JP6668321B2 - 誤差補償装置および方法 - Google Patents

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Description

本発明は一種の誤差補償装置に関するもので、特に一種の予め係数を構築するモジュールを通し、異なる切削条件でも応用可能な誤差補償装置を指す。
第三次工業革命以来、PLCのロボットアームとロボットは工業生産分野において重要な地位を占め始めた。特に精密加工やIT産業に広く汎用されるロボットアームは、そのポジショニングの正確度が極めて重要となっている。
ロボットアームにとって、ポジショニングの困難な点は様々な避けられない誤差を克服する必要があるところで、大まかに二種類に分けられる:一つが幾何学的誤差で、例えばロボットアームの各連桿のパラメータ誤差、その参考座標と実際の空間座標系との誤差、或いはロボットアームの各関節の軸線の平行度の誤差がある。二つ目が非幾何学的誤差である。その内で最も顕著なのが熱誤差で、次がギアを組み合わせる際に生じるバックラッシュ誤差、或いは関節、連桿の外部からの力或いは自体の重量による変形誤差がある。
上述の誤差は総合的にロボットアーム上に現れるため、様々な誤差原因に対して逐一対応する誤差補償モジュールを構築することは難しい。たとえ誤差補償モジュールを構築したとしても、ロボットアームの各部品に個体誤差が存在したり、或いは組立時に生じた誤差もそれぞれ異なるため、往々にして誤差補償モジュールが適用出来なくなる。そのことが誤差の補償校正作業を異常に困難にしている。
そのため、現有技術の不足部分を克服すべく、本発明は変形しないスペックルのオブジェクト表面における位置移動量を利用して絶対誤差を定義し、その誤差に基づいて補償作業を行なう一種の誤差補償装置および方法を提出する。
本発明の一つの実施方法に基づき、一種の誤差補償装置を提供する。一つのオブジェクトの位置移動の誤差を検測ならびに補償するもので、誤差補償装置には少なくとも一つのカメラモジュール、一つの照合モジュールおよび一つの校正補償モジュールが含まれる。カメラモジュールは前述のオブジェクトに対する一つの空間座標系を構築し、且つカメラモジュールは第一カメラ装置および第二カメラ装置を含む。第一カメラ装置は前述オブジェクトの第一表面に対応し、且つ第一表面上の複数第一非変形なスペックル画像を撮影する。第二カメラ装置は前述オブジェクトの第二表面に対応し、且つ第二表面上の複数第二非変形なスペックル画像を撮影する。その内の第一表面と第二表面はオブジェクトに対して一方位角さがある。照合モジュールはそれぞれ第一表面と第二表面の位置移動前後の二つの第一非変形なスペックル画像および二つの第二非変形なスペックル画像を照合し、且つそれに基づいて第一表面および第二表面の前述の空間座標系における位置移動量を計算する。校正補償モジュールは前述オブジェクトに連接し、且つ照合モジュールが第一表面および第二表面の位置移動量を受信した後、その二つの位置移動量に基づいてオブジェクトの移動を制御する。
これにより、本実施方法は第一表面および第二表面の位置移動前後に撮影された非変形なスペックル画像の照合を通して、オブジェクト表面上の如何なる一点の移動距離と方向を求めることが可能である。また、スペックルの位置移動量は既に全ての誤差の総合的な表現結果であるため、再度各種誤差原因に対して補償モジュールを構築する必要はなく、よりスピーディー、かつ精確な誤差補償効果を持つ。
一つの実施例において、前述の空間座標系は直角座標系或いは円柱座標系とすることが可能。
一つの実施例において、前述の位置移動量は長さ或いは角度とすることが可能。
一つの実施例において、前述の方位角は90度とすることが可能。
一つの実施例において、前述のオブジェクトは一つのロボットアーム上に設置することが可能。
一つの実施例において、前述のオブジェクトは不変鋼(Invariable Steel)(インバー(登録商標))或いはゼロ膨張ガラスセラミック材質とすることが可能。
一つの実施例において、前述の第一表面および第二表面の位置移動量は絶対誤差値の和(Sum of Absolute Differences,SAD)、二乗誤差(Sum of Squared Differences,SSD)、頑健な特徴量の高速化(Speeded Up Robust Features,SURF)、スケール不変の特徴変換(Scale Invariant Feature Transform, SIFT)、或いは正規化相互相関(Normalized Cross Correlation, NCC)によって計算する。
一つの実施例において、前述のカメラモジュールの数は二つであり、且つ二つの該当カメラモジュールはそれぞれ対応するオブジェクトの両側に位置する。
上述の実施例により、本発明は直角座標或いは円柱座標の誤差補償作業に応用することが可能で、且つ二つのカメラ装置は異なる方位角から撮影を行なうため、オブジェクトの三次元における全ての方向位置移動を精確に計算することが可能である。また、不変鋼(Invariable Steel)(インバー(登録商標))或いはゼロ膨張ガラスの使用により誤差補償装置を校正状態に維持することが可能で、カメラモジュールが自体の位置移動により撮影する非変形なスペックル画像と実際の位置が対応しない問題も避けられる。
本発明のもう一つの実施方法に基づき、一種の誤差補償方法を提供する。以下のステップを含む:第一カメラ装置および第二カメラ装置を含む少なくとも一つのカメラモジュールを提供。カメラモジュールのオブジェクトに対する一つの空間座標系を構築。第一カメラ装置を操作して前述のオブジェクトの一つの第一表面上の複数第一非変形なスペックル画像を撮影。第二カメラ装置を操作して前述のオブジェクトの一つの第二表面上の複数第二非変形なスペックル画像を撮影、第一表面と第二表面は前述のオブジェクトに対して一方位角の差がある。第一表面と第二表面の位置移動前後における二つの第一非変形なスペックル画像および二つの第二非変形なスペックル画像を照合。二つの第一非変形なスペックル画像および二つの第二非変形なスペックル画像に基づき第一表面および第二表面の空間座標系における位置移動量を計算。前述の位置移動量に基づきオブジェクトの移動を制御。
前述の誤差補償方法により、本発明はカメラ装置を通して非変形なスペックル画像を撮影し、その後オブジェクトの移動前後に撮影された非変形なスペックル画像を照合することで、オブジェクト上のいずれの表面、いずれの位置における移動量でも素早く求めることが可能となり、さらにその移動量を直接誤差の補償に応用することが可能である。そのため、本実施方法が採用する誤差補償方法は様々な誤差原因に対して逐一校正する必要が無く、撮影位置の位置移動量を直接計算することで、誤差補償をより精確かつ効率的にしている。
一つの実施例において、前述の空間座標系は直角座標系或いは円柱座標系とすることが可能。
一つの実施例において、前述の位置移動量は長さ或いは角度とすることが可能。
一つの実施例において、前述の方位角は90度とすることが可能。
一つの実施例において、前述の誤差補償方法は以下を含むことが可能:前述のオブジェクトを一つのロボットアーム上に設置する。
一つの実施例において、前述のオブジェクトは不変鋼(Invariable Steel)(インバー(登録商標))或いはゼロ膨張ガラスセラミック材質とすることが可能。
一つの実施例において、前述の第一表面および第二表面の位置移動量は絶対誤差値の和(Sum of Absolute Differences,SAD)、二乗誤差(Sum of Squared Differences,SSD)、頑健な特徴量の高速化(Speeded Up Robust Features,SURF)、スケール不変の特徴変換(Scale Invariant Feature Transform, SIFT)、或いは正規化相互相関(Normalized Cross Correlation, NCC)によって計算する。
一つの実施例において、前述のカメラモジュールの数は二つであり、且つ二つの該当カメラモジュールはそれぞれ対応するオブジェクトの両側に位置する。
本発明の一つの実施方法である誤差補償装置の構造ブロック図である。 図1の誤差補償装置のカメラモジュールの直角座標系におけるイメージ図である。 図2Aの誤差補償装置の非変形なスペックル画像の位置移動イメージ図である。 図1の誤差補償装置のカメラモジュールの円柱座標系におけるイメージ図である。 図3Aの誤差補償装置の非変形なスペックル画像の位置移動イメージ図である。 図1の誤差補償装置をロボットアームに応用した際のイメージ図である。 本発明のもう一つの実施方法である誤差補償方法のステッププロセス図である。
本発明の目的、特徴および効果を充分に理解するため、下記の具体的な実施例を通し、添付する図面と合わせて、本発明に対して詳しく説明する。説明は以下の通り:
図1、図2A、図2Bと併せてご参照頂きたい。本実施方法の誤差補償装置100は一つのオブジェクトOの位置移動誤差の検測ならびに補償のために使用し、且つ誤差補償装置100は少なくとも一つのカメラモジュール200、一つの照合モジュール300および一つの校正補償モジュール400を含む。カメラモジュール200は前述のオブジェクトOに対する一つの空間座標系を構築し、且つカメラモジュール200は一つの第一カメラ装置210および一つの第二カメラ装置220を含む。図2Aと図2Bが示している通り、第一カメラ装置210は前述のオブジェクトOの第一表面E1に対応し、且つ第一表面E1上の複数第一非変形なスペックル画像P1、P1'を撮影する。具体的に説明すると、前述のオブジェクトOが移動する時、第一カメラ装置210が対応する第一表面E1の位置は変わるため、第一カメラ装置210が撮影する第一非変形なスペックル画像P1もP1'に位置が変化する。そのため前述の複数第一非変形なスペックル画像P1、P1'は、オブジェクトOが移動する時、第一カメラ装置210が第一表面E1上の各位置に対して撮影した画像の集合を意味する。同様に、第二カメラ装置220はオブジェクトOの第二表面E2に対応し、且つ第二表面E2上の複数第二非変形なスペックル画像P2、P2'を撮影する。その内、第一表面E1と第二表面E2はオブジェクトOに対して一方位角の差がある。前述の第一表面E1と第二表面E2の位置移動時において、照合モジュール300は位置移動前後の二つの第一非変形なスペックル画像P1、P1’および二つの第二非変形なスペックル画像をそれぞれ照合し、それにより第一表面E1および第二表面E2の前述空間座標系における位置移動量dを計算する。
本実施方法の中で、前述の非変形なスペックル画像はコヒーレンス光源を使ってオブジェクトOの表面を照射してから、オブジェクトO表面の模様から射出される光線を取得して形成される。ミクロ的視点の条件において、オブジェクトO表面上のいずれの2点で撮影された模様は完全に一致することはあり得ない。故に、事前に撮影した第一表面E1と第二表面E2上の各位置の模様画像により、各画像および位置のデータベースを作成して、後続の誤差補償作業に応用する。例を挙げると、第一カメラ装置210がオブジェクトOの移動前後にそれぞれ第一表面E1上の二つの位置を撮影し、照合モジュール300が二つの第一非変形なスペックル画像P1、P1'をデータベースと照合すると、素早く二つの第一非変形なスペックル画像P1、P1'の第一表面E1上における位置を見つけ出し、第一表面E1の位置移動量dを算出することが可能である。
本実施方法で述べる位置移動量dは絶対誤差値の和(Sum of Absolute Differences,SAD)、二乗誤差(Sum of Squared Differences,SSD)、頑健な特徴量の高速化(Speeded Up Robust Features,SURF)、スケール不変の特徴変換(Scale Invariant Feature Transform, SIFT)、或いは正規化相互相関(Normalized Cross Correlation, NCC)によって算出することが可能だが、これらに限らない。
上述の方法を使って移動前後の非変形なスペックル画像の位置を取得し、校正補償モジュール400は前述の位置移動量dを受信して誤差補償作業を行なう。詳しく言うと、全ての誤差補償作業は順運動学(forward kinematics)及び逆運動学(inverse kinematics)を利用して繰り返し誤差を修正しており、順運動学はオブジェクトOの移動量、回転量或いはその他原因による位置移動に基づいてオブジェクトO表面上のいずれの一点の最終位置を計算する。逆運動学はオブジェクトO表面上のいずれの一点の現在位置と次の目標位置に基づいてオブジェクトOの移動方法を決定する。本実施方法の中で、校正補償モジュール400はオブジェクトOと連接しており、誤差が生じた時、校正補償モジュール400はまず前述の位置移動量dに基づき、逆運動学を利用して当位置移動量dを修正する移動パラメータを算出(例:線形移動量、回転量)し、次にオブジェクトOを目標位置へ移動させる。第一表面E1或いは第二表面E2が新たな位置に到達したら、照合モジュール300が新たな位置と目標位置との差異を照合し、順運動学を利用して前述の移動パラメータを調整する。そして再度新たな位置と目標位置の非変形なスペックル画像の位置移動量dを照合し、それに基づいて校正補償モジュール400は引き続き誤差を補償する。
引き続き図3Aと図3Bをご参照頂きたい。その他実施例において、カメラモジュール200が応用可能なオブジェクトOは平坦な表面に限らない。例えばオブジェクトOは円柱型或いはその他不規則な形状であっても良く、前述の空間座標系は直角座標系(ΔX、ΔY、ΔZ)、円柱座標系(Δr、Δθ、Δh)或いはその他座標系であっても良い。同様に、前述の位置移動量dも長さに限らず、角度であっても良い。
図2Bおよび図3Bで示している通り、前述の第一表面E1および第二表面E2の方位角の差は90度とすることが可能。図2Bを例に挙げると、撮影方向に制限され、第一カメラ装置210は第一非変形なスペックル画像のZ方向における位置移動量dを撮影することが難しく、第二カメラ装置220は第二非変形なスペックル画像のX方向における位置移動量dを撮影することが難しい。故に、第一表面E1および第二表面E2の方位角の差により本実施方法は異なる方向からオブジェクトOの位置移動量dを求めることが可能である。特に説明すべき点は、90度の方位角は座標系の各軸方向の位置移動量dを求めるためのもので、オブジェクトOの表面が不規則である場合(例えばオブジェクトOがロボットアームMである、或いはロボットアームM上に設置されている)、前述の方位角は90度よりも大きい或いは小さい可能性が高い。但し方位角の差異は位置移動量dの計算に影響しない。
引き続き図4をご参照頂きたい。その図面は本実施方法の誤差補償装置100をロボットアームMに応用する際のイメージ図である。誤差補償装置100は二つ以上のカメラモジュール200を含むことも可能で、且つ二つのカメラモジュール200の位置はそれぞれオブジェクトOの両側に対応する。図4で示している通り、ロボットアームMの方が長いため、自身の重量が末端での非幾何学的誤差を生じさせる可能性がある。オブジェクトOの両側にカメラモジュール200を設置することで、より精確に第一表面E1および第二表面E2の位置移動量dを検測することが出来る。また、誤差補償装置100は直接ロボットアームM上に設置する以外に、ゼロ負荷フレーム(unloading frame)のオブジェクトO上に設置することも可能で、且つオブジェクトO自体に想定外の変形が生じることを避けるために、前述のオブジェクトOは不変鋼(Invariable Steel)(インバー(登録商標))或いはゼロ膨張ガラスセラミック材質とすることが可能。
図4では多段の連桿を持つロボットアームMの例を示しており、カメラモジュール200はオブジェクトO或いはロボットアームM上に設置することが可能で、且つ誤差補償装置100は多数のカメラモジュール200を含むことが可能。ロボットアームMの台座を基準店として、全てのカメラモジュール200の位置移動量dは次のカメラモジュール200の位置を校正するために利用されるため、照合モジュール300は全てのカメラモジュール200に対してその位置移動量dを校正することが可能。それによって各カメラモジュール200のロボットアームM上における位置誤差を求めてから、ロボットアームMの各部位に対して、ロボットアームM末端のアクチュエータに至るまで逐一校正補償を行なう。
上述の実施方法により、本実施方法はロボットアームM或いはその他自動化設備の誤差補償に応用することが可能で、且つ本実施方法は誤差の最終結果に対して測量および補償を行なうため、各種誤差原因および修正方法を個別に考えずに済み、補償結果がより精確になるだけでなく、同時に誤差補償の困難度も低下させている。
図5をご参照頂きたい。本発明のもう一つの実施方法に基づき、一種の誤差補償方法500を提供する。以下のステップを含む:ステップ510は一つの第一カメラ装置210および一つの第二カメラ装置220を含む少なくとも一つのカメラモジュール200を提供する。ステップ520はカメラモジュール200のオブジェクトOに対する一つの空間座標系を構築する。ステップ530は第一カメラ装置210を操作してオブジェクトOの一つの第一表面E1上の複数第一非変形なスペックル画像P1、P1'を撮影。ステップ540は第二カメラ装置220を操作してオブジェクトOの一つの第二表面E2上の複数第二非変形なスペックル画像P2、P2'を撮影、そのうち第一表面E1と第二表面E2はオブジェクトOに対して一方位角の差がある。ステップ550は第一表面E1と第二表面E2の位置移動前後における二つの第一非変形なスペックル画像P1、P1'および二つの第二非変形なスペックル画像P2、P2'を照合。ステップ560は二つの第一非変形なスペックル画像P1、P1'および二つの第二非変形なスペックル画像P2、P2'に基づき第一表面E1および第二表面E2の前述の空間座標系における位置移動量dを計算。ステップ570は前述の位置移動量dに基づきオブジェクトOの移動を制御。
本誤差補償方法500の詳しい実施方法は前述の誤差補償装置100で述べられているのと同様であるため、ここでは再度詳細説明はしない。本実施方法はオブジェクトO上のいずれの位置の最終位置移動結果を直接測量し、且つそれに基づいて校正を行う。現有技術の、例えば各種熱誤差模型、力分析模型の構築、さらに逐一校正補償を行なう方法に比べ、本誤差補償方法500はよりスピーディーかつ精確な効果を具えている。同時に、いずれの位置の位置移動結果に対しても校正を行ない、部品組み立て時のバックラッシュ誤差や部品自体のサイズ誤差について考慮する必要も無いため、校正補償作業をより単純化させることが可能である。
一つの実施例において、前述の誤差補償方法500の空間座標系は直角座標系或いは円柱座標系とすることが可能。
一つの実施例において、前述の誤差補償方法500の位置移動量dは長さ或いは角度とすることが可能。
一つの実施例において、前述の誤差補償方法500の方位角は90度とすることが可能。
一つの実施例において、前述の誤差補償方法500のオブジェクトOは一つのロボットアームM上に設置することが可能。
一つの実施例において、前述の誤差補償方法500のオブジェクトOは不変鋼(Invariable Steel)(インバー(登録商標))或いはゼロ膨張ガラスセラミック材質とすることが可能。
一つの実施例において、前述の誤差補償方法500の第一表面E1および第二表面E2の位置移動量dは絶対誤差値の和(Sum of Absolute Differences,SAD)、二乗誤差(Sum of Squared Differences,SSD)、頑健な特徴量の高速化(Speeded Up Robust Features,SURF)、スケール不変の特徴変換(Scale Invariant Feature Transform, SIFT)、或いは正規化相互相関(Normalized Cross Correlation, NCC)によって計算する。
一つの実施例において、前述の誤差補償方法500のカメラモジュール200の数は二つであり、且つ二つのカメラモジュール200はそれぞれ対応するオブジェクトOの両側に位置する。
本発明は前述の中で既に優れた方の実施例を公開している。しかしながら本項技術に精通する者は、当該実施例は本発明を描画するためのものであり、本発明の範囲の制限と解読するべきではないことを理解するべきである。注意すべきことは、全て当該実施例と等しい変化および置換は、全て本発明の範疇内に含まれるものとすべきことである。そのため、本発明の保護範囲は特許範囲申請により定められたものを基準とすること。
100 誤差補償装置
200 カメラモジュール
210 第一カメラ装置
220 第二カメラ装置
300 照合モジュール
400 校正補償モジュール
500 誤差補償方法
510〜570 ステップ
d 位置移動量
E1 第一表面
E2 第二表面
P1、P1’ 第一非変形なスペックル画像
P2、P2’ 第二非変形なスペックル画像
M ロボットアーム
O オブジェクト

Claims (10)

  1. 一種の誤差補償装置で、一つのオブジェクトの位置移動の誤差の検測ならびに補償のために用いる、当該誤差補償装置は以下を含む:
    少なくとも一つのカメラモジュール、それは当該オブジェクトに対する一つの空間座標系を構築し、且つ当該カメラモジュールは以下を含む:
    一つの第一カメラ装置、当該オブジェクトの第一表面に対応し、当該第一表面上の複数第一非変形なスペックル画像を撮影する、及び
    一つの第二カメラ装置、当該オブジェクトの第二表面に対応し、当該第二表面上の複数第二非変形なスペックル画像を撮影する、且つ当該第一表面および当該第二表面はオブジェクトに対して一方位角の差がある、
    一つのデータベース、事前に撮影した当該第一表面と当該第二表面上の各位置の模様画像を保存する、
    一つの照合モジュール、当該第一表面と当該第二表面が位置移動した際、当該照合モジュールは位置移動前後の二つの当該第一非変形なスペックル画像および第二非変形なスペックル画像と、当該データベースに保存した模様画像及び位置とをそれぞれ照合し、それに基づいて当該第一表面および当該第二表面の当該空間座標系における位置移動量を計算する、及び
    一つの校正補償モジュール、当該オブジェクトに連接し、当該校正補償モジュールは当該照合モジュールより当該位置移動量を受信した後、当該位置移動量に基づいて当該オブジェクトの移動を制御する。
  2. 請求項1で述べた誤差補償装置について、その内の当該位置移動量は長さ或いは角度である。
  3. 請求項1で述べた誤差補償装置について、その内の当該オブジェクトは一つのロボットアーム上に設置されている。
  4. 請求項1で述べた誤差補償装置について、その内の当該オブジェクトは不変鋼或いはゼロ膨張ガラスセラミック材質である。
  5. 請求項1で述べた誤差補償装置について、その内の当該カメラモジュールの数は二つで、且つ二つの当該カメラモジュールはそれぞれ当該オブジェクトの両側に位置する。
  6. 一種の誤差補償方法で、一つのオブジェクトの位置移動の誤差の検測ならびに補償に用いる、当該誤差補償方法は以下を含む:
    第一カメラ装置および第二カメラ装置を含む少なくとも一つのカメラモジュールを提供、
    カメラモジュールのオブジェクトに対する一つの空間座標系を構築、
    当該第一カメラ装置を操作して当該オブジェクトの一つの第一表面上の複数第一非変形なスペックル画像を撮影、
    当該第二カメラ装置を操作して当該オブジェクトの一つの第二表面上の複数第二非変形なスペックル画像を撮影、そのうち当該第一表面と当該第二表面は当該オブジェクトに対して一方位角の差がある、
    当該第一表面と当該第二表面上の各位置の模様画像を事前に撮影し、データベースに保存する、
    当該第一表面と当該第二表面の位置移動前後における二つの当該第一非変形なスペックル画像および二つの当該第二非変形なスペックル画像と、当該データベースに保存した模様画像及び位置とを照合、
    二つの当該第一非変形なスペックル画像および二つの当該第二非変形なスペックル画像に基づき当該第一表面および当該第二表面の当該空間座標系における位置移動量を計算、及び
    当該位置移動量に基づきオブジェクトの移動を制御。
  7. 請求項6で述べた誤差補償方法について、その内の当該位置移動量は長さ或いは角度である。
  8. 請求項6で述べた誤差補償方法について、以下を含む:
    当該オブジェクトを一つのロボットアーム上に設置する。
  9. 請求項6で述べた誤差補償方法について、その内の当該オブジェクトは不変鋼或いはゼロ膨張ガラスセラミック材質である。
  10. 請求項6で述べた誤差補償方法について、その内の当該カメラモジュールの数は二つであり、且つ二つのカメラモジュールはそれぞれ対応する当該オブジェクトの両側に位置する。
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