JP6664335B2 - ハエ類を誘引するためのデーツ由来シロップ製品を含むデーツ由来誘引剤およびベイトステーション並びにそのための方法 - Google Patents

ハエ類を誘引するためのデーツ由来シロップ製品を含むデーツ由来誘引剤およびベイトステーション並びにそのための方法 Download PDF

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Description

発明の分野および背景
本発明は、ハエ類(特に、刺咬性ハエ類、ミバエ類、汚物バエ類およびイエバエ類)を誘引するためのデーツ由来シロップ製品(本明細書においては、デーツ、デーツペーストおよび/またはその中に含まれるデーツシロップを構成要素としかつ/またはこれらに由来するものと定義される)を含む誘引剤およびベイトステーション、並びに上述のハエ類を誘引するための方法に関する。
刺咬性ハエ類(カ類、サシチョウバエ類、サシバエ類(stable flies)およびヌカカ類を含む)はその吸血行動が知られており、これにより刺咬性ハエ類は病原菌のベクターとなっている。しかし、メスの刺咬性ハエ類が主に産卵のために血液を必要としかつその主要なエネルギー源として糖を必要とするのに対して、オスの刺咬性ハエ類(サシバエ属(Stomoxys)以外)は血液を餌にすることはなく、完全に糖に依存している(Killick−Kendrick,1999;Foster,1995,完全な参照については文献の節を参照のこと)。
従って、糖を摂取するための必要条件が寿命、繁殖力、分散、寄主探索行動および最終的な吸血に影響を及ぼし、これによって疾病伝播が促進される(Foster,1995;Dye,1987;Gibb et al.,1988;Mueller & Schlein,2004)。文献によれば、刺咬性ハエ類は、花から、並びにアブラムシおよびカイガラムシにより排出される蜜から、果実から、並びに比較的僅かではあるが葉および茎といった緑色植物の組織から、糖食を得る(MacVicker et al.,1990;Wallbanks et al.,1991;Schlein & Mueller,1995)。
刺咬性ハエ類は糖源をランダムに見つけるわけではなく、以下の嗅覚的な手掛かりによって活発に糖源を捜し求める(Foster,1995;Muller et al.,2010;Schlein & Muller,2010)。若干の観察により、刺咬性ハエ類は選択的であり、嗜好の順序に従って異なる花および果物を訪れることが判明した(Mueller & Schlein,2006;Schlein & Mueller,2008)。明らかに重要であるにもかかわらず、特定の糖食源については不確かな情報しかなく、野外での糖源の嗜好についてはほとんど知られていない(Foster,1995)。
こうした刺咬性ハエ類の糖に対する依存性は、近年では対照物測定にしか利用されていない。最近になって、野外で刺咬性ハエ類を誘引して殺滅するために、誘引性の有毒な糖餌が開発された。こうした餌は基本的に、誘引性成分、摂食刺激物質としての糖、および経口毒素を含む。現在、ベイトステーションは、最も興味深くかつ有望な昆虫制御技術の一つである。
こうした先行技術の研究においては、適した誘引剤が存在しない中で、まず顕花植物への非誘引性毒性糖液の吹付けが行われた。カ類は花の香気に誘引されてこの糖液を餌とし、その結果、死に至る。カ類の制御に有効ではあるものの、この方法では、適した顕花植物の配置に依存した餌の付与が必要であった。さらに、「標的ではない」訪花昆虫、例えばミツバチ類および他の花粉媒介者への影響が極めて大きかった。
その後の研究において、吸血性の双翅目を毒性糖餌に誘引するために多数の誘引性の花および果実の抽出物が使用された。顕花植物および果物の候補物が、刺咬性ハエ類に対するその誘引特性についてスクリーニングされた。特定された誘引性果実(これには、グアバ、プラム、ハネデューメロン、カクタスフルーツおよびイナゴマメのさやが含まれる)から、対照物実験のための誘引剤が作製された。こうした誘引剤の性能は最初は満足のいくものであったが、ハエ類はこうした果実に、極めて成熟しているかまたはさらには過熟した果実(腐敗が始まる手前)を使用した場合にしか誘引されないことが確認された。
こうした制限は、果物をワインまたはビールで数日間発酵させることで緩和された。得られる誘引剤はハエ類の制御には非常に有効であることが証明されたものの、同一の誘引剤は、野外調査では長期安定性が低く、また商業化可能な製品に関する貯蔵寿命が短いことが判明した。さらに、過熟した果実の永続的な品質で工業的な量での入手可能性と発酵プロセスの規格化が、さらなる問題を引き起こした。さらに、発酵した果物およびその抽出製品は、刺咬性ハエ類だけでなく、いくつかのエリアにおいて標的ではない昆虫、例えば非刺咬性の双翅目、膜翅目および鱗翅目をも誘引した。
さらに、典型的な先行技術の餌は粘性物質であるかまたは水性ゲル混合物であるため、従来技術の餌技術の主要な欠点は、屋外環境、例えば太陽光、埃、雨、露および重力によるコールドフローに対して敏感であるという点にある。餌のコールドフローによって、材料の損失および餌の寸法に沿った不均一な分布が生じる。外部保護フィルムを有していない餌には埃が溜まる傾向にあってこの埃がこの餌に付着し、一方で(特にUV範囲内の)太陽光の放射によって屋外曝露の時間にわたって深刻な分解が生じる可能性がある。
ハエ類を誘引するためのデーツ由来シロップ製品を含む誘引剤およびベイトステーションを有することが望ましいであろう。こうした誘引剤および方法によって、とりわけ上述の制限が克服される。
概要
本発明の目的は、ハエ類(特に、刺咬性ハエ類、ミバエ類、汚物バエ類およびイエバエ類)を誘引するためのデーツ由来シロップ製品を含む誘引剤およびベイトステーション、並びに上述のハエ類を誘引するための方法を提供することである。
明確にするために記すと、以下のいくつかの用語は、特に本明細書における使用のために定義されたものである。「デーツ由来シロップ製品」という用語は、本明細書においては、デーツ、デーツペーストおよび/またはその中に含まれるデーツシロップを構成要素としかつ/またはこれらに由来するシロップ製品を指すために用いられる。「新鮮な」および「調製したばかりの」という用語は、本明細書においては、調製のすぐ後に試験環境に曝露された誘引剤を指すために用いられる。
「デーツ」という用語は、本明細書においては、ヤシ科のナツメヤシ属(Genus Phoenix L.)、デーツパームを指すために用いられ、この主要種は、フェニックス・ダクチリフェラL.(Phoenix dactylifera L.)等:P.アトランティカ A.Chev.(P.atlantica A.Chev.)、P.カナリエンシス・シャボー(P.canariensis Chabeaud)、P.レクリナタ Jacq.(P.reclinata Jacq.)、P.シルベストリスRoxb.(P.sylvestris Roxb.)、P.フミリス・ロイル.(P.humilis Royle.)、P.ハンセアナ・ナウディン.(P.hanceana Naudin.)、P.ロベリニック・オブライエン.(P.robelinic O’Brein.)、P.ファリニフェラ Roxb.(P.farinifera Roxb.)、P.ルピコラ T.Anders.(P.rupicola T.Anders.)、P.アカウリス Roxb.(P.acaulis Roxb.)およびP.パルドサ Roxb.(P.paludosa Roxb.)である。
特に、「デーツ」という用語には、ヒトまたは動物が食用とする果実をつける種(P.アトランティカ Chev.(P.atlantica Chev.)、P.レクリナタ Jacq.(P.reclinata Jacq.)、P.ファリニフェラ Roxb.(P.farinifera Roxb.)、P.フミリス・ロイル.(P.humilis Royle.)およびP.アカウリス Roxb(P.acaulis Roxb))が包含される。デーツの定義にはさらに、直下に入る種(direct descendent species):P.カナリエンシス・シャボー(P.canariensis Chabeaud)−カナリーアイランドデーツパーム(Canary Island date palm);P.ダクチリフェラ L.(P.dactylifera L.)−デーツパーム(date palm);P.ルーレイロイクンス(P.loureiroi Kunth) − ルーレイアズデーツパーム(Loureir’s date palm);P.レクリナタ Jacq.(P.reclinata Jacq.)−セネガルデーツパーム(Senegal date palm)、リクライニングデーツパーム(reclining date palm);P.ロエベレニイ・オブライエン(P.roebelenii O’Brien)−ピグミーデーツパーム(pygmy date palm);およびP.シルベストリス(L.)Roxb.(P.sylvestris(L.)Roxb.)−ワイルドデーツパーム(wild date palm)が包含される。明らかに、様々な学名を有する様々な種類の果実およびその地方名を有する様々な品種の系列も、このデーツの定義に包含される。
「ハエ類」という用語は、本明細書においては、刺咬性ハエ類、ミバエ類の種、汚物バエ類の種およびイエバエ類の種を指すために用いられる。刺咬性ハエ類の例としては、カ類、サシチョウバエ類、サシバエ類およびヌカカ類が包含される。「標的ではない」昆虫という用語は、本明細書においては、「ハエ類」という用語に包含されず、かつ誘引するための誘引剤にとって望ましくないおよび/または意図しないと考えられるあらゆる昆虫を指すために用いられる。「ベイトステーション」という用語は、本明細書においては、標的である昆虫が屋外または屋内のいずれかで餌を摂取できるように設置される装置を指すために用いられる。
さらに、「例示的な」という用語は、本明細書においては、実施形態および/または実装形態の例を指すために用いられるものであって、必ずしもより望ましい使用事例を示すことを意図したものであるとは限らないことに留意される。同様に、「好ましい」および「好ましくは」という用語は、本明細書においては、企図される様々な実施形態および/または実装形態からの一例を指すために用いられるものであって、必ずしもより望ましい使用事例を示すことを意図したものであるとは限らない。従って、上記のことから、「例示的な」および「好ましい」とは、本明細書においては、複数の実施形態および/または実装形態に適用されうるものであることが理解される。
現在、ハエ類がデーツ由来シロップ製品に誘引されるかまたはこれを餌とすることの証拠は存在していない。本発明の実施形態は、ハエ類を優先的に誘引するデーツ由来シロップ製品を含む、誘引剤、ベイトステーションおよび関連する方法を提供する。
多くの昆虫餌は特徴的な液体の特性を有する。従って、このような餌は、リザーバーまたは餌の表面からのサギングおよび重力により駆動される損失を受ける。さらに、餌は、食物源(例えば、糖)が昆虫に届くようにする必要がある。従って、粘着性の露出面が使用されることが多いが、これは表面に吸着/付着した埃および死んだ昆虫からすぐに堆積物を形成しうる。こうした堆積物によって餌表面の大部分の閉塞が生じることがあり、これによってその有効性が低下してしまう。雨への曝露によっても餌自体の損失または分解が生じることで、その餌の性能が低下しうる。
本発明の好ましい実施形態は、とりわけ耐雨食性の向上、表面粘着性の低減、サギングおよび重力によるコールドフローの傾向の低減を特徴とするベイトステーションを提供する。
さらに、本発明の好ましい実施形態は、持続的な長期有効性を示すデーツ由来誘引剤を提供する。こうしたデーツ由来誘引剤はバルク状ですぐに利用可能であり、特別な保存を必要とせず、かつ長期間の貯蔵が可能である。こうしたデーツ由来誘引剤を、単純なトラップおよび捕捉機構と組み合わせることもできる。このデーツ由来誘引剤には、誘引性能を妨げることなく、付加的な食物源としての糖も添加することができる。
さらに、本発明の好ましい実施形態は、果実ベースの他の誘引剤に付随する欠点、すなわち、(1)果実が狭義での成熟状態にあることを必要とすること、(2)地域の収穫物の季節変動により工業的な量の製品の入手可能性を制限すること、(3)煩雑な保存および貯蔵の選択肢を有すること、および(4)貯蔵寿命が短いために製品の使用可能な期間を制限すること、を克服するデーツ由来誘引剤を提供する。
従って、本発明により、以下のステップを含むハエ類を誘引するための方法が初めて提供される:(a)(i)ハエ類を誘引するためのデーツ由来シロップ製品;および(ii)前記デーツ由来シロップ製品を担持するための支持体材料、を含むベイトステーションを準備するステップ;並びに、(b)前記ハエ類を誘引するために、定められた地理的領域内に前記ベイトステーションを配置するステップ。
好ましくは、デーツ由来シロップ製品は、デーツ、デーツペースト、圧搾されたデーツから得られるデーツシロップおよび市販のデーツシロップからなる群から選択される少なくとも1種のデーツ材料に由来する。
好ましくは、デーツ由来シロップ製品は、ハエ類のための食物源としての添加された糖を含む。
好ましくは、支持体材料は、機械的に粗面化された材料、強化された厚紙、プラスチック、高表面積材料、機能性織物、機能性メッシュ、開気孔性発泡体、繊維質マット、波形材、ハニカム状に製造された材料、緑の植生および群葉からなる群から選択される少なくとも1種の材料である。
好ましくは、支持体材料は、デーツ由来シロップ製品を吸着および/または吸収させて該デーツ由来シロップ製品の環境中への遅延放出をもたらすための繊維質材料である。
好ましくは、デーツ由来シロップ製品は支持体材料中に満たされている。
好ましくは、ベイトステーションはさらに、(iii)ハエ類がデーツ由来シロップ製品に到達できるようにするための保護フィルムを含む。
極めて好ましくは、保護フィルムは、揮発性成分を透過しうるように適合されている。
極めて好ましくは、保護フィルムはハエ類による穿孔が可能であるように構成されている。
極めて好ましくは、保護フィルムは、屋外の環境条件および/または過酷な屋内の環境条件により生じる分解に対して耐久性を示すように構成されている。
本発明によれば、以下のステップを含む、定められた場所においてハエ類を誘引するための方法が初めて提供される:
(a)緑の植生または群葉の存在に基づいて場所を設定するステップ;および
(b)定められた場所においてハエ類を誘引するために、前記緑の植生または群葉にデーツ由来シロップ製品を付与するステップ。
好ましくは、この付与は、吹付け、浸漬、塗りつけ、霧化、流し込みおよび滴下からなる群から選択される少なくとも1種の技術である。
好ましくは、デーツ由来シロップ製品は、デーツ、デーツペースト、圧搾されたデーツから得られるデーツシロップおよび市販のデーツシロップからなる群から選択される少なくとも1種のデーツ材料に由来する。
好ましくは、デーツ由来シロップ製品は、ハエ類のための食物源としての添加された糖を含む。
本発明によれば、以下のものを含む、ハエ類を誘引するためのベイトステーションが初めて提供される:
(a)ハエ類を誘引するためのデーツ由来シロップ製品;および
(b)前記デーツ由来シロップ製品を担持するための支持体材料。
好ましくは、デーツ由来シロップ製品は、デーツ、デーツペースト、圧搾されたデーツから得られるデーツシロップおよび市販のデーツシロップからなる群から選択される少なくとも1種のデーツ材料に由来する。
好ましくは、デーツ由来シロップ製品は、ハエ類のための食物源としての添加された糖を含む。
好ましくは、支持体材料は、機械的に粗面化された材料、強化された厚紙、プラスチック、高表面積材料、機能性織物、機能性メッシュ、開気孔性発泡体、繊維質マット、波形材、ハニカム状に製造された材料、緑の植生および群葉からなる群から選択される少なくとも1種の材料である。
好ましくは、支持体材料は、デーツ由来シロップ製品を吸着および/または吸収させて該デーツ由来シロップ製品の環境中への遅延放出をもたらすための繊維質材料である。
好ましくは、デーツ由来シロップ製品は支持体材料中に満たされている。
好ましくは、ベイトステーションはさらに、(c)ハエ類がデーツ由来シロップ製品に到達できるようにするための保護フィルムを含む。
極めて好ましくは、保護フィルムは、揮発性成分を透過しうるように適合されている。
極めて好ましくは、保護フィルムはハエ類による穿孔が可能であるように構成されている。
極めて好ましくは、保護フィルムは、屋外の環境条件および/または過酷な屋内の環境条件により生じる分解に対して耐久性を示すように構成されている。
本発明によれば、以下のものを含む、ハエ類を誘引するための誘引剤が初めて提供される:
(a)ハエ類を誘引するためのデーツ由来シロップ製品であって、ここで、前記デーツ由来シロップ製品は、ハエ類は選択的に誘引するものの、標的ではない昆虫は区別して誘引しないように適合されているものとする。
好ましくは、デーツ由来シロップ製品は、デーツ、デーツペースト、圧搾されたデーツから得られるデーツシロップおよび市販のデーツシロップからなる群から選択される少なくとも1種のデーツ材料に由来する。
好ましくは、デーツ由来シロップ製品は、ハエ類のための食物源としての添加された糖を含む。
好ましくは、デーツ由来シロップ製品は、添加された水性溶媒を含む。
これらのおよびさらなる実施形態は、以下の詳細な説明および実施例から明らかであろう。
好ましい実施形態の説明
本発明は、ハエ類を誘引するためのデーツ由来シロップ製品を含む誘引剤およびベイトステーション、並びにハエ類を誘引するための方法に関する。付属の説明を参照することで、本発明によるこうした誘引剤、ベイトステーションおよび方法を提供するための原理および操作をより十分に理解することができる。本発明の例示的な実施形態について、以下の実験による調査および結果において以下に詳述する。
実験条件
野外調査の場所
死海の西海岸に沿った最大の天然のオアシスである南イスラエルのネオットハキカル(Neot Hakikar)において野外調査を行った。このエリアは、湿地帯からなる時折生じる天然のオアシスと農業灌漑により形成される人工のオアシスとを有する極限的な砂漠であり、この場所での条件は熱帯性である。この調査オアシスの東部は、主に農業に使用されている。西部には、広大な非灌漑のデーツ農園が存在する。この農園は約10ヘクタールの面積にわたっており、主に、葦の藪、アカザ科の低木およびタマリクス灌木に囲まれている。デーツの木々の間の植生は定期的に伐採される。実験の時点では、この実験のセットアップから少なくとも100m以内の距離には、潜在的な誘引性の糖源は存在していなかった。
実験室内での実験
実験室内での実験を、Westham Ltd.の実験室の昆虫飼育場内の実験用ケージまたは解放チャンバ内で行った。環境条件は、以下の通りであった:温度27℃、相対湿度80%、および光周期16:8時間(明:暗)。
実験用ケージ
矩形のケージ(120×60×60cm、0.432m)を、2つのスリーブ開口部を備えかつガーゼで覆われた金属フレームから作製した。
解放チャンバ
隣接する壁から1メートルでかつ床から1メートルの高さで2つの対向する角に誘引剤と対照餌とを配置させた部屋(4×7×3m)を、解放チャンバとして使用した。
実験室内での調査において誘引性の評価に用いるトラップ
誘引剤を200mlのカップ内に配置し、該カップの開口部を、外側に向けて露出させた粘着面を有する黄色の粘着材(20×20cm、Tangle Foot,Rimi,Petah Tiqwa,イスラエル)で覆った。この粘着材の中心の孔によって、誘引剤が蒸発してこの部屋に放出可能となった。ハエ類(オスおよびメス)を24時間飢餓状態にした後の午後の時間にこの部屋に解放した。誘引剤の誘引性能は、解放チャンバ内での時間が経過した後にこの粘着材に付着したハエ類の数をベースとした。
実験室内での調査における試験に使用するハエ類
Westham Ltd.の実験室の昆虫飼育場内での一般的な昆虫飼育場条件(すなわち、27℃、相対湿度80%、および明:暗の光周期16:8時間)下に、カ類(アカイエカ(Culex pipiens))およびサシチョウバエ類(パパタシサシチョウバエ(Phlebotomus papatasi))を飼育した。実験に用いたこれらのハエ類は、5〜10日齢のオスおよびメスであった。試験前には、これらのハエ類は10%スクロース水溶液(該水溶液を毎日交換した)には到達していたが、血液性の食物は摂取していなかった。実験の前に、ハエ類を12時間絶食させた。すべてのハエ類を、単一の実験での使用後に処分した(すなわち、実験用のハエ類は繰返し使用しなかった)。
実験に使用するデーツ由来シロップ製品
実験においてデーツ由来シロップ製品に使用するデーツ、デーツペーストおよび/またはデーツシロップを、商業的供給業者より得た。これらの市販の材料は、複数の品種のデーツを含んでいた。初期実験を行ったところ、デーツ由来シロップ製品の源(すなわち、デーツ対デーツペースト対「自家製」のデーツシロップ対市販のデーツシロップ)に基づく誘引性能のばらつきは見られなかった。
デーツ由来シロップ製品を水に混合することで、実験で使用するスポンジに染みこませるのに適した溶液を作製した。白色の精製糖から調製した10%スクロース溶液を対照物として使用した。デーツ由来シロップ製品は内在的に天然の糖を含んでいるため、これはハエ類にエネルギー源を提供することによってハエ用の餌として機能することができ、これらの実験は主にデーツ由来シロップ製品の誘引性能に焦点を当てたものであった。
野外調査において誘引性の評価に使用するトラップ
デーツ由来シロップ製品の誘引性を、以下のように構成された特別に設計されたグルートラップを使用して調べた。0.8cmの正方形の孔を有する硬い(0.2cmの厚さ)濃緑色のプラスチックメッシュ(70×70cm)を巻いて円筒体にし、これをプラスチックストリップで結んでその形状を保持した。同一のメッシュの円形片から、この円筒体の端部カバーを作製した。誘引剤または対照物のいずれかを染み込ませたスポンジを、それぞれのメッシュ円筒体の中央の内側の2本の木製の杭で固定した。その後、これらの円筒体をそれらのカバーで閉鎖し、長さ20cmの木製の杭で地面に固定し、粘着材(Tangle Foot,Rimi,Petah Tiqwa,イスラエル)で覆った。これは、これらの誘引剤に誘引されたハエ類および標的ではない昆虫を捕捉することができる(詳細な説明に関しては、Muller et al.,2010を参照のこと)。
野外調査の概括的なセットアップ
野外調査はいずれも、数日間の連続する昼夜にわたって行った。誘引剤処理をしたトラップを、上記の農園を横切る未舗装道路に沿って10m間隔で配置した。合計で、各種誘引剤の10個の試料を、誘引性について10個の対照物と比較して試験した。
グルートラップに掛かったハエ類および他の標的ではない昆虫を、毎日24時間後に15:00に回収してカウントした。使用済みの誘引剤/対照物を取り除き、毎回収集した後に新鮮な誘引剤/対照物をメッシュ円筒体内に挿入し、新鮮なグルーも同様にこれらの円筒体に付与した。道路上のトラップの順序は維持したが、局所的な偏りを避けるために、誘引剤処理をしたトラップの列全体を毎日同一の方向に3歩分移動させた。
実験室内での実験の概括的なセットアップ
同一種のオスのハエ類100匹およびメスのハエ類100匹を、晩(20:00)にケージ/解放チャンバへと解放し、30分間落ち着かせた。その後、これらのハエ類を、誘引剤および対照物を染み込ませたスポンジに曝露させた。
デーツ由来シロップ製品と水とを、この製品100gに対して水900mlの割合で混合することにより、誘引剤を作製した。(白色の精製糖からの)10%スクロース溶液を対照物として使用した。食用色素を、フィーディングマーカーとして添加した;1%W/V赤色色素および1%W/V青色色素を、それぞれ実験用溶液および対照溶液に添加した。実験の期間中、実験用ケージを昆虫飼育場内で保持した。
これらのハエ類を誘引剤に一定時間曝露させた後、これらのハエ類を回収し、それらの腹部を、吸い込まれた着色溶液の存在について解剖顕微鏡下で観察した。誘引剤/対照溶液を毎日交換した。各々のハエ種について、1回の実験につき10回繰返した。
統計分析
GraphPad Prism 5.0統計パッケージを用いて統計分析を行った。スチューデントのt検定を用いて、それぞれの果実種の誘引剤によって捕捉されたハエ類の数をスクロース対照物と比較した。p<0.05で有意差が認められた。デーツ由来シロップ製品を誘引係数の割り当てにより等級付けした。この誘引係数とは、果実ベースの誘引剤による平均捕捉量(AF)を、スクロース溶液を染みこませたスポンジ対照物による平均捕捉量(AC)で除すことにより算出したものであり、AF/AC=誘引係数またはAIである。
実験結果
実験I:実験用ケージ内における調製したばかりの様々な誘引剤へのハエ類の誘引性の程度
アカイエカ(Culex pipiens)のメス100匹およびオス100匹の一団を、実験用ケージ内で、デーツシロップ(市販品、またはデーツ由来シロップ、またはデーツペーストのいずれか)から作製した誘引剤、グアバベースの果汁の誘引剤(Muller et al.,2010bを参照のこと)、および10%スクロース溶液に曝露させた。30分間曝露させた後の結果を表1に示す。
Figure 0006664335
10時間曝露させた後の実験用ケージ内のアカイエカ(Culex pipiens)についての結果を、表2に示す。
Figure 0006664335
30分間曝露させた後の実験用ケージ内のパパタシサシチョウバエ(Ph.papatasi)についての結果を、表3に示す。
Figure 0006664335
10時間曝露させた後の実験用ケージ内のパパタシサシチョウバエ(Ph.papatasi)についての結果を、表4に示す。
Figure 0006664335
結果の概要:実験用ケージ内では、メスおよびオスのカ類およびサシチョウバエ類のいずれもが、30分間の曝露時間後に、グアバベースの誘引剤よりもデーツベースの誘引剤に関して、有意により高い誘引性を示した。対照物(スクロース)に比べて、双方の誘引剤処方物の誘引性は有意に高かった。10時間後では、結果には統計的な有意差はなかったものの、デーツベースの誘引剤に関する誘引率はグアバベースの誘引剤よりも依然として一貫して高かった。デーツベースの誘引剤は、AIに基づき、短い曝露期間内で誘引率がグアバベースの誘引剤よりも有意に高いことを特徴とする。
実験II:解放チャンバ内での、調製したばかりのおよび時間が経過した様々な誘引剤へのハエ類の誘引性の程度
ハエ類のメス100匹およびオス100匹の一団を、解放チャンバ内で、デーツ由来シロップ製品、グアバベースの果汁の誘引剤、および10%スクロース溶液に曝露させた。調製したばかりの様々な誘引剤に30分間曝露させた後の結果を、表5に示す。
Figure 0006664335
調製したばかりの様々な誘引剤に10時間曝露させた後の解放チャンバ内でのアカイエカ(Culex pipiens)の結果を、表6に示す。
Figure 0006664335
調製したばかり(新鮮)のおよび時間が経過した様々な誘引剤に30分間曝露させた後の解放チャンバ内でのメスのアカイエカ(Culex pipiens)の結果を、表7に示す。
Figure 0006664335
結果の概要:解放チャンバ内では、メスおよびオスのカ類およびサシチョウバエ類のいずれもが、調製したばかりの誘引剤および時間が経過した誘引剤の双方について、30分間の曝露時間後に、グアバベースの誘引剤よりもデーツベースの誘引剤に関して有意により高い誘引性を示した。対照物(スクロース)に比べて、双方の誘引剤処方物の誘引性は有意に高かった。10時間後では、結果には統計的な有意差はなかったものの、デーツベースの誘引剤の誘引率は、グアバベースの誘引剤よりも依然として一貫して高かった。デーツベースの誘引剤は、AIに基づき、短い曝露期間内で誘引率がグアバベースの誘引剤よりも有意に高いことを特徴とする。
野外調査:調査オアシスにおける、調製したばかりのおよび時間が経過した様々な誘引剤に関するハエ類の誘引性の程度
上記の調査オアシスにおいて野外調査を行った。調製したばかりのおよび時間が経過した様々な誘引剤に一晩曝露させた後の、この調査オアシスにおけるアノフェレス・セルゲンティ(Anopheles sergentii)(プールされたメスおよびオスのカ類)についての結果を、表8に示す。
Figure 0006664335
調製したばかりのおよび時間が経過した様々な誘引剤に一晩曝露させた後の、この調査オアシスにおけるアエデス・カスピウス(Aedes caspius)(プールされたメスおよびオスのカ類)についての結果を、表9に示す。
Figure 0006664335
調製したばかりのおよび時間が経過した様々な誘引剤に一晩曝露させた後の、この調査オアシスにおけるパパタシサシチョウバエ(Ph.papatasi)(プールされたメスおよびオスのサシチョウバエ類)についての結果を、表10に示す。
Figure 0006664335
標的ではない昆虫:調製したばかりのおよび時間が経過した様々な誘引剤に一晩曝露させた後の、この調査オアシスにおける鱗翅目(プールされたメスおよびオスのガ類)についての結果を、表11に示す。
Figure 0006664335
標的ではない昆虫:調製したばかりのおよび時間が経過した様々な誘引剤に日中曝露させた後の、この調査オアシスにおける膜翅目(プールされたメスおよびオスのカリバチ類/ミツバチ類)についての結果を、表12に示す。
Figure 0006664335
結果の概要:調査オアシスにおける野外調査では、カ類およびサシチョウバエ類の双方とも、一晩の曝露後に、果実ベースのデーツ誘引剤よりも果実ベースのグアバ誘引剤(すなわち、無傷の成熟した果実およびブレンドされた成熟した果実)に関して有意により高い誘引性を示した。その一方で、デーツベースのシロップの誘引剤は、(グアバベースの果汁の誘引剤と比較して)、調製したばかりのおよび時間が経過した誘引剤に関して有意により高いAIをもたらした。標的ではない昆虫(例えば、ガ類、カリバチ類およびミツバチ類)の誘引性の区別に関しては、デーツベースの誘引剤は、野外調査データにおいて標的ではない昆虫について実質的により低いAIが得られたことから、グアバベースの誘引剤と比較して有意に優れた性能を発揮した。
上記の実験および野外調査からの結果によって、特にデーツ由来シロップ製品から調製された誘引剤は、ハエ類の誘引には有意により良好であり、一方で、標的ではない昆虫についてはそうした意図しない標的物への誘引性が低いことが示されているため、選択的な区別がなされることが判明した。
デーツ由来シロップ製品を含むベイトステーション
デーツ由来シロップ製品を担持するために使用される支持体材料と、任意に該デーツ由来シロップ製品を包囲する穿孔可能な半透過性の保護フィルムとから、ベイトステーションを作製することができる。適した支持体材料および保護フィルムが、デーツ由来シロップ製品の浸食、サギングおよびコールドフローの防止、並びに表面粘着性の低減を補助する。
支持体材料は、機械的に粗面化された材料(例えば、強化された厚紙およびプラスチック)、および高表面積となるように構成された材料(例えば、機能性織物、機能性メッシュ、開気孔性発泡体、繊維質マット、波形材および「ハニカム」状に製造された材料)であることができる。
さらに、誘引剤の利用が望まれるエリアの環境内で、天然の支持体を見つけることができる。例えば、非顕花性であるか、または(ミツバチ類を引き付けないようにするために)その開花期でない時に利用される、緑の植生および同様の群葉が、優れた支持体である。典型的には、こうした天然の支持体は、こうしたデーツ由来シロップ製品の担持に理想的な粗面化された表面またはテクスチャ表面を有する。さらに、こうした天然の支持体は、環境廃棄物となる何らかの副生成物を環境中で生成する懸念が全くない。
保護フィルムは、適当な高分子材料(例えば、熱可塑性樹脂、熱硬化性ポリマー、カーボンブラック充填ブチルゴム、アクリルポリマー、可塑化PVC、ポリウレタン、ネオプレン、天然ゴムおよびブタジエンゴム)であることができる。こうした材料は、エラストマー(例えば、ポリジメチルシロキサン(PDMS)、シリコーンゴム、シリコーンエラストマー、シリコーンゲル、エチレン−酢酸ビニル、エチレン−アクリル酸エステルのコポリマーおよびターポリマー、エチレン−プロピレンゴム、プラストマー、例えばエチレン−ヘキセンコポリマーおよびエチレン−オクテンコポリマー、熱可塑性加硫ゴム(TPV);水添ブロックスチレン−エチレンブチレン(SEBS);並びに、ブロックスチレンイソプレン(SIBS)を含むことができる。
こうした材料はさらに、可塑剤(例えば、脂肪族ポリエステル)および光安定剤(例えば、UV安定剤)、並びに他の添加剤、例えばカーボンブラック、顔料および染料、充填剤、並びに、殺菌剤、殺真菌剤および他の微生物活性抑制剤を含むことができる。
こうした保護フィルムは、デーツ由来誘引剤の放出を可能にしつつ、サギングおよびコールドフローを防ぐべくデーツ由来シロップ製品の物理的な担持を補助する。
本発明を限られた数の実施形態に関して説明してきたが、本発明の多くの変形、修正および他の適用がなされうることが理解されるであろう。
Figure 0006664335
Figure 0006664335

Claims (27)

  1. 以下のステップを含む、刺咬性ハエ類を誘引するための方法:
    (a)以下:
    (i)カ類、サシチョウバエ類、サシバエ類、ヌカカ類およびサシバエ属からなる群から選択される刺咬性ハエ類の少なくとも1種を誘引するためのデーツ由来シロップ製品であって、ここで前記デーツ由来シロップ製品とは、ナツメヤシ属の発酵させていない果実に由来するシロップ製品を指し、前記ナツメヤシ属は、ヤシ科のデーツパームを含み、この主要種は、フェニックス・ダクチリフェラ L.(Phoenix dactylifera L.)、P.アトランティカ A.Chev.(P.atlantica A.Chev.)、P.カナリエンシス・シャボー(P.canariensis Chabeaud)、P.レクリナタ Jacq.(P.reclinata Jacq.)、P.シルベストリス Roxb.(P.sylvestris Roxb.)、P.フミリス・ロイル(P.humilis Royle)、P.ハンセアナ・ナウディン(P.hanceana Naudin)、P.ロベリニック・オブライエン(P.robelinic O’Brein)、P.ファリニフェラ Roxb.(P.farinifera Roxb.)、P.ルピコラ T.Anders.(P.rupicola T.Anders.)、P.アカウリス Roxb.(P.acaulis Roxb.)およびP.パルドサ Roxb.(P.paludosa Roxb.)、カナリーアイランドデーツパーム(Canary Island date palm)、ルーレイアズデーツパーム(Loureir’s date palm)、セネガルデーツパーム(Senegal date palm)、リクライニングデーツパーム(reclining date palm)、ピグミーデーツパーム(pygmy date palm)、ワイルドデーツパーム(wild date palm)、並びにそれらに入る種が含まれる、デーツ由来シロップ製品;並びに
    (ii)前記デーツ由来シロップ製品を担持するための支持体材料
    を含むベイトステーションを準備するステップ;並びに、
    (b)前記刺咬性ハエ類の少なくとも1種を誘引するために、定められた地理的領域内に前記ベイトステーションを配置するステップ。
  2. 前記ベイトステーションがさらに、
    (iii)前記刺咬性ハエ類の少なくとも1種が前記デーツ由来シロップ製品に到達できるようにするための保護フィルム
    を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記保護フィルムが、揮発性成分を透過しうるように適合されている、請求項2に記載の方法。
  4. 前記保護フィルムが、前記刺咬性ハエ類の少なくとも1種による穿孔が可能であるように構成されている、請求項2又は請求項3に記載の方法。
  5. 前記デーツ由来シロップ製品の誘引係数に基づく野外での有効寿命が約2週間超である、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記デーツ由来シロップ製品が、標的ではない昆虫の存在下で、前記刺咬性ハエ類の少なくとも1種は選択的に誘引するものの、標的ではない昆虫は区別して誘引しないように適合されている、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記標的ではない昆虫に、ミツバチ類、カリバチ類およびガ類からなる群から選択される昆虫の少なくとも1種が包含される、請求項6に記載の方法。
  8. 前記デーツ由来シロップ製品が、水に対して少なくとも約10%の濃度で含まれている、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 以下のステップを含む、定められた場所において刺咬性ハエ類を誘引するための方法:
    (a)緑の植生または群葉の存在に基づいて場所を設定するステップ;並びに、
    (b)定められた場所において、カ類、サシチョウバエ類、サシバエ類、ヌカカ類およびサシバエ属からなる群から選択される刺咬性ハエ類の少なくとも1種を誘引するために、前記緑の植生または群葉にデーツ由来シロップ製品を付与するステップであって、ここで前記デーツ由来シロップ製品とは、ナツメヤシ属の発酵させていない果実に由来するシロップ製品を指し、前記ナツメヤシ属は、ヤシ科のデーツパームを含み、この主要種は、フェニックス・ダクチリフェラ L.(Phoenix dactylifera L.)、P.アトランティカ A.Chev.(P.atlantica A.Chev.)、P.カナリエンシス・シャボー(P.canariensis Chabeaud)、P.レクリナタ Jacq.(P.reclinata Jacq.)、P.シルベストリス Roxb.(P.sylvestris Roxb.)、P.フミリス・ロイル(P.humilis Royle)、P.ハンセアナ・ナウディン(P.hanceana Naudin)、P.ロベリニック・オブライエン(P.robelinic O’Brein)、P.ファリニフェラ Roxb.(P.farinifera Roxb.)、P.ルピコラ T.Anders.(P.rupicola T.Anders.)、P.アカウリス Roxb.(P.acaulis Roxb.)およびP.パルドサ Roxb.(P.paludosa Roxb.)、カナリーアイランドデーツパーム(Canary Island date palm)、ルーレイアズデーツパーム(Loureir’s date palm)、セネガルデーツパーム(Senegal date palm)、リクライニングデーツパーム(reclining date palm)、ピグミーデーツパーム(pygmy date palm)、ワイルドデーツパーム(wild date palm)、並びにそれらに入る種が含まれるものとする。
  10. 前記付与が、吹付け、浸漬、塗りつけ、霧化、流し込みおよび滴下からなる群から選択される少なくとも1種の技術である、請求項9に記載の方法。
  11. 前記デーツ由来シロップ製品の誘引係数に基づく野外での有効寿命が約2週間超である、請求項9又は請求項10に記載の方法。
  12. 前記デーツ由来シロップ製品が、標的ではない昆虫の存在下で、前記刺咬性ハエ類の少なくとも1種は選択的に誘引するものの、標的ではない昆虫は区別して誘引しないように適合されている、請求項9〜請求項11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 前記標的ではない昆虫に、ミツバチ類、カリバチ類およびガ類からなる群から選択される昆虫の少なくとも1種が包含される、請求項12に記載の方法。
  14. 以下のものを含む、刺咬性ハエ類を誘引するためのベイトステーション:
    (a)カ類、サシチョウバエ類、サシバエ類、ヌカカ類およびサシバエ属からなる群から選択される刺咬性ハエ類の少なくとも1種を誘引するためのデーツ由来シロップ製品であって、ここで前記デーツ由来シロップ製品とは、ナツメヤシ属の発酵させていない果実に由来するシロップ製品を指し、前記ナツメヤシ属は、ヤシ科のデーツパームを含み、この主要種は、フェニックス・ダクチリフェラL.(Phoenix dactylifera L.)、P.アトランティカ A.Chev.(P.atlantica A.Chev.)、P.カナリエンシス・シャボー(P.canariensis Chabeaud)、P.レクリナタ Jacq.(P.reclinata Jacq.)、P.シルベストリス Roxb.(P.sylvestris Roxb.)、P.フミリス・ロイル(P.humilis Royle)、P.ハンセアナ・ナウディン(P.hanceana Naudin)、P.ロベリニック・オブライエン(P.robelinic O’Brein)、P.ファリニフェラ Roxb.(P.farinifera Roxb.)、P.ルピコラ T.Anders.(P.rupicola T.Anders.)、P.アカウリス Roxb.(P.acaulis Roxb.)およびP.パルドサ Roxb.(P.paludosa Roxb.)、カナリーアイランドデーツパーム(Canary Island date palm)、ルーレイアズデーツパーム(Loureir’s date palm)、セネガルデーツパーム(Senegal date palm)、リクライニングデーツパーム(reclining date palm)、ピグミーデーツパーム(pygmy date palm)、ワイルドデーツパーム(wild date palm)、並びにそれらに入る種が含まれる、デーツ由来シロップ製品;並びに、
    (b)前記デーツ由来シロップ製品を担持するための支持体材料。
  15. さらに、
    (c)前記刺咬性ハエ類の少なくとも1種が前記デーツ由来シロップ製品に到達できるようにするための保護フィルム
    を含む、請求項14に記載のベイトステーション。
  16. 前記保護フィルムが、揮発性成分を透過しうるように適合されている、請求項15に記載のベイトステーション。
  17. 前記保護フィルムが、前記刺咬性ハエ類の少なくとも1種による穿孔が可能であるように構成されている、請求項15又は請求項16に記載のベイトステーション。
  18. 前記デーツ由来シロップ製品の誘引係数に基づく野外での有効寿命が約2週間超である、請求項14〜請求項17のいずれか1項に記載のベイトステーション。
  19. 前記デーツ由来シロップ製品が、標的ではない昆虫の存在下で、前記刺咬性ハエ類の少なくとも1種は選択的に誘引するものの、標的ではない昆虫は区別して誘引しないように適合されている、請求項14〜請求項18のいずれか1項に記載のベイトステーション。
  20. 前記標的ではない昆虫に、ミツバチ類、カリバチ類およびガ類からなる群から選択される昆虫の少なくとも1種が包含される、請求項19に記載のベイトステーション。
  21. 前記デーツ由来シロップ製品が、水に対して少なくとも約10%の濃度で含まれている、請求項14〜請求項20のいずれか1項に記載のベイトステーション。
  22. 前記デーツ由来シロップ製品の誘引係数に基づく野外での有効寿命が、調製したばかりのデーツ由来シロップ製品の誘引係数の約70%より大きい誘引係数を保持していることに基づき約10週間より長く、ここで、調製したばかりのデーツ由来シロップ製品の誘引係数は、定められた地理的領域の野外環境において、調製したばかりのデーツ由来シロップ製品による少なくとも1種の刺咬性ハエ類のデーツを餌とした平均捕捉量を淡水による少なくとも1種の刺咬性ハエ類の水を対照とした平均捕捉量で除すことにより定義される、請求項に記載の方法。
  23. 前記標的ではない昆虫が、糖を摂取するミツバチ類、カリバチ類、及び類からなる群から選択される少なくとも1種の糖を摂取する昆虫から実質的に選択される、請求項7に記載の方法。
  24. 前記デーツ由来シロップ製品の誘引係数に基づく野外での有効寿命が、調製したばかりのデーツ由来シロップ製品の誘引係数の約70%より大きい誘引係数を保持していることに基づき約10週間より長く、ここで、調製したばかりのデーツ由来シロップ製品の誘引係数は、定められた地理的領域の野外環境において、調製したばかりのデーツ由来シロップ製品による少なくとも1種の刺咬性ハエ類のデーツを餌とした平均捕捉量を淡水による少なくとも1種の刺咬性ハエ類の水を対照とした平均捕捉量で除すことにより定義される、請求項11に記載の方法。
  25. 前記標的ではない昆虫が、糖を摂取するミツバチ類、カリバチ類、及び類からなる群から選択される少なくとも1種の糖を摂取する昆虫から実質的に選択される、請求項13に記載の方法。
  26. 前記デーツ由来シロップ製品の誘引係数に基づく野外での有効寿命が、調製したばかりのデーツ由来シロップ製品の誘引係数の約70%より大きい誘引係数を保持していることに基づき約10週間より長く、ここで、調製したばかりのデーツ由来シロップ製品の誘引係数は、定められた地理的領域の野外環境において、調製したばかりのデーツ由来シロップ製品による少なくとも1種の刺咬性ハエ類のデーツを餌とした平均捕捉量を淡水による少なくとも1種の刺咬性ハエ類の水を対照とした平均捕捉量で除すことにより定義される、請求項18に記載のベイトステーション。
  27. 前記標的ではない昆虫が、糖を摂取するミツバチ類、カリバチ類、及び類からなる群から選択される少なくとも1種の糖を摂取する昆虫から実質的に選択される、請求項20に記載のベイトステーション。
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