JP6650232B2 - フレームレート拡大装置及びプログラム - Google Patents

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本発明は、フレームレートを拡大するフレームレート拡大装置及びプログラムに関する。
従来、フレームレートを拡大するためにフレームを内挿する手法として、大きく分けて、0次ホールド複数回フレーム内挿法、線形フレーム内挿法、及び動き補正フレーム内挿法が知られている(例えば、非特許文献1参照)。
0次ホールド複数回フレーム内挿法は、標本化におけるサンプリング周期間の信号値として、標本化時の値を保持する。0次ホールド複数回フレーム内挿法におけるフレームレート拡大例としては、映画館において24フレーム/秒の映像を周辺視フリッカ防止のため0次ホールド3回照射を行って72フレーム/秒で表示する処理が挙げられる。他にも、映画素材のテレビ放送において、24フレーム/秒の映像を60フィールド/秒で放送するための2−3プルダウン処理が挙げられる。
線形フレーム内挿法は、標本化におけるサンプリング周期間の信号値として、標本化時と次標本化時の値から線形フィルタによる内挿処理を行う。すなわち、時間方向の内挿フレーム位置に対して、入力映像の前後フレームから線形フィルタ処理により内挿フレームを生成する。線形フレーム内挿法におけるフレームレート拡大例としては、テレビで映像の動きを滑らかに見せるための60フィールド/秒から120フレーム/秒又は240フレーム/秒へのフレーム内挿処理が挙げられる。
動き補正フレーム内挿法は、標本化におけるサンプリング周期間の信号値として、標本化時と次標本化時のフレーム画像間で動き補正フレーム内挿処理を行う。すなわち、時間方向の内挿フレーム位置に対して、入力映像の前後フレームから動き補正フレーム内挿処理により内挿フレームを生成する。動き補正フレーム内挿法におけるフレームレート拡大例としては、線形フレーム内挿法と同様に、テレビで映像の動きを滑らかに見せるための60フィールド/秒から120フレーム/秒又は240フレーム/秒へのフレーム内挿処理が挙げられる。
また、特許文献1には、液晶モニタなどのホールド型モニタの動特性を改善するために、動き補正フレーム内挿法を用いたフレームレート拡大を行うことが記載されている。そしてこのフレームレート拡大では、画面端部などの動き補償の効果が低い領域での画質劣化を防止する処理を行う。
特許第4505000号公報
「ハイビジョン技術」、日本放送出版協会、1988年11月
従来の動き補正フレーム内挿法は、精度や確度が非常に高い動き補正フレーム内挿処理を行う場合には、フレームレート拡大映像の動きを滑らかに表現することができる。ただしこれは入力映像とは異なる動きを表現することになり、フレームレート拡大映像では入力映像が本来持っている映像特徴が損なわれてしまう。また、一般映像では精度や確度が非常に高い動き補正フレーム内挿を行うことは困難であり、映像によらず安定して高品質なフレームレート拡大映像を生成することは困難であった。
一方、従来の0次ホールド複数回フレーム内挿法においてフレームレート拡大率が整数倍の場合は、ジャーキネスを発生させずに入力映像の映像特徴を保った変換ができる。ただし視覚の積分効果を考慮していないため、動領域が多重像に見えるアーティファクトが発生することがある。この実例として、映画館で映画を見る場合が挙げられる。ここで映画館では、特に周辺視におけるフリッカ防止のために、24フレーム/秒の映像を0次ホールド複数回照射する。しかし、特に映画のエンドロールで字幕が下から上にスクロールする際(コントラストのはっきりしたオブジェクトが追随視可能な速度で動く場合)に、文字が多重像に見えるアーティファクトが発生する。これは視覚の積分効果を考慮しておらず、視覚感覚記憶の保持時間内にオブジェクト位置が異なる複数のフレーム画像を照射するために発生する。
また、従来の線形フレーム内挿法や、特許文献1に記載の手法においても同様に、フレームレート拡大時に視覚の積分効果を考慮していないため、アーティファクトが発生するおそれがあった。
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、視覚の積分効果を考慮することにより、動領域のアーティファクトを抑えたフレーム拡大を行うことが可能なフレームレート拡大装置及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係るフレームレート拡大装置は、入力映像のフレームレートを拡大したフレームレート拡大映像を出力するフレームレート拡大装置であって、フレームレート拡大映像を、フレームレート拡大倍率n(nは2以上の整数とする)が閾値以下の場合には第1のフレーム内挿法により生成された映像と決定し、フレームレート拡大倍率nが前記閾値を超える場合には第2のフレーム内挿法により生成された映像と決定するフレーム内挿法決定部と、前記フレーム内挿法決定部により第1のフレーム内挿法により生成された映像と決定された場合には、入力映像の輝度値をn倍とした輝度レベル調整映像のフレーム間に、(n−1)枚の黒フレームを内挿したフレームレート拡大映像を出力する黒フレーム内挿部と、前記フレーム内挿法決定部により第2のフレーム内挿法により生成された映像と決定された場合には、時間方向のフレーム位置に対して、入力映像の過去の所定の時間分のフレームを用いて各フレームを生成することによりフレームレート拡大映像を出力する積分効果考慮型フレーム内挿部と、を備えることを特徴とする。
さらに、本発明に係るフレームレート拡大装置において、入力映像の動き推定を行う動き推定部を備え、前記フレーム内挿法決定部は、前記動き推定部による動き推定の結果に応じて前記閾値を決定することを特徴とする。
さらに、本発明に係るフレームレート拡大装置において、前記フレーム内挿法決定部は、フレームレート拡大倍率nが閾値以下であり、且つ入力映像の輝度値をn倍しても飽和しない場合には第1のフレーム内挿法により生成された映像と決定し、フレームレート拡大倍率nが前記閾値を超えるか、又は入力映像の輝度値をn倍すると飽和する場合には第2のフレーム内挿法により生成された映像と決定することを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係るプログラムは、コンピュータを、上記フレームレート拡大装置として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、動領域のアーティファクトを抑えたフレーム内挿を行うことができるようになる。
本発明の第1の実施形態に係るフレームレート拡大装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るフレームレート拡大装置におけるフレーム内挿法決定部の処理例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るフレームレート拡大装置における黒フレーム内挿部の処理例を示す図である。 発明の第1の実施形態に係るフレームレート拡大装置における非黒フレーム内挿部の処理例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るフレームレート拡大装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係るフレームレート拡大装置の積分効果考慮型フレーム内挿部の処理例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係るフレームレート拡大装置について、以下に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るフレームレート拡大装置の構成例を示すブロック図である。フレームレート拡大装置1は、入力映像、及びフレームレート拡大倍率を示すフレームレート拡大情報を入力し、入力映像のフレームレートを拡大したフレームレート拡大映像を出力する。図1に示す例では、フレームレート拡大装置1は、動き推定部11と、フレーム内挿法決定部12と、黒フレーム内挿部13と、非黒フレーム内挿部14と、フレーム拡大映像選択部15とを備える。
動き推定部11は、入力映像の動き推定を行い、推定結果を示す情報をフレーム内挿法決定部12に出力する。例えば、動き推定部11はフレーム間でブロックサイズを16×16画素とするブロックマッチング動き推定を行う。
フレーム内挿法決定部12は、フレームレート拡大映像を、フレームレート拡大倍率n(nは2以上の整数とする)が閾値Th以下の場合には第1のフレーム内挿法(黒フレーム内挿部13)により生成された映像と決定し、フレームレート拡大倍率nが閾値Thを超える場合には第2のフレーム内挿法(非黒フレーム内挿部14)により生成された映像と決定し、決定結果をフレーム拡大映像選択部15に出力する。
ここで、閾値Thは動き推定部11による動き推定の結果に応じて決定することができる。また、フレーム内挿法決定部12は、入力映像の輝度値をn倍すると飽和する場合には、フレームレート拡大映像を第2のフレーム内挿法により生成された映像と決定してもよい。
図2は、フレーム内挿法決定部12による処理例を示すフローチャートである。フレーム内挿法決定部12は、まず動き推定結果を示す情報に基づき、フレームレート拡大倍率nに対する閾値Thを設定する(ステップS101)。動き量が小さければフレームレート拡大倍率を大きくしてもジャーキネスが発生しづらいため、動き量(例えば、フレーム内の全ブロックの動き量の最大値)が小さいほど閾値Thが大きくなるように設定するのが好適である。例えば、1秒未満で画面を横切るような速い動きの場合にはTh=2とし、1秒以上4秒未満で画面を横切る場合にはTh=4とし、4秒以上で画面を横切る場合にはTh=8とする。
そして、フレーム内挿法決定部12は、フレームレート拡大倍率nが閾値Th以下であるか否かを判定する(ステップS102)。フレームレート拡大倍率nが閾値Thよりも大きい場合には(ステップS102−No)、第2のフレーム内挿法により生成されたフレームレート拡大映像を出力すると決定する(ステップS104)。
フレームレート拡大倍率nが閾値Th以下である場合には(ステップS102−Yes)、入力映像の輝度レベルのn倍が輝度のダイナミックレンジの最大値以下であるか否かを判定する(ステップS103)。入力映像の輝度レベルのn倍が輝度のダイナミックレンジの最大値よりも大きい場合には(ステップS103−No)、第2のフレーム内挿法により生成されたフレームレート拡大映像を出力すると決定する(ステップS104)。
ここで、入力映像の輝度レベルのn倍が輝度のダイナミックレンジの最大値よりも大きい場合とは、フレーム内の1画素でも輝度レベルが飽和した場合であってもよいし、フレーム内の所定の画素数以上の輝度レベルが飽和した場合であってもよい。
一方、入力映像の輝度レベルのn倍が輝度のダイナミックレンジの最大値以下である場合には(ステップS103−Yes)、第1のフレーム内挿法により生成されたフレームレート拡大映像を出力すると決定する(ステップS105)。
黒フレーム内挿部13は、入力映像に対して、フレームレート拡大倍率nに合わせた入力映像の輝度レベル調整と、黒フレーム(輝度がゼロのフレーム)の内挿とを行ってフレームレート拡大映像を生成し、フレーム拡大映像選択部15に出力する。入力映像の輝度レベル調整では、フレームレート拡大倍率nに合わせて、入力映像の輝度レベルをn倍とした輝度レベル調整映像を生成する。そして黒フレーム内挿では、輝度レベル調整映像のフレーム間に(n−1)枚の黒フレームを内挿する。
図3は、黒フレーム内挿部13の処理例を示す図である。図3に示すようにフレームレートを3倍に拡大する場合には、入力映像の輝度レベルを3倍とした輝度レベル調整映像を生成するとともに、輝度レベル調整映像のフレーム間に2枚の黒フレームを内挿する。このように、フレームレートを拡大する際に、同一映像を複数フレーム表示させるのではなく、輝度レベルを大きくした映像を1フレーム表示した後に黒フレームを挿入することで、視覚の積分効果によるアーティファクトの発生を抑制することができる。
非黒フレーム内挿部14は、入力映像のフレーム間に、入力映像から生成された(n−1)枚のフレームを内挿することによりフレームレート拡大映像を生成し、フレーム拡大映像選択部15に出力する。非黒フレームの内挿は、0次ホールド複数回フレーム内挿法、線形フレーム内挿法、動き補正フレーム内挿法などの既知の内挿法により行うことができ、内挿法の種類は問わないものとする。
図4は、非黒フレーム内挿部14の0次ホールド複数回フレーム内挿法を適用した場合の処理例を示す図である。0次ホールド複数回フレーム内挿法では、フレームレートをn倍にする場合には、入力映像のフレーム間に直前の映像フレームと同一の(n−1)枚のフレームを内挿した映像をフレームレート拡大映像とする。図4に示すように、フレームレートを24フレーム/秒から120フレーム/秒に5倍に拡大する場合は、入力映像のフレーム間に直前の映像フレームと同一の4枚のフレームを内挿する。なお、線形フレーム内挿法では、時間方向の内挿フレーム位置に対して、入力映像の前後フレームから線形フィルタ処理により内挿フレームを生成する。動き補正フレーム内挿法では、時間方向の内挿フレーム位置に対して、入力映像の前後フレームから動き補正フレーム内挿処理により内挿フレームを生成する。
フレーム拡大映像選択部15は、フレーム内挿法決定部12による決定結果を取得し、フレームレート拡大映像を第1のフレーム内挿法により生成された映像と決定された場合には、黒フレーム内挿部13により生成されたフレームレート拡大映像を外部に出力し、第2のフレーム内挿法により生成された映像と決定された場合には、非黒フレーム内挿部14により生成されたフレームレート拡大映像を外部に出力する。
上述したように、フレームレート拡大装置1は、フレームレート拡大映像を、フレームレート拡大倍率nが閾値Th以下の場合には第1のフレーム内挿法により生成された映像と決定し、フレームレート拡大倍率nが閾値Thを超える場合には第2のフレーム内挿法により生成された映像と決定する。そして、第1のフレーム内挿法により生成された映像と決定した場合には、入力映像の輝度値をn倍とした輝度レベル調整映像のフレーム間に、(n−1)枚の黒フレームを内挿したフレームレート拡大映像を出力する。第2のフレーム内挿法により生成された映像と決定した場合には、入力映像のフレーム間に、入力映像から生成された(n−1)枚のフレームを内挿したフレームレート拡大映像を出力する。
かかる構成により、フレームレート拡大装置1は、フレームレート拡大倍率nが閾値Th以下の場合には黒フレームを内挿することにより、視覚の蓄積効果を低減し、動領域のアーティファクトを抑えることが可能となる。
(第2の実施形態)
つぎに、本発明の第2の実施形態に係るフレームレート拡大装置について説明する。
図5は、第2の実施形態に係るフレームレート拡大装置の構成例を示すブロック図である。図5に示す例では、フレームレート拡大装置2は、動き推定部11と、フレーム内挿法決定部12と、黒フレーム内挿部13と、積分効果考慮型フレーム内挿部16と、フレーム拡大映像選択部15とを備える。第2の実施形態のフレームレート拡大装置2は第1の実施形態のフレームレート拡大装置1と比較して、非黒フレーム内挿部14に代えて積分効果考慮型フレーム内挿部16と備える点が相違する。その他の構成については第1の実施形態と同様であるため、同一の参照番号を付して適宜説明を省略する。
積分効果考慮型フレーム内挿部16は、視覚の積分効果を考慮した線形フレーム内挿処理を行う。ここで視覚の積分効果とは、Iconic memoryと呼ばれるもので、EriksenとCollinsは2枚の画像を任意時間間隔で提示する実験により、視覚感覚記憶の保持時間Tが約0.1秒であることを示している。詳細については、C. W. Eriksen, J. F. Collins, "Some temporal characteristics of visual pattern perception", Journal of Experimental Psychology, Vol. 74. Issue 4, pp. 476-484, Aug. 1967を参照されたい。このため積分効果考慮型フレーム内挿部16は、各フレームを、時間方向のフレーム位置に対して、入力映像の過去の保持時間T分のフレームを用いて各フレームを生成することによりフレームレート拡大映像を生成し、フレーム拡大映像選択部15に出力する。
図6は、積分効果考慮型フレーム内挿部16の処理例を示す図である。図6に示すように、フレームレートを24フレーム/秒から120フレーム/秒に5倍に拡大する場合は、入力映像である24フレーム/秒のうち、過去の保持時間T分のフレームを用いて、線形内挿法により120フレーム/秒のフレームレート拡大映像を生成する。図6では保持時間Tを0.1秒としている。例えば、入力映像のフレームF1,F2,F3の位置(x,y)の画素値をそれぞれA(x,y)、B(x,y)、C(x,y)とすると、フレームレート拡大映像のフレームF33の位置(x,y)の画素値を{αA(x,y)+βB(x,y)+γC(x,y)}/3とする。ここで、α,β,γは重み付け係数である。
フレーム拡大映像選択部15は、フレーム内挿法決定部12による決定結果を取得し、第1のフレーム内挿法により生成された映像と決定された場合には、黒フレーム内挿部13により生成されたフレームレート拡大映像を外部に出力し、第2のフレーム内挿法によ生成された映像と決定された場合には、積分効果考慮型フレーム内挿部16により生成されたフレームレート拡大映像を外部に出力する。
上述したように、フレームレート拡大装置2は、フレームレート拡大映像を、フレームレート拡大倍率nが閾値Th以下の場合には第1のフレーム内挿法により生成された映像と決定し、フレームレート拡大倍率nが閾値Thを超える場合には第2のフレーム内挿法により生成された映像と決定する。そして、第1のフレーム内挿法により生成された映像と決定した場合には、入力映像の輝度値をn倍とした輝度レベル調整映像のフレーム間に、(n−1)枚の黒フレームを内挿したフレームレート拡大映像を出力する。第2のフレーム内挿法により生成された映像と決定した場合には、時間方向の内挿位置に対して、入力映像の過去の所定の時間分のフレームを用いてフレーム内挿したフレームレート拡大映像を出力する。
第1の実施形態に係るフレームレート拡大装置1では、全体的に暗い映像の場合や、フレームレート拡大後にハイダイナミックレンジ映像としてより高輝度なモニタに表示する場合などを除いては、非黒フレーム内挿部14により一般的なフレーム内挿処理が行われることとなる。一方、第2の実施形態に係るフレームレート拡大装置2では、黒フレーム内挿部13によるフレーム内挿が選択されなかった場合でも、積分効果考慮型フレーム内挿部16により視覚の蓄積効果を低減することができる。よって、フレームレート拡大装置1と比較して、さらに動領域のアーティファクトを抑えることが可能となる。
なお、上述したフレームレート拡大装置1,2として機能させるためにコンピュータを好適に用いることができ、そのようなコンピュータは、フレームレート拡大装置1,2の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを該コンピュータの記憶部に格納しておき、該コンピュータのCPUによってこのプログラムを読み出して実行させることで実現することができる。なお、このプログラムは、コンピュータ読取り可能な記録媒体に記録可能である。
上述の実施形態は代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換ができることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。例えば、実施形態に記載の複数の構成ブロックを1つに組み合わせたり、あるいは1つの構成ブロックを分割したりすることが可能である。
また、上述の実施形態では、黒フレーム内挿部13及び非黒フレーム内挿部14、あるいは黒フレーム内挿部13及び積分効果考慮型フレーム内挿部16が並行してフレームレート拡大映像を生成しているが、フレーム内挿法決定部12の結果に応じて一方のみ動作させるようにしてもよい。その場合には、フレーム拡大映像選択部15は不要となる。
1,2 フレームレート拡大装置
11 動き推定部
12 フレーム内挿法決定部
13 黒フレーム内挿部
14 非黒フレーム内挿部
15 フレーム拡大映像選択部
16 積分効果考慮型フレーム内挿部

Claims (4)

  1. 入力映像のフレームレートを拡大したフレームレート拡大映像を出力するフレームレート拡大装置であって、
    フレームレート拡大映像を、フレームレート拡大倍率n(nは2以上の整数とする)が閾値以下の場合には第1のフレーム内挿法により生成された映像と決定し、フレームレート拡大倍率nが前記閾値を超える場合には第2のフレーム内挿法により生成された映像と決定するフレーム内挿法決定部と、
    前記フレーム内挿法決定部により第1のフレーム内挿法により生成された映像と決定された場合には、入力映像の輝度値をn倍とした輝度レベル調整映像のフレーム間に、(n−1)枚の黒フレームを内挿したフレームレート拡大映像を出力する黒フレーム内挿部と、
    前記フレーム内挿法決定部により第2のフレーム内挿法により生成された映像と決定された場合には、時間方向のフレーム位置に対して、入力映像の過去の所定の時間分のフレームを用いて各フレームを生成することによりフレームレート拡大映像を出力する積分効果考慮型フレーム内挿部と、
    を備えることを特徴とするフレームレート拡大装置。
  2. 入力映像の動き推定を行う動き推定部を備え、
    前記フレーム内挿法決定部は、前記動き推定部による動き推定の結果に応じて前記閾値を決定することを特徴とする、請求項1に記載のフレームレート拡大装置。
  3. 前記フレーム内挿法決定部は、フレームレート拡大倍率nが閾値以下であり、且つ入力映像の輝度値をn倍しても飽和しない場合には第1のフレーム内挿法により生成された映像と決定し、フレームレート拡大倍率nが前記閾値を超えるか、又は入力映像の輝度値をn倍すると飽和する場合には第2のフレーム内挿法により生成された映像と決定することを特徴とする、請求項1又は2に記載のフレームレート拡大装置。
  4. コンピュータを、請求項1からのいずれか一項に記載のフレームレート拡大装置として機能させるためのプログラム。
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