JP6671943B2 - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents
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Description
図1は、本実施例に係る、画像処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。画像処理装置100は、例えばPC等であり、CPU101、RAM102、HDD103、汎用インターフェース(I/F)104、モニタ108、及びメインバス109を備える。そして、汎用I/F104によって、カメラなどの撮像装置105や、マウス、キーボードなどの入力装置106、及びメモリカードなどの外部メモリ107をメインバス109に接続される。
図2(a)は、本実施例に係る画像処理装置100のノイズ低減処理に係る論理構成の一例を示すブロック図である。画像処理装置100は、信号変換処理部201、色ノイズ低減処理部202、輝度ノイズ低減処理部203、信号統合処理部204とで構成される。
続いて、色ノイズ低減処理部202について詳しく説明する。図2(b)は、本実施例に係る色ノイズ低減処理部202の内部構成を示すブロック図である。図2(b)に示すように、色ノイズ低減処理部202は、領域設定部301、評価値導出部302、色判定部303、補正パラメータ設定部304及び色差補正部305で構成される。以下、色ノイズ低減処理部202の各部について説明する。
領域設定部301は、後述の色判定部303での色判定処理の対象となる領域(色判定用領域)を注目画素毎に設定する。この色判定用領域は、入力されたカラー画像データにおける注目画素とその周辺画素の複数の画素によって構成される領域である。そして、この色判定領域は、色差を示す値(色差信号)を補正する処理(以下、色差補正処理)において使用する参照領域を決定する際に、色の境界(色エッジ)を越えて注目画素と異なる色の画素(色の異なる領域)を含まないことが望ましい。一方、色判定用領域は、できるだけ領域に含まれる画素数が多い方がよいが、領域に含まれる画素数が多いほど、注目画素と異なる色の画素を含みやすい。そこで色判定用領域は、2段階で設定される。すなわち、処理開始直後に初期設定される領域(第1次領域)と、当該第1次領域に色エッジを含むと判定される場合に改めて設定される領域(第2次領域)とが存在する。そして、初期設定される第1次領域は、含まれる各画素がほぼ注目画素の色差信号一様となっているか、を判定するための領域であり、注目画素を中心とした方向性のない等方的な領域が設定される。
2)各サブ領域の画素数は同じである。
3)注目画素を中心として、各サブ領域の形に指向性がある。
4)注目画素を中心として各サブ領域を全て組み合わせたセット領域全体では等方性がある。
5)各々のサブ領域において注目画素が端に存在する。
評価値導出部302は、入力されたカラー画像データ中の注目画素に対して、領域設定部301で設定された色判定用領域(色判定用領域が複数のサブ領域のセットとして与えられているときは各々のサブ領域について)を用いて評価値を導出する。この評価値は、設定された色判定用領域内に、注目画素の色と異なる色の画素が存在しているかどうかを評価するためのものである。画像データのノイズ量が多い場合、注目画素の色差信号とその周囲の色差信号とを一対一で単純に比較する方法では、注目画素を表す色と周囲の画素の色との差を適切に判定できない。具体的には、本当は色差信号が大きく異なる画素であるにもかかわらず両者の色が同じと判定されたり、本当は色差信号が同じ画素であるのに両者の色が異なると判定されたりすることがある。各画素に対して、異なる色の画素を用いて色ノイズ低減処理をすると、色エッジ付近の画素に色滲みが発生してしまう。そこで本実施例では、注目画素の周辺領域において、注目画素の色と大きく異なる色の画素をできるだけ含まない同一色領域を予め見つけ、当該同一色領域内の画素を参照して注目画素に対し色差補正処理を行う。このような同一色領域を見つける際に、注目画素と参照画素の画素値を一対一で比較して判定していくのではなく、注目画素とその周辺にある複数の画素で構成される領域とを比較した評価値に基づいて判定する。これは、自然画像は滑らかであり、色のエッジ部以外の領域ではある程度同じ色が連続して存在しているという仮定に基づいている。従って複数の画素からなる領域で判定することは、判定精度を向上させる狙いがある。領域の評価値は、例えば以下の式(1)によって求めることができる。
色判定部303は、評価値導出部302で導出された評価値に基づいて、領域設定部301で設定された領域(第1次領域又は第2次領域)が注目画素の色差信号と同じ値の色差信号の画素からなる領域であるかどうかを判定する色判定処理を行なう。色判定用領域が第2次領域(複数のサブ領域のセット)であるときは、サブ領域毎に条件を満たしているかの判定がなされることになる。例えば、評価値が上記式(1)を用いて導出された場合におけるRGBそれぞれの評価値をσ’2 R、σ’2 G、σ’2 B、とするとき、以下の式(3)で示す条件を満足するとき、当該領域は同一色領域であると判定されることになる。
補正パラメータ設定部304は、色ノイズを低減するための色差を補正する処理(色差補正処理)で使用するパラメータの設定を行う。本実施例における補正パラメータは、注目画素についての色差補正処理で用いる参照領域の情報である。補正パラメータ設定部304は、色判定部303で判定条件を満たした領域を、注目画素についての色差補正処理で用いる参照領域として決定する。図7は、色判定用領域として第2次領域(セット領域)が設定された場合における、補正パラメータとしての参照領域が設定される様子を示す図である。図7の例では、図4で示したセット領域410の8つのサブ領域411〜418のうち、丸で囲んだサブ領域413、416及び417が判定条件を満たす。その結果、これら3つのサブ領域全てを使用するような参照領域700が補正パラメータとして設定されることを示している。なお、図7の例では、サブ領域416とサブ領域417との間で、斜線で示した2つの画素701と黒の矩形で示す注目画素の計3画素が重複している。この様に画素が重複している場合、各サブ領域の和集合を取って参照領域としてもよいし、重なっている数だけ参照領域が存在しているとみなしてもよい。後者の場合、色差補正処理において、重なっている画素の重みが大きくなることを意味する。
図8は、判定条件を満足する領域がサブ領域428のみであって、その画素数の総和が一定数である5画素以下の4画素であったために、サブ領域428に代えて5×5画素の等方的領域800を参照領域として設定した一例を示している。なお、この際に、色差補正処理の内容についても変更するようにしてもよい。色差補正処理の内容を変更する態様については、実施例2で説明するものとする。
色差補正部305は、入力されたカラー画像データに対し、設定された補正パラメータに基づいて、色ノイズが低減するように色差を示す値を補正する処理を行なう。本実施例の場合、設定された参照領域が第1次領域である場合と、第2次領域である場合とでは色差補正処理の内容を異ならせている。
続いて、色ノイズ低減処理部202おける処理の流れについて説明する。図11は、色ノイズ低減処理の流れを示すフローチャートである。この一連の処理は、CPU101が、HDD130に格納されているプログラムをRAM102にロードし、実行することで実現される。
次に、補正パラメータ設定部304において、注目画素の色差補正処理で使用する参照領域に加え、色差補正処理自体の内容を、補正パラメータとして設定する態様について実施例2として説明する。なお、補正パラメータ設定部304で設定される補正パラメータの内容以外については実施例1と異なるところはないので、以下では差異点についてのみ説明するものとする。
次に、入力されたカラー画像データから解像度の異なる複数の画像データを生成し、各画像データに対してノイズ低減処理を行って得られた処理結果を合成し、最終的なノイズ低減後のカラー画像データを出力する様態について実施例3として説明する。なお、画像処理装置のハードウェア構成など基本的な部分は実施例1及び2と共通するので、以下では差異点、すなわち、解像度の異なる複数の画像データの生成処理とノイズ低減処理された各画像データの合成処理を中心に説明するものとする。
周波数帯域毎にノイズ低減処理を施すことにより、各周波数帯域に応じたノイズ成分を適切に除去することが可能である。これを実現するためには、入力画像データに対して多重解像度変換を行なって帯域制限画像データを生成し、各解像度の画像データに対してノイズ低減処理を行ない、ノイズが低減された後の各解像度の画像データを逆多重解像度変換して合成すればよい。なお、逆多重解像度変換は、多重解像度変換に対応するものであり、当然のことながら逆多重解像度変換を施すことにより、元の信号を復元(可逆/非可逆のいずれでもよい)することができる。多重解像度変換によって帯域制限画像データを生成する際には、ラプラシアンピラミッド分解やウェーブレット変換によって複数の周波数帯域毎の周波数応答特性を表す信号に変換する方法等を用いることができる。そして、逆多重解像度変換を行なう際には、ラプラシアンピラミッド分解により帯域制限画像データを得た場合にはラプラシアンピラミッド再構成の方法を用い、ウェーブレット変換により帯域制限画像データを得た場合には逆ウェーブレット変換を用いればよい。
図13は、本実施例に係る画像処理装置1300のノイズ低減処理に係る論理構成の一例を示すブロック図である。画像処理装置1300は、多重解像度画像生成部1301、信号変換処理部1302、色ノイズ低減処理部1303、輝度ノイズ低減処理部1304、合成処理部1305、信号統合処理部1306とで構成される。
続いて、合成処理部1305における合成処理(色ノイズ低減後の色信号と輝度ノイズ低減後の色信号のそれぞれについて元の解像度の画像になるように拡大して合成する処理)について詳しく説明する。この合成処理では、下階層の色信号を拡大した色信号と、上階層の色信号とを合成比率(α値)に基づいて合成するアルファブレンディングと呼ばれる手法が用いられる。まず、このアルファブレンディングを解像度の最も小さい画像(最下位階層の画像)から開始する。そして、アルファブレンディングによって得られた合成後の色信号をその上位階層に該当する解像度と同じ解像度にまで拡大し、当該拡大によって得られた色信号と、当該上位階層の色信号とを合成比率に基づいてさらにアルファブレンディングする。このような処理を最上位階層の画像(1/1倍の画像)に到達するまで繰り返す。この際の拡大には、例えばバイリニア法、ニアレストネイバー法、バイキュービック法、Lanczos法などを用いればよい。なお、ラプラシアンピラミッド分解、ウェーブレット変換により多重解像度画像データを生成した場合には、それぞれラプラシアンピラミッド再構成の方法、逆ウェーブレット変換を用いて逆多重解像度変換を行えばよい。なお、アルファブレンディングは、下位階層側の色信号値をIdown、上位階層側の色信号値をIup、合成比率をu、合成後の色信号値をIpostとしたとき、以下の式(18)で表される。
実施例1〜3では、着目する各画素に対して注目画素と異なる色の領域が混ざらないような適切な領域を設定し、当該設定した領域内の画素を利用して色差を補正する処理を行っている。これにより、エッジ付近でも色滲みを発生させずに色ノイズを低減するようにしていた。
図15は、本実施例に係る、色ノイズ低減処理部202’の内部構成を示すブロック図である。図15に示す色ノイズ低減処理部202’は、実施例1の色ノイズ低減処理部202と比較すると、以下に示す特有の処理部を有している。具体的には、縮小処理部1501、色差判定部1502、拡大処理部1503、高コントラストエッジ判定部1504、第二補正パラメータ設定部1505、第二色差補正部1506、合成処理部1507を有している。領域設定部301、評価値導出部302及び色判定部303、補正パラメータ設定部304及び色差補正部305は、実施例1の図2(b)で示した各処理部と共通である。以下、本実施例に特有の処理部について説明する。
縮小処理部1501は、入力されたカラー画像データのRGB色信号を所定の縮小率(例えば1/2倍)の解像度に縮小し、公知の変換式によって、色差成分(Cr及びCb)を表す色差信号を生成する。或いは、信号変換処理部201で変換した色差信号CrCbを、直接所定の縮小率の解像度に縮小してもよい。この際の縮小処理には実施例3で示した手法を用いればよい。なお、縮小処理の目的は、ノイズを低減して判定精度を向上させることである。従って所定の縮小率はこの目的が達成可能なものであればよく、必ずしも1/2倍である必要はない。また、縮小処理の代わりにノイズ低減処理を適用してもよい。縮小処理の結果は、次の色差判定処理で用いるため、RAM102に記憶される。
色差判定部1502は、注目画素の色差信号に一様な方向が存在するかどうかを画素毎に判定し、注目画素がエッジを構成する画素かどうかを判定する。具体的には、図16に示すような一次元的なセット領域の色差信号を用いて評価値を算出し、当該算出した評価値に基づいて、注目画素の色差信号に一様な方向が存在する場合に、注目画素をエッジと判定する。評価値の算出に用いるセット領域を構成するサブ領域について、その画素数や形は必ずしも図16の例に限られず、一次元的なセット領域であればよい。
拡大処理部1503は、色差判定部1502で得られた色差判定の結果を、入力画像データの解像度と同じ解像度になるように拡大(1/2倍に縮小されていた場合は2倍に)する。拡大は、例えばバイリニア法、ニアレストネイバー法、バイキュービック法、Lanczos法などを用いればよい。そして、元の解像度まで拡大した色差判定の結果は、色差判定マップ(エッジ判定マップ)として、RAM102に記憶される。当然のことながら、縮小処理部1501で解像度を縮小しなかった場合には拡大する必要がない。
高コントラストエッジ判定部1504は、拡大処理部1503で得られた色差判定マップと、色判定部303で得られた色判定の結果とに基づいて、注目画素が高コントラストエッジか否かを判定する処理(高コントラストエッジ判定処理)を行なう。具体的には、色判定部303における色判定の結果によって注目画素周辺が高コントラスト領域となり、かつ、色差判定マップによって注目画素がエッジとなれば、当該注目画素は高コントラストエッジであると判定される。
第二補正パラメータ設定部1505は、補正パラメータ設定部304で設定された補正パラメータ(以下、「第一補正パラメータ」と呼ぶ。)に対して、より色ノイズ低減効果が強まるようなパラメータ(以下、「第二補正パラメータ」と呼ぶ。)を設定する。色ノイズの低減効果を強めるには、例えば参照領域を第一補正パラメータの参照領域より大きくなるように設定すればよい。ここで、ハードウェアでの実施を想定した場合は、フィルタタップ数を可能な限り少なくしたい。この場合は、参照領域の大きさは変えずに、解像度を縮小した画像データを生成してもよい。縮小画像を用いることにより、同じフィルタタップ数のノイズ低減処理で、より低周波ノイズに対してノイズ抑圧効果を得ることが可能となる。
第二色差補正部1506は、第二補正パラメータ設定部1505で設定した第二補正パラメータに基づいて色差補正処理を行う。ここでの色差補正処理については、実施例1で説明した通りである(色差補正部305における色補正処理の内容を参照)。
合成処理部1507は、高コントラストエッジ判定マップに基づいて、色差補正部305で得られた色差信号と、第二色差補正部1506で得られた色差信号とを合成する処理(補正結果合成処理)を行なう。合成後の色差信号値I3は、色差補正部305で得られた色差信号値をI1、第二色差補正部1506で得られた色差信号値をI2、高コントラストエッジ判定の結果(上述の高コントラストエッジ判定マップの値)をuとしたとき、以下の式(27)で表される。
実施例1〜4では、画像処理アプリケーションで処理を行う例を説明したが、これらは撮像装置で撮影した画像データに対して撮像装置内の画像処理ハードウェア上で処理する方法であってもかまわない。その場合、図2に示す各構成は、回路として実現されることになる。また、クライアント装置からサーバ装置上の画像処理アプリケーションに画像データを送信し、サーバ装置上で画像データが処理されてもよい。
Claims (18)
- 入力画像データにおける注目画素について、当該注目画素を含む複数の画素からなる第1の領域が色の一様な領域か否かを判定する第1の判定手段と、
前記注目画素を含む複数の画素からなる前記第1の領域とは異なる第2の領域が、色の一様な領域か否かを判定する第2の判定手段と、
前記注目画素に対して、前記注目画素と該注目画素の近傍画素とからなる参照領域を設定する設定手段と、
前記参照領域に含まれる画素の画素値に基づいて、前記注目画素の画素値を、ノイズが低減された値に補正する第1の補正手段と、
を有し、
前記設定手段は、
前記第1の判定手段により前記第1の領域が色の一様な領域であると判定された場合、予め用意された所定の複数の画素からなる領域を、前記参照領域として設定し、
前記第1の判定手段により前記第1の領域が色の一様な領域ではないと判定された場合、前記第2の判定手段による判定結果に応じた複数の画素からなる領域を、前記参照領域として設定し、
前記第2の判定手段での判定に用いられる前記第2の領域とは、複数のサブ領域で構成される領域であり、各サブ領域の形状には指向性があり、各サブ領域を全て組み合わせると等方性があり、
前記第2の判定手段は、前記第2の領域としての前記複数のサブ領域で構成される領域における各サブ領域のサイズを段階的に小さくすることにより、前記判定を行なう、
ことを特徴とする画像処理装置。 - 前記第2の判定手段は、前記第1の判定手段により、前記第1の領域が色の一様な領域ではないと判定された場合にのみ、前記第2の領域に対する判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記第1の判定手段は、前記注目画素と前記第1の領域を構成する各画素との差分に基づいて算出される、前記色の一様さを表す評価値を用いて前記判定を行なうことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
- 前記第2の判定手段は、各サブ領域が一次元的な領域となった場合又は各サブ領域を構成する画素数が所定数以下となった場合には、前記判定を行わないことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記設定手段は、前記第2の判定手段によって前記第2の領域としての前記複数のサブ領域で構成される領域に含まれるいずれのサブ領域にも色の一様な領域がないと判定された場合、前記所定の領域を構成する画素数と同じか、それ以上の画素数の領域を前記参照領域として設定する請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記入力画像データは複数の色成分に対応する画像データであり、当該複数の色成分に対応する画像データから色差信号を含む画像データに変換する変換手段をさらに有し、
前記第1の判定手段及び前記第2の判定手段は、前記変換手段で変換される前の画像データに基づきそれぞれ前記判定を行い、前記設定手段及び前記第1の補正手段は、前記変換手段で変換された後の画像データに基づきそれぞれ前記設定及び前記補正を行なう
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記設定手段は、前記第2の判定手段において色の一様な領域と判定された全てのサブ領域を、前記第2の判定手段による判定結果に応じた複数の画素からなる領域として設定することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記第2の判定手段において色の一様な領域と判定されたサブ領域を構成する画素数に基づいて、特定の補正処理の内容を設定する手段をさらに備え、
前記第1の補正手段は、設定された前記特定の補正処理の内容に従って、前記注目画素の画素値を、ノイズが低減された値に補正する
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記第2の判定手段での判定の結果、色の一様な領域と判定されたサブ領域がない場合に、特定の補正処理の内容を設定する手段をさらに備え、
前記第1の補正手段は、設定された前記特定の補正処理の内容に従って、前記注目画素の画素値を、ノイズが低減された値に補正する
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記入力画像データに対し多重解像度変換を行なって解像度の異なる複数の画像データを生成し、
前記第1及び第2の判定手段、前記設定手段、前記第1の補正手段が、各解像度の画像データに対し各処理を実行し、
前記第1の補正手段における補正によってノイズが低減された各解像度の画像データに対し逆多重解像度変換を行なって元の解像度の画像データを生成する、
ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記注目画素を含む複数の画素からなる前記第1の領域とは異なる第3の領域が、コントラストが高コントラスト領域であって、かつ、前記注目画素がエッジを構成する画素である場合に、当該注目画素に対して、前記第1の補正手段における補正よりもノイズ低減効果の高い補正処理を行なう第2の補正手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記入力画像データにおける画素が、前記高コントラスト領域の画素であって、かつ、前記エッジを構成する画素である場合には、前記第2の補正手段における補正の結果を出力し、それ以外の画素である場合には、前記第1の補正手段における補正の結果を出力する、補正結果合成手段をさらに備えたことを特徴とする請求項12に記載の画像処理装置。
- 前記第3の領域が前記高コントラスト領域であるかどうかを、前記注目画素と前記第3の領域を構成する各画素との色差信号の差分に基づいて算出される、前記色差信号の一様さを表す評価値を用いて判定する判定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。
- 前記第3の領域は、複数の一次元的なサブ領域で構成される領域であり、各一次元的なサブ領域の形状には指向性があり、各一次元的なサブ領域を全て組み合わせると等方性があることを特徴とする請求項12乃至15のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 入力画像データにおける注目画素について、当該注目画素を含む複数の画素からなる第1の領域が色の一様な領域か否かを判定する第1の判定ステップと、
前記注目画素を含む複数の画素からなる前記第1の領域とは異なる第2の領域が、色の一様な領域か否かを判定する第2の判定ステップと、
前記注目画素に対して、前記注目画素と該注目画素の近傍画素とからなる参照領域を設定する設定ステップと、
前記参照領域に含まれる画素の画素値に基づいて、前記注目画素の画素値を、ノイズが低減された値に補正する補正ステップと、
を含み、
前記設定ステップでは、
前記第1の判定ステップにおいて前記第1の領域が色の一様な領域であると判定された場合、予め用意された所定の複数の画素からなる領域を、前記参照領域として設定し、前記第1の判定ステップにおいて前記第1の領域が色の一様な領域ではないと判定された場合、前記第2の判定ステップにおける判定結果に応じた複数の画素からなる領域を、前記参照領域として設定し、
前記第2の判定ステップでの判定に用いられる前記第2の領域とは、複数のサブ領域で構成される領域であり、各サブ領域の形状には指向性があり、各サブ領域を全て組み合わせると等方性があり、
前記第2の判定ステップでは、前記第2の領域としての前記複数のサブ領域で構成される領域における各サブ領域のサイズを段階的に小さくすることにより、前記判定を行なう、
ことを特徴とする画像処理方法。 - コンピュータを、請求項1乃至16のいずれか1項に記載の画像処理装置として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (2)
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