JP6663745B2 - 軸受評価装置及び軸受評価方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ロータを軸支する軸受の動特性を評価する軸受評価装置及び軸受評価方法に関するものである。
従来、軸受評価装置として、試験用回転軸に嵌め合わされる供試軸受の動特性を求める軸受試験装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この軸受試験装置では、供試軸受の動特性を評価するにあたり、試験用回転軸の慣性力であるロータ慣性力を算出している。ロータ慣性力F2は、ロータの絶対変位d2と、試験用回転軸の質量mと、試験用回転軸の角速度ωとに基づいて、「F2=mω×d2」の式から算出される。なお、ロータの絶対変位d2は、変位計測センサにより計測される軸受油膜部の振幅(相対変位)Δd1と、変位計測センサの絶対変位と、を合算することで算出される。
特開2012−255688号公報
特許文献1において、変位計測センサは、軸受台の内面と試験用回転軸の外面との距離を計測して、軸受油膜部の振幅(相対変位)Δd1を取得しており、回転軸の軸方向における一箇所を計測している。
ところで、ロータ等の回転軸が回転すると、ロータは、所定の回転数(固有振動数)において変形する場合がある。具体的に、ロータは、所定の回転数となると、曲げ一次モード等の所定の振動モードで振動する場合がある。この場合、変位計測センサは、ロータの軸方向の一箇所で計測することから、ロータの軸方向における変位を計測することが困難となる。また、ロータの軸方向における一箇所で変位計測センサによる計測が行われる場合には、ロータ全体が同じ変位量で変位しているとしてロータ慣性力を算出することになるため、ロータ慣性力を精度よく算出することが困難となる。
そこで、本発明は、ロータが回転により変形する場合であっても、軸受の動特性を精度よく評価することができる軸受評価装置及び軸受評価方法を提供することを課題とする。
本発明の軸受評価装置は、ロータを軸支する軸受の動特性を評価する軸受評価装置において、前記ロータの径方向における変位を、軸方向に並んだ複数の計測点において計測する複数の軸変位計測装置と、複数の前記軸変位計測装置により計測した複数の前記計測点における変位と、複数の前記計測点に応じて区分けされる前記ロータの複数の領域における部分質量とに基づいて、前記ロータのロータ慣性力を算出する演算装置と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の軸受評価方法は、ロータを軸支する軸受の動特性を評価する軸受評価方法において、前記ロータの径方向における変位を、軸方向に並んだ複数の計測点において計測する計測工程と、複数の前記計測点において計測した変位と、複数の前記計測点に応じて区分けされる前記ロータの複数の領域における部分質量とに基づいて、前記ロータのロータ慣性力を算出するロータ慣性力算出工程と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、ロータの径方向における変位を、ロータの軸方向に並んだ複数の計測点において計測することができる。そして、各計測点における変位と、各計測点に対応するロータの各領域の部分質量とから、ロータ慣性力を算出することができる。このため、ロータの径方向における変位を、ロータの軸方向において詳細に計測することができるため、ロータ慣性力を精度よく算出することができる。よって、ロータが回転により変形する場合であっても、精度のよいロータ慣性力を用いて、軸受の動特性を精度よく評価することが可能となる。
また、前記ロータは、隣接する前記計測点同士の間の距離の中央を境界として、複数の前記領域に区分けされていることが、好ましい。
この構成によれば、ロータを、予め複数の領域に区分けすることができ、また、各領域におけるロータの部分質量を予め導出することができる。このため、複数の計測点において変位を計測すれば、演算装置による簡易な演算処理で、ロータ慣性力を算出することができる。
また、前記ロータは、複数の前記計測点において計測される前記変位に基づいて、複数の前記領域に区分けされていることが、好ましい。
この構成によれば、複数の領域を、複数の計測点の変位に応じて設定することができ、また、各領域におけるロータの部分質量を導出することができる。このため、複数の領域を変位に応じた適切な領域として設定することができるため、ロータ慣性力をより精度よく算出することができる。なお、一例としては、複数の計測点の変位から各計測点間の変位を補間し、隣接する一方の計測点の変位と、隣接する他方の計測点の変位との中央値を境界として、複数の領域に区分けする。
また、前記ロータは、回転することで軸方向において腹及び節を有する振動モードで振動し、複数の前記軸変位計測装置は、腹及び節となる前記ロータの部位に設けられることが、好ましい。
この構成によれば、複数の計測点において、ロータの変位を好適に捉えることができる。
また、前記軸受は、軸受台に支持される軸受ハウジングと、前記軸受ハウジングの内面に装着されて油膜を介して前記ロータを支持する軸受パッドと、を有するすべり軸受であることが、好ましい。
この構成によれば、すべり軸受の動特性を精度よく評価することができる。なお、すべり軸受けとしては、例えば、ティルティングパッド型軸受、及びスリーブ軸受等に適用可能である。
図1は、実施形態1に係る軸受試験装置を表す概略図である。 図2は、実施形態1に係る軸受評価装置を表すブロック図である。 図3は、ロータ慣性力を算出するための回転軸の設定に関する説明図である。 図4は、ティルティングパッド型軸受の断面図である。 図5は、図4のIV-IV断面図である。 図6は、従来の軸受評価装置により算出される動特性に関するグラフである。 図7は、実施形態1の軸受評価装置により算出される動特性に関するグラフである。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能であり、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせることも可能である。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る軸受試験装置を表す概略図である。図2は、実施形態1に係る軸受評価装置を表すブロック図である。図3は、ロータ慣性力を算出するための回転軸の設定に関する説明図である。図4は、ティルティングパッド型軸受の断面図である。図5は、図4のIV-IV断面図である。
実施形態1の軸受評価装置41は、すべり軸受として、例えば、ティルティングパッド型軸受10に適用しており、ティルティングパッド型軸受10の動特性を評価している。なお、実施形態1では、ティルティングパッド型軸受10に適用して説明するが、例えば、スリーブ軸受等、他のすべり軸受に適用してもよい。このティルティングパッド型軸受10は、軸受試験装置30において試験され、軸受評価装置41は、軸受試験装置30において試験されたティルティングパッド型軸受10から取得される試験結果に基づいて、ティルティングパッド型軸受10の動特性を評価している。先ず、軸受評価装置41の説明に先立ち、図4及び図5を参照して、ティルティングパッド型軸受について説明する。
図4及び図5に示すように、ティルティングパッド型軸受10は、回転軸11を回転自在に支持している。この回転軸(ロータ)11は、例えば、蒸気タービンのロータである。
このティルティングパッド型軸受10は、軸受台12と、この軸受台12に固定支持される軸受ハウジング13と、軸受ハウジング13の内面に装着されて油膜を介して回転軸11を支持するティルティングパッド14により構成されている。
軸受台12は、断面が半円状の凹部12aを有している。一方、軸受ハウジング13は、半円リング形状をなす上下一対の軸受ハウジング13a,13bが図示しない位置決めピン及び結合ボルトにより結合されて構成されている。ティルティングパッド14は、ほぼ同形状をなす4個のティルティングパッド14a,14b,14c,14dより構成されている。そして、この軸受ハウジング13は、その内側に周方向に沿ってこのティルティングパッド14a,14b,14c,14dが配置されている。この場合、各ティルティングパッド14a,14b,14c,14dは、隣接するもの同士の間に所定の隙間が確保されている。
また、軸受ハウジング13は、その内面に4個の球面ピボット21が周方向にほぼ均等間隔で装着され、一方、ティルティングパッド14(14a,14b,14c,14d)は、その背面にそれぞれ調整ライナ22が装着されている。そして、軸受ハウジング13の各球面ピボット21とティルティングパッド14(14a,14b,14c,14d)の調整ライナ22とが対向して配置されている。この球面ピボット21は、表面が球面状に形成され、各ティルティングパッド14a,14b,14c,14dは、この球面ピボット21に沿って回転軸11の周方向及び軸方向に揺動可能となっている。
軸受ハウジング13及びティルティングパッド14は、回転軸11の軸方向における両側が全周にわたってリング形状をなす一対のサイドプレート23により支持されている。サイドプレート23は、周方向に所定間隔で複数配置されたボルト24により軸受ハウジング13に結合されている。なお、サイドプレート23は、その内周面と回転軸11の外周面との間に所定の隙間が確保されている。
軸受ハウジング13は、その外周面に各球面ピボット21に対応してアウタライナ25が設けられている。このアウタライナ25は、図示しない結合ボルトにより軸受ハウジング13の外周面に結合されており、外周面が軸受ハウジング13の外周面よりわずかに外方へ突出している。そのため、軸受ハウジング13が軸受台12の凹部12aに入り込んだとき、アウタライナ25が軸受台12に接触し、軸受ハウジング13は、アウタライナ25を介して軸受台12に固定支持されることとなる。
複数の給油ノズル26は、各ティルティングパッド14a,14b,14c,14dを挟むように配置されている。給油ノズル26は、同形状をなし、主ケーシング26aが軸受ハウジング13に固定され、2つの腕部26bが回転軸11の軸方向に延設され、内部に潤滑油供給孔(図示略)が形成されている。そのため、各給油ノズル26は、腕部26bの先端から潤滑油を吐出し、回転軸11の回転力によりティルティングパッド14の内周面と回転軸11の外周面との間に入りこみ、ここに油膜を形成することができる。
従って、ティルティングパッド型軸受10は、ティルティングパッド14(14a,14b,14c,14d)が油膜を介して回転する回転軸11を支持することができ、このとき、回転軸11の振動に応じてティルティングパッド14(14a,14b,14c,14d)が揺動することで、回転軸11を適正に支持することができる。
ところで、回転軸11は、この回転軸11に作用する各種の応力により振動が発生する。この振動は、回転軸11を支持するティルティングパッド型軸受10の静的特性や動的特性(動特性)に大きく影響を受けるものであることから、軸受試験装置30及び軸受評価装置41を用いて、回転軸11の振動特性を模擬した試験により調べることが必要となる。
次に、図1から図3を参照して、軸受試験装置30及び軸受評価装置41について説明する。図1に示すように、軸受試験装置30は、ティルティングパッド型軸受10の動特性を求めるために試験を行うものである。また、軸受評価装置41は、軸受試験装置30により取得した試験結果に基づいて、ティルティングパッド型軸受10の動特性を求めて評価するものである。
軸受試験装置30において、試験用回転軸31は、ティルティングパッド型軸受10により回転自在に支持されると共に、このティルティングパッド型軸受10の両側で、一対の支持軸受32により回転自在に支持されている。なお、各軸受10,32は、図示しない潤滑油供給装置により潤滑油が供給されており、潤滑油、つまり、軸受油膜部10a,32aにより試験用回転軸31を支持している。この場合、試験用回転軸31は、軸方向に並んで配置された支持軸受32、ティルティングパッド型軸受10、支持軸受32により回転自在に支持されることとなり、各軸受10,32の間隔は同間隔となっている。
ここで、試験用回転軸31にティルティングパッド型軸受(供試軸受)10が嵌め合わされることで、試験用回転系が構成される。つまり、試験用回転系は、試験用回転軸31と一対の支持軸受32により構成される。
各支持軸受32は、軸受台33に対してそれぞればね34により弾性支持されている。即ち、軸受台33は、各ばね34により各支持軸受32を介して試験用回転軸31を弾性支持することで、各ばね34が試験用回転系を弾性支持することとなる。
ティルティングパッド型軸受10と各支持軸受32との間には、試験用回転系に荷重を負荷する油圧シリンダ35が設けられている。即ち、中央のティルティングパッド型軸受10は、軸受台33に載置され、油圧シリンダ35の一端部が連結され、この油圧シリンダ35が軸受台33の貫通孔33a内に挿通されている。一方、両側にある2つの支持軸受32は、それぞれ連結ロッド39が連結され、各連結ロッド39同士が連結アーム40により回動自在に連結されている。そして、油圧シリンダ35は、他端部がこの連結アーム40における長さ方向の中間部に回動自在に連結されている。ここで、連結アーム40は、油圧シリンダ35との連結部を支点として、その端部、つまり、各連結ロッド39との連結部側が天秤のように上下移動するリンク機構を形成している。
従って、油圧シリンダ35は、油圧が供給されることで、ティルティングパッド型軸受10に対して試験用回転軸31の径方向に向けて荷重を負荷することができ、その結果、ティルティングパッド型軸受10と各支持軸受32との各支持位置で、試験用回転軸31の径方向に対して逆方向で静荷重を作用させることができる。
この場合、試験用回転軸31は、軸中心からずれた位置に重り36が装着されており、試験用回転軸31の回転時に各軸受10,32に動荷重(加振力)を作用させることができる。
次に、軸受評価装置41について説明する。軸受評価装置41は、試験用回転軸31の径方向における絶対変位を計測する複数の軸変位計測装置36と、複数の軸変位計測装置36により計測された絶対変位に基づいてティルティングパッド型軸受10の動特性を算出する演算装置45とを備えている。
複数の軸変位計測装置36は、複数の変位計測センサ37と、複数の変位計測センサ38とを有している。複数の変位計測センサ37は、試験用回転軸31と各軸受10,32との相対変位を計測している。複数の変位計測センサ38は、複数の変位計測センサ37に対応して設けられ、各変位計測センサ37の絶対変位を計測している。そして、複数の軸変位計測装置36により計測される回転軸31の径方向における絶対変位は、変位計測センサ37により計測された相対変位と、変位計測センサ38により計測された絶対変位とを合算することで算出される。
複数の変位計測センサ37は、各軸受10,32と、試験用回転軸31の両端部とに設けられており、実施形態1では、例えば、8つ設けられている。8つの変位計測センサ37は、試験用回転軸31の一方側(図1の左側)の端部から順に、変位計測センサ37a,変位計測センサ37b,変位計測センサ37c,変位計測センサ37d,変位計測センサ37e,変位計測センサ37f,変位計測センサ37g,変位計測センサ37hとなっている。
ティルティングパッド型軸受10に設けられる変位計測センサ37d,37eは、ティルティングパッド14の両側に設けられており、ティルティングパッド14の内面と試験用回転軸31の外面との相対変位X3aを計測している。ここで、相対変位X3aは、変位計測センサ37dに計測された相対変位と、変位計測センサ37eに計測された相対変位とを平均して算出した値となっている。
支持軸受32に設けられる4つの変位計測センサ37b,37c,37f,37gは、支持軸受32の内面と試験用回転軸31の外面との相対変位X2a,X4aをそれぞれ計測している。なお、相対変位X2aも、相対変位X3aと同様に、2つの変位計測センサ37b,37cの平均値となっており、相対変位X4aも、2つの変位計測センサ37f,37gの平均値となっている。
試験用回転軸31の両側に設けられる2つの変位計測センサ37a,37hは、そのセンサ面と試験用回転軸31の外面との相対変位X1a,X5aをそれぞれ計測している。
複数の変位計測センサ38は、複数の変位計測センサ37に対応して設けられており、実施形態1では、例えば、8つ設けられている。8つの変位計測センサ38は、試験用回転軸31の一方側(図1の左側)の端部から順に、変位計測センサ38a,変位計測センサ38b,変位計測センサ38c,変位計測センサ38d,変位計測センサ38e,変位計測センサ38f,変位計測センサ38g,変位計測センサ38hとなっている。各変位計測センサ38は、加速度センサが用いられ、各変位計測センサ37の絶対変位を計測している。
ティルティングパッド型軸受10に設けられる変位計測センサ38d,38eは、ティルティングパッド14の両側に設けられており、各変位計測センサ37d,37eの絶対変位X3bを計測している。ここで、絶対変位X3bは、相対変位X3aと同様に、変位計測センサ38dで計測された絶対変位と、変位計測センサ38eで計測された絶対変位とを平均して算出した値となっている。そして、試験用回転軸31の径方向における絶対変位X3は、相対変位X3aと絶対変位X3bとを合算することで算出される(X3=X3a+X3b)。
支持軸受32に設けられる4つの変位計測センサ38b,38c,38f,38gは、4つの変位計測センサ37b,37c,37f,37gの絶対変位X2b,X4bをそれぞれ計測している。なお、絶対変位X2bも、絶対変位X3bと同様に、2つの変位計測センサ38b,38cの平均値となっており、絶対変位X4bも、2つの変位計測センサ38f,38gの平均値となっている。そして、試験用回転軸31の径方向における絶対変位X2は、相対変位X2aと絶対変位X2bとを合算することで算出され(X2=X2a+X2b)、試験用回転軸31の径方向における絶対変位X4は、相対変位X4aと絶対変位X4bとを合算することで算出される。
試験用回転軸31の両側に設けられる2つの変位計測センサ38a,38hは、2つの変位計測センサ37a,37hの絶対変位X1b,X5bをそれぞれ計測している。そして、試験用回転軸31の径方向における絶対変位X1は、相対変位X1aと絶対変位X1bとを合算することで算出され(X1=X1a+X1b)、試験用回転軸31の径方向における絶対変位X5は、相対変位X5aと絶対変位X5bとを合算することで算出される。
ここで、試験用回転軸31は、回転することで軸方向において腹及び節を有する所定の振動モードで振動する。8つの変位計測センサ37a〜37h及び8つの変位計測センサ38a〜38hは、試験用回転軸31の所定の振動モードにおける腹及び節に配置される。具体的に、2つの変位計測センサ37a,37h及び変位計測センサ38a,38hは、試験用回転軸31の節の部位にそれぞれ設けられる。そして、残りの6つの変位計測センサ37b〜37g及び変位計測センサ38b〜38gは、節同士の間の部位にそれぞれ設けられる。
図1及び図2に示すように、演算装置45は、試験用回転系への負荷荷重と、試験用回転軸31の変位と、ばね34の弾性支持特性に応じて試験用回転系に入力する負荷荷重と、からティルティングパッド型軸受10の動特性を求める。
演算装置45は、変位計測センサ37cにより計測された相対変位X3aを、ティルティングパッド型軸受10の軸受油膜部10aの振幅Δd1として取得する(ステップS1)。また、演算装置45は、ティルティングパッド型軸受10に対して負荷した荷重、つまり、重り36の動荷重を加振力F1として取得する(ステップS2)。
演算装置45は、8つの変位計測センサ37a〜37h及び8つの変位計測センサ38a〜38hの計測結果から算出された絶対変位X1〜X5を取得し(ステップS3:計測工程)、取得した距離X1〜X5と、試験用回転軸31の質量(重量)Mと、試験用回転軸31の角速度ωとに基づいて、下記する数式により試験用回転軸31の慣性力(ロータ慣性力)F2aを算出する(ステップS4:ロータ慣性力算出工程)。
M=m1+m2+m3+m4+m5
F2a=(m1・X1+m2・X2+m3・X3+m4・X4+m5・X5)ω
なお、上記の数式は、変位計測センサ37及び変位計測センサ38による計測点が5つである場合であり、n個の計測点である場合には、下記する数式となる。
M=m1+m2+・・・+mn
F2a=(m1・X1+m2・X2+・・・+mn・Xn)ω
ここで、図3を参照して、ロータ慣性力F2aの算出について具体的に説明する。複数の変位計測センサ37を用いて、ロータ慣性力F2aを算出する場合、複数の変位計測センサ37により計測される複数の計測点に応じて、試験用回転軸31を軸方向において複数の領域E1〜E5に区分けする。つまり、実施形態1では、8つの変位計測センサ37a〜37h及び8つの変位計測センサ38a〜38hにより5つの計測点となっているため、試験用回転軸31は、軸方向において5つに区分けされる。そして、区分けした5つの領域E1〜E5における試験用回転軸31の部分質量を、m1〜m5とする。なお、5つの部分質量m1〜m5の総和は、試験用回転軸31の質量Mとなる。そして、演算装置45は、各領域E1〜E5における部分的な試験用回転軸31のロータ慣性力をそれぞれ算出して合算することにより、試験用回転軸31のロータ慣性力F2aを算出する。
複数の領域E1〜E5の区分けの設定については、例えば、下記する設定がある。複数の領域E1〜E5は、隣接する計測点(絶対変位X1〜X5)同士の間の距離の中央を境界として、区分けして設定される。
また、複数の領域E1〜E5は、複数の変位計測センサ37a〜37hの計測点において計測される絶対変位X1〜X5に基づいて、区分けして設定される。具体的に、演算装置45は、変位計測センサ37a〜37h及び変位計測センサ38a〜38hにより計測される絶対変位X1〜X5に基づいて、隣接する計測点同士の間における試験用回転軸31の変位を補間して、試験用回転軸31の軸方向に亘る絶対変位を算出する。そして、演算装置45は、隣接する一方の計測点の絶対変位と、隣接する他方の計測点の変位との中央値を境界として、複数の領域E1〜E5を区分けして設定する。
なお、複数の領域E1〜E5の区分けの設定については、上記に限定されず、ロータ慣性力F2aを精度よく算出可能に区分けができるのであれば、いずれの区分けの設定であってもよい。
また、演算装置45は、試験用回転軸31以外の慣性力F2bを算出する(ステップS5)。なお、試験用回転軸31以外の慣性力F2bとは、例えば、支持軸受32のパッドの慣性力である。そして、演算装置45は、試験用回転軸31の慣性力F2aと、試験用回転軸31以外の慣性力F2bとを下記数式により合算して、慣性力F2を算出する(ステップS6)。
F2=F2a+F2b
また、演算装置45は、各支持軸受32に作用するばね34の変位Δd3を取得する(ステップS7)。この場合、演算装置45は、図示しない計測器によりばね34の変位Δd3を直接計測してもよいし、また、軸受台33に対する各支持軸受32の変位Δd3を計測してもよい。そして、演算装置45は、ばね34の変位Δd3と、事前に取得した各支持軸受32に作用するばね34のばね特性Z3とに基づいて、下記数式によりばね34の弾性支持特性に応じて試験用回転系に入力する負荷荷重F3を算出する(ステップS8)。
F3=Z3×Δd3
このように演算装置45は、加振力F1と慣性力F2と負荷荷重F3を算出すると、下記数式によりティルティングパッド型軸受10に実際に作用する負荷荷重F11を算出する(ステップS9)。
F11=F1−F2−F3
そして、演算装置45は、負荷荷重F11とティルティングパッド型軸受10(ティルティングパッド14)の相対変位Δd1に基づいて下記数式によりティルティングパッド型軸受10の動剛性Z1を、ティルティングパッド型軸受10の動特性として算出して評価する(ステップS10)。
Z1=F11/Δd1
即ち、ティルティングパッド型軸受10の動特性、つまり、軸受油膜部10aの動剛性Z1を取得することで、ティルティングパッド型軸受10が特定の回転機械に対して適用可能かどうかを評価する。
次に、図6及び図7を参照して、従来の軸受評価装置により算出された動特性のグラフと、実施形態1の軸受評価装置41により算出された動特性のグラフとについて比較する。なお、図6及び図7は、その縦軸がティルティングパッド型軸受10の動特性に基づいて得られる軸受定数であり、その横軸が試験用回転軸31の回転数である。
図6に示すように、従来の軸受評価装置により算出されたティルティングパッド型軸受10の軸受定数は、所定の回転数域において所定の振動モードが発生すると、真値に対して誤差が生じる。これに対し、図7に示すように、実施形態1の軸受評価装置41により算出されたティルティングパッド型軸受10の軸受定数は、所定の回転数域において所定の振動モードが発生する場合であっても、真値に対する誤差が、従来に比して抑制される。
以上のように、実施形態1によれば、軸受評価装置41は、試験用回転軸31の径方向における変位を、試験用回転軸31の軸方向に並んだ複数の変位計測センサ37及び複数の変位計測センサ38の計測点において計測することができる。そして、軸受評価装置41は、各計測点における変位と、各計測点に対応する試験用回転軸31の各領域E1〜E5の部分質量とから、ロータ慣性力F2aを算出することができる。このため、軸受評価装置41は、試験用回転軸31の径方向における変位を、試験用回転軸31の軸方向において詳細に計測することができるため、ロータ慣性力F2aを精度よく算出することができる。よって、試験用回転軸31が回転により変形する場合であっても、軸受評価装置41は、精度のよいロータ慣性力F2aを用いて、ティルティングパッド型軸受10の動特性を精度よく評価することが可能となる。
また、実施形態1によれば、隣接する計測点同士の間の距離の中央を境界として、試験用回転軸31を複数の領域E1〜E5に区分けすることで、各領域E1〜E5における試験用回転軸31の部分質量m1〜m5を予め算出することができる。このため、軸受評価装置41は、複数の変位計測センサ37により変位を計測すれば、演算装置45による簡易な演算処理で、ロータ慣性力F2aを算出することができる。
また、実施形態1によれば、複数の領域E1〜E5を、計測点の絶対変位X1〜X5に応じて設定することもでき、また、各領域E1〜E5における試験用回転軸31の部分質量を算出することができる。このため、軸受評価装置41は、複数の領域E1〜E5を変位に応じた適切な領域として設定することができるため、ロータ慣性力F2aをより精度よく算出することができる。
また、実施形態1によれば、複数の変位計測センサ37及び複数の変位計測センサ38を、試験用回転軸31の所定の振動モードにおける腹及び節に配置することで、複数の変位計測センサ37及び複数の変位計測センサ38の計測点において、試験用回転軸31の所定の振動モードにおける変位を好適に捉えることができる。
[実施形態2]
次に、実施形態2に係る軸受評価装置41について説明する。なお、実施形態2では、重複した記載を避けるべく、実施形態1と異なる部分について説明し、実施形態1と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。
実施形態2の軸受評価装置41は、ティルティングパッド型軸受10の動剛性Z1が周囲剛性よりも十分に小さい場合、つまり、ティルティングパッド型軸受10及び支持軸受32の軸受油膜部10a,32aが十分に小さい場合、演算装置45は、試験用回転軸31以外の慣性力F2bと、ばね34の負荷荷重F3とを省いた下記数式により、負荷荷重F11を算出する。
F11=F1−F2a
以上のように、実施形態2によれば、軸受評価装置41は、ティルティングパッド型軸受10及び支持軸受32の軸受油膜部10a,32aのみの動特性を精度よく評価することが可能となる。
10 ティルティングパッド型軸受
11 回転軸
12 軸受台
12a 凹部
13 軸受ハウジング
13a,13b 軸受ハウジング
14 ティルティングパッド
14a,14b,14c,14d ティルティングパッド
21 球面ピボット
22 調整ライナ
23 サイドプレート
24 ボルト
25 アウタライナ
26 給油ノズル
26a 主ケーシング
26b 腕部
30 軸受試験装置
31 試験用回転軸
32 支持軸受
33 軸受台
33a 貫通孔
34 ばね
35 油圧シリンダ
36 軸変位計測装置
37 変位計測センサ
38 変位計測センサ
39 連結ロッド
40 連結アーム
41 軸受評価装置
45 演算装置
E1〜E5 領域
m1〜m5 部分質量

Claims (6)

  1. ロータを軸支する軸受の動特性を評価する軸受評価装置において、
    前記ロータの径方向における変位を、軸方向に並んだ複数の計測点において計測する複数の軸変位計測装置と、
    複数の前記軸変位計測装置により計測した複数の前記計測点における変位と、複数の前記計測点に応じて区分けされる前記ロータの複数の領域における部分質量とに基づいて、前記ロータのロータ慣性力を算出するとともに、前記ロータ慣性力を用いて前記軸受の動剛性を算出し、前記動剛性に基づいて前記軸受の動特性を評価する演算装置と、を備えることを特徴とする軸受評価装置。
  2. 前記ロータは、隣接する前記計測点同士の間の距離の中央を境界として、複数の前記領域に区分けされていることを特徴とする請求項1に記載の軸受評価装置。
  3. 前記ロータは、複数の前記計測点において計測される前記変位に基づいて、複数の前記領域に区分けされていることを特徴とする請求項1に記載の軸受評価装置。
  4. 前記ロータは、回転することで軸方向において腹及び節を有する振動モードで振動し、
    複数の前記軸変位計測装置は、腹及び節となる前記ロータの部位に設けられることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の軸受評価装置。
  5. 前記軸受は、軸受台に支持される軸受ハウジングと、前記軸受ハウジングの内面に装着されて油膜を介して前記ロータを支持する軸受パッドと、を有するすべり軸受であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の軸受評価装置。
  6. ロータを軸支する軸受の動特性を評価する軸受評価方法において、
    前記ロータの径方向における変位を、軸方向に並んだ複数の計測点において計測する計測工程と、
    複数の前記計測点において計測した変位と、複数の前記計測点に応じて区分けされる前記ロータの複数の領域における部分質量とに基づいて、前記ロータのロータ慣性力を算出するロータ慣性力算出工程と、
    前記ロータ慣性力を用いて前記軸受の動剛性を算出し、前記動剛性に基づいて前記軸受の動特性を評価する工程と、を備えることを特徴とする軸受評価方法。
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