JP6659258B2 - プラント情報収集システム及び方法 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、プラント情報収集システム及び方法に関する。
一般に、プラント内において設備機器の運転状態を診断するには、二乗平均平方根の大きさ、実効値の大きさ、若しくは特徴周波数成分の大きさに対して、その値又は閾値に対する変化量を判定し、異常の有無を判定している。このように変化量を判定することにより設備機器の運転状態を診断する簡易なシステムは存在する。
しかし、設備機器の運転状態を精密に診断するには、各設備機器のそれぞれの特性の影響を考慮する必要がある。例えば、各設備機器の振動を診断する場合は、負荷の仕様、製造誤差、据付誤差、及び設置場所と周辺機器との組合せによる剛性の差異等により、各設備機器の応答特性及び加振力に差異があるため、絶対値又は変化量での判定が困難な場合がある。
この問題を解決するため、例えばニューラルネットワーク及びサポートベクターマシン等のパターン識別手法を用いた運転状態の診断システムが提案されている。しかし、これらの診断システムには、異常状態と正常状態との特徴量を比較して異常の有無を検知するシステムと、あらかじめ作成した事例モデルデータとセンサデータとを比較することで、設備機器を診断するシステムと、がある。
しかし、これらの診断システムをプラント内の設備機器の運転状態を診断するために用いた場合は、各設備機器のそれぞれの特性の影響により、診断精度は十分ではない。
特許第5158018号公報
ところで、複数の設備機器から得られた診断用データ及びその関連情報を収集するには、これらの情報のフォーマットが互いに異なることから種々の場所から直接集めるのが難しい。また、複数の設備機器から収集した診断用データ及びその関連情報を複数のプラントから収集及び管理する仕組みも必要である。
本実施形態が解決しようとする課題は、設備機器の診断に必要なデータを複数のプラントから収集して管理することが可能なプラント情報収集システム及び方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本実施形態に係るプラント情報収集システムは、複数の設備機器の機器情報を収集して前記複数の設備機器に含まれる診断対象機器の診断を行うプラント情報収集システムであって、前記診断対象機器の診断用データである診断対象機器の機器情報およびこの機器情報に対応する測定データを含む前記診断対象機器の運転データを含むデータを入力する診断用データ入力部と、前記診断用データに関連する関連情報であり、前記診断対象機器の診断用データを診断し、かつ評価する際に用いる前記診断対象機器以外の他の設備機器から採取した運転データを含むデータ群を入力する関連情報入力部と、前記診断用データ入力部から出力された前記診断用データと、前記関連情報入力部から出力された前記関連情報を格納する関連情報データベースと、前記関連情報データベースから診断に必要な関連情報を取得し、前記診断用データ入力部から出力された診断用データについて診断を行う機能を有して前記診断対象機器の診断を行い、得られた診断結果に前記診断対象機器の状態を表す機器基本仕様情報を付与する診断部と、前記診断部から出力された前記診断結果を評価項目ごとに評価内容として表にして機器評価表に加工し、この機器評価表の機器評価表報に基づき、前記診断対象機器が他のどの設備機器と類似した条件で運転しているかを分類し、その類似した条件の機器特徴パターンを特定する情報を付与する評価部と、前記評価部から出力された前記機器評価表情報を前記評価部で付与された機器特徴パターン毎に分類して管理する評価手法データベースと、前記機器基本仕様情報に基づいて前記評価手法データベースに格納された前記機器評価表情報から前記類似した条件の機器特徴パターンで運転している他の設備機器の機器評価表情報である参考情報を抽出し、この参考情報の前記機器評価表に参照が必要と記載された情報である関連情報を前記関連情報データベースから検索して抽出し、前記診断部に出力する参照用データ出力部と、を備えることを特徴とする。
本実施形態のプラント情報収集方法は、複数の設備機器の機器情報を収集して前記複数の設備機器に含まれる診断対象機器の診断を行うプラント情報収集方法であって、診断用データ入力部が、診断対象機器の診断用データである診断対象機器の機器情報およびこの機器情報に対応する測定データを含む前記診断対象機器の運転データを含むデータを受け付ける工程と、関連情報入力部が、前記診断用データに関連する関連情報であり、前記診断対象機器の診断用データを診断し、かつ評価する際に用いる前記診断対象機器以外の他の設備機器から採取した運転データを含むデータ群、を受け付ける工程と、関連情報データベースが、前記診断用データ及びその関連情報を格納する工程と、診断部が、前記関連情報データベースから診断に必要な関連情報を取得し、前記診断用データ入力部から出力された診断用データについて診断を行って前記診断対象機器の診断を行い、得られた診断結果に前記診断対象機器の状態を表す機器基本仕様情報を付与する工程と、評価部が、前記診断部から出力された診断結果を評価項目ごとに評価内容として表にして機器評価表に加工し、この機器評価表の機器評価表情報に基づき前記診断対象機器が他のどの設備機器と類似した条件で運転しているかを分類し、その類似した条件の機器特徴パターンを特定する情報を付与する評価工程と、評価手法データベースが、前記評価部から出力された前記機器評価表情報を前記評価工程で付与された機器特徴パターン毎に分類して管理する工程と、参照用データ出力部が、前記機器基本仕様情報に基づいて前記評価手法データベースに格納された前記機器評価表情報から前記類似した条件の機器特徴パターンで運転している他の設備機器の機器評価表情報である参考情報を抽出し、この参考情報の前記機器評価表に参照が必要と記載された情報である関連情報を前記関連情報データベースから検索して抽出し、前記診断部に出力する工程と、を有することを特徴とする。
本実施形態によれば、設備機器の診断に必要なデータを複数のプラントから収集して管理することが可能になる。
一実施形態のプラント情報収集システムの構成を示すブロック図である。 図1の関連情報データベースに格納される関連情報のデータ区分例を示す説明図である。 図1の診断部の作用を示すフローチャートである。 一実施形態の機器評価表のフォーマット例を示す説明図である。 一実施形態の評価手法データベースに格納される機器評価表の分類例を示す説明図である。 一実施形態の機器評価表からの参照情報と関連情報の取得例を示す説明図である。
以下、本実施形態に係るプラント情報収集システム及び方法について、図面を参照して説明する。
(一実施形態)
(構 成)
図1は一実施形態のプラント情報収集システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態のプラント情報収集システムは、診断用データ入力部1、関連情報入力部2、関連情報データベース3、診断部4、評価部5、評価手法データベース6、参照用データ出力部7、情報公開部8、及び出力装置9を備える。
診断用データ入力部1は、例えばキーボード、マウス等の入力手段が用いられる。関連情報入力部2は、キーボード、マウス等の入力手段の他、各種メモリ又はHDD(Hard disk drive)等の記憶媒体にあらかじめ関連情報を記憶しておき、その記憶媒体から関連情報を入力するようにしてもよい。また、関連情報入力部2は、インターネット等の通信回線を通して関連情報を入力するようにしてもよい。
診断部4、評価部5、参照用データ出力部7、及び情報公開部8は、CPU(中央情報処理装置)及びソフトウェアで実現されている。関連情報データベース3、評価手法データベース6は、各種メモリ又はHDD等の記憶媒体を備えている。出力装置9は、例えば画像、映像のディスプレイ装置、文字、画像等のプリンタが用いられる。
診断用データ入力部1は、診断対象機器の診断用データを入力する機能を有する。診断用データ入力部1は、この入力された診断用データを診断部4へ出力するとともに、関連情報データベース3へアップロードする。
関連情報入力部2は、診断用データ入力部1に入力された診断用データに関連する関連情報を関連情報データベース3に出力する機能を有する。ここで、上記関連情報とは、設備機器の診断用データを診断し、かつ評価する際に用いるデータ群であり、例えば判定基準値データ、前回の技術報告書等の文章データ、又は写真等の画像データである。これらのデータ群は、上述したようにキーボード、マウス等から手動で直接入力するデータでもよく、またインターネット上の検索又はクラウドサービスを利用して入力するデータでもよい。
関連情報データベース3は、診断用データ入力部1から出力された診断用データと、関連情報入力部2から出力された関連情報を格納するためのデータベースである。この関連情報の格納例は、図2を用いて後述する。
診断部4は、診断用データ入力部1から出力された診断用データについて診断を行う機能を有する。具体的には、診断部4は、診断対象機器の状態(パラメータ)に基づき参照用データ出力部7から提示された参照用データを参考にし、関連情報データベース3から診断に必要な関連情報を取得して設備対象機器の診断を行う。
診断部4は、このようにして得られた診断結果情報に、機器基本仕様情報を付与して評価部5へ出力する。この機器基本仕様情報とは、診断対象機器の機種、診断対象機器の使用開始年月日、設定された判定レベル、及びトレンドグラフ等の診断対象機器の仕様、点検・保全データの特徴量項目等の診断対象機器の状態を表す情報である。診断部4の詳細な作用は、図3を用いて後述する。
評価部5は、診断部4から出力された診断結果情報を、図4に示すフォーマットの機器評価表10に加工する機能を有する。評価部5は、図4の機器評価表10のうち顧客に提出する評価結果部分、すなわち評価項目及び評価内容を示す情報を帳票15として出力する。機器評価表10のデータは、上記機器基本仕様情報に基づき、診断対象機器が他のどの設備機器と類似した条件で運転しているかが分類され、その機器特徴パターン番号が付与されて評価手法データベース6に出力される。ここで、顧客に提出する評価結果部分を帳票15として出力する場合に課金する。機器評価表10の例は、図4を用いて後述する。機器評価表10のデータを格納する例は、図5を用いて後述する。
評価手法データベース6は、評価部5から出力された機器評価表10のデータを格納するデータベースである。この機器評価表10のデータは、評価部5で付与された機器特徴パターン番号毎に分類して管理されている。
参照用データ出力部7は、診断部4に入力された診断用データを診断する時に参考となるこれまでの診断結果情報を提示する機能を有する。具体的には、参照用データ出力部7は、診断対象機器の診断用データの機器基本仕様情報に基づき評価手法データベース6に格納された機器評価表10から参考情報を抽出し、その機器評価表10に記載された関連情報を関連情報データベース3から検索して抽出し、診断部4に出力する。参照用データ出力部7は、診断部4において参照すべき関連情報、優先して参照すべき関連情報を診断者に提示する。参照情報及び関連情報の取得例は、図6を用いて後述する。
情報公開部8は、評価手法データベース6に蓄積された情報を、顧客の要求に従って加工して公開する機能を有する。
出力装置9は、顧客の要求に従って公開された情報を出力する。この場合、情報公開部8により帳票15に記載の診断対象機器と類似する条件で運転する設備機器の評価内容を顧客に公開することで、顧客に対して課金する。
(関連情報データベース3に格納される関連情報のデータ区分例)
図2は図1の関連情報データベースに格納される関連情報のデータ区分例を示す説明図である。
図2に示すように、診断対象機器の診断用データは、診断用データ入力部1から診断部4及び関連情報データベース3に出力される。関連情報入力部2は、診断対象機器の診断に必要な関連情報を関連情報データベース3に出力する。
診断用データ入力部1及び関連情報入力部2から出力されたそれぞれの情報は、関連情報データベース3に格納されるとき、機器番号、機器名称等の診断対象としている機器を識別するためのデータ(情報)をキーとして、関係データベース化して管理される。
関連情報データベース3に格納される具体的な情報の例として、例えば診断対象機器から採取した運転データ、現場採取データ、これらのデータを評価するときに用いる規格・管理基準データ、及び設備機器の設備管理データ等が挙げられる。
関連情報データベース3は、これらの情報をデータ区分として設定しておき、診断用データ入力部1及び関連情報入力部2から関連情報データベース3に情報を入力する際に、これらデータ区分に従って情報が適宜格納される。
(診断部4の作用)
図3は図1の診断部の作用を示すフローチャートである。
図3に示すように、診断部4は、まず診断対象機器の診断用データ中の機器情報を抽出(ステップS1)した後、診断用データ中の機器情報に対応する測定データを解析する(ステップS2)。
そして、診断部4は、ステップS3a1で診断対象機器の診断時に参照すべき情報を参照用データ出力部7に問合せると、参照用データ出力部7はその参照すべき情報を提示する(ステップS3a2)。
同時に、診断部4は、ステップS3b1で診断用データの診断に必要な関連情報を関連情報データベース3から検索し、その診断に必要な関連情報を関連情報データベース3から取得する(ステップS3b2)。
次いで、診断部4は、診断用データを診断(ステップS4)した後、その診断結果に機器基本仕様情報を付与する(ステップS5)。さらに、この機器基本仕様情報が付与された診断結果を評価部5へ出力する(ステップS6)ことにより、診断部4の処理が終了する。
(機器評価表10のフォーマット例)
図4は一実施形態の機器評価表のフォーマット例を示す説明図である。
図4に示すように、評価部5により加工された機器評価表10は、評価項目及び評価内容のように帳票15として顧客に提示する部分と、評価手法、参照要、優先度のように診断者が評価結果を導くまでに用いた根拠(手法)を記録する部分の大きく2つの要素から構成される。
上記評価項目は、診断対象機器を評価するときの項目であり、例えば管理番号、評価年月日、及び発電所等が挙げられる。上記評価内容は、評価項目の評価結果が記載され、例えば○(可)、×(不可)評価又はA、B、C評価等が挙げられる。上記評価手法は、上記評価内容に記載された各評価結果に対して、評価を実施した時の根拠を関連情報データベース3から関連付けて記載する。上記参照要のチェック欄は、次回の評価時に参照が必要な評価手法を示している。上記優先度は、上記評価内容に対して複数の評価手法があるときの、それぞれの評価手法について関連性の高さを値として表している。
本実施形態では、機器評価表10のフォーマットを用いることで、様々な設備機器に対して診断を実施するときに、関連情報データベース3に入力される情報量及び情報のフォーマットが互いに異なったとしても、評価結果はフォーマットにより固定され、評価手法データベース6に格納して管理される。そのため、顧客間の評価結果及び関連情報を容易に共有することが可能になる。
(評価手法データベース6に格納される機器評価表10の分類例)
図5は一実施形態の評価手法データベースに格納される機器評価表の分類例を示す説明図である。
図5に示すように、診断部4で診断結果に付与された機器基本仕様情報は、評価部5に出力される。この機器基本仕様情報は、例えば、ある値の範囲で設定された機器情報毎の分類条件項目と、この分類条件項目のそれぞれについて、上記機器基本仕様情報が該当する箇所に指標の入ったもの、例えばマーク又は値等が記入されたものと、に分類される。
すなわち、上記機器基本仕様情報は、機器情報毎に、例えば線形判別関数又はマハラノビス距離等の統計処理、統計モデル等によりある値の範囲で設定された分類条件項目である機器仕様及び点検・保全データの特徴量項目と、機器情報及び分類条件を参照し、該当する分類条件に○印を記入したものとで、機器の特徴量を表した機器基本仕様情報特徴量表11が生成される。図5では、一例として機器仕様に仕様1、仕様2及び仕様3が示され、点検・保全データの特徴量項目に運転条件1、運転条件2、及び運転条件3が示されている。
このようにして生成された機器基本仕様情報特徴量表11は、機器基本情報特徴識別パターン表12を用いてパターン識別される。この機器基本情報特徴識別パターン表12は、評価部5にあらかじめ格納されている。機器基本情報特徴識別パターン表12は、例えば機器情報の分類条件に対してあらかじめ特徴量が決定している識別パターンを複数種類用意し、それぞれのパターンに機器特徴パターン番号が付されている表である。図5では、一例として機器特徴パターン番号“000−0001”〜“000−0006”が示されている。
評価部5は、機器基本仕様情報特徴量表11のパターンを識別後、機器基本仕様情報特徴量表11と合致した識別パターンの機器特徴パターン番号を機器評価表10に付与し、この機器評価表10が評価手法データベース6に出力される。例えば、機器基本仕様情報特徴量表11を機器基本情報特徴識別パターン表12によりパターン識別した結果、機器基本仕様情報特徴量表11のパターンが機器特徴パターン番号“000−0005”に該当した場合、機器特徴パターン番号“000−0005”の情報が機器評価表10に付与される。
(機器評価表10からの参照情報と関連情報の取得例)
図6は一実施形態の機器評価表からの参照情報と関連情報の取得例を示す説明図である。
図6に示すように、診断部4に入力された診断用データを診断する際に参考となる情報を評価手法データベース6から取得するため、参照用データ出力部7は、診断部4に入力された診断用データに対して機器基本仕様情報特徴量表11を生成する。
この生成された機器基本仕様情報特徴量表11は、上述したように機器基本情報特徴識別パターン表12を用いてパターン識別され、機器特徴パターン番号が特定される。この機器特徴パターン番号は、上述したように例えば“000−0005”である。
この機器特徴パターン番号“000−0005”により評価手法データベース6を検索すると、該当する機器特徴パターン番号で分類されている他の設備機器の機器評価表10を複数参照することができる。この参照した機器評価表10から関連情報を診断部4に出力して診断者に参考情報を提示する方法は、大きく分けて以下の2つがある。
(参照要とされた評価手法の関連情報の提示について)
機器評価表10の中で参照要とされた評価手法に記載の関連情報については、関連情報データベース3から上記関連情報を取得して診断部4に必ず出力する。これは、診断対象機器の前回の評価結果について有効であり、診断対象機器以外の他の設備機器の機器評価表10で参照要とされた評価手法に記載の関連情報は対象外である。
(優先度による評価手法の関連情報の提示について)
診断対象機器の前回の機器評価表10を含め、機器特徴パターン番号でグループに分類されている他の設備機器の機器評価表10に記載の優先度を加味し、診断時に参照すべき関連情報を関連情報データベース3から取得して診断部4に出力する。例えば、各評価手法について優先度の高い順に参照した関連情報を出力したり、優先度を積算し、その総計から関連情報に加えて関連情報データベース3について参照すべきデータ区分の上位ランキングを表示したりする。
(効 果)
このように本実施形態によれば、機器評価表10のフォーマットを用いることにより、設備機器の診断に必要なデータを複数のプラントから収集して管理することが可能になる。
また、本実施形態によれば、機器評価表10で構成内容の様々なフォーマットで入力された診断用データ及びその関連情報を、帳票を出力する際にフォーマットを固定して評価手法データベース6に蓄積することで、顧客に負荷をかけることなく、設備診断に必要なデータを複数のプラントから収集して管理することが可能になる。
さらに、本実施形態によれば、機器評価表10を機器特徴パターン毎に分類して管理することで、複数のプラント間で情報を共有するとともに、これまでの診断ノウハウの共有が容易になる。これら整理されて管理された情報及び診断ノウハウは、設備機器の診断の評価内容の品質を向上させるだけでなく、顧客に公開することで、顧客の保全活動の品質向上の効果も期待することができる。
そして、本実施形態によれば、参照用データ出力部7は、診断部4に入力された診断用データに対して機器基本情報特徴識別パターン表12で特定した機器特徴パターン番号を用いて、評価手法データベース6に格納された機器評価表10を参照することで、診断時に参照が必要な関連情報、又は診断時に参照が推奨される関連情報を診断者に提示することが可能になる。
(その他の実施形態)
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
なお、上記実施形態におけるプラントは、原子力プラント、化学プラント、製鉄プラント等のあらゆるプラントに適用することができる。
また、上記実施形態において、診断部4は、参照用データ出力部7に対して機器情報に基づき参照用データを提示要求する処理と、関連情報データベース3に対して診断に必要な関係情報を検索する処理を同時に実行するようにしたが、これらの処理は、互いに前後する順序で実行するようにしてもよい。
1…診断用データ入力部、2…関連情報入力部、3…関連情報データベース、4…診断部、5…評価部、6…評価手法データベース、7…参照用データ出力部、8…情報公開部、9…出力装置、10…機器評価表、11…機器基本仕様情報特徴量表、12…機器基本情報特徴識別パターン表、15…帳票

Claims (8)

  1. 複数の設備機器の機器情報を収集して前記複数の設備機器に含まれる診断対象機器の診断を行うプラント情報収集システムであって、
    前記診断対象機器の診断用データである診断対象機器の機器情報およびこの機器情報に対応する測定データを含む前記診断対象機器の運転データを含むデータを入力する診断用データ入力部と、
    前記診断用データに関連する関連情報であり、前記診断対象機器の診断用データを診断し、かつ評価する際に用いる前記診断対象機器以外の他の設備機器から採取した運転データを含むデータ群を入力する関連情報入力部と、
    前記診断用データ入力部から出力された前記診断用データと、前記関連情報入力部から出力された前記関連情報を格納する関連情報データベースと、
    前記関連情報データベースから診断に必要な関連情報を取得し、前記診断用データ入力部から出力された診断用データについて診断を行う機能を有して前記診断対象機器の診断を行い、得られた診断結果に前記診断対象機器の状態を表す機器基本仕様情報を付与する診断部と、
    前記診断部から出力された前記診断結果を評価項目ごとに評価内容として表にして機器評価表に加工し、この機器評価表の機器評価表報に基づき、前記診断対象機器が他のどの設備機器と類似した条件で運転しているかを分類し、その類似した条件の機器特徴パターンを特定する情報を付与する評価部と、
    前記評価部から出力された前記機器評価表情報を前記評価部で付与された機器特徴パターン毎に分類して管理する評価手法データベースと、
    前記機器基本仕様情報に基づいて前記評価手法データベースに格納された前記機器評価表情報から前記類似した条件の機器特徴パターンで運転している他の設備機器の機器評価表情報である参考情報を抽出し、この参考情報の前記機器評価表に参照が必要と記載された情報である関連情報を前記関連情報データベースから検索して抽出し、前記診断部に出力する参照用データ出力部と、
    を備えることを特徴とするプラント情報収集システム。
  2. 前記評価手法データベースに蓄積された情報を顧客の要求に従い加工して公開する情報公開部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のプラント情報収集システム。
  3. 前記評価部は、前記機器評価表情報のうち顧客に提出する評価結果部分を帳票として出力することを特徴とする請求項1又は2に記載のプラント情報収集システム。
  4. 前記評価部は、前記診断用データ及びその関連情報の表の形式を複数のプラントにおいて固定して前記評価手法データベースに蓄積することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のプラント情報収集システム。
  5. 前記評価手法データベースは、前記機器評価表情報を前記評価部で付与された前記類似した条件の機器特徴パターンを特定する情報に基づいて分類されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載のプラント情報収集システム。
  6. 前記参照用データ出力部は、前記診断部に入力した診断用データに対して前記評価部で付与された前記類似した条件の機器特徴パターンを特定する情報を用いて前記評価手法データベースに格納された前記機器評価表情報を参照することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載のプラント情報収集システム。
  7. 前記評価部は、前記機器評価表情報のうち顧客に提出する評価結果部分を帳票として出力するものであり、
    記帳票に対して課金するとともに、前記情報公開部により前記帳票に記載の前記診断対象機器に類似する設備機器の評価内容を公開することに対して課金することを特徴とする請求項に記載のプラント情報収集システム。
  8. 複数の設備機器の機器情報を収集して前記複数の設備機器に含まれる診断対象機器の診断を行うプラント情報収集方法であって、
    断用データ入力部が、診断対象機器の診断用データである診断対象機器の機器情報およびこの機器情報に対応する測定データを含む前記診断対象機器の運転データを含むデータを受け付ける工程と、
    関連情報入力部が、前記診断用データに関連する関連情報であり、前記診断対象機器の診断用データを診断し、かつ評価する際に用いる前記診断対象機器以外の他の設備機器から採取した運転データを含むデータ群、を受け付ける工程と、
    関連情報データベースが、前記診断用データ及びその関連情報を格納する工程と、
    診断部が、前記関連情報データベースから診断に必要な関連情報を取得し、前記診断用データ入力部から出力された診断用データについて診断を行って前記診断対象機器の診断を行い、得られた診断結果に前記診断対象機器の状態を表す機器基本仕様情報を付与する工程と、
    評価部が、前記診断部から出力された診断結果を評価項目ごとに評価内容として表にして機器評価表に加工し、この機器評価表の機器評価表情報に基づき前記診断対象機器が他のどの設備機器と類似した条件で運転しているかを分類し、その類似した条件の機器特徴パターンを特定する情報を付与する評価工程と、
    評価手法データベースが、前記評価部から出力された前記機器評価表情報を前記評価工程で付与された機器特徴パターン毎に分類して管理する工程と、
    参照用データ出力部が、前記機器基本仕様情報に基づいて前記評価手法データベースに格納された前記機器評価表情報から前記類似した条件の機器特徴パターンで運転している他の設備機器の機器評価表情報である参考情報を抽出し、この参考情報の前記機器評価表に参照が必要と記載された情報である関連情報を前記関連情報データベースから検索して抽出し、前記診断部に出力する工程と、
    を有することを特徴とするプラント情報収集方法。
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