JP6659292B2 - 建具 - Google Patents
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Description
そして、外側レールの屋外側の下枠に落下した比較的多くの雨水は、外側レールの屋外側の空間を通して下枠の屋外側端面の上部排水口を通して排出する、比較的短い排水経路を備えている。
また、ビルサッシのように、内障子と枠体とを封止するパッキン等の気密材を備えた気密ラインが内障子とその屋内側の枠体との間に形成されている場合、内側レールの屋内側に引き込まれた水がパッキン等の気密材に付着すると、気密ラインを境にした屋内外の圧力差で室内側に引き込んでしまうという問題があった。
本発明によれば、レールを支持する複数の壁体にそれぞれ水抜き用穴部を設けたため、下枠のレールの屋外側に付着した雨水等の水が屋外側と屋内側の気圧差で屋内側に流れるとしても、複数の水抜き用穴部間の見込み方向の距離による流れ抵抗によって複数の水抜き用穴部を通して屋内側に流入することを抑制できる。
この場合には、気圧差で屋内側に流入する水が更に長い距離を蛇行するため、浸入経路が迷路状になって屋内側に浸入しずらいので水密性が高くなる。
この場合には障子を案内するレールを蓋部と複数の壁体によって高強度に支持できる。
第一実施形態による複合建具の一例としての引き違い窓1を図1から図5に基づいて説明する。
図1及び図2に示す第一実施形態による引き違い窓1は、上枠2と下枠3と左右の縦枠4とで四角形枠状に形成された枠体5内に内障子7と外障子8が見込み方向に納められている。内障子7と外障子8はそれぞれ上框10と下框11と左右の縦框12とで四角形枠状に形成され、その内部に例えばペアガラス等の複層ガラス9が納められている。
図1に示す下枠3において、金属下枠3aの屋外側には外障子8の下部に設けた戸車14を案内する外側レール15が設置されている。金属下枠3aの屋内側には外側レール15より1段高い位置に内側レール16が設置され、内障子7の下部に設けた戸車17を案内している。
更に外障子8においても上框10、下框11、左右の縦框12に同一の構成を備えており、同一の符号を用いて説明を省略する。なお、左右の縦框12は戸先側の縦框と召し合わせ部の縦框を有している。
そして内障子7の金属下框11aの下部には内側レール16に載置させる戸車17が設置され、外障子8の金属下框11aの下部にも外側レール15に載置させる戸車14が設置されている。
内障子7及び外障子8では、グレージングチャンネル22は金属上框10a、金属下框11a、左右の金属縦框12aに設けたパネル受け部26で四辺の側縁部を支持され、これら金属框の屋内側を樹脂上框10b、樹脂下框11b、左右の樹脂縦框12bでそれぞれ覆っている。
そして、下框11の金属下框11aでは、グレージングチャンネル22を囲うように設けた断面略コの字状のパネル受け部26の両側部26aによって屋内外の両立ち上がり部22bを押圧している。これによって、グレージングチャンネル22の両立ち上がり部22bのヒレ部23と先端ヒレ部25が屋内外における複層ガラス9の両側部を押圧してグレージングチャンネル22及び両側部26aとの間で気密に封止している。しかも屋内側に連結した樹脂下框11bは先側突部28がパネル受け部26の側部26aの先端と先端ヒレ部25の突部25aとの間に嵌合して、立ち上がり部22bを押圧している。
これによって、内障子7と外障子8の複層ガラス9とグレージングチャンネル22の立ち上がり部22bはパネル受け部26の屋内側の側部26aによって気密に封止されている。
また、内障子7では、金属下框11aにおけるパネル受け部26の下側に戸車17を保持する戸車保持部27が連結されている。外障子8では、金属下框11aにおけるパネル受け部26の更に下側の支持枠29の下側に戸車14を保持する戸車保持部30が連結されている。
図3において、内障子7の下框11における金属下框11aにはパネル受け部26の下側に戸車保持部27を固定する断面略コの字状のレールじゃくり32が形成されている。このレールじゃくり32の下向きの凹部内に戸車保持部27から戸車17の一部が突出している。
この金属下框11aに保持された戸車17に対向する金属下枠3aには、内側レール16を設けた上段部としての上段平面部33と外側レール15を設けた下段部34とが互いに連結されて形成されている。
また、屋外側の外壁板36は断面視で屈曲した略段付き形状を有しており、その長手方向の任意の位置に水抜き用の外穴部36aが形成されている。外穴部36aも例えば上方に開口された四角形状を呈している。なお、内穴部35aと外穴部36aの形状は四角形に限らず、任意の形状を採用できる。
また、蓋部37bの下方に延びる長脚部38aと短脚部38bはその長さが異なっている。内側レール16の蓋部37bが外壁板36と内壁板35に着座した状態で、長脚部38aは外壁板36の屈曲凹部に係合する凸部を下端に備えて上段平面部33に当接し、短脚部38bは内壁板35の上端部に形成したT字型の頭部に係合する屈曲形状を有している。
また、図3に示すように金属下枠3aの上段平面部33の屋外側の端部には封止部材としてゴム等の弾性材等からなる外ヒレ部40が凸曲面状に突出して形成されており、枠体5に外障子8が閉鎖位置に保持された状態で下框11の金属下框11aに外ヒレ部40が当接して気密状態を保持できる。
次に、金属下枠3aの下段部34には、その屋外側の角部に外側レール15が形成されている。本実施形態では、外側レール15は内側レール16より下方に設置されているが複層ガラス9は内障子7と外障子8とで同一高さに形成されている。
なお、上段平面部33において、内側レール16の屋内側の空間をK1とし、屋外側の空間をK2というものとする。
図1及び図3に示す引き違い窓1において、雨水等が例えば内障子7のグレージングチャンネル22の屋外側の立ち上がり部22bと複層ガラス9との小さな隙間等から下框11のパネル受け部26内に浸入して、内側レール16の屋内側で金属下枠3aの上段平面部33上の空間K1に落下したとする。この場合、空間K1の上段平面部33に落下した水は内側レール16を支持する内壁板35の内穴部35aを流れ出て外壁板36の長手方向に沿って流動し、外穴部36aから屋外側に流れ出る。そして下段部34に落下して図示しない排出口を通して屋外に排出される。
そのため、引き込まれた水が内側レール16の屋内側で空間K1の上段平面部33に溜まって、気密ラインを構成するパッキン41に付着したり結露したりして、屋内外の圧力差によって室内に引き込まれることを防止できる。
また、パッキン41等による気密ラインを内側レール16の屋内側に設置してあっても、下枠3上で屋外側から屋内側まで水が浸入し難いためパッキン41等の気密材に水滴や結露水等が付着して屋内外の圧力差で室内に水滴や結露水等を引き込むことを防止できる。
以下に、本発明の他の実施形態や変形例について説明するが、上述した実施形態で説明した部品や部材等と同一または同様なものについては同一の符号を用いて説明する。
図6に示す引き違い窓1Aの枠体5の下枠3において、内側レール16を支持する金属下枠3aは上述した第一実施形態の上段平面部33に代えて段付きの上段部44が形成され、その下部の下段部34は第一実施形態と同一構成を有している。金属下枠3aの上段部44は比較的高い位置の第一平面部44aと段部44bを介して比較的低い位置の第二平面部44cとで段付きに形成されている。
第一平面部44a上の適宜位置、例えば第一平面部44aの段部44bを有する角部に内壁板35が形成されている。また、第二平面部44c上には外壁板36が形成されている。
あるいは、内穴部35aと外穴部36aは上下方向に重ならないように第一平面部44aと第二平面部44cの高低差である段部44bをより大きく設定してもよい。また、内穴部35aと外穴部36aはその長手方向にも位置をずらしてもよい。引き違い窓1Aのその余の構成は第一実施形態による引き違い窓1と同一である。
そのため、第二平面部44c上に溜まった水は外穴部36aを通過可能ではあるが、段部44b上にある内穴部35aには流入できないので、外穴部36aと内穴部35aによる排水経路の水密性が一層高く確実である。
この場合、内穴部35aと外穴部36aは長手方向に一部または完全にずれて形成されていることが好ましい。
また、図8(c)に示す第三変形例による内側レール53は、内壁板35及び外壁板36が所定間隔を開けて上部に延びており、いずれかその一方の上端がレール部を構成している。しかも、内壁板35と外壁板36の下部には内穴部35aと外穴部36aがそれぞれ形成されている。
また、上述した各実施形態において、内壁板35の内穴部35aと外壁板36の外穴部36aは長さ方向と高さ方向に一方にずれた位置に形成したが、長さ方向と高さ方向の両方にずれていてもよい。
内側レール16を支持する複数の壁体として2条の内壁板35と外壁板36を設置したが、これに限定されることなく3条以上の壁体を備えていてもよい。なお、内壁板35の内穴部35aと外壁板36の外穴部36aはそれぞれ水抜き用穴部を構成し、3条以上の壁体を設けた場合にはそれぞれに水抜き用穴部を形成するものとする。
3 下枠
3a 金属下枠
3b 樹脂下枠
5 枠体
7 内障子
8 外障子
9 複層ガラス
14,17 戸車
15 外側レール
16,47、50、53 内側レール
35 内壁板
35a 内穴部
36 外壁板
36a 外穴部
Claims (3)
- 枠体内に障子を納めた建具であって、
前記枠体の下枠に配設された前記障子を案内するためのレールと、
少なくともいずれかで前記レールを支持していて前記下枠の見込み方向に配列された複数の壁体と、
前記複数の壁体にそれぞれ形成された複数の水抜き用穴部と、
を備え、
前記複数の壁体は、屋内外方向に所定間隔を開けて設置された内壁板と外壁板とを有し、
前記内壁板と前記外壁板とで前記レールを支持し、
前記複数の水抜き用穴部は、前記内壁板に形成された内穴部と、前記外壁板に形成された外穴部と、を有し、
前記内穴部および前記外穴部は、前記内壁板および前記外壁板において長手方向と高さ方向の少なくとも一方に位置がずれていることを特徴とする建具。 - 前記複数の水抜き用穴部は、前記複数の壁体の長手方向に互いに重ならないずれた位置に形成されている請求項1に記載された建具。
- 前記複数の壁体の上部に蓋部が形成され、該蓋部に前記レールが形成されている請求項1または2に記載された建具。
Priority Applications (1)
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JP2015193753A JP6659292B2 (ja) | 2015-09-30 | 2015-09-30 | 建具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015193753A JP6659292B2 (ja) | 2015-09-30 | 2015-09-30 | 建具 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017066745A JP2017066745A (ja) | 2017-04-06 |
JP6659292B2 true JP6659292B2 (ja) | 2020-03-04 |
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Family Applications (1)
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JP2015193753A Active JP6659292B2 (ja) | 2015-09-30 | 2015-09-30 | 建具 |
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Family Cites Families (2)
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-
2015
- 2015-09-30 JP JP2015193753A patent/JP6659292B2/ja active Active
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