JP6660898B2 - 伝送装置、伝送方法およびプログラム - Google Patents

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本発明は、伝送装置、伝送方法およびプログラムに関する。
100Gbpsの伝送装置は、例えば100GE(100Gイーサネット(登録商標))のクライアント信号を入力し、このクライアント信号をフレーミング処理部でOTU4(Optical-channel Transport Unit 4)トランスポートフレームにマッピングする。
100Gbpsまでの伝送装置は、一般的に、クライアント信号が1であるのに対し、ライン信号の出力は1である。そのため、入力された1つのクライアント信号を、伝送装置内の1つの信号処理部(以下、適宜、チップ(chip)と呼称する)で処理し、信号処理後の信号をライン側に出力している。1つのクライアント信号とは、伝送装置で処理できるビットレートに相当するクライアント信号である。
伝送装置は、一つ以上のクライアント信号を多重し、1波長にマッピングしてライン側に転送している。また、高速な信号伝送において、誤り訂正のためのFEC(Forward Error Correction)機能を具備することが一般的になっている。
一方、信号の伝送距離は、波長の変調方式(多値度)に依存するため、多値度を上げて1波長で400Gbpsの高速な信号を伝送しようとすると、伝送距離が短くなる。
したがって、長距離伝送向けには、複数波長(マルチキャリア)を用いた伝送が主流になると予想され、例えば400Gクライアント信号をクライアント信号よりも低速な200G×2波長に収容する方法が考えられている。
複数波長で伝送する際、1波長ごとに1つの信号処理チップを用いるとすると、波長数分だけ信号処理チップを用意することとなる。
高速なクライアント信号については、複数波長にマッピングするために、複数の信号処理チップ間で、信号をやり取りする必要が生じる(例えば、特許文献1および非特許文献1参照)。
従来では、チップ間での送受信のために、誤り訂正回路を用意している。また、伝送用には、このチップ間での送受信のための誤り訂正回路に加えて、伝送用の誤り訂正回路が実装される。
国際公開第2015/141061号
"Interfaces for the optical transport network", ITU-T G.709/Y.1331, February 2012 "Anritsu 56G/64G bit/s テストソリューション", P5 Chip to Chip CEI-56G-MR, (Target BER 1E-6), [online],[平成28年12月19日検索],インターネット 〈 URL: https://dl.cdn-anritsu.com/ja-jp/test-measurement/files/Product-Introductions/Product-Introduction/MP1861A_62A_JL1200.pdf〉 "Juniper Understanding Pre-FEC BER Monitoring and BER Thresholds" Table 2: Example - Signal Degrade and Clear Thresholds After Configuration , FEC Type G.709 GFEC, (FEC Limit BER 8.0E-5) , [online],[平成28年12月19日検索],インターネット 〈 URL: http://www.juniper.net/documentation/en_US/junos15.1/topics/concept/otn-signal-degrade-monitoring-understanding.html〉
従来では、チップ間での送受信のために、誤り訂正回路を複数用意していたため、処理遅延量の差分が大きくなるという課題があった。また、誤り訂正回路が複数あるために、回路規模が大きくなるという課題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、チップ間の処理遅延差を減少し、誤り訂正回路数を削減できる伝送装置、伝送方法およびプログラムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するための手段として、クライアント信号に対する信号処理を行って送信すべきライン信号を生成する複数の送信側の信号処理部と、前記ライン信号に対する信号処理を行って前記クライアント信号を生成する複数の受信側の信号処理部と、送信側の各前記信号処理部間で信号を転送するチップ間配線と、を備え、送信側の各前記信号処理部のうち、前記信号の転送元の前記信号処理部は、前記チップ間配線側に接続される出力の直前に、伝送用信号に付加する誤り訂正符号化を行う訂正回路を備え、前記訂正回路は、前記チップ間配線を経由して前記受信側の信号処理部に転送される信号に対して、伝送区間で発生するエラーとチップ間の転送で発生するエラーとの両方を訂正すことを特徴とする伝送装置である。
請求項2に係る発明は、クライアント信号に対する信号処理を行って送信すべきライン信号を生成する複数の送信側の信号処理部と、前記ライン信号に対する信号処理を行って前記クライアント信号を生成する複数の受信側の信号処理部と、受信側の各前記信号処理部間で信号を転送するチップ間配線と、を備え、受信側の各前記信号処理部のうち、前記信号の転送先の前記信号処理部は、前記チップ間配線に接続される入力の直前に、伝送用信号に付加する誤り訂正復号化を行う訂正回路を備え、前記訂正回路は、前記チップ間配線を経由して前記受信側の信号処理部に転送される信号に対して、伝送区間で発生するエラーとチップ間の転送で発生するエラーとの両方を訂正すことを特徴とする伝送装置である。
請求項6に係る発明は、クライアント信号に対する信号処理を行って送信すべきライン信号を生成する複数の送信側の信号処理部と、前記ライン信号に対する信号処理を行って前記クライアント信号を生成する複数の受信側の信号処理部と、送信側の各前記信号処理部間で信号を転送する送信側チップ間配線と、送信側の各前記信号処理部のうち、前記信号の転送元の前記信号処理部は、前記送信側チップ間配線に接続される出力の直前おいて、伝送用信号に付加する誤り訂正符号化を行うとともに、前記送信側チップ間配線を経由して前記受信側の信号処理部に転送される信号に対して、伝送区間で発生するエラーとチップ間の転送で発生するエラーとの両方を訂正する訂正回路と、受信側の各前記信号処理部間で信号を転送する受信側チップ間配線と、受信側の各前記信号処理部のうち、前記信号の転送先の前記信号処理部は、前記受信側チップ間配線に接続される入力の直前おいて、伝送用信号に付加する誤り訂正復号化を行うとともに、前記受信側チップ間配線を経由して前記受信側の信号処理部に転送される信号に対して、伝送区間で発生するエラーとチップ間の転送で発生するエラーとの両方を訂正する訂正回路と、を有する伝送装置の伝送方法であって、送信側の各前記信号処理部では、クライアント信号を受信するステップと、前記クライアント信号に対する信号処理を行って送信すべきライン信号を生成するステップと、さらに、信号の転送元の前記信号処理部では、チップ間の誤り訂正回路を用いて、信号に誤り訂正符号を付加して転送するステップと、を有し、受信側の各前記信号処理部では、前記ライン信号を受信するステップと、前記ライン信号に対する信号処理を行って前記クライアント信号を生成するステップと、さらに、信号の転送先の前記信号処理部では、誤り訂正復号化回路を用いて、信号に付加された誤り訂正符号を復号化するステップと、を有することを特徴とする伝送方法である。
請求項7に係る発明は、伝送装置としてのコンピュータを、クライアント信号に対する信号処理を行って送信すべきライン信号を生成する複数の送信側の信号処理手段、前記ライン信号に対する信号処理を行って前記クライアント信号を生成する複数の受信側の信号処理手段、送信側の各前記信号処理手段間で信号を転送するチップ間配線手段、送信側の各前記信号処理手段のうち、信号の転送元の前記信号処理手段が、前記チップ間配線手段に接続される出力の直前おいて、伝送用信号に付加する誤り訂正符号化を行うとともに、前記チップ間配線を経由して前記受信側の信号処理手段に転送される信号に対して、伝送区間で発生するエラーとチップ間の転送で発生するエラーとの両方を訂正する訂正回路手段、として機能させるためのプログラムである。
請求項8に係る発明は、伝送装置としてのコンピュータを、クライアント信号に対する信号処理を行って送信すべきライン信号を生成する複数の送信側の信号処理手段、前記ライン信号に対する信号処理を行って前記クライアント信号を生成する複数の受信側の信号処理手段、受信側の各前記信号処理手段間で信号を転送するチップ間配線手段、受信側の各前記信号処理手段のうち、信号の転送先の前記信号処理手段が、前記チップ間配線手段に接続される入力の直前おいて、伝送用信号に付加する誤り訂正復号化を行うとともに、前記チップ間配線を経由して前記受信側の信号処理手段に転送される信号に対して、伝送区間で発生するエラーとチップ間の転送で発生するエラーとの両方を訂正する訂正回路手段、として機能させるためのプログラムである。
上記の請求項1,2,6,7,8によれば、チップ間の処理遅延差を減少し、誤り訂正回路数を削減できる。よって、効率的なマルチキャリア伝送の実現方法を提供することができる。
請求項3に係る発明は、送信側の各前記信号処理部のうち、前記信号の転送元の前記信号処理部は、伝送用に信号に付加する誤り訂正回路を、チップ間の誤り訂正回路と共用にすることを特徴とする伝送装置である。
この構成によれば、信号の転送先の信号処理部には、伝送用に信号に付加する誤り訂正回路がチップ間の誤り訂正回路と共用化されるので、誤り訂正回路数を削減でき、信号の転送先の信号処理部における処理遅延を減少させることができる。
請求項4に係る発明は、受信側の各前記信号処理部のうち、前記信号の転送先の前記信号処理部は、伝送用に信号に付加された誤り訂正符号を復号化する誤り訂正復号化回路を、チップ間の誤り訂正復号化回路と共用にすることを特徴とする伝送装置である。
この構成によれば、信号の転送元の信号処理部には、伝送用に信号に付加する誤り訂正回路がチップ間の誤り訂正回路と共用化されるので、誤り訂正回路数を削減でき、信号の転送元の信号処理部における処理遅延を減少させることができる。
請求項5に係る発明は、前記チップ間の誤り訂正回路は、FEC機能部であることを特徴とする伝送装置である。
この構成によれば、誤り訂正のための一般的に使用されるFEC機能部を用いることで汎用的に使用することができる。
本発明によれば、チップ間の処理遅延差を減少し、誤り訂正回路数を削減できる伝送装置、伝送方法およびプログラムを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る伝送装置を示す構成図である。 上記第1の実施形態に係る伝送装置の信号処理チップ(信号処理チップTx1)側の動作を示すフローチャートである。 上記第1の実施形態に係る伝送装置の信号処理チップ(信号処理チップTx2)側の動作を示すフローチャートである。 上記第1の実施形態に係る伝送装置の信号処理チップ(信号処理チップRx1)側の動作を示すフローチャートである。 上記第1の実施形態に係る伝送装置の信号処理チップ(信号処理チップRx2)側の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る伝送装置を示す構成図である。 上記第2の実施形態に係る伝送装置の信号処理チップ(信号処理チップTx1)側の動作を示すフローチャートである。 上記第2の実施形態に係る伝送装置の信号処理チップ(信号処理チップTx2)側の動作を示すフローチャートである。 上記第2の実施形態に係る伝送装置の信号処理チップ(信号処理チップRx1)側の動作を示すフローチャートである。 上記第2の実施形態に係る伝送装置の信号処理チップ(信号処理チップRx2)側の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る伝送装置を示す構成図である。 上記第3の実施形態に係る伝送装置の信号処理チップ(信号処理チップTx1)側の動作を示すフローチャートである。 上記第3の実施形態に係る伝送装置の信号処理チップ(信号処理チップTx2)側の動作を示すフローチャートである。 上記第3の実施形態に係る伝送装置の信号処理チップ(信号処理チップRx1)側の動作を示すフローチャートである。 上記第3の実施形態に係る伝送装置の信号処理チップ(信号処理チップRx2)側の動作を示すフローチャートである。 背景説明の送信側の伝送装置の構成を示す図である。 背景説明のOTUCnフレームと誤り訂正符号の関係を模式化したブロック図である。 比較例1の伝送装置の構成を示す機能ブロック図である。 比較例2の伝送装置の構成を示す機能ブロック図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態(以下、「本実施形態」という)における伝送装置および伝送方法等について説明する。
(背景説明)
図16は、送信側の伝送装置の構成を示す図である。
図16に示すように、伝送装置1は、信号伝送を行うための部品を1つの基板に実装したものであり、ラインカードと呼ばれる。伝送装置1は、400G送受信器11と、信号処理チップ10−1,10−2と、光送受信器12−1,12−2と、を備える。
信号処理チップ10−1(信号処理チップTx1)は、複数のSerDes(SERializer/DE Serializer)10−1a〜10−1fを有し、信号処理チップ10−2(信号処理チップTx2)は、複数のSerDes10−2a〜10−2fを有する。
以上の構成において、伝送装置1の400G送受信器11は、400Gのクライアント信号を受信する。400G送受信器11が受信した400Gのクライアント信号を、信号処理チップ10−1(信号処理チップTx1)のSerDes10−1a〜10−1dに一度収容する。400Gのクライアント信号は、100Gの信号に分けてSerDes10−1a〜10−1dにそれぞれ収容される。
図16の送信側の伝送装置の動作の一例について説明する。
信号処理チップ10−1(信号処理チップTx1)に一度収容された400Gのクライアント信号のうち、SerDes10−1a〜10−1bに収容された200Gのクライアント信号は、図16の白抜き矢印aに示すように、光送受信器12−1に転送される。光送受信器12−1は、この200Gのクライアント信号を受信し、電気−光(E/O:Electric-Optic)変換して、変換された光信号(波長♯1)をライン側に出力する。
また、実装によっては、SerDes10−1a〜10−1bに収容された200Gのクライアント信号が、図16の白抜き矢印aに収容されず、図16の白抜き矢印bのように収容されたり、図16の白抜き矢印a,bに分散されて収容される場合もある。
SerDes10−1c〜10−1dに収容されたクライアント信号は、図16の白抜き矢印bに示すように、SerDes10−1e〜10−1fに転送され、チップ間配線13を経由して、信号処理チップ10−2(信号処理チップTx2)のSerDes10−2e〜10−2fに転送される。SerDes10−2e〜10−2fに収容されたクライアント信号は、図16の白抜き矢印cに示すように、光送受信器12−2に転送される。光送受信器12−2は、この200Gのクライアント信号を受信し、電気−光変換して、変換された光信号(波長♯2)をライン側に出力する。
このように、伝送装置1に入力された400Gのクライアント信号は、信号処理チップ10−1(信号処理チップTx1)に一度収容された後、サブキャリア数に応じて、他の信号処理チップ10−2(信号処理チップTx2)に分配される。
<OTUCnを用いた伝送の概要>
高速な信号伝送においては、End-Endで誤り訂正のためのFEC(Forward Error Correction)機能を具備することが一般的になっている。
図17は、OTUCnフレームと誤り訂正符号の関係を模式化したブロック図である。OTUCnがOTUC4である場合の例である。
図17に示すように、クライアント信号400GEがOTUC4に収容される。クライアント信号400GEが収容されたOTUC4は、クライアント信号400GEを4つに分割(スライス)し、4つの100Gスライス30−1〜30−4とする。そして、100Gスライス30−1〜30−4について、伝送用信号に付加するための第1の誤り訂正符号31−1〜31−4(図17のハッチング部参照)を付加する。第1の誤り訂正符号31−1〜31−4は、小さい冗長度(冗長部分が6〜7%程度)の誤り訂正符号である。
そして、第1の誤り訂正符号31−1〜31−4が付加された100Gスライス30−1〜30−4に対してさらに、ライン側伝送のための第2のライン側誤り訂正符号32−1〜32−4(図17のクロスハッチング部参照)を付加する。第2のライン側誤り訂正符号32−1〜32−4、大きい冗長度(冗長部分が20%程度)の誤り訂正符号である。
図示は省略されているが、第1の誤り訂正符号31−1〜31−4および第2のライン側誤り訂正符号32−1〜32−4が付加された100Gスライス30−1〜30−4は、波長#1と波長#2とにマッピングされ、マッピングされた波長#1と波長#2の信号がライン側伝送される。
(比較例)
<比較例1>
図18は、比較例1の伝送装置の構成を示す機能ブロック図である。
図18に示すように、比較例1の伝送装置50は、信号処理チップ51(信号処理チップTx1)と、信号処理チップ52(信号処理チップTx2)と、信号処理チップ53(信号処理チップRx1)と、信号処理チップ54(信号処理チップRx2)と、を備える。信号処理チップ51(信号処理チップTx1)と信号処理チップ52(信号処理チップTx2)との間に、チップ間配線55が設けられ、信号処理チップ53(信号処理チップRx1)と信号処理チップ54(信号処理チップRx2)との間に、チップ間配線56が設けられる。
信号処理チップ51(信号処理チップTx1)は、クライアント信号送受信部501と、フレーミング処理部502と、第1の誤り訂正符号符号化部511−1,511−2と、第2のライン側誤り訂正符号符号化部512と、DSP(Digital Signal Processor)513と、DAC(Digital to Analog Converter)514と、を備える。
信号処理チップ52(信号処理チップTx2)は、第1の誤り訂正符号符号化部521−1,521−2と、第2のライン側誤り訂正符号符号化部522と、DSP523と、DAC524と、を備える。
信号処理チップ53(信号処理チップRx1)は、ADC(Analog to Digital Converter)534と、DSP533と、第2のライン側誤り訂正符号復号化部532と、第1の誤り訂正符号復号化部531−1,531−2と、フレーミング処理部535と、クライアント信号送受信部536と、を備える。
信号処理チップ54(信号処理チップRx2)は、ADC544と、DSP543と、第2のライン側誤り訂正符号復号化部542と、第1の誤り訂正符号復号化部541−1,541−2と、を備える。
次に、比較例1の伝送装置50が、(400GE×1)のクライアント信号を受信して、受信したクライアント信号を(200G×2)のライン信号として転送する場合について説明する。
図18に示すように、クライアント信号送受信部501は、400GEクライアント信号を受信し、受信した400GEクライアント信号をフレーミング処理部502に転送する。フレーミング処理部502は、クライアント信号を400Gトランスポートフレーム(OTUC4)に収容した後、100Gトランスポートフレーム(100Gスライス)に分割する。フレーミング処理部502は、分割した100Gトランスポートフレームを第1の誤り訂正符号符号化部511−1,511−2と、信号処理チップ52(信号処理チップTx2)の第1の誤り訂正符号符号化部521−1,521−2とに出力する。
第1の誤り訂正符号符号化部511−1,511−2は、100Gトランスポートフレームに誤り訂正符号(第1の誤り訂正符号)を付加し、誤り訂正符号が付加された100Gトランスポートフレームを第2のライン側誤り訂正符号符号化部512に出力する。第2のライン側誤り訂正符号符号化部512は、第1の誤り訂正符号が付加された100Gトランスポートフレームにさらに誤り訂正符号(第2のライン側誤り訂正符号)を付加し、第1および第2のライン側誤り訂正符号が付加された100GトランスポートフレームをDSP513に送る。DSP513は、第1および第2のライン側誤り訂正符号が付加された100Gトランスポートフレームに対して伝送劣化の等化処理等のためにデジタル信号処理を行う。DAC514は、DSP513から出力された信号をアナログ信号に変換し、図示しない光送受信器を介して、200Gの信号を電気−光変換して、変換された光信号をライン側に出力する。
信号処理チップ52(信号処理チップTx2)についても同様に、第1の誤り訂正符号符号化部521−1,521−2は、フレーミング処理部502からチップ間配線55を介して送られた100Gトランスポートフレームに誤り訂正符号(第1の誤り訂正符号)を付加し、誤り訂正符号が付加された100Gトランスポートフレームを第2のライン側誤り訂正符号符号化部522に出力する。第2のライン側誤り訂正符号符号化部522は、第1の誤り訂正符号が付加された100Gトランスポートフレームにさらに誤り訂正符号(第2のライン側誤り訂正符号)を付加し、第1および第2のライン側誤り訂正符号が付加された100GトランスポートフレームをDSP523に送る。DSP523は、第1および第2のライン側誤り訂正符号が付加された100Gトランスポートフレームに対して伝送劣化の等化処理等のためにデジタル信号処理を行う。DAC524は、DSP523から出力された信号をアナログ信号に変換し、図示しない光送受信器を介して、200Gの信号を電気−光変換して、変換された光信号をライン側に出力する。
次に、比較例1の伝送装置50が、(200G×2)のライン信号を受信して、受信したライン信号を(400GE×1)のクライアント信号として転送する場合について説明する。
信号処理チップ53(信号処理チップRx1)および信号処理チップ54(信号処理チップRx2)で受信した(200G×2)の信号は、図示しないライン信号送受信部およびADC534,544を介して信号処理チップ53(信号処理チップRx1)のDSP533、および信号処理チップ54(信号処理チップRx2)のDSP543に入力される。
信号処理チップ53(信号処理チップRx1)のDSP533は、(200G)のライン信号に対して伝送劣化の等化処理等のためにデジタル信号処理を行い、200Gトランスポートフレームの信号を復元する。第2のライン側誤り訂正符号復号化部532は、復元された200Gトランスポートフレームに誤り訂正処理(第2のライン側誤り訂正処理)を行い、2つに分割して第1の誤り訂正符号復号化部531−1,531−2に出力する。第1の誤り訂正符号復号化部531−1,531−2は、第2のライン側誤り訂正処理が行われた100Gトランスポートフレームに対してそれぞれ誤り訂正処理(第1の誤り訂正処理)を行い、フレーミング処理部535に転送する。
同様に、信号処理チップ54(信号処理チップRx2)のDSP543は、(200G)のライン信号に対して伝送劣化の等化処理等のためにデジタル信号処理を行い、200Gトランスポートフレームの信号を復元する。第2のライン側誤り訂正符号復号化部542は、復元された200Gトランスポートフレームに誤り訂正処理(第2のライン側誤り訂正処理)を行い、2つに分割して第1の誤り訂正符号復号化部541−1,541−2に出力する。第1の誤り訂正符号復号化部541−1,541−2は、第2のライン側誤り訂正処理が行われた100Gトランスポートフレームに対してそれぞれ誤り訂正処理(第1の誤り訂正処理)を行い、チップ間配線56を介してフレーミング処理部535に転送する。
フレーミング処理部535は、第2および第1の誤り訂正処理が行われた(100G×4)の信号から、(400GE×1)のクライアント信号を復元する。復元した(400GE×1)は、クライアント信号送受信部536へ転送される。クライアント信号送受信部536は、400GE信号を伝送装置50外へ出力する。
以上説明したように、比較例1の伝送装置50は、400G信号を2チップ(信号処理チップTx1とTx2、信号処理チップRx1とRx2)に分割する際、フレーミング処理部502の信号を分岐、またはフレーミング処理部535の信号を合流している。しかしながら、この構成では、チップ間渡しの際の誤り訂正ができないデメリットがある。
<比較例2>
図19は、比較例2の伝送装置の構成を示す機能ブロック図である。図19の説明に当たり、図18と同一構成部分には同一符号を付して重複箇所の説明を省略する。
図19に示すように、比較例2の伝送装置60は、信号処理チップ61(信号処理チップTx1)と、信号処理チップ62(信号処理チップTx2)と、信号処理チップ63(信号処理チップRx1)と、信号処理チップ64(信号処理チップRx2)と、を備える。信号処理チップ61(信号処理チップTx1)と信号処理チップ62(信号処理チップTx2)との間に、チップ間配線55が設けられ、信号処理チップ63(信号処理チップRx1)と信号処理チップ64(信号処理チップRx2)との間に、チップ間配線56が設けられる。
信号処理チップ61(信号処理チップTx1)は、クライアント信号送受信部501と、フレーミング処理部502と、第1の誤り訂正符号符号化部511−1,511−2,611−1,611−2と、第2のライン側誤り訂正符号符号化部512と、DSP513と、DAC514と、を備える。
信号処理チップ62(信号処理チップTx2)は、第1の誤り訂正符号復号化部621−1,621−2と、第1の誤り訂正符号符号化部521−1,521−2と、第2のライン側誤り訂正符号符号化部522と、DSP523と、DAC524と、を備える。
信号処理チップ63(信号処理チップRx1)は、ADC534と、DSP533と、第2のライン側誤り訂正符号復号化部532と、第1の誤り訂正符号復号化部531−1,531−2,631−1,631−2と、フレーミング処理部535と、クライアント信号送受信部536と、を備える。
信号処理チップ64(信号処理チップRx2)は、ADC544と、DSP543と、第2のライン側誤り訂正符号復号化部542と、第1の誤り訂正符号復号化部541−1,541−2と、第1の誤り訂正符号符号化部641−1,641−2と、を備える。
信号処理チップ62(信号処理チップTx2)の第1の誤り訂正符号復号化部621−1,621−2と信号処理チップ63(信号処理チップRx1)の第1の誤り訂正符号復号化部631−1,631−2は、OTN(Optical Transport Network)規格に準拠した誤り訂正符号をチップ間渡しの誤り訂正の復号化に使用したものである。同様に、信号処理チップ63(信号処理チップRx1)の第1の誤り訂正符号符号化部611−1,611−2と信号処理チップ64(信号処理チップRx2)の第1の誤り訂正符号符号化部641−1,641−2は、OTNの誤り訂正符号をチップ間渡しの誤り訂正の符号化に使用したものである。
このように、比較例2の伝送装置60は、400G信号を2チップ(信号処理チップTx1とTx2、信号処理チップRx1とRx2)に分割する際、OTNの誤り訂正符号をチップ間渡しの誤り訂正に使用することで、チップ間渡しの際の誤り訂正を行うことができる。
しかしながら、比較例2の伝送装置60は、信号処理チップ62(信号処理チップTx2)と信号処理チップ64(信号処理チップRx2)における誤り訂正処理により遅延が発生する。このため、フレーミング処理部535において、遅延補償量が増加してしまうという課題がある。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る伝送装置を示す構成図である。図18と同一構成部分には同一符号を付している。
図1に示すように、伝送装置100は、信号処理チップ101(信号処理チップTx1)(「信号の転送元の信号処理部」)と、信号処理チップ102(信号処理チップTx2)と、信号処理チップ103(信号処理チップRx1)(「信号の転送先の信号処理部」)と、信号処理チップ104(信号処理チップRx2)と、を備える。信号処理チップ101(信号処理チップTx1)と信号処理チップ102(信号処理チップTx2)との間に、チップ間配線55(チップ間配線手段,送信側チップ間配線手段)が設けられ、信号処理チップ103(信号処理チップRx1)と信号処理チップ104(信号処理チップRx2)との間に、チップ間配線56(チップ間配線手段,受信側チップ間配線手段)が設けられる。
<信号処理チップ101(信号処理チップTx1)>
信号処理チップ101(信号処理チップTx1)は、クライアント信号送受信部501と、フレーミング処理部502と、第1の誤り訂正符号符号化部511−1,511−2,1021−1,1021−2と、第2のライン側誤り訂正符号符号化部512と、DSP513と、DAC514と、を備える。
第1の誤り訂正符号符号化部1021−1,1021−2は、「誤り訂正符号化回路」(訂正回路手段)であり、例えばFEC機能部である。
第1の誤り訂正符号符号化部1021−1,1021−2と第1の誤り訂正符号復号化部1041−1,1041−2(後記)は、上記チップ間の誤り訂正を行うが、それだけではなく、伝送区間で発生するエラーの訂正も行う。すなわち、第1の誤り訂正符号符号化部1021−1,1021−2と第1の誤り訂正符号復号化部1041−1,1041−2は、チップ間の転送で発生するエラーの訂正と、伝送区間で発生するエラーの訂正の両方を訂正する(共用する)。具体的には、第1の誤り訂正符号符号化部1021−1,1021−2と第1の誤り訂正符号復号化部1041−1,1041−2の誤り訂正回路では、チップ間の転送の誤り訂正と、信号処理チップ104(信号処理チップRx2)の第2のライン側誤り訂正符号復号化部542(後記)で訂正しきれなかった伝送区間のエラー訂正も行う。
なお、本実施形態の誤り訂正回路削減の考え方については、動作説明において後記する。
<信号処理チップ102(信号処理チップTx2)>
信号処理チップ102(信号処理チップTx2)は、第2のライン側誤り訂正符号符号化部522と、DSP523と、DAC524と、を備える。
<信号処理チップ103(信号処理チップRx1)>
信号処理チップ103(信号処理チップRx1)は、ADC534と、DSP533と、第2のライン側誤り訂正符号復号化部532と、第1の誤り訂正符号復号化部531−1,531−2,1041−1,1041−2と、フレーミング処理部535と、クライアント信号送受信部536と、を備える。
第1の誤り訂正符号復号化部1041−1,1041−2は、「誤り訂正復号化回路」(訂正回路手段)であり、例えばFEC機能部である。
第1の誤り訂正符号復号化部1041−1,1041−2と第1の誤り訂正符号符号化部1021−1,1021−2は、チップ間の誤り訂正を行うとともに、伝送区間で発生するエラーの両方を訂正する(共用する)。具体的には、第1の誤り訂正符号復号化部1041−1,1041−2の誤り訂正回路では、チップ間の転送の誤り訂正と、信号処理チップ104(信号処理チップRx2)の第2のライン側誤り訂正符号復号化部542(後記)で訂正しきれなかった伝送区間のエラー訂正も行う。
ちなみに、第1の誤り訂正符号符号化部1021−1,1021−2は、誤り訂正符号を付加するだけであり、第1の誤り訂正符号復号化部1041−1,1041−2でエラー訂正を行う。第1の誤り訂正符号符号化部1021−1,1021−2と第1の誤り訂正符号復号化部1041−1,1041−2は、誤り訂正回路として一対で具備されるが、上記のように役割が異なる。
<信号処理チップ104(信号処理チップRx2)>
信号処理チップ104(信号処理チップRx2)は、ADC544と、DSP543と、第2のライン側誤り訂正符号復号化部542と、を備える。
ここで、第2のライン側誤り訂正符号復号化部542で訂正しきれなかった伝送区間のエラー訂正は、第1の誤り訂正符号復号化部1041−1,1041−2の誤り訂正回路において、エラー訂正される。
信号処理チップ101(信号処理チップTx1)の第1の誤り訂正符号符号化部1021−1,1021−2は、チップ間配線55を介して信号処理チップ102(信号処理チップTx2)の第2のライン側誤り訂正符号符号化部522に接続されている。
信号処理チップ103(信号処理チップRx1)の第1の誤り訂正符号復号化部1041−1,1041−2は、チップ間配線56を介して信号処理チップ104(信号処理チップRx2)の第2のライン側誤り訂正符号復号化部542に接続されている。
本実施形態の伝送装置100は、比較例1の伝送装置50(図18参照)と下記の点で構成が異なる。
まず、伝送装置100の送信側のチップ構成(信号処理チップ101および信号処理チップ102)の特徴について述べる。
(1)本実施形態の伝送装置100は、信号処理チップ102(信号処理チップTx2)が、伝送用に信号に付加するための第1の誤り訂正符号符号化部521−1,521−2(図18参照)を有さない。すなわち、本実施形態の伝送装置100は、信号処理チップ102(信号処理チップTx2)から、比較例1の伝送装置50(図18参照)の信号処理チップ52(信号処理チップTx2)に設けられていた伝送用に信号に付加するための第1の誤り訂正符号符号化部521−1,521−2が削除されている。
(2)本実施形態の伝送装置100は、信号処理チップ101(信号処理チップTx1)が、チップ間の転送の誤り訂正を行うとともに、伝送区間で発生するエラーの両方を訂正する(共用する)第1の誤り訂正符号符号化部1021−1,1021−2を備える。
上記(1)(2)から、本実施形態の伝送装置100は、比較例1の伝送装置50(図18参照)の信号処理チップ52(信号処理チップTx2)に設けられていた第1の誤り訂正符号符号化部521−1,521−2が、信号処理チップ101(信号処理チップTx1)側に、第1の誤り訂正符号符号化部1021−1,1021−2として、移設された構成となっている。したがって、回路規模は同じである。しかし、第1の誤り訂正符号符号化部1021−1,1021−2の配置場所が異なることで、第1の誤り訂正処理を行うべき対象が異なる。すなわち、比較例1の第1の誤り訂正符号符号化部521−1,521−2(図18参照)では、伝送用に信号に付加するための第1の誤り訂正処理であったのに対し、本実施形態の第1の誤り訂正符号符号化部1021−1,1021−2は、信号送出側(分配元)の信号処理チップ101(信号処理チップTx1)に設置されることで、チップ間の転送の誤り訂正を行うとともに、伝送区間で発生するエラーの両方を訂正する(共用する)第1の誤り訂正処理となっている。
次に、伝送装置100の受信側のチップ構成(信号処理チップ103および信号処理チップ104)について述べる。送信側のチップ構成と同様な差異がある。
(3)本実施形態の伝送装置100は、信号処理チップ104(信号処理チップRx2)が、伝送用に信号に付加された誤り訂正符号を復号化するための第1の誤り訂正符号復号化部541−1,541−2(図18参照)を有さない。すなわち、本実施形態の伝送装置100は、信号処理チップ104(信号処理チップRx2)から、比較例1の伝送装置50(図18参照)の信号処理チップ54(信号処理チップRx2)に設けられていた第1の誤り訂正符号復号化部541−1,541−2が削除されている。
(4)本実施形態の伝送装置100は、信号処理チップ103(信号処理チップRx1)が、チップ間の転送の誤り訂正を行うとともに、伝送区間で発生するエラーの両方を訂正する(共用する)第1の誤り訂正符号復号化部1041−1,1041−2を備える。
上記(3)(4)から、本実施形態の伝送装置100は、比較例1の伝送装置50(図18参照)の信号処理チップ54(信号処理チップRx2)に設けられていた第1の誤り訂正符号復号化部541−1,541−2が、信号処理チップ103(信号処理チップRx1)側に、第1の誤り訂正符号復号化部1041−1,1041−2として、移設された構成となっている。第1の誤り訂正符号復号化部1041−1,1041−2が、信号処理チップ103(信号処理チップRx1)に移設されることで、信号処理チップ104(信号処理チップRx2)と信号処理チップ103(信号処理チップRx1)についても第1の誤り訂正処理を行うことができる。
以下、上述のように構成された伝送装置100の動作について説明する。
<誤り訂正回路削減の考え方>
まず、誤り訂正回路削減の考え方について説明する。
信号処理チップTx1とTx2との間、Rx2とRx1との間(チップ間)で発生するビットエラーをエラー(1)とする。例えば、非特許文献2に示すように、BER(Bit error rate:符号誤り率)をBER=1×10−6とする。
また、信号処理チップTx2とRx2との間(伝送区間)で発生するビットエラーをエラー(2)とする。
図1の符号dに示すように、信号処理チップTx1とTx2との間(チップ間)で、上記エラー(1)が発生する。図1の符号eに示すように、信号処理チップTx2の第2のライン側誤り訂正符号符号化部522に入力される信号にエラー(1)が重畳される。
また、図1の符号fに示すように、信号処理チップTx2とRx2との間(伝送区間)上記エラー(2)が発生する。このため、図1の符号gに示すように、信号処理チップRx2のADC544を介してDSP543に入力される信号には上記エラー(1) とエラー(2)が重畳されている。図1の符号hに示すように、信号処理チップRx2の第2のライン側誤り訂正符号復号化部542は、上記エラー(2)を訂正する。ただし、第2のライン側誤り訂正符号復号化部542では、上記エラー(1)を訂正しないので、このエラー(1)と上記エラー(2)の残りが信号処理チップRx1に伝送される(図1の符号i参照)。なお、ライン側誤り訂正符号復号化部542で訂正しきれなかった「エラー(2)の残り」は、比較例2においても存在しており、第1の誤り訂正符号復号化部541−2(図18参照)で訂正していた。
さらに、図1の符号jに示すように、Rx2とRx1との間(チップ間)で、上記エラー(1)が発生する。図1の符号kに示すように、信号処理チップRx1の第1の誤り訂正符号復号化部1041−1,1041−2に入力される信号にエラー(1)×2とエラー(2)の残りが重畳される。
図1の符号lに示すように、第1の誤り訂正符号復号化部1041−1,1041−2は、エラー(1)×2とエラー(2)の残りを訂正する。
ここで、信号処理チップRx1において、エラー(1)×2とエラー(2)の残りが、第1の誤り訂正符号復号化部1041−1,1041−2(例えばG.709 GFEC)のFEC訂正能力の限界(例:BER=8×10−5、非特許文献3参照)を超えない場合に、チップ間の誤り訂正回路を伝送用の誤り訂正回路と共用にすることができる。また、第1の誤り訂正符号復号化部1041−1,1041−2として、GFEC以外の高性能FEC(FEC訂正能力が高いFEC)を利用するとマージンは大きくなる。
次に、クライアント信号受信/ライン信号転送およびライン信号受信/クライアント信号転送の動作について説明する。
<クライアント信号受信/ライン信号転送>
まず、本実施形態の伝送装置100が、(400GE×1)のクライアント信号を受信して、受信したクライアント信号を(200G×2)のライン信号として転送する場合について説明する。
信号処理チップ101(信号処理チップTx1)側では、下記となる。
図2は、信号処理チップ101(信号処理チップTx1)側の動作を示すフローチャートである。
図2に示すように、ステップS1001でクライアント信号送受信部501は、400GEクライアント信号を受信し、受信した400GEクライアント信号をフレーミング処理部502に転送する。
ステップS1002でフレーミング処理部502は、クライアント信号をトランスポートフレームの信号に変換し、変換した100Gトランスポートフレームを第1の誤り訂正符号符号化部511−1,511−2,1021−1,1021−2に出力する。
第1の誤り訂正符号符号化部511−1,511−2,1021−1,1021−2のうち、第1の誤り訂正符号符号化部511−1,511−2と第1の誤り訂正符号符号化部1021−1,1021−2とでは、第1の誤り訂正処理を行うべき対象が異なる。
ステップS1003で第1の誤り訂正符号符号化部511−1,511−2は、100Gトランスポートフレームに誤り訂正符号(第1の誤り訂正符号)を付加し、誤り訂正符号が付加された100Gトランスポートフレームを第2のライン側誤り訂正符号符号化部512に出力する。
ステップS1004で第2のライン側誤り訂正符号符号化部512は、第1の誤り訂正符号が付加された100Gトランスポートフレームにさらに誤り訂正符号(第2のライン側誤り訂正符号)を付加し、第1および第2のライン側誤り訂正符号が付加された100GトランスポートフレームをDSP513に送る。
ステップS1005でDSP513は、第1および第2のライン側誤り訂正符号が付加された100Gトランスポートフレームに対して伝送劣化の等化処理等のためにデジタル信号処理を行う。
ステップS1006でDAC514は、DSP513から出力された信号をアナログ信号に変換し、図示しない光送受信器を介して、200Gの信号を電気−光変換して、変換された光信号をライン側に出力する。
一方、第1の誤り訂正符号符号化部1021−1,1021−2は、信号送出側(転送元:分配元)の信号処理チップ101(信号処理チップTx1)に設置されるので、チップ間の転送の誤り訂正を行うとともに、伝送区間で発生するエラーの両方を訂正する(共用する)第1の誤り訂正処理となる。
ステップS1007で第1の誤り訂正符号符号化部1021−1,1021−2は、100Gトランスポートフレームに誤り訂正符号(第1の誤り訂正符号)を付加し、誤り訂正符号が付加された100Gトランスポートフレームを、チップ間配線55を介して信号処理チップ102(信号処理チップTx2)の第2のライン側誤り訂正符号符号化部522に出力する。
信号処理チップ102(信号処理チップTx2)側では、下記となる。
図3は、信号処理チップ102(信号処理チップTx2)側の動作を示すフローチャートである。
図3に示すように、ステップS1021で信号処理チップ102(信号処理チップTx2)の第2のライン側誤り訂正符号符号化部522は、第1の誤り訂正符号が付加され、かつ、チップ間配線55を介して送られた100Gトランスポートフレームにさらに誤り訂正符号(第2のライン側誤り訂正符号)を付加し、第1および第2のライン側誤り訂正符号が付加された100GトランスポートフレームをDSP523に送る。
ステップS1022でDSP523は、第1および第2のライン側誤り訂正符号が付加された100Gトランスポートフレームに対して伝送劣化の等化処理等のためにデジタル信号処理を行う。
ステップS1023でDAC524は、DSP523から出力された信号をアナログ信号に変換し、図示しない光送受信器を介して、200Gの信号を電気−光変換して、変換された光信号をライン側に出力する。
<ライン信号受信/クライアント信号転送>
次に、本実施形態の伝送装置100が、(200G×2)のライン信号を受信して、受信したライン信号を(400GE×1)のクライアント信号として転送する場合について説明する。
信号処理チップ103(信号処理チップRx1)側では、下記となる。
図4は、信号処理チップ103(信号処理チップRx1)側の動作を示すフローチャートである。
図4に示すように、信号処理チップ103(信号処理チップRx1)で受信した(200G)の信号は、図示しないライン信号送受信部を介してADC534を介してDSP533に入力される。
ステップS1031でDSP533は、(200G)のライン信号に対して伝送劣化の等化処理等のためにデジタル信号処理を行い、200Gトランスポートフレームの信号を復元して第2のライン側誤り訂正符号復号化部532に出力する。
ステップS1032で第2のライン側誤り訂正符号復号化部532は、復元された100Gトランスポートフレームに誤り訂正処理(第2のライン側誤り訂正処理)を行い、第1の誤り訂正符号復号化部531−1,531−2に出力する。
ステップS1033で第1の誤り訂正符号復号化部531−1,531−2は、第2のライン側誤り訂正処理が行われた100Gトランスポートフレームに対してそれぞれ誤り訂正処理(第1の誤り訂正処理)を行い、フレーミング処理部535に転送する。
ここで、ステップS1034で第1の誤り訂正符号復号化部1041−1,1041−2は、信号処理チップ104(信号処理チップRx2)の第2のライン側誤り訂正符号復号化部542において第2のライン側誤り訂正符号が付加され、かつ、チップ間配線56を介して転送された100Gトランスポートフレームに誤り訂正処理(第1の誤り訂正処理)を行う。
ステップS1035でフレーミング処理部535は、第2および第1の誤り訂正処理が行われた(100G×4)の信号から、(400GE×1)のクライアント信号を復元する。復元した(400GE×1)は、クライアント信号送受信部536へ転送される。
ステップS1036でクライアント信号送受信部536は、400GE信号を伝送装置100外へ出力する。
信号処理チップ104(信号処理チップRx2)側では、下記となる。
図5は、信号処理チップ104(信号処理チップRx2)側の動作を示すフローチャートである。
図5に示すように、信号処理チップ104(信号処理チップRx2)で受信した(200G)の信号は、図示しないライン信号送受信部およびADC544を介してDSP543に入力される。
ステップS1041でDSP543は、(200G)のライン信号に対して伝送劣化の等化処理等のためにデジタル信号処理を行い、200Gトランスポートフレームの信号を復元する。
ステップS1042で第2のライン側誤り訂正符号復号化部542は、復元された200Gトランスポートフレームに誤り訂正処理(第2のライン側誤り訂正処理)を行い、2つに分割して、チップ間配線56を介して信号処理チップ103(信号処理チップRx1)の第1の誤り訂正符号復号化部1041−1,1041−2に出力する。
以上説明したように、本実施形態の伝送装置100は、信号処理チップ101(信号処理チップTx1)が第1の誤り訂正符号符号化部1021−1,1021−2を備え、第1の誤り訂正符号符号化部1021−1,1021−2は、チップ間配線55を介して信号処理チップ102(信号処理チップTx2)の第2のライン側誤り訂正符号符号化部522に接続される。第1の誤り訂正符号符号化部1021−1,1021−2は、伝送用に信号に付加する誤り訂正回路を、チップ間の誤り訂正回路(例えば、FEC機能部で構成)と共用にし、伝送区間で発生するエラーと、チップ間の転送で発生するエラーの両方を訂正する。
同様に、信号処理チップ103(信号処理チップRx1)が第1の誤り訂正符号復号化部1041−1,1041−2を備え、第1の誤り訂正符号復号化部1041−1,1041−2は、チップ間配線56を介して信号処理チップ104(信号処理チップRx2)の第2のライン側誤り訂正符号復号化部542に接続される。第1の誤り訂正符号復号化部1041−1,1041−2は、伝送用に信号に付加された誤り訂正符号を復号化する誤り訂正復号化回路を、チップ間の誤り訂正復号化回路と共用にし、伝送区間で発生するエラーと、チップ間の転送で発生するエラーの両方を訂正する。
このように、本実施形態では、第1の誤り訂正符号符号化部1021−1,1021−2を伝送区間で発生するエラーと、チップ間の転送で発生するエラーの訂正回路として、共用化している。これにより、チップ間の処理遅延差を減少し、誤り訂正回路数を削減できる。
以下、本実施形態の伝送装置100と、比較例2の伝送装置60(図19参照)とを比較して本実施形態の効果を説明する。
まず、伝送装置100の送信側のチップ構成(信号処理チップ101および信号処理チップ102)について述べる。
(1)本実施形態の伝送装置100は、信号処理チップ102(信号処理チップTx2)において、比較例2の伝送装置60(図19参照)の信号処理チップ62(信号処理チップTx2)の第1の誤り訂正符号復号化部621−1,621−2と、第1の誤り訂正符号符号化部521−1,521−2と、が削除されている。また、信号処理チップ101(信号処理チップTx1)の第1の誤り訂正符号符号化部1021−1,1021−2と、比較例2の伝送装置60(図19参照)の信号処理チップ61(信号処理チップTx1)の第1の誤り訂正符号符号化部611−1,611−2とは、回路規模の点で同じである。
次に、伝送装置100の受信側のチップ構成(信号処理チップ103および信号処理チップ104)について述べる。送信側のチップ構成と同様な差異がある。
(2)本実施形態の伝送装置100は、信号処理チップ104(信号処理チップRx2)において、比較例2の伝送装置60(図19参照)の信号処理チップ64(信号処理チップRx2)の第1の誤り訂正符号復号化部541−1,541−2と、第1の誤り訂正符号符号化部641−1,641−2と、が削除されている。また、信号処理チップ103(信号処理チップRx1)の第1の誤り訂正符号復号化部1041−1,1041−2と、比較例2の伝送装置60(図19参照)の信号処理チップ63(信号処理チップRx1)の第1の誤り訂正符号復号化部631−1,631−2とは、回路規模の点で同じである。
このように、本実施形態では、チップ間渡しの誤り訂正回路と、伝送区間の誤り訂正回路とを共用化している。チップ間で発生する誤りのみを訂正する訂正回路が存在しないので、信号処理チップTx2−Rx2間の処理遅延の補償量を削減することができる。また、比較例2と比較して誤り訂正処理回路削減により回路規模削減することができる。
すなわち、本実施形態では、送信側の各信号処理部のうち、信号の転送先の信号処理部は、チップ間の誤り訂正回路を設置しないので、信号の転送先の信号処理部における処理遅延を減少させることができる。同様に、受信側の各信号処理部のうち、信号の転送元の信号処理部は、チップ間の誤り訂正復号化回路を設置しないので、信号の転送先の信号処理部における処理遅延を減少させることができる。
(第2の実施形態)
図6は、本発明の第2の実施形態に係る伝送装置を示す構成図である。図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態の伝送装置200は、(400GE×3)のクライアント信号を受信する構成例である。図6の破線で囲んだ部分が、図1に示す伝送装置100に対応している。
図6に示すように、伝送装置200は、信号処理チップ201(信号処理チップTx1)(「信号の転送元の信号処理部」)と、信号処理チップ202(信号処理チップTx2)と、信号処理チップ203(信号処理チップRx1)(「信号の転送先の信号処理部」)と、信号処理チップ204(信号処理チップRx2)と、を備える。信号処理チップ201(信号処理チップTx1)と信号処理チップ202(信号処理チップTx2)との間に、チップ間配線55が設けられ、信号処理チップ203(信号処理チップRx1)と信号処理チップ204(信号処理チップRx2)との間に、チップ間配線56が設けられる。
<信号処理チップ201(信号処理チップTx1)>
信号処理チップ201(信号処理チップTx1)は、クライアント信号送受信部501,2001と、フレーミング処理部502,2002と、第1の誤り訂正符号符号化部511−1,511−2,1021−1,1021−2,2011−1〜2011−4と、第2のライン側誤り訂正符号符号化部512,2012−1,2012−2と、DSP513と、DAC514と、を備える。第1の誤り訂正符号符号化部2011−1〜2011−4は、フレーミング処理部2002から出力された(100G×4)のトランスポートフレームのそれぞれの100Gの信号に誤り訂正符号(第1の誤り訂正符号)を付加するために4つ設ける(以下同様)。
フレーミング処理部502,2002は、クライアント側の入力信号数と、ライン側の送信信号数または転送速度(ビットレート)が異なる場合、入力信号の一部を分割し、ライン側の送信信号数と整合させて伝送する整合手段を構成する。
<信号処理チップ202(信号処理チップTx2)>
信号処理チップ202(信号処理チップTx2)は、クライアント信号送受信部2101と、フレーミング処理部2102と、第1の誤り訂正符号符号化部2021−1〜2021−4と、第2のライン側誤り訂正符号符号化部522,2022−1,2022−2と、DSP523と、DAC524と、を備える。
<信号処理チップ203(信号処理チップRx1)>
信号処理チップ203(信号処理チップRx1)は、ADC534と、DSP533と、第2のライン側誤り訂正符号復号化部532,2032−1,2032−2と、第1の誤り訂正符号復号化部531−1,531−2,1041−1,1041−2,2031−1〜2031−4と、フレーミング処理部535,2035と、クライアント信号送受信部536,2036と、を備える。
<信号処理チップ204(信号処理チップRx2)>
信号処理チップ204(信号処理チップRx2)は、ADC544と、DSP543と、第2のライン側誤り訂正符号復号化部542,2042−1,2042−2と、第1の誤り訂正符号復号化部2041−1〜2041−4と、フレーミング処理部2045と、クライアント信号送受信部2046と、を備える。
信号処理チップ201(信号処理チップTx1)の第1の誤り訂正符号符号化部1021−1,1021−2は、チップ間配線55を介して信号処理チップ202(信号処理チップTx2)の第2のライン側誤り訂正符号符号化部522に接続されている。
信号処理チップ203(信号処理チップRx1)の第1の誤り訂正符号復号化部1041−1,1041−2は、チップ間配線56を介して信号処理チップ204(信号処理チップRx2)の第2のライン側誤り訂正符号復号化部542に接続されている。
以下、上述のように構成された伝送装置200の動作について説明する。
<クライアント信号受信/ライン信号転送>
まず、本実施形態の伝送装置200が、(400GE×3)のクライアント信号を受信して、受信したクライアント信号を(600G×2)のライン信号として転送する場合について説明する。
信号処理チップ201(信号処理チップTx1)側では、下記となる。
図7は、信号処理チップ201(信号処理チップTx1)側の動作を示すフローチャートである。
図7に示すように、ステップS2001で信号処理チップ201(信号処理チップTx1)のクライアント信号送受信部2001,501は、400GEクライアント信号をそれぞれ受信し、受信した400GEクライアント信号を信号処理チップ201(信号処理チップTx1)のフレーミング処理部2002,502に転送する。
ステップS2002でフレーミング処理部2002,502は、クライアント信号をトランスポートフレームの信号に変換し、変換した100Gトランスポートフレームを第1の誤り訂正符号符号化部2011−1〜2011−4,511−1,511−2,1021−1,1021−2に出力する。
第1の誤り訂正符号符号化部2011−1〜2011−4,511−1,511−2,1021−1,1021−2のうち、第1の誤り訂正符号符号化部2011−1〜2011−4,511−1,511−2と第1の誤り訂正符号符号化部1021−1,1021−2とでは、第1の誤り訂正処理を行うべき対象が異なる。
ステップS2003で第1の誤り訂正符号符号化部2011−1〜2011−4,511−1,511−2は、100Gトランスポートフレームに誤り訂正符号(第1の誤り訂正符号)を付加し、誤り訂正符号が付加された100Gトランスポートフレームを第2のライン側誤り訂正符号符号化部2012−1,2012−2,512に出力する。
ステップS2004で第2のライン側誤り訂正符号符号化部2012−1,2012−2,512は、第1の誤り訂正符号が付加された100Gトランスポートフレームにさらに誤り訂正符号(第2のライン側誤り訂正符号)を付加し、第1および第2のライン側誤り訂正符号が付加された100GトランスポートフレームをDSP513に送る。
ステップS2005でDSP513は、第1および第2のライン側誤り訂正符号が付加された100Gトランスポートフレームに対して伝送劣化の等化処理等のためにデジタル信号処理を行う。
ステップS2006でDAC514は、DSP513から出力された信号をアナログ信号に変換し、図示しない光送受信器を介して、600Gの信号を電気−光変換して、変換された光信号をライン側に出力する。
ここで、第1の誤り訂正符号符号化部1021−1,1021−2は、信号送出側(転送元:分配元)の信号処理チップ201(信号処理チップTx1)に設置されるので、チップ間の転送の誤り訂正を行うとともに、伝送区間で発生するエラーの両方を訂正する(共用する)第1の誤り訂正処理となる。
ステップS2007で第1の誤り訂正符号符号化部1021−1,1021−2は、100Gトランスポートフレームに誤り訂正符号(第1の誤り訂正符号)を付加し、誤り訂正符号が付加された100Gトランスポートフレームを、チップ間配線55を介して信号処理チップ202(信号処理チップTx2)の第2のライン側誤り訂正符号符号化部522(後記)に出力する。
信号処理チップ202(信号処理チップTx2)側では、下記となる。
図8は、信号処理チップ202(信号処理チップTx2)側の動作を示すフローチャートである。
図8に示すように、ステップS2021で信号処理チップ202(信号処理チップTx2)のクライアント信号送受信部2101は、400GEクライアント信号を受信し、受信した400GEクライアント信号をフレーミング処理部2102に転送する。
ステップS2022でフレーミング処理部2102は、クライアント信号をトランスポートフレームの信号に変換し、変換した100Gトランスポートフレームを第1の誤り訂正符号符号化部2021−1〜2021−4に出力する。
ステップS2023で第1の誤り訂正符号符号化部2021−1〜2021−4は、100Gトランスポートフレームに誤り訂正符号(第1の誤り訂正符号)を付加し、誤り訂正符号が付加された100Gトランスポートフレームを第2のライン側誤り訂正符号符号化部2022−1,2022−2に出力する。
ステップS2024で第2のライン側誤り訂正符号符号化部2022−1,2022−2は、第1の誤り訂正符号が付加された100Gトランスポートフレームにさらに誤り訂正符号(第2のライン側誤り訂正符号)を付加し、第1および第2のライン側誤り訂正符号が付加された100GトランスポートフレームをDSP523に送る。
また、ステップS2025で第2のライン側誤り訂正符号符号化部522は、信号処理チップ201(信号処理チップTx1)側で第1の誤り訂正符号が付加され、かつ、チップ間配線55を介して送られた100Gトランスポートフレームにさらに誤り訂正符号(第2のライン側誤り訂正符号)を付加し、第1および第2のライン側誤り訂正符号が付加された100GトランスポートフレームをDSP523に送る。
ステップS2026でDSP523は、第1および第2のライン側誤り訂正符号が付加された100Gトランスポートフレームに対して伝送劣化の等化処理等のためにデジタル信号処理を行う。
ステップS2027でDAC524は、DSP523から出力された信号をアナログ信号に変換し、図示しない光送受信器を介して、600Gの信号を電気−光変換して、変換された光信号をライン側に出力する。
<ライン信号受信/クライアント信号転送>
次に、本実施形態の伝送装置200が、(600G×2)のライン信号を受信して、受信したライン信号を(400GE×3)のクライアント信号として転送する場合について説明する。
信号処理チップ203(信号処理チップRx1)側では、下記となる。
図9は、信号処理チップ203(信号処理チップRx1)側の動作を示すフローチャートである。
図9に示すように、信号処理チップ203(信号処理チップRx1)で受信した(600G)の信号は、図示しないライン信号送受信部およびADC534を介して信号処理チップ203(信号処理チップRx1)のDSP533に入力される。
ステップS2031でDSP533は、(600G)のライン信号に対して伝送劣化の等化処理等のためにデジタル信号処理を行い、600Gトランスポートフレームの信号を復元して第2のライン側誤り訂正符号復号化部2032−1,2032−2,532に出力する。
ステップS2032で第2のライン側誤り訂正符号復号化部2032−1,2032−2,532は、復元された200Gトランスポートフレームに誤り訂正処理(第2のライン側誤り訂正処理)を行い、第1の誤り訂正符号復号化部2031−1〜2031−4,531−1,531−2に出力する。
ステップS2033で第1の誤り訂正符号復号化部2031−1〜2031−4,531−1,531−2は、第2のライン側誤り訂正処理が行われた100Gトランスポートフレームに対してそれぞれ誤り訂正処理(第1の誤り訂正処理)を行い、フレーミング処理部2035,535に転送する。
ここで、第1の誤り訂正符号復号化部1041−1,1041−2は、信号処理チップ204(信号処理チップRx2)の第2のライン側誤り訂正符号復号化部542において第2のライン側誤り訂正符号が付加され、かつ、チップ間配線56を介して転送された100Gトランスポートフレームに対して誤り訂正処理(第1の誤り訂正処理)を行う。
ステップS2034でフレーミング処理部2035,535は、第2および第1の誤り訂正処理が行われた(100G×4)の信号から、(400GE×1)のクライアント信号を復元する。復元した(400GE×1)は、クライアント信号送受信部2036,536へ転送される。
ステップS2035でクライアント信号送受信部2036,536は、400GE信号を伝送装置200外へ出力する。
信号処理チップ204(信号処理チップRx2)側では、下記となる。
図10は、信号処理チップ204(信号処理チップRx2)側の動作を示すフローチャートである。
図10に示すように、信号処理チップ204(信号処理チップRx2)で受信した(600G)の信号は、図示しないライン信号送受信部およびADC544を介してDSP543に入力される。
ステップS2041でDSP543は、(600G)のライン信号に対して伝送劣化の等化処理等のためにデジタル信号処理を行い、200Gトランスポートフレームの信号を復元して第2のライン側誤り訂正符号復号化部542,2042−1,2042−2に出力する。
ステップS2042で第2のライン側誤り訂正符号復号化部542は、復元された200Gトランスポートフレームに誤り訂正処理(第2のライン側誤り訂正処理)を行い、2つに分割して、チップ間配線56を介して信号処理チップ203(信号処理チップRx1)の第1の誤り訂正符号復号化部1041−1,1041−2に出力する。
一方、ステップS2043で第2のライン側誤り訂正符号復号化部2042−1,2042−2は、復元された200Gトランスポートフレームに誤り訂正処理(第2のライン側誤り訂正処理)を行い、第1の誤り訂正符号復号化部2041−1〜2041−4に出力する。
ステップS2044で第1の誤り訂正符号復号化部2041−1〜2041−4は、第2のライン側誤り訂正処理が行われた100Gトランスポートフレームに対してそれぞれ誤り訂正処理(第1の誤り訂正処理)を行い、フレーミング処理部2045に転送する。
ステップS2045でフレーミング処理部2045は、第2および第1の誤り訂正処理が行われた(100G×4)の信号から、(400GE×1)のクライアント信号を復元する。復元した(400GE×1)は、クライアント信号送受信部2046へ転送される。
ステップS2046でクライアント信号送受信部2046は、400GE信号を伝送装置200外へ出力する。
このように、本実施形態の伝送装置200は、信号処理チップ201(信号処理チップTx1)の第1の誤り訂正符号符号化部1021−1,1021−2が、伝送用に信号に付加する誤り訂正回路を、チップ間の誤り訂正回路(例えば、FEC機能部で構成)と共用にし、伝送区間で発生するエラーと、チップ間の転送で発生するエラーの両方を訂正する。また、信号処理チップ203(信号処理チップRx1)の第1の誤り訂正符号復号化部1041−1,1041−2は、伝送用に信号に付加された誤り訂正符号を復号化する誤り訂正復号化回路を、チップ間の誤り訂正復号化回路と共用にし、伝送区間で発生するエラーと、チップ間の転送で発生するエラーの両方を訂正する。
この構成により、OTNの誤り訂正回路を伝送区間で発生するエラーと、チップ間の転送で発生するエラーの訂正回路として、共用化しているので、誤り訂正処理回路を削減でき、伝送装置200の回路規模を削減することができる。また、チップ間の誤り訂正回路が存在しないので、第1の実施形態と同様に、信号処理チップTx2−Rx2間の処理遅延の補償量を削減することができる。
また、本実施形態では、400GE信号×3を2SC(Sub Carrier)伝送する場合において、伝送装置200は、400GE信号を伝送距離に合わせて、経済的に収容することができる。このため、高密度伝送に向けたフレーミングに適している。
(第3の実施形態)
図11は、本発明の第3の実施形態に係る伝送装置を示す構成図である。図6と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態の伝送装置300は、(100GE×3)のクライアント信号を受信する構成例である。
図11に示すように、伝送装置300は、信号処理チップ301(信号処理チップTx1)(「信号の転送元の信号処理部」)と、信号処理チップ302(信号処理チップTx2)と、信号処理チップ303(信号処理チップRx1)(「信号の転送先の信号処理部」)と、信号処理チップ304(信号処理チップRx2)と、を備える。信号処理チップ301(信号処理チップTx1)と信号処理チップ302(信号処理チップTx2)との間に、チップ間配線55が設けられ、信号処理チップ303(信号処理チップRx1)と信号処理チップ304(信号処理チップRx2)との間に、チップ間配線56が設けられる。
<信号処理チップ301(信号処理チップTx1)>
信号処理チップ301(信号処理チップTx1)は、クライアント信号送受信部501,2001と、フレーミング処理部502,2002と、信号分離部3001と、第1の誤り訂正符号符号化部2011,1021−1,1021−2と、第2のライン側誤り訂正符号符号化部2012−1,2012−2と、DSP513と、DAC514と、を備える。
<信号処理チップ302(信号処理チップTx2)>
信号処理チップ302(信号処理チップTx2)は、クライアント信号送受信部2101と、フレーミング処理部2102と、第1の誤り訂正符号符号化部2021と、第2のライン側誤り訂正符号符号化部522,2022と、DSP523と、DAC524と、を備える。
<信号処理チップ303(信号処理チップRx1)>
信号処理チップ303(信号処理チップRx1)は、ADC534と、DSP533と、第2のライン側誤り訂正符号復号化部2032−1,2032−2と、第1の誤り訂正符号復号化部2031,1041−1,1041−2と、信号多重部3031と、フレーミング処理部2035,535と、クライアント信号送受信部2036,536と、を備える。
<信号処理チップ304(信号処理チップRx2)>
信号処理チップ304(信号処理チップRx2)は、ADC544と、DSP543と、第2のライン側誤り訂正符号復号化部542−1,542−2と、第1の誤り訂正符号復号化部2041と、フレーミング処理部2045と、クライアント信号送受信部2046と、を備える。
信号処理チップ301(信号処理チップTx1)の第1の誤り訂正符号符号化部2011,1021−1,1021−2のうち、一方の第1の誤り訂正符号符号化部1021−1は、信号処理チップ301内で第2のライン側誤り訂正符号符号化部2012−2に接続され、他方の第1の誤り訂正符号符号化部1021−2は、チップ間配線55を介して信号処理チップ302(信号処理チップTx2)の第2のライン側誤り訂正符号符号化部522に接続されている。
また、信号処理チップ303(信号処理チップRx1)の第1の誤り訂正符号復号化部1041−1,1041−2のうち、第1の誤り訂正符号復号化部1041−1は、第2のライン側誤り訂正符号復号化部2032−2に接続され、第1の誤り訂正符号復号化部1041−2は、チップ間配線56を介して信号処理チップ304(信号処理チップRx2)の第2のライン側誤り訂正符号復号化部542−1に接続されている。
以下、上述のように構成された伝送装置300の動作について説明する。
<クライアント信号受信/ライン信号転送>
まず、本実施形態の伝送装置300が、(100GE×3)のクライアント信号を受信して、受信したクライアント信号を(150GE×2)のライン信号として転送する場合について説明する。
信号処理チップ301(信号処理チップTx1)側では、下記となる。
図12は、信号処理チップ301(信号処理チップTx1)側の動作を示すフローチャートである。
図12に示すように、ステップS3001で信号処理チップ301(信号処理チップTx1)のクライアント信号送受信部2001,501は、100GEクライアント信号をそれぞれ受信し、受信した100GEクライアント信号をフレーミング処理部2002,502にそれぞれ転送する。
ステップS3002でフレーミング処理部2002は、クライアント信号をトランスポートフレームの信号に変換し、変換した100Gトランスポートフレームを第1の誤り訂正符号符号化部2011に出力する。
一方、ステップS3003でフレーミング処理部502は、クライアント信号をトランスポートフレームの信号に変換し、変換した100Gトランスポートフレームを信号分離部3001に出力する。
ステップS3004で信号分離部3001は、フレーミング処理部502で変換されたトランスポートフレームの信号を(1:1)で分離する。信号分離部3001での分離の比率は、ライン信号のビットレートに合わせ、任意の値でもよいが、特に望ましい分離の比率は、(1:1)となる。この場合、信号分離部3001は、100Gトランスポートフレームを50Gの2つの信号に分離する。
そして、ステップS3005で信号分離部3001は、分離した一方の50Gの信号を第1の誤り訂正符号符号化部1021−1に転送し、他方の50Gの信号を第1の誤り訂正符号符号化部1021−2に転送する。
第1の誤り訂正符号符号化部1021−1,1021−2のうち、第1の誤り訂正符号符号化部1021−1と第1の誤り訂正符号符号化部1021−2では、第1の誤り訂正処理を行うべき対象が異なる。
ステップS3006で第1の誤り訂正符号符号化部1021−1は、分離した一方の50Gの信号(トランスポートフレーム)に誤り訂正符号(第1の誤り訂正符号)を付加し、誤り訂正符号が付加された50Gトランスポートフレームを第2のライン側誤り訂正符号符号化部2012−2に出力する。
また、ステップS3007で第1の誤り訂正符号符号化部1021−2は、チップ間配線55を介して、信号処理チップ302(信号処理チップTx2)の第2のライン側誤り訂正符号符号化部522に転送する。
ステップS3008で第1の誤り訂正符号符号化部2011は、100Gトランスポートフレームに誤り訂正符号(第1の誤り訂正符号)を付加し、誤り訂正符号が付加された100Gトランスポートフレームを第2のライン側誤り訂正符号符号化部2012−1に出力する。
ステップS3009で第2のライン側誤り訂正符号符号化部2012−1は、第1の誤り訂正符号が付加された100Gトランスポートフレームにさらに誤り訂正符号(第2のライン側誤り訂正符号)を付加し、第1および第2のライン側誤り訂正符号が付加された100GトランスポートフレームをDSP513に送る。
一方、ステップS3010で第1の誤り訂正符号符号化部2021−1は、信号分離部3001により分離した50Gの信号(トランスポートフレーム)に誤り訂正符号(第1の誤り訂正符号)を付加し、誤り訂正符号が付加された50Gトランスポートフレームを第2のライン側誤り訂正符号符号化部2012−2に出力する。
ステップS3011で第2のライン側誤り訂正符号符号化部2012−2は、第1の誤り訂正符号が付加された50Gトランスポートフレームにさらに誤り訂正符号(第2のライン側誤り訂正符号)を付加し、第1および第2のライン側誤り訂正符号が付加された50GトランスポートフレームをDSP513に送る。
ステップS3012でDSP513は、第1および第2のライン側誤り訂正符号が付加された(100G+50G)トランスポートフレームに対して伝送劣化の等化処理等のためにデジタル信号処理を行う。
ステップS3013でDAC514は、DSP513から出力された信号をアナログ信号に変換し、図示しない光送受信器を介して、150Gの信号を電気−光変換して、変換された光信号をライン側に出力する。
信号処理チップ302(信号処理チップTx2)側では、下記となる。
図13は、信号処理チップ202(信号処理チップTx2)側の動作を示すフローチャートである。
図13に示すように、ステップS3021で信号処理チップ302(信号処理チップTx2)のクライアント信号送受信部2101は、100GEクライアント信号を受信し、受信した100GEクライアント信号をフレーミング処理部2102に転送する。
ステップS3022でフレーミング処理部2102は、クライアント信号をトランスポートフレームの信号に変換し、変換した100Gトランスポートフレームを第1の誤り訂正符号符号化部2021に出力する。
ステップS3023で第1の誤り訂正符号符号化部2021は、100Gトランスポートフレームに誤り訂正符号(第1の誤り訂正符号)を付加し、誤り訂正符号が付加された100Gトランスポートフレームを第2のライン側誤り訂正符号符号化部2022に出力する。
ステップS3024で第2のライン側誤り訂正符号符号化部2022は、第1の誤り訂正符号が付加された100Gトランスポートフレームにさらに誤り訂正符号(第2のライン側誤り訂正符号)を付加し、第1および第2のライン側誤り訂正符号が付加された100GトランスポートフレームをDSP523に送る。
また、ステップS3025で第2のライン側誤り訂正符号符号化部522は、信号処理チップ301(信号処理チップTx1)側で、第1の誤り訂正符号が付加され、かつ、チップ間配線55を介して送られた50Gトランスポートフレームにさらに誤り訂正符号(第2のライン側誤り訂正符号)を付加し、第1および第2のライン側誤り訂正符号が付加された50GトランスポートフレームをDSP523に送る。
ステップS3026でDSP523は、第1および第2のライン側誤り訂正符号が付加された(100G+50G)トランスポートフレームに対して伝送劣化の等化処理等のためにデジタル信号処理を行う。
ステップS3027でDAC524は、DSP523から出力された信号をアナログ信号に変換し、図示しない光送受信器を介して、150Gの信号を電気−光変換して、変換された光信号をライン側に出力する。
<ライン信号受信/クライアント信号転送>
次に、本実施形態の伝送装置300が、(150G×2)のライン信号を受信して、受信したライン信号を(100E×3)のクライアント信号として転送する場合について説明する。
信号処理チップ303(信号処理チップRx1)側では、下記となる。
図14は、信号処理チップ303(信号処理チップRx1)側の動作を示すフローチャートである。
図14に示すように、信号処理チップ303(信号処理チップRx1)で受信した(150G)の信号は、図示しないライン信号送受信部およびADC534を介して信号処理チップ303(信号処理チップRx1)のDSP533に入力される。
ステップS3031でDSP533は、(150G)のライン信号に対して伝送劣化の等化処理等のためにデジタル信号処理を行い、150Gトランスポートフレームの信号を復元して第2のライン側誤り訂正符号復号化部2032−1,2032−2に出力する。DSP533には、150Gの信号を100Gの信号と50Gの信号に分岐する信号分岐部(図示省略)を備えており、100Gの信号を第2のライン側誤り訂正符号復号化部2032−1に出力し、50Gの信号を第2のライン側誤り訂正符号復号化部2032−2に出力する。
ステップS3032で第2のライン側誤り訂正符号復号化部2032−1は、復元された100Gトランスポートフレームに誤り訂正処理(第2のライン側誤り訂正処理)を行い、第1の誤り訂正符号復号化部2031に出力する。
ステップS3033で第1の誤り訂正符号復号化部2031は、第2のライン側誤り訂正処理が行われた100Gトランスポートフレームに対して誤り訂正処理(第1の誤り訂正処理)を行い、フレーミング処理部2035に転送する。
ステップS3034で第2のライン側誤り訂正符号復号化部2032−2は、復元された50Gトランスポートフレームに誤り訂正処理(第2のライン側誤り訂正処理)を行い、第1の誤り訂正符号復号化部1041−1に出力する。
ステップS3035で第1の誤り訂正符号復号化部1041−1は、第2のライン側誤り訂正処理が行われた50Gトランスポートフレームに対して誤り訂正処理(第1の誤り訂正処理)を行い、信号多重部3031に転送する。
一方、ステップS3036で第1の誤り訂正符号復号化部1041−2は、信号処理チップ304(信号処理チップRx2)の第2のライン側誤り訂正符号復号化部542−1において第2のライン側誤り訂正符号が付加され、かつ、チップ間配線56を介して転送された50Gトランスポートフレームに対して誤り訂正処理(第1の誤り訂正処理)を行い、信号多重部3031に転送する。
ステップS3037で信号多重部3031は、第2および第1の誤り訂正処理が行われた(50G)の信号と(50G)の信号とを多重化する。
ステップS3038でフレーミング処理部535は、多重化された(100G)の信号から、(100GE)のクライアント信号を復元する。復元した(100GE)は、クライアント信号送受信部536へ転送される。
ステップS3039でクライアント信号送受信部536は、100GE信号を伝送装置300外へ出力する。
信号処理チップ304(信号処理チップRx2)側では、下記となる。
図15は、信号処理チップ204(信号処理チップRx2)側の動作を示すフローチャートである。
図15に示すように、信号処理チップ304(信号処理チップRx2)で受信した(150G)の信号は、図示しないライン信号送受信部およびADC544を介してDSP543に入力される。
ステップS3041でDSP543は、(150G)のライン信号に対して伝送劣化の等化処理等のためにデジタル信号処理を行い、150Gトランスポートフレームの信号を復元して第2のライン側誤り訂正符号復号化部542−1,542−2に出力する。DSP543には、150Gの信号を100Gの信号と50Gの信号に分岐する信号分岐部(図示省略)を備えており、50Gの信号を第2のライン側誤り訂正符号復号化部542−1に出力し、100Gの信号を第2のライン側誤り訂正符号復号化部542−2に出力する。
ステップS3042で第2のライン側誤り訂正符号復号化部542−1は、復元された50Gトランスポートフレームに誤り訂正処理(第2のライン側誤り訂正処理)を行い、チップ間配線56を介して信号処理チップ303(信号処理チップRx1)の第1の誤り訂正符号復号化部1041−2に出力する。
一方、ステップS3043で第2のライン側誤り訂正符号復号化部542−2は、復元された100Gトランスポートフレームに誤り訂正処理(第2のライン側誤り訂正処理)を行い、第1の誤り訂正符号復号化部2041に出力する。
ステップS3044で第1の誤り訂正符号復号化部2041は、第2のライン側誤り訂正処理が行われた100Gトランスポートフレームに対して誤り訂正処理(第1の誤り訂正処理)を行い、フレーミング処理部2045に転送する。
ステップS3045でフレーミング処理部2045は、第2および第1の誤り訂正処理が行われた(100G)の信号から、(100GE)のクライアント信号を復元する。復元した(100GE)は、クライアント信号送受信部2046へ転送される。
ステップS3046でクライアント信号送受信部2046は、100GE信号を伝送装置300外へ出力する。
このように、本実施形態の伝送装置300は、クライアント側100GE×3、ライン側150G×2で伝送を行う際に、信号処理チップTx2−Rx2間の処理遅延の補償量を削減することができる。
なお、上記各実施形態では、2チップに分ける例を採り説明したが、2チップに限らず、2以上の複数チップに拡張してもよい。また、伝送装置であればどのような装置にも適用できる。
また、上記各実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上述文書中や図面中に示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行するためのソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、IC(Integrated Circuit)カード、SD(Secure Digital)カード、光ディスク等の記録媒体に保持することができる。
55,56 チップ間配線(チップ間配線手段)
100,200,300 伝送装置
101,201,301 信号処理チップ(信号処理チップTx1)(「信号の転送元の信号処理部」)
102,202,302 信号処理チップ(信号処理チップTx2)
103,203,303 信号処理チップ(信号処理チップRx1)(「信号の転送先の信号処理部」)
104,204,304 信号処理チップ(信号処理チップRx2)
501,536,2001,2036,2046,2101 クライアント信号送受信部
502,535,2002,2035,2045,2102 フレーミング処理部
511−1,511−2,2011−1〜2011−4,2021−1,2021−2 第1の誤り訂正符号符号化部
512,522,2012−1,2012−2 第2のライン側誤り訂正符号符号化部
513,523,533,543 DSP
514,524 DAC
532,542,542−1,542−2,2032−1,2032−2,2042−1,2042−2 第2のライン側誤り訂正符号復号化部
541−1,541−2,2041−1〜2041−4 第1の誤り訂正符号復号化部
1021−1,1021−2 第1の誤り訂正符号符号化部(誤り訂正符号化回路,FEC機能部,訂正回路手段)
1041−1,1041−2 第1の誤り訂正符号復号化部(誤り訂正復号化回路,FEC機能部,訂正回路手段)
3001 信号分離部
3031 信号多重部

Claims (8)

  1. クライアント信号に対する信号処理を行って送信すべきライン信号を生成する複数の送信側の信号処理部と、
    前記ライン信号に対する信号処理を行って前記クライアント信号を生成する複数の受信側の信号処理部と、
    送信側の各前記信号処理部間で信号を転送するチップ間配線と、を備え、
    送信側の各前記信号処理部のうち、前記信号の転送元の前記信号処理部は、前記チップ間配線に接続される出力の直前に、伝送用信号に付加する誤り訂正符号化を行う訂正回路を備え、
    前記訂正回路は、前記チップ間配線を経由して前記受信側の信号処理部に転送される信号に対して、伝送区間で発生するエラーとチップ間の転送で発生するエラーとの両方を訂正する
    ことを特徴とする伝送装置。
  2. クライアント信号に対する信号処理を行って送信すべきライン信号を生成する複数の送信側の信号処理部と、
    前記ライン信号に対する信号処理を行って前記クライアント信号を生成する複数の受信側の信号処理部と、
    受信側の各前記信号処理部間で信号を転送するチップ間配線と、を備え、
    受信側の各前記信号処理部のうち、前記信号の転送先の前記信号処理部は、前記チップ間配線に接続される入力の直前に、伝送用信号に付加する誤り訂正復号化を行う訂正回路を備え、
    前記訂正回路は、前記チップ間配線を経由して前記受信側の信号処理部に転送される信号に対して、伝送区間で発生するエラーとチップ間の転送で発生するエラーとの両方を訂正する
    ことを特徴とする伝送装置。
  3. 送信側の各前記信号処理部のうち、前記信号の転送元の前記信号処理部は、伝送用に信号に付加する誤り訂正回路を、チップ間の誤り訂正回路と共用にする
    ことを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。
  4. 受信側の各前記信号処理部のうち、前記信号の転送先の前記信号処理部は、伝送用に信号に付加された誤り訂正符号を復号化する誤り訂正復号化回路を、チップ間の誤り訂正復号化回路と共用にする
    ことを特徴とする請求項2に記載の伝送装置。
  5. 前記チップ間の誤り訂正回路は、FEC(Forward Error Correction)機能部である
    ことを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。
  6. クライアント信号に対する信号処理を行って送信すべきライン信号を生成する複数の送信側の信号処理部と、
    前記ライン信号に対する信号処理を行って前記クライアント信号を生成する複数の受信側の信号処理部と、
    送信側の各前記信号処理部間で信号を転送する送信側チップ間配線と、
    送信側の各前記信号処理部のうち、前記信号の転送元の前記信号処理部は、前記送信側チップ間配線に接続される出力の直前おいて、伝送用信号に付加する誤り訂正符号化を行うとともに、前記送信側チップ間配線を経由して前記受信側の信号処理部に転送される信号に対して、伝送区間で発生するエラーとチップ間の転送で発生するエラーとの両方を訂正する訂正回路と、
    受信側の各前記信号処理部間で信号を転送する受信側チップ間配線と、
    受信側の各前記信号処理部のうち、前記信号の転送先の前記信号処理部は、前記受信側チップ間配線に接続される入力の直前おいて、伝送用信号に付加する誤り訂正復号化を行うとともに、前記受信側チップ間配線を経由して前記受信側の信号処理部に転送される信号に対して、伝送区間で発生するエラーとチップ間の転送で発生するエラーとの両方を訂正する訂正回路と、を有する伝送装置の伝送方法であって、
    送信側の各前記信号処理部では、
    クライアント信号を受信するステップと、
    前記クライアント信号に対する信号処理を行って送信すべきライン信号を生成するステップと、
    さらに、信号の転送元の前記信号処理部では、
    チップ間の誤り訂正回路を用いて、信号に誤り訂正符号を付加して転送するステップと、を有し、
    受信側の各前記信号処理部では、
    前記ライン信号を受信するステップと、
    前記ライン信号に対する信号処理を行って前記クライアント信号を生成するステップと、
    さらに、信号の転送先の前記信号処理部では、
    誤り訂正復号化回路を用いて、信号に付加された誤り訂正符号を復号化するステップと、
    を有する
    ことを特徴とする伝送方法。
  7. 伝送装置としてのコンピュータを、
    クライアント信号に対する信号処理を行って送信すべきライン信号を生成する複数の送信側の信号処理手段、
    前記ライン信号に対する信号処理を行って前記クライアント信号を生成する複数の受信側の信号処理手段、
    送信側の各前記信号処理手段間で信号を転送するチップ間配線手段、
    送信側の各前記信号処理手段のうち、信号の転送元の前記信号処理手段が、前記チップ間配線手段に接続される出力の直前おいて、伝送用信号に付加する誤り訂正符号化を行うとともに、前記チップ間配線を経由して前記受信側の信号処理手段に転送される信号に対して、伝送区間で発生するエラーとチップ間の転送で発生するエラーとの両方を訂正する訂正回路手段、
    として機能させるためのプログラム。
  8. 伝送装置としてのコンピュータを、
    クライアント信号に対する信号処理を行って送信すべきライン信号を生成する複数の送信側の信号処理手段、
    前記ライン信号に対する信号処理を行って前記クライアント信号を生成する複数の受信側の信号処理手段、
    受信側の各前記信号処理手段間で信号を転送するチップ間配線手段、
    受信側の各前記信号処理手段のうち、信号の転送先の前記信号処理手段が、前記チップ間配線手段に接続される入力の直前おいて、伝送用信号に付加する誤り訂正復号化を行うとともに、前記チップ間配線を経由して前記受信側の信号処理手段に転送される信号に対して、伝送区間で発生するエラーとチップ間の転送で発生するエラーとの両方を訂正する訂正回路手段、
    として機能させるためのプログラム。
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