JP6673793B2 - 制御装置、端末装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

制御装置、端末装置、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、無線通信におけるハンドオーバ技術に関する。
第3世代パートナーシッププロジェクトにおいて、第5世代(以下、「5G」と呼ぶ。)の新しい無線アクセス技術が検討されている(非特許文献1参照)。5Gシステムでは、NR gNBとも称される基地局装置が、Central Unit(CU)及びDistributed Unit(DU)と呼ばれる複数の装置を含んで構成されることが想定されている。なお、DUは、Transmission Receiver Point(TRP)とも呼ばれる。ここで、DUは、無線リソース制御(RRC)レイヤより下位で少なくとも物理(PHY)レイヤを含むレイヤの処理を行い、CUは、DUが制御を行うレイヤより上位でRRCレイヤを含むレイヤの処理を行うことが想定されている。また、1つのCUには、複数のDUが接続されることが想定されている。さらに、1つのDUは、例えばビームフォーミングによって1つ以上のビームを形成して、そのビームの少なくともいずれかを用いて端末装置との接続を確立する。すなわち、基地局装置は、少なくとも1つのCUと、そのCUに接続された複数のDUとを含んで構成され、各DUが1つ以上のビームを形成することによって、複数のビームを形成して、その複数のビームの少なくともいずれかで端末装置と接続する。
5Gシステムでは、従来使用されていた周波数帯より高い周波数帯の電波が使用可能とされるが、そのような高い周波数帯の電波は、遮蔽物等の影響を強く受けるため、基地局装置と端末装置との間の電波状態が急峻に劣化してしまいうる。このような場合、ハンドオーバによって、端末装置の接続先のビームを、基地局装置が形成している別のビームに切り替えることができる。従来、ハンドオーバはRRCレイヤのシグナリングを通じて実行される。
3GPP寄書、R2−164306、2016年5月
1つのCUの配下には多数のDUが接続されると共に各DUが複数のビームを形成する場合、1つのCUの配下において非常に多数のビームが形成されることとなりうる。このとき、従来のハンドオーバ手順が実行される場合、多数のビーム間で頻繁に実行されるハンドオーバによってRRCレイヤの処理を実行するCUの処理負荷が非常に高まってしまい、また、CUとDUとの間でのシグナリング量も非常に多くなってしまいうる。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、無線通信システムにおいてRRCレイヤの処理を実行する装置の負担を低減可能なハンドオーバ手順を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る制御装置は、無線リソース制御(RRC)レイヤより下位で媒体アクセス制御(MAC)レイヤを含むレイヤの制御を実行する1つ以上の第1の装置と、前記1つ以上の第1の装置と接続され、前記1つ以上の第1の装置が制御を実行するレイヤより上位で前記RRCレイヤを含むレイヤの制御を実行する第2の装置と、を含んだ基地局装置における、前記1つ以上の第1の装置のうちのいずれかである制御装置であって、制御手段と、少なくとも1つのビームを形成可能なアンテナを用いて端末装置との間で信号を送信または受信することができる通信手段と、を有し、前記制御手段は、前記通信手段に、前記端末装置による測定対象のビームの情報を当該端末装置に対して通知させ、前記通信手段に、前記少なくとも1つのビームのうちの第1のビームによって前記端末装置と接続が確立されている間に、前記測定対象のビームに関する測定報告を前記端末装置から受信させ、前記測定報告に基づいて、前記端末装置が接続すべきビームの前記第1のビームからの切り替え先である第2のビームを、前記測定対象のビームから選択し、前記通信手段に、前記第2のビームの情報を前記端末装置へ通知させる、ように制御を実行し、前記測定対象のビームは、1つの前記第2の装置に接続されている前記1つ以上の第1の装置によって形成されるビームに含まれ、前記制御手段は、少なくとも、前記測定報告の受信と、前記第2のビームの選択と、前記第2のビームの情報の通知と、に関する制御を、前記第2の装置を介さずに実行前記制御手段は、前記通信手段が前記端末装置から前記第1のビームに関する所定の報告を受信したことに応じて、前記通信手段に、前記測定対象のビームの情報を前記端末装置へと通知させる、ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る端末装置は、無線リソース制御(RRC)レイヤより下位で媒体アクセス制御(MAC)レイヤを含むレイヤの制御を実行する1つ以上の第1の装置と、前記1つ以上の第1の装置と接続され、前記1つ以上の第1の装置が制御を実行するレイヤより上位で前記RRCレイヤを含むレイヤの制御を実行する第2の装置と、を含んだ基地局装置と接続する端末装置であって、制御手段と、前記1つ以上の第1の装置が形成した少なくとも1つのビームのうちのいずれかを接続先として、前記1つ以上の第1の装置のうちのいずれかとの間で信号を送信または受信することができる通信手段と、を有し、前記制御手段は、前記通信手段に、前記端末装置による測定対象のビームの情報を前記1つ以上の第1の装置のうちのいずれかである制御装置から受信させ、前記通信手段を介して、前記測定対象のビームのそれぞれを測定し、前記通信手段に、前記少なくとも1つのビームのうちの第1のビームによって前記制御装置と接続が確立されている間に、前記測定対象のビームに関する測定報告を前記制御装置へ送信させ、前記通信手段に、前記端末装置が接続すべきビームの前記第1のビームからの切り替え先である第2のビームの情報を、前記制御装置から受信させ、前記通信手段に、接続先のビームを前記第2のビームに切り替えさせる、ように制御を実行し、前記測定対象のビームは、1つの前記第2の装置に接続されている前記1つ以上の第1の装置によって形成されるビームに含まれ、前記制御装置は、前記測定報告に基づく前記端末装置が接続するビームの切り替えに関する制御を前記第2の装置を介さずに実行前記制御手段は、前記通信手段が前記制御装置へ前記第1のビームに関する所定の報告を送信したことに応じて、前記測定対象のビームの情報を前記通信手段に受信させる、ことを特徴とする。
本発明によれば、無線通信システムのハンドオーバ手順において、RRCレイヤの処理を実行する装置の負担を低減することができる。
無線通信システムの構成例を示す図。 DU及び端末装置のハードウェア構成例を示す図。 DUの機能構成例を示す図。 端末装置の機能構成例を示す図。 測定対象ビームの情報の通知手順の流れの例を示す図。 接続先ビームの切り替え手順の流れの第1の例を示す図。 接続先ビームの切り替え手順の流れの第2の例を示す図。 接続先ビームの切り替え手順の流れの第3の例を示す図。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
(無線通信システムの構成)
図1に、本実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す。本実施形態に係る無線通信システムは、例えば第5世代(5G)の移動無線通信システムであり、基地局装置(NR gNB)と、端末装置とを含んで構成される。基地局装置と端末装置との間では、無線接続が確立されて、無線信号が送信又は受信される。基地局装置は、コアネットワークと例えば有線接続され(場合によっては無線区間を含む回線によって接続され)、コアネットワークを介して、他の基地局装置(不図示)に接続する。なお、コアネットワークは、例えばゲートウェイを介して、インターネット等の外部ネットワークへと接続しており、基地局装置は、コアネットワークを介して外部ネットワークへと接続可能である。
本実施形態の基地局装置は、内部に、通信における下位レイヤの制御を実行する第1の部分(第1の制御装置)と、上位レイヤの制御を実行する部分(第2の制御装置)とを含んで構成される。図1では、第1の制御装置をDU(Distributed Unit)/TRP(Transmission Receiver Point)によって示し、第2の制御装置をCU(Central Unit)によって示している。なお、以下では、第1の制御装置をDUと呼び、第2の制御装置をCUと呼ぶ。ここで、本実施形態のDUは、少なくとも物理(PHY)レイヤと媒体アクセス制御(MAC)レイヤとの制御を実行し、一方で、少なくとも無線リソース制御(RRC)レイヤの制御については実行しないように構成される。一方、CUは、DUより上位でRRCレイヤを含むレイヤの制御を実行するように構成される。CUには、1つのDUが接続されてもよいが、図1に示すように複数のDUが接続される。なお、CUとDUとを接続する回線は、フロントホール回線と呼ばれる。CUとDUは、図1のように直接接続されてもよいし、複数のDUと接続されたスイッチ(不図示)が、CUと接続され、CUと各DUとの通信がスイッチによる制御に基づいて行われてもよい。なお、スイッチが用いられる場合、DU間の通信を、CUを介さずに実行することができる。
DUは、ビームフォーミングによって、複数のビームを形成することが可能である。図1に示すように、多数のDUが複数のビームを形成することによって、基地局装置が形成可能なビーム数が多くなり、結果として多くのユーザを収容し、トータルのスループットを増大させることができる。ここで、5Gシステムでは、LTE(ロングタームエボリューション)等の従来システムと比して高い周波数が利用されることが想定される。このため、複数のビームのうちの1つにおいて端末装置と基地局装置とが接続していても、その無線環境が急激に変動し、接続を維持することができなくなりうる。このため、端末装置は、複数のビームのうちの第1のビームに接続中に、そのビームの品質が劣化したこと等に応じて、例えば複数のビームのうちの第2のビームを用いて接続を確立するための、ハンドオーバ処理を実行する。
従来、ハンドオーバ処理は、RRCシグナリングを通じて行われる。このようなハンドオーバ処理を図1のシステムに適用すると、CUが多数の端末装置のためのハンドオーバ処理を実行するため、CUの処理負荷が過大となり、また、CUとDUとの間のフロントホール回線の負荷が非常に高まってしまう。このため、本実施形態では、CUによる処理を介さずに、1つ以上のDUが形成するビーム間のハンドオーバ処理を完結させるための仕組みを設ける。そして、この仕組みにより、例えば2つのCUにまたがるハンドオーバを除いて、CUにハンドオーバ処理に関連させないことによって、CUの負荷やフロントホール回線の負荷を低減することを可能とする。
例えば、DUは、自身が接続しているCUに属する複数のDUによって形成可能なビームのうち、そのDU自身が形成しているビームに接続中の端末装置が測定すべき、測定対象のビームの情報を、その端末装置に通知する。このとき、DUは、自身が形成可能なビームについての情報のみ、測定対象として端末装置に通知してもよい。すなわち、測定対象のビームは、その測定対象のビームの情報を送信するDUによって形成可能なビーム群に含まれる(少なくとも一部である)ものとして特定されうる。また、DUは、端末装置が接続中のビームを含むビームのグループを、測定対象として端末装置に通知してもよい。すなわち、測定対象のビームは、その測定対象のビームの情報を送信するDUが形成可能なビーム群の少なくとも一部を含むと共に、他のDUが形成可能な少なくとも1つのビームを含んでもよい。測定対象のビームまたはビームのグループは、例えば端末装置の位置に応じて動的に変更されうる。なお、測定対象のビームの情報は、例えばビームIDによって特定され、端末装置は、ビームIDによって例えば参照信号が送信される周波数領域及び時間領域の位置を特定することができる。この場合、端末装置は、ビームIDから特定される周波数領域及び時間領域の位置において参照信号を観測することにより、測定対象のビームのそれぞれにおける無線品質を測定することができる。なお、測定対象のビームの情報は、例えばビームの方向を特定可能なビーム設定の情報を含んでもよく、この場合、端末装置は、自身の位置と、DUの位置と、通知された情報に基づくビームの方向から、どのビームを測定しているかを判別することができる。これによれば、例えば、複数のビームが同じビームIDや同じ参照信号の構成を有する場合であっても、端末装置は、どのビームを測定しているかを判別することができる。
このとき、DUは、端末装置ごとに又はDU配下の端末装置の全体に対して一斉に、CUの制御を介さずに測定対象のビームの情報を送信しうる。このとき、DUは、端末装置から、現在接続中のビームに関して無線品質が閾値を下回った等の、リンクの状態を示す所定の信号を受信したことに応じて、測定対象のビームの情報を送信してもよい。なお、DUは、例えばCUの制御下でのブロードキャスト信号(例えばMaster Information BlockまたはSystem Information Block)によって、測定対象のビームの情報を送信してもよい。
端末装置は、通知された測定対象のビームで送信される無線信号の品質を測定する。この測定は、例えば参照信号に基づいて行われ、無線品質は、例えばRSRP(参照信号受信電力)、RSRQ(参照信号受信品質)等でありうる。例えば、端末装置は、測定対象のビームの情報として、ビームIDを受信し、そのビームIDに基づいて参照信号が送信される時間領域及び周波数領域のリソースを特定して、そのリソースにおいて参照信号を観測して、無線品質を特定する。また、端末装置は、自身の位置に応じて、測定対象のビームのうちのいずれを測定しているかを大まかに特定し、その特定したビームについての無線品質の測定を実行しうる。
端末装置は、測定対象のビームの無線品質の測定報告を接続中のDUへと送信しうる。DUは、測定報告を受信すると、測定対象としていたビームの中から、端末装置が接続すべきビームの切り替え先を選択する。例えば、DUは、測定報告から、その時点で最も無線品質が良好なビームを特定し、そのビームを端末装置が接続すべきビームの切り替え先として選択する。なお、DUは、例えば端末装置の移動履歴等から、無線品質が良好なだけでなく、一定以上の無線品質を継続的に確保できると予想される領域にエリアを形成するビームを、切り替え先のビームとして選択してもよい。また、DUは、さらに他の方法によってこの選択を行ってもよい。DUは、選択の結果を、端末装置へと通知する。端末装置は、通知された選択の結果に応じて、指定された切り替え先のビームへと、接続先のビームを切り替える。本処理では、少なくとも測定対象のビームの情報の通知を除く他の処理は、CUによる制御を介さずに実行される。すなわち、例えば端末装置と基地局装置の間で行われるビーム間ハンドオーバに関するシグナリングは、例えばMACレイヤで行い、CUが実行するRRCレイヤでの制御を必要としないようにして実行される。これにより、CUがビーム間ハンドオーバに関与する機会が大幅に減少し、結果としてフロントホール回線の負荷及びCUの処理負荷を大幅に減らすことができる。なお、2つのCUに跨ってハンドオーバが実行される場合には、RRCシグナリングを用いてそのハンドオーバに係る制御が実行されうる。
また、端末装置は、測定対象のビームの無線品質に基づいて、自ら、測定対象のビームの中から、自身が接続すべきビームの切り替え先を選択してもよい。例えば、端末装置は、測定報告から、その時点で最も無線品質が良好なビームを特定し、そのビームを自身が接続すべきビームの切り替え先として選択する。なお、端末装置は、上述のDUが選択を行う場合と同様に、他の方法で切り替え先のビームの選択を行ってもよい。端末装置は、その後、切り替え先のビームの選択結果をDUへと通知する。DUは、その選択結果によって指定された切り替え先のビームへの端末装置による接続の切り替えを承認するか否かを判定し、その判定結果を端末装置へ通知する。例えば、DUは、端末装置による選択結果で指定されたビームに接続している他の端末装置が存在する場合に、端末装置による接続先のビームの切り替えを承認せず、他の端末装置が存在しない場合には端末装置による接続先のビームの切り替えを承認しうる。なお、DUは、他の基準に従って、ビームの切り替えの承認可否を判定してもよい。本処理でも、少なくとも測定対象のビームの情報の通知を除く他の処理は、CUによる制御を介さずに実行される。すなわち、例えば端末装置と基地局装置の間で行われるビーム間ハンドオーバに関するシグナリングは、例えばMACレイヤで行い、CUが実行するRRCレイヤでの制御を必要としないようにして実行される。これにより、CUがビーム間ハンドオーバに関与する機会が大幅に減少し、結果としてフロントホール回線の負荷及びCUの処理負荷を大幅に減らすことができる。
また、端末装置は、測定対象のビームの無線品質に基づいて、自ら、測定対象のビームの中から、自身が接続すべきビームの切り替え先を選択し、その選択結果に基づいて、自律的に切り替え先のビームへの接続切り替え処理を実行してもよい。例えば、端末装置は、選択された切り替え先のビームに対して、ランダムアクセスプリアンブルを送信する等によってランダムアクセスでの接続を試行し、その接続の確立によって、ハンドオーバを実行してもよい。この場合、ビーム間のハンドオーバに関してDUが特段の制御を実行する必要がなくなるため、必然的にCUについても特段の制御を実行する必要がなくなる。したがって、フロントホール回線の負荷及びCUの処理負荷を大幅に減らすことができる。
以下では、このような処理を行うDU及び端末装置の構成と、処理の流れについて説明する。
(ハードウェア構成)
図2に、DU及び端末装置のハードウェア構成例を示す。DU及び端末装置は、一例において、図2に示すようなハードウェア構成を有し、例えば、CPU201、ROM202、RAM203、外部記憶装置204、及び通信回路205を有する。DU及び端末装置では、例えばROM202、RAM203及び外部記憶装置204のいずれかに記録された、上述のようなDU及び端末装置の各機能を実現するプログラムがCPU201により実行される。
そして、DU及び端末装置は、例えばCPU201により通信回路205を制御して、他の装置と通信を行う。なお、DUの通信回路205は、例えば、フロントホール回線を通じて、CUと通信を行うことができ、また、CUとDUとの間に配置されたスイッチを介してCUを介さずに、又はCUを介して、他のDUとも通信を行うことができる。また、DUの通信回路205は、1つ以上(複数)のビームを形成して端末装置との間で無線通信することもできる。また、端末装置の通信回路205は、DUの通信回路205によって形成されたビームのうちの少なくともいずれかと接続可能に構成され、これらのビームを用いてDUと無線通信することができるように構成される。なお、図2の構成において、DU及び端末装置は、1つの通信回路205を有するような概略図を示しているが、これに限られず、複数の通信回路を有してもよい。例えば、DUは、フロントホール回線(上述のスイッチとの間の回線)による通信のための第1の通信回路と、無線通信のための第2の通信回路とを有する。また、端末装置は、例えば第4世代以前の世代の無線通信規格に従う第1の通信回路と、第5世代の無線通信規格に従う第2の通信回路とを有してもよい。また、端末装置は、例えば無線LAN等のセルラ以外の規格に関する無線通信回路を有してもよいし、さらに、例えばUSB接続等による有線接続時に用いられる有線通信回路を有してもよい。
なお、DU及び端末装置は、各機能を実行する専用のハードウェアを備えてもよいし、一部をハードウェアで実行し、プログラムを動作させるコンピュータでその他の部分を実行してもよい。また、全機能がコンピュータとプログラムにより実行されてもよい。
(機能構成)
まず、図3を用いてDUの機能構成例について説明する。DUは、一例において、無線通信インタフェース301、フロントホールインタフェース302、及び制御部303を含んで構成される。なお、制御部303は、例えば測定対象ビーム通知部304を含む。また、制御部303は、例えば測定結果取得部305及び切り替え先選択部306を含みうる。なお、制御部303は、測定結果取得部305及び切り替え先選択部306の代わりに、又はこれらに追加して、選択結果取得部307及び承認判定部308を含みうる。なお、DUは、これらのほかの、例えば媒体アクセス制御(MAC)レイヤの制御を実行するための機能部を有しうるが、ここでは説明を簡単にするため、これらの機能については図示していない。
無線通信インタフェース301は、不図示のアンテナを制御して1つ以上のビームを形成可能であり、それらのビームのうちの少なくとも1つを用いて端末装置と接続可能なように構成される。なお、無線通信インタフェース301は、例えば1つのビームには1つの端末装置が接続されるように制御を行いうる。無線通信インタフェース301は、例えば、送信対象のデータや、制御部303によって生成されたデータからベースバンド信号を生成して、そのベースバンド信号を無線周波数の信号に変換して無線信号としてアンテナから出力することができる。また、無線通信インタフェース301は、アンテナを介して受信した無線信号をベースバンド信号に変換して、そのベースバンド信号から情報を取り出すことができる。
フロントホールインタフェース302は、フロントホール回線に接続するための有線通信インタフェースでありうる。なお、フロントホールインタフェース302は、例えばスイッチを介してCUに接続することができるが、そのスイッチを介してCUを介さずに、他のDUと接続することが可能なように構成されてもよい。フロントホールインタフェース302は、CU又は他のDUへ送信すべきデータを、そのCU又は他のDUが解釈可能な形式の信号を用いて送信することができ、また、CU又は他のDUから受信した信号からデータを抽出することができる。
制御部303は、例えば無線通信インタフェース301及びフロントホールインタフェース302と接続され、これらのインタフェースを制御可能なように構成される。また、制御部303は、端末装置との接続に関するビーム間ハンドオーバに関する処理の少なくとも一部を、CUの制御によらずに実行することができるように構成される。
測定対象ビーム通知部304は、DU自身が形成しているビームのうちのいずれかを用いてDUと接続中の端末装置が測定すべき、測定対象のビームを特定する。例えば、第1のDUが形成している複数のビームのうちの第1のビームに端末装置が接続中の場合、その第1のDUは、その第1のビームによる通信が可能となるエリアに隣接するエリアにおいて利用可能と考えられるビームを測定対象のビームとして特定する。なお、測定対象のビームは、その第1のDUが形成可能なビームの一部であってもよいし、第1のDUと異なる第2のDUが形成可能なビームの少なくとも一部が含まれていてもよい。また、測定対象ビーム通知部304は、例えば、端末装置の位置、DU自身の位置、及びDU自身又は他のDUが形成可能なビームの方向から、端末装置が測定すべきビームを決定してもよい。測定対象ビーム通知部304は、決定した測定対象のビームの情報を、無線通信インタフェース301を介して、無線信号によって端末装置へと送信する。なお、測定対象ビーム通知部304は、例えば、接続中の端末装置から、現在接続中のビームにおける無線品質が所定レベルを下回った等の所定の報告を受信したことに応じて、この測定対象のビームの情報の通知を実行しうる。なお、測定対象ビーム通知部304は、このような所定の報告を受信しない場合であっても、例えば周期的に、測定対象のビームの情報を接続中の端末装置へ通知してもよい。
なお、測定対象ビーム通知部304は、例えばDU自身が接続中のCUから、そのCU配下のDUに接続中の端末装置が測定すべき測定対象のビームの情報を取得してもよい。なお、CUは、配下のDUのそれぞれに対して別個の情報を通知してもよいし、全DUに同一の情報を通知してもよい。測定対象ビーム通知部304は、CUから情報を取得した場合、その内容には改変を加えずに、端末装置へ測定対象のビームの情報として取得した情報を送信しうる。なお、測定対象ビーム通知部304は、例えば、ブロードキャスト信号によって、測定対象のビームの情報を通知してもよいし、個別のシグナリングによって測定対象のビームの情報を通知してもよい。また、測定対象ビーム通知部304は、端末装置とDUとの間の接続が確立される前にこのような測定対象のビームの情報の通知を実行してもよいし、接続の確立後にこのような通知を行ってもよい。なお、測定対象のビームの情報は、例えば各ビームを識別可能なビームIDや、ビームがどの方向に向けられたものかを特定可能な情報等、端末装置が測定対象のビームを特定することを可能とする任意の情報でありうる。
測定結果取得部305は、測定対象のビームに関して、端末装置が実行した測定の結果を、無線通信インタフェース301を介して取得する。測定結果は、例えば、参照信号受信電力(RSRP)、参照信号受信品質(RSRQ)、信号対雑音電力比(SNR)、信号対雑音及び干渉電力比(SINR)、受信信号強度インジケータ(RSSI)等の、無線リンクの品質を表すいずれかの情報でありうる。なお、これらの測定結果は、例えばインデックスによって表されてもよい。例えば無線品質を複数の段階に分類し、それらの分類をそれぞれ数ビットで表現するようにし、その数ビットの情報で無線品質がどの程度のレベルであるかが示されるようにしてもよい。切り替え先選択部306は、測定結果取得部305が取得した測定結果の情報に基づいて、端末装置が接続すべきビームの切り替え先のビームを選択する。切り替え先選択部306は、例えば、測定結果によって示される無線品質が最も良い方から1つ以上のビームを切り替え先のビームとして選択してもよいし、無線品質が所定レベル以上のビームの中から1つ以上を、切り替え先のビームとして選択してもよい。切り替え先選択部306は、例えば、無線品質が所定レベル以上のビームのうち、そのビームに接続している端末装置が存在しないビームを、切り替え先のビームとして選択しうる。なお、切り替え先選択部306は、現在接続中のビームを切り替えないこと、例えば、現在接続中のビームを切り替え先のビームとして選択してもよい。例えば、切り替え先選択部306は、無線品質が所定レベル以上のビームが存在しない場合、又は、無線品質が所定レベル以上のビームのいずれにも他の端末装置が接続中である場合等に、現在接続中のビームを切り替えないことを選択しうる。切り替え先選択部306は、選択結果を、無線品質の測定結果の通知元の端末装置に対して送信する。この選択結果の通知は、例えば、ビームID等の、端末装置が接続先のビームを一意に特定可能な情報によって行われる。
選択結果取得部307は、端末装置から無線品質の測定結果ではなく、その無線品質に基づいて端末装置が自ら選択した接続の切り替え先のビームの情報が送信される場合に、無線通信インタフェース301を介してその情報を取得する。なお、切り替え先のビームの情報は、例えば、DUが、一意に切り替え先のビームを特定可能な任意の情報である。なお、この場合、端末装置は、まだその切り替え先のビームには切り替えておらず、切り替え先のビームの情報は、切り替え先のビームの候補を示す情報となる。承認判定部308は、選択結果取得部307によって取得された情報が示す切り替え先のビームに、実際に端末装置が切り替えることを承認するか否かを判定する。例えば、承認判定部308は、切り替え先として指定されたビームに、他の端末装置が接続中の場合等、所定の基準に従って接続の切り替えをすべきでない場合には、切り替えを拒否する。また、切り替え先のビームの情報は、例えば無線品質の情報をさらに含んでもよく、承認判定部308は、無線品質が所定レベルに達していない場合には、切り替えを承認しなくてもよい。一方、承認判定部308は、例えば拒否する理由がない等の場合には、切り替えを承認しうる。承認判定部308は、この判定の結果を、切り替え先の選択結果の送信元の端末装置に対して送信する。
その後、制御部303は、端末装置が接続先のビームを切り替える場合には、ビームの切り替え処理を実行する。例えば、制御部303は、端末装置が現在接続中のビームからそのビームを形成するDUによって形成される他のビームに接続先を切り替える場合、その端末装置あてのデータの送信を行うビームを切り替えるように、無線通信インタフェース301を制御する。例えば、制御部303は、その端末装置あての信号に対する各送信アンテナに対応する位相のシフト量を変更して、その信号が送出される方向を切り替える。また、その端末装置から送信された信号の各受信アンテナに対応する位相のシフト量を変更して、受信時の利得を高くする方向を切り替える制御を実行する。また、制御部303は、現在接続中のビームを形成する第1のDUと異なる第2のDUが形成したビームに端末装置が接続先を切り替える場合、端末装置との接続を指示するコマンドを第2のDUへ送信するようにフロントホールインタフェース302を制御する。なお、第1のDUと第2のDUとが同一のCUに接続している場合、第1のDUと第2のDUとの間の通信は、CUを介して実行されてもよいが、例えばCUと第1のDUおよび第2のDUとの間に配置されたスイッチを介してCUを介さずに実行されてもよい。なお、第1のDUと第2のDUとが異なるCUに接続している場合は、制御部303は、第2のDUが形成するビームへの端末装置の接続先の切り替えが行われることを、自身(第1のDU)が接続している第1のCUへと通知する。その通知を受けた第1のCUは、第2のDUが接続している第2のCUへ、第2のDUが形成しているビームへの端末装置の接続先のビームの切り替えが行われることを通知し、第2のCUは、第2のDUへと同様の通知を行う。そして、第2のDUは、端末装置との間の接続を確立する。
なお、制御部303は、測定結果取得部305及び切り替え先選択部306と、選択結果取得部307及び承認判定部308とのいずれかを含むように構成されるがこれに限られない。例えば、測定結果のみを報告することができる設定となっている端末装置と、選択結果のみを報告することができる設定となっている端末装置が混在する場合等には、制御部303は、これらのすべての機能を有していてもよい。また、例えば端末装置が、ランダムアクセス等によって自律的に切り替え先のビームへと接続を試行する場合は、これらの機能のいずれをも有していなくてもよい。制御部303は、これらの測定結果取得部305及び切り替え先選択部306による制御と、選択結果取得部307及び承認判定部308による制御と、これらの組み合わせの制御と、これらのいずれをも用いない制御と、のいずれかを切り替えながら実行しうる。例えば、制御部303は、端末装置が実行可能な処理に応じて、いずれの制御を行うかを決定しうる。なお、制御部303は、様々な制御に対応可能な端末装置に対して実行すべき制御を通知するように、無線通信インタフェース301を制御しうる。
次に、図4を用いて端末装置の機能構成例について説明する。端末装置は、例えば、無線通信インタフェース401及び制御部402を含んで構成されうる。制御部402は、例えば測定対象ビーム取得部403及びビーム測定部404、及び切り替え制御部405を含む。また、制御部402は、例えば切り替え先選択部406を含んでもよい。なお、端末装置は、これらのほかの、一般的な通信端末又は通信機能を有する電子機器であり、様々な機能部を有しうるが、ここでは説明を簡単にするため、これらの機能については図示していない。
無線通信インタフェース401は、不図示のアンテナを制御して、DUが形成した1つ以上のビームのうちの少なくともいずれかと接続可能なように構成される。無線通信インタフェース401は、例えば、送信対象のデータや、制御部402によって生成されたデータからベースバンド信号を生成して、そのベースバンド信号を無線周波数の信号に変換して無線信号としてアンテナから出力することができる。また、無線通信インタフェース401は、アンテナを介して受信した無線信号をベースバンド信号に変換して、そのベースバンド信号から情報を取り出すことができる。
制御部402は、例えば無線通信インタフェース401と接続され、無線通信インタフェース401を用いた制御を実行可能なように構成される。測定対象ビーム取得部403は、端末装置が接続中のDUからの個別に送信された信号により、また、周囲に存在するDUからそのDUが接続しているCUの制御下でブロードキャストされた信号により、測定対象のビームに関する情報を取得する。ここで取得される情報は、上述の通り、端末装置が、測定対象のビームを特定可能な情報である。
ビーム測定部404は、測定対象ビーム取得部403が取得した情報に基づいて特定された測定対象のビームについて、その無線品質を測定する。ここで測定される無線品質は、上述のように、例えば、参照信号受信電力(RSRP)、参照信号受信品質(RSRQ)、信号対雑音電力比(SNR)、信号対雑音及び干渉電力比(SINR)、受信信号強度インジケータ(RSSI)等でありうる。一例において、ビーム測定部404は、測定結果の情報を、接続中のDUに通知するように、無線通信インタフェース401を制御する。また、別の例において、ビーム測定部404は、測定結果の情報を、DUへ報告せずに、切り替え先選択部406へと通知してもよい。切り替え先選択部406は、測定結果の情報を取得すると、上述のDUの切り替え先選択部306と同様の手順で、端末装置が接続すべきビームの切り替え先を選択する。
なお、ビーム測定部404は、現在接続中のビームについての無線品質を継続的に測定してもよい。このとき、ビーム測定部404は、その無線品質が所定レベルを下回ったなど、所定の状態となった場合に、そのことを報告する所定の報告を接続先のDUへと送信するように、無線通信インタフェース401を制御してもよい。そして、接続先のDUは、上述のように、この所定の報告を受信したことに応じて、測定対象のビームの情報を端末装置へ通知しうる。
切り替え制御部405は、例えば、ビーム測定部404がDUに測定結果の情報を通知するための制御を実行した場合には、DUから切り替え先のビームの情報を取得する。そして、切り替え制御部405は、その取得した情報に基づいて、接続先のビームの切り替え制御を実行するように、無線通信インタフェース401を制御する。また、ビーム測定部404が、測定結果の情報をDUへ送信せずに、切り替え先選択部406へと入力した場合には、切り替え制御部405は、切り替え先選択部406の動作に応じた接続先ビームの切り替え制御を実行する。
例えば、切り替え制御部405は、切り替え先選択部406が選択した切り替え先のビームを特定するビームIDをDUへと送信するように、無線通信インタフェース401を制御する。そして、切り替え制御部405は、接続先のビームの切り替えがDUによって承認されたか否かの情報を受信し、承認された場合に、切り替え先選択部406が選択した切り替え先のビームに接続するように無線通信インタフェース401を制御する。
また、切り替え制御部405は、切り替え先選択部406が選択した切り替え先のビームに対して、例えばランダムアクセス手順によって自律的に接続を試行し、DUの制御によらずに接続先のビームを切り替えてもよい。このとき、切り替え制御部405は、例えば、切り替え先選択部406が選択したビームを特定するビームIDを指定したランダムアクセスチャネルを用いて、その切り替え先のビームへの接続を試行しうる。この場合、DUによる制御によらず、結果としてCUの制御にもよらず、接続先のビームを切り替えることができる。
(処理の流れ)
続いて、上述のようなDU及び端末装置が実行する処理の流れについて説明する。まず、図5(A)及び図5(B)を用いて、測定対象のビームの情報をDUから端末装置へ通知する手順の例について説明する。図5(A)は、ブロードキャスト信号を用いて測定対象ビームの情報を端末装置に伝達する手順を示しており、図5(B)は、個別の信号を用いて測定対象ビームの情報を端末装置に伝達する手順を示している。
図5(A)では、例えばCUの制御に基づいて、そのCUに接続しているDUは、測定対象のビームの情報を含んだブロードキャスト信号を送信する(S501)。ここでのブロードキャスト信号は、例えばMaster Information Block(MIB)又はSystem Information Block(SIB)でありうる。CUは、例えば、DUごとに異なる情報をブロードキャストさせるような指示を送出してもよい。なお、図5(A)の例では、CUが決定した測定対象のビームの情報をDUがそのまま端末装置へと送信する場合について示しているが、これに限られない。例えば、DUは、自身が形成する複数のビームに接続している端末装置全体に対して通知する測定対象のビームの情報を決定し、その複数のビームにおいて宛先を指定せずに決定した測定対象のビームの情報を送信するようにしてもよい。すなわち、DUは、ブロードキャスト信号を送信する際に、必ずしもCUの制御の下でその信号の送信をしなければならないわけではない。なお、ブロードキャスト信号が送信される時点では、DUと端末装置との間で接続が確立されている必要はなく、その後、必要に応じて接続が確立される(S502)。
図5(B)では、DUが形成したビームのうちのビームを用いて、DUと端末装置との間での接続が確立されているものとする(S511)。このとき、DUは、測定対象のビームの情報を、個別のシグナリングを通じて端末装置へ通知することができる(S512)。なお、DUは、例えば、端末装置において接続中のビームの品質劣化の検出(S513)に応じて送信される、状態報告のための所定の通知を受信したこと(S514)を契機として、この個別の通知を行ってもよい。これによれば、例えば接続中のビームによる通信の状態が安定しているにも関わらず、不必要に測定対象のビームの情報が端末装置に通知されることを防ぐことができる。
次に、接続先ビームの切り替え処理の流れの第1の例について、図6を用いて説明する。まず、端末装置は、図5(A)又は図5(B)のようにして通知された測定対象のビームについての無線品質の測定を行う(S601)。なお、端末装置は、例えば、図5(B)のS513のように、接続中のビームの品質劣化を検出した場合に、この無線品質の測定を実行するようにしてもよく、品質劣化がない限りは、このような測定対象ビームに関する無線品質の測定を実行しなくてもよい。その後、端末装置は、S601における測定の結果の情報を、接続中のビーム(ここでは、「ビームA」とする。)を用いて、そのビームを形成しているDUへと通知する(S602)。その後、測定結果の報告を受けたDUが、端末装置が接続すべきビームの切り替えを行うか否か、また、切り替えを行う場合にその切り替え先のビームを決定する(S603)。そして、DUは、決定した切り替え先のビーム(ここでは、「ビームB」とする。)を指定する情報を、端末装置へと通知する(S604)。その後、端末装置は、通知された情報で指定されたビーム(ビームB)へと接続先のビームを切り替える(S605)。なお、ビームAを形成しているDUがビームBをも形成している場合は、接続先のDU自体は変化しないため、単にビームの切り替えのみで処理は完了する。一方、ビームAとビームBとがそれぞれ異なるDUによって形成されている場合は、ビームAを形成している第1のDUは、切り替え先ビーム情報の通知(S604)と並行して、ビームBを形成している第2のDUへ、端末装置がビームBに接続することを通知しうる。なお、第1のDUは、切り替え先ビーム情報の通知(S604)の前に、ビームBへの接続が可能であるかを第2のDUへ問い合わせ、その問い合わせの結果に応じて、実際にビームBへの切り替えを実行させるかを判定してもよい。なお、第1のDUと第2のDUとの間の通信は、CUを介して行われてもよいが、例えば第1のDU及び第2のDUとCUとの間に配置されるスイッチを介してCUを介さずに、行われてもよい。このような構成により、端末装置の接続すべきビームの切り替えを、RRCシグナリングを用いずに行うため、CUの負荷及びフロントホール回線の負荷を低減することが可能となる。
続いて、接続先ビームの切り替え処理の流れの第2の例について、図7を用いて説明する。まず、端末装置は、図6のS601と同様に、測定対象ビームの無線品質の測定を実行する(S701)。そして、端末装置は、その無線品質の測定結果をDUへ送信せずに、その測定結果に基づいて、切り替え先のビームを選択し(S702)、そのビームを特定する情報を含んだ信号を、接続中のDUへと送信する(S703)。DUは、その信号から、切り替え先のビームが特定された情報を抽出し、その切り替え先のビームに端末装置の接続先を切り替えることを承認するか否かの判定を行う(S704)。そして、DUは、例えば切り替えを承認するメッセージを端末装置へと送信する(S705)。なお、DUは、接続先のビームの切り替えを承認しない場合は、切り替えを拒否するメッセージを端末装置へと送信しうる。端末装置は、切り替えが承認されると、S702で選択したビームへと、接続先を切り替える(S706)。このようにすることで、端末装置から基地局装置へは、接続の切り替え先のビームのことを示す情報が送信されれば足りることとなり、無線品質の情報が送信される場合と比して、送受信される信号の量を低減することができる。また、本例においても、端末装置の接続すべきビームの切り替えを、RRCシグナリングを用いずに行うため、CUの負荷及びフロントホール回線の負荷を低減することが可能となる。
最後に、接続先ビームの切り替え処理の流れの第3の例について、図8を用いて説明する。まず、端末装置は、図7のS701及びS702と同様に、測定対象ビームの無線品質の測定を実行し(S801)、その無線品質の測定結果をDUへ送信せずに、その測定結果に基づいて、切り替え先のビームを選択する(S802)。その後、端末装置は、選択結果に応じて、例えば選択された切り替え先のビームを宛先としたランダムアクセスチャネルを用いて、その切り替え先のビームへの接続を試行する(S803)。そして、接続が確立されたことに応じて、端末装置の接続先のビームの切り替えが完了する。これによれば、DUによる承認プロセスが不要となるため、シグナリングの量やDUの負荷を大幅に低減することができる。また、本例においても、端末装置の接続すべきビームの切り替えを、RRCシグナリングを用いずに行うため、CUの負荷及びフロントホール回線の負荷を低減することが可能となる。
以上のように、本実施形態では、端末装置の接続先のビームの切り替えを、RRCシグナリングを伴わずに実行可能となる。これによれば、RRCレイヤ以上の処理を実行する第2の部分に、それより下位のレイヤの制御を実行する第1の部分が複数接続される基地局装置の構成において、第2の部分の負荷や、第1の部分と第2の部分との間の回線の負荷を大幅に低減することができる。

Claims (11)

  1. 無線リソース制御(RRC)レイヤより下位で媒体アクセス制御(MAC)レイヤを含むレイヤの制御を実行する1つ以上の第1の装置と、前記1つ以上の第1の装置と接続され、前記1つ以上の第1の装置が制御を実行するレイヤより上位で前記RRCレイヤを含むレイヤの制御を実行する第2の装置と、を含んだ基地局装置における、前記1つ以上の第1の装置のうちのいずれかである制御装置であって、
    制御手段と、少なくとも1つのビームを形成可能なアンテナを用いて端末装置との間で信号を送信または受信することができる通信手段と、を有し、
    前記制御手段は、
    前記通信手段に、前記端末装置による測定対象のビームの情報を当該端末装置に対して通知させ、
    前記通信手段に、前記少なくとも1つのビームのうちの第1のビームによって前記端末装置と接続が確立されている間に、前記測定対象のビームに関する測定報告を前記端末装置から受信させ、
    前記測定報告に基づいて、前記端末装置が接続すべきビームの前記第1のビームからの切り替え先である第2のビームを、前記測定対象のビームから選択し、
    前記通信手段に、前記第2のビームの情報を前記端末装置へ通知させる、
    ように制御を実行し、
    前記測定対象のビームは、1つの前記第2の装置に接続されている前記1つ以上の第1の装置によって形成されるビームに含まれ、
    前記制御手段は、少なくとも、前記測定報告の受信と、前記第2のビームの選択と、前記第2のビームの情報の通知と、に関する制御を、前記第2の装置を介さずに実行
    前記制御手段は、前記通信手段が前記端末装置から前記第1のビームに関する所定の報告を受信したことに応じて、前記通信手段に、前記測定対象のビームの情報を前記端末装置へと通知させる、
    ことを特徴とする制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記通信手段に、前記第2の装置による制御の下で送信されるブロードキャスト信号によって、前記測定対象のビームの情報を前記端末装置へと通知させる、
    ことを特徴とする請求項に記載の制御装置。
  3. 前記ブロードキャスト信号による前記測定対象のビームの情報の通知は、前記第1のビームによる前記端末装置との接続の確立の前に行われる、
    ことを特徴とする請求項に記載の制御装置。
  4. 前記測定対象のビームは、前記制御装置によって形成されるビームに含まれる、
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の制御装置。
  5. 前記測定対象のビームは、前記1つ以上の第1の装置のうちの前記制御装置と異なる装置によって形成されるビームを含む、
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の制御装置。
  6. 無線リソース制御(RRC)レイヤより下位で媒体アクセス制御(MAC)レイヤを含むレイヤの制御を実行する1つ以上の第1の装置と、前記1つ以上の第1の装置と接続され、前記1つ以上の第1の装置が制御を実行するレイヤより上位で前記RRCレイヤを含むレイヤの制御を実行する第2の装置と、を含んだ基地局装置と接続する端末装置であって、
    制御手段と、前記1つ以上の第1の装置が形成した少なくとも1つのビームのうちのいずれかを接続先として、前記1つ以上の第1の装置のうちのいずれかとの間で信号を送信または受信することができる通信手段と、を有し、
    前記制御手段は、
    前記通信手段に、前記端末装置による測定対象のビームの情報を前記1つ以上の第1の装置のうちのいずれかである制御装置から受信させ、
    前記通信手段を介して、前記測定対象のビームのそれぞれを測定し、
    前記通信手段に、前記少なくとも1つのビームのうちの第1のビームによって前記制御装置と接続が確立されている間に、前記測定対象のビームに関する測定報告を前記制御装置へ送信させ、
    前記通信手段に、前記端末装置が接続すべきビームの前記第1のビームからの切り替え先である第2のビームの情報を、前記制御装置から受信させ、
    前記通信手段に、接続先のビームを前記第2のビームに切り替えさせる、
    ように制御を実行し、
    前記測定対象のビームは、1つの前記第2の装置に接続されている前記1つ以上の第1の装置によって形成されるビームに含まれ、
    前記制御装置は、前記測定報告に基づく前記端末装置が接続するビームの切り替えに関する制御を前記第2の装置を介さずに実行
    前記制御手段は、前記通信手段が前記制御装置へ前記第1のビームに関する所定の報告を送信したことに応じて、前記測定対象のビームの情報を前記通信手段に受信させる、
    ことを特徴とする端末装置。
  7. 前記制御手段は、前記第1のビームによる前記制御装置との接続の確立の前に、前記第2の装置の制御の下で前記制御装置から送信されたブロードキャスト信号により、前記測定対象のビームの情報を前記通信手段に受信させる、
    ことを特徴とする請求項に記載の端末装置。
  8. 無線リソース制御(RRC)レイヤより下位で媒体アクセス制御(MAC)レイヤを含むレイヤの制御を実行する1つ以上の第1の装置と、前記1つ以上の第1の装置と接続され、前記1つ以上の第1の装置が制御を実行するレイヤより上位で前記RRCレイヤを含むレイヤの制御を実行する第2の装置と、を含んだ基地局装置における、前記1つ以上の第1の装置のうちのいずれかである制御装置の制御方法であって、
    前記制御装置は、少なくとも1つのビームを形成可能なアンテナを用いて端末装置との間で信号を送信または受信することができる通信手段を有し、
    前記制御方法は、
    前記通信手段に、前記端末装置による測定対象のビームの情報を当該端末装置に対して通知させることと、
    前記通信手段に、前記少なくとも1つのビームのうちの第1のビームによって前記端末装置と接続が確立されている間に、前記測定対象のビームに関する測定報告を前記端末装置から受信させることと、
    前記測定報告に基づいて、前記端末装置が接続すべきビームの前記第1のビームからの切り替え先である第2のビームを、前記測定対象のビームから選択することと、
    前記通信手段に、前記第2のビームの情報を前記端末装置へ通知させることと、
    を含み、
    前記測定対象のビームは、1つの前記第2の装置に接続されている前記1つ以上の第1の装置によって形成されるビームに含まれ、
    少なくとも、前記測定報告の受信と、前記第2のビームの選択と、前記第2のビームの情報の通知と、に関する制御が、前記第2の装置を介さずに実行され、
    前記制御方法は、前記通信手段が前記端末装置から前記第1のビームに関する所定の報告を受信したことに応じて、前記通信手段に、前記測定対象のビームの情報を前記端末装置へと通知させることを含む、
    ことを特徴とする制御方法。
  9. 無線リソース制御(RRC)レイヤより下位で媒体アクセス制御(MAC)レイヤを含むレイヤの制御を実行する1つ以上の第1の装置と、前記1つ以上の第1の装置と接続され、前記1つ以上の第1の装置が制御を実行するレイヤより上位で前記RRCレイヤを含むレイヤの制御を実行する第2の装置と、を含んだ基地局装置と接続する端末装置の制御方法であって、
    前記端末装置は、前記1つ以上の第1の装置が形成した少なくとも1つのビームのうちのいずれかを接続先として、前記1つ以上の第1の装置のうちのいずれかとの間で信号を送信または受信することができる通信手段を有し、
    前記制御方法は、
    前記通信手段に、前記端末装置による測定対象のビームの情報を前記1つ以上の第1の装置のうちのいずれかである制御装置から受信させることと、
    前記通信手段を介して、前記測定対象のビームのそれぞれを測定することと、
    前記通信手段に、前記少なくとも1つのビームのうちの第1のビームによって前記制御装置と接続が確立されている間に、前記測定対象のビームに関する測定報告を前記制御装置へ送信させることと、
    前記通信手段に、前記端末装置が接続すべきビームの前記第1のビームからの切り替え先である第2のビームの情報を、前記制御装置から受信させることと、
    前記通信手段に、接続先のビームを前記第2のビームに切り替えさせることと、
    を含み、
    前記測定対象のビームは、1つの前記第2の装置に接続されている前記1つ以上の第1の装置によって形成されるビームに含まれ、
    前記制御装置は、前記測定報告に基づく前記端末装置が接続するビームの切り替えに関する制御を前記第2の装置を介さずに実行
    前記制御方法は、前記通信手段が前記制御装置へ前記第1のビームに関する所定の報告を送信したことに応じて、前記測定対象のビームの情報を前記通信手段に受信させることを含む、
    ことを特徴とする制御方法。
  10. 無線リソース制御(RRC)レイヤより下位で媒体アクセス制御(MAC)レイヤを含むレイヤの制御を実行する1つ以上の第1の装置と、前記1つ以上の第1の装置と接続され、前記1つ以上の第1の装置が制御を実行するレイヤより上位で前記RRCレイヤを含むレイヤの制御を実行する第2の装置と、を含んだ基地局装置における、前記1つ以上の第1の装置のうちのいずれかである制御装置であって、少なくとも1つのビームを形成可能なアンテナを用いて端末装置との間で信号を送信または受信することができる通信手段とコンピュータとを有する前記制御装置において、
    前記コンピュータに、
    前記端末装置による測定対象のビームの情報を当該端末装置に対して通知するように前記通信手段を制御させ、
    前記少なくとも1つのビームのうちの第1のビームによって前記端末装置と接続が確立されている間に、前記測定対象のビームに関する測定報告を前記端末装置から受信するように前記通信手段を制御させ、
    前記測定報告に基づいて、前記端末装置が接続すべきビームの前記第1のビームからの切り替え先である第2のビームを、前記測定対象のビームから選択させ、
    前記第2のビームの情報を前記端末装置へ通知するように前記通信手段を制御させる、
    ためのプログラムであって
    前記測定対象のビームは、1つの前記第2の装置に接続されている前記1つ以上の第1の装置によって形成されるビームに含まれ、
    少なくとも、前記測定報告の受信と、前記第2のビームの選択と、前記第2のビームの情報の通知と、に関する制御が、前記第2の装置を介さずに実行され、
    前記プログラムは、前記コンピュータに、前記通信手段が前記端末装置から前記第1のビームに関する所定の報告を受信したことに応じて、前記測定対象のビームの情報を前記端末装置へと通知させるように前記通信手段を制御する、
    ことを特徴とするプログラム。
  11. 無線リソース制御(RRC)レイヤより下位で媒体アクセス制御(MAC)レイヤを含むレイヤの制御を実行する1つ以上の第1の装置と、前記1つ以上の第1の装置と接続され、前記1つ以上の第1の装置が制御を実行するレイヤより上位で前記RRCレイヤを含むレイヤの制御を実行する第2の装置と、を含んだ基地局装置と接続する端末装置であって、前記1つ以上の第1の装置が形成した少なくとも1つのビームのうちのいずれかを接続先として、前記1つ以上の第1の装置のうちのいずれかとの間で信号を送信または受信することができる通信手段とコンピュータとを有する前記端末装置において、
    前記コンピュータに、
    前記端末装置による測定対象のビームの情報を前記1つ以上の第1の装置のうちのいずれかである制御装置から受信するように前記通信手段を制御させ、
    前記通信手段を介して、前記測定対象のビームのそれぞれを測定させ、
    前記少なくとも1つのビームのうちの第1のビームによって前記制御装置と接続が確立されている間に、前記測定対象のビームに関する測定報告を前記制御装置へ送信するように前記通信手段を制御させ、
    前記端末装置が接続すべきビームの前記第1のビームからの切り替え先である第2のビームの情報を、前記制御装置から受信するように前記通信手段を制御させ、
    接続先のビームを前記第2のビームに切り替えるように前記通信手段を制御させる、
    ためのプログラムであって、
    前記測定対象のビームは、1つの前記第2の装置に接続されている前記1つ以上の第1の装置によって形成されるビームに含まれ、
    前記制御装置は、前記測定報告に基づく前記端末装置が接続するビームの切り替えに関する制御を前記第2の装置を介さずに実行
    前記プログラムは、前記コンピュータに、前記通信手段が前記制御装置へ前記第1のビームに関する所定の報告を送信したことに応じて、前記測定対象のビームの情報を受信させるように前記通信手段を制御する、
    ことを特徴とするプログラム。
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