JP6681545B2 - 水溶液中のガン細胞の検出方法 - Google Patents

水溶液中のガン細胞の検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、水溶液が2以上のガン細胞を含有しているかどうかを判定する方法に関する。
非特許文献1は、テロメラーゼ活性測定方法を開示している。この方法では以下の手順(I)〜(IV)に従って生体試料に含有されるテロメラーゼの活性度が測定される。
(I) 生体試料を含有するテロメラーゼ反応溶液を調製し、テロメラーゼ反応溶液中でテロメラーゼ反応を行う。このようにして、テロメラーゼ反応産物が得られる。
(II) テロメラーゼ反応産物が磁性ビーズ上に固定される。次いで、磁性ビーズは洗浄される。
(III) このように固定されたテロメラーゼ反応産物をテンプレートとして用いて、テロメラーゼ反応産物に含まれるDNA配列がPCR法により増幅される。このようにして、PCR産物が得られる。
(IV) PCR産物がサイクリングプローブテクノロジー法で検出される。
特許文献1は、テロメラーゼ活性を検出するための方法および組成物を開示している。
国際公開第2004/044246号
本発明の目的は、たとえ水溶液が2つしかガン細胞を含有していない場合であっても、当該水溶液がガン細胞を含有していると判定できる方法を提供することにある。
本発明は、水溶液中のガン細胞の検出方法であって、以下の工程を具備する:
(a) TSプライマー、dTTP、dTP、およびdGTPを前記水溶液に添加し、テロメラーゼ反応溶液を調製する工程、ここで、
前記TSプライマーは、5’−AATCCGTCGAGCAGAGTT−3’(配列番号:01)のDNA配列により表されるプライマーであり、
前記水溶液中は、ガン細胞を2個以上含有しており、
(b) 前記工程(a)において調製されたテロメラーゼ反応溶液を、テロメラーゼ反応が起こる条件に置き、テロメラーゼ反応産物を得る工程、
(c) 工程(b)において得られたテロメラーゼ反応産物を固相に結合する工程、
(d) 工程(c)において固相に結合されたテロメラーゼ反応産物の全量に、DNAポリメラーゼ、dTTP、dATP、dGTP、dCTP、前記TSプライマー、およびリバースプライマーを混合し、PCR溶液を調製する工程、ここで、
前記リバースプライマーは、5’−GCGCGGCTTACCCTTACCCTTACCCTAACC−3’(配列番号:02)のDNA配列により表されるプライマーであり、
前記PCR溶液に含有されるTSプライマーは、0.1μM以上1μM以下の濃度を有し、かつ
前記PCR溶液に含有されるリバースプライマーは、0.02μM以上0.06μM以下の濃度を有し、
(e) 工程(d)において調製されたPCR溶液をPCRが起こる条件に置き、PCR産物を得る工程、ここで、
前記TSプライマーは、前記PCRにおいてフォワードプライマーとして作用し、
(f) 工程(e)で得られたPCR産物に、プローブRNAおよびRNaseH酵素を混合して、RNaseH反応溶液を調製する工程、ここで、
前記プローブRNAは、5’−CCCUAACCC−3’(配列番号:03)のRNA配列、蛍光基、および消光基からなり、
前記プローブRNAの一端および他端は、それぞれ前記蛍光基および前記消光基により修飾されており、かつ
前記消光基は、前記蛍光基からの蛍光を吸収することができ、
(g) 工程(f)において調製されたRNaseH反応溶液を、RNaseH反応が起こる条件に置く工程、および
(h) 前記工程(g)の後に、前記RNaseH反応溶液の蛍光強度を測定し、前記ガン細胞を検出する工程。
本発明は、たとえ水溶液が2つしかガン細胞を含有していない場合であっても、当該水溶液がガン細胞を含有していると判定できる方法を提供する。
以下、本発明が詳細に説明される。
本発明は、非特許文献1において開示されたテロメラーゼ活性測定方法を改善することにより完成された。
本発明および非特許文献1の間の3つの相違点が、以下の項目(I)〜(III)として以下に列挙される。
(I) 本発明では、工程(d)において調製されたPCR溶液は、0.1μM以上1μM以下の濃度でTSプライマーを含有している一方で、非特許文献1では、PCR溶液は、10μMの濃度でTSプライマーを含有している。
(II) 本発明では、工程(d)において調製されたPCR溶液は、5’−GCGCGGCTTACCCTTACCCTTACCCTAACC−3’(配列番号:02)のDNA配列により表されるリバースプライマー(以下、「ACXプライマー」という)を含有している一方で、非特許文献1では、PCR溶液は、5’−GTGCCCTTACCCTTACCCTTACCCTAA-3’(配列番号:04)のDNA配列により表されるリバースプライマー(以下、「CX−extプライマー」という)を含有している。
(III) 本発明では、工程(d)において調製されたPCR溶液は、0.02μM以上0.06μM以下の濃度でリバースプライマー(すなわち、ACXプライマー)を含有している一方で、非特許文献1では、PCR溶液は、1μMの濃度でリバースプライマー(すなわち、CX−extプライマー)を含有している。
後述される実施例において実証されているように、本発明では、たとえ水溶液が2つしかガン細胞を含有していない場合であっても、当該水溶液がガン細胞を含有していると正確に判定できる。一方、後述される比較例6において実証されているように、非特許文献1に開示された方法によれば、水溶液が2つしかガン細胞を含有していない場合、当該水溶液がガン細胞を含有していると判定できない。
ガン細胞の例は、HeLa細胞である。以下、工程(a)〜工程(h)が説明される。
(工程(a))
工程(a)においては、TSプライマー、dTTP、dATP、およびdGTPを水溶液に添加する。このようにして、テロメラーゼ反応溶液が調製される。
水溶液の例は、界面活性剤を含有する溶液を用いて細胞または生体組織を溶解することによって得られた細胞溶解液または組織溶解液である。
TSプライマーは、テロメラーゼの基質となるDNAである。TSプライマーは、5’−AATCCGTCGAGCAGAGTT−3’(配列番号:01)のDNA配列により表されるプライマーである。
用語「dTTP」、「dATP」、および「dGTP」は、それぞれ、デオキシチミジン三リン酸、デオキシアデノシン三リン酸、およびデオキシグアノシン三リン酸を意味する。
水溶液に含有され得るDNaseによってテロメラーゼ反応が阻害されることを抑制するために、テロメラーゼの基質とならないDNAが水溶液に添加されることが望ましい。テロメラーゼの基質とならないDNAの例は、λDNA、プラスミドDNA、またはM13ファージベクターである。特許文献2を参照せよ。これに代えて、米国特許出願14/743,901を参照せよ。この明細書の全体は本明細書に参考として援用される。
国際公開第2015/029340号
(工程(b))
工程(b)は、工程(a)の後に行われる。工程(b)においては、工程(a)において調製されたテロメラーゼ反応溶液が、テロメラーゼ反応が起こる条件に置かれる。このようにして、テロメラーゼ反応産物が得られる。具体的には、テロメラーゼ反応溶液は、摂氏20度以上40度以下の温度で、30分以上180分以下の間、静置される。
(工程(c))
工程(c)は、工程(b)の後に行われる。工程(b)において得られたテロメラーゼ反応産物は、固相に結合される。結合後、固相は洗浄されることが望ましい。
固相の例は、基板または粒子である。粒子は磁性粒子であり得る。
テロメラーゼ反応産物を固相に結合する方法が、以下、簡単に説明される。詳細については、非特許文献1を参照せよ。
固相の表面が金から形成される場合、工程(a)で使用されるTSプライマーは、5’末端にチオール基を有する。テロメラーゼ反応産物は、チオール基に含まれる硫黄原子を介して金に結合される。
固相の表面がアビジン(ストレプトアビジンを含む)から形成される場合、工程(a)で使用されるTSプライマーは、5’末端にビオチン基を有する。テロメラーゼ反応産物は、アビジンおよびビオチンの間の親和力により固相に結合される。
(工程(d))
工程(d)は、工程(c)の後に行われる。工程(c)において固定されたテロメラーゼ反応産物は、DNAポリメラーゼ、dTTP、dATP、dGTP、dCTP、TSプライマー、およびリバースプライマーと混合され、PCR溶液が調製される。
DNAポリメラーゼの例は、Taq DNAポリメラーゼ、KOD DNAポリメラーゼ、Pfu DNAポリメラーゼ、またはTth DNAポリメラーゼである。用語「dCTP」は、デオキシシチジン三リン酸を意味する。
リバースプライマーは、5’−GCGCGGCTTACCCTTACCCTTACCCTAACC−3’(配列番号:02)のDNA配列により表されるACXプライマーである。万一、リバースプライマーが、非特許文献1に開示されているように、5’−GTGCCCTTACCCTTACCCTTACCCTAA-3’(配列番号:04)のDNA配列により表されるCX−netプライマーである場合、実際には水溶液は2つのガン細胞を含有しているにも拘わらず、当該水溶液はガン細胞を含有していないと誤って判定される。後述される比較例6を参照せよ。
PCR溶液に含有されるTSプライマーは、0.1μM以上1μM以下の濃度を有する。言い換えれば、PCR溶液は、0.1μM以上1μM以下の濃度でTSプライマーを含有する。万一、工程(d)において、TSプライマーの濃度が1μMを超える場合には、実際には水溶液は2つのガン細胞を含有しているにも拘わらず、当該水溶液はガン細胞を含有していないと誤って判定される。後述される比較例5および比較例6を参照せよ。比較例5および比較例6の工程(d)においては、TSプライマーの濃度はそれぞれ2μMおよび10μMである。
PCR溶液に含有されるリバースプライマーは、0.02μM以上0.06μM以下の濃度を有する。言い換えれば、PCR溶液は、0.02μM以上0.06μM以下の濃度でリバースプライマーを含有する。万一、工程(d)において、リバースプライマーの濃度が0.06μMを超えると、実際には水溶液は2つのガン細胞を含有しているにも拘わらず、当該水溶液はガン細胞を含有していないと誤って判定される。後述される比較例1〜比較例3を参照せよ。比較例1、比較例2、および比較例3においては、工程(d)において、リバースプライマーの濃度は、それぞれ、0.08μM、0.1μM、および0.5μMである。同様に、万一、工程(d)において、リバースプライマーの濃度が0.02μM未満である場合、実際には水溶液は2つのガン細胞を含有しているにも拘わらず、当該水溶液はガン細胞を含有していないと誤って判定される。後述される比較例4を参照せよ。比較例4の工程(d)においては、リバースプライマーの濃度は0.01μMである。
(工程(e))
工程(e)は、工程(d)の後に行われる。工程(d)において調製されたPCR溶液が、PCRが生じる条件に置かれる。このようにして、PCR産物が得られる。工程(d)において混合されたTSプライマーは、フォワードプライマーとして作用する。
具体的には、工程(e)において実施されるPCRでは、PCRサイクルが30〜40回繰り返される。1PCRサイクルは、二本鎖DNAを変成して一本鎖DNAを得る変性工程、プライマーを鋳型DNA(すなわち、得られた一本鎖DNA)に結合させるアニーリング工程、およびDNAポリメラーゼを用いてDNA伸長反応を生じさせるDNA伸長反応工程を含む。
工程(e)で得られるPCR産物は、TSプライマーから伸長されたDNA(以下、「第1DNA」という)およびリバースプライマーから伸長されたDNA(以下、「第2DNA」という)に大別される。上述のとおり、PCR溶液に含有されるTSプライマーの濃度は、PCR溶液に含有されるリバースプライマーの濃度よりも高い。従って、第1DNAの数は、第2DNAよりも多い。
(工程(f))
工程(f)は、工程(e)の後に行われる。工程(e)において得られたPCR産物は、プローブRNAおよびRNaseH酵素と混合され、RNaseH反応溶液を調製する。
プローブRNAは、5’−CCCUAACCC−3’(配列番号:03)のRNA配列、蛍光基、および消光基からなる。プローブRNAは、第1DNAにハイブリダイズできる。プローブRNAの一端および他端は、それぞれ蛍光基および消光基により修飾されている。プローブRNAの5’末端が蛍光基により修飾されている場合には、プローブRNAの3’末端が消光基により修飾されている。プローブRNAの5’末端が消光基により修飾されている場合には、プローブRNAの3’末端が蛍光基により修飾されている。
蛍光基の例は、フルオレセインイソチオシアネート(fluorescein isothiocyanate、以下、「FITC」という)である。消光基の例は、4-[4-(ジメチルアミノ)フェニルアゾ]安息香酸(4-[4-(dimethylamino)phenylazo]benzoic acid、以下、「Dabcyl」という)である。
RNaseH酵素は、DNAにハイブリダイズしたRNAを切断するリボヌクレアーゼである。
(工程(g))
工程(g)は、工程(f)の後に行われる。工程(f)において調製されたRNaseH反応溶液は、RNaseH反応が起こる条件に置かれる。具体的には、RNaseH反応溶液は、摂氏20度〜摂氏40度の温度で10〜60分の間、静置される。
(工程(h))
工程(h)は、工程(g)の後に行われる。工程(h)においては、RNaseH反応溶液からの蛍光の有無が観察される。
工程(a)における水溶液が、HeLa細胞のようなガン細胞を含有している場合、工程(b)において多くのテロメラーゼ反応産物が得られる。そのため、工程(f)において、多くの第1DNA(すなわち、TSプライマーから伸長されたDNA)が得られる。工程(g)では、プローブRNAが、工程(f)で得られた第1DNAにハイブリダイズし、このハイブリダイズしたプローブRNAはRNaseH酵素によって切断される。プローブRNAの切断によって、プローブRNAの一端および他端に修飾された蛍光基および消光基の距離は広がるため、蛍光基からの蛍光強度は上昇する。
一方、工程(a)における水溶液が、ガン細胞を含有していない場合、工程(b)においてテロメラーゼ反応産物が得られない。そのため、工程(f)において、第1DNAが得られない。工程(g)においては、RNaseH反応溶液は、第1DNAを含有しないため、プローブRNAはRNaseH酵素によって切断されない。このため、蛍光基および消光基の距離は変わらないままなので、蛍光強度は変化しない。
従って、RNaseH反応溶液からの蛍光がある場合には、水溶液はガン細胞を含有すると判定される。一方、RNaseH反応溶液からの蛍光がない(または極めて弱い)場合には、水溶液はガン細胞を含有しないと判定される。後述される実施例1〜実施例7において実証されるように、本発明においては、水溶液が2つしかガン細胞を含有していない場合であっても、当該水溶液がガン細胞を含有していると正確に判定できる。
(実施例)
以下、実施例を参照しながら、本発明がより詳細に説明される。
(実施例1)
まず、テロメラーゼ反応溶液A〜Dが調製された。表1は、テロメラーゼ反応溶液A〜Dの組成の詳細を示す。
Figure 0006681545
10×Bufferは、200mMのTris−HCl (pH8.3)、15mMのMgCl、630mMのKCl、0.5%のTween20、および10mMのEDTAを含有していた。10×Bufferに含有されるこれらの試薬は、和光純薬工業株式会社より入手された。
50×dNTP mixは、2.5mM dATP、2.5mM dTTP、2.5mM dCTP、および2.5mM dGTPを含有していた。50×dNTP メルクミリポア社より入手された。
B−TSプライマーは、ビオチンにより修飾された5’末端を有するTSプライマー(配列番号:01)であった。B−TSプライマーは、つくばオリゴサービス株式会社より入手された。
λDNAは、タカラバイオ株式会社より入手された。
HeLa細胞を含有する水溶液(メルクミリポア社より入手、含有されるHeLa細胞の数は10万個であった)が、CHAPS lysisバッファー(メルクミリポア社より入手)を用いて希釈された。このようにして、溶液B、溶液C、および溶液Dのための3種類のHeLa細胞溶解液を得た。
テロメラーゼ反応溶液A〜Dは、摂氏37度の温度で30分間静置された。次いで、テロメラーゼ反応溶液A〜Dは、摂氏95度の温度で10分間加熱された。最後に、テロメラーゼ反応溶液A〜Dは、摂氏4度まで冷却された。このようにして、テロメラーゼ反応産物が得られた。
次に、各テロメラーゼ反応溶液A〜Dは、ストレプトアビジンによって被覆された磁性粒子を含有する磁性粒子溶液と混合された。磁性粒子溶液は、サーモフィッシャーサイエンティフィック社より、商品名:Dynabeads M-280 Streptavidinとして入手された磁性粒子溶液は、20mg/mLの濃度および10μLの容量を有していた。このようにして、混合液A〜Dが調製された。次いで、混合液A〜Dは、摂氏25度の温度で30分間振盪された。このようにして、テロメラーゼ反応産物は磁性粒子の表面上に結合された。
混合液A〜Dは、磁石上に静置された。次いで、上清のみが捨てられ、かつ磁性粒子を含有する沈殿物が回収された。沈殿物に含有される磁性粒子は、Tris-HCl(pH7.5、10mM)およびNaCl(1M)を含有する洗浄液によって洗浄された。磁性粒子は、純水によってさらに洗浄された。
次に、表2に示されるPCR溶液が調製された。磁性粒子がPCR溶液に添加され、PCR溶液A〜Dが調製された。
Figure 0006681545
10×LA PCR Buffer II (Mg2+ plus)および5 U/μL TaKaRa LA Taq HSは、タカラバイオ株式会社より入手された。
フォワードプライマーは、何も修飾されていないTSプライマー(配列番号:01)であった。リバースプライマーは、5’−GCGCGGCTTACCCTTACCCTTACCCTAACC−3’(配列番号:02)のDNA配列により表されるプライマーであった。いずれのプライマーも、つくばオリゴサービス株式会社より入手された。
各PCR溶液A〜Dに含有されるフォワードプライマーおよびリバースプライマーの終濃度は、それぞれ1μMと0.02μMであった。
PCR溶液A〜Dは、表3に示されるPCR条件下に置かれた。このようにして、磁性粒子の表面上に結合されたテロメラーゼ反応産物を鋳型として用いて、PCRが行われた。続いて、PCR溶液A〜Dは、摂氏4度に冷却された。PCR溶液A〜Dは、磁石上に静置された。次いで、磁石上に静置されたPCR溶液A〜Dから、上清A〜Dが回収された。
Figure 0006681545
次に、表4に示されるRNaseH反応溶液が調製された。各上清A〜DにRNaseH反応溶液が添加され、RNaseH反応溶液A〜Dが調製された。
Figure 0006681545
プローブRNAは、5’−CCCUAACCC−3’(配列番号:03)のRNA配列により表されるプローブであった。プローブRNAの5’末端および3’末端は、それぞれ蛍光基および消光基として作用するFITCおよびDabcylによって修飾されていた。プローブRNAは、つくばオリゴサービス株式会社より入手された。10U/μL RNaseHは、タカラバイオ株式会社より入手された。
RNaseH反応溶液A〜Dは、摂氏37度の温度で20分間、静置された。このようにして、RNaseH反応が行われた。次いで、EDTA溶液(pH:8、500mM、10μL)がRNaseH反応溶液A〜Dに添加され、RNaseH反応を停止した。このようにして、反応溶液A〜Dが得られた。
最後に、各反応溶液A〜Dの蛍光強度が、蛍光測定装置(テカンジャパン株式会社より入手、商品名:「インフィニットM1000プロ」)を用いて測定された。励起波長は482ナノメートルであった。蛍光波長は、520ナノメートルであった。測定温度は、摂氏25度であった。以下、用語「蛍光強度」とは、反応溶液A、B、C、またはDに由来する蛍光強度値から反応溶液Aに由来する蛍光強度値を引き算することによって算出される値を意味する。言うまでもないが、反応溶液Aの蛍光強度は0に等しい。また、反応溶液Aは、HeLa細胞のようなガン細胞を全く含有しないことに留意せよ。
以下の表5は、実施例1における反応溶液A〜Dの蛍光強度を示す。
Figure 0006681545

表5から明らかなように、実施例1では、反応溶液が2つしかHeLa細胞を含有していない場合であっても、反応溶液がHeLa細胞を含有していると判定できるほど蛍光強度は高い。
(実施例2)
実施例2では、工程(d)におけるリバースプライマー(配列番号:02)の終濃度が0.04μMであったこと以外は、実施例1と同様の実験が行われた。
以下の表6は、実施例2における反応溶液A〜Dの蛍光強度を示す。
Figure 0006681545
表6から明らかなように、実施例2でも、反応溶液が2つしかHeLa細胞を含有していない場合であっても、反応溶液がHeLa細胞を含有していると判定できるほど蛍光強度は高い。
(実施例3)
実施例3では、工程(d)におけるリバースプライマー(配列番号:02)の終濃度が0.06μMであったこと以外は、実施例1と同様の実験が行われた。
以下の表7は、実施例3における反応溶液A〜Dの蛍光強度を示す。
Figure 0006681545
表7から明らかなように、実施例3でも、反応溶液が2つしかHeLa細胞を含有していない場合であっても、反応溶液がHeLa細胞を含有していると判定できるほど蛍光強度は高い。
(実施例4)
実施例4では、工程(d)におけるTSプライマー(配列番号:01)およびリバースプライマー(配列番号:02)の終濃度がそれぞれ0.5μMおよび0.02μMであったこと以外は、実施例1と同様の実験が行われた。
以下の表8は、実施例4における反応溶液A〜Dの蛍光強度を示す。
Figure 0006681545
表8から明らかなように、実施例4でも、反応溶液が2つしかHeLa細胞を含有していない場合であっても、反応溶液がHeLa細胞を含有していると判定できるほど蛍光強度は高い。
(実施例5)
実施例5では、工程(d)におけるTSプライマー(配列番号:01)およびリバースプライマー(配列番号:02)の終濃度がそれぞれ0.5μMおよび0.06μMであったこと以外は、実施例1と同様の実験が行われた。
以下の表9は、実施例5における反応溶液A〜Dの蛍光強度を示す。
Figure 0006681545
表9から明らかなように、実施例5でも、反応溶液が2つしかHeLa細胞を含有していない場合であっても、反応溶液がHeLa細胞を含有していると判定できるほど蛍光強度は高い。
(実施例6)
実施例6では、工程(d)におけるTSプライマー(配列番号:01)およびリバースプライマー(配列番号:02)の終濃度がそれぞれ0.1μMおよび0.02μMであったこと以外は、実施例1と同様の実験が行われた。
以下の表10は、実施例6における反応溶液A〜Dの蛍光強度を示す。
Figure 0006681545
表10から明らかなように、実施例6でも、反応溶液が2つしかHeLa細胞を含有していない場合であっても、反応溶液がHeLa細胞を含有していると判定できるほど蛍光強度は高い。
(実施例7)
実施例7では、工程(d)におけるTSプライマー(配列番号:01)およびリバースプライマー(配列番号:02)の終濃度がそれぞれ0.1μMおよび0.06μMであったこと以外は、実施例1と同様の実験が行われた。
以下の表11は、実施例7における反応溶液A〜Dの蛍光強度を示す。
Figure 0006681545
表11から明らかなように、実施例7でも、反応溶液が2つしかHeLa細胞を含有していない場合であっても、反応溶液がHeLa細胞を含有していると判定できるほど蛍光強度は高い。
(比較例1)
比較例1では、工程(d)におけるリバースプライマー(配列番号:02)の終濃度が0.08μMであったこと以外は、実施例1と同様の実験が行われた。
以下の表12は、比較例1における反応溶液A〜Dの蛍光強度を示す。
Figure 0006681545

表12から明らかなように、比較例1では、反応溶液が2つしかHeLa細胞を含有していない場合、当該反応溶液(すなわち、反応溶液B)はHeLa細胞を含有していないと誤って判定されるほど蛍光強度は低い。
(比較例2)
比較例2では、工程(d)におけるリバースプライマー(配列番号:02)の終濃度が0.1μMであったこと以外は、実施例1と同様の実験が行われた。
以下の表13は、比較例2における反応溶液A〜Dの蛍光強度を示す。
Figure 0006681545
表13から明らかなように、比較例2でも、反応溶液が2つしかHeLa細胞を含有していない場合、当該反応溶液(すなわち、反応溶液B)はHeLa細胞を含有していないと誤って判定されるほど蛍光強度は低い。
(比較例3)
比較例3では、工程(d)におけるリバースプライマー(配列番号:02)の終濃度が0.5μMであったこと以外は、実施例1と同様の実験が行われた。
以下の表14は、比較例3における反応溶液A〜Dの蛍光強度を示す。
Figure 0006681545
表14から明らかなように、比較例3でも、反応溶液が2つしかHeLa細胞を含有していない場合、当該反応溶液(すなわち、反応溶液B)はHeLa細胞を含有していないと誤って判定されるほど蛍光強度は低い。
(比較例4)
比較例4では、工程(d)におけるリバースプライマー(配列番号:02)の終濃度が0.01μMであったこと以外は、実施例1と同様の実験が行われた。
以下の表15は、比較例4における反応溶液A〜Dの蛍光強度を示す。
Figure 0006681545
表15から明らかなように、比較例4では、反応溶液に含有されるHeLa細胞の数が20個以下である場合、当該反応溶液(すなわち、反応溶液Bおよび反応溶液C)はHeLa細胞を含有していないと誤って判定されるほど蛍光強度は低い。
(比較例5)
比較例5では、工程(d)におけるTSプライマー(配列番号:01)およびリバースプライマー(配列番号:02)の終濃度がそれぞれ2μMおよび0.02μMであったこと以外は、実施例1と同様の実験が行われた。
以下の表16は、比較例5における反応溶液A〜Dの蛍光強度を示す。
Figure 0006681545
表16から明らかなように、比較例5でも、反応溶液が2つしかHeLa細胞を含有していない場合、当該反応溶液(すなわち、反応溶液B)はHeLa細胞を含有していないと誤って判定されるほど蛍光強度は低い。
(比較例6)
比較例6では、以下の項目(I)〜(III)を除き、実施例1と同様の実験が行われた。
(I) 工程(d)におけるTSプライマーの終濃度は、10μMであった。
(II) 工程(d)におけるリバースプライマーは、CX−extプライマー(配列番号:04)であった。
(III) リバースプライマー(すなわち、CX−extプライマー)の終濃度は、1μMであった。
以下の表17は、比較例6における反応溶液A〜Dの蛍光強度を示す。
Figure 0006681545
表17から明らかなように、比較例6では、反応溶液に含有されるHeLa細胞の数が20個以下である場合、当該反応溶液(すなわち、反応溶液Bおよび反応溶液C)はHeLa細胞を含有していないと誤って判定されるほど蛍光強度は低い。
(比較例7)
比較例7では、工程(d)におけるTSプライマー(配列番号:01)およびリバースプライマー(配列番号:02)の終濃度がそれぞれ10μMおよび1μMであったこと以外は、実施例1と同様の実験が行われた。
以下の表18は、比較例7における反応溶液A〜Dの蛍光強度を示す。
Figure 0006681545
表18から明らかなように、比較例7でも、反応溶液に含有されるHeLa細胞の数が20個以下である場合、当該反応溶液(すなわち、反応溶液Bおよび反応溶液C)はHeLa細胞を含有していないと誤って判定されるほど蛍光強度は低い。
本発明は、たとえ水溶液が2つしかガン細胞を含有していない場合であっても、当該水溶液がガン細胞を含有していると判定できる方法を提供する。

Claims (5)

  1. 水溶液中のガン細胞の検出方法であって、以下の工程を具備する:
    (a) TSプライマー、dTTP、dTP、およびdGTPを前記水溶液に添加し、テロメラーゼ反応溶液を調製する工程、ここで、
    前記TSプライマーは、5’−AATCCGTCGAGCAGAGTT−3’(配列番号:01)のDNA配列により表されるプライマーであり、
    前記水溶液中は、ガン細胞を2個以上含有しており、
    (b) 前記工程(a)において調製されたテロメラーゼ反応溶液を、テロメラーゼ反応が起こる条件に置き、テロメラーゼ反応産物を得る工程、
    (c) 工程(b)において得られたテロメラーゼ反応産物を固相に結合する工程、
    (d) 工程(c)において固相に結合されたテロメラーゼ反応産物の全量に、DNAポリメラーゼ、dTTP、dATP、dGTP、dCTP、前記TSプライマー、およびリバースプライマーを混合し、PCR溶液を調製する工程、ここで、
    前記リバースプライマーは、5’−GCGCGGCTTACCCTTACCCTTACCCTAACC−3’(配列番号:02)のDNA配列により表されるプライマーであり、
    前記PCR溶液に含有されるTSプライマーは、0.1μM以上1μM以下の濃度を有し、かつ
    前記PCR溶液に含有されるリバースプライマーは、0.02μM以上0.06μM以下の濃度を有し、
    (e) 工程(d)において調製されたPCR溶液をPCRが起こる条件に置き、PCR産物を得る工程、ここで、
    前記TSプライマーは、前記PCRにおいてフォワードプライマーとして作用し、
    (f) 工程(e)で得られたPCR産物に、プローブRNAおよびRNaseH酵素を混合して、RNaseH反応溶液を調製する工程、ここで、
    前記プローブRNAは、5’−CCCUAACCC−3’(配列番号:03)のRNA配列、蛍光基、および消光基からなり、
    前記プローブRNAの一端および他端は、それぞれ前記蛍光基および前記消光基により修飾されており、かつ
    前記消光基は、前記蛍光基からの蛍光を吸収することができ、
    (g) 工程(f)において調製されたRNaseH反応溶液を、RNaseH反応が起こる条件に置く工程、および
    (h) 前記工程(g)の後に、前記RNaseH反応溶液の蛍光強度を測定し、前記ガン細胞を検出する工程。
  2. 請求項1に記載の方法であって、
    前記水溶液が、細胞溶解液および組織溶解液からなる群から選択される少なくとも1つを含有する。
  3. 請求項1に記載の方法であって、
    前記工程(a)において、λDNA、プラスミドDNA、およびM13ファージベクターからなる群から選択される少なくとも1つのDNAがさらに水溶液に添加される。
  4. 請求項1に記載の方法であって、
    前記工程(a)において添加されるTSプライマーの5’末端がビオチンによって修飾されており、かつ
    前記固相が、ストレプトアビジンで被覆された磁性粒子から形成されている。
  5. 請求項1に記載の方法であって、
    前記蛍光基が、フルオレセインイソチオシアネート(fluorescein isothiocyanate)から形成されており、かつ
    前記消光基が、4-[4-(ジメチルアミノ)フェニルアゾ]安息香酸(4-[4-(dimethylamino)phenylazo]benzoic acid) から形成されている。
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