JP6664919B2 - 携帯監視端末及びプログラム - Google Patents

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本発明は、ユーザに装着されてそのユーザの状態を監視する携帯監視端末及び当該携帯監視端末に用いられるプログラムに関する。
従来から、例えば高齢者等のユーザに装着された監視端末によってユーザの日常生活における健康異常等の事象を自動的に検出して監視センタへ通報する監視システムが存在する。例えば、下記特許文献1には、ユーザに端末が装着されている場合にのみ、ユーザの体動の有無により安否確認情報を生成してセンタへ送信すること(生活監視処理)が記載されている。
特開2006−141902号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術のように、ユーザが監視端末を装着している場合にのみ生活監視処理を実行する場合、ユーザが寝ている際に監視端末の装着が緩む等、ユーザが意図して監視端末を取外してないにも関わらず非装着と認識された場合には、ユーザの生活異常が検出できなくなる。一方で、生活異常が発生していないユーザの睡眠を阻害するような事態は回避する必要がある。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、ユーザの意図しない監視端末の取り外しの可能性を判定し、必要に応じて生活監視を継続することが可能な携帯監視端末及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る携帯監視端末は、ユーザの生活異常の発生を監視する携帯監視端末であって、装着検出手段と、動きセンサと、体動検出手段と、異常判定手段とを有する。上記装着検出手段は、当該携帯監視端末の上記ユーザへの装着状態を検出する。上記動きセンサは、当該携帯監視端末の動きを検出し動きデータを出力する。上記体動検出手段は、上記動きデータに基づいて上記ユーザの体動を検出する。上記異常判定手段は、上記体動が検出されない状態が所定の監視時間継続した場合に上記ユーザに生活異常が発生したと判定する。また当該異常判定手段は、当該携帯監視端末の取外しを検出した場合に、上記生活異常の監視の継続の要否を判定する。
これにより携帯監視端末は、携帯監視端末の取り外しを検出した場合に生活監視の継続の要否を判定することで、ユーザが意図していない携帯監視端末の取外しが検知された場合でも、必要に応じて生活監視を継続することができる。
上記携帯監視端末は、上記ユーザが活動状態にある活動モードと、上記ユーザが非活動状態にある非活動モードとを管理するモード管理手段をさらに有してもよい。この場合上記異常判定手段は、上記活動モードにおいて上記取外しを検出した場合に上記生活異常の監視を終了し、上記非活動モードにおいて上記取外しを検出した場合に上記生活異常の監視を継続してもよい。
これにより携帯監視端末は、ユーザの非活動モード中に当該携帯監視端末の取外しが検出された場合には、ユーザの意図しない取外し検知である可能性が高いことから、生活異常の監視を継続することができる。ここで非活動状態とは、主に睡眠状態を指す。
上記モード管理手段は、検出された上記体動に基づき上記活動モードと上記非活動モードとを切り替えてもよい。
これにより携帯監視端末は、体動の検出状況、例えば体動の有無という客観的な指標に基づいて、ユーザの活動モードと非活動モードとを切り替えることができる。
上記モード管理手段は、上記体動が検出されない状態が所定の活動判定時間継続した場合に上記非活動モードを設定してもよい。
これにより携帯監視端末は、体動が検出されない状態の継続時間に基づいて適切に非活動状態を判定してモードを設定することができる。
上記異常判定手段は、当該携帯監視端末の装着中の生活異常の監視において、第1の基準に基づいて上記生活異常を判定し、上記取外し検出後に継続する生活異常の監視において、上記第1の基準よりも厳格な第2の基準に基づいて上記生活異常を判定してもよい。
これにより携帯監視端末は、取外し検出後の生活監視においては、装着中の生活監視よりも異常判定の基準を厳しくすることで、意図せず取外されて半脱落状態となっている場合でも、生活異常の誤判定を防ぎつつ監視を継続することができる。ここで第1の基準、第2の基準は、上記監視時間の長さ(第2の基準の方が監視時間が長い)であってもよいし、上記体動検出のための動きデータの閾値(第2の基準の方が閾値が低い)であってもよい。
本発明の他の形態に係るプログラムは、
ユーザの生活異常の発生を監視する携帯監視端末に、
当該携帯監視端末の上記ユーザへの装着状態を検出するステップと、
当該携帯監視端末の動きを検出し動きデータを出力するステップと、
上記動きデータに基づいて上記ユーザの体動を検出するステップと、
上記体動が検出されない状態が所定の監視時間継続した場合に上記ユーザに生活異常が発生したと判定するステップと、
当該携帯監視端末の取外しを検出した場合に、上記生活異常の監視の継続の要否を判定するステップと
を実行させるプログラム。
以上説明したように、本発明によれば、ユーザの意図しない監視端末の取り外しの可能性を判定し、必要に応じて生活監視を継続することができる。しかし、この効果は本発明を限定するものではない。
本発明の一実施形態に係る携帯監視端末の構成を示す図である。 上記携帯監視端末によるユーザの活動状態の判定処理の流れを示したフローチャートである。 上記携帯監視端末による生活監視処理の流れを示したフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
[携帯監視端末の構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る携帯監視端末の構成を示す図である。
本実施形態に係る携帯監視端末100は、例えばリストバンド型(腕時計型)のウェアラブル端末であり、例えば高齢者等のユーザの手首や腕に装着される。リストバンド型以外にも、例えば首からぶら下げ可能なペンダント型、耳等に頭部に装着可能なヘッドマウント型、ベルト形状やベルトループ吊下げ形状等の腰装着型等の形態もとり得る。
同図に示すように、この携帯監視端末100は、加速度センサ11、装着センサ12、バッテリ13、無線通信部14、報知部15、操作表示部16、緊急ボタン17及び制御部18を有する。
加速度センサ11は、例えば3軸のセンサで構成され、携帯監視端末100の動き(携帯監視端末100を装着したユーザの動き)を検出する。加速度センサ11は、所定のサンプリング周期で検出した加速度データを出力する。この加速度センサ11に代えて、例えば角速度センサ等の他の動きセンサが用いられても構わない。
装着センサ12は、例えば携帯監視端末100のリストバンド部分に設けられ、携帯監視端末100のユーザの人体(腕)への装着状態を検出する。装着センサ12の検出方式としては、例えば静電容量型が採用されるが、誘導型、超音波型、光電型、磁気型等の他のタイプのセンサが用いられてもよい。なお、携帯監視端末100が帯状であって、その両端部を接続してユーザの手首に装着する構造である場合、端部同士の接続を接点スイッチ又は通電状態により検知し、それにより装着/非装着を検出することもできる。
バッテリ13は、携帯監視端末100の各部へ電力を供給する。バッテリ13としては、例えばリチウムポリマー電池、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池等の充電可能なものが用いられる。
無線通信部14は、例えば3GやLTE(Long Term Evolution)等の携帯通信網を介して、遠隔の監視センタCと無線通信し、携帯監視端末100(制御部18)によって検出されたユーザの異常を監視センタCへ通報する。また無線通信部14は、例えばBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)や特定小電力無線等により、監視センタCと接続された宅内のセキュリティ端末と無線通信することも可能である。
監視センタCには、管制員が常駐しており、携帯監視端末100から(または宅内のセキュリティ端末を経由して)異常通報を受信すると、ユーザの現場へ救急隊員の派遣等の必要な措置が取られる。
報知部15は、例えばバイブレーション装置として構成され、振動による刺激によってユーザへ異常や操作受付を報知する。振動以外にも、音声によって報知がなされても構わない。
操作表示部16は、例えばタッチパネルディスプレイとして構成され、上記報知部15による報知と共に、または当該報知に代えて、異常報知等の各種の表示処理を実行する。また操作表示部16は、異常検出(通報)に対するユーザのキャンセル操作の入力手段として機能してもよい。当該キャンセル操作の入力手段としては、別途専用のキャンセルボタンが設けられても構わない。
救急ボタン17は、ユーザが非常時に監視センタCへ救急通報するための救急操作部である。救急ボタン17は例えば2つ設けられており、救急通報は、例えば2つの救急ボタン17が同時に押された場合に入力される。
制御部18は、携帯監視端末100の各部を統括的に制御し、上記各センサや操作部からの入力に応じて各種演算を実行する。当該制御部18は、生活監視部181、救急監視部182及び転倒監視部183の各監視処理部によって、ユーザに転倒異常状態、救急異常状態及び生活異常状態が発生していないかどうか、監視処理を実行する。
当該生活監視部181、救急監視部182及び転倒監視部183は、それぞれ専用のハードウェア回路として構成されていてもよいし、ソフトウェア(プログラム)として構成されていてもよい。生活監視部181、救急監視部182及び転倒監視部183がソフトウェアとして構成される場合、それらは携帯監視端末100が有する図示しないRAM(Random Access Memory)またはフラッシュメモリ等の記憶装置に記憶される。以下この3種類の監視処理について説明する。
(生活監視)
生活監視とは、上記制御部18の生活監視部181が、上記加速度センサ11の出力に基づき、ユーザ(携帯監視端末100の装着者)が日常生活で生じる程度に動いているかを監視し、ユーザが急病などにより動けない状態が継続していることが検出された場合には、それを通報する機能である。
具体的には、生活監視部181は、ユーザが携帯監視端末100を装着している状態(上記装着センサ12により検出)において、加速度センサ11の出力から動き(体動)を検出し、日常生活レベルの体動が一定期間(例えば1時間)継続して生じていない場合に、ユーザに生活異常が発生したと判定する。
体動の有無の判定は、加速度センサ11から取得した加速度データのピークまたは変化量の観測により行われる。例えば、1)一定値以上(例えば12m/s2)の加速度ピーク値が検出された場合、或いは、2)単位時間(例えば1分間)当たりの加速度変化量が一定値を超えた場合、生活監視部181は、ユーザに体動があると判断する。
上記2)について、具体的には、ユーザが動いた場合の加速度データは短い周期の中でその値に大きな変化を生じることから、生活監視部181は、直前の加速度データの値との差分を求め、この差分の絶対値を上記単位時間にわたって積算したものを、単位時間毎の加速度の変化量と定義する。
そして生活監視部181は、生活異常と判定した旨をユーザに報知部15の振動または音、或いは操作表示部16の画面により報知し、その報知後、所定のキャンセル時間(例えば10秒)の間に体動が検出されるか、またはユーザから所定のキャンセル操作が入力された場合、生活異常を取り消す(監視センタCへ異常通報しない)。
詳細は後述するが、本実施形態において、制御部18は、ユーザからの携帯監視端末100の取外しを検知した場合に、ユーザの意図しない取り外しの可能性を判定し、必要に応じて生活監視処理を継続することとしている。すなわち、就寝中などユーザが活動していない間に、ユーザの腕には付いたままで、携帯監視端末100のバンドの接続部が外れた場合や、携帯監視端末100のズレにより人体と離れて接触センサが非検知になった場合など、生活監視処理を行う必要がある状況を判定して、生活監視処理を継続する。
(救急監視)
救急監視とは、ユーザが監視センタCによる救急対応を求めて上記救急ボタン17を押下操作した際、上記制御部18の救急監視部182が監視センタCへ通報する機能である。
具体的には、ユーザが救急ボタン17を長押し操作(例えば2秒間押下)すると、救急監視部182はユーザに救急異常が発生したと判定する。そして救急監視部182は、監視センタCへ当該ユーザの救急異常を通報するとともに、異常を確定したことを、報知部15または操作表示部16を介してユーザへ報知する。
ユーザに生活異常及び転倒異常が発生している最中でも、当該救急異常が発生した場合には救急異常が優先される。
(転倒監視)
転倒監視とは、上記制御部18の転倒監視部183が、加速度センサ11の出力に基づき、ユーザ(携帯監視端末100の装着者)の転倒を自動検出し、転倒事故の発生を通報する機能である。
具体的には、転倒監視部183は、ユーザが携帯監視端末100を装着している状態において、加速度センサ11の出力から、転倒らしい特徴を持った転倒事象を検出し、この検出結果を評価して転倒を検出する。
転倒を検出後、所定時間(例えば15秒)内にユーザが立ち上がって歩くなどの体動が検出された場合、転倒監視部183は、転倒異常を確定せず、転倒事象の検出を自動キャンセルする。
また、転倒監視部183は、転倒異常と判定すると、ユーザに報知部15の振動または音、或いは操作表示部16の画面により報知し、その報知後、所定のキャンセル時間(例えば20秒)の間にユーザから所定のキャンセル操作が入力された場合、転倒異常を取り消す(監視センタCへ異常通報しない)。ユーザの体動の検出方法は、生活監視における検出方法と同様としてもよい。
[携帯監視端末の動作]
次に、以上のように構成された携帯監視端末100の監視動作について、生活監視処理を中心に説明する。以降の説明においては、携帯監視端末100の制御部18または各監視部を主な動作主体として説明するが、この動作は当該制御部18の制御下において実行されるプログラムとも協働して行われる。
(ユーザの活動状態の判定)
本実施形態では、生活監視部181は、ユーザ(携帯監視端末100の装着者)が活動状態にあるか非活動状態にあるかを、ユーザの動きに基づいて自動的に判定し、活動状態にある場合に活動モードを、非活動状態にある場合に非活動モードを設定する。以下、この活動状態の判定処理について説明する。
上記非活動状態としては、ユーザの就寝中が想定される。生活監視部181は、ユーザの体動を観察することで、ユーザが就寝中か否かを判定する。
ユーザに意識がある状態では、ある程度の頻度でユーザの腕は動かされるものであり、ほとんど動きが無い状態が続く場合にはユーザが就寝中であると考えられる。そこで生活監視部181は、ユーザに有意な体動が無い状態が例えば20分継続した場合には、ユーザは就寝中とみなして、非活動モードに切り替える。
ここで就寝中とみなす基準の時間を20分としたのは、一般的に、人間が浅い眠りのレム睡眠から深い眠りのノンレム睡眠に移行してから最初の20〜30分の時間は、眠りが深い状態が継続する(睡眠導入期)ことから、その深い眠りの期間(有意な体動が無い期間)が検出されればユーザが就寝中とみなすことができるからである。
上記睡眠判定のための体動の判定には、1)単位時間(例えば1分間)当たりの加速度変化量の積算値が所定値以下の状態が20分継続した場合や、2)一定以上(例えば12m/s2)の加速度ピーク値が検出されない期間が20分継続した場合等の基準が用いられる。
一方、ユーザに継続的に有意な体動が検出された場合には、生活監視部181は、ユーザが活動状態に復帰したとみなして活動モードに切り替える。
例えば、過去5分間において一定以上(例えば12m/s2以上)の加速度ピークが所定数以上検出された場合や、単位時間(例えば1分間)当たりの加速度変化量の積算値が所定値以上の状態が5分間継続した場合に、継続的な体動があると判定される。
活動状態の判定における体動有無の基準値は、携帯監視端末100の装着時の生活監視処理における基準値と同等でもよいが、就寝中のユーザは安静に近い状態であるため、装着時の生活監視処理における基準値よりも低い基準値とし、有意な体動として検出され易くしてもよい。低い基準値とは、例えば、上記加速度ピーク値が10m/s2未満等であるが、加速度ピーク値以外の指標(例えば上記単位時間当たりの加速度変化量の積算値)について、より低い基準値が用いられてもよい。
図2は、当該活動状態の判定処理の流れを示したフローチャートである。
同図に示すように、生活監視部181は、まず、現在のモードが非活動モードであるか否かを判断する(ステップ21)。
非活動モードであると判断した場合(ステップ21のYes)、生活監視部181は、ユーザに継続的な体動が有るか否かを判断する(ステップ22)。
ユーザに継続的な体動があると判断した場合(ステップ22のYes)、生活監視部181は、モードを非活動モードから活動モードへと切り替え設定する(ステップ23)。
一方、上記ステップ21において現在のモードが活動モードであると判断した場合(ステップ21のNo)、生活監視部181は、ユーザに有意な体動があるか否かを判断する(ステップ24)。
ユーザに有意な体動が無いと判断した場合(ステップ24のNo)、生活監視部181は、当該有意な体動が無い期間が20分間継続したか否かを判断する(ステップ25)。
そして、当該有意な体動が無い期間が20分間継続したと判断した場合(ステップ25のYes)、生活監視部181は、モードを活動モードから非活動モードに切り替え設定する(ステップ26)。
生活監視部181は、以上の処理を常時繰り返し実行する。
(生活監視処理)
次に、以上説明した活動モード/非活動モードに基づく生活監視処理について説明する。
当該生活監視処理は、携帯監視端末100のユーザへの装着が検知されると開始される。当該生活監視処理において、生活監視部181は、携帯監視端末100のユーザからの取外しを検知すると、そのときの活動モードを参照し、非活動モードであれば当該取外しは就寝中の意図しない取外しとみなして、生活監視を継続する。
図3は、生活監視部181による生活監視処理の流れを示したフローチャートである。
同図に示すように、生活監視部181は、上記装着センサ12により携帯監視端末100のユーザからの取外しが検知されたか否かを判断する(ステップ31)。
取り外しが検知されたと判断した場合(ステップ31のYes)、生活監視部181は、現在のモードが非活動モードであるか否かを判断する(ステップ32)。
現在のモードが非活動モードであると判断した場合(ステップ32のYes)、生活監視部181は、取り外しがユーザの意図しないものであるとみなして、生活監視処理を継続する(ステップ33)。
一方現在のモードが活動モードであると判断した場合(ステップ32のNo)、生活監視部181は、取り外しがユーザの意図的なものであるとみなして、生活監視処理を終了する(ステップ34)。
また、上記ステップ31において携帯監視端末100の取外しが検知されないと判断した場合(ステップ31のNo)、生活監視部181は通常の生活処理を実行し、加速度センサ11から取得した加速度データについて、上述した単位時間当たりの加速度変化量の積算値や加速度ピーク値を基に、ユーザに有意な体動があるか否かを判断する(ステップ35)。
ユーザに有意な体動が無いと判断した場合(ステップ35のNo)、生活監視部181は、その有意な体動が無い状態が60分間継続したか否かを判断する(ステップ36)。
当該有意な体動が無い状態が60分間継続したと判断した場合(ステップ36のYes)、生活監視部181は、生活異常が発生したと判断する(ステップ37)。その後、生活監視部181は、生活異常と判定した旨をユーザに報知部15の振動または音、或いは操作表示部16の画面により報知し、その報知後、所定のキャンセル時間(例えば10秒)の間に体動が検出されるか、またはユーザから所定のキャンセル操作が入力された場合、生活異常を取り消す(監視センタCへ異常通報しない)。
生活監視部181は、携帯監視端末100の装着が検知される度に以上の処理を実行する。
ここで、携帯監視端末100の取外しが検知された場合には、携帯監視端末100がユーザの手首には触れているものの、装着中よりも体動を検出しづらい状態であると考えられることから、生活監視部181は、上記ステップ33における継続監視における生活監視処理では、装着中に実行される通常の生活監視処理よりも異常判定の感度を下げ、すなわち生活異常の判定基準をより厳格な基準に設定し、生活異常と判定され難くしてもよい。
例えば、生活監視部181は、生活監視の継続を決定した時点で、監視時間を20分延長したり、残存監視時間を1.5倍に延長したり、残存監視時間のカウント速度を遅くする等、装着中よりも生活異常と判断するための監視時間を長時間とする。また、監視時間以外にも、例えば、体動有りと判定するための基準値(加速度の閾値等)を下げる等、異なる基準について、装着中よりも低い基準値を用いてもよい。これにより、携帯監視端末100の動きが小さくても体動有りと判定され易くなるため、生活異常の誤報が生じ難くなる。
[まとめ]
以上説明したように、本実施形態によれば、携帯監視端末100は、ユーザの活動状態(就寝中か否か)に基づいて活動モードと非活動モードとを設定し、ユーザの非活動モード中に携帯監視端末100の取外しを検出した場合には、ユーザの意図しない取外しであるとみなして、生活異常の監視を継続することができる。
[変形例]
本技術は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更され得る。
上述の実施形態において、生活監視部181は、ユーザの体動の観察によりユーザの活動状態を自動的に判定したが、その他の手法によってユーザの活動状態が判定されてもよい。
例えば、生活監視部181は、ユーザの入力等に基づいて、非活動モードに設定する時間帯(例えば1:00〜5:00等)を予めスケジュール設定しておき、開始時刻になると自動的に非活動モードに移行し、終了時刻になると活動モードに復帰してもよい。
生活監視部181は、この非活動時間帯を、日々の活動データから学習してもよい。例えば、生活監視部181は、体動検出の頻度が低い状態が長時間にわたる場合、その時間帯もしくはその時間帯の一部を非活動時間帯とみなして、上記スケジュール設定された非活動時間帯を補正してもよい。
また、生活監視部181は、ユーザの手動によってモードを設定してもよい。例えば、生活監視部181は、ユーザの就寝時にモード設定操作の入力を受け付けることで非活動モードを設定し、ユーザが起きたときにモード解除操作の入力を受け付けることで活動モードに復帰してもよい。
上述の実施形態では、生活監視部181は、ユーザの有意な体動(所定の加速度)が検出されない状態の継続時間に基づいてユーザの睡眠状態(非活動状態)を判定した。しかし、生活監視部181は、例えば所定値以上の加速度(例えば、ユーザが寝返りを打ったとみなされる程度の加速度)の検出頻度(例えば、1時間に数回)に基づいて睡眠状態を判定してもよい。
上述の実施形態では、生活監視部181は、ユーザの有意な体動の有無(所定の加速度)に基づいてユーザの睡眠状態(非活動状態)を判定した。しかし、生活監視部181は、加速度センサ以外にも、例えば心拍、体温、血流、呼吸、脳波等を検出するための他のセンサの出力値に基づいてユーザの睡眠状態を判定してもよい。
上述の実施形態では、携帯監視端末100がユーザの腕に装着可能なリストバンド型の端末である例が示されたが、携帯監視端末100は、例えばユーザの腰や腹部に装着可能なベルト型等、ユーザの身体の他の様々な部位に装着可能なものであっても構わない。
上述の実施形態では、携帯監視端末100が救急監視部182による救急監視機能及び転倒監視部183による転倒監視機能を有することを前提に説明がなされたが、携帯監視端末100が救急監視機能及び転倒監視機能を有していなくても構わない。
上述の実施形態では、携帯監視端末100は、ウェアラブル端末として各種センサや報知部、操作表示部、無線通信部等を有する構成とされたが、上記携帯監視端末100のそれら各部のうち少なくとも一部が別の機器(例えばユーザが携帯するスマートフォン等のモバイル端末)に備えられており、当該別の機器との連携処理によって上記実施形態と同様の処理が実行されてもよい。
11…加速度センサ
12…装着センサ
14…無線通信部
18…制御部
181…生活監視部
100…携帯監視端末
C…監視センタ

Claims (6)

  1. ユーザの生活異常の発生を監視する携帯監視端末であって、
    当該携帯監視端末の前記ユーザへの装着状態を検出する装着検出手段と、
    当該携帯監視端末の動きを検出し動きデータを出力する動きセンサと、
    前記動きデータに基づいて前記ユーザの体動を検出する体動検出手段と、
    前記体動が検出されない状態が所定の監視時間継続した場合に前記ユーザに生活異常が発生したと判定する手段であって、当該携帯監視端末の取外しを検出したとき前記ユーザが当該検出時に活動状態であるか否かに基づいて前記生活異常の監視の継続の要否を判定する異常判定手段と
    を具備する携帯監視端末。
  2. 請求項1に記載の携帯監視端末であって、
    前記ユーザが活動状態にある活動モードと、前記ユーザが非活動状態にある非活動モードとを管理するモード管理手段をさらに具備し、
    前記異常判定手段は、前記活動モードにおいて前記取外しを検出した場合に前記生活異常の監視を終了し、前記非活動モードにおいて前記取外しを検出した場合に前記生活異常の監視を継続する
    携帯監視端末。
  3. 請求項2に記載の携帯監視端末であって、
    前記モード管理手段は、検出された前記体動に基づき前記活動モードと前記非活動モードとを切り替える
    携帯監視端末。
  4. 請求項3に記載の携帯監視端末であって、
    前記モード管理手段は、前記体動が検出されない状態が所定の活動判定時間継続した場合に前記非活動モードを設定する
    携帯監視端末。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の携帯監視端末であって、
    前記異常判定手段は、当該携帯監視端末の装着中の生活異常の監視において、第1の基準に基づいて前記生活異常を判定し、前記取外し検出後に継続する生活異常の監視において、前記第1の基準よりも厳格な第2の基準に基づいて前記生活異常を判定する
    携帯監視端末。
  6. ユーザの生活異常の発生を監視する携帯監視端末に、
    当該携帯監視端末の前記ユーザへの装着状態を検出するステップと、
    当該携帯監視端末の動きを検出し動きデータを出力するステップと、
    前記動きデータに基づいて前記ユーザの体動を検出するステップと、
    前記体動が検出されない状態が所定の監視時間継続した場合に前記ユーザに生活異常が発生したと判定するステップと、
    当該携帯監視端末の取外しを検出したとき前記ユーザが当該検出時に活動状態であるか否かに基づいて前記生活異常の監視の継続の要否を判定するステップと
    を実行させるプログラム。
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