JP6655242B2 - 楽曲聴取経験有無推定方法、楽曲聴取経験有無推定装置、及び楽曲聴取経験有無推定プログラム - Google Patents
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Description
[1−1.概要]
まず、本発明の発明者らが、本発明の基礎となった上記の新たな知見を得た手法について概要を説明する。
今回実施した実験の詳細は次のとおりである。
被験者は22歳から30歳の男子学生15名(平均年齢25.52歳、標準偏差2.14)であり、いずれも大阪大学に籍を置くが、過去に受けた正規の音楽教育は最低限のものであった。
まず各被験者に、40曲からなるMIDI(Musical Instrument Digital Interface)音源ライブラリから16曲の楽曲を選択してもらい、選択した各楽曲について熟知度(未知または既知の度合い)を評価し1から6までの6段階のスコアで示してもらった。なお、被験者がこの評価をしやすいよう、各候補曲を10秒未満に限って聴くことができる条件とした。この方法によって、最終的には各被験者に自身にとって既知(熟知度4〜6)に該当する楽曲が8曲、未知(熟知度1〜3)に該当する楽曲が8曲になるよう選択してもらった。なお、被験者による感情の報告における認知負荷の影響を避けるために、アノテーションは楽曲の聴取及び脳波記録とは切り離して実施した。
脳の電気的活動は、上述の12個の電極を備える電極帽を被験者に装着してもらって測定、記録した。本実験では、電極帽としてwaveguard EEG cap(ant‐neuro社製)を用いた。これらの電極は国際10−20法に準じて配置し、さらにグラウンド電極を被験者の額部に配置した。また、基準電極として電極Czをさらに用いた。サンプリング周波数は250Hzとし、各電極のインピーダンスは実験を通して20kΩ未満に抑えた。加えて、60Hzの電源雑音を除去するためにノッチフィルタを使用した。
バンドパスフィルタによるフィルタ処理により0.5〜60Hzの脳波信号を取得し、この信号に、被験者の身体の無意識の動き及び眼球運動によるアーチファクトの除去のための処理を施した。本実験では、この処理にMATLAB環境で稼働する、脳波図処理のためのフレームワークであるEEGLABを用いた(MATLABは登録商標)。最後に、このアーチファクト除去後の脳波信号と被験者の感情報告とをタイムスタンプを介して関連付けした。
楽曲の熟知度を示すような脳波上の特徴を明らかにするために、2種類の分析を行った。
上記のとおり絞り込んだ分析対象のデータについて、高速フーリエ変換処理によって脳波信号のパワースペクトル密度を得て当該信号を周波数領域で解析した。
発明者らは繰り返しのある二元配置分散分析を実施して楽曲の熟知度(既知及び未知)の影響及び被験者間の個人差の影響を検証した。
有意水準pを5%として分散分析を実施して、熟知度の影響を受けているパワースペクトル密度の有意差について調べたところ、パワースペクトル密度で最も有意な差を示したのは被験者間の個人差による差異であるという結果が得られた。その一方で発明者たちは、熟知度によるパワースペクトル密度の差もまた高い有意性を示すことをさらに見出した。表1は分析対象の被験者全体で、各周波数帯域において、既知の楽曲の聴取時と未知の楽曲の聴取時との間の差が高い有意性を示した電極とそのp値を挙げたものである。なお、表内の太字は既知の楽曲の聴取時の方が未知の楽曲の聴取時よりも大きいパワースペクトルが観察されたことを示す。
脳の活動には機能回路が関与することが多いため、発明者らは上記のような単極での電位レベルに関する考察に加え、脳の複数の部位間での相関的な活動についても楽曲の熟知度との関連で考察した。
脳波の機能的結合の、楽曲の熟知度による差異の有意性を特定するために、発明者らは各周波数帯域の脳波に一元配置分散分析を行った。ここでは被験者にある主因子を熟知度(既知及び未知)とした。
図3は、熟知度の違いで有意な差(有意水準p<0.05)が見られた電極位置間の機能的結合を、脳波の周波数帯ごとに示したものである。図中の大きい方の円は、それぞれ図の上側を前(顔側)とする人の頭部を示し、その大きい方の円内に複数ある小さい円は図1に示される電極位置に対応する。黒丸をつなぐ線はコリレーション、黒三角をつなぐ線はコヒーレンス、黒四角をつなぐ線はPSIがそれぞれ示す機能的結合である。また、これらの線のうち実線は既知の楽曲の聴取時よりも未知の楽曲の聴取時により高い結合度が観察されたことを、破線は未知の楽曲の聴取時よりも既知の楽曲の聴取時に高い結合度が観察されたことを示す。
以下、上記の新たな知見に基づいて発明者らが得た本発明を、実施の形態を例として用いて説明する。
図4は本実施の形態に係る、被験者の楽曲の聴取経験の有無を推定する装置(以下、楽曲聴取経験有無推定装置という)の構成を示すブロック図である。
次に、上記のように構成された本実施の形態に係る楽曲聴取経験有無推定装置10の動作について説明する。
図5は、本実施の形態に係る楽曲聴取経験有無推定装置10による、被験者SBJの楽曲の聴取経験の有無を推定する動作手順の概要を示すフロー図である。
図6は、本実施の形態の楽曲聴取経験有無推定装置10において、第1モデル脳波パターンが生成される手順の例を示すフロー図である。基本的には上記の実験で単極電位から既知の楽曲の聴取時と未知の楽曲の聴取時それぞれの脳波の特徴を見出すために行われた手順と同じだが、本実施の形態に即して本フロー図を用いて説明する。
次に、被験者の脳波の特徴の抽出から第1モデル脳波パターンを用いての聴取経験の有無の推定までを、具体例を用いて説明する。この説明では、楽曲聴取経験有無推定装置10が、上記の実験で得られたデータを第1モデル脳波パターンとして用いて推定を行うと想定する。
図7は、図5に示されるフロー図のステップS20において、脳波特徴取得部210による被験者脳波第1特徴の取得の手順の例を示すフロー図である。
この例では、上記のステップS20で取得された被験者SBJの被験者脳波第1特徴を第1モデル脳波パターンと照合するために、第1モデル脳波パターンから把握される特徴を点数化する。この第1モデル脳波パターンから把握される特徴とは、脳波の種類別に、強く表れた場所(電極位置)と、既知楽曲と未知楽曲のいずれの聴取時に強く表れたかに応じて点数化したものである。例えば上記の実験の[3−1−2.解析結果]に挙げたものである。表2は、第1モデル脳波パターンから把握される特徴を点数化したものを並べたスコアリングシートの例である。
上記「2−2−3−2.聴取経験の推定」で示した例では、楽曲の聴取経験の推定に用いた被験者SBJの脳波は、Fz、T3、及びT4の3か所の電極で計測された脳波のみである。この場合、被験者SBJの脳波の計測に用いる計測部100が備える電極はこの3か所の電極のみでよい。電極の数が少なければ、計測部100の構成を簡単にすることができ、処理が必要なデータの量も減らすことができる。また、製作費、維持費等の楽曲聴取経験有無推定装置10に関連するコストを抑えることができる。
ここまでは単極ごとの脳波パターンから得た第1モデル脳波パターンを用いて楽曲の聴取経験の推定手順について説明した。以下では、複数の電極で計測した脳波に基づく機能的結合(相関)を示す第2モデル脳波パターンを用いて楽曲の聴取経験を推定する手順について、第2モデル脳波パターンの生成から説明する。
第2モデル脳波パターンのみを用いて聴取経験の推定をしてもよいが、上記の第1モデル脳波パターンと合わせて被験者の脳波データの評価に用いることで、例えば第1モデル脳波パターン又は第2モデル脳波パターンのいずれか一方のみでは判定できない場合でも楽曲の聴取経験の推定することができる。あるいは、いずれか一方のみを用いるよりも高い精度で推定することができる。以下では、第1モデル脳波パターンと合わせて用いて聴取経験の有無の推定をする場合を例に説明する。この説明では、楽曲聴取経験有無推定装置10が、上記の実験で得られた機能的結合に関するデータを第2モデル脳波パターン(図3参照)として用いて推定を行うと想定する。
図11は、図5に示されるフロー図のステップS20において、脳波特徴取得部210が被験者脳波第1特徴と合わせて被験者脳波第2特徴を取得する手順の例を示すフロー図である。脳波特徴取得部210によって被験者脳波第1特徴が取得される手順(ステップS21及びS22)は、図7を参照してすでに説明したとおりである。
図12は、聴取経験推定部220が、第1モデル脳波パターンと合わせて第2モデル脳波パターンを用いて楽曲の聴取経験を推定する手順の例である。
以上、楽曲聴取経験有無推定装置10として実施する形態を例に本発明を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されない。例えば本発明は、楽曲聴取経験有無推定装置10の各構成要素の動作の手順からなる、被験者の楽曲の聴取経験の有無を推定する方法として具現化することができる。また、この方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとしても具現化することができる。
100 計測部
110 脳波計
120 増幅部
130 A/D変換部
140 フィルタ
150 フーリエ変換部
200 制御部
210 脳波特徴取得部
220 聴取経験推定部
230 モデル脳波パターン生成部
300 記憶部
350 モデル脳波パターン
400 出力部
Claims (12)
- 被験者の楽曲の聴取経験の有無を推定する方法であって、
聴取経験の有無が不明である楽曲を聴取している前記被験者の脳波を計測して被験者脳波データを取得する被験者脳波データ取得ステップと、
前記取得した被験者脳波データから、前記脳波の計測位置及び強度に関する特徴を含む被験者脳波第1特徴を取得する被験者脳波特徴取得ステップと、
前記被験者脳波第1特徴を、聴取経験があると判明している既知楽曲を聴取している人の脳波を計測して取得したデータである第1脳波データ及び聴取経験がないと判明している未知楽曲を聴取している人の脳波を計測して取得したデータである第2脳波データを用いて作成された、既知楽曲を聴取している状況及び未知楽曲を聴取している状況の少なくとも一方に依存して発生する脳波の人の頭部での計測位置及び強度のパターンである第1モデル脳波パターンと照合して得られた照合結果を用いて前記被験者の前記聴取経験の有無が不明である楽曲の聴取経験の有無を推定する推定ステップとを含む
楽曲聴取経験有無推定方法。 - 前記第1モデル脳波パターンは、前記第1脳波データが示す脳波の平均パワーから第2脳波データが示す脳波の平均パワーを減算して作成されたものである、
請求項1に記載の楽曲聴取経験有無推定方法。 - 前記被験者脳波データは前記被験者の頭部の複数の箇所で並行して脳波を計測して取得したデータであり、
前記第1脳波データ及び前記第2脳波データはそれぞれ、前記人の頭部の複数の箇所であって、前記被験者の頭部の複数の箇所に対応する箇所で脳波を計測して取得したデータである、
請求項1又は2記載の楽曲聴取経験有無推定方法。 - 前記第1モデル脳波パターンは、デルタ波、シータ波、アルファ波、ベータ波、及びガンマ波のうち少なくとも2つの脳波についての計測位置及び強度のパターンであり、
前記被験者脳波データ取得ステップでは、前記少なくとも2つの脳波について前記被験者脳波データを取得し、
前記被験者脳波特徴取得ステップでは、前記少なくとも2つの脳波について前記被験者脳波第1特徴を取得し、
前記推定ステップでは、前記少なくとも2つの脳波について前記照合を実行して得られる照合結果を用いて前記被験者の前記聴取経験の有無が不明である楽曲の聴取経験の有無を推定する、
請求項1から3のいずれか1項に記載の楽曲聴取経験有無推定方法。 - 前記被験者脳波特徴取得ステップではさらに、前記計測した脳波が計測された前記複数の箇所間での機能的結合の度合いに関する特徴を含む被験者脳波第2特徴を含み、
前記推定ステップではさらに、前記被験者脳波第2特徴を、既知楽曲を聴取している人の頭部の複数の箇所であって、前記被験者の頭部の複数の箇所に対応する箇所で並行して計測した脳波のデータである第3脳波データ又は未知楽曲を聴取している人の頭部の複数の箇所であって、前記被験者の頭部の複数の箇所に対応する箇所で並行して計測した脳波のデータである第4脳波データを用いて作成された、既知楽曲を聴取している状況及び未知楽曲を聴取している状況の少なくとも一方に依存して発生する脳波の、前記複数の箇所間での機能的結合の度合いのパターンである第2モデル脳波パターンと照合して得られる照合結果を用いて前記被験者の前記楽曲の聴取経験の有無を推定する
請求項3に記載の楽曲聴取経験有無推定方法。 - 前記第2モデル脳波パターンは、デルタ波、シータ波、アルファ波、ベータ波、及びガンマ波のうち少なくとも2つの脳波に基づいて取得される、前記複数の箇所間での機能的結合の度合いのパターンであり、
前記被験者脳波データ取得ステップでは、前記少なくとも2つの脳波について前記被験者脳波データを取得し、
前記被験者脳波特徴取得ステップでは、前記少なくとも2つの脳波について前記被験者脳波第2特徴を取得し、
前記推定ステップでは、前記少なくとも2つの脳波についての前記被験者脳波第2特徴を、前記少なくとも2つの脳波についての前記第2モデル脳波パターンと照合を実行して得られる照合結果を用いて前記被験者の前記聴取経験の有無が不明である楽曲の聴取経験の有無を推定する、
請求項5に記載の楽曲聴取経験有無推定方法。 - 前記機能的結合の度合いは、前記複数の箇所のそれぞれで計測して取得した脳波データ間の相関、コヒーレンス、及び位相同期指標の少なくとも1つに基づいて取得される、
請求項5又は6に記載の楽曲聴取経験有無推定方法。 - 被験者脳波特徴取得ステップより前にさらに、既知楽曲を聴いている前記被験者の脳波のデータである第1正規化用脳波データと、未知楽曲を聴いている前記被験者の脳波のデータである第2正規化用脳波データとを取得する正規化用脳波データ取得ステップと、
取得された前記被験者脳波データを前記第1正規化用脳波データ及び前記第2正規化用脳波データを用いて正規化する被験者脳波データ正規化ステップとを含む
請求項1から7のいずれか1項に記載の楽曲聴取経験有無推定方法。 - 被験者脳波データ取得ステップでは、前記被験者の少なくとも右中側頭部で脳波を計測する、
請求項1から8のいずれか1項に記載の楽曲聴取経験有無推定方法。 - 被験者の楽曲の聴取経験の有無を推定する装置であって、
聴取経験があると判明している既知楽曲を聴取している人の脳波を計測して得たデータである第1脳波データ及び聴取経験がないと判明している未知楽曲を聴取している人の脳波を計測して得たデータである第2脳波データを用いて作成された、既知楽曲を聴取している状況及び未知楽曲を聴取している状況の少なくとも一方に依存して発生する脳波の人の頭部での計測位置及び強度のパターンであるモデル脳波パターンを記憶する記憶部と、
聴取経験の有無が不明である楽曲を聴取している前記被験者の脳波を計測して被験者脳波データを取得する計測部と、
前記被験者脳波データから、前記被験者の脳波の計測位置及び強度に関する特徴である被験者脳波特徴を取得する脳波特徴取得部と、
前記被験者脳波特徴を、前記モデル脳波パターンと照合して得られる照合結果を用いて前記被験者の前記聴取経験の有無が不明である楽曲の聴取経験の有無を推定する聴取経験推定部とを含む
楽曲聴取経験有無推定装置。 - 前記脳波特徴取得部は、前記被験者脳波データから所定の時間区間ごとのパワースペクトルを算出し、算出した前記パワースペクトルに基づいて、聴取経験の有無が不明である前記楽曲を聴取していた状態の前記被験者の頭部の少なくとも1箇所における脳波の強さを算出し、
前記聴取経験推定部は、前記脳波特徴取得部によって算出された前記脳波の強さと、前記記憶部に記憶された前記モデル脳波パターンとを照合することによって前記楽曲が前記被験者にとって既知楽曲であるか未知楽曲であるかを推定する
請求項10に記載の楽曲聴取経験有無推定装置。 - 被験者の楽曲の聴取経験の有無を推定する方法を実行するプログラムであって、
前記方法は、
聴取経験の有無が不明である楽曲を聴取している前記被験者の脳波を計測して被験者脳波データを取得する被験者脳波データ取得ステップと、
前記取得した被験者脳波データから、前記脳波の計測位置及び強度に関する特徴を含む被験者脳波特徴を取得する被験者脳波特徴取得ステップと、
前記被験者脳波特徴を、聴取経験があると判明している既知楽曲を聴取している人の脳波を計測して得たデータである第1脳波データ及び聴取経験がないと判明している未知楽曲を聴取している人の脳波を計測して得たデータである第2脳波データを用いて作成された、既知楽曲を聴取している状況及び未知楽曲を聴取している状況の少なくとも一方に依存して発生する脳波の人の頭部での計測位置及び強度のパターンである第1モデル脳波パターンと照合して得られる照合結果を用いて前記被験者の前記聴取経験の有無が不明である楽曲の聴取経験の有無を推定する推定ステップとを含む
楽曲聴取経験有無推定プログラム。
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