JP6655429B2 - 医療機器及びこれを用いる医療システム - Google Patents

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この発明は、被検体内に挿入される挿入部に送気送水用、吸引用、処置具挿通用の複数の管路を有して構成される内視鏡等の医療機器及びこの医療機器を用いる医療システムに関するものである。
従来、細長管形状の挿入部を有して構成される内視鏡等の医療機器が実用化され、広く利用されている。この医療機器としての内視鏡においては、挿入部を例えば生体の体腔内等に挿入して臓器内部等を観察したり、必要に応じて内視鏡の挿入部に挿通配置される処置具挿通チャンネル等と呼ばれる処置具挿通用の管路内に処置具を挿通させ、当該処置具を内視鏡の先端部から被検体内に突出させることで、当該被検体内における内視鏡の先端部近傍の所望の部位等に対する各種の処置を施すことができるように構成されている。
この種の医療機器である内視鏡は、例えば消化管系臓器の内部や胆管、膵管等における疾患部分等を観察したり、治療、処置したりする際に用いられる。
従来の内視鏡による胆管、膵管等に対する観察、治療、処置の具体的な手法としては、例えば十二指腸乳頭付近まで挿入した内視鏡の先端から胆管、膵管等の中に向けてカテーテル(細管)を挿入し、このカテーテルから造影剤を注入して胆管、膵管等を直接造影(X線撮像)する診断処置(いわゆるERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影))がある。また、これと同時に、バルーンや把持用処置具等を用いて、胆汁や膵液等を採取したり、病変部から組織や細胞を採取したり、総胆管等に存在する胆石等を回収する治療的処置等が行われる場合もある。
この場合において、造影剤を注入するために用いるカテーテルをはじめとした各種の処置具等が、内視鏡の挿入部内に挿通される管路(処置具挿通チャンネル)を介して治療、処置等の対象となる総胆管に対して選択的に挿抜される操作が行われる。
このときの各種の処置具の挿抜を容易とするための工夫として、ガイドワイヤを総胆管等に留置させ、このガイドワイヤをガイドとしてカテーテル等の処置具の挿抜を案内するといった手法が用いられている。
一方、上述のERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)等の診断処置等を行う際には、例えば外気圧(処置具挿入チャンネルの挿入口側)に対して胆管内の圧力(即ち体腔内の内視鏡の先端側)の方が大きくなることがある。このような場合、体腔内にある内視鏡の先端部付近の流体等が管路(処置具挿通チャンネル)を介して逆流してきたり、吸引操作に伴って当該管路(処置具挿通チャンネル)内に残っている流体等が逆流してきて、処置具挿入チャンネルの趣致具挿入口に取り付けられた鉗子栓の開口等から外部に漏出することがある。
そこで、従来の医療機器である内視鏡においては、体腔内からの液体等が、挿入部内の管路(処置具挿入チャンネル)を逆流して処置具挿入口に取り付けられた鉗子栓の開口等から外部に漏出することを抑止するための工夫が、例えば特開平10−57302号公報等によって種々提案されている。
上記特開平10−57302号公報等によって開示されている医療機器においては、挿入部内を挿通する管路(処置具挿通チャンネル)の挿入口に対して着脱自在に構成される鉗子栓を設け、この鉗子栓内に流体封止部材を組み合わせて構成したものが提案されている。この場合において、流体封止部材は挿入口近傍に設け、この流体封止部材に設けたスリット部分に処置具等を挿通させた後、当該処置具等を挿入口を介して管路(処置具挿通チャンネル)へと挿入させるように構成している。この構成により、流体封止部材は処置具等の周りに密着した状態を維持しつつ、同処置具等の軸方向の移動を許容し得る構成とすることができる。
また、体腔内への処置具の挿入時に圧力調整を行う体腔内圧調整装置を具備する医療機器である内視鏡システムが、例えば再公表特許WO2013−099507号公報等によって開示されている。
上記再公表特許WO2013−099507号公報等によって開示されている医療機器(内視鏡システム)は、送気ポンプを備えた送気部と、体腔内圧と処置具挿通チャンネル内のガスの流れとを計測する吸引検知部(圧力計、流量計)と、吸引検知部の検知結果に応じて送気部の送気動作を制御する制御部とからなる体腔内圧調整装置を備えて構成されている。
特開平10−57302号公報 再公表特許WO2013−099507号公報
ところが、上記特開平10−57302号公報等によって開示されている医療機器を用いて、上述のERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)等の診断処置等を行う場合、使用する処置具や各症例の状況等によっては、体腔内の液体等の処置具挿入口に取り付けられた鉗子栓の開口等からの漏出を常に確実に封止することは困難である。
例えば、上述のERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)等の診断処置等を行う際には、処置具挿入口から管路(処置具挿通チャンネル)に対して選択的にカテーテルや各種処置具等を挿入する際、ガイドワイヤも共に挿入することになる。この場合において、流体封止部材のスリットに上記処置具等及びガイドワイヤを挿通させた時、流体封止部材が処置具等及びガイドワイヤ周りに完全に密着することなく、隙間が生じてしまう場合がある。このような隙間が生じている場合には、上記体腔内の液体等の漏出は完全には防ぎ得ない。
さらに、流体封止部材を用いて体腔内の液体等の漏出の抑止を行う場合、流体封止部材のスリットに挿通させる処置具等の周りに、流体封止部材が密着状態に配置されることが望ましい。しかしながら、流体封止部材の密着度を高めると、スリットに挿通される処置具等を軸方向へ移動させる際には、流体封止部材における摺動抵抗が増加する。すると、処置具等の抜き差し操作の際に必要となる力量が増加することから、操作性を損ねてしまうという問題点が生じる。
一方、上記再公表特許WO2013−099507号公報等によって開示されている手段では、体腔内圧を調整するために送気部からの送気機能を制御することによって、体腔内圧を調整することは可能であるが、処置具挿入口に取り付けられた鉗子栓の開口等からの体腔内の液体等の漏出については何ら考慮されていない。さらに、当該手段によれば、体腔内圧を調整するための独立した装置を別途用意する構成となっていることから、医療機器としての内視鏡システムが大規模なものになってしまうと共に、コスト負担が増大するという問題点もある。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、機器の使用中において生じ得る体腔内の液体等の漏出を、機器の操作性を損なうことなく、確実に抑止し得る医療機器及びこれを用いる医療システムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の一態様の医療機器は、先端と基端を有し、長手軸に沿って前記先端から体腔内に挿入される挿入部と、前記挿入部に挿通され、前記挿入部の前記先端から前記基端側まで延出する第1管路と、一端が前記第1管路に接続され、他端が外部に連通する開口に接続される第2管路と、前記第1管路及び前記第2管路の接続部分から分岐して設けられ、一端が前記第1管路に接続され、他端が前記第1管路内の流体を吸引するための外部吸引装置に接続される第3管路と、前記第2管路の他端と前記第1管路内を加圧するための外部加圧装置との間に設けられ、前記外部加圧装置からの送気体を前記第2管路内へと導く流路をなし、外部からの操作を受けたときには、前記外部加圧装置からの送気体が前記第2管路内へと導かれる流路を閉塞すると同時に前記外部加圧装置からの送気体を送気管路へと送出する送気操作を行う栓部材を備えた中間管路と、 前記第3管路に設けられ、外部からの操作を受けて前記第1管路と前記外部吸引装置とを連通させる第1状態と、前記第1状態よりも少ない流量で前記外部吸引装置が前記第1管路内の流体を吸引し得るように、前記第1管路と前記外部吸引装置との連通を抑制した第2状態とを切り換える弁部材と、を具備する。
本発明の一態様の医療システムは、先端と基端を有し、長手軸に沿って前記先端から体腔内に挿入される挿入部と、前記挿入部に挿通され、前記挿入部の前記先端から前記基端側まで延出する第1管路と、一端が前記第1管路に接続され、他端が外部に連通する開口に接続される第2管路と、前記第1管路及び前記第2管路の接続部分から分岐して設けられ、一端が前記第1管路に接続され、他端が外部吸引装置に接続される第3管路と、前記第2管路の他端と外部加圧装置との間に設けられ、前記外部加圧装置からの送気体を前記第2管路内へと導く流路をなし、外部からの操作を受けたときには、前記外部加圧装置からの送気体が前記第2管路内へと導かれる流路を閉塞すると同時に前記外部加圧装置からの送気体を送気管路へと送出する送気操作を行う栓部材を備えた中間管路と、前記第3管路に設けられ、外部からの操作を受けて前記第1管路と前記外部吸引装置とを連通させる第1状態と、前記第1状態よりも少ない流量で前記外部吸引装置が前記第1管路内の流体を吸引し得るように、前記第1管路と前記外部吸引装置との連通を抑制した第2状態とを切り換える弁部材と、を具備する医療機器と、前記第2管路に接続され、前記第2管路を介して前記第1管路内を加圧する前記外部加圧装置と、前記第3管路に接続され、前記第3管路を介して前記第1管路内の流体を吸引する前記外部吸引装置と、を具備する。
本発明によれば、機器の使用中において生じ得る体腔内の液体等の漏出を、機器の操作性を損なうことなく、確実に抑止し得る医療機器及びこれを用いる医療システムを提供することである。
本発明の一実施形態の医療機器(内視鏡)を含む医療システム(内視鏡システム)の概略構成を示す外観斜視図 図1の医療システム(内視鏡システム)に含まれる医療機器(内視鏡)の内部に設けられる複数の管路を概念的に示す管路構成概念図 図1の医療機器(内視鏡)の構成部材のうちの管路アダプタにおける第2栓部の構成の一例を示す縦断面図(通常状態) 図3の状態から第2栓部を押圧して送気操作を行った際の状態の変化を示す断面図 図1の医療機器(内視鏡)の構成部材のうちの管路アダプタにおける第1栓部の構成の一例を示し、右半部を断面で示す半断面図 図1の医療機器(内視鏡)の構成部材のうちの管路アダプタにおける第1栓部の構成の別の一例を示す縦断面図
以下、図示の実施の形態によって本発明を説明する。以下の説明に用いる各図面は模式的に示すものであり、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさで示すために、各部材の寸法関係や縮尺等を各構成要素毎に異ならせて示している場合がある。したがって、本発明は、これら各図面に記載された構成要素の数量や構成要素の形状や構成要素の大きさの比率や各構成要素の相対的な位置関係等に関し、図示の形態のみに限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態の医療機器(内視鏡)を含む医療システム(内視鏡システム)の概略構成を示す外観斜視図である。図2は、図1の医療システム(内視鏡システム)に含まれる医療機器(内視鏡)の内部に設けられる複数の管路を概念的に示す管路構成概念図である。図3、図4は本実施形態の医療機器(内視鏡)の構成部材のうちの管路アダプタにおける第2栓部の構成の一例を示す縦断面図である。このうち、図3は、通常状態の第2栓部を示している。また、図4は、第2栓部を押圧して送気操作を行った際の状態を示している。
まず、本実施形態の医療機器(内視鏡)及びこれを含む医療システム(内視鏡システム)の構成を、主に図1、図2を用いて以下に説明する。
なお、本実施形態の内視鏡1を含む内視鏡システム100の基本的な構成は、従来の一般的な形態の内視鏡及びこれを含む内視鏡システムと略同様である。したがって、以下の説明では、個々の構成については概略のみを説明すると共に、本実施形態に特有の構成についてのみ詳述する。
図1に示すように、医療システムである内視鏡システム100は、内視鏡1と周辺装置群20とによって主に構成されている。
内視鏡1は、被検体の体腔内に挿入される挿入部2と、この挿入部2の長軸方向(挿入方向)の基端側に連設される操作部3と、この操作部3から延出されるユニバーサルコード4と、このユニバーサルコード4の先端に設けられるコネクタ5とによって主に構成されている。
上記挿入部2は、先端と基端を有する細長管形状に形成され、長手軸に沿って先端側から体腔内に挿入される管状部材である。この挿入部2は、先端側から順に先端部6、湾曲部7、可撓管部8とが連接して構成されている。上記湾曲部7は、操作部3に設けられる操作部材の一つである湾曲操作ノブ3a(後述)を操作することによって、例えば上下左右の4方向に湾曲するように構成されている。また、上記挿入部2の内部には、挿入部2の先端から基端側に延出するように第1管路である処置具挿通チャンネル41が挿通されて設けられている。この処置具挿通チャンネル41は、挿入部2の先端部6の先端面に形成される開口部(不図示)を先端とし、挿入部2の内部を挿通して、基端が操作部3の処置具挿入用開口3e(後述する)の近傍に配設される管路である。詳しくは後述することになるが、当該処置具挿通チャンネル41の基端には、第2管路(処置具挿通路42)と第3管路(第1吸引用管路43)のそれぞれの先端が接続されている。つまり、処置具挿通チャンネル41(第1管路)から処置具挿通路42(第2管路)及び第1吸引用管路43(第3管路)が分岐した形態で形成されている。
周辺装置群20は、例えば光源装置21と、ビデオプロセッサ22と、表示装置25等の各種装置と、これらの装置(21、22、25)を積層した形態で載置するための架台26とを具備している。
光源装置21は、詳細な図示は省略しているが、その内部には、照明光源を発生させる光源部と、送気用ポンプ等を含み送気機能を実現する送気部28(外部加圧装置;図2参照)と、送水用ポンプを含み送水機能を実現する送水部等を備え、さらに、吸引機能を実現する吸引部24(外部吸引装置;図2参照)等を含んで構成されている。
なお、上記送気部28(外部加圧装置)は、処置具挿通チャンネル41(第1管路)内を加圧するための装置である。また、吸引部24(外部吸引装置)は、処置具挿通チャンネル41(第1管路)内の気体や液体等を含む流体を吸引するための装置である。
内視鏡1と周辺装置群20との間は、コネクタ5により互いに接続されている。具体的には、コネクタ5は、光源装置21の接続部に接続されている。また、このコネクタ5には、光源装置21とビデオプロセッサ22とを電気的に接続する接続ケーブル23が接続されている。
コネクタ5は、上述したように、周辺装置群20のうち、例えば光源装置21に接続されている。コネクタ5には、挿入部2、操作部3、ユニバーサルコード4内に挿通されるライトガイド(不図示)の基端(ライトガイド口金;不図示)や、送気送水管路及び吸引管路等の基端口金(不図示)や、電気的接続ケーブルの基端接点部等が設けられている。
このうち、上記ライトガイドは、光源装置21から出射される照明光束を、挿入部2の先端部6(後述)へと伝送する伝達部材である。このライトガイドによって内視鏡1の挿入部2の先端部6へと伝送された照明光は、先端部6に設けられる照明レンズ(不図示)によって拡散され、被検体方向に向けて照射されるように構成されている。
上記操作部3は、挿入部2の基端に連設され操作者による操作入力を受け入れるための各種の操作部材等を外面に具備すると共に、内部に複数の管路(42、43、44、45等;後述する)や信号ケーブル類等のほか、湾曲部7の湾曲操作を実現するための湾曲機構等を具備する構成部である。
詳述すると、上記操作部3には、その外面に湾曲操作ノブ3aと、送気送水操作用ボタン3bと、吸引操作用ボタン3cと、先端部6に設けられる起上台(不図示)の起上操作を行う起上台操作ノブ3d等の各種操作部材が配設されている。
送気送水操作用ボタン3bは、操作部3の外面上において、例えば後述する処置具挿入用開口3e(第1連通口)に隣接して設けられる操作部材である。この送気送水操作用ボタン3bは、操作部3及びユニバーサルコード4内を挿通しコネクタ5を介して光源装置21の上記送気部28(図1には不図示;図2参照)に接続される送気用管路44(図2参照)を介して上記送気部28(外部加圧装置)に接続されている。そのために、送気送水操作用ボタン3bには、送気用管路44を外部に連通させる開口となる第2連通口であり、上記送気部28(外部加圧装置)からの送気体の排気口である送気体排気口3fが設けられている。当該内視鏡システム100の稼働中においては、上記送気体排気口3fからは、上記送気部28(外部加圧装置)からの送気体が常に排出されている。
吸引操作用ボタン3cは、操作部3の外面上において、例えば上記送気送水操作用ボタン3bに隣接して設けられる操作部材である。この吸引操作用ボタン3cには、上記処置具挿通チャンネル41(第1管路)と上記吸引部24(外部吸引装置)との間を接続する吸引用管路(第1吸引用管路43及び第2吸引用管路45)がそれぞれ接続されている(詳細後述)。さらに、当該吸引操作用ボタン3cは、外部からの操作(例えば押圧操作)を受けて上記吸引用管路(43、45)の内部を流通する気体や液体等を含む流体の流量を調整するための弁部材3ccを具備している(詳細後述)。
一方、操作部3の外面には、先端寄りの部位(挿入部2との連接部位近傍)に、外部に連通する開口となる第1連通口である処置具挿入用開口3eが設けられている。この処置具挿入用開口3eには、当該操作部3の内部に設けられる第2管路である処置具挿通路42の他端が接続されている。これにより、処置具挿入用開口3e(第1連通口)は、処置具挿通路42(第2管路)の他端を外部に連通させる開口部となっている。そして、上記処置具挿通路42(第2管路)の一端は、操作部3及び挿入部2の内部において、処置具挿通チャンネル41(第1管路)に接続されている。
つまり、処置具挿通路42(第2管路)と処置具挿通チャンネル41(第1管路)とは、接続されており、よって、処置具挿入用開口3e(第1連通口)は、処置具挿通チャンネル41(第1管路)への処置具等の挿入用開口部となっている。このような構成により、処置具挿通路42(第2管路)の他端の処置具挿入用開口3e(第1連通口)から挿入された処置具等は、処置具挿通路42(第2管路)を介して処置具挿通チャンネル41(第1管路)へと挿通させ、先端部6の先端開口から突出させることができるように構成されている。
さらに、操作部3の内部には、上記吸引用管路(43、45)が設けられている。このうち、第1吸引用管路43は、吸引操作用ボタン3cと、上記処置具挿通チャンネル41(第1管路)との間を接続する管路である。詳述すると、上記第1吸引用管路43は、上記処置具挿通チャンネル41(第1管路)と上記処置具挿通路42(第2管路)との接続部分から分岐して、一端が上記処置具挿通チャンネル41(第1管路)に接続され、他端が上記吸引操作用ボタン3cの弁部材3ccを介して吸引部24(外部吸引装置)に接続される第3管路である。また、第2吸引用管路45は、吸引操作用ボタン3cと、操作部3及びユニバーサルコード4内を挿通しコネクタ5を介して光源装置21の上記吸引部24(図2参照)との間を接続する管路である。
ここで、上記吸引操作用ボタン3cにおける弁部材3ccについて簡単に説明する。弁部材3cc自体の構成は、従来一般的な構成の内視鏡において適用されているものと同様である。弁部材3ccは、上記吸引用管路(43、45)に設けられ、外部からの操作を受けて処置具挿通チャンネル41(第1管路)と吸引部24(外部吸引装置)とを連通させる第1状態と、この第1状態よりも少ない吸引流量で吸引部24(外部吸引装置)が処置具挿通チャンネル41(第1管路)内の気体や液体等を含む流体を吸引し得るように、処置具挿通チャンネル41(第1管路)と吸引部24(外部吸引装置)との連通を抑制した第2状態とを切り換えるように構成した機構部である。
例えば、弁部材3ccは、図2に示すように、吸引操作用ボタン3cの押圧操作に連動して移動するピストン状部材からなり、そのピストン状部材の側面の所定の部位に側壁貫通孔が形成されている。そして、上記ピストン部材が通常位置にある時には、図2に示すように、上記第1吸引用管路43は上記ピストン部材によって、略閉塞された状態にある。なお、この状態においても、上記第1吸引用管路43と上記ピストン部材との間には、所定の隙間空間が形成されていて、第1吸引用管路43と、第2吸引用管路45を介した吸引部24との間は連通している。しかし、通常の連通状態に比べて抑制された状態(上記第2状態)にある。
一方、図2に示す状態から、吸引操作用ボタン3cを矢印X2方向に押圧すると、上記ピストン部材も同方向に移動する。そして、当該ピストン部材の側壁貫通孔が上記第1吸引用管路43と一致する位置に配置されると、第1吸引用管路43と第2吸引用管路45を介した吸引部24との間は、上記抑制状態が解除された連通状態(上記第1状態)となる。このような構成の弁部材3ccが、上記第3管路である第1吸引用管路43が接続されている上記吸引操作用ボタン3cに設けられている。
またさらに、本実施形態の内視鏡1においては、図1、図2に示すように、上記処置具挿入用開口3e(第1連通口)と送気送水操作用ボタン3bの送気体排気口3f(第2連通口)との間に介在し両者を連結して、上記送気部28(外部加圧装置)からの送気体(気体)の流通路を形成するための中間管路である管路アダプタ30を具備している。
この管路アダプタ30(中間管路)は、上記処置具挿通路42(第2管路)の他端と上記処置具挿通チャンネル41(第1管路)内を加圧するための上記送気部28(外部加圧装置)との間(即ち処置具挿入用開口3eと送気体排気口3f)との間に設けられ、上記送気部28(外部加圧装置)からの送気体を上記処置具挿通路42(第2管路)内へと導く流路を形成する部材である。
そのために、上記管路アダプタ30は、第1栓部30aと、第2栓部30bと、流路部30cとによって主に構成されている。
第1栓部30aは、処置具挿入用開口3e(第1連通口)を覆うように取り付けられる栓部材である。第1栓部30aは、例えば図5、図6に示すような形態に形成されている。図5は、本実施形態の内視鏡の構成部材のうちの管路アダプタにおける第1栓部の構成の一例を示す図であって、右半部を断面で示す半断面図である。
図5の例示は、第1栓部30aが独立して構成される形態の例示である。図5において示される第1栓部30aは、全体として略筒形状からなる本体部50と、この本体部50の一側面部から図5の矢印Xで示す軸方向とは直交する方向に延出され略筒形状からなる管路接続部53とによって形成されている。上記本体部50は、上記軸方向に沿って貫通する貫通孔51を有している。また、上記管路接続部53は、内部に上記貫通孔51と連通する流通路52を有している。
本体部50の一端は、上記処置具挿入用開口3e(第1連通口)を覆うように装着可能に形成されている。そして、上記処置具挿入用開口3e(第1連通口)に対して本体部50が取り付けられたとき、上記貫通孔51は、上記処置具挿入用開口3eと連通するように構成されている。これにより、貫通孔51は、処置具等を挿通させ得るように構成されている。
また、本体部50の他端には、栓部材である鉗子栓40(図5では不図示)が装着されるように構成されている。この鉗子栓40は、従来一般的な内視鏡においては、処置具挿入用開口3eに装着されることによって、処置具挿入用開口3eから体腔内の液体等が漏出するのを抑制するために設けられる部材である。
即ち、鉗子栓40は、上記処置具挿入用開口3e(第1連通口)に対して着脱自在に構成されている。鉗子栓40は、上記処置具挿入用開口3e(第1連通口)に取り付けられたとき、当該上記処置具挿入用開口3e(第1連通口)を外部に対して気密状態としながら、同処置具挿入用開口3e(第1連通口)から上記処置具挿通路42(第2管路)を介して上記処置具挿通チャンネル41(第1管路)内へと処置具等を挿通させる得る栓部材である。
鉗子栓40自体の構成は、従来一般的な内視鏡において適用されているものと同様のものである。本実施形態において、鉗子栓40は、管路アダプタ30の第1栓部30aにおける本体部50の他端に装着されている。したがって、本体部50の他端には、上記貫通孔51及び処置具挿入用開口3eに連通する開口を有して形成されている。そして、本体部50の管路接続部53には流路部30cの一端が接続されている。このように、鉗子栓40(栓部材)と処置具挿入用開口3e(第1連通口)との間に管路アダプタ30(中間管路)の一端を介在させることによって、同管路アダプタ30(中間管路)の一端と処置具挿通路42(第2管路)とが接続されることになる。
図6は、本実施形態の内視鏡の構成部材のうちの管路アダプタにおける第1栓部の構成の別の一例を示す縦断面図である。
図6の例示は、第1栓部30Aaに鉗子栓部40Aの機能を一体化して構成される形態の例示である。つまり、鉗子栓部40A(栓部材)が管路アダプタ30(中間管路)の一端に一体に形成されている構成例を示す。
即ち、図6において示される第1栓部30Aaは、全体として略筒形状からなる本体部50Aと、この本体部50Aの一側面から図6の矢印Xで示す軸方向とは直交する方向に延出され、流路部30cに接続される管路接続部53Aとによって形成されている。上記本体部50Aは、上記軸方向に沿って貫通する貫通孔51Aを有している。また、上記管路接続部53Aは、内部に上記貫通孔51Aに連通する流通路52Aを有している。
本体部50Aの一端は、上記処置具挿入用開口3e(第1連通口)を覆うように装着可能に形成されている。そして、上記処置具挿入用開口3e(第1連通口)に対して本体部50Aが取り付けられたとき、上記貫通孔51Aは、上記処置具挿入用開口3eと連通するように構成されている。
また、本体部50Aの他端には、鉗子栓部40Aが一体に形成されている。この鉗子栓部40Aは、処置具挿入用開口3eから貫通孔51Aを介して体腔内の液体等が漏出するのを抑制するために設けられる部材である。
鉗子栓部40Aの構成は、従来一般的な内視鏡において適用されている鉗子栓と同様の構成からなる。即ち、鉗子栓部40Aは、例えばゴム等の弾性部材等によって形成され、スリット部40Aaと丸孔40Abとを有して構成されている。
スリット部40Aaは、外部に露呈する側に形成され、処置具等を挿通可能とする切り欠きである。スリット部40Aaに処置具等を挿通させると、当該処置具等は軸方向に進退可能な状態が維持されつつ、当該処置具等の周囲には、鉗子栓部40Aにおけるスリット部40Aa近傍の素材が略密着状態に配置される。
丸孔40Abは、上記スリット部40Aaから処置具等を挿通させた時の挿通路上に形成される貫通孔である。丸孔40Abは、使用される処置具等の直径と略同等の直径を有して形成されている。したがって、上記スリット部40Aaを介して当該丸孔40Abに処置具等を挿通配置させると、当該丸孔40Abにおいても上記スリット部40Aaと同様に、挿通された処置具等は軸方向に進退可能な状態が維持されつつ、当該処置具等の周囲には、鉗子栓部40Aにおける丸孔40Ab近傍の素材が略密着状態に配置される。これにより、体腔内の液体等の漏出を抑止している。そして、本体部50Aの管路接続部53Aには流路部30cの一端が接続されている。
次に、上記第2栓部30bは、送気体排気口3f(第2連通口)を覆うように取り付けられる栓部材である。具体的には、第2栓部30bは、図3等に示すように、例えば送気送水操作用ボタン3bの外面全体を覆うように、かつ内部に所定の空間が形成されるように構成されている。第2栓部30bは、例えばゴム等の弾性部材等によって形成されている。
第2栓部30bの一側面には、流路部30cの他端が接続されている。ここで、流路部30cの他端との接続は、図3に示すように、第2栓部30bと一体に形成してもよいし、第2栓部30bから側方に延出する接続部を形成し、この接続部に対して流路部30cを着脱自在とする形態としてもよい。
なお、流路部30cは、上記第1栓部30aと上記第2栓部30bとを接続する管状部材である。
したがって、管路アダプタ30は、処置具挿通路42(第2管路)の他端(の処置具挿入用開口3e)と送気部28(外部加圧装置)とを接続する中間管路として機能する構成部材となる。
このような構成により、第2栓部30bを送気送水操作用ボタン3bを覆う様に所定の位置に装着すると、送気送水操作用ボタン3bの送気体排気口3f(第2連通口)から常時排出されている送気体は、第2栓部30bの内部空間から流路部30cへと流出するように構成されている(図3の矢印FL1参照)。流路部30cの一端は、上述したように第1栓部30aに接続されている。そして、第1栓部30aは、処置具挿入用開口3e(第1連通口)を覆うように装着されている。したがって、第2栓部30bの内部空間から流路部30cへと流出した送気体は、第1栓部30aを介して処置具挿入用開口3e(第1連通口)から上記処置具挿通路42(第2管路)へと流入する。そして、上記処置具挿通チャンネル41(第1管路)との接続部へと至り、ここにおいて、当該送気体は、上記処置具挿通チャンネル41(第1管路)へと流入し、ここから第1吸引用管路43(第3管路)へと導かれるようになっている。このことは、通常の場合、内視鏡1の先端側のある体腔内圧が外気圧よりも高いことに加えて、当該内視鏡システム100の稼働中においては、第1吸引用管路43(第3管路)内には、吸引部24からの吸引が常に付加されていることによる(弱吸引)。
なお、このような構成の上記第2栓部30bを装着した送気送水操作用ボタン3bを、図4に示すように、外部より指等によって矢印X2方向より押圧したとすると、まず、上記第2栓部30bが弾性変形して、送気体排気口3fが閉塞される(図4の矢印FL2参照)。すると、当該送気体排気口3fから排出されている送気体の排出は止まることになる。したがってこれにより、内部における送気管路へと送気体を送出する送気操作を行うことができる。
この状態からさらに、送気送水操作用ボタン3bを同方向へ押圧すると、当該送気送水操作用ボタン3bは、付勢ばね3baの付勢力に抗して押圧される。これにより、送気操作から送水操作への切り換えを行うことができる。これらの送気送水操作によってなし得る作用については、従来一般的な内視鏡における送気送水操作と、その作用と全く同様である。即ち、本実施形態においては、送気送水操作用ボタン3bに管路アダプタ30の第2栓部30bを装着するように構成するが、この状態とした場合にも、従来の内視鏡と全く同様の操作を行うことができ、その場合にも、従来の内視鏡と同じ作用をなし得るように、本実施形態は構成されている。
また、本実施形態の内視鏡システム100においては、光源装置21の内部に圧力センサ27を有している。この圧力センサ27は、処置具挿通チャンネル41や処置具挿通路42内の圧力、特に第2管路である処置具挿通路42内の圧力を検出するための検出素子である。
なお、圧力センサ27の配置は、光源装置21内に限られることはないのは無論である。上記圧力センサ27は、処置具挿通路42(第2管路)内の圧力を検出し得る部位であれば、いずれに配置することも可能である。
圧力センサ27の検出結果は、例えば光源装置21やビデオプロセッサ22等の内部に設けられる制御回路(不図示)へと伝送される。これを受けて、当該制御回路は、処置具挿通チャンネル41(第1管路)内の圧力が所定の範囲内となるように、送気部28(外部加圧装置)や吸引部24(外部吸引装置)を制御する。
以上説明したように上記一実施形態によれば、処置具挿入用開口3e(第1連通口)と送気体排気口3f(第2連通口)との間を連結し流路を形成する管路アダプタ30(中間管路)を設けることによって、従来一般構成の内視鏡1の内部において既に存在する複数の管路(処置具挿通チャンネル41(第1管路)と処置具挿通路42(第2管路)と第1吸引用管路43(第3管路))と、従来一般構成の内視鏡1において既に備わっている送気機能(送気送水操作用ボタン3b及び光源装置21の送気部28;外部加圧装置)及び吸引機能(吸引操作用ボタン3c及び吸引部24;外部吸引装置)とを利用して、処置具挿入用開口3eからの体腔内の液体等の漏出を抑止することができる。
既存の内視鏡及びこれを含む内視鏡システム100に対し、新たに設ける構成部材としては上記管路アダプタ30(中間管路)のみであることから、内視鏡1やその操作部3の大型化や太径化を招くこともなく、また、操作性を阻害することもなく、かつ低コスト化及び省スペース化を実現しながら、所望の機能、即ち処置具挿入用開口3eからの体腔内の液体等の漏出を抑止することができる。
なお、本実施形態においては、医療機器として医療用内視鏡を例に挙げて説明しているが、本発明を適用し得るのは、この例に限られることはない。例えば、医療機器において、還流用の管路のみを有して構成され、中空で柔軟なチューブ等からなるいわゆるカテーテル等と呼ばれる管状部材に対しても同様に適用することができ、その場合には、上述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用を実施し得ることが可能であることは勿論である。さらに、上記実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせによって、種々の発明が抽出され得る。例えば、上記一実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題が解決でき、発明の効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。この発明は、添付のクレームによって限定される以外にはそれの特定の実施態様によって制約されない。
1……内視鏡
2……挿入部
3……操作部
3a……湾曲操作ノブ
3b……送気送水操作用ボタン
3c……吸引操作用ボタン
3cc……弁部材
3d……起上台操作ノブ
3e……処置具挿入用開口
3f……送気体排気口
4……ユニバーサルコード
5……コネクタ
6……先端部
7……湾曲部
8……可撓管部
20……周辺装置群
21……光源装置
22……ビデオプロセッサ
23……接続ケーブル
24……吸引部、外部吸引装置
25……表示装置
26……架台
27……圧力センサ
28……送気部
30……管路アダプタ、中間管路
30a、30Aa……第1栓部
30b……第2栓部
30c……流路部
40……鉗子栓
40A……鉗子栓部
40Aa……スリット部
40Ab……丸孔
41……処置具挿通チャンネル、第1管路
42……処置具挿通路、第2管路
43……第1吸引用管路、第3管路
44……送気用管路
45……第2吸引用管路
50、50A……本体部
51、51A……貫通孔
52、52A……流通路
53、53A……管路接続部
100……内視鏡システム

Claims (10)

  1. 先端と基端を有し、長手軸に沿って前記先端から体腔内に挿入される挿入部と、
    前記挿入部に挿通され、前記挿入部の前記先端から前記基端側まで延出する第1管路と、
    一端が前記第1管路に接続され、他端が外部に連通する開口に接続される第2管路と、 前記第1管路及び前記第2管路の接続部分から分岐して設けられ、一端が前記第1管路に接続され、他端が前記第1管路内の流体を吸引するための外部吸引装置に接続される第3管路と、
    前記第2管路の他端と前記第1管路内を加圧するための外部加圧装置との間に設けられ、前記外部加圧装置からの送気体を前記第2管路内へと導く流路をなし、外部からの操作を受けたときには、前記外部加圧装置からの送気体が前記第2管路内へと導かれる流路を閉塞すると同時に前記外部加圧装置からの送気体を送気管路へと送出する送気操作を行う栓部材を備えた中間管路と、
    前記第3管路に設けられ、外部からの操作を受けて前記第1管路と前記外部吸引装置とを連通させる第1状態と、前記第1状態よりも少ない流量で前記外部吸引装置が前記第1管路内の流体を吸引し得るように、前記第1管路と前記外部吸引装置との連通を抑制した第2状態とを切り換える弁部材と、
    を具備することを特徴とする医療機器。
  2. 前記挿入部の基端に連設され、操作者による操作入力を受け入れるための操作部を、さらに具備し、
    前記操作部は、前記第2管路の他端を外部に連通させる前記開口となる第1連通口と、前記第1連通口に隣接して設けられ前記外部加圧装置に接続される第2連通口と、を具備することを特徴とする請求項1に記載の医療機器。
  3. 前記第1連通口は、処置具挿通チャンネルへの処置具挿入用開口であり、
    前記第2連通口は、送気送水用操作部材に設けられた送気体の排気口であることを特徴とする請求項2に記載の医療機器。
  4. 前記中間管路は、前記第1連通口に取り付けられる第1栓部と、前記第2連通口に取り付けられる前記栓部材を含む第2栓部と、前記第1栓部と前記第2栓部とを接続する流路部とによって構成され、
    前記第2管路の他端と前記外部加圧装置とを接続することを特徴とする請求項2に記載の医療機器。
  5. 前記第1連通口に対して着脱自在に構成され、当該第1連通口に取り付けられたとき、前記第1連通口を外部に対して気密状態としながら、前記第1連通口から前記第2管路を介して前記第1管路内へと処置具を挿通させる第1栓部材を、さらに具備し、
    記第1栓部材と前記第1連通口との間に前記中間管路の一端を介在させることにより、前記中間管路の一端と前記第2管路とを接続することを特徴とする請求項3に記載の医療機器。
  6. 記第1栓部材は、前記中間管路の一端に一体に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の医療機器。
  7. 前記第2管路内の圧力を検出する圧力センサを、さらに具備することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一つに記載の医療機器。
  8. 先端と基端を有し、長手軸に沿って前記先端から体腔内に挿入される挿入部と、
    前記挿入部に挿通され、前記挿入部の前記先端から前記基端側まで延出する第1管路と、
    一端が前記第1管路に接続され、他端が外部に連通する開口に接続される第2管路と、 前記第1管路及び前記第2管路の接続部分から分岐して設けられ、一端が前記第1管路に接続され、他端が外部吸引装置に接続される第3管路と、
    前記第2管路の他端と外部加圧装置との間に設けられ、前記外部加圧装置からの送気体を前記第2管路内へと導く流路をなし、外部からの操作を受けたときには、前記外部加圧装置からの送気体が前記第2管路内へと導かれる流路を閉塞すると同時に前記外部加圧装置からの送気体を送気管路へと送出する送気操作を行う栓部材を備えた中間管路と、
    前記第3管路に設けられ、外部からの操作を受けて前記第1管路と前記外部吸引装置とを連通させる第1状態と、前記第1状態よりも少ない流量で前記外部吸引装置が前記第1管路内の流体を吸引し得るように、前記第1管路と前記外部吸引装置との連通を抑制した第2状態とを切り換える弁部材と、を具備する医療機器と、
    前記第2管路に接続され、前記第2管路を介して前記第1管路内を加圧する前記外部加圧装置と、
    前記第3管路に接続され、前記第3管路を介して前記第1管路内の流体を吸引する前記外部吸引装置と、
    を具備することを特徴とする医療システム。
  9. 前記外部加圧装置は、前記中間管路を流れる送気体を用いて、前記第2管路を加圧することを特徴とする請求項8に記載の医療システム。
  10. 前記第2管路内の圧力を検出する圧力センサを、さらに具備し、
    前記外部加圧装置は、前記圧力センサの検出結果に基づいて送出する気体の送出圧力を調整して前記第1管路内の圧力を管理することを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の医療システム。
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