JP6678082B2 - 部品フィーダ - Google Patents

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Description

本発明は、部品を供給するための部品フィーダ、すなわち、テープ化部品を用いて所定の供給位置にて部品を順次供給する部品フィーダに関する。
電子部品等の部品は、それらの複数がキャリテープに保持されたテープ化部品として入手され、そのテープ化部品から部品を供給するために、例えば、下記特許文献に記載されているような種々の部品フィーダが採用される。
特開2007−180280号公報 特開平3−218099号公報
上記特許文献に記載されているような部品フィーダは、改良の余地が多分に残されており、何らかの改良を施すことにより、部品フィーダの実用性を高めることが可能である。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、実用性の高い部品フィーダを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の部品フィーダは、複数の部品がキャリアテープに所定ピッチで保持されたテープ化部品を間欠的に送りつつ、それら部品を部品供給部において1つずつ供給するものであって、(A)光学的センサを利用して、部品が適正な状態で前記部品供給部に送られたことを確認する確認機構と、(B)前記光学的センサの検出精度に影響を与える付着物を除去するために、圧縮エアを吹き付ける付着物除去用エアブロー機構と、(C)前記キャリアテープの部品の除かれた部分を、刃によって、前記所定ピッチに相当する長さに切断するテープ切断機構と、(D)前記切断されたキャリアテープが排出されるシュートと、(E)そのシュートにおける前記切断されたキャリアテープの移動を促進するために、そのシュート内に圧縮エアを導入するためのテープ排出用エアブロー機構とを備え、前記付着物除去用エアブロー機構の圧縮エア源と、前記テープ排出用エアブロー機構の圧縮エア源とが共通し、前記付着物除去用エアブロー機構によるエアブローと、前記テープ排出用エアブロー機構によるエアブローとが、それぞれのエアブロー機構が有するノズルから、同期して行われるように構成される。
光学的センサは、光を照射する光源と、その光を検知する検知部とを含んで構成され、上記確認機構は、例えば、光学的センサが光源から照射した光を検知部によって受光されたか否かにより、部品が適正な状態で部品供給部に送られたか否かを確認するように構成することができる。そのため、光学的センサの光源や検知部に付着物があると、誤って光を検知できないような場合があり、部品が適正な状態で部品供給部に送られたか否かを、誤って判定してしまう虞がある。本発明の部品フィーダは、エアブローによって、光学的センサの検出精度に影響を与える付着物を除去することができるため、上記のような誤判定を減らすことが可能となっている。
本発明の実施例である部品フィーダが搭載された部品実装機を示す斜視図である。 部品実装機の実装ヘッドおよびヘッド移動装置を、図1とは逆の視点において示す斜視図である。 実装ヘッドが有するチャック装置を示す図である。 チャック装置が有するチャックによってリードを保持された部品が基板に実装される様子を示す図である。 部品フィーダが扱うテープ化部品を示す図である。 部品フィーダの全体を示す斜視図である。 部品フィーダにおいて部品が供給される位置を示す斜視図である。 部品フィーダの内部構造の概ね全体を示す斜視図である。 部品フィーダが備える送り機構の一部とその送り機構による送り量を確認するための送り確認機構とをある状態において示す図である。 部品フィーダが備える送り機構の一部とその送り機構による送り量を確認するための送り確認機構とを図9とは異なる状態において示す図である。 部品フィーダが備える位置決め機構を示す斜視図である。 位置決め機構を構成するクランプの断面図である。 供給位置において部品のリードが位置決め機構によって位置決めされる様子を示す斜視図および模式的な側面図である。 リードの曲がった部品が位置決めされる様子を示す斜視図、および、リードが案内部によって規定位置に案内された状態を示す模式的な平面図である。 部品フィーダが備えるエアブロー機構を示す斜視図である。 付着物除去用エアブロー機構(テープ除去用エアブロー機構)を拡大して示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の一実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。なお、本発明は、下記の実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することができる。
[A]部品フィーダが搭載された部品実装機
実施例の部品フィーダが搭載された部品実装機10は、図1に示すように、本体12と、基板Sを搬送,固定する基板搬送固定装置14と、電子部品等の部品を供給する部品供給装置16と、部品供給装置16から供給される部品を保持して基板搬送固定装置14によって固定された基板Sに実装するための2つの実装ヘッド18,20と、それら実装ヘッド18,20を部品供給装置16と基板搬送固定装置14との間において一平面に沿って移動させるヘッド移動装置22とを含んで構成されている。ちなみに、ヘッド移動装置22は、XYロボット型の移動装置であり、図に示すx方向,y方向に実装ヘッド18,20を移動させる。
部品供給装置16は、トレイに並べられた部品を供給するトレイ型部品供給装置24と、テープ化部品から部品を供給するフィーダ型部品供給装置26とを含んでいる。図では、フィーダ型部品供給装置26は、1つしか配置されていないが、複数のものを並べて配置させることが可能である。後に詳しく説明するが、図に示すフィーダ型部品供給装置26が、実施例の部品フィーダであり、以下、それを部品フィーダ26と呼ぶこととする。ちなみに、部品フィーダ26は、後に詳しく説明するが、複数のリードを有する部品、つまり、リード付き部品を供給するためのものである。
実装ヘッド18,20は、図2に示すように、1つのスライダ28に、それぞれを昇降させるヘッド昇降装置30,32を介して取り付けられており、そのスライダ28がヘッド移動装置22によって移動させられることで、それら実装ヘッド18,20が一体として一平面に沿って移動させられる。その一方で、実装ヘッド18,20は、ヘッド昇降装置30,32によって、単独で昇降させられる。つまり、ヘッド昇降装置30,32は、それぞれ、実装ヘッド18,20を上下方向(図1に示すz方向)に移動させる。
実装ヘッド18は、主に、トレイ型部品供給装置24から供給される部品を、基板の表面に載置させるためのものであり、下部に、部品保持デバイスとして、部品を負圧にて吸着保持する吸着ノズル34を有している。一方、実装ヘッド20は、主に、部品フィーダ26から供給される部品を、それが有する複数のリードの各々を基板に設けられた孔に挿入するためのものであり、下部に、図3に示すチャック装置36が設けられている。ちなみに、図3(a)は、チャック装置36を図1に示すy方向から見た図であり、図3(b)は、x方向から見た図である。
チャック装置36は、チャック38とチャック駆動装置40とを含んで構成されており、チャック38は、固定爪42と、固定爪42の両側に設けられた開閉爪44,46とを含んで構成されている。詳しい動作の説明は省略するが、チャック駆動装置40は、図3(a)において白抜き矢印で示す方向にチャック38を揺動させる。チャック38は、この揺動に伴って、開閉爪44,46が閉じるように構成されている。部品フィーダ26からは2本のリードLeを有するリード付き部品P(以下、単に、「部品P」と言う場合がある)が供給され、チャック38は、閉じた状態において、図3(b)に示すように、2本のリードLeのうちの1本を開閉爪44と固定爪42との間で、別の1本を開閉爪46と固定爪42との間でそれぞれ挟持するように構成されている。そして、図4に示すように、チャック38によって保持された部品Pは、それの有するリードLeが基板Sに設けられた孔Hに挿入されるようにして、その基板Sに実装される。
[B]部品フィーダが扱うテープ化部品
部品フィーダ26が扱うテープ化部品は、例えば、図5(a)に示すように、電子部品等の部品PがキャリアテープCTに所定の配置ピッチp1で保持されたものであり、図5(a)に示すテープ化部品TPは、電解コンデンサ等のリード付き部品Pがその部品Pが有する複数のリードLe(詳しくは2本のリードLe)がキャリアテープCTに保持されている。なお、部品Pは、2本のリードLeが、同じ方向に平行に延び出す部品であり、ラジアルリード付き部品と呼ぶことのできるものである。キャリアテープCTは、紙製の比較的厚いメインテープCT1と、それに貼り合わされる粘着性の貼着テープCT2とからなり、リードLeは、それらに挟まれるようにして、保持されている。
キャリアテープCTには、所定の孔ピッチp2で、送り孔FHが穿設されている。孔ピッチp2は、部品Pの配置ピッチp1と等しくされており、各送り孔FHは、キャリアテープCTの長手方向において、部品Pの中間に設けられている。それら送り孔FHは、部品フィーダ26によるテープ化部品TPの送りに利用される。なお、部品フィーダ26では、テープ化部品TPは、所定の送り方向、すなわち、図に示すY方向に送られる。
[C]部品フィーダ
i)部品フィーダの概要
実施例の部品フィーダ26は、図6に示すように、テープ化部品TPが収容されている部品収容ボックス50を保持するボックスホルダ52、ボックスホルダ52に保持された部品収容ボックス50内のテープ化部品TPを部品フィーダ26に案内するテープガイド54、切断されたキャリアテープCT(後述する)を収容する廃テープ回収ボックス56等が取り付けられた状態で、部品実装機10の部品供給装置16に配置される。
当該部品フィーダ26の上部には、長手方向に延びる案内溝60が設けられており、テープガイド54によって案内されたテープ化部品TPは、その案内溝60を通って、当該部品フィーダ26の長手方向に後端側から前端側に向かって、所定の送りピッチp3ずつ、間欠的に送られる。つまり、図に示すY方向が送り方向とされている。ちなみに、以下の説明において、部品フィーダ26に関連した方向について、図6における右方を前方,左方を後方と呼び、テープ化部品TPの送り方向に向いて眺めた場合の左方を左方と、右方を右方と呼ぶこととする。
図において一番前方側に存在する部品Pの位置する箇所が、当該部品フィーダ26において設定された部品供給部SSであり、部品Pはその部品供給部SSにおいて供給される。つまり、この部品供給部SSに位置する部品Pが、先に説明したチャック装置36を備えた実装ヘッド20によって保持され、基板Sに実装されるのである。ちなみに、部品供給部SSが存在する部分を右前斜め上からの視点で示したのが図7である。
ii)送り機構
外装カバーを外した状態を示す図8を参照しつつ説明すれば、テープ化部品TPは、案内溝60内に設けられたガイドレール62に保持されている。ガイドレール62は、下部が左側にU字状に折り曲げられ、上部が右側に曲げられてフランジとなる部分を有している。図では、テープ化部品TPを示していないが、テープ化部品TPは、下部がU字状の部分に収まった状態で、ガイドレール62の左側に保持されている。部品フィーダ26は、その状態のテープ化部品TPを前方に送る送り機構70を備えている。
送り機構70は、フィーダ本体に前後方向に移動可能に支持された第1スライド72と、第1スライド72を前後方向に往復動作させるアクチュエータである複動のエアシリンダ74と、フィーダ本体に支持されて第1スライド72の動作に伴って前後方向に往復動作する第2スライド76と、第2スライド76と一体的に動作する支持バー78と、ブラケット80,ブラケット82を介して支持バー78に回動可能に支持された送り爪84,送り爪86とを含んで構成されている。
エアシリンダ74によって、第1スライド72を前方に移動させた場合、フィーダ本体と第2スライド76(厳密には、支持バー78)との間に渡された引張コイルスプリングであるスプリング88により、第2スライド76は、第1スライド72に当接した状態で、前方に移動する。フィーダ本体にはストッパ90が付設されており、ある程度の距離移動すると、第2スライド76は、ストッパ90に係止されて前方への移動が停止させられる。その状態では、第1スライド72だけが、前方への移動を許容される。エアシリンダ74によって第1スライド72を後方に戻す際には、ある位置において、第1スライド72が、ストッパ90に係止されている第2スライド76に当接し、それ以降は、第2スライド76は第1スライド72と一緒に後方に移動する。
送り爪84,送り爪86は、それらの基端部が、それぞれ、支持バー78に固定されたブラケット80,ブラケット82に回動可能に支持されており、水平面内において回動可能とされている。送り爪84,送り爪86の先端は、左側を向いている。各ブラケット80,82と各送り爪84,86との間には、圧縮コイルスプリングであるスプリング92が配設されており、各送り爪84,86は、先端が左側に向かう方向に付勢されている。
ガイドレール62と支持バー78との間には、前後に延びる姿勢で、係止プレート94が配設されている。図に示す状態、つまり、支持バー78が後方に位置している状態、言い換えれば、第2スライド76が移動範囲の後端に位置している場合には、各送り爪84,送り爪86の先端は、スプリング92の付勢力によって係止プレート94に当接させられている。
送り爪84が配設されている部分を拡大して示す図9(a),図10(a)をも参照すれば、支持バー78が後方に位置している状態では、図9(a)に示すように、送り爪84の先端は係止プレート94に当接している。一方で、第2スライド76が前進して支持バー78が前進すると、送り爪84も前進し、図10(a)に示すように、送り爪84の先端が係止プレート94の端からはみ出し、スプリング92の付勢力によって、ガイドレール62の開口から臨みでる位置まで、送り爪84は回動させられる。図示は省略するが、支持バー78の前進により、送り爪86も同様に動作させられ、送り爪86の先端が係止プレート94に設けられた長孔からはみ出し、スプリング92の付勢力によって、ガイドレール62の開口から臨み出る位置まで、送り爪86は回動させられる。
送り爪84の先端と送り爪86の先端との間隔は、テープ化部品TPに設けられた送り孔FHの孔ピッチp2の整数倍(p2×n)とされており、係止プレート94による係止が解除されたときに、送り爪84,送り爪86の各々の先端は、同時に、異なる送り孔FHに挿入するようにされている。挿入後さらに支持プレート78が前進させられることで、その前進の量だけ、テープ化部品TPが送られる。そのさらなる前進量は、孔ピッチp2と等しい量に調整されている。
図9(a),図10(a)、上方からの視点で示す図9(b),図10(b)(送り爪84は、省略されている)からも解るように、ガイドレール62の送り爪84,送り爪86とは反対側、つまり、テープ化部品TPの左側には、逆止爪96が回動可能に配設されている。前方側をテープ化部品TPの送り方向における下流側、後方側を上流側と呼べば、逆止爪96は、送り爪84の下流側に設けられている。逆止爪96は、圧縮コイルスプリングであるスプリング98の力で、右方向に付勢されており、上述の前進量だけテープ化部品TPが送られた際に、送り孔FHに挿入される。逆止爪96が送り孔FHに挿入された場合には、テープ化部品TPの上流側への変位が禁止される。なお、逆止爪96は、先端における上流側の面が傾斜面とされており、送り孔FHに挿入している状態であってもテープ化部品TPを下流側に送る際には、その送る力によって、スプリング98の付勢力に抗して、送り孔FHから離脱するようになっている。
逆止爪96が送り孔FHに挿入している状態において、第1スライド72を後退させることで、テープ化部品TPはその位置を維持したままで、送り爪84,送り爪86も後退させられる。以上説明したような動作から解るように、送り機構70は、送り孔FHに送り爪84,送り爪86を係合させて、それら送り爪84,送り爪86を移動させることによってテープ化部品TPを送り方向に送るように構成されており、エアシリンダ74の1回の進退動作によって、孔ピッチp2および前述の配置ピッチp1と等しい送りピッチp3だけ、テープ化部品TPを下流側に送るようにされているのである。
iii)位置決め機構およびリード切断機構
本部品フィーダ26は、図7,図8に示すように、上述の部品供給部SSにおいて、部品Pを位置決めする機構、詳しく言えば、図11に示すように、部品Pが有する2本のリードLeの各々の送り方向における位置を決めるための位置決め機構108を有している。また、位置決め機構108は、部品供給部SSに位置する部品Pの2本のリードLeの余分な部分を切断する機構が複合化されている。
図7,図8,図11,図12を参照しつつ、詳しく説明すれば、位置決め機構108は、大まかには、互いに相対動作する2つの部材である第1部材と第2部材とを含んで開閉動作するクランプ110を、主要構成要素として構成されたものである。具体的には、クランプ110は、フィーダ本体に固定された固定ブロック112と、フィーダ本体に揺動可能に保持されたレバー114とを含んで構成されている。ちなみに、レバー114が第1部材と第2部材との一方として機能し、固定ブロック112は、第1部材と第2部材との他方として機能する。
レバー114は、上端部が2つに枝分かれした主レバー116と、その枝分かれした部分を利用してその主レバー116と交差する副レバー118とから構成されており、それらは、共通の軸120回りに揺動可能とされている。図12(a)から解るように、主レバー116は、圧縮コイルスプリングであるスプリング122の付勢力によって上端部が右方に付勢されており、副レバー118は、圧縮コイルスプリングであるスプリング124の付勢力によって、下端部が右方に付勢されている。
主レバー116の上端には、ブレード126が取り付けられており、副レバー118の上端には、挟持プレート128が取り付けられている。主レバー116の下端部には、ローラ130が取り付けられており、図8に示すように、このローラ130は、カムフォロアとして機能し、第1スライド72が前進した場合に、その第1スライド72の前端部に設けられたカム面132と係合するようになっている。
スプリング122による付勢力の方がスプリング124による付勢力より大きく、図12(a)で示す状態では、副レバー118がブレード126の背面に当接して、主レバー116,副レバー118の各々の上端は右方に位置した状態、つまり、クランプ110が開いた状態となっている。この状態では、ブレード126も挟持プレート128も、固定ブロック112から離間している。
第1スライド72が前進すると、主レバー116が上端が左方に向かう方向に揺動し、それに伴って、副レバー118も同じ方向に揺動する。それら主レバー116,副レバー118がある程度揺動したときに、図12(b)に示すように、固定ブロック112に設けられた挟持面134と挟持プレート128に設けられた挟持面136との間に、部品PのリードLeが挟まれた状態で、副レバー118の揺動が停止させられる。固定ブロック112の挟持面134が設けられた部分、挟持プレート128の挟持面136が設けられた部分は、それぞれ、挟持部として機能し、それら挟持部によって部品PのリードLeが挟持される。その状態では、リードLeは、スプリング124の付勢力による力で挟持される。
さらに、主レバー116が揺動すると、図12(c)に示すように、ブレード126の先端と、固定ブロック112の挟持面134の下端とによって、リードLeが切断される。ブレード126の先端,固定ブロック112の挟持面134の下端は、上述の第1部材と第2部材とにそれぞれ設けられた1対の刃として機能し、その1対の刃によって、リードLeは、上述の挟持部によって挟持されている部分の先端側(下端側)においてせん断されるのである。つまり、部品フィーダ26は、それら1対の刃を含んで構成されてクランプの開閉動作によってリードLeを切断するリード切断機構138を、部品供給部SSにおいて備えているのである。
部品供給部SSにおいてリードLeが切断された部品は、クランプ110によってリードLeが保持された状態で、先に説明した実装ヘッド20のチャック装置36によって保持され、クランプ110が開かれた後に、その実装ヘッド20によって移動させられて基板Sへの実装に供される。クランプ110の開動作は、第1スライド72が後退させられることによって、スプリング122,スプリング124の付勢力を利用して行われる。図12(a)に示す開位置と図12(b)に示す閉位置との間の動作、つまり、クランプ110の開閉動作は、第1スライド72の進退動作に伴って行われることから、先に説明した送り機構70の動作に連動するものとされている。
なお、図11に示すように、固定ブロック112の前方側の端面,主レバー116の前方側の端面には、それぞれ、キャリアテープCTを切断するための刃140,刃142が設けられており、クランプ110の開閉動作によって、既に部品Pが供給されて残るキャリアテープCTの一部が切断されるようになっている。つまり、本部品フィーダ26は、キャリアテープCTの部品Pが取り除かれた部分を、刃140,142によって、孔ピッチp2ごとに切断するテープ切断機構143を備えているのである。切断されたキャリアテープCTの一部は、シュート144を通って、廃テープ回収ボックス56に回収される(図6参照)。
本位置決め機構108では、部品Pが有する2本のリードLeの各々を、テープ化部品TPの送り方向における適正位置に位置決めすることが重要である。そのため、第1部材と第2部材との一方であるレバー114の上端には、詳しくは、副レバー118の上端に取り付けられた挟持プレート128には、案内部150が設けられている。
挟持プレート128は、挟持面136から突出する薄い片状の突片部152を有している。この突片部152には、2本のリードLeに対応して、クランプ110が閉位置にある場合において第1部材と第2部材との他方である固定ブロック112に向かってそれぞれ開口する2つのVノッチ154,154が形成されている。クランプ110が閉じられるときに、突片部152は固定ブロック112に被さるように移動し、それらVノッチ154,154によって、2本のリードLeが、規定位置、つまり、Vノッチ154,154の谷底となる位置に案内される。このように、案内部150は、部品PのリードLeの数に応じた複数のVノッチ154を含んで構成されているのである。
部品Pの種類によって、リードLeの数,径,リードLeの位置,リードLeどうしの間隔等はまちまちであり、供給される部品Pに応じて、Vノッチ154の数,形状,間隔等を変更する必要がある。例えば、図13(a)に示すような位置決め機構156、つまり、前述の挟持プレート128の本体部(挟持部)を副レバー118と一体化し、上記突片部152を構成する薄いガイドプレート158(案内部)だけを部品Pに応じて交換するように構成された位置決め機構を採用することも考えられる。図13(a)は、正常に部品PのリードLeを挟持した状態を示しているが、しかし、そのように構成する場合には、図13(b)および側面からの視点で模式的に図13(c)に示すような不具合が生じる可能性がある。具体的に説明すれば、送り機構70によるテープ化部品TPの送り量が適切でなかったり、いずれかのリードLeが曲がっていたりすることが原因で、いずれかのリードLeが適切な位置に位置しないこと、つまり、いずれかのリードLeが、対応するVノッチ154の開口内に収まらないことが予想される。その場合には、そのリードLeは、クランプ110を閉じた際に、ガイドプレート158のVノッチ154が形成されていない部分に当接し、ガイドプレート158が、そのリードLeを折り曲げつつ自身の先端部が持ち上がるように変形して、クランプ110が適正な閉位置にまで到達してしまう可能性があるのである。ちなみに、リードLeの径が細い場合には、特に可能性が高くなる。
上述のような事態を回避するため、本部品フィーダ26では、挟持プレート128をそれの本体部と上記突片部152を一体化させた状態で作製し、詳しく言えば、本体部と突片部152とを1つの部材から形成し、挟持プレート128ごと、部品Pに応じて交換するように構成されている。そのような構成を採用するため、つまり、突片部152の剛性が比較的高い構成を採用するため、本部品フィーダ26では、リードLeが適正位置に位置しない事態が生じた場合には、クランプ110の閉位置が適正位置となる程度にはクランプ110が閉じないことになる。したがって、クランプ110の閉位置が適正位置にあるか否かを確認することで、リードLeの位置が適正位置にあるか否かが容易に確認できるのである。
iv)クランプ閉位置確認機構
上述の観点から、本部品フィーダ26では、部品供給部SSにおいて部品PのリードLeをクランプ110によって挟持した際に、そのクランプ110の閉位置、つまり、そのクランプ110が閉じた状態における動作位置が適正位置にあるか否かを確認するためのクランプ閉位置確認機構160を備えている。
具体的には、図11に示すように、挟持プレート128に、前方に向かって副レバー118から張り出す張出部162を設けるとともにその張出部162に被検出穴164を貫通して形成し、その被検出穴164を、それの下方に配設した光反射型のセンサ166によって検出させ、被検出穴164がそのセンサ166によって検出されたか否かによって、クランプ110の閉位置が適正位置にあるか否かを確認することができるようになっている。つまり、本部品フィーダ26は、挟持プレート128の一部である案内部に設けられた被検出部としての被検出穴164と、それを検出の対象とするセンサ166とを含んで、クランプ閉位置確認機構160が構成されているのである。
さらに詳しく説明すれば、センサ166は、上面から上方に向かって光を照射するとともに、反射された光をその上面において受光するように構成されたものである。そして、クランプ110が充分に閉じている状態がクランプ110の閉位置が適正位置にある状態であり、その状態では、センサ166からの光は被検出穴164のない部分によって反射され、その光は、センサ166によって検出される。そのときをもって被検出穴164が検出されていないとし、クランプ110の閉位置が適正位置にあると判断される。一方で、クランプ110の閉位置が適正位置にない状態、つまり、クランプ110が閉じ切っていない場合には、センサ166からの光は被検出穴164を透過し、その光は、センサ166によって検出されない。そのときをもって被検出穴164が検出されたとし、クランプ110の閉位置が適正位置にないと判断される。なお、クランプ110の閉位置が適正位置にないと判断された場合には、当該部品フィーダ26の動作および部品実装機10の動作は、停止させられる。
ここで、ある特別なケースとして、例えば、リードLeが曲がって、部品Pが傾いているケースについて考える。このケースでは、図14(a)に示すように、2本のリードLeが、1つのVノッチ154に案内されることが予想される。その場合、異常クランプとして図14(c)に示すように、クランプ110が閉じた場合にそのクランプ110の閉位置は適正位置にはならない。図14(b)は、正常クランプの状態を示すが、それと比較して解るように、図14(c)に示す状態では、2つのリードLeが重なるために、クランプ110が閉じ切らないのである。本部品フィーダ26は、挟持プレート128に設けられた被検出穴164を検出対象とすることで、複数のリードLeが1つのVノッチ154に案内された状態(以下、「リード重複状態」という場合がある)をも検出することが可能とされている。
しかしながら、リードLeの径によって、クランプ110の適正な閉位置は異なることになり、クランプ110の閉位置が適正位置であるか否かの確認には、配慮を要する。詳しく言えば、図14(b),図14(c)に示すリードLeよりも細い径のリードLeの場合には、図14(d),図14(e)のようになり、クランプ110の適正な閉位置が異なってしまう。極端には、図14(d),図14(e)に示すリードLeの部品Pに対して、図14(b),図14(c)に示す挟持プレート128を用いた場合には、異常クランプの状態であっても正常クランプの状態であると判断してしまう虞があるのである。
先に説明したように、本部品フィーダ26では、扱う部品Pに応じて、案内部150が設けられた挟持プレート128を、交換するようにされている。そして、その挟持プレート128、つまり、その案内部150に、被検出部である被検出穴164が設けられており、どの挟持プレート128においても、つまり、どの案内部150においても、被検出穴164が、それに対応する部品のリードLeの径に応じた位置に設けられているのである。そのような挟持プレート128が交換されるようにされていることで、部品Pに応じてセンサ166の位置の調整を行うといった手間を省くことができるのである。
なお、以上説明したクランプ閉位置確認機構160の機能に鑑みれば、そのクランプ閉位置確認機構160は、光学的センサであるセンサ166(以下の説明において、「クランプ確認センサ166」と呼ぶ場合がある)を利用して、部品Pが適正な状態で部品供給部SSに送られたことを確認する確認機構として機能するものとされているのである。
v)送り確認機構
部品供給部SSにおいて、上記位置決め機構108によって、部品P、詳しくは、部品PのリードLeを規定位置に位置させるためには、上記送り機構70によるテープ化部品TPの送り量が適切であること、つまり、送りピッチp3だけ正確に送られていることが前提となる。そのことに鑑み、本部品フィーダ26は、送り機構70によってテープ化部品TPが送りピッチp3送られたかどうかを確認するための送り確認機構を備えている。
図8に示すように、送り確認機構170は、送り方向における送り機構70と位置決め機構108との間に設けられている。つまり、送り機構70の下流側であって、位置決め機構108の上流側に設けられている。図9,図10をも参照しつつ詳しく説明すれば、送り確認機構170は、テープ化部品TPのキャリアテープCTに穿設された送り孔FHに挿入されるピン172と、そのピン172を送り孔FHに挿入させるピン挿入機構174と、そのピン挿入機構174によってピン172が送り孔FHに挿入されたか否かを検出するためのセンサ176とを含んで構成されている。
具体的に説明すれば、ピン172は、可動体としての揺動レバー178に保持されている。揺動レバー178は、当該揺動レバー178とピン172とが中心的に図示された図9(c),図10(c)から解るように、シャフト孔180にシャフト(図示を省略)が挿入されることによって、フィーダ本体に、そのシャフト孔180の中心軸線回りに揺動可能に保持されている。揺動レバー178は、圧縮コイルスプリングであるスプリング182によって左方に付勢されている。一方、先に説明した支持バー78にはローラ184が配設されており、支持バー78が後退している状態では、図9に示すように、そのローラ184は、揺動レバー178の縦壁部186に左方から当接している。そのため、ピン172は、ガイドレール62の右方に変位した状態、つまり、テープ化部品TPの送りを阻害しない位置にまで後退させられている。
支持バー78が前進させられると、つまり、送り機構70によって、テープ化部品TPが送られると、図10に示すように、ローラ184が縦壁部186とは係合しない位置にまで前進し、スプリング182の付勢力によって、揺動レバー178は、左方に変位する。ピン172は、逆止爪96の位置よりも送りピッチp3(送り孔FHの孔ピッチp2に等しい)分だけ前方の位置に位置しているため、送り機構70によってテープ化部品TPが送りピッチp3だけ正しく送られた場合には、ピン172は、左方に変位して送り孔FHに挿入される。つまり、それらローラ184,揺動レバー178等を含んでピン挿入機構174が構成されているのである。ちなみに、支持バー78が後退させられることによって、ローラ184は縦壁部186と係合して、図9に示す状態に戻ることになる。
揺動レバー178には、被検知片188が設けられており、ピン172の左方への変位、すなわち、ピン172の送り孔FHへの挿入によって、その被検知片188も左方に移動する。センサ176は、その被検知片188の動きを検出するようにされている。センサ176は、光源とその光源からの光を検知する検知部とが互いに向かい合う型式のものであり、ピン172が送り孔FHに適正に挿入された場合には、光源から検知部への光を遮るようになっており、その光の遮断によって、ピン172が送り孔FHに挿入されたと判断される。ちなみに、送り量が送りピッチp3とはなっていない場合には、ピン172は、キャリアテープCTの送り孔FHの存在しない箇所に当接することで、ピン172の左方への移動が禁止される。その場合には、被検知片188は光源から検知部への光を遮ることはないため、ピン172が送り孔FHに挿入されなかったと判断される。なお、その場合には、送り量が適正でないとして、当該部品フィーダ26の動作および部品実装機10の動作は、停止させられる。
以上の説明から解るように、この送り確認機構170の動作、詳しくは、ピン挿入機構174の動作は、支持バー78の動きに応じた動作であり、送り機構70の送り動作に連動するようにされている。また、上記ピン172の先端が尖っており、送り機構70による送り量が送りピッチp3から若干ズレているような場合であっても、そのピン172の送り孔FHへの挿入によって、そのズレが解消されることになる。
なお、送り量が送りピッチp3とならない原因として、例えば、テープ化部品TPの終端において、キャリアテープCTが、図5(c)のように切断されている場合が考えられる。上述した送り機構70の構造上、図5(b)のように、送り孔FHの中心で切断されている場合は、送り量は適正なものとなるが、図5(c)のように、送り孔FHを外れて切断されている場合には、送り量が少なく若しくは多くなってしまうからである。送り確認機構170は、そのような原因によって送り量が適正でないことを確認することができるのである。
なお、以上説明した送り確認機構170の機能に鑑みれば、その送り確認機構170も、光学的センサであるセンサ176(以下の説明において、『送り確認センサ176』と呼ぶ場合がある)を利用して、部品Pが適正な状態で部品供給部SSに送られたことを確認する確認機構として機能するものと考えることができる。
vi)テープ排出用エアブロー機構
本部品フィーダ26は、図15に示すように、シュート144における切断されたキャリアテープCTの移動を促進するために、シュート144に圧縮エアを導入するテープ排出用エアブロー機構200を備えている。そのテープ排出用エアブロー機構200は、図示を省略する圧縮エア源と、圧縮エア源から供給された圧縮エアを排出させるエアブロー装置202とを含んで構成される。エアブロー装置202は、シュート144を形成するダクト204の上端に固定され、自身の下端に設けられたノズル(図示省略)から、下方に向かって圧縮エアを排出させる。そして、そのエアブロー装置202によって排出された圧縮エアによって、切断されたキャリアテープCTが廃テープ回収ボックス56に向かって送られるのである。なお、エアブロー装置202による圧縮エアの排出は、間欠的に行われるようになっており、テープ切断機構143によりキャリアテープCTが切断されたタイミングで行われる。
vii)付着物除去用エアブロー機構
また、エアブロー装置202は、後方に向かって延びるノズル210も有している。そのノズル210は、それの先端がクランプ確認センサ166に隣接した状態となっており、その先端に、圧縮エアを排出する2つの開口212,214(図16参照)が設けられている。そして、それらのうちの1つの開口212から排出される圧縮エアは、クランプ確認センサ166の上面に当たるようになっている。クランプ確認センサ166は、上面から、光を照射するとともに、反射した光を受光するように構成されているため、その上面に、埃が蓄積したり、ペーパダストが付着したりすると、クランプ110の開閉を正常に確認できなくなる虞がある。本部品フィーダ26によれば、エアブロー装置202のノズル210から排出される圧縮エアが、クランプ確認センサ166の上面に吹き付けられるため、クランプ確認センサ166の上面の埃やペーパダスト等の付着物を除去することができ、クランプ確認センサ166の誤判定を減らすことが可能である。
つまり、本部品フィーダ26は、光学式センサとしてのクランプ確認センサ166の検出精度に影響を与える付着物を除去するために圧縮エアを吹き付ける付着物除去用エアブロー機構216を備えているのである。その付着物除去用エアブロー機構216は、圧縮エア源が、テープ排出用エアブロー機構200の圧縮エア源と共通のものとなっており、ノズル210からの圧縮エアの排出は、テープ排出用エアブロー機構200のノズルからの圧縮エアの排出と同期して行われるのであり、テープ切断機構143によりキャリアテープCTが切断されたタイミングで、間欠的に行われるようになっている。
なお、キャリアテープCTは、粘着性の貼着テープCT2を用いているため、キャリアテープCTを切断することにより発生するペーパダストには、粘着性を有するものがある。そのような粘着性のあるペーパダストがクランプ確認センサ166に付いたとしても、ノズル210がクランプ確認センサ166に近接した位置まで延びているおり、その近接した位置からクランプ確認センサ166に圧縮エアが吹き付けられるため、粘着性のあるペーパダストをも確実に除去することが可能となっているのである。
viii)テープ除去用エアブロー機構
例えば、テープ切断機構143によってキャリアテープCTの一部の切断が行われた場合に、貼着テープCT2が捲くれてテープ切断機構143の刃140,142に付き残ってしまう虞がある。それに対処するために、本部品フィーダ26は、切断されたキャリアテープCTがテープ切断機構143の刃140,142に付き残ることを防止するために、圧縮エアを吹き付けるテープ除去用エアブロー機構220を備えている。
上述したノズル210のもう1つの開口214からの圧縮エアは、クランプ確認センサ166の上面を越えて、テープ切断機構143の前方側に向かって排出される。つまり、切断されたキャリアテープCTの切断された部分には、ノズル210の開口214から、圧縮エアが吹き付けられるようになっている。エアブロー装置202は、切断されたキャリアテープCTを吹き飛ばし、確実にシュート144内に落とすことが可能となっているのである。
上述したように、ノズル210は、先に述べた付着物除去用エアブロー機構216を構成するものとしてだけでなく、テープ除去用エアブロー機構220をも構成するものとなっているのである。そして、上記のような構成から、本部品フィーダ26においては、テープ除去用エアブロー機構220の圧縮エア源も、テープ排出用エアブロー機構200および付着物除去用エアブロー機構220の圧縮エア源と共通のもとなっており、テープ除去用エアブロー機構220によるエアブロー,付着物除去用エアブロー機構216によるエアブロー,テープ排出用エアブロー機構210によるエアブローのすべてが、同期して行われるようになっているのである。
以上のように構成された本部品フィーダ26は、テープ排出用エアブロー機構としてのみ機能していたエアブロー装置にノズル210を追加するのみで、付着物除去用エアブロー機構216とテープ除去用エアブロー機構220との両者を備えるものとなっている。そのため、本部品フィーダ26は、付着物除去用エアブロー機構216によって光学式センサであるクランプ確認センサ166の誤判定を減らすことが可能であり、テープ除去用エアブロー機構220によって、切断されたキャリアテープCTが付き残ることによって部品実装機が停止することを防止することが可能である。したがって、本部品フィーダ26は、従来の部品フィーダに簡便な改良を加えただけで、上記のような種々の効果が得られ、実用性の高いものとなっているのである。
なお、本部品フィーダ26において、付着物除去用エアブロー機構は、クランプ確認センサ166に対してのみ設けられていたが、送り確認センサ176に対して設けてもよい。その送り確認センサ176に対する付着物除去用エアブロー機構は、例えば、送り確認センサ176が有する光源と検知部との少なくとも一方に圧縮エアを吹き付けるような構成とすることができる。つまり、付着物除去用エアブロー機構は、部品フィーダが備える種々の光学式センサに対して設けることが可能である。さらに言えば、付着物除去用エアブロー機構は、先に述べたテープ切断機構を備えていない構成の部品フィーダに採用することも可能である。
また、本実施例の部品フィーダ26においては、付着物除去用エアブロー機構216のノズルと、テープ除去用エアブロー機構220のノズルとが、共通とされていたが、別々に設けられてもよい。それら付着物除去用エアブロー機構216のノズルと、テープ除去用エアブロー機構220のノズルとが、別々のものとされた場合には、付着物除去用エアブロー機構216によるエアブローと、テープ除去用エアブロー機構220によるエアブローとを同期させず、別々のタイミングで行われるようにしてもよい。
さらに、本実施例の部品フィーダ26においては、付着物除去用エアブロー機構216によるエアブローおよびテープ除去用エアブロー機構220によるエアブローと、テープ排出用エアブロー機構200によるエアブローとが同期して行われるように構成されていたが、別々のタイミングで行われるようにしてもよい。また、本実施例の部品フィーダ26においては、テープ排出用エアブロー機構200の圧縮エア源,付着物除去用エアブロー機構216の圧縮エア源,テープ除去用エアブロー機構220の圧縮エア源が、すべて共通のものとされていたが、別々に圧縮エア源を設けてもよい。つまり、付着物除去用エアブロー機構およびテープ除去用エアブロー機構に対して、テープ排出用エアブロー機構は必須のものではなく、付着物除去用エアブロー機構およびテープ除去用エアブロー機構は、テープ排出用エアブロー機構を備えていない構成の部品フィーダに採用することも可能である。
10:部品実装機 20:実装ヘッド 26:部品フィーダ 36:チャック装置 38:チャック 60:案内溝 62:ガイドレール 70:送り機構 108:位置決め機構 110:クランプ 138:リード切断機構 140,142:刃 143:テープ切断機構 144:シュート 156:位置決め機構 160:クランプ閉位置確認機構 166:クランプ確認センサ〔光学的センサ〕 170:送り確認機構 176:送り確認センサ〔光学的センサ〕 200:テープ排出用エアブロー機構 202:エアブロー装置 204:ダクト 210:ノズル 212:開口(付着物除去用) 214:開口(テープ除去用) 216:付着物除去用エアブロー機構 220:テープ除去用エアブロー機
P:部品 Le:リード TP:テープ化部品 CT:キャリアテープ FH:送り孔 p1:配置ピッチ p2:孔ピッチ p3:送りピッチ SS:部品供給部

Claims (2)

  1. 複数の部品がキャリアテープに所定ピッチで保持されたテープ化部品を間欠的に送りつつ、それら部品を部品供給部において1つずつ供給する部品フィーダであって、
    光学的センサを利用して、前記部品が適正な状態で前記部品供給部に送られたことを確認する確認機構と、
    前記光学的センサの検出精度に影響を与える付着物を除去するために、圧縮エアを吹き付ける付着物除去用エアブロー機構と
    前記キャリアテープの部品の除かれた部分を、刃によって、前記所定ピッチに相当する長さに切断するテープ切断機構と、
    前記切断されたキャリアテープが排出されるシュートと、
    そのシュートにおける前記切断されたキャリアテープの移動を促進するために、そのシュート内に圧縮エアを導入するためのテープ排出用エアブロー機構と
    を備え、
    前記付着物除去用エアブロー機構の圧縮エア源と、前記テープ排出用エアブロー機構の圧縮エア源とが共通し、前記付着物除去用エアブロー機構によるエアブローと、前記テープ排出用エアブロー機構によるエアブローとが、それぞれのエアブロー機構が有するノズルから、同期して行われるように構成された部品フィーダ。
  2. 前記キャリアテープが紙製のものであり、
    前記付着物除去用エアブロー機構が、前記キャリアテープから発生するダストを付着物として除去するためのものである請求項1に記載の部品フィーダ。
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