JP6668266B2 - 熱電発電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、排気ガスの熱と媒体の熱との温度差に基づいて発電を行う熱電発電装置に関する。
排気ガスの熱と媒体の熱との温度差に基づいて発電を行う熱電発電装置が知られている。熱電発電装置に関する従来技術として特許文献1に開示される技術がある。
図5を参照する。図5は、特許文献1の図11を再掲した図である。符号は、適宜振り直している。特許文献1に示されるような、熱電発電装置100は、排気ガスが流れる第1流路101と、この第1流路101に沿って設けられた第2流路102と、この第2流路102に設けられ発電を行う発電部103と、第1流路101を開閉可能に設けられ排気ガスの流れる流路を制御するバルブ装置104と、を備えている。
発電部103は、排気ガスが通過する排気ガス路111と、この排気ガス路に沿って隙間を介して設けられ媒体が通過する媒体路112と、これらの排気ガス路111及び媒体路112の間の隙間に配置され排気ガスの熱と媒体の熱との温度差に基づいて発電を行う熱電素子113と、を有する。
熱電発電装置100は、第1流路101、及び、第1流路101を開閉可能なバルブ装置104と、を備えている。この理由は、以下のように考えられる。
第2流路102を流れる排気ガスの一部は、発電部103の上流側の端部である前壁105に接触する。これにより、前壁105を介して排気ガスの熱が媒体に伝わる。連続的に発電部103に排気ガスを流し続けると、媒体の温度が上昇する。熱電発電装置100は、排気ガスの熱と媒体の熱との温度差に基づいて発電を行う。排気ガスの温度の変化が小さく、媒体の温度が上昇すると、排気ガスと媒体との温度差は小さくなる。温度差が小さいと、発電効率が悪化する。排気ガスの熱によって媒体が温まりすぎることを抑制するために、媒体の温度が所定の温度に達したときには、第1流路101を開放する。排気ガスを第1流路101に流すことにより、媒体が温められることを防止し、媒体の温度を下げる。
ところで、熱電発電装置100は、排気ガスを発生する内燃機関の近傍に設けられることが望ましい。これにより、高温の排気ガスを導入することができ、媒体との温度差を大きくし、効率的に発電を行うことができるからである。熱電発電装置100をコンパクトにすることができれば、配置の自由度が高まり、熱電発電装置100をより内燃機関の近傍に設けることができる。
第1流路101、及び、バルブ装置104を用いずに媒体の温度の上昇を防ぐことができれば、小型でありながら発電の効率が高い熱電発電装置100を提供することができる。
特開2014−95362号公報
本発明は、第1流路、及び、バルブ装置を必要とせず、小型でありながら発電の効率が高い熱電発電装置の提供を課題とする。
請求項1による発明によれば、筒状のケースと、このケースの両端をそれぞれ閉じる一対のエンドプレートと、これらのエンドプレートによって両端が支持され内部に排気ガスが通過する排気ガス路と、この排気ガス路に沿って隙間を介して前記ケースの内部に設けられ媒体が通過する媒体路と、これらの排気ガス路及び媒体路の間の隙間に配置され前記排気ガスの熱と前記媒体の熱との温度差に基づいて発電を行う熱電素子と、を有する熱電発電装置において、
前記一対のエンドプレートのうち、前記排気ガスの流れを基準として、少なくとも上流側の前記エンドプレートは、前記媒体路の上流側の端部を塞いでいる部位に断熱部を有していることを特徴とする熱電発電装置が提供される。
請求項2に記載のごとく、好ましくは、前記一対のエンドプレートのうち、前記排気ガスの流れを基準として、下流側のエンドプレートは、前記排気ガス路の端部が差し込まれた排気ガス路差込部と、この排気ガス路差込部及び前記ケースを接続し前記排気ガス路の熱伸びを吸収する熱伸び吸収部と、を有し、
前記熱伸び吸収部は、少なくとも前記排気ガス路が熱によって伸びたときに、前記排気ガスの流れ方向に対して傾く傾斜部を有し、
この傾斜部の傾斜角度は、前記熱伸びの前後において変化する。
請求項3に記載のごとく、好ましくは、前記排気ガス路は、前記排気ガスが上下方向に流れるよう上下方向に向けて配置されている。
請求項1に係る発明では、上流側のエンドプレートは、媒体路の上流側の端部を塞いでいる部位に断熱部を有している。これにより、排気ガスの熱によって媒体が温まることを抑制することができる。これにより、媒体の温度が上昇することによる発電の効率の低下を抑制する。また、排気ガスの熱によって媒体が温まりすぎることを抑制することができるために、排気ガスを逃がすための流路や流路を切り替えるためのバルブが不要となる。即ち、第1流路、及び、バルブ装置を必要とせず、小型でありながら発電の効率が高い熱電発電装置を提供することができる。
請求項2に係る発明では、下流側のエンドプレートは、排気ガス路の熱伸びを吸収する熱伸び吸収部を有し、熱伸び吸収部は、排気ガスの流れ方向に対して傾き、熱延びの前後において傾斜角度が変化する傾斜部を有している。高温の排気ガスが通過することにより、排気ガス路は熱伸びをする。排気ガス路の熱伸びにより、エンドプレートには、排気ガスの流れ方向を基準として、ケースから離れる方向に力が加わる。ここで、エンドプレートのなかの熱伸び吸収部は、傾斜部を有している。そのため、傾斜部のエンドプレート側の端部は、ケースから離れる方向に変位し、傾斜部は、排気ガスの流れ方向との傾斜が小さくなる方向に傾く。傾斜部が傾くと、排気ガスの流れ方向を基準として、熱伸び吸収部の長さは長くなる。即ち、排気ガス路の熱伸びは、エンドプレートの一部を構成する熱伸び吸収部の変形により吸収される。そのため、エンドプレートに加わる負荷を抑制することができる。本発明による熱電発電装置は、第1流路、及び、バルブ装置を使用しないことを前提としている。このため、エンジンの作動中において排気ガス路には、常に排気ガスが流れ続けることとなる。このため、熱伸びによる負荷も常に加わることとなる。このような熱電発電装置において、簡便な構成の熱伸び吸収部を有することは、特に有益である。
請求項3に係る発明では、前記排気ガス路は、前記排気ガスを発生させるエンジンに沿って、前記排気ガスが上下方向に流れるよう上下方向に向けて配置されている。排気ガス路をエンジンに沿わせて上下方向に向けて配置することにより、熱電発電装置をエンジンに近接させることができる。エンジンに近接させることにより、高温の排気ガスを導入することができる。媒体との温度差を大きくし、効率的に発電を行うことができる。
本発明の実施例1による熱電発電装置の斜視図である。 図1に示された熱電発電装置の断面図である。 本発明の実施例2による熱電発電装置の断面図である。 図3の4部拡大図である。 従来の技術の基本構成を説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
<実施例1>
図1を参照する。熱電発電装置20は、エンジンEnの後面に沿って縦向きに配置されている。エンジンEnには、内部で発生した排気ガスをエンジンEnの外部へ排出するための排出口を有し、この排出口に接続管11の一端が接続されている。接続管11は、エンジンEnの排出口から、熱電発電装置20まで延びている。即ち、熱電発電装置20は、接続管11を介してエンジンEnに接続されている。
図2を参照する。熱電発電装置20は、接続管11(図1参照)に接続するための上流側フランジ21と、この上流側フランジ21に接続された排気ガス導入部材22と、この排気ガス導入部材22に接続されたケース23と、このケース23の両端をそれぞれ閉じる一対のエンドプレート24,25と、これらのエンドプレート24,25によって両端が支持され内部に排気ガスが通過する排気ガス路26と、この排気ガス路26に沿って隙間を介してケース23の内部に設けられ媒体が通過する媒体路27と、この媒体路27に設けられた媒体用フィン28と、これらの排気ガス路26及び媒体路27の間の隙間に配置され排気ガスの熱と媒体の熱との温度差に基づいて発電を行う熱電素子29(ペルチェ素子)と、一対のエンドプレート24,25にそれぞれ取り付けられた断熱部31,32と、ケース23から下流側に延びる排気ガス排出部材33と、排気ガス排出部材33の下流側の端部に設けられた下流側フランジ34と、を有する。
ここで、上流側とは、排気ガスの流れを基準として上流側をいう。下流側とは、排気ガスの流れを基準として下流側をいう。以下についても同様である。
ケース23は、筒状を呈し排気ガス導入部材22に接続された上流側ケース体23aと、この上流側ケース体23aに接続され排気ガス排出部材33が接続された下流側ケース半体23bと、を有する。
上流側のエンドプレート24は、上流側ケース体23aの上流側の端部を覆っていると共に、排気ガス路26の上流側の端部が差し込まれている。
下流側のエンドプレート25は、下流側ケース半体23bの下流側の端部を覆っていると共に、排気ガス路26の下流側の端部が差し込まれている。
排気ガス路26は、扁平チューブ状に形成されたチューブ26aと、このチューブ26aの内部に配置された板状のセパレータ26bと、このセパレータ26bの両面にそれぞれ配置された排気ガス用フィン26c,26dと、からなる。
排気ガス路26に沿ってケース35が配置されている。これらの排気ガス路26とケース35との間に隙間が形成されている。
上流側のエンドプレート24に設けられた上流側の断熱部31は、エンドプレート24の上流側の面に設けられている。断熱部31は、上流側のエンドプレート24のうち、媒体路27の上流側の端部を塞いでいる部位に設けられている。断熱部31は、上流側のエンドプレート24の媒体路27に接している部位へ排気ガスの熱が伝わることを抑制する部材である。また、この部位に排気ガスが接触することを抑制する。
下流側のエンドプレート25に設けられた下流側の断熱部32は、エンドプレート25の下流側の面に設けられている。断熱部32は、下流側のエンドプレート25のうち、媒体路27の下流側の端部を塞いでいる部位に設けられている。断熱部32は、下流側のエンドプレート25の媒体路27に接している部位へ排気ガスの熱が伝わることを抑制する部材である。また、この部位に排気ガスが接触することを抑制する。
以上の構成による熱電発電装置20の作用を、以下に説明する。
エンジンEn(図1参照)において発生した排気ガスは、熱電発電装置20に導入される。導入された排気ガスは、排気ガス路26を通過する。排気ガス路26は、排気ガスの熱により温められ、高温になる。一方、媒体路27には、排気ガスよりも低温の媒体が流れている。ケース35は、低温の媒体によって冷却されている。
熱電素子29は、一端が排気ガス路26の外周に接し、他端が媒体路27の外周に接している。そして、排気ガス路26は、高温であり、媒体路27は、排気ガス路26よりも低温である。熱電素子29は、これらの温度差に基づいて発電を行う。
以上に説明した本発明によれば、以下の効果を奏する。
上流側のエンドプレート24は、媒体路27の上流側の端部を塞いでいる部位に断熱部31を有している。これにより、排気ガスの熱によって媒体が温まることを抑制することができる。これにより、媒体の温度が上昇することによる発電の効率の低下を抑制する。また、排気ガスの熱によって媒体が温まりすぎることを抑制することができるために、排気ガスを逃がすための流路や流路を切り替えるためのバルブが不要となる。即ち、第1流路101(図5参照)、及び、バルブ装置104(図5参照)を必要とせず、小型でありながら発電の効率が高い熱電発電装置20を提供することができる。
図1を併せて参照する。排気ガス路26は、排気ガスを発生させるエンジンEnに沿って、排気ガスが上下方向に流れるよう上下方向に向けて配置されている。排気ガス路26をエンジンEnに沿わせて上下方向に向けて配置することにより、熱電発電装置20をエンジンEnに近接させることができる。エンジンEnに近接させることにより、高温の排気ガスを導入することができる。媒体との温度差を大きくし、効率的に発電を行うことができる。
<実施例2>
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。
図3は実施例2の熱電発電装置の断面構成を示し、上記図2に対応させて表している。
図3には、実施例2による熱電発電装置20Aの断面構成が示されている。実施例2による熱電発電装置20Aにおいては、実施例1による熱電発電装置20(図2参照)に用いた下流側のエンドプレート25(図2参照)に代え、複数部材からなる下流側のエンドプレート25Aが採用されている。その他の基本的な構成については、実施例1による熱電発電装置20と共通する。実施例1と共通する部分については、符号を流用すると共に、詳細な説明を省略する。
図4を参照する。下流側のエンドプレート25Aは、排気ガス路26の端部が差し込まれた排気ガス路差込部41と、この排気ガス路差込部41に接続され排気ガス路26の熱伸びを吸収する熱伸び吸収部42と、この熱伸び吸収部42からケース23まで接続された接続部43と、を有している。熱伸び吸収部42は、接続部43を介してケース23に接続されている。
排気ガス路差込部41は、断面視において下流側に開口する略U字状を呈する。即ち、排気ガス路差込部41は、排気ガスの流れに対して垂直に延びる差込部底部41aと、この差込部底部41aの周縁から下流側に向かって立ち上げられた差込部側壁部41b,41cと、を有する。
一方の差込部側壁部41bは、排気ガス路26が接合され、他方の差込部側壁部41cは、熱伸び吸収部42が接合されている。差込部底部41aは、熱伸び吸収部42に対して離間している。
熱伸び吸収部42は、差込部側壁部41cに沿って延びる第1接合部42aと、この第1接合部から排気ガス路26に向かって斜めに延びる傾斜部42bと、この傾斜部42bから上流側に伸び接続部43が接合された第2接合部42cと、を有している。
第1接合部42a、及び、第2接合部42cは、排気ガスの流れ方向に沿って延び、傾斜部42bは、排気ガスの流れ方向に対して傾いている。傾斜部42bは、排気ガスの流れ方向に対して垂直な線に対しても傾いている。
接続部43は、略J字断面を呈し、第2接合部42cに沿って延び第2接合部42cに接合された短辺部43aと、この短辺部43aから垂直に立ち上げられた接続部底部43bと、この接続部底部43bから上流に向かって延びケース23に接合される長辺部43cと、からなる。接続部底部43bは、熱伸び吸収部42に対して離間している。
以上のような構成による熱電発電装置20Aにおいても、本発明所定の効果を得ることができる。
さらに、下流側のエンドプレート25Aは、排気ガス路26の熱伸びを吸収する熱伸び吸収部42を有し、熱伸び吸収部42は、排気ガスの流れ方向に対して傾き、熱延びの前後において傾斜角度が変化する傾斜部42bを有している。高温の排気ガスが通過することにより、矢印(1)によって示されるように、排気ガス路26は熱伸びをする(ケース35やケース23も熱伸びするが、排気ガス路26に比べて伸び量が小さいため、相対的に矢印(1)に示すようになる。)。排気ガス路26の熱伸びにより、下流側のエンドプレート25Aには、排気ガスの流れ方向を基準として、ケース23から離れる方向に力が加わる。ここで、エンドプレート25Aのなかの熱伸び吸収部42は、傾斜部42bを有している。そのため、傾斜部42bのエンドプレート側の端部は、ケース23から離れる方向に変位し、傾斜部42bは、排気ガスの流れ方向との傾斜が小さくなる方向に傾く。傾斜部42bが傾くと、排気ガスの流れ方向を基準として、熱伸び吸収部42の長さは長くなる。即ち、排気ガス路26の熱伸びは、エンドプレートの一部を構成する熱伸び吸収部42の変形により吸収される。そのため、エンドプレート25Aに加わる負荷を抑制することができる。なお、傾斜部42bのみならず、接続部43(特に、接続部底部43b)も熱伸びを吸収するように傾斜することが望ましい。これにより、熱伸びの吸収量を増加させることができる。
本発明による熱電発電装置20Aは、第1流路101(図5参照)、及び、バルブ装置104(図5参照)を使用しないことを前提としている。このため、エンジンEn(図1参照)の作動中において排気ガス路26には、常に排気ガスが流れ続けることとなる。このため、熱伸びによる負荷も常に加わることとなる。このような熱電発電装置20Aにおいて、簡便な構成の熱伸び吸収部42を有することは、特に有益である。
さらに、熱伸び吸収部42、及び、接続部43の板厚は、排気ガス路26、及び、排気ガス路差込部41の板厚よりも薄い。このため、熱伸び吸収部42、及び、接続部43の曲げ剛性は、排気ガス路26、及び、排気ガス路差込部41の曲げ剛性よりも低い。これにより、傾斜部42b、及び、接続部43を確実に変位させ、他の部位に加わり得る負荷を軽減する。即ち、傾斜部42bのみならず、接続部43(特に、接続部底部43b)も熱伸びを吸収するように傾斜することが望ましい。
尚、本発明の熱電発電装置は、実施の形態では四輪車に適用したが、車両全般に適用可能であり、さらに車両以外の乗り物、さらに乗り物以外の用途にも適用可能である。
断熱部は、排気ガスの熱が媒体路27へ伝熱することを抑制できればよい。このため、真空層やガス層等の流体による断熱層、断熱マットやセラミック材等の断熱材、断熱塗装によってもよく、任意の手段を採用することができる。
即ち、本発明は、作用及び効果を奏する限りにおいて、実施例に限定されるものではない。
本発明の排熱回収装置は、四輪車に好適である。
20,20A…熱電発電装置
23…ケース
24…上流側のエンドプレート
25,25A…下流側のエンドプレート
26…排気ガス路
27…媒体路
31…断熱部
41…排気ガス路差込部
42…熱伸び吸収部
42b…傾斜部
En…エンジン

Claims (3)

  1. 筒状のケースと、このケースの両端をそれぞれ閉じる一対のエンドプレートと、これらのエンドプレートによって両端が支持され内部に排気ガスが通過する排気ガス路と、この排気ガス路に沿って隙間を介して前記ケースの内部に設けられ媒体が通過する媒体路と、これらの排気ガス路及び媒体路の間の隙間に配置され前記排気ガスの熱と前記媒体の熱との温度差に基づいて発電を行う熱電素子と、を有する熱電発電装置において、
    前記一対のエンドプレートのうち、前記排気ガスの流れを基準として、少なくとも上流側の前記エンドプレートは、前記媒体路の上流側の端部を塞いでいる部位に断熱部を有していることを特徴とする熱電発電装置。
  2. 前記一対のエンドプレートのうち、前記排気ガスの流れを基準として、下流側のエンドプレートは、前記排気ガス路の端部が差し込まれた排気ガス路差込部と、この排気ガス路差込部及び前記ケースを接続し前記排気ガス路の熱伸びを吸収する熱伸び吸収部と、を有し、
    前記熱伸び吸収部は、少なくとも前記排気ガス路が熱によって伸びたときに、前記排気ガスの流れ方向に対して傾く傾斜部を有し、
    この傾斜部の傾斜角度は、前記熱伸びの前後において変化することを特徴とする請求項1記載の熱電発電装置。
  3. 前記排気ガス路は、前記排気ガスを発生させるエンジンに沿って、前記排気ガスが上下方向に流れるよう上下方向に向けて配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の熱電発電装置。
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