JP6657476B2 - ディスプレイ装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ディスプレイ装置及びその制御方法に関し、特に、映像のディテールが向上するように映像を補正するディスプレイ装置及びその制御方法に関する。
映像ディテール向上技術は、映像信号の変化(transition)を早くさせたり大きさの変移(variation)を増加させるなどの処理方法を用いて映像中の物体の形態を明確且つ鮮明にさせる技術である。ディスプレイの大型化によって映像ディテール向上技術の重要度は増加しつつある。大型ディスプレイに合わせて小さいイメージを拡大する過程でぼやけたイメージを鮮明にする必要性がより一層高まっているわけである。
アンシャープフィルタリング(Unsharp filtering)技術は映像ディテール向上技術の代表である。具現が単純で効果が高いことから長い間広く用いられてきている。
アンシャープフィルタリングの作動原理は、低周波フィルタ(low pass filter)を用いて入力信号の中・高周波成分を抽出した後、それを増幅させることである。図4を参照して具体的に説明すると、アンシャープフィルタリングは低周波信号だけを通過する低周波フィルタ401を用いて入力信号において高周波が損失された、すなわちディテールが低下した低周波信号を抽出した後、入力信号と低周波信号との差を求め(402)、それを再び入力信号に加えて(403)、最終出力信号を得る。すなわち、アンシャープフィルタリングは映像の高周波を増幅させる。
図5は、映像にアンシャープフィルタリングを適用した一例において入力信号と出力信号の関係を示す。信号中間部分における変移以前と以後に一時的に出力信号が入力信号より小さくなったり大きくなること(以下、「オーバーシュート(overshoot)」)501,502が見られる。すなわち、アンシャープフィルタリングによって映像のディテールを向上させる場合にオーバーシュートが発生する。
オーバーシュート501,502は映像の総体的な画質を落とすという点で問題がある。オーバーシュート部分に含まれたノイズが信号と共に増幅されるためである。言い換えると、アンシャープフィルタリングを用いて映像ディテールを向上させる場合、ノイズも共に増幅されるという問題点がある。したがって、ノイズの生成及び増加を防ぐことが映像ディテール向上技術では非常に重要である。
そこで、本発明は、ノイズの生成や増加無しで映像のディテールを向上させることができるディスプレイ装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、実用的で経済的なディスプレイ装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の一実施例に係るディスプレイ装置は、映像信号を受信する信号受信部と、前記映像信号に基づく映像を表示するディスプレイ部と、前記映像の少なくとも一つの第1ピクセルと二つ以上の第2ピクセルとのピクセル値差の増減程度及び増減方向を計算し、該計算に基づいて得られる前記ピクセル値差が相対的に小さい値を用いて前記第1ピクセルのピクセル値を補正する処理部とを備える。
前記処理部は、前記計算されたピクセル値差の増減程度及び増減方向に基づいて前記ピクセル値差が減少する方向に位置しているピクセルを決定し、該決定されたピクセルを用いて前記第1ピクセルのピクセル値を補正することができる。
前記処理部は、前記第1ピクセルのピクセル値を前記決定されたピクセルのピクセル値に変更して前記第1ピクセルの値を補正することができる。
これによれば、ノイズが生成されたり増加したりすることなく映像のディテールを向上させることができる。また、単純な演算とロジックだけで本発明を具現できるので、実用的且つ経済的に映像のディテールを向上させることができる。
前記処理部は、隣接ピクセルとのピクセル値差が所定以上である前記第1ピクセルに対して前記補正を行い、隣接ピクセルとのピクセル値差が所定未満である前記第1ピクセルに対しては前記補正を行わなくて済む。これによれば、処理対象領域が減少し、処理効率が向上し得る。
前記処理部は、それぞれ前記第2ピクセルを含む二つ以上の第2ピクセルグループ間のピクセル値差の増減程度及び増減方向に基づいて前記第1ピクセルのピクセル値を補正することができる。これによれば、映像全体の観点で映像ディテール処理の信頼度が向上する。
前記処理部は、前記各第2ピクセルグループ内のピクセル値差を計算する際に、前記第1ピクセルとの近接度によって比重を別にして前記ピクセル値差を計算することができる。これによれば、増減程度及び増減方向を決めるに当たってより様々な要素を考慮することが可能になる。
前記処理部は、前記第2ピクセルグループが第1大きさを有するように設定して第1補正を行い、前記第1補正が行われた映像に対して前記第2ピクセルグループが第2大きさを有するように設定して第2補正を行うことができる。これによれば、高精度に映像ディテールを向上させる一方で、映像全体の観点で映像ディテール処理の信頼度も向上する。
前記処理部は、前記ピクセル値差の増減方向を計算した後に増減程度を計算することができる。また、前記処理部は、前記ピクセル値差に対して低周波フィルタリングを行った結果に基づいて前記増減方向を計算することができる。これによれば、映像ディテール処理技術の信頼度が向上する。
上記の目的を達成するための本発明の一実施例に係るディスプレイ装置の制御方法は、映像信号を受信する段階と、前記映像の少なくとも一つの第1ピクセルと二つ以上の第2ピクセルとのピクセル値差の増減程度及び増減方向を計算し、該計算に基づいて得られる前記ピクセル値差が相対的に小さい値を用いて前記第1ピクセルのピクセル値を補正する段階と、前記補正された映像を表示する段階とを含む。
前記補正する段階は、前記計算されたピクセル値差の増減程度及び増減方向に基づいて前記ピクセル値差が減少する方向に位置しているピクセルを決定し、該決定されたピクセルを用いて前記第1ピクセルのピクセル値を補正することができる。
前記補正する段階は、前記第1ピクセルのピクセル値を前記決定されたピクセルのピクセル値に変更して前記第1ピクセルの値を補正することができる。
これによれば、ノイズが生成されたり増加したりすることなく映像のディテールを向上させることができる。また、単純な演算とロジックだけで本発明を具現できるので、実用的且つ経済的に映像のディテールを向上させることができる。
前記補正する段階は、隣接ピクセルとのピクセル値差が所定以上である前記第1ピクセルに対して前記補正を行い、隣接ピクセルとのピクセル値差が所定未満である前記第1ピクセルに対しては前記補正をしなくて済む。これによれば、処理対象領域が減少し、処理効率が向上し得る。
前記補正する段階は、それぞれ前記第2ピクセルを含む二つ以上の第2ピクセルグループ間のピクセル値差の増減程度及び増減方向に基づいて前記第1ピクセルのピクセル値を補正することができる。これによれば、映像全体の観点で映像ディテール処理の信頼度が向上する。
前記補正する段階は、前記各第2ピクセルグループ内のピクセル値差を計算する際に、前記第1ピクセルとの近接度によって比重を別にして前記ピクセル値差を計算することができる。これによれば、増減程度及び増減方向を決めるに当たってより様々な要素を考慮することが可能になる。
前記補正する段階は、前記第2ピクセルグループが第1大きさを有するように設定して第1補正を行い、前記第1補正が行われた映像に対して前記第2ピクセルグループが第2大きさを有するように設定して第2補正を行うことができる。これによれば、高精度に映像ディテールを向上させる一方で、映像全体の観点で映像ディテール処理の信頼度も向上する。
前記補正する段階は、前記ピクセル値差の増減方向を計算した後に増減程度を計算することができる。また、前記補正する段階は、前記ピクセル値差に対して低周波フィルタリングを行った結果に基づいて前記増減方向を計算することができる。これによれば、映像ディテール処理技術の信頼度が向上する。
上記の目的を達成するための本発明の一実施例に係るコンピュータプログラムは、ディスプレイ装置と結合して上述の制御方法を実行させるために媒体に格納されたコンピュータプログラムである。
前記コンピュータプログラムはサーバー内の媒体に格納され、ネットワークを介して前記ディスプレイ装置にダウンロードし得る。
上述したように、本発明によれば、ノイズの生成や増加無しに映像のディテールを向上させることができる。
また、本発明によれば、実用的且つ経済的に映像のディテールを向上させることができる。
本発明の一実施例に係るディスプレイ装置を示す図である。 本発明の一実施例に係るディスプレイ装置の構成を示す図である。 本発明の一実施例に係るディスプレイ装置の制御方法を示す図である。 従来技術の作動概要を示す図である。 従来技術に係る入/出力信号を示す図である。 本発明の一実施例に係るディスプレイ装置の処理過程を示す図である。 本発明の一実施例に係るディスプレイ装置の処理結果を示す図である。 本発明の一実施例に係るディスプレイ装置の処理過程の他の例を示す図である。 本発明の他の実施例に係るディスプレイ装置の処理過程を示す図である。 本発明の他の実施例に係るディスプレイ装置の処理過程を示す図である。 本発明の他の実施例に係るフィルタの一例を示す図である。 本発明の他の実施例に係るディスプレイ装置の処理流れを示す図である。 本発明の他の実施例に係るフィルタの他の例を示す図である。 本発明の一実施例に係るディスプレイ装置においてピクセル値の補正概念を示す図である。 本発明の一実施例に係るディスプレイ装置の処理過程及び処理結果を示す図である。 本発明の一実施例に係るディスプレイ装置の補正処理効果を示す図である。 本発明の一実施例に係るディスプレイ装置の補正処理効果を示す図である。 本発明の他の実施例に係るディスプレイ装置の制御方法を示す図である。 本発明の更に他の実施例に係るディスプレイ装置の制御方法を示す図である。 本発明の他の実施例に係るディスプレイ装置の処理過程を示す図である。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施例を詳しく説明する。図面中、同一の参照番号又は符号は実質的に同一の機能を有する構成要素を表し、図面において各構成要素の大きさは、説明の明瞭性と便宜のために誇張することができる。ただし、本発明の技術的思想とその核心構成及び作用が以下の実施例に説明された構成又は作用に限定されるものではない。本発明の説明において本発明と関連した公知技術又は構成に関する具体的な説明が本発明の要旨を曖昧にさせ得ると判断される場合にはその詳細な説明を省くものとする。
本発明の実施例において、第1、第2などのように序数を含む用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的にのみ使用し、単数の表現は、文脈上特別に表現しない限り、複数の表現をも含む。また、本発明の実施例において、「構成される」、「含む」、「有する」などの用語は、一つ又はそれ以上の異なる特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品又はそれらを組み合わせた物の存在又は付加の可能性をあらかじめ排除しないものとして理解しなければならない。また、本発明の実施例において、「モジュール」或いは「部」は少なくとも一つの機能や動作を行い、ハードウェア又はソフトウェアによって具現したり、ハードウェアとソフトウェアとの結合によって具現することができ、少なくとも一つのモジュールとして一体化して少なくとも一つのプロセッサによって具現することができる。
図1は、本発明の一実施例に係るディスプレイ装置を示す。本発明の一実施例に係るディスプレイ装置1は、例えば、TVによって具現することができる。また、本発明の他の実施例に係るディスプレイ装置1は、例えば、スマートフォン、タブレット、モバイルフォン、スマートウォッチ、ヘッドマウント型ディスプレイ(Head−Mounted Display)などのウェアラブルデバイス、コンピュータ、マルチメディア再生機、電子額縁、デジタル広告板、LFD(Large Format Display)、デジタルサイネージ、セットトップボックス、冷蔵庫などの、コンテンツの映像を出力可能な装置によって具現することができる。しかし、本発明の一実施例に係るディスプレイ装置1はこれに限定されず、映像出力可能ないずれの装置も可能である。
図2は、本発明の一実施例に係るディスプレイ装置の構成を示すブロック図である。本発明の一実施例に係るディスプレイ装置1は、信号受信部201、処理部202、ディスプレイ部203を含む。本発明の一実施例に係るディスプレイ装置1は、ユーザ命令入力部204をさらに含むことができる。ただし、図2に示すディスプレイ装置1の構成は一例示に過ぎず、本発明の一実施例によるディスプレイ装置は他の構成によって具現されてもよい。すなわち、本発明の一実施例によるディスプレイ装置は、図2に示す構成に他の構成が付加されたり、或いは図2に示す構成の一部が排除されて具現されてもよい。
信号受信部201は映像信号を受信する。信号受信部201は放送信号のような形態の映像信号を受信するためのチューナー(tuner)を備えることができる。チューナーは、複数のチャンネルのうち、ユーザによって選択されたいずれか一つのチャンネルの放送信号をチューニングして受信することができる。または、信号受信部201はカメラ、サーバー、USB記憶装置、DVD、コンピュータなどのような外部装置から映像信号を受信することもできる。
信号受信部201は外部装置と通信して映像信号を受信する通信部を備えることができる。通信部は外部装置によって様々な方式で具現される。例えば、通信部は有線通信のための接続部を含み、接続部はHDMI(登録商標(High Definition Multimedia Interface))、HDMI−CFC(Consumer Electronics Control)、USB、コンポーネント(Component)などの規格に基づく信号/データを送/受信することができ、それらの各規格に対応する少なくとも一つのコネクタ又は端子を含む。通信部は有線LAN(Local Area Network)を介して複数のサーバーと有線通信を行うことができる。
通信部は、有線接続のためのコネクタ又は端子を含む接続部の他にも様々な通信方式によって具現することができる。例えば、外部装置と無線通信を行うためにRF(Radio Frequency)信号を送/受信するRF回路を含み、Wi−Fi、ブルトゥース、ジグビー(Zigbee)、UWB(Ultra−Wide Band)、Wireless USB、NFC(Near Field Communication)のうち一つ以上の通信を行うように構成されてもよい。
処理部202は、信号受信部201から受信される映像信号に対して映像処理を行い、該映像処理された映像信号をディスプレイ部203に出力してディスプレイ部203に出力映像を表示させる。
処理部202は上述した映像処理の他、映像の解像度を調整するスケーリング(Scaling)などの少なくとも一つの映像処理をさらに行うことができる。処理部202は、上述した映像処理を行う一つ以上のハードウェア及び/又はソフトウェアモジュール或いはその組合せによって具現することができる。
ディスプレイ部203は、処理部202が映像処理を行って得た出力映像206を表示する。ディスプレイ部203の具現方式は限定されず、例えば、液晶(Liquid Crystal)、プラズマ(Plasma)、発光ダイオード(Light−Emitting Diode)、有機発光ダイオード(Organic Light−Emitting Diode)、面伝導電子銃(Surface−Conduction Electron−Emitter)、炭素ナノチューブ(Carbon Nano−Tube)、ナノクリスタル(Nano−Crystral)などの様々なディスプレイ方式によって具現することができる。
ディスプレイ部203は、液晶方式の場合に、液晶ディスプレイパネルと、液晶ディスプレイパネルに光を供給するバックライトユニットと、液晶ディスプレイパネルを駆動させるパネル駆動部などを含む。ディスプレイ部203は、バックライトユニット無しに、自発光素子であるOLEDパネルによって具現することもできる。
ユーザ命令入力部204はユーザ入力を受信して処理部202に伝達する。ユーザ命令入力部204は、ユーザ入力の方式によって様々な形態で具現することができ、例えば、ディスプレイ装置1の外側に設置されたメニューボタン、リモコンから受信されるユーザ入力のリモコン信号を受信するリモコン信号受信部、ディスプレイ部203に設けられてユーザのタッチ入力を受信するタッチスクリーン(Touch−Screen)、ユーザのジェスチャー入力を感知するカメラ、ユーザの音声入力を認識するマイクなどによって具現することができる。ユーザ命令入力部204は映像処理を行うように指示するユーザ入力を受信することができる。
処理部202は、ディスプレイ装置1の諸般構成が動作するための制御を行うことができる。処理部202は、このような制御動作を行わせる制御プログラム(或いは、インストラクション)と、制御プログラムが設置される不揮発性のメモリ、設置された制御プログラムの少なくとも一部がロードされる揮発性のメモリ及びロードされた制御プログラムを実行する少なくとも一つのプロセッサ或いはCPU(Central Processing Unit)を含むことができる。また、このような制御プログラムは、ディスプレイ装置1以外の電子機器に格納されてもよい。
制御プログラムは、BIOS、デバイスドライバ、運営体系、ファームウェア、プラットホーム及び応用プログラム(アプリケーション)のうち少なくとも一形態で具現されるプログラムを含むことができる。一実施例として、応用プログラムは、ディスプレイ装置1の製造に当たってディスプレイ装置1にあらかじめ設置又は格納されてもよく、或いは将来使用時に、外部からアプリケーションのデータを受信し、受信されたデータに基づいてディスプレイ装置1に設置されてもよい。応用プログラムのデータは、例えば、アプリケーションマーケットのような外部サーバーからディスプレイ装置1にダウンロードすることができるが、これに限定されない。一方、処理部202は、デバイス(device)、ソフトウェアモジュール、回路(circuit)、チップ(chip)などの形態で具現することができる。
処理部202は、例えば、映像信号を受信するように信号受信部201を制御する。処理部202は映像信号に対して映像処理を行った後、出力映像が表示されるようにディスプレイ部203を制御する。図2に示すディスプレイ装置1は一つの処理部202で映像信号の処理と制御を行う構成としているが、これは一例示に過ぎず、本発明の他の実施例によるディスプレイ装置1は処理部と別の制御部をさらに具備した構成にしてもよい。
以下、本発明の一実施例による処理部202を具体的に説明する。図3は、本発明の一実施例に係るディスプレイ装置の制御方法を示すフローチャートである。
本発明の一実施例に係るディスプレイ装置の処理部202は、映像信号を受信するように信号受信部201を制御する(S301)。その後、処理部202は前記映像の少なくとも一つの第1ピクセルと二つ以上の第2ピクセルとのピクセル値差の増減の程度及び増減の方向を計算する(S302)。
ここで、ピクセル値とは、映像の各ピクセルに対応して設定された一定の数値を意味すし、例えば、映像が白黒映像又はグレー映像の場合は、0又は1、若しくは0〜255範囲の値を有することができる。他の例として、映像がカラー映像の場合は、当該カラー映像を表す色相体系によって、例えば色相体系がRGB、CMY、YCbCr、YIQ、HISのいずれであるかによって、それぞれの要素に対応する値(例えば、RGBの場合はそれぞれRed、Green、Blueに該当する値)であってもよい。
ピクセル値差の増減程度は、このようなピクセル値の差が増加したり減少する際にその度合いを示す値である。例えば、第1ピクセルに隣接した二つ以上の第2ピクセルをそれぞれ第2−1ピクセル及び第2−2ピクセルとしたとき、第1ピクセルの値が20であり、第2−1ピクセルの値が10、第2−2ピクセルの値が50であるとすれば、第2−1ピクセルと第1ピクセルとのピクセル値差は10であり、第1ピクセルと第2−2ピクセルとのピクセル値差は40であるので、ピクセル値の差は10から40へと増加したといえ、この場合、その増加の程度は30であるといえる。
ピクセル値差の増減方向は、ピクセル値差が増加したり減少することをそれぞれ一定の方向に対応させた時の該当の方向を意味する。例えば、ピクセル値差が増加する場合を左側方向に対応させ、ピクセル値差が減少する場合を右側方向に対応させる場合、上記の第1ピクセルと第2−1ピクセル、第2−2ピクセルの例において、第2−1ピクセル→第1ピクセル→第2−2ピクセルを経由してピクセル値差が増加しており、ピクセル値差の増減方向は左側方向であるといえる。しかし、以上は一例に過ぎず、ピクセル値差の増加又は減少に対して上記と異なる方向を対応させることも可能である。
次に、処理部202は上記の計算に基づいて得られる前記ピクセル値差が相対的に小さい値を用いて前記第1ピクセルのピクセル値を補正する(S303)。
ここで、ピクセル値の補正とは、結果的にピクセル値の変更をもたらす処理を意味する。一例として、該当のピクセル値に一定の値を足したり、引いたり、かけたりするなど、該当のピクセル値に対して算術的演算を適用することを意味でき、他の例として、該当のピクセル値を別のピクセル値に代えることを意味することもできる。
ここで、ピクセル値差が相対的に小さい値を用いるという意味は、ピクセル値差が相対的に小さい値に基づく処理のことを総称する。したがって、ピクセル値差が相対的に小さい値を直接利用することも、ピクセル値差が相対的に小さい値を間接的に利用することも、それに該当し得る。ピクセル値差が相対的に小さい値を間接的に利用する一例は、第1ピクセルを基準にしてピクセル値差が減少する方向、すなわちピクセル値差が相対的に大きい部分からピクセル値差が相対的に小さい部分に向かう方向に位置しているピクセル(以下、「参照ピクセル」という。)を決定し、該参照ピクセルを参照して前記第1ピクセルのピクセル値を補正することを含むが、これに限定されるものではない。前記参照ピクセルを参照して第1ピクセルのピクセル値を補正する方法としては、前記参照ピクセルのピクセル値に近接するように第1ピクセルのピクセル値を増加させたり減少させることもでき、第1ピクセルのピクセル値を最初から参照ピクセルのピクセル値に変更することもできるが、これに限定されるものではない。
次に、処理部202は、前記補正された映像を表示するようにディスプレイ部203を制御する(S304)。
以下、図6を参照して本発明の一実施例に係るディスプレイ装置の処理過程をより詳しく説明する。図6は、本発明の一実施例に係るディスプレイ装置の処理部202が第1ピクセル(ピクセル(1))に隣接した二つ以上の第2ピクセル(ピクセル(2)ピクセル(3))とのピクセル値差の増減程度及び増減方向を計算する過程を示す。説明の便宜上、入力信号のピクセルが1次元座標上に位置する場合を挙げて説明するが、本発明のピクセルが置かれている座標は1次元座標に限定されず、2次元以上の座標に置かれている場合にも本発明は適用可能である。
グラフ610は入力信号の一例を示すグラフであり、入力信号のピクセルが1次元座標上に位置する場合にピクセル座標とピクセル値との関係を示すグラフである。入力信号610上におけるピクセル(1)、ピクセル(2)、ピクセル(3)のそれぞれの座標が28、24、32であり、各ピクセルに対応するピクセル値が880、840、860である場合、ディスプレイ装置の処理部202は、ピクセル(1)とピクセル(2)とのピクセル値差、及びピクセル(1)とピクセル(3)とのピクセル値差がそれぞれ40及び20であることを導出することができる。これに基づいて処理部202はピクセル(2)→ピクセル(1)→ピクセル(3)の経路に沿うピクセル値差の増減程度を20(=|20−40|)と計算することができる。
一方、ピクセル値差が減少する方向をピクセル値差の増減方向とする場合(他の例として、その反対方向を増減方向と設定することももちろん可能である。)、ディスプレイ装置の処理部202は、ピクセル(2)とピクセル(1)とのピクセル値差よりもピクセル(1)とピクセル(3)とのピクセル値差が小さいという点を判別し、ピクセル(2)→ピクセル(1)→ピクセル(3)の経路においてピクセル(1)を中心にピクセル値差は減少していることが把握できる。したがって、ディスプレイ装置の処理部202は、ピクセル(1)におけるピクセル値差の増減方向を(ピクセル値差が減少する方向である)ピクセル(3)に向かう方向(右側方向)と計算できる。
以下、以上の過程によって計算されたピクセル値差の増減程度及び増減方向に基づいてピクセル(1)のピクセル値を補正する具体的な方法を、図7を参照して説明する。図7はピクセル値を補正する方法であり、参照ピクセルの値に該当のピクセルのピクセル値を変更する方法を示す。ただし、該当のピクセルのピクセル値を補正する方法が該当のピクセルのピクセル値を参照ピクセルのピクセル値に変更することに限定されるわけではない。
グラフ710は図6の入力信号に関するグラフ610の一部(座標A〜B〜C区間を含む。)を示すグラフであり、グラフ720は入力信号710に対する1次導関数グラフである。上記でピクセル(1)におけるピクセル値差の増減程度及び増減方向はそれぞれ20及び右側方向と計算されたので、これに基づいてディスプレイ装置の処理部202はピクセル(1)から右側方向に、増減程度20に対応する距離だけ離れている参照ピクセル(ピクセル(4))711を決定し、該ピクセル(4)の値712にピクセル(1)のピクセル値を変更する。これによって視覚的にはピクセル(4)がピクセル(1)の位置に移動したように見える効果713がある。
以上の補正過程を座標AからBに至る全てのピクセルに対して適用すると、入力信号710は補正によって出力信号714のように変更される。グラフ720によって座標AからBに至る各ピクセルに対する1次導関数値が順次減少していることが分かり、これは、座標AからBに至る各ピクセルに対するピクセル値差も順次減少しているという意味であるから、ディスプレイ装置の処理部202は各ピクセルに対するピクセル値差の増減方向をいずれも右側方向と計算する。このように計算された増減方向及び増減程度に基づいて処理部202が、座標AからBに至る各ピクセルのピクセル値をそれよりも右側方向に各ピクセルに対応する増減程度だけ離れている参照ピクセルのピクセル値に変更する補正を行う場合、出力信号は714のような形態となり、視覚的には参照ピクセルが左側に移動したような効果を示す。このような出力信号714を入力信号710と比較する場合、同じ区間A〜Bにおいて出力信号714の変化が入力信号710に比べてより急な結果となるので、視覚的には映像のディテールが向上する効果がある。
ここで、入力信号のうち、特定ピクセルに対する1次導関数の値が大きいと、当該ピクセルにおいてピクセル値の変化量が大きいという意味であり、これはすなわち、当該映像が高周波領域であることを意味する。逆に、入力信号のうち、特定ピクセルに対する1次導関数の値が小さいと、これは当該映像の低周波領域であることを意味する。したがって、本発明の一実施例に係るディスプレイ装置の処理部202によって入力信号710が出力信号714のように補正されたということは、入力映像のピクセルが全般的に低周波領域から高周波領域に向かう方向に移動したことを意味する。それによって入力映像が全体的に低周波領域から高周波領域に向かう方向に絞られたような効果を示し、その結果、高周波領域における信号変化がより一層急激になり、視覚的には映像のディテールが向上する効果につながる。一方、本発明の一実施例におけるこのような映像ディテール向上効果は入力映像内部のピクセル移動によって発生したことであるので、映像の高周波領域信号を増幅させる従来のアンシャープフィルタリング技術の使用時に発生するオーバーシュートが本発明では発生しない。したがって、本発明によれば、ノイズを生成したり増加させたりしないで映像のディテールを向上させることができる。また、単純な演算とロジックだけで本発明を具現できるので、実用的且つ経済的に映像のディテールを向上させることができる。
本発明の一実施例に係るディスプレイ装置の処理部202は、隣接ピクセルとのピクセル値差が所定以上であるピクセルに対してのみ上記補正を行い、隣接ピクセルとのピクセル値差が所定未満であるピクセルに対しては上記補正を行わなくてもよい。すなわち、入力映像の全ピクセルに対して上記補正を行うのではなく、隣接ピクセルとのピクセル値差が所定以上であるピクセル、すなわち高周波領域のピクセルに対してのみ上記補正を行ってもよい。これによれば、処理対象領域が減少し、処理効率が向上し得る。
以上、映像の少なくとも一つの第1ピクセルと、該第1ピクセルに隣接した二つ以上の第2ピクセルとのピクセル値差の増減程度及び増減方向に基づいて第1ピクセルの補正値を補正する実施例を説明したが、この場合、映像信号の局所的変化を必要以上に敏感に感知して不所望の結果を招くこともある。図8を参照してこれを説明する。図8は、本発明の一実施例に係るディスプレイ装置の処理過程の他の例を示す図である。
図8は、本発明の一実施例に係るディスプレイ装置の処理部202が第1ピクセル(ピクセル(5))とこれに隣接した二つ以上の第2ピクセル(ピクセル(6)、ピクセル(7))とのピクセル値差の増減程度及び増減方向を計算する過程を示す。入力信号に関するグラフ810上におけるピクセル(5)、ピクセル(6)、ピクセル(7)のそれぞれの座標が31、30、32であり、各ピクセルに対応するピクセル値が870、875、860である場合、ディスプレイ装置の処理部202はピクセル(5)とピクセル(6)とのピクセル値差、及びピクセル(5)とピクセル(7)とのピクセル値差がそれぞれ5及び10であることを導き出すことができる。これに基づいて処理部202は、ピクセル(6)→ピクセル(5)→ピクセル(7)の経路に沿うピクセル値差の増減程度を5(=|5−10|)と計算できる。
一方、ピクセル値差が減少する方向をピクセル値差の増減方向とする場合(他の例として、その反対方向を増減方向と設定することももちろん可能である。)、ディスプレイ装置の処理部202は、ピクセル(5)とピクセル(6)とのピクセル値差よりもピクセル(5)とピクセル(7)とのピクセル値差が大きいという点を判別し、ピクセル(6)、ピクセル(5)、ピクセル(7)の経路においてピクセル(5)を中心にピクセル値差は増加していることを把握できる。したがって、ディスプレイ装置の処理部202は、ピクセル(5)におけるピクセル値差の増減方向を(ピクセル値差が減少する方向である)ピクセル(6)に向かう方向(左側方向)と計算することができる。
しかし、このようにピクセル(5)におけるピクセル値差の増減方向が左側方向として計算されることは、映像のディテール向上という目的には合わないことがある。入力信号810に対する1次導関を用いて入力信号を高周波領域と低周波領域に分離してみれば、ピクセル(5)を基準に左側であると共にピクセル(6)が位置する方向は、高周波領域(HIGH)に向かう方向であり、ピクセル(5)を基準に右側であるとともにピクセル(7)が位置する方向は、低周波領域(LOW)に向かう方向なので、当該映像のディテールが向上するためにはピクセル(5)を基準に低周波領域から高周波領域に向かう方向に、すなわち右側から左側に移動する必要がある。そのためにはピクセル(5)に対するピクセル値差の増減方向が「右側方向」であり、当該方向に位置しているピクセルのピクセル値を参照することによって結果的にピクセルが右側から左側に移動する効果を得ることができる。しかし、上記の図8で処理部202がピクセル(5)に対するピクセル値差の増減方向として計算した方向はその反対である「左側方向」であり、所望の結果に反する結果が出るという問題が発生し得る。
これを解決するための実施例を、図9を参照して説明する。図9は本発明の他の実施例に係るディスプレイ装置の処理過程を示す図である。
図9の実施例は、上述した実施例のように第1ピクセルとそれに隣接した二つ以上の第2ピクセルとのピクセル値差の増減程度及び増減方向を計算するのではなく、第1ピクセルと二つ以上の第2ピクセル「グループ」とのピクセル値差の増減程度及び増減方向に基づいて前記第1ピクセルのピクセル値を補正する。すなわち、ピクセル(5)に対して、ピクセル(5)とこれに隣接したピクセル(6)及びピクセル(7)とのピクセル値差の増減程度及び増減方向を計算せず、ピクセル(5)に対して、ピクセル(5)からピクセル(6)に至るピクセルグループPとピクセル(5)からピクセル(7)に至るピクセルグループQ間のピクセル値差の増減程度及び増減方向を計算し、これに基づいて第1ピクセルのピクセル値を補正する。
両ピクセルグループ間のピクセル値差の増減程度及び増減方向を計算するためには、各ピクセルグループ内の各ピクセルに対するピクセル値差の和を計算する必要がある。例えば、ピクセルグループPとピクセルグループQとのピクセル値差の増減程度及び増減方向を求めるためには、ピクセルグループPに対するピクセル値差の和を求めた後、これをピクセルグループQに対するピクセル値差の和と比較する必要がある。ピクセルグループPに対するピクセル値差の和、すなわちピクセルグループP内の各ピクセルに対するピクセル値差の和は、例えば、入力信号910に対する1次導関数920においてピクセルグループP区間に対する積分値で計算できるが、これに限定されるものではない。ピクセルグループQに対するピクセル値差の和も同じ方法で計算することができる。
図9のように、ピクセルグループPとQのそれぞれに対するピクセル値差の和がそれぞれ30及び10と計算された場合、この結果から、本発明の他の実施例に係るディスプレイ装置の処理部202はピクセルグループPとQ間のピクセル値差の増減程度を20(=|10−30|)と計算できる。そして、ピクセル(5)におけるピクセルグループ間のピクセル値差の増減方向は、ピクセル(5)を基準にピクセルグループQ方向にピクセル値差が減少しているので、ピクセル(5)からピクセルグループQに向かう方向(右側方向)を増減方向として計算できる。その結果、ピクセル(5)を基準に右側方向の参照ピクセルを参照してピクセル(5)のピクセル値を補正することができ、図8と違い、ピクセルが右側から左側に、すなわち低周波領域から高周波領域に向かう方向に移動する結果を得ることができる。
すなわち、上記のように映像の少なくとも一つの第1ピクセルに対して、それに隣接したピクセルグループ間のピクセル値差の増減程度及び増減方向に基づいて第1ピクセルのピクセル値を補正する場合、高周波領域内で局所的に又は相対的に低周波と判断される領域に影響を受けず、映像全体の観点で高周波領域と低周波領域を区分した後、それに基づいて第1ピクセルのピクセル値を補正することができる。したがって、これによれば、映像全体の観点で映像ディテール処理の信頼度が向上する。
以下、図10を参照して前述した本発明の他の実施例を適用した結果を説明する。
入力信号1010の各ピクセルに対して前述した本発明の他の実施例を適用すれば、処理部202は各ピクセルに対してそれに隣接したピクセルグループ間のピクセル値差(の和)の増減程度及び増減方向を計算する。このように計算された増減程度及び増減方向はベクトルで表示することができ、処理部202は各ピクセルに対して増減程度及び増減方向をそれぞれベクトルの大きさ及び方向とするベクトルを対応させることができる。さらに、各ピクセルに対応するベクトルはグラフ1020のように一つのグラフで表すことができる。グラフ1020において各ピクセルに対応するグラフ値の大きさが当該ピクセルに対応するベクトルの大きさである増減程度を表し、グラフ値の符号(+又は−)がベクトルの方向である増減方向を表す。
ベクトルを表すグラフ1020を参照すれば、各ピクセルのピクセル値が補正される過程を図式化できる。例えば、グラフ1020におけるO地点の場合、ベクトルは大きさが0になる。したがって、O地点に対応するピクセルを補正する際に参照する参照ピクセルは自分自身となり、その結果、O地点に対応するピクセル値には変化がない。これに比べて、グラフ1020におけるS地点は、ベクトルの大きさが1.7、ベクトルの方向が左側方向(グラフ値の符号が+なので、ピクセル値差はピクセル座標が増加するにしたがって増加し、この場合、ピクセル値差が減少する方向であるベクトルの方向はピクセル座標が減少する方向である左側方向である。)であるので、S地点に対応するピクセルを補正する際に参照する参照ピクセルは、該当のピクセルから左側方向に、ベクトルの大きさであるとともに増減程度である1.7に比例する距離だけ離れたピクセルとなる。グラフ1020によれば、S地点のようにO地点から左側に位置する地点のグラフ値の符号はいずれも+であるので、処理部202はS地点の左側にあるピクセルに対してはいずれもそれよりも左側にある参照ピクセルの値を参照してピクセル値を補正する。すなわち、O地点から左側に位置する映像の場合、O地点に向かって右側方向に移動して映像が右側方向に絞られる視覚的効果が発生する。これとは逆の理由から、O地点から右側に位置する映像の場合、O地点に向かって左側方向に移動して映像が左側方向に絞られる視覚的効果が発生する。
以上の処理結果として生成される出力信号の一例はグラフ1030の通りである。高周波領域において出力信号の変化が入力信号に比べてより急激になるように変更されたので、視覚的に映像のディテールが向上する効果がある。しかも、出力信号にオーバーシュート現象が発生しないことが分かる。
上記の実施例において特定ピクセル、例えば、第1ピクセルに対してそれに隣接した2つのピクセルグループ間のピクセル値差の和の増減程度及び増減方向を求める方法の他の例としては、第1ピクセルを含む一定信号領域に対して各ピクセルにおけるピクセル値差を算出した後、それに対してフィルタ(Filter)を適用する方法も可能である。これを図11及び図12を参照して具体的に説明する。図11は、本発明の他の実施例に係るフィルタの一例を示す図であり、図12は、本発明の他の実施例に係るディスプレイ装置の処理流れを示す図である。
まず、本発明の他の実施例による処理部202は、第1ピクセルを含む一定信号領域に対して各ピクセルにおけるピクセル値差を表す値を導出することができる。各ピクセルにおけるピクセル値差を表す値を導出する方法としては、例えば、導関数を求めて各ピクセルにおけるピクセル値変化量(Gradient)を求めることができる(1201)。その後、処理部202が上記の第1ピクセルを含む一定信号領域、例えば第1ピクセルから左右5ピクセル以内の距離にある信号領域に対して、図11に示すフィルタ1101などのフィルタを適用することができる(1202)。上記のフィルタ1101を適用するということは、第1ピクセルから左側に5ピクセル以内にあるピクセルグループUのピクセル値差の和から、第1ピクセルから右側に5ピクセル以内にあるピクセルグループVのピクセル値差の和を引くという意味であるので、両ピクセルグループ間のピクセル値差の増減程度及び増減方向に対応する結果(Vector)(1203)を導出することができる。次に、処理部202は各ピクセルに対して、該当のピクセルに対応するベクトルが示す参照ピクセルのピクセル値に各ピクセルのピクセル値を変更することができる。この過程でベクトルに加重値をかけて効果の強度を調節することができる(1205)。
上記の実施例においてフィルタは図11のフィルタに限定されない。フィルタ適用によって2つのピクセルグループ間のピクセル値差の増減程度及び増減方向に対応する結果を導出できるフィルタであればいずれも可能である。図13を参照して他のフィルタを適用した実施例を説明する。
処理部202が1301フィルタを適用する場合、1101フィルタと比較して両ピクセルグループ間のピクセル値差の増減程度は同じ結果が得られるが、増減方向は反対となる結果が導かれる。その場合、ピクセルが低周波領域から高周波領域に向かう方向に移動することによって結果的に映像のディテールが向上する効果があった以前の実施例とは逆に、ピクセルが高周波領域から低周波領域に向かう方向に移動することによって映像がぼける効果が発生し得る。すなわち、これによれば、映像をぼかす効果を得るためにも本発明を適用することができる。
処理部202が1302フィルタを適用する場合、その中心部に位置している第1ピクセルに近接したピクセルであるほどピクセル値差の増減程度を計算するに当たってより大きい比重で考慮される。すなわち、1302フィルタを適用する場合、処理部202はピクセルグループ内のピクセル値差を計算する際に、第1ピクセルとの近接度によって比重を別にしてピクセル値差を計算することができる。1303フィルタも第1ピクセルとの近接度によって比重を別にしてピクセル値差を計算するときに使われるフィルタの一例であり、該当のピクセルグループの中央に位置するほどピクセル値差の計算においてより大きい比重で考慮されるフィルタである。これによれば、増減程度及び増減方向を決めるに当たってより様々な要素を考慮することができる。
以上、入力信号のピクセルが1次元座標上に位置する場合を挙げて説明したが、本発明のピクセルが置かれた座標が1次元座標に限定されるものではない。ピクセルが2次元以上の座標に置かれている場合にも本発明は適用可能である。
以下、ピクセルが2次元座標に置かれている場合に本発明が適用される実施例を図14〜図17を参照して説明する。
図14は、ピクセルが2次元座標に置かれている場合に本発明の一実施例に係るディスプレイ装置におけるピクセル値補正概念を示す図である。ピクセルが2次元座標に置かれている場合、本発明の一実施例に係るディスプレイ装置の処理部202は、x軸に対して前述した実施例のいずれか一つを適用し、y軸に対して前述した実施例のいずれか一つを適用することができる。処理部202は各軸に対して実施例を並列的に行ってもよく、直列的に、すなわち一つの軸に対して行った後に他の軸に対して行う方式で行ってもよい。いずれの方式によっても処理部202は各軸に対して実施例を適用して生成された各ベクトルの和に該当するベクトルを用いて参照ピクセルを決定することができる。例えば、1410ピクセルに対して補正を行う場合、処理部202はまずx軸に対して上記の本実施例のいずれか一つを適用して、x軸方向に参照ピクセルを示すベクトル1401を導出することができ、次にy軸に対して上記の本実施例のいずれか一つを適用して、y軸方向に参照ピクセルを示すベクトル1402を導出することができる。その後、処理部202は上記の2つのベクトル1401,1402の和に該当するベクトルを、1410ピクセルに対して参照ピクセル1420を示すベクトルとして導出することができる。これによって、処理部202は1410ピクセルのピクセル値を参照ピクセル1420を参照して補正することができる。仮に参照ピクセルを参照して補正する方法として参照ピクセルのピクセル値に現ピクセルのピクセル値を変更する方法を用いる場合、これは、参照ピクセル1420が1410ピクセルの位置に移動する効果を奏する。
図15は、ピクセルが2次元座標に置かれている場合に本発明の一実施例に係るディスプレイ装置の処理過程及び処理結果をより詳しく示す図である。
映像1501が入力されると、本発明の一実施例に係るディスプレイ装置の処理部202は、入力映像の各ピクセルに対してピクセル値差又は変化量(Gradient)を導出する(1502)。その後、処理部202は各ピクセルに対して、ピクセル値差の増減程度及び増減方向によって各ピクセルに対応するベクトルを生成することができる(1503)。各ピクセルに対して上記のベクトルが示す参照ピクセルの値に各ピクセルのピクセル値を変更すれば、出力映像1504を導出することができる。出力映像1504を入力映像1501と比較すると、濃い色の境界線部分がより一層細くて鮮明になり、映像のディテールが向上したことが分かる。
図16及び図17から、映像全体にわたって本発明を適用した場合の効果を既存技術と比較して確認することができる。図16及び図17を参照すると、入力映像1601,1701に対して既存のアンシャープマスキング技術を適用した映像1602,1702に比べて、本発明を適用した映像1603,1703が、映像のディテールは向上する一方でノイズの生成及び増加が殆どないことが分かる。
一方、上述した実施例のうち、ピクセルグループ間のピクセル値差の増減程度及び増減方向に基づいてピクセル値を補正する実施例の場合、一つの入力映像に対してピクセルグループの大きさを別にして補正を複数回適用することも可能である。
図18を参照してより具体的に説明すれば、本発明の他の実施例に係るディスプレイ装置の処理部202は、映像信号を受信した後(S1801)、第1ピクセルに隣接した二つ以上のピクセルグループ間のピクセル値差の増減程度及び増減方向に基づいて第1ピクセルのピクセル値を補正する際、まずピクセルグループが第1大きさを有するように設定して第1補正を行うことができる(S1802)。その後、このように第1補正が行われた映像に対してさらにピクセルグループが第2大きさを有するように設定して第2補正を行い(S1803)、最終補正された映像を表示することができる(S1804)。
ピクセルグループの大きさを小さく設定して補正を行うと、高精度に補正できるという長所があるが、局所的にディテールがむしろ低下する方向に補正が進行される場合がある。一方、ピクセルグループの大きさを相対的に大きく設定して補正を行うと、高精度の補正効果は相対的に低下するが、映像全体の観点でディテールが低下する方向に補正が進行される恐れは低減する。したがって、両方を組み合わせることによって、いずれか一方だけを適用した時のそれぞれの短所を緩和することができる。
一方、以上の実施例ではピクセル値差の増減程度及び増減方向を同時に求めたり、増減程度をまず計算した後に増減方向を計算する例を説明した。しかし、増減方向をまず計算した後に増減程度を計算することも可能である。
これを図19を参照して説明すると、本発明の他の実施例に係るディスプレイ装置の処理部202は映像信号を受信した後(S1901)、映像の少なくとも一つの第1ピクセルと、第1ピクセルに隣接した二つ以上の第2ピクセルとのピクセル値差の増減程度及び増減方向に基づいて第1ピクセルのピクセル値を補正する際に、まずピクセル値差の増減程度及び増減方向を計算した後(S1902)、次にピクセル値差の増減程度を計算することができる(S1903)。その後、このような計算に基づいて得られるピクセル値差が相対的に小さい値を用いて第1ピクセルのピクセル値を補正し(S1904)、補正された映像を表示することができる(S1904)。
ピクセル値差の増減方向をまず計算した後に増減程度を計算する方法の一例としては、ピクセル値差に対して低周波フィルタリングを行った結果に基づいて増減方向を計算し、次に増減程度を計算する方法がある。これを図20を参照してより具体的に説明する。
入力信号2001に対して本発明の一実施例を適用する場合、増減程度及び増減方向を多少局所的に判断することからディテール向上とは反対方向に増減方向が計算される問題が発生する恐れがあり、これを解決するためにピクセルグループを用いてピクセル値差の増減程度及び増減方向を計算する実施例が可能であることを既に図8及び図9を参照して説明した。
増減方向をまず計算した後に増減程度を計算する本実施例によれば、上記のようにピクセルグループを利用しなくても上の問題を解決することができる。具体的に、ピクセル値差に対して低周波フィルタリングを行った結果に基づいて増減方向を計算することによって上の問題を解決することができる。例えば、入力信号2001の各ピクセルに対応するピクセル値差を表す導関数2002に対してローパスフィルタ(Low Pass Filter)を適用すれば2003のグラフを導出することができる。グラフ2002と比較してグラフ2003は映像全体の観点でピクセル値差の変化様相を示すので、増減程度及び増減方向を多少局所的に判断することから生じ得る問題点を解決することができる。すなわち、ピクセル値差に対して低周波フィルタリングを行った結果に基づいて増減方向を計算する場合、映像全体の観点で高周波領域と低周波領域を区分することが可能になるので、高周波領域から低周波領域に向かう方向をより正確に測定することができ、本技術の信頼度が向上する。

Claims (15)

  1. ディスプレイ装置であって、
    映像信号を受信する信号受信部と、
    映像を表示するディスプレイ部と、
    前記映像の少なくとも一つの第1ピクセルと、前記第1ピクセルと座標が異なる二つ以上の第2ピクセルとの間のピクセル値差の増減程度及び変化方向を計算し、該計算に基づいて得られる前記ピクセル値差が相対的に小さい値を用いて前記第1ピクセルのピクセル値を補正する処理部であって、前記変化方向に基づいて参照ピクセルを決定し、前記第1ピクセルのピクセル値を前記参照ピクセルのピクセル値に近付けることにより、前記第1ピクセルのピクセル値を補正する処理部とを備えるディスプレイ装置。
  2. 前記処理部は、前記計算されたピクセル値差の増減程度及び変化方向に基づいて前記ピクセル値差が減少する方向に位置しているピクセルを前記参照ピクセルとして決定し、該決定されたピクセルを用いて前記第1ピクセルのピクセル値を補正する、請求項1に記載のディスプレイ装置。
  3. 前記処理部は、前記第1ピクセルのピクセル値を前記決定されたピクセルのピクセル値に変更して前記第1ピクセルの値を補正する、請求項2に記載のディスプレイ装置。
  4. 前記処理部は、隣接ピクセルとのピクセル値差が所定以上である前記第1ピクセルに対して前記補正を行い、隣接ピクセルとのピクセル値差が所定未満である前記第1ピクセルに対しては前記補正を行わない、請求項1に記載のディスプレイ装置。
  5. 前記処理部は、それぞれ前記第2ピクセルを含む二つ以上の第2ピクセルグループ間のピクセル値差の増減程度及び変化方向に基づいて前記第1ピクセルのピクセル値を補正する、請求項1に記載のディスプレイ装置。
  6. 前記処理部は、前記各第2ピクセルグループ内のピクセル値差を計算する際に、前記第1ピクセルとの近接度によって比重を別にして前記ピクセル値差を計算する、請求項5に記載のディスプレイ装置。
  7. 前記処理部は、前記第2ピクセルグループが第1所定数のピクセルを有するように設定して前記第1ピクセルに第1補正を行い、前記第1補正が行われた映像に対して前記第2ピクセルグループが第2所定数のピクセルを有するように設定して前記第1ピクセルに第2補正を行う、請求項5に記載のディスプレイ装置。
  8. 前記処理部は、前記ピクセル値差の変化方向を計算した後に増減程度を計算する、請求項1に記載のディスプレイ装置。
  9. 前記処理部は、前記ピクセル値差に対して低周波フィルタリングを行った結果に基づいて前記変化方向を計算する、請求項8に記載のディスプレイ装置。
  10. ディスプレイ装置の制御方法であって、
    映像信号を受信する段階と、
    像の少なくとも一つの第1ピクセルと、前記第1ピクセルと座標が異なる二つ以上の第2ピクセルとの間のピクセル値差の増減程度及び変化方向を計算し、前記計算に基づいて得られる前記ピクセル値差が相対的に小さい値を用いて前記第1ピクセルのピクセル値を補正する段階であって、前記変化方向に基づいて参照ピクセルを決定し、前記第1ピクセルのピクセル値を前記参照ピクセルのピクセル値に近付けることにより、前記第1ピクセルのピクセル値を補正する、段階と、
    前記補正された映像を表示する段階とを含むディスプレイ装置の制御方法。
  11. 前記補正する段階は、前記計算されたピクセル値差の増減程度及び変化方向に基づいて前記ピクセル値差が減少する方向に位置しているピクセルを決定し、該決定されたピクセルを用いて前記第1ピクセルのピクセル値を補正する、請求項10に記載のディスプレイ装置の制御方法。
  12. 前記補正する段階は、前記第1ピクセルのピクセル値を前記決定されたピクセルのピクセル値に変更して前記第1ピクセルの値を補正する、請求項11に記載のディスプレイ装置の制御方法。
  13. 前記補正する段階は、隣接ピクセルとのピクセル値差が所定以上である前記第1ピクセルに対して前記補正を行い、隣接ピクセルとのピクセル値差が所定未満である前記第1ピクセルに対しては前記補正を行わない、請求項10に記載のディスプレイ装置の制御方法。
  14. 前記補正する段階は、それぞれ前記第2ピクセルを含む二つ以上の第2ピクセルグループ間のピクセル値差の増減程度及び変化方向に基づいて前記第1ピクセルのピクセル値を補正する、請求項10に記載のディスプレイ装置の制御方法。
  15. ディスプレイ装置のコンピュータに請求項10に記載の制御方法を実行させるコンピュータプログラム。
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