JP6669450B2 - 光レーダ装置、車載レーダ装置、インフラレーダ装置 - Google Patents

光レーダ装置、車載レーダ装置、インフラレーダ装置 Download PDF

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Description

本発明は、光レーダ装置、車載レーダ装置、インフラレーダ装置に関する。
近年、世界中で自動運転システムの研究が活発化している。この自動運転システムでは、その頭脳となる車載コンピュータが、目となる各種の障害物センサーの情報を基に道路状況を把握し、自動的に運転を行う。そのため、重要な技術要素となるのが、目となる障害物センサーであり、旧来の車載レーダの域を超えた高性能なレーダ技術が求められている。
このような高性能レーダ技術として注目されているのが、3次元光レーダ(LIDAR)である。2012年に世界初の公道での自動走行に成功したGoogle(登録商標)Vehicleも、メインセンサとして、非特許文献1に開示された高性能LIDARを搭載していた。
このVelodyne社LIDARは装置全体が高速回転するという特殊な構造である。そのため、一般的には、設計が困難なものである。こうしたことから、装置は動かさずに光ビームだけを高速走査させる設計を採用する場合が多い。非特許文献2に開示されたIHI(登録商標)社の3次元光レーダは、このような設計思想の代表例であり、既に国内JR(登録商標)各社の踏切に導入設置が進んでいる。
ここで、「3次元」と呼ばれる意味を、図11の模式図を用いて説明する。図11に示すように、発光素子(301)が発射した光ビームの方向変化を、離れた位置にある仮想スクリーン(321)の上のビームスポット(331)で観察すると、その位置が水平軸方向と垂直軸方向との両方に走査され、2次元面分布状の点列を形成する。この点列のそれぞれにおいて、障害物までの距離軸(奥行き)の測定もできる、という意味である。
このように、ビームスポット(331)を2次元面的に走査する原理は、例えば、特許文献1の図5、図6に開示されている。ここでは、これを分かり易くするために、これら図において、重要な部分のみを強調して描き直し、図13として示した。図13において、発光素子(501)から出た送信レーザ光線は、まず回転ポリゴンミラー(511)によって水平方向にビーム方向が走査される。次に、回転ミラー(512)によって垂直方向にもビーム方向が走査される。
発光素子(501)から出た送信レーザ光線は、障害物等に当たると反射して、受信レーザ光線となって戻ってくる。受信レーザ光線は、まず、回転ミラー(512)に反射し、次に、回転ポリゴンミラー(511)によって反射し、受光素子(502)へと導かれる。そのため、発光素子(501)と受光素子(502)の間の時間差から、光が空中を飛んだ時間(Time Of Flight)が計測され、障害物までの距離が計算される。
3次元光レーダは高性能だが、現時点では非常に高価である。高価になる原因は幾つかあるが、図13で示したような複雑精緻な回転機構もコスト増の大きな原因であることは言うまでもない。特許文献1によれば、ポリゴンミラー(511)は一方向回転、回転ミラー(512)は往復回転をするが、いずれにしろmsecオーダの高速運動が必要で、しかも、僅かに回転角度がずれるだけでも光ビームの方向が大きくずれてしまう。
最近では、3次元LIDARから2次元LIDARへと性能を落として、その代わり低コスト化を実現しよう、という開発が活発化している。ここで言う「2次元」の意味は一般的に、図12の模式図のように、仮想スクリーン(421)上のビームスポット(431〜434)が水平軸方向のみに広がり1次元点列となり、この点列のそれぞれにおいて障害物等(442)までの距離軸(奥行き)の測定もできる、という意味である。
非特許文献3に開示された2次元光レーダはその一例であり、10万円を切る価格を実現している。図12は、一部簡略化して描いた模式図である。発光素子(401)は、予め複数が一直線上に実装されている。非特許文献3では16素子であるが、図12では、理解容易なように、4素子で描いている。
複数の発光素子(401)を順次点灯させることで、図12は、図13のような回転機構を一切無くしているにも関わらず、水平軸方向のみだが同様の1次元走査点列(431〜434)を生成することができる。その意味で、以降、この形式を固定式と呼ぶこともある。光ビーム1本当たりの広がり角度は2.8度であり、16素子分を合計すると総合視野角45度を実現している。なお受光素子に関しては、発光素子(401)の近くに置かれ、逆方向に戻ってくる反射光を拾うだけなので、図中では省略している。
特開2010−44496号公報 特開平11−64518号公報
Velodyne社「HDL−64E」LIDAR製品カタログ IHI社3次元光レーダ「三次元レーザレーダ式踏切障害物検知装置」製品カタログ LeddarTech社2次元光レーダ「evaluation kit」製品カタログ
しかしながら、図12のような2次元光レーダでは、垂直軸方向の走査性能が3次元光レーダに比べて劣るため、車載レーダとして安全を保障できるのか、という疑問の声も根強い。一例として、道路上には高さが低い障害物(442)等がある場合も予想されるが、2次元光レーダの場合には、光ビームが頭上を素通りしてしまい見落とす危険がある。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、3次元光レーダ装置よりも回転機構を簡素化し、小型化、薄型化、低コストを実現するとともに、2次元レーダ装置よりも垂直軸方向の走査性能に優れた光レーダ装置、車載レーダ装置、インフラレーダ装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の事項を提案している。
(1)本発明は、発光素子が発射した光ビームが対象物に反射し、反射光ビームが受光素子で検出されるまでの時間差を用いて障害物の有無と距離を測定する光レーダ装置において、Nを2以上の自然数として、前記発射したビームの発射方向に対し垂直な同一平面上に実装配置されたN個の発光素子と、前記N個の発光素子を順次点灯することによってビーム方向走査を行うビーム制御手段と、前記N個の発光素子の発射光ビーム経路および受光素子への受光ビーム経路の経路上に、直角面側を前記発光素子に対向させて配置されたウェッジ型プリズムと、前記ウェッジ型プリズムを透過した発射光ビームおよび受光ビームを屈折させるように前記発射光ビームの発射方向を回転軸として前記ウェッジ型プリズムを回転させる回転制御手段と、を備えたことを特徴とする光レーダ装置を提案している。
(2)本発明は、(1)の光レーダ装置について、前記N個の発光素子が、前記発射したビームの発射方向に対し垂直な同一平面上に一列に実装配置されていることを特徴とする光レーダ装置を提案している。
(3)本発明は、(1)の光レーダ装置について、前記N個の発光素子が、前記発射したビームの発射方向に対し垂直な同一平面上に交わるように列をなして実装配置されていることを特徴とする光レーダ装置を提案している。
(4)本発明は、(1)の光レーダ装置について、前記N個の発光素子が、任意の発光素子を中心に放射状に実装配置されていることを特徴とする光レーダ装置を提案している。
(5)本発明は、(1)から(4)のいずれかの光レーダ装置を車両前後のコーナー部に設けたことを特徴とする車載レーダ装置を提案している。
(6)本発明は、(1)から(4)のいずれかの光レーダ装置を走行車線が交わる地点の近傍あるいは、走行車線と線路が交わる地点の近傍の歩道あるいは路側帯あるいは車道外側線の歩道側に設けたことを特徴とするインフラレーダ装置を提案している。
本発明によれば、3次元光レーダ装置よりも回転機構を簡素化し、小型、低コストを実現するとともに、2次元レーダ装置よりも垂直軸方向の走査性能に優れた光レーダ装置、車載レーダ装置、インフラレーダ装置を提供することができるという効果がある。
本発明の実施形態に係る光レーダ装置の概要を示す図である。 本発明の実施形態に係る光レーダ装置の概要を示す図である。 本発明の実施形態に係る光レーダ装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態の第1の変形例に係る光レーダ装置における発光素子の配列および仮想スクリーン上の投影点分布を示す図である。 本発明の実施形態の第2の変形例に係る光レーダ装置における発光素子の配列および仮想スクリーン上の投影点分布を示す図である。 本発明の実施形態に係る光レーダ装置を車載レーダ装置とした場合の概観図である。 本発明の実施形態に係る光レーダ装置を車載レーダ装置として用いた場合の概略図である。 本発明の実施形態に係る光レーダ装置をインフラレーダ装置として用いた場合の概略図である。 本発明の実施形態と関連技術の相違を説明するための図である。 本発明の実施形態と関連技術の相違を説明するための図である。 関連技術に係る3次元光レーダの概要を示す図である。 関連技術に係る2次元光レーダの概要を示す図である。 関連技術に係る3次元レーダの機構の模式図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて、詳細に説明する。
なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組み合わせを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
<実施形態>
図1から図10を用いて、本発明の実施形態について説明する。
<本実施形態の概要>
図1、図2に示すように、本実施形態に係る光レーダ装置は、発光素子(101)が発射する光ビームを全て、発光素子(101)の前面に接近して配置された傾斜面を有するウェッジ型のプリズム(103)を通過させることにより、発光素子(101)が発射する光ビームの進行方向を曲げる。
ウェッジ型プリズム(103)は高速回転しており、そのため、瞬間々々によって光ビームが曲がる方向が変化する。そのため、離れた位置の仮想スクリーン(121)上に投射される点列の中の一点(131)に注目すると、ほぼ真円の円周(141)上の点列(131〜134)を形成することになる。
N個の点列全体で見れば、すべての発光素子の回動軌跡を重複させることによって、楕円に近い長円形(142)の内部を塗り潰すような2次元面分布の点列になる。従って、全体として3次元光レーダとして機能できる。
<光レーダ装置の構成>
図3を用いて、本実施形態に係る光レーダ装置の構成について説明する。
本実施形態に係る光レーダ装置100は、レーザ光Lの発光と同時に発光同期信号iを送信する投光部101と、投光部101の前面に接近して配置され、傾斜面を有するウェッジ型プリズム103と、ウェッジ型プリズム103に設けられた図示しないモータを駆動するモータドライバ103aと、反射光L´を受光して受光信号jを送信する受光部102と、発光同期信号i及び受光信号jを受信して投光されたレーザ光Lが物体に反射して受光されるまでの時間(以下、「飛光時間Δt」と称する)を計測する時間計測部104と、主に、受光信号jと投光条件等を関連付けた計測データdを生成する制御部105とから構成されている。
投光部101は、障害物等に対して、レーザ光を発光して照射する機器であり、レーザ光Lをコリメートする投光レンズ101aと、光源となる発光素子101bと、発光素子に発光に必要な電流を供給する発光ドライバ101cとを備えている。発光ドライバ101cは、制御部105からのトリガー信号kに基づいて、レーザ光Lを発光するように発光素子101bに対して電流を供給するとともに、レーザ光Lの発光と同時にパルス状の発光同期信号iを時間計測部104に出力する。なお、本実施形態においては、発光素子101bが、発光したビームの発光方向に対し垂直な同一平面上にN個(N:正の自然数)一列に実装配置されている。
投光レンズ101aを透過したレーザ光Lは、回転駆動されるウェッジ型プリズム103により構成される光学系により、略水平方向及び略鉛直方向に走査される。ここで、ウェッジ型プリズム103は、直角面と傾斜面を有する光学素子であり、レーザ光の方向を変える。また、モータドライバ103aは、制御部105からの信号により制御される。なお、本実施形態においては、ウェッジ型プリズム103が、N個の発光素子101bの発光ビーム経路および受光素子への受光ビーム経路の経路上に、直角面側を発光素子に対向させて配置されている。また、ウェッジ型プリズム103は、発光ビームの発射方向を回転軸として回転される。
受光部102は、障害物等の物体に照射されたレーザ光Lの反射光L´を受光する機器である。かかる受光部102は、例えば、反射光L´を集光する受光レンズ102aと、集光された反射光L´を受光して電圧に変換する受光素子102bと、増幅・圧縮・デコード等の処理を施す機器102cとから構成されている。反射光L´は、投光されるレーザ光Lと同様に、ウェッジ型プリズム103を介して受光レンズ102aに導かれる。そして、反射光L´を受光した機器102cは、電圧値に変換された受光信号jを時間計測部104に出力する。
時間計測部104は、時間を計測する時計機能を有しており、発光同期信号iの受信により時間の計測を開始し、受光信号jを受信した時間を把握することによって、レーザ光Lの飛光時間Δtを計測する。また、時間計測部104は、計測した飛光時間Δtと受光信号jとを関連付けて制御部105に送信する。
制御部105は、N個の発光素子を順次点灯することによってビーム方向走査を行うビーム制御部105aと、ウェッジ型プリズム103の回転駆動を制御する回転制御部105bと、距離データを生成する信号処理部105cとから構成されている。
信号処理部105cは、受信した飛光時間Δtと光の速度から受光信号jを距離データに変換し、距離データ信号を生成する。受光信号jは、例えば、(光の速度)×(飛光時間Δt)/2の計算式により距離データに変換される。
<第1の変形例>
上記の実施形態では、発光素子101bが、発光したビームの発光方向に対し垂直な同一平面上にN個(N:正の自然数)一列に実装配置されている例を示した。しかしながら、図4に示すように、発光素子101bが、発光したビームの発光方向に対し垂直な同一平面上に直交するような列をなして配置されていてもよい。
図4は、仮想スクリーン上に投射される点列と、その回転軌跡(点線で示した円)を示している。すべての発光素子の回動軌跡を重ねたものは、実施形態のものに、垂直方向に列状に配列された発光素子の回動軌跡を重ねたものとなる。つまり、図4のように、発光素子を実装配列することにより、中心部において点列が密であり、しかも、実施形態に比べて、局所的であるが、垂直方向への走査エリアが拡大した光レーダ装置を実現できる。
なお、実施形態における発光素子の配列に直交するような点列を増やすように配置することにより、垂直方向への走査エリアを均一にすることもできる。
<第2の変形例>
上記の実施形態では、発光素子101bが、発光したビームの発光方向に対し垂直な同一平面上にN個(N:正の自然数)一列に実装配置されている例を示した。しかしながら、図5に示すように、ある発光素子を中心として、放射状に点列を実装配置してもよい。
図5は、仮想スクリーン上に投射される点列と、その回転軌跡(点線で示した円)を示している。すべての発光素子の回動軌跡を重ねたものは、図5のように、中心部において点列が密であり、しかも、水平方向の走査エリアおよび垂直方向の走査エリアが均一になっている。
<第1の応用例>
図6は、本実施形態に係る光レーダ装置を車載用レーダ装置604に適用した場合の外観図を示している。この図に示すように、本実施形態においては、光学系を単にプリズム1個を等速円運動させる簡素な構成としたことから、車載用レーダ装置に要求される薄型のデザインを実現することができる。
図7は、車体641の前方後方の4隅に本実施形態に係る光レーダ装置を用いた車載用レーダ装置を搭載した場合のイメージ図である。なお、車載用として求められる水平方向、垂直方向の走査エリアは、上記第1の変形例および第2の変形例により、発光素子の配置を考慮することにより実現できる。
<第2の応用例>
図8は、本実施形態に係る光レーダ装置をインフラレーダ装置として、交差点に配置した場合のイメージ図である。なお、インフラレーダ装置として求められる水平方向、垂直方向の走査エリアは、上記第1の変形例および第2の変形例により、発光素子の配置を考慮することにより実現できる。
また、図8に示す場合に限らず、例えば、踏切に設置することにより、線路内への侵入を検知することもできる。なお、本実施形態においては、光学系を単にプリズム1個を等速円運動させる簡素な構成としたことから、小型化を実現できるため、交差点や踏切等の近傍で場所を限定することなく、設置、運用することができる。
<関連技術との差異>
図9、図10は、特許文献2の要旨を整理した図である。図9は、斜視図であり、図10は、真横から見た断面図である。図において、レーダ装置(204)の内部で、1個の発光素子(201)が発射した光ビームが、その前面に置かれた傾斜面を持つウェッジ型のプリズム(213)を通過する。ウェッジ型プリズム(213)は高速回転しているため、通過した光ビームは、離れた位置では円周状に並んだ点列(231〜234)を形成する。この円周状の点列(231〜234)のことを、特許文献2の中では「ファンビーム」と呼んでいる。
しかしながら、特許文献2に記載の技術では、この先に、更に、かまぼこ型のレンズ(214)が配置されており、扇形に方向に曲げられ拡散しつつある光ビームを、図9、図10では垂直方向のみ整形し、平行光に戻す。これにより、水平方向には光ビームが拡散し、垂直方向には拡散が抑えられる。すなわち、特許文献2に記載の技術は、この現象を利用し、水平方向のみの1次元走査、つまり、2次元光レーダを実現することを目的としている。
ここで、特許文献2に記載の技術と本実施形態およびその周辺技術とは、以下の点において相違する。
第1に、機能が異なる。上述の如く、本実施形態およびその周辺技術は、3次元光レーダに関するものであるが、図9、図10において、明らかなように、特許文献2に記載の技術は、2次元光レーダに関するものである。
第2に、原理が異なる。本実施形態およびその周辺技術において生成する点列(131〜134)は、図1に示すように、全体として楕円に近い長円形(142)の内部を塗り潰した2次元分布になるが、特許文献2に記載の技術において生成する点列(231〜234)は、図9に示すように、塗り潰しが無い円周状になり1次元分布であるため、水平方向、垂直方向の走査性能において、全く異なるものである。
以上、説明したように、本実施形態によれば、複雑精緻な回転機構を必要とせず、単にプリズム1個を等速円運動させるだけで、3次元光レーダ装置を実現することができる。そのため、関連技術に比べて、大幅に簡略化、低コスト化が可能になる。また、図2から明らかなように、装置全体として薄型デザインが可能である。
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
100;光レーダ装置
101;投光部
101a:投光レンズ
101b;発光素子
101c;発光ドライバ
102;受光部
102a:受光レンズ
102b;受光素子
102c;機器
103;ウェッジ型プリズム
103a;モータドライバ
104;時間計測部
105;制御部
105a:ビーム制御部
105b;回転制御部
105c;信号処理部
201;発光素子
301;発光素子
401;発光素子
501;発光素子
502;受光素子
503;モータ
204;レーダ装置
504;レーダ装置
604;レーダ装置
213;レンズおよびミラー
214;レンズおよびミラー
121;仮想スクリーン
321;仮想スクリーン
421;仮想スクリーン
131;ビームスポット
132;ビームスポット
133;ビームスポット
134;ビームスポット
231;ビームスポット
232;ビームスポット
233;ビームスポット
234;ビームスポット
331;ビームスポット
332;ビームスポット
333;ビームスポット
334;ビームスポット
431;ビームスポット
432;ビームスポット
433;ビームスポット
434;ビームスポット
442;障害物
641;車体

Claims (3)

  1. 発光素子が発射した光ビームが対象物に反射し、反射光ビームが受光素子で検出されるまでの時間差を用いて障害物の有無と距離を測定する光レーダ装置において、
    Nを2以上の自然数として、前記発射したビームの発射方向に対し垂直な同一平面上に実装配置されたN個の発光素子と、
    前記N個の発光素子を順次点灯することによってビーム方向走査を行うビーム制御手段と、
    前記N個の発光素子の発射光ビーム経路および受光素子への受光ビーム経路の経路上に、直角面側を前記発光素子に対向させて配置されたウェッジ型プリズムと、
    前記ウェッジ型プリズムを透過した発射光ビームおよび受光ビームを屈折させるように前記発射光ビームの発射方向を回転軸として前記ウェッジ型プリズムを回転させる回転制御手段と、
    を備え、
    前記N個の発光素子が、前記発射したビームの発射方向に対し垂直な同一平面上に一列に一次元的に実装配置されていることを特徴とする光レーダ装置。
  2. 前記請求項1に記載の光レーダ装置を車両前後のコーナー部に設けたことを特徴とする車載レーダ装置。
  3. 前記請求項1に記載の光レーダ装置を走行車線が交わる地点の近傍あるいは、走行車線と線路が交わる地点の近傍の歩道あるいは路側帯あるいは車道外側線の歩道側に設けたことを特徴とするインフラレーダ装置。
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