JP6660310B2 - 光学的な炭化水素ガス組成物の監視のためのシステム、方法、および装置 - Google Patents

光学的な炭化水素ガス組成物の監視のためのシステム、方法、および装置 Download PDF

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Description

(関連出願の相互参照)
本願は、“Optical Hydrocarbon Gas Composition Monitoring”と題された、2014年6月30日に出願された米国仮特許出願第62/019,401号に対する優先権およびその利益を主張するものであり、該米国仮特許出願の全体を参照により本明細書中に援用する。
本発明は、概して、炭化水素ガス監視のための分光システムおよび分光器に関する。より具体的には、ある実施形態では、本発明は、他のタイプの燃料ガスを含む、天然ガスおよび他の類似するガス混合物の組成物監視のための、アルカンガスの種分化のための分光法システムに関する。より具体的には、ある実施形態では、本発明は、試料ガスの発熱量、エネルギー含有量、および/またはカロリー価、ならびにその化学組成物に由来する他の物理的および化学的性質を測定および/または監視するための方法およびシステムに関する。
天然ガスおよび他の炭化水素燃料ガスの組成物は、多くの場合、そのエネルギー含有量、発熱量、比重、ウォッベ指数、および/または他の性質を判定するために識別される。組成物測定は、探査および採掘、精製所における製造プロセス中、売買取引中の品質保証/制御の一環として、ならびに電力または電気生成におけるその使用中に実施され得る。組成物は、典型的には、ガスクロマトグラフィ(GC)を使用して判定され、試料ガスの構成物の物理的分離が、細長いカラムを通してガス試料を流動させることによって実施される。試料ガスの構成物がGCカラムを通して移動した後、それらは、各化合物の濃度に比例する測定反応を提供する、検出器に到達する。現在のGC技法の欠点は、(i)長い分離時間、したがって、長い測定時間と、(ii)取得および維持することが高価であり得る、キャリアガスの要求と、(iii)頻繁な再較正を要求する、不良測定安定性とを含む。
さらに、炭化水素ガスは、近赤外および中赤外におけるいくつかの波長帯域における電磁光放射を吸収する。吸収信号は、例えば、Tacke et. alによる米国特許第6,555,820号およびAdler−Golden et. alによる米国特許第5,822,058号に説明されるように、試料炭化水素ガスのエネルギー含有量または発熱量との相関分析を実施するために使用され得る。市場における多くの製品は、現在まで、周囲または周辺空気中の可燃性ガスおよび蒸気の存在を判定するために、炭化水素ガスの赤外吸収信号を使用している。しかしながら、炭化水素ガス混合物の構成物のスペクトル種分化は、炭化水素スペクトルの重複する性質を考慮すると、困難なタスクである。図2は、具体的には、1600nm〜1900nmである、近赤外(NIR)におけるC1−C4アルカンガスの例示的吸収スペクトルを示す。示されるように、個々の構成物は、一意の形状またはスペクトル特徴を有しているが、それらは、相互に有意に重複する。さらに、C2、C3、およびC4(エタン、プロパン、ならびにブタン)のスペクトルは、幅広く、相互の差別化特徴を限定している。
したがって、炭化水素ガスの組成物を監視するための改良された方法およびシステムの必要性がある。
米国特許第6,555,820号明細書 米国特許第5,822,058号明細書
本開示は、天然ガス、バイオガス、およびアルカンを含有する他の燃料ガス等の炭化水素ガスの組成物測定のための分光システムを提供する。分光システムは、約800nm〜約12μm(例えば、非分散赤外システム(NDIR)に対する約800nm〜約12μm、またはフーリエ変換赤外システム(FTIR)に対する約1.5μm〜約12μm)の吸収測定値を採用する。メタン、エタン、プロパン、n−ブタン、イソブタン等の混合物構成物は、スペクトル分解技法を介して種分化され、ある実施形態では、各構成物の濃度が、独立した測定チャネルまたは計器に報告される。
スペクトルデータの2つまたはそれを上回る非連続的帯域が、スペクトル信号から識別される。組み合わせられたスペクトルが、次いで、スペクトルデータの2つまたはそれを上回る非連続的帯域から形成され、炭化水素ガス混合物の構成物を識別および/または定量化するように処理される。本技法は、驚くほど増加した正確度と、両方の種を含有する混合物において、類似するスペクトルを伴う2つの種、例えば、n−ブタンとn−ペンタンとを区別する能力を提供することが見出されている。
光学ベースのセンサ/分析装置が、プロセスラインまたはパイプラインにおいて、オペレータの介入の必要性なく(遠隔展開を介して)、燃料ガスの組成物を判定し、ガスのリアルタイムの監視を可能にする。加えて、ある実施形態では、本システムは、キャリアガス、または他の消耗品、もしくは高価なインフラストラクチャをその動作のために要求しない。
一側面では、本発明は、炭化水素流体の構成物の種分化および/または定量的判定のための分光器システムを対象とし、分光器システムは、広帯域光源と、それを通して炭化水素流体が流動し、それを通して(またはそれに)光源からの光が通過する、ガス流セルと、ガス流セルを通して流動する炭化水素流体を通した透過(またはそれからの反射)後の光を受信し、連続的広帯域領域にわたって、または複数の離散波長帯域にわたって検出された光のスペクトル情報を示す、走査信号を生成するための光学検出器であって、走査は、約800nm〜約12μmの範囲と同等である、そのサブセットである、またはそれに重複する範囲を網羅する、光学検出器と、プロセッサと、その上に命令を記憶し、命令は、実行されると、プロセッサに、ガス流セル内の炭化水素流体に対応する信号からのスペクトルデータの2つまたはそれを上回る帯域を識別することであって、2つまたはそれを上回る帯域は、非連続的である、ことと、炭化水素流体の1つまたはそれを上回る構成物(例えば、1つ、2つ、3つ、4つ、または5つの構成物)を種分化および/または定量化するために、スペクトルデータの2つまたはそれを上回る帯域からのデータを処理することとを行わせる、非一過性コンピュータ可読媒体とを備える。
ある実施形態では、炭化水素流体は、天然ガス、天然ガス液、またはバイオガスである。ある実施形態では、炭化水素流体は、任意の組み合わせにおける種C1−C6のうちの1つまたはそれを上回るものを含む。
ある実施形態では、広帯域光源は、黒体源および/または1つもしくはそれを上回るLEDを含む。
ある実施形態では、本システムはさらに、広帯域光源から受信される光ビームを、複数の離散波長帯域に分割するための分光ユニットを備え、分光ユニットおよびガス流セルは、光ビームが広帯域光源から分光ユニットを通過し、次いで、分割されたビームがガス流セルを通過するように置かれる。ある実施形態では、本システムはさらに、広帯域光源から受信される光ビームを、複数の離散波長帯域に分割するための分光ユニットを備え、分光ユニットおよびガス流セルは、光が広帯域光源からガス流セルを、次いで、分光ユニットを通過するように置かれる。ある実施形態では、分光ユニットは、干渉フィルタアレイ、線形可変フィルタ(LVF)、回折格子、走査干渉計、およびファブリーペローエタロンから成る群から選択される、少なくとも1つの部材を備える。
ある実施形態では、光学検出器は、広走査分光器を含む。ある実施形態では、光学検出器は、フーリエ変換赤外(FTIR)分光器を含む。ある実施形態では、光学検出器は、非分散赤外(NDIR)検出器を含む。
ある実施形態では、2つまたはそれを上回る帯域の2つの帯域の最近傍端間に、少なくとも50nmの分離が存在する。
ある実施形態では、命令は、プロセッサに、1300nm〜1800nmのサブセットであるスペクトルデータの第1の帯域と、1850nm〜2500nmのサブセットであるスペクトルデータの第2の帯域とを識別させる。ある実施形態では、命令は、プロセッサに、約1500nm〜約1780nmに及ぶスペクトルデータの第1の帯域と、約1900nm〜約2200nmに及ぶスペクトルデータの第2の帯域とを識別させる(例えば、「約」は、+/−50nmを意味する)。
ある実施形態では、命令は、プロセッサに、n−ペンタンを含む、炭化水素流体(例えば、炭化水素ガス)の1つまたはそれを上回る構成物を種分化および定量化させる。ある実施形態では、炭化水素流体は、n−ペンタンと、n−ブタンを含み、命令は、プロセッサに、少なくともn−ペンタンおよびn−ブタンを種分化ならびに定量化させる。ある実施形態では、炭化水素流体は、1.0%を上回らないn−ペンタンを含有する。ある実施形態では、炭化水素流体は、少なくとも5%のn−ブタンを含有する。
ある実施形態では、命令は、プロセッサに、1600nm〜1900nmのサブセットであるスペクトルデータの第1の帯域と、2100nm〜2600nmのサブセットであるスペクトルデータの第2の帯域とを識別させる。ある実施形態では、炭化水素流体は、少なくとも1個のC6またはそれよりも高次の種(例えば、ヘキサンまたはヘプタン)を含み、命令は、プロセッサに、C6またはそれよりも高次の種を種分化および定量化させる。
ある実施形態では、2つまたはそれを上回る帯域は、約3100nm〜約3600nmの帯域を含み(例えば、「約」は、+/−100nmを意味する)、命令は、プロセッサに、0.1%を上回らない濃度において存在する、炭化水素流体のある成分を種分化および定量化させる。
ある実施形態では、命令は、プロセッサに、少なくとも1つの成分の大量組成範囲測定値(例えば、0.1〜100重量%)と、少なくとも別の成分の微量範囲測定値(例えば、0〜0.1重量%)とを識別させる。
ある実施形態では、2つまたはそれを上回る非連続的帯域は、少なくとも1つの近赤外帯域(例えば、約1600nm〜約1900nmの範囲である、もしくはそのサブセットである帯域、および/または約2200nm〜約2500nmの範囲である、もしくはそのサブセットである帯域)と、中赤外帯域(例えば、約3100nm〜約3600nmの範囲である、またはそのサブセットである帯域)を含み、命令は、プロセッサに、少なくとも1つの成分の大量組成範囲測定値(例えば、0.1〜100重量%)と、少なくとも別の成分の微量範囲測定値(例えば、0〜0.1重量%)とを識別させる。
ある実施形態では、命令は、プロセッサに、約1400nm〜約1900nmの範囲と同等である、そのサブセットである、またはそれに重複するスペクトルデータの一次帯域と、約1900nm〜約2500nmの範囲と同等である、そのサブセットである、またはそれに重複する二次帯域とを識別させ、二次範囲は、炭化水素流体内のペンタン(例えば、n−ペンタン)を識別および/または定量化するために使用され、一次範囲は、炭化水素流体内のC1、C2、C3、ならびにC4のうちの1つまたはそれを上回るものを識別および/または定量化するために使用される。
ある実施形態では、命令は、プロセッサに、スペクトルデータの2つまたはそれを上回る非連続的帯域から組み合わせられたスペクトルを形成させ、炭化水素流体の1つまたはそれを上回る構成物を識別および/または定量化するように組み合わせられたスペクトルを処理させる。
別の側面では、本発明は、炭化水素流体の構成物の種分化および定量的判定のための方法を対象とし、本方法は、コンピュータデバイスのプロセッサによって、ガス流セル内の炭化水素流体に対応する信号からのスペクトルデータの2つまたはそれを上回る帯域を識別するステップであって、2つまたはそれを上回る帯域は、非連続的である、ステップと、プロセッサによって、スペクトルデータの2つまたはそれを上回る帯域からのデータを使用して、炭化水素流体の1つまたはそれを上回る構成物(例えば、1つ、2つ、3つ、4つ、または5つの構成物)を種分化および定量化するステップとを含む。
ある実施形態では、本方法はさらに、光源(例えば、広帯域光源)から光を生成するステップと、光源からの光をガス流セルを通して(またはそれに)指向させるステップと、ガス流セルを通して流動する炭化水素流体を通した透過(またはそれからの反射)後、光学検出器において光を受信するステップと、ガス流セル内の炭化水素流体に対応する信号を生成するステップとを含む。
ある実施形態では、炭化水素流体は、天然ガス、天然ガス液、またはバイオガスである。ある実施形態では、炭化水素流体は、任意の組み合わせにおける種C1−C6のうちの1つまたはそれを上回るものを含む。
ある実施形態では、2つまたはそれを上回る帯域の2つの帯域の最近傍端間に、少なくとも50nmの分離が存在する。
ある実施形態では、識別するステップは、1300nm〜1800nmのサブセットであるスペクトルデータの第1の帯域と、1850nm〜2500nmのサブセットであるスペクトルデータの第2の帯域とを識別するステップを含む。ある実施形態では、識別するステップは、約1500nm〜約1780nmに及ぶスペクトルデータの第1の帯域と、約1900nm〜約2200nmに及ぶスペクトルデータの第2の帯域とを識別するステップを含む(例えば、「約」は、+/−50nmを意味する)。
ある実施形態では、本方法は、n−ペンタンを含む、炭化水素流体(例えば、炭化水素ガス)の1つまたはそれを上回る構成物を種分化および定量化するステップを含む。ある実施形態では、炭化水素流体は、n−ペンタンと、n−ブタンを含み、本方法は、少なくともn−ペンタンおよびn−ブタンを種分化ならびに定量化するステップを含む。ある実施形態では、炭化水素流体は、1.0%を上回らないn−ペンタンを含有する。ある実施形態では、炭化水素流体は、少なくとも5%のn−ブタンを含有する。
ある実施形態では、識別するステップは、1600nm〜1900nmのサブセットであるスペクトルデータの第1の帯域と、2100nm〜2600nmのサブセットであるスペクトルデータの第2の帯域とを識別するステップを含む。ある実施形態では、炭化水素流体は、少なくとも1個のC6またはそれよりも高次の種(例えば、ヘキサンもしくはヘプタン)を含み、命令は、プロセッサに、C6またはそれよりも高次の種を種分化および定量化させる。
ある実施形態では、2つまたはそれを上回る帯域は、約3100nm〜約3600nmの帯域を含み(例えば、「約」は、+/−100nmを意味する)、命令は、プロセッサに、0.1%を上回らない濃度において存在する、炭化水素流体のある成分を種分化および定量化させる。
ある実施形態では、本方法は、少なくとも1つの成分の大量組成範囲測定値(例えば、0.1〜100重量%)と、少なくとも別の成分の微量範囲測定値(例えば、0〜0.1重量%)とを判定するステップを含む。
ある実施形態では、2つまたはそれを上回る非連続的帯域は、少なくとも1つの近赤外帯域(例えば、約1600nm〜約1900nmの範囲である、もしくはそのサブセットである帯域、および/または約2200nm〜約2500nmの範囲である、もしくはそのサブセットである帯域)と、中赤外帯域(例えば、約3100nm〜約3600nmの範囲である、またはそのサブセットである帯域)を含み、本方法は、少なくとも1つの成分の大量組成範囲測定値(例えば、0.1〜100重量%)と、少なくとも別の成分の微量範囲測定値(例えば、0〜0.1重量%)とを判定するステップを含む。
ある実施形態では、本方法は、約1400nm〜約1900nmの範囲と同等である、そのサブセットである、またはそれに重複するスペクトルデータの一次帯域と、約1900nm〜約2500nmの範囲と同等である、そのサブセットである、またはそれに重複する二次帯域とを識別するステップを含み、二次範囲は、プロセッサによって、炭化水素流体内のペンタン(例えば、n−ペンタン)を識別および定量化するために使用され、一次範囲は、プロセッサによって、炭化水素流体内のC1、C2、C3、ならびにC4のうちの1つまたはそれを上回るものを識別および/もしくは定量化するために使用される。
ある実施形態では、種別化および定量化するステップは、プロセッサによって、スペクトルデータの2つまたはそれを上回る非連続的帯域から組み合わせられたスペクトルを形成するステップと、プロセッサによって、炭化水素流体の1つまたはそれを上回る構成物を識別および/または定量化するために、組み合わせられたスペクトルを処理するステップとを含む。
別の側面では、本発明は、炭化水素流体(例えば、任意の組み合わせにおける種C1−C6のうちの1つまたはそれを上回るものを含有する流体)の構成物の種分化および/または定量的判定のための分光システムを対象とする。本システムは、電磁放射源(例えば、光エミッタ)と、ビームを複数の波長帯域の成分に分割するための分光ユニットと、光エネルギーを電気信号に変換するための光検出ユニットとを含む(本明細書に使用されるように、「光」という用語は、可視光に制限されない)。スペクトル情報を含有する電気信号は、デジタル信号に変換され、これは、スペクトル分解および分析アルゴリズムを起動するデジタル信号プロセッサまたはコンピュータによって受信される。プロセッサは、メタン、エタン、プロパン等、試料ガス内に存在する個々の構成物の濃度(またはその量の他の定量化)を判定し、これは、例えば、USB、TCP/IP、Modbus、RS−485、シリアル通信、無線、および同等物等の種々の通信デバイスならびにプロトコルのいずれかを通して、ローカルディスプレイユニット内に報告される、または外部監視もしくは報告デバイスに通信される。
いくつかの実施形態では、分光システムは、試料ガスを含有するための、透明ウィンドウで封印され、光ビームの直通路に位置付けられた、ガスセル、例えば、ガス流セルを含む。ガス流セルの内側のビームの経路長さは、所与の構成物濃度、圧力、および温度に対する吸収信号の大きさを判定するために使用され、いくつかの実施形態では、ガスセルの経路長さは、所与の用途に対して有利な信号対雑音比をもたらすように設計される。ある実施形態では、ガスセルは、試料ガスの圧力および/または温度をリアルタイムで連続的に測定するために、それぞれ、圧力トランスデューサおよび/または温度トランスデューサを具備する。測定された圧力および温度値は、次いで、試料圧力ならびに温度変動を補正するために使用される。
ある実施形態では、本システムは、ガス流セル内の炭化水素流体に対応する信号から、スペクトルデータの2つまたはそれを上回る帯域(例えば、(i)近赤外および(ii)中赤外波長領域のそれぞれにおける帯域を含むが、約800nm〜約12μmのサブセットを網羅する帯域が使用されることができる)を識別し、2つまたはそれを上回る帯域は、連続的ではない(例えば、2つの帯域の最近傍端間には、少なくとも50nmの分離が存在する)。
ある実施形態では、分光システムは、近赤外領域内で動作し、1600nm〜1900nmの炭化水素帯域を分析する。分光ユニットは、1nm〜10nm(例えば、3nm〜7nm、例えば、4nm〜6nm、例えば、5nm)のスペクトル分解能を提供し、これは、測定値の信号対雑音比とスペクトル線形性との間の好適なトレードオフを提供することが見出されている。ある実施形態では、スペクトル分解能は、調節可能である。いくつかの実施形態では、この単一領域では、分光システムは、異性体の種分化を含む、C1−C5のアルカン、アルケン、およびアルキン構成物を確実かつ正確に種分化することが可能である。
いくつかの実施形態では、C6成分およびそれよりも重いもの(例えば、ヘキサンおよびヘプタン)の種分化に関して、分光システムは、近赤外領域内で動作し、例えば、1600〜1900nm領域および2100〜2600nm領域内で炭化水素帯域を分析する。第2の波長領域の追加は、C6成分およびそれよりも重いものを正確かつ確実に種分化するために、付加的なスペクトル特徴を提供する。分光ユニットは、いくつかの実施形態では、1nm〜10nm(例えば、3nm〜7nm、例えば、4nm〜6nm、例えば、5nm)のスペクトル分解能を提供する。ある実施形態では、スペクトル分解能は、調節可能である。
ある実施形態では、分光システムは、例えば、3100nm〜3600nmの領域を含む、中赤外帯域(MIR)内で動作する。この波長領域内の炭化水素吸収の大きさは、近赤外(NIR)におけるものよりも大きい桁数であるため、MIRにおいて動作する分光システムは、例えば、十億分率(ppb)、百万分率(ppm)、および/または低パーセンテージ(例えば、最大0.1重量%)濃度レベルにおいて、炭化水素濃度の微量レベル監視および組成物分析に非常に好適である。
いくつかの実施形態では、分光ユニットは、各フィルタが光ビームの狭スペクトル部分のみを透過する、動作波長範囲に及ぶ帯域幅を有するいくつかの個々のフィルタ要素を含む、狭帯域干渉フィルタアレイを含む。例えば、分光ユニットは、各フィルタが5nmの帯域幅または分解能を有する、1600nm〜1900nmの300nmに及ぶ、60個のフィルタ要素を含んでもよい。帯域幅は、例えば、図2に例証されるように、狭帯域透過スペクトルの半値幅(FWHH)として画定されてもよい。代替として、フィルタは、透過波長を楔の方向に線形に変動させるように一方向に楔状になっている、(線形可変フィルタ(LVF)と称される)帯域通過フィルタ要素から構築されてもよい。
フィルタベースの分光ユニットは、2つまたはそれを上回る非連続的スペクトル領域を含んでもよい。例えば、2100nm〜2600nmの組み合わせ帯域領域(またはその一部)等の付加的な炭化水素帯域の取得は、より豊富なスペクトル特徴の取得を可能にすることが見出された。いくつかの実施形態では、フィルタ要素は、例えば、図3Bに例証されるように、2つの別個の波長領域を含む。
ある実施形態では、分光ユニットは、光ビームを複数の隣接する部分的スペクトル帯域に分光させるために、回折格子等の回折要素を含む。回折格子は、着目炭化水素波長領域において最大透過を提供するように整調される。ある実施形態では、分光ユニットは、フーリエ変換分光法を使用して、光ビームをその波長構成物に分離させるために、走査干渉計を含む。
別の側面では、本開示は、炭化水素流体(例えば、任意の組み合わせにおける種C1−C6のうちの1つまたはそれを上回るものを含有する流体)の構成物の種分化および/または定量的判定のための分光器システムを説明する。分光器システムは、広帯域光源(例えば、黒体源または1つもしくはそれを上回るLED)を含む。ある実施形態では、本システムは、広帯域光源から受信される光ビーム(直接または間接的のいずれか、例えば、源から直接、または光ビームが試料を通過した後に分光ユニットに進入する光ビーム)を複数の離散帯域に分割するための分光ユニット(例えば、干渉フィルタアレイ、線形可変フィルタ(LVF)、回折格子、または走査干渉計、例えば、ファブリーペローエタロン)を含む。
本システムは、それを通して炭化水素流体が流動し、それを通して(直接または間接的に)光源からの、および随意に、分光ユニットからの光が通過する、ガス流セルを含む。本システムは、ガス流セルを通して流動する炭化水素流体を通した透過後の光を(直接または間接的に)受信し、(例えば、広走査分光器、例えば、フーリエ変換分光器を介して)連続的広帯域領域にわたって、または複数の離散帯域にわたって検出された光のスペクトル情報を示す、走査信号を生成する(例えば、近赤外領域を包含するスペクトル走査を得る)ための光学検出器を含み、走査は、約800nm〜約12μm(例えば、NDIRに対する約800nm〜約12μm、またはFTIRに対する約1.5μm〜約12μm)の範囲と同等である、そのサブセットである、またはそれに重複する範囲を網羅する。
ある実施形態では、本システムは、プロセッサと、その上に命令を記憶する、非一過性コンピュータ可読媒体とを含む。命令は、実行されると、プロセッサに、ガス流セル内の炭化水素流体に対応する信号からのスペクトルデータの2つまたはそれを上回る帯域を識別させ、2つまたはそれを上回る帯域は、非連続的である(例えば、約1600nm〜約1900nmのスペクトルデータの第1の帯域と、約2200nm〜約2500nmの第2の帯域とを識別させる)(例えば、2つまたはそれを上回る帯域は、1950nm〜2150nmの範囲を除外する)。命令は、実行されると、プロセッサに、(例えば、2つまたはそれを上回る帯域をともにスティッチングすることによって)スペクトルデータの2つまたはそれを上回る非連続的帯域から組み合わせられたスペクトルを形成させる。命令は、実行されると、プロセッサに、炭化水素流体の構成物を識別および/または定量化するために、(例えば、部分最小二乗、古典的最小二乗、または主成分回帰分析を介して)組み合わせられたスペクトルを処理させる。
ある実施形態では、第1の帯域は、例えば、50nmを上回って、100nmを上回って、150nmを上回って、200nmを上回って、または250nmを上回って1600nm〜1900nmの範囲を超えて延在することなく、1600nm〜1900nmの範囲の少なくとも100nm、または少なくとも150nm、または少なくとも200nm、または少なくとも250nmに重複する。ある実施形態では、第2の帯域は、例えば、50nmを上回って、100nmを上回って、150nmを上回って、200nmを上回って、または250nmを上回って2200nm〜2500nmの範囲を超えて延在することなく、2200nm〜2500nmの範囲の少なくとも100nm、または少なくとも150nm、または少なくとも200nm、または少なくとも250nmに重複する。ある実施形態では、2つまたはそれを上回る帯域は、1950nm〜2150nmの範囲を除外する。
ある実施形態では、炭化水素流体は、天然ガス、天然ガス液、またはバイオガスである。
ある実施形態では、2つまたはそれを上回る非連続的帯域は、少なくとも1つの近赤外帯域(例えば、約1600nm〜約1900nmの帯域、および/または2200nm〜約2500nmの帯域)と、中赤外帯域(例えば、約3100nm〜約3600nmの範囲である、またはそのサブセットである帯域)とを含み、命令は、プロセッサに、少なくとも1つの成分の大量組成範囲測定値(例えば、0.1〜100重量%)と、少なくとも別の成分の微量範囲測定値(例えば、0〜0.1重量%)とを識別させる。
ある実施形態では、中赤外帯域は、例えば、50nmを上回って、100nmを上回って、200nmを上回って、300nmを上回って、または400nmを上回って3100nm〜3600nmの範囲を超えて延在することなく、3100nm〜3600nmの範囲の少なくとも100nm、または少なくとも150nm、または少なくとも200nm、または少なくとも250nm、または少なくとも300nm、または少なくとも400nm、または少なくとも450nmに重複する。
ある実施形態では、命令は、プロセッサに、約1600nm〜約1900nmの範囲と同等である、そのサブセットである、またはそれに重複するスペクトルデータの一次帯域と、約2200nm〜約2500nmの範囲と同等である、そのサブセットである、またはそれに重複する二次帯域とを識別させ、二次範囲は、炭化水素流体内のペンタン(例えば、n−ペンタン)を識別および/または定量化するために使用され、一次範囲は、炭化水素流体内のC1、C2、C3、ならびにC4のうちの1つまたはそれを上回るものを識別および/または定量化するために使用される。ある実施形態では、中赤外帯域は、例えば、50nmを上回って、100nmを上回って、200nmを上回って、300nmを上回って、または400nmを上回って3100nm〜3600nmの範囲を超えて延在することなく、3100nm〜3600nmの範囲の少なくとも100nm、または少なくとも150nm、または少なくとも200nm、または少なくとも250nm、または少なくとも300nm、または少なくとも350nm、または少なくとも400nm、または少なくとも450nmに重複する。ある実施形態では、二次帯域は、例えば、50nmを上回って、100nmを上回って、150nmを上回って、200nmを上回って、または250nmを上回って2200nm〜2500nmの範囲を超えて延在することなく、2200nm〜2500nmの範囲の少なくとも100nm、または少なくとも150nm、または少なくとも200nm、または少なくとも250nmに重複する。
別の側面では、本開示は、炭化水素流体(例えば、任意の組み合わせにおける種C1−C6のうちの1つまたはそれを上回るものを含有する流体)の構成物の種分化および/または定量的判定のための分光器システムを説明する。分光器システムは、広帯域光源(例えば、黒体源または1つもしくはそれを上回るLED)を含む。ある実施形態では、本システムは、広帯域光源から受信される光ビーム(直接または間接的のいずれか、例えば、源から直接、もしくは光ビームが試料を通過した後に分光ユニットに進入する光ビーム)を複数の離散帯域に分割するための分光ユニット(例えば、干渉フィルタアレイ、線形可変フィルタ(LVF)、回折格子、または走査干渉計、例えば、ファブリーペローエタロン)を含む。本システムは、それを通して炭化水素流体が流動し、それを通して(直接または間接的に)光源からの、および随意に、分光ユニットからの光が通過する、ガス流セルを含む。本システムは、ガス流セルを通して流動する炭化水素流体を通した透過後の光を(直接または間接的に)受信し、(例えば、広走査分光器、例えば、フーリエ変換分光器を介して)連続的広帯域領域にわたって、または複数の離散帯域にわたって検出された光のスペクトル情報を示す、走査信号を生成する(例えば、近赤外領域を包含するスペクトル走査を得る)ための光学検出器を含み、走査は、約800nm〜約12μmの範囲と同等である、そのサブセットである、またはそれに重複する範囲を網羅する。
ある実施形態では、本システムは、プロセッサと、その上に命令を記憶する、非一過性コンピュータ可読媒体とを含む。命令は、実行されると、プロセッサに、ガス流セル内の炭化水素流体に対応する信号からのスペクトルデータの2つまたはそれを上回る帯域を識別させ、2つまたはそれを上回る帯域は、非連続的である(例えば、約1600nm〜約1900nmのスペクトルデータの第1の帯域と、約2200nm〜約2500nmの第2の帯域とを識別させる)。命令は、プロセッサに、第1のアルゴリズムを使用して、スペクトルデータの2つまたはそれを上回る非連続的帯域のそれぞれを処理させる。命令は、プロセッサに、炭化水素流体の構成物を識別および/または定量化するために、第2のアルゴリズム(例えば、計量化学アルゴリズム)を使用して、2つまたはそれを上回る非連続的帯域のそれぞれに対応する第1のアルゴリズムからのデータを処理させる。
ある実施形態では、第1の帯域は、例えば、50nmを上回って、100nmを上回って、150nmを上回って、200nmを上回って、または250nmを上回って1600nm〜1900nmの範囲を超えて延在することなく、1600nm〜1900nmの範囲の少なくとも100nm、または少なくとも150nm、または少なくとも200nm、または少なくとも250nmに重複する。ある実施形態では、第2の帯域は、例えば、50nmを上回って、100nmを上回って、150nmを上回って、200nmを上回って、または250nmを上回って2200nm〜2500nmの範囲を超えて延在することなく、2200nm〜2500nmの範囲の少なくとも100nm、または少なくとも150nm、または少なくとも200nm、または少なくとも250nmに重複する。2つまたはそれを上回る帯域は、1950nm〜2150nmの範囲を除外し得る。ある実施形態では、炭化水素流体は、天然ガス、天然ガス液、またはバイオガスである。
2つまたはそれを上回る非連続的帯域は、少なくとも1つの近赤外帯域(例えば、約1600nm〜約1900nmの帯域、および/または2200nm〜約2500nmの帯域)と、中赤外帯域(例えば、約3100nm〜約3600nmの範囲である、またはそのサブセットである帯域)とを含み、命令は、プロセッサに、少なくとも1つの成分の組成範囲測定値(例えば、0.1〜100重量%)と、少なくとも別の成分の微量範囲測定値(例えば、0〜0.1重量%)とを識別させる。中赤外帯域は、例えば、50nmを上回って、100nmを上回って、200nmを上回って、300nmを上回って、または400nmを上回って3100nm〜3600nmの範囲を超えて延在することなく、3100nm〜3600nmの範囲の少なくとも100nm、または少なくとも150nm、または少なくとも200nm、または少なくとも250nm、または少なくとも300nm、または少なくとも350nm、または少なくとも400nm、または少なくとも450nmに重複する。
ある実施形態では、命令は、プロセッサに、約1600nm〜約1900nmの範囲と同等である、そのサブセットである、またはそれに重複するスペクトルデータの一次帯域と、約2200nm〜約2500nmの範囲と同等である、そのサブセットである、またはそれに重複する二次帯域とを識別させ、二次範囲は、炭化水素流体内のペンタン(例えば、n−ペンタン)を識別および/または定量化するために使用され、一次範囲は、炭化水素流体内のC1、C2、C3、ならびにC4のうちの1つまたはそれを上回るものを識別および/または定量化するために使用される。ある実施形態では、一次帯域は、例えば、50nmを上回って、100nmを上回って、150nmを上回って、200nmを上回って、または250nmを上回って1600nm〜1900nmの範囲を超えて延在することなく、1600nm〜1900nmの範囲の少なくとも100nm、または少なくとも150nm、または少なくとも200nm、または少なくとも250nmに重複する。ある実施形態では、二次帯域は、例えば、50nmを上回って、100nmを上回って、150nmを上回って、200nmを上回って、または250nmを上回って2200nm〜2500nmの範囲を超えて延在することなく、2200nm〜2500nmの範囲の少なくとも100nm、または少なくとも150nm、または少なくとも200nm、または少なくとも250nmに重複する。
本明細書は、例えば、以下を提供する。
(書類名)特許請求の範囲
(項目1)
炭化水素流体の構成物の種分化および/または定量的判定のための分光器システムであって、
上記分光器システムは、
広帯域光源と、
それを通して炭化水素流体が流動し、それを通して(またはそれに)上記光源からの光が通過する、ガス流セルと、
上記ガス流セルを通して流動する炭化水素流体を通した透過(またはそれからの反射)後の光を受信し、連続的広帯域領域にわたって、または複数の離散波長帯域にわたって検出された光のスペクトル情報を示す、走査信号を生成するための光学検出器であって、上記走査は、約800nm〜約12μmの範囲と同等である、そのサブセットである、またはそれに重複する範囲を網羅する、光学検出器と、
プロセッサと、
その上に命令を記憶する非一過性コンピュータ可読媒体であって、上記命令は、実行されると、上記プロセッサに、
上記ガス流セル内の炭化水素流体に対応する信号からのスペクトルデータの2つまたはそれを上回る帯域を識別することであって、上記2つまたはそれを上回る帯域は、非連続的である、ことと、
上記炭化水素流体の1つまたはそれを上回る構成物(例えば、1つ、2つ、3つ、4つ、または5つの構成物)を種分化および/または定量化するために、上記スペクトルデータの2つまたはそれを上回る帯域からのデータを処理することと
を行わせる、非一過性コンピュータ可読媒体と
を備える、分光器システム。
(項目2)
上記炭化水素流体は、天然ガス、天然ガス液、またはバイオガスである、項目1に記載のシステム。
(項目3)
上記炭化水素流体は、任意の組み合わせにおける種C1−C6のうちの1つまたはそれを上回るものを含む、項目1または2に記載のシステム。
(項目4)
上記広帯域光源は、黒体源および/または1つもしくはそれを上回るLEDを含む、上記項目のうちのいずれか1つに記載のシステム。
(項目5)
上記広帯域光源から受信される光ビームを、複数の離散波長帯域に分割するための分光ユニットをさらに備え、上記分光ユニットおよびガス流セルは、上記光ビームが上記広帯域光源から上記分光ユニットを通過し、次いで、上記分割されたビームが上記ガス流セルを通過するように置かれる、上記項目のうちのいずれか1つに記載のシステム。
(項目6)
上記広帯域光源から受信される光ビームを、複数の離散波長帯域に分割するための分光ユニットをさらに備え、上記分光ユニットおよびガス流セルは、光が上記広帯域光源から上記ガス流セルを、次いで、上記分光ユニットを通過するように置かれる、上記項目のうちのいずれか1つに記載のシステム。
(項目7)
上記分光ユニットは、干渉フィルタアレイ、線形可変フィルタ(LVF)、回折格子、走査干渉計、およびファブリーペローエタロンから成る群から選択される、少なくとも1つの部材を備える、項目5または6に記載のシステム。
(項目8)
上記光学検出器は、広走査分光器を含む、上記項目のうちのいずれか1つに記載のシステム。
(項目9)
上記光学検出器は、フーリエ変換赤外(FTIR)分光器を含む、上記項目のうちのいずれか1つに記載のシステム。
(項目10)
上記光学検出器は、非分散赤外(NDIR)検出器を含む、上記項目のうちのいずれか1つに記載のシステム。
(項目11)
上記2つまたはそれを上回る帯域の2つの帯域の最近傍端間に、少なくとも50nmの分離が存在する、上記項目のうちのいずれか1つに記載のシステム。
(項目12)
上記命令は、上記プロセッサに、1300nm〜1800nmのサブセットであるスペクトルデータの第1の帯域と、1850nm〜2500nmのサブセットであるスペクトルデータの第2の帯域とを識別させる、上記項目のうちのいずれか1つに記載のシステム。
(項目13)
上記命令は、上記プロセッサに、約1500nm〜約1780nmに及ぶスペクトルデータの第1の帯域と、約1900nm〜約2200nmに及ぶスペクトルデータの第2の帯域とを識別させる(例えば、「約」は、+/−50nmを意味する)、項目12に記載のシステム。
(項目14)
上記命令は、上記プロセッサに、n−ペンタンを含む、上記炭化水素流体(例えば、炭化水素ガス)の1つまたはそれを上回る構成物を種分化および定量化させる、上記項目のうちのいずれか1つに記載のシステム。
(項目15)
上記炭化水素流体は、n−ペンタンと、n−ブタンとを含み、上記命令は、上記プロセッサに、少なくともn−ペンタンおよびn−ブタンを種分化ならびに定量化させる、項目14に記載のシステム。
(項目16)
上記炭化水素流体は、1.0%を上回らないn−ペンタンを含有する、項目15に記載のシステム。
(項目17)
上記炭化水素流体は、少なくとも5%のn−ブタンを含有する、項目15または16に記載のシステム。
(項目18)
上記命令は、上記プロセッサに、1600nm〜1900nmのサブセットであるスペクトルデータの第1の帯域と、2100nm〜2600nmのサブセットであるスペクトルデータの第2の帯域とを識別させる、上記項目のうちのいずれか1つに記載のシステム。
(項目19)
上記炭化水素流体は、少なくとも1個のC6またはそれよりも高次の種(例えば、ヘキサンまたはヘプタン)を含み、上記命令は、上記プロセッサに、上記C6またはそれよりも高次の種を種分化および定量化させる、項目18に記載のシステム。
(項目20)
上記2つまたはそれを上回る帯域は、約3100nm〜約3600nmの帯域を含み(例えば、「約」は、+/−100nmを意味する)、上記命令は、上記プロセッサに、0.1%を上回らない濃度において存在する、上記炭化水素流体のある成分を種分化および定量化させる、上記項目のうちのいずれか1つに記載のシステム。
(項目21)
上記命令は、上記プロセッサに、少なくとも1つの成分の大量組成範囲測定値(例えば、0.1〜100重量%)と、少なくとも別の成分の微量範囲測定値(例えば、0〜0.1重量%)とを識別させる、上記項目のうちのいずれか1つに記載のシステム。
(項目22)
上記2つまたはそれを上回る非連続的帯域は、少なくとも1つの近赤外帯域(例えば、約1600nm〜約1900nmの範囲である、もしくはそのサブセットである帯域、および/または約2200nm〜約2500nmの範囲である、もしくはそのサブセットである帯域)と、中赤外帯域(例えば、約3100nm〜約3600nmの範囲である、またはそのサブセットである帯域)とを含み、上記命令は、上記プロセッサに、少なくとも1つの成分の大量組成範囲測定値(例えば、0.1〜100重量%)と、少なくとも別の成分の微量範囲測定値(例えば、0〜0.1重量%)とを識別させる、上記項目のうちのいずれか1つに記載のシステム。
(項目23)
上記命令は、上記プロセッサに、約1400nm〜約1900nmの範囲と同等である、そのサブセットである、またはそれに重複するスペクトルデータの一次帯域と、約1900nm〜約2500nmの範囲と同等である、そのサブセットである、またはそれに重複する二次帯域とを識別させ、二次範囲は、上記炭化水素流体内のペンタン(例えば、n−ペンタン)を識別および/または定量化するために使用され、一次範囲は、上記炭化水素流体内のC1、C2、C3、ならびにC4のうちの1つまたはそれを上回るものを識別および/または定量化するために使用される、上記項目のうちのいずれか1つに記載のシステム。
(項目24)
上記命令は、上記プロセッサに、
上記スペクトルデータの2つまたはそれを上回る非連続的帯域から組み合わせられたスペクトルを形成することと、
上記炭化水素流体の1つまたはそれを上回る構成物を識別および/または定量化するために、上記組み合わせられたスペクトルを処理することと
を行わせる、上記項目のうちのいずれか1つに記載のシステム。
(項目25)
炭化水素流体の構成物の種分化および定量的判定のための方法であって、上記方法は、
コンピュータデバイスのプロセッサによって、ガス流セル内の上記炭化水素流体に対応する信号からのスペクトルデータの2つまたはそれを上回る帯域を識別するステップであって、上記2つまたはそれを上回る帯域は、非連続的である、ステップと、
上記プロセッサによって、上記スペクトルデータの2つまたはそれを上回る帯域からのデータを使用して、上記炭化水素流体の1つまたはそれを上回る構成物(例えば、1つ、2つ、3つ、4つ、または5つの構成物)を種分化および定量化するステップと
を含む、方法。
(項目26)
光源(例えば、広帯域光源)から光を生成するステップと、
上記光源からの光を上記ガス流セルを通して(またはそれに)指向させるステップと、
上記ガス流セルを通して流動する炭化水素流体を通した透過(またはそれからの反射)後、光学検出器において光を受信するステップと、
上記ガス流セル内の炭化水素流体に対応する信号を生成するステップと
をさらに含む、項目25に記載の方法。
(項目27)
上記炭化水素流体は、天然ガス、天然ガス液、またはバイオガスである、項目25または26に記載の方法。
(項目28)
上記炭化水素流体は、任意の組み合わせにおける種C1−C6のうちの1つまたはそれを上回るものを含む、項目25−27のうちのいずれか1つに記載の方法。
(項目29)
上記2つまたはそれを上回る帯域の2つの帯域の最近傍端間に、少なくとも50nmの分離が存在する、項目25−28のうちのいずれか1つに記載の方法。
(項目30)
上記識別するステップは、1300nm〜1800nmのサブセットであるスペクトルデータの第1の帯域と、1850nm〜2500nmのサブセットであるスペクトルデータの第2の帯域とを識別するステップを含む、項目25−29のうちのいずれか1つに記載の方法。
(項目31)
上記識別するステップは、約1500nm〜約1780nmに及ぶスペクトルデータの第1の帯域と、約1900nm〜約2200nmに及ぶスペクトルデータの第2の帯域とを識別するステップを含む(例えば、「約」は、+/−50nmを意味する)、項目30に記載の方法。
(項目32)
n−ペンタンを含む、上記炭化水素流体(例えば、炭化水素ガス)の1つまたはそれを上回る構成物を種分化および定量化するステップを含む、項目25−31のうちのいずれか1つに記載の方法。
(項目33)
上記炭化水素流体は、n−ペンタンと、n−ブタンとを含み、上記方法は、少なくともn−ペンタンおよびn−ブタンを種分化ならびに定量化するステップを含む、項目32に記載の方法。
(項目34)
上記炭化水素流体は、1.0%を上回らないn−ペンタンを含有する、項目33に記載の方法。
(項目35)
上記炭化水素流体は、少なくとも5%のn−ブタンを含有する、項目33または34に記載の方法。
(項目36)
上記識別するステップは、1600nm〜1900nmのサブセットであるスペクトルデータの第1の帯域と、2100nm〜2600nmのサブセットであるスペクトルデータの第2の帯域とを識別するステップを含む、項目25−35のうちのいずれか1つに記載の方法。
(項目37)
上記炭化水素流体は、少なくとも1個のC6またはそれよりも高次の種(例えば、ヘキサンまたはヘプタン)を含み、上記命令は、上記プロセッサに、上記C6またはそれよりも高次の種を種分化および定量化させる、項目36に記載の方法。
(項目38)
上記2つまたはそれを上回る帯域は、約3100nm〜約3600nmの帯域を含み(例えば、「約」は、+/−100nmを意味する)、上記命令は、上記プロセッサに、0.1%を上回らない濃度において存在する、上記炭化水素流体のある成分を種分化および定量化させる、項目25−37のうちのいずれか1つに記載の方法。
(項目39)
上記方法は、少なくとも1つの成分の大量組成範囲測定値(例えば、0.1〜100重量%)と、少なくとも別の成分の微量範囲測定値(例えば、0〜0.1重量%)とを判定するステップを含む、項目25−38のうちのいずれか1つに記載の方法。
(項目40)
上記2つまたはそれを上回る非連続的帯域は、少なくとも1つの近赤外帯域(例えば、約1600nm〜約1900nmの範囲である、もしくはそのサブセットである帯域、および/または約2200nm〜約2500nmの範囲である、もしくはそのサブセットである帯域)と、中赤外帯域(例えば、約3100nm〜約3600nmの範囲である、またはそのサブセットである帯域)とを含み、上記方法は、少なくとも1つの成分の大量組成範囲測定値(例えば、0.1〜100重量%)と、少なくとも別の成分の微量範囲測定値(例えば、0〜0.1重量%)とを判定するステップを含む、項目25−39のうちのいずれか1つに記載の方法。
(項目41)
上記方法は、約1400nm〜約1900nmの範囲と同等である、そのサブセットである、またはそれに重複するスペクトルデータの一次帯域と、約1900nm〜約2500nmの範囲と同等である、そのサブセットである、またはそれに重複する二次帯域とを識別するステップを含み、二次範囲は、上記プロセッサによって、上記炭化水素流体内のペンタン(例えば、n−ペンタン)を識別および定量化するために使用され、一次範囲は、上記プロセッサによって、上記炭化水素流体内のC1、C2、C3、ならびにC4のうちの1つまたはそれを上回るものを識別および/または定量化するために使用される、項目25−40のうちのいずれか1つに記載の方法。
(項目42)
上記種分化および定量化するステップは、
上記プロセッサによって、上記スペクトルデータの2つまたはそれを上回る非連続的帯域から組み合わせられたスペクトルを形成するステップと、
上記プロセッサによって、上記炭化水素流体の1つまたはそれを上回る構成物を識別および/または定量化するために、上記組み合わせられたスペクトルを処理するステップと
を含む、項目25−41のうちのいずれか1つに記載の方法。
本発明の目的および特徴は、以下に説明される図面ならびに請求項を参照して、より良好に理解されることができる。図面は、必ずしも、縮尺通りではなく、代わりに、概して、本発明の原理を例証することに重点が置かれている。図面では、同様の番号は、種々の図の全体を通して同様の部分を示すために使用される。
図1は、本発明の例証的実施形態による、分光システムのブロック図である。 図2は、1600nm〜1900nmの近赤外領域内のC1−C4アルカンガスの吸収スペクトルを示す。 図3Aは、本発明の例証的実施形態による、干渉フィルタアレイを備える分光ユニットの概略図である。 図3Bは、本発明の例証的実施形態による、複数の非連続的スペクトル領域を備えるフィルタアレイの概略図である。 図4は、本発明の例証的実施形態による、得られ、分析された非連続的多帯域スペクトルを描写する、グラフである。 図5は、本発明の例証的実施形態による、炭化水素流体の構成物の種分化および/または定量的判定のための方法のフローチャートである。 図6は、本発明の例証的実施形態による、炭化水素流体の構成物の種分化および/または定量的判定のための方法のフローチャートである。 図7は、本発明の例証的実施形態による、炭化水素ガス監視のための方法およびシステムにおいて使用するための例示的ネットワーク環境のブロック図である。 図8は、本発明の例証的実施形態による、炭化水素ガス監視のための例示的コンピューティングデバイスのブロック図である。
本明細書に説明される方法、システム、およびプロセスが、本明細書に説明される実施形態からの情報を使用して開発される変形例ならびに適応を包含することが想定される。
システムおよび組成物が、具体的構成要素を有する、含む、もしくは備えるものとして説明される、またはプロセスおよび方法が、具体的ステップを有する、含む、または備えるものとして説明される、説明の全体を通して、加えて、引用された構成要素から本質的に成る、または成る、本発明のシステムおよび組成物が存在することと、引用された処理ステップから本質的に成る、または成る、本発明のプロセスおよび方法が存在することとが想定される。
例えば、背景技術の節で、任意の出版物の本明細書での言及は、出版物が本明細書で提示される請求項のうちのいずれかに関する従来技術としての機能を果たすという承認ではない。背景技術の節は、明確化を目的として提示され、任意の請求項に関する従来技術の説明として意図されていない。
ここで図1を参照すると、ガス分析のための分光システム101の図が、提示される。ある実施形態では、分光システムは、それぞれ、「Methods and Systems for Chemical Composition Measurement and Monitoring Using a Rotating Filter Spectrometer」と題された、米国特許第8,184,293号および第8,502,981号、ならびに「Multiplex Tunable Filter Spectrometer」と題された、米国特許第8,896,839号(その全ては、参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる)等に説明される整調可能フィルタ分光器システムである。例えば、本システムは、例えば、精製所、炭化水素処理プラント、ガス−電力機械、バイオガス処理、ならびに燃料ガス輸送および監視を含む、天然ガスならびに炭化水素処理産業におけるガス分析のためのリアルタイム無人分析論を提供する、産業炭化水素組成物監視装置であってもよい。ある実施形態では、分光システムは、干渉計を介してスペクトルをもたらす、フーリエ変換赤外(FTIR)分光器を含む。したがって、実施形態は、非分散赤外(NDIR)から実験室グレードのFTIRに及ぶ、微量/ppmから大量%の用途のためのシステムを含む。
図1のシステム101は、広帯域電磁放射103をもたらすための光エミッタ102を含む。放射103は、近赤外(NIR)および中赤外(MIR)等の光領域内にある。いくつかの実装では、エミッタ102の出力放射は、少なくとも1600nm〜3600nmに及ぶ。光エミッタ102は、着目波長を出力するように構成される、黒体源エミッタ(加熱されたタングステンまたはカンタルフィラメント等)または発光ダイオード(LED)から作製されてもよい。
分光システム101は、広帯域放射103をその波長構成物105に分離させるために、分光ユニット104を含む。分光ユニット104は、フーリエ変換分光器等において採用されるもの等、干渉フィルタアレイ、線形可変フィルタ(LVF)、回折格子、または走査干渉計を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、分光システムは、試料ガス112を含有するための、透明ウィンドウで封印され、光ビームの直通路に位置付けられた、ガスセルまたは流動セル106を含む。ガスセルの内側のビームの経路長は、所与の構成物濃度、圧力、および温度に対する吸収信号の大きさを判定する。ガスセルは、全ての実施形態において、分光システムの必要部分ではない。例えば、ある実施形態では、分光システム101は、開放経路分析装置として構成され、分析される試料ガス112は、分光ユニット104と光検出器108との間に存在するもの全てであり、ガスセルによって閉じ込められない。さらに、ある構成では、ガスセル106はまた、発光器102と分光ユニット104との間に置かれてもよい。
いくつかの実施形態では、ガスセルの経路長は、増進または改良された信号対雑音比をもたらすように構成される。さらに、ガスセルは、試料ガスの圧力および/または温度をリアルタイムで連続的に測定するために、圧力トランスデューサおよび/または温度トランスデューサを具備してもよい。測定された圧力および/または温度値は、試料圧力ならびに温度変動を補正するために使用されることができる。ある実施形態では、圧力差分分光法のシステムおよび/または方法が、増加した正確度および/または効率/速度のために使用され、例えば、本システムおよび方法は、「Systems and Methods for Pressure Differential Molecular Spectroscopy of Compressible Fluids」と題された、国際特許出願(PCT)公開第WO2015/054594号(これは、参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる)に説明される。
光検出器108によって検出された光信号109は、次いで、電子機器およびコンピュータ110の一部としての増幅回路および電子機器を使用して、電気信号に変換される。電子機器およびコンピュータ110は、増幅された信号をデジタル信号に変換するために、アナログ/デジタル変換モジュールを含んでもよい。コンピュータ110は、スペクトル種分化アルゴリズム、例えば、多変量分析を伴うアルゴリズムのための命令を含む、メモリモジュールを含む。
本システムは、メタン、エタン、プロパン等、試料ガス内に存在する個々の構成物の濃度(またはその量の他の定量化)を算出するためのアルゴリズムを採用し、これは、次いで、USB、TCP/IP、Modbus、RS−485、シリアル通信、無線、および同等物等の種々の通信デバイスならびにプロトコルのいずれかを通して、ローカルディスプレイユニット内に報告される、または外部監視もしくは報告デバイスに通信される。
いくつかの実施形態では、分光ユニット104は、着目波長領域内の一連の狭帯域波長帯域を透過する、1つまたはそれを上回るファブリーペローエタロンもしくは干渉フィルタを備える。そのような構成要素は、各フィルタが狭波長帯域を透過する、個々のフィルタ要素のアレイから構築されてもよい。
図3Aは、本発明の例証的実施形態による、干渉フィルタアレイ301を備える分光ユニットの例証である。アレイ301は、各フィルタ302が光ビームの狭スペクトル部分のみを透過する、動作波長範囲に及ぶ帯域幅を有する、いくつかの個々のフィルタ要素302を含む。例えば、分光ユニットは、各フィルタが5nmの帯域幅または分解能を有する、1600nm〜1900nmの300nmに及ぶ、60個のフィルタ要素から成ってもよい。帯域幅は、(図2に例証されるように)狭帯域透過スペクトルの半値幅(FWHH)として画定されてもよい。
分光ユニット104は、線形タイプ(要素は、1次元線形構成において配列される)またはマトリクスタイプ(要素は、2またはそれを上回る次元構成において配列される)として構成され得る、光検出器108に結合される。そのような構成では、分光システムは、いかなる移動構成要素も採用しない場合がある。
代替として、フィルタは、透過波長を楔の方向に線形に変動させるように一方向に楔状になった、(線形可変フィルタ(LVF)と称される)帯域通過フィルタ要素から構築されてもよい。(フィルタアレイまたはLVFとともに構成される)分光ユニット104は、線形光子検出器アレイを含む、光検出器108と結合される。LVFの場合では、検出器アレイは、線形タイプであり、要素は、1次元線形方式において配列される。フィルタアレイベースのシステムの場合では、検出器アレイは、線形タイプまたはマトリクスタイプであってもよい。マトリクスタイプの検出器アレイは、2次元方式において配列される要素を有する。これらの構成は、いかなる可動構成要素も有していない分光システムを可能にする。
LVFまたは1次元(線形)フィルタアレイを使用するある実施形態では、単一要素光子検出器が、採用される。ここでは、フィルタの位置は、フィルタ構成要素を移動(例えば、回転)させることによって、所与の時点で特定の波長帯域を選択するように検出器が変動されることに対して変動されてもよい。
図3Bは、本発明の例証的実施形態による、複数の非連続的スペクトル領域(例えば、1600〜1900nmおよび2200〜2400nm)を備えるフィルタアレイ401の例証である。
ある実施形態では、本システムは、光学吸収分光法に基づいた分析方法、具体的には、分子振動に起因する電磁吸収を標的とする、近赤外(NIR)および/または赤外分析を利用する。
本方法は、最初に、「ゼロビーム」と呼ばれる、背景/ベースラインまたはゼロ透過スペクトルを収集するステップを伴う。ゼロビームは、非赤外活性ガス(N、O、Ar、He等)または炭化水素分析のための着目波長領域内で吸収作用を全くまたは殆ど有していないガス(空気等)で充填されたガスセルを用いて測定されてもよい。ガスセルはまた、ゼロビームを測定する目的のために、真空内にあってもよい。ある実施形態では、ゼロビームは、例えば、試料の組成物が既知の場合、または(多項式ベースライン補正等を通して)後処理段階において試料のスペクトル特徴の一部を排除することによって、ある試料スペクトルから独立して得られず、むしろ、推測される。ゼロビームは、次いで、コンピュータ内の記憶デバイス内に記憶される。
試料ガス112の測定中、「試料ビーム」と呼ばれる、試料ガス112の透過スペクトルは、次いで、ゼロビームと比較される。いくつかの実施形態では、試料吸収スペクトルは、log10(ゼロビーム/試料ビーム)となるように計算される。試料吸収スペクトルは、試料炭化水素ガスの個々の濃度をもたらすために、続く種分化および定量化アルゴリズムにおいて使用される。
いくつかの実施形態では、特定の炭化水素構成物の濃度読取値を得るために、試料吸収スペクトルは、「成分残留スペクトル」またはCRSと呼ばれる、他の炭化水素構成物のスペクトルに直交するベクトルと乗算される。例えば、C1−C4アルカンマトリクスにおけるメタンの濃度算出の場合では、試料吸収スペクトル(これは、1×nベクトルであり、nは、スペクトル要素の数である)は、エタン、プロパン、n−ブタン、およびイソブタンのスペクトルに直交する、(例えば、先行する「較正」段階において得られた)n×1CRSベクトルと乗算される。類似する様式において、試料のエタン濃度を得るために、試料吸収スペクトルは、(例えば、メタン、プロパン、およびブタンの)CRSスペクトルに直交する、(較正段階において得られた)エタンCRSベクトルと乗算される。類似する手順が、プロパン、n−ブタン、およびイソブタンの濃度を算出するために採用されてもよい。
ある実施形態では、ガス濃度は、古典的最小二乗(CLS)または部分最小二乗(PLS)アプローチを使用して、較正マトリクスに対して測定されたスペクトルの最小二乗回帰を実施することによって算出され、較正マトリクスは、炭化水素構成物の基準スペクトルを表すベクトルを含む。
ある実施形態では、未加工試料吸収スペクトルは、ベースライン雑音ならびに高周波雑音を除去するために、アルゴリズムの種分化および定量化段階に先立って処理される。スペクトルベースライン雑音は、通常、光源および検出器反応機能変動等の器具変動に起因する、「ドリフト」によって引き起こされる。雑音はまた、試料内の微粒子の存在に起因する光散乱によって、または光学ウィンドウ上の散乱によっても引き起こされ得る。スペクトルベースライン雑音は、概して、緩慢に変動し、低分解能または「無特徴」である。いくつかの実装では、本システムは、そのようなスペクトル雑音を除去するために、多項式フィットおよび補正を採用する。加えて、本システムは、(電子機器雑音等によって引き起こされる)高周波雑音を除去するために、スペクトル前処理段階においてデジタルローパスフィルタ処理を採用してもよい。
ある実施形態では、較正段階は、個々の炭化水素構成物のスペクトルを収集するステップを伴う。C1−C4アルカンマトリクスの測定の上記の実施例では、較正は、較正ガス(例えば、メタン、エタン、プロパン、n−ブタン、およびイソブタン)のスペクトルを個別に収集するステップを含む。較正ガスは、N、H、および/または空気等の(着目波長領域内で)非吸収性のガスと平衡したガスの純粋混合物または低濃度混合物であってもよい。いったん得られると、これらの純粋成分スペクトルは、記憶され、較正マトリクスまたは成分残留スペクトル(CRS)の算出において使用される。
ある実施形態では、分光システムは、1600nm〜1900nmの近赤外領域内で動作する。この領域は、炭化水素分子の第1倍音振動、具体的には、C−H結合振動を含む。C5までの軽炭化水素のスペクトル特徴は、一意であることが見出され、種分化アルゴリズムによる組成物分析のための「フィンガプリント」として採用される。さらに、吸収スペクトルは、中分解能分光システム(1〜10nmの分解能)を用いても、非常に線形かつ付加的であり、それによって、較正をより簡単にする。さらに、分析のこの波長領域は、室温動作において、非常に経済的である高性能検出器材料である、InGaAs(砒化インジウムガリウム)から作製される光検出器を採用してもよい。
ある実施形態では、分光システム101は、2.1〜2.5μmのNIRにおける組み合わせ帯域領域内で動作する。この領域内の炭化水素スペクトルは、第1倍音領域内のスペクトルと比較して、より強い吸収の大きさおよびわずかに高い特異性を提供する。ある実施形態では、分光システム101は、第1倍音領域スペクトルのスペクトル線形性および組み合わせ帯域領域スペクトルの高特異性を利用するために、組み合わせ帯域領域と第1倍音領域の両方において動作する。
ある実施形態では、分光システム101は、3.1〜3.6μmの中IRにおける基本帯域領域内で動作する。この領域内のスペクトルは、NIRスペクトルよりも強い吸収作用の桁数を有するため、本システムは、(ppb、ppm、または低パーセントを要求するもの、例えば、0〜0.1重量%の濃度測定等)低レベルまたは微量監視用途のために採用されてもよい。
分光システムがFTIR分光器を含むある実施形態では、ハードウェアによって提供される走査された波長範囲は、例えば、1.5μm〜12μmと非常に広くなり得る。スペクトル分解能は、調節可能であり、それによって、分析のための柔軟性を提供することができる。プロセッサは、分析される具体的炭化水素ガス混合物に従って、種分化および定量化分析において含めるための複数のスペクトル帯域を選択することができる。
例えば、複数のスペクトル帯域は、所与の炭化水素ガス流に対して測定される必要がある炭化水素種の全てのスペクトル信号を含有するように選択されることができる。第1に、スペクトル信号は、測定されるべきガス流内の種に対する測定感度および範囲(ppb対ppm対パーセントレベルの測定)のための適切な大きさであるべきである。第2に、スペクトル信号はそれぞれ、流内の他の炭化水素種のそれぞれと差別化するために、1つまたはそれを上回る一意の特徴を有するべきである。帯域のうちの1つは、第1の基準を満たすために、別のものは、第2の基準を満たすために使用されてもよい。ある実施形態では、第1の通過帯域選択は、特徴の視覚検査を通して、手動で帯域を選択することによって成される。微整調された帯域のセットが、次いで、最も正確な予測値をもたらすために、一連の実験および回帰を通して選択されることができる。
実験が、単一帯域とは対照的に、炭化水素ガス混合物内のn−ブタンおよびn−ペンタンの種分化のために2つの非連続的帯域を使用して達成される、正確度の改良を実証するために実施された。回転するファブリーペローフィルタを伴う整調可能フィルタ分光器が、35cmのガスセルおよび拡張されたInGaAs光子検出器と併用された。本明細書に説明される種分化システムおよび方法と併用され得る例証的整調可能フィルタ分光器の説明が、それぞれ、「Methods and Systems for Chemical Composition Measurement and Monitoring Using a Rotating Filter Spectrometer」と題された、米国特許第8,184,293号および第8,502,981号、ならびに「Multiplex Tunable Filter Spectrometer」と題された、米国特許第8,896,839号(その全ては、参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる)に提示される。第1の構成では、整調可能フィルタ分光器は、1500nm〜1780nmの単一帯域を走査するために使用された。第2の構成では、整調可能フィルタ分光器は、1500nm〜1780nmの第1の帯域(帯域1)および1900nm〜2200nmの第2の帯域(帯域2)の2つの帯域を走査するために使用された。
この複合的炭化水素ガス混合物内の0.5%のn−ペンタンを正確に種分化および定量化するステップは、特に、そのスペクトルがn−ペンタンのものと非常に類似する、n−ブタンの存在を考慮すると、特に困難である。第2の帯域の効果が、以下の表1−4および図4に実証される。図4は、12%のエタン、10%のプロパン、10%のイソブタン、10.5%のn−ブタン、2.5%のイソペンタン、および0.5%のn−ペンタンを含有する炭化水素ガス混合物(混合物1)に対する第2の構成(2つの帯域)から得られた、非連続的多帯域スペクトルを描写する、グラフである。種分化の結果が、表1に示される。この実験のために、CLS(古典的最小二乗)較正アルゴリズムが、基準スペクトルとしての純粋成分スペクトルと併用される。2つの(非連続的)帯域を使用して予測された濃度は、単一帯域と対比して有意に改良された正確度をもたらす。同様に、付加的な混合物(それぞれ、表2、3、および4の混合物2、3、および4)に対する結果が、多帯域アプローチを使用して、単一帯域と対比して改良された正確度を示す。
図5は、例証的実施形態による、炭化水素流体の構成物の種分化および/または定量的判定のための方法のフローチャートである。ステップ502において、スペクトルデータの2つまたはそれを上回る帯域が、ガス流セル内の炭化水素流体に対応する信号から識別され、2つまたはそれを上回る帯域は、非連続的である。ステップ504において、スペクトルデータの2つまたはそれを上回る非連続的帯域がそれぞれ、例えば、2つまたはそれを上回る帯域をともにスティッチングすることによって、スペクトルデータの2つまたはそれを上回る非連続的帯域から組み合わせられたスペクトルを形成するために、第1のアルゴリズムを使用して処理される。ステップ506において、第1のアルゴリズムからの出力データ、例えば、組み合わせられたスペクトルが、炭化水素流体の構成物を識別および/または定量化するために、第2のアルゴリズム(例えば、部分最小二乗、古典的最小二乗、および/または主成分回帰分析等の計量化学アルゴリズム)を使用して処理される。
図6は、例証的実施形態による、炭化水素流体の構成物の種分化および/または定量的判定のための方法のフローチャートである。ステップ602において、スペクトルデータの2つまたはそれを上回る帯域が、ガス流セル内の炭化水素流体に対応する信号から識別され、2つまたはそれを上回る帯域は、非連続的である。ステップ604において、スペクトルデータの2つまたはそれを上回る非連続的帯域がそれぞれ、2つまたはそれを上回る帯域をともにスティッチングすることによって、スペクトルデータの2つまたはそれを上回る非連続的帯域から組み合わせられたスペクトルを形成するように処理される。ステップ606において、第1のアルゴリズムからの出力データ、例えば、組み合わせられたスペクトルが、炭化水素流体の構成物を識別および/または定量化するために、第2のアルゴリズム(例えば、部分最小二乗、古典的最小二乗、および/または主成分回帰分析等の計量化学アルゴリズム)を使用して処理される。
図7に示されるように、クロスプラットフォームソフトウェアアプリケーションの開発のための例示的クラウドコンピューティング環境700の実装が、示され、説明される。クラウドコンピューティング環境700は、1つまたはそれを上回るリソースプロバイダ702a、702b、702c(集合的に、702)を含む。各リソースプロバイダ702は、コンピューティングリソースを含む。いくつかの実装では、コンピューティングリソースは、データを処理するために使用される任意のハードウェアおよび/またはソフトウェアを含む。例えば、コンピューティングリソースは、アルゴリズム、コンピュータプログラム、および/もしくはコンピュータアプリケーションを実行することが可能なハードウェアならびに/またはソフトウェアを含んでもよい。いくつかの実装では、例示的コンピューティングリソースは、記憶および読み出し能力を伴うアプリケーションサーバおよび/またはデータベースを含んでもよい。各リソースプロバイダ702は、クラウドコンピューティング環境700内の任意の他のリソースプロバイダ702に接続される。いくつかの実装では、リソースプロバイダ702は、コンピュータネットワーク708を経由して接続される。各リソースプロバイダ702は、コンピュータネットワーク708を経由して、1つまたはそれを上回るコンピュータデバイス704a、704b、704c(集合的に、704)に接続される。
クラウドコンピューティング環境700は、リソースマネージャ706を含む。リソースマネージャ706は、コンピュータネットワーク708を経由して、リソースプロバイダ702およびコンピュータデバイス704に接続される。いくつかの実装では、リソースマネージャ706は、1つまたはそれを上回るリソースプロバイダ702によるコンピューティングリソースの1つまたはそれを上回るコンピューティングデバイス704へのプロビジョニングを促進する。リソースマネージャ706は、特定のコンピューティングデバイス704からコンピューティングリソースの要求を受信してもよい。リソースマネージャ706は、コンピューティングデバイス704によって要求されるコンピューティングリソースを提供することが可能な1つまたはそれを上回るリソースプロバイダ702を識別してもよい。リソースマネージャ706は、コンピューティングリソースに提供するリソースプロバイダ702を選択してもよい。リソースマネージャ706は、リソースプロバイダ702と特定のコンピューティングデバイス704との間の接続を促進してもよい。いくつかの実装では、リソースマネージャ706は、特定のリソースプロバイダ702と特定のコンピューティングデバイス704との間の接続を確立する。いくつかの実装では、リソースマネージャ706は、要求されたコンピューティングリソースを伴う特定のリソースプロバイダ702に特定のコンピューティングデバイス704をリダイレクトする。
図8は、本開示に説明される技法を実装するために使用され得る、コンピューティングデバイス800およびモバイルコンピューティングデバイス850の実施例を示す。コンピューティングデバイス800は、ラップトップ、デスクトップ、ワークステーション、携帯情報端末、サーバ、ブレードサーバ、メインフレーム、および他の適切なコンピュータ等の種々の形態のデジタルコンピュータを表すことが意図される。モバイルコンピューティングデバイス850は、携帯情報端末、携帯電話、スマートフォン、および他の類似するコンピューティングデバイス等の種々の形態のモバイルデバイスを表すことが意図される。ここで示される構成要素、それらの接続および関係、ならびにそれらの機能は、実施例であるように意図されているにすぎず、限定的となるように意図されていない。
コンピューティングデバイス800は、プロセッサ802と、メモリ804と、記憶デバイス806と、メモリ804および複数の高速拡張ポート814に接続する高速インターフェース808と、低速拡張ポート814および記憶デバイス806に接続する低速インターフェース812とを含む。プロセッサ802、メモリ804、記憶デバイス806、高速インターフェース808、高速拡張ポート810、および低速インターフェース812はそれぞれ、種々のバスを使用して相互接続され、共通マザーボード上に、または必要に応じて他の様式で搭載されてもよい。プロセッサ802は、高速インターフェース808に結合されたディスプレイ816等の外部入出力デバイス上のGUIのためにグラフィカル情報を表示するように、メモリ804の中に、または記憶デバイス806上に記憶された命令を含む、コンピューティングデバイス800内で実行するための命令を処理することができる。他の実装では、複数のメモリおよび複数のタイプのメモリとともに、複数のプロセッサおよび/または複数のバスが、必要に応じて使用されてもよい。また、複数のコンピューティングデバイスが接続されてもよく、各デバイスは、(例えば、サーババンク、ブレードサーバ群、またはマルチプロセッサシステムとして)必要な動作の部分を提供する。
メモリ804は、コンピューティングデバイス800内に情報を記憶する。いくつかの実装では、メモリ804は、1つまたは複数の揮発性メモリユニットである。いくつかの実装では、メモリ804は、1つまたは複数の不揮発性メモリユニットである。メモリ804はまた、磁気または光ディスク等の別の形態のコンピュータ可読媒体であってもよい。
記憶デバイス806は、コンピューティングデバイス800のための大容量記憶装置を提供することが可能である。いくつかの実装では、記憶デバイス806は、フロッピディスクデバイス、ハードディスクデバイス、光ディスクデバイス、またはテープデバイス、フラッシュメモリもしくは他の類似するソリッドステートメモリデバイス、または記憶領域ネットワークもしくは他の構成におけるデバイスを含むデバイスのアレイ等のコンピュータ可読媒体であってもよい、またはそれを含有してもよい。命令は、情報キャリア内に記憶されることができる。命令は、1つまたはそれを上回る処理デバイス(例えば、プロセッサ802)によって実行されると、上記に説明されるもの等の1つまたはそれを上回る方法を実施する。命令はまた、コンピュータまたは機械可読媒体(例えば、メモリ804、記憶デバイス806、またはプロセッサ802上のメモリ)等の1つまたはそれを上回る記憶デバイスによって記憶されることもできる。
高速インターフェース808が、コンピューティングデバイス800の帯域幅集中動作を管理する一方、低速インターフェース812は、より低帯域幅の集中動作を管理する。そのような機能の割当は、実施例にすぎない。いくつかの実装では、高速インターフェース808は、メモリ804、(例えば、グラフィックスプロセッサまたはアクセラレータを通して)ディスプレイ816、および種々の拡張カード(図示せず)を許容し得る高速拡張ポート810に結合される。本実装では、低速インターフェース812は、記憶デバイス806および低速拡張ポート814に結合される。種々の通信ポート(例えば、USB、Bluetooth(登録商標)、Ethernet(登録商標)、無線Ethernet(登録商標))を含み得る、低速拡張ポート814は、キーボード、ポインティングデバイス、スキャナ、または、例えば、ネットワークアダプタを通したスイッチまたはルータ等のネットワーキングデバイス等の1つまたはそれを上回る入出力デバイスに結合されてもよい。
コンピューティングデバイス800は、図に示されるように、いくつかの異なる形態で実装されてもよい。例えば、標準サーバ820として、またはそのようなサーバ群の中で複数回実装されてもよい。加えて、これは、ラップトップコンピュータ822等のパーソナルコンピュータ内で実装されてもよい。これはまた、ラックサーバシステム824の一部として実装されてもよい。代替として、コンピューティングデバイス800からの構成要素は、モバイルコンピューティングデバイス850等のモバイルデバイス(図示せず)内の他の構成要素と組み合わせられてもよい。そのようなデバイスはそれぞれ、コンピューティングデバイス800およびモバイルコンピュータデバイス850のうちの1つまたはそれを上回るものを含有してもよく、システム全体が、相互に通信する複数のコンピューティングデバイスから構成されてもよい。
モバイルコンピューティングデバイス850は、他の構成要素の中でもとりわけ、プロセッサ852と、メモリ864と、ディスプレイ854等の入出力デバイスと、通信インターフェース866と、送受信機868とを含む。モバイルコンピューティングデバイス850はまた、付加的な記憶装置を提供するために、マイクロドライブまたは他のデバイス等の記憶デバイスを提供されてもよい。プロセッサ852、メモリ864、ディスプレイ854、通信インターフェース866、および送受信機868はそれぞれ、種々のバスを使用して相互接続され、構成要素のうちのいくつかは、共通マザーボード上に、または必要に応じて他の様式で搭載されてもよい。
プロセッサ852は、メモリ864内に記憶された命令を含む、命令をモバイルコンピューティングデバイス850内で実行することができる。プロセッサ852は、別個かつ複数のアナログおよびデジタルプロセッサを含む、チップのチップセットとして実装されてもよい。プロセッサ852は、例えば、ユーザインターフェースの制御、モバイルコンピューティングデバイス850によって実行されるアプリケーション、およびモバイルコンピューティングデバイス850による無線通信等のモバイルコンピューティングデバイス850の他の構成要素の協調を提供してもよい。
プロセッサ852は、制御インターフェース858およびディスプレイ854に結合されたディスプレイインターフェース856を通して、ユーザと通信してもよい。ディスプレイ854は、例えば、TFT(薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ)ディスプレイ、またはOLED(有機発光ダイオード)ディスプレイ、もしくは他の適切なディスプレイ技術であってもよい。ディスプレイインターフェース856は、グラフィカルおよび他の情報をユーザに提示するようにディスプレイ854を駆動するための適切な回路を備えてもよい。制御インターフェース858は、ユーザからコマンドを受信し、それらをプロセッサ852に提出するために変換してもよい。加えて、外部インターフェース862が、他のデバイスとのモバイルコンピューティングデバイス850の近距離通信を可能にするように、プロセッサ852との通信を提供してもよい。外部インターフェース862は、例えば、いくつかの実装では有線通信、または他の実装では無線通信を提供してもよく、複数のインターフェースもまた、使用されてもよい。
メモリ864は、モバイルコンピューティングデバイス850内に情報を記憶する。メモリ864は、1つもしくは複数のコンピュータ可読媒体、1つもしくは複数の揮発性メモリユニット、または1つもしくは複数の不揮発性メモリユニットのうちの1つまたはそれを上回るものとして実装されることができる。拡張メモリ804もまた、提供され、例えば、SIMM(シングルインラインメモリモジュール)カードインターフェースを含み得る、拡張インターフェース812を通してモバイルコンピューティングデバイス850に接続されてもよい。拡張メモリ814は、モバイルコンピューティングデバイス850のための余剰記憶空間を提供してもよい、またはモバイルコンピューティングデバイス850のためのアプリケーションまたは他の情報も記憶してもよい。具体的には、拡張メモリ814は、上記に説明されるプロセスを実行または補完する命令を含んでもよく、また、安全な情報を含んでもよい。したがって、例えば、拡張メモリ814は、モバイルコンピューティングデバイス850のためのセキュリティモジュールとして提供されてもよく、かつモバイルコンピューティングデバイス850の安全な使用を可能にする命令でプログラムされてもよい。加えて、ハッキング不可能な様式でSIMMカード上に識別情報を置くこと等の付加的な情報とともに、安全なアプリケーションが、SIMMカードを介して提供されてもよい。
メモリは、例えば、以下で議論されるように、フラッシュメモリおよび/またはNVRAMメモリ(不揮発性ランダムアクセスメモリ)を含んでもよい。いくつかの実装では、命令は、情報キャリア内に記憶され、命令は、1つまたはそれを上回る処理デバイス(例えば、プロセッサ852)によって実行されると、上記に説明されるもの等の1つまたはそれを上回る方法を実施する。命令はまた、1つまたはそれを上回るコンピュータまたは機械可読媒体(例えば、メモリ864、拡張メモリ814、またはプロセッサ852上のメモリ)等の1つまたはそれを上回る記憶デバイスによって記憶されることができる。いくつかの実装では、命令は、例えば、送受信機868または外部インターフェース862を経由して、伝搬信号において受信されることができる。
モバイルコンピューティングデバイス850は、必要な場合にデジタル信号処理回路を含み得る、通信インターフェース866を通して無線で通信してもよい。通信インターフェース866は、とりわけ、GSM(登録商標)音声電話(グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション)、SMS(ショートメッセージサービス)、EMS(拡張メッセージングサービス)、またはMMSメッセージング(マルチメディアメッセージングサービス)、CDMA(登録商標)(符号分割多重アクセス)、TDMA(時分割多重アクセス)、PDC(パーソナルデジタルセルラー)、WCDMA(登録商標)(広帯域符号分割多重アクセス)、CDMA(登録商標)2000、またはGPRS(汎用パケット無線サービス)等の種々のモードもしくはプロトコルの下で通信を提供してもよい。そのような通信は、例えば、高周波を使用して、送受信機868を通して起こってもよい。加えて、短距離通信が、Bluetooth(登録商標)、Wi−FiTM、または他のそのような送受信機(図示せず)等を使用して起こってもよい。加えて、GPS(全地球測位システム)受信機モジュール814が、モバイルコンピューティングデバイス850上で実行するアプリケーションによって必要に応じて使用され得る、付加的なナビゲーションおよび場所関連無線データをモバイルコンピューティングデバイス850に提供してもよい。
モバイルコンピューティングデバイス850はまた、ユーザから口頭の情報を受信し、これを使用可能なデジタル情報に変換し得る、音声コーデック860を使用して、可聴的に通信してもよい。音声コーデック860は、同様に、例えば、モバイルコンピューティングデバイス850のハンドセット内で、スピーカ等を通してユーザのための可聴音を生成してもよい。そのような音は、音声電話からの音を含んでもよく、録音された音(例えば、音声メッセージ、音楽ファイル等)を含んでもよく、また、モバイルコンピューティングデバイス850上で動作するアプリケーションによって生成される音を含んでもよい。
モバイルコンピューティングデバイス850は、図に示されるように、いくつかの異なる形態で実装されてもよい。例えば、これは、携帯電話880として実装されてもよい。これはまた、スマートフォン882、携帯情報端末、または他の類似するモバイルデバイスの一部として実装されてもよい。
本明細書に説明されるシステムおよび技法の種々の実装は、デジタル電子回路、集積回路、特別に設計されたASIC(特定用途向け集積回路)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、および/またはそれらの組み合わせにおいて実現されることができる。これらの種々の実装は、記憶システム、少なくとも1つの入力デバイス、および少なくとも1つの出力デバイスからデータならびに命令を受信し、そこにデータおよび命令を伝送するように結合される、専用または汎用であり得る、少なくとも1つのプログラマブルプロセッサを含む、プログラマブルシステム上で実行可能および/または解釈可能である1つまたはそれを上回るコンピュータプログラムにおける実装を含むことができる。
これらのコンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、またはコードとしても公知である)は、プログラマブルプロセッサのための機械命令を含み、高次プロシージャおよび/もしくはオブジェクト指向プログラミング言語で、ならびに/またはアセンブリ/機械言語で実装されることができる。本明細書で使用されるように、機械可読媒体およびコンピュータ可読媒体という用語は、機械可読信号として機械命令を受信する機械可読媒体を含む、機械命令および/またはデータをプログラマブルプロセッサに提供するために使用される、任意のコンピュータプログラム製品、装置、および/またはデバイス(例えば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、プログラマブル論理デバイス(PLD))を指す。機械可読信号という用語は、機械命令および/またはデータをプログラマブルプロセッサに提供するために使用される、任意の信号を指す。
ユーザとの相互作用を提供するために、ここで説明されるシステムおよび技法は、ユーザに情報を表示するための表示デバイス(例えば、CRT(陰極線管)またはLCD(液晶ディスプレイ)モニタ)と、それによってユーザが入力をコンピュータに提供し得るキーボードおよびポインティングデバイス(例えば、マウスまたはトラックボール)とを有する、コンピュータ上で実装されることができる。他の種類のデバイスも、同様にユーザとの相互作用を提供するために使用されることができ、例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形態の感覚フィードバック(例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、または触覚フィードバック)であり得、ユーザからの入力は、音響、発話、または触覚入力を含む、任意の形態で受信されることができる。
ここで説明されるシステムおよび技法は、(例えば、データサーバとしての)バックエンド構成要素を含む、またはミドルウェア構成要素(例えば、アプリケーションサーバ)を含む、またはフロントエンド構成要素(例えば、グラフィカルユーザインターフェースを有するクライアントコンピュータ、またはそれを通してユーザがここで説明されるシステムおよび技法の実装と相互作用し得るウェブブラウザ)を含む、またはそのようなバックエンド、ミドルウェア、もしくはフロントエンド構成要素の任意の組み合わせを含む、コンピューティングシステムにおいて実装されることができる。本システムの構成要素は、任意の形態または媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)によって相互接続されることができる。通信ネットワークの実施例は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、およびインターネットを含む。
コンピューティングシステムは、クライアントおよびサーバを含むことができる。クライアントおよびサーバは、概して、相互から遠隔にあり、典型的には、通信ネットワークを通して相互作用する。クライアントおよびサーバの関係は、それぞれのコンピュータ上で実行し、相互にクライアント−サーバ関係を有する、コンピュータプログラムによって生じる。
ここで説明されるシステムおよび方法の構造、機能、ならびに装置の観点から、いくつかの実施形態では、クロスプラットフォームソフトウェアアプリケーションを開発するための環境および方法が、提供される。無線コンピューティングデバイスのためのソフトウェアアプリケーションの開発および試験をサポートするための方法ならびに装置のある実装を説明したが、本開示の概念を組み込む他の実装も使用され得ることが、当業者に明白となるであろう。したがって、本開示は、ある実装に限定されるべきではなく、むしろ、以下の請求項の精神および範囲によってのみ限定されるべきである。
(均等物)
本発明は、具体的な好ましい実施形態を参照して、具体的に示され、説明されたが、添付される請求項によって定義されるような本発明の精神および範囲から逸脱することなく、形態ならびに詳細の種々の変更がその中で成され得ることが、当業者によって理解されるべきである。本明細書に引用される全ての参照物、特許、および特許出願の関連する教示は、参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる。

Claims (39)

  1. n−ペンタンおよびn−ブタンを含む炭化水素流体の2つまたはそれを上回る炭化水素構成物の種分化および量的判定のための分光器システムであって、
    前記分光器システムは、
    広帯域光源と、
    ガス流セルであって、前記ガス流セルを通して前記炭化水素流体が流動し、前記ガス流セルを通して(または前記ガス流セルに)前記光源からの光が通過する、ガス流セルと、
    前記ガス流セルを通して流動する前記炭化水素流体を通した透過(または前記炭化水素流体からの反射)後の光を受信し、連続的広帯域領域にわたって、または複数の離散波長帯域にわたって検出された光のスペクトル情報を示す走査信号を生成するための光学検出器であって、前記走査は、800nm〜12μmの範囲と同等である、800nm〜12μmの範囲のサブセットである、または800nm〜12μmの範囲に重複する範囲を網羅する、光学検出器と、
    プロセッサと、
    その上に命令を記憶する非一過性コンピュータ可読媒体であって、前記命令は、実行されると、前記プロセッサに、
    前記ガス流セル内の前記炭化水素流体に対応する信号からのスペクトルデータの2つまたはそれを上回る帯域を識別することであって、前記2つまたはそれを上回る帯域は、非連続的であり、前記2つまたはそれを上回る帯域は、1300nm〜1800nmのサブセットであるスペクトルデータの第1の帯域と、1850nm〜2500nmのサブセットであるスペクトルデータの第2の帯域とを含む、ことと、
    前記スペクトルデータの2つまたはそれを上回る非連続的帯域からのスペクトルをスティッチングすることと、
    前記スペクトルデータのスティッチングされたスペクトルに基づいて、前記炭化水素流体の2つまたはそれを上回る炭化水素構成物をリアルタイムで種分化および量化するために、前記スペクトルデータのスティッチングされたスペクトルからのデータを処理することであって、前記2つまたはそれを上回る炭化水素構成物は、n−ペンタンおよびn−ブタンを含む、こと
    を行わせる、非一過性コンピュータ可読媒体と
    を備える、分光器システム。
  2. 前記炭化水素流体は、天然ガス、天然ガス液、またはバイオガスである、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記広帯域光源は、黒体源および/または1つもしくはそれを上回るLEDを含む、請求項1〜のうちのいずれか1つに記載のシステム。
  4. 前記広帯域光源から受信される光ビームを、複数の離散波長帯域に分割するための分光ユニットをさらに備え、前記分光ユニットおよびガス流セルは、前記光ビームが前記広帯域光源から前記分光ユニットを通過し、次いで、前記分割されたビームが前記ガス流セルを通過するように置かれる、請求項1〜のうちのいずれか1つに記載のシステム。
  5. 前記広帯域光源から受信される光ビームを、複数の離散波長帯域に分割するための分光ユニットをさらに備え、前記分光ユニットおよびガス流セルは、光が前記広帯域光源から前記ガス流セルを通過し、次いで、前記分光ユニットを通過するように置かれる、請求項1〜のうちのいずれか1つに記載のシステム。
  6. 前記分光ユニットは、干渉フィルタアレイ、線形可変フィルタ(LVF)、回折格子、走査干渉計、およびファブリーペローエタロンから成る群から選択される、少なくとも1つの部材を備える、請求項またはに記載のシステム。
  7. 前記光学検出器は、フーリエ変換赤外(FTIR)分光器を含む、請求項1〜のうちのいずれか1つに記載のシステム。
  8. 前記光学検出器は、非分散赤外(NDIR)検出器を含む、請求項1〜のうちのいずれか1つに記載のシステム。
  9. 前記2つまたはそれを上回る帯域の2つの帯域の最近傍端間に、少なくとも50nmの分離が存在する、請求項1〜のうちのいずれか1つに記載のシステム。
  10. 前記命令は、前記プロセッサに、1500nm〜1780nmに及ぶスペクトルデータの第1の帯域と、1900nm〜2200nmに及ぶスペクトルデータの第2の帯域とを識別させる、請求項に記載のシステム。
  11. 前記命令は、前記プロセッサに、n−ペンタンを含む、前記炭化水素流体の2つまたはそれを上回る構成物を種分化および定量化させる、請求項1〜10のうちのいずれか1つに記載のシステム。
  12. 前記炭化水素流体は、n−ペンタンと、n−ブタンとを含み、前記命令は、前記プロセッサに、少なくともn−ペンタンおよびn−ブタンを種分化および定量化させる、請求項11に記載のシステム。
  13. 前記炭化水素流体は、1.0%を上回らないn−ペンタンを含有する、請求項12に記載のシステム。
  14. 前記炭化水素流体は、少なくとも5%のn−ブタンを含有する、請求項12または13に記載のシステム。
  15. 前記命令は、前記プロセッサに、1600nm〜1900nmのサブセットであるスペクトルデータの第1の帯域と、2100nm〜2600nmのサブセットであるスペクトルデータの第2の帯域とを識別させる、請求項1〜14のうちのいずれか1つに記載のシステム。
  16. 前記炭化水素流体は、少なくとも1個のC6またはそれよりも高次の種を含み、前記命令は、前記プロセッサに、前記C6またはそれよりも高次の種を種分化および定量化させる、請求項15に記載のシステム。
  17. 前記2つまたはそれを上回る帯域は、3100nm〜3600nmの帯域を含み、前記命令は、前記プロセッサに、0.1%を上回らない濃度において存在する、前記炭化水素流体のある成分を種分化および定量化させる、請求項1〜16のうちのいずれか1つに記載のシステム。
  18. 前記命令は、前記プロセッサに、少なくとも1つの成分の大量組成範囲測定値と、少なくとも別の成分の微量範囲測定値とを識別させる、請求項1〜17のうちのいずれか1つに記載のシステム。
  19. 前記2つまたはそれを上回る非連続的帯域は、少なくとも1つの近赤外帯域と、中赤外帯域とを含み、前記命令は、前記プロセッサに、少なくとも1つの成分の大量組成範囲測定値と、少なくとも別の成分の微量範囲測定値とを識別させる、請求項1〜18のうちのいずれか1つに記載のシステム。
  20. 前記命令は、前記プロセッサに、1400nm〜1900nmの範囲と同等である、1400nm〜1900nmの範囲のサブセットである、または1400nm〜1900nmの範囲に重複するスペクトルデータの一次帯域と、1900nm〜2500nmの範囲と同等である、1900nm〜2500nmの範囲のサブセットである、または1900nm〜2500nmの範囲に重複する二次帯域とを識別させ、二次範囲は、前記炭化水素流体内のペンタンを識別および/または定量化するために使用され、一次範囲は、前記炭化水素流体内のC1、C2、C3、およびC4のうちのつまたはそれを上回るものを識別および/または定量化するために使用される、請求項1〜19のうちのいずれか1つに記載のシステム。
  21. 少なくとも1つの成分の前記大量組成範囲測定値は、0.1〜100重量%である、請求項18〜19の記載のシステム。
  22. 少なくとも別の成分の前記微量範囲測定値は、0〜0.1重量%である、請求項18〜19に記載のシステム。
  23. n−ペンタンおよびn−ブタンを含む炭化水素流体の2つまたはそれを上回る炭化水素構成物の種分化および定量的判定のための方法であって、前記方法は、
    コンピュータデバイスのプロセッサによって、ガス流セル内の前記炭化水素流体に対応する信号からのスペクトルデータの2つまたはそれを上回る帯域をリアルタイムで識別することであって、前記2つまたはそれを上回る帯域は、非連続的であり、前記2つまたはそれを上回る帯域は、1300nm〜1800nmのサブセットであるスペクトルデータの第1の帯域と、1850nm〜2500nmのサブセットであるスペクトルデータの第2の帯域とを含む、ことと、
    前記プロセッサによって、前記スペクトルデータの2つまたはそれを上回る非連続的帯域から、スティッチングされたスペクトルを形成することと、
    前記プロセッサによって、前記炭化水素流体の2つまたはそれを上回る炭化水素構成物を識別および/または定量化するために、前記スティッチングされたスペクトルを処理することと、
    前記プロセッサによって、前記スペクトルデータの2つまたはそれを上回る帯域からのデータを使用して、前記炭化水素流体の2つまたはそれを上回る炭化水素構成物を種分化および定量化することであって、前記種分化および定量化される2つまたはそれを上回る炭化水素構成物は、n−ペンタンおよびn−ブタンを含む、こと
    を含む、方法。
  24. 光源から光を生成することと、
    前記光源からの光を前記ガス流セルを通して(または前記ガス流セルに)指向させることと、
    前記ガス流セルを通して流動する前記炭化水素流体を通した透過(または前記炭化水素流体からの反射)後、光学検出器において光を受信することと、
    前記ガス流セル内の前記炭化水素流体に対応する信号を生成することと
    をさらに含む、請求項23に記載の方法。
  25. 前記炭化水素流体は、天然ガス、天然ガス液、またはバイオガスである、請求項23または24に記載の方法。
  26. 前記2つまたはそれを上回る帯域の2つの帯域の最近傍端間に、少なくとも50nmの分離が存在する、請求項23〜25のうちのいずれか1つに記載の方法。
  27. 前記識別するステップは、1500nm〜1780nmに及ぶスペクトルデータの第1の帯域と、1900nm〜2200nmに及ぶスペクトルデータの第2の帯域とを識別することを含む、請求項23に記載の方法。
  28. n−ペンタンを含む、前記炭化水素流体の2つまたはそれを上回る構成物を種分化および定量化することを含む、請求項23〜27のうちのいずれか1つに記載の方法。
  29. 前記炭化水素流体は、n−ペンタンと、n−ブタンとを含み、前記方法は、少なくともn−ペンタンおよびn−ブタンを種分化ならびに定量化することを含む、請求項28に記載の方法。
  30. 前記炭化水素流体は、1.0%を上回らないn−ペンタンを含有する、請求項29に記載の方法。
  31. 前記炭化水素流体は、少なくとも5%のn−ブタンを含有する、請求項29または30に記載の方法。
  32. 前記識別するステップは、1600nm〜1900nmのサブセットであるスペクトルデータの第の帯域と、2100nm〜2600nmのサブセットであるスペクトルデータの第の帯域とを識別することを含む、請求項23〜27のうちのいずれか1つに記載の方法。
  33. 前記炭化水素流体は、少なくとも1個のC6またはそれよりも高次の種を含み、前記命令は、前記プロセッサに、前記C6またはそれよりも高次の種を種分化および定量化させる、請求項32に記載の方法。
  34. 前記2つまたはそれを上回る帯域は、3100nm〜3600nmの帯域を含み、前記命令は、前記プロセッサに、0.1%を上回らない濃度において存在する、前記炭化水素流体のある成分を種分化および定量化させる、請求項22〜33のうちのいずれか1つに記載の方法。
  35. 前記方法は、少なくとも1つの成分の大量組成範囲測定値と、少なくとも別の成分の微量範囲測定値とを判定することを含む、請求項23〜34のうちのいずれか1つに記載の方法。
  36. 前記2つまたはそれを上回る非連続的帯域は、少なくとも1つの近赤外帯域と、中赤外帯域とを含み、前記方法は、少なくとも1つの成分の大量組成範囲測定値と、少なくとも別の成分の微量範囲測定値とを判定することを含む、請求項23〜35のうちのいずれか1つに記載の方法。
  37. 前記方法は、1400nm〜1900nmの範囲と同等である、1400nm〜1900nmの範囲のサブセットである、または1400nm〜1900nmの範囲に重複するスペクトルデータの一次帯域と、1900nm〜2500nmの範囲と同等である、1900nm〜2500nmの範囲のサブセットである、または1900nm〜2500nmの範囲に重複する二次帯域とを識別することを含み、二次範囲は、前記プロセッサによって、前記炭化水素流体内のペンタンを識別および定量化するために使用され、一次範囲は、前記プロセッサによって、前記炭化水素流体内のC1、C2、C3、およびC4のうちのつまたはそれを上回るものを識別および/または定量化するために使用される、請求項23〜36のうちのいずれか1つに記載の方法。
  38. 少なくとも1つの成分の前記大量組成範囲測定値は、0.1〜100重量%である、請求項35〜36に記載の方法。
  39. 少なくとも別の成分の前記微量範囲測定値は、0〜0.1重量%である、請求項35〜36に記載の方法。
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