JP6659530B2 - 伝送異常検出方法、送信側装置、受信側装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

伝送異常検出方法、送信側装置、受信側装置及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、伝送異常検出方法、送信側装置、受信側装置及びコンピュータプログラムに関する。
Optical Internetworking Forum(以下「OIF」という。)において、2016年3月にFlex Ethernet(登録商標、以下「FlexE」という。)のImplementation Agreement 1.0(以下「IA1.0」という。)が発行された(例えば非特許文献1参照)。FlexEは、2つ以上の100Gigabit Ethernet(以下「100GbE」又は「100GbE−PHY」という。)を束ねた伝送路上において、5Gigabit/s単位に1つ以上のMedia Access Control(以下「MAC」という。)レートを設定し、個々のMACレートごとに独立してクライアント信号を送信する技術の標準化規格である。
FlexEでは、MACレートとして10G、40G、m×25G(mは1以上の整数)が、クライアント信号として64b/66b伝送符号ブロックを用いる10Gigabit Ethernet(以下「10GbE」という。)や40Gigabit Ethernet(以下「40GbE」という。)等の信号が想定されている(例えば非特許文献1の“5.1 Requirements”を参照)。以下にFlexEの概略を説明する。
図18は、4本の100GbEを束ねた場合のFlexEのイメージ図である。この100GbE−PHYの束をFlexE Groupと呼び、左右から入出力されるクライアント信号(10GbEや40GbE等の信号)をFlexE Clientと呼ぶ。また、FlexE GroupとFlexE Clientとの入出力を行う機能部はFlexE Shimと呼ばれ、FlexE ClientをFlexE Groupにマッピング(又はFlexE Groupからデマッピング)する機能を有する。
図19は、FlexE Groupで伝送されるフレームの構成を示す図である。また、図20は、FlexEで伝送されるマルチフレームの構成を示す図である。FlexEでは、FlexE Shimが64b/66b伝送符号ブロックからなる一列のMaster Calendarを構成する。FlexEにおいてMaster Calendarを構成する個々の64b/66b伝送符号ブロックはSlotと呼ばれ、Master Calendarは20個のSlotからなるSub-calendarに分割される。そして、このSub-calendarの単位でMaster Calendarが4つの100GbE−PHYに振り分けられる(例えば非特許文献1の“6.3 FlexE Calendar”参照)。
各100G−PHY(100G PHY #1〜#4)に振り分けられたSub-calendarには1023個のごとに1Slotのオーバーヘッド(Flex OH)が挿入されることにより1つのフレームが構成される。そして更に、8つのフレームで1つのマルチフレームが構成される(例えば非特許文献1の“6.4 FlexE Overhead and Alignment”参照)。一方で、FlexE Clientは、64b/66b伝送符号ブロック単位でMaster Calendarにマッピングされる。
図21は、Master Calendarに対するFlexE Clientのマッピングの例を示す図である。以下の説明では、Master Calendarにマッピングされる個々のクライアント信号(FlexE Client)のことをチャネルと呼ぶ。FlexEでは、あるチャネルのクライアント信号が同じ100GbE−PHYで送信される場合もあれば、異なる100GbE−PHYで送信される場合もある。図21は、10GbEのチャネルのクライアント信号が100G PHY #1で送信され、25GbEのチャネルのクライアント信号が100G PHY #3及び#4の2つの100GbE−PHYで送信される場合を例示している(例えば非特許文献1の“7.4 FlexE Mux Data Flow”参照)。
このようなFlexEにおいて、FlexE Groupを構成する100GbE−PHYの一部に障害が発生した場合(例えば、受信光の強度が閾値以下に下がった状態や、64b/66b伝送符号ブロックが一定数連続して正しく受信されない状態など)、FlexE Group全体が通信断と判断される。この場合、全ての100GbE−PHYにおいて、オーバーヘッドのRPF(Remote PHY Fault)領域に障害の発生を示すフラグが立てられたフレームが伝送される。このようなフレームが送受信されることにより、FlexE Group全体が非通信状態に遷移する(例えば非特許文献1の“7.5.2 FlexE Demux Fault Handling”参照)。
Flex Ethernet Implementation Agreement 1.0(IA # OIF−FLEXE−01.0)
FlexEの主な適用先は、データセンタ(以下「DC」という。)内のサーバ間、もしくはDC間接続であり、FlexEは通信キャリア向けのITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)標準であるOptical Transport Network(以下「OTN」という。)等と比べて簡素な規格となっている。そのため、FlexEには10GbE以上のEthernetと同等な伝送品質指標(BER:Bit Error Rate)を測定する機能しか存在しない。具体的には、64b/66b伝送ブロック符号の2ビットのオーバーヘッド部分を用いて100GbE−PHY単位のビット誤り率を測定することは可能であるが、FlexE Client単位(チャネル単位)で伝送品質を監視することはできない。例えば非特許文献1の“7.1 FlexE Group Functions”には、物理層(PHY)は100G Ethernet規格(Clause 82)に準ずる旨が記載されている。しかしながら、Ethernetにはチャネルに相当する概念がないため、チャネル単位で伝送品質を監視する機能は存在しない。
上記事情に鑑み、本発明は、一以上の伝送媒体を束ねた上に論理的な伝送路を形成する伝送方式において、クライアント信号単位(チャネル単位)又はクライアント信号の構成単位(FlexEではSlot単位)ごとに伝送品質を監視することができる技術を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、一以上のチャネルから入力されるクライアント信号を一以上の物理リンクを介して伝送する送信側装置と、前記物理リンクを介して前記送信側装置から前記クライアント信号を受信する受信側装置とを備える伝送システムが前記物理リンクにおける伝送異常を検出する伝送異常検出方法であって、前記送信側装置が、前記伝送異常の検出に用いられる異常検出情報を各チャネルのクライアント信号に基づいて前記チャネルごとに生成する第一の異常検出情報生成ステップと、前記送信側装置が、前記第一の異常検出情報生成ステップにおいて生成された異常検出情報を、前記一以上の物理リンクを介してクライアント信号を伝送するフレームのオーバーヘッド領域に格納する異常検出情報格納ステップと、前記受信側装置が、前記送信側装置から受信した各チャネルのクライアント信号に基づいて、前記第一の異常検出情報生成ステップと同様の異常検出情報を生成する第二の異常検出情報生成ステップと、前記受信側装置が、前記送信側装置で生成された異常検出情報と、自装置で生成された異常検出情報とに基づいて前記チャネルごとの伝送異常を検出する異常検出ステップと、を有する。
本発明の一態様は上記の伝送異常検出方法であって、前記異常検出情報格納ステップでは、前記第一の異常検出情報生成ステップにおいて生成された異常検出情報を、前記異常検出情報の生成に用いられたクライアント信号を伝送するフレームのオーバーヘッド領域に格納する。
本発明の一態様は上記の伝送異常検出方法であって、前記異常検出情報格納ステップでは、前記異常検出情報の生成に用いられたクライアント信号を伝送するフレームとは異なる物理リンクで伝送されるフレームのオーバーヘッド領域に前記異常検出情報を格納する。
本発明の一態様は上記の伝送異常検出方法であって、前記異常検出ステップでは、あるチャネルについて複数の異常検出情報が受信された場合、自装置で生成された異常検出情報が受信された全ての異常検出情報に一致する場合に前記チャネルは正常であると判定する。
本発明の一態様は、一以上のチャネルから入力されるクライアント信号を一以上の物理リンクを介して伝送する送信側装置であって、前記物理リンクにおける伝送異常の検出に用いられる異常検出情報を各チャネルのクライアント信号に基づいて前記チャネルごとに生成する異常検出情報生成部と、前記異常検出情報生成部によって生成された異常検出情報を、前記一以上の物理リンクを介してクライアント信号を伝送するフレームのオーバーヘッド領域に格納する異常検出情報格納部と、を備える。
本発明の一態様は、一以上のチャネルから入力されるクライアント信号を一以上の物理リンクを介して伝送する送信側装置から前記物理リンクを介して前記クライアント信号を受信する受信側装置であって、前記送信側装置から受信したフレームに含まれる各チャネルのクライアント信号に基づいて、前記物理リンクにおける伝送異常の検出に用いられる異常検出情報を前記チャネルごとに生成する異常検出情報生成部と、前記フレームのオーバーヘッド領域から取得される異常検出情報と、自装置で生成された異常検出情報とに基づいて前記チャネルごとの伝送異常を検出する異常検出部と、を備える。
本発明の一態様は、上記の送信側装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムである。
本発明の一態様は、上記の受信側装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムである。
本発明により、一以上の伝送媒体を束ねた上に論理的な伝送路を形成する伝送方式において、クライアント信号単位(チャネル単位)又はクライアント信号の構成単位(FlexEではSlot単位)ごとに伝送品質を監視することが可能となる。
第1実施形態における送信側装置1の機能構成の具体例を示すブロック図である。 第1実施形態における制御部14の機能構成の具体例を示すブロック図である。 第1実施形態における制御部14がSub-calendarに対してオーバーヘッドを挿入する処理の流れを示すフローチャートである。 FlexEにおけるオーバーヘッドの具体例を示す図である。 第1実施形態における送信側装置1の動作例を示す図である。 第1実施形態における受信側装置2の機能構成の具体例を示すブロック図である。 第1実施形態における制御部24の機能構成の具体例を示すブロック図である。 第1実施形態における制御部24がチャネルの異常を検出する処理の流れを示すフローチャート図である。 第1実施形態における受信側装置2の動作例を示す図である。 第2実施形態における送信側装置1の動作例を示す図である。 第2実施形態における受信側装置2の動作例を示す図である。 第3実施形態における送信側装置1の動作例を示す図である。 第3実施形態における受信側装置2の動作例を示す図である。 第4実施形態における送信側装置1の動作例を示す図である。 第4実施形態における受信側装置2の動作例を示す図である。 第4実施形態における制御部24がチャネルの異常を検出する処理の流れを示す第1のフローチャートである。 第4実施形態における制御部24がチャネルの異常を検出する処理の流れを示す第2のフローチャートである。 4本の100GbEを束ねた場合のFlexEのイメージ図である。 FlexE Groupで伝送されるフレームの構成を示す図である。 FlexEで伝送されるマルチフレームの構成を示す図である。 Master Calendarに対するFlexE Clientのマッピングの例を示す図である。
以下、クライアント信号単位(チャネル単位)又はクライアント信号の構成単位(FlexEではSlot単位)ごとに伝送品質を監視することができるFlexEの送信側装置及び受信側装置について説明する。具体的には、送信側装置はFlexEにおける送信側のFlexE Shimであり、受信側装置は受信側のFlexE Shimである。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態における送信側装置1の機能構成の具体例を示すブロック図である。送信側装置1は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、プログラムを実行する。送信側装置1は、プログラムの実行によってマッピング部11、Sub-calendar12、100GbE−PHY13及び制御部14を備える装置として機能する。なお、送信側装置1の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
マッピング部11は、64b/66b伝送符号ブロック(Slot)からなる一列のMaster Calendarを構成し、クライアント装置から入力されたクライアント信号を複数の100GbE−PHY(以下「PHY」という。)に振り分けて出力することにより、PHYごとのSub-calendarを生成する機能を有する。
例えば図1は、マッピング部11に対してClient_1、Client_2、…、Client_kのk(1以上の整数)個のチャネルのクライアント信号が入力され、k個のクライアント信号がN(1以上の整数)個のSub-calendar12に振り分けられる例を示している。N個のSub-calendar12−1〜12−Nは、それぞれPHY13−1〜13−Nに対応する。この場合、マッピング部11は、入力されたk個のクライアント信号を、N個のSub-calendar12のいずれかに割り当てる。Sub-calendar12にマッピングされたクライアント信号は、それぞれのSub-calendarに対応するPHY13に出力される。
制御部14は、フレームを生成する機能を有する。具体的には、制御部14はクライアント信号が所定数のSlotにマッピングされるごとに、1Slotのオーバーヘッド(Flex OH)を挿入することにより1つのフレームを構成する。制御部14は、個々のフレームのオーバーヘッドに加えて、マルチフレームのオーバーヘッドを挿入してもよい。また、制御部14は、このオーバーヘッド領域に、各チャネルの異常を受信側で検出するために必要な情報(以下「異常検出情報」という。)を埋め込む機能を有する。
図2は、第1実施形態における制御部14の機能構成の具体例を示すブロック図である。制御部14は、カレンダ情報取得部141、異常検出情報生成部142及びオーバーヘッド出力部143を備える。カレンダ情報取得部141はマッピング部11からカレンダ情報を取得する。カレンダ情報は、クライアント信号、及びそのSub-calendarへのマッピングに関する情報を含む。カレンダ情報を参照することにより、クライアント信号の信号値、クライアント信号とSub-calendarとの対応関係、及びクライアント信号とチャネルとの対応関係を識別することができる。カレンダ情報取得部141は、取得したカレンダ情報を異常検出情報生成部142及びオーバーヘッド出力部143に出力する。
異常検出情報生成部142は、カレンダ情報に基づいて異常検出情報を生成する。例えば、異常検出情報は、受信側で受信データの誤り(伝送異常)を検出するための情報である。この場合、BIP(Bit Interleaved Parity)(例えばBIP8)やCRC(Cyclic Redundancy Check)(例えばCRC16)等の誤り検出用データを異常検出情報として用いることができる。なお、この場合、異常検出情報は、誤りの検出に加え、誤りの一部又は全部を訂正することを可能にする誤り訂正用データであってもよい。本実施形態では、異常検出情報生成部142が異常検出情報としてBIP8を生成する場合を想定する。
オーバーヘッド出力部143は、カレンダ情報に基づいてSub-calendarごとのオーバーヘッドを生成する。オーバーヘッド出力部143は、生成したオーバーヘッドを対応するSub-calendarに出力する。このとき、オーバーヘッド出力部143は、各Sab-calendarの所定数のSlotにクライアント信号が割り当てられるごとに1Slotのオーバーヘッドを出力する。
図3は、第1実施形態における制御部14がSub-calendarに対してオーバーヘッドを挿入する処理の流れを示すフローチャートである。まず、カレンダ情報取得部141がマッピング部11からカレンダ情報を取得する(ステップS101)。カレンダ情報取得部141は、取得したカレンダ情報を異常検出情報生成部142に出力する。また、カレンダ情報取得部141は、取得したカレンダ情報に基づいて識別されるフレームとチャネルとの対応関係をオーバーヘッド出力部143に通知する。
異常検出情報生成部142は、マッピング部11からカレンダ情報を取得する。異常検出情報生成部142は、取得したカレンダ情報に基づいて各Sub-calendarにマッピングされたクライアント信号のBIP8値を算出する(ステップS102)。ここで、異常検出情報生成部142は、各Sub-calendarについてチャネルごとのBIP8値を算出する。異常検出情報生成部142は、算出したBIP8値をオーバーヘッド出力部143に出力する。
オーバーヘッド出力部143は、異常検出情報生成部142からクライアント信号のBIP8値を取得する。オーバーヘッド出力部143は、取得したBIP8値を異常検出情報としてオーバーヘッドの所定領域に格納する(ステップS103)。オーバーヘッド出力部143は、各Sub-calendarについて生成したオーバーヘッドを各Sub-calendarの所定のSlotに挿入する(ステップS104)。
図4は、FlexEにおけるオーバーヘッドの具体例を示す図である。図4(A)は、Reserve領域(Res)を示す。図4(B)は、Management Channel-section領域を示す。図4(C)は、Management Channel-Shim to Shimを示す。伝送路がFlexEで構成される場合、オーバーヘッド出力部143は、各領域の一部又は全部に各チャネルの異常検出情報を格納してもよい。なお、オーバーヘッド出力部143は、各領域を1つの領域として管理し、その1つの領域の一部又は全部に各チャネルの異常検出情報を格納しても良い。
図5は、第1実施形態における送信側装置1の動作例を示す図である。図5は、Ch.1、Ch.2、Ch.3及びCh.4の4つのチャネルが存在する場合の動作例を示す。図5の動作例では、ある1つのSub-calendarCS11において送信フレームFS11が構成されている。フレームFS11は、上述したように#1〜#20のSlotで構成される。図5の例では、フレームFS11におけるSlot#1がチャネルCh.1に、Slot#2及び#3がチャネルCh.2に、Slot#4〜#18がチャネルCh.3に、Slot#19及び#20がチャネルCh.4に、それぞれ対応する。
この場合、異常検出情報生成部142は、Slot#1に格納されたクライアント信号に基づいてチャネルCh.1のBIP8値を算出し、Slot#2及び#3に格納されたクライアント信号に基づいてチャネルCh.2のBIP8値を算出し、Slot#4〜#18に格納されたクライアント信号に基づいてチャネルCh.3のBIP8値を算出し、Slot#19及び#20に格納されたクライアント信号に基づいてチャネルCh.4のBIP8値を算出する。オーバーヘッド出力部143は、このように算出された各チャネルのBIP8値を異常検出情報としてオーバーヘッドの所定領域に格納する。オーバーヘッド出力部143は、異常検出情報を格納したオーバーヘッドをSlot#20の次のSlot(OHB−S11)に挿入する。
図6は、第1実施形態における受信側装置2の機能構成の具体例を示すブロック図である。受信側装置2は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、プログラムを実行する。受信側装置2は、プログラムの実行によってデマッピング部21、Sub-calendar22、100GbE−PHY23及び制御部24を備える装置として機能する。なお、受信側装置2の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
デマッピング部21は、PHY23ごとのSub-calendar22に受信された信号から各チャネルのクライアント信号を復元する機能を有する。具体的には、デマッピング部21は、各Sub-calendarに受信されたフレームのオーバーヘッドに格納されている情報に基づいてカレンダ情報を生成する。デマッピング部21は、生成したカレンダ情報に基づいて各Sub-calendarに受信された信号から各チャネルのクライアント信号を復元する。例えば図6の例では、デマッピング部21は、N系統のSub-calendar22に受信された信号から、k系統(チャネル数に対応)のクライアント信号を復元する。一方で、デマッピング部21は、生成したカレンダ情報を制御部24に出力する。
制御部24は、受信信号に基づいて各チャネルの異常を検出する機能を有する。具体的には、制御部24は、デマッピング部21からカレンダ情報を取得し、取得したカレンダ情報に基づいて受信フレームから異常検出情報を取得する。制御部24は、取得した異常検出情報に基づいてチャネルの異常を検出する。
図7は、第1実施形態における制御部24の機能構成の具体例を示すブロック図である。制御部24は、カレンダ情報取得部241、異常検出情報生成部242、オーバーヘッド抽出部243及び異常検出部244を備える。カレンダ情報取得部241及び異常検出情報生成部242は、送信側装置1と同様である。カレンダ情報取得部241はデマッピング部21からカレンダ情報を取得し、異常検出情報生成部242はカレンダ情報に基づいて受信信号のBIP8値を算出する。異常検出情報生成部242は、算出されたBIP8値を異常検出部244に出力する。
オーバーヘッド抽出部243は、カレンダ情報に基づいて各Sub-calendarのフレーム構成を識別し、受信フレームからオーバーヘッドを抽出する。オーバーヘッド抽出部243は、抽出したオーバーヘッドに含まれる異常検出情報を異常検出部244に出力する。
異常検出部244は、異常検出情報生成部242から出力されたBIP8値と、オーバーヘッド抽出部243から出力されたBIP8値とに基づいて対応するチャネルごとの異常を検出する。
図8は、第1実施形態における制御部24がチャネルの異常を検出する処理の流れを示すフローチャートである。まず、カレンダ情報取得部241がデマッピング部21からカレンダ情報を取得する(ステップS201)。カレンダ情報取得部241は、取得したカレンダ情報を異常検出情報生成部242に出力する。また、カレンダ情報取得部241は、取得したカレンダ情報に基づいてフレームとチャネルとの対応関係を識別し、その対応関係を異常検出部244に通知する。異常検出情報生成部242は、異常検出情報生成部242から出力されたカレンダ情報に基づいて受信信号のBIP8値をチャネルごとに算出する(ステップS202)。異常検出情報生成部242は、算出した各チャネルのBIP8値を異常検出部244に出力する。
一方で、オーバーヘッド抽出部243は、各Sub-calendarに受信されたフレームからオーバーヘッドを抽出する(ステップS203)。オーバーヘッド抽出部243は、抽出したオーバーヘッドの所定領域から送信側で算出された各チャネルのBIP8値を取得する(ステップS204)。オーバーヘッド抽出部243は、取得したBIP8値を異常検出部244に出力する。
異常検出部244は、自装置(受信側)で算出されたBIP8値と、送信側で算出されたBIP8値とを比較する(ステップS205)。このとき、異常検出部244は、カレンダ情報取得部241から通知されたフレームとチャネルとの対応関係に基づいて、自装置(受信側)で算出された各BIP8値とチャネルとの対応関係を識別し、自装置及び送信側で算出されたBIP8値をチャネルごとに比較する。異常検出部244は、自装置で算出されたBIP8値と送信側で算出されたBIP8値が一致したか否かを判定する(ステップS206)。両BIP8値が一致した場合(ステップS206−YES)、異常検出部244は、チャネルは正常であると判定する(ステップS207)。一方、両BIP8値が一致しない場合(ステップS206−NO)、異常検出部244はチャネルに異常が発生したと判定する(ステップS208)。
図9は、第1実施形態における受信側装置2の動作例を示す図である。図9は、図5と同様に、Ch.1、Ch.2、Ch.3及びCh.4の4つのチャネルが存在する場合の動作例を示す。図9の動作例では、ある1つのSub-calendarCR11にフレームFR11が受信されている。この場合、異常検出情報生成部242は、カレンダ情報に基づいてフレームFR11とチャネルとの対応関係を識別し、図5と同様の方法で各チャネルのBIP8値を算出する。一方、オーバーヘッド抽出部243は、Slot#20の次のSlot(OHB−R11)からオーバーヘッドを抽出し、抽出したオーバーヘッドの所定領域に格納されているBIP8値を取得する。異常検出部244は、異常検出情報生成部242によって算出されたBIP8値と、受信フレームのオーバーヘッドから取得されたBIP8値とをチャネルごとに比較することによりチャネルの異常を検出する。
このように、制御部24が受信されたフレームについて、自装置で算出したBIP8値と送信側で算出されたBIP8値とを比較することにより、受信側装置2は各チャネルの異常を検出することができる。
このように構成された第1実施形態の送信側装置1及び受信側装置2によれば、例えばFlexEにおいてSlot単位やFlexE Client単位(チャネル単位)で伝送品質を監視することが可能となる。これにより、チャネルの伝送状態をより詳細に把握することが可能となり、サービスレベルの高い通信環境を提供することができる。なお、第1実施形態では、送信側装置1及び受信側装置2が複数の物理リンク(PHY)を有する構成を示したが、第1実施形態の送信側装置1及び受信側装置2は1つの物理リンクを有する構成であってもよい。
<第2実施形態>
第2実施形態は、送信側で算出されたBIP8値を、その算出に用いられたクライアント信号を伝送する物理リンク(PHY)とは異なる物理リンク上で伝送する点で第1実施形態と異なる。具体的には、第2実施形態の送信側装置1は、オーバーヘッド出力部143が、第1のSub-calendarにマッピングされたフレームのBIP8値を、第1のSub-calendarとは異なる第2のSub-calendarにマッピングされたフレームのオーバーヘッドに格納する点で第1実施形態の送信側装置1と異なる。また、第2実施形態の受信側装置2は、オーバーヘッド抽出部243が、第1のSub-calendarに受信されたフレームのBIP8値を、第1のSub-calendarとは異なる第2のSub-calendarに受信されたフレームのオーバーヘッドから取得する点で第1実施形態の送信側装置1と異なる。第2実施形態の送信側装置1及び受信側装置2において、オーバーヘッド出力部143及びオーバーヘッド抽出部243以外の機能部は第1実施形態と同様である。
図10は、第2実施形態における送信側装置1の動作例を示す図である。図10は、Ch.1、Ch.2及びCh.3の3つのチャネルから入力されるクライアント信号がSub-calendarCS21にマッピングされ、Ch.4及びCh.5の2つのチャネルから入力されるクライアント信号がSub-calendarCS22にマッピングされる場合の動作例を示す。図10の動作例では、Sub-calendarCS21に送信フレームF21が構成され、Sub-calendarCS22に送信フレームFS22が構成されている。図10の例の場合、フレームFS21におけるSlot#1、#2及び#3がチャネルCh.1に、Slot#4〜#18がチャネルCh.2に、Slot#19及び#20がチャネルCh.3に、それぞれ対応する。また、フレームFS22におけるSlot#1及び#2がチャネルCh.4に、Slot#3〜#20がチャネルCh.5に、それぞれ対応する。
この場合、異常検出情報生成部142は、Sub-calendarCS21のSlot#1、#2及び#3に格納されたクライアント信号に基づいてチャネルCh.1のBIP8値を算出し、Slot#4〜#18に格納されたクライアント信号に基づいてチャネルCh.2のBIP8値を算出し、Slot#19及び#20に格納されたクライアント信号に基づいてチャネルCh.3のBIP8値を算出する。また、異常検出情報生成部142は、Sub-calendarCS22のSlot#1及び#2に格納されたクライアント信号に基づいてチャネルCh.4のBIP8値を算出し、Slot#3〜#20に格納されたクライアント信号に基づいてチャネルCh.5のBIP8値を算出する。
オーバーヘッド出力部143は、フレームFS21について算出された各チャネル(Ch.1、Ch.2及びCh.3)のBIP8値をフレームFS22のオーバーヘッドの所定領域に格納し、フレームFS22について算出された各チャネル(Ch.4及びCh.5)のBIP8値をフレームFS21のオーバーヘッドの所定領域に格納する。オーバーヘッド出力部143は、フレームFS21のオーバーヘッドをフレームFS22のSlot#20の次のSlot(OHB−S22)に挿入し、フレームFS22のオーバーヘッドをフレームFS21のSlot#20の次のSlot(OHB−S21)に挿入する。
図11は、第2実施形態における受信側装置2の動作例を示す図である。図11は、図10と同様に、Ch.1〜Ch.5の5つのチャネルが存在する場合の動作例を示す。図11の動作例では、Sub-calendarCR21にフレームFR21が受信され、Sub-calendarCR22にフレームFR22が受信されている。この場合、オーバーヘッド抽出部243は、フレームFR22のオーバーヘッド(OHB−R22)の所定領域からフレームFR21のBIP8値を取得し、フレームFR21のオーバヘッド(OHB−R21)の所定領域からフレームFR22のBIP8値を取得する。異常検出部244は、自装置で算出されたフレームFR21のBIP8値と、フレームFR22のオーバーヘッドから取得されたフレームFR22のBIP8値とをチャネルごとに比較することにより、Ch.1、Ch.2及びCh.3の異常を検出する。一方で、異常検出部244は、自装置で生成されたフレームFR22のBIP8値と、フレームFR21のオーバーヘッドから取得されたフレームFR22のBIP8値とをチャネルごとに比較することにより、Ch.4及びCh.5の異常を検出する。
このように構成された第2実施形態の送信側装置1及び受信側装置2は、第1実施形態と同様の効果を奏するととともに、物理リンク(PHY)の異常がクライアント信号とオーバーヘッドとの両方の伝送に影響を与えてしまうことを抑制することができる。
<第3実施形態>
以下の第3実施形態及び第4実施形態では、クライアント信号が複数の物理リンクに分散して伝送される場合について説明する。そのうち、第3実施形態は、クライアント信号のチャネルごとに算出されたBIP8値が、その算出に用いられたクライアント信号を伝送する複数の物理リンクのうちのいずれか1つで伝送される実施形態である。この場合、第3実施形態の送信側装置1及び受信側装置2は、一部の機能部の動作が一部異なるものの、基本的には第1実施形態と同様の機能構成を有する。以下、次の図12及び図13に示す動作例を参照しながら、第3実施形態の送信側装置1及び受信側装置2の動作について説明する。
図12は、第3実施形態における送信側装置1の動作例を示す図である。図12は、チャネルCh.1から入力されるクライアント信号がSub-calendarC5及びC6にマッピングされ、チャネルCh.2及びCh.3から入力されるクラインと信号がSub-calendarCS31にマッピングされ、チャネルCh.4から入力されるクライアント信号がSub-calendarCS32にマッピングされる場合の動作例を示す。図12の動作例では、Sub-calendarCS31に送信フレームFS31が構成され、Sub-calendarCS32に送信フレームFS32が構成されている。図12の例の場合、フレームFS31のSlot#1、#2及び#3と、フレームFS32におけるSlot#1及び#2とがチャネルCh.1に、フレームFS31のSlot#4〜#18がチャネルCh.2に、フレームFS31のSlot#19及び#20がチャネルCh.3に、フレームFS32のSlot#3〜#20がチャネルCh.4に、それぞれ対応する。
この場合、異常検出情報生成部142は、フレームFS31のSlot#1、#2及び#3に格納されたクライアント信号と、フレームFS32のSlot#1及び#2に格納されたクライアント信号とに基づいてチャネルCh.1のBIP8値を算出し、フレームFS31のSlot#4〜#18に格納されたクライアント信号に基づいてチャネルCh.2のBIP8値を算出し、フレームFS31のSlot#19及び#20に格納されたクライアント信号に基づいてチャネルCh.3のBIP8値を算出し、フレームFS32のSlot#3〜#20に格納されたクライアント信号に基づいてチャネルCh.4のBIP8値を算出する。
オーバーヘッド出力部143は、チャネルCh.1、Ch.2及びCh.3について算出されたBIP8値をフレームFS31のオーバーヘッドの所定領域に格納し、チャネルCh.4について算出されたBIP8値をフレームFS32のオーバーヘッドの所定領域に格納する。オーバーヘッド出力部143は、フレームFS31のオーバーヘッドを、フレームFS31が構成されたSub-calendarCS31上のSlot#1〜#20の次のSlot(OHB−S31)に挿入し、フレームFS32のオーバーヘッドを、フレームFS32が構成されたSub-calendarCS32上のSlot#1〜#20の次のSlot(OHB−S32)に挿入する。なお、オーバーヘッド出力部143は、あるチャネルのクライアント信号が複数の物理リンクに跨って伝送される場合、そのチャネルのBIP8値を、クライアント信号を伝送するいずれのフレームのオーバーヘッドに格納されてもよい。例えば、図12の例では、オーバーヘッド出力部143は、チャネルCh.1のBIP8値を、フレームFS32のオーバーヘッドに格納してもよい。
図13は、第3実施形態における受信側装置2の動作例を示す図である。図13は、受信側装置2が図12で生成された送信フレームFS31及びFS32を受信する動作を示す。図13の動作例では、送信フレームFS31はSub-calendarCR31にフレームFR31として受信され、送信フレームFS32はSub-calendarCR32にフレームFR32として受信される。この場合、オーバーヘッド抽出部243は、フレームFR31のオーバーヘッド(OHB−R31)からチャネルCh.1、Ch.2及びCh.3のBIP8値を取得し、フレームFR32のオーバーヘッド(OHB−R32)からチャネルCh.4のBIP8値を取得する。異常検出情報生成部242は、受信信号に基づいて送信側の異常検出情報生成部142と同様の方法でチャネルCh.1〜Ch.4のBIP8値を算出する。異常検出部244は、自装置で算出されたBIP8値と、フレームFR31及びFR32のオーバーヘッドから取得されたBIP8値とをチャネルごとに比較することにより、Ch.1〜Ch.4の異常を検出する。
<第4実施形態>
第4実施形態は、複数の物理リンクに分散して伝送されるチャネルのBIP8値が、その算出に用いられたクライアント信号を伝送する複数のSub-calendarに構成されたフレームのオーバーヘッドに格納する点で第3実施形態と異なる。この場合、第4実施形態の送信側装置1及び受信側装置2は、一部の機能部の動作が一部異なるものの、基本的には第1実施形態と同様の機能構成を有する。以下、次の図14及び図15に示す動作例を参照しながら、第3実施形態の送信側装置1及び受信側装置2の動作について説明する。
図14は、第4実施形態における送信側装置1の動作例を示す図である。図14の動作例において、各チャネル(Ch.1〜Ch.4)と各Sub-calendar(CS41及びCS42)との対応関係は図12及び図13に示した第3実施形態の動作例と同様である。この場合、異常検出情報生成部142は、第3実施形態と同様の方法で各チャネルのBIP8値を算出する。オーバーヘッド出力部143は、チャネルCh.1、Ch.2及びCh.3について算出されたBIP8値をフレームFS41のオーバーヘッドの所定領域に格納し、チャネルCh.1及びCh.4について算出されたBIP8値をフレームFS42のオーバーヘッドの所定領域に格納する。すなわち、オーバーヘッド出力部143は、あるチャネルのクライアント信号が複数の物理リンクに跨って伝送される場合、そのチャネルのBIP8値を、クライアント信号を伝送する複数のフレームのオーバーヘッドに格納する。
図15は、第4実施形態における受信側装置2の動作例を示す図である。図15は、受信側装置2が図14で生成されたフレームFS41及びFS42を受信する動作を示す。図15の動作例では、フレームFS41はSub-calendarCR41にフレームFR41として受信され、フレームFS42はSub-calendarCR42にフレームFR42として受信される。この場合、オーバーヘッド抽出部243は、フレームFR41のオーバーヘッド(OHB−R41)からチャネルCh.1、Ch.2及びCh.3のBIP8値を取得し、フレームFR42のオーバーヘッド(OHB−R42)からチャネルCh.1及びCh.4のBIP8値を算出する。異常検出情報生成部242は、受信信号に基づいて送信側の異常検出情報生成部142と同様の方法でチャネルCh.1〜Ch.4のBIP8値を算出する。異常検出部244は、自装置で算出されたBIP8値と、フレームFR41及びFR42のオーバーヘッドから取得されたBIP8値とをチャネルごとに比較することにより、Ch.1〜Ch.4の異常を検出する。
図16は、第4実施形態における制御部24がチャネルの異常を検出する処理の流れを示す第1のフローチャートである。図16において、第1実施形態における制御部24と同様の処理には図8と同じ符号を付すことにより説明を省略する。あるチャネルに関して受信フレームから複数のBIP8値が取得された場合、制御部24の異常検出部244は、取得された全てのBIP8値が自装置で算出されたBIP8値に一致するか否かを判定する(ステップS301)。取得された全てのBIP8値が自装置で算出されたBIP8値に一致する場合(ステップS301−YES)、異常検出部244は、当該チャネルは正常であると判定し(ステップS207)、取得されたBIP8値の一部が自装置で算出されたBIP8値と一致しない場合(ステップS301−NO)、異常検出部244は、当該チャネルに異常が発生したと判定する(ステップS208)。
図17は、第4実施形態における制御部24がチャネルの異常を検出する処理の流れを示す第2のフローチャートである。図17において、図16に示した第1のフローチャートと同様の処理には図16と同じ符号を付すことにより説明を省略する。ステップS301において、取得されたBIP8値の一部が自装置で算出されたBIP8値と一致しない場合(ステップS301−NO)、異常検出部244は、一致したBIP8値の数が一致しないBIP8値の数以上であるか否かを判定する(ステップS401)。一致したBIP8値の数が一致しないBIP8値の数以上である場合(ステップS401−YES)、異常検出部244は、当該チャネルは正常であると判定し(ステップS207)、一致したBIP8値の数が一致しないBIP8値の数未満である場合(ステップS401−NO)、異常検出部244は、当該チャネルに異常が発生したと判定する(ステップS208)。なお、異常検出部244は、一致したBIP8値の数が所定の閾値以上である場合に、当該チャネルは正常であると判定してもよい。
<変形例>
上述した実施形態における送信側装置1又は受信側装置2をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明は、一以上のチャネルから入力されるクライアント信号を一以上の物理リンクを介して伝送する送信側装置と、当該物理リンクを介して送信側装置からクライアント信号を受信する受信側装置とを備える伝送システムに適用可能である。
1…送信側装置、 11…マッピング部、 12…Sub−calendar、 13…100GbE−PHY、 14…制御部、 141…カレンダ情報取得部、 142…異常検出情報生成部、 143…オーバーヘッド出力部、 2…受信側装置、 21…デマッピング部、 22…Sub−calendar、 23…100GbE−PHY、 24…制御部、 241…カレンダ情報取得部、 242…異常検出情報生成部、 243…オーバーヘッド抽出部、 244…異常検出部

Claims (9)

  1. 一以上のチャネルから入力されるクライアント信号を一以上の物理リンクを介して伝送する送信側装置と、前記物理リンクを介して前記送信側装置から前記クライアント信号を受信する受信側装置とを備える伝送システムが前記物理リンクにおける伝送異常を検出する方法であって、
    前記送信側装置が、前記伝送異常の検出に用いられる前記チャネルごとの異常検出情報をクライアント信号を構成する一以上の単位信号のうち当該チャネルに対応する単位信号に基づいてそれぞれ生成する第一の異常検出情報生成ステップと、
    前記送信側装置が、前記第一の異常検出情報生成ステップにおいて生成された前記チャネルごとの異常検出情報を、前記一以上の物理リンクを介してクライアント信号を伝送するフレームのオーバーヘッド領域に格納する異常検出情報格納ステップと、
    前記受信側装置が、前記送信側装置から受信した各チャネルのクライアント信号に基づいて、前記第一の異常検出情報生成ステップと同様の前記チャネルごとの異常検出情報を生成する第二の異常検出情報生成ステップと、
    前記受信側装置が、前記送信側装置で生成された前記チャネルごとの異常検出情報と、自装置で生成された前記チャネルごとの異常検出情報とに基づいて前記チャネルごとの伝送異常を検出する異常検出ステップと、
    を有する伝送異常検出方法。
  2. 一以上のチャネルから入力されるクライアント信号を一以上の物理リンクを介して伝送する送信側装置と、前記物理リンクを介して前記送信側装置から前記クライアント信号を受信する受信側装置とを備える伝送システムが前記物理リンクにおける伝送異常を検出する方法であって、
    前記送信側装置が、前記伝送異常の検出に用いられる異常検出情報を各チャネルのクライアント信号に基づいて前記チャネルごとに生成する第一の異常検出情報生成ステップと、
    前記送信側装置が、前記第一の異常検出情報生成ステップにおいて生成された異常検出情報を、前記一以上の物理リンクを介してクライアント信号を伝送するフレームのオーバーヘッド領域に格納する異常検出情報格納ステップと、
    前記受信側装置が、前記送信側装置から受信した各チャネルのクライアント信号に基づいて、前記第一の異常検出情報生成ステップと同様の異常検出情報を生成する第二の異常検出情報生成ステップと、
    前記受信側装置が、前記送信側装置で生成された異常検出情報と、自装置で生成された異常検出情報とに基づいて前記チャネルごとの伝送異常を検出する異常検出ステップと、
    を有し、
    前記異常検出情報格納ステップでは、前記異常検出情報の生成に用いられたクライアント信号を伝送するフレームとは異なる物理リンクで伝送されるフレームのオーバーヘッド領域に前記異常検出情報を格納する
    送異常検出方法。
  3. 前記異常検出ステップでは、あるチャネルについて複数の異常検出情報が受信された場合、自装置で生成された異常検出情報が受信された全ての異常検出情報に一致する場合に前記チャネルは正常であると判定する、
    請求項に記載の伝送異常検出方法。
  4. 前記異常検出情報格納ステップでは、前記第一の異常検出情報生成ステップにおいて生成された異常検出情報を、前記異常検出情報の生成に用いられたクライアント信号を伝送するフレームのオーバーヘッド領域に格納する、
    請求項1から3のいずれかに記載の伝送異常検出方法。
  5. 一以上のチャネルから入力されるクライアント信号を一以上の物理リンクを介して伝送する送信側装置であって、
    前記物理リンクにおける伝送異常の検出に用いられる前記チャネルごとの異常検出情報をクライアント信号を構成する一以上の単位信号のうち当該チャネルに対応する単位信号に基づいてそれぞれ生成する異常検出情報生成部と、
    前記異常検出情報生成部によって生成された前記チャネルごとの異常検出情報を、前記一以上の物理リンクを介してクライアント信号を伝送するフレームのオーバーヘッド領域に格納する異常検出情報格納部と、
    を備える送信側装置。
  6. 一以上のチャネルから入力されるクライアント信号を一以上の物理リンクを介して伝送する送信側装置であって、
    前記物理リンクにおける伝送異常の検出に用いられる異常検出情報を各チャネルのクライアント信号に基づいて前記チャネルごとに生成する異常検出情報生成部と、
    前記異常検出情報生成部によって生成された異常検出情報を、前記一以上の物理リンクを介してクライアント信号を伝送するフレームのオーバーヘッド領域に格納する異常検出情報格納部と、
    を備え、
    前記異常検出情報格納部は、前記異常検出情報の生成に用いられたクライアント信号を伝送するフレームとは異なる物理リンクで伝送されるフレームのオーバーヘッド領域に前記異常検出情報を格納する、
    送信側装置。
  7. 一以上のチャネルから入力されるクライアント信号を一以上の物理リンクを介して伝送する送信側装置から前記物理リンクを介して前記クライアント信号を受信する受信側装置であって、
    前記送信側装置から受信したフレームに含まれる各チャネルのクライアント信号に基づいて、前記物理リンクにおける伝送異常の検出に用いられる前記チャネルごとの異常検出情報を、クライアント信号を構成する一以上の単位信号のうち当該チャネルに対応する単位信号に基づいてそれぞれ生成する異常検出情報生成部と、
    前記フレームのオーバーヘッド領域から取得される前記チャネルごとの異常検出情報と、自装置で生成された前記チャネルごとの異常検出情報とに基づいて前記チャネルごとの伝送異常を検出する異常検出部と、
    を備える受信側装置。
  8. 請求項5又は6に記載の送信側装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラム。
  9. 請求項に記載の受信側装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラム。
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