JP6651865B2 - プロジェクター、及び、プロジェクターの制御方法 - Google Patents

プロジェクター、及び、プロジェクターの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、プロジェクター、及び、プロジェクターの制御方法に関する。
近年、プロジェクターの光源として、レーザーダイオード(Laser Diode:LD)や発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)等の固体光源と呼ばれる光源が搭載されるようになった。これらの光源は、光源が劣化することにより、プロジェクターが表示する画像の明るさが所望の明るさとは異なってしまうという問題がある。
この問題に対し、特許文献1に開示のプロジェクターは、励起光を射出する固体光源と、励起光を蛍光に変換する蛍光体と、励行及び蛍光体で変換された蛍光の少なくとも一方を検出する光センサーと、光センサーの検出結果に応じて固体光源又は蛍光を変調する光変調装置の少なくとも一方を制御する制御装置とを備える。
特開2012−47951号公報
ところで、プロジェクターの光源は、複数の駆動条件に応じて様々な明るさで使用される。このため、光源の光量が変化しても、プロジェクターが備える検出部を利用して、光源の光量を、設定された光量に容易に合わせられるようにできるのが望ましい。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、プロジェクターが備える検出部を利用して、光源の射出光の光量を、設定された光量に容易に合わせることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明のプロジェクターは、光源と、前記光源を駆動する光源駆動部と、前記光源から射出される射出光の光量を検出する検出部と、前記光源を予め設定された駆動条件で駆動した場合に前記検出部で検出される光量を示す光量情報を記憶する記憶部と、前記光源駆動部に予め設定された駆動条件で前記光源を駆動させた場合に前記検出部が検出する検出値と、前記記憶部に記憶された光量情報とに基づいて、前記光源の射出光の光量を設定された光量とするための前記光源駆動部の駆動パラメーターを生成する光源制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、プロジェクターが備える検出部を利用して、光源の射出光の光量を、設定された光量に容易に合わせることができる。従って、例えば、光源の射出光の光量が経年劣化した場合に、光源の劣化に対応した駆動パラメーターを生成することができる。
また、本発明は、上記構成のプロジェクターにおいて、前記光源制御部は、予め設定された条件が成立した場合に、前記光源を予め設定された駆動条件で駆動させ、前記検出部で検出される光量を示す光量情報により前記記憶部が記憶する光量情報を更新することを特徴とする。
本発明によれば、予め設定された条件が成立した場合に、記憶部が記憶する光量情報を更新することができる。
また、本発明は、上記構成のプロジェクターにおいて、前記光源制御部は、予め設定された条件が成立し、前記記憶部が記憶する光量情報が更新された場合に、前記光源を予め設定された駆動条件で駆動させ、前記検出部が検出する検出値と、前記記憶部に記憶された光量情報とに基づいて、駆動パラメーターを再度生成することを特徴とする。
本発明によれば、記憶部が記憶する光量情報が更新された場合に、更新された光量情報に基づいて、駆動パラメーターを再度生成することができる。
また、本発明は、上記構成のプロジェクターにおいて、前記光源から射出される射出光を、複数の色光に分離する分離光学系を備え、前記検出部は、複数の色光のうち、赤色光の光量を検出し、前記光源制御部は、前記検出部により検出された赤色光の検出値と、前記記憶部に記憶された赤色光の光量情報とに基づいて、駆動パラメーターを生成することを特徴とする。
本発明によれば、分離光学系により分離された複数の色光のうち、赤色光の光量に基づいて駆動パラメーターを生成することができる。赤色光は、複数の色光のうち、光源の輝度が最も反映された色光であるため、光源の輝度を反映した駆動パラメーターを生成することができる。
また、本発明は、上記構成のプロジェクターにおいて、前記光源制御部は、予め設定された条件が成立した場合に、前記光源を複数の駆動条件で駆動させ、各駆動条件で前記光源を駆動させた場合に前記検出部で検出される光量に基づいて、前記光源駆動部を駆動させる駆動パラメーターを、前記複数の駆動条件ごとに算出することを特徴とする。
本発明によれば、光源を複数の駆動条件で駆動させ、光源駆動部を駆動させる駆動パラメーターを、複数の駆動条件ごとに算出することができる。従って、光源の射出光の光量が経年劣化した場合に、光源の劣化に対応した駆動パラメーターを、駆動条件ごとに生成することができる。
また、本発明は、上記構成のプロジェクターにおいて、前記光源制御部は、前記複数の駆動条件として、前記光源を駆動する駆動電流と、前記光源の点灯及び消灯を切り替えるPWM信号のデューティーとのいずれか一方を変更して、前記光源駆動部を駆動させる駆動パラメーターを、前記複数の駆動条件ごとに算出することを特徴とする。
本発明によれば、駆動電流と、PWM信号のデューティーとのいずれか一方を変更することで光源部の光量を変更し、複数の駆動条件で駆動パラメーターを生成することができる。
また、本発明は、上記構成のプロジェクターにおいて、画像データを入力する入力部を備え、前記光源制御部は、前記光源の射出光の光量を設定された光量とするための前記光源駆動部の駆動パラメーターと、前記入力部に入力された画像データの輝度に基づいて算出されるパラメーターとに基づいて、前記光源の光量を制御することを特徴とする。
本発明によれば、光源の光量を、画像データの輝度と、光源の射出光の光量を設定された光量とするための駆動パラメーターとに基づいて制御することができる。
また、本発明は、上記構成のプロジェクターにおいて、前記光源制御部は、前記プロジェクターの電源をオフする際に実行される電源オフシーケンスにおいて、前記光源駆動部の駆動パラメーターを生成することを特徴とする。
本発明によれば、電源オフシーケンスにおいて、光源駆動部の駆動パラメーターが生成される。従って、駆動パラメーターを生成する際のプロジェクターの他の動作への影響を低減することができる。
また、本発明は、上記構成のプロジェクターにおいて、入力を受け付ける受付部を有し、前記光源制御部は、前記受付部により受け付けた入力によって指定されるタイミングで、前記光源駆動部の駆動パラメーターを生成することを特徴とする。
本発明によれば、受付部により受け付けた入力によって指定されるタイミングで、光源駆動部の駆動パラメーターが生成される。従って、ユーザーにより指定されたタイミングで、駆動パラメーターを生成することができる。
また、本発明のプロジェクターの制御方法は、光源を予め設定された駆動条件で駆動し、前記光源から射出される射出光の光量を検出するステップと、検出された射出光の光量を示す光量情報を記憶部に記憶させるステップと、予め設定された駆動条件で前記光源を駆動させ、前記光源から射出される射出光の光量を検出し、検出した検出値と、前記記憶部に記憶された光量情報とに基づいて、前記光源の射出光の光量を設定された光量とするための駆動パラメーターを生成するステップとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、プロジェクターが備える検出部を利用して、光源の射出光の光量を、設定された光量に容易に合わせることができる。従って、例えば、光源の射出光の光量が経年劣化した場合に、光源の劣化に対応した駆動パラメーターを生成することができる。
プロジェクターの構成を示す図。 色分離部及び光変調装置の構成を示す図。 光源制御部の構成を示す図。 駆動電流−光量特性テーブルと、デューティー比−光量特性テーブルとを示す図。 光源校正処理部の動作を示すフローチャート。 駆動電流−光量特性テーブルに、測定値をプロットした状態を示す図。 光源駆動パラメーター生成部の動作を示すフローチャート。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、プロジェクター100の構成を示す図である。
プロジェクター100は、パーソナルコンピューターや各種映像プレーヤー等の外部の画像供給装置200に接続され、画像供給装置200から供給される画像信号に基づく画像を投射対象に投射する装置である。
画像供給装置200には、ビデオ再生装置、DVD(Digital Versatile Disk)再生装置、テレビチューナー装置、CATV(Cable television)のセットトップボックス、ビデオゲーム装置等の映像出力装置、パーソナルコンピューター等を用いることができる。
また、投射対象は、建物や物体など、一様に平らではない物体であってもよいし、スクリーンSCや、建物の壁面等の平らな投射面を有するものであってもよい。図1には、投射対象として平面のスクリーンSCを示す。
プロジェクター100は、画像入力インターフェース部(以下、画像入力I/F部と略記する)151を備える。画像入力I/F部151は、本発明の「入力部」に相当する。
画像入力I/F部151は、ケーブルを接続するコネクター及びインターフェース回路(いずれも図示略)を備え、ケーブルを介して接続された画像供給装置200から供給される画像信号を入力する。画像入力I/F部151は、入力された画像信号を画像データに変換して画像処理部153に出力する。
画像入力I/F部151が備えるインターフェースは、例えば、Ethernet(登録商標)、IEEE1394、USB等のデータ通信用のインターフェースであってもよい。また、画像入力I/F部151のインターフェースは、MHL(登録商標)、HDMI(登録商標)、DisplayPort等の画像データ用のインターフェースであってもよい。
また、画像入力I/F部151は、コネクターとして、アナログ映像信号が入力されるVGA端子や、デジタル映像データが入力されるDVI(Digital Visual Interface)端子を備える構成であってもよい。さらに、画像入力I/F部151は、A/D変換回路を備え、VGA端子を介してアナログ映像信号が入力された場合、A/D変換回路によりアナログ映像信号を画像データに変換し、画像処理部153に出力する。
プロジェクター100は、光学的な画像の形成を行い、スクリーンSCに画像を投射する表示部110を備える。表示部110は、光源部111、色分離部112、光変調装置113及び投射光学系114を備える。光源部111は、本発明の「光源」に相当する。また、色分離部112は、本発明の「分離光学系」に相当する。
光源部111は、固体光源を備える。固体光源には、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子や半導体レーザー素子を用いた光源を用いることができる。半導体レーザー素子は、単一の半導体レーザー素子により構成されるもの、或いは面状に配列形成された複数の半導体レーザー素子を備えるものを用いることができる。本実施形態の光源部111は、固体光源として半導体レーザー素子を備え、高出力の青色光(射出光)を射出する。また、光源部111は、蛍光体を有する蛍光体ホイール(不図示)を備え、固体光源から射出される青色光は蛍光体ホイールによって赤色光及び緑色光を含む黄色光(蛍光)に変換され、色分離部112に出力される。光源から射出される青色光及び黄色光が、本発明の射出光に相当する。また、色分離部112には、蛍光体ホイールを透過した青色光が出力される。
また、光源部111は、赤色、緑色及び青色の各色に対応した3つの固体光源を備える構成であってもよい。以下では、光源部111の備える固体光源を、簡単に光源という。
また、光源部111は、光源から射出される光を走査させる光走査素子や、出射光の光学特性を高めるためのレンズ群を備える構成としてもよい。
光源部111は、光源駆動部121により駆動される。光源駆動部121は、内部バス180に接続される。
光源駆動部121は、制御部170の制御に従って、光源部111を駆動する駆動電流、及び光源部111に出力する駆動信号を制御し、光源部111の光源が出力する光量(以下、出力光量という)を制御する。
PWM信号生成部122には、後述する設定部330(図3参照)からPWM(pulse width modulation)信号のデューティー比を指定する情報が入力される。PWM信号生成部122は、設定部330から入力される情報により指定されたデューティー比のPWM信号を生成し、光源駆動部121に出力する。
色分離部112は、ミラーやレンズ(図2参照)を備え、光源部111の光源が発した光を赤色光(以下、R光ともいう)、緑色光(以下、G光ともいう)及び青色光(以下、B光ともいう)の3色の色光に分離し、光変調装置113にそれぞれ導光する。
光変調装置113は、液晶パネル115を備える。液晶パネル115は、例えば、R,G及びBの三原色に対応した3枚の液晶パネル115R,115G,115B(図2参照)を備える。色分離部112により分離されたR,G,Bの色光は、対応する液晶パネル115R,115G,115Bにそれぞれ入射される。液晶パネル115は、透過型の液晶パネルであり、透過する光を変調して画像光を生成する。各液晶パネル115R,115G,115Bを透過して変調された画像光は、クロスダイクロイックプリズム118(図2参照)によって合成され、投射光学系114に射出される。
光変調装置113には、光変調装置駆動部123が接続される。光変調装置駆動部123は、内部バス180に接続される。
光変調装置駆動部123は、画像処理部153から入力される表示画像信号(後述する)に基づいてR,G,Bの色ごとに画像信号を生成する。光変調装置駆動部123は、生成したR,G,Bの画像信号に基づいて、光変調装置113の対応する液晶パネル115R,115G,115Bを駆動し、各液晶パネル115R,115G,115Bに画像光を描画する。
投射光学系114は、光変調装置113により変調された画像光をスクリーンSCに投射して、スクリーンSC上に結像させるレンズ群を備える。また、投射光学系114は、スクリーンSCの投射画像の拡大・縮小及び焦点の調整を行うズーム機構、フォーカスの調整を行うフォーカス調整機構を備えていてもよい。
図2は、色分離部112及び光変調装置113の構成を示す図である。
色分離部112は、ダイクロイックミラー131,132、反射ミラー133〜135、リレーレンズ136,137、及び集光レンズ116R,116G,116Bを備える。
ダイクロイックミラー131,132は、所定の波長領域の光を反射して他の波長領域の光を通過させる波長選択透過膜が透明基板上に形成されたミラーである。
具体的に、ダイクロイックミラー131はR光成分を通過してG光及びB光成分を反射させ、ダイクロイックミラー132はG光成分を反射しB光成分を通過させる。
反射ミラー133は、R光成分を反射するミラーであり、反射ミラー134,135はB光成分を反射するミラーである。
リレーレンズ136は、ダイクロイックミラー132と反射ミラー134との間に配設され、リレーレンズ137は、反射ミラー134と反射ミラー135との間に配設される。これらリレーレンズ136,137は、B光の光路の長さが他の色光の光路の長さよりも長いため、光の発散等による光の利用効率の低下を防止するために設けられる。
集光レンズ116R,116G,116Bは、反射ミラー133で反射されたR光成分、ダイクロイックミラー132で反射されたG光成分、及び反射ミラー135で反射されたB光成分を、液晶パネル115R,115G,115Bにそれぞれ集光する。
光変調装置113の各液晶パネル115R,115G,115Bは、入射された色光を外部から入力される画像信号に応じて変調して、赤色の画像光、緑色の画像光、及び青色の画像光をそれぞれに生成する。
プロジェクター100は、光センサー117を備える。光センサー117は、本発明の「検出部」に相当する。光センサー117は、赤色光センサー117Rと、青色光センサー117Bとを備える。赤色光センサー117Rは、R光を検出し、検出したR光の光量を示すセンサー値(検出値)を制御部170に出力する。青色光センサー117Bは、B光を検出し、検出したB光の光量を示すセンサー値を制御部170に出力する。
赤色光センサー117Rは、反射ミラー133がR光を反射させる反射面の裏面側に配置され、反射ミラー133を透過するわずかなR光を検出する。
青色光センサー117Bは、反射ミラー135がB光を反射させる反射面の裏面側に配置され、反射ミラー135を透過するわずかなB光を検出する。
赤色光センサー117R、及び青色光センサー117Bとして用いられる光センサーには、フォトダイオード、照度センサー、R,G,Bの各色のカラーセンサー等の種々のセンサーを用いることができる。
図1に戻り、プロジェクター100の構成について引き続き説明する。
プロジェクター100は、操作パネル141及び入力処理部143を備える。入力処理部143は、内部バス180に接続される。操作パネル141は、本発明の「受付部」に相当する。
ユーザーインターフェースとして機能する操作パネル141には、各種の操作キーや、液晶パネルにて構成された表示画面が表示される。入力処理部143は、操作パネル141に表示された操作キーが操作されると、操作されたキーに対応したデータを制御部170に出力する。また、入力処理部143は、制御部170の制御に従って、操作パネル141に各種画面を表示させる。
また、操作パネル141には、操作パネル141への接触を検出するタッチセンサーが重ね合わされて一体形成される。入力処理部143は、ユーザーの指等が接触した操作パネル141の位置を入力位置として検出し、検出した入力位置に対応したデータを制御部170に出力する。
また、プロジェクター100は、ユーザーが使用するリモコン5から送信される赤外線信号を受光するリモコン受光部142を備える。リモコン受光部142は、入力処理部143に接続される。リモコン5及びリモコン受光部142は、本発明の「受付部」に相当する。
リモコン受光部142は、リモコン5から送信される赤外線信号を受光する。入力処理部143は、リモコン受光部142が受光した赤外線信号をデコードして、リモコン5における操作内容を示すデータを生成し、制御部170に出力する。
プロジェクター100は、無線通信部145を備える。無線通信部145は、内部バス180に接続される。無線通信部145は、図示しないアンテナやRF(Radio Frequency)回路等を備え、制御部170の制御の下、外部の装置との間で無線通信を実行する。無線通信部145の無線通信方式は、例えば無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、UWB(Ultra Wide Band)、赤外線通信等の近距離無線通信方式、又は携帯電話回線を利用した無線通信方式を採用できる。
プロジェクター100は、画像処理系を備える。画像処理系は、プロジェクター100の全体を統括的に制御する制御部170を中心に構成され、この他に、画像処理部153、フレームメモリー155及び記憶部160を備える。制御部170、画像処理部153及び記憶部160は、内部バス180に接続される。
画像処理部153は、制御部170の制御に従って、画像入力I/F部151から入力される画像データをフレームメモリー155に展開し、展開した画像データに対して画像処理を実行する。画像処理部153が実行する画像処理には、例えば、解像度変換(スケーリング)処理、フレームレート変換処理、形状補正処理、ズーム処理、色調補正処理、輝度補正処理等が含まれる。また、これらのうち複数の処理を組み合わせて実行することも勿論可能である。
解像度変換処理は、画像処理部153が、画像データの解像度を、制御部170により指定された解像度、例えば光変調装置113の液晶パネルの表示解像度に合わせて変換する処理である。
フレームレート変換処理は、画像処理部153が、画像データのフレームレートを、制御部170により指定されたフレームレートに変換する処理である。
形状補正処理は、画像処理部153が、制御部170から入力される補正パラメーターに従って画像データを変換して、スクリーンSCに投射する画像の形状を補正する処理である。
ズーム処理は、リモコン5や操作パネル141の操作によりズームが指示された場合に、画像処理部153が、画像を拡大/縮小する処理である。
色調補正処理は、画像データの色調を変換する処理であり、画像処理部153は、制御部170により指定された色調に合わせて画像データに含まれる各画素のデータを変更する。この処理において、プロジェクター100は、映画鑑賞に適した色調、スクリーンSCが明るい環境に設置された場合に適した色調、黒板などの非白色のスクリーンSCに投射する場合に適した色調等を実現できる。色調補正処理に加え、コントラスト調整等を行ってもよい。
輝度補正処理は、画像処理部153が、画像データの輝度を補正する処理である。輝度補正処理により、画像データの輝度が、光源部111の発光状態やプロジェクター100が設置された環境の明るさ等に対応した輝度に補正される。
画像処理部153が実行する上記の処理の内容、パラメーター、及び処理の開始、終了のタイミングは制御部170により制御される。
画像処理部153は、処理後の画像データをフレームメモリー155から読み出し、表示画像信号として光変調装置駆動部123に出力する。
記憶部160は、フラッシュメモリー、EEPROM等の不揮発性のメモリーにより構成される。記憶部160は、制御部170が処理するデータや制御部170が実行する制御プログラムを不揮発的に記憶する。また、記憶部160は、画像処理部153が実行する各種処理の設定値や、制御部170が参照するテーブル、光センサー110により測定されたセンサー値を記憶する。
制御部170は、CPU、ROM及びRAM(いずれも図示略)等のハードウェアを備える。ROMは、フラッシュROM等の不揮発性の記憶装置であり、制御プログラムやデータを格納する。RAMは、CPUのワークエリアを構成する。CPUは、ROMや記憶部160から読み出した制御プログラムをRAMに展開し、RAMに展開された制御プログラムを実行してプロジェクター100の各部を制御する。
また、制御部170は、機能ブロックとして、投射制御部171と、光源制御部172とを備える。これらの機能ブロックは、ROMや記憶部160に記憶された制御プログラムをCPUが実行することで実現される。
投射制御部171は、表示部110における画像の表示態様を調整し、スクリーンSCへの画像の投射を実行する。
具体的には、投射制御部171は、画像処理部153を制御して、画像入力I/F部151から入力される画像データに対して画像処理を実施させる。この際、投射制御部171は、画像処理部153が処理に必要なパラメーターを記憶部160から読み出して、画像処理部153に出力してもよい。
光源制御部172は、光源駆動部121やPWM信号生成部122を制御して光源部111の光源を点灯させ、光源の光量を調整する。光源制御部172の詳細については、図3を参照しながら説明する。
図3は、光源制御部172の構成を示す図である。
光源制御部172は、第1輝度設定部301、第2輝度設定部302、第3輝度設定部303、切替部304、積算部305、光源校正処理部310、光源駆動パラメーター生成部320及び設定部330を備える。
第1輝度設定部301には、画像処理部153から明るさ情報が入力される。
画像処理部153は、例えば、画像入力I/F部151から入力される画像データに基づいて、画像データの1フレームの平均輝度を算出する。画像処理部153は、算出した1フレームの平均輝度を明るさ情報として第1輝度設定部301に出力する。
第1輝度設定部301は、画像処理部153から入力された明るさ情報に基づいて、光源に設定する出力光量を指定する情報である第1駆動パラメーターを生成する。第1駆動パラメーターは、光源に設定する出力光量を示す情報であり、例えば、光源が出力可能な最大光量を100%として、光源に設定する出力光量を、最大光量に対する割合(例えば、70%等)で示した情報である。第1輝度設定部301は、生成した第1駆動パラメーターを積算部305に出力する。
第2輝度設定部302には、入力処理部143から輝度切替情報が入力される。
ユーザーは、操作パネル141又はリモコン5を操作して、スクリーンSCに投射される画像(以下、投射画像という)の輝度を、例えば、低輝度、中輝度、高輝度の3段階に設定することができる。入力処理部143は、操作パネル141又はリモコン5により受け付けた操作に対応した輝度を示す輝度切替情報を第2輝度設定部302に出力する。
第2輝度設定部302は、入力された輝度切替情報に従って、光源に設定する出力光量を指定する情報である第2輝度パラメーターを生成する。第2輝度パラメーターも第1輝度パラメーターと同様に、光源に設定する出力光量を、最大光量に対する割合で示した情報である。第2輝度設定部302は、生成した第2駆動パラメーターを切替部304に出力する。
第3輝度設定部303には、入力処理部143から情報が入力される。ユーザーは、操作パネル141又はリモコンを操作して、光源の光量を一定に維持するように指示する操作を入力することができる。入力処理部143から第3輝度設定部303に入力される情報には、光源の出力光量を一定の光量(以下、一定光量という)に維持するように指示する指示情報と、維持させる一定光量を指定する指定情報とが入力される。
第3輝度設定部303は、指示情報と、一定光量の指定情報とが入力処理部143から入力されると、入力されたこれらの情報を光源駆動パラメーター生成部320に出力する。
光源駆動パラメーター生成部320は、第3輝度設定部303から指示情報と、一定光量の指定情報とが入力されると、光源の出力光量を、一定光量の指定情報により指定された光量とするための駆動パラメーターを生成する。光源駆動パラメーター生成部320の駆動パラメーターの生成手順については、図7に示すフローチャートを参照しながら説明する。光源駆動パラメーター生成部320は、生成した駆動パラメーターを第3輝度設定部303に出力する。
第3輝度設定部303は、光源駆動パラメーター生成部320から駆動パラメーターが入力されると、入力されたパラメーターを第3駆動パラメーターとして切替部304に出力する。第3輝度パラメーターも第1及び第2輝度パラメーターと同様に、光源に設定する出力光量を、最大光量に対する割合で示した情報である。
切替部304には、第2輝度設定部302から第2駆動パラメーターが入力され、第3輝度設定部303から第3駆動パラメーター入力される。切替部304は、第2輝度設定部302から入力される第2駆動パラメーターと、第3輝度設定部303から入力される第3駆動パラメーターとのいずれか一方を選択して積算部305に出力する。例えば、切替部304は、第3輝度設定部303から第3駆動パラメーターが入力された場合には、第3駆動パラメーターを優先して積算部305に出力する。また、切替部304は、第3輝度設定部303からの第3駆動パラメーターの入力がない場合には、第2輝度設定部302から入力される第2駆動パラメーターを積算部305に出力する。
積算部305には、第1輝度設定部301から第1駆動パラメーターが入力され、切替部304から第2駆動パラメーター又は第3駆動パラメーターが入力される。
積算部305は、切替部304から第2駆動パラメーター又は第3駆動パラメーターの入力がない場合、第1輝度設定部301から入力される第1駆動パラメーターをそのまま設定部330に出力する。
また、積算部305は、切替部304から第2駆動パラメーター又は第3駆動パラメーターが入力された場合、第1駆動パラメーターが示す光源の出力光量の最大光量に対する割合と、第2駆動パラメーター又は第3駆動パラメーターが示す光源の出力光量の最大光量に対する割合とを積算する。積算部305は、積算して得られた値を、駆動パラメーターとして設定部330に出力する。
例えば、第1駆動パラメーターが示す値が90%であり、第2駆動パラメーターが示す値が70%である場合、積算部305は、90%と70%との積である63%を示す駆動パラメーターを生成し、設定部330に出力する。
設定部330は、PWM設定LUT331と、電流設定LUT332とを備える。
設定部330は、積算部305から入力される駆動パラメーターに対応したPWM信号のデューティー比をPWM設定LUT331から取得する。また、設定部330は、積算部305から入力される駆動パラメーターに対応した駆動電流の電流値を電流設定LUT332から取得する。
設定部330は、PWM設定LUT331から取得したPWM信号のデューティー比を示す情報をPWM信号生成部122に出力する。また、設定部330は、電流設定LUT332から取得した駆動電流の電流値を示す情報を光源駆動部121に出力する。
また、設定部330は、光源駆動パラメーター生成部320と、光源校正処理部310とに接続される。
設定部330は、光源校正処理部310又は光源駆動パラメーター生成部320からPWM信号のデューティー比を指定する情報が入力された場合、指定されたデューティー比のPWM信号の生成をPWM信号生成部122に指示する。また、設定部330は、光源校正処理部310又は光源駆動パラメーター生成部320から駆動電流の電流値を指定する情報が入力された場合、指定された電流値の駆動電流を光源部111に供給するように、光源駆動部121に指示する。
光源校正処理部310は、光源校正処理を実行する。
光源校正処理とは、光源部111を駆動して、光源の出力光量を赤色光センサー117Rで測定し、赤色光センサー117Rのセンサー値と、光源の駆動に使用した駆動電流の値又はPWM信号のデューティーとの関係を特定する処理である。
光源の出力光量が、経時劣化や使用環境によって変化すると、光源の出力光量と、光源の駆動電流との関係、又は光源の出力光量と、PWM信号のデューティー比との関係にずれが生じる。このため、光源校正処理を実行して、駆動電流又はPWM信号のデューティー比と、光源の出力光量との関係を正確に特定し、所望の出力光量が得られるようにする。
光源の出力光量を測定する検出部として赤色光センサー117Rのセンサー値を使用するのは、色分離部112に入力される色光のうち、R光が最も光源の輝度を反映した色光であるためである。また、光源部111から射出されるB光と、B光を蛍光体ホイールによって変換して生成した蛍光光との光量は比例関係にある。このため、赤色光センサー117Rを用いてR光の出力光量を測定すれば、B光及びG光の光量も赤色光センサー117Rのセンサー値に比例する値となる。
光源の出力光量は、駆動電流又はPWM信号のデューティー比を制御することで変更される。ここで、光源の出力光量を、駆動電流の電流値と、PWM信号のデューティー比とに基づいて制御する理由について説明する。
図4の上側には、駆動電流と、光源の出力光量との関係を示す駆動電流−光量特性テーブルを示し、下側には、PWM信号のデューティー比と光源の出力光量との関係を示すデューティー比−光量特性テーブルを示す。
光源は、所定の光量(図4に示すLsm)以下ではPWM信号のデューティー比を変更することで、出力光量が制御され、光量Lsmよりも上の光量では、駆動電流を変更することで、出力光量が制御される。光量Lsm以下では、駆動電流による制御よりもPWM信号のデューティー比による制御のほうが高い精度で光源の出力光量を制御することができる。このため、光量Lsm以下ではPWM信号のデューティー比によって光源の出力光量を制御する。
駆動電流−光量特性テーブルに示す光量は、駆動定電流駆動可能範囲のうち使用範囲の最大電流として設定した電流Imaxにおける光量Lmaxに対する相対的な光量[%]で示している。なお、電流Ismは、レーザーダイオードの発光閾値電流が経時劣化や使用環境に応じて変化したとしても、発光可能な下限の電流として設定した電流値である。また、駆動電流は、電流駆動可能範囲のうち使用範囲の最大電流として設定した電流Imaxの35%〜65%の範囲内とすることがより好ましい。このようにすれば、固体光源としてレーザーダイオードを用いた場合、レーザーダイオードの寿命の末期に至るまで幅広い調光範囲を保つことが可能である。
駆動電流−光量特性テーブルにおいて、光量Lsm以上の領域では、光量が高くなるのに応じて駆動電流が大きくなり、光量Lsmよりも低い光量の領域では光量に関係なく同じ電流値(電流Ism)となっている。この駆動電流−光量特性テーブルによれば、光量Lsm以上の光量の領域では、例えば、光量Laに対応する駆動電流として、光量の変化に応じて変化する駆動電流Iaを導出することができる。また、光量Lsmよりも光量が低い領域では、光量Lsmに対応する電流Ismと同じ電流を導出することができる。なお、図4において、光量Laは、最大光量100%と、光量Lsmとの中間の光量である場合を示しているとする。
図4の下側に示すデューティー比−光量特性テーブルは、光量Lsm以上の領域では、駆動電流−光量特性テーブルに従って光源を駆動電流で駆動可能であるため、PWM信号のデューティーは100%となっている。
これに対して、光量Lsmよりも光量が低い領域では、光量0%からLsm[%]までの変化に応じてPWM信号のデューティーが0から100%に変化するようになっている。このデューティー比−光量特性テーブルによれば、光量Lsm以上の領域では、光量の大きさに関係なく、光量Lsmに対応するデューティーDsm(100%)と同じデューティーを導出することができる。また、光量Lsmよりも光量が低い領域では、例えば、明るさLbに対応するデューティーとして、デューティーDbを導出することができる。
光源校正処理部310は、光源校正処理を行って、駆動電流と光源の出力光量の関係、及びPWM信号のデューティー比と光源の出力光量との関係を特定する情報を取得する。
光源校正処理部310は、光源の累積点灯時間や、プロジェクター100を起動させてからの動作時間が、所定の条件を満たした場合に光源校正処理を開始する。この所定の条件は、光源の種類や光源校正処理の実行に必要な暖機条件等によって変更可能である。光源の累積点灯時間や、プロジェクター100を起動させてからの動作時間が、予め設定された条件に相当する。
本実施形態では、光源の累積点灯時間が所定時間(例えば、100時間)を経過した場合に、プロジェクター100の電源をオフにする終了シーケンスにおいて光源校正処理を実行する。また、ユーザーが操作パネル141やリモコン5を操作して、光源校正処理を実行させることもできる。なお、終了シーケンスとは、電源オフを指示する操作が行われたときに、プロジェクター100の電源をオフにするために実行される一連の動作であり、複数の処理を含んでもよい。
また、光源校正処理部310は、画像供給装置200から供給される画像データのスクリーンSCへの投射を開始する前に、光源校正処理により取得した情報を用いて、駆動電流−光量特性テーブル、及びデューティー比−光量特性テーブルを生成する。
図5は、光源校正処理部310の動作を示すフローチャートである。
この処理フローでは、光源校正処理部310は、例えば、光源の累積点灯時間が所定時間(例えば、100時間)を経過した場合に、プロジェクター100の電源をオフにする終了シーケンスにおいて光源校正処理を開始するとする。
光源校正処理部310は、光源の累積点灯時間が所定時間を経過したか否かを判定する。光源校正処理部310は、光源の累積点灯時間が所定時間を経過していないと判定した場合,光源校正処理を開始しない(ステップS1/NO)。また、光源校正処理部310は、光源の累積点灯時間が所定時間を経過したと判定した場合、光源校正処理を開始する(ステップS1/YES)。
光源校正処理部310は、まず、投射制御部171に、黒画像の投射を指示する。投射制御部171は、記憶部160に記憶された黒画像データを読み出し、表示部110を制御してスクリーンSCに黒画像データに基づく黒画像を表示させる。これは、光源校正処理を実行することによりスクリーンSCに投射される光の輝度が変化するため、輝度の変化をユーザーに視認させないようにするために行われる。
次に、光源校正処理部310は、スクリーンSCに黒画像を表示させた状態で、光源部111に供給する駆動電流の電流値として最大値を指定し、PWM信号のデューティー比としてデューティー比100%を指定する情報を生成して設定部330に出力する(ステップS2)。
設定部330は、光源校正処理部310から指定されたデューティー比のPWM信号の生成をPWM信号生成部122に指示する。また、設定部330は、光源校正処理部310から指定された電流値の駆動電流を光源部111に供給するように、光源駆動部121に指示する。これにより、光源部111には、電流値が最大の駆動電流(図4に示すImax)が供給され、デューティー比が100%の駆動信号が入力され、光源の出力光量が最大になる。光源の出力光量が最大になると、光源校正処理部310は、赤色光センサー117Rにより測定されるセンサー値を取得する(ステップS3)。光源校正処理部310は、取得したセンサー値を不図示のメモリー又は記憶部160に記憶させる。
次に、光源校正処理部310は、光源部111に供給する駆動電流の電流値として中間値を指定し、PWM信号のデューティー比としてデューティー比100%を指定する情報を生成して設定部330に出力する(ステップS4)。中間値には、例えば、予め設定された駆動電流の最大値と最小値との中間の値(図4に示すIa)を用いることができる。
光源部111が、電流値が中間値の駆動電流、デューティー比が100%の駆動信号により駆動されると、光源校正処理部310は、赤色光センサー117Rにより測定されるセンサー値を取得する(ステップS5)。光源校正処理部310は、取得したセンサー値を不図示のメモリー又は記憶部160に記憶させる。
次に、光源校正処理部310は、光源部111に供給する駆動電流の電流値として最小値を指定し、PWM信号のデューティー比としてデューティー比100%を指定する情報を生成して設定部330に出力する(ステップS6)。
光源部111が、電流値が最小値の駆動電流(図4に示すIsm)、デューティー比が100%の駆動信号により駆動されると、光源校正処理部310は、赤色光センサー117Rにより測定されるセンサー値を取得する(ステップS7)。光源校正処理部310は、取得したセンサー値を不図示のメモリー又は記憶部160に記憶させる。
次に、光源校正処理部310は、光源部111に供給する駆動電流の電流値として最小値を指定し、PWM信号のデューティー比として、予め設定されたデューティー比を指定して、設定部330に出力する(ステップS8)。
光源部111が、電流値が最小値の駆動電流(図4に示すIsm)、デューティー比が予め設定されたデューティー比の駆動信号により駆動されると、光源校正処理部310は、赤色光センサー117Rにより測定されるセンサー値を取得する(ステップS9)。光源校正処理部310は、取得したセンサー値を不図示のメモリー又は記憶部160に記憶させる。
次に、光源校正処理部310は、予め設定されたすべてのデューティー比を指定して光源部111を駆動し、赤色光センサー117Rが測定するセンサー値を取得したか否かを判定する(ステップS10)。
ステップS10の判定が否定判定の場合、光源校正処理部310は、ステップS8の処理に移行し、PWM信号のデューティー比として、予め設定されたデューティー比であって未設定のデューティー比を指定して光源部111を駆動し、赤色光センサー117Rにより測定されるセンサー値を取得する(ステップS9)。
なお、上述のステップS2、S4、S6、S8の各ステップで設定した駆動電流及びPWM信号のデューティー比が、本発明の「複数の駆動条件」に相当する。
また、ステップS10の判定が肯定判定の場合、光源校正処理部310は、誤差判定処理を実行する(ステップS11)。光源校正処理部310は、ステップS3、S5、S7、S9において測定されたセンサー値と、前回の光源校正処理で測定されたセンサー値と比較する。例えば、記憶部160には、前回の光源校処理により測定されたセンサー値が記憶されている。
光源校正処理部310は、今回の光源校正処理で測定されたセンサー値と、前回の光源校正処理で測定されたセンサー値とを比較して、センサー値の変化率を算出する。光源校正処理部310は、算出した変化率が事前に設定された所定範囲内にある場合、今回の光源校正処理で測定されたセンサー値は、計測誤差の範囲内の値であると判定する。この場合、光源校正処理部310は、今回の光源校正処理で測定されたセンサー値を破棄し、前回の光源校正処理で測定されたセンサー値を使用して、駆動電流−光量特性テーブル、及びデューティー比−光量特性テーブルを更新する。又は、光源校正処理部310は、駆動電流−光量特性テーブル、及びデューティー比−光量特性テーブルの更新は行わない。
光源校正処理部310は、図5に示す光源校正処理が終了すると、記憶部160又は不図示のメモリーに記憶させたセンサー値に基づいて、図4の上側に示す駆動電流−光量特性テーブル、及び図4の下側に示すデューティー比−光量特性テーブルを更新する。光源校正処理部310は、駆動電流を変更しながら測定された赤色光センサー117Rのセンサー値のそれぞれに基づいて、光源の出力光量を求める。図6は、駆動電流−光量特性テーブルに、駆動電流が最大値(Imax)の場合の光量(Smax)、中間値(Ia)の場合の光量(Smin)、最小値(Imin)の場合の光量(Smin)をプロットした状態を示す。
光源校正処理部310は、駆動電流−光量特性テーブルに、求めた光源の光量と駆動電流とに対応する点をプロットし、さらに、プロットした点同士を直線でつなぎ、駆動電流−光量特性テーブルを生成する。光源校正処理部310についても同様の手順により、デューティー比−光量特性テーブルを生成する。
光源校正処理部310は、生成した駆動電流−光量特性テーブルを設定部330に出力して、電流設定LUT332を更新する。また、光源校正処理部310は、生成したデューティー比−光量特性テーブルを設定部330に出力して、PWM設定LUT331を更新する。
図3に戻り、光源制御部172の構成について引き続き説明する。
光源駆動パラメーター生成部320には、第3輝度設定部303から、光源の出力光量を一定光量に維持するように指示する指示情報と、維持させる一定光量を指定する指定情報とが入力される。
光源駆動パラメーター生成部320は、指示情報と、一定光量の指定情報とが入力されると、光源の出力光量を、指定情報により指定された一定光量に制御するための駆動パラメーターを生成する。光源駆動パラメーター生成部320は、光源の出力光量が、経時劣化や使用環境によって変化していても、光源の出力光量を、ユーザーにより指定された指定光量に制御するための駆動パラメーターを生成する。
光源駆動パラメーター生成部320は、光源を予め設定された駆動条件で駆動させた場合に赤色光センサー117Rから出力されるセンサー値と、記憶部160に記憶されたセンサー値とに基づいて、駆動パラメーターを生成する。記憶部160に記憶されたセンサー値が、本発明の光量情報に相当する。
本実施形態では、予め設定された駆動条件として、光源の出力光量を最大値とする駆動条件、すなわち、駆動電流の電流値を最大値、PWM信号のデューティー比を100%に設定した場合を選択する。また、駆動パラメーターの生成に用いられる、記憶部160に記憶されたセンサー値として、図5に示す光源校正処理のステップS3で測定された、駆動電流の電流値を最大値、PWM信号のデューティー比を100%に設定した場合の赤色光センサー117Rのセンサー値を用いる。本実施形態では、予め設定された駆動条件として、光源の出力光量を最大値とする駆動条件を選択したが、この他の駆動条件により光源を駆動して、駆動パラメーターを生成してもよい。
図7は、光源制御部172の動作を示すフローチャートである。
光源制御部172は、まず、操作パネル141又はリモコン5が操作され、光量一定制御の開始を指示する操作を受け付けたか否かを判定する。光量一定制御とは、光源の出力光量を、ユーザーにより指定された一定光量に制御する動作である。
光源制御部172は、光量一定制御の開始を指示する操作を受け付けていない場合(ステップS21/NO)、この処理フローを開始しない。また、光量一定制御の開始を指示する操作を受け付けた場合(ステップS21/YES)、光源制御部172は、操作パネル141又はリモコン5により受け付けた一定光量を指定する指定情報を入力する(ステップS22)。本実施形態では、指定情報として、光源に設定する出力光量を、最大光量に対する割合で示した情報を用いるが、指定情報は、この情報に限らず、例えば、光源の明るさを数値等で指定する情報であってもよい。
光源の出力光量を一定光量に維持するように指示する指示情報と、一定光量を指定する指定情報とが光源制御部172の第3輝度設定部303に入力される。第3輝度設定部303は、入力された指示情報と指定情報とを光源駆動パラメーター生成部320に出力する。
光源駆動パラメーター生成部320は、第3輝度設定部303から指示情報と指定情報とが入力されると、まず、記憶部160から基準光センサー値を取得する(ステップS23)。基準光センサー値は、図5に示す光源校正処理により測定された赤色光センサー117Rのセンサー値である。また、基準光センサー値は、駆動電流を最大値、PWM信号のデューティー比を100%に設定して光源部111を駆動した場合に、赤色光センサー117Rで測定されたセンサー値である。
次に、光源駆動パラメーター生成部320は、設定部330に、駆動電流の電流値を最大値、PWM信号のデューティー比を100%とするように指示する。設定部330は、光源駆動パラメーター生成部320から指定されたデューティー比のPWM信号の生成をPWM信号生成部122に指示する。また、設定部330は、光源校正処理部310から指定された電流値の駆動電流を光源部111に供給するように、光源駆動部121に指示する。
これにより、光源部111には、電流値が最大の駆動電流が供給され、デューティー比が100%の駆動信号が入力され、光源の出力光量が最大になる。光源の出力光量が最大になると、光源駆動パラメーター生成部320は、赤色光センサー117Rにより測定されるセンサー値を取得する。光源駆動パラメーター生成部320が取得したセンサー値を、以下では測定値という。
次に、光源駆動パラメーター生成部320は、設定部330に設定する設定値を演算する(ステップS24)。この設定値は、光源の出力光量を、ユーザーにより指定された一定光量とするための設定値である。この設定値を、以下では一定光量出力という。一定光量出力は、以下に示す式により算出される。
一定光量出力=ユーザーが指定した一定光量×(基準光センサー値/測定値)
例えば、ユーザーが指定された一定光量が70%であり、記憶部160から取得した基準光センサーのセンサー値が700であるとする。また、赤色光センサー117Rにより測定された測定値も700であったとする。
この場合、一定光量出力は、70%×(700/700)により70%となる。光源の劣化が進んでおらず、測定値が、光源校正処理により取得した基準光センサー値と同一である場合、ユーザーが指定した一定光量がそのまま一定光量出力となる。
また、ユーザーが指定された一定光量が70%、記憶部160から取得した基準光センサー値が700、測定値が612であるとする。
この場合、一定光量出力は、70%×(700/612)により80%となる。
光源駆動パラメーター生成部320は、生成した一定光量出力を、駆動パラメーターとして第3輝度設定部303に出力する(ステップS25)。第3輝度設定部303は、光源駆動パラメーター生成部320から入力される駆動パラメーターを、第3駆動パラメーターとして切替部304に出力する。例えば、ユーザーにより一定光量として70%が指定された場合、第3輝度設定部303は、光源駆動パラメーター生成部320により生成された一定光量出力である80%を、第3駆動パラメーターとして切替部304に出力する。光源の光量劣化に伴い、赤色光センサー117Rにより測定される測定値も小さくなるため、一定光量出力としては大きな値に変更される。
この後、積算部305により第1駆動パラメーターが示す値と、第3輝度情報が示す値とが積算され、設定部330が積算部305の積算結果に基づいて駆動電流の電流値と、PWM信号のデューティー比とを取得する。設定部330は、取得したデューティー比のPWM信号の生成をPWM信号生成部122に指示する。また、設定部330は、取得した電流値の駆動電流を光源部111に供給するように、光源駆動部121に指示する。
これにより、光源部111に、設定部330が取得した電流値の駆動電流が供給され、設定部330が取得したデューティー比の駆動信号が入力され、光源が所定の光量で点灯する。
次に、光源駆動パラメーター生成部320は、光源校正処理部310により光源校正処理が実施され、測定値が更新されたか否かを判定する(ステップS26)。ステップS26の判定が肯定判定の場合(ステップS26/YES)、光源駆動パラメーター生成部320は、ステップS24の処理に移行して更新された測定値を再取得し、ステップS24〜S26の処理を繰り返す。また、ステップS26の判定が否定判定の場合(ステップS26/NO)、光源駆動パラメーター生成部320は、光量一定制御を終了させるか否かを判定する(ステップS27)。ステップS27の判定が否定判定の場合、光源駆動パラメーター生成部320は、ステップS25の処理に戻り、一定光量出力を出力する(ステップS25)。また、ステップS27の判定が肯定判定の場合、光源駆動パラメーター生成部320は、この処理フローを終了させる。
以上説明したように本発明のプロジェクター及びプロジェクターの制御方法を適用した実施形態は、光源部111を、予め設定された駆動条件で駆動させた場合に赤色光センサー117Rにより測定されるセンサー値と、記憶部160に記憶された光量情報とに基づいて、光源の射出光の光量を設定された光量とするための駆動パラメーターを生成する。
従って、プロジェクター100が備える赤色光センサー117Rを利用して、光源部111の出力光量を、設定された光量に容易に合わせることができる。このため、例えば、光源部111の射出光の光量が経年劣化した場合に、光源の劣化に対応した駆動パラメーターを生成することができる。
また、光源制御部172は、予め設定された条件が成立した場合に、光源部111を予め設定された駆動条件で駆動させ、赤色光センサー117Rで測定されるすセンサー値により記憶部160が記憶する光量情報を更新する。
従って、予め設定された条件が成立した場合に、記憶部160が記憶する光量情報を更新することができる。
また、光源制御部172は、予め設定された条件が成立し、記憶部160が記憶する光量情報が更新された場合に、光源部111を予め設定された駆動条件で駆動させ、赤色光センサー117Rで測定されるセンサー値と、記憶部160に記憶された光量情報とに基づいて、駆動パラメーターを再度生成する。
従って、記憶部160が記憶する光量情報が更新された場合に、更新された光量情報に基づいて、駆動パラメーターを再度生成することができる。
また、プロジェクター100は、光源部111から射出される射出光を、複数の色光に分離する色分離部112を備える。
赤色光センサー117Rは、複数の色光のうち、赤色光の光量を検出する。
光源制御部172は、赤色光センサー117Rにより測定されたR光のセンサー値と、記憶部160に記憶されたR光の光量情報とに基づいて、駆動パラメーターを生成する。
従って、色分離部112により分離された複数の色光のうち、赤色光の光量に基づいて駆動パラメーターを生成することができる。R光は、複数の色光のうち、光源の輝度を最も反映した色光であるため、光源部111の光源の輝度を反映した駆動パラメーターを生成することができる。
また、光源制御部172は、予め設定された条件が成立した場合に、光源部111を複数の駆動条件で駆動させ、各駆動条件で光源を駆動させた場合に赤色光センサー117Rで測定されるセンサー値に基づいて、光源駆動部121を駆動させる駆動パラメーターを、複数の駆動条件ごとに算出する。
従って、光源部111の射出光の光量が経年劣化した場合に、光源の劣化に対応した駆動パラメーターを、駆動条件ごとに生成することができる。
光源制御部172は、複数の駆動条件として、光源部111を駆動する駆動電流と、光源部111の点灯及び消灯を切り替えるPWM信号のデューティーとのいずれか一方を変更し、光源駆動部121を駆動させる駆動パラメーターを、複数の駆動条件ごとに算出する。
従って、駆動電流と、PWM信号のデューティーとのいずれか一方を変更して、光源部111の光量を変更し、複数の駆動条件で駆動パラメーターを生成することができる。
また、プロジェクター100は、画像データを入力する画像入力I/F部151を備える。光源制御部172は、光源部111の射出光の光量を設定された光量とするための光源駆動部121の駆動パラメーターと、画像入力I/F部151に入力された画像データの輝度に基づいて算出される駆動パラメーターとに基づいて、光源部111の光量を制御する。
従って、光源部111の光量を、画像データの輝度と、光源部111の射出光の光量を設定された光量とするための光源駆動部121の駆動パラメーターとに基づいて制御することができる。
また、光源制御部172は、プロジェクター100の電源をオフする際に実行される電源オフシーケンスにおいて、光源駆動部121の駆動パラメーターを生成する。
従って、駆動パラメーターを生成する際のプロジェクター100の他の動作への影響を低減することができる。
また、プロジェクター100は、操作を受け付ける操作パネル141又はリモコン5を備える。光源制御部172は、操作パネル141又はリモコン5により受け付けた入力によって指定されるタイミングで、光源駆動部121の駆動パラメーターを生成する。
従って、ユーザーは、操作パネル141又はリモコン5を操作して、駆動パラメーターを生成することができる。
上述した実施形態は、本発明の好適な実施の形態である。ただし、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形実施が可能である。
例えば、上述した実施形態では、赤色光センサー117Rのセンサー値に基づいて駆動パラメーターを生成する例を説明したが、赤色光センサー117R及び青色光センサー117Bのセンサー値を使用して、駆動パラメーターを生成してもよい。例えば、固体光源として赤色、緑色及び青色の3つの固体光源を備える場合には、赤色光センサー117R及び青色光センサー117Bのセンサー値を使用して、駆動パラメーターを生成してもよい。
また、上述した実施形態では、光源が発した光を変調する光変調装置113として、RGBの各色に対応した3枚の透過型の液晶パネルを用いた構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、3枚の反射型液晶パネルを用いた構成としてもよいし、1枚の液晶パネルとカラーホイールを組み合わせた方式を用いてもよい。或いは、3枚のデジタルミラーデバイス(DMD)を用いた方式、1枚のデジタルミラーデバイスとカラーホイールを組み合わせたDMD方式等により構成してもよい。光変調装置として1枚のみの液晶パネルまたはDMDを用いる場合には、クロスダイクロイックプリズム等の合成光学系に相当する部材は不要である。また、液晶パネルおよびDMD以外にも、光源が発した光を変調可能な光変調装置であれば問題なく採用できる。
また、上述した実施形態では、プロジェクター100として、スクリーンSCの前方から投射するフロントプロジェクション型のプロジェクター100を示したが、本発明はこれに限定されない。
また、図1に示した各機能部は機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に制限されない。つまり、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上記実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアで実現してもよく、あるいは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、プロジェクター100の他の各部の具体的な細部構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
5…リモコン(受付部)、100…プロジェクター、111…光源部(光源)、112…色分離部(分離光学系)、113…光変調装置、114…投射光学系、115R,115B,115B…液晶パネル、116R,116G,116B…集光レンズ、117…光センサー(検出部)、117B…青色光センサー、117R…赤色光センサー、118…クロスダイクロイックプリズム、121…光源駆動部、122…PWM信号生成部、123…光変調装置駆動部、131,132…ダイクロイックミラー、133,134,135…反射ミラー、136,137…リレーレンズ、141…操作パネル(受付部)、142…リモコン受光部(受付部)、143…入力処理部、145…無線通信部、151…画像入力I/F部(入力部)、153…画像処理部、155…フレームメモリー、160…記憶部、170…制御部、171…投射制御部、172…光源制御部、180…内部バス、200…画像供給装置、301…第1輝度設定部、302…、第2輝度設定部、303…第3輝度設定部、304…切替部、305…積算部、310…光源校正処理部、320…光源駆動パラメーター生成部、330…設定部、331…PWM設定部、332…電流設定LUT、SC…スクリーン。

Claims (7)

  1. 固体光源と、
    前記固体光源を駆動する光源駆動部と、
    前記固体光源により射出された射出光を、赤色光、緑色光及び青色光に分離する色分離部と、
    入力された画像データに基づき、前記色分離部により分離された前記赤色光、前記緑色光及び前記青色光を変調して画像光を生成する光変調部と、
    前記色分離部により分離された前記赤色光の光量を検出する検出部と、
    前記光源駆動部を駆動する駆動電流と、前記検出部により検出される前記赤色光の光量との関係を対応づけた第1テーブルと、前記光源駆動部を駆動するPWM信号のデューティー比と、前記検出部により検出される前記赤色光の光量との関係を対応づけた第2テーブルとを記憶する記憶部と、
    前記光源駆動部駆動する駆動パラメーターを生成する光源制御部と、
    操作を受け付ける受付部と、を備え、
    前記光源制御部は、
    入力された画像データの1フレームの平均輝度に基づいて、前記固体光源が出力可能な最大光量に対する割合を示す第1パラメーターを生成する第1輝度設定部と
    前記受付部で前記固体光源の光量を一定にする指示と、一定の光量の指定とを前記受付部により受け付けた場合、前記一定の光量の指定に基づいて、前記固体光源が出力可能な最大光量に対する割合を示す第2パラメーターを生成する第2輝度設定部と、を備え、
    前記光源制御部は、予め設定された条件が成立した場合、前記光源駆動部を駆動する駆動電流を最大に設定すると共に、PWM信号のデューティー比を100%に設定して前記固体光源を駆動し、前記検出部により検出された検出値を基準値として前記記憶部に記憶させ、
    前記第2輝度設定部は、前記固体光源の光量を一定にする指示と、前記一定の光量の指定とを前記受付部により受け付けた場合、前記光源駆動部を駆動する駆動電流を最大に設定すると共に、PWM信号のデューティー比を100%に設定して前記固体光源を駆動し、前記検出部により検出された検出値と、前記基準値と、前記一定の光量の指定とに基づき、前記第2パラメーターを生成し、
    前記光源制御部は、前記第1パラメーターが示す前記固体光源の光量の最大光量に対する割合と、前記第2パラメーターが示す前記固体光源の光量の最大光量に対する割合との積算結果に基づいて前記第1テーブル及び前記第2テーブルを参照し、前記駆動電流と、前記PWM信号のデューティー比とを制御する前記駆動パラメーターを生成する、ことを特徴とするプロジェクター。
  2. 前記光源制御部は、前記予め設定された条件が成立した場合に、前記固体光源を予め設定された駆動条件で駆動させ、前記検出部により検出された光量に基づいて前記第1テーブル及び前記第2テーブルに登録された値を更新する、ことを特徴とする請求項1記載のプロジェクター。
  3. 前記光源制御部は、前記予め設定された条件が成立した場合に、前記固体光源を複数の駆動条件で駆動させ、各駆動条件で前記固体光源を駆動させた場合に前記検出部で検出される光量に基づいて、前記光源駆動部を駆動させる駆動パラメーターを、前記複数の駆動条件ごとに算出する、ことを特徴とする請求項1又は2記載のプロジェクター。
  4. 前記光源制御部は、前記複数の駆動条件として、前記固体光源を駆動する駆動電流と、前記固体光源の点灯及び消灯を切り替えるPWM信号のデューティー比とのいずれか一方を変更して、前記光源駆動部を駆動させる駆動パラメーターを、前記複数の駆動条件ごとに算出する、ことを特徴とする請求項3記載のプロジェクター。
  5. 前記光源制御部は、前記プロジェクターの電源をオフする際に実行される電源オフシーケンスにおいて、前記光源駆動部の駆動パラメーターを生成する、ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のプロジェクター。
  6. 記光源制御部は、前記受付部により受け付けた入力によって指定されるタイミングで、前記光源駆動部の駆動パラメーターを生成する、ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のプロジェクター。
  7. 固体光源と、前記固体光源を駆動する光源駆動部と、前記固体光源により射出された射出光を、赤色光、緑色光及び青色光に分離する色分離部と、入力された画像データに基づき、前記色分離部により分離された前記赤色光、前記緑色光及び前記青色光を変調して画像光を生成する光変調部と、を備えるプロジェクターの制御方法であって、
    前記色分離部により分離された前記赤色光の光量を検出する検出ステップと、
    予め設定された条件が成立した場合に、前記光源駆動部を駆動する駆動電流を最大に設定すると共に、PWM信号のデューティー比を100%に設定して前記固体光源を駆動し、前記検出ステップにより検出された検出値を基準値に設定する基準値設定ステップと、
    入力された画像データの1フレームの平均輝度に基づいて、前記固体光源が出力可能な最大光量に対する割合を示す第1パラメーターを生成する第1生成ステップと、
    前記固体光源の光量を一定にする指示と、一定の光量の指定とを受け付けた場合、前記一定の光量の指定に基づいて、前記固体光源が出力可能な最大光量に対する割合を示す第2パラメーターを生成する第2生成ステップと、
    前記第1パラメーター及び前記第2パラメーターの少なくとも一方に基づき、前記光源駆動部を駆動する駆動パラメーターを生成する駆動パラメーター生成ステップと、を有し、
    前記第2生成ステップは、前記固体光源の光量を一定にする指示と、一定の光量の指定とを受け付けた場合、前記光源駆動部を駆動する駆動電流を最大に設定すると共に、PWM信号のデューティー比を100%に設定して前記固体光源を駆動し、前記検出ステップにより検出された検出値と、前記基準値と、前記一定の光量の指定とに基づき、前記第2パラメーターを生成し、
    前記駆動パラメーター生成ステップは、
    前記第1パラメーターが示す前記固体光源の光量の最大光量に対する割合と、前記第2パラメーターが示す前記固体光源の光量の最大光量に対する割合との積算値を算出し、
    前記光源駆動部を駆動する駆動電流と、前記検出ステップにより検出される前記赤色光の光量との関係を対応づけた第1テーブルと、前記光源駆動部を駆動するPWM信号のデューティー比と、前記検出ステップにより検出される前記赤色光の光量との関係を対応づけた第2テーブルとを前記積算値に基づき参照し、前記駆動電流と、前記PWM信号のデューティー比とを制御する前記駆動パラメーターを生成する、ことを特徴とするプロジェクターの制御方法。
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