JP6652287B2 - 液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体を吐出する液体吐出ヘッドおよびそれを備えた液体吐出装置に関する。
液体を吐出する液体吐出ヘッドを用いる例として、インクジェット方式の液体吐出装置が挙げられる。一般的なインクジェット方式の液体吐出装置が備える液体吐出ヘッドは、流路と、その流路の一部に設けられた吐出エネルギ発生部と、そこで発生するエネルギによって液体を吐出するための微細な吐出口とを備えている。
近年の液体吐出装置では、高速化、高画質化、高精細化が求められおり、吐出液滴の小ドット化および複数の吐出口から吐出される液滴体積の均一化が図られている。
特許文献1には、吐出口を形成する部材にスリットを設けることで、高速化を実現可能な、吐出口を多く備えた液体吐出ヘッドの信頼性を高めることが開示されている。
特開2007−331245号公報
液体吐出ヘッドの吐出口を形成する吐出口形成部材としてエポキシ樹脂が一般的に用いられている。エポキシ樹脂を用いた液体吐出ヘッドの製造工程は、多くの場合、加熱してエポキシ樹脂を硬化させる工程を有する。エポキシ樹脂は硬化収縮にて体積収縮を起こすことが知られており、この体積収縮により吐出口面積が変化する。吐出口面積が変化した場合、液滴吐出量にばらつきが生じるため、完成した液体吐出ヘッドの出力した画像にムラが発生することがあった。
特許文献1では、エポキシ樹脂の体積収縮による、エポキシ樹脂とそれを支持する基板との接着界面における剥離の発生を抑制することはできるが、エポキシ樹脂の体積収縮による、吐出口の開口面積の変化については考慮されていない。その結果、液滴吐出量にばらつきが生じ、画像にムラが発生する虞がある。
そこで本発明は、液滴吐出量のばらつきを抑制し、ムラの発生を抑制することができる液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置を提供することを目的とする。
本発明の液体吐出ヘッドは、複数のエネルギ発生素子が配列された基板と、前記基板と接合されて液室を構成する天井部を備えた凹部が前記エネルギ発生素子毎に対応して前記基板と接合される一方の面に配列されて備えられるとともに、前記一方の面と反対の他方の面には前記凹部と連通した吐出口が配列されて備えられた吐出口形成部材と、を有して構成された液体吐出ヘッドにおいて、前記吐出口の配列方向と同列であって前記液室の間には、前記液室を挟むように分離壁を介在して、前記吐出口形成部材の前記他方の面側から、前記液室の前記吐出口と連通している前記天井部の位置よりも前記基板に近い位置であって、前記吐出口形成部材を貫通しない深さの溝を備えているとともに、前記吐出口の1つは、一対の前記溝の間に挟まれており、前記吐出口形成部材の、前記液室における前記吐出口と連通している天井部を形成する部分の厚さをtとし、前記溝の前記深さをhとし、前記吐出口の配列と同列に設けられ、かつ前記吐出口を挟んで設けられた溝における、前記配列の方向と直交する方向の幅をsとし、前記液室の前記配列の方向における幅をWとし、前記液室と前記溝の1つとの間の壁の厚さをLとすると、
h/t≧1.0
W/L≧4.7
s/W≧0.8
の関係を満たすことを特徴とする。
本発明によって、液滴吐出量のばらつきを抑制し、ムラの発生を抑制することができる液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置を実現することができる。
液体吐出ヘッドにおける吐出口とその近傍を示した断面斜視図である。 液体吐出ヘッドを示した図である。 エポキシ樹脂の体積収縮によって変形した吐出口を示した図である。 液体吐出ヘッドの断面図である。 供給口が吐出口を挟んで対称に設けられた吐出口と溝とを示した図である。 エポキシ樹脂が拡大変形した場合の、吐出口とその周辺を示した図である。 液体吐出ヘッドを示した図である。 液体吐出ヘッドにおける吐出口の周辺を示した図である。 変形例を示した図である。 液体吐出ヘッドの吐出口周辺を示した図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態の液体吐出ヘッドにおける吐出口5とその近傍を示した断面斜視図である。本実施形態の液体吐出ヘッドは、エネルギ発生素子1である発熱抵抗体が所定のピッチで並んで形成された基板2を備えている。基板2には供給口3が設けられている。基板2上には、吐出口形成部材4がある。吐出口形成部材4は、エネルギ発生素子1の上方に開口する少なくとも2つ以上の吐出口5と、供給口3と各吐出口5に繋がる液室10とを連通する個別の供給路6と、を形成している。液室10は、吐出口5に対応するように、吐出口と連通して設けられている。尚、図中の矢印は、吐出される液体が流れる方向を示している。液体は、吐出口5から吐出される。
図2は、本実施形態の液体吐出ヘッドを示した図であり、図2(a)は正面図、図2(b)は図2(a)のIIB−IIBにおける断面図である。以下、図面を参照して本実施形態の液体吐出ヘッドの特徴的構成について説明する。
本実施形態の液体吐出ヘッドは、吐出口形成部材4における、隣接する吐出口5同士の間であり、エネルギ発生素子1により発生されるエネルギが液体に作用する隣接する液室10同士の間に溝9が設けられている。溝9は、吐出口5が並ぶ吐出口列と同一の列で、所定のピッチで並んで形成されている。また、溝9は、吐出口5と液室10とを挟むように形成されている。さらに、溝9は、吐出口5を中心として対称に設けられている。
本実施形態では、吐出口形成部材4の材料としてエポキシ樹脂を用いている。吐出口形成部材4がエポキシ樹脂を含む場合、加熱してエポキシ樹脂を硬化させることが多い。エポキシ樹脂は硬化収縮にて体積収縮を起こすことが知られており、この体積収縮により吐出口5の開口面積が変化することがある。但し、この現象はエポキシ樹脂に限られず、他の樹脂を用いた場合にも発生し得る。
図3(a)、(b)は、エポキシ樹脂の体積収縮によって変形した吐出口を示した図であり、図4(a)、(b)は、液体吐出ヘッドの断面図である。図3(a)、(b)では、実線が変形後の吐出口を示し、点線が変形前の吐出口を示している。従来は、図3(a)のように吐出口形成部材4が縮小変形すると、吐出口5の直径は伸びて、変形前と比べて吐出口が拡大する傾向にあった。このような変形における変形量は、温度に依存することから、温度分布によって吐出口の開口面積がばらつく原因となっていた。
そこで本実施形態では、図3(b)のように溝9を設けることで、温度分布による吐出口の開口面積のばらつきを抑制している。本実施形態では、図3(b)のように吐出口列と同列で、各吐出口5の両側に溝9が配置されるように構成されている。
ここで、吐出口5と溝9とが配列している方向をY方向とし、Y方向と直交する方向をX方向とすると、吐出口周囲で、吐出口5に対してY方向におけるエポキシ樹脂の量は、吐出口5に対してX方向におけるエポキシ樹脂の量よりも少なくなっている。従って、吐出口形成部材4が縮小変形する際の変形量が、吐出口5に対してY方向とX方向とでは異なる。具体的には、吐出口5に対してX方向ではエポキシ樹脂の量が多いため、縮小変形における変形量が、Y方向における変形量よりも多くなる。
また、溝9の存在により、吐出口形成部材4は液室10近傍に自由変形が可能な領域(分離壁11)を有する。エポキシ樹脂の縮小変形に伴う応力が十分に大きい場合、分離壁11が撓むことが可能となっている。
その結果、図3(b)のように、吐出口5は、X方向における径はΦx、Y方向における径がΦy(Φx>Φy)となり楕円形状に変形する。この変形後の吐出口5の径であるΦxとΦyとは、変形前の吐出口5の径のΦと、Φx>Φ>Φyという関係になる。つまり、X方向においては元の径よりも大きくなり、Y方向においては元の径よりも小さくなる。このように、吐出口周辺におけるX方向とY方向とで、エポキシ樹脂の体積を異ならせ、異なる収縮率の縮小変形を生じさせる。そして更に変形時に分離壁11が撓むことで変形前の吐出口の径に対して、X方向とY方向との径を小さくする変形と大きくする変形という関係の変形を生じさせる。その結果、変形後の吐出口5は楕円形となり、その開口面積は、変形前の吐出口5の開口面積と大きく変わらない。このように、本実施形態では、従来例と比較して、エポキシ樹脂の体積収縮による吐出口5の開口面積の変動を抑制することができる。
尚、本実施形態のような変形を得るためには、分離壁11を十分に撓ませることが重要となる。ここで、溝9の深さをhとし、吐出口列と同列で、前記吐出口の両側に設けられた一対の溝とを結ぶY方向と直交するX方向の溝9の幅をsとし、液室10の溝9に挟まれた方向における幅をWとし、液室10と溝9との間の壁(分離壁11)の厚さをLとする(図2参照)。本発明者らの検討によれば、分離壁11を十分に撓ませるには、
h/t≧1.0
s/W≧0.8
W/L≧4.7
の関係を満たすことが重要であることが分かった。尚、吐出口5の直径はΦで示す部分である。
溝9の底部は、液室10を構成する天井部材の基板側の面の位置よりも基板側に近い位置に形成することが好ましい。このようにして底部の厚さを薄くすることで、分離壁11を撓み易くすることができる。また、天井幅Wに対して、溝幅sを十分に大きくすることで、天井が収縮する応力に対して分離壁11が撓み易くなる。さらにまた、天井幅Wに対して分離壁の幅Lを十分に薄くすることで、天井部材が収縮する応力に対して分離壁11が撓み易くなる。
そして、溝9を吐出口5が配列する吐出口列と同じ列、即ち吐出口列の中に、吐出口5を挟んで設けることで、分離壁11の撓みが吐出口5の変形として効果的に伝わる。そして、溝9を吐出口5に対して対称に設置することで、所定方向(溝配列方向)において、変形後の吐出口の対称性を維持することができる。このような分離壁11の撓みと、体積収縮とが生じることで、変形後の吐出口開口面積のばらつきを抑制し、吐出する液滴の量のばらつきを抑制することができる。
図5は、供給口が吐出口を挟んで対称に設けられた場合の吐出口と溝とを示した図である。図5のように、吐出口5を挟んで供給口12を設ける構成でもよい。吐出口5を挟んで供給口12を設ける構成によって、液滴の吐出時の吐出性能も向上することができる。さらに、吐出口を挟んで対称に供給口を設けた構成では、吐出口5に対して液滴が左右両方から供給されるため、液体供給性能も向上する。
図6(a)、(b)は、エポキシ樹脂が拡大変形した場合の、吐出口とその周辺を示した図である。上記説明ではエポキシ樹脂が縮小変形する場合を例にとって説明したが、エポキシ樹脂が拡大変形をする場合であっても同様の効果が得られる。すなわち、図6(a)、(b)に示すように、直径変化方向が正負逆転するだけであって、直径Φyは拡大する方向に変形し、直径Φxは縮小する方向に変形することが可能である。拡大変形する場合であっても、従来例と比較して吐出口の開口面積の変動を抑制することができる。
また、本実施形態では、吐出口5を挟んで溝9を形成したが、これに限定するものではない。つまり、吐出口を挟んで樹脂の体積を減少させて形成した空間を備えていればよい。
このように、吐出口を挟んで両側に、所定の幅および所定の深さの溝を形成する。そして上記関係、即ちh/t≧1.0、W/L≧4.7、s/W≧0.8の関係を満たす。これによって、液滴吐出量のばらつきを抑制し、ムラの発生を抑制することができる液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置を実現することができる。
(参考例)
以下、図7から図9を参照して本発明の実施形態の参考例を説明する。尚、本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、以下では特徴的な構成についてのみ説明する。
(a)、(b)は、本実施形態の液体吐出ヘッドを示した図であり、図(a)は正面図、図(b)は図(a)のVIIIB−VIIIBにおける断面図である。本実施形態の液体吐出ヘッドは、吐出口5を備えた天井部材に、吐出口5に対して液室10と反対側の部分に、吐出口形成部材が窪んだ窪み領域13が形成されている。吐出口5は、窪み領域13内に存在し、窪み領域13の段差は、溝9と実質的に平行に窪みが成されている。また、窪み領域13の幅は、天井部材の幅よりも狭く形成されている。
(a)、(b)は、本実施形態の液体吐出ヘッドにおける吐出口の周辺を示した図であり、図(a)は正面図、図(b)は断面図である。本実施形態において、体積収縮が生じた場合の変形について説明する。第1の実施形態と同様、溝9の存在により吐出口のY方向における径がΦyに縮小変形し、X方向における径がΦxに拡大変化する(Φx>Φy)。このような変化をする理由は、図(b)の断面模式図において矢印に示すとおり、分離壁11が液室10側に撓むことおよびエポキシ樹脂自体の体積収縮による。
また、本実施の形態においては、窪み領域13が天井部材の幅よりもせまく形成されている。このような窪み領域13が存在すると応力の関係で天井部材を表面側(図中上側)に持ち上げる力が作用する。第1の実施形態においては、分離壁11が撓んだ場合、吐出口近傍は、全体的に基板側に落ち込む方向に変化、すなわち基板2の表面と吐出口5の表面との距離が近づくように変化する。この変化が大きくなると、液滴形成精度低下や液滴体積の変化が発生しやすくなる場合がある。結果として出力した画像に影響が出る可能性がある。
本実施形態の構成は、分離壁11の撓みによって吐出口近傍14が落ち込む作用を緩和する効果を有する。結果として、吐出口5と基板表面との距離を一定に保ちながら、吐出口面積の変化を低減することができる。
は、本実施形態の変形例を示した図である。図のように、天井部材の窪み領域13がすり鉢状の曲面で形成される場合は、段差部の応力集中が緩和されるため、部材割れ等の破壊が抑制されるため、信頼性を更に向上することができる。
(第の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第の実施形態を説明する。尚、本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、以下では特徴的な構成についてのみ説明する。
10は、本実施形態における液体吐出ヘッドの吐出口周辺を示した図である。吐出口形成部材4としてエポキシ樹脂を用いた液体吐出ヘッドの場合、ネガ型の感光性樹脂としてエポキシ樹脂を使用して、フォトリソグラフィにて吐出口を形成し、その後加熱工程にてエポキシ樹脂を硬化させる工程を有する製造方法が一般的である。このような製造方法においては、吐出口を楕円形状、かつ長軸方向が溝の対向方向と実質的に平行であるように形成することが好ましい。この構成によると、加熱工程によるエポキシ樹脂の収縮変形によって、図10の点線で示す楕円形状の吐出口を実線で示す円形形状の吐出口へと変形させることができる。よって、完成時に真円度が高い吐出口を有する液体吐出ヘッドを作製することができ、液滴形成の安定性が向上し、結果として液体吐出ヘッドで出力する画像の劣化を防ぐことができる。
ここで、実際に複数種類の液体吐出ヘッドを製造して実際に出力を行い、出力画像に発生するムラの有無を確認した。液体吐出ヘッドの製造は、第1の実施形態の方法に従って行った。尚、液体吐出ヘッドの作製にあたり、吐出口形成部材にはエポキシ樹脂(EHPE3150、ダイセル製)を用いた。最終工程としてエポキシ樹脂の硬化反応を促進するために、オーブンにて200℃、1時間の焼成を行った。そして、各液体吐出ヘッドの各部の寸法、吐出口面積の変化、各部の寸法比および判定結果を表1に示す。
各実施例では、h/t≧1.0、W/L≧4.7、s/W≧0.8の関係を満たしている。その結果、吐出口面積の変化ΔSは±6%以下の変化に抑えられた。また、比較例に比べて歩留まりが向上し、出力画像でのムラの発生を抑制することができた。
3 供給口
4 吐出口形成部材
5 吐出口
9 溝
10 液室
11 分離壁
12 供給口
13 窪み領域

Claims (6)

  1. 複数のエネルギ発生素子が配列された基板と、
    前記基板と接合されて液室を構成する天井部を備えた凹部が前記エネルギ発生素子毎に対応して前記基板と接合される一方の面に配列されて備えられるとともに、前記一方の面と反対の他方の面には前記凹部と連通した吐出口が配列されて備えられた吐出口形成部材と、
    を有して構成された液体吐出ヘッドにおいて、
    前記吐出口の配列方向と同列であって前記液室の間には、前記液室を挟むように分離壁を介在して、前記吐出口形成部材の前記他方の面側から、前記液室の前記吐出口と連通している前記天井部の位置よりも前記基板に近い位置であって、前記吐出口形成部材を貫通しない深さの溝を備えているとともに、前記吐出口の1つは、一対の前記溝の間に挟まれており、
    前記吐出口形成部材の、前記液室における前記吐出口と連通している天井部を形成する部分の厚さをtとし、
    前記溝の前記深さをhとし、
    前記吐出口の配列と同列に設けられ、かつ前記吐出口を挟んで設けられた溝における、前記配列の方向と直交する方向の幅をsとし、
    前記液室の前記配列の方向における幅をWとし、
    前記液室と前記溝の1つとの間の壁の厚さをLとすると、
    h/t≧1.0
    W/L≧4.7
    s/W≧0.8
    の関係を満たすことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記溝は、前記吐出口が列を成した吐出口列の中に形成されている請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記溝は、それぞれの吐出口を中心として対称に形成されている請求項1または請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記液室に液体を供給する供給口と、
    前記供給口と前記液室とを繋ぐ供給路と、を備えている請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  5. 前記吐出口形成部材は、エポキシ樹脂からなる請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドを備えていることを特徴とする液体吐出装置。
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