JP6682513B2 - 回収装置 - Google Patents

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Description

本発明の様々な態様は、被治療者の身体内の物質を回収するための回収装置に関する。より詳細には、物質の捕捉や解放を容易にするべく形状を変更するように構成された回収装置及び関連する方法に関する。
回収装置は、被治療者の身体内から物質を除去するために使用可能である。物質は、医療装置の一部又は他の異物といった無機物質を含む場合がある。物質はまた、血餅、組織、といった有機物質、又は尿石、胆石、及び膵石といった生物学的な凝固物を含む場合がある。生物学的な凝固物は、腎臓、膵臓、尿管、及び胆嚢のような身体の特定の部位で大きくなる可能性がある。
従来の回収装置では、使用者が装置で物質を捕捉することが困難な場合がある。例えば、物質が大きすぎて、装置の開口部を通り抜けられない場合がある。また物質が小さすぎて、装置内の開口部から滑り落ちる場合もある。さらにまた、使用者が被治療者の身体から物質を引き抜こうとする際、装置内に物質を保持することは困難である場合もある。例えば、物質が大きすぎて、装置内に捕捉した後に、被治療者から無償な状態で除去することができない場合がある。装置から物質を解放させるために、使用者は、装置を操作して物質を加圧して外そうとする場合がある。そのようにしても物質が装置から外れない場合、使用者は、緊急用ハンドルを使用して、装置内の物質を小さな小片に粉砕しようとする。物質が粉砕されない場合、装置がその駆動ワイヤに沿って破損する場合がある。被治療者は、破損した装置を除去するために、外科手術を受けなければならないことになる。
本発明の諸態様は、とりわけ、回収装置及びこれに関連する使用方法に関する。本発明の回収装置及び方法のそれぞれは、他の回収装置及び方法のいずれかに関連して説明された1以上の態様を含んでいる場合がある。
本発明の諸態様によれば、回収装置は、シースと、前記シース内の第1の駆動部材と、シース内の第2の駆動部材と、を含んでいてもよい。第2の駆動部材は、第1の駆動部材に対して相対的に動くことが可能であってもよい。エンドエフェクタは、シースに収納可能且つシースから延出可能であってもよい。前記エンドエフェクタは、第1の駆動部材に連結された第1の近位端部と、第2の駆動部材に連結された第2の近位端部と、第1及び第2の近位端部からエンドエフェクタの遠位先端まで遠位方向に延びる複数の脚とを含んでいてもよい。遠位先端に延びる全ての脚は、当該遠位先端で互いに固定されていてもよい。
追加的に又は代替的に、前記装置は、以下の特徴のうちの1つ以上を含んでいてもよい。すなわち、回収装置は、第1及び第2の、2つの駆動部材のみを含んでいてもよく、第1及び第2の駆動部材の一方は、近位方向及び遠位方向の少なくとも一方において、第1及び第2の駆動部材の他方に対し相対的に動くことが可能であってもよく、第1及び第2の駆動部材の一方が近位方向又は遠位方向のうちの少なくとも一方に動くことが可能とされているとともに、第1及び第2の駆動部材の他方が近位方向又は遠位方向に動かないものとされていてもよく、第1及び第2の駆動部材の一方が近位方向に動くことが可能とされているとともに、第1及び第2の駆動部材の他方が遠位方向に動くことが可能とされていてもよく、第1及び第2の駆動部材は、近位方向及び遠位方向のうちの少なくとも一方において、同時に動くことが可能であってもよく、遠位先端は、脚の遠位端を受容するように構成されたカプラを含んでいてもよく、カプラと第1の端部との間には、カプラと第2の端部との間よりも多くの脚が延びていてもよく、さらに遠位先端は、第1の駆動部材及び第2の駆動部材の一方が第1及び第2の駆動部材の他方に対して近位に引かれた際に、エンドエフェクタの少なくとも一部の近位の位置に動くことが可能であってもよく、或いは、これらの少なくともいずれか1つが構成されていてもよい。
本発明の諸態様によれば、回収装置は、シースと、駆動部材アセンブリとを含んでいてもよい。駆動アセンブリは、シース内の第1の駆動部材と、シース内の第2の駆動部材とを含んでいてもよい。第1の駆動部材は、第2の駆動部材に対して相対的に動くことが可能であってもよい。回収装置はまた、前記第1及び第2の駆動部材に連結されたエンドエフェクタを含んでいてもよい。エンドエフェクタは、複数の脚を含んでいてもよい。前記駆動部材アセンブリと複数の脚とは、ループを形成するものであってもよい。第1及び第2の駆動部材の一方は、前記ループの遠位部を形成するように構成されていてもよい。前記遠位部は、複数の脚がシース内に格納されている間、シースの外に延出するものであってもよい。
追加的に又は代替的に、前記装置は、以下の特徴のうちの1つ以上を含んでいてもよい。すなわち、第1及び第2の駆動部材並びにエンドエフェクタは、連続ループを形成していてもよく、前記駆動部材アセンブリは、前記第1及び第2の駆動部材に連結されたアクチュエータを含んでいてもよく、前記アクチュエータは、第1及び第2の駆動部材の一方を第1及び第2の駆動部材のいずれか他方に対し、相対的に動かすために回転するよう構成されていてもよく、前記エンドエフェクタは、前記第1の駆動部材を前記第2の駆動部材に対して相対的に動くことで、前記シースから延出するものであってもよく、さらに前記アクチュエータは、第1及び第2の駆動部材を同一方向に動かすために近位方向及び遠位方向の一方に動くように構成されていてもよく、或いは、これらの少なくともいずれか1つが構成されていてもよい。
本発明の諸態様によれば、物質を操作する方法は、シースの遠位端からエンドエフェクタを展開することを含んでいてもよい。前記エンドエフェクタは、シースを通って延びる第1の駆動部材に連結された第1の端部と、シースを貫通して延びる第2の駆動部材に連結された第2の端部と、前記第1の端部と前記第2の端部との間に接続された途中部と、を含んでいてもよい。前記途中部は、展開されたエンドエフェクタの遠位端を形成する複数の脚を含んでいてもよい。本方法はまた、展開されたエンドエフェクタを物質の周りに近寄せるステップを含んでいてもよい。前記近寄せるステップは、展開されたエンドエフェクタの遠位端を少なくとも1つの脚の近位に動かすために、第1及び第2の駆動部材のうちの一方を第1及び第2の駆動部材の他方に対して相対的に動かすステップを含んでいてもよい。
追加的に又は代替的に、本方法は、以下の特徴のうちの1つ以上を含んでいてもよい。すなわち、複数の脚の各遠位端は、カプラによって連結されていてもよいこと、カプラは、展開されたエンドエフェクタの遠位先端を形成すること、さらに第1及び第2の駆動部材の一方を第1及び第2の駆動部材の他方に対して相対的に動かすステップは、少なくとも1つの脚が連結されたカプラを近位側に動くことであってもよいこと、複数の脚で物質に圧縮保持力を付与すること、エンドエフェクタは、隣接する脚から第1の距離だけ離間した第1のエリアと、前記隣接する脚から第1の距離よりも長い第2の距離だけ離間した第2のエリアと、を含んでいてもよいこと、さらに第1及び第2の駆動部材の一方を第1及び第2の駆動部材の他方に対して相対的に動かすステップは、第1エリアを遠位側に、第2エリアを近位側に動かすものであってもよいこと、或いは、上述したいずれかの特徴の少なくともひとつを含んでいてもよい。
上述した概要的な説明及び後述する詳細な説明は、いずれも例示的且つ説明的なものであり、特許請求された特徴を限定するものではないことを理解されたい。
添付図面は、本明細書に組み込まれ、この明細書の一部を構成する。本発明の例示的な態様を例示し、説明と共に本発明の原理を説明するのに機能する。
エンドエフェクタアセンブリを展開状態にした本発明の一態様による例示的な回収装置の一部を示す。 エンドエフェクタアセンブリを捕捉状態にした、本発明の一態様による図1Aの回収装置の一部を示す。 エンドエフェクタアセンブリを解放状態にした、本発明の一態様による図1Aのエンドエフェクタアセンブリ一部を示す。 エンドエフェクタアセンブリを初期展開状態にした本発明の一態様による例示的な回収装置の一部を示す。 エンドエフェクタアセンブリを部分展開状態にした、本発明の一態様による図2Aの回収装置の一部を示す。 エンドエフェクタアセンブリを全展開状態にした、本発明の一態様による図2Aのエンドエフェクタアセンブリ一部を示す。
[概要]
本発明は、エンドエフェクタアセンブリの一部が、物質の捕捉及び解放を容易にするように形状を変化させることができる回収装置及び方法に関する。使用者は、複数の駆動部材のうちの少なくとも1つ以上を操作することによって、エンドエフェクタアセンブリの一部の形状を変更可能である。本発明の諸態様が、ここで詳細に参照され、各実施形態は、添付図面に示されている。可能な場合には、同一又は同等の部品を参照するために、同じ参照番号が図面全体を通して使用される。「遠位」という用語は、装置を被治療者に導入する際に、使用者から最も遠い部分を指す。これに対して、「近位」という用語は、装置を被治療者に導入する際に、使用者に最も近い部分を指す。
[例示的な態様]
図1Aから図1Cは、例示的な回収装置100を示す。回収装置100は、導入器102を含んでいてもよい。導入器102は、シース又はカテーテルといった管状部材を含んでいてもよい。導入器102は、挿入され、さらに被治療者の身体内の曲がりくねった経路内に案内された際、或いはそのいずれかの場合に、湾曲できるように可撓性材料で形成されている。導入器102は、ルーメン104を含んでいてもよい。また、導入器は、長手沿いに並ぶ複数のルーメン、及び並列に延びる複数のルーメン、或いはそれらのいずれか一方のルーメンを含んでいてもよいことが、配慮される。
エンドエフェクタアセンブリ106は、ルーメン104受け入れられていてもよい。このエンドエフェクタアセンブリ106は、物質を捕捉するように構成されたエンドエフェクタ108を含んでいてもよい。エンドエフェクタ108は、複数の脚110、112、114、116を含んでいてもよい。あらゆる適切な数の脚を使用可能であることが理解されるべきである。脚110、112、114、116は、バスケットを形成してもよい。複数の脚110、112、114、116は、エンドエフェクタ108の遠位先端まで遠位側に延びていてもよい。脚110、112、114、116は、その遠位端が、遠位先端としてのエンドキャップ又はカプラ118によって連結されていてもよい。エンドキャップ118は、圧着され、溶接され、はんだ付け、又はその他の適切な方法で脚110、112、114、116の遠位端に取り付け可能である。エンドエフェクタ108の遠位先端に延びる全ての脚は、遠位先端において互いに固定されていてもよい。
脚110は、遠位セクション120と、近位セクション122とを含んでいてもよい。遠位セクション120及び近位セクション122は、1以上のストラット124、126、128を含んでいてもよい。遠位セクション120は、例えば、近位セクション122よりも多数のストラットを含んでいてもよい。例えば、遠位セクション120は、2つのストラット124及び126を含んでいてもよい。近位セクション122は、例えば、1つのストラット128を含んでいてもよい。脚110は、例えば2本のワイヤを含んでいてもよい。これら2本のワイヤは、ストラット128を形成するように連結されていてもよく、一方のワイヤがストラット124を形成し、他方のワイヤがストラット126を形成するように分離されていてもよい。あらゆる適切な数のストラットが使用可能であることが理解されるべきである。脚112、114、116は、脚110と構造が類似していてもよい。
脚110、112、114、116は、長手軸芯の周りに半径方向に配置されてもよい。長手軸芯は、ルーメン104の長手軸芯と同軸であってもよい。脚110、112、114、116は、長手軸芯から均等に離間し、且つ等配されていてもよく、或いは、長手軸芯から均等に離間しているか、又は等配されていてもよいことが配慮される。脚110、112、114、116は、物質が捕捉可能な内部領域130を形成していてもよい。
エンドエフェクタ108は、導入器のルーメン104内に退避可能であり、エンドエフェクタ108がルーメン104内に格納されれば、エンドキャップ118は、導入器102の遠位端に近接する。エンドエフェクタ108は、導入器102及びルーメン104の遠位端から遠位側に延出可能である。延出している場合、エンドエフェクタ108は、展開状態(図1A)に変わることが可能である。展開状態に変わる際、エンドエフェクタ108は、膨出可能である。脚110、112、114、116は、長手軸芯から半径方向外方に動くことが可能である。脚110、112、114、116の間のギャップの大きさは、増加可能であり、内部領域130に物質が入るのを容易にする。脚110、112、114、116は、限定されるものではないが、金属、ポリマ、又は複合材料を含む、あらゆる適切な材料で形成可能である。例えば、1以上の脚110、112、114、116は、ニチノール又はステンレス鋼といった形状記憶物質で形成可能であり、且つ1以上の脚110、112、114、116が自由状態では、長手軸芯から半径方向外方に動く原因となる内部バイアスを有するように処理可能である。
エンドエフェクタは、導入器102の遠位端に近位方向に退避可能である。退避すると、エンドエフェクタ108は、捕集状態(図示せず)に変わることが可能である。エンドエフェクタ108は、捕集状態に変わる際、収縮可能である。脚110、112、114、116は、長手軸芯に半径方向内側に動くことが可能である。脚110、112、114、116の間のギャップは減少可能である。
エンドエフェクタアセンブリ106は、展開状態と捕捉状態との間でエンドエフェクタ108を変えるための作動アセンブリ132と連結されていてもよい。作動アセンブリ132は、複数の駆動部材134、136を含んでいてもよい。あらゆる適切な数の駆動部材を使用可能であることが配慮される。例えば、2つの駆動部材のみを使用可能である。代替的には、3つ以上の駆動部材(図示せず)が使用可能である。駆動部材134、136は、例えば、1以上のワイヤ又はケーブルを含んでいてもよい。駆動部材134、136は、ルーメン104内に延びていてもよい。また、各駆動部材134、136は、導入器102が複数のルーメンを含むとき、それ自身の別個のルーメンに延在可能であることも配慮される。
脚110、112、114の近位端部は、駆動部材134の遠位端に連結されてもよい。例えば、脚110、112、114の近位端部は、駆動部材134の遠位端に溶接若しくははんだ付けされ、圧着チューブ(図示せず)によって接合され、さらにはあらゆる他の適切な取り付け機構によって取り付けられていてもよく、或いは、上述したいずれかの機構の少なくとも1つによって取り付けられていてもよい。脚110、112、114の近位端部と、駆動部材134の遠位端との間の接合部は、エンドエフェクタの近位端で脚110、112、114が合流するところであってもよい。
代替的に、脚110、112、114の近位端部は、カプラ138で接合されていてもよい。カプラ138は、例えば、シース又はチューブを含んでいてもよい。脚110、112、114は、カプラ138を介して近位側に延出可能である。カプラ138は、摩擦嵌合、接着結合、熱収縮、及び任意の他の適切な取り付け形態の少なくともいずれか1つによって、脚110、112、114に接合することができる。カプラ138は、脚110、112、114から作用する力によって湾曲できるように、十分な可撓性を備えていてもよい。カプラ138内で、又はカプラ138の近位端の近位側で、脚110、112、114の近位端は、駆動部材134の遠位端に連結されていてもよい。
脚116の近位端部は、例えば、駆動部材の遠位端に連結されていてもよい。例えば、脚116の近位端部は、駆動部材の遠位端に溶接若しくははんだ付けされ、圧着管(図示せず)によって接合され、さらにはあらゆる他の適切な取り付け機構によって取り付けられていてもよく、或いは、それらの少なくともいずれか1つの構成によって取り付けられていてもよい。脚116の近位端部と駆動部材136の遠位端との間の接合部は、エンドエフェクタ108の近位端に位置するものであってもよい。代替的に、脚116の近位端部は、駆動部材136の少なくとも遠位部、又は駆動部材136全体を形成可能である。脚110、112は、カプラ138によって駆動部材134の遠位端に接合可能である一方、脚114、116は、駆動部材136の遠位端に同様のカプラによって接合可能であることもまた、配慮される。
駆動部材134、136は、同時に動くことが可能である。駆動部材134、136もまた、一斉に動くことが可能でもある。駆動部材134、136は、同一方向に動くことが可能である。駆動部材134、136はまた、異なる方向に動くことが可能でもある。上述した動作のあらゆる組み合わせは、施術する使用者によって実行可能である。上述した動作のあらゆる組み合わせは、エンドエフェクタ108、駆動部材134及び駆動部材136の少なくともいずれか1つが形状を変更し、それによって物質の捕捉及び解放の少なくともいずれか1つを容易なものとすることが可能である。
エンドエフェクタ108を捕集状態(図示せず)から図1Aに示す展開状態に変えるために、駆動部材134、136は、遠位方向に同時に動かされる(図1A)。エンドエフェクタ108を図1Aに示す展開状態から図1Bに示す状態に変えるために、駆動部材134、136は、近位方向に同時に動かされる。仮に物質が内部領域130内にある場合には、脚110、112、114、116で物質を把持するために、駆動部材134、136は、近位方向に同時に動かされる。
エンドエフェクタ108が図1Aに示す展開状態にある場合、物質140は、内部領域130に入ることが可能である。例えば、物質140は、脚110、112、114、116の間の1つ以上のギャップを挿通可能である。使用者は、挿通を容易にするため、エンドエフェクタ108を物質140の周りに近寄せてもよい。使用者は、物質140を脚110、112、114、116の間で圧搾して入れ込むために、例えば、1つ以上の脚110、112、114、116を物質140に押し付け可能である。
時折、使用者は、図1Aに示す展開状態にあるエンドエフェクタ108の内部領域130に物質140を入れることが困難な場合がある。その困難性は、物質140の大きさ、形状、及び場所の少なくともいずれか1つによる場合がある。使用者は、駆動部材136を静止状態に保ちつつ、若しくは駆動部材134よりも遅い速度で遠位方向に駆動部材136を動かしつつ、駆動部材134を遠位側に動かすことが可能であり、又は駆動部材136を近位方向に動かしつつ、駆動部材134を遠位方向に動かすことが可能である。エンドエフェクタ108は、図1Aに示す展開状態から図1Bに示す捕捉状態までの形状を変更可能である。
図1Bの捕捉状態に到達するために、エンドエフェクタ108の脚110、112、114を有する側は、エンドエフェクタ108の脚116を有する側に対して相対的に遠位方向に動くことが可能である。脚110、112、114は、より屈曲又は湾曲する場合がある。脚110、112、114は、当該エンドエフェクタ108を椀形状又はスコップ形状にするものであってもよい。脚110、112、114は、当該脚110、112、114の一部がエンドキャップ118に対して相対的に遠位側に動く際、エンドエフェクタ108の遠位端を規定可能である。脚110、112、114の一部は、エンドキャップ118を越えて遠位側に膨出可能である。脚110、112、114の他の部分は、エンドキャップ118の近位側にあってもよい。脚110、112、114間のギャップの大きさが減少可能であることも配慮されている。
脚116は、屈曲しにくく、又は湾曲しにくくなっているものであってもよい。エンドエフェクタ108の脚110、112、114を有する側と、エンドエフェクタ108の脚116を有する側との間の乖離は、増加する場合がある。例えば、脚116と脚116に近接する脚112、114との間のギャップの大きさは、増加する場合がある。脚116の両側にできるギャップの大きさが増加していることで、当該ギャップを通して内部領域130に物質140を入れることが使用者にとって一層容易になる。一旦、物質140が、内部領域130に入ると、使用者は、エンドエフェクタ108の脚110、112、114を有する側を物質140の方へ又は物質140から離す方へ動かすことが可能である。これは、エンドエフェクタ108の椀形状又はスコップ形状になって物質140を受けている側により、物質140が内部領域130から抜け出すのをより容易に防止することができる。さらに、より大きなストラット密度を有するエンドエフェクタアセンブリ106の、当該遠位端に配置される部分では、1つ以上のストラットが物質140と係合する可能性がより高い。エンドエフェクタの、隣接する脚部/ストラット間の空間がより少ないエリアは、エンドエフェクタ108の、隣接する脚部/ストラット間の空間がより多くの空間を有するエリアよりもより大きなストラット密度を有することが配慮される。追加的に又は代替的に、より多くの脚部/ストラットを有するエンドエフェクタ108のエリアは、より少ない数の脚部/ストラットを有するエンドエフェクタ108のエリアより大きなストラット密度を有することができることが配慮される。
図1Aのエンドエフェクタ108の展開状態及び図1Bの捕捉状態の少なくともいずれか一方から、使用者は、被治療者から物質140を抜き出すことを試みる場合がある。使用者は、駆動部材134、136を近位方向に同時に動かすことが可能である。この動作により、エンドエフェクタは、格納姿勢に変わることが可能である。脚110、112、114、116の遠位セクション120は、脚110、112、114、116の近位端が導入器102の遠位端に引き込まれるに連れて、互いに接近するように動作可能である。内部領域130の体積は減少することになる。
最終的に、脚110、112、114、116は、物質140の外面に接触し、物質140に把持力を加え、導入器102の遠位端に密着し、さらにその近傍に物質140を保持する、或いは、導入器102の遠位端に密着し、又はその近傍に物質140を保持することになる。その時点で、エンドエフェクタ108は、展開状態又は捕捉状態と格納状態との間のいずれかのところで、把持状態となることが可能である。エンドエフェクタ108が把持状態になったところで、使用者は、回収装置100を近位方向に引き抜いて、被治療者から物質140を抜き出すことが可能である。
回収装置100及び物質140を被治療者から引き抜いている間に障害物と遭遇し、さらなる引き抜きが中断される場合がある。例えば、仮に物質140が大きすぎて、被治療者の開口部又はルーメンに収まって通過することができない場合、物質140は、回収装置100のさらなる引き抜きを阻害することになる。回収装置100を被治療者から引き続き抜き続けるために、使用者は、エンドエフェクタ108から物質を解放する場合がある。
使用者は、エンドエフェクタ108を展開状態に変えることによって、エンドエフェクタ108から物質140を解放可能である。エンドエフェクタ108を展開状態にすることで、障害物を経由して回収装置100を抜き出した際に、物質140を障害物と係合させ、脚110、112、114、116の間のギャップの1つを通して物質140を内部領域130から強制的に排出することが可能である。
追加的に又は代替的に、使用者は、駆動部材136を静止状態に保ちつつ、若しくは駆動部材134よりも遅い速度で遠位方向に駆動部材136を動かしつつ、駆動部材134を遠位側に動かすことが可能であり、又は駆動部材136を近位方向に動かしつつ、駆動部材134を遠位方向に動かすことが可能である。エンドエフェクタ108は、把持状態から図1Cに示す解放状態への形状変更を行うことができる。駆動部材134が遠位側に動くことで、エンドエフェクタ108の脚110、112、114を有する側が遠位側へ動くことが可能となる。エンドエフェクタ108の脚110、112、114を有する側に対して、追加的に脚116を遠位側及び近位側への双方へ、或いは遠位側又は近位側の一方へ動くことで、脚116がそのように動作した際、脚110、112、114は、同時にエンドエフェクタ108の同一の側に引かれる。駆動部材134は、エンドエフェクタ108の遠位端を規定することになる。例えば、カプラ138を含む駆動部材134の一部は、脚110、112、114、及び116、並びにエンドキャップ118に対して相対的に遠位側に動くことが可能である。駆動部材134のこの部分は、エンドキャップ118を越えて、遠位側に膨出可能である。脚110、112、114の全体は、エンドキャップ118に対し、遠位側となる。
エンドエフェクタ108を解放状態に変えることで、内部領域130の容積を把持状態での大きさからより大きくし、物質140を自由に動かすことが可能となる。また、エンドエフェクタ108を解放状態に変えることにより、脚110、112、114、116を物質140から離すことも可能である。エンドエフェクタ108の遠位端から離れるように動かされた、より大きなストラット密度を有するエンドエフェクタ108の一部と、エンドエフェクタ108の遠位端に向かうように動かされた、より小さなストラット密度を有するエンドエフェクタ108の一部との少なくともいずれか一方によって、1以上のストラットが物質と係合する可能性が少なくなり、物質140をより簡単に解放可能となる。エンドエフェクタ108を解放状態に変えることはまた、駆動部材134の周りのギャップを開くことにもなる。障害物を経由して回収装置100を引き抜くことで、物質140が障害物と係合し、駆動部材134及びカプラ138の少なくともいずれか一方のいずれかの側のギャップを通って障害物を押し出すことが可能となる。図1Cの解放状態にある駆動部材134及びカプラ138の少なくともいずれか一方の側のギャップは、エンドエフェクタ108が図1Aの展開状態にあるときの脚110、112、114、116間のギャップよりも大きくなる。物質140が解放されると、エンドエフェクタ108は、障害物に適合して挿通可能となる。エンドエフェクタ108はまた、引き抜きのために格納姿勢に戻るように動かされてもよい。
使用者は、エンドエフェクタ108を展開状態又は解放状態にしたとしても、エンドエフェクタ108の内部領域130から物質140を解放することができない可能性がある。そのような使用者は、駆動部材134又は駆動部材136の近位端を引くことによって、物質140を解放しようとすることができる。例えば、使用者は、駆動部材134の近位端を引くことができる。駆動部材136は、駆動部材134が近位側に引かれたときに遮られることなく遠位側に動く自由状態とされた近位自由端を有していてもよい。例えば、使用者が駆動部材134を近位側に引いた際に、駆動部材136は、導入器102の遠位端を越えて遠位に引かれ、エンドエフェクタ108が物質140の周りの位置から導入器102の遠位側に引かれることを可能にする。エンドエフェクタ108の全体又は一部は、このようにして導入器102内に格納されていてもよい。エンドエフェクタアセンブリ106の全体部分から物質140がなくなると、回収装置100は、被治療者から引き抜かれることになる。仮に物質140がエンドエフェクタ108が回収された後、駆動部材136と係合するように物質140がある場合、使用者は、駆動部材136の自由端が導入器102の遠位端を抜け出し、物質140の周囲に移動し、導入器102の遠位端に入って、回収装置が物質140から自由なるまで、駆動部材134を近位に引き続けることが可能である。駆動部材134及び駆動部材136のいずれか一つ又は双方が、近位自由端を有してもよいことが、配慮される。代替的に、駆動部材134、136の少なくともひとつの近位部で切断することによって、近位自由端を形成してもよい。例えば、近位自由端は、導入器102の近位部と、この近位部内にある駆動部材134、136の少なくとも1つとを切断することによって、形成してもよい。代替的に、近位自由端は、導入器102の近位端の近位側にある駆動部材134、136の少なくとも1つを切断することによって形成してもよい。この近位位置は、ハンドルその他の適切なアクチュエータ(図示せず)のところにあってもよい。
一旦、物質140が解放されると、使用者は、あらゆる適切な方法で、被治療者から装置100を抜き出すことが可能である。例えば、使用者は、駆動部材134、エンドエフェクタ108、及び駆動部材136を導入器202の近位端から抜き出すために、駆動部材134を引き続けることが可能である。次いで導入器102は、引き抜かれる。代替的に、使用者は、駆動部材134、エンドエフェクタ108、及び駆動部材136が、導入器102及びその内容物を引き抜き可能なルーメン104内に納まるまで、駆動部材134を引き続けることが可能である。
図2Aから図2Cは、例示的な回収装置200を示す。回収装置200は、可撓性材料で作られたシース又はカテーテルといった導入器202を含んでいてもよい。導入器202は、ルーメン204を含んでいてもよい。導入器202はまた、長手沿いに並ぶ複数のルーメン、及び並列に延びるルーメン、或いはそれらのいずれか一方のルーメンを含んでいてもよいことが、配慮される。エンドエフェクタアセンブリ206は、ルーメン204に受け入れられていてもよい。エンドエフェクタアセンブリ206は、物質を捕捉するエンドエフェクタ208を含んでいてもよい。エンドエフェクタ208は、複数の脚210、212、214を含んでいてもよい(図2B)。1以上の脚210、212、214は、長手方向に延びていてもよい。エンドエフェクタ208はまた、複数の脚210、212、214を含んでいてもよい。エンドエフェクタ208はまた、複数の脚224を含んでいてもよい。1以上の脚224は、複数対の脚210、212、214の間に延びていてもよい。1以上の複数の脚224は、1以上の脚210、212、214に対し、相対的に傾斜し、又は交差する方向に延びていてもよい。あらゆる適切な数の脚を使用可能であることが理解されるべきである。脚210、212、214、224は、物質240を把持するためのネット、ケージ、又はウェブを形成するために展開されていてもよい。
エンドエフェクタ208の対向端(及び複数の脚210、212、214)は、駆動部材アセンブリ232の一部を構成可能な駆動部材234、236と連結されていてもよい。例えば、脚210、212、214の終端は、駆動部材234、236の終端に溶接若しくははんだ付けされ、圧着チューブ(図示せず)によって接合され、及びあらゆる他の適切な取り付け機構によって取り付けられていてもよく、或いは、溶接若しくははんだ付けされ、圧着チューブ(図示せず)によって接合され、又はあらゆる他の適切な取り付け機構によって取り付けられていてもよい。脚210、212、214の終端と、駆動部材234、236の終端との間の接合部分は、脚210、212、214が合流する位置であってもよい。
駆動部材234、236は、エンドエフェクタ208及び駆動部材234、236が連続ループを形成するような、単一の細長い部材の2つの部分であってもよい。駆動部材アセンブリのアクチュエータ242は、連続ループの近位端に係合されていてもよい。アクチュエータ242は、回転可能なノブ、ギア機構、及びあらゆる他の適切なアクチュエータの少なくとも1つを含んでいてもよい。アクチュエータ242が回転する際、連続ループが回転可能となる。代替的な構成において、アクチュエータ242は、エンドエフェクタ208、駆動部材234、236並びにアクチュエータ242が連続ループを形成するように駆動部材234、236の終端に連結されてもよい。アクチュエータ242は、回収装置100に使用することができる。例えば、駆動部材234,236の近位部は、アクチュエータ242の動作でエンドエフェクタ208が伸縮し、アクチュエータ242の回転でエンドエフェクタ208の形状を変更する動作ができるように、アクチュエータ242に対して連結されていてもよい。
駆動部材234、236は、同時に動くことが可能である。駆動部材234、236は、同一方向に動くことが可能である。例えば、アクチュエータ242は、両駆動部材234、236を近位方向に動かし、エンドエフェクタアセンブリ206の遠位端を導入器202内の格納姿勢にするために、導入器202に対して近位方向に作動可能である。アクチュエータ242は、駆動部材234、236を遠位側に動かし、もってエンドエフェクタアセンブリ206の遠位端部を、導入器202の遠位端部を越えて展開状態に変えるために、導入器202に対して遠位側に作動可能である。駆動部材234、236は、異なる方向に動かすことも可能である。例えば、アクチュエータ242は、駆動部材234を近位方向に動かし、駆動部材236を遠位方向に動かすために時計回りの方向に回転可能である。アクチュエータ242は、駆動部材234を遠位方向に動かし、駆動部材236を近位方向に動かすために反時計回りに回転可能である。上述した動作のあらゆる組み合わせは、施術を実行するために、使用者によって実行可能である。駆動部材234、236は、ルーメン204を挿通しているものとして示されているが、各駆動部材234、236は、導入器202が複数のルーメンを含んでいる場合には、各自のルーメンを挿通可能であることが理解されるべきである。
図2Aに示されるように、アクチュエータ242は、エンドエフェクタアセンブリ206の遠位端が駆動部材236の一部によって規定される位置に回転されている。アクチュエータ242は、エンドエフェクタアセンブリ206が展開される位置に、導入器202に対して相対的に遠位側に動かされている。この初期展開状態において、駆動部材236の一部は、導入器202の遠位端から延出し、且つ膨出している。駆動部材236の延出部は、ループを形成する。このループは、物質240が内部領域230内に入るように、使用者によって物質240の周囲に位置決めされていてもよい。ループは、物質240の周囲に経路を規定可能である。エンドエフェクタ208は、展開している間、その経路に沿うことが可能である。エンドエフェクタアセンブリ206の初期展開状態において、エンドエフェクタ208は、導入器202のルーメン204受け入れられていてもよい。エンドエフェクタ208は、互いに隣接し、又はギャップがほとんど若しくは全くない状態で接触している脚210、212、214に収縮可能である。
初期展開状態から、使用者は、駆動部材234を遠位方向に動かし、駆動部材236を近位方向に動かすためにアクチュエータ242を反時計方向に回転させることが可能である。反時計回りの回転で、駆動部材236の一部を導入器202内に戻しつつ(図2B)、エンドエフェクタ208は、導入器202の遠位端から部分的に展開することになる。エンドエフェクタ208は、物質240の側に案内される。エンドエフェクタ208は、物質240を受ける椀形状又はスコップ形状に形成可能である。エンドエフェクタアセンブリ206の、ストラットの最大密度を有する領域は、エンドエフェクタアセンブリ206の側にあってもよい。隣接するストラット間の距離がより小さいエンドエフェクタ208のエリアは、隣接するストラット間の距離がより大きいエンドエフェクタ208のエリアよりも、大きなストラットの密度を有するものであってもよいことが配慮される。追加的に又は代替的に、より多くのストラットを有するエンドエフェクタ208のエリアは、より少ない数のストラットを有するエンドエフェクタ208のエリアよりも、大きなストラットの密度を有するものであってもよいことが配慮される。
部分的に展開された状態から、アクチュエータ242がさらに反時計回りに回転することで、エンドエフェクタ208は、図2Cに示すように、完全展開状態に変わることが可能である。この完全展開状態において、エンドエフェクタ208は、エンドエフェクタアセンブリ206の遠位端を形成可能であり、椀形状又はスコップ形状に形成されて物質240を受けることが可能である。物質240は、エンドエフェクタ208によって規定される内部領域230内に、少なくとも一部が収容可能となる。最大ストラット密度を有するエンドエフェクタアセンブリ206の領域は、エンドエフェクタアセンブリ206の遠位端にあってもよい。
エンドエフェクタ208は、部分展開状態、及び完全展開状態に変わるにつれて拡張されるものであってもよい。例えば、脚210、212、214、224は、互いに離れていてもよい。脚210、212、214、224は、物質240のような物質を除去するための内部領域230を規定可能である。脚210、212、214、224は、限定されるものではないが、金属、ポリマ、又は複合材料を含む、あらゆる適切な材料で形成されてもよい。例えば、1以上の脚210、212、214、224は、ニチノール又はステンレス鋼といった形状記憶材料で形成され、1以上の脚210、212、214、224が、自由状態では外向きに広がるように、内部バイアスを有するように処理されていてもよい。
完全展開状態では、物質240を捕捉した上で、使用者は、被治療者から物質240を抜き出す準備が可能である。使用者は、アクチュエータ242を導入器202の近位方向に動かすことによって、駆動部材234、236を近位方向に同時に動かすことが可能である。エンドエフェクタ208は、格納姿勢に変わることになる。脚210、212、214、224は、導入器202の遠位端に引き込まれることになる。内部領域230の体積は減少する。最終的には、脚210、212、214、224は、物質240の外面に接触して物質240に把持力を加え、導入器202の遠位端に密着して隣接するように、或いは密着し、又は近傍に物質240を保持することになる。その時点で、エンドエフェクタ208は、把持状態となる。遠位のエンドエフェクタ208が把持状態にあることで、使用者は、回収装置200を近位方向に引き、被治療者から物質240を抜き出すことが可能である。
被験者からの回収装置200及び物質240を引き抜いている間に障害物と遭遇し、引き抜きが中断される場合がある。例えば、仮に物質240が大きすぎて、被治療者の開口部又はルーメンに収まって通過することができない場合、物質240と障害物とが係合して、回収装置200をそれ以上引き抜けなくなる可能性がある。回収装置200を被治療者から引き抜き続けるために、使用者は、エンドエフェクタ208を部分展開状態に、又は初期展開状態に変えることによって、物質240を解放することが可能である。遠位のエンドエフェクタ208が部分展開状態(図2B)にある状態で、障害物を経由して回収装置200を引き抜くと、障害物が物質240と係合し、物質240は、駆動部材236と、エンドエフェクタ208の脚210、214と相互間に形成されるギャップを介して内部領域230から押し出される。遠位のエンドエフェクタ208が初期展開状態(図2A)にある状態では、物質240は、駆動部材236の延出部分のいずれかの側で内部領域230から押し出される場合がある。一旦、物質240が解放されると、使用者は、障害物によってブロックされることなく、あらゆる適切な方法で回収装置200を引き抜くことが可能である。
エンドエフェクタ208を部分展開状態又は初期展開状態に変えることによっては、使用者が内部領域230から物質240を解放することができない可能性がある。物質240を解放し、回収装置200の引き抜きを容易にするために、使用者は、駆動部材234、236のうちの少なくとも1つをエンドエフェクタアセンブリ206の近位端で切断することが可能である。使用者は、駆動部材234、236のうちの1つを引っ張ることになる。例えば、使用者は、駆動部材234を引っ張る。エンドエフェクタ208は、導入器202の遠位端に引き込まれ、物質240の解放がより容易なものとなる。駆動部材236の延長部分は、導入器202の遠位端から引き出され、エンドエフェクタ208の近位端の動きを容易なものにする。駆動部材236の切断端は、近位端から導入器202内に引き入れられる。引き続き引き入れると、駆動部材236は、ルーメン204を遠位側に通ってルーメン204の遠位端を抜け出し、物質240の周囲からルーメン204の遠位端に戻って入り、導入器202の近位端から抜け出す。エンドエフェクタアセンブリ206から物質240が解放されることで、使用者は、あらゆる適切な方法で、被治療者から回収装置200を抜き出すことができる。
次に、回収装置100、200の使用方法について説明する。回収装置100又は200は、エンドエフェクタアセンブリ106又は206が、確実に導入器102又は202のルーメン104又は204内で格納姿勢に収容されることをもって、使用のための準備完了とされる。回収装置100について、エンドキャップ118は、導入器102の外側に留まっていてもよい。
使用者は、1以上のルーメン及び遠位の撮像装置を有する内視鏡(図示せず)を、人体に備わった開口部又は切開部を介して被治療者に挿入する。使用者は、内視鏡の遠位端が所望の位置に到達するまで、被治療者の解剖学的構造内を通して内視鏡をナビゲート可能である。
使用者は、回収装置100又は200を内視鏡に挿入可能であり、さらに内視鏡のルーメンを経由して、回収装置100又は200を動かすことが可能である。回収装置100又は200の遠位部は、内視鏡の遠位端から延出されていてもよい。回収装置100又は200の遠位部は、被治療者から除去したい物質140又は240の近くに配置可能である。
使用者は、例えば、物質140又は240を捕捉するためにエンドエフェクタアセンブリ106又は206の遠位端を展開可能である。例えば、物質140(図1A)の捕捉を試みるために、エンドエフェクタ108は、導入器102の遠位端が展開される。使用者は、物質140を内部領域130に入れるため、エンドエフェクタ108を近づけることが可能である。別の実施形態として、駆動部材236のループ部が導入器202の遠位端から展開されて物質240の周りに位置決めされ(図2A)、次いで、遠位のエンドエフェクタがループ部(図2B)によって規定される経路に沿って展開されてもよい。
物質140又は240を内部領域130又は230内に入れるために、使用者は、エンドエフェクタ108又は208を図1B又は図2Cの捕捉状態に変えることが可能である。最大ストラット密度を有するエンドエフェクタ108又は208の一部分は、エンドエフェクタアセンブリ106又は206の遠位端を形成可能であるとともに、物質140又は240を捕捉することの一助となる。
物質140又は240が内部領域130又は230に入っている場合であって、1以上の脚110、112、114、116、又は脚210、212、214、224によって係合する可能性があるときは、使用者は、エンドエフェクタ108又は208を把持状態に変える。脚110、112、114、116、又は脚210、212、214、224は、物質140又は240の周りに近接させる。脚110、112、114、116、又は脚210、212、214、224は、物質140又は240の外面に接触し、さらに導入器102又は導入器202の遠位端に隣接して物質140又は240を保持する。
使用者は、被治療者から物質140又は240を除去するために、回収装置100又は200を基材から近位側に引き抜く。引き抜きの間、物質140又は240が障害物に遭遇し、被治療者から回収装置100又は200、及び物質140又は240の完全な引き抜きを阻害する可能性がある。回収装置100又は200を被治療者から除去するために、使用者は、エンドエフェクタ108又は208から物質140又は240を解放可能である。使用者は、エンドエフェクタ108又は208を図1Aに示す展開状態、図1Cに示す解放状態、図1Cと同様の解放状態であって、図2Bに示す部分展開状態や、図2Aに示す初期展開状態に戻す駆動部材134ではなく、むしろ駆動部材136によって構成されるエンドエフェクタアセンブリ106の遠位端を除く状態に戻すことにより、物質140又は240の解放を容易にすることができる。エンドエフェクタアセンブリ106又は206の遠位端のストラット密度は減少することとなり、回収装置100又は200が近位方向に引き抜かれる際に、物質140又は240が内部領域130又は230から外れることを一層容易にする。
追加的に又は代替的に、エンドエフェクタ108又は208を導入器102又は202の遠位端に引き込むために、使用者は、駆動部材134又は駆動部材234の近位端を引っ張るようにしてもよい。駆動部材136又は236は、エンドエフェクタ108又は208の引き込みを許容するように、導入器102又は202を介して遠位側に抜き出される。追加的な引き込みで、全てのエンドエフェクタアセンブリ106又は206は、物質140又は140と接触しないように動くことになる。エンドエフェクタアセンブリ106又は206全体が導入器102又は202の近位端から引き抜かれることが配慮されている。回収装置100又は200の残部は、被治療者から除去されることになる。物質140又は240は、被治療者に残されてもよい。
開示された回収装置及び方法は、身体からの物質の捕捉及び除去に関するあらゆる適切な用途で利用可能である。本明細書に記載されるいずれかの態様は、本明細書に記載されるいずれかの他の態様と併用可能である。各装置は、あらゆる適切な医療的施術に使用可能であり、あらゆる適切な管腔及び体腔を経由して進行可能であり、あらゆる適切な身体部分から物質を除去するために使用可能である。例えば、本明細書に記載の各装置は、経口、経膣、経直腸、経鼻、経尿道を含む、あらゆる天然の管腔又は管をアクセスして、又はあらゆる適切な組織における切開部を経由して、使用することが可能である。
開示の範囲から逸脱することなく、開示された回収装置及び方法において様々な修正及び変形可能であるできることは、当業者には明らかであろう。本発明の他の態様は、本明細書に開示された特徴の明細書及び実施を考慮することにより、当業者に明らかであろう。本明細書及び実施例は、例示的なものに過ぎないことが意図されている。

Claims (7)

  1. シースと、
    前記シース内の第1の駆動部材と、
    前記第1の駆動部材に対して相対的に動くことが可能な、シース内の第2の駆動部材と、
    前記シースに収納可能且つシースから延出可能なエンドエフェクタと、を備え、前記エンドエフェクタは、
    第1の駆動部材に連結された第1の近位端部と、
    第2の駆動部材に連結された第2の近位端部と、
    遠位先端と、
    1の近位端部からエンドエフェクタの前記遠位先端まで遠位方向に延びる第1の脚と、
    第2の近位端部からエンドエフェクタの前記遠位先端まで遠位方向に延びる第2の脚と、
    を備え、
    前記遠位先端に延びる、第1、第2の脚の全ての遠位端は、当該遠位先端において互いに固定されており、
    前記遠位先端は、互いに対向する第1端と第2端とを有しているとともに、前記エンドエフェクタは、前記第1の駆動部材の前記シース内での移動により、前記遠位先端を、
    前記第1端が当該遠位先端の最遠位位置にあるとともに前記第2端が当該遠位先端の最近位位置にある第1の位置と、
    前記第2端が当該遠位先端の最遠位位置にあるとともに前記第1端が当該遠位先端の最近位位置にある第2の位置と、
    の間で移動するように構成される、回収装置。
  2. 前記回収装置は、2個よりも多い駆動部材を備えている、請求項1に記載の回収装置。
  3. 第1及び第2の駆動部材の一方は、近位方向及び遠位方向の少なくともいずれか一方に、第1及び第2の駆動部材の他方に対し、相対的に動くことが可能である、請求項1又は2に記載の回収装置。
  4. 第1及び第2の駆動部材の一方は、近位方向及び遠位方向の少なくともいずれか一方に動くとともに、第1及び第2の駆動部材の他方は、近位方向又は遠位方向には動かない、請求項1から3のいずれか1項に記載の回収装置。
  5. 第1及び第2の駆動部材の一方は、近位方向に動くことが可能であるとともに、第1及び第2の駆動部材の他方は、遠位方向に動くことが可能である、請求項1から4のいずれか1項に記載の回収装置。
  6. 第1及び第2の駆動部材は、近位方向及び遠位方向の少なくともいずれか一方に、同時に動くことが可能である、請求項1から5のいずれか1項に記載の回収装置。
  7. 前記第1のは、前記第2のよりも多い、請求項1から6のいずれか一項に記載の回収装置。
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