JP6677038B2 - データの位置決定方法、データの位置決定装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

データの位置決定方法、データの位置決定装置及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、記憶装置に記憶されていて所定方向に沿って値を変化させる一連のデータに含まれる一部のデータを指定するための位置を決定するデータの位置決定方法、データの位置決定装置及びコンピュータプログラムに関する。
従来から、記憶装置に記憶されていて所定方向に沿って値を変化させる一連のデータに対して前記所定方向の位置を指定して、一連のデータに含まれる一部のデータを切出すことはよく行われていた。例えば、サンプリングされたオーディオ波形データの始点位置と終点位置を指定して、始点位置から終点位置までの区間に渡るオーディオ波形データを切出して、切出したオーディオ波形データを繰返し再生したり、切出したオーディオ波形データを解析したり、切出したオーディオ波形データの楽音要素(ピッチ、周波数特性、及び音量)を修正(変更)したり、切出した複数のオーディオ波形データを混合したりすることは知られている。
この場合、一連のデータ中の一部のデータの切出しにおいては、下記特許文献1に示されているように、表示画面上にデータを表示し、表示画面上で切出し区間の始点位置と終点位置をポインタにより指定するようにしている。具体的には、オーディオ波形データの切出しにおいては、表示画面上にオーディオ波形データを表示し、表示画面上で表示されている波形(瞬時値)に対して始点位置と終点位置をポインタにより指定して、オーディオ波形データの切出し区間を指定するようにしている。
特開2012−247957号公報
しかし、上記従来技術の方法では、データの切出しの際に、その都度、ユーザは所望とする特定位置を指定する必要があり、ユーザは前記特定位置を表示画面上で精度よく指定しなければならず、前記特定位置の指定、すなわちデータの切出しに手間がかかるとともに多大な時間を要するという問題がある。上記従来技術のように、記憶装置に記憶されているデータがオーディオ波形データの場合、各楽音の発生開始タイミング(オンセットタイミング)、音楽進行における拍位置を表すビートタイミング、音楽進行における前奏部分に続くメイン部分(主要部分)を構成するメインタイミングなどを特定位置として指定するのが通常であるが、オーディオ波形データを簡単な視覚判断で、前記種々のタイミングに対応したオーディオ波形データ上の位置を精度よく簡単に指定することは極めて難しく、一部のオーディオ波形データの特定位置の指定、言い換えれば、一部のオーディオ波形データの切出しには手間がかかるとともに多大な時間を要する。
本発明は、このような問題に対処するためになされたもので、その目的は、ユーザが所望とする特定位置を精度よく簡単に指定できるようにしたデータの位置決定方法、データの位置決定装置及びデータの位置を決定するコンピュータプログラムを提供することにある。なお、下記本発明の各構成要件の記載においては、本発明の理解を容易にするために、実施形態の対応箇所の符号を括弧内に記載しているが、本発明の構成要件は、実施形態の符号によって示された対応箇所の構成に限定解釈されるべきものではない。
前述した目的を達成するため、本発明は、記憶装置(14)に記憶されていて所定方向に沿って値を変化させる一連のデータ(WD,WD1,WD2)に含まれる一部のデータを指定するための位置を決定するデータの位置決定方法であって、表示器(22)の複数の表示領域(22a,22b)のうちの一つの表示領域(22a)に前記記憶装置に記憶された一連のデータを前記一連のデータの所定方向の位置を指定するために表示するとともに、前記表示器の複数の表示領域のうちの他の表示領域(22b)に前記一連のデータの所定方向に対応させて前記一連のデータの所定方向の離散した位置を指定するための画像を表示する表示手順(S101,S102)と、操作部(21)の操作を検出して、前記表示器の表示画面上における前記操作部の操作により指定された位置を表す位置情報を取込むとともに、前記一部のデータの始点位置(L1)及び終点位置(L2)をそれぞれ指定する異なる操作態様を含む前記操作部の操作態様を取込む取込み手順(S12)と、前記取込まれた操作部の操作態様が前記一部のデータの始点位置を指定する操作態様であるときに前記始点位置を決定する手順であって、前記取込まれた位置情報が前記一つの表示領域の位置を表す位置情報であるとき、前記取込まれた位置情報により表された位置を前記始点位置として決定し、前記取込まれた位置情報が前記他の表示領域の位置を表す位置情報であるとき、前記取込まれた位置情報により表された位置に近い前記離散した位置を前記始点位置として決定する始点位置決定手順(S14,S200〜S208)と、前記取込まれた操作部の操作態様が前記一部のデータの終点位置を指定する操作態様であるときに前記終点位置を決定する手順であって、前記取込まれた位置情報が前記一つの表示領域の位置を表す位置情報であるとき、前記取込まれた位置情報により表された位置を前記終点位置として決定し、前記取込まれた位置情報が前記他の表示領域の位置を表す位置情報であるとき、前記取込まれた位置情報により表された位置に近い前記離散した位置を前記終点位置として決定する終点位置決定手順(S16,S400〜S408)とからなるデータの位置決定方法にある。
上記構成の本発明によれば、表示手順では、表示器の複数の表示領域のうちの一つの表示領域に記憶装置に記憶された一連のデータが一連のデータの所定方向の位置を指定するために表示されるとともに、表示器の複数の表示領域のうちの他の表示領域に一連のデータの所定方向に対応させて一連のデータの所定方向の離散した位置を指定するための画像が表示される。取込み手順では、操作部の操作が検出されて、表示器の表示画面上における操作部の操作により指定された位置を表す位置情報が取込まれるとともに、一連のデータに含まれる一部のデータの始点位置及び終点位置をそれぞれ指定する異なる操作態様を含む操作部の操作態様が取込まれる。そして、前記取込まれた操作部の操作態様が前記一部のデータの始点位置を指定する操作態様であるときには、始点位置決定手順で前記始点位置が決定される。この場合、前記取込まれた位置情報が前記一つの表示領域の位置を表す位置情報であるときには、前記取込まれた位置情報により表された位置が前記始点位置として決定され、前記取込まれた位置情報が前記他の表示領域の位置を表す位置情報であるときには、前記取込まれた位置情報により表された位置に近い前記離散した位置が前記始点位置として決定される。また、前記取込まれた操作部の操作態様が前記一部のデータの終点位置を指定する操作態様であるときには、終点位置決定手順で前記終点位置が決定される。この場合、前記取込まれた位置情報が前記一つの表示領域の位置を表す位置情報であるときには、前記取込まれた位置情報により表された位置が前記終点位置として決定され、前記取込まれた位置情報が前記他の表示領域の位置を表す位置情報であるときには、前記取込まれた位置情報により表された位置に近い前記離散した位置が前記終点位置として決定される。
これによれば、前記一部のデータの始点位置及び終点位置を指定するために、操作部の操作により前記一つの表示領域の位置情報が取込まれるようにすれば、前記取込まれた位置情報により表された位置を前記始点位置及び終点位置としてそれぞれ決定することができる。また、前記一部のデータの始点位置及び終点位置を指定するために、操作部の操作により前記他の表示領域の位置情報が取込まれるようにすれば、前記取込まれた位置情報により表された位置に近い離散した位置を前記始点位置及び終点位置としてそれぞれ決定することもできる。
また、前記他の表示領域の位置情報が取込まれて前記一部のデータの始点位置及び終点位置が指定される場合には、ユーザが所望とする特定位置を離散した値として予め設定しておけば、ユーザが所望とする特定位置を精度よく指定することが極めて簡単になり、特定位置の指定に手間がかからなくなるとともに多大な時間を必要とすることもなくなり、特定位置を簡単に指定できるようになる。この特定位置の指定においては、前記一つの表示領域には前記一連のデータが表示され、かつこの表示されている一連のデータと前記他の表示領域の画像とは所定方向に対応しているので、ユーザは操作部の操作による位置の指定を一連のデータ(例えば、オーディオ波形データ)と対応させて確認することができ、ユーザの位置の指定にとって便利にもなる。なお、この場合、記憶装置に記憶された一連のデータは、例えば、時間経過に従ってサンプリングされたオーディオ波形データであるとよい。
また、本発明においては、前記一部のデータの始点位置と終点位置が決定されるので、ユーザの意志に応じて一部のデータの区間が指定され、一部のデータの切出しにとって便利となる。
なお、操作部としては、表示画面上でポインタを移動させて位置を決めるマウスのようなポインティングデバイスを採用し、又は表示画面上に指、操作部材などを接触させて位置を決めるタッチパネルを採用するとよい。これによれば、表示器及び操作部を簡単に構成できるとともに、取込み手順による位置情報の取込みも簡単に行えるようになる。
また、本発明においては、他の表示領域は、一連のデータの所定方向の複数の離散した位置を異なる間隔でそれぞれ指定する複数の領域を含み、表示手順は、他の表示領域の複数の領域に、一連のデータの所定方向の複数の離散した位置であって異なる間隔を有する位置を指定するための複数の画像をそれぞれ表示するとよい。これによれば、ユーザが所望とする一部のデータの始点位置及び終点位置として異なる態様の2種類以上の離散した値を予め設定しておくことができ、前記始点位置及び終点位置の指定に自由度が増す。この場合、記憶装置に記憶された一連のデータは、時間経過に従ってサンプリングされたオーディオ波形データであり、他の表示領域の複数の領域に表示される複数の画像は、オーディオ波形データにおける各楽音の発生開始タイミングを表す画像(MK1)、オーディオ波形データにおけるビートタイミングを表す画像(MK2)、又は楽曲の主要部と前奏部若しくは後奏部との演奏区切りタイミングを表す画像(MK3)であるとよい。これによれば、ユーザが所望とするオーディオ波形データの特定位置を精度よく指定することが極めて簡単になり、特定位置の指定に手間がかからなくなるとともに多大な時間を必要とすることもなくなり、特定位置を簡単に指定できるようになる。したがって、時間経過に従ってサンプリングされたオーディオ波形データの一部のオーディオ波形データの位置を簡単に指定できるようになり、一部のオーディオ波形データの切出しにとって便利となる。
さらに、本発明の実施にあたっては、データの位置決定方法の発明に限定されることなく、データの位置決定装置及びデータの位置を決定するコンピュータプログラムの発明としても実施し得るものである。
本発明の一実施形態に係るデータ切出し装置のハードウェア構成を示す概略ブロック図である。 前記データ切出し装置としてのコンピュータ装置によって実行されるデータの切出しのためのメインプログラムを示すフローチャートである。 前記メインプログラムの初期設定処理ルーチンを示すフローチャートである。 前記メインプログラムのダウンイベント処理ルーチンを示すフローチャートである。 前記メインプログラムの移動イベント処理ルーチンを示すフローチャートである。 前記メインプログラムのアップイベント処理ルーチンを示すフローチャートである。 前記メインプログラムのクリックイベント処理ルーチンを示すフローチャートである。 表示器の表示状態の一例を示す概略図である。 (A)〜(E)は、データの切出し位置を決定する手順を説明するための表示器の表示状態の一例を示す概略図である。
以下、本発明の一実施形態に係るデータ切出し装置10の構成について図面を用いて説明する。このデータ切出し装置10は、図1に示すように、一般のパーソナルコンピュータ装置によって実現されている。このデータ切出し装置10は、プログラム処理を実行するためのCPU11、ROM12及びRAM13に加えて、記憶装置14及び通信インターフェース回路15を備えている。
記憶装置14は、フラッシュメモリ、CD(コンパクトディスク)などの書き込み可能な大容量の記録媒体と、前記記録媒体をドライブするドライブ回路とを有し、データの切出しに利用するためのプログラム(図2〜7参照)、データの切出しに必要なパラメータ(データ)、複数のオーディオ波形データなどを記憶しているとともに、プログラム処理の結果を表すデータを記憶する。前記プログラム、パラメータ(データ)、オーディオ波形データなどが記憶装置14に記憶されていない場合には、通信インターフェース回路15を介して外部から必要なプログラム及びパラメータ(データ)を取込んで記憶する。オーディオ波形データは、楽器演奏、歌手の歌声などを録音した音信号を所定の期間に渡ってサンプリングしたデータ、又は合成した音信号を表す所定期間に渡るディジタル音信号である。そして、このオーディオ波形データは、通信インターフェース回路15を介して外部から入力してもよいし、データ切出し装置10において生成するようにしてもよい。通信インターフェース回路15は、MIDIインターフェース回路、インターネット接続回路などからなり、外部装置との通信を行う。
これらのCPU11、ROM12、RAM13、記憶装置14及び通信インターフェース回路15は、バス16に接続されている。バス16には、操作部21、表示器22及び音信号処理部23も接続されている。
操作部21は、ユーザによって操作される複数の操作ボタンからなるキーボード、ポインティングデバイスを構成するマウスなどからなる。表示器22は、液晶表示器、LED表示器などからなり、2次元の表示画面を有する。音信号処理部23は、供給されたオーディオ波形データを信号処理して、信号処理した音信号をサウンドシステム24に供給する。サウンドシステム24は、アンプ、スピーカなどからなり、音信号処理部から供給された音信号を音として外部に発音する。また、音信号処理部23には、図示しないマイクロフォンが接続されて、楽音を外部から入力してオーディオ波形データに変換することも可能としている。
次に、データ切出し装置10によるオーディオ波形データの切出し動作について図2〜7のフローチャートを用いて説明する。ユーザが操作部21のキーボード又はマウスを操作して、データ切出しの開始を指示すると、CPU11は、図2のステップS10にて、データの切出しのためのメインプログラムの実行を開始する。このメインプログラムの実行開始後、CPU11は、ステップS11にて初期設定処理ルーチンの実行を開始する。
この初期設定処理ルーチンの詳細は図3に示されており、その実行がステップS100にて開始される。この初期設定処理ルーチンの実行開始後、CPU11は、ステップS101にて、記憶装置14に記憶されているオーディオ波形データWDを読み出してRAM12に書き込み、RAM12に書き込んだオーディオ波形データWDを表示器22に表示する。この場合、ユーザは、記憶装置14に記憶されている複数のオーディオ波形データに関するタイトル(名称)を表示器22に表示させ、操作部21のキーボード、マウスなどを操作することにより複数のオーディオ波形データの中から所望のオーディオ波形データWDを選択する。
図8は、左右2チャンネルの2つのオーディオ波形データWD1,WD2が選択され、選択された2つのオーディオ波形データWD1,WD2が、表示器22の表示画面に設けた2つの波形表示領域22a1,22a2に時間軸を左右方向に直線状に延設させてそれぞれ表示されている例を示している。しかし、表示器22の表示画面に1つの波形表示領域22aのみを設けて、1つの波形表示領域22aに1つのオーディオ波形データWDのみを表示するようにしてもよい。また、ユーザがオーディオ波形データWDを選択しなくても、所定のオーディオ波形データWD(例えば、所定の順番で記憶装置14に記憶されている複数のオーディオ波形データのうちで、データ切出しを終えた次のオーディオ波形データWD)を自動的に読み出して、波形表示領域22aに表示するようにしてもよい。
次に、CPU11は、ステップS102にて、切出し位置表示レーン(切出し位置表示領域)22bに、オーディオ波形データWDの複数の切出し位置を表すマーク(印)MKを表示する。この切出し位置表示レーン22bは、表示器22の表示画面において波形表示領域22aとは異なる位置に設けられ、波形表示領域22aと共通の時間軸に沿うとともに方向を一致させて、すなわち波形表示領域22aと共通の時間軸を左右方向(波形表示領域22aの時間軸と平行)に延設させて設けられる。切出し位置は、オーディオ波形データWDの時間軸方向の複数の離散したタイミング位置であり、具体的には、オーディオ波形データWDにおける各楽音の発生開始タイミングであるオンセットタイミング、オーディオ波形データWDにおけるビートタイミング(拍タイミング)、楽曲の主要部と前奏部若しくは後奏部との区切りタイミングである演奏区切りタイミングなどである。図8は、表示器22の表示画面において波形表示領域22a1,22a2の下方に設けた3つの切出し位置表示レーン22b1,22b2,22b3に、オンセットタイミングを表すマークMK1、ビートタイミングを表すマークMK2、及び演奏区切りタイミングを表すマークMK3をそれぞれ表示した例を示している。
切出し位置表示レーン22bに表示されるマークMKの位置を表すオーディオ波形データWDの複数の切出し位置は、例えば次の(1)〜(3)の方法により決定される。
(1)次の(2)(3)の方法により決定されて各オーディオ波形データWDに対応させて記憶装置14内に予め記憶されている切出し位置を表す位置情報を読み出して、読み出した位置情報を用いて切出し位置を決定する。また、次の(2)(3)とは別の時点、例えばオーディオ波形データWDを形成するための音信号の録音時に切出し位置を決定して、切出し位置を表す位置情報を記憶装置14に記憶しておいてもよい。
(2)読み出したオーディオ波形データWDを自動解析するプログラムを実行させて、切出し位置を決定する。この場合、オーディオ波形データWDの時間経過に沿った瞬時値(振幅値)の変化を解析して、各楽音の発生開始タイミングを検出してオンセットタイミングを表す切出し位置を決定する。また、前記オンセットタイミングの間隔、オンセットタイミングにおけるオーディオ波形データWDの瞬時値の大きさの変化、それらの繰返し状態などを解析して、ビートタイミング及び演奏区切りタイミングを表す切出し位置を決定する。
(3)ユーザが、波形表示領域22aに表示されているオーディオ波形データWDを見ながら、操作部21のキーボード又はマウスを操作して、表示されている波形の軸線方向の位置を指定することによりマニュアル設定する。この場合、ユーザは、表示されている波形を拡大したり、所定期間に渡る波形を全体観察したりしながら、波形における軸線方向の位置を切出し位置として決定するとよい。
なお、前記(2)(3)の位置決定の結果を、読み出したオーディオ波形データに対応させて記憶装置14に記憶させておくことにより、将来、再び、このオーディオ波形データWDの切出し位置を決定する場合には、前記(1)の方法をとることができる。
次に、CPU11は、ステップS103にて、表示器22の表示画面上における切出し位置表示レーン22bの下方位置に、始点位置のロックを指示するための始点ロックボタン22c1と、終点位置のロックを指示するための終点ロックボタン22c2と、プログラムの終了すなわちオーディオ波形データWDの切出しの終了を指示するための終了ボタン22c3とを表示する。ステップS103の処理後、ステップS104にて、このプログラム処理における第1及び第2の作動モードにおいて用いるフラグを初期状態に設定するとともに、終了フラグをクリアしておく。
第1の作動モードは、マウスのドラッグ操作によりデータの切出し区間の始点位置及び終点位置を決定する作動モードである。そして、この第1の作動モードではドラッグ操作フラグが用いられ、ドラッグ操作フラグは、マウスのボタンが押圧された状態を「ドラッグ中」で表し、前記ボタンの押圧が解除されている状態を「非ドラッグ中」で表す。この場合、ドラッグ操作フラグは、「非ドラッグ中」を表す値に初期設定される。第2の作動モードは、前記決定されたデータの切出し区間の始点位置及び終点位置の一方をロックして他方を修正する作動モードである。そして、この第2の作動モードではロックフラグが用いられ、ロックフラグは、始点位置がロックされた状態を「始点ロック中」で表し、終点位置がロックされた状態を「終点ロック中」で表し、始点位置及び終点位置のどちらもロックされていない状態を「非ロック中」で表す。この場合、ロックフラグは、「非ロック中」を表す値に初期設定される。
前記ステップS104の処理後、CPU11は、ステップS105の処理によって図2のメインプログラムの実行に戻り、ステップS12の処理を実行する。ステップS12においては、CPU11は、ユーザによる操作部21のキーボード及びマウスの操作を検出して、前記検出されたキーボード及びマウスの操作に関する操作イベントを取得する。特に、この操作イベントには、マウスの移動による表示器22の表示画面上におけるカーソルの位置情報が含まれるとともに、マウスの操作態様であるドラッグ操作(ドラッグ開始、ドラッグ中、ドラッグ終了)及びクリック操作が含まれる。
その後、CPU11は、ステップS13にて前記取得された操作イベントに基づく振り分け処理を実行して、ステップS14〜S18のいずれかのイベント処理ルーチンを実行する。前記ステップS14〜S18の処理後、ステップS19にて、メインプログラムの終了が終了フラグに基づいて判定される。終了フラグは初期の状態では前記初期設定処理ルーチンS11のステップS104の処理によってクリアされており、後述する処理により終了フラグがデータ切出しの終了を表す値に設定されない限り、CPU11は、ステップS19にて「No」と判定して、ステップS12の処理に戻り、ステップS12〜S19の循環処理を繰返し実行し続ける。終了フラグがデータ切出しの終了を表す値に設定されると、CPU11は、ステップS19にて「Yes」と判定して、ステップS20にてメインプログラムの実行を終了する。
まず、マウスのドラッグ操作によりデータの切出し区間の始点位置及び終点位置を決定する第1の作動モードについて説明する。前記ステップS12〜S19の循環処理中に、ユーザがマウスのボタンを押圧してドラッグ操作を開始すると、マウスのドラッグ操作の開始に伴うボタンの押圧操作(以下、ダウン操作という)に関する操作イベントがステップS12にて取得され、CPU11は、ステップS13の振り分け処理により、プログラムの実行をステップS14のダウンイベント処理ルーチンに進める。このダウンイベント処理ルーチンは、図4のフローチャートに詳細に示すように、ステップS200にて開始される。そして、CPU11は、ステップS201にて、マウスがダウン操作されたときにおける、操作イベントに含まれる表示器22の表示画面上におけるカーソルの位置情報に基づいて処理を振り分ける。
マウスがダウン操作されたカーソルの位置が波形表示領域22aであれば、CPU11はプログラムをステップS202に進めて、ステップS202にて、波形表示領域22aにおけるカーソルの位置に対応した時間軸上の位置を導出する。一方、マウスがダウン操作されたカーソルの位置が切出し位置表示レーン22bであれば、CPU11はプログラムをステップS203に進めて、ステップS203にて、切出し位置表示レーン22bにおけるカーソルの位置に対応した時間軸上の位置を導出する。これらのステップS202,S203の処理により、マウスがダウン操作されたときのカーソルの位置に対応した時間軸上の位置が導出されることになる。そして、ステップS203の処理によって時間軸上の位置が導出された場合には、CPU11は、ステップS204にて、マウスがダウン操作された切出し位置表示レーン22bにおいて前記導出した位置に最も近い切出し位置(すなわち、マークMK(MK1,MK2,MK3)を表示した時間軸上の位置)を検索して、前記導出した位置を検索した切出し位置に修正する。
前記ステップS202,S204の処理後、CPU11は、ステップS205にて、ドラッグ操作フラグを「ドラッグ中」を表す値に変更する。次に、CPU11は、ステップS206にて、前記ステップS202の処理により導出した時間軸上の位置又は前記ステップS204の処理により修正した時間軸上の位置に基づいて、表示器22の表示画面を更新する。この表示画面の更新により、図9(A)に示すように、表示器22の表示画面上における波形表示領域22aに、時間軸に対して直交する直線L1が表示される。なお、図9(A)〜(E)は、表示器22の表示画面上に、1つの波形表示領域22aと、オンセットタイミング及びビートタイミングを表すマークMK1,MK2を表示した2つの切出し位置表示レーン22b1,22b2とを設けた表示例を示しており、図9(A)〜(D)のポイントマークP1はマウスがダウン操作された位置を示している。なお、このポイントマークP1は実施形態を説明するために図9(A)〜(D)上に示したものであり、画面上には表示されない。また、この表示例は切出し位置表示レーン22b1上で、マウスをダウン操作した例であるが、マウスをダウン操作する位置は波形表示領域22a及び切出し位置表示レーン22b1,22b2のうちのいずれの領域でもよい。
前記ステップS206の処理後、CPU11は、ステップS207にて、切出し区間(切出し範囲)の始点位置を、前記ステップS202の処理により導出した時間軸上の位置又は前記ステップS204の処理により修正した時間軸上の位置に決定して、始点位置を表す位置情報を記憶しておく。このステップS207の処理後、CPU11は、ステップS208にて、ダウンイベント処理ルーチンの実行を終了する。また、波形表示領域22a及び切出し位置表示レーン22b以外の表示器22の表示画面上において、マウスがダウン操作された場合には、CPU11は、ステップS201の振り分け処理により、ステップS202〜S207の処理を実行することなく、プログラムをステップS208に直接進めて、ステップS208にてダウンイベント処理ルーチンの実行を終了する。
このダウンイベント処理ルーチンの実行終了後、CPU11は、終了フラグがデータ切出しの終了を表す値に設定されない限り、図2のステップS19における「No」との判定により、ステップS12〜S19の循環処理を再び実行し続ける。
このステップS12〜S19の循環処理中に、ユーザが、マウスのボタンを押圧したままマウスを移動操作(以下、ドラッグ操作という)すると、マウスのドラッグ操作に関する操作イベントがステップS12にて取得され、CPU11は、ステップS13の振り分け処理により、プログラムの実行をステップS15の移動イベント処理ルーチンに進める。この移動イベント処理ルーチンは、図5のフローチャートに詳細に示すように、ステップS300にて開始される。そして、CPU11は、ステップS301にてドラッグ操作フラグが「ドラッグ中」を表しているか否かを判定する。そして、ドラッグ操作フラグが「ドラッグ中」を表していれば、CPU11は、ステップS301にて「Yes」と判定して、プログラムをステップS302以降に進める。一方、ドラッグ操作フラグが「ドラッグ中」を表していなければ、CPU11は、ステップS301にて「No」と判定して、プログラムをステップS308に進めて、この移動イベント処理ルーチンの実行を終了する。
ステップS302〜S305の処理は、図4のステップS201〜S204の処理と同じであり、ステップS302の判定処理により、操作イベントに含まれる表示器22の表示画面上におけるカーソルの位置に応じてステップS303又はステップS304,S305の処理に振り分けられる。カーソルの位置が波形表示領域22aにあれば、ステップS303の処理により、波形表示領域22aにおけるカーソルの位置に対応した時間軸上の位置が導出される。カーソルの位置が切出し位置表示レーン22bにあれば、ステップS304の処理により、切出し位置表示レーン22bにおけるカーソルの位置に対応した時間軸上の位置が導出される。これらのステップS303,S304の処理の場合、マウスの移動に伴うカーソルの位置に対応した時間軸上の位置が導出されることになる。そして、ステップS304の処理により時間軸上の位置が導出された場合には、ステップS305の処理により、カーソルが位置する切出し位置表示レーン22bにおいて前記導出した位置に最も近い切出し位置が検索されて、前記導出した位置は検索した切出し位置に修正される。
前記ステップS303,S305の処理後、CPU11は、ステップS306にて、ドラッグ操作フラグを「ドラッグ中」に維持する。次に、CPU11は、ステップS307にて、前記ステップS303の処理により導出した時間軸上の位置又は前記ステップS305の処理により修正した時間軸上の位置に基づいて、表示器22の表示画面を更新する。この表示画面の更新により、図9(B)〜(D)に示すように、表示器22の表示画面上における波形表示領域に、前記直線L1と時間軸に対して直交する直線L2で囲まれる方形状の領域が所定の模様又は色により他の領域とは区別して表示される。
図9(B)は、ポイントマークP2で示すカーソルの現在位置が波形表示領域22a上にある例を示しており、直線L2は、ステップS303の処理により、ポイントマークP2で示されたカーソルの現在位置に対応している。図9(C)は、ポイントマークP2で示すカーソルの現在位置が切出し位置表示レーン22b1上にある例を示しており、直線L2は、ポイントマークP2に最も近い離散した切出し位置(マークMK1の位置)に対応している。図9(D)は、ポイントマークP2で示すカーソルの現在位置が切出し位置表示レーン22b2上にある例を示しており、直線L2は、ポイントマークP2に最も近い離散した切出し位置(マークMK2の位置)に対応している。図9(B)〜(D)には、カーソルのポイントマークP1からポイントマークP2までの移動経路が矢印によって示されている。なお、これらのポイントマークP2及び移動経路の矢印は実施形態を説明するために図9(B)〜(D)上に示したものであり、画面上には表示されない。
ステップS307の処理後、CPU11は、ステップS308にて、移動イベント処理ルーチンの実行を終了する。また、カーソルが波形表示領域22a及び切出し位置表示レーン22b1,22b2以外の表示器22の表示画面上に位置する場合には、CPU11は、ステップS302の振り分け処理により、ステップS303〜S307の処理を実行することなく、プログラムをステップS308に直接進めて、ステップS308にて移動イベント処理ルーチンの実行を終了する。
この移動イベント処理ルーチンの実行終了後においても、CPU11は、終了フラグがデータ切出しの終了を表す値に設定されない限り、前述のように、図2のステップS19における「No」との判定により、ステップS12〜S19の循環処理を再び実行し続ける。
このステップS12〜S19の循環処理中に、ユーザが、マウスのボタンの押圧を解除してドラッグ操作を終了すると、マウスのドラッグ操作の終了に伴うボタンの押圧操作解除(以下、アップ操作という)に関する操作イベントがステップS12にて取得され、CPU11は、ステップS13の振り分け処理により、プログラムの実行をステップS16のアップイベント処理ルーチンに進める。このアップイベント処理ルーチンは、図6のフローチャートに詳細に示すように、ステップS400にて開始される。そして、CPU11は、ステップS401以降の処理を実行する。
ステップS401〜S404の処理は、図4のステップS201〜S204の処理と同じであり、ステップS401の判定処理により、アップ操作されたマウスの操作イベントに含まれる表示器22の表示画面上におけるカーソルの位置に応じてステップS402又はステップS403,S404の処理に振り分けられる。カーソルの位置が波形表示領域22aにあれば、ステップS402の処理により、波形表示領域22aにおけるカーソルの位置に対応した時間軸上の位置が導出される。カーソルの位置が切出し位置表示レーン22bにあれば、ステップS403の処理により、切出し位置表示レーン22bにおけるカーソルの位置に対応した時間軸上の位置が導出される。これらのステップS402,S403の処理の場合、マウスがアップ操作されたときのカーソルの位置に対応した時間軸上の位置が導出されることなる。そして、ステップS403の処理によって時間軸上の位置が導出された場合には、ステップS404の処理により、カーソルが位置する切出し位置表示レーン22bにおいて前記導出した位置に最も近い切出し位置が検索されて、導出した位置が検索した切出し位置に修正される。
前記ステップS402,S404の処理後、CPU11は、ステップS405にて、ドラッグ操作フラグを「非ドラッグ中」に設定する。次に、CPU11は、ステップS406にて、前記ステップS402の処理により導出した時間軸上の位置又は前記ステップS404の処理により修正した時間軸上の位置に基づいて、表示器22の表示画面を更新する。この表示画面の更新により、図9(E)に示すように、表示器22の表示画面上における波形表示領域22aに、前記直線L1と直線L2で囲まれる方形状の領域が所定の模様又は色により他の領域とは区別して表示される。これは、カーソルが図9(D)に示すような位置にある状態で、マウスをアップ操作した例である。
ステップS406の処理後、CPU11は、ステップS407にて、切出し区間(切出し範囲)の終点位置を、前記ステップS402の処理により導出した時間軸上の位置又は前記ステップS404の処理により修正した時間軸上の位置に決定して、終点位置を表す位置情報を記憶する。このステップS407の処理後、CPU11は、ステップS408にて、アップイベント処理ルーチンの実行を終了する。これにより、オーディオ波形データの切出し区間(切出し範囲)が、始点位置と終点位置との間の時間軸領域に決定される。また、波形表示領域22a及び切出し位置表示レーン22b以外の表示器22の表示画面上において、マウスがアップ操作された場合には、CPU11は、ステップS401の振り分け処理により、ステップS402〜S407の処理を実行することなく、プログラムをステップS408に直接進めて、ステップS408にてアップイベント処理ルーチンの実行を終了する。
このアップイベント処理ルーチンの実行終了後においても、CPU11は、終了フラグがデータ切出しの終了を表す値に設定されない限り、前述のように、図2のステップS19における「No」との判定により、ステップS12〜S19の循環処理を再び実行し続ける。次に、決定されたオーディオ波形データの切出し区間の始点位置又は終点位置の一方をロックして他方を修正する第2の作動モードについて説明するとともに、データ切出し動作の終了についても説明する。
ユーザが、マウスをクリック操作すると、すなわちマウスのボタンを押圧して押圧後の極めて短い時間内に前記押圧を解除すると、マウスのクリック操作に関する操作イベントがステップS12にて取得され、CPU11は、ステップS13の振り分け処理により、プログラムの実行をステップS17のクリックイベント処理ルーチンに進める。このクリックイベント処理ルーチンは、図7のフローチャートに詳細に示すように、ステップS500にて開始される。そして、CPU11は、ステップS501にて表示器22の表示画面上の終了ボタン22c3がクリックされたか否かを判定する。終了ボタン22c3がクリックされなければ、CPU11は、ステップS501にて「No」と判定して、プログラムをステップS502に進める。ステップS502においては、ロックフラグが「始点ロック中」又は「終点ロック中」を表していなければ、言い換えれば、ロックフラグが前記ステップS104の初期設定処理による「非ロック中」を表す値に設定されていれば、CPU11は、ステップS502にて「No」と判定して、プログラムをステップS503に進める。
ステップS503においては、表示器22の表示画面上の始点ロックボタン22c1がクリックされたか、すなわちマウスのクリック操作に関する操作イベントが始点ロックボタン22c1のクリックを表しているかを判定する。操作イベントが始点ロックボタン22c1のクリックを表していれば、CPU11は、ステップS503にて「Yes」と判定して、ステップS504にてロックフラグを「始点ロック中」を表す値に設定して、ステップS515にてクリックイベント処理ルーチンの実行を終了する。このことは、データの切出し区間の始点位置をロックして、表示器22の表示画面上の次のクリック操作により、前記切出し区間の終点位置を修正することを意味する。
一方、操作イベントが始点ロックボタン22c1のクリックを表していなければ、CPU11は、ステップS503にて「No」と判定して、ステップS505にて、表示器22の表示画面上の終点ロックボタン22c2がクリックされたか、すなわちマウスのクリック操作に関する操作イベントが終点ロックボタン22c2のクリックを表しているかを判定する。操作イベントが終点ロックボタン22c2のクリックを表していれば、CPU11は、ステップS505にて「Yes」と判定して、ステップS506にてロックフラグを「終点ロック中」を表す値に設定して、ステップS515にてクリックイベント処理ルーチンの実行を終了する。このことは、データの切出し区間の終点位置をロックして、表示器22の表示画面上の次のクリック操作により、前記切出し区間の始点位置を修正することを意味する。また、操作イベントが始点ロックボタン22c1及び終点ロックボタン22c2のいずれのクリックも表していなければ、CPU11は、ステップS505にて「No」と判定して、ステップS515にてクリックイベント処理ルーチンの実行を終了する。
このようにして、データの切出し区間の始点位置及び終点位置の一方がロックされた状態で、マウスが再びクリック操作された場合には、前記と同様に、図7のクリックイベント処理ルーチンが実行される。そして、終了ボタン22c3のクリック操作でない限り、前述したステップS502にて、ロックフラグが「始点ロック中」又は「終点ロック中」を表しているか否かが判定される。この場合、ロックフラグは「始点ロック中」又は「終点ロック中」に設定されているので、CPU11は、ステップS502にて「Yes」と判定して、ステップS507以降の処理を実行する。
ステップS507〜S510の処理は、図4のステップS201〜S204の処理と同様な処理であり、ステップS507の判定処理により、クリック操作イベントに含まれる表示器22の表示画面上におけるカーソルの位置に応じてステップS508又はステップS509,S510の処理に振り分けられる。カーソルの位置が波形表示領域22aにあれば、ステップS508の処理により、波形表示領域22aにおけるカーソルの位置に対応した時間軸上の位置が導出される。カーソルの位置が切出し位置表示レーン22bにあれば、ステップS509の処理により、切出し位置表示レーン22bにおけるカーソルの位置に対応した時間軸上の位置が導出されることになる。これらのステップS508,S509の処理の場合、マウスがクリック操作されたときのカーソルの位置に対応した時間軸上の位置が導出される。そして、ステップS509の処理によって時間軸上の位置が導出された場合には、ステップS510の処理により、カーソルが位置する切出し位置表示レーン22bにおいて前記導出した位置に最も近い切出し位置が検索されて、導出した位置が検索された切出し位置に修正される。
前記ステップS508,S510の処理後、CPU11は、ステップS511にて、データの切出し区間を定める始点位置及び終点位置のうちで、ロックされていない側の一方の位置(始点位置又は終点位置)を、データの前記ステップS508の処理により導出した時間軸上の位置又は前記ステップS510の処理により修正した時間軸上の位置に更新する。これにより、前記第1の動作モードによって決定されたデータの切出し区間の始点位置及び終点位置の一方の位置が固定された状態で、他方の位置が変更されて、データの切出し区間が修正される。
前記ステップS511の処理後、CPU11は、ステップS512にて、波形表示領域22aにおけるデータの切出し区間を前記修正した切出し区間に更新して表示する。そして、CPU11は、ステップS513にてロックフラグを「非ロック中」を表す値に戻して、ステップS515にてクリックイベント処理ルーチンの実行を終了する。
また、表示器22の表示画面の終了ボタンがクリック操作された場合には、CPU11は、ステップS501にて「Yes」と判定し、ステップS514にて終了フラグを設定して、ステップS515にてクリックイベント処理ルーチンの実行を終了する。この場合、図2のステップS19において、この終了フラグに基づいてデータの切出し動作の終了すなわちプログラムの実行終了が判定されて、ステップS20にてメインプログラムの実行が終了される。
なお、図2のステップS18のキーボードイベント処理ルーチンについては、発明に直接関係しないので、上述しなかった。しかし、このステップS18のキーボードイベント処理ルーチンについて簡単に説明しておくと、ユーザが、操作部21のキーボードを操作すると、キーボードの操作に関する操作イベントがステップS12にて取得され、CPU11は、ステップS13の振り分け処理により、プログラムの実行をステップS18のキーボードイベント処理ルーチンに進める。このキーボードイベント処理ルーチンにおいては、このコンピュータ装置であるデータ切出し装置10の各種の動作モードなどが選択される。
上記のようにして決定された切出し区間内のオーディオ波形データは、繰返し再生、解析、楽音要素(ピッチ、周波数特性、及び音量)を修正(変更)することによる異なる波形データの生成、複数の波形データの混合などに利用される。
上記のように構成されかつ動作する本発明の実施形態によれば、ステップS12の処理により、複数の表示領域22a,22a1,22a2,22b,22b1,22b2,22b3のうちのいずれかの表示領域において操作部21(マウス)の操作により指定された位置を表す位置情報が取込まれる。そして、ステップS201〜S204,S401〜S404,S507〜S510の処理により、前記取込まれた位置情報に対応した一部のデータを指定するための位置L1,L2が決定される。この場合、複数の表示領域22a,22a1,22a2,22b,22b1,22b2,22b3は、一連のデータの所定方向の複数の離散した位置を指定する表示領域22b,22b1,22b2,22b3を含んでおり、離散した位置を指定するための表示領域22b,22b1,22b2,22b3における位置を表す位置情報が取込まれたときには、離散した複数の位置MK,MK1,MK2,MK3のうちのいずれか一つの位置が決定される。これによれば、ユーザが所望とする特定位置を離散した値として予め設定しておくことにより、ユーザが所望とする特定位置を精度よく指定することが極めて簡単になり、特定位置の指定に手間がかからなくなるとともに多大な時間を必要とすることもなくなり、特定位置を簡単に指定できるようになる。また、上記実施形態では、オーディオ波形データWD,WD1,WD2の切出し区間の開始位置L1と終了位置L2の両方が決定されて、前記切出し区間が決定されるので、ユーザの意志に応じて切出し区間が指定され、オーディオ波形データWD,WD1,WD2の一部の切出しにとって便利となる。
また、上記実施形態においては、マークMK,MK1,MK2,MK3で示すように、時間軸上における複数の離散した位置を異なる間隔でそれぞれ指定するオンセットタイミング、ビートタイミング及び楽曲の演奏区切りタイミングを、オーディオ波形データWD,WD1,WD2と時間軸を共通にして平行に表示する複数の切出し位置表示レーン22b1,22b2,22b3を設けて、複数の切出し位置表示レーン22b1,22b2,22b3上で切出し区間の開始位置L1及び終了位置L2を指定できるようにした。これにより、ユーザは、切出し区間の開始位置L1及び/又は終了位置L2を、3種類の離散した特定値を用いて指定できて、特定位置の指定の自由度が増す。また、ユーザは操作部21(マーク)の操作により切出し位置表示レーン22b1,22b2,22b3で切出し区間の開始位置L1及び/又は終了位置L2を指定する場合でも、指定位置を波形表示領域22a,22a1,22a2に表示されているオーディオ波形データWD,WD1,WD2と対応させて確認することができ、ユーザの位置の指定にとって便利になる。
さらに、上記実施形態においては、波形表示領域22a,22a1,22a2及び切出し位置表示領域22b,22b1,22b2,22b3を、表示器22の表示画面上における複数の表示領域にそれぞれ設けた。これにより、操作部21として、表示器22の表示画面上でポインタを移動させて位置を決めるマウスのようのポインティングデバイスを利用でき、操作部21及び表示器22を簡単に構成できるとともに、カーソルが位置する位置情報の取込みも簡単に行えるようになる。
なお、本発明に係るデータの切出し方法、データの切出し装置及びコンピュータプログラムは、上記実施形態に限定されるものではなく、適宜変更して実施することが可能である。
上記実施形態では、表示器22の表示画面上に2つの波形表示領域22a1,22a2を設けて、左右2チャンネルのオーディオ波形データWD1,WD2を表示するようにした。しかし、これに代えて、上記図9を用いた動作説明のように、表示器22の表示画面上に1つだけの波形表示領域22aを設けて、1つのオーディオ波形データWDのみを表示するようにしてもよい。また、表示器22の表示画面上に3つ以上の波形表示領域を設けて、3つ以上のオーディオ波形データを表示するようにしてもよい。さらに、表示器22の表示画面上に、波形表示領域を設けることなく、オーディオ波形データを表示しないようにしてもよい。例えば、切出されるべきオーディオ波形データが短かったり、単純であったりして、ユーザが前記オーディオ波形データを視覚によらずに認識できれば、前記オーディオ波形データを表示器22の表示画面上に表示することなく、切出し位置表示レーン22bの表示だけを用いて、前記オーディオ波形データの切出し位置を指定するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、時間軸上における複数の離散した位置を異なる間隔でそれぞれ指定するオンセットタイミング、ビートタイミング及び楽曲の演奏区切りタイミングを表示する複数の切出し位置表示レーン22b1,22b2,22b3を設けるようにした。しかし、複数の切出し位置表示レーン22b1,22b2,22b3とは異なる、他の種類の離散した位置を異なる間隔で表示する切出し位置表示レーンをさらに設けて、4つ以上の切出し位置表示レーンを設けてもよい。他の種類の切出し位置としては、例えば、小節開始位置、4分音符間隔、8部音符間隔などのタイミングを表す時間位置、楽曲の演奏開始からの時間を表す時間位置などが考えられる。また、複数の切出し表示レーンを2つ設けるようにしてもよい。さらには、波形表示領域22a(22a1,,22a2)を設けることを条件として、1つの切出し表示レーンのみを設けるようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、オーディオ波形データWD,WD1,WD2の切出し区間の決定においては、切出し区間の開始位置L1と終了位置L2の両方をマウスのドラッグ操作により指定するようにした。しかし、開始位置L1及び終了位置L2の両方を指定しなくても、上記実施形態におけるマウスのクリック操作による開始位置L1及び終了位置L2の決定の場合と同様に、開始位置L1及び終了位置L2の一方の位置を固定しておき、他方の位置のみをマウスにより指定するようにしてもよい。この場合、固定される一方の位置は、上記実施形態のように、マウスのドラッグ操作により指定された開始位置L1又は終了位置L2ではなく、予め所定の基準に従って規定される位置であればよい。また、開始位置L1及び終了位置L2の一方の位置をマウスの指定操作により決定し、他方の位置は決定された位置から所定時間だけ離れた位置を自動的に他方の位置として決定するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、切出し位置表示レーン22b1,22b2,22b3を用いた離散したオンセットタイミング、ビートタイミング及び演奏区切りタイミングの位置の決定においては、マウスのダウン操作時又はアップ操作時におけるカーソル位置に最も近い位置の離散した位置を決定するようにした。しかし、これに代えて、マウスのダウン操作時又はアップ操作時におけるカーソル位置の前側又は後側の最も近い位置の離散した位置を決定するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、表示器22の表示画面上に、波形表示領域22a,22a1,22a2を設けて時間軸に沿ってオーディオ波形データWD,WD1,WD2を表示するとともに、前記時間軸に沿って細長い切出し位置表示レーン22b、22b1,22b2,22b3をオーディオ波形データWD,WD1,WD2の時間軸に平行にそれぞれ設けて、離散した切出し位置を示すマークMK1,MK2,MK3を時間軸に沿って表示するようにした。しかし、これらの切出し位置表示レーン22b、22b1,22b2,22b3は、オーディオ波形データWD,WD1,WD2に対応していれば、細長くなくてもよいし、オーディオ波形データWD,WD1,WD2の時間軸に平行でなくてもよい。また、波形表示領域22a,22a1,22a2及び切出し位置表示レーン22b、22b1,22b2,22b3を湾曲させておき、オーディオ波形データWD,WD1,WD2及び離散した切出し位置を示すマークMK1,MK2,MK3を湾曲した方向に沿って表示するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、表示器22の表示画面上において、波形表示領域22a,22a1,22a2の下方に、切出し位置表示レーン22b,22b1,22b2,22b3を設けるようにした。しかし、切出し位置表示レーン22b,22b1,22b2,22b3を設ける位置は、これに限らず他の位置でもよい。例えば、波形表示領域22a,22a1,22a2の上方に、切出し位置表示レーン22b,22b1,22b2,22b3を設けるようにしてもよい。また、複数の切出し位置表示レーン22b,22b1,22b2,22b3の一部の切出し表示レーンを波形表示領域22a,22a1,22a2の上方に設けるとともに、他の切出し表示レーンを波形表示領域22a,22a1,22a2の下方に設けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、表示器22の表示画面上における波形表示領域22a,22a1,22a2及び切出し位置表示レーン22b,22b1,22b2,22b3に、オーディオ波形データWD,WD1,WD2,オンセットタイミング、ビートタイミング及び演奏区切りタイミングを示すマークMK1,MK2,MK3を表示して、マウスのドラッグ操作又はクリック操作によりオーディオ波形データの切出し位置を指定するようにした。しかし、これに代えて、種々の表示器の表示画面上に波形表示領域及び切出し位置表示レーンを設けてオーディオ波形データWD,WD1,WD2,オンセットタイミング、ビートタイミング及び演奏区切りタイミングを示すマークMK1,MK2,MK3を表示し、この表示画面上にタッチパネルを設けて、タッチパネルに対する指による押圧操作又は操作部材により押圧操作により切出し位置を指定するようにしてもよい。また、タッチパネルではなく、他の物理量の検出により位置を検出することが可能な他のパネル、例えば光の照射位置を検出可能なパネルを表示器の表示画面上に設けておき、他の物理量により切出し位置を指定するようにしてもよい。
また、上記実施形態のような表示器を用いる場合でも、前記変形例のようなタッチパネル又は他のパネルを用いる場合でも、オーディオ波形データ及び切出し位置の表示を省略することもできる。例えば、切出されるべきオーディオ波形データ及び切出し位置が短かったり、単純であったりして、ユーザが前記オーディオ波形データ及び切出し位置を示すマークMK1,MK2,MK3の位置を視覚によらずにある程度に認識できれば、前記オーディオ波形データ及び切出し位置を示すマークMK1,MK2,MK3を表示することなく、前記オーディオ波形データの切出し位置を指定するようにしてもよい。
また、切出されるデータはオーディオデータに限らず、ビデオデータなどのその他のデータでもよい。オーディオデータと関連付いたビデオデータであれば、上記実施形態と同様に、オーディオデータに基づいた切出し位置に基づいてビデオデータを切出すことができる。また、ビデオデータ独自の切出しデータに基づいてビデオデータを切出すこともできる。
また、上記オーディオ波形データの切出しに関する実施形態及び各種変形例においては、切出されるべき所定方向に沿って値を変化させる一連のデータとして、時間軸上で値を変化させるオーディオ波形データWD,WD1,WD2,WD3を採用した。しかし、一連のデータとしては、種々の物理量の変化を表す他の一連のデータも採用され得る。この一連のデータとしては、例えば、位置、時間などにより変化する温度、湿度などの物理量、位置により変化する地表面の高さの変化を表す物理量、位置、時間などにより変化する海、池、川などの水面の高さを表す物理量などを表す一連のデータも採用し得る。これらの場合、切出し位置としては、所定距離ごとの一種類又は複数種類の切出し位置又は所定の時間間隔ごとの一種類又は複数種類の切出し位置を離散させて用いる。
また、上記オーディオ波形データの切出しに関する実施形態及び各種変形例においては、時間軸に沿って変化するオーディオ波形データWD,WD1,WD2,WD3における時間軸上の切出し位置、すなわち一次元上の切出し位置を決定するようにした。しかし、本発明は、二次元以上において変化する一連のデータの切出し位置の決定にも適用され得る。例えば、前述した地表面の高さは2次元の位置に応じて変化し、前述した温度、湿度、水面の高さなどは、2次元上の位置に加えて時間に応じて3次元上で変化する。したがって、このような物理量を解析する場合には、2次元以上の切出し位置を決定するようにするとよい。そして、3次元空間で、一連のデータが変化する場合には、3次元の空間位置を認識可能なヘッドマウントディスプレイ、ユーザのジェスチャを検出するモーションセンサなどを利用するとよい。
このような2次元で変化する一連のデータのうちの一部のデータを切出す場合、例えば、表示器の中央の領域に縦軸方向及び横軸方向に沿って変化する一連のデータを表示する。また、2次元に対応した2つの切出し位置表示レーンのうちの一方のレーンを表示された一連のデータの左右両側の一方に縦軸に沿って表示し、かつ他方のレーンを表示された一連のデータの上下両側の一方に横軸に沿って表示する。そして、2つの切出し位置表示レーン上において、マウスをドラッグ操作し若しくはクリック操作し、又はタッチパネルをタッチ操作して、一連のデータにおける2次元の切出し領域を決定するようにする。
さらに、上記実施形態においては、データ切出し装置10をパーソナルコンピュータ装置で構成した。しかし、上記データ切出し装置10は、コンピュータ機能を備えていれば、携帯型のコンピュータ装置であってもよい。
10…データ切出し装置、11…CPU、14…記憶装置、21…操作部、22…表示器、22a,22a1,22a2…波形表示領域、22b、22b1,22b2,22b3…切出し位置表示レーン、22c1…始点ロックボタン、22c2…終点ロックボタン、L1,L2…直線、MK,MK1,MK2,MK3…マーク、P1,P2…ポイントマーク、WD,WD1,WD2…オーディオ波形データ

Claims (6)

  1. 記憶装置に記憶されていて所定方向に沿って値を変化させる一連のデータに含まれる一部のデータを指定するための位置を決定するデータの位置決定方法であって、
    表示器の複数の表示領域のうちの一つの表示領域に前記記憶装置に記憶された一連のデータを前記一連のデータの所定方向の位置を指定するために表示するとともに、前記表示器の複数の表示領域のうちの他の表示領域に前記一連のデータの所定方向に対応させて前記一連のデータの所定方向の離散した位置を指定するための画像を表示する表示手順と、
    操作部の操作を検出して、前記表示器の表示画面上における前記操作部の操作により指定された位置を表す位置情報を取込むとともに、前記一部のデータの始点位置及び終点位置をそれぞれ指定する異なる操作態様を含む前記操作部の操作態様を取込む取込み手順と、
    前記取込まれた操作部の操作態様が前記一部のデータの始点位置を指定する操作態様であるときに前記始点位置を決定する手順であって、前記取込まれた位置情報が前記一つの表示領域の位置を表す位置情報であるとき、前記取込まれた位置情報により表された位置を前記始点位置として決定し、前記取込まれた位置情報が前記他の表示領域の位置を表す位置情報であるとき、前記取込まれた位置情報により表された位置に近い前記離散した位置を前記始点位置として決定する始点位置決定手順と、
    前記取込まれた操作部の操作態様が前記一部のデータの終点位置を指定する操作態様であるときに前記終点位置を決定する手順であって、前記取込まれた位置情報が前記一つの表示領域の位置を表す位置情報であるとき、前記取込まれた位置情報により表された位置を前記終点位置として決定し、前記取込まれた位置情報が前記他の表示領域の位置を表す位置情報であるとき、前記取込まれた位置情報により表された位置に近い前記離散した位置を前記終点位置として決定する終点位置決定手順とからなることを特徴とするデータの位置決定方法。
  2. 前記記憶装置に記憶された一連のデータは、時間経過に従ってサンプリングされたオーディオ波形データである請求項1に記載のデータの位置決定方法。
  3. 前記他の表示領域は、前記記憶装置に記憶された一連のデータの所定方向の複数の離散した位置を異なる間隔でそれぞれ指定する複数の領域を含み、
    前記表示手順は、前記他の表示領域の複数の領域に、前記一連のデータの所定方向の複数の離散した位置であって異なる間隔を有する位置を指定するための複数の画像をそれぞれ表示する請求項1に記載のデータの位置決定方法。
  4. 前記記憶装置に記憶された一連のデータは、時間経過に従ってサンプリングされたオーディオ波形データであり、
    前記他の表示領域の複数の領域に表示される複数の画像は、前記オーディオ波形データにおける各楽音の発生開始タイミングを表す画像、前記オーディオ波形データにおけるビートタイミングを表す画像、又は楽曲の主要部と前奏部若しくは後奏部との演奏区切りタイミングを表す画像である請求項3に記載のデータの位置決定方法。
  5. 記憶装置に記憶されていて所定方向に沿って値を変化させる一連のデータに含まれる一部のデータを指定するための位置を決定するデータの位置決定装置であって、
    表示器の複数の表示領域のうちの一つの表示領域に前記記憶装置に記憶された一連のデータを前記一連のデータの所定方向の位置を指定するために表示するとともに、前記表示器の複数の表示領域のうちの他の表示領域に前記一連のデータの所定方向に対応させて前記一連のデータの所定方向の離散した位置を指定するための画像を表示する表示手段と、
    操作部の操作を検出して、前記表示器の表示画面上における前記操作部の操作により指定された位置を表す位置情報を取込むとともに、前記一部のデータの始点位置及び終点位置をそれぞれ指定する異なる操作態様を含む前記操作部の操作態様を取込む取込み手段と、
    前記取込まれた操作部の操作態様が前記一部のデータの始点位置を指定する操作態様であるときに前記始点位置を決定する手段であって、前記取込まれた位置情報が前記一つの表示領域の位置を表す位置情報であるとき、前記取込まれた位置情報により表された位置を前記始点位置として決定し、前記取込まれた位置情報が前記他の表示領域の位置を表す位置情報であるとき、前記取込まれた位置情報により表された位置に近い前記離散した位置を前記始点位置として決定する始点位置決定手段と、
    前記取込まれた操作部の操作態様が前記一部のデータの終点位置を指定する操作態様であるときに前記終点位置を決定する手段であって、前記取込まれた位置情報が前記一つの表示領域の位置を表す位置情報であるとき、前記取込まれた位置情報により表された位置を前記終点位置として決定し、前記取込まれた位置情報が前記他の表示領域の位置を表す位置情報であるとき、前記取込まれた位置情報により表された位置に近い前記離散した位置を前記終点位置として決定する終点位置決定手段とからなることを特徴とするデータの位置決定装置。
  6. 記憶装置に記憶されていて所定方向に沿って値を変化させる一連のデータに含まれる一部のデータを指定するための位置を決定するコンピュータプログラムであって、
    表示器の複数の表示領域のうちの一つの表示領域に前記記憶装置に記憶された一連のデータを前記一連のデータの所定方向の位置を指定するために表示するとともに、前記表示器の複数の表示領域のうちの他の表示領域に前記一連のデータの所定方向に対応させて前記一連のデータの所定方向の離散した位置を指定するための画像を表示する表示ステップと、
    操作部の操作を検出して、前記表示器の表示画面上における前記操作部の操作により指定された位置を表す位置情報を取込むとともに、前記一部のデータの始点位置及び終点位置をそれぞれ指定する異なる操作態様を含む前記操作部の操作態様を取込む取込みステップと、
    前記取込まれた操作部の操作態様が前記一部のデータの始点位置を指定する操作態様であるときに前記始点位置を決定するステップであって、前記取込まれた位置情報が前記一つの表示領域の位置を表す位置情報であるとき、前記取込まれた位置情報により表された位置を前記始点位置として決定し、前記取込まれた位置情報が前記他の表示領域の位置を表す位置情報であるとき、前記取込まれた位置情報により表された位置に近い前記離散した位置を前記始点位置として決定する始点位置決定ステップと、
    前記取込まれた操作部の操作態様が前記一部のデータの終点位置を指定する操作態様であるときに前記終点位置を決定するステップであって、前記取込まれた位置情報が前記一つの表示領域の位置を表す位置情報であるとき、前記取込まれた位置情報により表された位置を前記終点位置として決定し、前記取込まれた位置情報が前記他の表示領域の位置を表す位置情報であるとき、前記取込まれた位置情報により表された位置に近い前記離散した位置を前記終点位置として決定する終点位置決定ステップとからなることを特徴とするコンピュータプログラム。
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