JP6674390B2 - 可燃性熱源およびホルダーを備える喫煙物品ならびその製造方法 - Google Patents

可燃性熱源およびホルダーを備える喫煙物品ならびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は可燃性熱源および可燃性熱源のためのホルダーを備える喫煙物品に関する。本発明はこのような喫煙物品で使用するためのホルダー内の可燃性熱源を製造する方法にも関する。
たばこが燃焼するよりはむしろ加熱される多くの喫煙物品が、当業界において提唱されてきた。このような「加熱式」喫煙物品の1つの目的は、従来的な紙巻たばこにおけるたばこの燃焼および熱分解によって生成されるタイプの周知の有害な煙成分を低減することである。加熱式喫煙物品の一つの公知の種類では、可燃性熱源から可燃性の炭素質熱源の下流にあるエアロゾル形成基体への熱の移動によりエアロゾルが生成される。喫煙中、揮発性化合物は可燃性熱源からの熱伝達によってエアロゾル形成基体から放出され、喫煙物品を通して引き出された空気中に混入される。放出された化合物が冷えるにつれて、これらは、凝縮してユーザーによって吸入されるエアロゾルを形成する。
容認可能なエアロゾルを得るために、可燃性熱源からエアロゾル形成基体への十分な伝導性熱伝達を確保するために、可燃性熱源の少なくとも後方部分、および加熱式喫煙物品の少なくともエアロゾル形成基体の前面部分の周りにあり、それらと直に接触する熱伝導性要素を含めることが周知である。例えば、WO−A2−2009/022232号では、可燃性熱源と、可燃性熱源の下流にあるエアロゾル形成基体と、可燃性熱源の後方部分およびエアロゾル形成基体の隣接する前面部分の周りにあり、それと直に接触する熱伝導性要素とを備えた喫煙物品を開示している。
加熱式喫煙物品で使用するための可燃性熱源の燃焼温度は、加熱式喫煙物品の使用中にエアロゾル形成材料が燃焼または熱分解するほど高くなるべきでない。ところが、可燃性熱源の燃焼温度は、エアロゾル形成材料から十分な揮発性化合物を放出して、特に吸い始めに容認可能なエアロゾルを生成するために十分な熱を生成するのに十分に高いものであるべきである。
加熱式喫煙物品で使用するための各種の可燃性炭素含有熱源が、当業界において提案されてきた。加熱式喫煙物品で使用するための可燃性炭素含有熱源の燃焼温度は、一般に約600℃〜800℃である。加熱式喫煙物品の表面温度を低減するために、加熱式喫煙物品の可燃性炭素含有熱源の周辺を断熱部材で包むことが周知である。
例えば、US−A−4,714,082号では、可燃性炭素含有燃料要素と、エアロゾル発生手段と、熱伝導性の部材と、ガラス繊維ジャケットなどの弾力性のある非燃焼性材料でできた周辺の断熱部材とを備えた加熱式喫煙物品が開示されている。断熱部材は、燃料要素の少なくとも一部、および有利なことにエアロゾル発生手段の少なくとも一部を囲む。
US−A−4,714,082号に開示されている通り、別個の断熱部材を含めることで、その結果、喫煙物品の長さに沿って一定ではない横断断面を持つ加熱式喫煙物品となりうる。これにより、可燃性炭素含有熱源を加熱式喫煙物品内に確実に固定することがより困難となりうる。US−A−4,714,082号で開示されている別個の断熱部材を含めることで、加熱式喫煙物品の組立が複雑なものにもなりかねない。
加熱式喫煙物品の可燃性熱源は、可燃性熱源の点火または燃焼を助ける1つ以上の添加物を備えうる。エアロゾル形成を容易にするために、加熱式喫煙物品のエアロゾル形成基体は、典型的にはグリセリンなどの多価アルコールまたはその他のエアロゾル形成体を含む。
WO−A2−2009/022232で開示されている喫煙物品において、エアロゾル形成基体の前方端面は、可燃性熱源の後方の端面と直接接触する。ところが、その後方の端面に貼り付けられたバリアを持つ可燃性熱源と、および可燃性熱源の後方の端面およびバリアの下流に位置するエアロゾル形成基体を含む、加熱式喫煙物品を提供することも周知である。
バリアは有利なことに、加熱式喫煙物品の保管および使用時のエアロゾル形成基体から可燃性熱源へのエアロゾル形成体の移動を阻止または抑制しうるため、加熱式喫煙物品の使用時のエアロゾル形成体の分解を阻止するかまたは減少させる。バリアはまた、本発明による喫煙物品の保管時および使用時のエアロゾル形成基体から可燃性熱源へのエアロゾル形成基体のその他の揮発性構成要素の移動を有利に制限または阻止しうる。
別の方法としてまたは追加的に、バリアは可燃性熱源の点火中または燃焼中にエアロゾル形成基体が晒される温度を有利に制限し、そのようにして加熱式喫煙物品の使用中のエアロゾル形成基体の熱分解または燃焼の回避または減少を補助してもよい。
別の方法としてまたは追加的に、バリアは、可燃性熱源の点火および燃焼時に形成される燃焼生成物および分解生成物が、その使用時に加熱式喫煙物品を通して引き込まれる空気に入り込むことを有利に阻止または抑制しうる。これは、可燃性熱源が可燃性熱源の点火または燃焼あるいはその組み合わせを補助するために1つ以上の添加剤を含む場合に、特に有益である。
WO−A1−2013/149810およびWO−A1−2013/189836は、可燃性熱源の端面に貼り付けられたバリアを持つ可燃性熱源を製造する方法を記載しているが、ここで、1つ以上の粒子状の構成要素がモールド内で圧縮されて可燃性熱源を形成し、層状バリア材料から打ち抜かれたバリアを可燃性熱源の端面に貼り付ける。
可燃性熱源の近傍の表面温度が低減され、かつ可燃性熱源とエアロゾル形成基体との間に位置するバリアを有する、信頼できる様式で組み立てられうる喫煙物品を提供することが望ましいことになる。
本発明によると、向かい合った前端面および後端面を持つ可燃性熱源と、向かい合った前端面および後端面を持つエアロゾル形成基体であって、エアロゾル形成基体の前端面が可燃性熱源の後端面の下流にあるエアロゾル形成基体と、可燃性熱源の後端面とエアロゾル形成基体の前端面との間のバリア、および可燃性熱源の周辺の複数の第一の保持フィンガーを備える可燃性熱源のための不燃性ホルダーであって、第一の保持フィンガーがバリアに接続されかつバリアから可燃性熱源の外部に沿って延びる不燃性ホルダーと、を備える喫煙物品が提供される。
本発明によると、バリアおよびバリアに接続された複数の第一の保持フィンガーを備える不燃性ホルダーと、向かい合った前端面および後端面を持つホルダー内の可燃性熱源であって、バリアが可燃性熱源の後端面と隣接し、かつ第一の保持フィンガーがバリアから可燃性熱源の外部に沿って延びる可燃性熱源と、を備える喫煙物品のための可燃性熱源組立品も提供される。
本発明によると、本発明による可燃性熱源組立品の製造方法がさらに提供され、方法は、層状材料から一片のブランク材を打ち抜き加工することと、開口部を持つくぼみを画定するモールドを提供することと、開口部をブランク材で覆うことと、開口部を通してくぼみの中へとパンチを挿入することによってバリアおよびバリアからくぼみの周辺に沿って延びる複数の第一の保持フィンガーを備える不燃性ホルダーを形成するようにブランク材を成形することと、1つ以上の粒子状の構成要素をホルダーの中へと配置することと、可燃性熱源をホルダー内に形成するように1つ以上の粒子状の構成要素を圧縮することと、を含み、バリアは可燃性熱源の後端面に隣接し、また第一の保持フィンガーはバリアから可燃性熱源の外部に沿って延びる。
本明細書に使用される場合、「エアロゾル形成基体」という用語は、エアロゾルを形成することができる揮発性化合物を加熱に応じて放出することができる基体を記述するために使用される。本発明による喫煙物品のエアロゾル形成基体から生成されるエアロゾルは、見えても、または見えなくてもよく、蒸気(例えば、気状である物質の微粉は室温にて通常、液体または固体である)、ならびに気体および凝縮された蒸気の液体の液滴を含んでもよい。
エアロゾル形成基体は、揮発性化合物を加熱に応じて放出できる材料を含むプラグまたはセグメントの形態であってもよく、それはラッパーによって取り囲まれてエアロゾルを形成することができる。エアロゾル形成基体がこのようなプラグまたはセグメントの形態である場合、ラッパーを含むプラグまたはセグメントの全体は、エアロゾル形成基体であると見なされる。
本明細書に使用される場合、「遠位」、「上流」および「前方」、ならびに「近位」、「下流」および「後方」という用語は、喫煙物品の構成要素または構成要素の部分の相対的位置を記述するために使用される。本発明による喫煙物品は、使用において、ユーザーへの送達のために喫煙物品を出るエアロゾルが通る近位端を含む。喫煙物品の近位端はまた、口側の端と呼ばれることもある。使用において、ユーザーは喫煙物品によって生成されるエアロゾルを吸入するために、喫煙物品の近位端において吸い込む。
可燃性熱源は遠位端に、またはその近くに位置する。口側の端は遠位端の下流である。また、喫煙物品の近位端は下流端と呼ばれてもよく、また、喫煙物品の遠位端は上流端と呼ばれてもよい。本発明による喫煙物品の成分または成分の部分は、喫煙物品の近位端と遠位端との間のこれらの相対的位置に基づく互いの上流または下流にあると記述されてもよい。
可燃性熱源の前端面は可燃性熱源の上流端にある。可燃性熱源の上流端は喫煙物品の近位端から最も遠い可燃性熱源の末端である。可燃性熱源の後端面は可燃性熱源の下流端にある。可燃性熱源の下流端は喫煙物品の近位端に最も近い可燃性熱源の末端である。
本明細書に使用される場合、「不燃性」という用語は、可燃性熱源がその燃焼中または点火時に到達する温度で実質的に不燃性であるホルダー、バリア、またはその他の構成要素を記述するために使用される。
本発明による喫煙物品は、可燃性熱源とエアロゾル形成基体との間のバリア、および可燃性熱源の周辺の周りの複数の第一の保持フィンガーを備えるホルダーを備える。
バリアは実質的に不通気性であることが好ましい。本明細書に使用される場合、「実質的に不通気性」という用語は、空気がバリアを通して引き込まれて可燃性熱源と接触するようになることを実質的に阻止するバリアを記述するために使用される。
バリアは、可燃性熱源の実質的に端面全体にわたり延びることが好ましい。第一の保持フィンガーはバリアに接続され、かつバリアから可燃性熱源の外部に沿って延びる。第一の保持フィンガーは可燃性熱源の外部に沿って長軸方向に延びる。
本明細書に使用される場合、「長軸方向」および「軸方向」という用語は、可燃性熱源の向かい合った前面と後面との間の方向、および喫煙物品の近位端と向かい合った遠位端との間の方向を記述するために使用される。
第一の保持フィンガーは少なくともその遠位端部分に沿って接続されてはいない。すなわち、第一の保持フィンガーは、互いに少なくともその遠位端部分に沿って結合され、または取り付けられてはいない。
有利なことに、第一の保持フィンガーは、可燃性熱源を喫煙物品内の定位置に保持するのを補助する。第一の保持フィンガーは、またその使用中に喫煙物品の遠位端と接触しうるあらゆる材料から可燃性熱源の周辺に間隙をとる。有利なことに、これは喫煙物品の発火傾向を低減しうる。
第一の保持フィンガーは可燃性熱源の周辺と直に接触することが好ましい。
第一の保持フィンガーは、バリアから可燃性熱源の外部に沿って可燃性熱源の前端面に向かって延びる。
第一の保持フィンガーは可燃性熱源の長さの少なくとも約75%に沿って延びることが好ましく、可燃性熱源の長さの少なくとも85%に沿って延びることがより好ましく、可燃性熱源の長さの少なくとも95%に沿って延びることが最も好ましい。
本明細書に使用される場合、「長さ」という用語は、可燃性熱源または喫煙物品の長軸方向の最大寸法を記述するために使用される。すなわち、可燃性熱源の向かい合った前面と後面との間の方向、または喫煙物品の近位端と向かい合った遠位端との間の方向での最大寸法である。
一定の好ましい実施形態において、第一の保持フィンガーはバリアから可燃性熱源の外部に沿って可燃性熱源の前端面まで延びる。
このような実施形態において、バリアから遠い第一の保持フィンガーの遠位端または上流端は、可燃性熱源をホルダー内に保持するように構成することが好ましい。
一定の好ましい実施形態において、第一の保持フィンガーはバリアから可燃性熱源の前端面を超えて延び、また第一の保持フィンガーの遠位端は可燃性熱源の前端面を係合するために屈曲される、折り曲げられる、または別の方法で内向きに角度を付けられる。このような実施形態において、第一の保持フィンガーは、可燃性熱源の前端面を約0.5mm〜約4mm超えて延びることが好ましく、可燃性熱源の前端面を約1mm〜約3mm超えて延びることがより好ましい。
第一の保持フィンガーは可燃性熱源の周辺で円周方向に間隙を介する。一定の好ましい実施形態において、第一の保持フィンガーは可燃性熱源の周辺で実質的に均一に間隙を介する。
第一の保持フィンガーの間に円周方向に間隙をとることは、可燃性熱源へのおよび可燃性熱源からの気体移動を助ける。有利なことに、これは可燃性熱源の点火および燃焼の持続を容易にする。
第一の保持フィンガーは、可燃性熱源の周辺の表面の約50%以下を覆うことが好ましい。一定の実施形態において、第一の保持フィンガーは、可燃性熱源の周辺の表面の約40%以下を覆う。
第一の保持フィンガーは、可燃性熱源の周辺の表面の約20%以上を覆うことが好ましく、可燃性熱源の周辺の表面の約30%以上を覆うことがより好ましい。
例えば、第一の保持フィンガーは、可燃性熱源の周辺の表面の約20%〜約50%を覆い、または可燃性熱源の周辺の表面の約30%〜約40%を覆う。
ホルダーは、少なくとも3個の第一の保持フィンガーを備えることが好ましい。ホルダーは、3〜5個の第一の保持フィンガーを備えることがより好ましい。
第一の保持フィンガーはバリアと一体型で形成されることが好ましい。ところが、第一の保持フィンガーは、代替的にバリアから分離して形成され、次に接着、または別の方法でバリアに取り付けられてもよい。第一の保持フィンガーがバリアから分離して形成される場合、第一の保持フィンガーおよびバリアは同一の材料から形成されてもよく、または異なる材料から形成されてもよい。
ホルダーは、バリアに接続された複数の第二の保持フィンガーをさらに備えてもよく、第二の保持フィンガーはバリアからエアロゾル形成基体の外部に沿って延びる。
第二の保持フィンガーは、エアロゾル形成基体の外部に沿って長軸方向に延びる。
有利なことに、第二の保持フィンガーはエアロゾル形成基体を喫煙物品内の定位置に保持することを補助する。第二の保持フィンガーは、本発明による可燃性熱源と喫煙物品のエアロゾル形成基体との間に熱リンクも提供しうる。有利にも、これは、許容されるエアロゾルを提供するための可燃性熱源からエアロゾル形成基体への適切な熱伝達の促進を助けうる。
第二の保持フィンガーはエアロゾル形成基体の周辺に直に接触することが好ましい。
第二の保持フィンガーはバリアからエアロゾル形成基体の外部に沿ってエアロゾル形成基体の後端面まで延びてもよい。このような実施形態において、バリアから遠い第二の保持フィンガーの近位端部または下流端部は、エアロゾル形成基体をホルダー内に保持するように構成されうる。
一定の好ましい実施形態において、第二の保持フィンガーは、バリアからエアロゾル形成基体の後端面を超えて延び、また第二の保持フィンガーの近位端は、エアロゾル形成基体の後端面を係合するために内向きに屈曲され、折り曲げられ、または別の方法で角度を付けられる。
第二の保持フィンガーは円周方向にエアロゾル形成基体の周辺に間隙を介する。一定の実施形態において、第二の保持フィンガーはエアロゾル形成基体の周辺で実質的に均一に間隙を介してもよい。
ホルダーは、少なくとも3個の第二の保持フィンガーを備えることが好ましい。ホルダーは、3〜5個の第二の保持フィンガーを備えることがより好ましい。
第二の保持フィンガーはバリアと一体型で形成されることが好ましい。ところが、第二の保持フィンガーは、代替的にバリアから分離して形成され、次に接着、または別の方法でバリアに取り付けられてもよい。第二の保持フィンガーがバリアから分離して形成される場合、第二の保持フィンガーおよびバリアは同一の材料から形成されてもよく、または異なる材料から形成されてもよい。
第一の保持フィンガーおよび第二の保持フィンガーがバリアと一体型で形成される場合、第一の保持フィンガーと第二の保持フィンガーとはバリアに交互配列で接続されてもよい。
喫煙物品の所望の特徴および性能に応じて、バリア、第一の保持フィンガー、および含まれる場合は第二の保持フィンガーは、低熱伝導率または高熱伝導率を有してもよい。一定の実施形態において、バリア、第一の保持フィンガー、および含まれる場合は第二の保持フィンガーは、改良非定常平面熱源(MTPS)法を使用して測定される時に、23℃および50%の相対湿度にて、約0.1ワット毎メートル毎ケルビン(W/(m・K))〜約200ワット毎メートル毎ケルビン(W/(m・K))の間のバルク熱伝導率を有する材料から形成されてもよい。
バリア、第一の保持フィンガー、および含まれる場合は第二の保持フィンガーの厚さは、良好な喫煙性能を達成するように選択されうる。一定の実施形態において、バリア、第一の保持フィンガー、および含まれる場合は第二の保持フィンガーは、約200マイクロメートル〜約600マイクロメートルの厚さを有してもよい。バリア、第一の保持フィンガー、および含まれる場合は第二の保持フィンガーの厚さは、約300マイクロメートル〜約500マイクロメートルであることが好ましく、約300マイクロメートルであることがより好ましい。
バリアの厚さを、顕微鏡、走査電子顕微鏡(SEM)または当業界で周知のその他の適切な測定方法を使用して測定してもよい。
バリア、第一の保持フィンガー、および含まれる場合は第二の保持フィンガーは、点火中および燃焼中、可燃性熱源が達した温度で実質的に熱安定した任意の適切な材料または材料の組み合わせから形成しうる。
バリア、第一の保持フィンガー、および含まれる場合は第二の保持フィンガーは、1つ以上の金属材料で形成されることが好ましい。そこからバリア、第一の保持フィンガー、および含まれる場合は第二の保持フィンガーを形成しうる好ましい材料には、銅、アルミニウム、ステンレス鋼、および合金が含まれるが、これに限定されない。バリア、第一の保持フィンガー、および含まれる場合は第二の保持フィンガーは、アルミニウムまたはアルミニウム含有合金で形成されることが最も好ましい。特に好ましい実施形態において、バリアは高温アルミニウム合金で形成される。
以下にさらに詳細に記述するように、バリア、第一の保持フィンガー、および含まれる場合は第二の保持フィンガーは、打ち抜き加工してバリア、第一の保持フィンガー、および含まれる場合は第二の保持フィンガーを形成することができる層状材料で形成されることが好ましい。このような実施形態において、バリアおよび第一の保持フィンガーは可燃性熱源の後端を覆う「凸状のキャップ」を形成する。有利にも、これは「凸状キャップ」によって覆われた可燃性熱源の後端面の周辺の構造剛性を増加させる。有利なことに、これは可燃性熱源の分裂のリスクも低減する。ホルダーが複数の第二の保持フィンガーをさらに備える場合、バリアおよび第二の保持フィンガーもエアロゾル形成基体の前端を覆う「凸状キャップ」を形成する。
可燃性熱源の後端面がバリアに隣接することが好ましい。
本明細書に使用される場合、「隣接する」という用語は、別の構成要素、または構成要素の部分に直に接触する構成要素、または構成要素の部分を記述するために使用される。
一定の実施形態において、バリアは可燃性熱源の後端面に接着されるかまたは別の方法で貼り付けられてもよい。
別の方法としてまたは追加的に、第一の保持フィンガーは可燃性熱源の周辺に接着されるかまたは別の方法で貼り付けられてもよい。
別の方法としてまたは追加的に、ホルダーが複数の第二の保持フィンガーをさらに備える場合、第二の保持フィンガーはエアロゾル形成基体の周辺に接着されるかまたは別の方法で貼り付けられてもよい。
バリアおよび第一の保持フィンガーが層状材料で形成される場合、バリアおよび第一の保持フィンガーのうちの一方または両方を可燃性熱源へと接着するために接着剤を層状材料に予め塗布してもよい。バリアおよび第一の保持フィンガーのうちの一方または両方を形成する層状材料のすべてまたは一部分に接着剤を塗布してもよい。
別の方法としてまたは追加的に、ホルダーが複数の第二の保持フィンガーをさらに備える場合、第二の保持フィンガーをエアロゾル形成基体に接着するために層状材料に接着剤を予め塗布してもよい。第二の保持フィンガーを形成する層状材料のすべてまたは一部分に接着剤を塗布してもよい。
接着剤を、スプレーガン、ローラー、スロットガン、またはこれらの組み合わせを含むがこれに限定されない任意の好適な手段を使用して、層状材料に予め塗布してもよい。
可燃性熱源は可燃性炭素質熱源であることが好ましい。本明細書に使用される場合、「炭素質の」という用語は、炭素を含む可燃性熱源、粒子状の構成要素、および粒子状材料を記述するために使用される。
可燃性熱源は、炭素含有量が可燃性熱源の乾燥質量で少なくとも約35パーセントの可燃性炭素質熱源であることが好ましく、少なくとも約40パーセントの可燃性炭素質熱源であることがより好ましく、少なくとも約45パーセントの可燃性炭素質熱源であることが最も好ましい。
いくつかの実施形態において、可燃性熱源は可燃性炭素ベース熱源である。本明細書に使用される場合、「炭素ベース」という用語は、主に炭素から成る可燃性熱源であって、炭素含有量が少なくとも約50パーセントである可燃性熱源を記述するために使用される。例えば、可燃性熱源は、炭素含有量が可燃性熱源の乾燥質量で、少なくとも約60パーセント、または少なくとも約70パーセント、もしくは少なくとも約80パーセントである可燃性炭素ベース熱源であってもよい。
可燃性熱源が可燃性炭素質熱源である場合、可燃性熱源は1つ以上の好適な炭素含有材料から形成されてもよい。
1つ以上の結合剤を、1つ以上の炭素含有材料と組み合わせてもよい。このような実施形態において、可燃性熱源は、1つ以上の有機結合剤、1つ以上の無機結合剤、または1つ以上の有機結合剤と1つ以上の無機結合剤との組み合わせを含みうる。
適切な有機結合剤は、ゴム(例えば、グアーガムなど)、修飾されたセルロースおよびセルロース誘導体(例えば、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースおよびヒドロキシプロピルメチルセルロースなど)、小麦粉、デンプン、糖、植物性油脂およびこれらの組み合わせを含むが限定されない。
適切な無機結合剤は、粘土(例えば、ベントナイトおよびカオリナイトなど)、アルミノケイ酸塩誘導体(例えば、セメント、アルカリ賦活アルミノケイ酸塩など)、アルカリケイ酸塩(例えば、ナトリウムケイ酸塩およびカリウムケイ酸塩など)、石灰石誘導体(例えば、石灰および消石灰など)、アルカリ土類化合物および誘導体(例えば、マグネシアセメント、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム、リン酸カルシウム、およびリン酸二カルシウムなど)、アルミニウム化合物および誘導体(例えば、硫酸アルミニウムなど)、およびその組み合わせを含むが、これに限定されない。
1つ以上の結合剤の代わりに、またはそれに加えて、可燃性熱源は、可燃性熱源の特性を改善するために1つ以上の添加剤を含みうる。適切な添加剤は、可燃性熱源の圧密を促進する添加剤(例えば、焼結助剤)、可燃性熱源の点火を促進する添加剤(例えば、過塩素酸塩、塩素酸塩、硝酸塩、過酸化物、過マンガン酸塩、ジルコニウムおよびその組み合わせなどの酸化剤)、可燃性熱源の燃焼を促進する添加剤(例えば、カリウム、およびクエン酸カリウムなどのカリウム塩)、ならびに可燃性熱源の燃焼によって生成される1つ以上のガスの分解を促進する添加剤(例えば、CuO、Fe23およびAl23などの触媒)を含むが、これに限定されない。
可燃性熱源は、炭素および少なくとも一つの点火補助剤を含むことが好ましい。一定の好ましい実施形態において、可燃性熱源は、WO−A1−2012/164077号に記載されているように、炭素および少なくとも一つの点火補助剤を含む。
本明細書に使用される場合、「点火補助剤」という用語は、エネルギーおよび酸素の一方または両方の材料による放出速度が周囲酸素の有限拡散でない、可燃性熱源の点火中にエネルギーおよび酸素の一方または両方を放出する材料を意味するために使用される。言い換えれば、可燃性熱源の点火中の材料によるエネルギーおよび酸素の一方または両方の放出速度は、周囲酸素が材料に到達できる速度に非依存的である。本明細書に使用される場合、「点火補助剤」という用語は、可燃性炭素質熱源の点火中にエネルギーを放出する元素金属を意味するためにも使用され、元素金属の点火温度は、約500℃より低く、元素金属の燃焼の熱は少なくとも約5kJ/gである。
本明細書に使用される場合、「点火補助剤」という用語は、カルボン酸のアルカリ金属塩(クエン酸アルカリ金属塩、酢酸アルカリ金属塩およびコハク酸アルカリ金属塩など)、ハロゲン化アルカリ金属塩(アルカリ金属塩化物塩など)、アルカリ金属炭酸塩またはアルカリ金属リン酸塩のアルカリ金属塩を含まず、これらは炭素燃焼を修飾すると考えられる。このようなアルカリ金属燃焼塩は、可燃性炭素質熱源の全重量に対して大量に存在するときにさえ、可燃性炭素質熱源の点火中に十分なエネルギーを放出せず、可燃性炭素質熱源を含む喫煙物品の吸い始めの間に許容されるエアロゾルを産生する。
好適な点火補助剤の例としては、可燃性熱源の点火に際して酸素と発熱性の反応をするエネルギー物質(例えば、アルミニウム、鉄、マグネシウム、およびジルコニウムなど)、可燃性熱源の点火に際して互いに反応してエネルギーを放出する、テルミットまたは還元剤(例えば、金属など)および酸化剤(例えば、金属酸化物)を含むテルミット複合体、可燃性熱源の点火に際して発熱性の反応をする材料(例えば、金属間材料およびバイメタル材料、金属炭化物および金属水素化物)、ならびに可燃性熱源の点火に際して、分解されて酸素を放出する酸化剤が挙げられるがこれに限定されない。
適切な酸化剤の例は、硝酸塩、例えば硝酸カリウム、硝酸カルシウム、硝酸ストロンチウム、硝酸ナトリウム、硝酸バリウム、硝酸リチウム、硝酸アルミニウムおよび硝酸鉄など;亜硝酸塩;その他の有機および無機ニトロ化合物;塩素酸塩、例えば塩素酸ナトリウムおよび塩素酸カリウムなど;過塩素酸塩、例えば過塩素酸ナトリウムなど;亜塩素酸塩;臭素酸塩、例えば臭素酸ナトリウムおよび臭素酸カリウムなど;過臭素酸塩;亜臭素酸;ホウ酸塩、例えばホウ酸ナトリウムおよびホウ酸カリウムなど;鉄酸塩、例えば鉄酸バリウムなど;亜鉄酸塩;マンガン酸塩、例えばマンガン酸カリウムなど;過マンガン酸塩、例えば、過マンガン酸カリウムなど;有機過酸化物、例えば過酸化ベンゾイルおよび過酸化アセトンなど;無機過酸化物、例えば過酸化水素、過酸化ストロンチウム、過酸化マグネシウム、過酸化カルシウム、過酸化バリウム、過酸化亜鉛および過酸化リチウムなど;超酸化物、例えば超酸化カリウムおよび超酸化ナトリウムなど;ヨウ素酸塩;過ヨウ素酸塩;亜ヨウ素酸塩;硫酸塩;亜硫酸塩;その他のスルホキシド;リン酸塩;ホスフィン酸塩;亜リン酸塩;および亜ホスフィン酸塩を含むが限定されない。
可燃性熱源は、1つ以上の結合剤および含まれる場合はその他の任意の添加剤と1つ以上の炭素含有材料を混合し、所望の形に混合物を形成することによって形成されることが好ましい。1つ以上の炭素含有材料、1つ以上の結合剤および随意のその他の添加剤を含む混合物は、例えばスリップキャスティング、押出、射出成形および型圧縮またはプレスなどの任意の適切な周知のセラミック形成方法を使用して、所望の形に予め成形されうる。
可燃性熱源は、プレス工程または押出工程により形成されることが好ましい。可燃性熱源は、プレス工程により形成されることが最も好ましい。
1つ以上の炭素含有材料、1つ以上の結合剤およびその他の任意選択の添加物の混合物は、円筒形のロッドに成形されることが好ましい。しかし、1つ以上の炭素含有材料、1つ以上の結合剤およびその他の任意選択の添加剤の混合物をその他の所望の形に成形してもよいことが認識されるであろう。
形成後、円筒形のロッドまたはその他の所望の形状を乾燥させてその含水量を低減させることが好ましい。
可燃性熱源は、単一の層を備えうる。別の方法として、可燃性熱源は、複数の層を含む複数層の可燃性熱源としうる。
可燃性熱源の見掛け密度は、約0.8g/cm3〜約1.1g/cm3であることが好ましい。
可燃性熱源の質量は約300mg〜約500mgであることが好ましく、約400mg〜約450mgであることがより好ましい。
可燃性熱源の長さは約7mm〜約17mmであることが好ましく、約7mm〜約15mmであることがより好ましく、約7mm〜約13mmであることが最も好ましい。
本発明による可燃性熱源の直径は、約5mm〜約9mmであることが好ましく、約7mm〜約8mmであることがさらに好ましい。
本明細書に使用される場合、「直径」という用語は、可燃性熱源または喫煙物品の横断方向での最大寸法を意味する。本明細書に使用される場合、「半径方向」および「横断方向」という用語は、長軸方向に対して垂直な方向を記述するために使用される。すなわち、可燃性熱源の向かい合った前面と後面との間の方向、および喫煙物品の近位端と向かい合った遠位端との間の方向に垂直な方向である。
可燃性熱源の直径は実質的に一様であることが好ましい。ところが、可燃性熱源は、別の方法として、可燃性熱源の前端面と後端面のうちの一方の直径がその前端面と後端面のうちのもう一方の直径より大きくなるような先細りであってもよい。例えば、本発明による可燃性熱源は、可燃性熱源の後端面の直径が、可燃性熱源の前端面の直径より大きくなるような先細りであってもよい。
可燃性熱源は実質的に円筒形であることが好ましい。可燃性熱源は、実質的に円形断面または実質的に楕円形断面の円筒形可燃性熱源であってもよい。
特に好ましい実施形態において、可燃性熱源は実質的に円形断面の実質的に円筒可燃性熱源である。
可燃性熱源は、非ブラインド可燃性熱源であってもよい。本発明による可燃性熱源は、非ブラインド可燃性熱源であってもよい。本明細書に使用される場合、「非ブラインド」という用語は可燃性熱源を記述するために使用され、少なくとも一つの開口部がバリア内に提供され、また可燃性熱源は、可燃性熱源の前端面から、可燃性熱源の後端面まで延びる少なくとも一つの気流チャネルを含む。
本明細書に使用される場合、「気流チャネル」という用語は、ユーザーによる吸入のために引き出されうる空気が通る可燃性熱源の長さに沿って延びるチャネルを記述するために使用される。
可燃性熱源が非ブラインド可燃性熱源である場合、バリア内に提供される少なくとも一つの開口部は、空気が可燃性熱源の長さに沿ってユーザーが吸入するための少なくとも一つの気流チャネルを通して引き込まれることを許容する。
非ブラインド可燃性熱源を含む本発明による喫煙物品において、エアロゾル形成基体の加熱は、伝導および強制対流によって生じる。
1つ以上の気流チャネルは1つ以上の密閉された気流チャネルを含んでもよい。
本明細書に使用される場合、「密閉される」という用語は、非ブラインド可燃性熱源の内部を通って延び、非ブラインド可燃性熱源によって囲まれる気流チャネルを記述するために使用される。
別の方法としてまたは追加的に、1つ以上の気流チャネルは1つ以上の密閉されていない気流チャネルを含んでもよい。例えば、1つ以上の気流チャネルは1つ以上の溝、または非ブラインド可燃性熱源の外部に沿って延びるその他の密閉されていない気流チャネルを含んでもよい。
1つ以上の気流チャネルは1つ以上の密閉された気流チャネル、または1つ以上の密閉されていない気流チャネルもしくはそれらの組み合わせを含んでもよい。
一定の実施形態において、可燃性熱源は、1つ、2つ、または3つの気流チャネルを含む非ブラインド可燃性熱源であってもよい。
一定の実施形態において、可燃性熱源は単一の気流チャネルを備える非ブラインド可燃性熱源である。
一定の実施形態において、可燃性熱源は単一の実質的に中央のまたは軸方向の気流チャネルを備える非ブラインド可燃性熱源である。このような実施形態において、単一の気流チャネルの直径は約1.5mm〜約3mmであるのが好ましい。
当然のことながら、ユーザーによる吸入のために引き出されうる空気が通る1つ以上の気流チャネルに加えて、可燃性熱源が非ブラインド可燃性熱源である場合、非ブラインド可燃性熱源は、空気がこれを通ってユーザーによる吸入のために引き出されない1つ以上の閉じた、または遮断された通路も含んでもよい。
例えば、非ブラインド可燃性熱源は、非ブラインド可燃性熱源の前端面から非ブラインド可燃性熱源の後端面まで延びる1つ以上の気流チャネル、および非ブラインド可燃性熱源の前端面から非ブラインド可燃性熱源の長さに沿って途中までのみ延びる1つ以上の閉じた通路を含んでもよい。
1つ以上の閉じた空気通路を含むことによって、空気からの酸素に曝露される非ブラインド可燃性熱源の表面積を増加させ、有利にも、可燃性熱源の点火および燃焼の持続を容易にしうる。
可燃性熱源が非ブラインド可燃性熱源である場合、非ブラインド可燃性熱源と1つ以上の気流チャネルとの間に追加的なバリアが提供されうる。
非ブラインド可燃性熱源と1つ以上の気流チャネルの間にある追加的なバリアは、有利にも、吸い込まれた空気が1つ以上の気流チャネルを通って通過するにつれて、非ブラインド可燃性熱源の点火中および燃焼中に形成される燃焼および分解生成物が、1つ以上の気流チャネルを通って喫煙物品に吸い込まれる空気に入ることを実質的に阻止または抑制しうる。
また、非ブラインド可燃性熱源と1つ以上の気流チャネルとの間の追加的なバリアを含むことによって、有利にもユーザーがたばこを吸う間、非ブラインド可燃性熱源の燃焼の活性化を実質的に阻止または抑制しうる。これは、ユーザーがたばこを吸う間、喫煙物品のエアロゾル形成基体の温度におけるスパイクを実質的に阻止または抑制しうる。
非ブラインド可燃性熱源の燃焼の活性化を阻止または抑制し、そのようにしてエアロゾル形成基体における過剰な温度上昇を阻止または抑制することによって、激しくたばこを吸う状況下でエアロゾル形成基体の燃焼または熱分解は有利に回避されうる。加えて、主流エアロゾルの組成物へのユーザーのたばこを吸う状況の影響は、有利に最小にされ、または減少されうる。
追加的なバリアは不燃性であることが好ましい。
追加的なバリアは実質的に不通気性であることが好ましい。
追加的なバリアは、非ブラインド可燃性熱源に接着されてもよく、または別の方法で貼り付けられてもよい。
一定の実施形態において、追加的なバリアは1つ以上の気流チャネルの内側表面上に提供される不燃性の実質的に不通気性のバリア被覆を含む。このような実施形態において、追加的なバリアは1つ以上の気流チャネルの少なくとも実質的に内側表面全体上に提供されるバリア被覆を含むことが好ましい。追加的なバリアは1つ以上の気流チャネルの内側表面全体上に提供されるバリア被覆を含むことがより好ましい。
本明細書で使用される場合、「バリア被覆」という用語は、可燃性熱源を覆いそれに接着するバリア材料の層を記述するために使用される。
他の実施形態において、追加的なバリアは1つ以上の気流チャネルの中へのライナーの挿入によって提供されてもよい。例えば、1つ以上の気流チャネルが非ブラインド可燃性熱源の内部を通って延びる1つ以上の密閉された気流チャネルを含む場合、不燃性の実質的に不通気性の中空管は1つ以上の気流チャネルのそれぞれに挿入されてもよい。
喫煙物品の所望の特徴および性能に応じて、追加的なバリアは熱伝導率が低くてもよく、または熱伝導性が高くてもよい。追加的なバリアは熱伝導率が低いことが好ましい。
追加的なバリアの厚さを良好な喫煙性能を達成するように適切に調節してもよい。一定の実施形態において、追加的なバリアの厚さは約30マイクロメートル〜約200マイクロメートルであってもよい。好ましい実施形態において、追加的なバリアは約30マイクロメートル〜約100マイクロメートルの厚さである。
追加的なバリアは、実質的に熱安定しており、その点火中および燃焼中に非ブラインド可燃性熱源によって達成される温度にて不燃性である1つ以上の適切な材料から形成されてもよい。適切な材料は当業界で周知であり、例えば粘土、金属酸化物(酸化鉄、アルミナ、チタニア、シリカ、シリカ−アルミナ、ジルコニアおよびセリアなど)、ゼオライト、リン酸ジルコニウム、およびその他のセラミック材料またはこれらの組み合わせを含むが限定されない。
追加的なバリアを形成しうる好ましい材料は粘土、ガラス、アルミニウム、酸化鉄およびこれらの組み合わせを含む。所望に応じて、二酸化炭素への一酸化炭素の酸化を促進する原料成分などの触媒原料成分が、追加的なバリアに組み込まれてもよい。適切な触媒原料成分は、例えば、白金、パラジウム、遷移金属およびこれらの酸化物を含むが限定されない。
追加的なバリアが1つ以上の気流チャネルの内側表面上に提供されるバリア被覆を含む場合、バリア被覆はUS−A−5,040,551号に記述された方法などの任意の適切な方法によって、1つ以上の気流チャネルの内側表面に塗布されてもよい。例えば、1つ以上の気流チャネルの内部表面は、バリア被覆の溶液または懸濁液で吹き付けられ、濡らされ、または塗装されてもよい。一定の好ましい実施形態において、バリア被覆は、非ブラインド可燃性熱源が押し出されるにつれて、WO−A2−2009/074870に記述される工程によって1つ以上の気流チャネルの内側表面に塗布される。
可燃性熱源は、ブラインド可燃性熱源であることが好ましい。本明細書に使用される場合、「ブラインド」という用語は、可燃性熱源の前端面から後端面まで延びるいかなる気流チャネルも含まない可燃性熱源を記述するために使用される。本明細書に使用される場合、「ブラインド」という用語は、可燃性熱源の前端面から可燃性熱源の後端面まで延びる1つ以上の気流チャネルを含む可燃性熱源を記述するためにも使用され、バリアは、空気が可燃性熱源の長さに沿って1つ以上の気流チャネルを通して引き出されるのを防止する。
ブラインド可燃性熱源を含む本発明による喫煙物品において、ブラインド可燃性熱源からエアロゾル形成基体への熱伝達は、伝導によって主に生じ、強制対流によるエアロゾル形成基体の加熱は最小にされる、または減少される。
このような実施形態において、使用時、ユーザーによる吸入のための喫煙物品を通して吸い込まれる空気は、ブラインド可燃性熱源の長さに沿ったいかなる気流チャネルも通過しない。ブラインド可燃性熱源を通しての任意の気流チャネルの欠如は、ユーザーがたばこを吸う間のブラインド可燃性熱源の燃焼の活性化を有利に実質的に阻止または抑制する。これは、ユーザーがたばこを吸う間、エアロゾル形成基体の温度におけるスパイクを実質的に阻止または抑制する。
ブラインド可燃性熱源の燃焼の活性化を阻止または抑制すること、およびそのようにしてエアロゾル形成基体における過剰な温度上昇を阻止または抑制することによって、激しくたばこを吸う状況下でエアロゾル形成基体の燃焼または熱分解が有利に回避されうる。加えて、主流エアロゾルの組成物へのユーザーのたばこを吸う状況の影響は、有利に最小にされ、または減少されうる。
また、ブラインド可燃性熱源の封入は、ブラインド可燃性熱源の点火中および燃焼中に形成される燃焼および分解生成物並びにその他の材料が、その使用中に喫煙物品を通して吸い込まれる空気に入るのを有利に実質的に阻止または抑制しうる。
当然のことながら、可燃性熱源がブラインド可燃性熱源である場合、ブラインド可燃性熱源は、空気がこれを通ってユーザーによる吸入のために引き出されない1つ以上の閉じた、または閉鎖された通路も含んでもよい。
例えば、ブラインド可燃性熱源は、ブラインド可燃性熱源の前端面からブラインド可燃性熱源の長さに沿って途中までのみ延びる1つ以上の閉じた通路を含んでもよい。
1つ以上の閉じた空気通路の封入は、空気からの酸素に曝露されるブラインド可燃性熱源の表面積を増加させ、ブラインド可燃性熱源の点火および燃焼の持続を有利に容易にしうる。
本発明による可燃性熱源組立品は、ホルダーを予め形成し、可燃性熱源を予め形成し、そして次に可燃性熱源をホルダーの中へと挿入することによって製造してもよい。第一の保持フィンガーがバリアから可燃性熱源の前端面を超えて延びる場合、可燃性熱源がホルダーの中へと挿入された後、可燃性熱源の前端面を係合するために、第一の保持フィンガーの遠位端は内向きに屈曲され、折り曲げられ、または別の方法で角度を付けられる場合がある。
ホルダーが複数の第二の保持フィンガーをさらに備える場合、方法は、エアロゾル形成基体を予め形成すること、およびエアロゾル形成基体をホルダーの中へ挿入することも含みうる。第二の保持フィンガーがバリアからエアロゾル形成基体の後端面を超えて延びる場合、第二の保持フィンガーの近位端は、エアロゾル形成基体がホルダーの中へと挿入された後、エアロゾル形成基体の後端面を係合するために内向きに屈曲され、折り曲げられ、または別の方法で角度を付けられてもよい。
あるいは、本発明による可燃性熱源組立品は、ホルダーを予め形成し、そして次に可燃性熱源をホルダーの中へと形成することによって製造してもよい。
本発明によると、本発明による可燃性熱源組立品の製造方法が提供され、方法は、層状材料から一片のブランク材を打ち抜き加工することと、開口部を持つくぼみを画定するモールドを提供することと、開口部をブランク材で覆うことと、開口部を通してくぼみの中へとパンチを挿入することによってバリアおよびバリアからくぼみの周辺に沿って延びる複数の第一の保持フィンガーを備える不燃性ホルダーを形成するようにブランク材を成形することと、1つ以上の粒子状の構成要素をホルダーの中へと配置することと、可燃性熱源をホルダー内に形成するように1つ以上の粒子状の構成要素を圧縮することと、を含み、バリアは可燃性熱源の後端面に隣接し、また第一の保持フィンガーはバリアから可燃性熱源の外部に沿って延びる。
本明細書に使用される場合、「粒子状の構成要素」という用語は、粉末および顆粒を含むが限定されない任意の流動性のある粒子状材料または粒子状材料の組み合わせを記述するために使用される。本発明による方法で使用される粒子状の構成要素は、異なるタイプの2種以上の粒子状材料を含みうる。別の方法としてまたは追加的に、本発明の方法で使用される粒子状の構成要素は、異なる組成の2種以上の粒子状材料を含みうる。
本明細書に使用される場合、「異なる組成」という用語は、異なる化合物から、または異なる化合物の組み合わせから、または化合物の同一の組み合わせの異なる処方から形成された材料または構成要素を意味するために使用される。
一定の好ましい実施形態において、ホルダー内に可燃性熱源を形成するために1つ以上の粒子状の構成要素を圧縮する工程は、ホルダーを形成するようにブランク材を成形するために使用される同一のモールド内で実施される。
このような実施形態において、方法は、層状材料から一片のブランク材を打ち抜き加工することと、第一の開口部を持つ第一のくぼみを画定する第一のモールドを提供することと、第一の開口部をブランク材で覆うことと、第一の開口部を通して第一のくぼみの中へとパンチを挿入することによってバリアおよびバリアから第一のくぼみの周辺に沿って延びる複数の第一の保持フィンガーを備える不燃性ホルダーを形成するようにブランク材を成形することと、1つ以上の粒子状の構成要素を第一の開口部を通して第一のくぼみの中のホルダー内に配置することと、可燃性熱源をホルダー内に形成するように1つ以上の粒子状の構成要素を圧縮することであって、バリアは可燃性熱源の後端面に隣接し、パンチを第一の開口部を通して第一のくぼみの中へと挿入することによって第一の保持フィンガーはバリアから可燃性熱源の外部に沿って延びることと、可燃性熱源および不燃性ホルダーを第一のモールドから排出することと、を含む。
方法は、可燃性熱源および不燃性ホルダーをモールドから第一の開口部を通して排出することを含むことが好ましい。
ホルダー内に可燃性熱源を形成するために1つ以上の粒子状の構成要素を圧縮する工程は、ホルダーを形成するようにブランク材を成形するために使用されるものと同一のパンチを使用して実施されうる。すなわち、方法は、層状材料から一片のブランク材を打ち抜き加工することと、第一の開口部を持つ第一のくぼみを画定する第一のモールドを提供することと、第一の開口部をブランク材で覆うことと、第一のパンチを第一の開口部を通して第一のくぼみの中へと挿入することによってバリアおよびバリアから第一のくぼみの周辺に沿って延びる複数の第一の保持フィンガーを備える不燃性ホルダーを形成するようにブランク材を成形することと、1つ以上の粒子状の構成要素を第一の開口部を通して第一のくぼみの中のホルダー内に配置することと、可燃性熱源をホルダー内に形成するように1つ以上の粒子状の構成要素を圧縮することであって、バリアが可燃性熱源の後端面に隣接し、第一のパンチを第一の開口部を通して第一のくぼみの中へと挿入することによって第一の保持フィンガーがバリアから可燃性熱源の外部に沿って延びることと、可燃性熱源および不燃性ホルダーを第一のモールドから排出することと、を含んでもよい。
第一のくぼみおよび第一のパンチは円筒形であり、対応する実質的に円形断面であることが好ましい。別の方法として、第一のくぼみおよび第一のパンチは円筒形であり、対応する実質的に楕円形断面でもよい。
第一のパンチは上部パンチであることが好ましい。このような実施形態において、ホルダーおよび可燃性熱源は、第一のパンチを第一の開口部を通して下向きに、第一のモールドの上端部に位置する第一のくぼみの中へと挿入することによって形成される。
方法は、第一のパンチを第一の開口部を通して第一のモールドから取り外し、第一のパンチが第一のモールドから取り外される方向と実質的に反対の方向に第一のモールドを移動させることによって、可燃性熱源および不燃性ホルダーを第一の開口部を通して第一のモールドから取り出すことを含みうる。
別の方法として、ホルダー内に可燃性熱源を形成するために1つ以上の粒子状の構成要素を圧縮する工程は、ホルダーを形成するようにブランク材を成形するために使用されるものと異なるパンチを使用して実施されうる。すなわち、方法は、層状材料から一片のブランク材を打ち抜き加工することと、第一の開口部を持つ第一のくぼみを画定する第一のモールドを提供することと、第一の開口部をブランク材で覆うことと、第一のパンチを第一の開口部を通して第一のくぼみの中へと挿入することによってバリアおよびバリアからくぼみの周辺に沿って延びる複数の第一の保持フィンガーを備える不燃性ホルダーを形成するようにブランク材を成形することと、1つ以上の粒子状の構成要素を第一の開口部を通して第一のくぼみの中のホルダー内に配置することと、可燃性熱源をホルダー内に形成するように1つ以上の粒子状の構成要素を圧縮することであって、バリアが可燃性熱源の後面に隣接し、第二のパンチを第一の開口部を通して第一のくぼみの中へと挿入することによって第一の保持フィンガーがバリアから可燃性熱源の外部に沿って延びることと、可燃性熱源および不燃性ホルダーを第一のモールドから排出することと、を含んでもよい。
第一のくぼみ、第一のパンチ、および第二のパンチは円筒形であり、対応する実質的に円形断面であることが好ましい。別の方法として、第一のくぼみ、第一のパンチ、および第二のパンチは円筒形であり、対応する実質的に楕円形断面でもよい。
第一のパンチおよび第二のパンチは上部パンチであることが好ましい。このような実施形態において、ホルダーおよび可燃性熱源は、第一のパンチおよび第二のパンチをそれぞれ第一のモールドの上端部に位置する第一の開口部を通して第一のくぼみの中へと下向きに挿入することによって形成される。
方法は、第二のパンチを第一の開口部を通して第一のモールドから取り外し、第二のパンチが第一のモールドから取り外される方向と実質的に反対の方向に第一のモールドを移動させることによって、可燃性熱源および不燃性ホルダーを第一の開口部を通して第一のモールドから取り出すことを含みうる。
代替的な実施形態において、ホルダー内に可燃性熱源を形成するために1つ以上の粒子状の構成要素を圧縮する工程は、ホルダーを形成するようにブランク材を成形するために使用されるものとは異なるモールド内で実施される。
このような実施形態において、方法は、層状材料から一片のブランク材を打ち抜き加工することと、第一の開口部を持つ第一のくぼみを画定する第一のモールドを提供することと、第一の開口部をブランク材で覆うことと、パンチを第一の開口部を通して第一のくぼみの中へと挿入することによってバリアおよびバリアから第一のくぼみの周辺に沿って延びる複数の第一の保持フィンガーを備える不燃性ホルダーを形成するようにブランク材を成形することと、第一のモールドからホルダーを排出することと、第二の開口部を持つ第二のくぼみを画定する第二のモールドを提供することと、第二のくぼみの中にホルダーを配置することと、1つ以上の粒子状の構成要素を第二の開口部を通して第二のくぼみの中のホルダー内に配置することと、可燃性熱源をホルダー内に形成するように1つ以上の粒子状の構成要素を圧縮することであって、バリアが可燃性熱源の後端面に隣接し、第二のパンチを第二の開口部を通して第二のくぼみの中へと挿入することによって第一の保持フィンガーがバリアから可燃性熱源の外部に沿って延びることと、可燃性熱源および不燃性ホルダーを第二のモールドから排出することと、を含む。
第一のくぼみ、第一のパンチ、第二のくぼみ、および第二のパンチは円筒形であり、対応する実質的に円形断面であることが好ましい。別の方法として、第一のくぼみ、第一のパンチ、第二のくぼみ、および第二のパンチは円筒形であり、対応する実質的に楕円形断面でもよい。
第一のパンチおよび第二のパンチは上部パンチであることが好ましい。このような実施形態において、ホルダーは、第一のパンチを下向きに、第一のモールドの上端部に位置する第一の開口部を通して第一のくぼみの中へと挿入することによって形成され、また可燃性熱源は、第二のパンチを下向きに、第二のモールドの上端部に位置する第二の開口部を通して第二のくぼみの中へと挿入することによって形成される。
方法は、第二のパンチを第二の開口部を通して第二のモールドから取り外し、第二のパンチが第二のモールドから取り外される方向と実質的に反対の方向に第二のモールドを移動させることによって、可燃性熱源および不燃性ホルダーを第二のモールドから第二の開口部を通して取り出すことを含みうる。
第一の保持フィンガーがバリアから可燃性熱源の前端面を超えて延びる場合、方法は、可燃性熱源の前端面を係合するために第一の保持フィンガーの遠位端を内向きに折り曲げることをさらに備える場合がある。
ホルダーが複数の第二の保持フィンガーをさらに備える場合、方法は、エアロゾル形成基体を予め形成することと、ホルダーのバリアから延びる複数の第二の保持フィンガーを形成するためにブランク材を成形することと、エアロゾル形成基体をホルダーの中へと挿入することと、を含みうる。
第二の保持フィンガーがバリアからエアロゾル形成基体の後端面を超えて延びる場合、方法は、エアロゾル形成基体の後端面を係合するために第二の保持フィンガーの近位端を内向きに折り曲げることをさらに含みうる。
方法は、1つ以上の粒子状の構成要素を、重力供給式ホッパーを使用して第一のくぼみまたは第二のくぼみの中に配置することを含むことが好ましい。一定の実施形態において、方法は、1つ以上の粒子状の構成要素を第一のくぼみまたは第二のくぼみの中に配置するために、ホッパーを第一のくぼみの第一の開口部または第二のくぼみの第二の開口部上方にそれぞれ進め、次にホッパーを第一のくぼみの第一の開口部または第二のくぼみの第二の開口部から引き戻す工程を含む。
一定の実施形態において、方法は、ホッパーを第一のくぼみの第一の開口部または第二のくぼみの第二の開口部の上方に進める工程の間に第一のモールドまたは第二のモールドから排出された以前に製造された可燃性熱源組立品を、ホッパーを使用して取り外す工程を含みうる。
一定の実施形態において、ホッパーは、出口が第一のくぼみの第一の開口部または第二のくぼみの第二の開口部の上方に来るまで第一のモールドまたは第二のモールドに対して実質的に密封されている、1つ以上の粒子状の構成要素を分配するための出口を含みうる。
本明細書に使用される場合、「密封」という用語は、ホッパー内に含まれている粒子状の物質が出口を通してホッパーから出るのを阻止されることを意味するために使用される。
複数の可燃性熱源組立品の同時製造ができるようにするために、方法は、対応する第一のパンチを各々提供された複数の第一のモールド、対応する第一のパンチおよび対応する第二のパンチを各々提供された複数の第一のモールド、または対応する第一のパンチを各々提供された複数の第一のモールドおよび対応する第二のパンチを各々提供された複数の第二のモールドを提供することを含みうる。
複数のモールドは、単一の列または複数の列で供給されうる。
別の方法として、本発明の方法は、連続的に回転する複数のくぼみ、いわゆる「タレットプレス」を使用して実施されうる。このような実施形態において、複数のモールドが中心軸の周りを回転し、1つ以上の粒子状の構成要素がホッパーを使用してその開口部を通してモールドのくぼみに入れられる。
方法は、層状材料から一片のブランク材を打ち抜き加工する前に層状材料に接着剤を塗布することをさらに含みうる。接着剤を、スプレーガン、ローラー、スロットガン、またはこれらの組み合わせを含むがこれに限定されない任意の好適な手段を使用して、層状材料に塗布してもよい。
一定の実施形態において、方法は接着剤が予め塗布されている層状材料から一片のブランク材を打ち抜き加工することをさらに備える。
あるいは、方法は、第一のモールドの第一の開口部をブランク材で覆う前に一片のブランク材に接着剤を塗布することをさらに含んでもよい。接着剤を、スプレーガン、ローラー、スロットガン、またはこれらの組み合わせを含むがこれに限定されない任意の好適な手段を使用して、ブランク材に塗布してもよい。
このような実施形態において、1つ以上の粒子状の構成要素を圧縮して可燃性熱源を形成することで、バリアを可燃性熱の後端面に接着する。
本発明の方法は、ブラインドまたは非ブラインドの可燃性熱源を備える可燃性熱源組立品を製造するために使用されうる。
本発明の方法は、単一の層を備える可燃性熱源を備える可燃性熱源組立品を製造するために使用されうる。あるいは、本発明の方法は、複数の層を備える多層可燃性熱源を備える可燃性熱源組立品を製造するために使用されうる。
例えば、2層可燃性熱源を備える可燃性熱源組立品を製造するために、本発明の方法は、第一の粒子状の構成要素および第二の粒子状の構成要素を第一のくぼみまたは第二のくぼみの中に配置することと、第一の粒子状の構成要素を圧縮して2層可燃性熱源のうちの第一の層を形成することと、第二の層を圧縮して2層可燃性熱源のうちの第二の層を形成することと、を含みうる。
エアロゾル形成基体は、少なくとも一つのエアロゾル形成体および加熱に反応して揮発性化合物を放出することができる材料を含むことが好ましい。エアロゾル形成基体は、湿潤剤、風味剤、結合剤およびそれらの混合物を含むがそれらに限定されない、その他の添加剤および成分を含んでもよい。
エアロゾル形成基体はニコチンを含むことが好ましい。エアロゾル形成基体は、たばこを含むことがより好ましい。
少なくとも一つのエアロゾル形成体は、使用時に、密度の高い安定したエアロゾルの形成を促進し、喫煙物品の使用温度で熱分解に対して実質的に抵抗のある任意の適切な既知の化合物または化合物の混合物としうる。適切なエアロゾル形成体は当業界で周知であり、例えば、多価アルコール、多価アルコールのエステル(グリセロールモノ、ジまたはトリアセタートなど)、およびモノ、ジまたはポリカルボン酸の脂肪族エステル(ドデカン二酸ジメチルおよびテトラデカン二酸ジメチルなど)を含む。本発明による喫煙物品における使用のための好ましいエアロゾル形成体は、トリエチレングリコール、1,3−ブタンジオール、および最も好ましいグリセリンなどの多価アルコールまたはこれらの混合物である。
加熱に反応して揮発性化合物を放射することができる材料は、植物由来材料の装填でもよい。加熱に反応して揮発性化合物を放射することができる材料は、均質化した植物由来材料の装填でもよい。例えば、エアロゾル形成基体は、植物に由来する1つ以上の材料を含んでもよく、たばこ、茶(例えば緑茶)、ハッカ、月桂樹、ユーカリ、バジル、セージ、ビジョザクラ、およびタラゴンを含むが限定されない。
加熱に反応して揮発性化合物を放射することができる材料は、たばこ由来材料の装填であることが好ましく、均質化したたばこ由来材料の装填であることが最も好ましい。
エアロゾル形成基体は、紙またはその他のラッパーによって取り囲まれる加熱に反応して揮発性化合物を発することができる材料を含むプラグまたはセグメントの形態としうる。前述のように、エアロゾル形成基体がこのようなプラグまたはセグメントの形態である場合、任意のラッパーを含むプラグまたはセグメントの全体はエアロゾル形成基体であると見なされる。
エアロゾル形成基体の長さは約5mm〜約20mmであることが好ましい。一定の実施形態において、エアロゾル形成基体は、約6mm〜約15mmの長さ、または約7mm〜約12mmの長さを持ちうる。
好ましい実施形態において、エアロゾル形成基体はプラグラップに包まれるたばこ由来材料のプラグを含む。特に好ましい実施形態において、エアロゾル形成基体はプラグラップに包まれる均質化したたばこ由来材料のプラグを含む。
本発明による喫煙物品は、エアロゾル形成基体の周辺の周りに1つ以上の第一の空気吸込み口を含みうる。
このような実施形態において、使用において、冷気は、第一の空気吸込み口を通って喫煙物品のエアロゾル形成基体に吸い込まれる。第一の空気吸込み口を通って喫煙物品のエアロゾル形成基体に引き出される空気は、エアロゾル形成基体から喫煙物品を通って下流に通過し、その近位端を通って喫煙物品を出る。
こうした実施形態において、ユーザーがたばこを吸う間、エアロゾル形成基体の周辺で1つ以上の第一の空気吸込み口を通って引き出された冷気は、エアロゾル形成基体の温度を有利に低下させる。これは、ユーザーがたばこを吸う間、エアロゾル形成基体の温度におけるスパイクを有利にも実質的に阻止または抑制する。
本明細書に使用される「冷気」という用語は、ユーザーがたばこを吸う際に可燃性熱源によって有意に加熱されない周囲空気を記述するために使用される。
エアロゾル形成基体の温度におけるスパイクを阻止または抑制することによって、エアロゾル形成基体の周辺の1つ以上の第一の空気吸込み口の封入は、激しくたばこを吸う状況下でエアロゾル形成基体の燃焼または熱分解を回避または低減するのを有利に助ける。加えて、エアロゾル形成基体の周辺の1つ以上の第一の空気吸込み口の封入は、本発明に従った喫煙物品の主流エアロゾルの組成物におけるユーザーのたばこを吸う状況の影響を最小にする、または減少させるのに有利に役立つ。
第一の空気吸込み口の数、形状、サイズおよび位置は、優れた喫煙性能を達成するように適切に調整されてもよい。
一定の実施形態において、エアロゾル形成基体の前端面は、バリアに隣接してもよい。
他の実施形態において、エアロゾル形成基体の前端面はバリアから間隙を介していてもよい。すなわち、エアロゾル形成基体の前端面とバリアとの間にはスペースまたは間隙があってもよい。
このような実施形態において、エアロゾル形成基体の周辺の1つ以上の第一の空気吸込み口の代わりに、またはこれに加えて、本発明による喫煙物品は、バリアとエアロゾル形成基体の前端面との間に1つ以上の第二の空気吸込み口を含んでもよい。使用において、冷気は、第二の空気吸込み口を通ってバリアとエアロゾル形成基体の前端面との間のスペースの中へと引き出される。第二の空気吸込み口を通ってバリアとエアロゾル形成基体の前端面との間のスペースの中へと引き出される空気は、バリアとエアロゾル形成基体との間のスペースから喫煙物品を通って下流に通過し、その近位端を通って喫煙物品を出る。
このような実施形態において、ユーザーがたばこを吸う間、バリアとエアロゾル形成基体の前端面との間の1つ以上の第二の空気吸込み口を通って吸い込まれる冷気は、本発明による喫煙物品のエアロゾル形成基体の温度を有利に低下させうる。これは、ユーザーがたばこを吸う間、本発明による喫煙物品のエアロゾル形成基体の温度におけるスパイクを有利に実質的に阻止または抑制しうる。
エアロゾル形成基体の周辺の1つ以上の第一の空気吸込み口と、バリアとエアロゾル形成基体の前端面との間の1つ以上の第二の入口のうちの一方または両方の代わりに、またはこれに加えて、本発明による喫煙物品はエアロゾル形成基体の下流にある1つ以上の第三の空気吸込み口をさらに備えうる。
バリアからエアロゾル形成基体の外部に沿って延びる複数の第二の保持フィンガーの代わりに、またはこれに加えて、本発明による喫煙物品は少なくともホルダーの後方部分および少なくともエアロゾル形成基体の前方部分の周りの1つ以上の熱伝導性要素をさらに備えうる。
本発明による喫煙物品は、エアロゾル形成基体の少なくともホルダーの後方部分および少なくともエアロゾル形成基体の前方部分の周りにあり、かつこれらの両方と直に接触する熱伝導性要素を含みうる。このような実施形態において、熱伝導性要素は、本発明による喫煙物品の可燃性熱源とエアロゾル形成基体との間に熱リンクを提供し、有利なことに容認可能なエアロゾルを提供するために可燃性熱源からエアロゾル形成基体への適切な熱伝達を容易にするのに役立つ。
別の方法としてまたは追加的に、本発明による喫煙物品は、熱伝導性要素と、ホルダーおよびエアロゾル形成基体のうちの一方または両方との間に直接接触がないように、ホルダーおよびエアロゾル形成基体のうちの一方または両方から間隙を介した熱伝導性要素を備えうる。
1つ以上の熱伝導性要素は、不燃性であることが好ましい。一定の実施形態において、1つ以上の熱伝導性要素は酸素制限性としうる。言い換えれば、1つ以上の熱伝導性要素は、熱伝導性要素を通る酸素の通過を抑制または抵抗しうる。
本発明による喫煙物品における使用のための適切な熱伝導性要素は、金属箔ラッパー、例えばアルミ箔ラッパー、鋼鉄ラッパー、鉄箔ラッパーおよび銅箔ラッパーなど、および金属合金箔ラッパーを含むが、これらに限定されない。
本発明による喫煙物品は、その近位端に位置するマウスピースを備えることが好ましい。
マウスピースは低濾過効率のマウスピースであることが好ましく、非常に低い濾過効率のマウスピースであることがより好ましい。マウスピースは単一のセグメントまたは構成要素マウスピースでもよい。あるいは、マウスピースは多分割または複数構成要素マウスピースでもよい。
マウスピースは、適切な周知の濾過材料を含む1つ以上のセグメントを含むフィルターを含んでもよい。適切な濾過材料は当業界で周知であり、酢酸セルロースおよび紙を含むが、これらに限定されない。別の方法としてまたは追加的に、マウスピースは吸収剤、吸着剤、風味剤、およびその他のエアロゾル変性剤および添加剤またはその組み合わせを含む1つ以上のセグメントを含みうる。
本発明による喫煙物品は、エアロゾル形成基体とマウスピースとの間に移動要素またはスペーサー要素をさらに含むことが好ましい。
移動要素はエアロゾル形成基体およびマウスピースの一方または両方に隣接してもよい。あるいは、移動要素はエアロゾル形成基体およびマウスピースの一方または両方から間隙を介していてもよい。
移動要素の封入は、可燃性熱源からエアロゾル形成基体への熱伝達によって生成されるエアロゾルの冷却を有利に可能にする。移動要素の封入は、喫煙物品の全長が、移動要素の長さの適切な選択により所望の値、例えば従来の紙巻たばこの長さに類似した長さに調整されるのも有利に可能にする。
移動要素は約7mm〜約50mmの長さ、例えば約10mm〜約45mmの長さ、または約15mm〜約30mmの長さを有してもよい。移動要素は、喫煙物品の所望の全長および喫煙物品内のその他の成分の存在および長さに応じて、その他の長さを有してもよい。
移動要素は少なくとも1つの開放端の管状中空体を含むことが好ましい。このような実施形態において、使用において、喫煙物品に吸い込まれる空気は、それがエアロゾル形成基体からマウスピースまで喫煙物品を通って下流に通過する時に、少なくとも1つの開放の管状中空体を通って通過する。
移動要素は、可燃性熱源からエアロゾル形成基体への熱の移動によって生成されるエアロゾルの温度で実質的に熱安定している1つ以上の適切な材料から形成される少なくとも1つの開放端の管状中空体を含んでいてもよい。適切な材料は当業界で周知であり、紙、ボール紙、プラスチック、このような酢酸セルロース、セラミックおよびこれらの組み合わせを含むが限定されない。
別の方法としてまたは追加的に、本発明による喫煙物品は、エアロゾル形成基体とマウスピースとの間にエアロゾル冷却要素または熱交換器を含んでもよい。エアロゾル冷却要素は複数の長軸方向に延びる流路を含んでもよい。
エアロゾル冷却要素は、金属箔、重合体材料および実質的に非多孔性の紙またはボール紙から成る群より選択される材料シートの集合体を含んでもよい。一定の実施形態において、エアロゾル冷却要素は、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ乳酸(PLA)、酢酸セルロース(CA)およびアルミ箔から成る群より選択される材料シートの集合体を含んでもよい。
一定の好ましい実施形態において、エアロゾル冷却要素は、ポリ乳酸(PLA)またはMater−Bi(登録商標)の等級(デンプンベースのコポリエステルの市販のファミリー)などの生物分解性高分子材料のシートの集合体を含んでもよい。
本発明による喫煙物品は、エアロゾル形成基体およびホルダーの少なくとも後方部分を囲む外側ラッパーを含むことが好ましい。外側ラッパーは、喫煙物品の組立時に、喫煙物品のホルダーおよびエアロゾル形成基体を握持するべきである。
本発明による喫煙物品は、エアロゾル形成基体を囲む外側ラッパー、少なくともホルダーの後方部分、およびエアロゾル形成基体の下流にある喫煙物品の任意の他の構成要素を含むことがより好ましい。
本発明による喫煙物品は、任意の適切な材料または材料の組み合わせから形成される外側ラッパーを含んでもよい。適切な材料は当業界で周知であり、紙巻たばこ用紙を含むが、これに限定されない。
本発明による喫煙物品は既知の方法および機械を使用して組み立てられる。
誤解を避けるために、本発明の1つの態様に関する上述の特徴は、本発明の他の態様に適用されてもよい。特に、本発明による喫煙物品に関連して上述した特徴は、適切な場合には、本発明による可燃性熱源組立品と、本発明による可燃性熱源組立品の製造方法とのうちの一方または両方にも関連することがあり、またその逆も言える。
すべての学術的および技術的な用語は本明細書で使用される場合、別途指定のない限り、当業界において一般に使用される意味を持つ。本明細書で提供した定義は、本明細書で頻繁に使用される一定の用語の理解を促進するために提供されている。
「好ましい」および「好ましくは」という用語は、ある特定の状況下である特定の利益をもたらす場合がある本発明の実施形態を意味する。特に好ましいのは、好ましい特徴の組み合わせを含む、喫煙物品、可燃性熱源組立品、および本発明による可燃性熱源組立品を製造する方法である。しかしながら、当然のことながら、同一またはその他の状況下で、他の実施形態もまた好ましい場合がある。さらに、1つ以上の好ましい実施形態の列挙は、他の実施形態が有用ではないことを暗に意味するものではなく、特許請求の範囲から他の実施形態を除外することを意図しない。
本発明は以下の添付図面を参照しながら、例証としてのみであるがさらに説明する。
本発明の第一実施形態による喫煙物品遠位部分の斜視図である。 図1に示す喫煙物品の中で使用するためのホルダーの斜視図である。 本発明による方法による、本発明による可燃性熱源組立品の製造の略図である。 本発明による方法による、本発明による可燃性熱源組立品の製造の略図である。 本発明による方法による、本発明による可燃性熱源組立品の製造の略図である。 本発明の第二の実施形態による喫煙物品の遠位部分の長軸方向の横断面の略図を示す。
図1に示す本発明の第一の実施形態による喫煙物品2は、ブラインド可燃性熱源4と、エアロゾル形成基体6と、可燃性熱源4のための不燃性ホルダー8とを備える。
可燃性熱源4は、前端面および向かい合った後端面を持ち、かつ喫煙物品2の遠位端に位置する、実質的に円形断面のブラインドの円柱状可燃性炭素質熱源である。
図2に示すように、ホルダー8はバリア8aと、バリア8aに接続された4つの第一の保持フィンガー8bを備える。バリア8aはブラインド可燃性熱源4の後端面とエアロゾル形成基体6の前端面との間に位置する。バリア8aは可燃性熱源4の後端面全体にわたって延びるアルミ箔のディスクから形成される。バリア8aは、可燃性熱源4の後端面に接着される、または別の方法で貼り付けられる。4つの第一の保持フィンガー8bはアルミ箔から形成され、また可燃性熱源4の周辺に実質的に均一に円周方向に間隙を介する。4つの第一の保持フィンガーは、バリア8aから可燃性熱源の外部に沿って可燃性熱源の前端面を超えて延びる。図1に示すように、第一の保持フィンガー8bの遠位端は、可燃性熱源4の前端面を係合するために内向きに折り曲げられる。第一の保持フィンガー8bは、可燃性熱源4をホルダー8内の定位置に保持する。
エアロゾル形成基体6はバリア8aのすぐ下流に、そしてバリア8aに隣接して位置する。エアロゾル形成基体6は、プラグラップに包まれた、例えばグリセリンなどのエアロゾル形成体を含む均質化したたばこ由来材料の円柱状プラグを備える。
喫煙物品2は、ホルダー8の後方部分およびエアロゾル形成基体6の前方部分の周りにあり、それと直に接触する、例えば、アルミ箔などの好適な材料の熱伝導性要素10をさらに含む。
明瞭化のために述べるが、エアロゾル形成基体6の下流の喫煙物品2の構成要素は図1では省略されている。ところが、上述のように、喫煙物品2はその近位端に位置するマウスピースを備えうる。マウスピースの代わりにまたはこれに加えて、喫煙物品2は、エアロゾル形成基体6の下流に1つ以上の移動要素、エアロゾル冷却要素、およびスペーサー要素を備えてもよい。
可燃性熱源4、エアロゾル形成基体6、ホルダー8、熱伝導性要素10、および喫煙物品2のエアロゾル形成基体6の下流の任意の他の構成要素は、例えば、紙巻たばこ用紙(図示せず)などの断熱材料のラッパーによって囲まれることが好ましい。喫煙物品2は、ラッパーの近位端部分を囲むチッピングペーパー(図示せず)のバンドをさらに含んでいてもよい。
図3(i)、図3(ii)、および図3(iii)は本発明による可燃性熱源組立品の本発明の方法による製造を示す。
可燃性熱源組立品は、開口部を持つくぼみを画定するモールド(図示せず)を使用して製造される。1つ以上の炭素質の粒子状の構成要素、1つ以上の結合剤、および随意にその他の添加物を含む分量の粒子状材料を含むホッパーがくぼみの上に提供されている。ホッパーは、くぼみの長軸方向軸に対して直角をなす線に沿って往復できるように、モールドに対してスライドできるように取り付けられ、また粒子状材料が出口を介してくぼみ内に配置されるように構成される。パンチはくぼみの上方に垂直に提供され、パンチの長軸方向軸およびくぼみの長軸方向軸が整列するように配置される。パンチは、くぼみに対してその長軸方向軸に平行な方向に移動可能である。
方法は、一片のブランク材16を厚さが300マイクロメートルであるアルミ箔のシートから打ち抜き加工することを含む。図3(i)に示すように、一片のブランク材16は、中央部分16aおよび中央部分16aから半径方向外向きに延びる5つのフィンガー16bを備える。
可燃性熱源組立品の不燃性ホルダーを形成するために、一片のブランク材16はくぼみの開口部の上に位置付けられ、パンチがくぼみの開口部に向かって下向きに進められる。パンチがくぼみに対して下向きに進むと、パンチはブランク材16に係合する。パンチが開口部を通してくぼみに入ると、ホルダー18を形成するためにパンチはブランク材16を成形する。ブランク材16の中央部分16aはくぼみの基部にホルダー18のバリア18aを形成し、かつブランク材16の5つのフィンガー16bは、バリア18aからくぼみの周辺に沿って上向きに延びるホルダー18の第一の保持フィンガー18bを形成する。形成されたホルダー18の形状を図3(ii)に示す。
ホルダーの形成が完了すると、パンチは上向きに引き戻される。可燃性熱源組立品の可燃性熱源4を形成するために、次にホッパーは、出口がくぼみの開口部の上方に位置するように位置付けられる。この位置で、ホッパーはその中に含まれる分量の粒子状材料をくぼみ内のホルダーへと開口部を通して分配する。ホッパーは十分な量の粒子状材料をくぼみに分配すると、くぼみの開口部から離れるように引き戻される。ホッパーがくぼみの開口部から離れるように移動すると、パンチがくぼみの開口部に向けて下向きに進む。パンチが開口部を通してくぼみに入ると、パンチはホルダー18内の粒子状材料をくぼみ内で圧縮して、ホルダーのバリア18aが可燃性熱源4の後端面に貼り付けられた可燃性熱源4を形成する。図3(iii)に示すように、第一の保持フィンガー18bはバリア18aから可燃性熱源4の外部に沿ってその前端面まで延びる。
圧縮工程が完了すると、パンチは上向きに引き戻される。パンチが引き戻されると、くぼみの壁を画定するモールドの一部分が、くぼみの基部を画定するモールドの一部分に対して下げられる。このようにして、可燃性熱源をその中に有するホルダーはくぼみから排出される。
ブランク材の寸法およびモールドのくぼみの中へと分配される粒子状材料の量は、ホルダー18の第一の保持フィンガー18bの長さが可燃性熱源4の長さもより長くなるように選択されてもよい。このような実施形態において、第一の保持フィンガー18bは、可燃性熱源4の前端面を超えて延び、かつ可燃性熱源の前面を係合するように内向きに折り曲げられてもよい。
図4に示した本発明の第二の実施形態による喫煙物品20は、図1に示した本発明の第一の実施形態による喫煙物品2と類似した構造である。ところが、バリア8aおよび複数の第一の保持フィンガー8bに加えて、本発明の第二の実施形態による喫煙物品20のホルダー8は、バリア8aに接続された複数の第二の保持フィンガー8cをさらに備える。図4に示すように、第二の保持フィンガー8cはエアロゾル形成基体6の周辺に実質的に均一に円周方向に間隙を介し、かつバリア8aからエアロゾル形成基体6の外部に沿ってエアロゾル形成基体6の後端面を超えて延びる。第二の保持フィンガー8cの近位端は、エアロゾル形成基体6の後端面と係合するように内向きに折り曲げられる。第二の保持フィンガー8cはエアロゾル形成基体6をホルダー8内の定位置に保持する。
第二の保持フィンガー8cはアルミ箔から形成され、かつ可燃性熱源4とエアロゾル形成基体6との間に熱リンクを提供し、これは可燃性熱源4からエアロゾル形成基体6への熱伝達を促進する。
本発明の第二の実施形態による喫煙物品20のホルダー8および可燃性熱源4は、図3(i)、図3(ii)および図3(iii)に示すもの、ならびに上述のものと類似の方法によって形成される。ところが、中央部分16aおよび中央部分16aから半径方向外向きに延びる複数の第一のフィンガー16bに加えて、本発明の第二の実施形態による喫煙物品20のホルダー8を形成するために使用される一片のブランク材16は、中央部分16aから半径方向外向きに延びる第一のフィンガー16aの間に交互配列で配置された複数の第二のフィンガーをさらに備える。ホルダー8の形成中に、ブランク材16の第一のフィンガー16aおよび第二のフィンガーは、第一の保持フィンガー8bおよび第二の保持フィンガー8cをそれぞれ形成するために、ホルダー8の向かい合った方向に折り曲げられるまたは屈曲される。
可燃性熱源4をその中に有するホルダー8がくぼみから排出されると、エアロゾル形成基体6の前端面がバリア8aに隣接し、かつ第二の保持フィンガー8bがバリア8aからエアロゾル形成基体6の外部に沿ってエアロゾル形成基体6の後端面を超えて延びるように、エアロゾル形成基体6はホルダーの中へと挿入される。次に、第二の保持フィンガー8bの近位端は、第二の保持フィンガー8bの後面を係合するように内向きに折り曲げられる。
上記の特定の実施形態および実施例を図示するが、これは本発明を限定するものではない。本発明のその他の実施形態を作成しうること、および本書に記載した具体的な実施形態および例は網羅的なものでないことが理解されるべきである。

Claims (19)

  1. 喫煙物品であって、
    向かい合った前端面および後端面を持つ可燃性熱源と、
    向かい合った前端面および後端面を持つエアロゾル形成基体であって、前記エアロゾル形成基体の前記前端面が前記可燃性熱源の前記後端面の下流である、エアロゾル形成基体と、
    前記可燃性熱源の前記後端面と前記エアロゾル形成基体の前記前端面との間のバリア、および前記バリアに接続された複数の第一の保持フィンガーを備える前記可燃性熱源のための不燃性ホルダーであって、前記第一の保持フィンガーが前記バリアから前記可燃性熱源の外部に沿って延びる不燃性ホルダーと、を備える喫煙物品。
  2. 前記不燃性ホルダーが、前記バリアに接続された複数の第二の保持フィンガーを備え、前記第二の保持フィンガーが前記バリアから前記エアロゾル形成基体の外部に沿って延びる、請求項1に記載の喫煙物品。
  3. 前記第二の保持フィンガーが前記バリアから前記エアロゾル形成基体の外部に沿って前記エアロゾル形成基体の前記後端面まで延びる、請求項2に記載の喫煙物品。
  4. 前記第二の保持フィンガーの近位端が前記エアロゾル形成基体を前記ホルダー内に保持するように構成される、請求項3に記載の喫煙物品。
  5. 前記第二の保持フィンガーが前記バリアと一体型に形成される、請求項2、3または4に記載の喫煙物品。
  6. 前記ホルダーの後方部分および前記エアロゾル形成基体の隣接する前面部分の周りにあり、それと直に接触する熱伝導性要素をさらに含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の喫煙物品。
  7. 前記第一の保持フィンガーが、前記バリアから前記可燃性熱源の外部に沿って前記可燃性熱源の前記前端面まで延びる、請求項1〜6のいずれか1項に記載の喫煙物品。
  8. 前記第一の保持フィンガーの前記遠位端が前記可燃性熱源を前記ホルダー内に保持するように構成された、請求項に記載の喫煙物品。
  9. 前記第一の保持フィンガーが前記バリアと一体型に形成される、請求項1〜のいずれか1項に記載の喫煙物品。
  10. 前記バリアおよび前記第一の保持フィンガーがアルミニウムまたはアルミニウム含有合金から形成される、請求項1〜9のいずれか1項に記載の喫煙物品。
  11. 前記可燃性熱源の前記後端面が前記バリアに隣接する、請求項1〜10のいずれか1項に記載の喫煙物品。
  12. 前記可燃性熱源が可燃性炭素質熱源である、請求項1〜11のいずれか1項に記載の喫煙物品。
  13. 前記可燃性熱源が加圧成形工程によって形成される、請求項1〜12のいずれか1項に記載の喫煙物品。
  14. 喫煙物品のための可燃性熱源組立品であって、
    バリアおよび前記バリアに接続された複数の第一の保持フィンガーを備える不燃性ホルダーと、
    向かい合った前端面および後端面を前記ホルダー内に持つ可燃性熱源と、を備え、
    前記バリアが前記可燃性熱源の前記後端面に隣接し、また前記第一の保持フィンガーが前記バリアから前記可燃性熱源の外部に沿って延びる、可燃性熱源組立品。
  15. 前記第一の保持フィンガーが、前記バリアから前記可燃性熱源の外部に沿って前記可燃性熱源の前記前端面まで延びる、請求項14に記載の可燃性熱源組立品。
  16. 前記第一の保持フィンガーの前記遠位端が前記可燃性熱源を前記ホルダー内に保持するように構成された、請求項15に記載の可燃性熱源組立品。
  17. 前記第一の保持フィンガーが前記バリアと一体型に形成される、請求項14〜16のいずれか1項に記載の可燃性熱源組立品。
  18. 前記可燃性熱源の前記後端面が前記バリアに隣接する、請求項14〜17のいずれか1項に記載の可燃性熱源組立品。
  19. 層状材料から一片のブランク材を打ち抜き加工することと、
    開口部を持つくぼみを画定するモールドを提供することと、
    前記ブランク材で前記開口部を覆うことと、
    前記開口部を通して前記くぼみの中へとパンチを挿入することによって、バリアおよび前記バリアから前記くぼみの周辺に沿って延びる複数の第一の保持フィンガーを備える不燃性ホルダーを形成するように前記ブランク材を成形することと、
    1つ以上の粒子状の構成要素を前記ホルダー内に配置することと、
    可燃性熱源を前記ホルダー内に形成するために前記1つ以上の粒子状の構成要素を圧縮することであって、前記バリアが前記可燃性熱源の後端面に隣接し、また前記第一の保持フィンガーが前記バリアから前記可燃性熱源の外部に沿って延びることと、を含む、請求項7に記載の可燃性熱源組立品を製造する方法。
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