JP6682660B2 - ダウンリンク信号処理方法、装置および基地局 - Google Patents

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Description

本願は通信技術分野に関し、例えば、ダウンリンク信号処理方法、装置および基地局に関する。
無線通信技術の発展に従って、異なる分野、異なるシーンで非常に高い転送速率が必要とされているが、ある特別なシーン、例えば、高速シーン、ルートシーン等では周波数同期の問題に対する要求が高くなっている。中心周波数が低い場合、速度によるドップラーオフセットの影響はLTE技術に大きなチャレンジをもたらすに足らない。しかし、中心周波数が比較的高いかまたは非常に高い場合、高速シーン下のドップラーオフセットの問題はシステム機能に深刻な影響をもたらし、例えば、如何に周波数オフセット推定を解決するかという問題に巨大なチャレンジをもたらす。
また、関連技術においては、高速セルを頻繁に切り替えることを回避するために、通常超セルのネットワークモードを採用する。しかし、こうすれば、ダウンリンクの機能に大きな影響を与え、例えば、端末で少なくとも2つの異なるDOAの信号を受信する。2つの信号により生じたドップラーオフセットの差異のため、重畳後、信号電力が激減する現象が生じてダウンリンク機能の悪化を招いてしまう。
この問題に対し、一部の資料または業界が通常採用する方法は、周波数オフセット予補償を行うというものである。しかし、如何に予補償を行うかについては、有効な方法が提出されておらず、例えば、マルチUEについて有効な解決案は提出されていない。
該公開はダウンリンク信号処理方法、装置および基地局を提供し、関連技術において複数のダウンリンク信号間に大きな周波数オフセット差異が存在し易く、重畳後、信号電力が激減するという問題を解決する。
上記技術課題を解決するために、該公開実施の形態は、
周波数オフセット予補償指示を端末パラメータに基づいて得ることと、
前記周波数オフセット予補償指示を基地局ダウンリンク物理層に送信することで、前記基地局ダウンリンク物理層が、対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を前記周波数オフセット予補償指示に基づいて開始または停止するようにすること、
を含むダウンリンク信号処理方法を提供する。
該公開は、
周波数オフセット予補償指示を端末パラメータに基づいて得るように配置された第1の処理モジュールと、
前記周波数オフセット予補償指示を基地局ダウンリンク物理層に送信することで、前記基地局ダウンリンク物理層が、対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を前記周波数オフセット予補償指示に基づいて開始または停止するようにするように配置された第2の処理モジュールと、
を備えるダウンリンク信号処理装置をさらに提供する。
該公開は、上記ダウンリンク信号処理装置を含む基地局をさらに提供する。
該公開は、基地局上位層から送信された周波数オフセット予補償指示を受信することと、
対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を、前記周波数オフセット予補償指示に基づいて開始または停止することと、
を含むダウンリンク信号処理方法をさらに提供する。
該公開は、
基地局上位層から送信された周波数オフセット予補償指示を受信するように配置された第1の受信モジュールと、
対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を、前記周波数オフセット予補償指示に基づいて開始または停止するように配置された第3の処理モジュールと、
を備えるダウンリンク信号処理装置をさらに提供する。
該公開は、上記ダウンリンク信号処理装置を含む基地局をさらに提供する。
該公開実施の形態は、上記方法を実行するコンピュータ実行可能な指令を記憶する非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。
該公開実施の形態は、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサと通信接続されたメモリと、
を備える電子機器であって、
前記メモリは、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されることができる指令を記憶し、前記指令は前記少なくとも1つのプロセッサによって実行され、これにより前記少なくとも1つのプロセッサが上記方法を実行するようにする電子機器(例えば基地局)をさらに提供する。
該公開における上記技術案の有益な効果は以下通りである。
上記技術案においては、前記ダウンリンク信号処理方法は、周波数オフセット予補償指示を端末パラメータに基づいて得、周波数オフセット予補償指示を基地局ダウンリンク物理層に送信することで、基地局ダウンリンク物理層が、対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を周波数オフセット予補償指示に基づいて開始または停止するようにする、ということにより、ダウンリンクデータに対し周波数オフセット補正を速やかかつ効果的に行うことができ、これはシングル端末シーンに適用されるのみならず、マルチ端末シーンにも適用され、関連技術において複数のダウンリンク信号間に大きな周波数オフセット差異が存在し易く、重畳後、信号電力が激減する、という問題を解決した。
図面1は該公開の実施の形態1におけるダウンリンク信号処理方法のフロー模式図である。 図面2は該公開の実施の形態2におけるダウンリンク信号処理方法のフロー模式図である。 図面3は該公開の実施の形態を応用したダウンリンク信号処理方法のフロー模式図である。 図面4は該公開の実施の形態3におけるダウンリンク信号処理装置の構造模式図である。 図面5は該公開の実施の形態4におけるダウンリンク信号処理装置の構造模式図である。 図面6は該公開の実施の形態における電子機器の構造模式図である。
該公開が解決しようとする技術課題、技術案と長所をより明瞭にするために、以下、図面および実施の形態を組み合わせて詳しく記述する。
該公開は関連技術において複数のダウンリンク信号間に大きな周波数オフセット差異が存在し易く、重畳後信号電力が激減する、という問題に対し、複数の解決案を以下のように提供する。
実施の形態1
図面1に示すように、該公開実施の形態1が提供するダウンリンク信号処理方法は、
周波数オフセット予補償指示を端末パラメータに基づいて得るステップ11と、
前記周波数オフセット予補償指示を基地局ダウンリンク物理層に送信することで、前記基地局ダウンリンク物理層が、対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を前記周波数オフセット予補償指示に基づいて開始または停止するようにするステップ12、
を含む。
該公開実施の形態1が提供した前記ダウンリンク信号処理方法は、周波数オフセット予補償指示を端末パラメータに基づいて得、前記周波数オフセット予補償指示を基地局ダウンリンク物理層に送信することで、前記基地局ダウンリンク物理層が、対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を前記周波数オフセット予補償指示に基づいて開始または停止するようにする、ということにより、ダウンリンクデータに対し周波数オフセット補正を速やかかつ効果的に行うことができ、これはシングル端末シーンに適用されるのみならず、マルチ端末シーンにも適用され、関連技術において複数のダウンリンク信号間に大きな周波数オフセット差異が存在し易く、重畳後、信号電力が激減する、という問題を解決した。
前記端末パラメータは端末周波数オフセット値或いは端末位置を含む。
前記周波数オフセット予補償指示が、前記基地局ダウンリンク物理層が前記周波数オフセット予補償指示に基づいて対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を開始するようにするのに用いられる場合、前記周波数オフセット予補償指示を基地局ダウンリンク物理層に送信する前記ステップは、前記基地局ダウンリンク物理層に周波数オフセット予補償値を送信することをさらに含むことができる。
周波数オフセット予補償値を前記基地局ダウンリンク物理層へ送信する前記ステップの前に、前記周波数オフセット予補償値を、端末周波数オフセット値、或いは端末周波数オフセット値と信号電力、或いは端末周波数オフセット値とSINRに基づいて算出し得るステップをさらに含むことができる。
そのうち、端末周波数オフセット値が一定時間内において報告した端末の端末周波数オフセット値である場合、得られた周波数オフセット予補償値は全てのアンテナ群に応用する。端末周波数オフセット値が一つのアンテナ群上の端末の端末周波数オフセット値に属する場合、得られた周波数オフセット予補償値はこのアンテナ群だけに応用する。
周波数オフセット予補償指示を端末パラメータに基づいて得る前記ステップは、
所属のアンテナ群から送信された対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を起動または停止するかどうかを、スケジューリング端末の端末周波数オフセット値に基づいて判断して、周波数オフセット予補償指示を得ること、或いは、当該端末へ送信したダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を起動または停止するかどうかを、同じ端末が保守する端末周波数オフセット値に基づいて判断して、周波数オフセット予補償指示を得ることを含むことができる。
つまり、端末周波数オフセット値に基づいて、(同じアンテナ群であれば)アンテナ群階級または(同じ端末であれば)端末階級の周波数オフセット予補償指示を得る。端末周波数オフセット値の大きさ或いは方向に応じて判断することができ、数の予め設けられた端末周波数オフセット値の大きさが、プリセット確率が閾値より大きいということを満たす場合、または数の予め設けられた端末周波数オフセット値の方向が、プリセット確率が同じ方向であるということを満たす場合、予補償を行うことを確定する。数の予め設けられた端末周波数オフセット値の大きさが、閾値より大きいということを満たさない場合、かつ、数の予め設けられた端末周波数オフセット値の方向が、プリセット確率が同じ方向であるということを満たさない場合、予補償は行わない。
或いは、アンテナ群上で端末周波数オフセット値を保守するかどうかを直接判断する。YESの場合、予補償を行う。NOの場合、予補償は行わない。
或いは、それぞれのアンテナ群における同じ端末の端末周波数オフセット値の絶対値に基づいて、プリセット確率が閾値より大きいということを満たす場合、当該端末へ送信したダウンリンク信号に対し予補償を行う。プリセット確率が閾値より大きいということを満たさない場合、予補償は行わない。
或いは、アンテナ群における端末の端末周波数オフセット値に基づいて、閾値より大きい場合、該アンテナ群において該端末へデータを送信するとき、予補償を行う。閾値より大きくない場合、予補償は行わない。
すれ違い(同じアンテナ群が保守する端末周波数オフセット値に大きな差異が存在するか、或いは方向が逆な現象、つまり、端末は同じ運動方向ではない)の場合を考慮して、所属のアンテナ群から送信された対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を起動または停止するかどうかを、スケジューリング端末の端末周波数オフセット値に基づいて判断して、周波数オフセット予補償指示を得る前記ステップの前に、同じアンテナ群の保守する端末周波数オフセット値が複数の端末に属するかどうか、また、それぞれの端末の前記端末周波数オフセット値間の差異が所定値を超えるかどうかを判断することをさらに含み、
YESの場合は、前記複数の端末をグループ分けするとともに、スケジューリング時に、同じダウンリンク・サブ・フレーム上で数の予め設けられた端末は同じ群に属するよう制御し、また、所属のアンテナ群から送信された対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を起動または停止するかどうかを、スケジューリング端末の端末周波数オフセット値に基づいて判断して、周波数オフセット予補償指示を得ること、
NOの場合は、所属のアンテナ群から送信された対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を起動または停止するかどうかを、スケジューリング端末の端末周波数オフセット値に基づいて判断して、周波数オフセット予補償指示を得るステップを直接実行する。
そのうち、分類方式は、同じ群端末の周波数オフセット値の差異が一定のゲートより小さいか、或いは同じ群端末の周波数オフセット値が同じ方向にあるか、ということである。
該公開実施の形態は別の判断方式をさらに提供し、周波数オフセット予補償指示を端末パラメータに基づいて得る前記ステップは、所属のアンテナ群から送信された対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を起動または停止するかどうかを、端末位置に基づいて判断して、周波数オフセット予補償指示を得ることを含む。
そのうち、端末位置は端末ライブポジションである。
詳しくは、端末が報告したロスまたは信号の質等の測定情報、或いは、端末が保守する測定情報に基づいて端末の位置状態を判断することができ、遠点位置状態にある端末割合が閾値より大きい場合、予補償を行い、遠点位置状態にある端末割合が閾値より大きくない場合、予補償は行わない。
端末の位置が確定されない場合、当該端末を遠点位置状態にある端末と看做す。
実施の形態2
図面2に示すように、該公開実施の形態2が提供するダウンリンク信号処理方法は、
基地局上位層から送信された周波数オフセット予補償指示を受信するステップ21と、
対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を、前記周波数オフセット予補償指示に基づいて開始または停止するステップ22と、を含む。
該公開実施の形態2が提供した前記ダウンリンク信号処理方法は、基地局上位層から送信された周波数オフセット予補償指示を受信し、対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を、前記周波数オフセット予補償指示に基づいて開始または停止する、ということにより、ダウンリンクデータに対し周波数オフセット補正を速やかかつ効果的に行うことができ、これはシングル端末シーンに適用されるのみならず、マルチ端末シーンにも適用され、関連技術において複数のダウンリンク信号間に大きな周波数オフセット差異が存在し易く、重畳後、信号電力が激減する、という問題を解決した。
そのうち、周波数オフセット補正を行う周波数オフセット予補償値の出所には2種類あってもよい。
1つ目は、前記周波数オフセット予補償指示が、対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を開始するよう指示するのに用いられる場合、基地局上位層から送信された周波数オフセット予補償指示を受信する前記ステップは、前記基地局上位層から送信された周波数オフセット予補償値を受信することをさらに含み、
対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を、前記周波数オフセット予補償指示に基づいて開始または停止する前記ステップは、対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を、前記周波数オフセット予補償指示および前記周波数オフセット予補償値に基づいて開始することを含む。
2つ目は、前記基地局上位層から送信された周波数オフセット予補償指示を受信した後、
前記周波数オフセット予補償値を、端末周波数オフセット値、或いは端末周波数オフセット値と信号電力、或いは端末周波数オフセット値とSINRに基づいて算出し得ることをさらに含み、
前記周波数オフセット予補償指示に基づいて対応するダウンリンク信号に対し周波数オフセット補正を行う前記ステップは、対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を、前記周波数オフセット予補償指示および前記周波数オフセット予補償値に基づいて開始することを含む。
対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を、前記周波数オフセット予補償指示に基づいて開始または停止する前記ステップは、前記周波数オフセット予補償指示に基づいて、対応スケジューリング端末へ同じアンテナ群が送信したダウンリンク信号に対し、時間領域または周波数領域の周波数オフセット補正を行うこと、または、前記周波数オフセット予補償指示に基づいて、同じスケジューリング端末へ送信したダウンリンク信号に対し、時間領域または周波数領域の周波数オフセット補正を行うことを含むことができる。
そのうち、対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を、前記周波数オフセット予補償指示に基づいて開始または停止する前記ステップは、対応するダウンリンク信号に対する周波数領域の周波数オフセット補正を、前記周波数オフセット予補償指示に基づいて開始することを含み、かつ、下記算出式を用いる。
Figure 0006682660
以下、基地局上位層と基地局ダウンリンク物理層を組み合わせて該公開実施の形態の提供するダウンリンク信号処理方法について説明する。
該公開実施の形態が提供する技術案に基地局側が保守する履歴周波数オフセット値を組み合わせて、ダウンリンク送信端のデータに対し周波数オフセット補正を行い、複数のダウンリンク信号間に大きな周波数オフセット差異が存在し易く、重畳後信号電力が激減する、という現象を回避する。
ステップ1:(基地局)上位層はアップリンク活性化させた全てのアンテナ群CP上で保守する履歴周波数オフセット値を用いて、ダウンリンク周波数オフセット予補償を起動するかどうかを判定し、最終的にダウンリンクPHY(基地局ダウンリンク物理層)へ判定結果の標識を送信する。
判定方法は各CP毎に対し判定するというものであり、連続するN個のアップリンク・サブ・フレームの保守する有效な(所定条件を満たし、信頼できるものであって、例えば、信号の質SRがある閾値より大きいもの)周波数オフセット値の大きさを用いて判定することができ、保守するユーザーの周波数オフセット値の絶対値が一定の確率でmHzよりも大きいことを満たす場合、ダウンリンク周波数オフセット予補償を起動し、一定の確率でmHzよりも大きいことを満たさない場合、周波数オフセット予補償はせず、アップリンク統計窓を、連続するN個のアップリンク・サブ・フレーム上で保守する周波数オフセットの実効値が上記判定条件を満たすまでスライドし続ける。そのうち、Nの値は1より大きい正整数、mの値は任意の正数または0である。
連続するN個のアップリンク・サブ・フレームの保守する有效周波数オフセット値の方向を用いて判定することもでき、保守するユーザーの周波数オフセット値が一定の確率で同じ方向にあることを満たす場合、ダウンリンク予補償を起動し、一定の確率で同じ方向にあることを満たさない場合、周波数オフセット予補償はせず、アップリンク統計窓を、条件を満たすまでスライドし続けてもよい。
周波数オフセット値の大きさおよび方向に注目せず、あるCP上で有効周波数オフセット値を保守さえすれば、該CPに対しダウンリンク周波数オフセット予補償を起動してもよい。
各ダウンリンク・サブ・フレーム上でスケジューリングされるユーザーが各CP上で保守する有效周波数オフセット値に基づいて判定することができ、1つの統計窓内でスケジューリングされるダウンリンク・ユーザーが各CP上で保守する有效周波数オフセット値に基づいて、保守するユーザー周波数オフセット値の絶対値が一定の確率でmHzよりも大きいことを満たす場合、ダウンリンク周波数オフセット予補償を起動し、一定の確率でmHzよりも大きいことを満たさない場合、周波数オフセット予補償はせず、アップリンク統計窓を、連続するN個のアップリンク・サブ・フレーム上で保守する周波数オフセットの実効値が上記判定条件を満たすまでスライドし続けてもよい。
マルチユーザーについて、かつ全てのユーザーの保守する周波数オフセット値には、差異が比較的大きく、または方向が逆であるという現象が存在する。つまり、全てのユーザは同じ運動方向になく、この場合には、
CP階級の周波数オフセット予補償を採用する場合、ユーザースケジューリングの角度からダウンリンク予補償を如何に行うかという問題を解決することができる。つまり、同一のダウンリンク・サブ・フレーム上でスケジューリングされるユーザーの全部或いは大部分の周波数オフセット値の差異が小さく、或いは、方向が同じであるよう保証する。実現時に、異なるCP上で保守するユーザー周波数オフセット値に基づいてF類に分けることができ、分類方式は、同じ類別の周波数オフセット値の差異が一定のゲートより小さいか、或いは同じ類別のユーザー周波数オフセット値が同じ方向にあるということである。スケジューリングの角度から同じダウンリンク・サブ・フレーム上でスケジューリングするユーザーの周波数オフセットが一致することを保証することに関し、実現時には、このような状況があったときに活性化して周波数オフセットにより予スケジューリングを行う、という方式を採用することができ(CP階級すれ違いはスケジューリングにより解決して、同じTTI上の周波数オフセット値が同じ方向にありかつ且大きさがほとんど同じであることを保証する)、こうして、スケジューラが周波数オフセットの要素を長時間考慮することによる圧力を回避することができる(つまり、周波数オフセット要素を考慮してスケジューリングするのにイベントトリガを採用することができ、周波数オフセット要素を常に考慮してスケジューリングしてスケジューラの圧力を増やすことを回避する)。
UE階級を用いてダウンリンク周波数オフセット予補償を行う場合、予補償を活性化させるかどうかは、そのうちの1つのCP上で保守するユーザーの有效周波数オフセット値を監視することもできれば、各端末が各CP上で保守する有效周波数オフセット値を監視することもでき、各CP上で保守する周波数オフセット値がmHzよりも大きいことを満たすかどうかを判断する条件に基づいて、満たす場合には該CP上で該ユーザーがダウンリンクスケジューリングを行うときに該ユーザーに対するUE階級の周波数オフセット予補償を起動し、満たさない場合には周波数オフセット予補償を活性化させるまで監視し続ける。
UE階級の周波数オフセット予補償を採用するにあたり、非すれ違いシーン下のダウンリンク周波数オフセット予補償の問題を解決することができるのみならず、すれ違いシーン下の周波数オフセット予補償の問題を解決することもできる。UE階級の周波数オフセット予補償方法に関して、該方法は複雑度が高く、復調参照信号DMRSを用いて測定と復調を行うのに適する。CRS(Cell ReferenceSignal、セル参照信号)を用いてサブバンド/フル帯域幅の測定および復調を行う場合、端末がサブバンドの方法を採用すると影響が小さいが、フル帯域幅の測定方法を採用すると影響が大きい。しかし、本公開はUE階級予補償に対しCRSを用いて復調と測定を行うことを制限せず、端末がDMRSを用いて復調するとも限定しない。
非すれ違いシーン下でダウンリンク周波数オフセット予補償を行うことだけを考慮する場合、上記判定を行う過程において周波数オフセットの方向性を考慮する必要があり、つまり、周波数オフセット値がある方向にあることが占める割合が一定値より大きく、かつ絶対値がmHzよりも大きいという条件が満たされる場合、周波数オフセット予補償を行う。或いは、スケジューリングされるユーザーの周波数オフセット値間の差分値が一定の閾値より小さい場合、周波数オフセット予補償を起動する。
すれ違いシーン下の周波数オフセット予補償を考慮すると、正常にスケジューリングする場合は同一のダウンリンク・サブ・フレーム上でスケジューリングされるユーザーは異なる方向上の二つの列車からのユーザの可能性があることを考慮して、この時に周波数オフセット予補償を行ったら、そのうちの1つの方向に偏ると別の方向のユーザーの状態の悪化を招く。よって、該公開は、すれ違いシーン下の周波数オフセット予補償案に関して、同じダウンリンク・サブ・フレーム上でスケジューリングされるユーザーの周波数オフセット値は同じ方向における周波数オフセット値であるか、または、スケジューリングされる大部分のユーザー間の周波数オフセット値の差異が小さいことを考慮し、そして、各ダウンリンク・サブ・フレーム上でスケジューリングされるユーザーが保守する周波数オフセット値を用いて予補償値を算出する。無論、ダウンリンク・ユーザーがスケジューリングする制限(スケジューリング時に周波数オフセット値の方向と大きさを制限する)はすれ違いシーン下の周波数オフセット処理方法のみに対するものであってよく、すれ違うかどうかを区別せずに、各TTI上でスケジューリングさするユーザーの周波数オフセット値差異が小さいことを保証してもよい。
ダウンリンク周波数オフセット予補償を活性化させるかどうかという判定条件に関して、該公開は、UEの位置を判定することで周波数オフセット予補償を活性化させる、という別の方法を提出し、つまり、UEが近点にある時に周波数オフセット予補償を行わず、中遠点にある時に周波数オフセット予補償を行うということである。UE位置の判定方法に至っては、ロス或いは、信号の質等の測定情報により判定することができる。マルチUEの場合では、一定の時間窓内でUEが報告した有效な測定情報を統計することで、近中遠における全てのUEの分布状況を判定することができる。近点のユーザー数が一定の割合より大きい場合、ダウンリンク周波数オフセット予補償を活性化させず、近点のユーザー数が一定の割合より大きくない場合、ダウンリンク周波数オフセット予補償を活性化させる。
毎回ダウンリンク・サブ・フレーム上でスケジューリングする、UEが保守する有效測定情報を用いてUE位置状態の判定を行い、近点のユーザー数が一定の割合より大きい場合、ダウンリンク周波数オフセット予補償を活性化させず、近点のユーザー数が一定の割合より大きくない場合、ダウンリンク周波数オフセット予補償を活性化させてもよい。統計されたUEに有効でない測定情報が存在する場合、これらUEはブレ状態として処理され、つまり、UEの位置が確定されないが、活性化させるかどうかの判决に参与する(保守処理し、遠点とする)。
あるCP上でダウンリンク周波数オフセット予補償を活性化させた場合、補償過程において統計窓をリアルタイムで統計し、ダウンリンク周波数オフセット予補償を活性化させる条件を満たさない場合、該CP上で周波数オフセット予補償を停止する。周波数オフセット予補償を停止する検出窓はダウンリンク予補償を活性化させる窗の大きさと一致しても一致しなくてもよい。ダウンリンク周波数オフセット予補償を停止するかどうかに関して、周期的に判定する方法、つまり、ダウンリンク周波数オフセット予補償を停止する必要があるかどうかを、報告した測定情報或いは、当時点でのダウンリンク・サブ・フレームのスケジューリングするUEの保守する周波数オフセット情報等により周期的に判定する方法を用いることもできる。リアルタイムで監視する方法を用いることもでき、つまり、報告した測定情報があるか、或いは、ダウンリンクスケジューリングがある時、活性化条件或いは停止条件を満たすかどうかを判定する。そのうち、停止条件は活性化条件とは逆であり、或いは厳しく(1つのサブフレームまたは窓が条件を満たさないと停止する)、或いは緩やかである。
ステップ2:ダウンリンクPHYがダウンリンク周波数オフセット予補償を活性化させる標識を受信する場合、ダウンリンク周波数オフセット予補償値を算出するとともに、ダウンリンク送信したデータに対し周波数オフセット補正を補償値を用いて行う、ということであって良い。つまり、ダウンリンクPHYは上位層の送信したダウンリンク周波数オフセット予補償値を直接受信するとともに、ダウンリンク送信したデータに対し周波数オフセット補正を補償値を用いて行うということであってもよい。補償方法はUE階級を用いて補償を行うこともできれば、CP階級を用いて補償を行うこともできる。
UE階級の周波数オフセット予補償を用いる場合、送信端でUEが占める資源上のデータ(パイロットデータを含む)に対し、該UEが保守する周波数オフセットを用いて周波数オフセット予補償を行い、該技術案はUE階級参考信号DMRS(Demodulation Reference Signal,復調参照信号)を用いて復調することに対するものであっても良い。ダウンリンクがセル参照信号CRS(Cell-specificRS、セル専用パイロット)を用いて復調する場合、該方法を用いることを提案しないが、該公開は、CRSを用いて復調することを制限するわけではない。CRSを用いて復調する場合、UEが占める資源上のデータおよびパイロット(CRS) のみに対し補償を行うこともできれば、UEが占める資源上のデータおよび帯域幅全体のCRSに対し補償を行うこともできる。UE階級の周波数オフセット補償方法は時間領域補償方法を用いることもできれば、周波数領域補償方法を用いることもできる。
CP階級の周波数オフセット予補償を採用する場合、各CPのダウンリンク送信データに対し全体的に周波数オフセット補正を行うことができ、つまり、送信端で周波数オフセット補償を行い、該CP上で送信した全てのユーザーのダウンリンクデータに1つの周波数オフセット値を補償するということであり、補償方法は時間領域補償方法を用いることもできれば、周波数領域補償方法を用いることもできる。
本ステップにおけるCP階級の周波数オフセット予補償値の算出は以下の過程に関する。
Figure 0006682660
このほか、補償値を算出するとき、上記の算出方式以外に、信号電力Ps或いは、SINR(信号対干渉及び雑音比:Signal to Interference and Noise Ratio)に対し加重平均処理を行う方式で予補償値を算出することをさらに考慮することができ、つまり、CPにおいて各ユーザーが保守する最新の、かつ有効な測定情報、即ち、Ps或いは、SINRを用いて補償することで算出する。SINR加重平均の方式を用いて算出する方法は以下通りである。
Figure 0006682660
採用するのがCP階級補償である場合、直近の連続するM個のアップリンク・サブ・フレーム(1つのアップリンクバンドの複数のダウンリンク)上で報告した有效な周波数オフセット値を用いて、直近の全てのダウンリンク・サブ・フレームにおける予補償値を算出することができ(一定時間内のユーザーに基づいて算出して、全てのダウンリンク・サブ・フレームの補償値を得る)、各ダウンリンク・サブ・フレーム上でスケジューリングするユーザーが保守する周波数オフセット値を用いて該ダウンリンク・サブ・フレーム上で補償された周波数オフセット値を算出することもできる(各ダウンリンク・サブ・フレームの補償値を算出する)。どのような方法を用いるかは、本公開において制限しないが、いずれも該公開の請求範囲にある。
ステップ3:ダウンリンクPHYは、ダウンリンクデータに対し周波数オフセット補正を行うかどうかを、上位層から送信した周波数オフセット予補償の標識に基づいて決定する。ダウンリンク周波数オフセット補正を行う必要があると上位層が指示する場合、算出或いは、受信した各ダウンリンク・サブ・フレームの補償周波数オフセット値を用いて、ダウンリンク送信データに対し周波数オフセット補正を行う。送信した予補償の標識は、CP階級であってもよく、UE階級であってもよく、或いは、CP階級とUE階級を同時に区別できる標識であってもよい。送信した予補償値は、各ダウンリンクスケジューリングUEの予補償値であってもよく、該CP上の周波数オフセット予補償値であってもよい。
CP階級の周波数オフセット予補償を採用する場合、シングルUEかそれともマルチUEかにかかわらず、各CPがダウンリンク送信した時間領域データは1つの周波数オフセット値を用いて予補償を行う。UE階級の周波数オフセット予補償を採用する場合、各UEが占める資源或いは、一部のUEが占める資源上のデータに対し同一の周波数オフセット値を補償し、補償されたデータは、補償ユーザーが占める資源におけるデータとパイロットデータを含む。パイロットデータを如何に補償するかについては、端末がDMRSを用いて測定と復調を行う場合、補償ユーザーが占める資源ブロック上のDMRSデータに対し補償を行えば良い。端末がCRSを用いて測定と復調を行う場合、補償ユーザーが占める資源ブロック上のCRSのみに対し補償を行うことも、帯域幅全体上のCRSに対し補償を行うこともできる。補償方法は時間領域補償を採用することもできれば、周波数領域補償を採用することもできる。該公開は時間領域補償方法を例として記述する。補償モジュールの入力データが周波数領域データである場合、IFFT変換(離散逆フーリエ変換)の時間領域を利用し、そして、算出し得た周波数オフセット値を用いて時間領域データに対し周波数オフセット補正を行う。その補償方法は以下の通りである。
Figure 0006682660
UE階級の周波数オフセット予補償については、周波数領域の補償方法、つまり、周波数領域において各ユーザーのデータ(パイロットとデータを含む)に対し予補償を行い、最後に、補償済の全てのユーザーの周波数領域データを時間領域に変換し空中インターフェースにより送信する、ということを採用することができる。各ユーザーの領域資源における非本ユーザーのデータ資源に対しクリア処理を行い、そして時間領域に変換し、時間領域予補償の方法を用いて該UEに対し周波数オフセット補正を行い、最後に、全ての補正後のユーザー時間領域データを重畳して空中インターフェースにより送信することもできる。
つまり、UE階級補償に関して、時間領域補償方法を採用する場合、非本ユーザーの資源ブロック上のデータに対しクリア処理を行い(フル帯域幅のCRSパイロットデータ補償を考慮する場合、帯域幅全体上のCRSデータを保留する必要がある。フル帯域幅のCRSパイロットデータ予補償を考慮しない場合、対応する資源ブロック上のCRSパイロットデータのみを保留する)、そして、処理したデータに対しIFFT変換を行い、時間領域に変換し、時間領域補償の式を用いて該UEのデータに対し時間領域周波数オフセット予補償を行う。補償後のUEデータは周波数領域に変換することもできれば、全ての補償後のUEの時間領域データを重畳して全てのUEの1つの時間領域データを得ることもできる。
周波数領域において周波数オフセット予補償を行う場合、符号でUEを区別するか、或いは全てのUE(CP階級補償)に対し補償を行う。また、フィルタを用いて周波数領域に対しスライドフィルタリングを行うことができ、以下のように示すことができる。
Figure 0006682660
端末位置を用いて予補償を行う必要があるかどうかを判断することを例として、該公開実施の形態が提供したダウンリンク信号処理方法は図面3に示すフローであってよい。
これは、アップリンク各遠端ラフモジュールRRU上で保守する測定情報を監視するステップ31と、
ダウンリンク周波数オフセット予補償を活性化するかどうかを、検出窓内の測定情報に基づいて判定し、NOの場合、ステップ33へ移行し、YESの場合、ステップ34へ移行するステップ32と、
検出窓をスライドし続けて、ダウンリンク周波数オフセット予補償を活性化させるかどうかを判定し、NOの場合、本ステップを改めて実行し、YESの場合、ステップ34へ移行するステップ33と、
ダウンリンク周波数オフセット予補償値を算出するステップ34と、
予補償指令および予補償値を送信するステップ35と、
ダウンリンクPHYは活性化させたRRUの上送信端のデータに対し時間領域において予補償を行うステップ36と、
検出窓をスライドし続けて、ダウンリンク予補償を終了させるかどうかを判定し、YESの場合、ステップ33へ戻り、NOの場合、ステップ34へ戻るステップ37と、
を含む。
以上から分かるように、該公開実施の形態で提供された技術案を採用することで、端末の周波数オフセット許容能力に対する要求を低減することができ、ダウンリンクが異なるDOA(Direction of Arrival)の信号を重畳した後に悪化するという問題を解決することができ、これによりアップリンク・ダウンリンクの信号の質およびリンクの安定性を向上させる。
以下、該公開実施の形態が提供したダウンリンク信号処理方法について例を挙げて説明する。
CP階級補償を例として説明し、すれ違いシーンと非すれ違いシーンを区別する。
例1:非すれ違いシーン
ステップ1:MAC(媒体アクセス制御、Medium Access Control)はそれぞれ各CP上で保守する全てのUEが報告した周波数オフセット値を監視し、監視窓の大きさはN個のアップリンク・サブ・フレーム或いは、Tms内で報告した有效周波数オフセット値である。監視窓内の周波数オフセット値である場合、90%の周波数オフセット値が正方向または負方向にあることを満たし、かつ同じ方向における周波数オフセット値が何れもmHzよりも大きい場合、ダウンリンク周波数オフセット予補償を起動する。90%の周波数オフセット値が正方向または負方向にあることを満たさないか、或いは、同じ方向における周波数オフセット値には、mHzよりも大きくない周波数オフセット値がある場合、監視し続けて、監視窓または時間窓を、ダウンリンク予補償を活性化させる条件を満たすまでスライドする。一定の時間を超えても周波数オフセット値を報告しなかった場合、監視窓または時間窓は改めてタイムカウントする。
Figure 0006682660
ステップ3:CMACはダウンリンク周波数オフセット予補償を活性化させる標識と予補償値とをダウンリンクPHYに送信する。ダウンリンクPHYはステップ2を用いて各CP上の周波数オフセット予補償値を算出し得て、ダウンリンク周波数オフセット予補償を行う。
Figure 0006682660
例2:すれ違いシーン
本応用例は、マルチユーザーがアクセスする状態で、全てのユーザーの周波数オフセットが同一の方向に傾かず、かつ差違が大きいという現象が存在する、ということを考慮する。よって、本応用例は、このようなシーンを以て該公開実施の形態がスケジューリングの方式でダウンリンク周波数オフセット予補償を如何に行うかについて述べる。スケジューリングは、同じTTI上でスケジューリングするダウンリンク・ユーザーの周波数オフセット値が少なくとも同一の方向に傾くか、或いは、同じTTIがスケジューリングするユーザーの周波数オフセット値の差違が非常に小さいことを保証する必要がある。ステップの記述は以下の通りである。
ステップ1:上位層は1つのスライド時間窓(窓の長さがTms)内において、そのうちの1つのCP上で報告した各ユーザーの有效周波数オフセット値を監視するか、或いは、全てのCP上で保守するユーザー有效周波数オフセット値を監視する。周波数オフセット値に基づいてユーザーをF類に区分し、本実施の形態は4類を例として説明する。そのうち、第1類のユーザーの周波数オフセット値は[-F1,F1]、即ち、周波数オフセットが0近傍である。第2類のユーザーの周波数オフセット値は[F1,F2]、第3類のユーザーの周波数オフセット値は[-F2,-F1]、第4類のユーザーは有效周波数オフセット値を保守しないユーザーである。
ステップ2:ダウンリンクスケジューラはステップ1におけるユーザー分類に基づいてダウンリンクスケジューリングを行い、かつ、同じダウンリンクサブフレーム上でスケジューリングするユーザーの中の90%が同じ類別に属することを保証する。条件が満たされない場合、ダウンリンク周波数オフセット予補償を行わず、時間窓を、条件を満たしてダウンリンク周波数オフセット予補償を活性化させるまでスライドし続ける。
Figure 0006682660
ステップ4:上位層は、ダウンリンク周波数オフセット予補償を活性化させる標識をダウンリンクPHYに送信し、ダウンリンクPHYは、この標識がダウンリンク周波数オフセット予補償を行うかどうかをリアルタイムで監視する。ダウンリンク周波数オフセット予補償を活性化させた場合、ステップ2を用いて各CP上の周波数オフセット予補償値を算出し得て、ダウンリンク周波数オフセット予補償を行う。
Figure 0006682660
該公開実施の形態が提供する技術案は直交周波数分割多重化OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)システムに適用可能である。
実施の形態3
図面4に示すように、該公開実施の形態3が提供するダウンリンク信号処理装置は、
周波数オフセット予補償指示を端末パラメータに基づいて得るように配置された第1の処理モジュール41と、
前記周波数オフセット予補償指示を基地局ダウンリンク物理層に送信することで、前記基地局ダウンリンク物理層が、対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を前記周波数オフセット予補償指示に基づいて開始または停止するようにするように配置された第2の処理モジュール42と、を備える。
該公開実施の形態3が提供した前記ダウンリンク信号処理装置は、周波数オフセット予補償指示を端末パラメータに基づいて得、周波数オフセット予補償指示を基地局ダウンリンク物理層に送信することで、基地局ダウンリンク物理層が、対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を前記周波数オフセット予補償指示に基づいて開始または停止するようにする、ということにより、ダウンリンクデータに対し周波数オフセット補正を速やかかつ効果的に行うことができ、これはシングル端末シーンに適用されるのみならず、マルチ端末シーンにも適用され、関連技術において複数のダウンリンク信号間に大きな周波数オフセット差異が存在し易く、重畳後、信号電力が激減する、という問題を解決した。
そのうち、前記端末パラメータは端末周波数オフセット値或いは端末位置を含む。
前記周波数オフセット予補償指示が、前記基地局ダウンリンク物理層が前記周波数オフセット予補償指示に基づいて対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を開始するようにするのに用いられる場合、前記ダウンリンク信号処理装置は、前記基地局ダウンリンク物理層へ周波数オフセット予補償値を送信するように配置された第1の送信モジュールをさらに備えても良い。
周波数オフセット予補償値を基地局ダウンリンク物理層へ送信する前記ステップの前に、前記周波数オフセット予補償値を、端末周波数オフセット値、或いは端末周波数オフセット値と信号電力、或いは端末周波数オフセット値とSINRに基づいて算出し得るように配置された第1の算出モジュールをさらに備えても良い。
そのうち、端末周波数オフセット値が一定時間内において報告した端末の端末周波数オフセット値である場合、得られた周波数オフセット予補償値は全てのアンテナ群に応用する。端末周波数オフセット値が一つのアンテナ群上の端末の端末周波数オフセット値に属する場合、得られた周波数オフセット予補償値はこのアンテナ群だけに応用する。
前記第1の処理モジュールは、所属のアンテナ群から送信された対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を起動または停止するかどうかを、スケジューリング端末の端末周波数オフセット値に基づいて判断して、周波数オフセット予補償指示を得るように配置された第1の処理サブモジュール、または、当該端末へ送信したダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を起動または停止するかどうかを、同じ端末が保守する端末周波数オフセット値に基づいて判断して、周波数オフセット予補償指示を得るように配置された第2の処理サブモジュールを備えても良い。
つまり、端末周波数オフセット値に基づいて(同じアンテナ群であれば)アンテナ群階級または(同じ端末であれば)端末階級の周波数オフセット予補償指示を得る。端末周波数オフセット値の大きさ或いは方向に応じて判断することができる。数の予め設けられた端末周波数オフセット値の大きさが、プリセット確率が閾値より大きいということを満たす場合、または数の予め設けられた端末周波数オフセット値の方向が、プリセット確率が同じ方向であるということを満たす場合、予補償を行うことを確定する。プリセット確率が閾値より大きいということを満たさない場合、かつ、数の予め設けられた端末周波数オフセット値の方向が、プリセット確率が同じ方向であるということを満たさない場合、予補償は行わない。
或いは、アンテナ群上で端末周波数オフセット値を保守しているかどうかを直接判断する。YESの場合、予補償を行う。NOの場合、予補償を行わない。
或いは、それぞれのアンテナ群における同じ端末の端末周波数オフセット値の絶対値に基づいて、プリセット確率が閾値より大きいということを満たす場合、当該端末へ送信したダウンリンク信号に対し予補償を行う。プリセット確率が閾値より大きいということを満たさない場合、予補償を行わない。
或いは、アンテナ群における端末の端末周波数オフセット値に基づいて、閾値より大きい場合、該アンテナ群において該端末へデータを送信するとき、予補償を行う。閾値より大きくない場合、予補償を行わない。
すれ違い(同じアンテナ群が保守する端末周波数オフセット値に大きな差異が存在する、或いは方向が逆な現象、つまり、端末は同じ運動方向ではない)の場合を考慮して、前記ダウンリンク信号処理装置は、同じアンテナ群の保守する端末周波数オフセット値が複数の端末に属するかどうか、また、それぞれの端末の前記端末周波数オフセット値間の差異が所定値を超えるかどうかを判断するように配置された第1の判断モジュールと、
YESの場合は、前記複数の端末をグループ分けするとともに、スケジューリング時に、同じダウンリンク・サブ・フレーム上で数の予め設けられた端末が同じ群に属するよう制御し、また、所属のアンテナ群から送信された対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を起動または停止するかどうかを、スケジューリング端末の端末周波数オフセット値に基づいて判断して、周波数オフセット予補償指示を得るように配置された第4の処理モジュールと、
NOの場合は、所属のアンテナ群から送信された対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を起動または停止するかどうかを、前記スケジューリング端末の端末周波数オフセット値に基づいて判断して、周波数オフセット予補償指示を得るステップを直接実行するように配置された実行モジュールと、
をさらに備える。
そのうち、分類方式は、同じ群端末の周波数オフセット値の差異が一定のゲートより小さいか、或いは同じ群端末の周波数オフセット値が同じ方向にあるか、ということである。
該公開実施の形態は別の判断方式をさらに提供し、前記第1の処理モジュールは、所属のアンテナ群から送信された対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を起動または停止するかどうかを、端末位置に基づいて判断して、周波数オフセット予補償指示を得るように配置された第3のサブモジュールを備える。
詳しくは、端末が報告した損失または信号の質等の測定情報、或いは、端末が保守する測定情報に基づいて端末の位置状態を判断することができる。遠点位置状態にある端末の割合が閾値より大きい場合、予補償を行う。遠点位置状態にある端末の割合が閾値より大きくない場合、予補償は行わない。
端末の位置が確定されない場合、当該端末を遠点位置状態にある端末と看做す。
そのうち、基地局上位層側のダウンリンク信号処理方法に関する前記実施の形態はいずれも該ダウンリンク信号処理装置の実施の形態に適用され、同じく同一の技術効果に達することができる。
上記技術課題を解決するために、該公開実施の形態は、上記ダウンリンク信号処理装置を備える基地局をさらに提供する。
実施の形態4
図面5に示すように、該公開実施の形態4が提供するダウンリンク信号処理装置は、
基地局上位層から送信された周波数オフセット予補償指示を受信するように配置された第1の受信モジュール51と、
対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を、前記周波数オフセット予補償指示に基づいて開始または停止するように配置された第3の処理モジュール52と、
を備える。
該公開実施の形態4が提供した前記ダウンリンク信号処理装置は、基地局上位層から送信された周波数オフセット予補償指示を受信することで、前記基地局ダウンリンク物理層が、対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を前記周波数オフセット予補償指示に基づいて開始または停止するようにし、ダウンリンクデータに対し周波数オフセット補正を速やかかつ効果的に行うことができ、これはシングル端末シーンに適用されるのみならず、マルチ端末シーンにも適用され、関連技術において複数のダウンリンク信号間に大きな周波数オフセット差異が存在し易く、重畳後、信号電力が激減する、という問題を解決した。
そのうち、周波数オフセット補正を行う周波数オフセット予補償値の出所には2種類あってもよい。
1つ目は、前記周波数オフセット予補償指示が、対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を開始するよう指示するのに用いられる場合、ダウンリンク信号処理装置は、前記基地局上位層から送信された周波数オフセット予補償指示を受信するように配置された第2の受信モジュールをさらに備え、
前記第3の処理モジュールは、対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を、前記周波数オフセット予補償指示および前記周波数オフセット予補償値に基づいて開始するように配置された第4の処理サブモジュールを備える。
2つ目は、前記ダウンリンク信号処理装置は、前記周波数オフセット予補償値を、端末周波数オフセット値、或いは端末周波数オフセット値と信号電力、或いは端末周波数オフセット値とSINRに基づいて算出し得るように配置された第2の算出モジュールをさらに備え、前記第3の処理モジュールは、対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を、前記周波数オフセット予補償指示および前記周波数オフセット予補償値に基づいて開始するように配置された第5の処理サブモジュールを備える。
前記第3の処理モジュールは、前記周波数オフセット予補償指示に基づいて、対応スケジューリング端末へ同じアンテナ群が送信したダウンリンク信号に対し、時間領域または周波数領域の周波数オフセット補正を行うように配置された第6の処理サブモジュール、または、
前記周波数オフセット予補償指示に基づいて、同じスケジューリング端末へ送信したダウンリンク信号に対し、時間領域または周波数領域の周波数オフセット補正を行うように配置された第7の処理サブモジュールを備えても良い。
Figure 0006682660
そのうち、基地局ダウンリンク物理層側のダウンリンク信号処理方法に関する前記実施の形態はいずれも該ダウンリンク信号処理装置の実施の形態に適用され、同じく同一の技術効果に達することができる。
上記技術課題を解決するために、該公開実施の形態は、実施の形態4に記載のダウンリンク信号処理装置を備える基地局をさらに提供し、実施の形態3に記載のダウンリンク信号処理装置をさらに備えてもよい。
そのうち、上記ダウンリンク信号処理装置の実現する前記実施の形態はいずれも該基地局の実施の形態に適用され、同じく同一の技術効果に達することができる。
実用において、上記の第1の処理モジュール、第2の処理モジュール、第1の送信モジュール、第1の算出モジュール、第1の処理サブモジュール、第2の処理サブモジュール、第1の判断モジュール、第4の処理モジュール、実行モジュール、第3の処理サブモジュール、および第2の算出モジュールはCPUによって実現することができる。無論、実際の状況に応じて他の機器によって実現することもできる。
上記の第1の受信モジュール、第3の処理モジュール、第2の受信モジュール、補償モジュール、第4の処理サブモジュール、第5の処理サブモジュール、第6の処理サブモジュール、第7の処理サブモジュール、および第8の処理サブモジュールはDSPによって実現することができる。無論、実際の状況に応じて他の機器によって実現することもできる。
該公開実施の形態は、上記何れか1項の実施の形態における方法を実行するコンピュータ実行可能な指令を記憶する非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。
該公開実施の形態は電子機器の構造模式図をさらに提供する。図面6を参照すれば、該電子機器は、
少なくとも1つのプロセッサ(processor)60(図面6では、1つのプロセッサ60を例とする)と、メモリ(memory)61とを備え、通信インターフェース(Communications Interface)62とバス63をさらに備えても良い。そのうち、プロセッサ60、通信インターフェース62、メモリ61はバス63を介して相互通信を行うことができる。通信インターフェース62は情報伝送に用いられることができる。プロセッサ60はメモリ61における論理指令を呼び出すことで上記実施の形態の方法を実行することができる。
また、上記メモリ61における論理指令はソフトウェア機能手段の形式を通じて実現することができるとともに独立の製品として販売または使用されるとき、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶することができる。
メモリ61はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体として、ソフトウェアプログラム、コンピュータ実行可能なプログラム、例えば、該公開実施の形態における方法に対応するプログラムコマンド/モジュールを記憶するのに用いることができる。プロセッサ60は、メモリ61に記憶されたソフトウェアプログラム、指令およびモジュールを作動させることにより、機能応用およびデータ処理を実行し、即ち、上記実施の形態におけるダウンリンク信号処理方法を実現する。
メモリ61は、操作システム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションを記憶可能なプログラム記憶エリアと、端末デバイスの使用に応じて作成されるデータ等を記憶可能なデータ記憶エリアとを備えても良い。このほか、メモリ61は高速ランダムアクセスメモリを備えても良く、不揮発性メモリを備えても良い。
該公開実施の形態の技術案は、コンピュータデバイス(パソコン、サーバ、或いは、ネットワークデバイス等であってもよい)に該公開実施の形態の前記方法の全部または一部のステップを実行させるための1つまたは複数の指令を含む、記憶媒体に記憶されたソフトウェア製品の形式で体現することができる。前記記憶媒体は、Uディスク、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ(ROM,Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM,Random Access Memory)、磁気ディスク或いは、光ディスク等の複数の種類の、プログラムコードを記憶可能な非一時的な記憶媒体であって良く、一時的な記憶媒体であっても良い。
該明細書に記述の複数の機能部品はいずれもモジュール/サブモジュールと称し、これによりその実現方式の独立性をより特に強調する。
該公開実施の形態においては、モジュール/サブモジュールは、各類型のプロセッサによって実行しやすいようにソフトウェアを用いて実現することができる。例えば、一つの識別される実行可能コードモジュールはコンピュータ指令の1つまたは複数の物理ブロックまたはロジックブロックを含んでも良く、例えば、オブジェクト、プロセスまたは関数として構築されることができる。こうであっても、モジュールを識別する実行可能コードは物理位置が同じである必要がなく、異なる位置に記憶された異なる指令を含むことができる。これら指令は論理的に一つのものとして組み合わせるとき、モジュールを構成しかつ該モジュールの機能を実現する。
実際には、実行可能コードモジュールはシングル指令または複数の指令であってもよく、かつ複数の異なるコード節上に分布し、異なるプログラムに分布し、また複数のメモリ機器を跨いで分布することができる。同様に、操作データはモジュール内で識別されることができ、かつ任意の適切な形式で実現しまた任意の適切な類型のデータ構造内に組織されることができる。前記操作データはシングルデータセットとして収集されることができ、或いは異なる位置に分布することができ(異なる記憶デバイスにあることを含む)、かつ少なくとも部分的に電子信号としてのみシステムまたはネットワークに存在することができる。
ソフトウェアを用いてモジュールを実現するとき、従来のハードウェアの技術レベルを考慮し、ソフトウェアで実現可能なモジュールは、コストを考慮しない場合に、当業者は対応するハードウェア回路を構築することで対応する機能を実現することができ、前記ハードウェア回路は、従来の超大規模集積(VLSI)回路或いは、ゲート・アレイおよび例えば、ロジック・チップ、トランジスタといった従来半導体、或いは他の個別素子を含むことができる。モジュールはプログラマブルハードウェアデバイス、例えばFPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)、PLA(プログラマブル・ロジック・アレイ)、PLD(プログラマブル・ロジック・デバイス)等を用いて実現することもできる。
以上が該公開の実施の形態である。当業者にとって、該公開実施の形態の範囲から脱離しない場合は、若干の改善および変更をなすことができ、これら改善および変更も本公開の請求範囲とみなされる。

Claims (12)

  1. 周波数オフセット予補償指示を端末パラメータに基づいて得ることと、
    前記周波数オフセット予補償指示を基地局ダウンリンク物理層に送信することで、前記基地局ダウンリンク物理層が、対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を前記周波数オフセット予補償指示に基づいて開始または停止するようにすること、
    を含み、
    周波数オフセット予補償指示を端末パラメータに基づいて得る前記ステップは、
    所属のアンテナ群から送信された対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を起動または停止するかどうかを、スケジューリング端末の端末周波数オフセット値に基づいて判断して、周波数オフセット予補償指示を得ること、或いは、
    当該端末へ送信したダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を起動または停止するかどうかを、同じ端末が保守する端末周波数オフセット値に基づいて判断して、周波数オフセット予補償指示を得ることを含む、ダウンリンク信号処理方法。
  2. 前記周波数オフセット予補償指示を、前記基地局ダウンリンク物理層が前記周波数オフセット予補償指示に基づいて対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を開始するようにするのに用いる場合、
    前記周波数オフセット予補償指示を基地局ダウンリンク物理層に送信する前記ステップは、
    前記基地局ダウンリンク物理層に周波数オフセット予補償値を送信することをさらに含む請求項1に記載の方法。
  3. 周波数オフセット予補償値を前記基地局ダウンリンク物理層へ送信する前記ステップの前に、
    前記周波数オフセット予補償値を、端末周波数オフセット値、或いは端末周波数オフセット値と信号電力、或いは端末周波数オフセット値とSINRに基づいて算出し得るステップをさらに含む請求項に記載の方法。
  4. 所属のアンテナ群から送信された対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を起動または停止するかどうかを、スケジューリング端末の端末周波数オフセット値に基づいて判断して、周波数オフセット予補償指示を得る前記ステップの前に、
    同じアンテナ群の保守する端末周波数オフセット値が複数の端末に属するかどうか、また、それぞれの端末の前記端末周波数オフセット値間の差異が所定値を超えるかどうかを判断し、
    YESの場合は、前記複数の端末をグループ分けするとともに、スケジューリング時に、
    同じダウンリンク・サブ・フレーム上で数の予め設けられた端末が同じ群に属するよう制御し、
    また、所属のアンテナ群から送信された対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を起動または停止するかどうかを、スケジューリング端末の端末周波数オフセット値に基づいて判断して、周波数オフセット予補償指示を得、
    NOの場合は、所属のアンテナ群から送信された対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を起動または停止するかどうかを、スケジューリング端末の端末周波数オフセット値に基づいて判断して、周波数オフセット予補償指示を得るステップを直接実行するステップをさらに含む請求項に記載の方法。
  5. 周波数オフセット予補償指示を端末パラメータに基づいて得るように配置された第1の処理モジュールと、
    前記周波数オフセット予補償指示を基地局ダウンリンク物理層に送信することで、前記基地局ダウンリンク物理層が、対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を前記周波数オフセット予補償指示に基づいて開始または停止するようにするように配置された第2の処理モジュールと、
    を備え、前記第1の処理モジュールは、
    所属のアンテナ群から送信された対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を起動または停止するかどうかを、スケジューリング端末の端末周波数オフセット値に基づいて判断して、周波数オフセット予補償指示を得るように構成された第1の処理サブモジュール、または、
    当該端末へ送信したダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を起動または停止するかどうかを、同じ端末が保守する端末周波数オフセット値に基づいて判断して、周波数オフセット予補償指示を得るように構成された第2の処理サブモジュールを含む、ダウンリンク信号処理装置。
  6. 基地局上位層から送信された周波数オフセット予補償指示を受信することと、
    対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を、前記周波数オフセット予補償指示に基づいて開始または停止することと、
    を含み、
    対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を、前記周波数オフセット予補償指示に基づいて開始または停止する前記ステップは、
    前記周波数オフセット予補償指示に基づいて、対応スケジューリング端末へ同じアンテナ群が送信したダウンリンク信号に対し、時間領域または周波数領域の周波数オフセット補正を行うこと、または、
    前記周波数オフセット予補償指示に基づいて、同じスケジューリング端末へ送信したダウンリンク信号に対し、時間領域または周波数領域の周波数オフセット補正を行うことを含む、ダウンリンク信号処理方法。
  7. 前記周波数オフセット予補償指示が、対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を開始するよう指示するのに用いられる場合、基地局上位層から送信された周波数オフセット予補償指示を受信する前記ステップは、
    前記基地局上位層から送信された周波数オフセット予補償指示を受信することをさらに含み、
    対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を、前記周波数オフセット予補償指示に基づいて開始または停止する前記ステップは、
    対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を、前記周波数オフセット予補償指示および前記周波数オフセット予補償値に基づいて開始することを含む請求項に記載の方法。
  8. 基地局上位層から送信された周波数オフセット予補償指示を受信する前記ステップの後、
    前記周波数オフセット予補償値を、端末周波数オフセット値、或いは端末周波数オフセット値と信号電力、或いは端末周波数オフセット値とSINRに基づいて算出し得るステップをさらに含み、
    前記周波数オフセット予補償指示に基づいて対応するダウンリンク信号に対し周波数オフセット補正を行う前記ステップは、
    対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を、前記周波数オフセット予補償指示および前記周波数オフセット予補償値に基づいて開始することを含む請求項に記載の方法。
  9. 対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を、前記周波数オフセット予補償指示に基づいて開始または停止する前記ステップは、
    対応するダウンリンク信号に対する周波数領域の周波数オフセット補正を、前記周波数オフセット予補償指示に基づいて開始し、かつ、下記算出式を用い、
    Figure 0006682660
    そのうち、lは目標サブキャリアと参照サブキャリア間の間隔サブキャリア個数を示し、2L+1はフィルタの段数を示し、φmは符号mにおけるUEの初期位相の補償値を示し、
    Figure 0006682660
    はCPiにおけるf個目のUEの予補償値を示し、kはサブキャリアインデックス値である請求
    に記載の方法。
  10. 基地局上位層から送信された周波数オフセット予補償指示を受信するように配置された第1の受信モジュールと、
    対応するダウンリンク信号に対する周波数オフセット補正を、前記周波数オフセット予補償指示に基づいて開始または停止するように配置された第3の処理モジュールと、
    を備え、前記第3の処理モジュールは、
    前記周波数オフセット予補償指示に基づいて、対応スケジューリング端末へ同じアンテナ群が送信したダウンリンク信号に対し、時間領域または周波数領域の周波数オフセット補正を行うように構成された第3の処理サブモジュール、または、
    前記周波数オフセット予補償指示に基づいて、同じスケジューリング端末へ送信したダウンリンク信号に対し、時間領域または周波数領域の周波数オフセット補正を行うように構成された第3の処理サブモジュールを含む、ダウンリンク信号処理装置。
  11. 請求項1〜の何れか1項の方法を実行するコンピュータ実行可能な指令を記憶する非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  12. 請求項の何れか1項の方法を実行するコンピュータ実行可能な指令を記憶する非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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