じてコンデンサC1のための追加の充電時間を追加するために、スイッチQ1及びQ2についての「オンにする」遅延を形成するために使用される。従来のシステムにおいては、5VDCは、ロジックレベル電力MOSFETスイッチをオンにするために必要であった。コンデンサC2及びC3は、1つの実施形態においては任意である。
ダイオードD1、D2、d1及びd2は、ホールスイッチ/センサIC1用のDC電源のためにAC電力の整流を行う。
ツェナーダイオードZD1は、ホールスイッチ/センサIC1のDC電源についての電圧レギュレータを提供する。
RLは、DC電源についての電流制限を提供する。1つの例において、それは、10mAまで電流をほぼ制限するように設定される。ホールスイッチ/センサIC1は、内部オープンコレクタ出力トランジスタのベース駆動電流を含む、6mAのDC電流を使用する。追加のDC電流は、スイッチQ3をオンにするために使用され、プルアップ抵抗R3を介して供給される。スイッチQ3についてのコレクタからエミッタへの電流並びにスイッチQ4についてのベース及びコレクタからエミッタへの電流は、DC電源によって供給されないが、モータ相巻線を流れる電流によって供給される。トランジスタQ3及びQ4は、適切な時間で完全に「オフ」にすることを保証することが好ましい。1つの実施形態において、スイッチは、最大動作効率のために適切な時間で完全に「オン」となるか又は飽和する。
図17は、分相巻線コイルから直流(DC)電源へのタップ及び2つの電力スイッチを直列に有する分相巻線回路を示している。
図18は、2つの電力スイッチを並列に有する分相巻線回路を示している。
図19は、分相巻線コイルから直流(DC)電源へのタップ及び2つの電力スイッチを並列に有する分相巻線回路を示している。
図20は、非崩壊DC電源装置を形成するために、一次AC相巻線2004及び二次巻線2006(すなわち、1つ以上の二次コイル)を有する分相巻線回路を有するモータ2002を示している。図20のモータにおいて、二次巻線2006は、全ての極に巻回される。しかしながら、二次巻線2006は、1極のみ、2極、3極又は別の数の極に巻回されることができる。二次巻線は、図20のモータ2002における一次相巻線2004と直列に接続されている。しかしながら、二次巻線2006はまた、並列に、又は直列若しくは並列の双方の組み合わせで接続されることができる。図20のモータは、4極永久磁石同期モータである。モータの同期速度は、60HzのACで動作するときに1800RPMである。
図21は、1極のみに巻回された非崩壊DC電源を形成するために、一次AC相巻線2104及び二次巻線2106(すなわち、1つ以上の二次コイル)を有する分相巻線回路を有するモータ2102を示している。図21のモータ2102は、4極永久磁石同期モータである。モータの同期速度は、60HzのACで動作するときに1800RPMである。
図22は、非崩壊DC電源装置を形成するために、タップ付き一次相巻線を有する分相巻線回路を有するモータ2202を示している。図22のモータ2202は、4極永久磁石同期モータである。モータの同期速度は、60HzのACで動作するときに1800RPMである。
モータは、4極2206−2212を有する固定子2204と、固定子に面している4つの磁石N、S、N、S2216−2222を有する回転子2214とを有する。モータ2202は、シャフト(中心円)2224及び回転子バックアイアン(シャフトと磁石との間の領域)2226を有する。一次分相巻線2228、2230は、それぞれ、L1及びL2においてAC電源に接続されている。二次巻線2232、2234は、DC電源2236に接続されている。
図23は、非崩壊DC電源を形成するために、分相巻線2308、2310と電力スイッチ回路2312との間に抵抗2304、2306を有する分相巻線回路2302を有するモータを示している。図23のモータは、4極永久磁石同期モータである。モータの同期速度は、60HzのACで動作するときに1800RPMである。
図24は、非崩壊DC電源を形成するために、分相巻線2408、2410と電力スイッチ回路2412との間にツェナーダイオード2404、2406を有する分相巻線回路2402を有するモータを示している。図24のモータは、4極永久磁石同期モータである。モータの同期速度は、60HzのACで動作するときに1800RPMである。
図25−図34の回路は、本願明細書に記載された1つ以上のモータなどの1つ以上のモータによって使用されることができる分相巻線回路を示している。これらの回路は、4つの部分に分割されているモータ用のモータ相巻線を含む。2つのモータの相巻線は、回路のモータ相巻線の半分を形成する。他の2つのモータ相巻線は、回路のモータ相巻線の残りの半分を形成する。モータコントローラ/モータ制御回路からモータ相巻線の各半分における2つのモータ相巻線(コイル)間の接続を追加することにより、モータは、起動のために4つのコイルのうちの2つのみを使用して動作することができる。これは、全体的なモータコイルのインピーダンスを低下させ、これにより電流を増加させ且つトルクを増加させるため、起動のために有益である。電流が上昇することから、効率は、選択された許容可能な割合に又はそれ未満に低減されることができる。分相巻線回路は、いくつかの実施形態において、低入力電圧において起動トルクを供給する。
図25の回路を参照すると、分相巻線回路2502は、4つの分相モータ巻線2504−2510を有する。2つのモータ相巻線2504−2506は、回路2502のモータ相巻線の半分2512を形成し、他の2つのモータ相巻線2508−2510は、回路のモータ相巻線の残りの半分2514を形成する。モータ用のモータコントローラ2516は、2つの段を有する。モータコントローラの第1段(段1)2518は、分相モータ巻線2504−2510によって形成される半分2512−2514の間の供給ライン電圧における「中間点」又は「中心点」2520に配置される。モータコントローラの第2段(段2)2522は、分相モータ巻線の半分間の供給ライン電圧における「中間点」又は「中心点」に配置される。
モータ用のパワーエレクトロニクスは、2つの段を有する。第1の段(段1)の電力スイッチ回路/パワーエレクトロニクス2524は、モータ相巻線の半分2512を形成する2つの分相モータ巻線2504−2506の中間点又は中心2526(すなわち、「4分の1点」)と、モータ相巻線の半分2514を形成する2つの分相モータ巻線2508−2510の中間点又は中心2528(すなわち、「4分の1点」)に配置される。段1の電力スイッチ回路は、第1(L1)及び第4(L4)のコイル2504、2510を活性化する。段1の電力スイッチ回路2524は、例えば、1つ以上のMOSFET又は他のスイッチなどの1つ以上のスイッチであってもよく、段1のモータコントローラ2518によって制御される。
第2段(段2)の電力スイッチ回路/パワーエレクトロニクス2530は、分相モータ巻線2504−2510によって形成される半分2512、2514の間の供給ライン電圧における「中間点」2520に配置されている。段2の電力スイッチ回路2530は、第2(L2)及び第3(L3)のコイル2506−2508を活性化する。段2の電力スイッチ回路2530は、例えば、1つ以上のソリッドステートリレー(SSR)、クワッドソリッドステートリレー(QSSR)又は他のスイッチなどの1つ以上のスイッチであってもよく、段2のモータコントローラ2518によって制御される。(例えば、モータコントローラにおいて使用される電子機器についての)直流(DC)電源2532はまた、分相モータ巻線2504−2510の間、分相モータ巻線の半分2512−2514の間、及び/又は、モータ相巻線の各半分2512、2514をそれぞれ形成する2つの分相モータ巻線2504−2506若しくは2つの分相モータ巻線2508−2510の中間点又は中心2526−2528に位置する。
分相巻線回路2502は、非崩壊DC電源を形成するための電圧降下部品又は直接DC電源駆動部品を含む1つ以上の非崩壊DC電源部品2534、2536(DC電源からのDC電圧が、電力スイッチを流れる電流のスイッチ「オン」抵抗倍に又はそれ未満(ゼロに近い)に低下されるのを防止するための部品)を含む。非崩壊DC電源部品2534、2536の例は、DC電源2532に電気的に接続された一次相巻線2504−2510のうちの1つ以上からのタップと、DC電源2532に電気的に接続された外周一次分相巻線(コイルL1及びコイルL4)2504及び2510からのタップと、電源に電力供給するようにDC電源に接続された二次相コイル巻線と、外側一次分相巻線(コイルL1及びコイルL4)2504及び2510からDC電源2532まで電気的に接続された二次相コイルと、分相巻線と電力スイッチ回路のうちの1つ以上との間の抵抗と、第1及び第2の分相巻線(コイルL1及びコイルL2)の間の1つ以上の抵抗と、第3及び第4の分相巻線(コイルL3及びコイルL4)2506及び2508の間の1つ以上の抵抗と、ここで、DC電源は、一方の側において第1及び第2の分相巻線(コイルL1及びコイルL2)の間の一つに及び他方の側において第3及び第4の分相巻線(コイルL3及びコイルL4)の間の一つに電気的に接続されている、分相巻線と電力スイッチ回路のうちの1つ以上との間の1つ以上のツェナーダイオードと、第1及び第2の分相巻線(コイルL1及びコイルL2)の間の1つ以上のツェナーダイオード及び第3及び第4の分相巻線(コイルL3及びコイルL4)の間の1つ以上のツェナーダイオードと、ここで、DC電源は、一方の側において第1及び第2の分相巻線(コイルL1及びコイルL2)の間の一つに及び他方の側において第3及び第4の分相巻線(コイルL3及びコイルL4)の間の一つに電気的に接続されている、(例えば、上記1つ以上の抵抗又はダイオードの代わりに)分相巻線と電力スイッチ回路のうちの1つ以上との間の不飽和半導体又は他の抵抗部品とを含み、電力スイッチ回路における電力スイッチがオンであり且つ導通しているときにDC電源が崩壊するのを防止するように、抵抗は、大幅な電圧降下を形成するのに十分高く、且つ、この電圧降下は、スイッチが「オン」であるときのDC電源又は他の部品に一次分相巻線と電力スイッチ回路の1つ以上との間の電圧降下を形成させる。したがって、分相巻線回路2502は、電力スイッチ回路がオンであり且つ導通しているか又はオフであり且つ導通していないかにかかわらず、電力の一定の流れを提供する。
図26及び図27は、DC電源に電力を供給して非崩壊DC電源(DC電圧が、電力スイッチを通る電流のスイッチ「オン」抵抗倍に又はそれ未満(ゼロに近い)まで低下しないDC電源)を形成するように、DC電源に電気的に接続された1つ以上の二次コイル(二次巻線とも称される)を有する分相巻線回路2602及び2702の例を示している。1つ以上の二次コイルは、モータの起動時などにDC電源2632に低電圧電力を供給する。1つ以上の二次コイルはまた、DC電源に供給される低電力電圧から高周波ノイズをフィルタリングするための高周波ノイズフィルタとして機能する。
図26を参照すると、分相巻線回路2602は、4つの分割モータ相巻線2604−2610を有する。2つのモータ相巻線2604−2606は、回路2602のモータ相巻線の半分2612を形成し、他の2つのモータ相巻線2608−2610は、回路のモータ相巻線の残りの半分2614を形成する。モータ用の制御ロジック/モータコントローラ2616は、2つの段を有する。モータコントローラの第1段(段1)2618は、分相モータ巻線2604−2610によって形成される半分2612−2614の間の電源ライン電圧における「中間点」又は「中心点」2620に配置される。モータコントローラの第2段(段2)2622は、分相モータ巻線によって形成される半分の間の電源ライン電圧における「中間点」又は「中心点」に同様に配置される。
モータ用のパワーエレクトロニクスは、2つの段を有する。第1の段(段1)の電力スイッチ回路/パワーエレクトロニクス2624は、モータ相巻線の半分2612を形成する2つの分相モータ巻線2604−2606の中間点又は中心2626(すなわち、「4分の1点」)と、モータ相巻線の半分2614を形成する2つの分相モータ巻線2608−2610の中間点又は中心2628(すなわち、「4分の1点」)に配置される。段1の電力スイッチ回路2618は、第1(L1)及び第4(L4)のコイル2604、2610を活性化する。段1の電力スイッチ回路2624は、例えば、1つ以上のMOSFET又は他のスイッチなどの1つ以上のスイッチであってもよく、段1のモータコントローラ2218によって制御される。1つの例において、段1の電力スイッチ回路2618は、1つ以上のツェナーダイオード又は他の電圧レギュレータと電力スイッチとを並列に含む。一方、従来のシステムは、他の部品と直列の電力回路を含んでいた。電力スイッチは、1つ以上のツェナーダイオードと直列ではなく並列であることから、それは、常にオンにすることができる。しかしながら、電力スイッチがオフである場合、電流はなおもツェナーダイオードを介して流れることができる。
第2段(段2)の電力スイッチ回路/パワーエレクトロニクス2630は、分相モータ巻線2604−2610の半分2612、2614の間の供給ライン電圧における「中間点」2620に配置されている。段2の電力スイッチ回路2630は、内部一次分相巻線(第2のコイルL2及び第3のコイルL3)2606及び2608に電気的に接続されており、段2の電力スイッチ回路は、第2のコイル(L2)及び第3のコイル(L3)を活性化する。段2の電力スイッチ回路2630は、例えば、1つ以上のソリッドステートリレー(SSR)、クワッドソリッドステートリレー(QSSR)又は他のスイッチなどの1つ以上のスイッチであってもよく、段2の電力スイッチ回路2618によって制御される。
図26の1つの例において、分相巻線回路2602は、モータがオンで同期速度であるとき、段1のモータコントローラ2618などのDC電子機器のうちの1つ以上をオフにすることができる。それゆえに、段1のモータコントローラ2618は、モータの速度を判定し、モータが同期速度であるか否かを判定する。例えば、1800RPMは、4つの固定子極(2つの北固定子極及び2つの南固定子極)を有するモータについての同期速度とすることができる。全ての半ACサイクルにおいて、電力は、磁極の一方に供給される。したがって、4つの磁極に電力を供給するために2サイクルを要する。それゆえに、モータがラインACに同期されている場合、同期速度は、1800RPMである。同様に、8極固定子についての同期速度は、900RPMであろう。
(例えば、モータコントローラにおいて使用される電子機器についての)直流(DC)電源2632はまた、分相モータ巻線2604−2610の間、分相モータ巻線の半分2612−2614の間、及び/又は、モータ相巻線の各半分2612、2614を構成する2つの分相モータ巻線2604−2606若しくは2つの分相モータ巻線2608−2610の中間点又は中心2626−2628に位置する。一次分相巻線2604−2610は、DC電源2632に流れることができる電流を制限し、それにより、電力を浪費する電流制限部品の必要性をなくす。
図26の分相巻線回路2602は、非崩壊DC電源(DC電圧が、電力スイッチを通る電流のスイッチ「オン」抵抗倍に又はそれ未満(ゼロに近い)まで低下しないDC電源)を形成するように、外側一次分相巻線(コイルL1及びコイルL4)2604及び2610からDC電源2632まで又はそれらの間に電気的に接続された二次コイル2634、2636(二次巻線又は二相巻線とも称される)を含む。二相巻線のコイル2634、2636は、モータの起動時などにDC電源2632に低電圧電力を供給する。1つ以上の二次コイル2634、2636はまた、DC電源2632に供給される低電力電圧から高周波ノイズをフィルタリングするための高周波ノイズフィルタとして機能する。二次コイル2634、2636は、第1及び第4の分相巻線2604、2610の間に均一に、第1、第2、第3及び第4の分相巻線2604−2610のうちの1つ以上に、1つの極に全て、又は、第1及び第2の分相巻線間に不均一に、ある二次巻線における巻数又はコイル数が別の二次巻線よりも多いなど、どこにでも分布することができる。
図27は、図6の分相巻線回路2602と同様の分相巻線回路2702を示している。しかしながら、図27の分相巻線回路2702は、段1の電力スイッチ回路2624Aについてのフルブリッジ整流器、MOSFETスイッチ、及びダイオードを示している。分相回路2702はまた、分相巻線(コイル)2604A−2610Aについては435巻、30AWG、及び、二次コイル2634A−2336Aについては70巻、30AWGを含むいくつかの部品についての特定の値を示している。
図26及び図27をさらに参照すると、1つの態様において、段1の電力スイッチ回路2630は、起動時にのみ動作可能である。モータが同期速度に到達すると、制御ロジック/モータコントローラ2616は、段1の電力スイッチ回路2624をオフにし、段2の電力スイッチ回路2630をオンにする。段1のモータコントローラ2618は、回転子位置に基づいて電流がコイルを流れる方向を制御する。1つの例において、より正確なスイッチング時間は、起動のための因子である。段2の電力スイッチ回路2630は、オン又はオフし、電流方向を判定するために回転子位置を使用しない。
図26及び図27の例に示されるように、段1の電力スイッチ回路2624は、回路の一方側2512において外側相巻線(コイルL1)2504と内側相巻線(コイルL2)2506との間に及び回路の一方側2514において他の外側相巻線(コイルL5)2510と他の内側相巻線(コイルL3)2508との間に接続されている。段1の電力スイッチ回路2624は、2つの外側相巻線(コイルL1及びコイルL4)2604、2610についての電流経路を完成する。相巻線2604、2610は、モータ用途の必要性に合わせていくつかの異なる方法で構成されることができる。段1の電力スイッチ回路2624はまた、起動トルク及び電力要件に合わせて、相巻線2604−2610のうちの3つに又は相巻線のうちの単に1つに通電するように構成されることができる。
段1の電力スイッチ回路2624がオフになり且つ段2の電力スイッチ回路2630がオンになると、4つ全ての相巻線2604−2610についての電流経路は完成する。段2の電力スイッチ回路2630は、起動時において段1の電力スイッチ回路2624よりも遅いスイッチング速度を有することから、段2の電力スイッチ回路についてリレー又はソリッドステートリレーなどの部品が使用されることができ、MOSFETのような電力スイッチが段2の電力スイッチ回路に使用される場合よりも少ない部品しか必要としない。
低コストが目標である場合、安価なディスクリート部品を使用した等価回路を構築することが有益であるかもしれない。以下に記載される回路の1つにおいて、ディスクリート部品を使用することは、電圧範囲、電流範囲、両端電圧降下、及びスイッチング速度において良好に機能する。また、同じ電力要件を満たすソリッドステートリレーと同等以下のコストで構築されることができる。
図28及び図29は、段1及び段2の電力スイッチ回路についての能動素子の例を示している。段1(起動)について、段1の電力スイッチ回路2602Aについての能動素子が図28に示されており、全波ブリッジ整流器2802及びMOSFET2804を含む。段1の電力スイッチ回路2602Aはまた、MOSFET2804と並列にツェナーダイオード2806を有する。電流は、MOSFET2804がオン及びオフのときにツェナーダイオード2806を流れる。段1についての相巻線(コイル)2604A、2610Aは、モータが平衡して動作するように全波ブリッジ整流器2802に接続されている。2つの隣接する相巻線(コイル)に電力供給することは、一方側にとっては回転子を引くことが困難であることがあり、それが回路、モータ構造又はその双方への過度の応力を引き起こす可能性がある。極が巻回される方法及び極が回転子と整列する方法に応じて、ほとんどのトルクが起動時に存在していることから、起動のために異なるコイルを構成する必要があることがある。最高のモータトルクにおいて非平衡構成で接続された相巻線(コイル)は、回路、モータ構造又はその双方への過度の応力を引き起こす可能性がある。段2について、段2の電力スイッチ回路2630Aについての能動素子が図29に示されており、SSR又はQSSRを含む。しかしながら、他のリレー又は他のスイッチが使用されてもよい。
図30A−図30Bは、概略的な形態でモータについての分相巻線回路3002、3002Aの別の例を示している。回路は、モータの動作中にAC電源に接続される、2つのライン入力LI1又はLine_in1、及びLI2又はLine_in2を有する。図25−図29の回路と同様に、図30A−図30Bの回路は、回路のモータ相巻線の半分3004を形成する2つのモータの相巻線L1、L2と、回路のモータ相巻線の残りの半分3006を形成する2つのモータの相巻線L3、L4とを有する4つの部分に分割モータ相巻線を含む。
それはまた、電源に電力を供給し且つ非崩壊DC電源(DC電圧が、電力スイッチを通る電流の、スイッチ「オン」抵抗倍に又はそれ未満(ゼロに近い)まで低下しないDC電源)を形成するように、DC電源に電気的に接続された1つ以上の二次相コイル巻線L1−1、L4−1(図30A)又はL1−1、L3−1(図30B)を含む。1つ以上の二次相巻線(コイル)(二次巻線とも称される)は、モータの起動時などにDC電源に低電圧電力を供給する。1つ以上の二次相巻線(コイル)はまた、DC電源に供給される低電源電圧からの高周波ノイズをフィルタリングするための高周波ノイズフィルタとして機能する。二次巻線は、第1(L1)及び第4(L4)の分相巻線間に均一に、1つの極に全て、又は、第1(L1)及び第4(L4)の分相巻線間に不均一に、ある二次巻線における巻数又はコイル数が別の二次巻線よりも多いなど、どこにでも分布することができる。二次巻線は、第1(L1)、第2(L2)、第3(L3)及び第4(L4)の分相巻線のいずれかの間に均一に又は不均一になど、どこにでも分布することができる。
段1の電力スイッチ回路
電力スイッチブロックは、全波ブリッジ整流器BR1及びMOSFET Q1を有する。全波ブリッジ整流器BR1は、抵抗R1又は別個のゲート駆動回路を介してMOSFET Q1のゲート上の正電圧によってバイアスされたときに、電流がMOSFET Q1のドレインからソースにのみ流れることができるように、負電圧がMOSFET Q1のドレイン(上部)に供給されないことを保証するとともに、正電圧がMOSFET Q1のソース(下部)に供給されないことを保証する。図31の例において、正の整流されたAC電圧がMOSFET Q1のドレインに存在すると同時に、MOSFET Q1は、抵抗R1を介して同じ電圧信号によってバイアスされる。ダイオードD1は、MOSFET Q1を損傷又は破壊又は劣化させる可能性があまりないことから、MOSFET Q1のゲート上のいずれかの電圧が−0.7VDCよりも大きいことを保証することによって、MOSFET Q1のゲートを保護する。上述した例において、ゲートは、基本的にドレイン電圧によって駆動される。上記種類の構成において、MOSFET Q1が通電されたとき、それは、ゲート駆動信号を崩壊させ、ドレインからソースへの最高抵抗(Rds(on))であるかのようにMOSFET Q1を動作させる。抵抗が高いことから、MOSFET Q1にわたる電圧降下もまた高く、電源から分相モータ巻線(コイル)(L1−L4)へと直接とられる。単純なゲート駆動回路を追加すると、MOSFET Q1のゲートに対する電圧を増加させ、Rds(on)を減少させる。本願明細書に記載されるディスクリート部品を使用したゲートドライバの1つの例が図32に示されている。抵抗R1及びR12、ツェナーダイオードZ1並びにダイオードD1及びD2は、単純なゲートドライバを構成する。
再度図30A−図30Bを参照すると、コンデンサは、DC電圧レベルを保持するのに役立つようにMOSFET Q1のゲートからMOSFET Q1のソースまで接続されることができる。ゲートドライバの入力は、分相モータ巻線(コイル)の反対側に接続されていることから、(電圧Line in)/(アクティブコイルの数)にほぼ等しい電圧差がある。図32の例において、Line Inが120VACである場合、同じ値を有する2つのアクティブコイルがあることから、ゲートドライバの入力における電圧は、それぞれ、約120/2=60ボルトである。
ツェナーダイオードZ1は、より高い電圧を調整し、正常動作のMOSFETの範囲内の値としなければならない。ツェナーダイオードZ1は、ツェナーダイオードの定格電圧に等しい電圧量を調整する。定格ツェナーダイオード電圧よりも高い電圧は、ツェナーダイオードにわたって降下する。ツェナーダイオードZ1は、電圧レギュレータとして機能することができる。この場合、電圧は、MOSFET Q1の動作電圧範囲内であるように調整される。
図31の例のような構成において、MOSFET Q1にわたる電圧降下は、約5ボルトとすることができるか又はMOSFET Q1をバイアスし続けるのにちょうど十分であり得る。図32の例において、MOSFET Q1にわたる電圧降下は、1ボルト未満とすることができる。
段2の電力スイッチ回路
段2の電力スイッチ回路の目的は、可能な限り最も効率的な方法でモータが動作することである。段2は、1入力サイクル内でオフ及びオン、又はオン及びオフに切り替えるためにほとんど必要とされないことから、非常に簡便に動作するように設計されることができる。段1の制御ロジック/モータコントローラから必要とされる唯一の入力は、同期遮断入力SYNC SDである。SYNC SD入力は、そのゲートをそのソースに引き込むことによって段1のMOSFET Q1を遮断するために使用される。SYNC SD入力はまた、モータ速度が入力周波数に同期して動作している限り、段2の電力スイッチ回路をオンにするために使用される。図30A−図30Bにおける回路例において、SYNC SD入力は、起動用のロジックハイである。ピン1における電圧レギュレータIC2への入力における周波数のサイクル時間が、コンデンサC4及び抵抗R7によって設定された時定数に一致する場合、SYNC SD入力は、ロジックロー及びオープンコレクタ出力に引き込まれる。同期速度が電圧レギュレータIC2によって検知される限り、SYNC SD入力は、ロジックローである。モータが重く装填される場合又はモータが「同期から外れた」いくつかの他の理由のために、SYNC SD入力は、ロジックローからロジックハイに戻るように切り替える。同期速度が検知されるまで、段2(例えば、段2の電力スイッチ回路)は遮断し且つ段1(例えば、段1の電力スイッチ回路)は動作する。段1は、動作するためにSYNC SD入力においてロジックハイを必要とし、且つ、段2は、動作するためにSYNC SD入力においてロジックローを必要とすることから、段1及び段2は、図30A−図30Bの例において同時に通電されることはできない。
図33は、絶縁された入力、トライアック出力、ソリッドステートリレー(SSR)SSR1を使用する段2の電力スイッチ回路のバージョンを示している。この構成は、2つの部品のみを必要とする。SSR入力LEDのアノードは、電流制限抵抗R2を介して正電圧VCCに接続されている。SSR入力LEDのカソードは、SYNC SD入力に接続されている。SYNC SD入力がロジックローに切り替わると、電流経路は、入力LEDを介して完成し、SSRはオンになる。同様に、SYNC SD入力がロジックハイであるとき、入力LEDを通る電流経路はなく、SSRはオフになる。
図34は、ディスクリート部品を使用して電力スイッチ回路のSSRを置き換える回路を示している。図34の回路は、段1の電力スイッチ回路と非常に類似して動作する。1つの差異は、高い値の抵抗R14がスイッチQ2のドレインとスイッチQ6のベースとの間に接続されていることから、電力スイッチ回路が段2について常時オフであるということである。スイッチQ2のドレインに正電圧が存在する場合、スイッチQ6は通電され、これによりスイッチQ2のゲートがそのソースに短絡し、スイッチQ2がオフになる。他の差異は、アイソレータISO1を介した電力スイッチ回路への絶縁入力である。アイソレータISO1への入力は、前述したSSR(SSR1)への入力と同じように動作し、出力はオープンコレクタである。SYNC SD入力がロジックローに切り替わると、アイソレータISO1の出力は通電され、スイッチQ6のベースがそのエミッタに切り替わり、スイッチQ6がオフになる。スイッチQ6がオフである場合、スイッチQ2のゲートに閾値以上の正電圧がある場合にはスイッチQ2が動作する。別の差異は、段2の電力スイッチ回路が高速スイッチングを必要としないことから、コンデンサC2が高い値とすることができるということである。コンデンサC2の値を大きくすると、ゲート駆動回路(ダイオードD1及び抵抗R6)からなるより簡便なバージョンを可能とする。
当業者は、上記開示された特定の実施形態からの変形形態が本発明によって意図されることを理解するであろう。本発明は、上記実施形態に限定されるべきではなく、以下の特許請求の範囲によって評価されるべきである。

Claims (18)

  1. モータ用の回路であって、
    前記回路のモータ相巻線の半分を形成する少なくとも2つの相巻線と、前記回路の前記モータ相巻線の他の半分を形成する他の少なくとも2つの相巻線と、
    前記回路の前記半分のモータ相巻線と、前記回路の前記他の半分のモータ相巻線との間にあり、前記モータ相巻線のうちの1つ以上から伝送された交流(AC)電力を受信して前記AC電力をDC電力に変換する直流(DC)電源と、
    前記モータ相巻線と前記DC電源との間の電流経路の外部に少なくとも1つの電力スイッチを備え、前記回路の前記半分のモータ相巻線を形成する少なくとも2つの相巻線の間及び前記回路の前記他の半分のモータ相巻線を形成する他の少なくとも2つの相巻線の間に電気的に接続された第1段の電力スイッチ回路と、
    前記モータ相巻線と前記DC電源との間の前記電流経路の外部に、前記モータ相巻線からAC電力を受信する他の少なくとも1つの電力スイッチを備え、前記回路の前記半分のモータ相巻線と前記回路の前記他の半分のモータ相巻線との間に電気的に接続された第2段の電力スイッチ回路と、
    前記DC電源に接続されて、前記少なくとも1つの電力スイッチ又は前記他の少なくとも1つの電力スイッチがオンしているときに前記DC電源が崩壊するのを防止する、少なくとも1つの非崩壊DC電源部品と、
    を備える、回路。
  2. 前記第1段の電力スイッチ回路及び前記第2段の電力スイッチ回路を制御するためのモータコントローラであって、
    (i)前記回路の前記半分のモータ相巻線と、前記回路の前記他の半分のモータ相巻線との間と、
    (ii)前記回路の前記半分のモータ相巻線を形成する前記少なくとも2つの相巻線の間及び前記回路の前記他の半分のモータ相巻線を形成する前記他の少なくとも2つの相巻線の間と
    の少なくとも一つに電気的に接続されたモータコントローラをさらに備える、請求項1に記載の回路。
  3. 前記モータコントローラは、
    前記第1段の電力スイッチ回路を制御する第1段のモータコントローラと、
    前記第2段の電力スイッチ回路を制御する第2段のモータコントローラと、
    を含む、請求項2に記載の回路。
  4. 前記モータコントローラは、前記モータが同期速度に達したときに、前記第1段の電力スイッチ回路をオフし、前記第2段の電力スイッチ回路をオンする、請求項2に記載の回路。
  5. 前記第2段の電力スイッチ回路がオンしたときに、前記回路の前記他の半分のモータ相巻線を形成する前記他の少なくとも2つの相巻線が活性化する、請求項4に記載の回路。
  6. 前記第1段の電力スイッチ回路は、少なくとも2つの外側のモータ相巻線を活性化する、請求項2に記載の回路。
  7. 前記第2段の電力スイッチ回路は、少なくとも2つの内側のモータ相巻線を活性化する、請求項2に記載の回路。
  8. 前記少なくとも1つの非崩壊DC電源部品が、
    前記モータ相巻線と前記電力スイッチ回路との間の1つ以上の抵抗器と、
    前記モータ相巻線と前記電力スイッチ回路との間の1つ以上のツェナーダイオードと、
    のうちの少なくとも1つを備える、請求項1に記載の回路。
  9. 前記少なくとも1つの非崩壊DC電源部品が、前記DC電源に電気的に接続された少なくとも2つの外側のモータ相巻線のうちの少なくとも1つからの少なくとも1つのタップを備え、前記AC電力を前記DC電源に供給して前記電力スイッチ回路をバイパスする、請求項1に記載の回路。
  10. 前記少なくとも1つの非崩壊DC電源部品が、少なくとも2つの外側のモータ相巻線のうちの少なくとも1つに対して巻回され且つ前記DC電源に電気的に接続された少なくとも1つの二次相コイル巻線を備え、前記AC電力を前記DC電源に供給して前記電力スイッチ回路をバイパスする、請求項1に記載の回路。
  11. 前記第1段の電力スイッチ回路が、前記少なくとも1つの電力スイッチと並列に電圧レギュレータを備え、前記少なくとも1つの電力スイッチがオン及びオフのときに前記電圧レギュレータを介して電流が流れる、請求項1に記載の回路。
  12. さらに、前記モータを備え、前記モータが、同期速度で、同期速度未満で、及び同期速度超で動作することができる、請求項1に記載の回路。
  13. 前記少なくとも1つの非崩壊DC電源部品が、
    サイクルの第1の部分の間の前記少なくとも1つの電力スイッチがオンのときに前記DC電源が崩壊するのを防止するための第1の非崩壊DC電源部品と、
    前記サイクルの第2の部分の間の前記少なくとも1つの電力スイッチがオンのときに前記DC電源が崩壊するのを防止するための第2の非崩壊DC電源部品と、
    を含む、請求項1に記載の回路。
  14. 前記第1及び第2の非崩壊DC電源部品が、それぞれ、外側のモータ相巻線からのタップを備え、前記DC電源に電気的に接続されて、前記外側のモータ相巻線から交流(AC)電力を受信し且つ前記AC電力を前記DC電源に供給して前記電力スイッチ回路をバイパスする、請求項8に記載の回路。
  15. 前記第1及び第2の非崩壊DC電源部品が、それぞれ、外側のモータ相巻線からの交流(AC)電力を受信し且つ前記AC電力を前記DC電源に供給して前記電力スイッチ回路をバイパスするように、前記外側のモータ相巻線に対して巻回され且つ前記DC電源に電気的に接続された二次相コイル巻線を備える、請求項8に記載の回路。
  16. モータの回路のための方法であって、
    前記回路のモータ相巻線の半分を形成する少なくとも2つの相巻線と、前記回路のモータ相巻線の他の半分を形成する他の少なくとも2つの相巻線とを提供することと、
    前記回路の前記半分のモータ相巻線と、前記回路の前記他の半分のモータ相巻線との間に直流(DC)電源を接続して、前記DC電源が前記モータ相巻線のうちの1つ以上から伝送された交流(AC)電力を受信して前記AC電力をDC電力に変換することと、
    第1段の電力スイッチ回路を、前記回路の前記半分のモータ相巻線を形成する前記少なくとも2つの相巻線の間及び前記回路の前記他の半分のモータ相巻線を形成する前記他の少なくとも2つの相巻線の間に、電気的に接続し、前記第1段の電力スイッチ回路が、前記モータ相巻線と前記DC電源との間の電流経路の外部に少なくとも1つの電力スイッチを備えることと、
    第2段の電力スイッチ回路を、前記回路の前記半分のモータ相巻線と前記回路の前記他の半分のモータ相巻線との間に、電気的に接続し、前記第2段の電力スイッチ回路が、前記モータ相巻線と前記DC電源との間の前記電流経路の外部に、前記モータ相巻線からAC電力を受信する他の少なくとも1つの電力スイッチを備えることと、
    少なくとも1つの非崩壊DC電源部品を前記DC電源に接続して、前記少なくとも1つの電力スイッチ又は前記他の少なくとも1つの電力スイッチがオンしているときに前記DC電源が崩壊するのを防止することと、
    を含む、方法。
  17. 前記第1段の電力スイッチ回路及び前記第2段の電力スイッチ回路を制御するためのモータコントローラを、
    (i)前記回路の前記半分のモータ相巻線と、前記回路の前記他の半分のモータ相巻線との間と、
    (ii)前記回路の前記半分のモータ相巻線を形成する前記少なくとも2つの相巻線の間及び前記回路の前記他の半分のモータ相巻線を形成する前記他の少なくとも2つの相巻線の間と
    のうちの少なくとも1つに電気的に接続することをさらに含む、請求項16に記載の方法。
  18. モータ用の回路であって、
    前記回路のモータ相巻線の半分を形成する2つの相巻線と、前記回路の前記モータ相巻線の他の半分を形成する他の2つの相巻線と、
    前記回路の前記半分のモータ相巻線と、前記回路の前記他の半分のモータ相巻線との間にあり、前記モータ相巻線のうちの1つ以上から伝送された交流(AC)電力を受信して前記AC電力をDC電力に変換する直流(DC)電源と、
    前記モータ相巻線と前記DC電源との間の電流経路の外部に少なくとも1つの電力スイッチを備え、前記回路の前記半分のモータ相巻線を形成する2つの相巻線の間及び前記回路の前記他の半分のモータ相巻線を形成する他の2つの相巻線の間に電気的に接続された第1段の電力スイッチ回路であって、前記第1段の電力スイッチ回路は、2つの外側相巻線を活性化し、電流を前記2つの外側相巻線に流す、第1段の電力スイッチ回路と、
    前記モータ相巻線と前記DC電源との間の前記電流経路の外部に、前記モータ相巻線からAC電力を受信する他の少なくとも1つの電力スイッチを備え、前記回路の前記半分のモータ相巻線と前記回路の前記他の半分のモータ相巻線との間に電気的に接続された第2段の電力スイッチ回路であって、前記第2段の電力スイッチ回路は、4つ全ての相巻線を活性化し、電流を前記4つ全ての相巻線に流す、第2段の電力スイッチ回路と、
    前記DC電源に接続されて、前記少なくとも1つの電力スイッチ又は前記他の少なくとも1つの電力スイッチがオンしているときに前記DC電源が崩壊するのを防止する、少なくとも1つの非崩壊DC電源部品と、
    を備える、回路。
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