JP6682168B1 - 放牧ユニットと牧場と放牧方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】気温が高い時でも、家畜の食欲を落とさずに飼育する放牧ユニットと牧場と放牧方法を提供すること。【解決手段】水を供給する飲料水供給管と、上記水を受取る飲料水受取管と、上記飲料水供給管に上記水を提供し、上記飲料水受取管より上記水を受取る第1ポンプ部を有する供給装置と、を含む放牧ユニットを用いる。また、上記放牧ユニットで囲まれた牧場を用いる。また、水を第1ポンプで飲料水供給管へ供給する工程と、家畜が上記飲料水供給管から上記水を飲む工程と、残りの上記水を飲料水受取管で受取る工程と、上記受取られた水を、上記第1ポンプで上記飲料水供給管へ供給する工程と、を含み、上記水を循環させて、上記家畜へ上記水を供給する放牧方法を用いる。【選択図】図1

Description

本発明は、放牧ユニットと牧場と放牧方法とに関する。
従来の家畜の飼育方法として、特許文献1、2があった。これらでは、穀物に工夫するものであった。
特開2017−163983号公報 特開2016−13116号公報
しかしながら、夏など気温が高い場合、家畜は食欲がでない。特に、牧場で家畜を放牧させる時には、家畜は、暑さで食欲がでず、成長が悪い。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、気温が高い時でも、家畜の食欲を落とさずに飼育する放牧ユニットと牧場と放牧方法を提供することを課題とする。
前記従来の課題を解決するために、水を供給する飲料水供給管と、上記水を受取る飲料水受取管と、上記飲料水供給管に上記水を提供し、上記飲料水受取管より上記水を受取る第1ポンプ部を有する供給装置と。を含む放牧ユニットを用いる。
また、上記放牧ユニットで囲まれた牧場を用いる。
また、水を第1ポンプで飲料水供給管へ供給する工程と、家畜が上記飲料水供給管から上記水を飲む工程と、残りの上記水を飲料水受取管で受取る工程と、上記受取られた水を、上記第1ポンプで上記飲料水供給管へ供給する工程と、を含み、上記水を循環させて、上記家畜へ上記水を供給する放牧方法を用いる。
本発明の家畜の飼育方法、牧場では、家畜の食欲を下げずに飼育できる放牧ユニット、牧場、および、放牧方法を提供できる。家畜と牧草の成長の両方が確保できる。牧草の成長を確保できるので、家畜が乳牛の場合、搾乳の量を落とさず確保できる。
実施の形態1の第1柵と供給装置の斜視図 実施の形態1の第2柵の斜視図 実施の形態1の牧場の平面図 実施の形態1の開口管を示す側面図 (a)実施の形態2の牧場の通常の平面図、(b)実施の形態2の牧場の通常の断面図、(c)実施の形態2の牧場の涌常の側面図、(d)実施の形態2の牧場の温度制御状態の平面図、(e)実施の形態2の牧場の温度制御状態の断面図、(f)実施の形態2の牧場の温度制御状態の側面図
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1〜図4で実施の形態1を説明する。図1は、放牧ユニット101の斜視図である。
放牧ユニット101には、家畜の飼育ための第1柵18aと供給装置19とがある。図2は、放牧ユニット101に、追加可能な第2柵18bの斜視図である。図3は、実施の形態1の牧場100の平面図である。
図3に示すように、家畜31を放牧する放牧場52は、放牧ユニット101(第2柵18bと供給装置19と第1柵18a)で囲まれる。供給装置19は、離れた別の場所でもよい。家畜31は、牛、馬、羊などであるが、ブタ、犬などでもよい。
第1柵18aは、放牧場52を囲むだけでなく、水、肥料などを輸送するものである。
肥料は、水などに溶かされたものや液体の必要など、液体状態のものである。
供給装置19は、第1柵18aに水、肥料などを供給するものである。もし、水道施設。河川などがあれば、供給装置19として、それらを利用できる。
<第2柵18b≫
第2柵18bは、家畜31を放牧場52から出さない柵である。木、金属パイプなどが骨組み30として、組み合わせされている。また、木とロープ、木と金属線などでもよい。
第2柵18bは、下部に杭40を有し、地面に杭40を刺すことで、第2柵18bは。独立して設置される。水、肥料などを供給する飲料水供給管11〜肥料水受取管14などを有してもよい。または、飲料水供給管11〜肥料水受取管14などを有さず、単なる家畜を閉じ込める柵でもよい。第2柵18bは、三角柱状である。
<第1柵18a>
第1柵18aは、上記第2柵18bの役割をもち、さらに、水や肥料を運搬する役割をもつ。骨組み30、杭40は上記と同様である。飲料水供給管11は、略水平に配置される。ただし、水を流しやすいように、傾斜させてもよい。三角柱を寝かせた形状であるが、直方体の壁のような形状でもよい。第2柵18bと同様の形状である。
第1柵18aは、飲料水供給管11、飲料水受取管12、肥料水供給管13、肥料水受取管14、循環部40aを有する。これらにより、水、肥料を循環できる。飲料水供給管11は、飲料水受取管12より上方にあり、肥料水供給管13は、肥料水受取管14より上方にあるのが好ましい。重力で水、肥料が流れやすい。
飲料水供給管11は、供給装置19より水を受け取り、流す。飲料水供給管11は、循環部40aへ水を渡す。水は、家畜31が飲む水である。飲料水供給管11、または、飲料水受取管12には、開口38を有する。開口38から家畜31は水を飲む。飲料水供給管11の開口38以外は蓋33がある。また、開口38の部分に貯め部31aがあると好ましい。貯め部31aは、凹部であり、水を貯める。貯め部31a、開口38は、飲料水受取管12にあってもよい。
家畜31は、水を飲みやすい。水が流れる通路のいずれかに、ゴミを除くフィルター34があると好ましい。
なお、開口38を有する開口管15を用いてもよい。つまり、図4に示すように、複数の飲料水供給管11間に開口管15を設けてもよい。さらに、複数の飲料水受取管12間、または、飲料水供給管11と飲料水受取管12との間に、開口管15を設けてもよい。
循環部40aは、飲料水供給管11から水を受け取り、飲料水受取管12へ渡す。垂直方向に略平行に配置される。
飲料水受取管12は、循環部40aからの水を供給装置19へ渡す。
肥料水供給管13は、水平方向に位置する。肥料水供給管13は、供給装置19から、水または肥料などを受け取り、放出口39より牧草32へ噴霧する。牧草32を成長させるためである。あまった水または肥料は、肥料水受取管14へ送る、なお、夏の暑い時には、放出口39より水を家畜31へ噴霧してもよい。
肥料水受取管14は、水平方向に位置する。肥料水受取管14は、肥料水供給管13から、水または肥料を受け取り、供給装置19へ戻す。なお、肥料水受取管14はない場合がある。水または肥料を循環させない場合である。
循環部40aは、垂直方向にあり、飲料水供給管11と飲料水受取管12とを連結するつなぎ目である。飲料水供給管11からの水を、飲料水受取管12へ送る。
循環部40bは、垂直方向になり、肥料水供給管!3と肥料水受取管14とを連結するつなぎ目である。肥料水供給管13からの水、または肥料を、肥料水受取管14へ送る。
なお、循環部40a、40bを無くし、2つの管を直接つないでもよい。
飲料水供給管11は、飲料水受取管12より上部にあることが好ましい。肥料水供給管13は、肥料水受取管14より上部にあるのが好ましい。水、または、肥料が流れやすい。
飲料水供給管11は、肥料水供給管13より下部に位置するのが好ましい。これは、飲料水供給管11から、家畜31は水の飲むため、また。肥料水供給管13の放出口39から水、または、肥料を牧草32へ散布するためである。
<供給装置19>
供給装置19は、第1ポンプ部21、第2ポンプ部22、2次電池63、第1貯蔵部61、第2貯蔵部62と、を有する。
第1ポンプ部21は、飲料水供給管11に水を送り、飲料水受取管12から水を受け取る。水を循環させる。第1貯蔵部61から水は補給される。
第2ポンプ部22は、肥料水供給管13に水または肥料を送り、肥料水受取管14から水または肥料を受け取る。水または肥料を循環させる。第2貯蔵部62から水または肥料は補給される。
なお、牧場100が傾斜地などの場合で、水が第1ポンプ部21、第2ポンプ部22へ戻らない場合には、別途、第3ポンプを使用し、飲料水受取管12、肥料水受取管14、または、第1ポンプ部21、第2ポンプ部22へ戻してもよい。
2次電池63は、蓄電池など電気を保存するものである。第1ポンプ部21、第2ポンプ部22へ電力を供給する。
第1貯蔵部61は、水を保存し、第1ポンプ部21へ水を補給する。
第2貯蔵部62は、水または肥料を保存し、第2ポンプ部22へ水または肥料を補給する。
<接統部>
第1柵18aと供給装置19とは、第1接続部25aで、それぞれの管が接続される。
第1ポンプ部21、第2ポンプ部22と、第1貯蔵部61、第2貯蔵部62とは、それぞれ、第4接続部25dで接続される。
第2柵18bは、第1柵18aや供給装置19とは、別途、独立して放牧場52に設置されているが、第1柵18aや供給装置19と接続してもよい。第2柵18bと第1柵18aとは、第2接続部25b、第2柵18bと第2柵18bとは、第3接続部25cで接続されてもよい。
<プロセス1>
水、肥料の提供方法は以下である。
(1)水
水は、第1ポンプ部21から、飲料水供給管11へ流される。水は飲料水供給管11を流れる途中で、家畜31に、一部、開口38から飲まれる。他の水は、循環部40aを経て、飲料水受取管12へ流れ、第1ポンプ部21へ戻る。水は循環するので、虫の発生など起こりにくい。水は定期的に廃棄される。
第1ポンプ部21から水がでて戻るまでにフィルター34を設けるとさらによい。微生物の発生、ゴミを除去できる。
(2)肥料または水
第2ポンプ部22から水または肥料は、肥料水供給管13へ流される。水または肥料は肥料水供給管13を流れる途中で、放出口39から、外部(放牧場52)へ放出(噴霧)される。牧草32へ噴霧される。他の水または肥料は、循環部40bを経て、肥料水受取管14へ流れ、第2ポンプ部22へ戻る。ただし、水または肥料を肥料水受取管14へ流して、第2ポンプへ戻さなくともよい。水または肥料を肥料水受取管14へ流して、第2ポンプへ戻す時は、均質な肥料、水を牧草32へ提供できる。
<効果>
実施の形態1の放牧ユニット101では、水を循環させ、微生物などが発生しない水を家畜31に与えるので、家畜31の食欲を下げずに飼育できる。また、牧草32にも水または肥料を与え成長させる。結果、家畜31が牧草32を食べ、飼育できる。
なお、上記では、第1柵18aに飲料水供給管11と、飲料水受取管12とがあるとした。肥料水供給管13、肥料水受取管14、第2貯蔵部62、第2ポンプ部22は、必須でなくあれば好ましい。
(別例1):温度調整部23
上記との相違点は、供給装置19に温度調整部23(図1)があることである。説明しない事項は、上記と同様である。家畜31は、夏など気温が高い時には、食欲がない。温度調整部23で冷水を飲料水供給管11に流すことで、体温を下げ。食欲を回復させる。
温度調整部23として、コンプレッサー、放熱器、チラー、ヒータなどで水を冷却、温めをしてもよい。
温度調整部23は、ペルチエ素子などである。冷却、温めができる。夏は、水を冷却し、冬は、水が凍らないように温めるのがよい。
結果、家畜31の食欲が落ちず、成長が促進される。
(別例2):移動
この例では、放牧場52を変更するものである。説明しない事項は、上記と同様である。図3で、放牧場52の牧草32は、家畜31により食べられ減る。そのため、放牧場52を、移動させるのがよい。
この場合、供給装置19は移動させず、供給装置19の周辺に、第1柵18a、第2柵18bを移動させる。
例として、図3の牧草成長場51へ、放牧場52を移動させる。放牧ユニット101の一部を移動させる。
この場合、第1柵18aは、飲料水供給管11、飲料水受取管12などがあり、移動に時間、手間を要する。そのため、第1柵18aを移動させず、第2柵18bを、隣接する牧草成長場51へ移動させるのが好ましい。結果、放牧場52と牧草成長場51とが入れ替わる。結果、牧草32を成長させっつ、家畜31の放牧ができる。
なお、一定期間ごとに、供給装置19の周辺へ、順次、放牧場52を移動させるとよい。さらに、上記で、第1柵18aを移動させず、常駐させてもよい。つまり、第1柵18a、供給装置19は移動させず、放牧場52と牧草成長場51とを入れ替えるのみでもよい。
<プロセス2>:移動
放牧方法は、以下からなる。
(1)水循環工程
飲料水供給管11で家畜31へ水を供給し、飲料水供給管11から水を飲料水受取管12で受取る。なお、管や柵を利用せずに、水を循環させて家畜31へ水を提供してもよい。
(2)閉じ込め工程
第1柵18aと第2柵18bとで囲んで放牧ユニット101を形成し家畜31を閉じ込める。なお、第1柵18aは必須ではなく、第2柵18bのみでもよい。
(3)移動工程
水を供給し、受け取る供給装置19の周辺へ、第2柵18bを移動させ、前記放牧ユニットを定期的に移動させる。第1柵18aは動かさないのが好ましいが、動かしてもよい。
また、放牧場52、または、牧草成長場51を、第1柵18aで囲み、水を、放牧場52、または、牧草成長場51の全周で循環させてもよい。この場合、飲料水受取管12は不要となる。
(実施の形態2):太陽光パネル
実施の形態2では、上記実施の形態1の第1柵18a、または、第2柵18bなどの柵に太陽光パネル70を加える。説明しない事項は、実施の形態1と同様である。太陽光パネル70でつくられる電気は、2次電池63で蓄えられる。この電気は、第1ポンプ部21、第2ポンプ部22、温度調整部23などで使用される。放牧場52の周辺には、電源がない場合が多く、太陽光パネル70で電気をつくり、使用することは有効である。
ただし、第1柵18aとして、実施の形態1のように各種配管を有さなくともよい。単に家畜を囲む第2柵18bだけでもよい。別途、水を循環供給すればよい。
図5(a)〜図5(c)は、通常の牧場100状態を示す。図5(d)〜図5(f)は、温度制御状態の牧場100の状態を示す図である。図5(a)と図5(d)は平面図、図5(b)と図5(e)は断面図、図5(c)と図5(f)は側面図である。
通常状態では、太陽光パネル70は、第1柵18a、第2柵18bの側面に位置する。
温度制御状態では、太陽光パネル70は、屋根を形成する。支柱73で太陽光パネル70を支え、放牧場52を太陽光パネル70で覆う。側面など開いた部分は、カーテン71で埋める。結果、密閉空間となる。カーテン71は、気体を通過させない樹脂シートが好ましい。または、カーテン71として、樹脂製のプレートでもよい。
上記の状態変化に対応し、太陽光パネル70は、柵の側面と上方とに移動可能である。
移動可能とは、太陽光パネル70が柵に、数点の止め具で固定され、かつ、数点の止め具を外すことで取り外されることを意味する。太陽光パネル70は、楷の側面と上方とに、それぞれ、止め具で固定される。
太陽光パネル70は、通常状態でも温度制御状態でも、太陽光により電気を作り2次電池63に蓄える。
密閉空間の時に、第1柵18a、または、第2柵18bに配置された管72で、冷気、または、暖気を密閉空間へ噴き出す。
真夏の昼間、真冬の早朝、夕方には、密閉空間を作製する。家畜31は、真冬、真夏での食欲を落とさず、よく成長する。
供給装置19の温度調整部23のペルチエ素子、または、コンプレッサー、または、ヒータを利用して、冷気、または、暖気を管72へ供給する。または、供給装置19に冷風機、または、エアコンを配置し、冷風を管72へ供給してもよい。
<プロセス>
放牧方法は、以下を含む。
(1)閉じ込め工程
第2柵18bまたは第1柵18a、または、両方で囲んで放牧ユニット101を形成し家畜31を閉じ込める。
(2)水循環工程
家畜31へ水を供給し、その水を受取る。実施の形態1と同様、第1柵18aを利用してもよい。水を循屎させる別の機構を用いてもよい。
(3)密閉工程
放牧ユニット101を図5(d)〜図5(f)のように。太陽光パネル70とカーテン71で覆うことで密閉空間を作る。
(4)空調工程
密閉された放牧ユニット101内へ冷気または暖気を供給する。または、柵に設けた水滴管74から霧状の水滴を噴射してもよい。夏において、より好ましいのは、冷気と霧状の水滴を噴射とを併用することである。冷気を発生されるには、電力をかなり使うので、霧状の水滴の噴射と併用する。温度を15℃から25℃にするのが好ましい。家畜31の状態をよくできる。
(5)その他
実施の形態1で示したように、移動工程として、一定期間ごとに、放牧場52を移動させて、(1)〜(4)を実施してもよい。
(4)の後、気温、天候により、開放工程で、カーテン71を取り除き、太陽光パネル70を柵へ戻し、また、(3)、(4)を実施してもよい。1日のうちに、(3)(4)の工程をするのが好ましい。
(全体として)
上記実施の形態1と2とは組み合わせできる。牧草32としては、例えば、イタリアンライグラス、オーチャードグラス、トールフェスク、ケンタッキーブルーグラスなどである。雑草でもよい。
本発明の放牧ユニットと牧場と放牧方法は、多くの地域で利用できる。共同組合、農場組合、農業、酪農に関する会社、個人などで使用できる。
11 飲料水供給管
12 飲料水受取管
13 肥料水供給管
14 肥料水受取管
15 開口管
18a 第1柵
18b 第2柵
19 供給装置
21 第1ポンプ
22 第2ポンプ
23 温度調整部
25a 第1接続部
25b 第2接続部
25c 第3接続部
25d 第4接続部
30 骨組み
31 家畜
33 牧草
34 フィルター
38 開口
39 放出口
40 杭
40a 循環部
40b 循環部
51 牧草成長場
52 放牧場
61 第1貯蔵部
62 第2貯蔵部
63 2次電池
70 太陽光パネル
71 カーテン
72 管
73 支柱
75 水滴管
100 牧場
101 放牧ユニット

Claims (6)

  1. 飲料水供給管で家畜へ水を供給し、前記飲料水供給管から前記水を飲料水受取管受取る水の循環工程と、
    柵で囲んで放牧ユニットを形成し前記家畜を閉じ込める閉じ込め工程と、
    前記放牧ユニットを太陽光パネルとカーテンで覆う密閉工程と、
    前記覆われた放牧ユニット内へ冷気または暖気を供給する空調工程と、
    前記飲料水供給管へ前記水を供給し、前記飲料水受取管から受け取る供給装置の周辺へ、前記柵を移動させ、前記放牧ユニットを定期的に移動させる移動工程と、を含み、
    前記柵は、第1柵と第2柵を有し、
    前記第1柵は、前記水を供給する飲料水供給管と、前記水を受取る飲料水受取管とを含み、前記水を循環させ、
    前記第2柵は、前記飲料水供給管と、前記飲料水受取管とを含まず、
    前記移動工程では、前記供給装置の位置と前記第1柵の位置とを変えず、前記放牧ユニットの位置を、前記供給装置の周辺に一定期間ごとに変える放牧方法。
  2. 前記覆われた放牧ユニット内へ水滴を噴出させる噴出工程と、を含む請求項1に記載の放牧方法。
  3. 前記覆われた放牧ユニットから前記太陽光パネルと前記カーテンを取り除く開放工程をさらに含む、請求項1またはに記載の放牧方法。
  4. 1日のうちで、前記密閉工程と前記開放工程とを行なう請求項に記載の放牧方法。
  5. 飲料水供給管で家畜へ水を供給し、前記飲料水供給管から前記水を飲料水受取管受取る水循環工程と
    柵で囲んで放牧ユニットを形成し前記家畜を閉じ込める閉じ込め工程と、
    前記飲料水供給管へ前記水を供給し、前記飲料水受取管から前記水を受け取る供給装置の周辺へ、前記柵を移動させ、前記放牧ユニットを定期的に移動させる移動工程と、を含み、
    前記柵は、第1柵と第2柵を有し
    前記第1柵は、前記水を供給する飲料水供給管と、前記水を受取る飲料水受取管とを含み、前記水を循環させ、
    前記第2柵は、前記飲料水供給管と、前記飲料水受取管とを含まず、
    前記移動工程では、前記供給装置の位置と前記第1柵の位置とを変えず、前記放牧ユニットの位置を、前記供給装置の周辺に一定期間ごとに変える放牧方法。
  6. 前記供給装置は、前記放牧ユニットのコーナ部に位置する請求項1〜5のいずれか1項に記載の放牧方法。
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