JP6681697B2 - 脱落防止クリップ、シール材、及び外壁パネルの目地構造 - Google Patents
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Description
以下、本発明の実施形態について、図1〜図4を用いて詳細に説明する。まず、図2は、本実施形態に係るシール材1(図1参照)を用いる住宅(建造物)の外壁3を示す図である。図2に示すように、住宅の外壁3には、複数の外壁パネル31が取り付けられている。複数の外壁パネル31の間には、縦目地32及び横目地33が形成されている。すなわち、縦目地32及び横目地33は外壁パネル31の継ぎ目である。縦目地32及び横目地33を挟んで、複数の外壁パネル31が互いに隣り合っている。
図1は、本実施形態に係るシール材(ガスケット)1の構成を示す断面図である。シール材1は弾性を有し、後述の脱落防止クリップ2が設置された外壁パネル31の間の縦目地32または横目地33に挿入された状態で当該目地をシールする。図1に示すように、シール材1は、一次シール部1aと二次シール部1bとを備える。一次シール部1aと二次シール部1bとは、接続され、一体化されている。以下では、シール材1により縦目地32をシールする実施形態について説明する。ただし、シール材1は、横目地33のシールに用いられてもよい。
図3は本実施形態に係る脱落防止クリップ2の形状を示す図である。図3の(a)は脱落防止クリップ2の斜視図である。図3の(b)は脱落防止クリップ2の断面図である。脱落防止クリップ2は、外壁パネル31の間の縦目地32をシールすることが可能な弾性を有するシール材1の、縦目地32に挿入された状態における縦目地32からの脱落を防止する部材である。脱落防止クリップ2は、従来技術の一例として図7の(d)に示した引掛かり防止金具104に置き換わる部材である。脱落防止クリップ2は、シール材1の外壁固定金具34への引掛かりを防止する機能(引掛かり防止金具104が有する機能)に加え、シール材1の縦目地32からの脱落を防止する機能を有する。脱落防止クリップ2は、引掛かり防止金具104と同様、外壁パネル31を住宅に固定する外壁固定金具34(図4参照)に取り付けられる。換言すれば、脱落防止クリップ2は、外壁パネル31に設置される。本実施形態において、脱落防止クリップ2の材質は、バネ鋼である。図3の(a)及び(b)に示すように、脱落防止クリップ2は、表面21と側面22と腕部23とを備える。
図4の(a)〜(d)は、シール材1の縦目地32への取り付けの過程を示す断面図である。縦目地32は、2枚の外壁パネル31の間に形成されている。外壁パネル31は、外壁固定金具34により、住宅の軸組35に固定されている。脱落防止クリップ2は、予め外壁固定金具34に固定されている。
本発明の別の実施形態について、図5を用いて説明する。本実施形態では、シール材1と異なる形状を有するシール材1Aについて説明する。シール材1Aの形状は、二次基部14以外についてはシール材1と同じである。
本発明の別の実施形態について、図6を用いて説明する。本実施形態では、シール材1・1Aと異なる形状を有するシール材1B、及び脱落防止クリップ2と異なる形状を有する脱落防止クリップ2Bについて説明する。シール材1Bの形状は、二次基部14以外についてはシール材1・1Aと同じである。また、脱落防止クリップ2Bの形状は、腕部23以外については、脱落防止クリップ2と同じである。
1a 一次シール部
1b 二次シール部
2 脱落防止クリップ
14 二次基部(基部)
15 二次防水リップ(第1リップ)
16 引掛け部(第2リップ)
21 表面
23 腕部
23c 先端部
31 外壁パネル
31a 内壁
32 縦目地(目地)
34 外壁固定金具(固定金具)
36 防水空間
Claims (8)
- 外壁パネルの間の目地をシールすることが可能な弾性を有するシール材の、当該目地に挿入された状態における当該目地からの脱落を防止する脱落防止クリップであって、
上記外壁パネルを固定する固定金具に取り付けられ、
上記目地と対向する表面には、上記シール材の一部分から突出して設けられたリップを引掛ける腕部が形成されており、
上記腕部は、
上記表面の一端から離間し、かつ、上記表面の、当該一端と対向する他端側へと延伸しており、上記シール材の一部分が接触したときに、当該一部分をその先端部まで案内して当該先端部に引掛けるものであり、
上記先端部を含む一部の区間において、上記表面側へと傾斜していることを特徴とする脱落防止クリップ。 - 弾性を有し、
外壁パネルの間の目地をシールすることが可能な弾性を有するシール材の、当該目地に挿入された状態における当該目地からの脱落を防止する脱落防止クリップであって、
上記外壁パネルを固定する固定金具に取り付けられ、
上記目地と対向する表面には、上記シール材の一部分から突出して設けられたリップを引掛ける腕部が形成された上記脱落防止クリップが設置された上記外壁パネルの間の上記目地に挿入された状態で当該目地をシールする上記シール材であって、
上記目地の内部で当該目地をシールする一次シール部と、
上記外壁パネルの内壁側から上記目地をシールする二次シール部と、を備え、
上記二次シール部は、
上記二次シール部の長手方向に亘って上記一次シール部側へ突出し、上記内壁へ接触して、当該内壁、上記一次シール部及び上記二次シール部の間に防水空間を形成する第1リップと、
上記二次シール部の長手方向に亘って上記一次シール部とは反対側へ突出し、上記外壁パネルに設置された上記脱落防止クリップに上記二次シール部を固定させる第2リップと、を備えていることを特徴とするシール材。 - 弾性を有し、
外壁パネルの間の目地をシールすることが可能な弾性を有するシール材の、当該目地に挿入された状態における当該目地からの脱落を防止する脱落防止クリップであって、
上記外壁パネルを固定する固定金具に取り付けられ、
上記目地と対向する表面には、上記シール材の一部分から突出して設けられたリップを引掛ける腕部が形成されており、
上記腕部は、
上記表面の一端から離間し、かつ、上記表面の、当該一端と対向する他端側へと延伸しており、上記シール材の一部分が接触したときに、当該一部分をその先端部まで案内して当該先端部に引掛けるものであり、
上記先端部を含む一部の区間において、上記表面側へと傾斜している上記脱落防止クリップが設置された上記外壁パネルの間の上記目地に挿入された状態で当該目地をシールする上記シール材であって、
上記目地の内部で当該目地をシールする一次シール部と、
上記外壁パネルの内壁側から上記目地をシールする二次シール部と、を備え、
上記二次シール部は、
上記二次シール部の長手方向に亘って上記一次シール部側へ突出し、上記内壁へ接触して、当該内壁、上記一次シール部及び上記二次シール部の間に防水空間を形成する第1リップと、
上記二次シール部の長手方向に亘って上記一次シール部とは反対側へ突出し、上記外壁パネルに設置された上記脱落防止クリップに上記二次シール部を固定させる第2リップと、を備えていることを特徴とするシール材。 - 上記二次シール部は、上記一次シール部との接続位置から上記二次シール部の短手方向に延伸し、かつ上記第1リップ及び上記第2リップが形成された基部を備え、
上記基部は、硬質材で構成されていることを特徴とする請求項2または3に記載のシール材。 - 上記二次シール部は、上記一次シール部との接続位置から上記二次シール部の短手方向に延伸し、かつ上記第2リップが形成された基部を複数備え、
上記第2リップは、軟質材で構成されていることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載のシール材。 - 上記二次シール部は、上記一次シール部との接続位置から上記二次シール部の短手方向に延伸し、かつ上記第2リップが形成された基部を備え、
上記第2リップは、上記接続位置側に傾斜して形成されていることを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載のシール材。 - 請求項1に記載の脱落防止クリップを備えていることを特徴とする外壁パネルの目地構造。
- 請求項2から6のいずれか1項に記載のシール材を備えていることを特徴とする外壁パネルの目地構造。
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