JP6679201B1 - 情報処理装置、情報処理システム、プログラム及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、プログラム及び情報処理方法 Download PDF

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Abstract

第1のデータに対する第1の処理の実行を依頼するための第1の処理分散要求を、通信I/F部(112)を介して、他の情報処理装置(110)に送る要求処理部(141)と、第1のデータの転送を受けて、第1のデータに対して第1の処理を実行することで得られる第1の処理結果を回答するまでの時間として算出された第1の回答見込時間を、通信I/F部(112)を介して、第1の処理分散要求の応答として受け取り、第1の回答見込時間を用いて、複数の情報処理装置(110)の中から、第1の処理の実行を依頼する依頼先を選択し、通信I/F部(112)を介して、選択された依頼先に、第1のデータに対する第1の処理の実行を依頼する依頼先選択部(142)とを備える。

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、プログラム及び情報処理方法に関する。
従来、カメラで撮像された映像の解析処理等の高度な情報処理は、クラウドにある強力な情報処理装置で行われていた。近年、ネットワークトラフィックの削減及び通信遅延による性能低下を回避するため、カメラ等の信号入力デバイスの近くに軽微な情報処理装置を配置し、入力信号等の情報処理を迅速に行うエッジコンピューティングによる分散情報処理システムが構築されている。
しかし、分散情報処理システム内の複数の情報処理装置の各々に入力されるデータの量及び内容は異なるため、特定の情報処理装置の負荷が高くなると、システム全体の性能が低下する。例えば、ビル内監視システムにおいてビル内に設置された複数のカメラで撮像された映像から、特定の人物がどのエリアにいるかを検出するサービスを提供する場合には、各カメラで撮像された映像から人物を検出し、検出された各人物の検出領域についての映像分析処理が必要となる。このため、人が多く映る建物の出入り口付近のカメラに接続された情報処理装置は、負荷が高くなり、システム全体としての応答性能が低下する。一方、非常階段等の人通りの少ない場所に設置されたカメラに接続された情報処理装置は、人物検出領域の映像分析処理を実行することが少ないため、処理負荷が低く、遊休状態が続き演算資源が無駄になる。
特許文献1には、複数プロセッサを搭載した情報処理装置において、各プロセッサを効率的に使用して能力を最大限利用するために、どのプロセッサに処理を割当てるかを決める分散処理装置を設けて、処理を分散して割り当てる技術が記載されている。この分散処理装置は、分散処理の割り当てを実行する前に、予め決められた演算処理を実行して各処理に対する処理時間を見積る。そして、その分散処理装置は、その見積結果と、どのプロセッサにどの程度の規模の処理を割当てたかを記録した管理テーブルとに基づいて、処理負荷が最小のプロセッサに新たな処理を割り当てることで各プロセッサの処理負荷の平均化を行っている。
特開平6−274608号公報
従来の技術では、予め決められた演算処理に対する処理時間の見積値と、どの程度の処理をどの情報処理装置に割当てたかを記録した管理テーブルとに基づいて、処理負荷の低い装置に処理の割り当てが決定される。
しかしながら、従来の技術では、実際に分散して行われた処理の結果が得られるまでの時間については、考慮されていない。例えば、従来の技術では、処理対象となるデータの転送時間が考慮されていないため、処理負荷の低い情報処理装置に処理を割り当てたとしても、転送時間が長くなると、システム全体としての応答性能が低下する。
そこで、本発明の1又は複数の態様は、分散処理において、処理対象となるデータの転送時間を考慮することで、処理結果を回答するまでの時間を正確に算出し、最適な分散処理の依頼先を決定できるようにすることを目的とする。
本発明の1態様に係る情報処理装置は、ネットワークに接続されたn台の情報処理装置(nは、2以上の整数)で分散して処理を実行する情報処理システムにおいて、前記n台の情報処理装置の中の1つとして使用される情報処理装置であって、前記ネットワークとの間で通信を行う通信インタフェース部と、前記n台の情報処理装置の各々が処理を実行するために備える演算資源の種類、数又は性能の属性を示す情報、及び、前記n台の情報処理装置の各々が処理の実行依頼を受け付けることができるか否かを示す情報を含む管理情報を記憶する管理情報記憶部と、前記管理情報を参照して、前記n台の情報処理装置の中から、第1のデータに対する第1の処理の実行に好適なm台の情報処理装置(mは、1≦m≦n−1を満たす整数)を選択する要求先選択部と、前記第1のデータに対する前記第1の処理の実行を依頼するための第1の処理分散要求を、前記通信インタフェース部を介して、前記m台の情報処理装置に送る要求処理部と、前記第1のデータの転送時間を含み、前記第1のデータに対して前記第1の処理を実行することで得られる第1の処理結果を回答するまでの時間として算出された第1の回答見込時間を、前記通信インタフェース部を介して、前記第1の処理分散要求の応答として受け取り、前記第1の回答見込時間を用いて、前記n台の情報処理装置の中から、前記第1の処理の実行を依頼する依頼先を選択し、前記通信インタフェース部を介して、前記依頼先に、前記第1のデータに対する前記第1の処理の実行を依頼する依頼先選択部と、を備え、前記要求先選択部は、前記管理情報を参照することで、前記n台の情報処理装置の各々が、処理毎に定められた、処理実行に必要とされる演算資源の種類、数又は性能の条件を満たすか否か、及び、前記n台の情報処理装置の各々が、処理の実行依頼を受け付けることができるか否かにより、前記m台の情報処理装置を選択することを特徴とする。
本発明の1態様に係る情報処理システムは、ネットワークに接続されたn台の情報処理装置(nは、2以上の整数)で分散して処理を実行する情報処理システムであって、前記n台の情報処理装置の各々は、前記ネットワークとの間で通信を行う通信インタフェース部と、前記n台の情報処理装置の各々が処理を実行するために備える演算資源の種類、数又は性能の属性を示す情報、及び、前記n台の情報処理装置の各々が処理の実行依頼を受け付けることができるか否かを示す情報を含む管理情報を記憶する管理情報記憶部と、前記管理情報を参照して、前記n台の情報処理装置の中から、第1のデータに対する第1の処理の実行に好適なm台の情報処理装置(mは、1≦m≦n−1を満たす整数)を選択する要求先選択部と、前記第1のデータに対する前記第1の処理の実行を依頼するための第1の処理分散要求を、前記通信インタフェース部を介して、前記m台の情報処理装置に送る要求処理部と、前記第1のデータの転送時間を含み、前記第1のデータに対して前記第1の処理を実行することで得られる第1の処理結果を回答するまでの時間として算出された第1の回答見込時間を、前記通信インタフェース部を介して、前記第1の処理分散要求の応答として受け取り、前記第1の回答見込時間を用いて、前記n台の情報処理装置の中から、前記第1の処理の実行を依頼する依頼先を選択し、前記通信インタフェース部を介して、前記依頼先に、前記第1のデータに対する前記第1の処理の実行を依頼する依頼先選択部と、を備え、前記要求先選択部は、前記管理情報を参照することで、前記n台の情報処理装置の各々が、処理毎に定められた、処理実行に必要とされる演算資源の種類、数又は性能の条件を満たすか否か、及び、前記n台の情報処理装置の各々が、処理の実行依頼を受け付けることができるか否かにより、前記m台の情報処理装置を選択することを特徴とする。
本発明の1態様に係るプログラムは、ネットワークに接続されたn台の情報処理装置(nは、2以上の整数)で分散して処理を実行する情報処理システムにおいて、コンピュータを、前記n台の情報処理装置の各々として機能させるためのプログラムであって、前記コンピュータを、前記ネットワークとの間で通信を行う通信インタフェース部、前記n台の情報処理装置の各々が処理を実行するために備える演算資源の種類、数又は性能の属性を示す情報、及び、前記n台の情報処理装置の各々が処理の実行依頼を受け付けることができるか否かを示す情報を含む管理情報を記憶する管理情報記憶部、前記管理情報を参照して、前記n台の情報処理装置の中から、第1のデータに対する第1の処理の実行に好適なm台の情報処理装置(mは、1≦m≦n−1を満たす整数)を選択する要求先選択部、前記第1のデータに対する前記第1の処理の実行を依頼するための第1の処理分散要求を、前記通信インタフェース部を介して、前記m台の情報処理装置に送る要求処理部、及び、前記第1のデータの転送時間を含み、前記第1のデータに対して前記第1の処理を実行することで得られる第1の処理結果を回答するまでの時間として算出された第1の回答見込時間を、前記通信インタフェース部を介して、前記第1の処理分散要求の応答として受け取り、前記第1の回答見込時間を用いて、前記n台の情報処理装置の中から、前記第1の処理の実行を依頼する依頼先を選択し、前記通信インタフェース部を介して、前記依頼先に、前記第1のデータに対する前記第1の処理の実行を依頼する依頼先選択部、として機能させ、前記要求先選択部は、前記管理情報を参照することで、前記n台の情報処理装置の各々が、処理毎に定められた、処理実行に必要とされる演算資源の種類、数又は性能の条件を満たすか否か、及び、前記n台の情報処理装置の各々が、処理の実行依頼を受け付けることができるか否かにより、前記m台の情報処理装置を選択することを特徴とする。
本発明の1態様に係る情報処理方法は、ネットワークに接続されたn台の情報処理装置(nは、2以上の整数)で分散して処理を実行する情報処理方法であって、前記n台の情報処理装置の各々が、前記n台の情報処理装置の各々が処理を実行するために備える演算資源の種類、数又は性能の属性を示す情報、及び、前記n台の情報処理装置の各々が処理の実行依頼を受け付けることができるか否かを示す情報を含む管理情報を参照して、前記n台の情報処理装置の中から、第1のデータに対する第1の処理の実行に好適なm台の情報処理装置(mは、1≦m≦n−1を満たす整数)を選択し、前記第1のデータに対する前記第1の処理の実行を依頼するための第1の処理分散要求を、前記m台の情報処理装置に送り、前記第1のデータの転送時間を含み、前記第1のデータに対して前記第1の処理を実行することで得られる第1の処理結果を回答するまでの時間として算出された第1の回答見込時間を、前記第1の処理分散要求の応答として受け取り、前記第1の回答見込時間を用いて、前記n台の情報処理装置の中から、前記第1の処理の実行を依頼する依頼先を選択し、前記依頼先に、前記第1のデータに対する前記第1の処理の実行を依頼し、前記m台の情報処理装置を選択する際に、前記管理情報を参照することで、前記n台の情報処理装置の各々が、処理毎に定められた、処理実行に必要とされる演算資源の種類、数又は性能の条件を満たすか否か、及び、前記n台の情報処理装置の各々が、処理の実行依頼を受け付けることができるか否かを判断することを特徴とする。
本発明の1又は複数の態様によれば、分散処理において、処理対象となるデータの転送時間を考慮することで、処理結果を回答するまでの時間を正確に算出し、最適な分散処理の依頼先を決定することができる。
実施の形態1〜5に係る分散情報処理システムの構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1、3及び4に係る情報処理装置の構成を概略的に示すブロック図である。 (A)及び(B)は、ハードウェア構成例を示すブロック図である。 実施の形態1における情報処理装置が処理を分散して行う際の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1における分散処理の依頼先を選択する処理を示すフローチャートである。 処理分散要求及び分散処理実行依頼を受け取った場合における情報処理装置での動作を示すフローチャートである。 実施の形態1において、他の情報処理装置から依頼された処理を実行する際の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2における情報処理装置の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態2における情報処理装置が処理を分散して行う際の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2における分散処理の依頼先を選択する処理を示すフローチャートである。 実施の形態3における分散処理の依頼先を選択する処理を示すフローチャートである。 実施の形態4における情報処理装置が処理を分散して行う際の動作を示すフローチャートである。 実施の形態5において、他の情報処理装置から依頼された処理を実行する際の動作を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る情報処理システムとしての分散情報処理システム100の構成を概略的に示すブロック図である。
分散情報処理システム100は、複数の情報処理装置110A、110B、110C、110Dを備える。複数の情報処理装置110A、110B、110C、110Dは、ネットワーク101に接続されている。
ここで、複数の情報処理装置110A、110B、110C、110Dの各々を特に区別する必要がない場合には、情報処理装置110という。
分散情報処理システム100は、複数の情報処理装置110A、110B、110C、110Dの各々で処理を分担し、その処理結果を必要に応じて相互に送受信することで、連携してサービスを提供するシステムである。
なお、図1では、分散情報処理システム100は、4台の情報処理装置110A、110B、110C、110Dを備えているが、2台以上の情報処理装置110を備えていればよい。言い換えると、分散情報処理システム100は、n台の情報処理装置110(nは、2以上の整数)を備えている。
図2は、情報処理装置110の構成を概略的に示すブロック図である。
情報処理装置110は、デバイスインタフェース部(以下、デバイスI/F部という)111と、通信インタフェース部(以下、通信I/F部という)112と、処理実行部120と、処理負荷管理部130と、依頼処理部140とを備える。
デバイスI/F部111は、処理実行部120での処理対象となる信号を入力する。例えば、デバイスI/F部111には、デバイス160A、デバイス160B、・・・、といった他のデバイス160が接続されている。デバイスI/F部111に接続されるデバイス160A、デバイス160B、・・・の数については、特に制限はない。デバイスI/F部111に接続されるデバイス160A、デバイス160B、・・・、の各々を特に区別する必要がない場合には、デバイス160という。デバイスI/F部111は、デバイス160から信号の入力を受ける。デバイス160は、例えば、カメラ、照度計、又は、その他のセンサ等である。
通信I/F部112は、ネットワーク101との間で通信を行う。
処理実行部120は、処理を実行する。例えば、処理実行部120は、デバイスI/F部111に入力された信号で示されるデータに対する処理を実行する。また、処理実行部120は、依頼処理部140からの分散処理実行命令に基づき、他の情報処理装置110から依頼された処理を実行する。
処理実行部120は、演算資源121A、121B、・・・と、演算部122とを備える。
処理実行部120が備える演算資源121A、121B、・・・の数については、1以上であればよい。なお、演算資源121A、121B、・・・の各々を特に区別する必要がない場合には、演算資源121という。
演算資源121は、演算処理を実行する。例えば、演算資源121は、CPU(Central Processing Unit)又はGPU(Graphics Processing Unit)等の集積回路により実現することができる。
演算部122は、処理実行部120が実行する演算処理の内容に応じて、1又は複数の演算資源121に演算処理を割り振る。
また、演算部122は、演算処理の実行時に演算資源121の使用率又は処理待ちタスク数等の処理実行状態を示す処理実行状態情報を処理負荷管理部130に通知する。処理実行状態は、処理負荷を示す。
処理負荷管理部130は、処理実行部120の処理負荷を管理する。
処理負荷管理部130は、実行状態記憶部131と、処理依頼発行判断部132と、回答見込時間算出部133とを備える。
実行状態記憶部131は、処理実行部120から通知される処理実行状態情報を記憶する。
処理依頼発行判断部132は、処理実行部120の処理負荷が予め定められた閾値以上となった場合に、処理を分散して実行すると判断する。例えば、処理依頼発行判断部132は、実行状態記憶部131に記憶されている処理実行状態情報で示される処理実行状態に基づいて、他の情報処理装置110に、処理を分散して実行する要求である処理分散要求を発行するか否かを判断する。他の情報処理装置110への処理分散要求の発行が必要と判断した場合、処理依頼発行判断部132は、処理分散要求の発行を指示する要求指示を依頼処理部140に与える。
回答見込時間算出部133は、他の情報処理装置110からの処理分散要求を、依頼処理部140から受け取ると、実行状態記憶部131に記憶されている処理実行状態情報に基づいて、処理分散要求の要求元から通信I/F部112を介して処理対象となるデータの転送を受けて、そのデータに対して依頼された処理を実行し、その処理結果を回答するまでにかかる時間を、回答見込時間として算出して、算出された回答見込時間を示す回答見込時間情報を依頼処理部140に与える。言い換えると、回答見込時間算出部133は、データの転送時間も考慮した回答見込時間を算出する。なお、データの転送時間については、データ量に応じて、予め定められてもよく、例えば、事前に、情報処理装置110間で予め定められたデータの転送を行い、その結果から、データ量に応じて転送時間が求められてもよい。また、送信側の情報処理装置110が処理分散要求に送信時間を追加しておくことで、その処理分散要求を受信した受信時間との差分から、データ量に応じて、転送時間が求められてもよい。
依頼処理部140は、処理負荷管理部130からの要求指示、他の情報処理装置110への分散処理実行依頼、並びに、他の情報処理装置110からの処理分散要求及び分散処理実行依頼を処理する。
依頼処理部140は、要求処理部141と、依頼先選択部142とを備える。
要求処理部141は、処理負荷管理部130から要求指示を受けると、通信I/F部112に、他の情報処理装置110へ処理分散要求を送信させる。処理分散要求には、例えば、他の情報処理装置110に依頼する処理であるタスクの種類及び数等に加えて、処理対象となるデータのデータ量である処理対象データ量を示す情報が付与される。ここで、自装置から、他の情報処理装置110に送る処理分散要求を、第1の処理分散要求ともいい、第1の処理分散要求は、第1のデータに対する第1の処理の実行を依頼するための要求であるものとする。また、後述のように、処理依頼発行判断部132が、他の情報処理装置110へ処理を分散しない方がよいと判断する場合は、自装置で処理を行うが、自装置で実行する処理も第1のデータに対する第1の処理に含まれる。
なお、実施の形態1において、要求処理部141は、通信I/F部112に、処理分散要求を、他の全ての情報処理装置110へ送信させるものとする。例えば、分散情報処理システム100がn台の情報処理装置110(nは、2以上の整数)を備えている場合、要求処理部141は、自装置以外のm台の情報処理装置110(mは、m=n−1を満たす整数)に処理分散要求を送る。
また、要求処理部141は、他の情報処理装置110からの処理分散要求を、通信I/F部112から受け取った場合には、回答見込時間算出部133に、その処理分散要求を与える。そして、要求処理部141は、回答見込時間算出部133から、回答見込時間情報を受け取ると、通信I/F部112に、処理分散要求の要求元へ、その回答見込時間情報を送信させることで、その応答を行う。ここで、他の情報処理装置110からの処理分散要求を、第2の処理分散要求ともいい、第2の処理分散要求は、第2のデータに対する第2の処理の実行を依頼するための要求であるものとする。
なお、第2の処理分散要求に応じて、回答見込時間算出部133で算出された回答見込時間を、第2の回答見込時間ともいい、第2の回答見込時間を示す回答見込時間情報を、第2の回答見込時間情報ともいう。
さらに、要求処理部141は、他の情報処理装置110からの回答見込時間情報を、通信I/F部112から受け取った場合には、その回答見込時間情報を、依頼先選択部142に与える。なお、他の情報処理装置110からの回答見込時間情報を、第1の回答見込時間情報ともいい、第1の回答見込時間情報で示されている回答見込時間を、第1の回答見込時間ともいう。
要求処理部141は、他の情報処理装置110からの分散処理実行依頼を、通信I/F部112から受け取った場合には、その分散処理実行依頼に基づいて、対応する分散処理実行命令を、演算部122に与える。そして、要求処理部141は、演算部122による処理結果を、通信I/F部112に分散処理実行依頼の送信元の情報処理装置110に送信させる。ここで、他の情報処理装置110からの分散処理実行依頼を、第2の分散処理実行依頼ともいい、第2の分散処理実行依頼は、第2のデータに対して第2の処理の実行を依頼するものとする。また、第2のデータに対して第2の処理を実行することで得られる処理結果を第2の処理結果ともいう。
依頼先選択部142は、他の情報処理装置110からの回答見込時間情報で示されている回答見込時間を用いて、処理の実行を依頼する情報処理装置110を選択する。そして、依頼先選択部142は、通信I/F部112に、選択された情報処理装置110へ分散処理実行依頼を送信させる。ここで、自装置から他の情報処理装置110に送る分散処理実行依頼を、第1の分散処理実行依頼ともいい、第1の分散処理実行依頼は、第1のデータに対して第1の処理の実行を依頼するものとする。また、第1のデータに対して第1の処理を実行することで得られる処理結果を第1の処理結果ともいう。また、後述のように、処理依頼発行判断部132が、他の情報処理装置110へ処理を分散しない方がよいと判断する場合は、自装置で処理を行うが、自装置で実行する処理も第1のデータに対する第1の処理に含まれる。
分散情報処理システム100で他の情報処理装置110に処理を分散させる場合、分散処理実行依頼とともに、処理の対象となるデータも併せて送信する必要がある。このため、処理の実行時間が短くても、処理の対象となるデータの転送に時間を要すると、分散処理依頼を受けてから処理結果を返信するまでの時間は長くなる。そのような場合、他の情報処理装置110に処理を分散させるよりも自装置で実行中の処理が終わってから処理するほうが速く回答を得ることができる。言い換えると、そのような場合には、無駄な分散処理によるシステム性能の低下、及び、分散処理のためのデータ転送によりネットワークトラフィックの圧迫を引き起こしエッジコンピューティングの利点を阻害するおそれがあった。
しかし、実施の形態1のように、情報処理装置110に回答見込時間算出部133を設け、処理分散要求に対して、処理対象データの転送にかかる時間も考慮した回答までの見込時間を算出し、各情報処理装置110からの回答見込時間情報に基づき、分散処理依頼先を選択することで、無駄な分散処理を抑止するとともに、最も速く分散処理依頼に対する回答が得られる情報処理装置110を選択することができる。このため、分散情報処理システム100の全体の応答性能を向上させることができる。また、特定の情報処理装置110が故障しても適切な分散処理依頼先を選定することが可能になる。
以上に記載された情報処理装置110は、例えば、図3(A)に示されているように、メモリ10と、メモリ10に格納されているプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ11とを備えるコンピュータにより実現することができる。
例えば、処理実行部120、処理負荷管理部130の処理依頼発行判断部132及び回答見込時間算出部133、並びに、依頼処理部140は、プロセッサ11で実現することができ、処理負荷管理部130の実行状態記憶部131は、メモリ10で実現することができる。なお、複数のプロセッサ11が備えられていてもよい。
このようなプログラムは、ネットワークを通じて提供されてもよく、また、記録媒体に記録されて提供されてもよい。即ち、このようなプログラムは、例えば、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
また、情報処理装置110の一部又は全部は、例えば、図3(B)に示されているように、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuits)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)等の処理回路12で構成することもできる。
なお、デバイスI/F部111は、USB(Universal Serial Bus)等の接続インタフェースで実現することができる。
また、通信I/F部112は、NIC(Network Interface Card)等の通信インタフェースで実現することができる。
次に、実施の形態1における情報処理装置110が行う動作について説明する。
図4は、実施の形態1における情報処理装置110が処理を分散して行う際の動作を示すフローチャートである。
情報処理装置110の処理依頼発行判断部132は、自装置の処理負荷を監視し、他の情報処理装置110に処理を分散して行うか否かを判断する(S10)。処理依頼発行判断部132は、例えば、自装置の演算資源121の使用率又は処理待ちタスク数が一定以上になる、自装置の応答速度が一定以下になる、又は、自装置の応答速度が当初よりも一定以上の割合で遅くなる等の条件から、処理を分散して行うか否かを判断することができる。なお、応答速度は、例えば、カメラ映像に対する映像解析処理の場合であれば、1秒間に何枚分のキャプチャ画像に対して分析処理できたかを示すフレームレートが該当する。
なお、処理依頼発行判断部132は、処理の内容又は処理の対象となるデータ量により、分散処理の対象とするか否かを判断する。処理依頼発行判断部132は、他の情報処理装置110へ処理を分散しないほうがよい処理については、自装置で処理するものとする。例えば、分散処理を行わない処理については、処理の種別毎に予め定められていてもよい。
処理を分散して行うと判断された場合には、処理はステップS11に進む。
ステップS11では、処理依頼発行判断部132は、要求処理部141へ処理分散要求を発行するように指示する要求指示を与える。
このような要求指示を受けた要求処理部141は、通信I/F部112を介して、分散情報処理システム100に含まれる他の全ての情報処理装置110へ処理分散要求を発行する(S12)。
次に、依頼先選択部142は、各情報処理装置110からの回答見込時間情報の返信を待ち、分散処理の依頼先を選択する処理を行う(S13)。ここでの処理については、図5を用いて説明する。
ステップS13において分散処理の依頼先が決定すると、依頼先選択部142は、通信I/F部112を介して、依頼先として選択された情報処理装置110へ分散処理実行依頼を発行する(S14)。
分散処理実行依頼の発行後は、発行元の情報処理装置110は、発行先の情報処理装置110からの処理結果の受信を待機する(S15)。処理結果が受信されると、受信された処理結果は、要求処理部141に与えられる。
図5は、実施の形態1における分散処理の依頼先を選択する処理を示すフローチャートである。
依頼先選択部142は、通信I/F部112を介して、他の情報処理装置110からの回答見込時間情報を受け取る(S20)。受け取られた回答見込時間情報は、例えば、図示されていない記憶部に一時的に記憶される。
そして、依頼先選択部142は、応答受信完了判定の条件が成立するまで、他の情報処理装置110からの応答を待つ(S21)。応答受信完了判定の条件は、例えば、一定数以上の情報処理装置110から応答を受け取ったか否か、又は、処理分散要求を発行してから一定時間以上が経過したか、等である。応答受信完了判定を設けることで、特定の情報処理装置110が故障等により応答できない場合に発生する無駄な応答受信待機時間をなくすことができる。
そして、応答受信完了判定の条件が成立すると(S21でYes)、処理はステップS22に進む。
ステップS22では、依頼先選択部142は、他の情報処理装置110から受け取った回答見込時間情報で示されている回答見込時間を比較して、分散処理の依頼先を選択する。例えば、依頼先選択部142は、最も短い回答見込時間を応答してきた情報処理装置110を依頼先として選択する。但し、最も短い回答見込時間が、予め定められた閾値時間よりも長い場合には、依頼先選択部142は、自装置を依頼先として選択する。
図6は、処理分散要求及び分散処理実行依頼を受け取った場合における情報処理装置110での動作を示すフローチャートである。
要求処理部141は、通信I/F部112を介して、他の情報処理装置110から分散処理要求を受け取ったか否かを判断する(S30)。分散処理要求を受け取った場合(S30でYes)には、処理はステップS31に進む。
ステップS31では、回答見込時間算出部133は、受け取った処理分散要求で要求された処理に対して、処理結果を回答するまでにかかる回答見込時間を算出する。回答見込時間は、処理分散要求で示されている、タスクの種類、タスクの数及び処理対象のデータ量、並びに、自装置の負荷状況から、処理対象となるデータを受信し、そのデータを処理してその処理結果を返信するまでに必要な時間である。以上のように、回答見込時間の算出にあたり処理対象となるデータの転送時間も考慮することで、各情報処理装置110で分散処理を実行した場合に必要な時間を正確に算出することができるため、システム全体の応答性能を向上する情報処理装置110を分散処理の依頼先として適切に選択することができる。
また、処理対象データが大きく、回答見込時間が長くなる場合には、分散処理の依頼元が自装置で処理することも選択できるようになるため、不要な分散処理とそれに伴うデータの転送によるネットワークトラフィックの圧迫を抑止することができる。
そして、要求処理部141は、通信I/F部112を介して、回答見込時間算出部133が算出した回答見込時間を示す回答見込時間情報を、処理分散要求の送信元に送る(S32)。
なお、自装置の負荷が高い等の理由で他の情報処理装置110からの分散処理実行依頼を受けられない場合は、要求処理部141は、余計な回答見込時間算出処理の手間を省くため、処理分散要求に対する応答として要求受付不可情報を送ることもできる。
処理分散要求に対し回答見込時間を応答した後に、要求処理部141が、通信I/F部112を介して、分散処理実行依頼を受け取った場合(S33でYes)には、処理はステップS34に進む。
ステップS34では、要求処理部141は、演算部122に対し分散処理実行命令を送る。
分散処理実行命令を受け取った演算部122は、分散処理実行命令に基づき他の情報処理装置110から依頼された処理を実行する(S35)。ここでの処理については、図7を用いて説明する。
要求処理部141は、演算部122から分散処理実行命令に対する処理結果を受け取ると、通信I/F部112を介して、その処理結果を、分散処理実行依頼の依頼元に送る(S36)。
図7は、他の情報処理装置110から依頼された処理を実行する際の動作を示すフローチャートである。
演算部122は、要求処理部141からの分散処理実行命令を受け取る(S40)。
演算部122は、演算待ちタスクキューに、分散処理実行命令で示されているタスクを追加する(S41)。
演算部122は、タスクキューに含まれているタスクに対して、演算資源121を割り当てて、順次実行させる(S42)。
そして、演算部122は、分散処理実行命令に対する処理結果が取得できたか否かを判断する(S43)。分散処理実行命令に対する処理結果が取得された場合(S43でYes)には、処理はステップS44に進む。
ステップS44では、演算部122は、取得された処理結果を要求処理部141に与える。なお、演算部122は、他の情報処理装置110からの分散処理の実行時も、通常時と同様に、その処理実行状態を示す処理実行状態情報を、随時、処理負荷管理部130に与える。
以上のように、実施の形態1によれば、分散情報処理システム100において不要な処理分散を抑止し、システム内の通信負荷を無駄に高くすることなく、かつ、システム内の情報処理装置110の演算資源を有効活用することで、システム全体の応答処理性能を向上させることができる。
なお、以上の説明では処理分散要求及び分散処理実行依頼の送信側と受信側とで処理を分けて説明したが、システム内のどの情報処理装置110も他の情報処理装置110に分散処理を要求する送信側になることができ、また、他の情報処理装置110からの分散処理を受ける受信側になることもできる。
実施の形態2.
図1に示されているように、実施の形態2に係る情報処理システムとしての分散情報処理システム200は、複数の情報処理装置210A、210B、210C、210Dを備える。複数の情報処理装置210A、210B、210C、210Dは、ネットワーク101に接続されている。
ここで、複数の情報処理装置210A、210B、210C、210Dの各々を特に区別する必要がない場合には、情報処理装置210という。
図8は、実施の形態2における情報処理装置210の構成を概略的に示すブロック図である。
実施の形態2における情報処理装置210は、デバイスI/F部111と、通信I/F部112と、処理実行部120と、処理負荷管理部130と、依頼処理部240とを備える。
実施の形態2における情報処理装置210の、デバイスI/F部111、通信I/F部112、処理実行部120及び処理負荷管理部130は、実施の形態1における情報処理装置110の、デバイスI/F部111、通信I/F部112、処理実行部120及び処理負荷管理部130と同様である。
依頼処理部240は、処理負荷管理部130からの要求指示、他の情報処理装置210への分散処理実行依頼、並びに、他の情報処理装置210からの処理分散要求及び分散処理実行依頼を処理する。
依頼処理部240は、要求処理部241と、依頼先選択部242と、依頼処理実績情報記憶部243と、管理情報記憶部244と、要求先選択部245とを備える。
要求処理部241は、処理負荷管理部130から要求指示を受けると、要求先選択部245に、処理分散要求の送信先を選択させる処理分散要求選択指令を発行する。
そして、要求処理部241は、要求先選択部245が情報処理装置210を選択すると、通信I/F部112に、選択された情報処理装置210へ処理分散要求を送信させる。
なお、実施の形態2における要求処理部241のその他の処理については、実施の形態1における要求処理部141の処理と同様である。
依頼処理実績情報記憶部243は、他の情報処理装置110との間の分散処理の実績に関する依頼処理実績情報を格納する。例えば、依頼処理実績情報は、過去の処理分散要求に対して、情報処理装置210毎に、回答見込時間、要求受付不可情報の受信の有無、及び、返信があったか否かを示す情報、並びに、過去の分散処理実行依頼に対して、情報処理装置210毎に、処理結果の回答時間及び処理結果の回答の有無を示す情報を含む。
このように、依頼処理実績情報を記憶しておくことで、事前に各情報処理装置210の仕様を知らなくても適切な候補を選択できるほか、特定の情報処理装置210が故障した場合、又は、分散情報処理システム200を構成する情報処理装置210の数又は種類が変わった場合にも、無駄な分散処理要求を発行することなく、適切な情報処理装置210から分散処理依頼先を選択することができるようになる。
管理情報記憶部244は、各情報処理装置210が保有する演算資源121の種類、数又は性能等の属性を示す情報、並びに、他の情報処理装置210から処理の実行依頼を受付可能か否かの情報等を含む管理情報を記憶する。
管理情報については、予め各情報処理装置210の仕様をまとめて格納するほか、定期的に情報処理装置210間で通信を行い、情報をやり取りして更新することも可能である。
要求先選択部245は、処理分散要求先選択指令を受けると、管理情報記憶部244に記憶されている管理情報及び依頼処理実績情報記憶部243に記憶されている依頼処理実績情報を参照して、処理分散要求を送信する情報処理装置210、言い換えると、依頼する処理の実行に好適な情報処理装置210を選択する。選択結果は、要求処理部241に与えられ、上述のように、要求処理部241は、選択された情報処理装置210にのみ処理分散要求を発行する。例えば、分散情報処理システム200がn台の情報処理装置210(nは、2以上の整数)を備えている場合、要求処理部241は、好適と判断されたm台の情報処理装置210(mは、1≦m≦n−1を満たす整数)に処理分散要求を送る。
例えば、要求先選択部245は、処理毎に定められた、処理実行に必要とされる演算資源121の種類、数又は性能といった条件と、管理情報とを参照することで、処理実行に必要な条件を満たさない情報処理装置210を選択しない。
また、要求先選択部245は、管理情報を参照することで、他の情報処理装置210からの分散処理を受付可能ではない情報処理装置210を選択しない。
さらに、要求先選択部245は、依頼処理実績情報を参照することで、情報処理装置210毎に、回答見込時間の平均値を算出し、その平均値が予め定められた閾値よりも長い情報処理装置210を選択しない。
また、要求先選択部245は、依頼処理実績情報を参照することで、直近の回答見込時間が長い情報処理装置210は負荷が高くなっていると見込んで、そのような情報処理装置210を選択しない。
さらに、要求先選択部245は、依頼処理実績情報を参照することで、一定期間又は直近で、処理分散要求又は分散処理実行依頼に対して回答がない情報処理装置210は故障又はネットワーク101から外されたとみなして、そのような情報処理装置210を選択しない。
要求先選択部245は、以上のようにして選択しないと判断された情報処理装置210以外の情報処理装置210を選択すればよい。
依頼先選択部242は、他の情報処理装置210からの回答見込時間情報で示されている回答見込時間を用いて、処理の実行を依頼する情報処理装置210を選択する。そして、依頼先選択部242は、通信I/F部112に、選択された情報処理装置210へ分散処理実行依頼を送信させる。
なお、依頼先選択部242は、処理分散要求に対する他の情報処理装置210からの応答状況に応じて、必要な情報を、依頼処理実績情報記憶部243に記憶されている依頼処理実績情報に格納する。
さらに、依頼先選択部242は、分散処理実行依頼に対する他の情報処理装置210からの回答状況に応じて、必要な情報を、依頼処理実績情報記憶部243に記憶されている、後述する依頼処理実績情報に格納する。
以上に記載された依頼処理部240の要求処理部241、依頼先選択部242及び要求先選択部245も、例えば、図3(A)に示されているプロセッサ11で実現することができ、依頼処理部240の依頼処理実績情報記憶部243及び管理情報記憶部244は、メモリ10で実現することができる。
また、依頼処理部240の要求処理部241、依頼先選択部242及び要求先選択部245の一部又は全部も、例えば、図3(B)に示されている処理回路12で構成することもできる。
図9は、実施の形態2における情報処理装置210が処理を分散して行う際の動作を示すフローチャートである。
なお、図9に示されているフローチャートに含まれているステップのうち、図4に示されているフローチャートに含まれているステップと同様のステップについては、図4と同じ符号を付し、その説明を省略する。
図9のステップS10及びS11は、図4のステップS10及びS11と同様である。但し、図9のステップS11の後、処理はステップS50に進む。
ステップS50では、要求処理部241は、処理依頼発行判断部132から処理分散要求を発行するように要求指示を受けると、要求先選択部245に処理分散要求先選択指令を発行する。
処理分散要求選択指令を受けた要求先選択部245は、管理情報記憶部244に記憶されている管理情報及び依頼処理実績情報記憶部243に記憶されている依頼処理実績情報を参照することで、処理分散要求を送信する情報処理装置210を選択する(S51)。そして、要求先選択部245は、選択された情報処理装置210を要求処理部241に通知する。
要求処理部241は、通信I/F部112を介して、選択された情報処理装置210へ処理分散要求を発行する(S52)。
次に、依頼先選択部242は、選択された情報処理装置210からの回答見込時間情報の返信を待ち、分散処理の依頼先を選択する処理を行う(S53)。ここでの処理については、図10を用いて説明する。そして、処理はステップS14に進む。
図9のステップS14及びS15は、図4のステップS14及びS15と同様である。なお、図9のステップS15で、処理結果が受信された場合(S15でYes)には、処理はステップS54に進む。
ステップS54では、依頼先選択部242は、分散処理実行依頼に対する情報処理装置210からの回答状況に基づいて、依頼処理実績情報記憶部243に記憶されている依頼処理実績情報を更新する。例えば、依頼先選択部242は、情報処理装置210から受け取った処理結果の回答時間及び回答の有無を示す情報を依頼処理実績情報に格納する。
図10は、実施の形態2における分散処理の依頼先を選択する処理を示すフローチャートである。
なお、図10に示されているフローチャートに含まれているステップのうち、図5に示されているフローチャートに含まれているステップと同様のステップについては、図5と同じ符号を付し、その説明を省略する。
図10に示されているステップS20は、図5に示されているステップS20と同様である。但し、ステップS20の後、処理はステップS60に進む。
ステップS60では、依頼先選択部242は、依頼分散要求に対する情報処理装置210からの応答状況に基づいて、依頼処理実績情報記憶部243に記憶されている依頼処理実績情報を更新する。ここでは、例えば、依頼先選択部242は、処理分散要求に対して、情報処理装置210から受け取った回答見込時間及び応答があった旨を示す情報を、依頼処理実績情報に格納する。
そして、処理はステップS21に進む。
図10のステップS21及びS22は、図5のステップS21及びS22と同様である。
但し、ステップS22での処理の後、処理はステップS61に進む。
ステップS61では、依頼先選択部242は、依頼分散要求に対する情報処理装置210からの応答状況に基づいて、必要に応じて、依頼処理実績情報記憶部243に記憶されている依頼処理実績情報を更新する。例えば、依頼先選択部242は、処理分散要求に対して、情報処理装置210から要求受付不可情報を受け取った場合には、その旨を依頼処理実績情報に格納する。また、依頼先選択部242は、処理分散要求に対して、応答しない情報処理装置210がある場合には、応答がなかった旨を示す情報を、依頼処理実績情報に格納する。
以上のように、実施の形態2によれば、要求先選択部245が、処理分散要求を発行する情報処理装置210を適切なものに制限することで、無駄な通信、各情報処理装置210における無駄な回答見込時間算出処理、及び、処理分散要求に対する無駄な応答待ち時間を削減することができる。
なお、上述した実施の形態2では、要求先選択部245は、管理情報記憶部244に記憶されている管理情報及び依頼処理実績情報記憶部243に記憶されている依頼処理実績情報の両方を用いて、処理分散要求を発行する情報処理装置210を選択しているが、実施の形態2は、このような例に限定されない。
例えば、要求先選択部245は、管理情報及び依頼処理実績情報の何れか一方のみを参照して、処理分散要求を発行する情報処理装置210を選択してもよい。
また、図10のステップS60では、回答見込時間情報が受信されるたびに、依頼処理実績情報を更新しているが、実施の形態2は、このような例に限定されない。例えば、依頼先選択部242は、回答見込時間情報を一時的に図示しない記憶部に記憶しておき、例えば、ステップS61において、依頼情報実績情報をまとめて更新してもよい。この場合、分散要求処理のタスク種毎にまとめて、同じタスクの分散要求処理毎に、依頼情報実績情報を更新してもよい。
さらに、図10のステップS22では、実施の形態1と同様に、最も短い回答見込時間を返信してきた情報処理装置220が依頼先として選択されているが、実施の形態2は、このような例に限定されない。
例えば、依頼先選択部242は、管理情報及び依頼処理実績情報の少なくとも何れか一方を参照して、依頼先を選択してもよい。
具体的には、最も短い回答見込時間から予め定められた時間内にある回答見込時間を示す回答見込時間情報を送信してきた情報処理装置がある場合には、依頼先選択部242は、依頼処理実績情報を参照して、最も短い回答見込時間を示す回答見込時間情報を送信してきた情報処理装置、及び、最も短い回答見込時間から予め定められた時間内にある回答見込時間を示す回答見込時間情報を送信してきた情報処理装置の中で、分散処理実行依頼に対して回答した回数の多い情報処理装置210を、依頼先として選択する。このようにすることで、回答見込時間がある程度同じであれば誤差の範囲とみなし、分散処理に対する回答が得られないリスクを低減することができる。例えば、演算に必要な資源は保有しているが、ネットワーク101への接続が不安定なため回答が得られないことが多い情報処理装置210を除外することができる。
また、最も短い回答見込時間から予め定められた時間内にある回答見込時間を示す回答見込時間情報を送信してきた情報処理装置がある場合には、依頼先選択部242は、管理情報を参照して、依頼する処理に適合した演算資源121の保有数が最も多い情報処理装置210を、依頼先として選択する。このようにすることで、速く処理結果が得られる確度がより高い情報処理装置210を選択することができる。
実施の形態3.
図1に示されているように、実施の形態3に係る情報処理システムとしての分散情報処理システム300は、複数の情報処理装置310A、310B、310C、310Dを備える。複数の情報処理装置310A、310B、310C、310Dは、ネットワーク101に接続されている。
ここで、複数の情報処理装置310A、310B、310C、310Dの各々を特に区別する必要がない場合には、情報処理装置310という。
図2に示されているように、実施の形態3における情報処理装置310は、デバイスI/F部111と、通信I/F部112と、処理実行部120と、処理負荷管理部130と、依頼処理部340とを備える。
実施の形態3における情報処理装置310の、デバイスI/F部111、通信I/F部112、処理実行部120及び処理負荷管理部130は、実施の形態1における情報処理装置110の、デバイスI/F部111、通信I/F部112、処理実行部120及び処理負荷管理部130と同様である。
依頼処理部340は、処理負荷管理部130からの要求指示、他の情報処理装置310への分散処理実行依頼、並びに、他の情報処理装置310からの処理分散要求及び分散処理実行依頼を処理する。
依頼処理部340は、要求処理部141と、依頼先選択部342とを備える。
実施の形態3における依頼処理部340の要求処理部141は、実施の形態1における依頼処理部140の要求処理部141と同様である。
実施の形態3における依頼先選択部342は、応答受信完了判定の条件において、実施の形態1における依頼先選択部142と異なっているが、その他の処理については、実施の形態1における依頼先選択部142と同様である。以下、図11を用いて説明する。
図11は、実施の形態3における分散処理の依頼先を選択する処理を示すフローチャートである。
なお、図11に示されているフローチャートに含まれているステップのうち、図5に示されているフローチャートに含まれているステップと同様のステップについては、図5と同じ符号を付し、その説明を省略する。
図11に示されているステップS20は、図5に示されているステップS20と同様である。但し、ステップS20の後、処理はステップS70に進む。
ステップS70では、依頼先選択部342は、応答受信完了判定の条件が成立するまで、他の情報処理装置310からの応答を待つ。応答受信完了判定の条件は、例えば、情報処理装置310からの回答見込時間情報で示される回答見込時間が、予め定められた閾値である依頼先条件を満たしていることである。言い換えると、予め定められている時間よりも短い回答見込時間が得られた場合には、応答受信完了判定の条件が満たされたと判断される。そして、応答受信完了判定の条件が満たされた場合(S70でYes)には、処理はステップS22に進む。
図11に示されているステップS22は、図5に示されているステップS22と同様である。
なお、ステップS70において、依頼先選択部342は、処理分散要求を送った全ての情報処理装置310からの回答見込時間が、依頼先条件を満たさない場合には、応答受信完了判定のための依頼先条件が満たされたとみなし、ステップS22ヘ進む。そして、依頼先選択部342は、ステップS22において、自装置を依頼先として選択すればよい。
以上のように、実施の形態3によれば、応答受信完了判定の条件を、依頼先条件を満たす回答見込時間を取得するまでとすることで、余計な応答待ち時間を削減し、かつ、適切な情報処理装置310を分散処理依頼先として選択することができる。言い換えると、実施の形態3では、依頼先条件を満たす回答見込時間を、最初に応答してきた情報処理装置310が依頼先とされるため、迅速かつ適切に依頼先を選択することができる。
なお、依頼先条件としての閾値は、予め定められた時間に限られず、例えば、依頼先選択部342がシステム応答性能要求を満たす時間を、予め定められた関数等を用いて算出し、算出された時間が依頼先条件として用いられてもよい。
また、依頼先選択部342は、自装置における回答見込時間を依頼先条件として設定してもよい。これにより、自装置で処理するよりも速く処理結果が得られる情報処理装置310を分散処理の依頼先として選択することができる。
さらに、依頼先選択部342は、予め定められた受付待ち時間において、各情報処理装置310からの応答を受け付け、その中で受け取られた回答見込時間が依頼先条件を満たさない場合に、さらに延長して応答を受け付けてもよい。
実施の形態4.
図1に示されているように、実施の形態4に係る情報処理システムとしての分散情報処理システム400は、複数の情報処理装置410A、410B、410C、410Dを備える。複数の情報処理装置410A、410B、410C、410Dは、ネットワーク101に接続されている。
ここで、複数の情報処理装置410A、410B、410C、410Dの各々を特に区別する必要がない場合には、情報処理装置410という。
図2に示されているように、実施の形態4における情報処理装置410は、デバイスI/F部111と、通信I/F部112と、処理実行部120と、処理負荷管理部130と、依頼処理部440とを備える。
実施の形態4における情報処理装置410の、デバイスI/F部111、通信I/F部112、処理実行部120及び処理負荷管理部130は、実施の形態1における情報処理装置110の、デバイスI/F部111、通信I/F部112、処理実行部120及び処理負荷管理部130と同様である。
依頼処理部440は、処理負荷管理部130からの要求指示、他の情報処理装置410への分散処理実行依頼、並びに、他の情報処理装置410からの処理分散要求及び分散処理実行依頼を処理する。
依頼処理部440は、要求処理部141と、依頼先選択部442とを備える。
実施の形態4における依頼処理部440の要求処理部141は、実施の形態1における依頼処理部140の要求処理部141と同様である。
実施の形態4における依頼先選択部442は、他の情報処理装置410からの回答見込時間情報で示されている回答見込時間を用いて、処理の実行を依頼する情報処理装置410を選択する。そして、依頼先選択部442は、通信I/F部112に、選択された情報処理装置410へ分散処理実行依頼を送信させる。
なお、実施の形態4における依頼先選択部442は、分散処理の依頼先を選択して、その依頼先から処理結果を取得する処理において、実施の形態1における依頼先選択部142と異なっている。以下、図12を用いて説明する。
図12は、実施の形態4における情報処理装置410が処理を分散して行う際の動作を示すフローチャートである。
なお、図12に示されているフローチャートに含まれているステップのうち、図4又は図5に示されているフローチャートに含まれているステップと同様のステップについては、図4又は図5と同じ符号を付し、その説明を省略する。
図12に示されているステップS10〜S12は、図4に示されているステップS10〜S12と同様である。但し、図12においては、ステップS12の後、処理はステップS20に進む。
また、図12に示されているステップS20及びS21は、図5に示されているステップS20及びS21と同様である。但し、図12においては、ステップS21の後、処理はステップS80に進む。
ステップS80では、依頼先選択部442は、受け取った回答見込時間情報で示されている回答見込時間を、図示しない記憶部に一時的に記憶する。
次に、依頼先選択部442は、図示されていない記憶部に記憶されている回答見込時間を比較して、未だ選択されていない情報処理装置410の中から、最も短い回答見込時間を応答してきた情報処理装置410を依頼先として選択する(S81)。そして、処理はステップS14に進む。
図12に示されているステップS14は、図4に示されているステップS14と同様である。但し、図12においては、ステップS14の後、処理はステップS82に進む。
ステップS82では、依頼先選択部442は、分散処理実行依頼の発行先の情報処理装置410からの処理結果を受信したか否かを判断する。処理結果が受信された場合(S82でYes)には、処理は終了し、処理結果が受信されていない場合(S82でNo)には、処理はステップS83に進む。
ステップS83では、依頼先選択部442は、分散処理実行依頼を発行してから、予め定められた期間が経過したか否かを判断する。予め定められた期間が経過していない場合(S83でNo)には、処理はステップS82に戻り、予め定められた期間が経過した場合(S83でYes)には、処理はステップS81に戻る。なお、ステップS81では、現在選択されている情報処理装置410とは別の情報処理装置410、ここでは、現在選択されている情報処理装置410の次に回答見込時間の短い情報処理装置410が改めて選択される。ここで選択される別の情報処理装置410は、自装置であってもよい。例えば、現在選択されている情報処理装置410の回答見込時間の次に短い回答見込時間が、予め定められた閾値時間よりも長い場合には、依頼先選択部442は、自装置を選択する。
以上のように、実施の形態4によれば、分散処理の依頼先からの処理結果の受け付けに期限を設定し、設定時間内に処理結果が送られてこなければ、次の情報処理装置410に分散処理を依頼するようにすることで、例えば、分散処理を依頼した後に依頼先の情報処理装置410が故障してしまうことで、処理結果が得られずに処理が停止してしまうことを防止することができる。
図12のステップS21では、実施の形態3と同様に、応答受信完了判定の条件として、回答見込時間が、予め定められた閾値である依頼先条件を満たしていることとされてもよい。
実施の形態5.
図1に示されているように、実施の形態5に係る情報処理システムとしての分散情報処理システム500は、複数の情報処理装置510A、510B、510C、510Dを備える。複数の情報処理装置510A、510B、510C、510Dは、ネットワーク101に接続されている。
ここで、複数の情報処理装置510A、510B、510C、510Dの各々を特に区別する必要がない場合には、情報処理装置510という。
図2に示されているように、実施の形態5における情報処理装置510は、デバイスI/F部111と、通信I/F部112と、処理実行部520と、処理負荷管理部130と、依頼処理部140とを備える。
実施の形態5における情報処理装置510の、デバイスI/F部111、通信I/F部112、処理負荷管理部130及び依頼処理部140は、実施の形態1における情報処理装置110の、デバイスI/F部111、通信I/F部112、処理負荷管理部130及び依頼処理部140と同様である。
処理実行部520は、演算資源121と、演算部522とを備える。
実施の形態5における処理実行部520の演算資源121は、実施の形態1における処理実行部120の演算資源121と同様である。
演算部522は、処理を実行する方法が、実施の形態1における演算部122と異なっている。以下、図13を用いて説明する。
図13は、他の情報処理装置510から依頼された処理を実行する際の動作を示すフローチャートである。
なお、図13に示されているフローチャートに含まれているステップのうち、図7に示されているフローチャートに含まれているステップと同様のステップについては、図7と同じ符号を付し、その説明を省略する。
図13に示されているステップS40は、図7に示されているステップS40と同様である。但し、図13においては、ステップS40の後、処理はステップS90に進む。
ステップS90では、演算部522は、分散処理実行命令で示されているタスクに優先度を割り当て、優先度が設定されたタスクを、優先度付き演算待ちタスクキューに追加する。
ここで、タスクに割り当てられる優先度は、情報処理装置510毎に設定されているものとする。例えば、ビル内のカメラ監視システムで建物出入り口等の重要な箇所に設置されているカメラに接続されている情報処理装置510については、高い優先度が設定されていることで、そのような重要な情報処理装置510の処理を優先して実行できるようになる。
また、処理対象となるデータの生成時間が古いほど、高い優先度が割り当てられてもよい。それにより処理遅延が大きいものほど優先して処理することができるようになる。
さらに、依頼先の情報処理装置510の処理負荷状況に応じで、割り当てられる優先度が変わってもよい。例えば、処理負荷が高い時は自装置のタスクの優先度を高くすることで、他の情報処理装置510からの分散処理の依頼による処理割込みを防止し、自装置に接続されたデバイス160の入力信号に対応した処理を遅延なく行えるようになる。一方、処理負荷が低く余裕がある場合には、自装置のタスクの優先度を下げ、他の情報処理装置510の分散処理におけるタスクの優先度を上げることで、他の情報処理装置510の処理を優先して実行することができる。
演算部522は、優先度付き演算待ちタスクキューに含まれているタスクに対して、優先度順に演算資源121を割り当てて、順次実行させる(S91)。そして、処理はステップS43に進む。
図13に示されているステップS43及びS44は、図7に示されているステップS43及びS44と同様である。
以上のように、実施の形態5によれば、演算部522は、対象となる処理に割り当てられた優先度に従って、対応するデータに対して、対象となる処理を実行するようにされており、他の情報処理装置510から処理の実行を依頼された場合にも、依頼された処理に優先度を割り当てて、割り当てられた優先度に従って、処理を実行する。これにより、情報処理装置510毎に、実行する処理の優先度を柔軟に変更して、実行することができるようになる。具体的には、タスク優先度を設定することで、処理の重要度又は遅延状況に応じて処理を実行できるようになる。このため、分散処理の実行による割込み処理を防止することができる。
100,200,300,400,500 分散情報処理システム、 101 ネットワーク、 110,210,310,410,510 情報処理装置、 111 デバイスI/F部、 112 通信I/F部、 120,520 処理実行部、 121 演算資源、 122,522 演算部、 130 処理負荷管理部、 131 実行状態記憶部、 132 処理依頼発行判断部、 133 回答見込時間算出部、 140,240,340,440 依頼処理部、 141,241 要求処理部、 142,242,342,442 依頼先選択部、 243 依頼処理実績情報記憶部、 244 管理情報記憶部、 245 要求先選択部。

Claims (14)

  1. ネットワークに接続されたn台の情報処理装置(nは、2以上の整数)で分散して処理を実行する情報処理システムにおいて、前記n台の情報処理装置の中の1つとして使用される情報処理装置であって、
    前記ネットワークとの間で通信を行う通信インタフェース部と、
    前記n台の情報処理装置の各々が処理を実行するために備える演算資源の種類、数又は性能の属性を示す情報、及び、前記n台の情報処理装置の各々が処理の実行依頼を受け付けることができるか否かを示す情報を含む管理情報を記憶する管理情報記憶部と、
    前記管理情報を参照して、前記n台の情報処理装置の中から、第1のデータに対する第1の処理の実行に好適なm台の情報処理装置(mは、1≦m≦n−1を満たす整数)を選択する要求先選択部と、
    前記第1のデータに対する前記第1の処理の実行を依頼するための第1の処理分散要求を、前記通信インタフェース部を介して、前記m台の情報処理装置に送る要求処理部と、
    前記第1のデータの転送時間を含み、前記第1のデータに対して前記第1の処理を実行することで得られる第1の処理結果を回答するまでの時間として算出された第1の回答見込時間を、前記通信インタフェース部を介して、前記第1の処理分散要求の応答として受け取り、前記第1の回答見込時間を用いて、前記n台の情報処理装置の中から、前記第1の処理の実行を依頼する依頼先を選択し、前記通信インタフェース部を介して、前記依頼先に、前記第1のデータに対する前記第1の処理の実行を依頼する依頼先選択部と、を備え
    前記要求先選択部は、前記管理情報を参照することで、前記n台の情報処理装置の各々が、処理毎に定められた、処理実行に必要とされる演算資源の種類、数又は性能の条件を満たすか否か、及び、前記n台の情報処理装置の各々が、処理の実行依頼を受け付けることができるか否かにより、前記m台の情報処理装置を選択すること
    を特徴とする情報処理装置。
  2. 前記m台の情報処理装置は、自装置を除いた前記n台の情報処理装置であること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記n台の情報処理装置の何れかとの間における分散処理の実績に関する依頼処理実績情報を記憶する依頼処理実績情報記憶部と、
    前記依頼処理実績情報を参照して、前記n台の情報処理装置の中から、前記第1の処理の実行に好適な一又は複数の情報処理装置を、前記m台の情報処理装置として選択する要求先選択部と、をさらに備えること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記依頼先選択部は、最も短い前記第1の回答見込時間が予め定められた閾値時間以下である場合には、前記m台の情報処理装置の中で、最も短い前記第1の回答見込時間を応答した情報処理装置を、前記依頼先として選択すること
    を特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記依頼先選択部は、最も短い前記第1の回答見込時間が予め定められた閾値時間よりも長い場合には、自装置を前記依頼先として選択すること
    を特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記依頼先選択部は、前記依頼先に、前記第1のデータに対する前記第1の処理の実行を依頼してから、予め定められた期間、前記第1の処理結果の回答がない場合には、前記通信インタフェース部を介して、前記n台の情報処理装置の中の別の情報処理装置に、前記第1のデータに対する前記第1の処理の実行を依頼すること
    を特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  7. 前記依頼先選択部は、前記m台の情報処理装置の中で、予め定められた依頼先条件を満たす前記第1の回答見込時間を最初に応答した情報処理装置を、前記依頼先として選択すること
    を特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記依頼先選択部は、前記m台の情報処理装置の中で、予め定められた依頼先条件を満たす前記第1の回答見込時間を応答した情報処理装置がない場合には、自装置を前記依頼先として選択すること
    を特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  9. データの処理を実行する処理実行部と、
    前記処理実行部における処理負荷を管理する処理負荷管理部と、をさらに備え、
    前記要求処理部は、前記処理負荷が予め定められた閾値以上となった場合に、前記第1の処理分散要求を前記m台の情報処理装置に送ること
    を特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記n台の情報処理装置の中の1つの情報処理装置から、第2のデータに対する第2の処理の実行を依頼するための第2の処理分散要求を受けた場合に、前記処理実行部が、前記第2のデータの転送時間を含み、前記第2のデータに対して前記第2の処理を実行することで得られる第2の処理結果を回答するまでの時間を、第2の回答見込時間として算出する回答見込時間算出部をさらに備え、
    前記要求処理部は、前記通信インタフェース部を介して、前記第2の回答見込時間を、前記1つの情報処理装置に送ること
    を特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  11. 対象となる処理に割り当てられた優先度に従って、対応するデータに対して前記対象となる処理を実行する処理実行部をさらに備え、
    前記処理実行部は、前記n台の情報処理装置の中の1つの情報処理装置から、第2のデータに対する第2の処理の実行を依頼された場合に、前記第2の処理に優先度を割り当てて、前記第2の処理に割り当てられた前記優先度に従って、前記第2のデータに対して前記第2の処理を実行すること
    を特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の情報処理装置。
  12. ネットワークに接続されたn台の情報処理装置(nは、2以上の整数)で分散して処理を実行する情報処理システムであって、
    前記n台の情報処理装置の各々は、
    前記ネットワークとの間で通信を行う通信インタフェース部と、
    前記n台の情報処理装置の各々が処理を実行するために備える演算資源の種類、数又は性能の属性を示す情報、及び、前記n台の情報処理装置の各々が処理の実行依頼を受け付けることができるか否かを示す情報を含む管理情報を記憶する管理情報記憶部と、
    前記管理情報を参照して、前記n台の情報処理装置の中から、第1のデータに対する第1の処理の実行に好適なm台の情報処理装置(mは、1≦m≦n−1を満たす整数)を選択する要求先選択部と、
    前記第1のデータに対する前記第1の処理の実行を依頼するための第1の処理分散要求を、前記通信インタフェース部を介して、前記m台の情報処理装置に送る要求処理部と、
    前記第1のデータの転送時間を含み、前記第1のデータに対して前記第1の処理を実行することで得られる第1の処理結果を回答するまでの時間として算出された第1の回答見込時間を、前記通信インタフェース部を介して、前記第1の処理分散要求の応答として受け取り、前記第1の回答見込時間を用いて、前記n台の情報処理装置の中から、前記第1の処理の実行を依頼する依頼先を選択し、前記通信インタフェース部を介して、前記依頼先に、前記第1のデータに対する前記第1の処理の実行を依頼する依頼先選択部と、を備え
    前記要求先選択部は、前記管理情報を参照することで、前記n台の情報処理装置の各々が、処理毎に定められた、処理実行に必要とされる演算資源の種類、数又は性能の条件を満たすか否か、及び、前記n台の情報処理装置の各々が、処理の実行依頼を受け付けることができるか否かにより、前記m台の情報処理装置を選択すること
    を特徴とする情報処理システム。
  13. ネットワークに接続されたn台の情報処理装置(nは、2以上の整数)で分散して処理を実行する情報処理システムにおいて、コンピュータを、前記n台の情報処理装置の各々として機能させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記ネットワークとの間で通信を行う通信インタフェース部、
    前記n台の情報処理装置の各々が処理を実行するために備える演算資源の種類、数又は性能の属性を示す情報、及び、前記n台の情報処理装置の各々が処理の実行依頼を受け付けることができるか否かを示す情報を含む管理情報を記憶する管理情報記憶部、
    前記管理情報を参照して、前記n台の情報処理装置の中から、第1のデータに対する第1の処理の実行に好適なm台の情報処理装置(mは、1≦m≦n−1を満たす整数)を選択する要求先選択部、
    前記第1のデータに対する前記第1の処理の実行を依頼するための第1の処理分散要求を、前記通信インタフェース部を介して、前記m台の情報処理装置に送る要求処理部、及び、
    前記第1のデータの転送時間を含み、前記第1のデータに対して前記第1の処理を実行することで得られる第1の処理結果を回答するまでの時間として算出された第1の回答見込時間を、前記通信インタフェース部を介して、前記第1の処理分散要求の応答として受け取り、前記第1の回答見込時間を用いて、前記n台の情報処理装置の中から、前記第1の処理の実行を依頼する依頼先を選択し、前記通信インタフェース部を介して、前記依頼先に、前記第1のデータに対する前記第1の処理の実行を依頼する依頼先選択部、として機能させ
    前記要求先選択部は、前記管理情報を参照することで、前記n台の情報処理装置の各々が、処理毎に定められた、処理実行に必要とされる演算資源の種類、数又は性能の条件を満たすか否か、及び、前記n台の情報処理装置の各々が、処理の実行依頼を受け付けることができるか否かにより、前記m台の情報処理装置を選択すること
    を特徴とするプログラム。
  14. ネットワークに接続されたn台の情報処理装置(nは、2以上の整数)で分散して処理を実行する情報処理方法であって、
    前記n台の情報処理装置の各々が、
    前記n台の情報処理装置の各々が処理を実行するために備える演算資源の種類、数又は性能の属性を示す情報、及び、前記n台の情報処理装置の各々が処理の実行依頼を受け付けることができるか否かを示す情報を含む管理情報を参照して、前記n台の情報処理装置の中から、第1のデータに対する第1の処理の実行に好適なm台の情報処理装置(mは、1≦m≦n−1を満たす整数)を選択し、
    前記第1のデータに対する前記第1の処理の実行を依頼するための第1の処理分散要求を、前記m台の情報処理装置に送り、
    前記第1のデータの転送時間を含み、前記第1のデータに対して前記第1の処理を実行することで得られる第1の処理結果を回答するまでの時間として算出された第1の回答見込時間を、前記第1の処理分散要求の応答として受け取り、
    前記第1の回答見込時間を用いて、前記n台の情報処理装置の中から、前記第1の処理の実行を依頼する依頼先を選択し、
    前記依頼先に、前記第1のデータに対する前記第1の処理の実行を依頼し、
    前記m台の情報処理装置を選択する際に、前記管理情報を参照することで、前記n台の情報処理装置の各々が、処理毎に定められた、処理実行に必要とされる演算資源の種類、数又は性能の条件を満たすか否か、及び、前記n台の情報処理装置の各々が、処理の実行依頼を受け付けることができるか否かを判断すること
    を特徴とする情報処理方法。
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