JP6673697B2 - 温度を判定する装置及び方法 - Google Patents

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Description

本明細書で開示される主題は、概して温度測定に関し、より詳細には、超音波技術によって流体ハウジング内の温度を測定することに関する。
超音波流量計が、管や、その他のテスト対象内を流れる種々の流体(例えば、液体、気体等)の流量を判定するために使用される。走行時間法を用いた超音波流量計の1つのタイプでは、一対の超音波トランスデューサが、互いに対して上流側及び下流側に配置され、トランスデューサ間に超音波経路を形成する。各々の超音波トランスデューサは、超音波経路に沿って、管内を流れる流体を通る超音波信号(例えば、音波)を生成し、この超音波信号は、他方の超音波トランスデューサによって受信され、検出される。超音波経路に沿った流体の速度は、(i)上流に向けて、すなわち、下流側の超音波トランスデューサから上流側の超音波トランスデューサへの超音波経路に沿って、実質的に流れ方向に対向して伝播する超音波信号の走行時間と、(ii)下流に向けて、すなわち上流側の超音波トランスデューサから下流側の超音波トランスデューサへの超音波経路に沿って、実質的に流れ方向に伝播する超音波信号の走行時間との差の関数として判定される。
正確な流量を判定するために、超音波流量計は、流体、管壁、バッファ、ウェッジ、ボイドスペース等の温度を知らなければならないことが多い。温度は、通常、局所的な温度を測定する追加のセンサによって測定される。このような追加のセンサは、例えば流体内に挿入され、管壁、ウェッジ、又はバッファに取り付けられている。この追加のセンサは、超音波流量計のコスト及び複雑さを増大させる。
上述の議論は、一般的な背景情報を提供するものであり、特許請求される主題の範囲を定めることを助けるものとして使用されるべきものではない。
米国特許出願公開第2012/266679号明細書
温度を判定するための装置、方法、及びコンピュータ可読媒体が開示されている。装置は、閉じ込み容積を形成し、少なくとも部分的に流体と接触しているハウジングと、超音波信号を生成し、前記ハウジングに動作可能に接続されたトランスデューサとを含む。バッファが、トランスデューサと、超音波信号を伝播させる流体との間に配置され、バッファは、流体、ハウジング、又はその両方と熱結合されている。処理回路が、トランスデューサと動作可能に接続されている。処理回路は、第1トランスデューサに超音波信号を生成させ、バッファの1以上のインタフェースから反射された超音波信号の、反射部分を検出する。処理回路は、反射部分の飛行時間を測定し、飛行時間に少なくとも部分的に基づいて温度を判定する。
別の実施形態において、温度判定方法は、超音波信号を生成することと、超音波信号がバッファを通って伝播するようにすることを含む。バッファは、流体又はハウジングに熱結合されている。方法は、バッファの1以上のインタフェースから反射された超音波信号の、1以上の反射部分を検出すことと、1以上の反射部分の飛行時間を測定することとをさらに含む。この方法は、飛行時間に少なくとも部分的に基づいて、温度を判定することをさらに含む。
さらに別の実施形態では、温度を判定するためのコンピュータ可読媒体は、処理ロジックによって実行される命令を含み、この命令は、トランスデューサに超音波信号を生成させ、バッファの1以上のインタフェースから反射された超音波信号の、反射部分を検出し、反射部分の飛行時間を測定し、飛行時間に少なくとも部分的に基づいて温度を判定する。
本発明の概要は、1以上の例示的な実施形態に従って、本明細書に開示されている主題の概要を提供することのみを意図している。この記載は、特許請求される主題の範囲を限定するものではない。
本発明の特徴が理解できるように、本発明の詳細な説明は、特定の実施形態を参照することによってなされてもよく、そのうちのいくつかは添付図面に示される。ただし、図面は、本発明の特定の実施形態のみを示し、したがって、その範囲を制限するものでないとみなされるべきである。本発明の範囲は他の同等に有効な実施形態を包含する。これらの、及び本発明の他の特徴、態様、及び利点は、添付図面を参照して以下の詳細な説明を読むことにより、より良く理解されるであろう。添付の図面では、同様の符号は、図面全体を通して同様の部分を表している。
本発明に従って、内部で流体温度が測定される閉じ込み容積として用いられるフローセル、すなわちハウジングを示す。 図1のフローセルに設置することができる例示的なセンサアセンブリの概略図である。 図1の線3−3にほぼ沿った、図1のフローセルの一部分の拡大断面図である。 図2のセンサアセンブリ内における、超音波信号の反射部分の概略図である。 図2のセンサアセンブリが、図4aに示す反射部分を受信する際に、図2のセンサアセンブリによって生成された電気信号を示す図である。 超音波技術によって温度を判定するための例示的な方法のフロー図である。 図5の方法を実施することができる超音波流量計の例示的な処理回路のブロック図である。 図2のセンサアセンブリ内における、超音波信号の反射部分の、代替シナリオの概略図である。 トランスデューサが図7aに示した超音波信号を受信する際に、トランスデューサによって生成される電気信号を示す図である。
以下で、1以上の特定の実施形態を説明する。以下では、他のコンポーネントの中でもハードウェア上で実行されるソフトウェアを含む例示的システムを開示するが、かかるシステムは単なる例示であり、限定とみなすべきではないことに留意されたい。
発明の様々な実施形態の要素を導入する際、単数の表現は、その要素が1以上あることを意味するものとする。「備える」、「含む」、及び「有する」という用語は包括的であり、列記した要素以外の追加の要素があり得ることを意味する。
概して、本明細書に記載されている例示の方法及び装置は、超音波流量計又は他の装置内の流体及び/又は管壁の温度を測定するために用いることができる。他の装置は、流体を含んでいても含んでいなくてもよい。プロセスを制御する、又は流体の総量を判定する例示的な目的のために導管内の流量を測定する。判定される流体は、例えば油やガスが運ばれる際等の管理輸送において輸送されるものや、その他、ある団体から他の団体に輸送されるものである。測定値の精度は、導管の中を流れる流体の温度に、又は導管自体の温度に依存する場合があるが、流体導管の内面は、動作中には、直接温度測定するためにアクセスすることはほとんどできない。
例示的な方法及び装置は、例えば、ステンレス鋼のような材料を介して音響信号を伝播することができる任意の音響技術を用いて実現することができる。超音波は、材料を介して疎密波信号及びせん断波信号を送信することができる例示的な音響測定技術である。例示的装置は、超音波信号の伝播、及びその反射に関連する飛行時間を判定し、飛行時間に基づいて1以上の局部温度を判定する。
図1は例示的なフローセル100、すなわちハウジングを示す。フローセル100は、流体の流れを測定する閉じ込み容積(内部導管、不図示)を画定する。超音波流量計の処理回路(不図示)が、基台110上に搭載されており、ケーブルが、四分円130、140のうち1以上に取り付けられた超音波トランスデューサ(図2を参照して以下で説明する)まで、例えば、アクセスポート120を貫通してもよい。四分円130内に示したのは、4つのセンサポート132、134、136、138であり、同様に四分円140内にも4つのセンサポート(不図示)があってもよい。より多数又は少数のセンサポートを備えることができ、かつ図示した通りの形状(角度、配置等)は、単なる例に過ぎないことが理解されるであろう。例示的な流れ方向150に対し、四分円130は、上流四分円と呼ばれ、四分円140は、下流四分円である。センサポート132、134、136、138は、上流側センサポートと呼ばれ、四分円140と関連するセンサポートは下流側センサポートである。センサポート(例えば、超音波センサポート132〜138)が、図2に関連して後述するようにセンサアセンブリ200の設置のために提供され、フローセル100の内部導管へのアクセスを可能にすることができる。
図2は、温度を測定するために使用される例示的なセンサアセンブリ200の模式図である。センサアセンブリ200は、トランスデューサ210とバッファ220とを含む。バッファ220は、流量計の閉じ込み容積(導管)内の流体と接触し得るインタフェース222を含む。流体は、液体(例えば、水、油、液化天然ガス)、又は気体(例えば、水蒸気、天然ガス)、又はそれらの任意の組み合わせであってもよく、超音波流量計の動作中に粒子状物質(例えば、砂、泥、汚泥)を含み得ることができるが理解されよう。トランスデューサ210は、超音波トランスデューサであることが好ましい。
バッファ220は、1以上のOリング234を収容するための溝232を形成するように構成されたインサート230と一体に形成される。Oリング234は、流体と、バッファ220より先にあるセンサアセンブリの残りの部分との間の圧力境界又は封止を提供する。インサート保持ナット236が、インサート230をフローセルのセンサポート(例えば、センサポート132、134、136、138)内に固定するために使用され、インサート保持ナット236を取り外すことなくトランスデューサ210の着脱を可能にするために、開放中央部を有してもよい。さらに、インサート230は、例えば、インサート230内の空隙を介してトランスデューサ210を収容する。
また、図2に示されているのは、トランスデューサ210を固定するためのトランスデューサ保持ナット212である。プラグ240が、センサアセンブリ200が設置されているセンサポートを塞ぐ、又は覆う。いくつかの、異なる種類のセンサアセンブリ、トランスデューサ、及び対応する形のセンサポート(以下でより詳細に示す)を、本発明の実施形態で使用することができることを理解されたい。ここで、本発明の実施形態には、インサートを使用しないセンサアセンブリ、及び対応する形状のセンサポートを使用しない実施形態が含まれる。
トランスデューサ210に音波を生成させる回路(以下に説明する)からの(一般的には、特定のスペクトルの)励磁電圧又はパルスを供給するために、ケーブル(不図示)が、トランスデューサ210に動作可能に接続されることが理解されよう。トランスデューサ210の能動素子(不図示)は、圧電材料であってもよい。圧電材料の物理的寸法は、電気信号に反応し、したがって、音波を生成するために使用され得る。音波が、圧電材料に入射する(受けられる)と、圧電材料が電気信号を生成する。トランスデューサ及び圧電材料は当該技術分野において周知であり、本明細書でさらに説明することなく、当業者によって容易に理解されよう。使用が予定されている周波数、周波数範囲、又はスペクトルは、典型的には、超音波周波数であるが、これに限定されない。これにより、生成又は受信された音波は、超音波信号と称することとする。用語「超音波信号」はトランスデューサに超音波信号を生成させる(駆動し、励起する)電気信号(電圧、パルス)と区別すべきであり、トランスデューサが超音波信号を受信したときにトランスデューサによって生成される電気信号(電圧、パルス)とは区別されるべきである。本明細書で使用される超音波信号は、物体、材料、又は流体を通じて伝播する超音波周波数の音波をいう。
図3は、フローセル100の拡大断面を示す。示されているのは、センサアセンブリ(例えば、センサアセンブリ200)の1つが設置されているセンサポート132である。また、フローセル100の閉じ込み容積300(例えば、導管)であって、内部を流体が速度測定のために流れることができるものが示されている。
操作中は、トランスデューサ210が(例えば、以下に論じる、超音波流量計の処理回路からの)電圧又はパルスにより励起されると、トランスデューサ210は、超音波信号310を生成し、バッファ220内に送信する。超音波信号は、バッファ220を介して、インタフェース222をわたり、流体320に伝播する。図3に示すように、バッファ220は、トランスデューサ210と流体320との間に配置されている。インタフェース222において、超音波信号310のエネルギーの一部は、反射部分330の形で、トランスデューサ210に向けて戻るように反射される。反射部分330は、バッファ220を介して戻るように伝播し、トランスデューサ210によって受信される。トランスデューサ210には、反射部分330を、処理回路(不図示)が検出ができる電気信号に変換する。
一実施形態では、超音波流量計の処理回路は、超音波信号310が生成されたときから始まって、反射部分330が受信又は検出されるときまでの飛行時間を測定する。この飛行時間は、バッファ220内の往復飛行時間、すなわち、(バッファ220の第1端部と動作可能に接触している)トランスデューサ210からインタフェース222へ、及びその逆の飛行時間を示している。バッファ220中の音速は、温度によって変化し、バッファ220の物理的な寸法(例えば、長さ)は温度により変化するので、飛行時間は、バッファ220の温度に応じて変化することが理解されるであろう。
図4aは、バッファ220内の超音波信号の反射を示している。図示されているのは、バッファ220に動作可能に接続されたトランスデューサ210である。バッファ220の長さはLであり、トランスデューサ210が送信すると、超音波信号310は、インタフェース222に遭遇するまでにバッファ220の長さLを介して伝播する。インタフェース222において、超音波信号310のエネルギーの一部は、反射部分330の形で、トランスデューサ210に向けて戻るように反射される。反射部分330は、反射部分330(すなわち、第1エコー)を受信し、受信した反射部分330を、流量計の処理回路(後述)によって検出される(図4bに示す)電気信号400に変換するトランスデューサ210に遭遇するまでに、バッファ220の長さLを逆方向に伝播する。例えば、パルス410は、受信した反射部分330に相当する。追加の反射が生じることがある。例えば、反射部分330におけるエネルギーの一部が、トランスデューサ210によってさらに反射され、第2反射部(不図示)を長さLだけ伝播させる。これは、同様に、第3反射部(不図示)をインタフェース222において生じさせ、それによって、第3反射部がトランスデューサ210によって受信され(すなわち、第2エコー)、流量計の(後述する)処理回路で検出されるという結果をもたらす。例えばパルス420は、第2エコー(すなわち、受信された第3反射部分)に相当する。
飛行時間は、上記いずれかのうち、任意の2時点間に定義できることが理解されよう。例えば、第1エコーの生成、受信、第2エコーの受信、もしくはこれらの任意の組み合わせの間の飛行時間を測定することができ、これらのいずれか、又はその他を、温度判定のための飛行時間として使用することができる。
バッファ220の温度と、超音波信号310の飛行時間と、その反射部分330の飛行時間との関係が、バッファ220が作られる材料と、超音波信号310の周波数、周波数範囲、又はパルス形状と、流体又は導管の使用温度範囲と、他の要因とに依存する。この関係は、実験によって確立された経験的データにより決定され、ルックアップテーブルに記録されていることが好ましく、又はこの関係がアルゴリズムで表現することが可能であるか、飛行時間から推定温度を算出するために計算を利用してもよい。
例えば、そのようなアルゴリズムの1つは、第1エコーの飛行時間(すなわち、バッファ220を通る1往復)について判定された温度Tについて、以下の式1に基づく以下の反復計算を含む。
式中、Toは、基準温度であり、
oは、基準温度To<におけるバッファの長さであり、
tは、測定された飛行時間であり、
Lは、バッファにおける長軸方向の音速であり、
αは、線熱膨張係数である。
L自体が温度によって変化するので、(1)式は、想定される値(例えば、基準温度Toでの値)と、判定された温度Tを用いて算出し、その後CLの値を、例えば、表に記載された、又は補間された基準によって判定された温度に基づいて更新することができ、その次の温度Tを求め、以下同様である。続いて算出される温度Tが十分に収束する(すなわち、各反復であまり変化しない)まで、反復プロセスは継続することになる。超音波の伝わり、及び温度効果の他のモード、又は超音波の他のモデルが、異なる分析方法や数値的方法を必要とする場合があり、上記の反復方法は、1つの可能性に過ぎない。
代替実施形態では、種々の温度Tに対する、バッファ220内の飛行時間は、実験的に決定され、表に記載され、流量計の処理回路(後述)のルックアップテーブルとして利用可能にすることができる。
様々な実施形態では、バッファ220の温度は、流体320又は導管壁340の温度と平衡状態にある。バッファ220は、少なくとも部分的に流体320、フローセル100、又はその両方に熱結合されている。熱結合される、とは、例えば、流体320の温度が上昇すると、バッファ220の温度が上昇し、その他はすべて同じであることを意味する。図3に示した実施の形態では、バッファ220は、インタフェース222で流体320に接触しており、バッファ220の縁部とセンサポート132の壁との間に隙間350があり、それによって、流体320が隙間350を透過する。結果として、バッファ220は、流体320に、少なくとも部分的に熱結合される。バッファ220は、バッファ220の温度が、流体320の温度と等しくなるように、流体320に十分に熱結合されていてもよい。あるいは、バッファ220の温度が流体320の温度が同じでない場合であっても、バッファ220の温度が流体320の温度を示すように、バッファ220が流体320に十分に熱結合されていてもよい。代替実施形態では、バッファ220は、流体320に直接接触していなくてもよいが、それでも、流体320に十分熱結合されていてもよい。例えば、流体320がインタフェース222に直接接することを防止する、かつ/又は流体320が隙間350から透過することを防止するが、流体320の温度変化からバッファ220を遮蔽するようには熱絶縁しないように、バッファ220と流体320との間に、薄い圧力境界があってもよい。
代替実施形態では、バッファ220の温度は、導管壁340に熱結合されている。例えば、隙間350はなくてもよく、バッファ220は、導管壁340と直接接触してもよい。流体320から、インタフェース222をさらに遮蔽する圧力境界を追加することにより、バッファ220は、流体320よりも導管壁340に、より強く熱結合し得る。これらの例示的な実施形態のいずれにおいても、それぞれ上昇したり、低下したりする流体320の温度の結果、導管壁340の温度が上昇したり低下したりするであろうし、逆もまた同様であろうことが理解されよう。すべての例示的な実施形態では、バッファ220は、少なくとも部分的に流体320、導管壁340、又はその両方に熱結合されている。結果として、バッファ220の温度が流体320、導管壁340、又はその両方の温度を示す。
いずれの場合も、バッファ220の温度を判定することは、超音波流量測定の精度を向上させるため、加熱又は冷却を検出するため、又は例えば流体320を処理するための処理システムの制御の一部として、有効に使用することができる。例えば、温度の増加は、通常、導管の内径を増加させ、したがって導管の断面積を増加させる。このような変化は、特定の線流速(例えば、速度)に対して、流れる流体の量を増加し、流量計は、この変化を考慮するために、温度を計算に組み込むことができる。
図5を参照すると、温度を判定する例示的な方法500が示されている。ブロック510において、超音波信号(例えば、超音波信号310)が生成され、ある物体(例えば、バッファ220)に送信され、この物体を通って超音波信号が伝播する。ブロック520において、超音波信号の反射部分(例えば、反射部分330)が検出され、例えば、トランスデューサ210によって受信され、処理回路によって検出される電気信号に変換される。ブロック530において、飛行時間が測定される。この飛行時間は、ブロック510における生成から、ブロック520における検出までの飛行時間であってもよいし、あるいは、例えば、任意の2回の検出の間の飛行時間であってもよい。ここで、1回以上の検出は、第1エコー、又はその後に続くエコー(すなわち、上述したようにさらなる反射部分)に対応する。測定された飛行時間は、任意の都合の良い飛行時間であってもよい。当業者は、温度判定を可能にすることができる、測定された飛行時間の、さらなる変形形態及び実施形態がわかるだろう。例えば、このようなさらなる飛行時間の1つは、以下に説明され、「トリプルトラバース(triple traverse)」と呼ばれる。図5の例示的な方法の説明を続けると、ブロック540で、温度が、少なくとも部分的には、測定された飛行時間に基づいて判定される。上述したように、温度を種々の方法、例えばルックアップテーブル又は計算で判定することができる。判定された温度は、物体(例えば、バッファ220)のものであってもよいし、物体(例えば、流体320、導管壁340)と十分に熱平衡している(必ずしも等しい温度でなくてもよい)別の何かの温度であってもよい。
図6を参照すると、流量計の例示的な処理回路600が示され、これは、図5の方法を実施するために使用され得る。処理回路600は、トランシーバ620を制御するプロセッサ610を有している。トランシーバ620は、トランスデューサ210に超音波信号を生成させる(駆動、励起)電気信号(電圧、パルス)を生成することができる。トランシーバ620も、トランスデューサ210で受信された超音波信号に応答して、トランスデューサ210によって生成された電気信号をトランスデューサ210から検出することも可能である。トランシーバ620は、例えば、電気接続部630(例えば、同軸ケーブル)によって、トランスデューサ210に動作可能に接続されている。プロセッサ610はまた、入出力部640に動作可能に接続されていてもよい。入出力部640は、表示パネル、モニタ、キーボード、キーパッド、シリアルインタフェース、又は任意の他のインタフェース装置であってもよいし、これらのインタフェース装置に対する支持を提供してもよい。任意の数のインタフェース装置が、入出力部640によって支持され得ることは理解されよう。
プロセッサ610は、メモリ650及び/又は記憶装置660に動作可能に接続されている。メモリ650又は記憶装置660は、それぞれ、プロセッサ610によって使用されるデータ又はコンピュータ可読命令を記憶することができる。記憶装置660は、コンピュータ可読命令の不揮発性記憶装置、及びデータの不揮発性記憶装置を提供することができる。データは、検索するための表データベースであり、例えば、上述したように、プロセッサ610によって、アルゴリズム、計算、又は検索を通じて、ブロック540において温度を判定するための所与の飛行時点における温度の表、所与の温度に対する長軸方向の音速の表である。データ又はコンピュータ可読命令を、記憶装置660からメモリ650にコピーすることができ、それによって、揮発性記憶装置には、プロセッサ610による、データ又は命令に対する、より早いアクセスを提供することができる。
処理回路600は、図6に示すよりも多い又は少ない構成要素を有していてもよい。任意の組み合わせ又はサブコンポーネントの等価置換は、本発明を実施するための処理回路600とみなすことができる。プロセッサ610又はトランシーバ620は、単独で、又は示されている他の任意のサブコンポーネントと組み合わせて、汎用プロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、又は記載の機能を実現可能な回路の任意の他の組み合わせとして実現され得ることが理解されるであろう。さらに、プロセッサ610と組み合わされた、メモリ650や記憶装置660に記憶されたプロセッサ実行可能命令及び/又はデータ、トランシーバ620、又は入出力部640は、単独で、又は組み合わせにおいて、処理ロジックと考えることができ、コンピュータ可読命令を明確に有することなく、回路又は論理回路として、同等の実装が可能であってもよい。そのような変形は本発明の範囲内であることが意図されており、総括的に処理ロジック又は処理回路と呼ぶことができる。
図7aは、図4aに示したものの代替となる、超音波信号の反射のための配置例を示す図である。図示されているのは、第1バッファ220aに動作可能に接続された第1トランスデューサ210aである。第1トランスデューサ210aが送信すると、超音波信号310は、第1バッファ220aを通って伝播し、インタフェース222に遭遇する。インタフェース222において、超音波信号310のエネルギーの一部は、反射部分330の形で、第1トランスデューサ210aに向けて戻るように反射され得る。しかし、超音波信号310のエネルギーの一部は、進行し続けて超音波信号710として流体320(例えば、図7aにおける水)内に入り、最終的に第2トランスデューサ210bで受け取られ得る。一方、反射部分330は、第1バッファ220aを通って反対方向に伝播し、第1トランスデューサ210aに遭遇し得る。反射部分330内のエネルギーの一部は、第1トランスデューサ210aでさらに反射される場合があり、第2の反射部分720が、第1バッファ220aを通って伝播するようにする。反射部分720内のエネルギーの大部分は、進行し続けて反射部分730として流体320内に入ることができ、最終的に超音波信号710よりも後の時点において、第2トランスデューサ210bで受け取られ得る。超音波信号710と反射部分730は、超音波エネルギーが第2トランスデューサ210bに到達することができる2つの超音波経路を示している。反射部分730内のエネルギーは、第1バッファ220aを3回通過したものであり、したがって、反射部分の本実施形態を「トリプルトラバース」と呼ぶ。
図7bは、超音波信号710及びそれに続く反射部分730が第2トランスデューサ210bで受信されるときに得られる例示的な電気信号700を示している。処理回路600は、電気信号700と、示されているパルス740、750を検出する。パルス740は、受信した超音波信号710に対応し、パルス750は、受信した反射部分730に対応する。パルス740と、パルス750との時間差は、温度の判定において用いることができる飛行時間である。この例示的な電気信号では、パルス740とパルス750との間の飛行時間は、第1バッファ220aを2回通過するのに要する時間を示している。超音波エネルギーの反射部分のさらなる実施形態は、飛行時間を測定(530)し、かつ温度を判定(540)するために使用することができることを理解されたい。例えば、図7aに符号無しで示すのは、超音波エネルギーが第2トランスデューサ210bに到達できるようにするための、さらなる第3経路であり、第2バッファ220b内の一対の反射を含む。より多くの、又は異なる反射を含む実施形態は、本発明の範囲内である。
本発明の別の実施形態は、複数のセンサアセンブリと、必要な電気信号を制御し、生成し、かつ1以上のトランスデューサの温度を方法500によって判定するために受信信号を検出する少なくとも1つの処理回路とを含む。例えば、センサポート132、134、136、138に四分円140内の、又は他の位置にあるその他のものが設置された複数のトランスデューサアセンブリを用いて、流体320の温度を複数の位置で判定することができる。複数の位置の温度の組は、温度プロファイルである。温度プロファイルは、流量測定、温度制御、プロセス制御を向上させるため、又は他の目的で、閉じ込み容積300内の流体320の偏流を予測し、流体320内の混合や、流体320におけるその他の変数を予測するために用いられ得る。温度プロファイルは、管の長さに沿った複数の位置、閉じ込み容積の周囲の複数の位置、又は複数の位置の任意の他の組み合わせにおいて判定された温度であってもよく、冷却又は加熱を示す流量測定を向上させることができ、又は他の方法でプロセスを制御するために使用され得る。
本発明の代替の実施形態は、温度の時間プロファイルを形成するために、複数の時点の温度を判定すること(540)を含む。これは、プロセス制御その他の目的で、温度変化、起動、シャットダウンを検出又は記録するために有効に使用することができる。温度の時間プロファイル、すなわち温度履歴は、例えば記憶装置660に記録又は記憶することができる。
理解されるであろうように、本発明の態様は、装置、方法、又はコンピュータプログラムとして実現可能である。コンピュータプログラムは、1以上のコンピュータ可読媒体であって、そこで符号化されたプロセッサ実行可能な命令を有するコンピュータ可読媒体で実現することができる。
1以上のコンピュータ可読媒体の任意の組み合わせを利用することができる。コンピュータ可読媒体は、限定するものではないが、電子、磁気、光学、電磁、赤外線、又は半導体のシステム、装置、もしくはデバイス、又はこれらの任意の適切な組み合わせを含むことができる。より具体的な例には、1以上の電気的コンタクトを有する電気接続、ポータブルコンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、携帯コンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD−ROM)、光記憶装置、磁気記憶装置、又はこれらの任意の適切な組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。本文書の文脈において、コンピュータ可読媒体は、命令実行システム、装置、もしくはデバイスによって、又はこれらに関連して使用するためのプログラムを含む、又は格納することができる任意の有形媒体とすることができる。
本発明の態様のオペレーションを実行するためのコンピュータプログラムコード及び/又は実行可能な命令は、Java(登録商標)、スモールトーク、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語のような従来の手続き型プログラミング言語のうち1以上のプログラミング言語の任意の組み合わせで書かれてもよい。プログラムコードは、本発明の種々の態様に応じて、任意の適切な位置に配置された任意の適切なコンピューティングデバイス上で実行することができる。例示であり限定するものではないが、プログラムコードは、ユーザデバイス、システムデバイス、遠隔装置、サーバ等で実行することができ、又はこれらの組み合わせのうちの任意の1つ、もしくはその他において部分的に実行されてもよい。遠隔コンピュータ又はサーバ等は、任意の種類のネットワークを介してユーザ装置に接続することができる。
本明細書は、最良の態様を含む本発明を開示するため、さらに当業者であれば、本発明は、任意の装置又はシステムの製造及び使用、並びに任意の組み込まれた方法の実行を含む、本発明の実施ができるように、例を用いている。しかしながら、本発明の特許性のある範囲は、特許請求の範囲のみによって定義されるべきであり、当業者に想起される他の例を含み得る。これらの他の例が、特許請求の範囲の文字通りの文言と異ならない要素を有する場合、又は特許請求の範囲の文言と実質的な差異のない均等の要素を含むならば、そのような他の例は特許請求の範囲内にあることが意図されている。
100 フローセル
110 基台
120 アクセスポート
130 四分円
132 センサポート
134 センサポート
136 センサポート
138 センサポート
140 四分円
200 センサアセンブリ
210 トランスデューサ
210a 第1トランスデューサ
210b 第2トランスデューサ
212 トランスデューサ保持ナット
220 バッファ
220a 第1バッファ
220b 第2バッファ
222 インタフェース
230 インサート
232 溝
234 Oリング
236 インサート保持ナット
240 プラグ
300 込み容積
310 超音波信号
320 流体
330 反射部分
340 導管壁
350 隙間
400 電気信号
600 処理回路
610 プロセッサ
620 トランシーバ
630 電気接続部
640 入出力部
650 メモリ
660 記憶装置
700 電気信号

Claims (12)

  1. 閉じ込み容積を形成し、少なくとも部分的に流体と接触しているハウジング(100)と、
    超音波信号を生成し、前記ハウジング(100)に動作可能に接続されたトランスデューサ(210)と、
    前記超音波信号を伝播させるバッファ(220)であって、前記流体及び前記ハウジング(100)の少なくとも一方に少なくとも部分的に熱結合されたバッファ(220)と、
    前記トランスデューサ(210a,210b)に動作可能に接続された処理回路(600)であって、
    1つの前記トランスデューサ(210)に前記超音波信号(310)を生成させて、他のトランスデューサ(210b)に向けて送信させ
    前記バッファ(220)の1以上のインタフェース(222)から反射された前記超音波信号(310)の反射部分(330)前記バッファ(220)内での飛行時間を測定し、
    前記バッファ(220)内での飛行時間に少なくとも部分的に基づいて温度を判定し、
    少なくとも前記1つのトランスデューサ(210a)から前記他のトランスデューサ(210b)に前記超音波信号(310)を伝播させて測定された前記飛行時間に基づき判定された前記流体の線流速と前記判定されたハウジングの温度の影響とに応じて、前記流体の流量を判定する処理回路(600)を備えておりここに、
    前記1つのトランスデューサ(210a)によって生成され送信された超音波信号(310)のうち、前記バッファ(220)の前記インタフェース(222)から反射された反射部分(330)として前記送信の方向とは反対方向に伝播し、前記1つのトランスデューサ(210a)でさらに反射されて第2の反射部分(720)として前記バッファ(220)を前記送信の方向に進む、ここまでの前記バッファ(220)内での経路を1回以上辿った後、前記バッファ(220)を通過して前記流体(320)内を進行し続け、最終的に前記他のトランスデューサ(210b)で受振されるまでの超音波信号(730)の飛行時間と、前記インタフェース(222)から反射されることなく前記バッファ(220)を通過して前記流体(320)内を進行し続け、最終的に前記他のトランスデューサ(210b)で受振されるまでの超音波信号(710)の飛行時間との、時間差に基づいて、前記反射部分(330)の超音波信号の前記バッファ(220)内での飛行時間を測定する、
    線流速から判定された流体の流量の、温度に起因する誤差を低減する装置。
  2. 前記温度を判定することが、さらに集計データに基づいている、請求項1に記載の装置。
  3. 前記判定された温度が、実質的に、前記流体の温度、及び前記ハウジング(100)の温度のうち一方である、
    請求項1または2に記載の装置。
  4. 複数の超音波トランスデューサ(210a,210b)であって、各々が1以上のバッファ(220a,220b)と動作可能に接続されるようになっている、複数の超音波トランスデューサ(210a,210b)をさらに備え、
    前記処理回路(600)が、
    前記複数の超音波トランスデューサ(210a,210b)と動作可能に接続され、さらに
    前記生成させること、前記検出すること、前記測定すること、及び前記判定することを、前記複数の超音波トランスデューサ(210a,210b)及び前記複数のバッファ(220a,220b)によって、複数の位置に対して繰り返し、
    1以上の前記判定された温度に基づいて、前記流体又は前記ハウジング(100)の温度プロファイルを判定する
    ように構成された、請求項1から3のいずれかに記載の装置。
  5. 前記処理回路(600)が、さらに
    前記生成させること、前記検出すること、前記測定すること、及び前記判定することを、複数の間隔で繰り返し、
    複数の前記判定された温度を、
    流量測定値に補正を適用すること、
    処理に制御を適用すること、
    イベントを検出すること、及び
    前記判定された温度を記録すること
    のうち、1以上のために使用する
    ように構成された、
    請求項1から4のいずれかに記載の装置。
  6. 流体、及び閉じ込み容積を形成するハウジング(100)の少なくとも一方と、少なくとも部分的に熱結合されているバッファ(220)内に、1つのトランスデューサ(210a)から他のトランスデューサ(210b)に超音波信号(310)を伝播させてその飛行時間を測定することと、
    前記バッファ(220)の1以上のインタフェース(222)から反射された前記超音波信号(310)の1以上の反射部分(330)前記バッファ(220)内での飛行時間を測定することと、
    前記バッファ(220)内での飛行時間に少なくとも部分的に基づいて、温度を判定することと、
    少なくとも前記1つのトランスデューサ(210a)から前記他のトランスデューサ(210b)に前記超音波信号(310)を伝播させて測定された前記飛行時間に基づき判定された前記流体の線流速と前記判定されたハウジング(100)の温度とに応じて、流体の流量を判することと、
    を含み、ここに、
    前記1つのトランスデューサ(210a)によって生成され送信された超音波信号(310)のうち、前記バッファ(220)の前記インタフェース(222)から反射された反射部分(330)として前記送信の方向とは反対方向に伝播し、前記1つのトランスデューサ(210a)でさらに反射されて第2の反射部分(720)として前記バッファ(220)を前記送信の方向に進む、ここまでの前記バッファ(220)内での経路を1回以上辿った後、前記バッファ(220)を通過して前記流体(320)内を進行し続け、最終的に前記他のトランスデューサ(210b)で受振されるまでの超音波信号(730)の飛行時間と、前記インタフェース(222)から反射されることなく前記バッファ(220)を通過して前記流体(320)内を進行し続け、最終的に前記他のトランスデューサ(210b)で受振されるまでの超音波信号(710)の飛行時間との、時間差に基づいて、前記反射部分(330)の超音波信号の前記バッファ(220)内での飛行時間を測定する、
    線流速から判定された流体の流量の、温度に起因する誤差を低減する方法。
  7. 前記温度を判定することが、さらに集計データに基づいている、請求項6に記載の方法。
  8. 前記判定された温度が、実質的に、前記流体の温度、及び前記ハウジング(100)の温度のうち一方である、
    請求項6または7に記載の方法。
  9. 前記生成させること、前記検出すること、前記測定すること、及び前記判定することを、複数のバッファ(220a,220b)によって、複数の位置に対して繰り返すことと、
    1以上の前記判定された温度に基づいて、前記流体又は前記ハウジング(100)の温度プロファイルを判定すること、
    とをさらに含む、
    請求項6から8のいずれかに記載の方法。
  10. 前記流体が、前記ハウジング(100)内を流れている、
    請求項6から9のいずれかに記載の方法。
  11. 前記生成させること、前記検出すること、前記測定すること、及び前記判定することを、複数の間隔で繰り返すことと、
    複数の前記判定された温度を、
    流量測定値に補正を適用すること、
    処理に制御を適用すること、
    イベントを検出すること、及び
    前記判定された温度を記録すること、
    のうち、1以上のために使用することと、
    をさらに含む、
    請求項6から10のいずれかに記載の方法。
  12. コンピュータにおける処理ロジックによって請求項6から11のいずれかに記載の方法を施すための命令を含むコンピュータ可読媒体であって、前記命令が、
    前記トランスデューサ(210)に前記超音波信号を生成させ、ここで、
    前記バッファ(220)前記流体及び前記ハウジング(100)の少なくとも一方と、少なくとも部分的に熱結合されており、
    前記バッファ(220)の1以上の前記インタフェース(222)から反射された前記超音波信号の反射部分の前記バッファ(220)内での飛行時間を測定し、
    前記飛行時間に少なくとも部分的に基づいて前記温度を判定し、
    前記少なくとも線流速と判定されたハウジングの温度の影響とに応じて、前記流体の流量を判定する
    ように構成され
    コンピュータ可読媒体。
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