JP6680884B2 - 画像補正方法及び撮像装置 - Google Patents

画像補正方法及び撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6680884B2
JP6680884B2 JP2018532851A JP2018532851A JP6680884B2 JP 6680884 B2 JP6680884 B2 JP 6680884B2 JP 2018532851 A JP2018532851 A JP 2018532851A JP 2018532851 A JP2018532851 A JP 2018532851A JP 6680884 B2 JP6680884 B2 JP 6680884B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
value
video data
image
cumulative
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018532851A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018029972A1 (ja
Inventor
忠明 柳
忠明 柳
中村 和彦
和彦 中村
健太郎 勝呂
健太郎 勝呂
佐藤 一良
一良 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kokusai Electric Inc filed Critical Hitachi Kokusai Electric Inc
Publication of JPWO2018029972A1 publication Critical patent/JPWO2018029972A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6680884B2 publication Critical patent/JP6680884B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
    • H04N25/67Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise applied to fixed-pattern noise, e.g. non-uniformity of response
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/80Camera processing pipelines; Components thereof
    • H04N23/81Camera processing pipelines; Components thereof for suppressing or minimising disturbance in the image signal generation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/66Remote control of cameras or camera parts, e.g. by remote control devices
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
    • H04N25/67Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise applied to fixed-pattern noise, e.g. non-uniformity of response
    • H04N25/671Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise applied to fixed-pattern noise, e.g. non-uniformity of response for non-uniformity detection or correction
    • H04N25/673Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise applied to fixed-pattern noise, e.g. non-uniformity of response for non-uniformity detection or correction by using reference sources

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)

Description

本発明は、画像補正方法及び撮像装置に係り、特に補正値算出時の突発的なフレーム変動の影響を抑え、固定パターンノイズを精度よく除去して、良好な品質の画像を得ることができる画像補正方法及び撮像装置に関する。
[先行技術の説明]
撮像装置からの映像信号に含まれるノイズには、時間変動するランダムノイズと、時間変動しない固定パターンノイズ(FPN:Fixed Pattern Noise)がある。
ランダムノイズは、規則性がないため、解像度や画質を劣化させずに映像信号上のノイズを抑圧することは困難であり、改善のためには撮像素子そのものの性能改善が必要である。
一方、FPNは、その規則性に基づいて、信号処理により除去又は抑圧することが可能である。
具体的には、撮像装置のFPN補正部において、遮光時の映像信号からFPNを抽出して補正値として記憶しておき、実際の映像信号から補正値を差し引いて、FPNが除去された補正映像信号を出力するようにしている。
[従来の撮像装置の構成:図5]
従来の撮像装置におけるFPN補正部について図5を用いて説明する。図5は、従来の撮像装置におけるFPN補正部の構成ブロック図である。
図5に示すように、従来の撮像装置のFPN補正部(従来のFPN補正部)は、黒レベル減算部51と、加算部52と、第1のラインバッファ53と、メモリコントローラ54と、DDR(Double Data Rate)フレームメモリ55と、第2のラインバッファ56と、除算器57と、減算器58とを備えている。
従来のFPN補正部の各部について説明する。
黒レベル減算部51は、入力された遮光時の映像信号から基準となる黒レベルを減算する。
加算部52は、黒レベル減算部51からの遮光時の映像データを、DDRフレームメモリ56に蓄積され、読み出された累積補正値に画素毎に加算する。
第1のラインバッファ53は、加算部52からの出力を1行(1ライン)分保持してメモリコントローラ54に出力する。
DDRフレームメモリ55は、1フレーム分の累積補正値を画素毎に記憶する。尚、DDRフレームメモリ55に記憶されている累積補正値は、補正値算出の処理が終了するまでは暫定的な値となる。
メモリコントローラ54は、第1のラインバッファ53から出力された加算された値でDDRフレームメモリ55に記憶されている累積補正値を更新する。また、メモリコントローラ54は、DDRフレームメモリ55に記憶されている累積補正値を読み出して第2のラインバッファ56に出力する。
具体的には、メモリコントローラ54は、第1のラインバッファ53から1行ずつ累積補正値のデータを受け取って、DDRフレームメモリ55にライン毎に書き込む。そして、次のフレームのデータが加算器52に出力されるタイミングに合わせて、最初のラインからラインバッファ56への出力を行う。尚、DDRフレームメモリ55への書き込みと読み出しが並行して行われてもよい。
第2のラインバッファ56は、読み出された累積補正値を1行分保持して、画素毎に加算部52に出力する。
除算器57は、DDRフレームメモリ55から読み出された画素毎の累積補正値を、規定回数(k)で除算する。
規定回数は、累積補正値算出のために必要なフレーム数であり、例えば256回としている。累積補正値算出の処理が終了すると、DDRフレームメモリに記憶された累積補正値は、黒レベル減算器51からの出力が規定回数分加算されたものとなる。
つまり、除算器57からの出力は、各画素における固定パターンノイズが反映された遮光時の平均レベルであり、各画素の固定パターンノイズを補正するFPN補正値となるものである。
減算器58は、撮影時に入力された映像データから、画素毎に除算器57の出力を減算して固定パターンノイズを除去し、補正された映像データを出力する。
[従来の画像補正方法:図5]
図5に示した従来の撮像装置のFPN補正部における画像補正方法について説明する。
従来の撮像装置では、まず、補正値算出の処理を行うため、遮光時の映像データが入力され、黒レベル減算部51で黒レベルが減算される。
一方、DDRフレームメモリ55にその時点で記憶されている累積補正値が、メモリコントローラ54によって読み出され、ラインバッファ56を介して加算器52に入力される。
そして、加算器52において、黒レベル減算器51からの映像データと累積補正値とが加算され、加算された累積補正値が、ラインバッファ53を介してメモリコントローラ54によってDDRフレームメモリ55に記憶され、累積補正値が更新される。
また、メモリコントローラ54は、映像データを累積補正値に加算した加算回数を保持し、累積補正値を更新する毎に加算回数をインクリメントし、加算回数が規定(所定)回数(k回)に達するまで遮光した映像データを入力し、累積補正値の更新を続ける。
加算回数が規定回数に達すると、補正値算出の処理を終了し、撮影に移行する。
撮影時には、DDRフレームメモリ55から読み出された累積補正値が除算器57において規定回数kで除算されて画素毎のFPN補正値が算出され、減算器58において、入力された画素毎の映像データから除算器57の出力が減算されて、補正された映像データが出力される。
このようにして従来の画像補正方法が行われる。
[突発的なレベル変動の影響]
FPNの抽出(FPN補正値の生成)には、加算平均回路を用いることが多い。加算平均にはフレーム回路を使用するため、メモリ容量の制約が発生する。
また、ランダムノイズ成分の減衰率と加算回数(k)の関係は、式(1)で示される。
S/N(dB)=20*log10(1/√k) 式(1) つまり、加算回数が多くなると、ランダムノイズ成分は低減する。
しかし、遮光時において突発的なフレーム変動があると、そのノイズは直接的に直流成分となり、レベルの変動が生じ、FPN補正値に影響を与えることになる。
[関連技術]
尚、撮像装置において固定パターンノイズを除去する技術としては、特開2015−100099号公報「撮像装置及び固定パターンノイズ除去方法」(日本放送協会、株式会社日立国際電気、特許文献1)がある。
特許文献1には、映像信号から、暗時FPNと明時FPNの両方を除去し、真の信号値を得て、精度の高い映像信号を出力することが記載されている。
特開2015−100099号公報
しかしながら、従来の画像補正方法及び撮像装置では、FPN補正値の生成時に突発的なフレーム変動があると、補正値に影響を与えてしまい、撮影時の画像に対して精度の高い固定パターンノイズの補正を行うことができないという問題点があった。
尚、特許文献1には、遮光時の映像データについて、1フレーム加算平均値を算出し、1フレーム加算平均値が適正範囲外であれば、当該フレームをFPN補正値の算出に用いないようにすることは記載されていない。
本発明は上記実状に鑑みて為されたもので、突発的なフレーム変動の影響を抑え、精度の高い固定パターンノイズの補正を行って、良好な品質の画像を出力することができる画像補正方法及び撮像装置を提供することを目的とする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、撮像装置における画像補正方法であって、遮光時の映像信号を入力して、1フレーム分の映像データを保持すると共に映像データについて1フレーム加算平均値を算出し、1フレーム加算平均値が予め設定された範囲内であれば、1フレーム分の映像データを、累積加算された映像データである累積補正値に加算し、累積補正値を更新してフレームメモリに記憶し、累積補正値の更新が規定回数に達した後、フレームメモリに記憶された累積補正値を規定回数で除して補正値とし、撮影時に入力された映像データから、補正値を減算して、画像を補正することを特徴としている。
また、本発明は、撮像装置における画像補正方法であって、遮光時の映像信号を入力して、1フレーム分の映像データを保持すると共記映像データについて1フレーム加算平均値を算出し、保持された映像データから1フレーム加算平均値を減算して差分を算出し、差分を累積加算して、累積差分値を更新してフレームメモリに記憶し、算出された全ての1フレーム加算平均値の加算平均を全フレーム加算平均値として算出し、累積差分値の更新が規定回数に達した後、累積差分値を規定回数で除した値を、全フレーム加算平均値に加算して補正値とし、撮影時に入力された映像データから、補正値を減算して、画像を補正することを特徴としている。
また、本発明は、入力された画像信号について画像を補正する撮像装置であって、遮光時の1フレーム分の映像データと、累積加算された映像データである累積補正値とを記憶するフレームメモリと、フレームメモリに対する入出力を制御するメモリコントローラと、1フレーム分の映像データについて1フレーム加算平均値を算出する1フレーム加算平均演算部と、累積補正値と1フレーム分の映像データとを加算する加算器と、1フレーム分の映像データの加算器への入力/非入力を切り替えるスイッチと、1フレーム加算平均値が予め設定された範囲内であるかどうかを判定し、範囲内であった場合には、スイッチを入力側に切り替え、範囲外であった場合には、スイッチを非入力側に切り替える判定処理を行う判定回路と、累積補正値を規定回数で除算して補正値を算出する除算器と、撮影時に入力された映像データから累積補正値を減算して画像を補正する減算器とを備え、メモリコントローラが、フレームメモリから1フレーム分の映像データをスイッチに出力し、累積補正値を加算器に出力し、加算器における加算結果でフレームメモリに記憶された累積補正値を更新し、累積補正値の更新を規定回数行い、累積補正値を除算器に出力することを特徴としている。
また、本発明は、上記撮像装置において、判定回路が、1フレーム加算平均値の下限値となる第1のしきい値と、上限値となる第2のしきい値とを記憶しており、1フレーム加算平均演算部からの1フレーム加算平均値が、第1のしきい値以上で第2のしきい値以下の場合に範囲内であると判定することを特徴としている。
また、本発明は、入力された画像信号について画像を補正する撮像装置であって、遮光時の1フレーム分の映像データと、画像を補正する補正値の算出に用いられる累積差分値とを記憶するフレームメモリと、フレームメモリに対する入出力を制御するメモリコントローラと、1フレーム分の映像データについて1フレーム加算平均値を算出する1フレーム加算平均演算部と、1フレーム分の映像データから1フレーム加算平均値を減算する第1の減算器と、累積差分値と第1の減算器における減算結果とを加算する第1の加算器と、累積差分値を規定回数で除算する除算器と、規定回数分の1フレーム加算平均値の加算平均を全フレーム加算平均値として算出する全フレーム加算平均演算部と、全フレーム加算平均値と、除算器での除算結果を加算する第2の加算器と、撮影時に入力された映像データから第2の加算器における加算結果を減算して画像を補正する第2の減算器とを備え、メモリコントローラが、フレームメモリから1フレーム分の映像データを第1の減算器に出力し、累積差分値を第1の加算器に出力し、第1の加算器における加算結果でフレームメモリに記憶された累積差分値を更新し、累積差分値の更新を規定回数行い、累積差分値を除算器に出力することを特徴としている。
本発明によれば、撮像装置における画像補正方法であって、遮光時の映像信号を入力して、1フレーム分の映像データを保持すると共に映像データについて1フレーム加算平均値を算出し、1フレーム加算平均値が予め設定された範囲内であれば、1フレーム分の映像データを、累積加算された映像データである累積補正値に加算し、累積補正値を更新してフレームメモリに記憶し、累積補正値の更新が規定回数に達した後、フレームメモリに記憶された累積補正値を規定回数で除して補正値とし、撮影時に入力された映像データから、補正値を減算して、画像を補正する画像補正方法としているので、固定パターンノイズの補正値を算出する際に、突発的なフレーム変動の影響を除去して、精度の高い補正値を算出することができ、撮影時に高品質の画像を出力することができる効果がある。
また、本発明によれば、撮像装置における画像補正方法であって、遮光時の映像信号を入力して、1フレーム分の映像データを保持すると共記映像データについて1フレーム加算平均値を算出し、保持された映像データから1フレーム加算平均値を減算して差分を算出し、差分を累積加算して、累積差分値を更新してフレームメモリに記憶し、算出された全ての1フレーム加算平均値の加算平均を全フレーム加算平均値として算出し、累積差分値の更新が規定回数に達した後、累積差分値を規定回数で除した値を、全フレーム加算平均値に加算して補正値とし、撮影時に入力された映像データから、補正値を減算して、画像を補正する画像補正方法としているので、固定パターンノイズの補正値を算出する際に、突発的なフレーム変動の影響を抑制して、精度の高い補正値を算出することができ、撮影時に高品質の画像を出力することができる効果がある。
本発明の実施の形態に係る撮像装置の概略構成ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置のFPN補正部の構成ブロック図である。 第1の撮像装置における判定回路15の処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置のFPN補正部の構成ブロック図である。 従来の撮像装置におけるFPN補正部の構成ブロック図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態に係る画像補正方法及び撮像装置は、遮光時の映像信号を入力して、1フレーム加算平均部が、1フレーム分の映像データについて1フレーム加算平均値を算出し、判定回路が、当該1フレーム加算平均値が特定範囲内かどうかを判定し、範囲内であれば、加算器が、当該1フレーム分の映像データをフレームメモリに記憶されている累積補正値に加算して累積補正値を更新し、累積補正値の更新を所定の回数行った後、除算器が、画素毎に累積補正値を規定回数で除した値をFPN補正値として算出し、減算器が、撮影時の映像データからFPN補正値を減算して、画像を補正するようにしており、突発的なフレーム変動があっても、当該フレームの映像データを累積補正値に加算しないようにすることで、フレーム変動の影響を受けないFPN補正値を算出し、固定パターンノイズを精度よく補正して良好な品質の画像を出力することができるものである。
また、本発明の実施の形態に係る画像補正方法及び撮像装置は、遮光時の1フレーム分の映像データを入力してフレームメモリに保持し、1フレーム加算平均部が、1フレーム分の映像データについて1フレーム加算平均値を算出し、第1の減算器が、保持された1フレーム分の映像データと1フレーム加算平均値との差分を算出し、第1の加算器が、差分を累積加算して累積差分値を算出し、全フレーム加算平均演算部が、全ての1フレーム加算平均値の加算平均値を全フレーム加算平均値として算出し、差分の累積加算が規定回数行われると、除算器が、累積差分値を規定回数で除し、第2の加算器が、当該除算結果と全フレーム加算平均値とを加算してFPN補正値を算出し、第2の減算器が、撮影時の映像データから画素毎にFPN補正値を減算して、画像を補正するようにしており、フレーム毎に1フレーム加算平均値と映像データとの差分を算出することで、突発的なフレーム変動を吸収して、フレーム変動の影響を低減し、固定パターンノイズを精度よく補正して良好な品質の画像を出力することができるものである。
[実施の形態に係る撮像装置の構成:図1]
本発明の実施の形態に係る撮像装置の概略構成について図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る撮像装置の概略構成ブロック図である。尚、図1の構成は、後述する第1の撮像装置、第2の撮像装置に共通するものである。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る画像補正方法及び撮像装置は、基本的に、撮影を行うカメラヘッドと、信号処理を行うCCU(Camera Control Unit)とを備えている。
カメラヘッドには、撮像素子1と、FPN補正部2と、白補正部3と、電気/光変換部(図では電→光変換部と記載)4とが設けられ、CCUには、光/電気変換部(図では光→電変換部と記載)5と、映像信号処理部6とが設けられている。
カメラヘッドの電気/光変換部4とCCUの光/電気変換部5との間は光ケーブルで接続されている。
カメラヘッドの撮像素子1は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等から成る固体撮像素子であり、複数の画素が行列状(マトリクス状)に配置されている。各画素は、受光量に応じた電気信号を生成する。
FPN補正部2は、本実施の形態の特徴部分であり、映像信号から固定パターンノイズ(FPN)を除去する画像補正を行う。
白補正部3は、ホワイトバランスの調整を行う。
電気/光変換部4は、電気信号を光信号に変換し、光ケーブルに出力する。
光/電気変換部5は、光ケーブルから受信した光信号を電気信号に変換する。映像信号処理部6は、SDI(Serial Digital Interface)への映像出力に伴う信号処理を行う。
以下、FPN補正部2の構成及び動作について、第1の実施の形態、第2の実施の形態として具体的に説明する。
尚、本発明の実施の形態に係る画像補正方法及び撮像装置は、放送用カメラ、高精細8kカメラ等に使用されるものであり、更に高画素用素子貼り合わせ超高精細撮像カメラにも適用可能である。
[第1の撮像装置におけるFPN補正部の構成:図2]
本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置(第1の撮像装置)の構成について図2を用いて説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置のFPN補正部の構成ブロック図である。
第1の撮像装置は、遮光時に入力された映像データの1フレーム加算平均値を算出し、これに基づいて、突発的な変動があるフレームを補正値算出から除外することで、良好な補正値を算出できるようにしている。
図2に示すように、第1の撮像装置のFPN補正部は、黒レベル減算器11と、メモリコントローラ12と、DDRフレームメモリ13と、1フレーム加算平均演算部14と、判定回路15と、スイッチ16と、加算器17と、ラインバッファ18,19と、除算器20と、減算器21とを備えている。
第1の撮像装置におけるFPN補正部の各部について説明する。
黒レベル減算器11は、FPN補正の補正値の基になる累積補正値を算出する補正値算出処理において、遮光時の映像信号から黒基準レベルを減算する。これにより、FPNレベルの基準をデジタル値ゼロとするものである。
メモリコントローラ12は、DDRフレームメモリ13に対するデータの入出力を制御する。
DDRフレームメモリ13は、映像データを記憶するものであり、黒レベル減算器11から入力された遮光時の1フレーム分の映像データを記憶するエリアと、1フレーム分の累積補正値を記憶するエリアとを備えている。
尚、入力データ用のメモリと累積補正値用のメモリの2つを備えるようにしてもよい。
1フレーム加算平均演算部14は、黒レベル減算器11から出力された遮光時の1フレーム分の映像データについて、全画素の加算平均演算を行って、1フレーム加算平均値を算出する。
具体的には、1フレーム加算平均演算部14は、入力された画素のデータを累積加算し、1フレーム分加算した後、総画素数で除して当該フレームの1フレーム加算平均値とする。
突発的なフレーム変動があった場合には、当該フレームの1フレーム加算平均値は、正常なフレームの1フレーム加算平均値から離れた値となる。
スイッチ16は、2つの入力端子の一方にDDRフレームメモリ13からの1フレーム分の映像データが入力され、他方にゼロが入力されており、判定回路15からの制御に基づいて、加算器17への入力を1フレーム分の映像データ又はゼロに切り替える。
ゼロに切り替えられた場合には、一方の入力端子に入力された1フレーム分の映像データは加算器17には入力されず、累積補正値の算出には利用されない。
判定回路15は、1フレーム加算平均値に基づいて、当該フレームの映像データが、FPN補正値の基となる累積補正値を算出するデータとして適しているかどうかを判定する。
具体的には、判定回路15は、1フレーム加算平均値の適正な範囲を規定する下限値となる第1のしきい値と、上限値となる第2のしきい値とを記憶しており、1フレーム加算平均演算部14からの1フレーム加算平均値を第1のしきい値及び第2のしきい値と比較して、当該1フレーム加算平均値が適正範囲内であるか否かを判定する。
そして、判定回路15は、判定結果に応じてスイッチ16を切り替える。つまり、1フレーム加算平均値が適正範囲内であれば、スイッチ16を1フレーム分の映像データ側(入力側)に切り替え、適正範囲外であれば、ゼロ側(非入力側)に切り替える。スイッチ16の切り替えは高速で行われるものである。
更に、判定回路15は、補正値算出処理において、累積補正値として何フレーム分の映像データを加算したかを示す加算回数を保持しており、スイッチ16を入力側に切り替えた場合には加算回数に1を加えて更新し、規定回数に達するまで補正値算出処理を継続する。
加算器17は、DDRフレームメモリ13から読み出された累積補正値と、スイッチ16からの出力とを画素毎に加算する。
ラインバッファ18は、加算器17からの出力を行毎に保持し、行単位でメモリコントローラ12に出力する。
ラインバッファ19は、メモリコントローラ12からの行毎の出力を保持し、加算器17に画素毎に出力する。
除算器20は、DDRフレームメモリ13から読み出された累積補正値を画素毎に所定の加算回数(k回とする)で除算して、遮光時の映像データの平均レベルを算出し、画素毎のFPN補正値として減算器21に出力する。FPN補正値は、請求項に記載した補正値に相当する。
減算器21は、補正値算出処理が終了後、撮影時に入力された映像データから、除算器20からのFPN補正値を画素毎に減算して、補正された映像データを出力する。
[第1の撮像装置の動作:図2]
次に、第1の撮像装置のFPN補正部の動作について図2を用いて説明する。
第1の撮像装置では、まず、累積補正値を算出する補正値算出処理が行われる。
遮光時の1フレーム分の映像データが入力されると、黒レベル減算器11で黒レベルが減算され、メモリコントローラ12を介してDDRフレームメモリ13に保持される。そして、メモリコントローラ12を介してスイッチ16の一方の入力端子に入力される。
また、当該1フレーム分の映像データについて、1フレーム加算平均演算部14で1フレーム加算平均値が算出され、判定回路15で当該1フレーム加算平均値が適正範囲内か否かが判定され、判定結果に応じて上述したようにスイッチ16が切り替えられる。
つまり、判定回路15で、入力された遮光時の映像データの1フレーム加算平均値が適正範囲内と判定されると、DDRフレームメモリ13に記憶された当該フレームの映像データがスイッチ16を介して加算器17に入力され、加算器17において、DDRフレームメモリ13から読み出されて加算器17に入力された累積補正値と画素毎に加算され、加算結果が、DDRフレームメモリ13に更新された累積補正値として記憶される。
また、1フレーム加算平均値が適正範囲外と判定されると、スイッチ16から加算器17にゼロが出力され、当該フレームの映像データは累積補正値に加算されず、破棄される。
これにより、フレーム変動により1フレーム加算平均値が適正範囲から外れた映像データを累積補正値の算出に利用しないようにして、固定パターンノイズの補正値を精度よく算出することができるものである。
そして、FPN補正部は、判定回路15で、累積補正値に加算されたフレームの数を示す加算回数をカウントし、予め設定された規定回数に達するまで、遮光して補正値算出処理を続ける。
加算回数が規定回数に達した場合、補正値算出処理を終了して撮影に移行し、この時点でDDRフレームメモリ13に記憶されている累積補正値に基づいて、実際の撮影時の映像データの補正を行う。
DDRフレームメモリ13から読み出された累積補正値は、除算器20に入力されて、画素毎に規定回数(k)で除算され、画素毎の遮光時の平均レベルがFPN補正値として算出される。
そして、撮影時の映像データが入力されると、減算器21において、映像データから除算器20の出力(FPN補正値)が画素毎に減算されて固定パターンノイズの補正が行われ、補正された映像データが出力される。
このようにして第1の撮像装置における動作が行われるものである。
[判定回路15の処理:図3]
次に、第1の撮像装置における判定回路15の処理について図3を用いて説明する。図3は、第1の撮像装置における判定回路15の処理を示すフローチャートである。
図3に示すように、判定回路15は、加算回数を0に設定しておき、1フレーム加算平均値が入力されると(100)、当該1フレーム加算平均値が、第1のしきい値(下限値)以上で第2のしきい値(上限値)以下となる適正範囲内に入っているかどうかを判断する(102)。
処理102において、1フレーム加算平均値が適正範囲内であれば(Yesの場合)、判定回路15は、スイッチ16を1フレーム分の映像データを入力する一方の端子側に切り替え(104)、加算回数をインクリメント(+1)し(106)、処理110に移行する。
また、処理102において、1フレーム加算平均値が適正範囲外であれば(Noの場合)、判定回路は、スイッチ16をゼロを入力する他方の端子側に切り替え、処理110に移行する。
そして、判定回路15は、加算回数が規定回数(k回)になった(加算回数=k)かどうかを判断し、規定回数に達していない場合は(Noの場合)、処理100に戻って処理を繰り返す。
また、処理110で加算回数が規定回数になった場合(Yesの場合)、判定回路15は処理を終了する。
このようにして、判定回路15の処理が行われる。
[第1の実施の形態の効果]
本発明の第1の実施の形態に係る画像補正方法及び撮像装置によれば、遮光時の映像信号を入力して、1フレーム加算平均演算部14が1フレーム加算平均値を算出し、判定回路15が、当該1フレーム加算平均値が適正範囲内であれば、当該1フレーム分の映像データを加算器16に入力するようにスイッチ16を切り替えて、加算器17で累積補正値と加算して累積補正値を更新してDDRフレームメモリ13に記憶し、当該1フレーム加算平均値が適正範囲外であれば、当該1フレーム分の映像データを加算器16に入力しないようにスイッチ16を切り替え、累積補正値の更新が規定回数に達するまで更新を行った後、DDRフレームメモリ13に記憶された累積補正値を規定回数で除して遮光時の平均レベルをFPN補正値として算出し、撮影時に入力された映像データからFPN補正値を減算して、画像を補正するようにしているので、突発的なフレーム変動により通常から大きく外れた映像データをFPN補正値の算出に利用しないようにして、FPN補正値を適切に算出し、固定パターンノイズを精度よく補正して良好な画像を出力することができる効果がある。
[第2の撮像装置におけるFPN補正部の構成:図4]
次に、本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置(第2の撮像装置)の構成について図4を用いて説明する。
第2の撮像装置では、遮光時に入力された映像データについて、各フレームにおいて1フレーム加算平均値と映像データとの差分を画素毎に求め、差分を規定回数分累積した累積差分値を用いて補正を行うようにしている。
これにより、突発的なフレーム変動があっても、1フレーム加算平均値との差分を取ることで、当該フレーム内で変動を吸収して平滑化することができ、FPN補正値への影響を抑えることができるものである。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置のFPN補正部の構成ブロック図である。
図4に示すように、第2の撮像装置のFPN補正部は、黒レベル減算器31と、メモリコントローラ32と、DDRフレームメモリ33と、1フレーム加算平均演算部34と、第1の減算器35と、第1の加算器36と、ラインバッファ37,38と、加算平均演算部39と、除算器40と、第2の加算器41と、第2の減算器42とを備えている。
上記構成部分の内、黒レベル減算器31、1フレーム加算平均演算部34、ラインバッファ37,38は、第1の撮像装置と同様の部分であるため、説明は省略する。
第2の撮像装置におけるFPN補正部の各部について説明する。
第1の減算器35は、1フレーム分の映像データと、当該フレームの1フレーム加算平均値との差分を算出する。
第1の加算器36は、DDRフレームメモリ33からの累積差分値に、減算器35からの差分を加算する。加算された累積差分値は、DDRフレームメモリ33に記憶される。
DDRフレームメモリ33は、1フレーム分の映像データと、累積された累積差分値とを記憶する。
メモリコントローラ32は、DDRフレームメモリ33に対する入出力を制御すると共に、第2の撮像装置では、累積差分値の加算が行われた加算回数をカウントし、規定回数(k回)に達するまで補正値算出処理を行うよう制御する。
第1の撮像装置では、1フレーム加算平均値が適正範囲外となるフレームがあった場合には、当該フレームは破棄されるため、遮光時に読み込まれる映像データはk個より多くなるが、第2の撮像装置では、遮光時の映像データk個を読み込むと、加算回数が規定回数に達して補正値算出処理を終了する。
全フレーム加算平均演算部39は、算出された全ての1フレーム加算平均値の加算平均を全フレーム加算平均値として算出する。規定回数(k回)の加算が行われた場合には、k個の1フレーム加算平均値について加算平均された全フレーム加算平均値が算出される。
除算器40は、累積差分値を規定回数kで除して、画素毎に遮光時の平均差分値を算出する。
第2の加算器41は、全フレーム加算平均演算部39から出力される全フレーム加算平均値と、除算器40からの平均差分値とを加算して、遮光時の平均レベルとなる画素毎のFPN補正値を算出する。
第2の減算器42は、撮影時に入力された映像データから加算器41のFPN補正値を画素毎に減算して、映像データを補正し、補正された映像データを出力する。
[第2の撮像装置の動作:図4]
次に、第2の撮像装置のFPN補正部の動作について図4を用いて説明する。
第2の撮像装置における補正値算出処理では、遮光時の1フレーム分の映像データが入力されると、黒レベル減算器31で黒レベルが減算され、メモリコントローラ32を介してDDRフレームメモリ33に保持される。そして、メモリコントローラ32を介して減算器35に画素毎に入力される。
また、当該1フレーム分の映像データについて、1フレーム加算平均演算部34で1フレーム加算平均値が算出され、2つに分岐されてその一方が第1の減算器35に入力される。
第1の減算器35において、1フレーム分の映像データと1フレーム加算平均値との差分が算出され、第1の加算器36において、画素毎の差分値が第1の加算器36に出力され、DDRフレームメモリ33から読み出された累積差分値に加算される。
加算された累積差分値は、ラインバッファ37、メモリコントローラ32を介して、DDRフレームメモリ33に記憶され、累積差分値が更新される。そして、メモリコントローラ32によって、加算回数がインクリメント(+1)される。
加算回数が規定回数に達した場合、第2の撮像装置は補正値算出処理を終了して、撮影に移行する。
DDRフレームメモリ33に記憶された累積差分値は、メモリコントローラ32、ラインバッファ38を介して除算器40に入力され、除算器40において、規定回数kで除算される。
また、分岐された1フレーム加算平均値の他方は、全フレーム加算平均演算部39に入力されて、全フレーム加算平均値が算出され、第2の加算器41に入力される。
第2の加算器41において、除算器40からの出力と、全フレーム加算平均値とが加算されて、画素毎のFPN補正値が生成される。
そして、撮影時の映像データが入力されると、第2の減算器42において、映像データから、第2の加算器41で生成されたFPN補正値が減算されて、固定パターンノイズが補正された映像データが出力される。
このようにして第2の撮像装置における動作が行われるものである。
[第2の実施の形態の効果]
本発明の第2の実施の形態に係る画像補正方法及び撮像装置によれば、遮光時の1フレーム分の映像データを入力してDDRフレームメモリ33に保持し、1フレーム加算平均部34が、1フレーム分の映像データについて1フレーム加算平均値を算出し、第1の減算器が、保持された1フレーム分の映像データと1フレーム加算平均値との差分を算出し、第1の加算器が、差分を累積加算して累積差分値を算出すると共に、全フレーム加算平均演算部が、全ての1フレーム加算平均値の加算平均値を全フレーム加算平均値として算出し、メモリコントローラ12が、加算器36における差分の累積加算が規定回数行われ多かどうか判断し、規定回数以上行われると、除算器40が、DDRフレームメモリ33からの累積差分値を規定回数で除し、第2の加算器41が、当該除算結果と全フレーム加算平均値とを加算して画素毎のFPN補正値を算出し、撮影時の映像データが入力されると、第2の減算器41が、入力された映像データから画素毎にFPN補正値を減算して、固定パターンノイズを補正して補正映像データを出力するようにしており、フレーム毎に1フレーム加算平均値と映像データとの差分を算出することで、突発的なフレーム変動を吸収して、FPN補正値に対するフレーム変動の影響を低減し、固定パターンノイズを精度よく補正して良好な品質の画像を出力することができるものである。
本発明は、補正値算出時の突発的なフレーム変動の影響を抑え、固定パターンノイズを精度よく除去して、良好な品質の画像を得ることができる画像補正方法及び撮像装置に適している。この出願は、2016年8月8日に出願された日本出願特願2016−155897を基礎として優先権の利益を主張するものであり、その開示の全てを引用によってここに取り込む。
1...撮像素子、 2...FPN補正部、 3...白補正部、 4...電気/光変換部、 5...光/電気変換部、 6...映像信号処理部、 11,31,51...黒レベル減算器、 12,32,54...メモリコントローラ、 13,33,55...DDRフレームメモリ、 14,34...1フレーム加算平均演算部、 15...判定回路、 16...スイッチ、 17...加算器、 18,19,37,38,53,56...ラインバッファ、 20,40,57...除算器、 21,58...減算器、 35...第1の減算器、 36...第1の加算器、 39...全フレーム加算平均演算部、 41...第2の加算器、 42...第2の減算器

Claims (5)

  1. 撮像装置における画像補正方法であって、
    遮光時の映像信号を入力して、1フレーム分の映像データを保持すると共に前記映像データについて1フレーム加算平均値を算出し、
    前記1フレーム加算平均値が予め設定された範囲内であれば、前記1フレーム分の映像データを、累積加算された映像データである累積補正値に加算し、前記累積補正値を更新してフレームメモリに記憶し、
    前記累積補正値の更新が規定回数に達した後、前記フレームメモリに記憶された累積補正値を前記規定回数で除して補正値とし、撮影時に入力された映像データから、前記補正値を減算して、画像を補正することを特徴とする画像補正方法。
  2. 撮像装置における画像補正方法であって、
    遮光時の映像信号を入力して、1フレーム分の映像データを保持すると共に前記映像データについて1フレーム加算平均値を算出し、
    保持された前記映像データから前記1フレーム加算平均値を減算して差分を算出し、
    前記差分を累積加算して、累積差分値を更新してフレームメモリに記憶し、
    算出された全ての前記1フレーム加算平均値の加算平均を全フレーム加算平均値として算出し、
    前記累積差分値の更新が規定回数に達した後、前記累積差分値を前記規定回数で除した値を、前記全フレーム加算平均値に加算して補正値とし、撮影時に入力された映像データから、前記補正値を減算して、画像を補正することを特徴とする画像補正方法。
  3. 入力された画像信号について画像を補正する撮像装置であって、
    遮光時の1フレーム分の映像データと、累積加算された映像データである累積補正値とを記憶するフレームメモリと、
    前記フレームメモリに対する入出力を制御するメモリコントローラと、
    前記1フレーム分の映像データについて1フレーム加算平均値を算出する1フレーム加算平均演算部と、
    前記累積補正値と前記1フレーム分の映像データとを加算する加算器と、
    前記1フレーム分の映像データの前記加算器への入力/非入力を切り替えるスイッチと、
    前記1フレーム加算平均値が予め設定された範囲内であるかどうかを判定し、前記範囲内であった場合には、前記スイッチを入力側に切り替え、前記範囲外であった場合には、前記スイッチを非入力側に切り替える判定処理を行う判定回路と、
    前記累積補正値を規定回数で除算して補正値を算出する除算器と、
    撮影時に入力された映像データから前記累積補正値を減算して画像を補正する減算器とを備え、
    前記メモリコントローラが、前記フレームメモリから前記1フレーム分の映像データを前記スイッチに出力し、前記累積補正値を前記加算器に出力し、前記加算器における加算結果で前記フレームメモリに記憶された前記累積補正値を更新し、前記累積補正値の更新を規定回数行い、前記累積補正値を前記除算器に出力することを特徴とする撮像装置。
  4. 判定回路が、1フレーム加算平均値の下限値となる第1のしきい値と、上限値となる第2のしきい値とを記憶しており、1フレーム加算平均演算部からの1フレーム加算平均値が、前記第1のしきい値以上で前記第2のしきい値以下の場合に範囲内であると判定することを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  5. 入力された画像信号について画像を補正する撮像装置であって、
    遮光時の1フレーム分の映像データと、画像を補正する補正値の算出に用いられる累積差分値とを記憶するフレームメモリと、
    前記フレームメモリに対する入出力を制御するメモリコントローラと、
    前記1フレーム分の映像データについて1フレーム加算平均値を算出する1フレーム加算平均演算部と、
    前記1フレーム分の映像データから前記1フレーム加算平均値を減算する第1の減算器と、
    前記累積差分値と前記第1の減算器における減算結果とを加算する第1の加算器と、
    前記累積差分値を規定回数で除算する除算器と、
    前記規定回数分の前記1フレーム加算平均値の加算平均を全フレーム加算平均値として算出する全フレーム加算平均演算部と、
    前記全フレーム加算平均値と、前記除算器での除算結果を加算する第2の加算器と、
    撮影時に入力された映像データから前記第2の加算器における加算結果を減算して画像を補正する第2の減算器とを備え、
    前記メモリコントローラが、前記フレームメモリから前記1フレーム分の映像データを前記第1の減算器に出力し、前記累積差分値を前記第1の加算器に出力し、前記第1の加算器における加算結果で前記フレームメモリに記憶された前記累積差分値を更新し、前記累積差分値の更新を規定回数行い、前記累積差分値を前記除算器に出力することを特徴とする撮像装置。
JP2018532851A 2016-08-08 2017-06-12 画像補正方法及び撮像装置 Active JP6680884B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016155897 2016-08-08
JP2016155897 2016-08-08
PCT/JP2017/021623 WO2018029972A1 (ja) 2016-08-08 2017-06-12 画像補正方法及び撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018029972A1 JPWO2018029972A1 (ja) 2019-06-06
JP6680884B2 true JP6680884B2 (ja) 2020-04-15

Family

ID=61162098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018532851A Active JP6680884B2 (ja) 2016-08-08 2017-06-12 画像補正方法及び撮像装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11006061B2 (ja)
JP (1) JP6680884B2 (ja)
WO (1) WO2018029972A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109714501B (zh) * 2019-01-15 2021-04-27 武汉鸿瑞达信息技术有限公司 一种帧平均降噪方法和装置
US11678084B2 (en) * 2020-10-19 2023-06-13 Semiconductor Components Industries, Llc Image sensors with adaptive filtering for row noise mitigation

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4803864B2 (ja) 2000-05-16 2011-10-26 キヤノン株式会社 画像入力装置及びその制御方法
US7023479B2 (en) 2000-05-16 2006-04-04 Canon Kabushiki Kaisha Image input apparatus having addition and subtraction processing
US20030214590A1 (en) * 2002-05-17 2003-11-20 Kevin Matherson System and method for adaptively compensating for dark current in an image capture device
JP2013207788A (ja) 2012-03-29 2013-10-07 Fujitsu Ten Ltd 映像処理装置
JP2015100099A (ja) 2013-11-20 2015-05-28 日本放送協会 撮像装置及び固定パターンノイズ除去方法
CN107615017B (zh) * 2015-05-21 2019-11-05 富士胶片株式会社 红外线摄像装置及固定模式干扰数据的更新方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2018029972A1 (ja) 2019-06-06
US20190191115A1 (en) 2019-06-20
US11006061B2 (en) 2021-05-11
WO2018029972A1 (ja) 2018-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4742652B2 (ja) 撮像装置
JP4321626B2 (ja) 画像処理方法および画像処理装置
JP6116301B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
US8310568B2 (en) Clamp control method, clamp correction device, image sensor, and electronic apparatus
JP4806584B2 (ja) 画像処理方法及び画像処理回路
EP1261197A1 (en) Image pickup apparatus
JP2003204486A (ja) 撮像装置
KR20080085753A (ko) 스트리킹 보정 신호 생성 회로, 스트리킹 보정 신호 생성방법, 프로그램, 스트리킹 보정 회로 및 촬상 장치
WO2008153085A1 (ja) 撮像装置、撮像制御方法および撮像制御プログラム
JP6680884B2 (ja) 画像補正方法及び撮像装置
JP2007300368A (ja) 固体撮像装置
US9491382B2 (en) Clamping method
JP4930541B2 (ja) 画像処理方法および画像処理装置
KR101805629B1 (ko) 영상의 상태에 따라 적응적인 영상 처리를 위한 방법 및 장치
JP5094252B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
US10440312B2 (en) Image pickup apparatus, and image processing method for performing comparison light composition of image data
JP2011250249A (ja) 映像信号処理装置および映像信号処理方法
KR20150026756A (ko) 고체 촬상 장치 및 정보 처리 회로
JP2010200236A (ja) 横引きノイズ補正方法
JP2008060779A (ja) 映像信号処理装置及び映像信号処理方法
JP6704611B2 (ja) 撮影装置及び撮影方法
JP5630996B2 (ja) 撮像装置、その補正制御方法、及び補正制御プログラム、並びに記録媒体
JP2010178384A (ja) 画像信号処理回路、カメラ、及び画像信号処理方法
KR20050027007A (ko) 디지털 클램프 회로
JP6176775B2 (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200312

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200319

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6680884

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250