JP6661804B2 - 部品組立用ロボットシステムおよび制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、部品組立用ロボットシステムおよび制御方法に関し、より具体的には、部品組立のための作業空間に配置される複数のロボットと部品の位置座標を、ビジョンユニットのカメラにより認識される仮想のビジョン座標系を通して設定することによって、部品規制、位置補正、部品組立、および製品検査などの作業を自動的に行う部品組立用ロボットシステムおよび制御方法に関する。
一般に、産業分野で部品を組立てるためには、部品を専用ジグを介して規制した状態で、溶接設備を用いて組立作業を進行させる。
つまり、部品を組立てる過程では、作業者が各部品を専用ジグ上に載置させて、センサなどにより部品の脱落の有無、載置状態などを検知した後、クランパで各部品を固定した状態で、溶接用ロボットが定められた経路に沿って溶接機を進入させて溶接作業を進行させることで組立てが行われる。
しかし、従来の場合は、部品組立作業時、固定された専用ジグ上に作業者が部品を固定した後、溶接用ロボットが定められた経路に沿って溶接機を進入させて溶接作業を進行させるため、部品の成形公差に能動的に対応できない問題点がある。
このように、部品の成形公差や作業者のミスなどによって部品間に溶接不良が発生する場合、手動で補強溶接を進行させたり、不良製品として廃棄したりする問題につながる。
一方、このような専用ジグは当該部品の専用設備で製作されるので、新規車種を開発するたびに新しく製作しなければならず、これによって、毎度ジグ製作費および電装工事などの設備投資費が発生するという欠点がある。
この背景技術の部分に記載された事項は、発明の背景に関する理解を増進させるために作成されたものであって、この技術の属する分野における通常の知識を有する者にすでに知られた従来技術でない事項を含むことができる。
本発明の実施形態は、部品組立のための作業空間を、ビジョンユニットのカメラにより認識される仮想のビジョン座標系を通して認識し、複数のハンガーロボットと1つ以上の溶接ロボットを用いて部品規制、位置補正、部品結合および溶接と製品検査などの作業を自動的に行うことができる部品組立用ロボットシステムおよび制御方法を提供しようとする。
また、本発明の実施形態は、ビジョン座標系上でハンガーロボットの最小3点挙動によるハンガーロボットの補正ツールの3点の位置座標とロボット座標系上の当該3点の位置座標とを比較分析し、それらの間の差値に対する補正値を算出してロボット座標系をビジョン座標系と一致させることによって、ロボット制御器がロボットの挙動位置を正確に認識し、部品の移動量および回転角などを正確に制御するようにする部品組立用ロボットシステムおよび制御方法を提供しようとする。
また、本発明の実施形態は、ビジョン座標系上で認識されるハンガーロボットの補正ツールと、ハンガーに規制された部品の位置座標を比較分析し、補正ツールと部品の位置座標の差値に対する補正値をロボット座標系に適用して、ビジョン座標系上の部品を基準としてロボット座標系を補正することによって、ロボットの繰り返し挙動による部品の規制誤差、部品の成形公差および部品の溶接による変形誤差などの発生を最小化する部品組立用ロボットシステムおよび制御方法を提供しようとする。
また、本発明の実施形態は、互いにマッチングされる部品を作業空間上で互いに一定距離離隔させ、ビジョン座標系上の各位置座標を離隔座標値と共に比較分析して、部品間の干渉を予め予測判断し、部品の位置補正により部品間の干渉を回避した状態で組立てる部品組立用ロボットシステムおよび制御方法を提供しようとする。
本発明の実施形態に係る部品組立用ロボットシステムは、部品組立が行われる作業空間に設けられるフレームと、前記フレーム上に設けられ座標基準となる基準ピンと、前記フレーム上に設けられた複数のリニアレールと、前記複数のリニアレールを介して上下、左右、および前後の6軸方向に移動および回転するカメラとを含み、前記カメラを用いて前記作業空間をスキャンして映像情報を送出するビジョンユニットと、アームと、前記アームの先端に装着され部品を規制するハンガーとを含み、前記作業空間で前記ビジョンユニットの前方に構成される少なくとも1つ以上のハンガーロボットと、アームと、前記アームの先端に装着され部品溶接のための溶接機とを含み、前記作業空間で前記ビジョンユニットの後方に設けられる少なくとも1つ以上の溶接ロボットと、前記ビジョンユニットから受信した映像情報を用いて前記基準ピンを座標基準として前記作業空間を仮想のビジョン座標系に設定し、前記複数のハンガーロボットと部品のビジョン座標系上の位置座標値に基づいて位置補正のためのキャリブレーションを行い、前記カメラの位置、移動および姿勢を制御するビジョン制御器と、内部に設定されるロボット座標系に基づいて前記作業空間上で前記少なくとも1つ以上のハンガーロボットおよび溶接ロボットの挙動および姿勢制御のためのキャリブレーションを行い、少なくとも1つ以上のハンガーロボットおよび溶接ロボットの位置、移動および姿勢を制御するロボット制御器と、を含む。
前記少なくとも1つ以上のハンガーロボットは、多数のサーボモータの駆動で制御される多関節ロボットからなる。
前記少なくとも1つ以上の溶接ロボットは、多数のサーボモータの駆動で制御される多関節ロボットからなる。
前記ビジョン制御器は、前記作業空間の外部に備えられ、前記カメラの位置制御のためにビジョンユニットの機構学的設定情報を保存してもよい。
前記ビジョン制御器は、前記カメラの位置制御のためのプログラムおよびデータを活用する少なくとも1つ以上のプロセッサを含んでもよい。
前記カメラの位置制御は、前記ビジョンユニットの機構学的設定情報に基づいて計算される理想的な理論値であり、前記カメラを順次に移動させるための複数の移動地点と各移動地点で取れる少なくとも1つ以上の姿勢を含んでもよい。
前記ロボット制御器は、作業空間の外部一側に備えられ、少なくとも1つ以上のハンガーロボットおよび溶接ロボットの姿勢制御のための機構学的設定情報を保存してもよい。
前記ロボット制御器は、前記少なくとも1つ以上のハンガーロボットおよび溶接ロボットの姿勢制御のためのプログラムおよびデータを活用する少なくとも1つ以上のプロセッサを含んでもよい。
前記少なくとも1つ以上のハンガーロボットおよび溶接ロボットの姿勢制御は、各ロボットの機構学的設定情報に基づいて計算される理想的な理論値であり、当該ロボットを順次に挙動させるための複数の移動地点と各移動地点で取れる少なくとも1つの姿勢を含んでもよい。
前記ロボット制御器は、前記少なくとも1つ以上のハンガーロボット上の各ハンガーの作動、および前記少なくとも1つ以上の溶接ロボット上の溶接機の作動を制御するための制御ロジックを含んでもよい。
本発明の他の実施形態に係る部品組立用ロボットシステムの制御方法は、ハンガーロボットの3点以上の挙動によるハンガーロボット上の補正ツールの位置を前記カメラでスキャンして、ビジョン座標系上の3点の位置座標を生成し、前記ビジョン座標系上の3点の位置座標とロボット座標系上の当該3点の位置座標とを比較して補正値を算出し、前記補正値で前記ロボット座標系を補正してビジョン座標系とロボット座標系とを一致させる第1補正段階と、前記ハンガーロボットのハンガーを介して組立てる部品をグリップしてハンガーに規制する部品規制段階と、前記ハンガーロボット上の前記補正ツールと前記ハンガー上に規制された部品をビジョンユニットのカメラでスキャンして、ビジョン座標系上で前記補正ツールと前記部品の位置座標を生成し、前記補正ツールと前記部品の位置座標の差値から算出される補正値を算出し、前記第1補正段階で補正されたロボット座標系を再補正して前記部品を基準としてロボット座標系を設定する第2補正段階と、前記ハンガーロボットを制御して、互いにマッチングされる部品のうち1つの部品に組立てられる他の1つの部品に離隔座標値を適用して、作業空間上で前記1つの部品と他の1つの部品とを互いに一定距離離隔した位置に移動させる部品離隔段階と、作業空間で互いに一定距離離隔した前記1つの部品と他の1つの部品を前記カメラでスキャンして、ビジョン座標系上で前記1つの部品と他の1つの部品の位置座標を生成し、前記1つの部品と他の1つの部品の位置座標を離隔座標値と比較分析して、前記1つの部品と他の1つの部品との間の干渉を予測し、前記1つの部品と他の1つの部品の位置補正によりビジョン座標系とモデル座標系上の部品座標とを一致させる第3補正段階と、前記他の1つの部品を規制するハンガーロボットを制御して、作業空間で前記1つの部品に前記他の1つ部品を離隔座標値だけ反対に移動させて、前記1つの部品と他の1つの部品とを互いにマッチングさせる部品マッチング段階と、前記少なくとも1つ以上の溶接ロボットと溶接機を制御して、互いにマッチングされた前記1つの部品と他の1つの部品との溶接部を溶接する溶接段階と、前記溶接部を溶接した製品を前記カメラでスキャンして、生成されるビジョン座標系上の位置座標を、モデル座標系上のモデルデータ座標と比較して許容誤差範囲内であるかを判断することによって、不良検査を進行させる検査段階と、を含む。
前記第1補正段階では、前記ビジョンユニットのカメラにより、作業空間上でハンガーロボットの少なくとも3点以上の挙動によるハンガーロボットの補正ツールの頂点をスキャンし、前記ビジョン制御器がビジョン座標系上で前記補正ツールの頂点の3点の位置座標を生成し、前記ロボット制御器から受信されるロボット座標系上の前記補正ツールの頂点の当該3点の位置座標と前記ビジョン座標系上の3点の位置座標とを比較して、差値に対する第1補正値を算出し、前記ロボット制御器に設定されたロボット座標系に前記第1補正値を適用して、第1補正ロボット座標系に補正して設定してもよい。
前記第1補正段階は、前記ロボット制御器がハンガーロボットを制御して、作業空間上の任意の3点の位置にハンガーロボットを3点挙動する段階と、前記ビジョンユニットのカメラにより、ハンガーロボットの3点挙動による任意の3点の位置での、ハンガーロボットのアームの先端に固定された補正ツールの頂点をスキャンして映像情報を出力する段階と、前記ハンガーロボットの任意の3点の位置での前記補正ツールの映像情報を分析して、ビジョン座標系上で前記補正ツールの頂点の第1、第2、第3位置座標を生成する段階と、前記ハンガーロボットの任意の3点の位置での前記補正ツールの頂点に対するロボット座標系上の第1、第2、第3位置座標を前記ロボット制御器から受信する段階と、ロボット座標系上の第1、第2、第3位置座標値とビジョン座標系上の第1、第2、第3位置座標の差値に対する第1補正値を算出する段階と、前記第1補正値を前記ロボット制御器に送出して、ロボット座標系を第1補正ロボット座標系に補正して設定する段階と、を含んでもよい。
前記第2補正段階では、前記ビジョンユニットのカメラにより、作業空間上でハンガーロボットの補正ツールの頂点と、ハンガーに規制された部品の任意の一点をスキャンし、前記ビジョン制御器がビジョン座標系上で前記補正ツールの頂点と前記部品の任意の一点の位置座標を生成し、前記頂点の位置座標と任意の一点の位置座標との差値に対する第2補正値を算出し、前記第1補正段階で前記ロボット制御器に補正されたロボット座標系に前記第2補正値を適用して、第2補正ロボット座標系に再補正して設定してもよい。
前記第2補正ロボット座標系は、前記ハンガーロボットの制御のための基準座標を、補正ツールの頂点であるロボット回転中心点(RRCP)から、部品の任意の一点である部品回転中心点(PRCP)に移動させた座標系からなる。
前記第2補正段階は、前記ロボット制御器がハンガーロボットを制御して、ハンガーロボットのハンガーに規制された部品を作業空間の設定位置に位置させる段階と、前記ビジョンユニットのカメラにより、作業空間上でハンガーロボットのアームの先端に固定された補正ツールの頂点と、ハンガーに規制された部品の任意の一点をスキャンして映像情報を出力する段階と、前記補正ツールの頂点に関する映像情報を分析して、ビジョン座標系上のロボット回転中心点(RRCP)となる第1位置座標を生成する段階と、前記部品の任意の一点に関する映像情報を分析して、ビジョン座標系上の部品回転中心点(PRCP)となる第2位置座標を生成する段階と、ビジョン座標系上の前記第1、第2位置座標の差値に対する第2補正値を算出する段階と、前記第2補正値を前記ロボット制御器に送出して、前記第1補正段階で補正されたロボット座標系を第2補正ロボット座標系に補正して設定する段階と、を含んでもよい。
前記第3補正段階では、前記ビジョンユニットのカメラにより、作業空間上で互いに一定距離離隔した前記1つの部品と他の1つの部品をスキャンし、前記ビジョン制御器がビジョン座標系上で前記1つの部品と他の1つの部品の位置座標を生成し、前記1つの部品と他の1つの部品の位置座標を前記離隔座標値と比較分析して、前記1つの部品と他の1つの部品との間の干渉を予測し、前記1つの部品と他の1つの部品の座標干渉値に対する第3補正値を算出し、前記1つの部品にマッチングされる前記他の1つの部品の位置座標に前記第3補正値を適用して位置を補正してもよい。
前記第3補正段階は、1つのハンガーロボットが、前記1つの部品を図面プログラムに設定されたモデル座標系上のモデルデータ座標を用いてビジョン座標系上の作業空間に位置させる段階と、他の1つのハンガーロボットが、前記1つの部品に組立てられる他の1つの部品を図面プログラムに設定されたモデル座標系上のモデルデータ座標から一定距離離隔した位置の離隔座標値を適用して、ビジョン座標系上の作業空間に位置させる段階と、前記ビジョンユニットのカメラにより、前記1つの部品と他の1つの部品とのマッチングポイントをスキャンして映像情報を出力する段階と、前記1つの部品と他の1つの部品とのマッチングポイントに関する映像情報を分析して、ビジョン座標系上で離隔した状態のマッチングポイントに対する第1、第2位置座標を生成する段階と、ビジョン座標系上の前記第1、第2位置座標を前記離隔座標値と比較演算して座標干渉値を計算し、前記座標干渉値を用いて前記1つの部品と他の1つの部品との間の干渉の有無を判断する段階と、前記1つの部品と他の1つの部品との間の干渉発生時、前記座標干渉値に対する第3補正値を算出する段階と、前記第3補正値を前記ロボット制御器に送出し、前記第3補正値を前記他の1つの部品に対するロボット座標系上の位置座標に適用して、前記他の1つの部品の作業空間上で位置を補正する段階と、を含んでもよい。
前記モデルデータ座標は、図面プログラム上の前記部品のモデルデータにビジョン座標系上の座標基準となる基準ピンのデータを挿入して、前記基準ピンの位置座標を基準座標とする部品モデルの座標値からなる。
本発明の実施形態によれば、部品組立のための作業空間をビジョンユニットのカメラにより認識される仮想のビジョン座標系として認識し、ハンガーが装着された複数のハンガーロボットと溶接機が装着された1つ以上の溶接ロボットを用いて部品規制、位置補正、部品結合および溶接と製品検査などの作業を1つの工程で自動的に行うことができる。
つまり、本発明の実施形態は、ビジョン座標系として認識される作業空間上で、複数のハンガーロボットと1つ以上の溶接ロボットを用いて部品の組立を行うので、複雑な専用ジグユニットなどの設備が不必要であり、多様な仕様の部品に対する互換性があって組立のための電装設備費を節約することができ、製品の不良検査のための検査ジグなどの装備を別途に備える必要がないという利点がある。
また、本発明の実施形態によれば、ビジョン座標系上でハンガーロボットの最小3点挙動によるハンガーロボットの補正ツールの頂点をビジョンユニットのカメラにより3点の位置座標として認識し、ロボット座標系上の当該3点の位置座標と前記ビジョン座標系上の3点の位置座標とを比較分析して、それらの間の差値に対する補正値を算出し、前記補正値を初期ロボット座標系に適用して、ビジョン座標系とロボット座標系とを一致させることによって、ロボット制御器が作業空間上でロボットの挙動位置を正確に認識し、同時に補正された座標値で部品の移動量および回転角などを正確に制御することができる。
また、本発明の実施形態によれば、ハンガーロボットの補正ツールと各ハンガーに規制された部品をビジョンユニットのカメラによりビジョン座標系上の位置座標として認識し、前記補正ツールと部品の位置座標の差値に対する補正値を算出し、前記補正値を再びロボット座標系に適用して、ビジョン座標系上の部品を基準としてロボット座標系を補正することによって、ハンガーロボットの繰り返し挙動による部品の規制誤差、部品の成形公差および部品の溶接による変形誤差などの発生を最小化することができる。
この時、補正されたロボット座標系は、回転中心となるハンガーロボットの仮想の一点であるロボット回転中心点(RRCP)を、部品の回転中心となる部品上の仮想の一点である部品回転中心点(PRCP)に基準座標を移動させたもので、ハンガーロボットのハンガーに規制される部品に変形が生じたり、予想した部品と完全に同一でない部品が規制されても正確な部品の回転座標値を算出することができ、部品の座標補正も容易であるという利点がある。
また、本発明の実施形態によれば、互いにマッチングされる部品を作業空間上で互いに一定距離離隔させ、ビジョンユニットのカメラにより認識されるビジョン座標系上の各位置座標を離隔座標値と共に比較分析して、部品間の干渉を予め予測判断し、部品の位置補正により部品間の干渉を回避した状態で組立てられるようにする。
これによって、部品間の干渉による締まり組立から発生する変形ばらつきや組立製品の品質ばらつきを防止することができ、専用検査ジグの製作が不必要でジグ製作費を節減することができる。
その他にも、本発明の実施形態により得られるか予測される効果については、本発明の実施形態に関する詳細な説明で直接的または暗示的に開示する。つまり、本発明の実施形態により予測される多様な効果については、後述する詳細な説明内で開示される。
本発明の実施形態に係る部品組立用ロボットシステムの全体構成図である。 本発明の実施形態に係る部品組立用ロボットシステムに適用されるビジョンユニットの斜視図である。 本発明の実施形態に係る部品組立用ロボットシステムの制御ブロック図である。 本発明の実施形態に係る部品組立用ロボットシステムの制御方法による工程図である。 本発明の実施形態に係る部品組立用ロボットシステムの制御方法による第1補正段階S1の制御フローチャートである。 本発明の実施形態に係る部品組立用ロボットシステムの制御方法による第1補正段階S1の例示図である。 本発明の実施形態に係る部品組立用ロボットシステムの制御方法による第2補正段階S3の制御フローチャートである。 本発明の実施形態に係る部品組立用ロボットシステムの制御方法による第2補正段階S3の例示図である。 本発明の実施形態に係る部品組立用ロボットシステムの制御方法による第3補正段階S5の制御フローチャートである。 本発明の実施形態に係る部品組立用ロボットシステムの制御方法による第3補正段階S5の例示図である。
以下、添付した図面と詳細な説明を通じて本発明の実施形態に係る部品組立用ロボットシステムおよび制御方法の実施形態に関する構成および作動原理を詳細に説明する。
ただし、下記に示される図面と後述する詳細な説明は、本発明の特徴を効果的に説明するための多様な実施形態のうち望ましい1つの実施形態に関するものであり、本発明が下記の図面と説明にのみ限定されるものではない。
また、以下、本発明を説明するにあたり、かかる公知の機能または構成に関する具体的な説明が本発明の要旨を不必要にあいまいにしうると判断された場合は、その詳細な説明を省略する。
さらに、後述する用語は、本発明における機能を考慮して定義された用語であって、これは使用者、運用者の意図または慣例などに応じて異なり、その定義は本発明の技術全般にわたる内容に基づいて解釈されなければならない。
また、本発明の実施形態は、核心的な技術的特徴を効率的に説明するために、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が明らかに理解できるように用語を適切に変形、または統合、または分離して使用するが、これによって本発明が限定されることは決してない。
なお、本発明の実施形態を明確に説明するために説明上不必要な部分は省略し、明細書全体にわたって同一または類似の構成要素については同一の図面符号を付して説明し、下記の説明において構成の名称を第1、第2などと区分したのは、その構成の名称が同一でこれを区分するためのものであり、必ずしもその順序に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る部品組立用ロボットシステムの全体構成図であり、図2は、本発明の実施形態に係る部品組立用ロボットシステムに適用されるビジョンユニットの斜視図であり、図3は、本発明の実施形態に係る部品組立用ロボットシステムの制御ブロック図である。
図1〜図3を参照すれば、本発明の実施形態に係る部品組立用ロボットシステムは、部品組立が行われる作業空間内に設備されるビジョンユニットVUと、第1、第2、第3ハンガーロボットR1、R2、R3から構成される3基のハンガーロボットR1、R2、R3と、1基の溶接ロボットR4とを含み、前記ビジョンユニットVUの制御のためのビジョン制御器VCと、前記3基のハンガーロボットR1、R2、R3と1基の溶接ロボットR4の制御のためのロボット制御器RCとを含む。
前記ビジョンユニットVUは、作業空間の一側に設けられるフレーム13と、前記フレーム13上の一側に構成され座標基準となる基準ピン15と、前記フレーム13に対して上下方向に移動可能な第1リニアレールLR1と、前記第1リニアレールLR1上で左右方向に移動可能な第2リニアレールLR2と、前記第2リニアレールLR2上で前後方向に移動可能なカメラ11とを含む。前記カメラ11は、前記第1、第2リニアレールLR1、LR2の移動によって上下、左右、前後方向の6軸方向に挙動が可能である。ここでは、左右方向をx軸方向、前後方向をy軸方向、上下方向をz軸方向と称する。
前記フレーム13は、四角の梁から形成される2つの柱梁13aが作業空間のx軸方向の両側に固定設置され、上部梁13bが両柱梁13aの各上端を連結して設けられる。
前記フレーム13は、底面に両柱梁13aを固定するための別途の支持梁を追加的に含んでもよいが、本明細書ではその説明を省略する。
前記基準ピン15は、前記上部梁13bの下面両側にそれぞれ設けられるが、各基準ピン15の末端は尖るように精密加工されて構成される。本実施形態では、それぞれ2つの基準ピン15が上部梁13bの下面両側に設けられることを例示したが、これに限定されない。
前記第1リニアレールLR1は、前記両柱梁13aの間に配置されており、駆動手段と回転手段を介して両柱梁13aに沿って上下(z軸方向)に移動しながら、x軸を基準として回転可能に構成される。
前記駆動手段は、第1モータM1と、両側の連結軸41と、ギヤボックスGBとを含む。前記第1モータM1は、前記上部梁13bの前面中央に固定され、両連結軸41が前記上部梁13bの前面両側にそれぞれx軸を基準として回転可能に設けられ、前記上部梁13bの前面中央に設けられるギヤボックスGBを介して前記第1モータM1の駆動軸と動力伝達可能に構成される。
また、両側の案内レール43が前記両柱梁13aの互いに対向する面に上下方向(z軸方向)に形成され、両側のスクリュー軸45が前記両柱梁13aの前面に上下方向に配置され、z軸を基準として回転可能に設けられる。
前記両スクリュー軸45それぞれの上端部が前記両柱梁13aそれぞれの上端前面に設けられるギヤボックスGBを介して前記両連結軸41の各端部と動力伝達可能に連結され、第1モータM1の回転動力を受ける。
ここで、前記ギヤボックスGBは、第1モータM1の回転動力の回転方向を90度だけ切り替えて伝達するための各種ギヤが内装されているボックスを意味する。この時、前記ギヤボックスGBの内部に適用される各種ギヤとしては、直線、曲線、ヘリカル、ゼロールタイプのベベルギヤまたはウォームギヤ、ハイポイドギヤなどが適用できるが、必ずしもこれに限定されるものではなく、モータの回転動力の回転方向を設定された角度だけ切り替えて伝達可能なギヤセットであれば適用が可能である。
前記両柱梁13a上の各案内レール43と各スクリュー軸45には、それぞれスクリュー軸45に噛み合った状態で、各案内レール43に沿って上下方向に移動可能な両側の昇降スライダ51、53が構成される。
ここで、一側の昇降スライダ51上には減速機55を含む第2モータM2が設けられ、他側の昇降スライダ53上にはベアリングブロックBBが設けられる。
また、前記両昇降スライダ51、53の間には、回転板57がその両端を介して前記減速機55と前記ベアリングブロックBBにそれぞれ設けられる。前記回転板57は、第2モータM2の回転動力を減速機55を介して減速して受けて、両昇降スライダ51、53を基準として360度回転作動する。
ここで、前記第1リニアレールLR1は、前記回転板57上に設けられ前記回転板57と共に回転し、前記第1リニアレールLR1上には、左右方向(x軸方向)にスライド可能な第1スライダSR1が構成される。
前記第2リニアレールLR2の中央部は、前記第1リニアレールLR1上に第1スライダSR1を介して設けられ、前記第2リニアレールLR2上には、前後方向(y軸方向)にスライド可能な第2スライダSR2が構成される。
この時、前記第2リニアレールLR2は、前記第1リニアレールLR1上に第1スライダSR1を介して設けられるので、前記回転板57と共に回転する。
ここで、前記第1、第2リニアレールLR1、LR2は、通常のモータとスクリュー駆動方式の直線状レールが適用できるが、必ずしもこれに限定されるものではなく、コイルに供給される電流による磁束と磁石の磁束が互いに作用して発生する推力を利用するリニアモータが適用されてもよい。
前記カメラ11は、前記第2リニアレールLR2上に第2スライダSR2を介して設けられ、被写体の空間座標生成のための3D映像を獲得できるように3Dビジョンカメラが適用可能である。
このようなカメラ11は、前記第2リニアレールLR2に沿って前後方向(y軸方向)に移動可能である。したがって、前記カメラ11は、前記第1、第2リニアレールLR1、LR2の移動によってx軸、y軸、z軸方向に移動し、被写体を撮影して映像情報を出力する。
つまり、このようなビジョンユニットVUは、カメラ11により、基準ピン15の末端を認識し、これを基準座標(原点座標)にして作業空間を仮想のビジョン座標系として認識できるようにし、作業空間上に位置する各ロボットR1、R2、R3と部品P1、P2、P3などの被写体をカメラ11で認識して、前記基準ピン15を基準座標とする映像情報を出力する。
そして、前記第1、第2、第3ハンガーロボットR1、R2、R3は、6軸サーボモータの駆動で制御される多関節ロボットのアームの先端に部品規制のための各ハンガーH1、H2、H3が設けられて構成され、作業空間上で前記ビジョンユニットVUの前方に配置される。
本発明の実施形態では、前記ハンガーロボットR1、R2、R3を3基に限定したが、2基または4基を構成してもよいし、作業空間と組立てられる部品の個数を考慮して効率的運用が可能な水準で決定される。
また、前記溶接ロボットR4は、6軸サーボモータの駆動で制御される多関節ロボットのアームの先端に溶接機Wが設けられて構成され、作業空間上で前記ビジョンユニットVUの後方に配置される。
この時、前記溶接機Wは、アーク溶接機、抵抗溶接機、摩擦撹拌溶接機、セルフピアスリベット接合機、レーザ溶接機などの溶接方式に限定されないが、部品素材の溶接特性、溶接部の構造的特徴、作業空間上での運用性などを考慮して効率的な溶接法によって適用可能である。
本発明の実施形態では、前記溶接ロボットR4を1基に限定したが、2基または3基を構成してもよいし、作業空間と適用される溶接方法などを考慮して効率的運用が可能な水準で決定される。
また、本発明の実施形態では、前記多関節ロボットを6軸サーボモータで駆動制御するものに限定したが、これに限定されるものではなく、部品P1、P2、P3または溶接機Wの位置選定に支障のない範囲でサーボモータの個数が定められる。
ここで、前記ハンガーロボットR1、R2、R3と溶接ロボットR4は、使用用途によって区分するために名称を異にしただけであり、同一のロボットから構成されてもよいし、姿勢制御のためのロボット制御器RCの制御信号によって全般的な動作が制御される。
前記ビジョン制御器VCは、作業空間の外部に備えられ、カメラ11の位置制御のためにビジョンユニットVUの全般的な機構学的設定情報を保存し、各ロボットR1、R2、R3と部品P1、P2、P3を認識するようにカメラ11の位置制御のための全般的な動作を制御し、カメラ11により認識された各ロボットR1、R2、R3と部品P1、P2、P3などの映像情報を通して作業空間上での正確な位置情報として生成したり、座標補正により補正値を設定する。
このようなビジョン制御器VCは、カメラ11の位置制御のためのプログラムおよびデータを活用する少なくとも1つ以上のプロセッサが構成されてもよいし、前記カメラ11の位置制御は、ビジョンユニットVUの機構学的設定情報に基づいて計算される理想的な理論値で、当該カメラ11を順次に移動させるための複数の移動地点と各移動地点で取れる少なくとも1つの姿勢を含む。
また、前記ビジョン制御器VCは、ビジョンユニットVU上の基準ピン15を座標基準として作業空間をカメラ11により認識される仮想のビジョン座標系に設定し、作業空間上に位置する各ロボットR1、R2、R3と部品P1、P2、P3のビジョン座標系上の座標値に基づいて各ロボットR1、R2、R3と部品P1、P2、P3の位置補正のためのキャリブレーションを行い、カメラ11の位置、所望の位置への移動および姿勢制御による少なくとも1つの作業を制御することができる。
ここで、前記ビジョン座標系(Vx,Vy,Vz)は、ビジョン制御器VCでビジョンユニットVUのカメラ11により作業空間内の任意の一点を基準として作業空間を仮想の空間座標で表示する座標系であって、部品組立のための作業空間内でカメラ11により認識される各ロボットR1、R2、R3または部品P1、P2、P3の位置を、基準ピン15の頂点を基準とする空間座標で表示することができる。
このようなビジョン制御器VCは、部品組立のための作業空間上で各ロボットR1、R2、R3と部品P1、P2、P3の全般的な座標生成および座標補正のためのプログラムとデータを活用する複数のプロセッサが構成されたメイン制御器であって、PLC(Programable Logic Controller)、PC、WORKSTATIONなどであるか、これらによって制御されてもよい。
前記ロボット制御器RCは、作業空間の外部に備えられ、ロボットの姿勢制御のための機構学的設定情報を保存し、部品組立および溶接作業のためにロボットの姿勢制御のための全般的な動作を制御する。
このようなロボット制御器RCは、ロボットの姿勢制御のためのプログラムおよびデータを活用する少なくとも1つ以上のプロセッサが構成されてもよいし、前記ロボットの姿勢制御は、ロボットの機構学的設定情報に基づいて計算される理想的な理論値で、当該ロボットを順次に挙動させるための複数の移動地点と各移動地点で取れる少なくとも1つの姿勢を含む。
また、前記ロボット制御器RCは、ロボット座標系に基づいて作業空間上で各ロボットR1、R2、R3、R4の挙動および姿勢制御のためのキャリブレーションを行い、各ロボットR1、R2、R3、R4の位置、所望の位置への移動および姿勢制御による少なくとも1つの作業を制御することができる。
ここで、前記ロボット座標系(Rx,Ry,Rz)は、ロボット制御器RCを介して各ハンガーH1、H2、H3の挙動を認識するためのロボット固有の座標系であって、ロボット制御器RCにプログラムされた座標系で定義し、ロボットアーム上の補正ツール(図示せず)の頂点の位置を空間座標で表示することができる。
また、前記ロボット制御器RCは、3基のハンガーロボットR1、R2、R3上の各ハンガーH1、H2、H3の作動、および1基の溶接ロボットR4上の溶接機Wの作動を制御するための制御ロジックを含む。
一方、本発明の実施形態では、モデル座標系(Mx,My,Mz)が使用されるが、前記モデル座標系(Mx,My,Mz)は、各部品P1、P2、P3の図面プログラム上で、部品モデルの形状を空間座標で表示する座標系であって、ビジョン座標系上の座標基準となる基準ピン15を図面プログラム上のモデルデータに挿入して、前記基準ピン15の位置座標を基準座標とするモデルデータ座標(つまり、car−line座標ともいう)を生成して運用される。
一方、本発明の実施形態に係る部品組立用ロボットシステムには、モニタ21と警報器31とをさらに含んでもよい。
前記モニタ21は、前記ロボット制御器RCまたはビジョン制御器VCの作動中に発生する各ハンガーロボットR1、R2、R3と溶接ロボットR4などの動作情報および結果情報を表示することができる。つまり、前記モニタ21は、ビジョンユニットVUのカメラ11で撮影した映像情報および各ハンガーロボットR1、R2、R3と溶接ロボットR4の移動経路情報を座標値で表示することができ、作業空間内の各部品P1、P2、P3の位置情報などを座標値で表示することができる。
また、前記モニタ21は、前記ロボット制御器RCとビジョン制御器VCの制御により不良情報を文字などで表示してもよい。
このようなモニタ21は、動作情報および結果情報などを表示できればその種類を問わない。例えば、前記モニタ21は、液晶表示装置(Liquid Crystal Display:LCD)、有機発光装置(Organic Light Emitting Display:OLED)、電気泳動表示装置(Electro Phoretic Display:EPD)、発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)表示装置のうちの1つであってもよい。
また、前記警報器31は、前記ロボット制御器RCまたはビジョン制御器VCの制御により部品P1、P2、P3の不良情報を出力するが、ここで、前記不良情報は、部品P1、P2、P3または製品に不良が発生した旨を作業者に知らせるための情報を示すことができ、例えば、前記不良情報は、音声、グラフィック、光などからなる。
以下、前記のような構成を有する部品組立用ロボットシステムにより、作業空間上で複数の部品P1、P2、P3を互いに組立てるためのビジョン制御器VCとロボット制御器RCの制御方法を説明する。
図4は、本発明の実施形態に係る部品組立用ロボットシステムの制御フローチャートである。
図4を参照すれば、本発明の実施形態に係る部品組立用ロボットシステムの制御方法は、第1補正段階S1と、部品規制段階S2と、第2補正段階S3と、部品離隔段階S4と、第3補正段階S5と、部品マッチング段階S6と、溶接段階S7と、検査段階S8とを含み、S1段階〜S8段階が順次に進行する。
このような各段階S1〜S8は、ロボット制御器RCと、前記ロボット制御器RCと通信するビジョン制御器VCとを主体として説明する。
まず、前記第1補正段階S1では、前記ロボット制御器RCの制御によって、作業空間上で第1、第2、第3ハンガーロボットR1、R2、R3がそれぞれ3点挙動する。その間、前記ビジョン制御器VCの制御によって、第1、第2、第3ハンガーロボットR1、R2、R3上の各補正ツールTの頂点を前記ビジョンユニットVUのカメラ11によりスキャンし、前記ビジョン制御器VCが前記各補正ツールTの頂点の座標をビジョン座標系上の3点の位置座標(Vx,Vy,Vz)として生成する。
前記ビジョン制御器VCは、ロボット制御器RCから受信される前記補正ツールTの頂点に対するロボット座標系上の当該3点の位置座標(Rx,Ry,Rz)と前記ビジョン座標系上の3点の位置座標(Vx,Vy,Vz)とを比較し、ロボット座標系上の位置座標とビジョン座標系上の位置座標との差値に対する補正座標値である第1補正値を算出する。
前記ビジョン制御器VCは、前記ロボット制御器RCに第1補正値を送出して、ロボット制御器RCに設定されたロボット座標系に前記第1補正値を適用して、第1補正ロボット座標系に補正する。
このような第1補正段階S1により、ロボット制御器RCに固有座標系に設定されたロボット座標系を第1補正値に補正してビジョン座標系と一致させる。
図5は、本発明の実施形態に係る部品組立用ロボットシステムの制御方法による第1補正段階S1の制御フローチャートであり、図6は、本発明の実施形態に係る部品組立用ロボットシステムの制御方法による第1補正段階S1の例示図である。
図5と図6を参照して、前記第1補正段階S1をより詳細に説明する。
前記第1補正段階S1は、第1、第2、第3ハンガーロボットR1、R2、R3を3つの位置に移動させることによって始まる(S11)。つまり、S11段階で、前記ロボット制御器RCは、第1、第2、第3ハンガーロボットR1、R2、R3を順次に制御して、作業空間上の任意の3つの位置に3点挙動させる。
この時、前記ビジョン制御器VCは、前記ビジョンユニットVUを制御して、第1、第2、第3ハンガーロボットR1、R2、R3の3点挙動による任意の3点の位置での、第1、第2、第3ハンガーロボットR1、R2、R3の各アームの先端に固定された各補正ツールTの頂点を、カメラ11によりスキャンして映像情報を出力する(S12)。
次に、前記ビジョン制御器VCは、前記第1、第2、第3ハンガーロボットR1、R2、R3の任意の3点の位置での前記各補正ツールTの映像情報を分析して、ビジョン座標系上で各補正ツールTの頂点の第1、第2、第3位置座標(Vx,Vy,Vz)を生成する(S13)。
この時、前記ビジョン座標系上の第1、第2、第3位置座標(Vx,Vy,Vz)は、(Vx,Vy,Vz)と、(Vx,Vy,Vz)と、(Vx,Vy,Vz)とを含む。つまり、前記ビジョン座標系上の位置座標は、3次元空間座標の3D座標として生成される。
そして、前記ビジョン制御器VCは、第1、第2、第3ハンガーロボットR1、R2、R3の任意の3点の位置でのロボット座標系上の前記補正ツールTの頂点の第1、第2、第3位置座標(Rx,Ry,Rz)を前記ロボット制御器RCから受信する(S14)。
この時、前記ロボット座標系上の第1、第2、第3位置座標(Rx,Ry,Rz)は、(Rx,Ry,Rz)と、(Rx,Ry,Rz)と、(Rx,Ry,Rz)とを含む。つまり、前記ロボット座標系上の位置座標は、3次元空間座標の3D座標として生成される。
ここで、前記第1、第2、第3ハンガーロボットR1、R2、R3の任意の位置を3点に限定したが、これは、前記ビジョン座標系上の第1、第2、第3位置座標(Vx,Vy,Vz)と前記ロボット座標系上の第1、第2、第3位置座標(Rx,Ry,Rz)をそれぞれ3次元空間座標の3D座標として生成するためのものである。したがって、第1、第2、第3ハンガーロボットR1、R2、R3の任意の位置は3点に限定されるものではなく、信頼性のある3D座標の生成に必要であれば3点以上の位置に挙動させてもよい。
この後、前記ビジョン制御器VCは、ロボット座標系上の第1、第2、第3位置座標(Rx,Ry,Rz)値とビジョン座標系上の第1、第2、第3位置座標(Vx,Vy,Vz)を比較し、ロボット座標系上の位置座標とビジョン座標系上の位置座標との差値に対する補正座標値である第1補正値を算出する(S15)。
前記ビジョン制御器VCは、前記第1補正値をロボット制御器RCに送出し、前記ロボット制御器RCは、ロボット座標系に第1補正値を適用して、第1補正ロボット座標系に補正してロボット座標系を再設定する(S16)。
さらに図4を参照すれば、前記第1補正段階S1により第1補正ロボット座標系を設定した後、前記部品規制段階S2が行われる。部品規制段階S2では、図1に示すように、前記ロボット制御器RCが前記第1、第2、第3ハンガーロボットR1、R2、R3および第1、第2、第3ハンガーロボットR1、R2、R3の第1、第2、第3ハンガーH1、H2、H3を制御して、第1、第2、第3部品P1、P2、P3をそれぞれグリップして規制する。ここで、第1、第2、第3部品P1、P2、P3は、組立てられるべき部品である。
部品規制段階S2で第1、第2、第3部品P1、P2、P3が規制された後、前記第2補正段階S3が行われる。前記第2補正段階S3では、前記ビジョン制御器VCの制御によって、作業空間上で第1、第2、第3ハンガーロボットR1、R2、R3の各補正ツールTの頂点と、第1、第2、第3ハンガーH1、H2、H3に規制された各部品P1、P2、P3の任意の一点Dを前記ビジョンユニットVUのカメラ11によりスキャンし、前記ビジョン制御器VCは、ビジョン座標系上で各補正ツールTの頂点と各部品P1、P2、P3の任意の一点Dの位置座標(Vxt,Vyt,Vzt)、(Vxd,Vyd,Vzd)を生成する。
前記ビジョン制御器VCは、前記位置座標(Vxt,Vyt,Vzt)、(Vxd,Vyd,Vzd)の差値に対する補正座標値である第2補正値を算出する。
前記ビジョン制御器VCは、前記ロボット制御器RCに第2補正値を送出し、前記ロボット制御器RCは、前記第1補正段階S1で補正された第1補正ロボット座標系に前記第2補正値を適用して、第2補正ロボット座標系に再補正する。
このような第2補正段階S3は、第1、第2、第3ハンガーロボットR1、R2、R3の挙動のためのロボット座標系を第2補正値に補正して各ハンガーロボットR1、R2、R3が各部品P1、P2、P3を基準として挙動されるようにする。
ここで、前記第2補正ロボット座標系は、前記第1、第2、第3ハンガーロボットR1、R2、R3の制御のためのそれぞれの基準座標を、各補正ツールTの頂点であるロボット回転中心点RRCPから、当該部品P1、P2、P3上の任意の一点Dである部品回転中心点PRCPに移動させた座標系を意味する。
図7は、本発明の実施形態に係る部品組立用ロボットシステムの制御方法による第2補正段階S3の制御フローチャートであり、図8は、本発明の実施形態に係る部品組立用ロボットシステムの制御方法による第2補正段階S3の例示図である。
図7と図8を参照して、前記第2補正段階S3をより詳細に説明する。
前記第2補正段階S3は、部品P1、P2、P3を作業空間上の設定位置に位置させることによって始まる(S31)。つまり、S31段階で、前記ロボット制御器RCは、第1、第2、第3ハンガーロボットR1、R2、R3を制御して、第1、第2、第3ハンガーH1、H2、H3に規制された部品P1、P2、P3を作業空間上の設定位置に位置させる。
前記ビジョン制御器VCが前記ビジョンユニットVUを制御して、作業空間上の第1、第2、第3ハンガーロボットR1、R2、R3のアームの先端に固定された各補正ツールTの頂点と、第1、第2、第3ハンガーH1、H2、H3に規制された各部品P1、P2、P3の任意の一点Dをカメラ11によりスキャンして映像情報を出力する(S32)。
前記ビジョン制御器VCは、前記各補正ツールTの頂点に関する映像情報を分析して、ビジョン座標系上で各ロボット回転中心点RRCPとなるそれぞれの第1位置座標(Vxt,Vyt,Vzt)を生成する(S33)。
この時、前記ビジョン座標系上の第1位置座標(Vxt,Vyt,Vzt)は、(Vxt,Vyt,Vzt)と、(Vxt,Vyt,Vzt)と、(Vxt,Vyt,Vzt)とを含む。つまり、前記ビジョン座標系上の第1位置座標は、3次元空間座標の3D座標として生成される。
次に、前記ビジョン制御器VCは、前記各部品P1、P2、P3の任意の一点に関する映像情報を分析して、ビジョン座標系上で各部品の回転中心点PRCPとなるそれぞれの第2位置座標(Vxd,Vyd,Vzd)を生成する(S34)。
この時、前記ビジョン座標系上の第2位置座標(Vxd,Vyd,Vzd)は、(Vxd,Vyd,Vzd)と、(Vxd,Vyd,Vzd)と、(Vxd,Vyd,Vzd)とを含む。つまり、前記ビジョン座標系上の第2位置座標は、3次元空間座標の3D座標として生成される。
この後、前記ビジョン制御器VCは、ビジョン座標系上の前記第1、第2位置座標(Vxt,Vyt,Vzt)、(Vxd,Vyd,Vzd)の差値に対する補正座標値である第2補正値を算出する(S35)。
前記ビジョン制御器VCは、前記第2補正値をロボット制御器RCに送出し、前記ロボット制御器RCは、前記第1補正段階S1で補正された第1補正ロボット座標系を第2補正ロボット座標系に補正してロボット座標系を再設定する(S36)。
さらに図4を参照すれば、前記第2補正段階S3により第2補正ロボット座標系を設定した後、前記部品離隔段階S4が行われる。部品離隔段階S4では、前記ロボット制御器RCが前記第1、第2、第3ハンガーロボットR1、R2、R3を制御して、第1部品P1にマッチングされる第2、第3部品P2、P3に離隔座標値を適用して、作業空間上で第1部品P1に対して一定距離離隔した位置に第2、第3部品P2、P3をそれぞれ移動させる。
部品離隔段階S4で第1、第2、第3部品P1、P2、P3が位置した後、前記第3補正段階S5が行われる。前記第3補正段階S5では、前記ビジョン制御器VCの制御によって、作業空間上の第1部品P1と、前記第1部品P1に対して一定距離離隔した第2、第3部品P2、P3を前記ビジョンユニットVUのカメラ11によりスキャンし、前記ビジョン制御器VCは、ビジョン座標系上で前記第1、第2、第3部品P1、P2、P3の各位置座標(Vx,Vy,Vz)を生成する。
前記ビジョン制御器VCは、前記位置座標(Vx,Vy,Vz)と前記離隔座標(Dx,Dy,Dz)値を比較分析して、前記第1部品P1に対する第2、第3部品P2、P3の干渉を予測し、前記第1部品P1に対する第2、第3部品P2、P3の座標干渉値に対する補正座標値である第3補正値を算出する。
前記ビジョン制御器VCは、前記ロボット制御器RCに前記第3補正値を送出し、ロボット制御器RCは、前記第1部品P1にマッチングされる第2、第3部品P2、P3の位置座標(Vx,Vy,Vz)に第3補正値を適用して、前記第1部品P1に対する第2、第3部品P2、P3の位置を補正する。
このような第3補正段階S5は、作業空間上で第1部品P1にマッチングされる第2、第3部品P2、P3を第1部品P1と一定距離離隔させ、ビジョン座標系上の位置座標(Vx,Vy,Vz)を用いて部品P1、P2、P3間の干渉を予め予測し、ビジョン座標系とモデル座標系上の各部品P1、P2、P3に対する位置座標(Vx,Vy,Vz)、(Mx,My,Mz)を一致させる位置補正を行う。
図9は、本発明の実施形態に係る部品組立用ロボットシステムの制御方法による第3補正段階S5の制御フローチャートであり、図10は、本発明の実施形態に係る部品組立用ロボットシステムの制御方法による第3補正段階S5の例示図である。
図9と図10を参照して、前記第3補正段階S5をより詳細に説明する。
前記第3補正段階S5は、第1部品P1を作業空間に位置させることによって始まる(S51)。つまり、S51段階で、前記ロボット制御器RCは、第1ハンガーロボットR1を制御して、第1部品P1を図面プログラムに設定されたモデル座標系上のモデルデータ座標(Mx,My,Mz)を用いてビジョン座標系上の作業空間に位置させる。
次に、前記ロボット制御器RCが第2、第3ハンガーロボットR2、R3を制御して、前記第1部品P1に組立てられる第2、第3部品P2、P3をビジョン座標系上の作業空間上の離隔した位置に位置させる(S52)。この時、第2、第3部品P2、P3の位置は、図面プログラムに設定されたモデル座標系上のモデルデータ座標(Mx,My,Mz)から一定距離離隔した位置の離隔座標(Dx,Dy,Dz)値を用いて計算される。
この後、前記ビジョン制御器VCは、前記ビジョンユニットVUを制御して、前記第1部品P1と、前記第1部品P1にマッチングされる第2、第3部品P2、P3とのマッチングポイントをカメラ11によりスキャンして映像情報を出力する(S53)。
前記ビジョン制御器VCは、前記第1、第2、第3部品P1、P2、P3のマッチングポイントに関する映像情報を分析して、ビジョン座標系上で離隔した状態のマッチングポイントに対する第1、第2、第3位置座標(Vx,Vy,Vz)を生成する(S54)。
この時、前記ビジョン座標系上の第1、第2、第3位置座標(Vx,Vy,Vz)は、(Vx,Vy,Vz)と、(Vx,Vy,Vz)と、(Vx,Vy,Vz)とを含む。つまり、前記ビジョン座標系上の第1、第2、第3位置座標は、3次元空間座標の3D座標として生成される。
次に、前記ビジョン制御器VCは、ビジョン座標系上の前記第1、第2、第3位置座標(Vx,Vy,Vz)を前記離隔座標(Dx,Dy,Dz)値と共に比較演算して座標干渉値を計算し、前記座標干渉値を用いて前記第1部品P1に対する第2、第3部品P2、P3の干渉の有無を判断する(S55)。
この時、前記ビジョン制御器VCは、前記第1部品P1に対して第2部品P2または第3部品P3の干渉発生時、前記座標干渉値に対する補正座標値から当該部品P2、P3の第3補正値を算出する(S56)。
前記ビジョン制御器VCは、前記第3補正値をロボット制御器RCに送出し、前記ロボット制御器RCは、前記第1部品P1に干渉される第2部品P2または第3部品P3のロボット座標系上の位置座標(Rx,Ry,Rz)に当該第3補正値を適用して、前記第1部品P1に干渉される部品P2またはP3の作業空間上の位置を補正する(S57)。
このような第3補正段階S5で、前記モデルデータ座標(Mx,My,Mz)は、図面プログラム上の前記第1、第2、第3部品P1、P2、P3のモデルデータにビジョン座標系上の座標基準となる基準ピン15のデータを挿入して、前記基準ピン15の位置座標を基準座標とする部品モデルの座標値からなる。
さらに図4を参照すれば、前記第3補正段階S5により前記第1部品P1に干渉される部品P2またはP3の作業空間上の位置を補正した後、前記部品マッチング段階S6が行われる。前記部品マッチング段階S6では、前記ロボット制御器RCが前記第2、第3部品P2、P3を規制する第2、第3ハンガーロボットR2、R3を制御して、作業空間で前記第1部品P1に対して前記第2、第3部品P2、P3を離隔座標(Dx,Dy,Dz)値だけ反対に移動させて、前記第1、第2、第3部品P1、P2、P3を各マッチングポイントで互いにマッチングさせる。
この後、前記溶接段階S7では、前記ロボット制御器RCが前記溶接ロボットR4と溶接機Wを制御して、互いにマッチングされた前記第1、第2、第3部品P1、P2、P3の各溶接部を溶接して組立てる。
そして、前記検査段階S8では、前記ビジョン制御器VCが前記ビジョンユニットVUを制御して、前記第1、第2、第3部品P1、P2、P3の各溶接部をカメラ11でスキャンして映像情報を出力すれば、前記ビジョン制御器VCは、前記製品に対するビジョン座標系上の位置座標(Vx,Vy,Vz)を、モデル座標系上のモデルデータ座標(Mx,My,Mz)と比較してビジョン座標系上の位置座標とモデル座標系上のモデルデータ座標との差値が許容誤差範囲内にあるかを判断して、不良検査を進行させる。
したがって、本発明の実施形態に係る部品組立用ロボットシステムおよび制御方法は、ビジョンユニットVUによってビジョン座標系として認識される作業空間上で、互いに組立てるための複数の部品P1、P2、P3を自動的に規制し、複数の部品P1、P2、P3の位置を補正した状態で溶接により組立て、組立てられた製品の検査をして多様な段階を含む組立作業を途絶えることなく一度に行うことができる。
つまり、本発明の実施形態に係る部品組立用ロボットシステムおよび制御方法は、ビジョン座標系として認識される作業空間上で、第1、第2、第3ハンガーロボットR1、R2、R3と溶接ロボットR4を用いて部品P1、P2、P3の組立作業を行うので、複雑な専用ジグユニットなどの設備が不必要であり、多様な仕様の部品に対する互換性があって組立のための専用装備構築のための設備費を節約することができる。また、製品の不良検査のための検査ジグなどの装備を別途に備える必要がない。
また、従来は、初期設置時、ビジョンユニットVUとロボットを墨糸またはレーザレベラーなどを用いて装備間のズレを最小化して正確な位置に設けたにもかかわらず、ビジョンユニットVUとロボットは座標系の歪みが発生してロボットの移動座標とビジョンユニットVUの認識座標とが異なる問題があった。これを解決するために、数回の補正作業を行うことによって生産性が低下する問題があった。
しかし、本発明の実施形態に係る部品組立用ロボットシステムおよび制御方法は、前記第1補正段階S1によりビジョン座標系とロボット座標系とを一致させて、ロボット制御器RCがビジョン座標系上の作業空間上でハンガーロボットR1、R2、R3の挙動位置を正確に認識できるようにし、同時に補正された座標値で部品P1、P2、P3の移動量および回転角などを正確に制御できるようにする。
また、従来は、ハンガーロボットによる部品の規制および移送時、ロボットの基準座標をロボット上の一点に設定し、手動で基準座標をティーチングしてロボット座標系を形成していた。これによって、部品に変化が生じたり、予想した部品と完全に同一でない部品を規制した場合、その検出および座標補正が不可能で部品間のマッチング誤差により溶接不良の原因となる問題があった。
しかし、本発明の実施形態に係る部品組立用ロボットシステムおよび制御方法は、前記第2補正段階S3によりビジョン座標系上の部品P1、P2、P3を基準として補正された第2補正ロボット座標系を通して各ハンガーロボットR1、R2、R3を制御できるようにして、各ハンガーロボットR1、R2、R3の繰り返し挙動による部品の規制誤差や部品P1、P2、P3の成形公差または部品P1、P2、P3の溶接による変形誤差などの発生を最小化することができる。また、第2補正ロボット座標系を通して各ハンガーロボットR1、R2、R3のハンガーH1、H2、H3に規制される部品P1、P2、P3に変形が生じたり、予想した部品と同一でない部品を規制しても正確な回転座標値を算出することができ、座標値の補正も容易である。
さらに、従来は、互いに組立てられる部品P1、P2、P3を図面プログラム上のモデルデータ座標(Mx,My,Mz)を基準として作業空間に移動させる場合、部品P1、P2、P3間に干渉が発生して、部品の品質問題であるか、ロボットの移送時に発生するばらつきの問題であるかが分からず同一の品質の製品を連続的に生産できない問題があった。
しかし、本発明の実施形態に係る部品組立用ロボットシステムおよび制御方法は、互いにマッチングされる部品P1、P2、P3を作業空間上の互いに一定距離離隔した位置でビジョンユニットVUのカメラ11により認識される位置座標値から部品P1、P2、P3間の干渉を予め予測判断して、部品の位置補正により部品P1、P2、P3間の干渉を回避した状態で溶接することができる。
これによって、部品P1、P2、P3間の干渉による締まり組立から発生する変形ばらつきや組立製品の品質ばらつきを防止することができ、専用検査ジグの製作が不必要でジグ製作費を節減することができる。
以上、本発明の一つの実施形態を説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されず、本発明の実施形態から当該発明の属する技術分野における通常の知識を有する者によって容易に変更されて均等と認められる範囲のすべての変更を含む。
VU:ビジョンユニット
R1、R2、R3:第1、第2、第3ハンガーロボット
R4:溶接ロボット
VC:ビジョン制御器
RC:ロボット制御器
11:カメラ
13:フレーム
13a:柱梁
13b:上部梁
15:基準ピン
21:モニタ
31:警報器
41:連結軸
43:案内レール
45:スクリュー軸
51、53:昇降スライダ
55:減速機
57:回転板
LR1、LR2:第1、第2リニアレール
SR1、SR2:第1、第2スライダ
M1、M2:第1、第2モータ
P1、P2、P3:第1、第2、第3部品
T:補正ツール
H1、H2、H3:第1、第2、第3ハンガー
W:溶接機
GB:ギヤボックス

Claims (19)

  1. 部品組立が行われる作業空間に設けられるフレームと、前記フレーム上に設けられ座標基準となる基準ピンと、前記フレーム上に設けられた複数のリニアレールと、前記複数のリニアレールを介して上下、左右、および前後の6軸方向に移動および回転するカメラとを含み、前記カメラを用いて前記作業空間をスキャンして映像情報を送出するビジョンユニットと、
    アームと、前記アームの先端に装着され部品を規制するハンガーとを含み、前記作業空間で前記ビジョンユニットの前方に構成される少なくとも1つ以上のハンガーロボットと、
    アームと、前記アームの先端に装着され部品溶接のための溶接機とを含み、前記作業空間で前記ビジョンユニットの後方に設けられる少なくとも1つ以上の溶接ロボットと、
    前記ビジョンユニットから受信した映像情報を用いて前記基準ピンを座標基準として前記作業空間を仮想のビジョン座標系に設定し、前記複数のハンガーロボットと部品のビジョン座標系上の位置座標値に基づいて位置補正のためのキャリブレーションを行い、前記カメラの位置、移動および姿勢を制御するビジョン制御器と、
    内部に設定されるロボット座標系に基づいて前記作業空間上で前記少なくとも1つ以上のハンガーロボットおよび溶接ロボットの挙動および姿勢制御のためのキャリブレーションを行い、少なくとも1つ以上のハンガーロボットおよび溶接ロボットの位置、移動および姿勢を制御するロボット制御器と、を含む部品組立用ロボットシステム。
  2. 前記少なくとも1つ以上のハンガーロボットは、多数のサーボモータの駆動で制御される多関節ロボットからなる、請求項1に記載の部品組立用ロボットシステム。
  3. 前記少なくとも1つ以上の溶接ロボットは、多数のサーボモータの駆動で制御される多関節ロボットからなる、請求項1に記載の部品組立用ロボットシステム。
  4. 前記ビジョン制御器は、前記作業空間の外部に備えられ、前記カメラの位置制御のためにビジョンユニットの機構学的設定情報を保存することを特徴とする、請求項1に記載の部品組立用ロボットシステム。
  5. 前記ビジョン制御器は、前記カメラの位置制御のためのプログラムおよびデータを活用する少なくとも1つ以上のプロセッサを含む、請求項1に記載の部品組立用ロボットシステム。
  6. 前記カメラの位置制御は、前記ビジョンユニットの機構学的設定情報に基づいて計算される理想的な理論値であり、前記カメラを順次に移動させるための複数の移動地点と各移動地点で取れる少なくとも1つ以上の姿勢を含む、請求項5に記載の部品組立用ロボットシステム。
  7. 前記ロボット制御器は、作業空間の外部一側に備えられ、少なくとも1つ以上のハンガーロボットおよび溶接ロボットの姿勢制御のための機構学的設定情報を保存することを特徴とする、請求項1に記載の部品組立用ロボットシステム。
  8. 前記ロボット制御器は、前記少なくとも1つ以上のハンガーロボットおよび溶接ロボットの姿勢制御のためのプログラムおよびデータを活用する少なくとも1つ以上のプロセッサを含む、請求項1に記載の部品組立用ロボットシステム。
  9. 前記少なくとも1つ以上のハンガーロボットおよび溶接ロボットの姿勢制御は、各ロボットの機構学的設定情報に基づいて計算される理想的な理論値であり、当該ロボットを順次に挙動させるための複数の移動地点と各移動地点で取れる少なくとも1つの姿勢を含む、請求項1に記載の部品組立用ロボットシステム。
  10. 前記ロボット制御器は、前記少なくとも1つ以上のハンガーロボット上の各ハンガーの作動、および前記少なくとも1つ以上の溶接ロボット上の溶接機の作動を制御するための制御ロジックを含む、請求項1に記載の部品組立用ロボットシステム。
  11. カメラを備えるビジョンユニットと、それぞれがハンガーを備える少なくとも1つ以上のハンガーロボットと、それぞれが溶接機を備える少なくとも1つ以上の溶接ロボットと、ビジョン制御器と、ロボット制御器とを含む部品組立用ロボットシステムの制御方法において、
    ハンガーロボットの3点以上の挙動によるハンガーロボット上の補正ツールの位置を前記カメラでスキャンして、ビジョン座標系上の3点の位置座標を生成し、前記ビジョン座標系上の3点の位置座標とロボット座標系上の当該3点の位置座標とを比較して補正値を算出し、前記補正値で前記ロボット座標系を補正してビジョン座標系とロボット座標系とを一致させる第1補正段階と、
    前記ハンガーロボットのハンガーを介して組立てる部品をグリップしてハンガーに規制する部品規制段階と、
    前記ハンガーロボット上の前記補正ツールと前記ハンガー上に規制された部品をビジョンユニットのカメラでスキャンして、ビジョン座標系上で前記補正ツールと前記部品の位置座標を生成し、前記補正ツールと前記部品の位置座標の差値から算出される補正値を算出し、前記第1補正段階で補正されたロボット座標系を再補正して前記部品を基準としてロボット座標系を設定する第2補正段階と、
    前記ハンガーロボットを制御して、互いにマッチングされる部品のうち1つの部品に組立てられる他の1つの部品に離隔座標値を適用して、作業空間上で前記1つの部品と他の1つの部品とを互いに一定距離離隔した位置に移動させる部品離隔段階と、
    作業空間で互いに一定距離離隔した前記1つの部品と他の1つの部品を前記カメラでスキャンして、ビジョン座標系上で前記1つの部品と他の1つの部品の位置座標を生成し、前記1つの部品と他の1つの部品の位置座標を離隔座標値と比較分析して、前記1つの部品と他の1つの部品との間の干渉を予測し、前記1つの部品と他の1つの部品の位置補正によりビジョン座標系とモデル座標系上の部品座標とを一致させる第3補正段階と、
    前記他の1つの部品を規制するハンガーロボットを制御して、作業空間で前記1つの部品に前記他の1つの部品を離隔座標値だけ反対に移動させて、前記1つの部品と他の1つの部品とを互いにマッチングさせる部品マッチング段階と、
    前記少なくとも1つ以上の溶接ロボットと溶接機を制御して、互いにマッチングされた前記1つの部品と他の1つの部品との溶接部を溶接する溶接段階と、
    前記溶接部を溶接した製品を前記カメラでスキャンして、生成されるビジョン座標系上の位置座標を、モデル座標系上のモデルデータ座標と比較して許容誤差範囲内であるかを判断することによって、不良検査を進行させる検査段階と、を含む部品組立用ロボットシステムの制御方法。
  12. 前記第1補正段階では、
    前記ビジョンユニットのカメラにより、作業空間上でハンガーロボットの少なくとも3点以上の挙動によるハンガーロボットの補正ツールの頂点をスキャンし、前記ビジョン制御器がビジョン座標系上で前記補正ツールの頂点の3点の位置座標を生成し、前記ロボット制御器から受信されるロボット座標系上の前記補正ツールの頂点の当該3点の位置座標と前記ビジョン座標系上の3点の位置座標とを比較して、差値に対する第1補正値を算出し、前記ロボット制御器に設定されたロボット座標系に前記第1補正値を適用して、第1補正ロボット座標系に補正して設定することを特徴とする、請求項11に記載の部品組立用ロボットシステムの制御方法。
  13. 前記第1補正段階は、
    前記ロボット制御器がハンガーロボットを制御して、作業空間上の任意の3点の位置にハンガーロボットを3点挙動する段階と、
    前記ビジョンユニットのカメラにより、ハンガーロボットの3点挙動による任意の3点の位置での、ハンガーロボットのアームの先端に固定された補正ツールの頂点をスキャンして映像情報を出力する段階と、
    前記ハンガーロボットの任意の3点の位置での前記補正ツールの映像情報を分析して、ビジョン座標系上で前記補正ツールの頂点の第1、第2、第3位置座標を生成する段階と、
    前記ハンガーロボットの任意の3点の位置での前記補正ツールの頂点に対するロボット座標系上の第1、第2、第3位置座標を前記ロボット制御器から受信する段階と、
    ロボット座標系上の第1、第2、第3位置座標値とビジョン座標系上の第1、第2、第3位置座標の差値に対する第1補正値を算出する段階と、
    前記第1補正値を前記ロボット制御器に送出して、ロボット座標系を第1補正ロボット座標系に補正して設定する段階と、を含む、請求項12に記載の部品組立用ロボットシステムの制御方法。
  14. 前記第2補正段階では、
    前記ビジョンユニットのカメラにより、作業空間上でハンガーロボットの補正ツールの頂点と、ハンガーに規制された部品の任意の一点をスキャンし、前記ビジョン制御器がビジョン座標系上で前記補正ツールの頂点と前記部品の任意の一点の位置座標を生成し、前記頂点の位置座標と任意の一点の位置座標との差値に対する第2補正値を算出し、前記第1補正段階で前記ロボット制御器に補正されたロボット座標系に前記第2補正値を適用して、第2補正ロボット座標系に再補正して設定することを特徴とする、請求項11に記載の部品組立用ロボットシステムの制御方法。
  15. 前記第2補正ロボット座標系は、前記ハンガーロボットの制御のための基準座標を、補正ツールの頂点であるロボット回転中心点(RRCP)から、部品の任意の一点である部品回転中心点(PRCP)に移動させた座標系からなる、請求項14に記載の部品組立用ロボットシステムの制御方法。
  16. 前記第2補正段階は、
    前記ロボット制御器がハンガーロボットを制御して、ハンガーロボットのハンガーに規制された部品を作業空間の設定位置に位置させる段階と、
    前記ビジョンユニットのカメラにより、作業空間上でハンガーロボットのアームの先端に固定された補正ツールの頂点と、ハンガーに規制された部品の任意の一点をスキャンして映像情報を出力する段階と、
    前記補正ツールの頂点に関する映像情報を分析して、ビジョン座標系上のロボット回転中心点(RRCP)となる第1位置座標を生成する段階と、
    前記部品の任意の一点に関する映像情報を分析して、ビジョン座標系上の部品回転中心点(PRCP)となる第2位置座標を生成する段階と、
    ビジョン座標系上の前記第1、第2位置座標の差値に対する第2補正値を算出する段階と、
    前記第2補正値を前記ロボット制御器に送出して、前記第1補正段階で補正されたロボット座標系を第2補正ロボット座標系に補正して設定する段階と、を含む、請求項14に記載の部品組立用ロボットシステムの制御方法。
  17. 前記第3補正段階では、
    前記ビジョンユニットのカメラにより、作業空間上で互いに一定距離離隔した前記1つの部品と他の1つの部品をスキャンし、前記ビジョン制御器がビジョン座標系上で前記1つの部品と他の1つの部品の位置座標を生成し、前記1つの部品と他の1つの部品の位置座標を前記離隔座標値と比較分析して、前記1つの部品と他の1つの部品との間の干渉を予測し、前記1つの部品と他の1つの部品の座標干渉値に対する第3補正値を算出し、前記1つの部品にマッチングされる前記他の1つの部品の位置座標に前記第3補正値を適用して位置を補正することを特徴とする、請求項11に記載の部品組立用ロボットシステムの制御方法。
  18. 前記第3補正段階は、
    1つのハンガーロボットが、前記1つの部品を図面プログラムに設定されたモデル座標系上のモデルデータ座標を用いてビジョン座標系上の作業空間に位置させる段階と、
    他の1つのハンガーロボットが、前記1つの部品に組立てられる他の1つの部品を図面プログラムに設定されたモデル座標系上のモデルデータ座標から一定距離離隔した位置の離隔座標値を適用して、ビジョン座標系上の作業空間に位置させる段階と、
    前記ビジョンユニットのカメラにより、前記1つの部品と他の1つの部品とのマッチングポイントをスキャンして映像情報を出力する段階と、
    前記1つの部品と他の1つの部品とのマッチングポイントに関する映像情報を分析して、ビジョン座標系上で離隔した状態のマッチングポイントに対する第1、第2位置座標を生成する段階と、
    ビジョン座標系上の前記第1、第2位置座標を前記離隔座標値と比較演算して座標干渉値を計算し、前記座標干渉値を用いて前記1つの部品と他の1つの部品との間の干渉の有無を判断する段階と、
    前記1つの部品と他の1つの部品との間の干渉発生時、前記座標干渉値に対する第3補正値を算出する段階と、
    前記第3補正値を前記ロボット制御器に送出し、前記第3補正値を前記他の1つの部品に対するロボット座標系上の位置座標に適用して、前記他の1つの部品の作業空間上で位置を補正する段階と、を含む、請求項17に記載の部品組立用ロボットシステムの制御方法。
  19. 前記モデルデータ座標は、図面プログラム上の前記部品のモデルデータにビジョン座標系上の座標基準となる基準ピンのデータを挿入して、前記基準ピンの位置座標を基準座標とする部品モデルの座標値からなることを特徴とする、請求項18に記載の部品組立用ロボットシステムの制御方法。
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