JP6667808B2 - アンカー、アンカー施工具及びその施工方法 - Google Patents

アンカー、アンカー施工具及びその施工方法 Download PDF

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Description

本発明は、天井スラブに吊りボルトを取り付けるためのアンカー、アンカー施工具及びその施工方法に関する。
従来、天井スラブに設けられた下孔にアンカーを固定し、そのアンカーに対して吊りボルトを取り付けることが行われている。例えば特許文献1のアンカーは、雄螺子が形成された軸部に拡張スリーブが装着され、その軸部の先端にコーンナットが取り付けられた構成である。そしてアンカーの先端を下孔に挿入した状態で、軸部の下部に設けられるナット部を回転させることにより、コーンナットを軸部に沿って下降させ、コーンナットが拡張スリーブの拡張部を内側から外方向に拡張させることにより、アンカーが下孔に固定される。そしてアンカーを下孔に固定した後に、アンカー下部のナット部に吊りボルトを装着することにより、施工が完了する。
特開2012−177290号公報
しかしながら、上記従来技術では、天井スラブに対する作業として、アンカーを下孔に固定する工程と、下孔に固定されたアンカーに吊りボルトを装着する工程とが別工程であり、作業効率が悪いという問題がある。
また下孔に固定されたアンカーのナット部に対して吊りボルトを挿入して取り付けるだけでは、十分な締め付け強度を得られないという問題もある。この問題を解決するためには、アンカー下部のナット部に吊りボルトを装着した後、そのナット部の下部に別のナットを締め付けることでダブルナットによる緩み止め効果を得るようにすることが考えられる。しかし、上記従来技術においてダブルナット効果を得るためには、アンカーに吊りボルトを装着した後、更に別のナットを締め付ける作業を行わなければならず、天井スラブに対する作業工程が増えることとなり、作業効率を低下させてしまうことになる。特に、アンカーのナット部に対して別のナットを締め付ける作業は天井スラブ近傍での高所作業となるため、作業者は、脚立などの足場を作業位置まで移動させてから足場に昇って作業を行い、作業終了後には足場から降りてから別の作業位置まで再び足場を移動させる作業を繰り返し行わなければならない。それ故、従来は足場の移動や昇降動作に伴う作業効率の低下が顕著である。
そこで本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされたものであり、下孔に対するアンカーの固定作業と、天井スラブに対する吊りボルトの取り付け作業と、ダブルナットによる締め付け作業とを一連の作業として行えるようにして作業効率を向上させることが可能なアンカー、アンカー施工具及びその施工方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1に、本発明は、天井スラブ(S)に設けられた下孔(7)に取り付けられ、吊りボルト(9)を吊り下げた状態に支持するアンカー(1,1a)であって、軸部材(10)と、前記軸部材(10)の上部に設けられ、前記下孔(7)に挿入された状態で前記下孔(7)に固定される固定部(3)と、前記軸部材(10)の下部に設けられ、前記吊りボルト(9)を下面から装着可能なロングナット(50)と、を備え、前記ロングナット(50)は、下端から所定長さの位置に薄肉の破断部(54)を設け、前記破断部(54)よりも下側の部分に破断ナット(53)を有しており、前記吊りボルト(9)が挿入された状態で前記破断ナット(53)に作用する所定方向の回転トルクによって回転して前記固定部(3)を前記下孔(7)に固定し、前記破断ナット(53)に作用する前記所定方向の回転トルクが所定値を超えることにより、前記破断部(54)を破断させて前記破断ナット(53)を分離させ、分離させた前記破断ナット(53)と結合してダブルナット効果を得ることが可能であることを特徴とする構成である。
第2に、本発明は、上記第1の構成を有するアンカー(1)において、前記軸部材(10)は、少なくとも先端部分に雄螺子(14)を有し、前記固定部(3)は、前記軸部材(10)に装着されるワッシャー(20)と、前記軸部材(10)を囲むように前記軸部材(10)に装着され、下端部が前記ワッシャー(20)と接合し、上部に前記軸部材(10)の外方向に拡張可能なように互いに分離された複数の拡張壁(33)を有する拡張部材(30)と、外形寸法が上端部から下端部に向かって漸次縮小し、内側に前記軸部材(10)に形成された前記雄螺子(14)と螺合する貫通螺子孔(44)を有し、下端部が前記拡張部材(30)の前記複数の拡張壁(33)の先端に嵌入した状態で前記軸部材(10)の前記雄螺子(14)に装着される拡幅部材(40)と、を備えることを特徴とする構成である。
第3に、本発明は、上記第1又は第2の構成を有するアンカー(1,1a)を施工する際に用いられるアンカー施工具(2)であって、前記ロングナット(50)に対して前記吊りボルト(9)が挿入され、前記アンカー(1,1a)と前記吊りボルト(9)とが互いに組み付けられた状態において、前記吊りボルト(9)を内側に収容可能であり、前記吊りボルト(9)よりも長尺の筒状体(70)と、前記筒状体(70)の上端に設けられ、前記ロングナット(50)に設けられた前記破断ナット(53)と係合する係合部(71)と、前記筒状体(71)の下端に設けられ、工具を装着するための工具装着部(75)と、を備えることを特徴とする構成である。
第4に、本発明は、軸部材(10)の上部に天井スラブ(S)に固定される固定部(3)が設けられ、前記軸部材(10)の下部にロングナット(50)が設けられ、前記ロングナット(50)の下端から所定長さの位置に薄肉の破断部(54)を設けて前記ロングナット(50)の下部に破断ナット(53)が一体形成されたアンカー(1,1a)を、吊りボルト(9)を内側に収容可能であり、前記吊りボルト(9)よりも長尺の筒状体(70)と、前記筒状体(70)の上端に設けられ、前記破断ナット(53)と係合する係合部(71)と、前記筒状体(70)の下端に設けられ、工具を装着するための工具装着部(75)と、有するアンカー施工具(2)を用いて天井スラブ(S)に設けられた下孔(7)に固定する施工方法であって、前記アンカー(1,1a)の前記ロングナット(50)に対し、前記吊りボルト(9)の先端を装着する第1工程と、前記吊りボルト(9)の他端を前記アンカー施工具(2)の前記係合部(71)から前記筒状体(70)の内側に挿入し、前記破断ナット(53)を前記係合部(71)に係合させる第2工程と、前記下孔(7)に対し、前記アンカー(1,1a)の前記固定部(3)を挿入する第3工程と、前記アンカー施工具(2)の前記工具装着部(75)に回転工具を装着して前記アンカー施工具(2)を所定方向に回転させることにより、前記ロングナット(50)を回転させて前記アンカー(1,1a)の前記固定部(3)を前記下孔(7)に固定する第4工程と、前記アンカー施工具(2)の前記所定方向への回転を継続させることにより、前記破断ナット(53)に所定値以上のトルクを作用させ、前記破断部(54)を破断させる第5工程と、前記破断部(54)が破断した後においても前記アンカー施工具(2)を前記所定方向へ継続的に回転させることにより、前記破断ナット(53)を前記ロングナット(50)に接合させてダブルナット効果を得る第6工程と、前記アンカー施工具(2)を前記吊りボルト(9)から引き抜く第7工程と、を有する構成である。
本発明によれば、天井スラブの下孔に対するアンカーの固定作業と、天井スラブに対する吊りボルトの取り付け作業と、吊りボルトに対するダブルナットによる締め付け作業とを一連の作業として行うことが可能であるため、従来と比較して作業効率を著しく向上させることができる。
アンカーの一構成例を示す分解斜視図である。 ロングナットの構造を示す断面図である。 吊りボルトを一体的に組み付けたアンカーとアンカー施工具とを示す図である。 アンカー施工具の構造を示す断面図である。 アンカー施工具に対してアンカーが装着された状態を示す斜視図である。 アンカー施工具に対してアンカーが装着された状態を示す断面図である。 アンカーの固定部を天井スラブの下孔へ挿入した状態を示す一部断面図である。 拡幅部材が複数の拡張壁の内側へ進入した状態を示す一部断面図である。 ロングナットの破断部が破断した状態を示す一部断面図である。 破断ナットとロングナット本体へ接合させた状態を示す一部断面図である。 アンカー施工具を吊りボルトから引き抜く状態を示す一部断面図である。 アンカー及び吊りボルトの施工が完了した状態を示す一部断面図である。 アンカーの一変形例を示す分解斜視図である。 吊りボルトを一体的に組み付けたアンカーの一変形例を示す斜視図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下において参照する各図面では互いに共通する部材に同一符号を付しており、それらについての重複する説明は省略する。
図1は、本発明の一実施形態であるアンカー1の一構成例を示す図である。図1では、アンカー1の構成部材を分解した状態を示している。アンカー1は、軸部材10と、ワッシャー20と、拡張部材30と、拡幅部材40と、ロングナット50とを備えており、その上部が天井スラブSに設けられる下孔7に固定される固定部3として構成されると共に、下部が吊りボルト9を天井スラブSから垂下させた状態に支持する支持部4として構成される。
軸部材10は、例えば第1軸部11と第2軸部12とが同軸形成された部材である。第1軸部11は、第2軸部12よりも小径であり、ワッシャー20、拡張部材30及び拡幅部材40を装着可能な長さを有している。この第1軸部11の少なくとも先端側には雄螺子14が形成される。第2軸部12は、吊りボルト9と同径であり、ロングナット50の半分以下の長さを有している。より詳しく説明すると、第2軸部12は、後述するロングナット50のロングナット本体51の約半分の長さを有している。また第2軸部12の外周面には、軸方向の全体に亘って吊りボルト9の雄螺子9aと同じ雄螺子15が形成される。さらに軸部材10は、第1軸部11と第2軸部12との間に外方向に突出したフランジ部13を有している。
上記のような軸部材10の第1軸部11に対して、ワッシャー20と、拡張部材30と、拡幅部材40とが順に装着されることにより、フランジ部13よりも上側の部分が固定部3として構成される。例えば、第1軸部11の外周面に、ワッシャー20、拡張部材30及び拡幅部材40が装着されることにより、固定部3は、吊りボルト9とほぼ同径となる。そのため、天井スラブSにアンカー1を固定するための下孔7を形成するときには、吊りボルト9と同径若しくはそれよりも若干大きい径の孔を形成すれば良い。また軸部材10の第2軸部12に対して、ロングナット50が装着されることにより、フランジ部13よりも下側の部分が支持部4として構成される。
ワッシャー20は、中心に第1軸部11を挿通可能な孔21が形成された円盤状の部材である。孔21の内径は、第1軸部11よりも大きく、フランジ部13の直径よりも小さい。したがって、ワッシャー20は、第1軸部11に装着されると、その下面がフランジ部13と接合した状態となる。言い換えると、フランジ部13は、ワッシャー20を受ける受け部材である。
拡張部材30は、第1軸部11よりも若干大きい内径を有する円筒状の筒状部材31によって構成され、第1軸部11を包囲するように軸部材10の外側に装着される。拡張部材30は、第1軸部11に装着されると、筒状部材31の下端部がワッシャー20の上面と接合する状態となる。また筒状部材31の上部には、第1軸部11の外方向に拡張変形可能なように、縦割り溝32によって互いに分離された複数の拡張壁33が設けられる。本実施形態では、筒状部材31の周方向に沿って等間隔で3つの縦割り溝32が設けられ、筒状部材31の上部に3つの拡張壁33が周方向に配置されたものを例示している。ただし、拡張壁33の数は、必ずしも3つに限られるものではない。また筒状部材31の上端部には、縦割り溝32に繋がるようにして切り欠いた切欠部34が設けられる。この切欠部34は、例えば筒状部材31の上端部を三角形状に切り欠き、その三角形の一つの頂点が縦割り溝32に繋がるように形成される。このような切欠部34が設けられることにより、拡張壁33の先端を外方向に拡開させ易くなる。
拡幅部材40は、外形寸法が上端部43から下端部42に向かって漸次縮小するように構成される。本実施形態の拡幅部材40は、コーンナット41によって構成され、下端部42の外径が上端部43の外径よりも小さくなるように形成される。この拡幅部材40は、コーンナット41の内側に第1軸部11に形成された雄螺子14と螺合する貫通螺子孔44を有している。そして拡幅部材40は、貫通螺子孔44に対して雄螺子14が挿入装着されることにより、下端部42が拡張部材30の複数の拡張壁33の先端に嵌入した状態となるように装着される。また拡幅部材40の下端部42には、縦方向に複数の溝42aが設けられている。これら複数の溝42aは、拡張壁33の内側と係合して周方向に摩擦力を生じさせるため、拡張壁33の内側で拡幅部材40が回転することを防止する作用を示す。また複数の溝42aは、軸部材10の軸方向に沿って拡幅部材40を拡張壁33の内側にスムーズに案内する作用も示す。
ロングナット50は、例えば外形が六角ナットの形状を有し、軸方向に第2軸部12の2倍以上の長さを有する。このロングナット50は、その中央内側に上下方向に貫通する螺子孔52を有している。またロングナット50は、第2軸部12の約2倍の長さを有するロングナット本体51と、そのロングナット本体51の下端に設けられる薄肉の破断部54と、破断部54を介してロングナット本体51に一体的に連結されている破断ナット53とを有している。言い換えると、ロングナット50は、その下端から所定長さの位置に外周面の周方向に沿って形成される環状溝によって薄肉に形成された破断部54が設けられており、その破断部54よりも下側の部分に破断ナット53を一体的に設けた構成である。
図2は、ロングナット50の構造を示す断面図である。図2に示すようにロングナット50の内側には、ロングナット50の上端から下端まで螺子孔52が形成されている。そして破断部54は、ロングナット50の肉厚を薄くすることにより形成されるため、ロングナット本体51と破断ナット53とを繋ぐ薄肉の壁部54aとして構成される。
このようなロングナット50は、軸部材10の第2軸部12を螺子孔52の上端から挿入することにより、軸部材10に取り付けられる。このとき、ロングナット50は、その上端面が軸部材10のフランジ部13に接合した状態となるように締着される。ロングナット50が第2軸部12に対して強固な状態に取り付けられると、第2軸部12の先端は、ロングナット本体51の内側のほぼ中央に位置することになる。そしてロングナット50が第2軸部12に装着されることにより、アンカー1の支持部4が構成される。
またロングナット50の下部に位置する破断ナット53の螺子孔52には、吊りボルト9が装着される。このとき、吊りボルト9は、その上端がロングナット本体51の内側において第2軸部12の先端と接合する状態となるまで深くロングナット50に対して挿入される。したがって、第2軸部12及び吊りボルト9は、ロングナット本体51の内側のほぼ中央の位置で互いに先端を接合させた状態となる。
そして後述する施工時において、破断ナット53に後述するアンカー施工具2が装着され、そのアンカー施工具2が回転すると、その回転トルクが破断ナット53に作用する。この回転トルクは、ロングナット50全体に伝わり、ロングナット50を回転させると共に、ロングナット50に対して一体的に組み付けられた軸部材10を回転させる。これにより、アンカー1の固定部3が天井スラブSの下孔7に固定されるのである。そして固定部3の固定強度が増加することに伴い、軸部材10が回転し難くなり、破断ナット53に作用するトルクが次第に上昇する。これに伴い、破断部54の壁部54aに剪断応力が発生することになる。そして破断ナット53に作用するトルクが所定値を超えると、壁部54aに作用する剪断応力が限界値を超えるため、破断部54が破断する。つまり、ロングナット50は、破断部54を破断させることにより、破断ナット53をロングナット本体51から分離させることができる構成である。破断部54が破断するトルクは、壁部54aの厚さtを変えることによって調整可能である。つまり、施工現場に求められる締着強度となるように壁部54aの厚さtを予め調整しておけば良い。
次に上記のようなアンカー1の施工方法について説明する。アンカー1を施工するとき、作業者は、図3に示すようにアンカー1と吊りボルト9とを一体的に組み付けた状態とする。すなわち、作業者は、アンカー1のロングナット50に対して吊りボルト9の先端を深く装着することにより、アンカー1と吊りボルト9とを一体的に組み付ける。このとき、作業者は、ロングナット50の内側において、吊りボルト9の先端が第2軸部12の先端と当接する状態となるまで吊りボルト9を深く挿入する。
次に作業者は、図3に示すように、アンカー1のロングナット50に取り付けた吊りボルト9をアンカー施工具2に装着する。図4は、アンカー施工具2の構造を示す断面図である。アンカー施工具2は、内側に吊りボルト9を収容可能な収容空間74を備えた長尺の筒状体70と、筒状体70の上端に設けられ、吊りボルト9を装着した状態のアンカー1の下部、すなわちロングナット50の破断ナット53と係合する係合部71と、筒状体70の下端に設けられ、電動工具などを装着するための工具装着部75とを備えている。
筒状体70は、アンカー1のロングナット50に取り付けられる吊りボルト9よりも長く、例えば作業者が床面に居ながら天井スラブSに設けられた下孔に対してアンカー1を施工するのに十分な長さを有している。収容空間74は、その内径が吊りボルト9の外径よりも太く、吊りボルト9をスムーズに挿入することができる。この収容空間74の長さもまた、吊りボルト9よりも長く形成されている。
係合部71は、ロングナット50の破断ナット53と係合するように構成され、その内側に破断ナット53の外周面と係合する六角状の凹部72が形成されている。この凹部72の底部中央は、筒状体70の内側に形成された収容空間74に連通している。また凹部72の底部周縁は、破断ナット53の下面と係合するフラットな底面73として構成され、その底面73によって破断ナット53の下面が支持される。その結果、アンカー1は、アンカー施工具2の上端部に設けられた係合部71に係合して支持される。
また工具装着部75は、例えば筒状体70の下端に設けられた螺子部76と螺合して筒状体70の下端に装着される蓋部材77によって構成される。すなわち、工具装着部75は、蓋部材77の下面から下方に突出するように設けられ、例えば図3に示すように六角ナットと同様の形状を有している。そのため、工具装着部75には、電動工具などの工具を装着することができる。
図5は、アンカー施工具2に対し、吊りボルト9の取り付けられたアンカー1が装着された状態を示す斜視図である。また図6は、その状態における断面図である。図5及び図6に示すように、吊りボルト9の取り付けられたアンカー1がアンカー施工具2に装着されると、ロングナット50の破断ナット53がアンカー施工具2の係合部71に係合した状態となる。このとき、ロングナット50の破断部54はアンカー施工具2の上端近傍に位置し、ロングナット50のロングナット本体51は係合部71と係合しない状態となる。すなわち、作業者は、ロングナット50の破断部54よりも下側の破断ナット53だけにアンカー施工具2の係合部71を係合させるのである。言い換えると、アンカー施工具2の係合部71に設けられた凹部72の深さは破断ナット53の軸方向長さと同一若しくはそれよりも浅く形成されており、作業者は、凹部72の底面73まで破断ナット53を差し込むことにより、上述のように破断ナット53だけを係合部71に係合させることができるのである。このようにしてアンカー施工具2にアンカー1が装着されると、吊りボルト9の下端9cは、図6に示すようにアンカー施工具2の収容空間74内に位置するようになる。
また図6に示すようにロングナット50の上端部は、軸部材10のフランジ部13と接合するように第2軸部12の雄螺子15に対して予め強固に締め付けられている。さらに吊りボルト9はロングナット50の螺子孔52に対して予め深くねじ込まれており、その上端部9bは第2軸部12の下端と接触している。
上記のように吊りボルト9を取り付けたアンカー1に対してアンカー施工具2を装着すると、作業者は、アンカー施工具2の下部を支持した状態でアンカー施工具2の上部から突出した状態となるアンカー1の固定部3を天井スラブSに設けた下孔7へ挿入する。図7は、アンカー1の固定部3を天井スラブSの下孔7へ挿入した状態を示す一部断面図である。天井スラブSには、予めアンカー1の固定部3よりも深い下孔7が設けられている。この下孔7の内径は、アンカー1の固定部3の外径と同一若しくはそれよりも若干大きい径である。そのような下孔7に対してアンカー1の固定部3が挿入される。そのとき、作業者は、図7に示すようにワッシャー20が下孔7の周縁部における天井スラブSの下面6に当接するまで固定部3を深く下孔7に挿入する。この作業は、作業者が床面に居ながら行うことができる作業である。そしてアンカー1の固定部3が下孔7に対して深く挿入されると、拡幅部材40及び拡張部材30の少なくとも一部が下孔7の内壁と接触した状態となる。
その後、作業者は、アンカー施工具2の下端にある工具装着部75に電動工具などの工具を装着し、アンカー施工具2をR方向(右回り方向)に回転させる。この作業も、作業者が床面に居ながら行うことができる作業である。これにより、アンカー施工具2と係合している破断ナット53に回転トルクが作用し、そのトルクがロングナット50を回転させる。そしてロングナット50の回転に伴い、ロングナット50に組み付けられている軸部材10も回転する。これに対し、拡幅部材40及び拡張部材30は、上述したように少なくとも一部が下孔7の内壁と接触しており、軸部材10を中心とする回転方向に抵抗力が作用するため、軸部材10と供回りはしない。その結果、第1軸部11の雄螺子14と螺合している拡幅部材40は、軸部材10の回転に伴い、軸部材10の軸方向に沿って下方へ移動し、拡張部材30の複数の拡張壁33の内側に向かって進行する。これに伴い、拡張部材30の複数の拡張壁33は、外方向へ拡張し、下孔7の内壁を内側から押圧するようになる。
図8は、拡幅部材40が複数の拡張壁33の内側へ進入した状態を示す一部断面図である。図8に示すように拡幅部材40が複数の拡張壁33の内側へ所定深さ進入すると、複数の拡張壁33のそれぞれが下孔7の内壁と係合した状態となり、アンカー1が下孔7に固定される。そして作業者がアンカー施工具2の回転を更に継続させていくと、アンカー1の固定強度が増加し、軸部材10が回転し難くなる。それに伴い、破断ナット53に作用するトルクが次第に上昇することなる。そして破断ナット53に作用するトルクが所定値を超えると、ロングナット50の破断部54が破断する。すなわち、アンカー1が下孔7に対して所定強度以上の強い強度で固定された状態になると破断部54が破断するのである。
図9は、ロングナット50の破断部54が破断した状態を示す一部断面図である。ロングナット50の破断部54が破断すると、図9において拡大図Aで示すように、ロングナット本体51と破断ナット53とが分断される。これにより、アンカー施工具2を回転させても、ロングナット本体51は回転しなくなる。すなわち、破断部54が破断するとアンカー施工具2の係合部71は、破断ナット53だけを回転させることができる状態となる。このとき、破断ナット53を回転させるトルクが急激に低下するため、作業者は、床面で作業を行いつつ、破断部54が破断したことを容易に把握することができる。
そして作業者は、破断部54が破断した後も、アンカー施工具2を継続的にR方向へ回転させる。すなわち、作業者は、アンカー施工具2を吊りボルト9から引き抜いたり、或いは、アンカー施工具2をR方向とは逆方向へ回転させたりすることなく、破断部54が破断する前から行っている動作を破断部54が破断した後にも継続させるのである。その結果、ロングナット本体51から分離された破断ナット53は、それ単独で吊りボルト9の軸方向に沿って上向きに螺合進行し、破断ナット53の上面がロングナット本体51の下面と接合するようになる。そして破断ナット53がロングナット本体51に対して密着した状態になると、アンカー施工具2をそれ以上R方向へ回転させることができなくなるため、作業者は、アンカー1の固定が終了したことを把握することができる。
図10は、破断ナット53とロングナット本体51とが接合した状態を示す一部断面図である。破断ナット53がロングナット本体51と接合した状態になると、図10において拡大図Bで示すように、ロングナット本体51の下面と破断ナット53の上面とが密に接合した状態となり、吊りボルト9に対してロングナット本体51と破断ナット53とが強固に締着された状態となる。これにより、ロングナット本体51と破断ナット53によるダブルナット効果が得られるため、吊りボルト9をロングナット本体51に対して強固に固定することができるようになり、吊りボルト9がロングナット本体51から抜け落ちてしまうことを未然に防止することができるようになる。
ここまでの工程において、作業者は、アンカー1の固定部3を下孔7に挿入した後、アンカー施工具2を継続的にR方向へ回転させる作業を行えば良いだけである。そのため、作業者が行うべき作業は極めて簡単であり、熟練度などは要求されない。しかも、作業者は、全ての作業を床面に居ながら行うことができるため、作業効率に優れている。
その後、作業者は、図11の矢印F2で示すようにアンカー施工具2を下方へ引き抜く。このとき、吊りボルト9は、ロングナット本体51と破断ナット53とによって強固にアンカー1に固定されているため、天井スラブSから垂下した状態となって残る。そしてアンカー施工具2を取り除くと、図12に示すように、天井スラブSの下孔7に対してアンカー1が強固に固定され、且つ、吊りボルト9がアンカー1によって強固に支持された状態となって施工が完了する。
以上のように、上述した施工方法は、アンカー1のロングナット50に対し、吊りボルト9の先端を装着する第1工程と、吊りボルト9の他端をアンカー施工具2の係合部71から筒状体70の内側に挿入し、ロングナット50の破断ナット53を係合部71に係合させる第2工程と、天井スラブSの下孔7に対し、アンカー1の固定部3を挿入する第3工程と、アンカー施工具2の工具装着部75に回転工具を装着してアンカー施工具2を所定方向に回転させることにより、アンカー1の軸部材10を回転させてアンカー1の固定部3を下孔7に固定する第4工程と、アンカー施工具2の所定方向への回転を継続させることにより、破断ナット53に所定値以上のトルクを作用させ、破断部54を破断させる第5工程と、破断部54が破断した後においてもアンカー施工具2を所定方向へ継続的に回転させることにより、破断ナット53をロングナット本体51に接合させてダブルナット効果を得る第6工程と、アンカー施工具2を吊りボルト9から引き抜く第7工程と、を有している。
上記第1工程から第7工程の全ての作業は、作業者が床面に居ながら行える作業である。すなわち、上述した施工方法は、作業者に天井スラブS近傍での高所作業を行わせる必要のない工程で構成されるため、従来と比較して作業効率が著しく向上するという利点がある。特に、第1工程から第2工程までの作業を準備作業として床面で行えば、後の第3工程から第7工程までの作業を、作業者が床面に居ながらアンカー施工具2に対する一連の作業として行うことが可能であるため、作業効率が著しく向上する。
また上述した施工方法は、アンカー施工具2を用いることにより、アンカー1を下孔7に固定する工程と、ロングナット50の破断部54を破断させて破断ナット53とロングナット本体51とによるダブルナット構造で吊りボルト9を強固にアンカー1に固定する工程とを一連の作業で連続的に行うことができる方法である。このような施工方法は、作業効率が向上するだけでなく、作業者の熟練度などを要しないため、作業が簡単であり、誰が作業を行っても均質な施工状態を得ることができるという利点もある。
以上、本発明に関する一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態において説明したものに限定されるものではなく、種々の変形例が適用可能である。以下、いくつかの変形例について説明する。
(1)例えば上記実施形態では、軸部材10が第1軸部11と第2軸部12とフランジ部13とが一体的に形成されたものを例示した。しかし、それに限られるものではなく、第1軸部11と第2軸部12とフランジ部13とが予め別体として構成され、それらを組み付けることにより、上述した軸部材10が構成されるものであっても構わない。
(2)また上記実施形態では、軸部材10とロングナット50とが別部材である場合を例示したが、これに限られるものでもない。すなわち、軸部材10の下部に対して溶接などによって予めロングナット50が一体的に設けられたものであっても構わない。
(3)また上記実施形態では、軸部材10の第1軸部11と第2軸部12とが異径である場合を例示したが、これに限られるものではなく、同径であっても構わない。
(4)また上記実施形態では、軸部材10と拡幅部材40とが別部材として構成される場合を例示したが、軸部材10と拡幅部材40は一体構成されるものであっても構わない。図13は、拡幅部材40が軸部材10の先端(上端)に対して一体的に設けられたアンカー1aを示す分解斜視図である。アンカー1aの軸部材10は、上端に拡幅部材40が一体形成されており、下端から所定高さの位置まで吊りボルト9と同様の雄螺子18が設けられた構成である。そしてアンカー1aは、図13に示すように軸部材10の下端から拡張部材30及びワッシャー20が順に軸部材10に装着される。そしてワッシャー20の下面から下方に突出する軸部材10の下端部がロングナット50の上面に開放される螺子孔52に螺合するように装着される。このとき、軸部材10の下端は、ロングナット50の中央位置よりも上側に位置するように装着される。
また吊りボルト9は、上記実施形態と同様に、ロングナット50の下面側の螺子孔52に対して挿入される。そしてアンカー1aに吊りボルト9が組み付けられると、図14に示すような状態となる。このとき、吊りボルト9の先端は、例えばロングナット50のほぼ中央位置に位置するように装着され、軸部材10の下端とは接触しないようにロングナット50に装着される。言い換えると、図14の状態に組み付けられたとき、ロングナット50の内側において軸部材10の下端と吊りボルト9の上端との間に所定の間隔が生じるように吊りボルト9の装着が行われる。このようにして吊りボルト9が組み付けられたアンカー1aは、ワッシャー20よりも上部が天井スラブSの下孔7に固定される固定部3となり、ロングナット50よりも下部が吊りボルト9を支持する支持部4となる。
そしてアンカー1aを施工するときには、上記実施形態と同様に、アンカー施工具2の内側に吊りボルト9を挿入してロングナット50の下部に設けられている破断ナット53を係合部71に係合させる。そして固定部3を天井スラブSの下孔7に挿入した状態で電動工具などを用いてアンカー施工具2を回転させる。これにより、ロングナット50は破断ナット53と共に回転するようになる。一方、軸部材10の上部に設けられる拡幅部材40は、その一部が下孔7の内壁や拡張部材30と接触しているため、ロングナット50が回転しても軸部材10は回転しない。そのため、ロングナット50の回転に伴い、軸部材10は、ロングナット50の螺子孔52を下方に向かって進行する。これに伴い、軸部材10の先端に設けられた拡幅部材40も降下し、拡張部材30の複数の拡張壁33の内側に向かって進行する。その結果、複数の拡張壁33が外方向に拡張し、下孔7の内壁と係合することにより、アンカー1aが下孔7に固定される。その後の工程は、上述した工程と同様である。したがって、図13及び図14に示すようなアンカー1aであっても、上述した施工方法と同様の施工方法を適用することが可能であり、作業効率を向上させることができる。
1,1a アンカー
2 アンカー施工具
3 固定部
7 下孔
9 吊りボルト
10 軸部材
20 ワッシャー
30 拡張部材
40 拡幅部材
50 ロングナット
53 破断ナット
54 破断部
70 筒状体
71 係合部
75 工具装着部

Claims (4)

  1. 天井スラブに設けられた下孔に取り付けられ、吊りボルトを吊り下げた状態に支持するアンカーであって、
    軸部材と、
    前記軸部材の上部に設けられ、前記下孔に挿入された状態で前記下孔に固定される固定部と、
    前記軸部材の下部に設けられ、前記吊りボルトを下面から装着可能なロングナットと、
    を備え、
    前記ロングナットは、下端から所定長さの位置に薄肉の破断部を設け、前記破断部よりも下側の部分に破断ナットを有しており、前記吊りボルトが挿入された状態で前記破断ナットに作用する所定方向の回転トルクによって回転して前記固定部を前記下孔に固定し、前記破断ナットに作用する前記所定方向の回転トルクが所定値を超えることにより、前記破断部を破断させて前記破断ナットを分離させ、分離させた前記破断ナットと結合してダブルナット効果を得ることが可能であることを特徴とするアンカー。
  2. 前記軸部材は、少なくとも先端部分に雄螺子を有し、
    前記固定部は、
    前記軸部材に装着されるワッシャーと、
    前記軸部材を囲むように前記軸部材に装着され、下端部が前記ワッシャーと接合し、上部に前記軸部材の外方向に拡張可能なように互いに分離された複数の拡張壁を有する拡張部材と、
    外形寸法が上端部から下端部に向かって漸次縮小し、内側に前記軸部材に形成された前記雄螺子と螺合する貫通螺子孔を有し、下端部が前記拡張部材の前記複数の拡張壁の先端に嵌入した状態で前記軸部材の前記雄螺子に装着される拡幅部材と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のアンカー。
  3. 請求項1又は2に記載のアンカーを施工する際に用いられるアンカー施工具であって、
    前記ロングナットに対して前記吊りボルトが挿入され、前記アンカーと前記吊りボルトとが互いに組み付けられた状態において、前記吊りボルトを内側に収容可能であり、前記吊りボルトよりも長尺の筒状体と、
    前記筒状体の上端に設けられ、前記ロングナットに設けられた前記破断ナットと係合する係合部と、
    前記筒状体の下端に設けられ、工具を装着するための工具装着部と、
    を備えることを特徴とするアンカー施工具。
  4. 軸部材の上部に天井スラブに固定される固定部が設けられ、前記軸部材の下部にロングナットが設けられ、前記ロングナットの下端から所定長さの位置に薄肉の破断部を設けて前記ロングナットの下部に破断ナットが一体形成されたアンカーを、吊りボルトを内側に収容可能であり、前記吊りボルトよりも長尺の筒状体と、前記筒状体の上端に設けられ、前記破断ナットと係合する係合部と、前記筒状体の下端に設けられ、工具を装着するための工具装着部と、有するアンカー施工具を用いて天井スラブに設けられた下孔に固定する施工方法であって、
    前記アンカーの前記ロングナットに対し、前記吊りボルトの先端を装着する第1工程と、
    前記吊りボルトの他端を前記アンカー施工具の前記係合部から前記筒状体の内側に挿入し、前記破断ナットを前記係合部に係合させる第2工程と、
    前記下孔に対し、前記アンカーの前記固定部を挿入する第3工程と、
    前記アンカー施工具の前記工具装着部に回転工具を装着して前記アンカー施工具を所定方向に回転させることにより、前記ロングナットを回転させて前記アンカーの前記固定部を前記下孔に固定する第4工程と、
    前記アンカー施工具の前記所定方向への回転を継続させることにより、前記破断ナットに所定値以上のトルクを作用させ、前記破断部を破断させる第5工程と、
    前記破断部が破断した後においても前記アンカー施工具を前記所定方向へ継続的に回転させることにより、前記破断ナットを前記ロングナットに接合させてダブルナット効果を得る第6工程と、
    前記アンカー施工具を前記吊りボルトから引き抜く第7工程と、
    を有する施工方法。
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